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2016年アーカイブ

今年も残すところあとわずかですね☆
今年もたくさんのお客さまがひとはくに来てくださいました。
ほんとうにありがとうございました!

来年も1月3日(火)から開館していますので、ぜひあそびにきてくださいね♪



新年最初のイベントは...

『コウノトリになりきろう!』

コウノトリの帽子をつくって、みんなで兵庫県の県鳥コウノトリになりきろう!
くわしくはこちら(画像をクリックで拡大!)↓

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スタッフ一同みなさまのお越しをお待ちしております(^^)
みなさま、よいお年を~

フロアスタッフ一同

ひとはく博士からクリスマスのメッセージが届きましたXmasuhitohaku1.jpg

+゚☆゚+o。o。o メリークリスマス +゚☆゚+o。o。o
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新年は1/3(火)より、開館いたします。みなさまのお越しお待ちしております♪

フロアスタッフまつだ

みなさんこんにちは。

2016年12月23日、年内最後のひとはく探検隊「150年前のひょうごの風景をみてみよう!」を行いました。

今回の隊長は、環境計画の上田萌子研究員でした。
普段は一般公開していない大変貴重な江戸時代の絵図と、古写真のアルバムを見ながらお話を聞きました。

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130年位前の古写真を拡大印刷して、みんなで色を塗りました。

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クリスマスムードたっぷりのひとはくサロンに、巨大な富士山が出現!
誰ですか?銭湯の壁と言っているのは!?
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なんと130年も昔に撮られた古写真です。みんなで色を塗り、カラー写真のようになりました。大昔、まだデジタルカメラのない時代には白黒写真だったので高価な外国土産でした。

上田萌子研究員による、最後の仕上げ!!
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記念撮影をして終了。
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ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

しばらくの間、ひとはくサロンに展示しますので、是非見に来てください。

次回のひとはく探検隊は、2017年1月4日(水) 「冬のむしとりペナントレース」 隊長は八木研究員です。詳細はコチラ

   
  フロアスタッフ  くまもと まなみ  ・ てらお ゆみこ

まっかな お鼻の トナカイさんは~♪で知られるクリスマスソング「赤鼻のトナカイ」Xmasuhitohaku1.jpg
トナカイはシカの仲間で、シカ科トナカイ属に分類されます。

そしてシカのなかで世界一の大きさを誇るヘラジカ

大きなものでは肩の高さ2m、体重800㎏に達し、オスにみられるツノは最大幅2m近くに発達するとか!

その世界最大ヘラジカが"ひとはく"に展示されているのはご存知でしょうか?

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博物館2階展示室にヘラジカ頭部のはく製があるのですが、大迫力!

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◀3階入口近くの展示「森に生きる」の
 ニホンジカとくらべると...
 倍以上の大きさにびっくり。





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◀2015年に行われた
「学んで魅せる標本展」より


 左がニホンジカ、右がヘラジカ







アジア・ヨーロッパ・北アメリカなどの高緯度地域に生息しているヘラジカですが、
なんと最終氷期(およそ7万~1万年前)には日本にもいたそうですよ!

ぜひヘラジカを間近でみてくださいね。

  

フロアスタッフ まつだ

12/17(土)・18(日)のフロアスタッフとあそぼうは「ティラノ★ハット」でした。

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ティラノサウルスのぼうしづくり、みんな真剣!


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できあがったら、みんなで一緒にガォ~ッとほえながら写真をパチリ☆゚+o

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かわいいティラノサウルスがいっぱいでうれしいです。

ご参加いただきましてありがとうございました。
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▼博物館の12月・1月予定くわしくはコチラ▼
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★博物館のおやすみ★

 年末年始  平成28年12月26日(月)~平成29年1月2日(月)

新年は1/3(火)より、開館いたします♪

フロアスタッフ まつだ

そろそろ大掃除の季節ですね!
これを機に「模様替えをしよう!」なんて方も多いと思います。
ひとはくでも、館内にあるブラックボードの絵を新しくしました~(*^▽^*)

3階入り口、みなさんをお出迎えするのは...
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イヌワシ
(キリッとした目が凛々しくてとってもかっこいいですね❤)
3階「森に生きる」に展示があります。

そして2階に降りると...
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次はタマゴタケモドキがお出迎え。
とても美味しそうな名前ですが食べられるのでしょうか...?
2階奥にある展示を見て、確認してみてくださいね☆

今年も残すところ2週間となってきました。
もうあっという間に年末ですね~(^^)
時間の流れる速さに驚いている今日この頃です。

みなさんもよい年末、新年をお迎えください。

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ただいま4階ひとはくサロンのインフォメーションカウンターで、

12/4(日)まで京都で開催されていた館外企画展

「日本文化を育んだ自然 where culture meets nature」にもありました
内野敦明氏によるMosslight-LED(モスライト)が展示されています。

LED照明とコケ植物が合わさったテラリウムで、幻想的なコケの世界が楽しめますよ。
使われているコケは、トヤマシノブゴケ、ホソバオキナゴケ、ヒノキゴケの3種類です。

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また世界最大の2枚貝「オオシャコガイ」も同じく4階ひとはくサロンで展示されています。

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南太平洋やインド洋のサンゴ礁の浅瀬に
生息していて、大きいものは120㎝を超えるとか!

ぜひ、さわって大きさを体感してみてね♪










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博物館のおやすみのお知らせです。

 年末年始  平成28年12月26日(月)~平成29年1月2日(月)

新年は1/3(火)より、開館いたします♪


また博物館はメンテナンスのため、1/10(火)から長期休館いたします。


 冬期メンテナンス休館   平成29年1月10日(火)~2月10日(金)

2/11(土)
から開館いたしますので、

お楽しみに♪

▼博物館の楽しいクリスマスイベントの予定くわしくはコチラ▼

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フロアスタッフ まつだ

12月11日(日)の「フロアスタッフとあそぼう」はクリスマス☆スノードーム。
ひとはくならではの、スノードームを作りました!
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ニホンジカ・ニホンザル・タヌキ・イヌワシ・ツキノワグマ・ノウサギ
イノシシから自由に選んで、動物をツリーの周りにホッチキスで付けます。

この動物たちどこかで見たことありますね!そう!博物館3階入り口の
「森に生きる」の展示の動物たちです

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次に容器に入った糊と水を合わせた透明の液に小さなキラキラパーツを
入れて、水を容器いっぱいに満たしたら、ツリーの動物たちをフタに
取り付け、液の中へ。フタをしっかり閉じてできあがりです。

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キラキラ光ってきれいだね~。みんな満足そうな笑顔でした。
ひとはくオリジナルのスノードーム、お家でも楽しんでくださいね。

さて、今日ひとはくサロンでスタッフが1月のイベント準備をしていると、
小さなお友だちがやってきてくれたので...
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さっそく「コウノトリになりきろう!」の羽を着けて、バッサバッサ
はばたいてもらいました。
みなさんもぜひお越しくださいね。
「コウノトリになりきろう!」1月3日(火)、7日(土)、8日(日)です。
お楽しみに。

(フロアスタッフ いしくら)

ユニバーサル・ミュージアムをめざして84

「わがまま」の境界

三谷 雅純(みたに まさずみ)



 とんでもなく「わがまま」な人がいます。自分の思い通りにならないと、我慢できなくて暴れだします。そのような人の相手をしていると、誰でも疲れてしまいます。その疲れから投げやりになって、思わずその人の我を認めてしまうのです。

 発達障がいがある人の行動は、付き合った経験のない人には予想できないので「わがまま」だと誤解されがちです。でも、よく聞いてみると、その人なりの理由があるものです。

 自閉傾向のある人は「わがまま」だから「自分ひとりに閉じこもる」のだと誤解されています。でも、最近読んだ東田直樹さんの『自閉症の僕が跳びはねる理由』 (1) には、

「人として生まれてきたのに、ひとりぼっちが好きな人がいるなんて、僕には信じられません。/僕たちは気にしているのです。自分のせいで他人に迷惑をかけていないか、いやな気持ちにさせていないか。そのために人といるのが辛くなって、ついひとりになろうとするのです。」(13.みんなといるよりひとりが好きなのですか? p. 39)

とあります。東田さんも、心から人との関係を求めていることがわかります。しかし、人生の楽しみ方は多くの人(定型発達の人)とは違うのかもしれません。それを:

「僕らは、みんなに分からない楽しみを持っています。それは、自然と遊ぶことです。
 人とかかわるのが苦手なのは、相手が自分のことをどう思っているのだろうとか、何を答えたらいいのだろうとか、考え過ぎてしまうからです。
 自然は、いつでも僕たちを優しく包んでくれます。
 きらきらしたり、さわさわしたり、ぶくぶくしたり、さらさらします。
 見ているだけで吸い込まれそうで、その瞬間、僕は自分の体が生まれる前の小さな分子になって、自然の中にとけていくような感覚に襲われます。とてもいい気持ちで、自分が人だということも、障害者だということも忘れてしまうのです。
 自然は、僕がすごく怒っている時は、僕の体を落ち着かせてくれるし、僕が嬉しい時には、僕と一緒に笑ってくれます。
 自然は友達にはなれない、とみんなは思うかも知れません。しかし、人間だって動物なのです。僕らの心の奥底で、原始の時代の感覚が残っているのかも知れません。
 自然を友達だと思う心を、僕はいつまでも大切にしたいのです。」(47.自閉症の人の楽しみをひとつ教えてくれますか? p. 110-111)

とおっしゃっています。まるで研究者によくある人生の楽しみ方です。実はわたしも似た楽しみ方をします。ですから、東田さんのおっしゃることは、とても他人事だとは思えないのです。

☆   ☆

 もうひとつの「わがまま」が、我慢強い人によくある「我の張り方」でしょう。多くの人には耐えられそうもない状況で、我慢してでも、ひとつのことをやり通します。それはそれで尊いことですが、周りの人にはただの「わがまま」に思えて、辟易(へきえき)します。

 例えば体を動かすことが好きな人がいて、毎日、練習に励んでいるとします。ところが一日でも体を動かさないと、何か怠けているような気持ちになって、いたたまれないのです。時には、運動以外の大切な用事で一日が潰れてしまうことがあります。その用事は運動よりも大切なことなのに、当人は「運動をしていないこと」が気になってしかたがないのです。昔、体を何時間も痛めつけ続けないではおれないというレスリングの選手がいました。その人の「練習」は鍛錬を超えていて、もう「苦行」の域に達していました。そして、その人はすでに健康でなどありませんでした。健康であるかどうかは、二の次になっていたのです。

 ダイエットやボディビルにも、同じことがあります。ダイエットもボディビルも、もともとは健康のためにするものです。しかし、極端なダイエットやボディビルが健康を損なうことは、よく耳にします。皆さんの周りには、痩せ過ぎの若者や薬を飲んでまで筋肉を付けようとするボディビルダーはいませんか。

 でも、ひとつのやり方が習慣になると、ついつい習慣に溺れてしまうという経験も、よくあります。この「つい習慣に溺れてしまう」のは、人の、あるいはヒトの本質なのかもしれません。わたし自身、ほとんど習慣で物事をこなしているのです。

 我慢強い人も、誰かに強いられてしている のではなく、「そうしなければ生活ができない」という背景があった。根拠があるわけではありませんが、そんな気がしています。

☆   ☆

 哲学者の鷲田清一さんが写真家の植田正治さんとともに『まなざしの記憶』 (2) という本を書いていらっしゃいます。その「Ⅱ 跡」の中の「花を贈る」という文章に:

「花には、華やぎがある。妖しさがある。
 濡れがある。熟れがある。
 棘がある。毒がある。
 迷いがある。狂いがある。
 生きとし生けるもののいのちの悶えが、そっくり映されている。
 が、花は散る。枯れる。そして落つ。ここにもまたいのちの定めがくっきり映されている。だから、花を贈るというのは、やがて咲くこと、やがて萎むこともぜんぶひっくるめて、いのちのしるしを贈ることなのだろう。祝福はほろ苦いものでもあるのだ。」(p. 56)

とお書きです。わたしには「花」は「人」のように聞こえます。芽吹き、枯れ落ちるというのは、まるで当たり前の人生を過ごしてきた人の一生のように思えます。

 「わがまま」な性格には、まるで、わがままでない人との間に、明白な境界があるようです。しかし、よく考えると、その境界は曖昧です。「棘」も「毒」も、ましてや「迷い」も「狂い」も、すべて、わたし達の人生そのものなのかもしれません。

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(1) 東田直樹さんの『自閉症の僕が跳びはねる理由』は角川文庫(19802)で出ています。

(2) 鷲田清一さんと植田正治さんの『まなざしの記憶』は、角川ソフィア文庫で出ています。



三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究ユニット
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

12/10(土)に行われた「フロアスタッフとあそぼう!~画はくの日 かたつむりをかこう~ 当日の様子は コチラ

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博物館の4階ひとはくサロンにある
「おばあちゃんの部屋」は
ミニ企画展
 「驚異の螺旋生物 魅力あるカタツムリの世界」
のとなりにあるため かたつむりグッズでいっぱい!!
いくつあるか分かるかな?

ひとはくはかせ賞の3作品は、この部屋にあります。



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どの作品も力作ぞろいで
賞を決める はかせ も
困っていましたが、
今回は、この三名の作品に
決定しました。

画はくの日は、
フロアスタッフとあそうぼう!
毎月第2週の週末に行っています。

みなさんも是非参加して
ひとはくはかせ賞 をめざしてみませんか?

みなさまのご参加お待ちしています。

フロアスタッフ せら ゆうこ

そうだ!カタツムリを見に行こう!
12月9日(金)~1月9日(月・祝日)まで開催中の
ミニ企画展「驚異の螺旋生物 魅力あるカタツムリの世界」

katatumuri2016.jpgのサムネイル画像
多くの方にご覧いただきありがとうございます!

関連いたしまして
12月4日(日)まで京都で開催された

館外企画展 「日本文化を育んだ自然 where culture meets nature」
大好評をいただきました!口コミや多くのマスコミに取り上げていただき
たいへん多くの方にご覧いただけたことに・・・・
担当した・・ひとはくの研究員のみなさんは・・・
充実感とともに感動で頬に涙が・・・
展示をご覧いただいた多くのみなさんは・・
ひとはくに大変興味をもっていただけたことが何よりです!
やっぱり・・「ひとはく」っていいですね~

ひとはくはどこにあるんですか?
とお問合わせもたくさんいただきました。
兵庫県の三田市にあり、中国自動車道 神戸三田インターから10分です!
ぜひ!お越し下さい!観覧料は大人210円です!中学生以下はなんと無料!団体割引もあります!
車だと・・・京都、大阪からだと1時間かかりませんから・・
と調子よく・・お答えいたしましたが・・・

ひとはくビギナーの方へ・・今までご存知なかった事実をお伝え出来ておりませんでした・・・
※ホームページの交通アクセスには掲載しております。

実は・・・ひとはくには、駐車場がないことを・・・

ご来場の際にはこれらの点ご理解の上、公共交通機関等をご利用ください。
しかし・・遠方からなので・・車でと・・多くの方が考えれるかと思います。
でも・・安心してください!
ひとはくには、駐車場はございませんが近隣には有料駐車場がございます!

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名   称 電 話
イオン三田店(フローラ88)(3F~6F) 079-562-4711 4時間まで無料サービスがあります。
観覧券(半券)を駐車券にそえてイオン三田店(フローラ88)1Fインフォメーションにご提示ください。
平面駐車場
(㈱北摂コミュニティ開発センター)
079-563-1951 営業時間内(7:00~19:00)1回500円
以後20分毎100円加算。
営業時間外は出庫のみ可能ですが、料金は加算されます。
立体駐車場
(フラワータウンパーキングセンター)
079-563-1908 最初の1時間まで320円 以後20分毎に100円加算


また・・遠方からお越しいただく方など・・
一部の車のナビゲーションシステムなどでは・・・
エントランスまでたどり着けない!
入り口がわからない!・・・ひとはくの敷地が広すぎて迷子になりそう!
ジーンファームや深田公園まで歩いてしまわれるなど・・・

ひとはくビギナーの方にお役に・・・
近隣の駐車場からミニ企画展「驚異の螺旋生物 魅力あるカタツムリの世界」の展示まで
歩いてみました!
周辺地図です!

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                         イオン三田店(フローラ88)駐車場入口
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平面駐車場                    立体駐車場
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橋にひとはくの横断幕、下側に青色の看板があります。
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青色の看板近くの道を道沿いに歩くと右側にエントランスホールが見えます。                      
P1090751.JPG 02_2-thumb-270x193-95.jpg  
エントランスホールには観覧券販売機・ミュージアムショップがあります。
P1090752.JPG P1090724.JPG                          
観覧券を購入されましたら右側奥の階段を降りてください。
※車イス・ベビーカー等の方は階段を降りられずに右側手前の円柱に沿って奥の4階入口へお進みください。
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階段を降りると3階入口が見えてきます。
入口が3階にあるのもなかなか珍しいと思います。
注:博物館は4階建てになっております。お帰りの際はご注意ください。
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3階入口から真っ直ぐに進むと階段があります。
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階段をあがり4階へ、その後右側に進みます。
※車イス・ベビーカー等の方は4階入口から真っ直ぐにお進みください。
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                                  情報管理課 中前純一  

12/10(土)のフロアスタッフとあそぼう~画はくの日は、
「かたつむりをかこう!」を行いました。

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12/9(金)よりはじまったミニ企画展「驚異の螺旋生物 魅力あるカタツムリの世界」
かたつむり標本をみながら絵をかきました。

※かたつむりの軟体部分は工芸作家の河野甲さんの
高度な造形技術によってつくられたもので、殻は本物が使われています。



 かたつむりのお話をききながら...どのかたつむりをかこうかな~?

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かたつむりを捕まえたことはあるけど、こんなにたくさん種類があるなんて知らなかった!


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かたつむりそっくりな緑色の殻をもったアオミオカタニシや
オオケマイマイという毛の生えたかたつむりなどいろんな種類のかたつむりをかいていただきました。

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できあがった絵は4階ひとはくサロンで展示されています。

ぜひ見にきてくださいね☆彡








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ミニ企画展「驚異の螺旋生物 魅力あるカタツムリの世界」

期間: 平成28年12月9日(金)~平成29年1月9日(月・祝)
場所:4階ひとはくサロン

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▲チラシ詳細は画像をクリック


フロアスタッフ まつだ

12月9日(金)~1月9日(月・祝日)まで開催される
ミニ企画展「驚異の螺旋生物 魅力あるカタツムリの世界」

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みなさん!これも本当にすごいですよ~!

この展示は文部科学省生涯学習政策局の委嘱を受けて実施する
「博物館ネットワークによる未来へのレガシー継承・発信事業」としての巡回展で、
橿原市昆虫館を皮切りに西日本を中心として、全国各地の性質が異なる様々な博物館の
立地や特性を活かした巡回展示を行い、各館をまわるたびにコンテンツが充実してゆく
スパイラルアップ型展示です!
現在、研究員がハリキッて準備しています!

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今回の展示では、工芸作家の河野甲さんと共に高度な造形技術によって
創作された軟体部分をつけて、

リアルなカタツムリの姿を再現し、芸術と生命の融合をはかりました。
これまでとはちょっと違った視点で

カタツムリの魅力に触れ、カタツムリと人と自然の素敵な関係を探ります。
近年では、生息地の改変や外来種の移入が課題として顕在化し、
カタツムリも例に漏れず、
その生息状況が悪化しています。
この展示では、身近なところに生息しているカタツムリを通じて、

生活環境や自然と生きものを感じ、考えるきっかけを創りたいと考えています。
最新の研究トピックや兵庫県で普通にみられる種類、希少な種類についての紹介、
カタツムリの名前が冠せられた昆虫なども交えます!

寒い季節になりますが、ひとはくの熱い展示を体験してただければと思います。(o^^o)

準備中の様子です!
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展示物は日本国内および兵庫県内に生息するカタツムリの標本(約200点)と
生息状況や生態に関する
解説を中心として、河野甲氏による造形作品を展示します。
特別なトピックスとして、柳田国男氏による民俗学の古典「蝸牛考」の紹介のほか、
外来種のカタツムリ、
ヘビとカタツムリの共進化に関する最新研究事例や
貝のような巣をつくる水生昆虫のカタツムリトビケラに
ついて標本等を
活用して紹介しますので!ぜひお楽しみください!

                          
                              情報管理課   中前純一

現在、ひとはくで好評開催中の
写真展「風情 Fuzei」~フランス人文化人類学者がとらえた日本庭園~』
関連する特別セミナーとして、
ひとはくセミナー「リアル!日本庭園のジオラマをつくろう!」が12月4日(日)に開催されました!

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作り方は簡単。粘土で地形をつくって、石を据え、樹木を植えて、コケや芝をはります。

この手順は実際の庭づくりと同じなんです!

樹木を針金と造花とスポンジでつくったり、コケや砂をつける作業に、四苦八苦されていましたが??
みなさんとっても楽しそうでよかったです!(笑)

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完成した作品は、どれも本物の日本庭園のようで、「風情」を感じますねぇ。

あれ?どこかで見たような緑のモコモコの作品が!?

なんと!『写真展「風情 Fuzei」』のクロード・ルフェーブルさんの写真の構図を
再現してつくられた方がおられました!感動です。

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ルフェーブルさんの写真↓

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クロード・ルフェーブルさんの写真40作品を展示している、
『写真展「風情 Fuzei」~フランス人文化人類学者がとらえた日本庭園~』は、
来年1月9日(月・祝)まで開催しています。

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みなさまのお越しをお待ちしております!!

写真展「風情 Fuzei」~フランス人文化人類学者がとらえた日本庭園~チラシはこちら


(自然・環境マネジメント研究部 大平和弘)

 

12月3日(土)、4日(日)はフロアスタッフとあそぼう
「マツボックリでツリーをつくろう!」を行いました!

今月末はクリスマス!ということで、マツボックリにデコレーションをして
オリジナルのクリスマスツリーをつくりました!

今回、デコレーションしてもらったのは「ダイオウショウ」という種類の大きなマツボックリ。
私たちが普段みるアカマツの2~3倍はありそうな大きさです。
ダイオウショウは北アメリカ原産だけど植物園や公園などに植えられているので日本でもみられるよ。

ビーズや綿で飾り付けをしていきますよ~!
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(お星さまはてっぺんにしよう。)                       (このビーズはここにつけて!)                   
みなさんとても真剣に、そして楽しそうに作業していました(^^)

みなさんのとっても素敵な作品を少しご紹介します♪
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「とっても楽しかった!」その言葉にスタッフもこころがほっこり❤
今年のクリスマスもみなさまにとって楽しい思い出になりますように!

たくさんのご参加、ありがとうございました!

次回の週末は...
10日(土)「画はくの日」-ひとはくの展示をじっくりみながら絵を描こう!
11日(日)「クリスマス☆スノードーム」ーキラキラひかるスノードームをつくってみよう♪

たくさんのご参加、お待ちしております!
寒い日が続きますが、みなさん体調にはお気をつけください。


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月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。


12月のKidsサンデーは、午前中は晴れ、午後は曇って、しだいに雨が降ってきました。

ひとはくの周辺の樹林では、コナラの葉のオレンジ色やタカノツメの葉の黄色が目立っています(午前中)。

 
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 ▲ひとはく周辺の樹林           ▲タカノツメの黄色い葉(左)とコナラのオレンジ色の葉(右)


Kidsサンデーのプログラムの様子などの報告で~す。


午前中は、
研究員による「チビクワガタをみっつけよ!」や、
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「展示室ツアー」などが実施されました。

 

「チビクワガタをみっつけよ!」では、
セミナー室でチビクワガタのお話しや、みつけるための道具について
研究員から説明がありました。

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▲ チビクワガタや、みつけるための道具などの説明




そのあと、みんなで深田公園へ。


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▲ワクワクしながら、深田公園へ


樹林の中に入って、ムシが  いそうな朽木を さがします。

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▲みんな、集中して チビクワガタ さがし      ▲朽木の中をさがすのですが・・・見つかったかな~



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▲こんな、やわらかい幹 を探すと いいよ。     

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▲みんな、チビクワガタを みつけられたかな?


みつかったかどうか、どれくらい捕れたか、発表!
1人で、5匹を見つけた男の子もいたようですよ。
 


「展示室ツアー」は、本館1階のボルネオの熱帯雨林の展示で探検です。
たのしいクイズやお話しを聞きながら、探検をします。

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▲みんな! クイズ、わかるかな?         ▲実物標本(ウツボカズラなど)も登場。






午後は、

研究員のオープンセミナー「解説!丹波の恐竜化石」、「落ち葉をはりつけ 絵をかこう」、
NPO法人 人と自然の会さんの「ミニ凧づくり」や「パネル シアター『十二支のはじまり』など」、
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「フロアスタッフとあそぼう!マツボックリのクリスマスツリーをつくろう」、
キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)さんの「キッピー山から こんにちは! プチ葉っぱコネクト」などが実施されました。

 

「解説!丹波の恐竜化石」では、
恐竜化石だけでなく カエル類やトカゲ類の化石の話もありました。

  

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▲丹波の恐竜化石の解説中!           ▲トカゲ類の化石の解説中!

 



「落ち葉をはりつけ 絵をかこう」では、
いろいろな葉っぱや実を使って、台紙に貼りつけてオリジナルの絵をつくります。

 

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▲いろいろな葉っぱや実を選んで・・・      ▲お兄ちゃんと妹さん、それぞれで つくります。
                         お兄ちゃんは「葉っぱ大王」をつくりました。




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▲この男の子は、お父さんと協力して・・・      ▲「てぃらのさうるす」をつくりました!



 

「ミニ凧づくり」では、
人と自然の会の皆さんに手伝ってもらって、小さい子どもたちも
一生懸命つくっていました。 かわいい凧が、できていました。

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▲見本のミニ凧です     ▲一生懸命つくっています。 

 


「パネル シアター」では、
はじまる前に、いろんな動物がマスクをする歌を歌っていましたよ。

そのあと「十二支のはじまり」のはじまり、はじまり。



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▲ みんなで うたを歌い楽しそう!        ▲「十二支のはじまり」のパネルシアター




「フロアスタッフとあそぼう!」では、
マツボックリのクリスマスツリーをつくりました。
かわいくて豪華なクリスマスツリーができあがっていました。



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▲ 親子で協力しあいながら つくっています。 ▲ お母さんのスマホに向かって、作品と笑顔で記念撮影。





「デジタル紙芝居」では、「くるりん、ひらりん 空のたび」が上演されました。
今回は、アカマツのタネのお話です。


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▲ 紙芝居がはじまる前のお話の様子。     ▲ 終わった後に、大きなマツボックリなどの実物標本の観察も。



「キッピー山からこんにちは!プチ 葉っぱコネクト」では、
いろいろな色の葉っぱを大きな紙に貼って、つなげて行きます。


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▲いろいろな形や色の「葉っぱ」を選んでいます。      ▲つながっていく葉っぱ        



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▲ 葉っぱコネクト!


今回もいくつかのプログラムでは、関西ユース(大学生)のお姉さん(中西さん)が
子どもたちのサポートをしてくれました。お疲れ様でした。



次回の Kidsサンデーは、来年の 3月5日(日)に行われます。

ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!

 


                   Kidsサンデープロジェクト 小舘

12月10日(土)に、豊岡市竹野町の竹野スノーケルセンター(環境省)で「海の生きもの勉強会」が開催されます(以下のチラシを参照)。まだ人数に余裕があるようですので、興味のある方はぜひご参加ください。

08_海洋生物勉強会チラシaaa.jpg環境省が管轄している「竹野スノーケルセンター」では、多くのパークボランティアの方々がおられ、兵庫県内の子どもたちにスノーケリングを体験させて、海中の生きものの魅力を伝えてくださっています。今年度は、竹野スノーケルセンターと共催でひとはくセミナーを開催しました(6月のひくブログを参照:http://www.hitohaku.jp/blog/2016/06/post_2167/)。さらに、日本財団の「海の学び ミュージアムサポート」の助成を受けて、大学生を対象とした若手育成セミナーも実施しました(以下の写真)。環境省も若手のパークボランティアを募集しており、当館の活動が環境省パークボランティアの活性化につながればと思っています。上記の「海の生きもの勉強会」では、パークボランティアの皆さんと一緒に来年度実施を計画している海洋生物共同調査の話もさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

(和田 年史(わだ としふみ)/生態研究グループ)
 
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12月4日(日)まで京都で開催される
館外企画展 「日本文化を育んだ自然 where culture meets nature」
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11月26日(土)には、齋藤彰准教授(大阪大学大学院工学研究科)による
ワークショップ
「戦国武者を飾った陣羽織の羽根の謎:ミクロの科学で知る生物の知恵」を開催しました。

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こちらが陣羽織。推定400年前の逸品です!

不思議なことに、陣羽織は遠くから眺めると「真っ黒」ですが・・・

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近くで見ると「きらびやかな緑色」に見えます。
また、近くで見ると鳥の羽根であることが分かります。
陣羽織は、何の羽根でできているのでしょうか?

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齋藤彰さんの分析によると、その正体は・・・・
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キジでした!
キジの羽根は「微細な構造で光を反射して発色」するため、見る距離や角度で色が変わるそうです。
このため、陣羽織は遠くでは黒色、近くでは緑色に見えるという訳です!
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そして、キジのように「構造で色を発色」することを「構造色」と言うそうです。
驚いたことに、構造色は「何年たっても色あせない」そうです!
つまり、陣羽織は、400年前と同じ輝きということになります!! これは驚きですね!!!

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みなさまも、400年前の輝きをご覧になりませんか?

陣羽織は12月4日まで公開中です。

 

布野 隆之((ふの たかゆき)/生態研究グループ)

 

ユニバーサル・ミュージアムをめざして83

人は人の〈ことば〉を待っている

三谷 雅純(みたに まさずみ)


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 今、やっている研究は、ある失語症者に人工的に合成した音で機械に音読をさせて、短い文章を聞いてもらおうと思ったことがきっかけでした。肉声ではありません。ロボットのような「声」、というよりもただの「音」と言った方がよいと思います。その男性はたいへん知的な方なのに、失語症のために普通に書いた文章は読み取れません。表音文字の平がなやカタカナが分からないとおっしゃいます。そこで合成音声で文章を読み上げてみたらどうだろうかとコンピュータをお持ちして試していただいたのです。

 合成音声で文章を読み上げるときは、読んでいる位置がはっきり分かるように、後ろが黄色く反転するものが多いのです。こうすることで見たときに、どこを読んでいるかがわかりやすくなります。一方、失語症でない人は読み上げた文章を聞くとき聴覚が働きますから、本来、目に頼らなくてもいいはずです。その方は合成音声で「喋る」文章を「聞いてみて」、その瞬間、目が輝きました。何を言っているのかまでは分かりませんでしたが、「コンピュータが何かを喋っている」ことは分かったそうです。それまでとは異質な感覚があったのでしょう。

 試していただいたのは、わたし以外の失語症者の認識を、わたしが、あれこれ経験し始めたばかりの頃でした。疲れていなければ、わたしは文章を黙読することに不自由はありません。ただし疲れていると、黙読しても頭に入る文章が断片的になります。その結果、読み取れなくなります。そんな時、わたしの場合は「日本語音声合成エンジンに読み上げてもらうと文章の意味が理解できる」ことに気がつきました。日本語音声合成エンジンの人工音声は何種類かが選べます。女性の声や男性の声、子どもの声などです。わたしは女性の声を選んで使っていたのですが――「魅力的な声」というよりも、あくまで機械が作るロボットに近い声です――喋った内容は、わたしにとって、よく理解できたのです。この経験がありましたから、ひょっとしたら先ほどの男性も理解できるのではないかと考え、それで試していただきました。

 この男性の「文章を人工合成音で読み上げた音を聞いたら目が輝いた」という結果は、わたしに勇気を与えました。そして、いろいろな側面から「なぜ目が輝いたのだろう」と考え、マルチメディアDAISYに行き当たりました。

 DAISYはもともと視覚障がい者の読書用に開発された技術です。多くの人は文字を視覚で捕らえます。視覚を使わない人に、普通の本(点字で書いていない本、つまり墨字(すみじ)の本)は読めません。そこで視覚を使わない人にも本を読んでもらいたいと考えた人が、録音を利用して内容を聴覚で捕らえるように工夫したものです。はじめはボランティアさんに吹き込んでもらっていましたが、コンピュータ技術が進歩したおかげで、機械だけでも「音声まがい」の音が出せるようになりました。DAISYは日本語音声合成エンジンを利用する「磁気情報で表した文章」といったイメージです。だからコンピュータとか専用の読み出し機がなければDAISYは読めません。

 マルチメディアDAISYは、このDAISYに、さらに絵や写真などが付けられるように工夫したものです。研究によって、マルチメディアDAISYは視覚を使わない人だけでなく、文字の識別しにくいディスレクシアの人、学習障がいの人にも理解しやすいことが分かりました。そればかりではなく、その他のさまざまな「文字」に取っ付きの悪い人にも読書ができると分かってきたのです。わたしは最初、マルチメディアDAISYで作ったいろいろな文章――絵本や展示解説――を試していただき、何人かの失語症者や高次脳機能障がい者に理解できることを確かめました。しかし、中にどうしても分からないという人もいました。とくに人の肉声でなく合成音声、つまりロボットのような声で喋るのが分かりにくいという人が多くいました。(1) それはなぜだろうと考え、多くの失語症者や高次脳機能障がい者にわかってもらえるものは,どのようなものだろうかと、あれこれ考えたのが,このわたしの研究です。(2)

☆   ☆

 普通の紙に書いた文章よりも、マルチメディアDAISYで分かる人が増えるのは、いくつかの脳の感覚をともに刺激するからではないでしょうか。音声以外の例をあげます。失語症で音の繋がりが言語に結びつかない人の場合、「文字」なら意味が分かるのではないか。なぜなら「文字」は目で見る視覚刺激だからです。もちろん点字は指先で触って感じる文字ですが、ここでは取りあえず置いておきます。

 あるいは「文字」であっても、失語症者や高次脳機能障がい者にとっては、表音文字か表意文字かでわかりやすさが異なる。わたしに失語症者の文字理解について手ほどきをしてくれた男性のように、表音文字の平がなやカタカナは分からないが、表意文字の漢字なら分かるという方がよくいます。漢字や絵と平がなやカタカナでは、脳の中で、解釈を担う部位が違うからというのが理由だそうです。マルチメディアDAISYは音と文章、それに絵や写真で構成された表示形式ですから、その内どれかが理解できるのではないか。

 これがわたしが最初に考えた失語症者や高次脳機能障がい者にわかりやすい「文章」の仕組みでした。でも、これではまるで機械です。つまり機械の部品のように、脳はパーツが組み合わさって精巧な働きをしているというイメージです。失語症や高次脳機能障がいはパーツのいくつかが壊れてしまった。だから,壊れてしまったパーツはあきらめて、別の働きの異なるパーツを増やして、そのどれかで代行させよう。わたしは最初、そう考えたということです。

 この認識は、すぐに間違っていることに気がつきました。わたしの例で説明しましょう。すでに示した人工的に合成した音で機械に「音読」してもらうこととは別のことです。

 例えば長い文章があったら、まだ元気な内は読んで理解できます。そして疲れてくると、だんだん理解が難しくなってきます。どんな具合に難しくなるのかを振り返ってみれば、読んでみて心の中で「音」にすることはできるのですが、その「音」の「意味」が理解できないのです。

 別に失語症や高次脳機能障がいでなくても、似たことは多くの人が経験しているはずです。でもそんな時、読みやすくする方法があります。それは読みたい言葉に赤い下線を引いたり、黄色のマーカーで強調することです。あるいはフォント、つまり字のデザインを変えて見やすくすることです。人によるのかもしれませんが、わたしは太いフォントにすれば見やすくなります。行間を空けることも効果があります。そして決定的なのは、ちょうどこの文章でしているように、意味の切れ目で文章を分けることでした。

 コンピュータであれば、そのようなことは簡単です。下線やマーカーは自由に引けますし、フォントを変えることも、行間を空けることも、すぐにできます。「意味の切れ目で文章を分ける」というのは、意味が変わったら空の一行を挟むということです。

 これらは「視覚情報を加える」ことです。文章を読む時、黙読であっても、いったん心の中で「音」にして、その「音」が言語音なら、それに対応するイメージを思い浮かべる。そういった過程が必要です。しかし、下線やマーカー、フォントの違いは、基本的に視覚的なイメージです。ですから、視覚的なイメージから、いったん心の中で「音」にする「文字」とは関係がないはずです。でもこのような「視覚情報を加える」ことで、わたしは明らかに読みやすくなりました。これはいったい何でしょう?

 難しい言葉ですが「多感覚統合」と呼ばれる現象です。「多感覚統合」が人のコミュニケーション行動に見られれば「多感覚コミュニケーション」(3) になります。

 「多感覚統合」は新しく研究され始めたテーマです。なぜ「多感覚統合」が起こるのか、その細かな脳内で起こるメカニズムはとりあえず置いておいて、具体的にどのような現象なのか、何の役に立つのかが盛んに研究されています。わたしは「多感覚統合」「多感覚コミュニケーション」という現象を知ってから、この現象は失語症者や高次脳機能障がい者にわかりやすい放送法やコンピュータを使った文章作成法にも応用できるのではないかと考えました。

☆   ☆

 アフリカの森の夜、一日の仕事----わたしの調査の手伝いや狩り----を終えた狩猟採集民のピグミーたちは、焚き火を囲んで輪になります。その日のできごとを、身振りや手振りを交えて、おもしろ可笑しく仲間に語って聞かせるのです。森にお酒はありませんが、お酒があれば、もっと大げさな身振りになるのでしょう。

 今朝、ミタニはゾウ道でメスのチンパンジーに出会った。
 チンパンジーは逃げもせず、興味深そうな顔をして、地面にしゃがんでいた。
 ミタニは双眼鏡を出して、チンパンジーの顔を覗いた。
 するとチンパンジーは厭がって、背中を向けた。
 ミタニも覗くのは止め、双眼鏡を下ろした。
 チンパンジーはミタニの方をちらりと見た。
 もう一度、ミタニはチンパンジーの顔を覗いた。
 チンパンジーは、また背中を向けた。

 これだけのことを、身振り手振りを交えて延えんと語るのです。小一時間にもなるでしょうか。さほど可笑しいことだとも思えません。しかし、みんなは笑い転げています。わたしも、つられて笑ってしまいました。

 これが人と人のコミュニケーションの本質です。言葉は大切です。ただ言葉だけではなく、そこにジェスチャーや大げさな表情が加わると、ついつい笑ってしまうのです。焚き火の輪の話は、カバが歩いてきてミタニのテントを見ると驚いて止まった話だとか、夜中になるとテントの近くに(ウシの仲間の)ダイカーが表れるのは、塩味ほしさにミタニがしたオシッコを舐めに来ているのだとかいった話になることもあります(大げさに聞こえますが、本当に語り合っていたことです)。

 もともとピグミーの世界に文字はありません。あるのは話し言葉と表情や身振り・手振りです。このような狩猟と採集に頼った生活と夜の焚き火の楽しみは数十万年に渡って、言葉を使って喋り合うことだけなら100万年ほども続きました。多分、この狩猟採集時代に形づくられたものの感じ方が、わたし達の脳の構造の原型を形づくったことは間違いありません。

 こうして成り立つ会話が「多感覚統合」の見本です。対面でするコミュニケーションは「多感覚統合」の代表です。

 確かに会話は言葉だけでも伝わります。しかし伝わることは無味乾燥です。決して「高揚感」は表せません。表情や身振り・手振りのジェスチャー――気分が乗ってくるとダンスまでが重なって「高揚感」が表れます。時にはその「高揚感」が昂じてトランス状態に陥ることさえあります。

 わたし(=ミタニ)をダシに笑い興じている分には、トランス状態にまで陥ることはないのですが、表情や身振り・手振りといった目から入る刺激が言葉のもたらすイメージを拡大していることは事実です。このような「多感覚統合」によって、失語症者や高次脳機能障がい者で文字がわかりにくい人には役立つかもしれません。言語音だけではイメージに結びつかない失語症者や高次脳機能障がい者も、ひょっとしたら小さな核が拡大されて、イメージが生き生きと広がるかもしれない。失語症者や高次脳機能障がい者は年相応の理解は保っているのだから、ちょっとして刺激から理解可能なイメージが再生できるかもしれない。

 わたしはそんなことを考えました。

 人は家族やコミュニティの中で暮らしています。そこで人はいつも誰かの〈ことば〉を待っているのです。



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(1) 三谷 (2012) DAISYを使ったコミュニケーション障がい者にもわかりやすい展示解説の試み.人と自然 Humans and Nature 23, 61-67.
http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/No.23-061-1.pdf

(2) 三谷 (2015) 聞くことに困難のある人がわかりやすい音声: 視覚刺激の付加により高次脳機能障がい者の理解は進むか. 人と自然 Humans and Nature 26, 27-35.
http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/NO26_004-1.pdf

(3) 田中 章浩, 積山 薫 (2011) 特集「多感覚コミュニケーション」の編集にあたって. 認知科学.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcss/18/3/18_3_381/_pdf
雑誌「認知科学」に「多感覚コミュニケーション」の特集が組まれていて、J-Stage から幅広い論文を無料で見ることができます。同じ雑誌に載っていた代表的な論文では:
田中 章浩 (2011) 顔と声による情動の多感覚コミュニケーション
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcss/18/3/18_3_416/_pdf
は「顔と声による情動」の研究成果をまとめてあります。また、
高橋 麻衣子, 巌淵 守, 河野 俊寛, 中邑 賢龍 (2011) 児童の読み困難を支援する電子書籍端末ソフトTouch & Readの開発と導入方法の検討
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcss/18/3/18_3_521/_pdf
は「多感覚コミュニケーション」を応用した読み困難を支援する電子書籍端末ソフトについて検討した結果が載っています。


三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究ユニット
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

雨降りのなか今日もひとはくは、おお賑わい。
たくさんの方が来館してくださいました。

4階インフォメーションカウンターには、オスのスズメバチが登場!
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え!!!危ない!!!刺されちゃうって思った方、ご安心を。
オスは針をもっていないので安全なんです。
はじめは、おっかなびっくりで触れなかったお友達も、さわりだしたら可愛くて...
スズメバチをさわるなんて初めて!!っと大人も子どもも大興奮でした。

もうひとつ登場したのは、
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豚バラそっくり!の石
その名も「豚肉石(ぶたにくいし)」そのまんま。

おいしそうな脂身に見えますよね?











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今日来てくれていた
ユヅキくんも、
さわってみると固いな~
っと、お肉そっくりの石に
びっくりしていました。

いろいろな体験ができる「ひとはく」
へ、みなさんも是非おこし下さい。

スタッフ一同お待ちしております。

フロアスタッフ せら ゆうこ

ただいま4階ひとはくサロンにて、恒例の クリスマスツリー が設置されています。

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ひとはくサロンの中央に緑のツリー、
窓際にゴールドのツリーがあり、クリスマスイルミネーションが楽しめますよ♪

夕方になるとレインボーの明かりがついて幻想的に...


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▼16:30以降になるとライトアップがより一層キレイにみえますberu.jpg

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また11/19(土)に実施したフロアスタッフとあそぼう「実物大!丹波竜を描こう」の絵は
4階ひとはくサロンの壁に展示されています。


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▲写真をクリックすると拡大します

大きいので壁一面ではおさまりきらない大迫力の丹波竜(タンバティタニス)をみにきてくださいね。
恐竜と大きさ比べをしてみるのも おもしろいかも♪

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★「実物大!丹波竜を描こう」イベントの様子は
  コチラをクリック


◀「実物大!丹波竜を描こう」イベントで
   サロンの床に丹波竜をならべたときの様子









博物館で楽しいクリスマスイベントもご用意していますのでぜひお越しくださいXmasuhitohaku1.jpg


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▲くわしくは画像をクリック



フロアスタッフ まつだ

現在ひとはくで開催中の
『写真展「風情 Fuzei」
~フランス人文化人類学者がとらえた日本庭園~』

関連する庭園の特別セミナーとして、
ひとはくセミナー 中瀬勲館長 庭園スペシャル講座
テーマ 「日本庭園の美学」が11月26日(土)に開催されました!
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シリーズ2回目となるスペシャル講座の内容は、
「日本庭園のデザイン技法」についてです!
「借景」や「縮景」にはじまり、日本人なら誰しもが
聞いたことのある「七五三」の法則、

庭木の剪定の仕方まで!とっても勉強になりました!
一見するとむずかしく格式高い内容のように
感じるかもしれませんが、

館長ならではの親しみのあるトークスタイルで、
参加者の方も思わず「なるほど!」と

言いたくなるシーンばかりです。
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館長スペシャル講座は、次回で最終回です。
是非、この機会に館長直々のお話を聞いてみましょう。
「世界の庭園と庭づくり」
12月11日(日)13:30~15:00


その他関連講座として、庭園技法をミニチュアで実践できる!?
セミナーも受講者受付中です!
「ひとはくセミナー リアル!日本庭園のジオラマをつくろう!」 
12月4日(日)13:30~15:30

現在ひとはくでは、
『写真展「風情 Fuzei」
~フランス人文化人類学者がとらえた日本庭園~』が好評開催中です。
写真展「風情 Fuzei」~フランス人文化人類学者がとらえた日本庭園~チラシはこちら

フランス人写真家クロード・ルフェーブル氏が、
8年の歳月をかけて日本中の日本庭園を撮影した選りすぐりの写真をフランスから
ひとはくへ! さながら、美術館のような雰囲気です!
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この時期ぴったりの紅葉の庭園写真に、あなたも「風情」を感じてみませんか?
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           (自然・環境マネジメント研究部 大平和弘)

12月4日(日)まで京都で開催される
館外企画展 「日本文化を育んだ自然 where culture meets nature」

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11月20日には、中瀬勲館長による
ワークショップ「日本庭園の伝統と海外での多様な展開」が開催されました!

「日本の庭は何処から? そして、何処へ?」というサブタイトルで、
日本庭園の「曲水」の原点や、
海外で日本庭園の要素が反映されている事例の紹介、
日本庭園の情緒的自然観、館長自らが作庭に携わった

カナダ・エドモントンの「KURIMOTO JAPAN GARREN」の事例などを
ご紹介いただきました。

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とくに、日本庭園は「否定の美」「引き算の美」であること、
エドモントンの作庭に隠された裏話など、

参加された皆さんは興味津々のようでした。
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この会場である花洛庵さんの町家にも、立派なお庭や坪庭、茶室があり、
それを事前にじっくり見られた館長。
スライドを直前に追加され、町家の庭には、戸を開け放つと風がとおり、
夏でも気温が5度程度は下げる、
自然と生活するためにうまく考えられた
仕組みがあることをご紹介されていました。

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お庭のお話を聞くにはぴったりの京町家ならではロケーションの中、
皆さん入り込むように熱心に講座を拝聴されていました。

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そんな町家のお庭と自然史の展示物がうまく調和した
館外企画展 「日本文化を育んだ自然 where culture meets nature」に、
どうぞ足をお運びください!

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                         (自然・環境マネジメント研究部 大平和弘)

12月4日(日)まで京都で開催される
館外企画展 「日本文化を育んだ自然 where culture meets nature」

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11月23 日(水)には、秋山研究員と内野敦明氏による
ワークショップ
「京町屋 坪庭に生きるコケたち・あかりとコケ」がありました。
内野氏には今回の展示で、
美しいコケのテラリウム(MossLight-LED)を制作いただきました!
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秋山研究員からは京都で見られるいろんな種類のコケや、
自然界でのコケの役割について。
花洛庵のお庭には、ぜんぶで21種類ものコケ植物があるそうです!
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内野氏からはモスライトの、照明の工夫について。
コケにあてる光の強さや色は、コケの色が一番美しく見えるよう調節してあるそうです。

 

講座が終わると、みなさんすっかりコケに夢中です!
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秋山研究員:「あのあたりに、準絶滅危惧種のアカスジゴケ生えています」

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ずっと見ていたい気持ち...とてもよく分かります。
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気がつくと外は日が暮れて、昼間は目立たない哺乳類の剥製が
光で浮かび上がっていました。
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どの展示も日本文化の元であるためか、町屋の雰囲気にとてもよくなじんでいます。

 

会期中は、午前10時から午後6時まで開館しています。

日が暮れてからも、昼間とはちがった雰囲気の展示を見ることができます。
近くに来られた際は、ぜひ帰りに立ち寄られてみてはいかがでしょうか?
 

みなさまのご来場、心よりお待ちしております!

 

三原 菜美((みはら なみ)/生態研究グループ)


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ジングルベ~ルジングルべ~ル
                            
すずがなる~


12月といえば!クリスマス





ひとはくには、今年の最後まで
き~~っと?!楽しんでもらえるイベントがたくさんありますよ~

12月のイベント情報※詳細はイベントスケジュールをご覧下さい。

12月3日(土)4(日)
フロアスタッフとあそぼう「マツボックリのクリスマスツリーをつくろう」

12月10日(土)
フロアスタッフとあそぼう「画はくの日」

12月11日(日)
 フロアスタッフとあそぼう「クリスマス☆スノードーム」


12月3日(土)4(日)
 
フロアスタッフとあそぼう「ティラノ★ハット」

12月23日(金・祝) ひとはく探検隊「150年前のひょうごの風景をみてみよう!」

12月24日(土) ワークショップ「クリスマスカードをつくろう!」

12月25日(日) はかせと学ぼう!~アンモナイト石けんをつくろう!~


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とっても盛りだくさん!!(*^_^*)

ひとはくスタッフは寒さに負けず元気に
皆さまのご来館をお待ちしてますよ~


フロアスタッフ くまもと まなみ


秋も深まり、紅葉がキレイですね!
少し寒いですが、お散歩に出かけるのも楽しい季節になりました(*^▽^*)

さて、実は秋はキノコのシーズン!
というわけで、11/23(水)はフロアスタッフとあぞぼう
「きのこをつくろう!」を行いました☆

好きな色の絵具で、きのこに色をつけていきます。
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が人気!
図鑑をみながら塗ってくれている子もいました。

つまようじとボンドで組み立てたら完成です!
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とってもカラフルなきのこがたくさん!

作品を一部、ご紹介します☆
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カプセルにいれて、素敵な秋のおみやげになりました!

たくさんのご参加、ありがとうございました(^∨^)♪

次回のイベントは、フロアスタッフとあぞぼう
11/26(土)「きょうりゅう骨パズル」
11/27(日)「モールで恐竜をつくろう!」です!

ご来館を心より、お待ちしております(^O^)/
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11月20日(日)はドリームスタジオフェスタで館内は大にぎわい。
4階オープン・ラボでは、丹波竜発見10周年を記念して、
ワークショップ「丹波竜ペーパーバッグ」をおこないました!

丹波竜のはんこを押してオリジナルのペーパーバッグをつくりました。
まずは中央に丹波竜の骨格。からだ、首、しっぽ、前足、後ろ足、どこから押そうかな~。
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丹波竜の骨格のまわりには、脳函や尾椎、血道弓などの骨や、ひとはくのロゴ、丹波竜発見10周年のロゴ、丹波竜の学名「タンバティタニス・アミキティアエ」など、たくさんのはんこを自由に押します。

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ペーパーバッグの片面は自由にお絵かき。とっても楽しんで描いてくださいました。
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できた~!名まえタグを持ち手につけて、お気に入りのバッグができました。
たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。

次回のフロアスタッフとあそぼうは、明日11月23日(祝・水)きのこをつくろうです。
ご参加お待ちしています。

(フロアスタッフ いしくら)


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12月4日(日)まで京都で開催される
館外企画展 「日本文化を育んだ自然 where culture meets nature」

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みなさん!これは本当にすごいですよ~!
全国の自然史系博物館8館が協力して、
京都に残る伝統文化や歴史遺産を自然史科学の観点から

捉えなおし、文化を支えた日本の自然をテーマとした企画展です!

有力戦国武将着用との伝承がある揚羽蝶文様で鳥の羽をまとった
陣羽織(花洛庵所蔵)のミステリー
日本庭園の苔やシダの多様性、
着物や絵画に登場するツルの紹介など、多様な生物や化石を町屋の空間を

活かしての展示です!

秋の京都散策を兼ねてぜひ!花洛庵へと・・いうことで・・


お越しいただく際の事前の資料として・・
熱い展示物・・ほんの一部だけですが掲載します!
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派手な宣伝
看板もございませんが・・・
入り口にはシャコガイが・・・
ハンミョウも・・・
あまりの大きさと展示物にみなさん立ち止まられ
みなさんは花洛庵へ・・・

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和室の入り口には
今回展示している全国自然史系博物館の紹介と
自然史レガシー継承・発信実行委員会 

代表 中瀬館長のあいさつ文がございます!!
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有力戦国武将着用との伝承がある
揚羽蝶文様で鳥の羽をまとった陣羽織です!
写真ではお伝えできないのが残念ですが・・
光のあたり方で色が変化して見えます!
手品かと・・・真剣に思いました・・
実際に見たらタイムスリップしそうです。(笑)
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みなさまお馴染みの丹波竜もおります!

ひとはくにいないと思ったら・・・出張中ですね!
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 MossLight-LED  がとても神秘的な雰囲気を醸し出してくれます。
見ているだけで・・心が落ちつきますよ!     
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かたつむり・・これだけの種類は圧巻です!
驚きの声が・・・聞こえます!

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  歴史や理科で学習した人類の進化がご覧いただけます!
 実物はもっと・・・迫力が!
 会場は明るいので・・・怖くはありません!
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和室にツルやコウノトリ、まわり廊下にはクマもおります。
やっぱりクマは大きいですね~
先月のひとはくの企画展より・・大きく見えるのは気のせい?

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坪庭にある植物の標本です!
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超絶完成度のチャノキ、オケラ、ヒツジグサの封入標本です。
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ひとはくの研究員も花洛庵で交代で準備や
展示設営、
来場者の方への展示関係の質問にも
お答えしております!

みなさまのお越しをお待ちしていますね!

                  情報管理課 中前純一
11月19日(土)は、今年は丹波竜化石発見から10年目を記念して...
実物大の丹波竜をみんなで描きました!

皆さんの想像を超える大きな大きな丹波竜にびっくり!!!
あまりに大きいので足や首などパーツに分けてぬったよ。
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みんなで力を合わせて よいしょ よいしょ
運んで重ね合わせて完成させました。






P1110501.jpg完成!
記念に写真をパチリ。

残念ながら全体は
カメラに収まりきれませんでした。

丹波竜ってとっても大きな生きものだったんだね!

明日のフロアスタッフの催しは、
またまた丹波竜を使って「ペーパーバッグ」
つくるよ!是非 ご参加ください。

フロアスタッフ  せら ゆうこ




s-IMG_8517.jpg布野研究員がイヌワシになりきって
巣づくりをしています!

この巣は NPO法人 人と自然の会「かわせみの会」の方々が、
せっせと段ボール約40箱分の枝を集められて作成されたものです。

明日のドリームスタジオ フェスでようやくお披露目です!
明日来てくれた ちびっこ は巣にのって、布野研究員みたいに
イヌワシの体験ができます。


明日は13時~15時はイベントが盛りだくさん!
みなさんのお越しをスタッフ一同お待ちしております。

フロアスタッフ せら ゆうこ

イオンモール神戸北で「太古の神戸 アミノドンの森」展が始まりました。
アミノドンが発掘されたのはイオンモールのある上津台なので、里帰り!?
会場は1階すずらんコート、大きなクリスマスツリーのとなりです。

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実物大パネルも登場!
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展示は11月27日(日)までです。
11月23日(水・祝)には13:00から3階イオンホールで三枝研究員の講演会もあります。
無料ですので、お近くにお越しの際はぜひのぞいてみてください。

                     (自然・環境評価研究部 半田久美子)

11月19日(土)から~12月4日(日)まで京都で開催される
館外企画展 「日本文化を育んだ自然 where culture meets nature」

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みなさん!これは本当にすごいですよ~!
全国の自然史系博物館8館が協力して、京都に残る伝統文化や歴史遺産を自然史科学の観点から
捉えなおし、文化を支えた日本の自然をテーマとした企画展です!

有力戦国武将着用との伝承がある揚羽蝶文様で鳥の羽をまとった陣羽織(花洛庵所蔵)のミステリー
日本庭園の苔やシダの多様性、着物や絵画に登場するツルの紹介など、多様な生物や化石を町屋の空間を
活かしての展示です!

寒い季節になりますが、ひとはくの熱い展示を体験してただければと思います。(o^^o)

準備の様子です!
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やはり・・・展示物がすごいので・・・普通に道を歩いてても・・・迫力ありすぎて・・・
視線が・・・(宣伝のたて看板などはございません(笑))
みなさん花洛庵の方へ・・・

準備中にも関わらず・・・・多くの方が見学に来られました!
なかには午前はお一人で・・午後には家族でこられた方も・・・ありがとうございます!
19日からは・・・ばっちり展示が完成していますので!お楽しみに!


おまけ・・・
そうだ!花洛庵(京都市中京区油小路通四条上ル藤本町)へ行こう!
注.会場にはトイレ、駐車場はございません。
ご来場の際にはこれらの点ご理解の上、公
共交通機関等をご利用ください。

ということで阪急四条大宮駅から四条堀川方面へ歩いて花洛庵まで行ってみました!
四条堀川の交差点を渡って1分もしないところで油小路通りの標識が見えたら通りを左に!
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歩いて1分ぐらいで・・・
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シャコガイなどが・・・玄関先にございますので・・・
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                                 情報管理課  中前純一
ひとはくは、学校教育への支援を明確に目標と位置付け、学校の学習カリキュラムや課題に応じて、
希望する分野に応じた研究員を講師として派遣しています!
標本や資料が持っている迫力やおもしろさを体験していただくために、
移動用の展示キット一式をもって、学校に出かけて展示する「学校キャラバン」を行っています。
昆虫標本や恐竜化石などのレプリカや本物を学校で・・・満喫してください!
キャラバン事業の詳細はこちら

さて、今回は・・・
移動博物館車「ゆめはく」号が、様々な標本や資料をのせて・・・・
11月8日(火)に、県立北はりま特別支援学校へ行ってまいりました!

こちらの学校は、北播磨地域における特別支援教育のセンター的役割を担われている学校で、
学校内外の多様な児童生徒の支援・育成に向けて、先生方の更なる高い専門性と
確かな実践力を身につけ、先進的な特別支援教育の研究を推進されているそうです!
「みんな大好き!成長し続ける学校」っていいですね!

のどかな田園地帯にあり、周りの自然環境は抜群ですね~
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 校庭は芝生化されていますね~
 当日の体育の授業を見学させていただくと
 みなさん楽しそうに授業に取組んでいましたね~!              
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準備の様子です!
今回は中学部の生徒のみなさんに満足していただくために
学校の先生方とひとはくの研究員が練りに練っての・・・スペシャルプログラム
いつもの学校キャラバンより大盛りの内容です!
ひとはくの研究員・スタッフは・・・
生徒のみなさんが興味・関心を持ってもらえるかな~
リハーサルと動きの確認です!

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セミナーの様子です!
 
紙芝居「アンモナイト」
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 クイズ「アンモナイトクイズ」
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セミナー「化石のレプリカづくり」
ひとはくではおなじみの「化石のレプリカづくり」

カラフルなおゆまるから好きな色を選んで

自分だけのオリジナル、アンモナイトをつくってみましょう。

みなさん、はじめての体験で、緊張気味に静か~に作業されていました。
材料の配色に工夫したり、アンモナイトの型枠に入れるのも素早くできましたね~
10分後にアンモナイトの型枠から外すと・・みなさんから歓声が・・・・
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このレプリカ・・・本物のアンモナイトみたい!
ひとはくのクオリティの高さは本物と見間違えるレベルです!(色は違いますが)
みなさん・・・急に・・・にぎやかになりました!
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セミナー「学校近くの石ころをよくみてみよう」
石やその中に含まれる物を観察し、土地の様子やでき方を調べたり、化石の発見も!
石から色々なことがわかることを学びます!
今回の教材も・・・古谷研究員が学校の近くでとれた石を準備して・・・

生徒のみなさんにいろんな石を配って、音を確認してもらったりルーペで見てもらいます。
な~んだ石ころかと思うと・・・顕微鏡の映像をスクリーンに映すと・・・
なんと・・・化石が・・・
みなさんの驚きの声が・・・・
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セミナー「さわれる丹波竜」
丹波竜の映像をみたり丹波竜などの化石を実際にさわってもらいました!
丹波竜化石レプリカの迫力はさわるだけでわかりますね~
さわった化石から考えて・・・大きさが15m以上?
そんな大きかったんだ!みなさんの驚きの声が・・・
セミナーでは・・・
生徒さんや先生方から「よーくできたアンモナイトレプリカですね~」
半田研究員「今回はせっかくの機会ですから・・・アンモナイトは本物ですからね~!」
生徒さんや先生方「えっ!そんな貴重なものさわっていいんですか?」
みなさん・・・急にザワザワと緊張感が・・・
半田研究員「ひとはくですので、今回は化石をさわってもらっていいんですよ~」
先生方「みなさん落とさないように・・・石じゃないからね~・・・とても貴重で・・・・」(先生・・・汗が)
本物の教育効果は・・・説得力がありますね~!
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午後はフリータイム。
小学部・高等部のみなさんも見学に来てくれました!
また、化石についても生徒さんからの質問が多数ありました!

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先生たちも「化石って本当に石なんやね、でもきれい!」・・・
もっとはやく来れば・・・よかった・・・もっとみたい・・・いい教科の研修なります!など  
ひとはくとして・・そのお言葉が聞けて・・たいへんうれしいです!    

生徒のみなさんからプレゼントをいただきました!
スタッフ一同感謝です!
高等部のみなさんが作られた手作りの製品です!     
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博物館に来る機会の少ない県内の学校を回ろうという学校キャラバン。
とても楽しんでもらえたと思います。

スタッフ 藤本真里・古谷 裕・半田久美子・清水文美・山本梨香・中前純一(記)

ユニバーサル・ミュージアムをめざして82

言葉でない〈ことば〉を「通訳」すること

三谷 雅純(みたに まさずみ)



 田中昌明さんと田中加代子さんはすてきなご夫婦です。訪れると、いつも微笑(ほほえ)んで迎えてくれます。たいていは、まず加代子さんが出てこられ、昌明さんは笑いながら作業所の仕事を続けておられます。おふたりとも背が高いのですが、威圧感はまったくありません。わたしと妻も、あんなご夫婦になれたら素敵だなと言い合っています。

 お二人は、「トークゆうゆう」という名前の、失語症者や高次脳機能障がい者のための地域活動支援センターを主催していらっしゃいます。地域活動支援センターというのは、障がい者が地域に出た時に活動しやすいように援助する施設です。「トークゆうゆう」(つまり「悠々と話そう」)という名前からも分かる通り、この施設の役目は、失語症者や高次脳機能障がい者が余裕を持って喋れるように手助けすることです。参加者の大半は失語症者や高次脳機能障がい者なのです。

 今まで何度か書きましたが、失語症者や高次脳機能障がい者の内面は、ごく普通に、年齢とともに変化していきます。そして理性が失われることはありません。

 言葉は、多くの場合(手話を除いて)、言語音(げんご・おん)が耳に入り、脳に届いてから始まります。脳に届いた「ただの音の繋がり」にしか過ぎない言語音が、「内言語」と呼ばれる複雑な信号の流れになって、言葉の運んできた意味を解釈したり、昔覚えた別の言葉を思い出したりします。そして「これは面白い」とか、「それは、ちょっと違うな」といった反応の仕方を決めていきます。こうして新しく産み出された内言語の反応(ここでは、まだ「意味のある音」ではありません)は、再び音の繋がりの言語音に変換され、喉や舌などの筋肉によって発音されるのです。多くの人では、これが頭の中で一瞬の内に起こります。ですから内言語は存在をまったく意識できません。多くの人は「内言語」という言葉すら知りません。まるで言語音が耳に届くと応えが自動的に口から飛び出す。そう誤解してしまうのです。

 「トークゆうゆう」は地域活動支援センターですから、そこに集まる人は大切な活動の方針を合議で決めます。昌明さんは失語症の重い後遺症があります。会議は大切だと分かっていても、司会がうまくできません。そこは加代子さんの出番です。加代子さんは「トークゆうゆう」に集まった一人ひとりの思いを推し量り、意見はそれで良いかと確かめつつ、会議を進めていきます。こうして「トークゆうゆう」の合意が出来上がっていくのです。

 少し勘のいい人であれば、どなたにでもできそうです。しかし、ことはそれほど単純ではありません。

 会議は集まった人たち全員で行います。10人ぐらいでしょうか。皆さんそれぞれ自分の思いがあります。例えば、ある人は会則はもっと緩い方がいいと思っているかもしれませんし、別の人は、会則なのだから厳密に守らないといけないと考えていたりします。司会者はそのばらばらの思いを汲んで、会の総意としてひとつにまとめるのです。参加者は失語症者や高次脳機能障がい者です。通常の意味で議論はできません。言語音や文章がうまく表現できないのです、しかし、言語音になる前の内言語では、それぞれの意思をしっかりと持っている人が多いのです。気持ちをくみ取り、その人の意見に寄り添う。しかし、自分の思いと混同してはいけないし、誰かの見方をしてもいけない。その上、秘密は絶対に守らなければいけません。本当に難しいのです。

☆   ☆

 「トークゆうゆう」の田中加代子さんのような立場の人を、失語症者の「会話パートナー」と呼んでいます。いくつかの先進的な地域では、失語症者とコミュニケーションを図れる会話パートナーの養成に取り組んでいます。役所に会話パートナーがいれば、たとえ失語症者が一人で手続きに来ても、(スムーズにとは言わないまでも)「言語音で名前を告げない」ので追い返す愚かな真似は、ずっと減ると思いますーー選挙の時、そのような「一人で言語音で名前を告げること」を有権者の条件としている自治体があったそうです。あるご婦人は、投票する権利があり、投票する意思があるのに、失語症で「一人で言語音で名前を告げること」ができないばっかりに、職員から投票を拒否されたということです。(1)

 そのご婦人はあきらめて、しょんぼりしていたそうです。気持ちが萎えそうです。投票所の職員は、どうして自分のことを理解しようとしないのか。悔しさで胸が潰れます----わたしの個人的な思いですが、拒否した職員も,実はご婦人の失語症のことをご存じだったのではないでしょうか。しかし、マニュアルで「一人で言語音で名前を告げること」と書いてあり、それ以外のその方の確認方法が書いてなかったような気がします。マニュアルのせいで、お二人の間には変な溝ができたのかもしれません。

 あきらめて、しょんぼりしてしまったけれど、最初は腹立たしかった。しかし、自分ではどうすることもできない。そんな時、会話パートナーがいて、言いたいことをくみ取ってくれれば、当事者も精神的にずっと楽になるでしょう。会話パートナーが役所や病院にいてくれれば、いろいろな手続きもスムーズに進む気がします。

 もちろん職場では事情が異なるでしょう。仕事は自分のためだけにするのではありません。仕事に関わる同僚や、その他の関係者に対しても重い責任があります。それに働く人一人ひとりには、その人独自の発想やアイデア、作業を進める手順が重要なことが、よくあります。もちろん、自分勝手に仕事の段取りを変えてしまっては、大きなトラブルになることがありますーー旅客機の運航には厳密なマニュアルがあって、決められたとおりに運行しなければなりません。しかし、自由な発想が新たな展開につながる。これはよく聞く話です。仕事を推進していくためには、他の人が思いつかない自由な発想が必要です。その時、通常の会話パートナーでは、変幻自在の発想まで汲み取って「言語音に翻訳する」のは難しいだろうと思います。何しろ、自由な発想はどこから何が飛び出すか分からないのですから。

☆   ☆

 「脳ーマシン・インターフェース」という技術があります。「脳」は人間の脳という意味です。「マシン」は機械です。そして「インターフェース」が「間をつなぐもの」といったような意味です。今、さかんに研究されている、新しい分野です。

 わたしの脳がコンピュータに命令を出すとします。その時、命令を伝える「インターフェース」はキーボードやマウスに当たります。そしてコンピュータが返事を返すには、ディスプレイに写すといった方法があります。わたしの手がキーボードやマウスを操作して、目でディスプレイに写った情報を読み取るのです。ところが「脳ーマシン・インターフェース」では、手や目を使わず、わたしの脳で考えるだけで「マシン」であるコンピュータに命令を伝えます。不思議です。

 別の例で説明します。部屋の電灯を点す場面を想像して下さい。電灯はスイッチで点します。スイッチの入れる時、多くの人は手で操作します。ところが「脳ーマシン・インターフェース」では、考えるだけでスイッチが入るのです。まるで魔法です。しかし「脳ーマシン・インターフェース」を使うと、本当にスイッチが入るのです。

 どのような仕組みかというと、生きた脳を傷つけずに詳しく調べる方法に fMRI とか近赤外分光法という技術があります。fMRI は難しい呼び方なのですが、漢字を使って「磁気共鳴機能画像法(じき・きょうめい・きのう・がぞう・ほう)」とも言います。病院で撮ってもらう MRI(磁気共鳴画像)の応用です。近赤外分光法は脳を流れる血液から、脳のどこが活発の働いているのかを推定します。このような技術によって脳の神経細胞の情報を取り出し、その情報を機械に送って操作するのです。例えば「義手ロボット」に脳の情報を送れれば、手や足の全てが麻痺した人も、物をつかんだり、持ったりできます。(2)

 記憶したり,「急いでやらなきゃ」と次にやることを計画を立てて行うといった高次脳機能についても研究は進んでいます。進んではいますが、まだ人の代わりをロボットが行うにはギャップがあるようです。ましてや「言語音や手話サインと読み取ったり、音やサインで発話したり」といったコミュニケーション機能の代行は、とても難しそうです。〈ことば〉を話す代行、つまり「会話パートナー」や「コミュニケーション支援者」をロボットが実現するためには、もっと神経細胞のネットワークを詳しく知る必要があるからです。〈ことば〉が脳に届いてから、意味のある言語音であるか、風の音とかの環境音であるかを識別して以後の神経ネットワークについては、まだ分からないことが多いのだと認識しています。

 ということは、内言語にまで立ち入って翻訳することは(今のところ)不可能ですから、「会話パートナー」や「コミュニケーション支援者」は当事者に〈イエス〉か〈ノー〉で答えてもらい、内面を探りながら、真意を聞く。その上で翻訳するという気持ちが大切だと分かります。でも、それなら、決まった会話は助けられますが、自由な発想が要求される職場での就労支援は難しそうです。

 自由な発想で新たなことに挑戦する必要が求められる職場とは、例えば「研究職」はその最たるものだと言えます。研究者はルーティンやマニュアルよりも、発想の活発さや独創性を重視します。そんな研究者も「会話パートナー」や「コミュニケーション支援者」に頼れないものかと夢想することがあります。事実、わたしの知る研究者には病気や事故で失語症や高次脳機能障がいになった方がよくいらっしゃいます。そのような方は、わたしも含めて、研究のスタイルや人生の目標を大きく変えることが多いようです。わたしの場合、それまでの野外調査を主にする研究はできなくなりました。しかし、幸いにしてコミュニケーション・デザイン研究ユニットという新しい研究部門が発足しましたので、人類学調査の延長線上にある研究が、失語症者や高次脳機能障がい者の協力でできています。わたしは会話パートナーの訓練を受けたことはありませんが、自分自身が失語症者であり、高次脳機能障がい者ですので、自然と互いの気持ちが分かるのです。

 わたしのケースは幸運な例外です。しかし、わたしと同じ悩みを持っている失語症者、高次脳機能障がい者は多くいらっしゃいます。そのような人と、どのように共感を持つべきか。これもまた人類学の重要な課題です。


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(1) 毎日新聞2013年07月18日大阪朝刊に、二木一夫さんがお書きになった発信箱:1票のバリアフリー」の事です。
http://www.hitohaku.jp/blog/2013/08/post_1762/

(2) 以下のような文献がありました。

日経サイエンス  2003年1月号「思考でロボットをあやつる」M.A. L. ニコレリスと J. K. チェーピン
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0301/robot.html

「ブレインーマシン インターフェイスの現状と将来」長谷川良平,電子情報通信学会誌,2008

http://www.journal.ieice.org/conts/kaishi_wadainokiji/2008/200812.pdf

「ブレイン・マシン・インターフェースの基礎と臨床応用」平田雅之ほか,脳外誌,2013

https://www.researchgate.net/profile/Takufumi_Yanagisawa/publication/271237212_Brain-Machine_Interfaces_Principles_and_Clinical_Application/links/56b33c5608aed7ba3fef83ad.pdf




 

三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究ユニット
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

写真展「風情 Fuzei」~フランス人文化人類学者がとらえた日本庭園~
オープニングセレモニーとして

ひとはくセミナー 
「クロード・ルフェーブル氏&館長と行く!日本庭園Fuzei(風情)ツアー」


10月8日(土)に京都で開催されました!

中瀬勲館長とともに、写真撮影の舞台となった、京都の日本庭園「渉成園」と「南禅寺」を
見学する豪華な半日ツアーです!

特別ゲストとして、フランス人写真家のクロード・ルフェーブル氏と、
フランス人の日本庭園研究家のエマニュエル・マレス氏、

庭を手入れされている庭師の植彌加藤造園の方をゲストにお迎えし、
日本庭園の見方や「風情 Fuzei」についてお話を伺うことができました!

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渉成園で庭師の方に解説をしていただきました。

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ルフェーブル氏も撮影した南禅寺の石(手前・ひとはくでも写真を展示中)
庭師の方から、実は六道のうち「地獄」を表現した石だとの解説を受けて、
ルフェーブル氏もびっくり!

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最後は南禅会館でツアーを振り返り、日本庭園の風情の魅力に迫ります!

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クロード・ルフェーブル氏より、日本庭園の風情の魅力について
厚く語られたのが印象的です。

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エマニュエル・マレス氏より、日本とフランスの庭の
とらえ方の違いについてお話いただきました。

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植彌加藤造園の加藤氏より、庭師として情景を育む視点について
お話をいただきました。

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中瀬館長より、「風情」や「情景」は、ともに「情け」が入っている
日本独特のとらえ方ではないか、とのまとめがあり、参加者一同納得!

庭園がはじめての方も、詳しい方も、新たな発見ができた大満足な一日でした!

今回されたみなさま!また、庭園に興味のある方!
庭園ビギナーの方!を含め・・・みなさまにご案内です!

① ひとはくセミナー 中瀬勲館長 庭園スペシャル講座 

    テーマ   「日本庭園の伝統的技法」 11月26日(土)13:30~15:00
                「世界の庭園と庭づくり」 12月11日(日)13:30~15:00
  場 所:兵庫県立人と自然の博物館 4階実習室 
  受 付:各回ごと事前予約制(定員各20名)、
      受講料各回500円(別途観覧料必要)

  内 容:時代とともに移り変わってきた日本庭園の潮流や伝統的な
      デザイン技法について、
事例を用いて解説します。
                館長自らが計画・造成に関わった海外の日本庭園もご紹介します。       

② ひとはくセミナー リアル!日本庭園のジオラマをつくろう!
     日 時:平成28年12月4日(日)13:30~15:30
   場 所:兵庫県立人と自然の博物館 4階実習室
   講 師:大平和弘研究員 
   受 付:事前予約制(定員各20名)、受講料1000円(別途観覧料必要)
     内 容 : 石や粘土、模型材料などを使って、リアルな日本庭園風の
                 ジオラマを自由につくります。

                 簡単なのに奥が深いので、子どもさんから庭づくりにご興味の
                 あるご年配の方まで、
幅広く楽しんでいただけます。
                 自分だけの素敵な庭をつくって、お家に飾ってみませんか。

みなさまのお越しをお待ちしております。


             (自然・環境マネジメント研究部 大平和弘)

 

 11月13日(日)に はかせと学ぼう!飛ぶタネの観察 をしました。
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藤井研究員からタネについての話を聞いたよ。

IMG_8482.gifこの葉っぱ見たことあるかな?
ケヤキの葉っぱ。
普段見るものより小さい
葉っぱの根元にこっそり花を咲かせて
そこのところに実(タネ)ができるんだ。

小さな葉っぱ4~5枚ついた枝ごと落として
風に乗って飛ぶんだって。

←写真の葉っぱにも根元にタネがついてるよね。
 みえるかな?



お話のあとは、本物のタネを観察したり、模型を飛ばしたりしたよ。
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     ↑作ったハネフクベを飛ばしているよ!
小さいおともだちも夢中になってタネを何回も何回も飛ばしたよ。

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ハネフクベの模型作りもやりました。
別名アルソミトラ。
グライダーの原型になったタネたよ。


みんなタネについて興味をもってくれたようでよかった~(*^_^*)














次の週末は、19日(土)13:30~
フロアスタッフとあそぼう「実物大!丹波竜をみんなで描こう!」を行います。
全長15Mの丹波竜にみんなで色をつけるよ!
参加費無料、定員先着20名、当日10時より受付を4階インフォメーションにて

みなさまのご参加おまちしています。

フロアスタッフ せら ゆうこ







兵庫県立人と自然の博物館では、古生物学・岩石学/生態学分野での任期付研究員を募集しております。
当館での業務内容は、地球科学及び生物学を基盤とした、人と自然の共生に関する調査・研究、教育普及等の業務を担っていただきます。
任期は、2017年4月からの3年間です。条件などの詳細は、下記のURLをご参照ください。

http://www.hyogo-c.ed.jp/~board-bo/kisya28/2811/281102jinnji.pdf

応募締切は11月30日(必着)ですので、お急ぎご準備・ご応募下さい。
各種試験(専門試験、面接)については、12/15(木)に実施されます。
どうぞよろしくお願いいたします。
                                                                                 (みつはしひろむね)

 
 ひとはくは,春だけでなく 秋にもトライやる・ウィーク を受け入れています。

  今回(11/8~11/11)は,
   神戸市立有野中学校  神戸市立有野北中学校 より2名と
   神戸市立北神戸中学校 より1名
   そして,期間中2日間と3日間ですが,神戸大学附属中等教育学校 より2名の
 合わせて7名が ひとはくに来てくれました。
 (神戸大学附属中等教育学校からは,3年生がインターンシップ学習として来ています。)

  7名が2つのグループに分かれ,春の時と同じように研究員の先生の指示を聞いて
 活動や作業をしていきました。
  最終日は,2年生の5名で 役割を決め,練習を繰り返し,自分達で館内放送も行い,
 デジタル紙芝居「丹波の恐竜タンタンものがたり」を堂々とすることが出来ました。

  
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  「初日と比べて,声が大きくなりましたね。そして,明るさが出ましたね。」
 最後のあいさつをした後,生涯学習課の課長から4日間での変化を感じた励ましの言葉がありました。
   

  中学校生活も折り返しをまわり,これからの自分を見つめていく時期に,
 社会体験をすることを通して どれだけ自分を高めることが出来たかが大切だと思います。
 
  単なる作業の裏側に どんな意図があり,
  地道な活動の裏側に どのような思いが込められているのか。
 それを直接聞くのではなく,自分の感覚でとらえるようと意識することが出来たか。
  
  同じことをするにも,意識一つで素敵なものにも無駄なものにもなっていきます。
 めまぐるしく時代が動いている今だからこそ,自分個人としての意識をしっかりと持って
 これからを過ごしていってください。
  そして,調査や研究をするための場所として,また ひとはくに来てくれるのを待つとともに,
 これから自分を信じて進んでいく道を応援しています。


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 生涯学習課  上田 雄一郎

11月5日(土)
 「はかせと学ぼう!アンモナイト石けんをつくろう!」を行いました!

今回のはかせは、古谷研究員です☆

↓最初に古谷研究員からアンモナイトのお話を聞きましたよ(*^_^*)
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アンモナイトのお勉強をしたら、
石けん作り開始です(*^_^*)

↓石けん素材を熱して溶かしていますよ~!
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↓本物のアンモナイト化石からとったシリコン型に
石けん素材を流しこみ、 石けんが固まるまで待ちました
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アンモナイト石けんの完成です~(*^_^*)
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手を洗うのがとても楽しくなりそうな
すてきなアンモナイト石けんが出来ていましたよ~(*^_^*)


ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました

 




次回のはかせと学ぼう!は
11月13日(日)13:00~14:00
「はかせと学ぼう!~飛ぶタネの観察~」
風散布植物のタネを実物を使って解説します 。
場所:2階展示室 
定員なし、参加費無料 です!          



みなさまのご来館、心よりお待ちしております!


(フロアスタッフ くまもと)




11月6日(日)ひとはく探検隊「きのこGETだぜ!」を行いました!!

当日はキッズサンデースペシャルで、ひとはくは大にぎわい☆彡

ひとはく探検隊にもたくさんの方が参加してくださいました♪

さぁ!きのこはかせの秋山研究員と一緒に、秋の深田公園へきのこ探しにでかけよう(^O^)/

 

いざ!出発!!

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道なき道を踏み分け、坂を上り、また下り・・・

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芝生の上、木の根元、探しまわります!

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はかせのところへ、見つけたきのこを持って行って ・・・「ねぇねぇはかせ、このきのこはなぁに??」


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長い道のりでしたが、弱音を吐くちびっこは全くいません!

みなさん、たくましい(^_^)v

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探険カゴはきのこであふれかえっています☆








こんなにたくさんのきのこが集まりましたよ!

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はかせより「きのこ採集をした後は、必ずきれいに手を洗ってくださいね。」とのことでした。

 

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました

こちらのイベント報告のポスターは、ただいま作製中です。

また4階ひとはくサロンに貼りだしますので、見に来てくださいね!

 

さて、この土日のイベントは・・・

 

11月12日(土)

フロアスタッフとあそぼう「画はくの日」

展示を見ながら、じっくり絵をかこう!

場所は来てのお楽しみ♪
詳しくはコチラをクリック


11月13日(日)

はかせと学ぼう!「飛ぶタネの観察」

風散布植物のタネを実物を使って観察します。
詳しくはコチラをクリック

 

みなさまのお越しを心よりお待ちしております!

フロアスタッフ かどはま

11月6日の朝は、曇の空模様でパラパラっと雨も...。

ひとはくの周辺のケヤキも紅葉(黄葉?)してキレイな葉っぱが、
ハラハラとおちてきています。


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 ▲3階入口ちかくのケヤキ(右側)


11月の Kidsサンデーは、スペシャル版でした。

「何がスペシャル か」というと、いろんな地域から、小さな子ども向けのプログラムを
もって 様々な団体・グループの皆さんが、ひとはく に来てくれました。

 

「Kidsサンデー・スペシャル2016 in ひとはく」の様子を写真で紹介しま~す。



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▲「おちばのプール」(NPO法人人と自然の会 里山クラブ)


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▲「見たこともない不思議な生き物をつくろう」(兵庫県立美術館)


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▲「ふしぎな ひもつくり」(兵庫県立考古博物館)

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▲「淡路島で採れた石をキャンバスにオリジナル作品を描こう」(国立淡路青少年交流の家)

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▲「秋いろ まーぶりんぐ♪」(Atelier-S2 ほか)



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▲「キッピー山からこんにちは!『どんぐりであそぼ!!』」(三田市立有馬富士自然学習センター)


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▲「カセキはキセキの贈りもの」(高梁市成羽美術館)



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▲「キラキラ☆星座万華鏡」(加古川総合文化センター・NPO法人人と自然の会 星の会・姫路市科学館)




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▲「よく飛ぶ 紙トンボ」(NPO法人人と自然の会 めだかの学校)


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▲「秋のプチむしむし たいけん」(NPO法人こどもとむしの会)



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▲「貝で布をそめてみよう!」(九州国立博物館)



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▲「木の実 の こうさく」(フレミラしぜんクラブ(フレミラ宝塚))

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▲「秋のパネル シアター『まんまるさん』『さるかにがっせん』『てぶくろ』」(NPO法人人と自然の会)



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▲「ひとはく探検隊『きのこ GET だぜ!』」(ひとはく研究員・フロアスタッフ)


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▲「風にのって飛ぶタネの模型をつくろう」(ひとはく研究員)


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▲「兵庫のおおきな化石 ~解説!丹波の恐竜化石」(ひとはく研究員)

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▲「デジタル紙芝居『丹波の恐竜タンタンものがたり』『オランとウーたんのジャングル探検記』」(フロアスタッフ)



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▲「兵庫のちっちゃな化石」(ひとはく研究員・run♪run♪plaza)


 

※ 今回は、東北で活躍している「東北ユース」と関西で活躍している「関西ユース」の
 大学生のボランティアのお姉さん、お兄さんも  子どもたちのサポートをしてくれました。


来館してくれた皆さん 楽しんでいただけましたか?


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次回の Kidsサンデーは、12月4日(日)に行われます。



ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!

 


                   Kidsサンデープロジェクト 小舘


 

本日(8日)午後より、トライやる・ウィークの中学生3名が、フロアスタッフを体験されました。

イベント準備のお手伝いして頂きました。

11月23日「きのこをつくろう!」の準備は・・・

図書でキノコの本を探し、紙粘土で作ったキノコに色をぬってもらいます。

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12月3・4日「マツボックリのクリスマスツリーをつくろう」はマツボックリの飾りをつけてもらいました。

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作っていただいた作品は、イベントの見本として使わせていただきますね。

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あと2日間、ひとはくで、いろんな体験をして頑張ってくださいね♪

フロアスタッフ  にしぐちひろこ


ひとはくは、博物館は多くの標本や資料、専門性の高い研究員等を有し、
来館者等の利用に供することを一つの使命とする機関です!

「人と自然の共生」をテーマに、県民に開かれた博物館として開館以来
その高い専門性と豊富な資料を活かし

県内外の学校団体が人と自然の調和のあり方を学べる場として活動しています!
さて、11月4日は小学生のみなさんへの学習支援です!
尼崎市立わかば西小学校、西宮市立名塩小学校の2校が来館
尼崎市立わかば西小学校5年生は、特注セミナー「丹波竜の化石と植物化石」
西宮市立名塩小学校3年生は、特注セミナー「アンモナイトのレプリカ作り」

今回の2校もとても特色のある小学校で・・・・
尼崎市立わかば西小学校は・・・
今年の4月に西小学校と若葉小学校の統合されて、新しく開校された学校です!
わかば西祭りがあり、学校に地域・保護者の方が数百人の人が来られたり、
地域の中心の学校です。夏休みには、サマースクールが行われ、
なんと・・出席率は約9割だそうで、多くの児童が水泳・ソロバン・学習をがんばっています。
西宮市立名塩小学校は・・・
学校がある名塩地区は「和紙の里」としてでたいへん有名なところで、
教育活動の中に名塩和紙学習を取り入れ、児童の手すきによる和紙はがきで
お年寄りに心のこもった便りを書いたりされているそうです。
なんと・・卒業証書は児童の手ですいた和紙だそうです!
地域との環境学習にがんばっています!

セミナーの様子です!
半田研究員 「丹波の恐竜化石と植物化石」

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上田指導主事 「アンモナイトのレプリカ作り」

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ひとはくは、これからも末長く・・小学生のみなさんを応援していきます!

先生方へ
ひとはくは・・・学校での教材開発や地域の自然や環境に関する問い合わせに対応しています!
分野ごとに精通した研究員がいますので、様々な質問や問い合わせに対応することができます!
また、教科の研究部会や各自治体の教育委員会等での研修等に対応しておりますので・・・
お気軽にひとはくへご相談ください!              
                                  情報管理課
                                    中前純一
 

 
「ソーマトロープ」って知っていますか?
2つの絵を表裏に貼り合わせて、くるくる回すと1つの絵に見える!ものです。
10月29日(土)の「フロアスタッフとあそぼう!」ハロウィン★ソーマトロープでした。

まずは、カボチャ色の丸い紙にランタンの顔を自由に描いて・・・
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メガネの絵と合わせてくるくる回すと・・・カボチャがメガネをかけてるよ。
s-P1110166.jpg メガネのジャックオーランタン!

つぎは、ハロウィンにちなんだ生きもの・・・コウモリとクモのソーマトロープ。

作る前に、コウモリとクモのクイズをしました。
博物館1階の展示、ボルネオジャングルのジャワオオコウモリは何を食べる?
答えは・・・くだもの!三田で見られるイエコウモリは昆虫を食べるよ。
クモはどこから糸を出す?答えは・・・お腹にある6この糸いぼから出すよ。
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くるくる回すと、コウモリがハネをぱたぱたさせて飛んだかな。

最後にカボチャマン登場です。
「今日作ったソーマトロープを家族のかたに見てもらいましょう。ほめてあげてくださいね。」
「では家族のかたといっしょにカボチャマンのところにお菓子をとりにきてくださ~い。」
とってもやさしいカボチャマンの登場に、みんな笑顔。
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参加してくださったみなさま、ありがとうございました。

次回の「フロアスタッフとあそぼう!」は11月12日(土)画はくの日です。
展示をじっくり観察しながら、楽しく描きましょう。
ぜひ、ご参加ください。

(フロアスタッフ いしくら)

11月~12月のセミナーのお申し込み〆切が近づいてきました。

11月は特別企画のセミナーも満載です。
京都で開催される館外企画展 「日本文化を育んだ自然 where culture meets nature」

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関連講座(セミナー)が開催されます!
(1)【テーマ】 日本庭園の伝統と海外での多様な展開
 講師:中瀬 勲(兵庫県立人と自然の博物館 館長)
 日時:2016年11月20日(日)15:00~16:00 (開場14:30)
 会場:花洛庵 奥座敷(京都市中京区油小路通四条上ル藤本町)
 参加費: 500円(入場料)
 募集定員:約20名(高校生~大人)要申込(締切11月10日(木))
(2)【テーマ】 京町家 坪庭に生きるコケたち・あかりとコケ 
 講師:秋山弘之(兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員 / 兵庫県立大学 准教授)
      内野敦明(MossLight-LED 制作者)  
 日時:2016年11月23日(水・祝)(仮)13:00~14:00 (開場12:30)
 会場:花洛庵 奥座敷(京都市中京区油小路通四条上ル藤本町)
 参加費:500円(入場料)
 募集定員:約20名(高校生~大人)要申込(締切11月13日(日))
(3)【テーマ】戦国武者を飾った陣羽織の羽根の謎:ミクロの科学で知る生物の知恵
 講師:齋藤 彰(大阪大学大学院工学研究科 准教授) 
 日時:2016年11月26日(土)(15:00~16:00)(開場14:30)
 会場:花洛庵 奥座敷(京都市中京区油小路通四条上ル藤本町)
 参加費:500円(入場料)
 募集定員:約20名(高校生~大人)要申込 (締切11月16日(水))
 
チェックがまだの方は、下記のセミナータイトルをクリックして、
内容をお確かめいただき、
お申し込みをお待ちしております。

寒い季節になりますが、ひとはくの熱い学びを体験してください(o^^o)

2016年11月

開催日 セミナータイトル ジャンル
2016/11/12(土) E12古写真と絵図から読み解く植生景観と人のくらし 基礎講座
2016/11/13(日) E13料理教室&うんちく DE 地域再発見「山田錦でつくった酒」 体験する講座
2016/11/13(日) B37加西市畑町のシダを見る 見る講座
2016/11/15(火) D17土壌動物の観察 基礎講座
2016/11/18(金) H07霊長類学が描くヒトの姿-われわれは何者か?(有高連携セミ) 基礎講座
2016/11/19(土) D18動物の体のつくりとしくみ 2. 爬虫類 見る講座
2016/11/19(土) B38六甲山「森の植物」観察会(秋) 体験する講座
2016/11/20(日) B39ノジギク観察会 見る講座
2016/11/20(日) B40淡路・三熊山に登って植物を見よう 体験する講座
2016/11/20(日) E19 日本庭園の伝統と海外での多様な展開 見る講座
2016/11/23(水) B45 京町家 坪庭に生きるコケたち・あかりとコケ 基礎講座
2016/11/26(土) E16中瀬勲館長 庭園スペシャル講座「日本庭園の伝統的技法」 考える講座
2016/11/26(土) B41芦屋市奥山地域で多様性を知る 体験する講座
2016/11/26(土) D19 戦国武者を飾った陣羽織の羽根の謎:ミクロの科学で知る生物の知恵 基礎講座
タイトルをクリックすると詳細が見られます。受講申込も続けてホームページ上でできます。

2016年12月

開催日 セミナータイトル ジャンル
2016/12/4(日) E18リアル!日本庭園のジオラマをつくろう! 体験する講座
2016/12/4(日) F05むすぶ、ひらく、ユニバーサルなこと 2016 考える講座
2016/12/11(日) E17中瀬勲館長 庭園スペシャル講座「世界の庭園と庭づくり」 考える講座
2016/12/11(日) B42カヤツリグサ科勉強会 体験する講座
2016/12/18(日) B43海岸の植物・植生と環境 基礎講座
タイトルをクリックすると詳細が見られます。受講申込も続けてホームページ上でできます。

 

生涯学習課 

好評開催中の 写真展「風情 Fuzei」~フランス人文化人類学者がとらえた日本庭園~

多くのみなさまに、ご覧いただきましてありがとうございます!
写真展をご覧いただいた来館者のみなさんのお話を拝聴いたしますと・・・・

・展示されている日本庭園写真の美しさに、見とれてしまいます。
・本当の日本庭園、美術館にいるような感じですね。
・日本人の美意識をあらためて、フランス人写真家の
 クロードルフェーブル氏に教えていただきました。
・人と自然の共生の新たな世界観いいですね。
・文化・芸術の秋にふさわしい内容ですね。
                                  
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さて
今回は、写真展「風情 Fuzei」~フランス人文化人類学者がとらえた日本庭園~の開催に関連して

スペシャル講座 ひとはくセミナー 中瀬勲館長 庭園スペシャル講座
テーマ 「日本庭園の美学」が11月3日(木・祝)に開催されました!

スペシャル講座の内容は
時代とともに移り変わってきた日本庭園の潮流や伝統的なデザイン技法について、事例を用いて解説や
中瀬勲館長自らが計画・造成に関わった海外の日本庭園の紹介などがあります!

スペシャル講座の様子です!

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今回を含め全3回の予定です!   申し込み締切までわずかですのでお急ぎ下さい! 
テーマをクリックすると申し込みページにリンクします。   

  「日本庭園の伝統的技法」 11月26日(土)13:30~15:00
  「世界の庭園と庭づくり」 12月11日(日)13:30~15:00

その他にも大平研究員による関連講座
「ひとはくセミナー リアル!日本庭園のジオラマをつくろう!」 12月4日(日)13:30~15:30

内容は石や粘土、模型材料などを使って、リアルな日本庭園風のジオラマを自由につくります。
簡単なのに奥が深いので、子どもさんから庭づくりにご興味のあるご年配の方まで、
幅広く楽しんでいただけます。自分だけの素敵な庭をつくって、お家に飾ってみてはいかがでしょうか。


                                       情報管理課 
                                          中前純一

ひとはくは、博物館は多くの標本や資料、専門性の高い研究員等を有し、
来館者等の利用に供することを一つの使命とする機関です!

「人と自然の共生」をテーマに、県民に開かれた博物館として開館以来
その高い専門性と豊富な資料を活かし

県内外の学校団体が人と自然の調和のあり方を学べる場として活動しています!

前回に続き・・・10月28日は県立農業高等学校(農業科1年生)、
県立有馬高等学校(人と自然科1年生)の2校が来館

県立農業高等学校は特注セミナーとして小舘研究員
県立有馬高等学校は高校連携セミナーとして藤井研究員がセミナーを担当しました!

今回の2校もとても特色のある学校で・・・・
なんと!この少子化の時代に中学生の進学希望者数が
高校の募集定員を大幅に超える人気のある学校です!

実は・・・ひとはくとの関係は・・・どちらも深いですね!

県立農業高等学校は・・・
農業科、園芸科、動物科学科、食品科学科、農業環境工学科、造園科、生物工学科、
7つの各学科に実習棟、農場があり、全国最大規模の農業高校だそうです。

全国クラスの農業研究のコンクールでは2年連続最優秀賞など多数受賞、県教育委員会からも
農業の拠点校として指定され、全国トップレベルの研究施設や設備が導入されているそうです!

また、本年2月11日に当館で開催された
「共生のひろば」で、すばらしい研究発表をしていただきました!
研究の詳細はこちら 
共生のひろば 11号
加古川下流域における魚類種の変化 人為的攪乱による湿地の変化について
標識再捕法の精度についての検証実験 環境DNA 手法を用いた希少種調査方法の確立第2報


県立有馬高等学校は・・・
人と自然科、総合学科、2つの学科に、大温室、講義棟、農場もあり、明治時代から続く、
県下で4番目に古い学校だそうで、今年120周年を迎えた学校です。

こちらも全国クラスの農業関係のコンクールでは毎年最優秀賞を受賞するなど、県教育委員会から
学校教育や社会教育等の分野で、多くの人々の模範となるような立派な行為や有益な研究・発明をした
個人や団体を表彰する「ゆずりは賞」の常連校だそうです!

ひとはくとは、平成17年度から連携協定を締結し、ひとはくの研究員が年間を通じて高校生たちに
新しい研究内容を講義しています!

また、学校設定科目の授業内において実施されている、「有馬富士公開セミナー」などでは、
ひとはくの研究員がアドバイザーとして支援しています!


セミナーの様子です!

 小舘研究員 「森林の植物と土壌の話」

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 ※特注セミナーは来館される団体様向けのセミナーです。
 
 藤井研究員 「植物生態学入門」


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 ※高校連携セミナーは県立有馬高等学校の生徒といっしょに一般の方も受講されるセミナーです。


ひとはくと連携・来館いただいている学校からは・・・
最近 ひとはくのご指導により・・・児童・生徒たちが・・・
○○コンテスト全国最優秀賞・文部科学大臣賞など受賞しましたと
うれしい報告をたくさんいただいております!

とある教科の全国大会・コンクールでは・・・
最優秀賞は兵庫県(ひとはくとの連携している学校)が独占とのこと
全国的にみても・・・博物館でのキャラバン事業をはじめ、
高校生のための生き物調査体験ツアーin台湾、 
サイエンスフェアin兵庫など、高校生の教育・研究支援など学校との親密度は・・・ひとはくは・・
数ある博物館なかで・・・教育支援日本一なのかも?
結果にコミットできるのは・・・やっぱり「ひとはく」ですね!

ひとはくは、これからも末長く・・自然を学ぶ志のあるみなさんを応援していきます!
その仕掛けとして!教科や総合的な学習、課題研究などの科目に取組む高校生には、
ぴったりのひとはくだからできる館外企画です!

館外でも積極的に話題を提供していきますので、ぜひご期待・ご来場下さい!

第一弾!11月19日(土)から12月4日(日)まで
    花洛庵(京都市中京区油小路通四条上ル藤本町)で開催
   「日本文化を育んだ自然 where culture meets nature」(館外企画展)

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第二弾!12月4日(日)にグランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)で開催
      12F特別会議場(大阪市北区中之島5丁目3番51号)
    「第10回生物多様性協働フォーラム」

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                                 情報管理課
                                   中前純一

10月22日(土)、はかせと学ぼう!「ちょっと観察!この植物(秋)」をおこないました!!


植物博士の小舘研究員と一緒に、博物館横の深田公園で、秋の身近な植物をちょこっと観察☆


s-P1100899.jpgのサムネイル画像       


 今回の参加者は植物が大好きな男の子のご家族と、

大学生のお兄さん達です。
  








まずは、小舘研究員より今日のミッションが言い渡されました!!

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ミッションのひとつ、「はね」があるタネについて説明をしていたところ、参加の男の子より、

「それってアルソミトラだよね?」とひと言!

難しい学名を言ってくれました\(◎o◎)/! これには博士も大学生のお兄さん達も、感心することしきりでした☆彡

 


さぁ!公園に出発!!

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A地点では、ひっつきむしの「アレチヌスビトハギ」、

緑色のどんぐり、「はね」があるタネ(イロハモミジ)

を発見!

 







場所を変えて、C地点では、きれいに色づいたイロハモミジから、「はね」があるタネをゲット!

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ビオトープのあるD地点では、ひっつきむしの「アメリカセンダングサ」を発見!


むむっ!奥にフランクフルトのような物体が?!これも博物館に持って帰って見てみましょう!

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大きなモニターで拡大してみます。

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ひっつきむしのひっつく仕組みが

よく分かります。









さきほどのフランクフルト、実はガマという植物です(^o^)

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博士のハンドパワーでもみ崩していくと・・・

綿に変身?!

 









最後に、見つけた植物をシートに貼っていきました☆彡

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ご参加いただいた みなさま、ありがとうございました!!

 

さて、次回のはかせと学ぼう!は・・・

10/30(日)

「アンモナイト石けんをつくろう」

アンモナイトのシリコン型に石けん素材を流し込み、アンモナイト化石のレプリカを作製します。
詳しくはココをクリック

みなさまのご参加、心よりお待ちしております!

フロアスタッフ かどはま



10月22日(土曜日)に兵庫県民会館にて
「ナチュラルヒストリー~これまでの貢献と今後への期待~」が開催されました!
ナュラルヒストリーに関するシンポジウムです!
公益財団法人 藤原ナチュラルヒストリー振興財団
今までは主に関東中心にシンポジウムを開催されていましたが、今回はひとはくが共催し、
関東以外ではじめて、神戸で開催することができました!!
今回のシンポジウムは、講演の他、研究者等によるパネルディスカッションも行い、
参加者の皆様のご質問等も頂戴しながら、
ナチュラルヒストリーの現在像と将来について考える機会にしようというものでございます。

内容は盛りだくさんです!参加者は200名近くになりました!
参加された方々は高校生~シニアまで研究機関・企業だけでなく、
行政関係、教育関係、自然や生物に興味のある方など・・・
一番遠い参加者は東北から・・・
ひとはくの幅広さと同じですね。

アカデミックな当日の様子をお伝えします!
受付の様子です!会場満員御礼!
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受付の横には、ナチュラルヒストリーシリーズ
岩槻邦男名誉館長の本も数冊ございます!
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総合司会は兵庫県教育委員会事務局 土屋社会教育課長が務められました!(左)
はじめの挨拶をされる主催の公益財団法人藤原ナチュラルヒストリー振興財団 下河邉和彦理事長(右) 
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第1部はひとはくの研究員による基調講演です!
  第1部 基調講演  
     池田忠広太田英利(人と自然の博物館/兵庫県立大学)
     「篠山層群の化石群:恐竜とともに生きたカエル・トカゲ
     滅びたものたち、生き残ったものたち」
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兵庫県丹波市・篠山市に分布する篠山層群(白亜紀前期)からは、
恐竜とともにカエル・トカゲ類といった小型脊椎動物化石が多数産出しています。
白亜紀前期の化石は世界的に乏しいことから、同分類群の進化の過程や初期の
多様性の解明に大きく貢献するものと考えられています。
本講演では、これらの篠山層群産カエル・トカゲ類化石がどのような生物なのか、
化石種や現生種との比較によって明らかになった最新の研究成果をもとに紹介されました!
 
     高橋 晃高野温子(人と自然の博物館/兵庫県立大学)
     「兵庫県の植物相研究:播磨の絶滅危惧種オチフジの秘められた生活史」  
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兵庫県の植物相研究の歴史や
植物研究家らの協力によって明らかになってきた、兵庫県産植物の話題として、
絶滅危惧種オチフジの生活史を解説
オチフジはシソ科の多年草で、現在自生が確認されている集団は西播磨地域にしかない
絶滅危惧種です。
本講演では、知られざるオチフジの生活史について、
和歌山県と兵庫県だけという変わった分布の謎、保全に取り組む地元の活動の紹介に加えて、
最近中国南部から見つかった「オチフジ」と日本のオチフジとの関係等も紹介されました!

    第2部 パネルディスカッション  
     コーディネーター 太田英利
     パネリスト  岡本 卓(京都大学) 角野康郎(神戸大学)
              光明義文(東京大学出版会、 財団評議員)
              西方敬人(甲南大学) 
   
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ナチュラルヒストリーの分野で、今後期待される新しい展開について、
生物科学分野や社会からの新しい情報も取り入れて、議論されました!
会場からも質問も多く、参加者の皆様とディスカッションしながら、
ナチュラルヒストリーの現在像と将来について考える機会になりました!

閉会の挨拶は人と自然の博物館 中瀬 勲館長です!

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ひとはくはこれからも・・ナチュラルヒストリーを含め、
どんどん皆様に「人と自然の共生」をテーマとした自然史系の博物館として
館外でも積極的に話題を提供していきます!ぜひご期待下さい!

第一弾!11月19日(土)から12月4日(日)まで
    花洛庵(京都市中京区油小路通四条上ル藤本町)で開催

   「日本文化を育んだ自然 where culture meets nature」(館外企画展)

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第二弾!12月4日(日)にグランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)で開催
      12F特別会議場(大阪市北区中之島5丁目3番51号)
    「第10回生物多様性協働フォーラム」

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                                 情報管理課
                                   中前純一




ユニバーサル・ミュージアムをめざして81

「私だけ」のものと「あなたたち」

三谷 雅純(みたに まさずみ)



 半年ほど、「ユニバーサル・ミュージアムをめざして」を書かずにいました。いつまで待っても新しい文章がアップ・ロードされないので、三谷は病気なのではないかと心配して下さった方がいました。心配して下さって、ありがとうございます。でも大抵の方は、その方その方の日常の流れがあまりにも速すぎて、いつの間にか、そんなブログがあったということを忘れていたのではないでしょうか。

 世の中全体が、お一人お一人の人生に対して目まぐるしく変わり続けることを求めています。それも有無を言わさずにです。それに応じて情報の質がどんどん劣化し、無数にあるどうでもいいこと、吹けば飛ぶようなことばかりが幅を利かせるようになりました。その洪水の中から、本質的に大事なことを見分けるのが難しくなったのだと思います。「忘れてしまって差し支えないこと」、というよりも「忘れなければ、明日の作業に取りかかれないこと」で溢(あふ)れてしまった。そういうことだと思っています。わたしは、どうしてもしなければならない「明日の作業」そのものから、「どうでもいいこと、吹けば飛ぶようなこと」が再生産され、皆さんの貴重なはずの人生の時間が、いつの間にか無駄に消費されてしまわないようにと祈っています。

 今では違うのかもしれませんが、少なくとも、かつてのサモアやニューギニアの人びとは、昨日も明日も変わらない、貧しく平穏な生活をしていました。芋畑があり、豚を飼う生活です。まるでわたし達の住む世界とは別の惑星の話です――実はわたしは、若い頃から、芋畑があり豚を飼う生活に憧れていました。今でもです。『水木しげるの娘に語るお父さんの戦記』 (1) に書いていた水木さんと同じ心境です。

 病気ではないかと心配して下さった皆さん、わたしは元気です。これからは、また「ユニバーサル・ミュージアムをめざして」を続けていきます。書きたいことは、いくらでもあります。

☆   ☆

 神奈川県にある「津久井やまゆり園」という施設で、19人の重い障がいのある入所者が、無抵抗のまま殺されるという事件が起こりました。東京大学先端科学技術研究センターの福島 智さんは、「重複障害者は生きていても意味がないので、安楽死にすればいい」という容疑者の言葉から、「『ナチス、ヒトラーによる優生思想に基づく障害者抹殺』という歴史的残虐行為」を連想した」(毎日新聞 2016年7月28日夕刊)(2) とおっしゃいます。

 『ナチス、ヒトラーによる優生思想に基づく障害者抹殺』とは、いわゆる「T4作戦」と呼ばれる、精神障がい者を安楽死させる考えのことです。「精神障がい者」には、後に身体障がい者やアルコール中毒者なども含まれるようになりました。戦後のニュールンベルグ国際軍事裁判によれば、「T4作戦」によって虐殺された人びとは、およそ27万5千人とされているそうです(鳥飼行博研究室HPに引用) (3)

 今、「虐殺された人びとは27万5千人」と書きました。この文章を読んでも、「27万5千人」という人数が多いのか少ないのか、よくわからなかった方が多いのではないでしょうか。27万5千人というのは、例えば日本でいえば北海道の函館市山口県下関市の2016年の人口をやや上回るくらいです (4)。何年も掛けてですが、それだけの人を淡たんと殺害した。ユダヤ人やジプシー(ロマ)の人と同じように、27万5千人の障がい者を殺した。ここで注意しておきたいことは、「善良な普通の人びとが、『ナチスの命令で』障がい者を淡たんと殺した」という事実です。普通の人たちが殺した。このことを障がいのある当事者は決して忘れません。なぜなら、それは「町内のお隣さんや職場の同僚が、ある日突然、町内会の用事や職場の仕事として、あるいはそのついでに、何げなく自分を殺しに来る」ことを意味しているからです。

 福島さんと同じく東京大学先端科学技術研究センターの熊谷晋一郎さんは、ご自身の経験を踏まえて、次のようにお書きです。

「私が生まれた1970年代は、脳性まひの子どもが生まれると早期のリハビリで、なるべく健常児に近づけようとするのが一般的だった。もし健常児に近づけなければ、親亡き後、人里離れた大規模施設に入るしかない。当事の、一部の介助者や支援者の愛や正義を笠に着た、うまくリハビリの課題に応えられない寝たきりの私たちを足で踏みつけるなどの暴力。それに対して何もできない怒りと無力感が、緊張とも弛緩(しかん)ともつかない、内臓が落ちそうな感覚にさせた。事件は、あの日々に私を連れ戻すのに十分なものだった。事件報道に触れ、あの頃の身体感覚はよみがえり、街ゆく人々が急に自分を襲ったりしないかと、身構えるような感覚を覚えた。」(朝日新聞 2016年10月16日)(5)

 「津久井やまゆり園」事件から、障がいの当事者は、大なり小なり似た感覚を覚えました。その意味で、この事件はわたしたちの日常に隠れた人間性の一面を暴き出したと言えます。人が人を愛することは紛れもない事実ですが、それとともに、時に人は日常の延長として、激しく(あるいは、こっそりと)暴力を振るうのです。紛争や戦闘は、そのような暴力が顕在化した姿です。

☆   ☆

 先頃亡くなられた永 六輔さんは『大往生』 (6) の中で次のような医者の言葉を引用しています。

「患者にとって病気は『私だけ』のものなのに、私たち医者は『あなたたち』という扱いをしてしまうんです。/反省しています。」(「Ⅱ 病い」、46ページ)

 病気が「私だけ」のものという感覚は、物心ついてからの出来事が、時間軸に沿って厳然と存在したからだという気がします。病気というと日常の節制が足りないとか、遺伝的な問題があるとかといった原因捜しに陥りがちです。実際にそうした見方も必要なのでしょうが、病気が重ければ重いほど、あるいは生き残っても、後遺症によって人生が大きく換わってしまったら、病気というのは人生の中でもかなり重みのある出来事になる。ちょうど家族の誕生や愛する人との分かれと同じようにです。その重みのある出来事のひとつだから、病気以外のさまざまな出来事とともに「患者にとって病気は『私だけ』のもの」なのです。

 一方、ある意味で医者は科学者でなければなりません。科学的な思考ができなくては務まりません。病気を類別し、見極めて治療法を探るのですから、大局的な視点がなければなりません。類別して病気を見ているために、ついつい患者を「あなたたち」と呼んでしまうと言うのです。

 しかし、医者が科学者であるというのは、「医者という人間」の一面にしか過ぎません。医者であれば、患者の過去の思い出や現在の生活がもたらす満足といった、医療データ以外のさまざまな事実にも向き合うことが求められます。ですから、ひとりの人間として患者と対峙する目もまた必要なのです。この思いが「反省しています」という言葉になりました。

 なぜこの医者の言葉を思い出したかというと、「津久井やまゆり園」事件があった直後、わたしの周りでは「人権の根拠」が話題になったからです。

 どの人にも人権がある。そのことは当然です。しかし、よく考えてみると、みんな「どの人にも人権がある」と口にするだけで、はっきりと「全ての人には人権がある」理由はわからない。本当にわかっている人は少ない。と言うより、殆どいない。動物にさえ「人権を認めるべきだ」という人までいる。その時、動物には認められない人権が、なぜ、どの人にも認められるのだろうかと考えていて、「人生を流れる時間の貴さ」に思い至り、先の言葉を思い出したのです。

 人は一人ひとりが掛け替えのない存在だ。なぜなら、その人にしかない人生という歴史を生きているから。この事実は誰も否定できない。だから、どのような人であれ、一人ひとりの人権は守られなければならない。

 これが、わたしが考えて得た結論です。当然、異論はあるでしょう。

 動物に過去の思い出や時間の流れの意識はありません。ヒトの仲間であるゴリラやチンパンジーでさえ、今を懸命に生きているだけです。ですから動物に「人生を流れる時間の貴さ」、つまり「人権」に当たるものはない――「人権」がないからといって、むやみに動物を残酷に扱っていいと言っているわけではありませんよ。残酷に扱ったら、その人の意識の側に「残酷に扱った」という事実が刻まれる。無意識にです。そう信じています。

 「津久井やまゆり園」事件の後、世の中では、犠牲者の実名を明かすべきだという意見がありました。しかし、ご遺族は拒んだようです。実名を明かすことで、何の躊躇もなく障がい者を差別する日本の社会から、何らかの制裁があるかもしれない。こう考えたご遺族は、無言の「暴力」に向き合ってきたのだと思います。

 ただ何人かのご遺族は、この世に生きた証として、実名を明かすことで「その人に名前があった」という事実を残そうとされました。

 わたしなら、どうするでしょうか?

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(1) 『水木しげるの娘に語るお父さんの戦記』(河出文庫)

(2) 毎日新聞 2016年7月28日夕刊 「相模原殺傷 尊厳否定『二重の殺人』全盲・全ろう東大教授」強者優先の社会を連想...福島智氏
http://mainichi.jp/articles/20160728/k00/00e/040/221000c

(3) 鳥飼行博研究室HP「◆ナチスの障害者安楽死T4作戦:Aktion T4 Nazi Germany's Euthanasia programme」
http://www.geocities.jp/torikai007/1939/t4euthanasia.html

(4) 函館市の2016年の人口:
https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2015020600107/
下関市の2016年の人口:
http://www.city.shimonoseki.lg.jp/www/contents/1174015659661/index.html

(5) 「相模原事件が問うもの 少数派の排除、暴力を生む」[文]熊谷晋一郎  [掲載]2016年10月16日
http://book.asahi.com/reviews/column/2016101600003.html

(6) 『大往生』(永 六輔 著、岩波新書)



三谷 雅純(みたに まさずみ)
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館



10月16日(日)東条湖おもちゃ王国でおこなった
「第15回はたらくくるま大集合inかとう」のイベントの様子を紹介します!

 イベントでは、パトカーや消防車などの人気のくるまが大集合し、
いろんなくるまの仕組みやお仕事の様子を知ることができました!

 

ひとはくは移動博物館車「ゆめはく」を出動!
今年は化石を た~くさん 展示しました♪
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普段はなかなか経験することのできない化石の発掘を体験したり~♪(写真左)
ホンモノの丹波竜の化石の一部とおなじ形、おなじ重さのレプリカをさわったり~♫(写真右)
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とってもたのしいイベントでしたよ(*^_^*)

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「ゆめはく」にきてくれたおともだちご参加ありがとうございました。
ぜひ、ひとはくにも遊びに来てくださいね!!



フロアスタッフ くまもと まなみ

 

10月23日(日)
ひとはく探検隊「どんぐりをひろいに行こう!」を行いました!

 

今回の隊長の高野研究員とフロアスタッフと
一緒に深田公園にどんぐりを探しに出かけましたよ!
植物はかせの高野研究員のプロフィールは☆こちら☆


公園に行く前にどんぐりのお勉強をしました♪
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深田公園に出発しましたよ(*^_^*)

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▲シラカシの青いドングリです。              ▲クヌギもたくさん落ちてたよ

アラカシ、シラカシ、コナラ、クヌギ、アカガシなど
みんなが、だいすきなどんぐりがたくさん落ちていました(*^_^*)
 

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  \どんぐりたくさんひろったよ!/

 

報告書のポスターは、4階ひとはくサロンに貼り出しておりますので、ぜひ見にきてくださいね。

 

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

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次回のイベントは
10月29日(土)フロアスタッフとあそぼう「ハロウィン★ソーマトロープ」
2つの絵が1つに見える!?ソーマトロープをつくってみよう!
詳細はこちらをクリックしてご覧ください。

次回のひとはく探検隊は
11月6日(日)ひとはく探検隊「きのこGETだぜ!」
秋山研究員と深田公園にキノコを探しにでかけよう!
詳細はこちらをクリックしてご覧ください。

 

 

みなさまのご来館、心よりお待ちしております!

 

 

フロアスタッフ くまもとまなみ

ひとはくは、博物館は多くの標本や資料、専門性の高い研究員等を有し、
来館者等の利用に供することを一つの使命とする機関です!
「人と自然の共生」をテーマに、県民に開かれた博物館として開館以来
その高い専門性と豊富な資料を活かし
県内外の学校団体が人と自然の調和のあり方を学べる場として活動しています!

夏の高校生県庁インターンシップにつづき
今回は、ひとはくの高校生への学習支援・特注セミナーです!
ひとはくでは、なんと!団体で来館された場合には、研究員による
特注セミナーを申し込むことができます。

また、学校からのリクエストに応じたテーマでの講義にも対応しています。
内容等については、ご相談くださいね!
本日は、県立西宮今津高等学校県立篠山東雲高等学校の2校が来館、
館内展示見学ののち
当館研究員による特注セミナーを受講されました!

この2校はとても特色のある学校で・・・・
県立西宮今津高等学校は・・・
総合学科で大学のように個人の興味・関心、進路希望に応じて自分で自分の時間割が作れたり、
大学と連携した高大連携教育を推進されているそうです!

県立篠山東雲高等学校は・・・
地域農業科で農業教育の特質を活かし、地域に貢献できる心豊かな人材の育成を目標にコンテスト等で
内閣総理大臣賞など多数受賞されているそうです!

セミナーの様子です!

橋本佳延主任研究員 「兵庫の里山とその保全」
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三橋弘宗主任研究員 「エネルギーの農業利用」
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この2校は・・・本年2月11日に当館で開催された
「共生のひろば」ですばらしい研究発表されている学校です!

研究の詳細はこちら 
共生のひろば 11号
西宮市夙川の生物環境調査 -イシマキガイを手がかりに-
地域資源を有効活用~ありっ竹使い切る!!~
来年2月11日も「共生のひろば」研究発表をお待ちしてますね!

ひとはくは、高校生への学習支援に力を入れています!

高校生のみなさん!研究のことなら・・・いつでもお気軽に相談をお待ちしていますね!

先生方へ
ひとはくは・・・学校での教材開発や地域の自然や環境に関する問い合わせに対応しています!
分野ごとに精通した研究員がいますので、様々な質問や問い合わせに対応することができます!
また、教科の研究部会や各自治体の教育委員会等での研修等に対応しておりますので・・・
お気軽にひとはくへご相談ください!

                                  情報管理課
                                     中前純一

秋も深まりだんだん肌寒くなってきましたね。

11月は小さなお子様とご家族の方が一緒にお楽しみいただけるイベント
「Kidsサンデー」スペシャルバージョンとなっております。(通常よりも多くの出展団体があります)

11/6(日) 「Kidsサンデー・スペシャル2016inひとはく」

木の実の工作や、秋のプチむしむしたいけんなどさまざまな楽しい体験型のプログラムがありますよ♪

bannerkidssunday1611.jpg ◀くわしくはコチラをクリック

 

また11/20(日)は、NPO法人 人と自然の会やひとはく研究員によるイベント
「ドリームスタジオフェスタ」があり、通常よりたくさんのプログラムをご用意しております。
※11/20(日)は「関西文化の日」のため観覧料は無料です。(イベントによって別途参加費は必要)

 

土日祝13:30~はじまるフロアスタッフとあそぼうのイベントは...

 フロアスタッフとあそぼう 

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当日10:00から4階インフォメーションカウンターにて、参加申し込みの受付を開始。
   定員になり次第終了します。

 

 12日(土) 『画はくの日』

s-datafiles.jpg博物館の展示をじっくり観察しながら絵を描いてみましょう。

時間:13:30~14:00
場所:来てのおたのしみ♪
定員:なし
参加費:無料

                                   


19日(土) 実物大!丹波竜をみんなで描こう!』

s-Tambatitanis .jpg今年は丹波竜の化石が発見されて10周年!
実物大の丹波竜の絵に、みんなで色を付けて完成させよう! 

時間:13:30~14:00                         
場所:4階大セミナー室
定員:20名・参加費無料
                                                                                     


23日(水・祝) 『きのこをつくろう!』
         
s-s-kinokowotukuro.jpg紙粘土に色をつけてオリジナルのキノコをつくろう!


時間:13:30~14:00
場所:4階オープン・ラボ
定員:20名・参加費無料


                                                                    
                                     
26日(土) 『きょうりゅう骨パズル』
                       
  s-kyouryuupa.jpg大きな丹波の恐竜パズルをみんなで完成させよう!     
        

時間:13:30~14:00
場所:3階恐竜化石展示室前
定員:各回10名(15分×2回実施)
参加費:無料
                                                 

27日(日) 『モールで恐竜をつくろう!』

 s-s-MEMO0016.jpgモールで恐竜をつくってみましょう!

時間:13:30~14:00
場所:4階中セミナー室
定員:20名
参加費:100円                                                              



このほかにもたくさんのイベントがあります。みなさまのお越しをお待ちしております!

フロアスタッフ まつだ

ひとはく探検隊とは、ひとはくの研究員が隊長となって、公園や博物館を探検するイベントです。

10/23(日)のひとはく探検隊は「どんぐりひろいに行こう!」
※当日10:00から4階インフォメーションカウンターにて、参加申し込みの受付を開始。
定員になり次第終了します。

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時間:13:00~(所要時間約1時間)
場所:4階ひとはくサロンに集合
定員:20名・参加費無料
※小学2年生以下は保護者同伴でご参加ください。


※少雨決行(大雨の場合、4階ひとはくサロンでどんぐりのお話をします)

◀くわしくはコチラをクリック 





博物館横の深田公園を散策して、植物はかせの高野研究員と一緒にどんぐりをひろいにいきませんか?

ひとはく博士もひとあし先に、どんぐりをひろいに行きました。

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公園は
どんぐりがいっぱいじゃ!







みなさまのご参加おまちしております。

★★昨年度の「どんぐりひろいに行こう!」の様子★★  ◀くわしくはコチラをクリック
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ひとはく探検隊の年間スケジュールコチラをクリック

フロアスタッフ まつだ

10/15(土)、16(日)はハロウィン企画第2弾!
フロアスタッフとあそぼう「ハロウィン★おめんづくり」を行いました!
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木の実や落ち葉をつかって、オリジナルのおめんを作ります!
どんな作品ができるのか、とても楽しみですね~(*^〇^*)

まず最初は×クイズ」を出題!
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「まる~!」「これはバツだ!」
みなさん、たくさん正解できたかな?
とても盛り上がっていました!

好きな材料を選んだら、さっそく作業開始です!
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どんぐりを鼻にしたり、大きな葉っぱで髪の毛を作ったり...
個性豊かな作品がたくさん出来上がっていきます!

作業も終わりに近づいたとき、なにやら、怪しい影 が...!
なんとカボチャのお化けが登場!
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クイズに正解できたおともだちには
素敵なプレゼントもありましたよ(^^)♪
お父さん、お母さんも大笑い!

つくったおめんをかぶって...はい、ポーズ!
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(※写真はクリックしていただくと拡大されます)
たくさんのご参加、ありがとうございました!

まだまだ10月にはイベントがたくさん!
詳しくはこちらをご覧ください

みなさまのご来館を心よりお待ちしております。
朝晩は寒くなってきたので、体調にはお気をつけくださいね~(^-^)/

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ひとはくでは、来館者のみなさんがより
ひとはくに興味を抱いていただくため、いろいろな仕掛けを用意しています!

まずは・・・
地学・動物・植物等の特定のテーマごとに各種学習素材(標本、模型、図書、冊子など)が箱詰めされたボックス(ミュージアムボックス)を
ひとはくサロン内の棚に配置し、自由に利用できるようにしています。
ひとはくサロンのタブレット端末(展示情報システム)とも関連しており、学びの深化が期待できますね~

salon_img1.jpg  topgamen.jpg  

ミュージアムボックスの利用方法  

そして・・・
また、来館者のみなさんがお持ちのスマートホンを利用して展示物の説明がみられるアプリ【館ナビ】もぜひ!インストールしてお試しください!
【館ナビ】を実証実験として試行しています。英語版での展示解説も楽しめます!

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 館ナビの利用方法


ひとはくは日々アップデートをしています!

さて・・・開催中の企画展や展示物にも・・・わかる人にはわかる・・・渋いものを発見したので紹介します!

収蔵資料展「温古写真大作戦!!むかしの写真で未来をつむごう」

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来館者の方が少し離れたところから・・・見られると・・・
えー!ひとはくの中に本物の電車がある!と思われる方が多数いらっしゃるほど
一円電車(レプリカ)の本物感がすごいですね~ 一円電車の詳細はこちら

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農村歌舞伎の着物がとてもきれいで迫力がすごいですね~
提供の部分を見ると・・・兵庫県立播磨農業高等学校
部活動で「郷土伝統文化継承クラブ(播州歌舞伎)」があるんですね~
敷地は30haで西日本最大級の広さ!体育や部活などで校内1周走るだけで数キロに・・
校内に歌舞伎の舞台もあるそうです!
また、兵庫県教育委員会の郷土伝統文化継承推進校にも指定されているそうです!
学校案内はこちら

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ひとはくオープン時の写真・三田市内の誓文払い・ウド小屋の写真 なかなか渋い写真です!
エントランスホール周辺が人でいっぱいですね~
まさに・・・「ひとはく」の開館が地域のみなさまに期待されていたのかがわかりますね~
三田市内の誓文払いも活気があり・・子どもから大人まで・・みんなが楽しみにしていたイベントですね~
三田特産のウドを栽培する小屋ですね~ ちょっとうんちく・・・
三田のウドは大正5年に有馬農林学校(現兵庫県立有馬高等学校)の野間三五六氏が大阪の三島へ視察に行き、
門外不出のうど株を、特に学校試験用として持ち帰り、地域産業振興のため前中大蔵氏に試作を依頼したのが始まりだそうです!
昭和・平成の最初を思い出し・・・写真を前に5分ほどたたずめば・・・
淡い青春時代に・・・ノスタルジーにひたれますよ!!(笑)

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当館の企画展の幅広さはすごいですよ!
なんとあのスターの若かりし頃の写真まであります!
ぜひ!どこにあるかさがしてみてくださいね~
ヒントは・・・♪はーるばる来たぜ~○○
       キタサンブラック  

それでは・・・・みなさまのお越しをお待ちしております!

                            情報管理課
                              中前 純一





ひとはくは、学校教育への支援を明確に目標と位置付け、学校の学習カリキュラムや課題に応じて、
希望する分野に応じた研究員を講師として派遣しています!
標本や資料が持っている迫力やおもしろさを体験していただくために、
移動用の展示キット一式をもって、学校に出かけて展示する「学校キャラバン」を行っています。
昆虫標本や恐竜化石などのレプリカや本物を学校で・・・満喫してください!
キャラバン事業の詳細はこちら
さて、今回は・・・
移動博物館車「ゆめはく」号が、様々な標本や資料をのせて・・・・
10月11日(火)に、神戸市立星和台小学校へ行ってまいりました!

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閑静な住宅街にあり、グラウンドからは六甲のやまなみが見えますね~
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学校の中庭には「ゆめはく」・・・玄関には・・「トリケラトプス」!
当日は学校公開デ―でもあり、来校される保護者や地域のみなさんから・・・
うわ~!すごいな~!と・・・驚きの声が!(つかみは上々です!この勢いでセミナーへ!)

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6年生の理科の授業「大地のつくりと変化」です!!
土地やその中に含まれる物を観察し、土地の様子やでき方を調べ、土地のつくりと変
化についての考えを持つことができるようにすることを学びます!
今回の教材は・・・古谷研究員と教頭先生が学校の近くでとれた石を準備して・・・
(古谷研究員のスペシャルな仕掛けが・・・)
児童のみなさんや保護者の方にも石(チャート)を配って、ルーペで見てもらいます。
な~んだ石ころかと思うと・・・石ころをある液体に浸すと・・・
なんと・・・放散虫化石が・・・大発見・感動です!(児童も保護者も大歓声です!)

放課後にも、化石などの質問にたくさんのみなさんが来てくれましたね。
ぜひ、6年生のみなさんは中学校に進んでも興味のある学びを大切にして下さいね!

ひとはくは、末ながーく、みなさんの学びを支援していきます!

スタッフ 古谷 裕・上田雄一郎・中前純一(記)


「小さな学校キャラバン2016」はこちら     
 

ユニバーサル・ミュージアムをめざして80

和地 俊さんの『私のサックス』(あるいは『私とサックス』)(1)

三谷 雅純(みたに まさずみ)

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 若い頃、通った店がありました。静かにジャズを聴きながら、お酒やおしゃべりを楽しむ店です。お酒が出るので、ひとりで入るのは気恥ずかしくて、大抵は誰か仲のいい友だちを誘っていました。地階に下りていく店です。左京区の大学の近くでした。

 店には静かなジャズが流れているので、場違いに騒ぐ人などいません。この店に来ると、わたしは、つい何か考え事をしてしまうので、友人が話しかけても生返事ばかりでした。雰囲気から言えばウイスキーが似合うのでしょうが、アルコールの強いウイスキーだと酔ってしまいます。わたしはいつもビールを飲んでいました。

 普段は、この店ではレコードをかけるのですが、時にはミュージシャンが演奏に来ることがありました。演奏するのはわたしと同世代の若者ばかりだった気がします。名前の売れた、よく知られた人が演奏することはありませんでした。きっとプロを目指す若者が修行の場にしていたり、ひょっとするとアマチュアの音楽好きが練習の成果を試しに来ていたのだと思います。

 フラットなフロアーで生の演奏を聴くのは、何となく恥ずかしいものです。舞台のように演奏者と観客の間に距離がありません。同じ目線で演奏をし、ジャズを聴きます。演奏者もわたしも目を合わすのが恥ずかしくなり、つい目を伏せて演奏をし、目を伏せて聴くのです。トランペットもあったのでしょうが、今でも記憶に残るのはピアノとサックスです。

 先日、和地 俊さんと奥様のえり子さんが演奏するのを聴かせていただきました。えり子さんがピアノを弾き、俊さんがサックスを吹きます。わたしは思わず自分の青春時代を思い出しました。演目も静かなジャズで、ぴったりです。わたしは楽器を弾いた経験がほとんどないのですが、聴く側としては、どのジャンルよりもジャズが好きです。それも静かなジャズが好みです。静かなジャズは心を穏やかにしてくれます。

『私のサックス』(あるいは『私とサックス』)は、和地 俊さんがミュージシャンの立場から、ご自分で経験したことを思い出し、思い出を語った本です。ただし書店で売っている本ではありません。和地 俊さんご自身が作って自費出版の本です。表紙には山田厚子さんの絵が添えられています。筆で描いた絵に派手さはありませんが、その絵は落ち着いた和地さんの雰囲気をよく表しています。

☆   ☆

 和地 俊さんは、左手だけでサックスを演奏します。51歳の時、脳出血になったのです。そのため右手は使えず、言葉も出ません。

 この文章を読んだ皆さんは、ご自身が左手だけでサックスを演奏する場面を想像してみて下さい。小指から人差し指までで穴をふさぎ、それを親指で支える。それにしても、片手ではぐらぐらしそうです。支えるのが親指だけでは不安定です。そのあたり、和地さんは両ももでサックスのお尻(=カーブのふくらみ)を支えて安定させ、指の自由を確保していらっしゃるのでしょう。もしこの通りなら、和地さんは、いつも座って演奏なさることになります。

 『私のサックス』を読んでいて知ったのですが、音楽療法士という仕事があるそうです。体が不自由になったとき、もしその人が音楽に親しんだ人ならば、残された機能を工夫して、もう一度、音楽を楽しめるようにする。そういうお仕事のようです。

 和地さんも音楽療法士の世話で、人に聴かせるだけのサックスが吹けるようになりました。よく聞くことですが、最初はそれまで吹いていたようなまともな音が出ず、はじめて〈ピィー〉と音が出たときには、思わず泣いてしまったということです。

 同じように人の活動を支える仕事に、園芸療法士や臨床美術士があります。園芸療法士は、植物が育つ喜びを活かして人の活動を助けてくれます。臨床美術士は絵画や陶芸、あるいは彫刻の技術を、不自由になった機能を補い、あるいは人によっては「障がい」を負ったから得た感覚を活かして、新しい世界を創造する。そのような手助けをして下さるそうです。

 「障がいを負って得た感覚を活かして、新しい世界を創造する」とは、どういうことでしょう。普通に考えれば「障がいを負う」というのは、「五体満足」な状態から何か機能が欠けたのですから、「補い」こそすれ、「新しい世界を創造する」とは言い過ぎだと感じるかもしれません。

 しかし、こんなふうに考えてみればどうでしょうか。つまり、確かに、ある機能はなくなったのだけれども、それは「健常な機能の一部が欠けた」というだけではなく、代わりに別の機能が付け加わった。しかし、大抵の人は付け足された機能に気が付かず、おまけにせっかくの新しい機能を活かそうとしないもんだから、ついには「本当になかった」ことになる。新しい能力は最初から生まれなかったことになる。今までのリハビリテーションは、そんなところが多かったのかもしれません。

 今さらながら気が付いたのですが、失語症者の集まりでは、音楽や絵画、陶芸といった活動が盛んなのです。そして、多くの人と同じように、生まれついての才能と人一倍の努力が決め手になるのかもしれませんが、人によっては以前とは異なった才能が芽吹き、思いもしなかった大きな花を咲かせる。そういうこともある。そういうことだと思います。ちょうど、和地さんのサックス演奏のように。

☆   ☆

 和地さんは、ホスピスを兼ねた病院の院長から頼まれて、イタリアのカラーラという街を訪れたことがあったそうです。リビエラ海岸に近いトスカーナ地方の歴史的な街だということです。そこで演奏会をしたのです。

 病院では、患者さんたちが力を合わせて、さまざまな活動をしています。例えばバルコニーにはレモンの木をプランターや鉢に植えていますし、壁一面に広がるタペストリーが飾ってあります。それは皆、患者さんたちの作品だというのです。

 演奏会は、小さな部屋に満員の患者さんたちが待ちかまえて、始まったそうです。患者さんたちは、そこが病院であることを感じさせないくらいドレス・アップしていました。日本の病院では、ともすると、一日をパジャマで過ごしていたりしますが、そこがイタリアなのでしょう。客を迎えるときには、どちらが迎える側で、どちらが訪れた側かを混同することはないようです。

 こんな話を聞くと、人生の意味について考えさせられます。ホスピスにいる、死期の近い患者さんだといっても、生活を送る上での礼儀と見栄えは、まだ死期から遠い頃と何も変わりはない。考えてみれば、「死期に近い患者さん」と「〈今はまだ死なない〉人生の盛りにいる人」の違いとは何でしょうか? そもそも、違いなどあるのでしょうか?

 和地さんのサックスは、イタリアの人びとにも受け入れられました。院長は和地さんが左手だけで吹き続けているサックスに、いたく感銘を受けたということです。イタリアでは、障がい者になると家に閉じこもり、外に出なくなるそうです。ただし、これは歴史の古い街の「悪しき習慣」だと思います。歴史が古いとバリアフリーの設備が少なくなり、そこに住む人びとも「当たり前」のこととして古い習慣を受け入れている。そういうことのような気がします。

 そして古い習慣に閉じ込められた人の中から、「障がい者」側の人間として、とんでもない発想が生み出される(かもしれない)。これは「不自由」ということを知らずに暮らす人びとにはとても着想できない、新しい発想だと思います。

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(1) 和地 俊さんの『私のサックス』の表紙には『私とサックス』という題名がありました。題名など、細かいところはどうでもよいということでしょうか。それもまた、見識です。

 『私のサックス』(あるいは『私とサックス』)は、「第31回日本失語症協議会 全国大会」の懇親会場で、参加者の皆さんに配られました。「第31回日本失語症協議会 全国大会」では、わたしも招待講演者としてお話しをさせていただきました。

「第31回日本失語症協議会 全国大会」の内、「ゆっくりと、じっくりと、社会の主人公になる」です。
http://hyogo-pt.or.jp/event/wp-content/uploads/sites/6/6d2e9eb64b3b469b015de4df1414f687.pdf

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三谷 雅純(みたに まさずみ)
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

3連休の中日、10月9日(日)の午後は、はかせと学ぼう~楽しい草あそび~でした。
朝方までの雨がうそのように、お日様が顔を出し秋晴れです!
さあ、植物はかせの黒田研究員と博物館の外に出発。

さっそくツバキの葉っぱをまるめて、あっという間に笛ができました。"ブーブーー"音でたかな。
ツバキの葉っぱに切り目をいれると・・・草履(ぞうり)!
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シラカシの葉っぱにつまようじをさしてフーって吹くとくるくる回る風車(ふうしゃ)!
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ススキの葉っぱのロケットやエノコログサの競馬、チガヤの笛。
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クズは知ってるかな?くずもちのクズだよ。葉っぱで器を作って、上からたたくと、
手の中で風船みたいに破裂してポン!といい音。
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歩きまわりながら、つぎからつぎへと植物はかせがあそびを紹介してくれました。
あっという間の楽しい1時間でしたね。
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終了後、博物館にもどる黒田研究員のお尻に、さっき"ひっつきむしあそび"をした
アレチノヌスビトハギのタネがいっぱいついているのを発見!
やさしいお友達がとってくれました。

みなさんも草あそびしてみてくださいね。

次回はかせと学ぼう10月22日(土)~ちょっと観察、この植物(秋)~です。
みなさんのご参加お待ちしています。

(フロアスタッフ いしくら)

10/8(土) 、フロアスタッフと研究員のコラボイベント
はかせと学ぼう!ドングリの観察を行いました。

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まずは、植物はかせの藤井研究員によるドングリのお話。
クヌギ、コナラ、シイ...いろんなドングリがありますね。

そして今回は特別に、東南アジアの大きなドングリをみせてもらいました。

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コナラの仲間のドングリで、穴があいているのは げっ歯類(げっしるい:ネズミやリスなどのなかま)がかじったためだそうです。
他のドングリとくらべても、大きいのがわかりますね。

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▲クリックで拡大します

お話のあとはドングリのコマをつくってまわしてみたり、
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ドングリを釣って数をきそうドングリ釣り をしたり、
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ドングリを使ってオリジナルの動物をつくるなど、もりだくさんで楽しんで頂きました。
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ご参加くださいましてありがとうございます。

博物館の隣にある深田公園でもドングリがたくさん落ちておりますので、
よかったらひろって観察してみてくださいね。

フロアスタッフ まつだ

月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。


10月のKidsサンデーは、曇ったり晴れたりの日でした。

ひとはくの周辺では、キンモクセイの花の香がして、ハナミズキの果実が赤くなっています。

 

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 ▲円形劇場ちかくにあるキンモクセイの花         ▲エントランスホールよこの通りにあるハナミズキの果実


Kidsサンデーのプログラムの様子などの報告で~す。

午前中は、
ひとはく連携活動グループのrun♪run♪plaza(るんるんぷらざ)さんと
研究員のコラボ企画「run♪run♪さんぽ どんぐり みっつけよ!」や、
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「展示室ツアー」などが実施されました。

「どんぐり みっつけよ!」では、
セミナー室でドングリについて「知っているかな~」ってことを参加者に質問して、
「知ってる」か「知らなかった」のどちらかにシールを貼ってもらいました。

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▲ドングリの「知ってる」、「知らなかった」のシール貼り

そのあと、みんなでドングリを拾いに外へ行きました。

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 ▲みんなで外へでて、ドングリの木の周りで説明を聞く      

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 ▲ドングリをさがすのですが・・・見つかったかな~


2~3種類のドングリ(果実)と「かく斗」を集めてくれた人が多かったのですが、
中には、4種類の人もいました。 


午後は、

研究員のオープンセミナー「解説!丹波の恐竜化石」、
NPO法人 人と自然の会さんの「花の風車」や「パネル シアター『ハッピーバースデーおつきさま』など」
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「フロアスタッフとあそぼう!ハロウィン★キャンディーポットをつくろう!」、
キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)さんの「キッピー山から こんにちは!<どんぐり あそび>」などが実施されました。


「花の風車」では、
始まる前からたくさんの人が並んでいました。うまく作れましたか?

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▲ 開始前からたくさんの人が並んでいます      ▲皆さん熱心につくられています

「パネル シアター」は、
きれいな お・つ・き・さ・ま が登場していましたよ。

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▲ みんなで いっしょに うたいながら 手ぶりをしたりして楽しそう


「フロアスタッフとあそぼう!ハロウィン★キャンディーポットをつくろう!」では、
カボチャの形をした  かわいいポットを作って、
別の場所へ行って合言葉「ごちそうしないと・・・」を言うと、

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▲ フロアスタッフに教わりながら、
  キャンディー ポットをつくっています

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               ▲ できました~ カボチャの形をした  かわいいポット

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▲ 合言葉「ごちそうしないと・・・」を言って、  ▲ クイズに答えて・・・

やさしい魔女さんから、おみやげ を ポットに入れてもらっていましたよ。(いいなあ~)


「キッピー山からこんにちは!<どんぐり あそび>」では、
どんぐりを使った いろんな遊びがやってきましたよ。(ここでは、2つの遊びの様子を紹介しています。)

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               ▲「<どんぐり あそび>」の様子


どれも たのしそうでしたよ。

上の写真の他にもいろいろな「どんぐり あそび」をもって来てくれたのですが、それらは、
キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)で、
10月15日(土)から2017年1月9日(月・祝)までの期間に開催されている
「どんぐり が いっぱい」で体験できるそうですよ。

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 ▲ 「どんぐり が いっぱい」のチラシ

それぞれで体験できる日が違いますので、詳しくは、「ありまふじイベント情報」
http://www.hyogo-park.or.jp/up_img_nw/6433_nw_file1_3423462.pdf
や 有馬富士自然学習センターのホームページなどでご確認ください。



この日の午後、3階の展示「丹波の恐竜化石」の
「隊員になって写真を撮ろう!」のコーナーで・・・
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 化石の発掘現場の調査隊員になりきって、ヘルメットや
作業着を着て、記念撮影をされている ご家族が
いらっしゃったので、私も写真を撮らせてもらいました。
(ちなみに、この展示コーナーは 常設です)


 今回もいくつかのプログラムでは、関西ユース(大学生)のお姉さん、お兄さん
(中西さん、中谷さん、長尾さん、松尾さん、伊藤さん)や
博物館実習生のお兄さん(池田さん)が  子どもたちのサポートをしてくれました。

みなさんお疲れ様でした。


次回の Kidsサンデーは、「スペシャル」バージョンで11月6日(日)に行われます。

ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!

 


                   Kidsサンデープロジェクト 小舘






10月に入り、ハロウィンの飾り付けで
ひとはくは、とてもにぎやかですよ

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10月1日(土)、2日(日)
フロアスタッフとあそぼう 「ハロウィン★キャンディーポットをつくろう」を行いました!



かぼちゃのおばけの小物入れをつくりましたよ(*^_^*)
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かぼちゃのクイズは、わかったかな~?
みんな元気よく「はーい!」と手をあげて答えてくれました


さて、いよいよキャンディポットづくり(*^_^*)
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少しむずかしいところは、パパやママと一緒につくりました(*^_^*)


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個性豊かなキャンディーポットの完成です!
とってもすてきなポーズ!!でパシャリ(*^_^*)


みんなで、ひとはくに出現した!?かぼちゃのおばけをさがしたよ
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どこにいるかな~?
みつけたーーー!と大興奮!!

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普段はとってもやさしい博物館スタッフが、かぼちゃのおばけと魔女に変身~

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。


次回のイベントは
10月8日(土)「はかせと学ぼう!~ドングリの観察~」
ドングリの実物を使った解説をします。
詳細はこちらをクリックしてご覧ください。

10月9日(日)「はかせと学ぼう!~楽しい草あそび~」
深田公園に生えている植物を使って、草あそびをしましょう。

詳細はこちらをクリックしてご覧ください。


みなさまのご来館、心よりお待ちしております!


フロアスタッフ くまもとまなみ
ひとはくへの団体来館が難しい学校を訪問する「小さな学校キャラバン」シリーズ。
9月30日(金)は、神崎町立越知谷小学校へ行ってまいりました!
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とてもおしゃれな校舎ですね~ 
川のせせらぎも聞こえます。教育環境は抜群ですね!
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準備の様子です!
博物館実習の大学生のお兄さんも準備から参加しました!
ハラビロカマキリもはじめてのキャラバンで緊張しています!(笑)
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昆虫標本にライトをあてると宝石のような輝きが!(感動には細かな演出が大切ですね)

午前中はゆめはく&展示見学です!
校長先生もあるものを持って・・・
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展示の恐竜にちなんで・・・校長先生が「恐竜ひょうたん」を持ってこられました!
別名「ダイナソーコード」 たしか・・ユウガオの変種で・・
アメリカでは魔除けとして栽培されているようです。

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八木研究員のハラビロカマキリを利用した道徳学習?
みなさんいい子にしていますか!ハラビロカマキリの下を通れば・・・
うそをつく子は・・ハラビロカマキリに食べられちゃうぞ~
みんなは冗談とわかっていても・・・ハラビロカマキリのリアル感に圧倒され・・・
一瞬シーンと・・・・ハラビロカマキリの下を通れば、みんな笑顔です!

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給食の時間です!
研究員も各クラスで児童たちと一緒に給食をいただきながら・・・
みんなは研究などの色んな質問していましたね!

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午後はみなさんお楽しみのセミナーです!
 1~2年生は八木研究員の越知谷の昆虫採集
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 3~4年生は半田研究員の越知谷の植物
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 5~6年生は古谷研究員の越知川の石を調べよう
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今回のキャラバンは、博物館に出向くのとはちがい、
興味対象が焦点化され、一つの展示物やセミナーに対しても友達同士の意見交流などで
より深く興味をいだかせることができたのではと思います!

みなさんの感想を一部ですが・・・紹介しますね~  

2年生女児
 「恐竜と虫がやってきた。」
アクティブセンターに、恐竜と虫がやってきました。中に入ると、恐竜の頭の骨がありました。大きかったです。
他に、おおさんしょううおの本物の骨があってすごかったです。他にも魚が入っているやつもありました。
外に出てみると、虫を積んだ車がありました。車の中を見てみると、本物の虫が飾られていました。
きれいな蝶々がいっぱいいて、私は青い蝶々がきれいだなぁと思いました。他にもきれいな蝶々が見られてよかったです。
1年男児
 「先生あのね。」
博物館で、カブトムシを見つけて、嬉しかったよ。マツモ虫を捕まえて嬉しくて、他にもいっぱいつかまえたよ。
2年女児
 「博物館が学校に来た!!」
私は、博物館が来る前に楽しみにしていました。朝の会をやっているときに、まだかな、まだかなぁと思っていました。1時間目と2時間目は、 いつもと一緒でしたが、3時間目の途中、博物館を見せてもらいました。1番すごかったのは、ティラノサウルスの骨とカマキリの大きいやつです。
キャラバンカーにも乗りました。昆虫がいっぱいました。その中で私が、1番好きな蝶々が見つかりました。光ってて綺麗です。
お昼ご飯は、八木先生と食べました。給食は、T先生とR君の好きなかぼちゃコロッケでした。 また、5~6時間目に虫取りをしました。虫を捕まえるのが楽しかったです。私は、バッタとカマキリと蝶々を捕まえました。蝶々は、カマキリが食べるので、 Rちゃんにあげました。虫取りが終わると捕まえた虫を、教室に持って入り、八木先生の話を聞いたり、お友達が捕まえた虫を見たりしました。
育てるのが難しい虫と、育てるのが簡単な虫も教えてくれました。話が終わると八木先生とお兄さんが帰ってきました。でも、ちょっとしてから、八木先生が網を置いて帰っているのに気が付きました。でも、八木先生が帰る前に気がついてよかったです。 帰る用意をしていたら、バッタの飛び跳ねる音がして、カマキリにバッタがかまれた気がしました。おかしいなと思って、Rちゃんに聞いてみたら、 Rちゃんが、「Mちゃんが捕まえた虫が、お土産を置いていったんとちゃうか?」と言いました。私はほんまやなぁと思いました。
今日は1日楽しかったです。また、博物館の人が来たらいいなと思いました。

学校でのアクティブラーニングの支援・実物資料を提供できることが、博物館の強みです。
書物やウェブからは得られない本物の「実感」を、教室に!ですね。 

帰る時はみんなで来てくれて、大きな声であいさつしてくれてうれしかったです!

スタッフ 半田久美子・古谷 裕・八木 剛・坂田昌隆・中前純一(記)

「小さな学校キャラバン2016」はこちら     
 

9月25日晴れのちくもり ちょうど良い気候です♪        

ダンゴムシ博士の鈴木隊長と『ダンゴムシの観察』を行いました。♪^^♪

出発前に!!

先生より、「今日はピンク・青・白・緑の色つきダンゴムシを探しに行きます!」

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実は・・・昨日夕方に、4色のダンゴムシ(写真左)をガード下に放したそうです。

鈴木隊長と一緒に、バケツ・熊手・スプーンを持って出発です☆^^☆

ガード下に行く途中に・・・

ダンゴムシ発見!!色は・・・ついてないです。

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ガード下に到着です☆^^☆

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実は・・・↑この場所に各色のダンゴムシを100匹ずつ計400匹放しています。

みんな必死で色つきダンゴムシを探します。どこにいるかなぁ?!

思ったより、なかなか見つかりません!・・・お父さんが「青色みつけました」!!!

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バケツをのぞくと・・
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サロンに戻って☆^^☆

何匹つかまえたかな??

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ピンク7匹・青10匹・白3匹・緑6匹  計26匹見つかりました。

隊長より

夏に同じやり方で行った時は・・ピンク30匹が固まって見つかったんだけど・・・季節によって、動きが違うこともわかった。
ダンゴムシは乾燥に弱いので、夜に動きがあるのかも???

※色はペイントマーカーでつけました。ダンゴムシは早ければ2週間ぐらいで脱皮をするので色は無くなるそうです。

 

みなさんご参加頂き ありがとうございました。

 

10月のひとはく探検隊は

23日 日曜日
高野隊長の『どんぐりひろいに行こう!』です。

みなさまのご参加お待ちしています。

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      フロアスタッフ  にしぐちひろこ

 

 

 

虫の音が聞こえてくる季節になりましたね。
9/24(土)のフロアスタッフとあそぼうでは鳴く虫ペーパークラフト」を行いました。

まずは、鳴く虫クイズ!
エンマコオロギ・スズムシ・キリギリス・マツムシ。鳴き声を聞いてどの虫かわかるかな?
スピーカーから出る鳴き声に耳を澄ますと......「ヒリヒリヒリー」や「チンチロリン」
それぞれ違った鳴き声ですね。
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みなさん大正解!フロアスタッフも驚くほど、みなさんよく知っておられました。

みんなで「虫の声」の歌をうたって、「あれマツムシが鳴いている~

さて、いよいよ鳴く虫の代表、スズムシづくりです。
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からだに頭や足、透明のシートでできたハネをつけます。
スズムシのオスは幅の広いハネを持っていて、そのハネにあるヤスリ部分とまさつ片をこす
り合わせて、鳴き声をだしています。
みんなのつくったスズムシは音は出ませんが、2つのハネを立てて震わせてみました。

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できあがった大きなスズムシを持って、みんなで記念撮影!
ご参加ありがとうございました。

次回のフロアスタッフとあそぼうは、10/1(土)ハロウィン★キャンディポットをつくろう
です。ご参加お待ちしています!

(フロアスタッフ いしくら)
夏の間 イベントなどに出かけていた昆虫さん達が,何か を見ているようです。

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何を見ているのかというと...
DSC_0929.JPG  理科の自由研究の作品でした。

  ひとはくでは,三田市中学校 理科自由研究作品展 が,4階 ひとはくサロン にて行われています。

 今年度は,三田市の各学校を代表した32作品が並んでいます。
 

 32作品の題は,以下ようになっています。

【長坂中学校】 ・氷の色の変化を見てみよう ・サビについて
【八景中学校】 ・土壌生物の研究~足元の小さな世界を覗く~ ・キノコの採集観察
        ・血液型の法則を調べる 
・DNAの研究 ・液状化現象に関する研究
【けやき台中学校】・ミョウバンの巨大結晶作り
         ・野菜のゆで汁でどのくらい油のしみが落とせるのか?

         ・ガウス加速器実験 ・川の水質調査
【上野台中学校】 ・日本トカゲの生態・行動その4 ・平行に見えない平行線 ・ガムをとかす食材!?
         ・お肉をやわらかくする方法 ・自作スピーカーの性能調べ

DSC_0963.JPGのサムネイル画像  DSC_0964.JPGのサムネイル画像

【ゆりのき台中学校】・雑草はどのような状況で枯れるのだろうか? ・子宝草について
          ・武庫川の水質調査 
・カイワレダイコンの発芽に及ぼす影響
【藍中学校】 ・水や砂の温度変化を調べよう ・ビタミンCの検出 ・インクの色の変化
       ・体や環境に優しい物

【狭間中学校】・バナナと紫外線 ・保温について ・豆乳が豆腐になるのはなぜ???
       ・汚れをキレイに落とす方法 
・界面活性剤とカイワレ大根の成長の観察
【富士中学校】・イオンの動きを見る実験 ・浮き上がれ翼 ・身近な植物の維管束の観察



  題を見るだけでも,面白そうであったり 興味をひかれたりするものが たくさんですね。

  三田市の教育委員会が選んだ賞や,理科の先生方が選んだ賞に加え,ひとはくの研究員等で選んだ「ひとはく賞」もあります。
 (ひとはく賞は,28日以降に決定します。)

  作品展は,29日まで行われています。
 作品展を見ていただく時刻は,16:45まで(29日は15:30まで)になっています。
 

  ハチさんや カマキリさんは,皆さんよりも一足先に 作品の見学をしています。
 まばたきもせず どうやら 作品に見入ってしまったようです。
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  皆さんも,ハチさんやカマキリさんと同じように,
 生徒の皆さんが 夏休みに調べてまとめた力作を,是非ともご覧ください。

  また,フロアスタッフの楽しいイベントにもご参加ください。 


  生涯学習課  上田 雄一郎 

朝晩は涼しくなり、虫の声も聞かれるようになりました♪
すっかり秋ですねぇ(*^_^*)
運動会に音楽会!イベントもりだくさんの2学期ですね!

夏休みが終わり、ひとはくサロンは・・・

大型昆虫模型オールスターが出張から帰ってきました☆

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 和田研究員によるオープンセミナーで作製した大きなダイオウイカが天井をはためき・・・

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はかせと学ぼう「古写真に色をつけよう!」で色づけした色鮮やかな古写真の桜が咲きほこり・・・

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小さなお友達に人気のパズルは、新しいものが加わりました!

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P1100604.jpgのサムネイル画像おやおや??こんなところに足跡が・・・?
たどってみると・・・












P1100606.jpg9/17(土)から始まったミニ企画展「ひょうごのツキノワグマ:保護管理のあゆみとこれから」
へと続いていました。
兵庫県のツキノワグマの保護管理の現状について、ご紹介しています。
http://www.hitohaku.jp/exhibition/planning/tukinowaguma2016.html








また10/8(土)からは写真展「風情 Fuzei」~フランス人文化人類学者がとらえた日本庭園~」
も始まります。
http://www.hitohaku.jp/exhibition/planning/teienntirasi.pdf

おとなの方も楽しんでいただける展示ですので、ぜひ足をお運びください!

さてさて!今週末のイベントは!!

9/24(土)フロアスタッフとあそぼう「鳴く虫ペーパークラフト」
虫の声を聞いて、鳴く虫のペーパークラフトをつくってみよう!
http://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=13463

9/25(日)ひとはく探検隊「ダンゴムシの観察」
博物館周辺にはどんなダンゴムシがいるかな?ダンゴムシ博士とさがして観察しよう!
http://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=12825

みなさまのご参加、心よりお待ちしております!!

フロアスタッフ かどはま






 

9/22のワークショップは「恐竜ミニストラップをつくろう」でした。
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表はタンバティタニス(丹波の恐竜)やティラノサウルスの絵を、
もう片方の面は恐竜や自分のすきな絵を自由にかいて、オリジナルストラップをつくります。

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素敵なストラップができました!

当日は雨にもかかわらず、たくさんのお客様にご参加いただきました♪

ありがとうございます。

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9/24(土)のフロアスタッフとあそぼうイベントは

「鳴く虫ペーパークラフト」です。

虫の声を聞いて、鳴く虫のペーパークラフトをつくってみよう!

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くわしくはコチラをクリックしてください。

 

フロアスタッフ まつだ

大きな台風も過ぎ去り、いよいよ秋ですね!
季節の変わり目ですが、みなさん体調は崩されていませんか?
風邪など十分お気をつけくださいね(^^)

さて、9月17日(土)、18日(日)は
フロアスタッフとあそぼう「川でさかなつり」をおこないました!

2階展示室に大きなが登場!
上流・中流・下流、どんなお魚がつれるのでしょうか?
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ミッションカードを配って、さっそくつりスタートです☆
エサによって、つれる魚も違います。
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みなさん、きちんとエサを選び、上手に釣ってくれていました(^▽^)

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一度にこんなにたくさんつったお友達も!
(釣ってくれたご本人は恥ずかしいのか かくれてしまいました...^□^;)


最後に「認定書」をお渡ししました。
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今回もたくさんのつり名人が誕生していましたよ~!
(画像はクリックすると拡大されます。)

秋もひとはくはイベントがもりだくさんです!
ぜひ、お越しください!

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9月17日(土)に
ミニ企画展「ひょうごのツキノワグマ:保護管理のあゆみとこれから」
の内容と関連して

最新の研究成果、県や地域における被害対策の取り組みについて森林動物研究センター
職員
および豊岡市の鳥獣対策員による特別セミナーが開催されました!!

展示の様子です!

来館者のみなさんはクマのはく製の迫力に驚かれていました!

みなさんのお話を拝聴いたしますと・・・なかには・・・
・今年はクマに関する報道が多かったね~とか勉強になりますなど
・ある御夫婦は・・奥さまから
 お父さん!ツキノワグマより体重がおもたいやんか・・もうビールはだめよと言われ
 クマのはく製を5分ばかり見つめられていたお父さん(涙)
・骨格標本だけならクマに襲われても勝てそうと思うけど・・・
 はく製をみてしまうと・・・絶対無理やわ~ など

実際のクマの体重より大きくみえるので・・・
その他の展示物も実際に使用されているもので
本物の迫力が伝わってきますから・・・
テレビや写真でみるのとはかなりちがいますね!

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企画展特別セミナー演題は
 第1部 ツキノワグマのモニタリング結果から
 ・兵庫県のツキノワグマはどこで生活しているのか?
  ―過去から現在までの分布状況―
 ・ドングリの豊凶からツキノワグマの人里への出没を予測する
 ・ツキノワグマの巧みな暮らしぶり―行動と繁殖―
  兵庫の山にツキノワグマは何頭いる?
 第2部 兵庫県および地域での取り組み
 ・兵庫県における保護管理の方針と現場での対応
 ・地域における取り組み―豊岡市の事例―

セミナーの様子です!

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テレビ・マスコミ取材もありました!

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                          情報管理課 中前純一

こんにちは。3連休の予定は決まりましたか?

ひとはくはイベントもりだくさんですよ♪

9/17(土)・18(日)のフロアスタッフとあそぼうは「川でさかなつり」

川に見たてたブルーシートを使って展示室内で魚つりをします。どんな魚がつれるかな?

くわしくはコチラをクリックしてください→ 「川でさかなつり」

 
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また、9月の1日あそべるワークショップのおしらせです!

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9/19(月祝) 「とっても簡単!化石のレプリカづくり」

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カラフルなおゆまるから好きな色を選んで
自分だけのオリジナル、アンモナイトをつくってみましょう。

時間 10:30~11:30 / 13:00~16:00(時間内はいつでも参加OK)
場所 4階オープン・ラボ(小学2年生以下のお子様は保護者同伴)
参加費:100円 ※材料がなくなりしだい終了

9/22(木祝) 「恐竜ミニストラップをつくろう」

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恐竜の絵を自由にかいてオリジナルのストラップをつくってみましょう!

時間 10:30~11:30 / 13:00~16:00(時間内はいつでも参加OK)
場所:4階オープン・ラボ 定員:午前午後合わせて50名
参加費:100円 ※材料がなくなりしだい終了


 

みなさまのご参加お待ちしております。

 

フロアスタッフ まつだ

9月10日(土)・11日(日)のフロアスタッフとあそぼう画はくの日
ボルネオジャングルを描こう!でした。

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熱帯雨林のボルネオジャングルにはたくさんの生き物が暮らしています。
まずはどんな生き物がいるのか少し見てみましょう。
みんなの頭の上にはジャワオオコウモリが飛んでいますよ。

みんなで共生の森の展示を見てまわった後は、いよいよお絵かきです。
何を描くか決まったかな。

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一番人気はビルマニシキヘビ!大きくなると体長7メートルにもなります。
マメジカを飲み込んでる!みんなよ~く観察していました。

木の上にはオランウータンのこどもたちが!
大好物のドリアンの実のトゲトゲまで、しっかり描いていました。
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今ではボルネオジャングルでもなかなか出会えない絶滅寸前のスマトラサイや、
3本角のモーレンオオカブト、寄生植物のラフレシアやの茎に住むシリアゲアリ、
イチジクが好きなクロサイチョウや絞め殺し植物など。
ジャングルのさまざまな生き物たちを描きました。
出来上がった絵はさっそく4階ひとはくサロンの休憩コーナーで掲示しています。
みなさん見にきてくださいね。

次回のフロアスタッフとあそぼうは、9月17(土)・18日(日)川でさかなつりです
ご参加お待ちしています。

(フロアスタッフ いしくら)
10月1日(土)~2日(日)に神戸ハーバーランド スペースシアターで開催される
ひょうごミュージアムフェア2016
ひとはくが出展します!!(10月2日(日)のみ
ひとはくの出展内容は!
ひとはくの大人気プログラム
カラフルな おゆまる を使った「とっても簡単!化石のレプリカづくり」に挑戦!です!!

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みなさん10月2日(日)はひょうごミュージアムフェア2016へGO!
会場でお待ちしています!

その他にも・・兵庫県内の博物館や美術館、動物園、植物園、水族館などがあつまり、
様々な体験ができます。
楽しいワークショップや見どころがたくさん!

開催日 平成28年10月1日(土)~2日(日)
    (ひとはくの出展は2日(日)のみ)
時 間 10時00分~16時00分
場 所 神戸ハーバーランド スペースシアター 
    神戸市中央区東川崎町1丁目3番3号
    神戸ハーバーランド センタービル地下1階

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                       生涯学習課
                        上田雄一郎

月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。

9月のKidsサンデーは、前日までの予報では、台風の接近で「曇りのち雨」でしたが 曇ったり晴れたり の
「あつい」日になりました。

ひとはくの周辺では、エノキの果実でいろんな色がみられ、クヌギの若い果実(ドングリ)が大きくなって
きています。

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▲エントランスホール前にあるエノキの果実          ▲円形劇場ちかくにあるクヌギの若いドングリ



Kidsサンデーの様子をご報告しま~す。


午前中は、

ひとはく連携活動グループのrun♪run♪plaza(るんるんぷらざ)さんと
研究員のコラボ企画「run♪run♪さんぽ バッタ みっつけよ!」や、
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「展示室ツアー」などが実施されました。

「バッタ みっつけよ!」では、深田公園にでて、

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 ▲バッタのお話を聞いて・・・

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  ▲バッタとり、スタート!

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 ▲うまく、つかまえられるかな?

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▲どんなバッタがみつかったかな?みんなでかんさつ


午後は、

フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、
キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)さんの
「キッピー山からこんにちは!<はっぱコネクト>」や、
研究員のオープンセミナー「かわいい!いしころや さん」や「解説!丹波の恐竜化石」、
フロアスタッフと研究員の『はかせと学ぼう!「古写真に色をつけよう!」』などが実施されました。

 
「かわいい! いしころや さん」では、

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▲ いしころの色々な お話を聞いて、


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  ▲ステキな 指輪やペンダントなど の  かざり をつくりました!


「キッピー山からこんにちは!<はっぱコネクト>」では、

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▲やり方の説明を聞いて・・・

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▲みんなで いろんな葉っぱを はりつけて行きます

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▲約3m×5mの大きな作品ができました!


「古写真に色をつけよう!」では、

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   ▲古写真の説明を聞いて、色エンピツや絵の具を使って色ぬりをします!


「古写真に色をつけよう!」の詳しい様子は、フロアスタッフの報告(「こんにちは、フロアスタッフです! 
~古写真に色をつけよう!~」 http://www.hitohaku.jp/blog/2016/09/post_2213/  )があります。
 できあがった作品は、4階ひとはくサロンで、只今展示中!!
 




いくつかのプログラムでは、関西ユース(大学生)のお姉さん、お兄さん
(中西さん、中谷さん、高野さん、牧さん)や博物館実習生のお兄さん(池田さん)が
子どもたちのサポートをしてくれました。

今月のKidsサンデーも 子どもたちでいっぱいで「あつい」一日でした。


次回の Kidsサンデーは、10月2日(日)です。

ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!

                       (Kidsサンデープロジェクト 小舘)




9/4(日)はキッズサンデー!
はかせと学ぼう!
「古写真に色をつけよう!」をおこないました。
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白黒の写真に色をぬり、カラー写真にしてみましょう!

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今回使う写真は、なんと150年前に撮影されたもの!
150年前というと...江戸時代!すごい!

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当時、写真はとても貴重なものだったらしく、
海外の方にはおみやげとしても人気だったとか^∨^

まずは、色えんぴつで桜以外に色をぬります。
木、人、空...だんだん写真がに変わっていく!
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子どもたちはもちろん、お父さん、お母さんも
楽しんでぬってくれていました(^▽^)

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色えんぴつでぬったあとは、スポンジでさくらに色をつけます!
ピンク色を少ししみ込まして...スタンプのようにポンポン。

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見事なさくらが咲きました!
とても華やかでステキですね~!

こちらの作品は、4階ひとはくサロンで展示中です!
本物は迫力もありますよ~!
ぜひ、ひとはくに咲いたさくらと一緒に写真をとってみてくださいね!

たくさんのご参加、ありがとうございました!

次回のフロアスタッフとあそぼうは...
9/10(土)、11(日)「画はくの日」です!
テーマは来てのお楽しみ!
道具は貸し出しますので、どなたでも参加大歓迎です☆
(前回のイベントの様子はコチラから→)

みなさんのご参加、お待ちしております(^O^)/

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楽しい夏休みも終わってしまいましたね・・・

また2学期から、勉強に、スポーツに、頑張っていきましょう\(^o^)/

 

9/3(土)、フロアスタッフとあそぼう!「くるくるとぶタネ」
をおこないました!

 みなさん、博物館1階のボルネオジャングルを探検していただいたことはありますか?

ボルネオジャングルは高い木が多いのが特徴です!

そのひとつに「フタバガキ」という、少し変わった形のタネを持つ木があります。

フタバガキのタネには、より遠くまで飛ばすことができるよう、つばさが付いています。

今日は、その模型を作りますよ♪

 

まずは、フタバガキの大きな板根を前に、実際の標本をながめます。

不思議な形だね・・・

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さぁ!作っていきましょう!

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出来上がった「くるくるとぶタネ」を、1階から2階へと上がるスロープの上から、落としてみます!

残念ながら、写真が無いのですが・・・

くるくるくるくる・・・おーっ!まわるまわる!!

みんなで楽しく飛ばすことができました♪

 

ご参加下さったみなさま、ありがとうございました☆彡

 
さて!明日9/4(日)は、キッズサンデーです!

http://www.hitohaku.jp/infomation/event/kidssunday1607.pdf

 イベントもりだくさんで、みなさまもお越しをお待ちしております!

 

フロアスタッフ かどはま

それは9月2日(金)のこと。
設備さんがリフトを使って、とても大きななにかを
サロンの天井から、つるしてくださっています。
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s-IMG_8175.jpgその正体は...

ダイオウイカ!なんと実物大!
8月に行ったオープンセミナー「ダイオウイカの絵を描こう!」で作られた作品です!
イベント様子はコチラをクリック→
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見事、ひとはくサロンを泳いでいます^▽^!
すごい迫力!こんな大きなものが泳いでいるなんて...
海の広さを改めて実感させられます。

ぜひ、みなさんもこの大きさ!体感してみてください☆
このダイオウイカは4階ひとはくサロンで展示中です!


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8月31日!!!夏休み最終日にもかかわらず、ひとはくはたくさんの人でおお賑わい。

宿題終わったかな?の質問に微妙な返事の方もいらっしゃいましたが...(;一_一)
駆け込みで「自由研究」の仕上げに研究員に問い合わせている人もチラホラ。
最後まで頑張っているなあ~と感心しました。

ワークショッププラバンづくり!では、たくさんの方が参加されて、
とっても楽しい時間を過ごすことができました。
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笑顔いっぱいのステキな作品にたくさん出会うことができました!
みなさ~ん、ご参加ありがとうございました。

フロアスタッフ せら ゆうこ


夏休み最後の日曜日、8月28(日)
ひとはく探検隊「いきものミッケ!」を行いました!


天気予報では雨と予想されていましたが、
雨は降らず、涼しくて探検日和でした!
4階ひとはくサロンから出発して
外に出て深田公園で色々な昆虫をさがしましたよ(^_^)

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隊長の山内研究員に見つけた昆虫のことを聞いています

「みつけた~!」「隊長この昆虫はなに~?」など
たくさんの声が飛び交っていましたよ(*^_^*)

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みなさん元気いっぱいでたくさんの昆虫をみつけていましたよ


くわしい報告書は
4階ひとはくサロンに貼り出しますので、ぜひ見にきてくださいね。

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この日に行われたイベントの様子を続けてご紹介します!

高野研究員によるオープンセミナー「花を大きくしてみると?」

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普段なかなか目にすることのない、
小さい花を顕微鏡で拡大して観察しました♪

みなさん目を輝かせて顕微鏡を覗いていましたよ。









和田研究員によるオープンセミナー「みんなでダイオウイカの絵を描こう!」

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大きな模造紙にみんなで実物大のダイオウイカを描きました
とっても素敵なダイオウイカですね!



次回のひとはく探検隊は、
9月25日(日
ダンゴムシの観察です。

博物館周辺にはどんなダンゴムシがいるかな?
ダンゴムシ博士とさがして観察しよう!
昨年の探検隊の様子はこちら
をクリックしてご覧ください。


みなさまのご来館、心よりお待ちしております!

フロアスタッフ くまもと まなみ

  1. 8月27日(土) 『ひとはく☆クイズ大会』 がおこなわれました!
    大盛り上がりのクイズ大会でしたが
    盛り上がりすぎて写真に収めるのをすっかりわすれてしまったので
    (ごめんなさい...)

    4コマ漫画で当時の様子をお送りいたします!
    ↓↓↓↓クリックで拡大↓↓↓↓

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    優勝は... オランウータンチーム でしたー!!

    優勝チームには豪華プレゼントが!
    その他のチームにも参加賞が贈呈されました♪



    なかなかむずかしい問題もあって、大人の方も結構悩まれていましたね!
    たのしんでいただけましたでしょうか?
    ひとはくでは毎週イベントを行っていますので、次回もぜひご参加くださいね。

    来週9月3日(土)のフロアスタッフとあぞぼうは...

    『くるくるとぶタネ』です!
    フタバガキの種の模型をつくって、みんなで飛ばしてみましょう!

    みなさまのご参加をお待ちしております!

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8月24日(水)、県庁インターンシップという職業体験の学習プログラムでひとはくに来た高校生が、フロアスタッフの業務を体験されました!

今回は、デジタル紙芝居「オランとウーたんのジャングル探検記」を
高校生3人に上映していただきました(^○^)

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↑オランウータンの説明をするSくん、お話を読み聞かせるKさんとMさん。

大勢のお客様を前に最初は緊張した面持ちでしたが、3人ともしっかりと読み上げてくれました!
最後はお客様の温かい拍手もいただきましたよ。

また、紙芝居以外にもイベント準備のお手伝いや、館内案内も放送していただきました。
今回の経験をぜひ今後の学校生活に活かして頑張ってください!

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フロアスタッフ たにぐち

8月20日(土)、21日(日)のフロアスタッフとあそぼう!は、万華鏡づくりでした
 テーマは昆虫!!です。

はじめての虫とり...「虫とりしたいけど、虫はどこにいるのかな~???」
フロアスタッフが虫とり網を片手に尋ねます。

ご参加のみなさんは「モンシロチョウはキャベツ畑!」「カブトムシはクヌギの樹液!」と
元気な声で次々教えてくださいました。
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さて、昆虫万華鏡をつくります。1つの紙コップの底に空いた小さな四角い窓に分光シートを貼って、
もう1つの紙コップの底には針で小さな穴を20個あけます。
2つの紙コップを貼り合わせて、まわりに虫の写真や絵を貼ります。
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好きな昆虫を描いたり切り取って貼ったり、個性あふれる万華鏡ができました。
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分光シートを貼った四角い窓を覗くと、小さな穴から虹色のきらきら輝く光線が見えた!!
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リボンテープで首からりさげて、ポーズもきまってますね!
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ご参加ありがとうございました。

8月27日(土)のフロアスタッフとあそぼうは、ひとはく☆クイズ大会です。
みんなでクイズに挑戦! こちらもぜひご参加くださいね。

(フロアスタッフ いしくら)


高校生がひとはくや兵庫県庁、県警などで就業体験をする「県庁インターンシップ」が22日から、始まっています!
県内の県立高校生徒116人が26日まで体験し、将来に役立てます!働くことへの関心や意欲を高めようと、県教育委員会が毎年行っている事業です。
ひとはくでは、県立有馬高校県立農業高校県立伊丹北高校の生徒さん達が体験実習をしています。
自己紹介した後、ひとはく職員から館内の諸注意等を受け、実習に入りました!
期間中は他では体験ができない、研究体験やフロアスタッフ体験など幅広い分野を持つひとはくを体験してもらいますね!!

実習の様子

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今回のインターンシップ参加者の中には・・・
今年2月に開催された「共生のひろば」に出展してくれた生徒さんも・・・
ひとはくとしてはたいへんうれしいですね!
ひとはくはインターンシップを通じて、生徒のみなさんのスキルアップもお手伝いしていきます!
                      
                              生涯学習課
                               上田 雄一郎  
 
ひとはくの収蔵庫には、さまざまな昆虫はじめ、植物、鳥類、哺乳類等100万点の資料が収められています。
8月20日(土)にオープンセミナーとして、ふだん非公開の生物系収蔵庫を特別公開しました!


準備の様子

山内研究員がフロアスタッフからヘッドホンマイクの使用方法についてレクチャーを受けています。
マイク音声はばっちり!
準備万端です!!

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生物系収蔵庫ツアー参加者のみなさんが集まってこられました。
参加者は幼児からシニアの方まで幅広い年齢の方々です!


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ツアーの様子

高橋研究員から収蔵庫の概要説明と注意点のレクチャーです!
参加者のみなさんのワクワクしている様子がうかがえますね!

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布野研究員から鳥類標本の説明です。
標本ロッカーを参加者のみなさんで動かします!
ロッカーを開けると「すごい」「うわー」歓声が聞こえます。
参加者のみなさんから
標本は迫力があります。勉強になります。などのお言葉をいただきました。
標本が醸し出す好奇心はすごいです!

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高橋研究員から植物標本の説明です。
こちらも「すごい」「うわー」歓声が聞こえます。
100年前の牧野富太郎博士の植物標本もあり、植物標本の魅力に圧倒されています!

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山内研究員から昆虫標本の説明です。
標本のあまりの美しさに感動されて・・
参加者のみなさんがカメラを持ってミニ撮影会です!

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参加者されたみなさんは魅力的な標本に囲まれて・・・
あっという間にセミナーの予定時間がきてしまった感じではないでしょうか?
今回は一部ではありますが、ひとはくの研究内容を感じていただけたのではないでしょうか?
ひとはくの資料ページに今回の参考資料がありますのでご覧いただければ幸いです!!


次回も生物系収蔵庫ツアー開催いたしますのでお楽しみに!!


おまけ・・「ひょうごの昆虫展」のパネルをよくみると  

8月10日(水)に
ラジオ関西 「時間です!林編集長」 編集部員のサクサク行こか 
わがまちひょうごのコーナーに兵庫県の昆虫について山内研究員が出演しました!
なつかしい林編集長がひとはくで昆虫にに変身している様子も「ラジオ関西ブログ」はこちら

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                              情報管理課
                                中前 純一
8/15、16は大人気イベント「とっても簡単!化石のレプリカづくり」を行いました!

あたためると柔らかくなるを使って、
アンモナイト化石のレプリカ作り!!
s-P1100327.jpg(何色にしようかな...?)
たくさんある色から好きな色を2つ、選んでいきます(^^)

ねん土のようにこねて、型にはめたら水につけて...
あとは待つだけ!
s-P1100320.jpg(ドキドキ...キレイにできているでしょうか?)
わずか1分ほどの待ち時間ですが、なぜか長く感じてしまう...
固まったら、完成です☆

みなさんがつくったレプリカを一部ご紹介(^0^)/
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(画像はクリックすると拡大されます。)

どれも違う、ステキな作品ばかりですね~(^▽^)
たくさんのご参加、ありがとうございました!

夏休み終盤の30日(火)にもレプリカづくりを行います!
自由研究にもピッタリ!
「世界で一つのオリジナルレプリカ」つっくてみませんか?

また8月の後半もイベントがたくさん(^^)♪

8/29(月)
ワークショップ「ピロピロ・アケボノゾウをつくろう!」
(詳しくはコチラ→

8/31(水)
ワークショップ「プラ板づくり」
(詳しくはコチラ→

みなさんのご来館をスタッフ一同、心よりお待ちしております!

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むしむしたいけん、今年も開幕しました。

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今年は、これまでに登場した虫たち(同種の別個体も含む)の標本を展示しています。
今、中にいる虫たちを、標本で確認できます。
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ほかは、例年どおり。

よく飛ぶ虫は蚊帳(かや)の中。おとなしい虫はテーブルの上に。
水の中には、人気のイモリのほか、タガメもいます。
ぬり絵もあります。
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ベビーコーナーには、ダンゴムシや、小さなクワガタムシ=チビクワガタとネブトクワガタが。
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例年、来てくれる子どもたち、再会できてうれしいです。子どもたちの成長も楽しみです!
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むしむしたいけんは、8月20日(土)まで。
会場は、実習室
時間は、11:00〜16:00(お昼休みあり)
参加費は、2歳以上、お一人100円。小学3年生以下の児童は保護者同伴でご入場ください。同伴の保護者の方も、お一人100円。ご協力をお願いいたします。

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「まほうのスタンプ」を押して、何度でも再入場いただけます。

(八木 剛 記)

8月14日(日)のひとはくはとってもにぎやかでした!
研究員とフロアスタッフの催しもこの日はダブル。
1つ目は、ひとはく探検隊「夏の植物を描こう!」

まずは、隊長の植物はかせ大谷研究員からレクチャーを受けて、外に出発!!

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夏の強い日差しにも負けず、みなさん絵に描く植物を一生懸命探してくださいました。
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ひとはくサロンに戻って、さあ描きましょう!
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お父さんやお母さんもいっしょに参加してくださいました。
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細かな部分までじーっくり観察して描いておられ、スタッフもとっても感激しました!。

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そして2つ目は、はかせと学ぼう!「わらで紙づくり」


ちょうど今頃、みなさんをきつい日差しから守ってくれる「麦わら帽子」
今回は植物博士の黒田研究員と一緒に、その材料である「わら」で、
「紙」をつくるイベントをおこないました!
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日曜日だということもあり、たくさんの方が参加してくださいました!

わらを煮て作った液を写真(↓)のように流しいれて、
ハガキと同じ大きさの紙を作ります^^♪

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黒田研究員の手元を見る目は真剣そのもの!        全体にむらが出ないように...上手です!

お手本をみせてもらい、さっそく作業開始です!
最初は難しいようすだった子どもたちも、すぐにコツをつかみ上手に作ってくれました!

P1100299.jpgドキドキの瞬間!
流し込めたら、ゆっくりすだれをはがしていきます。
最初は大胆に、最後は慎重に!

紙づくりはなかなか奥が深いですね...!


「この紙であばあちゃんに手紙を書くの!」

そう言ってくださる声を聞いて、私たちも心まで温かくなりました...(*^∨^*)

今日のイベントが、みなさんの楽しい夏の思い出になりますように。

たくさんのご参加、ありがとうございました!

次回のイベントは...

8/20(土)、21(日)

フロアスタッフとあそぼう「万華鏡づくり」
キラキラひかる分光シートを使って、万華鏡をつくります!
s-P1040886.jpg前回のイベントのようす
(受付、参加費のご確認はコチラ→

8/28(日)
ひとはく探検隊「いきものミッケ!」
昆虫博士の山内研究員と一緒に、深田公園でいきものを探します!
どんないきものに出会えるでしょうか?
s-2 (49).jpg 昨年の探検隊のようす
(受付等、詳しくはコチラ→

たくさんのご参加、お待ちしております!

みなさん、とても暑い日が続いているので、
熱中症など体調に十分お気をつけください~!!

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ひとはく では、夏休みの期間に博物館実習生(大学生)の受け入れをしています。


実習生は、オリエンテーションや来館者対応の実習のあと、
いくつかのコースに分かれて研究員と一緒に実習を行います。

そのうちの1つのコースの「自然素材を使った親子向けプログラムの
企画・実施に関する実習」の実習生がマツボックリをテーマに展示を制作しました。


その展示「マツボックリ の ひみつ」を 本館 4階 エレベーターちかく(実習室よこ)に
現在、展示しています(8月21日(日)まで展示する予定)。

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夏休みの自由研究のヒントになるかな?

展示を見に来てくださ~い。


なお、となりの実習室では、8月13日(土)~20日(土)の連続8日間、
生きたムシが触れる「むしむし たいけん」が実施されます。

 

            コミュニケーション・デザイン研究グループ 小舘


 

8月9日(火)、大阪の吹田市立博物館で開催されたイベントに
移動博物館車「ゆめはく」で参加しました。


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博物館実習の大学生のお兄さんたちも準備から参加しました!!

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あっという間に子どもたちがいっぱい来てくれました! 
満員御礼です!!

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鈴木研究員の解説に・・・うお―!と歓声が聞こえて・・大人の声? 子どもたちは?
大人のみなさんも・・しばし・・子どもに戻って・・鈴木研究員にいろいろと質問されていました!
大人になっても感動することは大切ですね! 

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吹田市役所の方も取材に来られていました!
取材内容は吹田市の広報「市報すいた」(9月発行)に掲載される予定です!

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おまけ
吹田市立博物館の展示室を見学してみると・・
ひとはくの標本たちも出張展示されております!!
この他にもたくさんありました!

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                                        情報管理課 
                                         中前 純一
                          

夏休みのひとはくは イベント以外にも 多くのことが 行われています。 
学芸員を目指す 大学生の人達が 博物館実習で ひとはくに来ています。
そして,初任者の先生方も 社会体験研修として ひとはくに来ています。

初任者の先生の社会体験研修は 2回に分けて行われました。
1回目の 8月1日と2日に社会体験で来た2人の先生は 教職員・指導者セミナーの来館者対応を2日間行いました。

そして2回目は,8月9日と10日の2日間です。
今日 8月9日は ワークショップ「とっても簡単!化石のレプリカづくり」をしました。
はじめてのワークショップに最初は戸惑っていた4人の先生も だんだんと慣れてきていました。

実際にやってみた感想を一人の先生に書いてもらいました。

「普段と違う場で、子どもたちと接しました。
数十分という短い間で見られる子どもたちの表情に私自身、元気をもらいながら体験することができました。
明日の活動でも、今日学んだことを活かしながらがんばりたいと思います。」
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明日も  ワークショップ「とっても簡単!化石のレプリカづくり」があります。
先生の参加は 午後からになりますが,午前からのお越しをお待ちしています。


生涯学習課 上田
8/7は、ひとはくでは「キッズサンデー」 フローラ88では「88まつり」
がありフラワータウン周辺は、大賑わい!

ひとはくも、夏の88まつり 野外ステージに出店してきました。

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ひとはくの大人気プログラム
カラフルな おゆまる を使った「とっても簡単!化石のレプリカづくり」に挑戦!
しました。古代のいきものアンモナイト「リエリセラス」を模りました。

猛暑の中、定員オーバーの32名のちびっこ達と親御さんが参加されました。
制限時間 30分の時間との戦いでしたが
楽しく無事に終了できました。


フロアスタッフ せら ゆうこ


月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。

8月のKidsサンデーは、晴れで暑い日でした。

ひとはくの周辺では、アベリア(ハナゾノツクバネウツギ)の花が
たくさん咲いていたり、ヤマボウシの若い果実が大きくなってきています。


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▲アベリアの花                   ▲ヤマボウシの若い果実


Kidsサンデーの様子 の ご報告で~す。


午前中は、

ひとはく連携活動グループのrun♪run♪plaza(るんるんぷらざ)さんと
研究員のコラボ企画「run♪run♪さんぽ しゃぼんだま とばそ!」や、
連携活動グループのLa bones(ラ・ボーンズ)さんの「丹波の恐竜化石発掘セミナー」、
研究員のオープンセミナー「風にのって とぶタネの模型を作ろう」、
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「展示室ツアー」などが実施されました。


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午後は、

連携活動グループのNPO法人 人と自然の会さんの「よく飛ぶ紙トンボ」や「パネルシアター」、
フロアスタッフの「フロアスタッフとあそぼう ひとはく宝さがしラリー」、「デジタル紙芝居」、
研究員のオープンセミナー「たねたね おえかき <なつやさいへん>」や「解説!丹波の恐竜化石」
などが実施されました。

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いくつかのプログラムでは、大学生のボランティア「関西ユース」のお姉さん、お兄さん
(福本さん、新熊さん、松尾さん、牧さん、高野さん)や
博物館実習生のお姉さん、お兄さんも 子どもたちのサポートをしてくれました。
子どもたちの笑顔がいっぱいの一日でした。

なお、ひとはくでは、現在、下記のような展示を開催しています。

・丹波の恐竜化石発見10周年記念「丹波竜展」(~8月31日(水)まで)
・「ひょうごの昆虫展」(~9月4日(日)まで)
・トピックス展「岡山県津山市から産出したオキナワアナジャコ属新種化石」(~10月23日(日)まで)
・収蔵資料展「温古写真(おんこしゃしん) 大作戦!」(~11月13日(日)まで)


また、8月13日(土)~20日(土)(連続8日間)は、生きたムシが触れる

「むしむし たいけん」が実施されます。



次回の Kidsサンデーは、9月4日(日)です。

ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!

            (Kidsサンデープロジェクト 小舘)






8/6(土)・7(日)にフロアスタッフとあそぼう「ひとはく宝さがしラリー」を行いました♪

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8/6(土)の宝さがしラリーの様子はコチラをクリック

地図を頼りに博物館の展示クイズをときながら、貴重な博物館のお宝をさがしていきます。

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ティラノサウルスのぼうしをかぶったお客様もいらっしゃいました!

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以前、ひとはくの「ティラノ★ハット」というイベントに
ご参加くださったときのものだそうです。

とてもよくお似合いでしたよ(^^)












最後はクイズの答え合わせ。

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兵庫県の県の石に指定された黄銅鉱(おうどうこう)アンモナイトなど貴重な標本にさわっていただきました。

ご参加ありがとうございました!


8/9(火)・10(水)のイベントは、 「とっても簡単!化石のレプリカづくり」

自分だけのオリジナルアンモナイトのレプリカをつくってみませんか?

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場所 4階オープン・ラボ
(小学2年生以下のお子様は保護者同伴)

時間 10:30~11:30 / 13:00~16:00
(時間内はいつでも参加OK)

※材料がなくなりしだい終了








ほか 15日(月)・16日(火)・30日(火)も行います!


ぜひお越しください。

7/21~8/31の夏休み期間  無休 で開館しています。

フロアスタッフまつだ


8月に入って、最初の土曜日!
8/6はフロアスタッフとあそぼう
「ひとはく宝さがしラリー」を行いました!
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今回は1階展示室の問題です。
植物から鉱石までいろいろな問題を出題!

お宝の地図を片手に早速、問題にとりかかります!
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展示をじっくり観察しながら、一問一問答えを書きこんでいきます。
フロアスタッフのカメラにも気付かないほど...みなさん真剣!

ご参加くださったみなさんには「お宝」をプレゼント!
嬉しそうな表情に、こちらまで笑顔になりました(^^)♪
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なにがもらえるかは、参加をしてのお楽しみです~\(^o^)/

たくさんのご参加、ありがとうございました!

そして明日、7日(日)は月に1度の「キッズサンデー」です!
今回もみなさんの好奇心をくすぐるステキなイベントがいっぱいですよ~(*^_^*)
←詳しくはコチラ!)

フロアスタッフとあそぼうは本日から引き続き、
「ひとはく宝さがしラリー」をおこないます!
←受け付け方法などはコチラ)

ぜひ、ひとはくにお越しください!
スタッフ一同、心よりお待ちしております(^▽^)


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今年も、夏がやってきました!

恒例の「むしむしたいけん」今年も開催します。
8月13日(土)から20日(土)、連続8日間です。

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カブトムシ、クワガタムシ、セミ、バッタ、トンボ、ちょうちょ・・・
いろんな虫に、たっぷり、ふれてみましょう。

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毎年来てくれるみんな、大きくなったかな?
今年初めてのみんなも、お待ちしています。

大学生・高校生のおにいさん・おねえさんが、子どもたちをやさしくエスコートしてくれるから、初めてのみんなも、安心だよ。

ドレスコードは「むし」! 昆虫ファッションで来てくれると、うれしいです!

会場は、実習室
時間は、11:00〜16:00(お昼休みあり)
参加費は、2歳以上、お一人100円。小学3年生以下の児童は保護者同伴でご入場ください。同伴の保護者の方も、お一人100円。ご協力をお願いいたします。

今年は、「ひょうごの昆虫展」を4階ひとはくサロンにて開催しています。
たくさんの虫の標本、じっくりごらんください。

むしむしたいけん、昨年のようすは、こちらから。

さらに、今年は、キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)も、
「キッピー山の なつ むし あそび♪」として、「夏は、むし」キャンペーン中です。
ちょっと足を伸ばして、有馬富士にも、ぜひいらしてください。

キッピー山のラボ、イベント情報は、こちらから。

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(↑)このチラシのpdfファイル(779KB)

(八木 剛)

7月31日(日)、赤穂市立海洋科学館で開催された「サイエンス寺子屋」に
移動博物館車「ゆめはく」で参加しました。

「サイエンス寺子屋」は、夏休みを利用して、子どもたちに科学遊びや
物づくりの楽しさ、科学への興味・関心を持ってもらうことを目的に
開催する実験教室です。

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ゆめはくの中での展示は、「キラキラな昆虫たち」です。
また、ゆめはくの近くでは、「ぶんぶんゼミをつくろう!」を実施しました。


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会場には、たくさんのブースがありましたが、全てを見て回れなくて残念でした。

地元の兵庫県立赤穂高等学校の生徒さんも、ブースを出していました。
また、赤穂高校の生徒さんたちは、ボランティアとしても大活躍してくれました。
ひとはくのブースには、3人の生徒さんがお手伝いをしてくれて、
子どもたちは、高校生に教えてもらって、上手に工作をしていましたよ。

(また、今年は、関西福祉大学のブースが増えて、大学生の皆さんが
ボランティアとして他のブースでも応援してくれていたと
科学館の方から伺いました。)

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ひとはくブースを手伝ってくださった皆さんと、「ゆめはく」と一緒に記念撮影です。


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只今、赤穂市立海洋科学館・塩の国では、
第30回特別展「丹波の恐竜となかまたち」が8月31日(水)まで開催されています。


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また、展示説明会が下記のとおり予定されています。

日時:8月14日(日) 午前11時、午後1時、および午後2時から
            それぞれスタート。

講師:兵庫県立人と自然の博物館 古谷 裕 主任研究員


お近くの方も、そうでない方も、海洋科学館に行ってみてくださいね。
海洋科学館は、兵庫県立赤穂海浜公園の中にあります。

入館は、午前9時~午後4時まで。火曜は休館です。
高校生以上300円、小中学生150円。

詳しくは、赤穂市立海洋科学館のホームページ(http://www.ako-kaiyo.jp/)をご覧ください。


                 (コミュニケーション・デザイン研究グループ 小舘)



 


太陽が休みなく降り注ぐ今日この頃...
みなさん、この夏はどこかいかれましたか?
海、お祭りなど夏は楽しいイベントがいっぱいですよね(^^)

さて!7/31(日)はフロアスタッフとあそぼう「ひまわりモビール」を行いました!
いろいろな色を使って、オリジナルのモビールを作ります☆
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どんなひまわりができるのかな?

とても身近なひまわり、しかし意外に知られていないことも多いのです(^^)
夏に咲くイメージがあるひまわりですが実は...!
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なんと正解者1名という難問クイズも...!

みなさんにひまわりについて知っていただいたところで、
さっそくモビールを作っていきます。
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ノリではりあわせて、透明のフィルムに絵を描いていきます。
たくさんの色で組み合わせを変えながら、みなさん真剣!
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丹波竜を描いてくれたおともだちも!
ほかにも好きなキャラクターや似顔絵をかいている子もいました。
とっても上手でスタッフも思わず感動です。

ひとはくにたくさんのひまわりが咲きました!
きいろオレンジあか...
とてもカラルフで、みているこちらが笑顔になりますね(^^)
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たくさんのご参加、ありがとうございました!

次回のフロアスタッフとあそぼうは...
「ひとはく宝さがしラリー」です!(←詳しくはコチラ!)
宝の地図をもって、謎をときお宝を探します!
とってもわくわくしますね~(^▽^)

みなさんのご参加、お待ちしております!

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夏休みに入り、2週続けてワークショップを開催。その様子をお伝えしま~す。

  まずは7月23日(土)のワークショップラフレシアをまわそう
  ラフレシアのかざぐるをつくりました!「ラフレシアをまわそう!」

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  世界最大級の花「ラフレシア」。ラフレシアはほかの植物から栄養をもらっている
      寄生植物。
  みんなよく知っていました。
  赤い花びらに白い斑点模様を描いて組み立てます。
             

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  できあがったら、うでにつけて...  歩き出すと...  ラフレシアがまわった!!!
  くるくるラフレシアをまわしていっぱい遊んでくれました。
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  たくさんの方が作ってくださいました。ありがとうございました。


  ◆次は7月30日(土)のワークショップ里山の昆虫はんこバッグ
  昆虫のはんこを自由にエコバッグに押して、オリジナルのバッグを作りました!

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 3階展示室の「北摂の里山」の展示前で
                                                           開催しました。
  
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  はんこにぐぐっと体重をかけて、しっかり押します。

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  クヌギの樹皮から染み出る樹液に集まる昆虫たち。昼と夜では違う種類の昆虫が
      集まります。
  
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  できたよ!!昆虫バッグ! このほかにもたくさんのすてきな❤昆虫バッグができま    
  した。
  ご紹介できなくてごめんなさい。
  
  8月のワークショップもぜひご参加ください!

  8月のワークショップ 10:30~11:30 / 13:00~16:00 
              ※材料がなくなり次第終了します

  ◆とっても簡単化石のレプリカづくり
  
          開催日:9日(火)、10日(水)、15日(月)、16日(火)、
              30日(火)
          場 所:4 階オープン・ラボanmo_02.jpg
          参加費:100円

 

  ◆ピロピロ・アケボノゾウをつくろう!          
          開催日:29日(月)
          場所:2階ひとはく多様性フロア
          参加費:無料
          定員:50名
  
  ◆プラ板づくり
          開催日:31日(水)
          場所:4 階オープン・ラボ
          参加費:100円
          定員:50名

                           (フロアスタッフ くまもと、いしくら)
  
今日は
ひとはくに
すてきなコウノトリさんが
飛来しました!

s-IMG_7926.jpgなんと!この衣装
お母様の手作りだそうです。

兵庫県立コウノトリの郷公園に行って
コウノトリにはまったそうです。

型紙もなしで作られるなんですごい!





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コウノトリの折り紙完成!
目のまわりも赤く塗って完璧!

今日の1コマでした。

フロアスタッフ せら ゆうこ
今日で生き物調査体験ツアーも最終日です。
午前中にホテルからバス移動でお土産物屋さんに寄り、
昼過ぎの航空便で帰国しました。
みんな無事に健康で帰ってくることができ、何よりです。
関西国際空港では、多くの出迎えの保護者に囲まれながら、
解散式を開催しました。

最終日の様子です!!

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この7日間、日本では見られない生き物をたくさん観察、調査し、
多くの知識を得ることができました。
また、不慣れな環境に身を置いたことで得られたたくましさや、
海外の高校生と交流する際の語学力向上の自覚など、
多くの思いも得て、帰宅したのだと思います。
近い将来、進路の選択を考える時に彼ら、彼女らにとって、
このツアーの経験が、その一助になることができれば、
企画側として、こんなに嬉しいことはありません。

今後は8月に2回の事後学習会を実施して、
今回得たものを更に磨き上げていく予定です。

公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木 洋平
今日で台湾の高校生と共に過ごすのも最終日です。
午前中に昨晩に仕掛けたコウモリトラップを見に行きました。
コウモリの他、甲虫類も何種か採集できました。
その後、林良恭先生(東海大学)によるコウモリの講義がありました。

昼食の後は、日本と台湾の高校生のグループ8班による
ポスター作成&発表がありました。
限られた時間の中で、しかも意思疎通が十分でない中、
どこの班も悪戦苦闘していましたが、
英語や身振り手振りで必死にコミュニケーションを取り、
課題に取り組む高校生たちの姿に6日目の成長を確かに感じ取りました。

閉会式の後は、お別れの時間です。
台湾の高校生はバスの姿が見えなくなるまで手を振ってくれました。
明日はいよいよ日本に帰国です!

ツアーの様子です!!
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公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木 洋平

生き物調査体験ツアー5日目です。今日の台湾もうだるような暑さです。
そんな中、今日はたくさんのカリキュラムがあり、
高校生たちは元気いっぱい生き物を追いかけていました。

午前中は台北市立動物園内の遊歩道沿いに生息する生き物を観察しました。
今日はたくさんの鳥類を観察することができ、台湾の専門家の解説のもと、
日本の高校生は双眼鏡を食い入るように見つめていました。 

午後は鳥園、熱帯生物園を見学をしたあと、
夕食に日本とは全く作り方が違って具だくさんな"台湾式おにぎり"
を作って食べました。
日本の高校生の中にはきれいな三角形の日本式おにぎりを作って見せて、
台湾の高校生に見せている子もいました。

夜はコウモリ調査のためのトラップを班ごとに製作したあと、
キノボリトカゲのの食性調査を実施しました。
どちらも高校生全員が初体験のもので皆真剣に取り組んでいました。

ツアーの様子です!
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公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木 洋平

夏休みがはじまりました!!夏休み最初のひとはく探検隊は・・・


「水辺のいきものを捕ろう!」
を行いました。

深田公園のビオトープで、生き物を捕って観察しました。

隊長は魚博士の高橋鉄美研究員です!
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 まずは、先生から捕り方のお話

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ビオトープに到着                        練り餌(ねりえ)をしかけて、池に入れ、20分待ちます



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その間に、網ですくってみよう!

 







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つかまえた!ウシガエルのおたまじゃくし!大きい!
ミナミヌマエビも捕れたよ!

クロメダカやヤゴもいました!

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 しかけにもたくさんのザリガニが入っていたよ!
 はじめて ザリガニを持つ子はおっかなびっくり!!

 

最後の隊長のお話では・・・

「外来種もいるので、他のところで放してしまうと、生態系がくずれてしまいます。

 外来種でなくても捕ったところではないところに放してしまうと生態系が崩れます。

 飼うときは最後まで(死ぬまで)面倒をみましょう!」

みんなも生き物を飼うときは注意しようね!

 8月ひとはく探検隊二本立てです!

8月14日(日)13:00~14:00

「夏の植物の絵を描こう!」ポスターal.pdf

8月28日(日)13:00~14:00

「いきものミッケ!」ポスターol.pdf

 

みなさまのご参加、心よりおまちしております。

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フロアスタッフ かどはま えりこ

 

生き物調査体験ツアー4日目となり、
元気な高校生たちにも少し疲れが見られるようになりました。
そこで!元気を充電するため
この日は生き物観察を一休みし、
台湾の文化や食に触れる日になりました。

午前中の早いうちに東眼山に別れを告げて、
台北で最も古い歴史のあるお寺、龍山寺の見学をしました。
午後からは国立台湾博物館に行き、主に台湾の自然史について
学びました。

夕方からはお楽しみの夜市散策です。
今回向かったのは台湾大学前の公館夜市です。
台湾の高校生からおすすめの食べ物などを教わりながら、
恐る恐る口に運ぶ姿が印象的でした。
暑い1日でしたが、夜市で食べる台湾名物の
マンゴーかき氷に皆大満足で元気回復ですね!

ツアーの様子です!
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公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木 洋平
3日目は東眼山自然教育センターに留まり、1日カリキュラムを実施しました。
午前中は実のなる植物の採集や、爬虫類(主にキノボリトカゲの仲間)や両生類
(カエル)、昆虫類(主に蝶、甲虫)の観察、午後からは採集した植物の同定や
標本の作成方法、土壌動物の採集方法などを学びました。
非常に多種多様な生物が生息している東眼山で、解説を担当する先生方も大忙し
でした。

夜は昨日に引き続いてのライトトラップでした。
多くの蛾類が飛来し、体中に蛾がくっついても観察を続ける高校生たちには、
引率スタッフもそのアグレッシブさに大変驚きました。

今日の自由時間は日本と台湾の高校生が一緒になって、
「だるまさんが転んだ」に興じる場面も見られ、
スタッフもその様子を微笑ましく眺めていました。

ツアーの様子です!
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公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木 洋平


「高校生のための生き物調査体験ツアーin台湾」2日目になりました。
この日は朝食後に台北市動物園周辺を散策したあと、
台北市よりバスで2時間の場所にある東眼山自然教育センターに移動しました。

ここは標高約800メートルにある場所で、低地の台北市内とは生物相が異なります。
昼食を摂った後、センター周辺の林に生物調査に出かけました。
それぞれの分野の専門家の指導のもと、
標本用の草本やコケ植物の採集、ヘビ、カエル、昆虫の観察をしました。
夜はライトトラップによる昆虫観察と、夜の遊歩道散策をしました。

2日目に入り、台湾の高校生と少しづつ打ち解け、お互い片言の英語で会話する姿を
頻繁に見かけるようになりました。
海外の高校生と接する貴重な機会ですので、この流れで積極的にコミュニケーションを
図ってくださいね!!

ツアーの様子です!
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公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木 洋平
こちらは24日(日)13時過ぎに無事台湾に到着し、初日の活動を終え、2日目に入ったところです。
初日は、15時頃、台北市立動物園に到着し、日台の高校生によるアイスブレーキングのゲームのあと、
1時間ほど、動物園内を散策しました。
台湾固有種の動物を中心に、先生方にご解説いただきました。

ビュッフェ形式の夕食の後は夜の生物観察に向かい、カエル、ホタル、ヘビ(弱毒)などを観察しました。

参加者全員、2日目を健康な状態で迎えています。
高校生のみなさんとひとはくの先生方は朝の生き物トラップ観察に出発されました!

ツアーの様子です!
 
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郊外ということで、wifi環境が安定しませんので、折を見て、またご報告します!

花博記念協会 佐々木洋平
7月18日(月) はかせと学ぼう『古写真とひょうごの風景』 が行われました!

今回のはかせは、環境計画の 上田萌子研究員 です。

博物館の3階にて開催中の 収蔵資料展「温古写真大作戦!!むかしの写真で未来をつむごう」 の展示解説を行いながら、みんなで古写真に色をつけました!

まずは、上田研究員による展示解説です。

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今回の企画展では、兵庫県内の自然やまちの変遷をたどる古写真や
日本最古級の風景写真集(!)、六甲山の古動画など、博物館に収蔵する貴重な資料を特別公開しております☆
風景写真集は、当時の外国人観光客に人気のお土産だったそうですよ。

s-P1090888.jpg前回のはかせと学ぼう!で制作した、実物大の一円電車も展示されています!(^○^)

はかせと学ぼう!「実物大!一円電車のクラフトづくり」の様子はこちら★


展示会解説のあとは、みんなで古写真に色をぬりました♪
当時は白黒写真しか撮れなかったので、カラー写真は手塗りで色を付けていたそうです。
(手間のかかる作業ですよね~...)
当時の気分に浸りながら、色鉛筆で古写真に色をつけます!

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個性的な作品の数々が出来上がりましたよ(^^)

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お見事っ!!(ぱちぱちぱち)

写真の中の人たちはもうこの世にはいないし、遠い遠い昔話の世界のように思われますが
色を塗ることでちょっとだけ身近に感じれたんではないでしょうか?(^-^)

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!



★おまけ★
とってもキュートなこの女の子の古写真...↓

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当時の女性の写真にしてはめずらしく、満面の笑みにおちゃめなポーズ♡
おやおや?だれかに似ているような...

むむっ!?

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フロアスタッフきただにさんだー!!(@○@)
きっとご先祖様ですね(笑)



みなさまのご来館をお待ちしております(^^) 
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ひとはくのキャラバン事業の一環で、85日(金)から7日(日)まで相生市文化会館(なぎさホール)「みんなで発見!相生の自然と生きもの展」を開催します。大型昆虫模型や鳥類のはく製、魚類の封入標本などを展示するほか、関連イベントとして研究員らによる野外観察会を行います。また、期間中「相生の生きものマップ」を作成&展示するため、会場にて生きものの写真を募集します。展示コーナーへの入場は無料ですので、ぜひご来館ください。


○ 相生市でのキャラバン事業の概要
日時:平成2885日(金)~7日(日)10001700

場所:相生市文化会館(なぎさホール) 1F ホワイエ
   相生市相生6丁目1番地1

〔野外観察会〕
8/5(金)「はじめてのバードウォッチング」by 布野研究員
        定員20名 参加費無料(定員になり次第締め切り、先着順)
        申し込み先 相生市環境課(0791-23-7137)
8/6(土)「おわん島(蔓島)で探検観察会~植物と打ち上げ貝を調べよう~」
                  by 三原研究員&和田研究員
        定員20名 参加費無料(定員になり次第締め切り、先着順)
        申し込み先 相生市環境課(0791-23-7137)
8/7(日) ひとはくセミナー「市民参加型カニ調査in相生」by 和田研究員
        定員30名 参加費500円(中学生以下:350円)
        申し込み先 兵庫県立人と自然の博物館 生涯学習課 セミナーのページはこちら
 

※いずれも要申込。詳しくはチラシをご覧ください。

                                                                  三原 菜美((みはら なみ)/生態研究グループ)

チラシはこちらから⇒相生キャラバンチラシ2016.pdf
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7/17(日)のフロアスタッフとあそぼうは「恐竜うちわづくり」でした。

兵庫県で発見された数々の恐竜のお話を聞いてから、うちわに自由に絵をかいて頂きました。


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▲兵庫県で発見された恐竜とほ乳類化石

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完成したものはこちら♪

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みなさん、とても上手です。恐竜うちわであつ~い夏をのりきってくださいね!
ご参加ありがとうございました!

 

ご紹介したタンバティタニス(丹波の恐竜)ですが発見から10周年を記念して、
恐竜や化石に関する展示・セミナー・イベントを夏休み期間に開催します。

丹波の恐竜化石発見10周年記念「丹波竜展」

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▲詳しくはこちらの画像をクリックしてください。


★7/21~8/31の夏休み期間 無休 で開館しています。

フロアスタッフ まつだ


みなさん!突然ですが、一円電車」ってご存知ですか?
一円電車とは、兵庫県養父市にある明延(あけのべ)鉱山を走っていた電車のことです。
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乗車料金が一円だったことから、「一円電車」と呼ばれていました。
(みなさんの誰もが知っている国民的アニメにも登場しているそうです...!)
詳しくはコチラをご確認ください☆

さて16日(土)は大平研究員とフロアスタッフによる
はかせと学ぼう「実物大!一円電車のクラフトづくり」を行いました!
実際に一円電車に乗ったとこともあるという
地元の方も、お手伝いにきてくださいました!
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水色と黄色の車体が
とってもオシャレ!

一円電車についてのお話の後、2チームに分かれて作業開始!
電車を組み立てるチーム!
両面テープをはがして、ていねいに作業していきます。

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最後の仕上げは先生と


ちいさいお友達がみんなで折り紙などを使って、
一円電車の中の飾りをつくりました!
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なにもなかった電車の中が
とてもはなやかになりました(^^)


完成したところで、一円電車を3階の展示室に運びます!
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みなさん力を合わせて、
運んでくれました!


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3階展示室に到着!
あと少しですよ~!


3階展示室に設置完了!
すごい迫力ですね!
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お客さまからも
思わず拍手が...!


ご参加くださいましたお客さま、明延のみなさん、ありがとうございました!
こちらの一円電車は7/16~始まった3階中央の展示
収蔵資料展温古写真大作戦!!昔の写真で未来をつむごう!で展示されています!
ぜひ!見にきてくださいね(^^)

次回のフロアスタッフのイベントは...
7/23(土)
ワークショップラフレシアをまわそう!
7/24(日)
ひとはく探検隊水辺のいきものを捕ろう!


夏休みは、自由研究にもってこいのプログラムがいっぱいです!!

ぜひ!博物館にいらしてください!
スタッフ一同、心よりお待ちしております(*^▽^*)

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皆さんこんにちは!
もうすぐ夏休みがはじまりますね(*^^)v

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この夏ひとはくにやって来た ハラビロカマキリ(♀) の拡大模型です。


大型昆虫模型は特に大人気で、毎年夏休みはひっぱりだこ状態で貸し出されているのですが、
今年は新入りのハラビロカマキリ(♀)が躍動感あふれるポーズで皆様をお出迎え~
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細部にもこだわって作られているので、見応えのある模型です。八木研究員も大満足の出来栄え!

s-1468378589633.jpg塚本さん(総務課)とご対面!
「わたしをゆめはくで連れてって」と言わんばかりのチャーミングな瞳に圧倒されたとか!?
でも...しばらくは箱入り娘でいてね!
s-DSC_4975.jpg作者の
造形作家 河野 甲 先生もにこやかに~

フロアスタッフも心の中で除幕式~(*^_^*)


たくさんのお客様に喜んでもらえるとうれしいな♪ by ハラビロカマキリ


フロアスタッフ一同、皆様のご来館を心よりお待ちしております。

7月9日(土)10日(日)

画はくの日~ひょうごのどうぶつを描こう!~を行いました。

3階入口のどうぶつについてのクイズです。

ニホンザルのおしりはどれかな?  ニホンジカの足あとはどれかな?

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どうぶつをよく見て描きましょう!!

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たくさんのご参加ありがとうございました。

 

16日(土)  はかせと学ぼう!『実物大!一円電車クラフトづくり』です。

17日(日)    フロアスタッフとあそぼう『恐竜うちわづくり』参加費100円です。

 

みなさまのご参加お待ちしています。

     

                フロアスタッフ  にしぐちひろこ

兵庫県立人と自然の博物館、(公財)国際花と緑の博覧会記念協会台北市立動物園
(財)台北動物保育教育基金会が、合同で企画主体となり、7月24日(日)~30日(土)の日程で
実施される

「高校生のための生き物調査体験ツアーin台湾」
の事前学習会が開催され
近畿各地域から参加する高校生20名がひとはくに集まりました!

このツアーは日本からの参加高校生および台湾からの参加高校生に対して、
ひとはくの研究者(4名)および台北市立動物園(4名)計8名が指導役として付き、
研究員それぞれの専門分野の視点から、台湾北部のフィールドで動物や植物、昆虫を観察、
採集するなど、生物相調査を実施し、本格的な生態研究を体験すると共に、 海外の青少年との
交流によるコミュニケーション能力の向上を図ります!

ひとはくだからできるプレミアムアクティブラーニングですね!

そんなプレミアムな・・・事前学習会の内容をわずかではありますがレポートいたします!


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 公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会担当者からの説明

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 ツアーに同行するひとはく研究員からの自己紹介
 (研究員の高校生時代のお話もあり・・高校生に向けて研究に対する熱いメッセージもあり・・)

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 参加高校生の自己紹介
 (生物部部長で生物の学びを極めたい!や運動部関係で体力のみならず知力を充実させたい!
  帰宅部だったけど・・生き物が好きで情熱が湧いて・・応募しました!など
  なかには「ボルネオジャングル体験スクール」卒業生も・・・・
  高校生のみなさんがツアーへの意気込みを語りました!)

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 参考資料の展示
 高校生のみなさんの後方には台湾の昆虫関係の貴重な参考資料がずらりと並べてあります。
 これだけでも企画展なみの充実ですね!

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 実習カリキュラムの説明・調査のための実習
 高校生から研究員への質問が多く、ツアー期間中に・・もしかして新種発見!が期待できそうな雰囲気です!
 
 事前学習会を通して、研究員の話をもっと聞きたい!
 また、研究についてヒントを得たのではないかと思います。
 研究って本当に楽しいですね!
 この続きは、台湾で!
 
 ひとはくは高校生の学びを支援していきます! 

                                    情報管理課
                                       中前純一               
                
ひとはくへの団体来館が難しい学校を訪問する「小さな学校キャラバン」シリーズ。
7月5日(火)は、たつの市立揖保川中学校へ行ってまいりました。

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さすが中学校、広々した校庭に、ゆめはくも小さく見えます。

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主な対象は2年生、3クラス。理科の「無脊椎動物」の単元に資することをねらいとし、実物標本を用いての形態観察を行いました。
研究員の小話のあと、1人1匹、昆虫標本を手元に配布し、ルーペや実体顕微鏡を用いて、じっくり観察。
「虫キラ〜イ!」という生徒も少なからずおりましたが、そんな子に限って、黙々と観察していたり。
私たちとは体のつくりがずいぶん違うこと、発見し、感じてもらえたかな。

実物資料を提供できることが、博物館の強みです。
書物やウェブからは得られない本物の「実感」を、教室に。
他校の先生方も、ぜひご利用ください。

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ゆめはくでは、世界の昆虫を用いた「むしむしみっけ」に、「いろいろな兵庫の昆虫」を展示。
「むしむしみっけ」は、中学生にもじゅうぶん、人気でした。
あわせて、カタツムリやナメクジ、昆虫などの生体に触れるコーナーも開設。
1年生、3年生も、お昼休みを利用して、これらのコーナーを体験しました。

(八木 剛・鈴木 武・塚本健司)

7月2日(土)から、あさご夏の昆虫展〜むしむし大集合〜が、あさご芸術の森美術館(兵庫県朝来市)で、開幕しました。
会期は、9月4日(日)まで。

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初日の7月2日(土)は、「出張むしむしたいけん」をしました。
7月31日(日)にも、「出張むしむしたいけん」があります。(ただし、ゆめはくは、行きません。)

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展示室内のようすです。
ひとはくから、ゴホンダイコクコガネ、オオセンチコガネの大型模型のほか、約100箱のチョウ類標本を展示しています。
世界のチョウが壁一面にならぶ展示は、圧巻です。ぜひ、ごらんください。
かっこいいゴホンダイコクコガネは、シカの糞を食べている昆虫で、朝来市にはたくさんいます。でも、見たことない人多いのでは?
実物の標本も展示してますよ。

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Kidsサンデーで、みんなが描いてくれた作品も、きれいに展示してます。見に来てね。
左:むしむしお絵かき<墨絵へん>(6月)、右:むしむしお絵かき<クレヨンへん>(5月)の作品。

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みんなのお絵かき作品は、増えてます。これらは、6月に実施した「チャイルドむしむしアートキャンプ」での作品。
生きた昆虫をモチーフにした作品は、とっても、ステキです。

小学生対象「チャイルドむしむしアートキャンプ」は、7月30日〜31日(1班)、7月31日〜8月1日(2班)にかけても、実施します。
1班は、夜の虫とり(灯火採集)も行います。
このチャンスをお見逃しなく。→ お申し込み、お問合せは、あさご芸術の森美術館へ。
電話:079-670-4111

あさご夏の昆虫展〜むしむし大集合〜のチラシ(PDFファイル1.4MB)

(八木 剛:自然・環境再生研究部)

2016年6月25日(土)、26日(日)、仙台市卸町サンフェスタで開催された「ミュージアムキッズ!全国フェア」で、ゆめはくは、「特設ステージ」として、活躍しました!!

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約2,000平米の大会場には、ゆめはくも、アクアラバン(アクアマリンふくしま)も、中に。
北海道から沖縄まで50を超えるミュージアム関係者が出展。2日間で、6,300人の来場者をお迎えしました。

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ゆめはくは、まん中で、特設ステージとして、活躍しました。
つぎに、ショーのいくつかを、ご紹介しましょう。

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「トラりん」登場(京都国立博物館)
トラりんは階段を上がれないので、リフトで登場しました!

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「ワクワクおもしろ実験ショー」(ムシテックワールド)
全国トップレベルのサイエンスショー、さすがの盛り上がりです。

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「石器づくりショー」(仙台市縄文の森広場)
アヤシイ旧石器人、最高でした。

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有名な「ブラック星博士」(明石市立天文科学館)による「てんもんクイズたいかい」です。

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「むしとりのたつじんショー」(不詳、私です)

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「ミュージアムワールドのプリンセス」(神戸ファッション美術館ほか)です。
かわいいです!

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ステージの練習をしているところです。

ほとんどリハーサルなしで、うまくいったのも、ステージ総合演出係:大本晋也さん(国立淡路青少年交流の家)のおかげです。
ありがとうございました。

以上、ゆめはくのステキな使われ方、でした。
「ミュージアムキッズ!全国フェア」全体のようすは、こちらをごらんください。
キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センターも「モグラのトンネル」で出展し、大好評を得ました)

(ミュージアムキッズプロジェクト 八木 剛・古谷 裕・塚本健司・高瀬優子)
7月2日の土曜日に、美方郡新温泉町の居組県民サンビーチにおいて、ひとはくセミナー「夜の渚でスナガニの観察」を開催しました。昨年度豊岡市の気比の浜で開催して以降、今回が2回目のセミナーでした。セミナーでは、身近な砂浜海岸の生きものを紹介した後、日が暮れてから砂浜に出かけて、波打ち際付近を走り回るスナガニをじっくりと観察しました。海の家に戻った後、捕まえたスナガニのオス・メスや甲らの幅の計測なども行いました。スナガニがたくさん暮らす、自然豊かな砂浜海岸の大切さが少しでも伝わっていればと思います。

近年、波浪環境の厳しい日本海側の砂浜海岸では、波の作用によって陸地が削り取られる海岸侵食が深刻化し、適切な管理が行われていない海岸部では、砂浜への車の乗り入れやゴミの散乱等が生態系に与える影響が懸念されています。スナガニの仲間は砂浜海岸の人的利用の影響を評価する指標生物としても知られ(昨年出版された研究報告も参照ください:
http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/NO26_003.pdf)、兵庫県の日本海側では新温泉町の居組県民サンビーチと豊岡市の気比の浜で多くのスナガニを観察することができます。自然豊かな砂浜海岸とそこに暮らすスナガニたちをぜひ観察しに行っていただけたらと思います。

(和田 年史(わだ としふみ)/生態研究グループ)

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月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。

7月のKidsサンデーは、晴れたり曇ったりの天気でした。

ひとはくの周辺では、ヤマモモの果実が赤くなってきたり、
ムクゲの花が咲いています。

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▲ヤマモモの果実                            ▲ムクゲの花

Kidsサンデーの様子をご報告しま~す。
今回は、どんなプログラムがあったのかな?

ひとはく連携活動グループのrun♪run♪plaza(るんるんぷらざ)さんと
研究員のコラボ企画「run♪run♪さんぽ アメンボ みっつけよ!」は、
研究員のアメンボについての説明のあと、皆で深田公園にでました。

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▲アメンボの解説                ▲深田公園にでました。晴れています

虫とり網をもって、みんなでアメンボを捕まえて観察しました。大きなオタマジャクシも、いましたよ。

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▲網をもってアメンボ捕り              ▲自分で、ケースに入れられるかな

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▲アメンボの観察                 ▲大きなオタマジャクシにビックリ!

「デジタル紙芝居」や「川でさかなつり」、「展示室ツアー」は、
フロアスタッフが担当しています。
「川でさかなつり」、どんなエサでどんな魚がつれたかな。

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▲「川でさかなつり」のやり方の説明

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 ▲上流で魚釣り中

「パネルシアター」は、ひとはく連携活動グループのNPO法人
人と自然の会の皆さんのプログラムです。

「とべないホタル」「たなばた」のたのしいお話です。
貼り絵が光っていました。

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▲すごい! パネルシアターの貼り絵が光っています


「キッピー山のラボ から  こんにちは!」は、三田市有馬富士自然学習センターからの
プログラムです。今回のテーマは、<すみながし>です。
黒、青、緑の専用絵の具を使って、素敵な模様のチョウを作りました。
大学生のお兄さんお姉さんも手伝ってくれました。
出来上がりはどうかなあ~

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 ▲「すみながし」の説明

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    ▲やり方を教えてもらって・・・

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 ▲自分でやってみます          ▲「出来上がりで~す」って、これは大学生のお兄さんのでした


オープンセミナー「解説!丹波の恐竜化石」は、恐竜関係の展示や恐竜ラボを研究員が案内するものです。
みなさん熱心に聞いておられました。

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   ▲3階の「丹波の恐竜化石」のコーナー          ▲みなさん熱心に聞かれています



さて、本日(7月3日)まで開催されていた写真展「ニュータウンの森のなかまたち」。
主催である「ごもくやさん」の中田さんが、本日も来館者に丁寧に説明をされていました。
(展示期間中、博物館に何度も来ていただきました。中田さん、関係者の皆さん、お疲れ様でした!)
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             ▲丁寧に説明されている中田さん(写真中央の方)

なお、ひとはくでは、下記のような展示を 現在開催していたり、夏休み期間に予定しています。

・トピックス展「木の葉にお灸をすえる。」(~7月18日(月)まで)
・ひょうごの昆虫展(~9月4日(日)まで)
・収蔵資料展「温古写真(おんこしゃしん) 大作戦!」(7月16日(土)~11月13日(日))
・丹波の恐竜化石発見10周年記念「丹波竜展」(7月21日(木)~8月31日(水))


次回の Kidsサンデーは、8月7日(日)です。

ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!
                                                                                  (Kidsサンデープロジェクト 小舘)

 

県民情報番組 ひょうご"ワイワイ"の取材を受けました!!
レポーターはおなじみの高曽根里恵 広報専門員です!
「ひとはく」の魅力をいろんな角度から紹介していただきます!


同番組の特集コーナー にて紹介されます!
是非ご覧ください!
放 送 局:サンテレビ
放送予定日:7月10日(日) 8:30~9:00
再 放 送:7月11日(月) 18:00~18:30 

ひょうごワイワイplus+ (ブログ)

撮影風景の一場面をみなさんに紹介いたします! 
橋本佳明主任研究員、山内健生主任研究員、大平和弘研究員が出演予定です!
放送当日を楽しみにして下さいね!

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番組紹介予定の企画展
「ひょうごの昆虫展」

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収蔵資料展「温古写真大作戦!!むかしの写真で未来をつむごう」

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                         情報管理課
                          中前 純一

梅雨の雨続きでしたが・・・今日は雨もあがりお天気になりました。☆^^☆

とり博士の布野隊長と『初夏の鳥をさがそう!』を行いました。

出発前に!!
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4階ひとはくサロンで、双眼鏡の使い方を布野隊長に教わります。

では♪^^♪

布野隊長と一緒に深田公園の鳥を探しに出発です。
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4階入口付近で・・・コシアカツバメ発見!!! 

ツバメとコシアカツバメの巣の見分け方を教わりました。☆^^☆


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あっ-!ヒヨドリ発見!!!  赤い実を食べています。

橋の下でハト発見!!!   電線にスズメ発見!!!

なんと円形劇場を降りている途中に
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空の上に・・・ミサゴ発見!!! 見ていると・・・ずーっと高く上がって行きました。

(ミサゴが見られるのはめずらしいと隊長に聞きました。)


深田公園に降りて、隊長より

「どこかに巣がありますみなさん♪^^♪探して下さい

と声がかかりみんな夢中で双眼鏡で探しています。

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遠くの松の木に巣を発見!!!カラスの巣を望遠鏡で見ました。


メジロ.jpgヤマガラ.jpgそして博物館の階段の横でメジロとヤマゲラ発見!!!




1時間の間に、7種類の鳥と3種類の巣を見つける事が出来ました。

みなさんご参加頂き ありがとうございました。



7月のひとはく探検隊は

高橋鉄美隊長の『水辺のいきものを捕ろう!』です。

 

みなさまのご参加お待ちしています。

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                 フロアスタッフ  にしぐちひろこ


         



 




 

大阪府立大学生命科学域の学生17名が来館してくださり、特注セミナーを開催しました!

大学生のみなさんは
生物の機能と生命現象の解明、自然環境、自然現象の理解と、それらの調和と持続的な利用のための基礎から応用までの広範な科学的知識と技術を修得するとともに、豊かな教養と問題解決能力、高い倫理観と創造力を身につけ、社会の多方面で貢献できる人材を育成という生命環境科学域の教育目的にそって勉学にいそしんでいらっしゃいます。

そんな大学生のみなさんに「ひとはくの研究員」が自然環境に関する研究をはじめ、環境保全活動、地域づくりや環境教育に関する活動への熱い思いをお伝えしました!


今回の内容は4本立ての特別豪華プログラムです!

博物館が扱う資料について  上田研究員
生物系収蔵庫の解説・見学  鈴木研究員
環境系収蔵庫の解説・見学  上田研究員
地学系収蔵庫の解説・見学  加藤研究員

わずかばかりですが・・・・・・セミナーのアカデミックな雰囲気をお伝えいたします!

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研究員の収蔵資料の解説に大学生のみなさんから「お~」と歓声が聞こえていました!
貴重な資料を前にしたら・・・その迫力に圧倒され・・・数時間があっという間に過ぎたのではないでしょうか?
もっと・・・研究員の解説を聞きたいとの声を多くお聞きしましたので・・・
安心して下さい!いつでも「ひとはくの研究員」は研究の相談にのりますから!
研究に関するお問い合わせはこちら

それでは大学生のみなさん!次回のお越しをお待ちしております。

                                       情報管理課
                                         中前 純一
ささのは~ さ~ら さら~ のきばにゆれる~
おほしさま き~らきら きんぎんすなご

もうすぐ七夕ですね!
七夕かざりは 竹に飾るのに 歌では
『ささ』と歌われています。

竹と笹ってどうやって見分けるの?

答えはとっても難しいそうです。
茎が覆われているのがササ、覆われていないのが竹です。

さらに種類を見分けるには、葉、茎、花をみなければ分らないんです。

ですが、竹の花は60年に1度しか咲かないし、しかも咲いた竹はそのあと枯れてしまうので
1世代ではできない研究なんですね。

今日のフロアスタッフとあそぼうでは、タケやササの葉っぱをつかって
ササ舟をつくりました。
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皆さん ササブネを作ったことがありますか?の質問に
保護者の方もチラホラ手が挙がりました!!!









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草遊びもたまには楽しいものです。

ぜひ外で作ってみてください。



フロアスタッフ せら ゆうこ
今朝(6月24日)、ひとはくの移動博物館車「ゆめはく」が宮城県仙台市に向かって出発しました!

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 ▲ひとはくの移動博物館車「ゆめはく」、仙台へ向かって出発!

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▲只今、営巣中のコシアカツバメも 顔を出してお見送り?

この週末、6月25日(土)と26日(日)に
仙台市の仙台卸商センター産業見本市会館「サンフェスタ」1階 展示場で
「ミュージアムキッズ!全国フェア」が開催されます。

これは、「こども☆ひかりプロジェクト」が主催するイベントで、北海道から
沖縄まで50以上のミュージアムが集合し、子ども向けの様々なプログラムが
実施されます。


 「こども☆ひかりプロジェクト」は、東日本大震災後に、
オールジャパン、オールミュージアムで、被災地の子どもたちを元気づけよう!
ということで始まった、全国のミュージアムによる、子どもたちのための、プロジェクトです。


ひとはくも このプロジェクトに参加し、
移動博物館車「ゆめはく」(特設ステージとして活躍予定)とともに、ひとはくスタッフも
色んなプログラムを実施します。


詳しくは、「こども☆ひかりプロジェクトのホームページ」
http://www.kodomohikari.com/2016/05/01/mkidsfair2016/
をご覧ください。


                                                    コミュニケーション・デザイン研究グループ 小舘

初夏らしく、4階ひとはくサロンに七夕かざりが登場しました。

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ササの葉と飾り付けが風に「さらさら・・」。窓にはみなさんに参加していただく
「天の川をつくろう」。

どんなおねがいかこうかな~
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ほし★型の用紙にねがいごとやメッセージ、絵などをかいて、窓にペタンとはります

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みんなのほしが集まって、天の川が空にあらわれます!

7月10日ごろまで4階ひとはくサロンで行っています。みなさんどうぞご参加くださ~い。

(フロアスタッフ いしくら)


 はかせと学ぼうサボテン・多肉植物のふしぎ」を行いました!

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はかせが育てているたくさんのサボテンと多肉植物を持ってきてくれました!

スライドを見ながら植物はかせの大谷研究員からサボテン・多肉植物のおはなしを聞きました。
s-P1090422.jpg  s-P1090428.jpg みなさん「なるほど~」と興味津津

植物が生きていくためには水が必要ですが、水が少ない砂漠などで暮らすサボテンや多肉植物は、葉や茎に水を蓄えたり、葉をトゲに変化させたり、乾燥に適応した奇妙なかたちに進化しています。
ハオルチアやリトープスのように、植物体のほとんどが地下に存在し、葉の上面の透明な「窓」から日光を取り入れて暮らしているものもいます。フロアスタッフもサボテンのトゲと多肉植物の窓の役割についてクイズを出しましたが、楽しんでいただけたでしょうか。


サボテンと多肉植物について学んだあとは、じっくり観察しながら絵をかきました。
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好きなかたちのサボテンや多肉植物をえらんではじめま~す

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 しっかり観察、すごい集中力!

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できたら、はかせに見てもらって、サボテンや多肉植物のなまえや特徴を聞きました。
みなさま、ご参加ありがとうございました。

6月25日(土)のフロアスタッフとあそぼうササ舟をつくって浮かしてみよう!です。

そして、26日(日)のひとはく探検隊は、初夏の鳥をさがそうです

楽しい学びとあそびがいっぱいです!みなさま、ご参加お待ちしております。

(フロアスタッフ かどはま・いしくら)

今日のフロアスタッフとあそぼうは「ホタルを光らせよう!」でした。
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ちょうどこの季節、三田でも日が暮れてあたりが暗くなると、流れのおだやかな小川では
光ながら飛ぶゲンジボタルを見ることができます。

ほんもののゲンジボタルは体長15~20mmですが、今日は体長13cmの模型づくりからです。

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できあがったゲンジボタルの模型に畜光パウダーのりをぬって、光をあてます。
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オスはお腹の下のほうの2段が光ります。畜光パウダーをぬった部分によ~くライトの光をあてておいて・・・

部屋の光を消すと!!  光るゲンジボタルの完成です。
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「光ってる!!」みんなの声が聞こえます。
ライトの光をさらにあてたり、畜光パウダーのりをぬり重ねたり、もっと光らせようとみんないっしょうけんめい。
なんども部屋の電気を消して、ホタルの光あそびを楽しみました。
 
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ご参加いただきありがとうございました。
ほんもののゲンジボタルにも出会えたらいいですね。

明日6月19日(日)は、はかせと学ぼう「サボテン・多肉植物の不思議」です。

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ぜひご参加ください!!

(フロアスタッフ まつだ・いしくら)

月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。

6月のKidsサンデーの朝は、雨模様でした。
ひとはくのある深田公園のヤマボウシの木もぬれています。


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     ▲雨にぬれる深田公園のヤマボウシ

Kidsサンデーの館内の様子をご報告しま~す。
いろいろなプログラムで、館内は  にぎわっていましたよ。

ひとはく連携活動グループのrun♪run♪plaza(るんるんぷらざ)さんと研究員の
コラボ企画「run♪run♪さんぽ ちっちゃな おはな みっつけよ!」は、
残念ながら、雨のため外へ出れませんでした。

あらかじめ用意されていた「ちっちゃな、ちっちゃな花」などを拡大したりして
みんなで観察しました。

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     ▲花をさわりながら観察                ▲拡大してみんなで観察

「デジタル紙芝居」「きょうりゅう骨パズル」、「展示室ツアー」は、
フロアスタッフが担当しています。
「デジタル紙芝居」は、特に人気があり開演20分前だというのに、たくさんの方が
アースシアターで待っておられました。

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 ▲デジタル紙芝居が上演されるアースシアター  ▲フロアスタッフとあそぼう「きょうりゅう骨パズル」

「音のなる工作」は、ひとはく連携活動グループのNPO法人
人と自然の会「めだかの学校」の皆さんのプログラムです。

紙コップやストローを使って・・・どんな音が鳴るのかな?

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   ▲小さなお友だちもお父さんやお母さんに手伝ってもらってつくっています

キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)からは、
「いもむし♡けむし」で、昆虫の幼虫たちがやってきました。

部屋の中は、いろいろな歓声?悲鳴?があがっていてにぎやかです。

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   ▲「いもむし♡けむし」の会場           ▲さわっても平気だよ!
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   ▲ 興味しんしん!                  ▲あっちも、こっちも

あさご芸術の森美術館とのタイアップ企画「むしむし お絵かき <墨絵(すみえ)へん>」は、
スペシャルゲストの京都国立博物館の水谷さんのご指導のもと、
キッズたちが墨絵に挑戦です。

思うように描けたかなあ~
うわあ、上手だね~

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   ▲スペシャルゲストの水谷さんからの説明     ▲しんけんそのもの

オープンセミナー「解説!丹波の恐竜化石」は、恐竜関係の
展示や恐竜ラボを研究員が案内するものです。

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    ▲展示室内での解説              ▲恐竜ラボでの解説
                               ※ 博物館本館を出てすぐ、エントランスホールの横にある平屋建ての建物が
                                『ひとはく恐竜ラボ』です。
                                      土・日・祝日のみ開館しています。(2015年4月1日より)
                                      時間:10:00~17:00(作業員が休憩中の場合もございますが、施設内は
                                      ご見学いただけます)無料で見学できます。

 

昼からは雨もあがり、日も差してきました。
エントランスホール前の芝生地では、午前中?閉じていた
ニワゼキショウやブタナの花が開いていました。

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   ▲ニワゼキショウの花             ▲ブタナの花

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次回のKidsサンデーは 7月3日(日)です。

ご家族みんなで、ひとはくへお越しくださ~い!

                      (Kidsサンデープロジェクト 小舘)

6月11日(土)、12日(日)
 フロアスタッフとあそぼう   画はくの日 ~昆虫標本を描こう!~ を行いました!

つちはんみょうをはじめとする昆虫の標本をじっくり観察しながら、みんなで絵をかきました♪

♪1日目の様子♪
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♪2日目の様子♪
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1日目、2日目とも大盛況だった「画はくの日」!
4階休憩コーナーの壁はみなさんの作品でいっぱいになりなした~!!

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力作揃いなので、「ひとはく博士賞」を選ぶのがむずかしそうですね~。
(今回は昆虫の先生に「ひとはく博士賞」を選んで頂きます☆)

絵の展示は今日から1カ月間、その後も1年間は博物館で保管しています。
ぜひ取りにいらしてくださいね。(参加賞があるかも...!?)

ご参加頂きましたみなさま、ありがとうございました☆



 ★5月の画はくの日に参加されたみなさまへ★ 
絵本作家、舘野鴻(たてのひろし)さんから、参加されたみなさまひとりひとりに直筆のメッセージが届いています!
舘野さんのポストカードも人数分お預かりしています。
すでに絵を取りに来られた方も、まだ取りに来られていない方も、ぜひ一度、博物館にお越しください!!

詳しい記事はこちら→http://www.hitohaku.jp/blog/2016/06/post_2166/

本当にすばらしいメッセージばかりなので、ぜひぜひご本人の手に渡ってほしいです。
もし参加者にお知り合いの方がいたら、教えてあげてください!(> <)

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豊岡市竹野町の竹野スノーケルセンター(環境省)において、6/4(土)~6/5(日)にひとはくセミナー「海中の生きもの観察&スキンダイビングのスキルアップ講座」を開催しました。

竹野スノーケルセンターのパークボランティアの方々をはじめ、県内外の大学生らも参加して、少人数でしたが充実した内容のセミナーを開催できたと思います。室内で安全・救急救命講習を受けた後、海中で生きものを観察するためのスノーケリングやスキンダイビングの基礎を学び、実際に生きものに触れて、身近な海の生きものの魅力を感じていただきました。来年度も竹野スノーケルセンターと共催で、さらに多くの方々に参加いただけるセミナーを開催したいと考えていますので、興味のある方はぜひご参加ください。
(和田 年史(わだ としふみ)/生態研究グループ)

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只今、4階ひとはくサロンで開催中の 舘野鴻(たてのひろし)つちはんみょう 絵本原画展は、みなさんみられましたか?この展示は今週末で終わります。
見られてない方は、是非日曜日までにご覧ください。
昆虫の細密画がとっても素晴らしいです!私もあまりの美しさに絵本を購入した一人です。

この展示が始まった5/14に舘野さんが来館されワークショップが行われました。
s-P1090021.jpg「画はくの日~昆虫標本を描こう~」
参加の皆さんの作品が、休憩コーナーの壁に飾られています。
今日はなんと!舘野さんより一人ひとりに直筆コメントが届きました。
描かれたみなさんに舘野さんからのプレゼント!「センチコガネのポストカード」もお預かりしています。ご参加された皆様、一度ご来館ください。コメントとポストカード、もちろん絵もお返しします。すでに絵を取りに来られた方のコメントもお預かりしています。
是非、再度のご来館お待ちしております。

                        フロアスタッフ せら ゆうこ

博物館に再度来られない方に向けて、舘野さんからのコメントのデータを載せます。
実際は、直筆カードです!1枚1枚丁寧に書いてくださっています。

●ふじた さくらさん
 チョウの形、色合、デザインがしっかり捉えられていて、これがアカタテハだということが伝わります。
 さくらさんがアカタテハをこう見てこうとらえた、ということを、その絵を見る人に伝える。それが絵を描くときの
 の大切な気持ちだと思います。色の選び方やぬりかたも丁寧ですね。画面には、アカタテハはいいバランスで収まっています。整える力があると思います。
 
●えんどう ゆうさん
 虫を描こう、といって、ひとつの虫だけを描くのではなく、箱の中に虫がならんでいる様子を描いていますね。
 ひとつの虫を描いていると、その虫の周りが見えなくなってしまうことが多くあります。こうして、描こうとするものをすこしはなれて見る、というのは大事な見方ですね。私の描いている絵本も、描こうとしている虫だけを描いているわけではないんですよ。
 
 ●えんどう りくさん
 ゆうさんと同じように、並んでいる様子を描いています。そのひとつひとつが虫だということもちゃんと伝わって来ます。 線は力強いですが、そーっと描いている線もあります。そうしことは技術です。絵は、強い、弱い、濃い、薄い、など、そういうリズムでできています。そんなことも楽しみながら描いてくださいね。
 
 ●はしもと ななえさん
 くっきりした赤と青がきれいですね。四角い紙のなかにいる虫のいる場所もちょうどよくて、またそれぞれのしたにいる黒い虫も、より赤と青を際立たせています。ここに文字を入れると、かっこいいポスターになるかも。
 
 ●ふじわら あきほさん
 背景も描いてくれましたね。時間があればもっとたくさんチョウを描けたかもしれませんね。そうしたらにぎやかで
 楽しい絵になったかも。地面の草は見て描いたわけでなないですので、あきほさんは普段からいつもこういう草を見て知っている。でも、知っている、のと、描ける、というのはぜんぜん違うことなんです。毎日使っているお茶碗を描いてください、といっても、見ないで描ける人はほとんどいません。描くために見る、というのはただ見るのとは違うことなのです。
 
 ●まるた ももさん
 チョウがたくさん飛んでいて、その背景も描いてくれています。ぜんぶ描いてあるわけじゃないけど、それが空だな、雲だな、太陽だな、花だな、木だな、と見る人が思えば、見る人は自分の頭のなかでひとつの風景をどんどんつくっていきます。全部説明するようにきちんと描いていると、見る人の想像する自由をなくしてしまうこともあります。私の絵は、説明しすぎなので、良い絵ではないかもしれません。
 
 ●いまい ゆいこさん
 ゆいこさんの絵にはものがたりがありますね。高い山に住んでいるたくさんの珍しいチョウが、みんなして女の子のところに降りてきて遊ぼうとしているのかな?それとも、一緒に遊んでいたたくさんの珍しいチョウが、高い山に帰って行くのかな?それとも、このあと女の子もチョウになって高い山を目指して飛んで行くのか・・・絵の中に漢字で書いた名前も、画面を引き締めています。
 
 ●まるた あこさん
 がんばって描いていたね。できあがりの絵はとってもカラフルになって、見ていてたのしくなります。気持ちは色になります。色は気持ちになります。それが見る人に伝わるのが、絵だと思います。絵は形だけではないんですよ。自由に描いていいのです。
 
 ●とびなが けいいちろうさん
 堂々としかっりした線と色で描いてくれました。画面から出て来そうです。情景やほんもののようなかんじを出す絵もありますが、そうしたものを越えた、説明できないおもしろさやかっこよさが描かれた絵も私は好きです。本物を見ながら描いた絵ですが、ほんものにとらわれすぎる必要もないんですよ。
 
 ●もりた はづきさん
 虫を描こう、といって、描かない描き方もいいですね。なぜかというと、私にはこの絵の中のどこかに虫がいると思っています。虫を描く、ということを伝えるために、虫の住む環境だけ描いて、虫を言う。虫は、私たちが気付かないだけで、道路の植え込みやちょっとした草むらにも住んでいます。伝えたいことをあえて描かずに伝えるという美しさを意図したのかどうかはわかりませんが、私はそのような言い方がとても好きです。
 
 ●ふじた みのりさん
 イチモンジチョウの模様がしっかり観察され、それを丁寧に描こうとしている、とても誠実な絵だと思います。その人がどういう性質を持っているのかは、線を見てわかるものです。絵を描く時だけでなく、いつもの生活のなかでも、自分のことをきちんと伝えようとする、人のことをきちんを知ろうとすることは大切だな、と思います。とても清々しい、私の好きな絵です。
 
 ●さかた ひよりさん
 チョウが飛んでいる風景を描いてくれました。主役はアカタテハですね。きれいな絵だな、と感じましたが、それは色の塗り方にあるのでしょう。色鉛筆をすき間無くさーっと薄く塗るのはなかなか難しいことだと思いますが、ひよりさんはそれがとても上手に出来ています。アカタテハが、絵の真ん中より上にいることと、地面にあるお花の背の高さと位置で、絵のリズムがよくなっています。
 
 ●さかた たえこさん
 アカタテハの形がもっとも正確に表現できている絵でした。描こうとする虫などの写真を下敷きにして、それをなぞることを「トレース」といいます。それに対して、みんながやっていたことはトレースではなく、本物を見て、なぞらずに描くということ。描こうとする虫の形を見て、とらえて、理解して、さらにそれを理解したまま描いてゆく。なぞれるなら簡単なこと。なぞらないことで、人間の脳と手はものすごい力を発揮しようとします。うまくかくことは重要ではありません。うまく描こう、という気持ちと行為が大事なのです。失敗しながらそうして掴んだ力こそ本物です。
 
 ●いまい あやこさん
 センチコガネ、見事ですね。どう描けばてかてかしたようになるのかを、少しお話しましたね。この絵は、ちゃんとてかてかして見えます。しかしこれは本物ではなく、紙にかかれた色の濃い、薄いだけのかたまり。つまり「うそ」なのです。でもその「うそ」で、見る人は夢を持てたり、楽しいきもちになったり、驚いたり、悲しんだり気持ちよくなったりします。絵は「うそ」ですが、そんなふうに人の気持ちをどこかへ連れて行ってくれたり、豊かにすることができる素晴らしいものなのです。
 
 ●こむた かほさん
 ちいさく描かれたチョウと人。まわりにひろがるなにもない空間。そこになにかが描かれれば、見る人はそのなにかとの関係を探そうとする。それがいいことだとかわるいことだとかは、絵には関係ありません。見る人の問題でもあります。絵に描かれたなにもない余白には、説明されるよりも深くて広い意味が沈殿しています。説明されることは、時に見る人の美意識を破壊することもあります。かほさんの絵にひそむ静かな不安定に緊張を感じる私です。
 
 ●まるた はなさん
 たてのひろし賞とさせていただきました。
 私の絵は、汚れきっています。作為だらけ仕掛けだらけ、人を驚かせようとか楽しんでもらおうとか下心しかありません。しかもたいしてうまくない。「絵を描こうね」といって描いたものは、まちがいなく「絵」です。そう言われて、わたしなら何かを描こうとしてしまいます。はなさんのような純粋な瞬発力はとうの昔に失っています。
 はなさんの無垢な線は、私が忘れていたものをたくさん気付かせてくれました。そしてこれからのはなさんの未来や可能性に思いを馳せます。同時に、こういう人たちに誠実であるためにはどうすればよいのか、そう思いました。
 
 
 ●ちはら たもんさん
 センチゴガネですね。顔、触覚、足のギザギザ、羽根のすじなど、細かいところによく気がついています。
 面白いのは色ですね。たもんさんはこう見えてこう思った。これを「解釈」といいますが、それをこう描いた、というのは「表現」。どちらもだれかに縛られることはありません。その先には、解釈と表現が見る人に伝わっているか、ということがあります。伝えたいと思っているのに伝わってない、とするなら、伝わるにはどうすればいいのだろう、となります。そんなこんなしていると、絵描きさんになってしまうおそれがありますから、あまり深く考えないほうがいいかもしれません。お父さんとそんなことをお話するのも楽しいと思いますよ。
 
 ●おかもと ちあきさん
 オオミズアオ、何とも言えない清潔な上品さ、美しさがありますね。わたしは描いたことがないのですが、描いてみたいです。ちあきさんの絵は、ショーウィンドウのディスプレイみたいですね。絵は、なにをどこに置くか、とか、色の配置をどうするか、とか、リズムや明暗の要素も必要です。絵本だと、その次の絵、というつながりも必要になります。絵をどうつなげるかで、 世界がどんどん広がります。ちあきさんの絵には、そのあとの物語も期待してしまいます。
 
 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 舘野 鴻 TATENO,Hiroshi


 



ひとはくでの トライやる・ウィーク も最後の週になりました。

 3週目(6/7~6/10)は,
  三田市立狭間中学校より4名と
  田市立上野台中学校と 田市立けやき台中学校
  戸市立有馬中学校 より1名
 の7名が ひとはくに 来てくれました。

 今回も,学校が分かれた2つのグループごとに,研究員の先生の指導のもと 活動をしました。
 ひとはくには たくさんの研究員がいるので,これまでとは また別の研究員の先生との活動でした。
 内容は, 特注セミナーの準備 や  ボーリングコアなどの資料整理 ,カタツムリや植物標本の整理 などを行いました。

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 また, 八木研究員の特注セミナー「虫取りペナントレース」の補助 もしました。

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  お兄さんらしく,一緒に虫取りをしたり 捕った虫を袋に入れたりと たくさんの活動をしました。
 (統計のために袋に入れた虫は,その後元に戻しています。)



  日頃の生活とは違い,裏方での仕事や 活動までの準備・片付け など,ひとはくでの体験を通し,
 物事を 今ある位置からだけではなく 様々な角度から見ることが出来るように
 なっていってくれたらと思います。
 

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  虫が苦手だった小学生の子ども達も いつの間にか 虫の世界に入り込んでいたように,
 どんなことに対しても「いやいや」の やらされている ではなく,
 自分からやっていこう という気持ちで 何でも吸収して 大きくなっていって下さい。


  ひとはくでの トライやる・ウィークは,これで前半が終わりました。(後半は秋にあります。)

  トライやるウィークだけでなく ひとはくは,みなさんを応援しています。
 "学びの場"として ひとはくに 来てくれることを 待っています。

                                  生涯学習課
                                  上田 雄一郎

 ひとはくでは,先週からトライやる・ウィークの中学生が来ています。

 2週目(5/31~6/3)は,
  三田市立富士中学校より3名と
  三田市立八景中学校と 三田市立ゆりのき台中学校より2名,
  三田市立長坂中学校の1名
 の8名が ひとはくに 来てくれました。
 
 今回は
,それぞれ学校の違う3グループに分かれて,研究員の先生の指導のもと 活動をしました。
 活動は,研究員の先生や日にちによって違い,
資料・部屋の整理 や  標本作り ,植物の分布調査 など様々でした。   

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 最初は,学校の違うグループなので話も少なかったけど,日を重ねていくにつれ 会話や連携もどんどんとれてきて,雰囲気もさらによいものになっていきました。

 そして,最後のあいさつでは,「ありがとうございました。」という言葉が,全員から出ました。
 実際に体験したこと以外にも,日常の生活が誰に支えられているかに気づき,感謝の気持ちを忘れず,自分も誰かを支えている 立派な社会の一員であることに自信を持って 成長していって下さい。

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                        生涯学習課      
                                        上田 雄一郎 
              

6月に入って、最初の週末ですね!
ひとはくでは4日(土)にフロアスタッフとあそぼう
「きょうりゅう骨パズル」をおこないました!
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この大きな丹波竜に、骨のピースをはめていくのです!
みんなで協力して、丹波竜を完成させますよ~!

まずは丹波竜のお話から。
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正式なお名前は「タンバティタニス・アミキティアエ
長くて、難しいけれどきちんと意味がありましたね(^∨^)

それでは早速、パズルスタート
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これはくびの部分かな?それともしっぽかな?

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骨の一部だと意外に難しい...!

みんなで協力して、見事完成!!
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3つもピースをはめたという子も!
すごい(^0^)!

「きょうりゅう骨パズル」は明日もおこないます!
ぜひみなさん、ご参加ください!

それ以外にも明日は「キッズサンデー」ということで、
イベントがたくさんですよ~(*^∨^*)
詳しくはコチラ

みなさんのご来館を心よりお待ちしております!

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6/4(土)・5(日)の13:30~はじまるフロアスタッフとあそぼうのイベントは

「きょうりゅう骨パズル」です。

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このように巨大ピースを持ち、みんなで力をあわせて組み立てていきます。



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おおきな丹波の恐竜(タンバティタニス)のパズルにみんなでチャレンジしてみませんか?



「きょうりゅう骨パズル」


時間:13:30~ 場所:4階ひとはくサロン
定員:各回10名(15分×2回実施) 参加費:無料

※当日10:00から4階インフォメーションカウンターにて、
参加申し込みの受付を開始。定員になり次第終了します。

 

ご参加おまちしております♪

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予告:丹波の恐竜発見から10周年を記念して...

「丹波竜展」
7月21日(木)〜8月31日(水)

丹波の恐竜化石発見から10年を記念し、恐竜や化石に関する展示・セミナー・イベントを
夏休み期間中に開催します。

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▲くわしくは画像をクリックしてください。

フロアスタッフ まつだ

みなさま、いつもフロアスタッフのイベントにご参加いただきありがとうございます。
5月28日(土)、29日(日)のフロアスタッフとあそぼうは、希少動物~イヌワシをつくろう!~」を行いました。
リアルに作られたイヌワシの巣の模型と本物のイヌワシのはく製を観察して、鳥博士の布野研究員からお話しを聞きました。
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スタッフのクイズの後には、みんなで紙を折ってグライダーのように飛ぶイヌワシを作りました。
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スタッフの説明通り紙を折って頂くのですが、向きが逆になって苦戦!ちょっと難しく感じたお友達もいたかもしれません。
なんとか無事全員が完成!
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記念撮影をして、いざ館外へ!みなさん、広い安全な場所で飛ばしてね!
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「わー、すごーい!」歓声があがります。
イヌワシは空気の流れに乗って、ほとんど羽ばたかないで長い距離を飛ぶことができます。
まるで、ハンググライダーやグライダーのようですね。
実際にイヌワシが飛ぶ姿を見てみたいものですが、残念な事にイヌワシの数は減ってしまっているそうです。
鳥博士の布野先生は、希少動物の調査・研究をして保全したいと熱く語られていました。

布野研究員のセミナーはこちら
フロアスタッフとのイベントはこちら

フロアスタッフ いしくら まきこ・かどはま えりこ・てらお ゆみこ
今日もひとはくサロンはファミリーでお越しのお客様でおおにぎわい!
いつもひとはくをご利用頂きありがとうございます。

サロンでは、山内研究員によるオープンセミナー「甲殻類標本をスケッチしよう」が行われていました。

山内研究員の解説とともに、本物の標本を間近に観察してスケッチをしました。
形をただ書き写すのではなく、細部までじっくりと観察をして描くことができます。
わからないところを質問しながら、みなさん真剣に取り組んでいます。
いつも感心するのですが、本当にみなさんの集中力と観察力は凄いです!

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s-P1090295.jpg完成したスケッチを山内先生に見ていただいて、ハンコをゲット!

「みなさん、よくできました!」

次回6月4日(土)の山内研究員によるオープンセミナー(当日受付制)はこちら

一般セミナー(事前申込制)のお申し込みはこちら

フロアスタッフとのイベントはこちら

みなさまのご参加お待ちしております。

フロアスタッフ てらお ゆみこ


5月24日(火)~27日(金)までの4日間 中学生4名が 
ひとはくで「トライやる・ウィーク」を実施しました。
今年のひとはくは 「トライやる・ウィーク」を3週にわたって,3回受け入れます。
 

1週目は,宝塚市立西谷中学校の2名 と 西宮市立塩瀬中学校の2名が 
ひとはくに 来てくれました。

初日から,研究員の高野先生の指導で 標本箱の整理 や 
植物の標本を作成する作業などを 行いました。    


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そして,最終日の金曜日は,ひとはくの スタッフとしても 頑張ってくれました。
開館の時は,朝からたくさん来館した方を あいさつで出迎えをし,
特注セミナー「アンモナイトのレプリカ作り」では保育園児のみなさんの前で,手順の説明や注意することをしっかりと伝えることが出来ました。

「最初のあいさつの時と比べて,この一週間でたくましくなったように感じます。」
博物館を代表してあいさつをした 生涯学習課の課長の言葉です。
短い期間とはいえ,学校とはまた違う体験が そう感じさせたのかもしれません。

これからの中学校生活でも,ひとはくでの体験に加え 
たくさんの経験をして 成長していって下さい。
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                                     生涯学習課  
                                      上田 雄一郎 

4階入口外の天井になにやら見慣れないものが...
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これはなんだろう?
少し観察してみると...


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なにかがのぞいた!
この鳥の正体は「コシアカツバメ
この時期になると、博物館にやってくる渡り鳥です。
この子はまだ子どものよう。
元気に巣立ってほしいですね(^▽^)!

博物館の周りには、コシアカツバメ以外にも
たくさんの鳥たちを見ることができます!

そんな今見られる鳥を一緒に観察してみませんか?
6/26(日) ひとはく探険隊「初夏の鳥を観察しよう!」
とり博士の布野研究員と一緒に、深田公園で鳥の観察をします☆
詳しくはコチラ↓
http://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=12822

双眼鏡を使っての観察なので、とってもよく見えて楽しいですよ~(^0^)!

みなさまのご参加、心よりお待ちしております!


フロアスタッフ きただにさやの

6月5日(日)ひとはくKidsサンデーでは、「むしむしお絵かき<墨絵へん>」を、いたします!
5月1日(日)「クレヨンへん」に続く第2弾。
虫の標本を手元に見ながら、お絵かき、しちゃいましょう。

本日(5月24日)、リハーサル実施。
墨でむしさんの絵を描くと、こうなります(↓)

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なかなか、味わい深い作品が描けましたっ!! これは、ハマりそうです。

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お絵かきに、挑戦する、おねえさんたち
(左:当日のスペシャルゲスト、京都国立博物館 研究員 水谷さん、右:たまたま別件で来館された、神戸アートビレッジセンター 大泉さん)

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水谷さんのお話に、へえ〜、墨って、そうだったのか〜〜
当日は、「墨」と「水墨画」について、楽しくお話しいただきます。

昨年、京博は、「琳派400年」で盛り上がりました。みんな、見に行ったかな?
そのとき生まれた公式キャラクター「トラりん」も、墨画(尾形光琳 筆「竹虎図」)がモチーフなんだリン!


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進行のリハーサルをしています。
Kidsサンデーは、こうやって、周到〜な準備のもと、子どもたちをお迎えしているのです!

★ むしむしお絵かき<墨絵へん>★
6月5日(日)13:30〜15:00 4階 実習室にて
13時から受付開始。先着15名となっております。
汚れてもいい服装で来てね【確実に、汚れます】
参加費:無料
※ みなさんの作品は、7月2日(土)から9月4日(日)、「あさご芸術の森美術館」で、展示します。
返却を希望される場合は、10月または11月のKidsサンデーにお越し下さい。

6月 ひとはくKidsサンデーのプログラムは、こちら(PDF直リンク)をごらんください。

(八木 剛)
5月22日(日)に、ひとはく探検隊「木の花をさがそう!」を行いました。
朝からお申し込みをいただき、満員御礼となりました。

初夏と言うには暑すぎる中、多数ご参加くださいましてありがとうございます。

早速、たんけん隊長の半田久美子研究員と博物館の外に出て、木に咲く花をさがします。

「小さなつぼみも見逃さないように。よーくさがしましょう!」
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「あっ!なにかついてる!」
「桜の花が散ったあとに、サクランボができてますね~」
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「オープン・ラボに戻って、観察してみよう!」

「それでは、花と花ではないものをそれぞれ別のテーブルに分けてみましょう!」
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ヤマボウシ、クリ、ツツジ(オオムラサキ)、ザクロ、イヌツゲ、ヤブウツギ、トベラ、シャリンバイ、イロハモミジ、オオバボダイジュ、シナノキ、コナラなど

子顕微鏡を使って、大きく拡大して見てみましょう。
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「ヤマボウシの花は白い?」          「花をよく見てみましょう!」
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「実はこれがヤマボウシの花の集まりです。」 「つぼみに十の形の割れ目が開いて花がさきます。」        
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花弁のように見えていた白い部分は、苞(ほう)と言います。花を目立たせるための工夫だそうです。


「これは、クリの花です。一本がひとつの花のように見えますが、大きくして見ると小さな花の集まりであるのがよくわかります」
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      (左)クリの雄花     (右)クリの雌花
    


サクランボも大きくして見ると、何かにかじられたあとが!

でも、セーフ!タネはかじられていませんでした。
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普段は見過ごしてなかなか気が付きにくいのですが、木をよく見てみると花が咲いていることがわかりました。
ドングリやクリなど実を付ける木には必ず花が咲きます。みなさんも観察してみてください。

半田研究員のセミナーはこちら
フロアスタッフのひとたんはこちら をクリック!

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(フロアスタッフ いしくら まきこ・てらお ゆみこ)

みなさーん、さわやかな初夏をいかがお過ごしですか?
私たちフロアスタッフは、今年もゴールデンウィークをたくさんのお客様と楽しく過ごすことができました。ご来館くださった皆さま、誠にありがとうございました。
お客様への感謝の気持ちはもちろんのことですが、私たちフロアスタッフは、活動を支えて下さっている方々にも日々感謝しています。今日はフロアスタッフがどのようにイベントを企画しているかをご紹介したいと思います。

以前のブログで「小学生やトライやる・ウィークの中学生からヒントやアイデアをいただいて~」というのを書いたことがありましたが、今回は研究員の先生からご提案を頂いたイベントについて書きたいと思います。
例えば、先日行ったワークショップ「ビーチコーミングって何?」は、研究員の和田先生が作られたミュージアムボックス(海辺の打ち上げ貝類)がきっかけでした。
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ミュージアムボックスは、お客様がいつでも自由にご利用頂けるように、4階のひとはくサロンに常設しています。
「ミュージアムボックスを多くのお客様に知って頂くためにも、イベント等でどんどん活用して下さい!」と、和田先生が拾い集めた大量の貝殻を提供して下さいました。
s-FB_IMG_3373147066.jpg「えっ!こんなにたくさん!?」と最初は驚きました。と同時に「よっしゃー!これだけあればかなり自由度の高いイベントの企画が出来る!」と感じたのは言うまでもありません(笑)

イベントを企画するには当然の事ですが、予算や材料、道具の調達、日程、場所、定員、スタッフの数等を決める必要があります。先に内容を考えても予算が無ければ、企画も出来ません。今回はかなりラッキーな状況でした。
と言うわけで、スタッフばかりが得をするのは申し訳ないので、宣伝も兼ねて無料イベントにすることにしました。
和田先生から貝殻の使い方について色々とアドバイスを頂きましたが、今回はタカラガイになぞらえた「お宝探し」のキーワードと「貝のストラップ作り」に絞りました。
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和田先生による、浜辺で収集したビーチコーミングコレクションの解説。

s-s-P1080871.jpg細かい作業が少し難しかったかも!?


s-P1080880.jpgワ-クショップの様子

漂着物を調べるのは、人の暮らしと海の環境の関わりを知るために役立つそうです。
夏休みに向けて海水浴など海辺に行かれる事がありましたら、みなさんも是非ビーチコーミングを楽しんでみてください。
  フロアスタッフ てらおゆみこ

5/14(土)のフロアスタッフとあそぼう!画はくの日は~
絵本作家の 舘野鴻(たてのひろし)さんをお迎えしてスペシャルバージョンで行いました。
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現在4階ひとはくサロンでは、
偕成社より4月に出版されたばかりの新作
絵本「つちはんみょう」の原画展を行っています。
絵本も素晴らしいのですが、原画をみると
さらに感動します!




 
原画展をバックに山内研究員が準備してくださった昆虫標本をみながら絵を描いていきます。
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ひとりひとり丁寧に教えていただきました。

「チョウの触角には、細かい節があるのは知ってるかな?
僕が描くときは数えて描きます。
触角の節は書かなくてもいいけど、足の節や毛の様子を描くと
本物っぽくなるよ」

「光っているようにみえるところは、色が薄くなってるから
見たまま薄く塗ると光がかけるよ!」

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などなど たくさんアドバイスをいただきました。


←みんなが描いた作品はひとはくサロンに掲示中です。





今週の土日の催しは、ココをクリック
みなさまのご参加お待ちしています。

フロアスタッフ  せら ゆうこ

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小さなお客さま:「外で見つけたんだけど、このむしなんていうの?」
フロアスタッフ:「ちいさなハサミがクワガタみたいだけど?なんだろうね?」
フロアスタッフ:「むしのせんせいにきいてみましょう!」
山内研究員:「ちいさいけどクワガタですよ!図鑑で名前を調べてみましょう!」
      「チビクワガタというんですよ!」
小さなお客さま:「やったー!クワガタや!」
小さなお客さまのお母様「こどもに虫は自然の山にいるのを教えたかったんです。よかったです。」

今日ひとはくではこんな会話が交わされていました。


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チビクワガタは定規で測っても1cmちょっとの小さな虫です。

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写真中央は現在博物館4階で開催されている
「舘野 鴻(たてのひろし) 絵本「つちはんみょう」原画展」(←原画展の情報はココをクリック)
の作者の舘野さんです。舘野さんは昆虫の細密画で絵本を描かれているのですが、
「このチビクワガタ欲しい!!!」と叫んでおられました。


                 フロアスタッフ せら ゆうこ
 

5/15(日) 、フロアスタッフとあそぼう「ひとはく宝さがしラリー」を行いました♪

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宝の地図をもって展示されている生き物の謎をとき、ひとはくにあるお宝をさがそう!というゲームです。


宝さがしブックにかかれてあるクイズに答えながら、博物館のお宝をみなさんでさがしていただきました。

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標本をみながら、最後は答えあわせ。いくつ正解できたかな?

宝さがしブックにかかれてあるものは、すべて兵庫県でみられるものです。

みつけてくださった生き物のなかには、数が少なくなっている貴重な生き物もいます。
博物館にはまだまだいろんな宝物がありますので、どんなものがあるかさがしてみてくださいね~



ひとはく宝さがしラリーは、5/21(土)にもあります。

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▲詳細は画像をクリック



人と自然の博物館のお宝を一緒にさがしてみませんか?
みなさまのご参加お待ちしております。
イベントはほかにもたくさんありますので、1日お楽しみいただけますよ。

※博物館は当日にかぎり再入場できます。
再入場の際にチケットの半券のご提示くださいませ。


フロアスタッフ まつだ

【セミナー情報】
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 ひとはくで毎年開催している「教職員・指導者セミナー」

 学校の先生方が受講しやすいよう、夏季休業中に集中してセミナーを提供しております。学校での授業に役立つ内容や、自分自身の興味関心を高める内容など、気軽に受講していただけるものが多くあります。

 学校団体でひとはくにお越しになられる先生方には、特注セミナー等でお馴染みの研究員も多数ラインナップしております。是非お申し込みください。

 また学校の教員の方だけでなく、幼稚園や保育園の先生方は勿論のこと、ふだん学校の環境学習などで関わっていらっしゃるNPO団体や支援者の方々もご受講いただくことができます。
 ご不明の点は、ひとはく教職員・指導者セミナー担当(上田)までお尋ねください。 
 tel 079-559-2002

 なお、セミナーはお電話でお申し込みいただくことは出来ませんので、所定の用紙にご記入のうえFAXでお申し込みいただくか、下記の一覧表のタイトルをクリックし、Webからお申し込みください。

教職員・指導者セミナー

主に学校・幼稚園・保育園の先生等を対象にしていますが、環境体験学習等を指導されている教員以外の方もご受講いただけます。
開催日 セミナータイトル ジャンル
2016/8/1(月) G01小さな子どもの指導者向け 身近な植物観察の仕方 体験する講座
2016/8/1(月) G02石ころから見つけよう!小さな化石 体験する講座
2016/8/1(月) G03火山灰の鉱物やガラスを観察してみよう 体験する講座
2016/8/2(火) G04地理情報システム演習 ~パソコンで地図をつくる~ 体験する講座
2016/8/2(火) G05ジャコウアゲハから学ぶ生物多様性① 体験する講座
2016/8/2(火) G06ジャコウアゲハから学ぶ生物多様性② 体験する講座
2016/8/2(火) G07身近な化石教材について 体験する講座
2016/8/3(水) G08身近な生き物の観察と指導法 体験する講座
2016/8/3(水) G09丹波の地層と化石 体験する講座
2016/8/3(水) G10 障がいのある子どもが感じていること 基礎講座
2016/8/3(水) G11虫を見分ける 体験する講座
2016/8/4(木) G12ひょうごの森と身近な樹木 見る講座
2016/8/4(木) G13宇宙と水中の世界を知る 体験する講座
2016/8/4(木) G14川の水生昆虫調べと授業への活用 体験する講座
2016/8/5(金) G15写真とふれあう 古い写真とカメラづくり 体験する講座
2016/8/5(金) G16デンデンムシとダンゴムシ 体験する講座
2016/8/5(金) G17丹波の恐竜化石と小動物化石 体験する講座
2016/8/5(金) G18外来種の現状と対策 考える講座
タイトルをクリックすると詳細が見られます。受講申込も続けてホームページ上でできます。
    生涯学習課    上田雄一郎                     
毎年恒例ゴールデンウィーク特別企画「大きいものシリーズ」
昨年は巨大こいのぼりのウロコを作りましたが、今年はチョウの翅づくりをしました。
総参加者は330名!たくさんの方にご参加いただきました。
みなさんそれぞれメッセージや絵を描いてくれましたよ。

熊本の地震を心配したり、平和に暮らせますように!
というようなやさしさに溢れたメッセージもたくさんあって
フロアスタッフもとっても癒されました♪

今日は、完成したチョウをサロンに吊り下げる作業をしました。
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設備担当の島地さんにご協力いただきました。

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触角を貼りつけるのにフロアスタッフもおそるおそる高所作業台へ登りました。

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写真では大きさが伝わらないですが、実際はかなり大きいです。

みなさんもチョウをみに『ひとはく』にお越しください。

今週末の14日(土)からは、絵本作家 舘野 鴻(たての ひろし)さんの
「つちはんみょう」の原画展がはじまります。
14日当日は、舘野さん本人と昆虫の絵を描くイベント「画はくの日スペシャル」
行います。昆虫標本を見ながら絵を描いてみよう!
皆様のご参加お待ちしております。

フロアスタッフ せら ゆうこ


長いゴールデンウィークも今日で最終日!
みなさん、どこかに行かれましたか?(*^_^*)
ひとはくは多くのお客様で賑わっていましたよ


5月7日(土)8(日)

フロアスタッフとあそぼう「くるくるとぶタネを行いました!

熱帯の森のフタバガキという大きな木が落とす、ふしぎなタネの模型をつくりました

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フタバガキについてのお話を聞いています(*^_^*)とっても高い木なんだね

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自分の好きな色のフタバガキのタネをつくって、高いところから落としました(*^_^*)

くるくると回りながら落ちるふしぎなタネの模型の完成です!




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ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。


次回のイベントは、5月14日(土)
フロアスタッフとあそぼう「画はくの日スペシャル~絵本作家の舘野鴻(たてのひろし)さんと昆虫を描こう~です。
今回は特別バージョンで、絵本「つちはんみょう」の作者、舘野鴻(たてのひろし)さんと一緒に昆虫の絵をかきましょう♪


みなさまのご来館、心よりお待ちしております!



フロアスタッフ くまもと まなみ





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5月5日は、こどもの日!
こどもの日のたべものといえば「かしわもち」「ちまき」ですね♪

ひとはくでは、作り方が大変そうな「ちまき」にスポットライトを当て
ササの葉を使って模型のちまきをまくイベントを行いました!

今回はクマザサという大きなササをつかいました。
ちまきの巻き方は、三田の老舗和菓子屋「松栄堂」さんで教わりました!
(松栄堂さん、ありがとうございました!!)


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みなさんじょうずに巻けました!!

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最近は、かしわもち の方がお店でも人気のようですが、ちまき は まくのが大変で手間がかかる分、
つくる方の思いもたくさんこもっているはずです。
ちまきのよさや おいしさを知ってもらえたらうれしいです。

そして、家でもぜひ ちまきづくりにチャレンジしてみてください♪

巻き方は こちらから↓
つくりかた.pdf



ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!



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また、ちまきを巻くにあたりご協力いただきました『松栄堂』さん。
突然のお願いにも関わらず快く引き受けてくださり、丁寧に巻き方を教えてくださいました。
松栄堂さんのちまき、大変おいしかったです!
本当にありがとうございました。

松栄堂さんの情報はこちらから。
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ゴールデンウィーク真っ只中!

今日もひとはくは、たくさんの方で賑わいました。

4階ひとはくサロンでは、「巨大チョウの翅」をみなさんにデザインしてもらって
いますが、予定より早く完成しそうです!

スタッフもチョウに変身してみました!
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みなさんもチョウに変身してみませんか?
皆様のお越しをスタッフ一同お待ちしております。

フロアスタッフ せら ゆうこ

5月1日(日)は少し汗ばむほどの陽気のなか、ひとはくKidsサンデーがおこなわれました。

★run♪run♪さんぽ くすのきみっつけよ!
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ルンルン♪の足どりで楽しい時間になりました。


★モグラの穴たいけん
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キッピー山のラボ・コミュニケーターの田丸さん、高見さんが、モグラのトンネルをもってきてくれました!

参加したかったな~!という皆さんにお知らせです☆
キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)で
5月5日(木・祝)「モグラのトンネルたいけん」があります。
時間:10:30~12:30、13:30~15:30
参加費:100円☆特製缶バッチつき!
皆さん、ぜひお越しくださいね!

詳しい情報はこちら!


★Gallery Hyohonbako~雑貨屋さん風、ミュージアム~たいけん会
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雑貨屋さん風ミュージアムが期間限定オープン!
ご来店、まことにありがとうございました!
GalleryHyohonbakoの展示は5月15日(日)までです。


★むしむしお絵かき<クレヨンへん>
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NPO法人こどもとむしの会近藤画伯を迎え、本物の昆虫標本を直接見てお絵かきしました。
今回の作品は夏にあさご芸術の森美術館に展示されます。


ほかにも館内で多くのプログラムがおこなわれました。
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次回のKidsサンデーは6月5日(日)です。
皆さまにお会いできるのを楽しみにしています!

            <ひとはくKidsサンデープロジェクト>

5/20(金)-5/22(日)にかけて、当館にて一般セミナー『博物館で学ぶ「動物行動学」基礎講座』を開催します(申し込み締切日は5月18日(水) です)。

「Animal Behavior: An Evolutionary Approach 第10版 (2013)」および「行動生態学 原著第4版 (2015)」を用いて、本学問分野の基本的な考え方や奥深さを学びます。動物のナチュラルヒストリーや博物学に関心を持つ高校生・専門学校生・大学生・社会人等の方々、個々の動物の行動観察という手法を通して大学院で研究をしたいと考えている方にお勧めです。興味のある方はぜひご参加ください。
(和田 年史(わだ としふみ)/生態研究グループ)

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こんにちは♪
ゴールデンウィークに突入し、いいお天気ですね。

フロアスタッフとあそぼう「川でさかなつり」では・・・
神戸新聞さんの取材も入りヽ(^o^)丿
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川に見立てたブルーシートを使っての魚つり♪                         
上流・中流・下流、どんなエサでどんな魚がつれるかな?

ミッションカードクリアめざしてスタートです!
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何回ミッションクリアできたかな?

明日5月1日も「川でさかなつり」行います。

明日はキッズサンデーのイベントももりだくさん!!
こちら

 

みなさまのご来館心よりお待ちしています。

         フロアスタッフ  にしぐちひろこ

 

「公益財団法人尼崎緑化公園協会」さんからのお誘いで、4月29日(金・祝)に尼崎市の上坂部西公園で開催された尼崎市制100周年記念「2016春の花と緑フェスティバル」に出展させていただきました。
会場は小さな子どもたちからシニアの方まで幅広い年代の方々がたくさん来られています!
会場の様子

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少し風がありましたが行楽日和、ゆめはくは上坂部西公園お隣の尼崎市立上坂部小学校のグランドで、恐竜化石などは児童ホーム内で展示です!荷台を開き、準備にとりかかります。
なんと!ゆめはくのために・・特別に看板まで作成していただきありがとうございます!
準備中の様子

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準備中ですが見学させてもらっていいですか?との声 今回の一番乗りはシニアの方でした!
きれいなチョウチョやわ~ すごいね~ 世界には色々な生き物がいるんですね~ 
ひとはくには他にもたくさん展示してますよ!三田市にあるんですよ~などと・・・みちのりもご説明し
今度はひとはくに行きまね!とうれしいお言葉をいただきました!お越しいただくのをお待ちしております!
生涯、勉強ですね~ ひとはくは、シニアの方の生涯学習も応援いたします!
魅力満載の「ひとはくセミナー」もよろしくお願いします!
展示中の様子

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そうこうしているうちに子どもたちがやってきました。ひとはく・展示ブース周辺はあっという間に大賑わいです!

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大盛況となりました。恐竜や化石に興味があるお客さんも多かったので、次回お誘いいただければ、研究員による特別セミナーも開催してもいいかもしれませんね。
こうご期待!
尼崎市のみなさんありがとうございました!!

スタッフ  半田久美子・藤本真里・上田雄一郎・東ゆかり・齊藤須摩子・中前純一(記)

キャラバン事業はこちら
ゴールデンウィーク初日の博物館は大賑わい

いろんな催しにご参加いただきました!今日の様子をご紹介します。

NPO法人 人と自然の会による四季の星空案内 替え歌あり♪クイズあり!
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ラボーンズによる「丹波の恐竜化石発掘セミナー」

ハンマーで石をトントン!

化石をさがしているところ。





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フロアスタッフとあそぼう!で

アオスジアゲハについて解説していろところ。






遠くは広島から来られていましたよ!

ゴールデンウィークはまだまだ始まったばかり。
ひとはくは、5/8まで休館日なしです。
みなさん是非あそびに来てくださいね~!

               フロアスタッフ せら ゆうこ
オオムラサキ.gifいよいよゴールデンウィークがはじまりました!
ひとはくではゴールデンウィーク特別企画をご用意しております☆


『大きなチョウをみんなでつくろう!』

チョウのはねには「鱗粉(りんぷん)」とよばれるウロコのようなものがついています。
鱗粉に見立てた色画用紙にメッセージや絵をを書いて、みんなで大きなチョウを完成させましょう!

※ゴールデンウィーク中はどなたでもご自由にご参加いただけます!


さっそく、可愛いお客様にご参加いただきました☆
りん粉に絵を描いたら、大きなチョウのはねにはります。

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チョウの前に立って、記念撮影☆

フロアスタッフもチョウに変身!!

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安井課長もノリノリです!!


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りん粉には願いごとやメッセージを書いてくださいね☆
(フロアスタッフへの叱咤激励、イベントの感想なども大歓迎でございます!)

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まだまだ色のさみしいチョウですが
ゴールデンウィークにたくさんのお客さんに来ていただいて
カラフルなチョウになればいいなと思います!

みなさまのお越しをおまちしております♪
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4月24日(日)のひとはく探検隊はひとはくの岩石と鉱物

みなさん岩石と鉱物ってなんでしょう?
難しい質問だったかな?

ふだん私たちが石と呼んでいるのは、岩石が砕けたもの。
岩石の中で、同じ成分(金属)でできているのが鉱物と呼ばれるものだよ。

たんけん隊長の加藤研究員から、まずは普段非公開の標本を見せてもらったよ。
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ホタル石や、方解石などみんなじっくり観察したよ!
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写真右は黄銅鉱(おうどうこう)は金と間違えられるから愚か者(おろかもの)の金と呼ばれていたんだって!

みんなでクイズもやったよ。
Q.食べられる鉱物がある?○か× さあどっち?

答えは、岩塩(塩のかたまり)もちろん塩はみんな食べたことあるよね!
    岩塩も鉱物の一種なんだ。
日本では、海水を蒸発させて塩を作るけど、ヨーロッパやアフリカでは、
地中に埋まっている岩塩を掘り出して、砕いて塩にするんだって。

クイズの後は1階・2階展示室に移動していろんな岩石をみたよ。

1階の赤いドームの中には ヒスイもあるよ。
ヒスイの産地は世界で4か所だけ。
中央アメリカ、中央ロシア、東南アジア、そして日本なんだ。
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参加してるみんなから、隊長に質問もたくさん出たよ!
・鉱物の色が違うのは錆びたからですか?
・電気はとおるんですか?
・どうやってみつけるの?
・割っても柄はおなじなの? などなど

みんなこの興味をずっーと持ち続けて未来の研究者になってね!

次回のひとはく探検隊は5月22日(日)「木の花をさがそう」
詳しくはココをクリック!!
たんけん隊長は、半田(はんだ)研究員。
みんなの参加をまってるよ!

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                     フロアスタッフ せら ゆうこ









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もうすぐ、まちにまったゴールデンウィーク!
みなさん予定は決まりましたか?

ひとはくでは、イベントもりだくさんでみなさまをお待ちしております☆
お友だち、ご家族と、ぜひご一緒にお越しください!


それではGWのイベントの紹介です
※クリックで詳細

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


4月29日(金・祝)
  ☆『丹波の恐竜化石発掘セミナー』
  ☆『はるのむしキュービック』
  ☆『四季の星空案内~春編~』


  30日(土)
  ☆『春の花をさがしにいこう』
  ☆『川でさかなつり』

5月1日(日) ♪この日はキッズサンデー
  ☆『川でさかなつり』
  ☆『解説!丹波の恐竜化石』
   ・・・・ほかにもイベント多数あります!くわしくは コチラ
  2日(月)
  
☆『ビーチコーミングってなに?~貝のストラップをつくってみよう!~』
  ☆『化石を見てみようさわってみよう』

  3日(火・祝)、4日(水・祝)
  ☆『とっても簡単!化石のレプリカづくり』

  5日(木・祝)
  ☆『丹波の恐竜化石発掘セミナー』
  ☆『ミニちまきをまいてみよう!』

そして!GW期間中だけの特別企画もあります☆
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『大きなチョウをつくろう!』
チョウのはねには「鱗粉(りんぷん)」とよばれるウロコのようなものがついています。
鱗粉に見立てた色画用紙にメッセージを書いて、みんなで大きなチョウを完成させましょう!


 


みなさまのお越しを 心よりお待ちいたしております!



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shinrinsyokubutsu2_1.jpgまだ少し肌寒い時期ですが、六甲山を流れる生田川の源流域にて水生昆虫の観察会を行いました。大勢の方が参加くださり、ありがとうございました。場所は、森林植物園の東側で、トゥエンティ―クロスと呼ばれている場所です(詳細はこちらのリンクをご覧ください)。
三ノ宮からおよそ1時間で行けて、自然豊かな綺麗な渓流にたどり着ける貴重な場所です。水はとっても冷たくてきれい、まさに六甲山の恵み。悪戯で同僚に北アルプスの穂高で水生昆虫の調査してきたと写真を見せたら信じていたくらいです(六甲山にも新穂高という頂があります)。

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この早春時期は、実は水生昆虫の観察には、もっとも向いています。というのは、川でとれる水生昆虫は基本的には幼虫なんで、暖かくなるとどんどん成虫になって羽化して、川のなかには小さいものしか残っていないのです。だから、ちょっと寒いし、水は冷たいですが、この時期がとても良いので、ぜひお勧めします。観察会は、無事に天候にも恵まれて、サワガニ、ヘビトンボやオオヤマカワゲラ、コシボソヤンマ、マルバネトビケラ、コバントビケラなど大きくて上流域に特徴的なものがたくさん採れました。採集できた川虫は50種類以上、一通りの水生昆虫を観察できました。
水浸しになった子ども、ヘビトンボとサワガニに噛まれた子どももいましたが、終わりの時間まで全力で観察して、最後はまだ採りたいとの声があったので、なんとか成功かなと思います。これから大型連休をむかえますが、川の生き物を学習してみたい方、ハイキングがてらに川探索したい方に、六甲山はお勧めです。
(三橋弘宗)

4月23日(土)、フロアスタッフとあそぼう! 「はるのむしキュービック」

をおこないました!

絵合わせパズルを作って、はるのむしについて知ってもらおう!というイベントです。

 

まずは主役の虫について、クイズをおりまぜながら、紹介します。

春に鳴く虫は、どんな声で鳴くのかな?

春の蝶は、どんな姿をしているのかな?

標本をしっかり観察して、さぁクイズです!

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では、キュービックを作っていきましょう!

切り開いた牛乳パックをつなげて、サイコロ状に仕上げます。そこにはるのむしシールを貼ります。
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キュービック(サイコロ)に組み合わせるのが、ん~・・・むずかしい(*_*;

しかし、キッズのみなさんは「できたー!!」とつぎつぎ完成!

みなさんの柔軟さはすごいですね!!

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完成しました☆彡
 ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!!

家でも、パズルを楽しんでくださいね!

 

「はるのむしキュービック」は来週29日(金・祝)もおこないます!
http://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=13128

祝日ですので、たくさんのご参加をお待ちしております♪

 

明日24日(日)は、

ひとはく探検隊 「ひとはくの岩石と鉱物」

2階ひとはく多様性フロアと、1階「ひょうごの岩石と鉱物」のコーナーをメインにご案内します。

 http://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=12820

みなさまのご来館、心よりお待ちしておりますヽ(^o^)丿

フロアスタッフ かどはまえりこ

今,開催中の「ファーブルの故郷からのメッセージ -ひとはくとフランス国アベロン県・ミクロポリス館との国際交流活動報告展」の様子を,アベロン県にお知らせしたら,その返信が昨日届きました.
アベロン県庁の方々をはじめ,ファーブルの故郷の皆さんが展示の開催を大変喜んでいるとのことです.そして,あまりに嬉しかったのでアベロン県のホームページでも展示のことを紹介しましたと,webのアドレスが書かれていました.
展示を担当したものとして,ありがたく,嬉しい返信をいただけたので紹介します.
 

アベロン県ホームページ:リンク先
 
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橋本佳明

ひとはくで、神戸大学児童文化研究会によるひとはくのイベント
ひとはくミュージアムシアター「迷子のふたりとおかしの家」が2016年5月8日(日)に上演されます!

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あらすじは

森で迷子になったヘンゼルとグレーテル。
でもスマホがあるから大丈夫!と思っていたら子どもを食べる魔女の手下があらわれて!?
ふたりはちゃんとお家にかえれるのか!?

ぜひみなさまのご観覧をお待ちしております!

日時 5月8日(日)13:00~13:30
   開場は12:30から
場所 人と自然の博物館 ホロンピアホール
   ホロンピアホールへは博物館3階入口からお入りください。
   ※高校生以上の方は観覧券をご購入の上、ご入館ください。
   チラシはこちら                           

                             生涯学習課 
                               

                        

 

新学期が始まりましたね

新しいクラス、新しい友達、ドキドキワクワク(*^_^*)
みなさん、新しい生活にはもうなれましたか?

 
4月17日(日)

はかせと学ぼう!~アンモナイト石けんをつくろう!~

を行いました。

いつも大人気のこちらのイベント☆

今回もたくさんのお客様が参加して下さいました!!

 

まずは、佐藤研究員からアンモナイトについてのお話。

アンモナイトは貝のように見えて、実はイカやタコの仲間。

アンモナイトにさわりながら、ふむふむ・・・皆さん、真剣な面持ちで聞いてますね(^_^)v

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さぁ!石けんつくり、スタート!

本物のアンモナイト化石から型をとったシリコン型に、溶かした石けんを流し込みます。

P1080557.jpg    おぉー溶けてる、溶けてる・・・
 
慎重に流し込んでいきます。

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 はい!完成です!!

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石けんとして使ってしまうのが、もったいないくらいキレイですね☆彡

 ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!!

 

さて、この土日のフロアスタッフによるイベントは、

★4月23日(土)13:30~14:00
フロアスタッフとあそぼう
「はるのむしキュービック」
絵あわせパズルをつくって、「はるのむし」のことを知ろう!
http://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=13118

★4月24日(日)13:00~14:00
ひとはく探検隊
「ひとはくの岩石と鉱物」
2階ひとはく多様性フロアと、1階「ひょうごの岩石と鉱物」のコーナーをメインにご案内します。
http://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=12820

みなさまのお越しを、スタッフ一同心よりお待ちしております(^O^)/


フロアスタッフ かどはまえりこ

4/16(土) 、フロアスタッフと研究員のコラボイベント
はかせと学ぼう!ちょっと観察 この植物(春)を実施しました。


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まずはひとり1枚ミッションカードを手にして、
(◀画像クリックで拡大します)








深田公園に行って植物はかせの小舘研究員と一緒に
ミッションカード」にある花や葉っぱを探しにでかけました。

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さっそく、ミッションスタートです。







 


 

「みなさん、みてください」

小舘研究員がオオバコの柄(え)の部分をゆっくり、ゆっくりひっぱると...中からすじが出てきました。

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このすじは、維管束(いかんそく)といって、水や栄養分の通りみち。

 

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「おもしろ~い」「さっそく、やってみよう!」


オオバコの柄(え)の部分をひっぱって、
上手にすじが出せましたね。






違う場所に移動して...


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クローバーがたくさんあるしげみにきました。

よつばのクローバーはみつかったかな?







 


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▲アリアケスミレ(左)、シロツメクサ(右)もきれいに咲いていましたよ。

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植物がたくさんとれたので、
博物館にもどって顕微鏡で観察。


ヨモギの葉を大きくしてみると、毛がはえていますね。
葉のうらも白いです。







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とってきた植物は、植物採集シートにはりつけます。

白い花はシロツメクサやアリアケスミレなど、

きいろい花はタンポポ、キツネノボタンがありましたね。

みごとミッションクリア!おめでとうございます。



 

深田公園にはまだまだいろんな植物がありますので、ぜひ観察してくださいね。

「ちょっと観察 この植物」 今回は春編でしたが、秋と冬にもあります。



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 はかせと学ぼう!の年間スケジュール はこちらをクリック


 

ご参加お待ちしてます(^_^)

フロアスタッフ まつだ


4月10日(日)

2016年の新企画 はかせと学ぼう!ならそう草笛」を行いました!

今回は植物はかせの黒田研究員とフロアスタッフと一緒に身近な植物を使って草笛をならしました!

植物はかせの黒田研究員のプロフィールは★こちら★

植物のことを学びながら楽しく草笛を吹きました(*^_^*)
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今回はツバキ、チガヤ、シラカシ、タンポポを草笛にしました!
葉っぱによってなる音が全然違うんだね!

はかせのお話を聞いてメモをとっているお客さんもいらっしゃいました♪

みなさん、とても上手に草笛をならせていましたよ(*^_^*)

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。


次回のイベントは、4月16日(土)
はかせと学ぼう!~ちょっと観察この植物(春)~ です。

はかせと学ぼう!の2016年度年間スケジュールはこちら↓
年間ポスター.pdf


みなさまのご来館、心よりお待ちしております!


フロアスタッフ くまもと まなみ




 昆虫記で有名なファーブルは,フランスのアベロン県サン・レオン村に生まれました.フランスは日本人に人気の海外観光スポットですが,彼の生まれ故郷であるアベロン県やサン・レオン村のことを知る人は少ないのではないでしょうか.アベロン県はパリからおおよそ600km,フランス中南部に位置しています.面積は8,735平方kmで,人口はおよそ26万人ほどです.一帯はグラン・コースと呼ばれる石灰岩の高原地帯で,起伏の多い地形の谷間には清流が流れ、小さな村が点在しています.村々には中世期の町並みが当時のままに多く残されており,フランスで最も「美しい村」が多い県として知られています.ファーブルが生まれたサン・レオン村も谷間の小さな村で,ファーブルが暮らした頃と変らぬ風景が彼の生家とともに今も残っています.また,少年ファーブルが生家の窓からいつも眺めていたサンレオンの丘の上には,ファーブル生誕地を記念して昆虫博物館ミクロポリスがアベロン県によって建てられています.  ファーブルの故郷アベロン県が兵庫県と姉妹県になっていることを知っている人も多くないかもしれません.2000年に兵庫県が淡路島で開催した国際園芸・造園博「ジャパンフローラ2000」に,アベロン県がファーブル館を出展したことを契機として、両県は2000年11月6日に姉妹・友好協定書を取り交わしました.さらに,両県交流のはじまりがファーブルであったことから,この協定書の中でファーブルをテーマとする文化交流を,ひとはくとミクロポリス館が中心となって進めて行くことが定められました.これを受けて,2002年にはミクロポリスで開催された国際会議「ファーブルと昆虫学の初期」で,ひとはくの研究員が講演を行いました.それ以降も,2008年にひとはくで開催された「昆虫記刊行100年記念日仏共同企画ファーブルにまなぶ」展で,アベロン県副知事とミクロポリ館長を招聘して国際会議を開催するなど,様々な活動を両館で展開してきました. 2015年はファーブルが世を去って100年目に当ります.それを記念して,アベロン県からひとはくに,日本の人々にもっとファーブルの故郷のことを知ってもらいたい,そして,未来のファーブルたちを育むために一緒にもっと活動を展開していきましょうというメッセージが届きました.そこで,「ファーブルの故郷からのメッセージ ー ひとはくとフランス アヴェロン県・ミクロポリスの国際交流活動報告展」を開催し,これまでの交流活動を紹介するとともに,ファーブルの故郷からのメッセージを皆さんにお届けします.        会期 4月10日から5月10日まで    場所 人博本館4F ひとはくサロン FB1.jpg FB2.jpg FB3.jpg      (橋本 佳明)
ひとはくのホロンピアホールでは、兵庫県教育委員会阪神教育事務所主催の平成28年度初任者研修が開催されました。

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平成28年度阪神地区で採用された300名を超える先生方が兵庫の教育について、特色ある取組等について研修をされていました!
みなさん、緊張されている様子でしたが・・・ハツラツとした顔で研修されていました!
なかには小学生の頃、校外学習でひとはくに来ましたなど・・・懐かしいですね・・・展示が変わっている・・・おもしろそうなどの声を多く聞きました!
今度はぜひ、児童・生徒を引率して来ます!とうれしい言葉をいただきました!
ひとはくには幅広いテーマの展示や本物の標本が多数あります。本物を見ることで、理科の楽しさに触れることができ、学習への動機づけが期待されます。また、展示と合わせてワークシートの利用やセミナーを受講することで、教科書の内容から一歩踏み込んだ学習ができます!
研究員やフロアスタッフによる特注セミナーを申し込むことができるので、学校からのリクエストに応じたテーマでの講義にも対応しています。内容等については、ご相談ください!
初任の先生方 ぜひ ひとはくを活用して 情熱あふれる魅力ある先生になってください! 
ひとはくは がんばる先生方を応援しています!
生涯学習課  上田雄一郎

 

さくらの花も満開、暖かくなりました。
外を歩くだけでも春を感じられる、今日この頃ですね^^♪

さて、ひとはくでの4月最初のイベントは、
フロアスタッフとあそぼう「たんぽぽペーパークラフト
2日と3日の2日間、行いました!
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(写真はカンサイタンポポ)
みなさんの身近にもあるお花、たんぽぽ!
そんな可愛らしいお花を、今回は画用紙で作っていきます!

作るのは、セイヨウタンポポカンサイタンポポの2種類。
まずは簡単にたんぽぽのお話をしました。
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色、大きさなどを比べてみると、たくさん違いがあります。
みなさん積極的に特徴を教えてくれました(^▽^)!

それでは早速、作業開始です!
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みなさん真剣!
ストローに黄色と緑の画用紙をまいていくと...
だんだんたんぽぽらしくなってきましたよ!

完成した方もちらほら...するとここでサプライズゲストが!
植物博士の鈴木研究員がかわいいたんぽぽと一緒に来てくださいました!
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自分のつくったたんぽぽと見比べる子も^^


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2日間でこんなにたくさんの素敵なたんぽぽが咲きました!
なんだかとても幸せな気持ちになりますね(*^∨^*)
たくさんのご参加、ありがとうございました!

次回のイベントは...
4/9(土)フロアスタッフとあそぼう「画はくの日」
http://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=13095

4/10(日)はかせと学ぼう!「ならそう草笛」
植物はかせの黒田研究員と、身近な植物で草笛をならしてみましょう!
http://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=12871

みなさまのご来館、心よりお待ちしております!
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博物館エントランス近くに植えてある野生のサクラ、 「エドヒガン」の花が咲きました。

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(写真・赤マルに囲まれたものがエドヒガン)

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▲野生のサクラ エドヒガン



みなさんがよくご存じのサクラ、ソメイヨシノはこのエドヒガンとオオシマザクラが交配して誕生したとか。

エドヒガンは兵庫県ではめずらしいサクラで、
兵庫県版レッドデータブックのCランクに指定されています。

ぜひ、ひとはくにお花見にきてくださいね。

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ほかにも、▲ユキヤナギ

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◀ツバキの花が咲いています♪

 








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また、4/2(土)・3(日)のフロアスタッフとあそぼうは「たんぽぽペーパークラフト」です。

カンサイタンポポとセイヨウタンポポをつくろう!
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時間:13:30~14:00
場所:4階オープン・ラボ
参加費:無料
定員:20名

※当日10:00から
4階インフォメーションカウンターにて、
参加申し込みの受付を開始。
定員になり次第終了します。



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4月のイベント案内は画像をクリック



フロアスタッフ まつだ

本日のフロアスタッフとあそぼう! ひかるいきもの をおこないました。

今日はスペシャルに、海の生きものはかせ 和田研究員のお話を聞くことができました!
おとなも子どもも興味津津!!
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光る生きものはキレイなだけじゃなくて意味があって光ってるんだよ。
(知りたい人は明日も行うので参加してね♪)

お話の後は、ふしぎな光る粉を、ホタルイカの模型につけていくよ!
できたらライトで光をためて
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照明を消して暗くすると・・・
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s-IMG_5800.jpg  暗闇にぼんやりと光ります。
明日も、はかせの登場があるかも!ワクワク(*^_^*)
みなさん!ひとはくへ遊びに来てくださいね♪
スタッフ一同お待ちしてます。

フロアスタッフ いしくら まきこ ・ せら ゆうこ
みなさん、春が来ました!
今年はもう、ちょうちょを、見ましたか?

さて、兵庫県立六甲山自然保護センターで、4月1日から5月31日の間、
「六甲山系のチョウの変遷50年」と題した特別展示が開催されます。

六甲山系では、これまで、90種近くのチョウが記録されています。
この展示では、そのすべてを、平尾榮治さんのコレクションを中心に、美しい標本で紹介しています。
また、半世紀にわたる観察で、平尾さんが気づかれたチョウ類相(どんなチョウがどれくらいいるか)の変化を、
いくつかのトピックスで紹介しています。

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5月14日(土)13:30〜15:00には、平尾榮治さんご自身による、講演と展示説明会も開かれます。

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(↑)このチラシのPDFファイル

六甲山自然保護センターは、六甲山上「記念碑台」にある小さな施設です。
眺望抜群ですので、ハイキングがてら、ドライブがてら、ぜひご見学にいらしてください。
アクセスなどの詳細は、センターのホームページでお確かめください(注:3月31日までは冬期休館です)


(八木 剛)
3月21日(月・祝)ひとはくは朝からたくさんのお客様にお越しいただきました!

フロアスタッフとあそぼう どうぶつビンゴ は今日が最終日!
大盛り上がりで幕を閉じました☆

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ひとはくサロンでもみなさんそれぞれ楽しんでおられましたよ~

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大人気のミュージアムボックス「さかなつり」!
指でハートマークをつくってくれました♡楽しんでもらえたかな?


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ほかにも、パズルや恐竜フィギュアで遊ばれているお客さんもいらっしゃいました♪


ひとはくでは春休みもイベント盛りだくさんです!


3月26日(土)27日(日) ひかるいきもの』

ひかるいきものホタルイカの模型を作ります。畜光パウダーを使って暗闇で光らせるよ!

くわしくは ☆こちら☆



ぜひあそびにいらしてください♪

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   ボルネオジャングル体験スクール事業の総括として、卒業生や関係者が一堂に会し、事業の成果や課題を共有することで今後の新たな方向性を探るとともに、親睦や交流を深める場として、また、永年にわたり当事業実施運営に絶大なご支援ご協力を賜った方々に対し感謝状を贈呈し、その功績を讃え感謝の意を表するつどいスペシャルを開催しました!
   当日は、神戸市内でボルネオ・ジャングルスクール卒業生の懐かしい面々が顔を合せました。
 第1回目の卒業生から15回生までの卒業生と保護者の方々を含め多くの参加者がありました。
 また、ボルネオ・ジャングルスクールでお世話になったマリアッティ教授、ノー教授、安間先生をはじめ日本教育振興財団宮木様にもお越しいただきました。

第1部 感謝状贈呈と記念講演

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     主催者挨拶  中瀬勲 館長                 来賓・主催者等紹介 

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                     感謝状贈呈(兵庫県教育委員会から) 

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   記念講演  河合雅雄 名誉館長               マリアッティ 教授

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     第1部 閉会挨拶 岩槻邦男 名誉館長


    

第2部 ボルネオジャングル体験スクール卒業生のつどい

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  安間繁樹先生を囲んでトーク  卒業生による今だから話せる想い出、スクールから得たもの等についての話
  *安間先生・橋本先生・OB(コーディネーター:高橋)

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                       情報交換交流会

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  閉会挨拶 坂田昌隆次長               

                                                                        
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                                                              参加者全員で記念撮影

    現在、スクール卒業生の多くは大学などへ進み、さらには生物学者、研究員、医師、獣医師、看護師、教員など、すでにそれぞれの道で活躍している卒業生が多数います。 かれらの近況報告によると、何年経ってもジャングルでのことを覚えていて、スクール修了後に思い描いていた将来像を、いま着実に実現しようとしていることがわかります。
    ひとはくは、これからもみさなんの夢の実現を応援します! 

ボルネオジャングル体験スクール17年間の記録編集委員会   代表 高橋 晃
                                                              

   
         

4階ひとはくサロンにて展示していたコンニャク。 →前回の様子 

「もうすぐ花が咲きます」と展示を始めてから10日経ってもまだ咲かない...
 
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もしかして枯れたのか?と思っていた矢先、













咲いた!
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無事花が咲きました!

ただいま、4階サロン中央で展示しております。ぜひ、みに来て下さいね。

ただ、臭いが独特なのでコンニャクのそばに顔を近づける際はご注意ください。

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コンニャクの花について詳しくはコチラに解説があります。
2012年、コンニャクの花が開花した様子
 
 (詳細はここをクリック)  

フロアスタッフ まつだ

3/19(土)・20(日)・21(月・祝)のフロアスタッフとあそぼうのイベントは...

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最初に、3階展示室「森にいきる」でイノシシやツキノワグマなど動物たちのお話を聞いてから、
ビンゴ大会を行いました。

 3/19(土)の様子  

クイズに答えながら、楽しく動物のことをお勉強。本物のはく製は迫力がありますね。


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 3/20(日)の様子 

動物のお話を聞いたあとは...まちに待ったビンゴ大会!

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スタッフが動物の絵がかかれたボールを1つずつ箱からとりだし、
ビンゴカードにみなさん、それぞれマルで囲んでくださいました。

ビンゴの方にはプレゼントがあります♪
3/21(月・祝)「どうぶつ★ビンゴ」を行いますので、ぜひご参加くださいませ。


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「どうぶつ★ビンゴ」

時間:13:30~14:00 場所:3階展示室
参加費:無料 定員:30名

※当日10:00から4階インフォメーションカウンターにて、参加申し込みの受付を開始。
定員になり次第終了します。

フロアスタッフ まつだ

3月13日(日)のひとはく探検隊は「海の生きもの探険」!!

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まずは3階展示室と収蔵庫を探険。
海の生きものの液浸標本や触れるプラスティネーション標本。はじめて入った収蔵庫にみんなわくわく!です。


P1080026.jpg「みんなの眼の大きさはどれくらいかな?」

和田研究員からダイオウイカの特徴のお話を聞きました。
「①ダイオウイカの眼はバレーボールくらいの大きさがあります!」
ダイオウイカは②ヒレが❤ハート型で小さい ③なが~い触腕にもところどころに吸盤がある

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さあ、ダイオウイカを描こう!
兵庫県新温泉町で見つかったダイオウイカの原寸大の大きさでヒレの先から腕の先まで
4メートル13センチ、触腕を加えるとはもっともっとなが~い!
海で泳いでいるときは、赤い色をしています。
みんなで、黒のクレパスで縁どって、はみださないようにきれいにぬります。

a.JPG完成です。すごい迫力!海で会ってみたいなあ

P1080059.jpg和田研究員からひと言。「すばらしいダイオウイカができました!!」

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

完成したダイオウイカはしばらく4階ひとはくサロンに展示しています。どうぞご覧くださいね。

3月19日(土)、20日(日)、21日(月・祝)の「フロアスタッフとあそぼう」は、
どうぶつビンゴです。クイズやビンゴで楽しくひょうごの動物を知ろう!
ぜひお越しください。

(フロアスタッフ いしくら)


ユニバーサル・ミュージアムをめざして79

では、どうするのか?-2

三谷 雅純(みたに まさずみ)




 わたしの書いた論文「聞くことに困難のある人がわかりやすい音声:視覚刺激の付加により高次脳機能障がい者の理解は進むか」 (1) に添って見てみましょう。

 軽度の人びとは、まるでスピーカーから出たすべての言葉を好き嫌いなく飲み込むように理解しました。肉声はもちろん、合成音であっても、まるで気にしていないかのようです。そして文章を表す挿し絵がなくても、「理解できる」という反応は変わらなかったのです。反対に重度の人は、穏やかな人格で認知機能は充分であったとしても、文章となった途端に分からなくなるようでした。言語音が言葉として意味のない環境音と同じように聞こえてしまうのです。中でも、フォルマント合成音と呼ばれる電気的なロボット音が苦手なようでした。もともと人の肉声を切り出して、音のパーツを組み立てるようにして作る波動接続型合成音だと、少しは「ことば」だと認識ができるようです。

☆   ☆

 日本では、「バリアフリー新法」(2015年 1月改正)改正「障害者基本法」(2011年12月発行)(2) などその他の関連法で、障がい者に取っての障壁を取り除く「整備をしよう」という意気込みは伝わって来ました。工業化製品の品質でもJIS(日本工業規格)によって規格が定められ、JIS高齢者・障害者配慮設計指針 (3) によって、たとえば高齢者は耳が遠い人がいるし、そうでなくても難聴者はいるのだから、そうした人にも配慮した製品作りやサービスのあり方を決めておきましょうということです。今は高齢者や難聴の人の都合だけを言いましたが、同じような配慮はその他の障がいや新しく日本に越してきた人、性差別を受けそうな人びとにも、「こんな配慮でどうだろうか」といった配慮の仕方が考えられています。この国際的な取り決めがISO規格です。

 

 つまり、難聴者やろう者、視覚障がい者を考慮した規準は、すでにあるのです。それなら「そうした規準を守りましょう」と言えばよい。そうではないですか?

 ところが、それが違うのです。どこが違うかというと、そこには、今、障害者差別解消法(2016年 4月施行)(4) で話題になっている「合理的配慮」(5) という問題を理解する必要があります。

 障がい者は、一人ひとり、何が障壁になるかが違います。同じ失語症者と言っても、わたしと別の人では、はっきり違うのです。現実には障がい者と「健常者を自認している人」の間には、差別は現在していますし、障がい者以外にも、さまざまな理屈をつけて、人は人を、それも反撃してこない(と信じている)弱い人を差別したがるものです。そして、こんなことは障がい当事者からは、なかなか言い出せません。言い出せば「あること、ないこと言い立てる、やっかいなヤツだ」と思われるからです。

 差別されてきた人は、その事を身に染みて知っています。ですから、軽はずみな告発はしません。勇気は持っていても、後先のことを考えたら、簡単には告発しません。

 では,どうするのか? それを解消する方法が「合理的配慮」(5) だと考えられています。今は、まだ「考えられている」だけです。本当の解決につながるかどうかは、わかりません。また「合理的配慮」を企画した人の意図がどこにあったかは、わたしにはわかりません。「合理的配慮」は個別の思いを救い上げる機能が、偶然にせよ、あるだろうということです。

 以前にひとはくブログに書いた話題から、よい例を捜してみましょう。例えば、車イスで斜面を下りるのはできそうに思えますが、実際に下りてみると、簡単ではないとすぐにわかります (6)。車イスを操作する練習は、わたしも入院したとき、すぐにしました。それで、わかるのですが、斜面は前向きに下りるものではなく、ブレーキが効きやすいように、後ろ向きに下りるものです。しかし、斜面を後ろ向きで下りるというのは難しい。他人に対する信頼感がなければ、とてもできません。しかし、一般の人が車イスの事情を認識しているとは、わたしにはとても思えません。特にスマホでゲームに夢中になりながら周りを見ないで歩く人がいたり、どこでも平気で自転車を飛ばす人がいるのでは、とても下りる気にならないのです。そんな時、車イスで斜面を下りる恐ろしさは、当人でなければ理解できません。「合理的配慮」とは、素直に立場の違う人の事情を聞いてみて、車イスで移動しやすい勾配を考えたり、それが経済的にできないのなら、人が後ろから支えてあげるといった配慮をすることなのです。――当然、人件費は余分にかかります。それでも「合理的配慮」は、社会にとって大切だと考えたということです。

☆   ☆

 高次脳機能障がい、特に失語症というのは、通常の感覚器官に問題があるというよりも、それを取り込んだ脳の中で起こる障がいのことです。「神経心理学的な配慮」があればありがたいのですが、今は、まだ「神経心理学的な配慮」は病院で行うだけで、一般社会で行うことではない。「神経心理学的な配慮」は夢のまた夢です。ではどうするのかと言うと、ひとつは脳の持つ潜在的な可能性を信じること、もうひとつはコミュニティの包摂力を信じることです。

 脳というものは、研究すればするほど不思議なことがわかってきます。以前は「ウェルニッケ野は言葉を聞く(=言語音を解釈する)中枢、ブローカ野は言語音を作り出す中枢」と考えられていました。わたしも、長い間、そう信じてきました。しかし、今ではそれ以外の機能を多く担っており、さらに他の部位と密接な神経連絡があるとわかったのです。それを活かす方法は、わたしの研究によっても、具体的に探れるかもしれません。

 「包摂」とは、コミュニティが多様な人びとを取り込んで、互いに助け合うことです。難しい言葉のようですが、聞いてみれば当たり前のことです。ただ、「互いに助け合う」というところがミソです。「障がい者」だからといって、一方的に助けられるのではありません。助け、また助けられるのです。一方的に助けられると言うのでは、わたしなら大いに不満です。できないことは、いくら無理強いされても、できません。しかし、わたしでなければできないことも、たくさんあるのです。そのことを無視して、あるいは、わざと、「そういった特性は見ない」でおいて、「障がい者だからできない(はずだ)」と決めつけるのは、あまりにも理不尽です。それはおかしい。

 わたしは、そう思っています。

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(1) 三谷雅純 (2015) 聞くことに困難のある人がわかりやすい音声:視覚刺激の付加により高次脳機能障がい者の理解は進むか. 人と自然 Humans and Nature 26: 27-35.
http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/NO26_004.pdf

(2) バリアフリー新法:高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行令(2015年 1月改正)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H18/H18SE379.html
改正「障害者基本法」は<わかりやすい版>が障害保健福祉情報システムのホーム・ページに載っていました:
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/law/6laws/kihon_easy_no.html

(3) JIS高齢者・障害者配慮設計指針は,例えば:
「高齢者・障害者等配慮設計指針 事務機器-報知音」(JBMS-71: 2006)
http://hyojunka.jbmia.or.jp/hyojun2/upload-v3/archive/JBMS-71.pdf
など

(4) 障害者差別解消法(2016年 4月施行)は,内閣府から「障害者差別解消法の推進」:
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai.html
が出ています.

(5) 「合理的配慮」とは,wikipedia によれば、「障害のない人も、その人自身が持つ心身の機能や個人的能力だけで日常生活や社会生活を送っているわけではない。日常生活や社会生活を営むにあたり、様々な場面で人的サービス、社会的インフラの供与、権利の付与等による支援を伴う待遇や機会が与えられているのである。ところが、こうした支援は、障害のない者を基準にして制度設計されており、障害者の存在が想定されていないことが多く、障害者はその支援の恩恵を受けられないといった事態が発生することになる。その結果、社会的障壁が発生する。障害者が利用できるように合理的配慮を提供しないことは、実質的には、障害のない者との比較において障害者に対して区別、排除又は制限といった異なる取扱いをしているのと同様である。 例えば、ホールでの講演において、聴衆に対するサービスとしてマイクが使用される。聴衆はこのサービスがないと講演内容を聞くことができない。障害がない人々に対しても、人的サービス、社会的インフラの付与などの支援(配慮)がある。障害のない人々は、これらの支援(配慮)を受けて日常生活・社会生活を送ることができる。しかし耳の聞こえない人々にはこの支援を利用することができない状況が発生し、これが社会的障壁となる」とあります.一部、読みやすいように変更しました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%88%E7%90%86%E7%9A%84%E9%85%8D%E6%85%AE

(6) ひとはくブログに:
「聞いてみて、初めてわかることがある-1」
http://www.hitohaku.jp/blog/2014/06/post_1883/
「聞いてみて、初めてわかることがある-2」
http://www.hitohaku.jp/blog/2014/06/post_1884/
があります。



三谷 雅純(みたに まさずみ)
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

ユニバーサル・ミュージアムをめざして78

では、どうするのか?-1

三谷 雅純(みたに まさずみ)




 元来、さまざまな人が利用する生涯学習施設でも、マルチメディアDAISYは役に立ちそうです。このことは、このひとはくブログにも何度か書きました (1)。

 DAISY(Digital Accessible Information System)というのは、コンピュータで使う機械語で作った文章のことです。XHTML (Extensible HyperText Markup Language) と書いた方がよく解るという方も、いるかもしれません。人生の途中で視力を失ったが、習ったことがないので点字がよく解らないという方には、DAISYが福音になりました。また点字は解っても、コンピュータをよく利用するという方には、とても便利です。文字を読むように音声で発音してくれます。そして書籍と同じように文章の途中からでも自由に聞き直せるのです。テープレコーダーが現代風にアレンジされて、コンピュータで扱い易い形になったと言えばよいでしょうか。

 DAISYが聴覚以外の感覚、例えば視覚も使えるとしたら、どうでしょう? つまり、読んでいる文章に合わせた絵や写真が流れるのです。これは、コンピュータで表された絵本とか写真集、動画であればテレビや映画の字幕スーパーの感じです。どのようなものか理解できるでしょうか? 流れる文字を機械が声に出して読んでくれて、その上、読んだ文字の色が変わるのです。カラオケ・ボックスで流れる画面の感じと言った方が近いのかもしれません。

 絵や写真、動画の入ったDAISYを、特にマルチメディアDAISYと呼びます。マルチメディアDAISYは、視覚に頼らない人はもちろんですが、字がうまく読めない人にも役に立つと分かってからは、学校現場では積極的に取り入れられました。教科書をマルチメディアDAISY図書にすれば、字がうまく読めない多くの子どもが理解しやすくなるのです (2)。今では、マルチメディアDAISY図書を使って認知症など多くの人に分かりやすい図書ができないかと工夫しています (3)。興味の対象になる本のテーマを選びさえすれば、マルチメディアDAISYは一般の人にも理解しやすい形式です (4)

 もちろん、ご自分の頭で考えたり、感じたりするタイプの方は、もうわかっているはずです。視覚で世界を捉えることがない人や、聴覚で世界を捉えることがない人にとって、マルチメディアDAISYに意味はありません。絵や写真は目で見て意味があるのだし、音声は耳で聞いて意味があるのですから。

☆   ☆

 ということで、わたしはマルチメディアDAISYが高次脳機能障がい者にも役に立つのではないかと考えて、特に失語症の皆さんに手伝っていただいて視聴覚実験をくり返してきました。

 音で聞く。文字を読む。色を反転させてどこを読み上げたかを示す。音を聞く時は、アナウンサーの肉声が録音してあれば、読み方のスピードやニュアンスも伝わります。絵や写真ならば情景を理解しやすいでしょうし、動画であればもっと多くの情報が伝わります。ものを見たり音を聞いたりといった働きは、脳の別べつの場所が担っているとされています。わたしたちは情報を別べつの場所で処理し、理解し、統合して、「美しい花が咲いている」とか「この人は見た目は恐そうだが、やさしい人に違いない」といった高度なことを判断しているのです。

 マルチメディアDAISYを科学的に言い直せば、聴覚だけでなく文字情報や絵・写真・動画といった視覚から受け取る情報、複数の感覚から受け取る情報を、脳の中で統合して理解しやすくしているのだということになります。字がうまく読めない人や認知症の人は「脳の多様性」があるのですから、うまく聞き取れない人がいる高次脳機能障がい者も、マルチメディアDAISYなら理解できるのかもしれません。

 そう考えて、マルチメディアDAISYを聞いていただいたのです.しかし、結果は予想通りに、とはいきませんでした。

 わたしの書いた論文「聞くことに困難のある人がわかりやすい音声:視覚刺激の付加により高次脳機能障がい者の理解は進むか」 (5) に添って見てみましょう。

 まず、実験を受けていただいた方の中で、自分は高次脳機能障がいではないと自覚している方――この論文では高次脳機能障がい者が主人公ですので、「高次脳機能障がいではないと自覚している方」を「非障がい者」と呼びました――は、今までよく報告されている (3) ように、絵の入ったものの方が、音声だけで読み上げるよりも、より理解しやすいと答えました。

 一般に合成音は聞きづらいものですが、絵の入ったマルチメディアDAISYの形式にすると、肉声と同じように理解しやすいと答える人が多くなります。この結果から、ロボットのような機械の話す合成音でも、充分に理解しやすいと感じるのだと思います。......なぜって、ロボットは存在そのものが絵や写真のように視覚を刺激するのですから。

 ところが、高次脳機能障がい者、中でも失語症者では、程度の軽い人も、重い人も、それぞれにマルチメディアDAISYへの反応が非障がい者とは違っていました。

 軽度の人びとは、まるでスピーカーから出たすべての言葉を「好き嫌いなく飲み込む」ように理解しました。肉声はもちろん、合成音であっても、まるで気にしていないかのようです。そして文章を表す挿し絵がなくても、「理解できる」という反応は変わらなかったのです。

 反対に重度の人は、穏やかな人格で、どのようなことも、充分に理解しているように見えたとしても、文章はまるで分からないようでした。言語音(げんご・おん)が、言葉としては意味のない環境音(かんきょう・おん)と同じように聞こえるのです。中でも、フォルマント合成音と呼ばれる電気的なロボット音が苦手なようでした。もともと人の肉声を切り出して、音のパーツを組み立てるようにして作る波動接続型合成音だと、少しは「ことば」だと認識できるようです。

 フォルマント合成音は電気的な合成音ですから、キー操作で入力すれば、それだけで文章から音が出ます。波動接続型合成音では合成法を身に付けないと音は出ません。それでも、操作はそれほど難しくありません。肉声が一番良いのですが、それが無理なら,波動接続型合成を使えば重度の人でも何か喋っていると気が付いて、注意してくれるのかもしれません(ただのノイズにしか聞こえないのかもしれませんが)。

 次に続きます。

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(1) 例えば:
「失語症者に助けてもらう−1」
http://www.hitohaku.jp/blog_old/2012/06/post_1556/
「失語症者に助けてもらう−2」
http://www.hitohaku.jp/blog_old/2012/06/post_1563/
「失語症者に助けてもらう−3」
http://www.hitohaku.jp/blog_old/2012/07/post_1564/
「学校の先生といっしょに考えてみた−1」
http://www.hitohaku.jp/blog_old/2012/08/post_1599/
「学校の先生といっしょに考えてみた−2」
http://www.hitohaku.jp/blog_old/2012/08/post_1607/
「ユニバーサルなホームページを考える事」
http://www.hitohaku.jp/blog/2013/03/post_1701/
「人びとを迎えるために-2」
http://www.hitohaku.jp/blog/2014/02/post_1834/

(2) 例えば、金森裕治ほか (2010) 特別支援教育におけるマルチメディアデイジー教科書の導入・活用に関する実践的研究. 大阪教育大学紀要 59: 65-80.
http://150.86.125.91/dspace/bitstream/123456789/25255/1/KJ4_5901_065.pdf

(3) 河村 宏 (2011) デジタル・インクルージョンを支えるDAISYとEPUB. 情報管理 54: 305.315.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/54/6/54_6_305/_pdf

(4) 三谷雅純 (2013) 生涯学習施設は言葉やコミュニケーションに障がいを持つ人とどう向き合うべきか: 総説. 人と自然 Humans and Nature 24: 33-44.
http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/No24_04.pdf

(5) 三谷雅純 (2015) 聞くことに困難のある人がわかりやすい音声:視覚刺激の付加により高次脳機能障がい者の理解は進むか. 人と自然 Humans and Nature 26: 27-35.
http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/NO26_004.pdf




三谷 雅純(みたに まさずみ)
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

12日(土)、ひとはくにてフロアスタッフとあそぼう「画はくの日」が行われました!

今回は特別に池田研究員にご登場いただき、丹波の恐竜についてわかりやすく解説していただきました!
池田研究員のプロフィールは☆こちら☆

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恐竜化石についてお勉強したところで、さっそくみんなで絵を描きました!


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※クリックで拡大!

化石や恐竜の絵を見て描いてくれたり、自分で考えたオリジナル恐竜を描いてくれたお客さんもいましたよ♪
みなさんの力作は4階休憩コーナーに1ヶ月間展示しています!
ぜひ見にいらしてくださいね♪

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3月、いよいよ春ですね!
ひとはくの周りでも枝先に葉っぱの赤ちゃんを見つけたり、
足もとに小さな花を見つけたり...とうれしい発見が増えてきました*^^*

3月のKidsサンデーの様子をレポートします!

3月の「自然ってすごいラボ&プレイルーム」のテーマは、「か・せ・き」でした。

「か・せ・き☆ラボ」では はかせの使う道具「ルーペ」を使って
どの石に化石が入っているか観察しました。

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観察のあとは 小さな化石の300倍レプリカづくり&
化石が入っている石「チャート」さがしに挑戦!


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チャートさがしでは、たくさんのキッズがすぐに発見!
保護者の方もはかせもびっくり☆


「か・せ・き☆プレイルーム」では
小さな化石のぬりえや、石をよーく見て絵をかく石アートをたいけん!


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(ハムスター)              (左から、ねずみ、ひつじ、ひつじ)

みんな自分の作品の石をはかせに鑑定してもらっていました。
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この他にも楽しいイベントがたくさん実施され、多くのキッズの皆さんが参加していました。

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<解説!丹波の恐竜化石>               <パネルシアター>

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<フロアスタッフとあそぼう「モールで恐竜をつくろう」>→くわしいご報告はコチラ!


次回のKidsサンデーは5月1日(日)です。

4月のKidsサンデーはお休みですが、
ひとはく連携活動グループ NPO法人 人と自然の会さんによるイベントなど
キッズの皆さんが参加できるイベントが盛りだくさんですので、
ぜひ、遊びに来てくださいね!

          (たかせゆうこ/キッズひとはく推進プロジェクト)

4階オープン・ラボに、巨大な何かが現れました!!!

ひとはくのキャラクター
ひとちゃんはくちゃんのはくちゃん展示室ツアー.png
横に並んで大きさを比較してみましたよ!



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大きいですね!!


(あ、間違えました。
はくちゃんではなくフロアスタッフのきただにさんでした・・・。)


謎の巨大物の正体を知りたい人は
13日(日)に行われる『ひとはく探険隊~海の生きもの探険~』に、是非ご参加ください☆
くわしくはこちらです

みなさまのご参加をお待ちしております♪

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コンニャクが何からできているか知っていますか?
実はコンニャクは「コンニャクイモ」からつくられます。

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▲コンニャクイモ(球茎から成長します)


ただいま、4階インフォメーションカウンターにて
そのコンニャクイモが開花準備をはじめています。

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▲左が3/6(日)撮影、右が3/10(木)撮影

比べてみると、成長しているのがわかりますね。
コンニャクの花が咲くと独特の臭いを放つそうですよ。


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いったいどんな臭いなのか?
もうそろそろ花が咲きそうなので、ぜひ、みにきてくださいね(^_^)

高さは1mをゆうに超えています...!

 



 2012年、コンニャクの花が開花した様子
 (詳細はここをクリック)  
 




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「新刊コーナー」

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4階図書コーナー「新刊コーナー」が新設されました。
新刊はこちらでチェックできますよ~。


フロアスタッフ まつだ

みなさま 大変長らくお待たせしました

 いよいよ2016年度のセミナー受付が始まりました!!
 3月1日からこの博物館のWebでもお申し込みできるようになっており、既にたくさんの方々からお申し込みをいただいております。ありがとうございます。

 特に、4月実施のセミナーは〆切が早いですので、大変ご迷惑をおかけしておりますが、下の一覧からそれぞれご確認のうえお申し込みください。

 いずれにしましても、先着順ではございませんので、定員を超えたものにつきましては抽選になることがありますし、講師との相談により、定員を超えていてもご受講いただける場合もございます。

 気になるセミナータイトルがあれば、まず詳細をご確認のうえお申し込みください (^^)/


 3月中に締め切るセミナーもあります。お早めに!!


2016年4月

開催日 セミナータイトル ジャンル
2016/4/6(水) B01里地・里山で身近な植物を観察しよう 春編 基礎講座
2016/4/7(木) J01山野草「花の形・タネの形・成長の形(春編)」~実生増殖の実際~ 基礎講座
2016/4/9(土) B02早春の北摂里山を散策しよう! 見る講座
2016/4/10(日) B03マツバラン観察会 見る講座
2016/4/17(日) C01ユース昆虫研究室(全12回) 体験する講座
2016/4/23(土) E01都市の歩き方・名所編 真田幸村を訪ねて大阪上町台地を歩く 見る講座
2016/4/23(土) J02愛蜂家基礎講座・上級(全4回) 体験する講座
2016/4/23(土) B04芦屋市奥山地域で植物観察の方法を学ぶ 体験する講座
2016/4/23(土) D01河川の水生昆虫観察会 体験する講座
2016/4/29(金) E02ジオラマをつくろう 初級へん 体験する講座
2016/4/30(土) B05東お多福山草原 春の植物観察会 体験する講座


 また「ひとはくセミナー倶楽部」に登録(もちろん無料です!!)していただきますと、セミナーのお申し込みが楽々になります。
 http://www.hitohaku.jp/seminar/club.html
  ↑ ここからどうぞ!! 

 登録がまだの方は、是非この機会にご入会ください。
生涯学習課 セミナー担当



3月になり、気候も暖かく過ごしやすい日が増えてきましたね!
3月5日(土)6日(日)にフロアスタッフとあそぼう「モールで恐竜をつくろう!」を行いました(*^_^*)




今回モールでつくるのは、丹波の恐竜ティラノサウルスです!

最初に少し恐竜のお話をして、さっそく作ります!

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細かい工程が多く、小さいお友達は、お父さん、お母さんにお手伝いしてもらいながら作っています。

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ガオォーー!!
カラフルな恐竜がたくさんできあがりました(*^_^*)
ご参加いただきありがとうございました!




次回のイベントは、
3月12日(土) フロアスタッフとあそぼう!「画はくの日」
3月13日(日)
 ひとはく探検隊「海の生きもの探検」
です!
 
みなさんのお越しを、心よりお待ちしております!!

 

フロアスタッフ  くまもと まなみ





2月28日(日)、フロアスタッフとあそぼう『おひなさまづくり』の2日目が行われました!
となりにお雛様がいなくてちょっぴりさみしそうなお内裏様...
はやくお雛様来ないかなぁ。

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一日目に引き続き、植物はかせの小舘研究員によるおはなしがありました(^^)
桜、桃、梅。
どれもよく似ている花だけど、ちがいはどこかな?
種の形もそれぞれちがいます。
さわってたしかめてみよう!

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おはなしのあとは、さっそくおひなさまづくり。
巨大折り紙で、五人囃子と三人官女の着物を折ります。

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最後は、さらに巨大な折り紙でお雛様の着物を折ります!

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おひなさま完成!!

s-P1070891.jpg※クリックで拡大!

おひなさまは、4階ひとはくサロンにて3月末まで展示しております。
是非みにきてくださいね♪

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2/27(土)、本日のフロアスタッフとあそぼうは
「おひなさまづくり」を行いました!

まずは小舘研究員のお話
さくら、もも、うめ...とてもよく似ているけれど
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ある部分が見分けるポイントです。

お話のあとはさっそく、おひなさまづくり!
みんな協力して、上手につくってくれました(^▽^)!
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お内裏さまを1番上にかざって、
三人官女、五人囃子はどこかな?
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着物の模様になるシールをはって...
いよいよ完成!

ひとはくサロンがいっきにはなやかになりました!
お内裏さまも誇らしげに見えますね。
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ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました!

明日、2/28も引き続き
フロアスタッフとあそぼう「おひなさまづくり」を行います!

果たして、どんな素敵なものができるのでしょうか...!
今からとっても楽しみですね~(^0^)

みなさまのご参加、心よりお待ちしております!
一緒に「ひとはく雛」を完成させましょう

名前ロゴフロアスタッフとあぞぼう.png
人と自然の博物館では、博物館の活動・運営に関してご意見や提言をいただく場として、博物館協議会を開催しております。
委員は公募委員を含む学識経験者などの方々に「ひとはく」について協議いただきます!

平成27年度 兵庫県立人と自然の博物館協議会
日 時 平成28年3月8日(火) 14:00~
場 所 兵庫県立人と自然の博物館 4階 大セミナー室

傍聴について
定員は15名です。
当日の会議を傍聴希望の方は、会議の当日、協議会の開会予定時刻の30分前までに、
あらかじめ住所、氏名その他会長が必要と認める事項を記載した傍聴申出書を会長に提出し、傍
聴証の交付を受けて下さい。

人と自然の博物館協議会の詳細はこちら

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こんにちは!!

昨日に引き続き、フロアスタッフとあそぼう「たんぽぽモビール」

をおこないました☆

今日もたくさんのお客様がご参加くださいました♪

 

まずはたんぽぽについてのおはなし。

ひとつのお花のように見えるけど、実はたくさんの小さなお花の集まりなのです。

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さあ作りましょう!!

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じゃーん!!完成\(^o^)/

みなさん、自由な発想で、自分だけのオリジナルたんぽぽモビールを作り上げてくれました!!

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ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました☆彡

 

さて、次回のフロアスタッフとあそぼうは

2/27(土)・28(日) 
「おひなさまづくり」

みんなで力を合わせて、「ひとはくおひなさま」をつくろう!

http://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=12367

みなさんのご参加を心よりお待ちしております。

 

フロアスタッフ かどはまえりこ

今日の「フロアスタッフとあそぼう」は
一足お先に春らしく たんぽぽのモビールをつくりました。
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素敵な作品がたくさん仕上がりました!
明日も13:30~行います。(受付は10:00~先着20名です)
みなさんも参加してみませんか?
フロアスタッフ一同、皆様のご参加をお待ちしております。

          フロアスタッフ せら ゆうこ

2月13日(土)と14日(日)、フロアスタッフとあそぼう『スイーツの街をつくろう❤』が行われました!
画用紙を使ってお菓子の家をつくり、みんなで街づくりをしました♪

みんなが住みたい街ってどんな街かな?
すてきな街をつくるには何が必要だろう?

みんなで考えながら、街をつくっていきます!

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13日(土)は、ひとはくの大平和弘(おおひらかずひろ)究員 にご登場いただきました!!
大平研究員のプロフィールはこちら

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大平研究員に街づくりについてのお話をしていただきました。
小学生に向けてのセミナーも実施されているので、先生のお話はとってもわかりやすく
フロアスタッフもお客様と一緒に「フムフム」とお勉強させていただきました♪

最後は、みんなで完成した街と一緒に集合写真を撮りました♪

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ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!

また
急遽ご登場いただいた大平先生、急な話にも関わらず快く引き受けてくださりありがとうございました!
これからもどんどんフロアスタッフと研究員のコラボレーションができればいいなと思います♪




次週、2月20日(土)と21日(日)
フロアスタッフとあそぼう
は...

『たんぽぽモビール』です!


みなさまのお越しを心よりお待ちしております♪



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私たちの身近な自然にはどんな動物がすんでいるのでしょうか?

セミナー参加者の方と一緒に、博物館のすぐ横の深田公園で調査を行いました。12月から2月まで、赤外線センサーで動物を感知する自動撮影カメラを5台セットした結果、いろいろな動物たちが撮影されました。夜に活動する動物は、普段は目にすることが少ないですが、これからも動物たちが身近にすめるような環境を未来に残して行きたいですね。
(高木 俊 / 自然・環境マネジメント研究部)

(左)キツネ (右)タヌキ  この2種類は5年前に行った調査でもよく撮影されています。
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(左)テン (右)ヤマシギ ほかにはネズミ類やネコ・こども・研究員(!)が撮影されました

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こんにちは!暖かくなったと思いきや、寒~い日が続いたり・・・みなさん、風邪など引かれてませんか?

元気いっぱい☆ひとはくスタッフは、みなさんのご来館をお待ちしていますよー!


さて、1か月のメンテナンス休館を経て、開館したひとはく。

展示がいくつかかわりました☆彡

 

まず大きくかわったのが「丹波の恐竜化石展示室」

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 ちびっこに人気の復元画が展示室内に登場!!

目の前の恐竜化石は一体どんな姿をしていたのか?!鮮やかに目に飛びこんできますよ\(◎o◎)/!

またそれぞれの発掘場所ごとの展示説明が加わり、より分かりやすくなりました!

そして!!お正月のニュースにもなっていた「下部白亜系篠山層群から発見された卵化石」

臨時展示が行なわれています。

もしも獣脚類の卵化石だとしたら・・・今まで発見された中で、世界最小の恐竜の卵化石発見(@_@;)!となるかもしれません!!

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ひとはくでの展示は2/28(日)まで。その後、3/5(土)~3/31(木)までは、丹波市のちーたんの館での展示となります。

ぜひこの機会に、ホンモノの化石を皆さんの目でお確かめ下さい!!

 

他にも・・・

                              
 トピックス展示                       
                                           
 「兵庫のタンポポ 2015」

  2/6(土)~4/24(日)

  誰もが知っている植物、タンポポについての展示です。

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    ミニ企画展  
                                                                     

  「六甲山のキノコ展 2016」 

  2/11(木・祝)~5/7(土)

  今年は毒キノコに注目!

  ニオイ体験コーナーもあるよ!

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などなど、見どころ盛りだくさんです!!

 

土日祝はもちろん!スタッフのイベントがありますよー!

次回のフロアスタッフとあそぼう

2/27(土)・28(日)「おひなさまづくり」

みんなで力を合わせて「ひとはくおひなさま」をつくろう!

http://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=12367

スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております\(^o^)/


フロアスタッフ かどはまえりこ


2月11日(木)、ひとはくでは「共生のひろば」が開催されました。館内が大賑わいのなか、

フロアスタッフとあそぼう♪画はくの日~昆虫標本をみてかこう~を行いました。
今回は3階「江田コレクション」の展示のすきな昆虫標本をみんなでみてかきました!


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ご参加いただきありがとうございました!

完成した絵は4階休憩コーナーに掲示しておりますので、よかったらまた見に来てくださいね!
みなさんにまたお会いできるのをとっても楽しみにしています♪




次回のフロアスタッフとあそぼう♪は、
2016年2月20日(土)、21日(日) 「たんぽぽモビール」です!
かわいいたんぽぽのモビールをつくろう☆
 
みなさんのお越しを、心よりお待ちしております!!

 

フロアスタッフ  くまもと まなみ



 人と自然の博物館では、ひとはく地域研究員や連携活動グループをはじめ、地域の自然・環境・文化を自ら学び伝える活動を行っている方々が、お互いの活動を知り、活動の質をあげ、新たな展開のヒントを得る場として、「共生のひろば」を開催しています。2006 年からはじめて、11 回となりました。開催した発表会では、口頭発表・ポスター発表等を合わせて例年の倍以上の90件を超えるの発表があり、活発な情報交換ならびに交流がおこなわれました。

ギャラリートーク
「ダイオウイカの謎に迫る最新研究」(和田研究員)            
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口頭発表
口頭発表の部では、地域の活動団体や高等学校を含め8団体の発表がありました。

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ポスター発表
ポスター発表があり、参加の皆様たちも互いの活動を知る場として観覧するとともに観覧者からの質問に回答されている光景が見られました。
また、当館の研究員が参加者の研究への助言も行いました。

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特設会場での展示

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展示の部(共生のひろば展)

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また、兵庫県立人と自然の博物館4階ひとはくサロンでは第11回共生のひろば展として4月3日(日)まで展示されています。
地域で活動されている各団体のこの素晴らしい研究や成果は一見の価値あり! 是非一度ご覧下さい。

                                 情報管理課 中前純一



hiroba2016_annai_s.JPG以前からアナウンスしておりましたとおり、2月11日(祝)に第11回共生のひろばを開催します。

 どなたでもご参加いただけます。ぜひ、ご来館ください(混んでますが・・・)。この日はスペシャルです。

共生のひろばとは、いわゆる「市民学会」で、幼稚園児からレジェンドまで、あらゆる立場の方が、日頃の活動や研究の成果を発表する、なんでもありな発表会です。これまで、ひとはく地域研究員や連携活動グループの方に限定していましたが、今回からは、広く参加者を公募したところ、この時期にも関わらず、県内外から多くの団体さんのエントリーがありました。その数、なんと90件近いテーマ。小さな学会よりもずっとたくさんの発表数があり、それぞれが大変ユニークです。小学生が取り組み外来種対策もあれば、NPO等によるシカの被害対策に関するはなし、都市公園での1年間の生態調査もあれば、はたまた生き物コレクションの迫力ある展示もあれば、プラナリアの実験や茅葺民家の暮らし紹介など、とても多様性です(プログラムはこちら)。そして、何よりも、参加される方々がとてもユニークで面白い。そんな方々と、丸一日、交流できる機会があるのが、共生のひろばの特徴です。ポスター発表が中心で、参加者どうしでの議論が深まり、あらたな活力が生み出されることを期待しております。

環境科学分野や教育分野に携わっておられる方々にとっても、新たな発見がたくさんあるはず。各地で展開されている保全活動や教育普及の活動の事例があつまりますので、色んな工夫が参考になるかと思います。学校教育や大学教育とは違う、ミュージアムでも生涯学習に関心があるかた、もっとヤヤコシイ言い方をすれば社会構成主義に基づくアクティブラーニングに関心がある方にも、実践教育の様相をお伝えできると思います。そして、何よりも、こうした地域での自律的な取り組みの質と数が、ひょうごの自然を支える原動力になっていることが実感できるのではないでしょうか。

プログラムなどは以下のサイトにあります。
http://www.hitohaku.jp/infomation/event/kyousei11th.html

また、当日は、当館の和田研究員によるダイオウイカに関する最新研究の紹介(若いダイオウイカの標本も登場!)や、伊丹市昆虫館の長島さんによるピンセット講座なども開催されます。興味のある方は、ぜひ、ひとはくへお越しください。

それと、毎年恒例の御影高校による六甲山のキノコ展2016が開催されるほか、最新研究からのトピックスとして恐竜?卵化石の実物展示もあります。ぜひ、みなさまお誘いあわせのうえ、博物館にお越し頂ければと思います。

(みつはしひろむね)

rokko_kinoko2016_photo1.jpg今年も御影高校環境科学部のみなさんによるキノコ展を開催します。2月11日から5月7日までの開催です。ゴールデンウィークは5月8日までなんですが、後片付けしないといけないので、7日で終了です。お間違えないように。ただ、8日は後片付けしてますので、そんな様子を覗きたい人には良いかもしれません(関心ある人はお声掛けください、片付け手伝わされるかも・・・)。
ことしで、なんと8回目です。これまで六甲山の再度山での調査成果をもとに積み上げてきた成果をもとに、標本づくりやデータ分析の結果をとりまとめての展示です。今回は、これまで着目してこなかった、毒キノコに注目し、毒キノコだけをとりあげて紹介するほか、毒キノコはいったいいつの時期に多いのかなど、分析した結果が紹介されます。
また、毎年恒例のきのこの匂い体験コーナもあります。ともかく、約500種のキノコを一堂に並べていますので、圧巻です。
きのこに興味のあるかたは、ぜひお越しいただければと思います。

 六甲山のキノコ展2016の紹介はこちらです → HP


(みつはし ひろむね)

ひとはく。にぎやかに開館しました!!
 メンテナンス休館明けの2月6日(土)7日(日)、「フロアスタッフとあそぼう~川でさかなつり~」を行いました。
 上流・中流・下流どこでどんなエサでつるのか、みなさんワイワイ楽しくミッションカードを見ながら大奮闘!
 釣りあそびを通じて、川に暮らす魚の場所や暮らし方の違いを知り、身近な川の自然に目をむけるきっかけとなったでしょうか。

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 ご参加いただきましたみなさん、ありがとうございました。

 ここでさかなつりファンのみなさんに耳より情報です。
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 4階ひとはくサロンのミュージアムボックスに「さかなつり」のボックスがあるのをご存知ですか。
 ぜひ、あそんでみてくださいね!

次回の「フロアスタッフとあそぼう」画はくの日です。
 博物館の展示をじっくり観察しながら絵を描いてみましょう。
 道具は貸出しします。

 日時:2月11日(木・祝) 13:30~14:00
 場所:来てのおたのしみ♪・・・ヒントは昆虫だよ♪
 定員:なし   参加費:無料



そして「フロアスタッフとあそぼう」スイーツの街をつくろう♡
 画用紙を使ってヘクセンハウス(お菓子の家)をつくってみよう!
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 日時:2月13日(土)・14日(日) 13:30~14:00
 場所:4階オープン・ラボ
 定員:20名
 参加費:無料
 ※当日10:00から4階インフォメーションカウンターにて、
 参加申し込みの受付を開始。
 定員になり次第終了します。




どうぞ、お越しください。

(フロアスタッフ いしくら)


 お正月のニュースになっていた「下部白亜系篠山層群から発見された卵化石」の臨時展示が昨日からひとはくではじまりました。
 日曜日ということもあり、今日はた~くさんの方々に観覧いただいております。

 恐竜の卵か?鳥の卵か?
 あなたはどっちだと思いますか?ホンモノの卵化石を見て想像してください(^^)/


 このあと、2月28日(日)までは、ここひとはくで展示されますが、3月5日(土)から3月31日(木)までは、丹波市のちーたんの館での展示となります。

 ぜひ、この機会に足をお運びください。丹波の恐竜化石展示コーナー内の展示もリニューアルされています。
 
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※臨時展示関連blog ↓
  http://www.hitohaku.jp/blog/2016/02/post_2110/
  http://www.hitohaku.jp/blog/2016/01/post_2109/

※卵化石に関する記者発表内容はこちらから ↓
  http://www.hitohaku.jp/research/h-research/kaseki-20160108news.html

生涯学習課
 兵庫県立人と自然の博物館は、1月31日(日)神戸国際展示場で開催された第8回サイエンスフェアin兵庫にブースを設け出展しました。
 今回は1500名を超える高校生などが参加し、科学技術分野における研究や実践発表の場として口頭発表やポスター発表が行われアカデミックな熱気がいっぱいです!
 ひとはくのブースでは、研究員が生きた数種類のダンゴムシはじめ、ヘラクレスオオカブトやカタツムリ、顕微鏡を用いて標本の説明等を兼ねたミニセミナーを開催しました。


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       準備と打ち合わせ中です!     顕微鏡で見られる標本をセット    

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        ひとはく紹介パネル        山内研究員の標本セミナー              
                                   
       DSC02867.JPG  DSC02852.JPG                                                                                           
      鈴木研究員のダンゴムシセミナー    秋山研究員の植物セミナー
                                    
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               ひとはくブースは高校生で満員です!   研究員のまわりには高校生がたくさん!


    会場の様子です!

               DSC02712.jpg     DSC02714.jpg  
                          開会式             参加者のみなさん 
        
              DSC02748.JPGのサムネイル画像  P1070799.JPG   
                       学校紹介パネル                 ポスター発表 

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 研究アドバイスを行う鈴木研究員                       ポスター発表                                                

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「ねこみみ」による脳波の研究                                                  ポスター発表    
                                                                                                        
        
展示に興味をもって質問に来る高校生たちにひとはくの研究員が熱心に説明と研究のアドバイスを行いました!
高校生のみなさん!ぜひ!未来の研究者をめざして頑張ってください!
ひとはくはみなさんの夢の実現を応援します!

今回サイエンスフェアに参加された高校の中には、2月11日(木・祝)に兵庫県立人と自然の博物館で開催される
第11回共生のひろば」でも発表される高校もあります。
次は「共生のひろば」でお会いできることを楽しみにしています。

                                  情報管理課 中前純一

ashiya_gairai2.jpg2月6日から芦屋市にある芦屋市民センターのギャラリーでは、外来種展を開催しています。
2013年に芦屋市北部にある仲の池で、ため池の水を抜いて工事を行おうとしたところ、池底は外来種だらけ。巨大なアリゲーターガーをはじめ、スポッテドガー、ソウギョ、オオクチバス、ブルーギルなど、外来魚の楽園となっていました。これらの魚はすべて捕獲し、その一部を人と自然の博物館にてはく製とし、今回の会場にて展示しています。アリゲーターガーは1m以上の大きさでとても迫力があります。これ以外ににも、外来種のことをより良く知ってもらうために、アライグマやカミツキガメなどの標本も並べています。仲の池での環境調査や外来種駆除の様子などをふくめて展示しています。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

開催日時 : 2016年2月6日(土) ~ 2月15日(月) 
場所   : 芦屋市市民センター ギャラリー(3F)
主催   : 芦屋市 ・ 兵庫県立人と自然の博物館
協力   : 三洋テクノマリン株式会社
*もちろん無料です。


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(みつはしひろむね)

お待たせしました!冬期メンテナンス休館を終えて、
ひとはくは、2月6日(土)から開館です!

◆2月6日(土)・7日(日)のフロアスタッフとあそぼう!は「川でさかなつり」。
川に見立てたブルーシートを使って魚つりをします。
上流・中流・下流、どんなエサでどんな魚がつれるかな?


s-datafiles.jpg時間:13:30~14:00
場所:2階展示室
定員:15名参加費:無料
※当日10:00から4階インフォメーションカウンターにて、参加申し込みの受付を開始。
定員になり次第終了します。

 









2月6日(土)から
臨時展示「下部白亜系篠山層群から発見された卵化石」が始まります。

丹波竜発掘現場脇(丹波市山南町上滝地内)において、獣脚類恐竜もしくは鳥類と考えられる非常に小型の卵化石等が、密集した状態で複数発見されました。 恐竜の卵か鳥の卵か?ご自身の眼でご覧になりませんか?

期 間: 2016年2月6日(土)~ 2月28日(日)
場 所: 兵庫県立人と自然の博物館   3階 丹波の恐竜化石展示コーナー
展示物: 実物標本ブロック3点、パネル等

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みなさま ぜひ、ひとはくにお越しください!!

(フロアスタッフ いしくら)



                


 40数年ぶりかという大寒波の襲来!! みなさまには被害とかはなかったでしょうか?
 今年度も残すところあと少しになりました。
 
 ひとはくの一般セミナー開講も残りわずかです。

 興味のあるタイトルがあれば下記の一覧からご確認ください。
 〆切が過ぎている講座につきましても、ご受講の希望がありましたらセミナー受付係までお問い合わせください。定員の都合もありますが、受講できる場合もあります。



2016年2月

開催日 セミナータイトル ジャンル
2016/2/13(土) J15 コンニャク玉づくり 体験する講座
2016/2/21(日) B38 鎮守の森の生態学 考える講座
2016/2/27(土) A13 顕微鏡で花粉化石を調べる 体験する講座
タイトルをクリックすると詳細が見られます。受講申込も続けてホームページ上でできます。 ▲ページのトップに戻る

2016年3月

開催日 セミナータイトル ジャンル
2016/3/12(土) A14 中生代陸上革命と篠山層群の化石 基礎講座
2016/3/19(土) B39 海岸の植物・植生と環境 基礎講座
2016/3/20(日) A15 丹波で中・古生代の地層を観察しよう 体験する講座
タイトルをクリックすると詳細が見られます。受講申込も続けてホームページ上でできます。 ▲ページのトップに戻る



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 次年度(2016年度)のセミナーにつきましては、3月上旬にご案内を開始する予定です。
 ただ今準備をしておりますので、今しばらくお待ちください。
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                                      生涯学習課
 
 丹波竜発掘現場脇(丹波市山南町上滝地内)において、獣脚類恐竜もしくは鳥類と考えられる非常に小型の卵化石等が、密集した状態で複数発見され、ニュースや新聞でも大きく取りあげられました。

   これらの化石の発見は国内では他に例がなく、世界的にも極めて稀であり、恐竜類・鳥類の繁殖行動の進化を解明する上で貴重なものであるといえます。
(※許可を得て手で触れています)


 そこで、今回発見された卵化石の臨時展示を行います。恐竜の卵か鳥の卵か?ご自身の眼でご覧になりませんか? 手で触れることは出来ません....




    期 間: 平成28年2月6日(土)~2月28日(日)


    場 所: ひとはく3階 丹波の恐竜化石展示コーナー




↓  記者発表の詳細はこちらをご覧ください ↓
  http://www.hitohaku.jp/research/h-research/kaseki-20160108news.html


 是非 ひとはくへお越しください!!

生涯学習課

ユニバーサル・ミュージアムをめざして77

『バリアフリー・コンフリクト』を読む-3

三谷 雅純(みたに まさずみ)



 さらに『バリアフリー・コンフリクト』を読んだ感想の続きです。

 『バリアフリー・コンフリクト』には、岡 耕平さんがお書きになった「『障害者雇用』って本当に必要なの?」という章があります。「障害者雇用」とは、ひとはく のような公共施設はもちろんですが、私企業も、一定の人数で障がい者を雇わないといけないという制度です。雇わなければお金を払わなければいけません。反対に言えば、お金を払いさえすれば「障害者雇用」に知らんぷりができてきました。

 今、書いたように、お金を払ってでも知らんぷりをしたい企業が、現実にあります。そのような「企業の論理」とは、いったいどのようなものでしょう?

 岡さんは、厚生労働省の実施した平成20年度障害者雇用実態調査 (1) から見えてくる、現代の企業が障がい者を雇う時に抱く懸念を次のようにまとめています。



「社内には障害者にできる仕事はおそらくなく、障害者が安全に働くための保証もできない。一度雇用すると簡単には解雇できないために雇う前に適正を見極めたいが、障害者の適正を把握するのは難しい。さらに、従業員が障害特性について理解できるかどうか、障害者がどの程度意欲を持って仕事に取り組んでくれるかどうか不安だ。」(81ページ)

「こうした懸念は、とりわけ障害者雇用そのものに高いハードルを感じている企業の実感として、かなり一般的なものかもしれない。つまり、多くの企業は障害者に非障害者と同様のパフォーマンスを期待しており、にもかかわらずそれが満たされないのではないかという不安を持っているということだ。」(81ページ)


 「非障害者と同様のパフォーマンス」は、わたしにも似た経験があります。ある方はわたしの能力には何も関心を示さず(あるいは、仕事はおいおい憶えていくだろうから)、わたしの2種2級の障害者手帳だけを見て「健常者と同じように働けるのなら雇ってあげる」とおっしゃったのです。残念ながら、わたしにはその方が求めるパフォーマンスは発揮できませんでした。発揮できないから2級の障害者手帳を持っているのだし、それでも、求めるパフォーマンスに代わる才能は充分にあるつもりです。2級は重度障がいです。わたし一人で二人の障がい者を雇ったことになります。何のことはない、その方は「2種2級の障害者手帳を持った健常者」を求めておられたのです。この「多くの企業は障害者に非障害者と同様のパフォーマンスを期待」する実態には根深いものがあります。簡単にはぬぐい去れません。

☆   ☆

 近藤武夫さんは「読み書きできない子どもの難関大学進学は可能か?」の中で、(障がい者に対する)合理的な配慮など「社会では通用しない」と主張される方に対して反論を試みています。



「『(障害に伴う配慮を社会が、あるいは企業や公共施設などの事業体が提供することは)理想であり現実には存在しないもの』だという言外の前提、つまり配慮がない状態で示される能力を規準にするような考え方をその発言者が持っていることを示している。また、障害による困難・弱みは周囲の配慮でサポートし、それ以外の強みの面でその人の能力を見ようとする考え方を、『甘い』『生ぬるい』考えとして認めない態度が透けて見える。』(108ページ)


 資本主義経済のもとでは、私企業はしのぎを削る競争をしています。その意味では「社会では通用しない」という言葉も安易には否定はできません。ただ、わたしたちは民主主義の社会に生きているのですから、民主主義に根ざした主張も大切です。近藤武夫さんは障がい者の支援をしている側にそれなりの覚悟を求め(障がい当事者にも同じだけの覚悟を求めておられるのだと思いますが、ここでは「支援をしている人たち」に対して):


「周囲からの配慮が得られにくい状況に対して、障害者の側の準備性を高めようと支援していくことは非常に大切である。具体的には、障害当事者が出会う現実場面への対処法としてアサーション(相手の主張も認め、自分の意見も上手に伝える)技法を学ぶ機会を提供するなどのコミュニケーション支援を用意するといったアプローチが考えられる。」(108ページ)


と述べています。

 2016年 4月から「障害者差別解消法」が正式に施行されます (2)。「障害者差別解消法」では差別行為を禁止していますが、「合理的配慮」をしないでいると「差別」をしたことになってしまいます。このことは行政機関では当然ですが、私企業でも努力義務があります。

 つまり先ほどの、「合理的配慮」は理想だが現実の「社会では通用しない」という言い方は、法律の上でも「通用しない」のです。ただし、わたしの経験から言うと競争社会はこれからも続きますし、配慮することを「甘い」「生ぬるい」とする態度が社会的マジョリティ(=「健常な働き手」=気が付いていないだけの「障がい者」)には喜ばれるままだと思います。

 『バリアフリー・コンフリクト』は2012年に出た本ですが、その後、人の心が劇的に変わったという実感はありません。最初に「時代は変わった」と書きましたが、それは根深い感情が見え難くなっただけだとも言えるのです。

 我われの社会は、時として過度な競争を煽(あお)ります。そんな時、障壁が乗り越えられない人がいるのなら、その人が自力で乗り越えられるように配慮する。互いに障壁を作らないように工夫する。工夫したものを社会に示す。思い出して下さい。それが公共施設の役割だったはずです。『バリアフリー・コンフリクト』はその道しるべを示しました。

 ひとはくをはじめとする生涯学習施設では、どうあることが、競争で社会システムから抜け落ちたものを補填(ほてん)することになるのでしょうか? わたしは今、改めて、そのことを考え直してみたいと思っています。

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(1) 平成20年度障害者雇用実態調査(厚生労働省職業安定局, 2009)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000002fxj.html

(2) 「障害者差別解消法」
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/pdf/sabetsukaisyohou2.pdf




三谷 雅純(みたに まさずみ)
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

ユニバーサル・ミュージアムをめざして76

『バリアフリー・コンフリクト』を読む-2

三谷 雅純(みたに まさずみ)


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 前回から『バリアフリー・コンフリクト』という本を読んだ感想を書いています。

 このようなコンフリクトは、何もバリアフリー技術が必要な人にだけ起こるのではありません。一番きびしい形で表れるのは「障がい者」と「健常者」、言い換えれば社会的マイノリティと普通に暮らしている人の間で起こるコンフリクトです。このコンフリクトは進学や就職の時に見られますし、もちろん就労してからも直面するでしょう。

☆   ☆

 最近は望んだ人なら誰でも(それ相当のお金を払いさえすればですが)大学などに入学できるようになりました。学校によっては(試験制度があるにもかかわらず)試験など受けず、学校説明会に参加して氏名と住所を書いただけで入学できるというところまであります。一方、難関大学の入学試験は、以前より、もっと厳しくなっているようです。

 ここで少し変なことを書きます。がまんして読んで下さい。

 入学試験では問題用紙に書いた文字を解読し、文章や数式を書き込んで答えます。また面接試験では話し言葉による応答のようすを調べます。字が認識できなければ、問題に何が書いてあるのかわからず、文章や数式を頭の中で構成できなければ、例え理解していても解答は示せません。何よりも鉛筆を持つ腕(比喩ではなく字義通り「腕」です)がなければ解答は書けません。入学試験は生物学的な意味で「健常者間の競争」の面が強い学校行事です。

 そのような入試制度は「障がい者」には不公平な気がします。そこで、その人に応じた形で不公平をなくすべきだと考えた人がいました。そうしなければ、せっかく類(たぐ)いまれな才能でも、その才能が活かされないからです。こうして入試のあり方にバラエティを持たせることになりました。ただし皆が同意できて、しかも、あまりお金もかからない範囲でなければなりません。このような配慮をすることにした大学が、今日ではたくさん出てきました。

 配慮の例をあげましょう。例えば文章をうまく読めないディスレクシアや視覚で世界を認識しない人には、画面を合成音で読み上げるスクリーン・リーダーというソフトを搭載したコンピュータを用意します。このコンピュータでなら才能を的確に示せるかもしれません。

 ただし、通常、自分で文章を読めない学生がコンピュータに読んでもらったからと言って、スムーズに理解し、解答を構成できるとはかぎりません。そこで、受験生にもよりますが、回答する時間にも配慮を設けました。大体、通常の1.5時間ほどの時間が許されているようです。

 しかし、これではまともな競争にはならないという不満が出ます。かえって不公平だという意見が必ず出てきます。批判が起きて当然でしょう。

 もっとも強い批判は、今、まさに競争にさらされている受験生からのものです。受験生であれば、自分たちは過酷な受験競争に耐えているのに、その競争を「免除」されている者がいると主張するかもしれません。

 社会人になって働いている人はどうでしょう。その人たちは次のように言うかもしれません。競争では障がい者が不利な立場に置かれているのは理解できる。その不利益を是正するのが正義だと思う。しかし、社会に出て働く時には、企業の競争の論理に従うという前提がある。それに社会はきれい事だけで動いているわけではない。言葉にはしないが〈暗黙の了解〉は山のようにある。それをあからさまにバリアフリー・コンフリクトだと言い立てるのは精神構造が未熟だと思う。子どもっぽい気がする。〈正義〉は確かに必要だが、同時に社会には〈競争の論理〉も必要だ。

 多くの方が肯ける主張のはずです。こういう主張は、どこか変でしょうか?

☆   ☆

 日本は資本主義経済の社会です。民主主義、つまり市民(=国民、県民、納税をしている外国籍の人など)が異なる意見をぶつけ合い、合意を得て生活をしていく制度であることに間違いはありませんが、それとともに資本主義という経済システムは力が強い。圧倒的です。いきおい資本主義の覇者(つまりお金持ち)が社会の主流になることは当然なのです。

 企業はお金で測る利益を最大化することが使命です。それが企業の存在意義です。市場(しじょう)の動きに合わせて機敏に反応し、自在に商売の仕方を変えていく。ただし商道徳は守らなければなりません。商道徳と法律や、今日なら国際的な約束事を守りさえすれば、それは「健全な競争」なのですから、どんどんやるべきです。競争に負けるのは、負けるだけの理由(=怠け者であった、先見の明がなかった、etc.)があったからです。

 しかし、この論理でモノを開発し続けるとしたら、もっとも多数をしめる購買者の好むモノばかりが世に溢れることになりそうです。その結果、社会的マイノリティしか買わないモノは市場に出回らなくなります。あるいは、とんでもなく高いものになってしまいます。電動義手の値段や要約筆記者とか手話通訳者の労賃がそうだと思います(ちゃんと確かめたわけではないので、間違っていたら、ごめんなさい)。これでは社会的マイノリティの立場は不利なままです(し要約筆記者や手話通訳者も、せっかく高い技術を身に付けているのに、社会的な立場は不安定なままです)。

 先ほどの入学試験の配慮に対して批判した人のご意見は、どこが変なのでしょう?

 わたしは〈暗黙の了解〉や〈競争の論理〉のルールが、多数者の意見だけで決められている点だと思います。マイノリティの意見は、聞き慣れていないだけに珍奇に聞こえるでしょう。しかし、珍奇に聞こえるからと言って真実でないわけではありません。

 広く市場に認められた技術が「珍奇な障害者支援技術」に転化されている例を紹介しましょう。それは携帯電話です。スマートフォンではありません。プッシュ・ボタンがデコボコの、昔ながらの携帯電話です。スマートフォンは液晶画面でデコボコがないために、視覚を使わない人には使えません。また片手で操作はできたとしても、「できる」というだけで実用的ではありません。そのために左手だけで操作するわたしのような者には、片手にすっぽりと収まらないサイズのものは使えません。

 開発の分野では「リープ・フロッグ」(蛙飛び)という用語が使われているそうです(「役立つはずなのに使われない......」,p. 39)。発展途上国で顕著です。街もない、電気もない、水道も通っていないという村で、携帯電話だけが普及している不思議な場所が、地球上には案外多くあるそうです。そんなところでは家族や地域の人と共有で携帯電話を持ち、100円ほど払って取得した個人のSMSアカウントを利用する。携帯電話は便利です。遠く離れた村の人とでも、家畜の買い付けが交渉できます。バッテリーは「充電屋」にお金を払って充電してもらうのだそうです。

 この「リープ・フロッグ」は、もちろん障がい者にも当てはまります。携帯電話は広く認められた技術です。それが「珍奇な障害者支援技術」にも転化されています。例えばわたしは失語が出る時にも、携帯メールでなら安心してコミュニケーションができますし、視覚を使わない人は電話として普通に使っています。

☆   ☆

 ここまでは障がい者などの社会的マイノリティと普通の人の区別は明白だという前提で書いてきました。ところが現実の我われは、障がい者/非障がい者の境界を、いとも簡単に超えてしまうのです。

 どういうことか説明しましょう。飯野由里子さんは「障害者への割引サービスをずるいと感じるあなたへ」(129ページから146ページ)の中で、こう述べています:


「それまで自分とは歴然と異なる他者として捉えていた障害者が、実は自分と同じかもしれないという可能性に気付いた時、非障害者のなかにはどのような感情がわき上がってくるのだろうか。また、ヤングが指摘しているように、もしそうした感情が障害者に対する不満や敵意として表出され、両者の間に深刻なコンフリクトを生み出していく可能性があるのだとしたら、社会のバリアフリー化を支持するわたしたちの取り組みには今後どのような修正が加えられるべきだろうか。」(143ページ)



 ヤングというのはイギリスの社会学者ジョック・ヤングのことです (1)。彼は、安全な場所にいると思い込んでいる人が何かを不当に奪われていると感じたら、「福祉に依存している者」とか「働けるのに働こうとしない者」といった、(本当はそんなことはないのに)ステレオタイプ化されて描かれがちなマイノリティ(ヤングの元の文章では「貧困者」)に対して、理由なく敵意を抱く(142ページ)と述べています。

 これを読んだ時、わたしは震え上がりました。

 わたしの認識では、特に発達障がいでは定型発達者(つまり普通の人)と「発達障がい者」の間に明白な境界はなく、誰しもが大なり小なり発達のデコボコは抱えているものです。「自閉症スペクトラム」という、最近ではよく聞くようになった言い方はこの認識に立っています。このことを言い直せば「自分は健常だと自負していても、社会のシステムと競争のルールが少し変わっただけで、たちまち『障がい者』に落ちてしまう」人は、案外多いということです。社会システムや競争のルールを変えようなどと言っていると、とんでもない目に遭う。ヤングはそう忠告しているくれているのです。

 次に続きます。

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(1) ヤング,J.C., 木下ちがや・中邑好孝・丸山真央訳 (2008) 『後期近代の眩暈(めまい)――排除から過剰包摂へ』 青土社.
http://www.seidosha.co.jp/index.php?%B8%E5%B4%FC%B6%E1%C2%E5%A4%CE%E2%C1%DA%F4



三谷 雅純(みたに まさずみ)
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

ユニバーサル・ミュージアムをめざして75

『バリアフリー・コンフリクト』を読む-1

三谷 雅純(みたに まさずみ)



 『バリアフリー・コンフリクト 争われる身体と共生のゆくえ』 (1) という本を読みました。

 ありきたりの意見が載った本だと、軽く考えて読み始めました。しかし、この本には類書とはまったく異なる論理があり、考察がありました。しかもその論理には説得力があります。いつもこのブログには、値段の安い、手頃な本を紹介するように気を付けているのですが、この本は値段に関係なく読む価値がありました。

 中邑賢龍さん福島 智さん (2) が編者となって、多くの研究者や教員、当事者の言葉を集めて一冊にまとめた本です。立場はいろいろであり、意見もいろいろです。おのおのの著者が自分の頭で考えて書いたのですから当然です。ただし、どの著者の論点も、「バリアフリー・コンフリクトという新しい争いは、どう乗り越えたらいいのだろう」という一点に集約します。そこには経験の反映があり、さまざまな出合いからの思いがあり、実践から得た智恵がありました。決して「どうすれば乗り越えられるのか」という難問に、安心できる解答が提示してあるわけではありません。言ってみれば、この本は自分で考えていくための道しるべなのです。そこに読む価値があると思いました。

 紹介します。

 バリアフリーやユニバーサル、インクルーシブという言葉は、今や常識に近いものになっています。わたしがこのブログを書き始めた頃は、「ユニバーサル・ミュージアム? 何それ?」とか、「インクルーシブ・デザインって流行っているの?」という反応が、博物館人の中からも、現実にありました。それが(自分ではそれらの必要性が実感できなくても)そのような言葉を口に出すことが、ためらわれるようになりました。この数年のことだと思います。

 これはこれでいいのです。ところが、バリアフリーが浸透しても、それによって全てがうまく行くかと言うと、どうもそうではないらしい。バリアフリーが浸透したはずの社会のあちこちで、二次的なバリアー、つまり新たな障壁が目立っているのです。そのバリアーにはどう対処したらいいのだろうと考えて書いたのが、この『バリアフリー・コンフリクト』です。

☆   ☆

 バリアフリー・コンフリクトの例を二つ挙げます。

 視覚で世界を認識しない人が街を歩く時、点字ブロックは欠かせません。多くの点字ブロックは弱視でも確認しやすいように黄色の素材でできており、盲人が使う白杖(はくじょう)でもわかりやすいように、野球のベースより少し小さいぐらいの大きさがあります。しかし、点字ブロックはツルツルしていて、特に車イス利用者にとっては「キャスターの向きが変わって進行方向が定まらない」のです。またデコボコしているために車イスで乗り上げると「振動で体位が安定しない」、さらには「雨天の時は滑りやすい」といった今までなかったバリアーが生まれました(24ページから26ページの「コラム1 〈点字ブロックに見るバリアフリー・コンフリクト〉)。

 ここで「デコボコしているために『振動で体位が安定しない』」という訴えは、当事者でなければイメージしにくいかもしれません。蛇足ですが説明しておきます。体幹を支える筋肉が弱い人や体幹が曲がりがちで真っ直ぐに座れない人がいます。脳性マヒの人はそうです。そのような人が点字ブロックの上を車イスで通ると、姿勢が不安定になって恐いとおっしゃっている、ということです。蛇足でした。

 ちなみに、わたしは歩くとき、車イスはおろか杖(つえ)も使いませんが、それでも雨が降って濡れていると、点字ブロックは滑りそうな気がします。そのために恐る恐る歩いています。あるいは、わざと点字ブロックを避けて歩きます。

 これがバリアフリー・コンフリクト、つまり「バリアフリーの葛藤」の具体的な例です。視覚で世界を認識しない人にとって点字ブロックは、ぜひとも必要な道しるべです。街からなくなれば、この先は危ないのか、行って安全なのかがわからなくなります。しかし、車イスを利用する人にとっては点字ブロックの恐い人がいるのです。

 赤ちゃんを乗せるベビーバギーにも、似たところがあるかもしれないと思ってベビーバギーを押すお母さんのようすを見てみました。しかし、車イスのような大きな一対の車輪と方向を決めるキャスターではなく、ベビーバギーは前輪と後輪が付いているので、点字ブロックの上でも「進行方向が定まらない」ということはないようです。ただし、赤ちゃんに振動が伝わるからだと思いますが、わたしが見ていたお母さんは車輪で点字ブロックをまたぐようにして進んで行きました。

☆   ☆

 別の例を挙げましょう。

 大人は赤ちゃんに呼び掛け、赤ちゃんはその声に反応して笑い、手足をバタバタさせます。これが聴者(=音や音声で世界を認識する人)の赤ちゃんの反応です。しかし難聴の赤ちゃんは音声で呼び掛けても反応できません。音が認識しにくいからです。すると困ったことが起こります。「ことば」(=ふつうは音声言語)の概念が育たないのです。ではどうするかというと、補聴器で音を拡大します。こうすることで音の世界が認識できるはずです。

 もっとも、難聴には伝導性難聴と感音性難聴があります。伝導性難聴は聴覚自体に問題があって起こる難聴ですが、感音性難聴は耳の奥から神経や脳の聴覚を司るところに問題があって聞こえが悪くなります。多くの難聴者は感音性難聴で、たいていは耳鳴りを経験します。

 赤ちゃんの時に補聴器を使い始めた子どもは「音に溢れた世界」を知り、「言語音」を取得する。めでたし、めでたし。

 このように思うかもしれません。しかし補聴器がすべての難聴者に役立つというわけではないのです。補聴器で音を拡大したとしても、聴者が聞くようなクリアーな音は望めず、ノイズに埋もれた濁った音でがまんしなければいけないということは、よくあることだそうです。そこで救世主として現れるのが手話(=視覚言語)の存在です。

 難聴者やろう者にとって、手話はなくてはならない〈ことば〉です。自分に認識できない口話(こうわ:クチビルの形から話を類推すること)で無理をしてコミュニケーションするのではなく、手話だと何でも自由に話せます。手話に支えられた文化、つまり視覚言語という独自の体系で生活することは、難聴者やろう者にとって何とも心穏やかです。

 そして補聴器を使ったり、最近では人工内耳という機器をサイボーグのように手術で耳に埋め込む技術の開発は、手話やろう者の文化を否定するという主張がろう者の側から出されました(木村・市田, 1995)(3)。人工的に「聞こえを良くする」ことは、ろう文化という言語的マイノリティの抑圧だとおっしゃるのです(大沼直樹「人工内耳によって『ろう文化』はなくなるか. p. 65」)。そこに意見の対立が生まれます。これもまたバリアフリー・コンフリクトです。

 そしてバリアフリー・コンフリクトは、点字ブロックや手話の使用にだけ見られるのではありません。もっとも厳しいコンフリクトが社会の主流で生活をする人びと、つまり自分は「健常だと自認する人びと」と「バリアフリー・デザインを必要とする人びと」の間で起こっています。

 次に続きます。

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(1) 中邑賢龍・福島 智(編)『バリアフリー・コンフリクト 争われる身体と共生のゆくえ』(東京大学出版会、2012年 8月初版、2,900円)
http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-052024-9.html
barrier free conflict.jpg

(2) 中邑 賢龍さんのホームページは:
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/research/people/staff-nakamura_kenryu_ja.html
福島 智さんのホームページは:
http://bfr.jp/
盲ろうの大学教員として非常に有名な方です。

(3) 木村晴美・市田泰弘 (1995) ろう文化宣言.現代思想,1995年 3月号,青土社.わたしは2000年 4月に再販された『ろう文化』で読みました。それほど木村さんや市田さんの「ろう者とは母語として手話を使うマイノリティだ」という主張のインパクトが高かったのだと思います。



三谷 雅純(みたに まさずみ)
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

ユニバーサル・ミュージアムをめざして74

放送音が聞こえるか?

三谷 雅純(みたに まさずみ)


 博物館に集まっていただいて、〈ことば〉の大切さを調べる聴覚実験をしています。と書いても何のことかわからないでしょうから、説明をします。

 ここ10年ほど、わたしは人の多様性について調べることが多くなりました。中でも〈ことば〉は重要です。この5年ほどは、高次脳機能障がいの人に頼んで聴覚実験を受けてもらっています。被験者(実験を受けていただく方を、こう呼びます)になっていただいて、放送を模した録音の音声を聞いていただき、「今の録音はよく理解できた」とか、「一回聞いただけでは理解できなかった」といったことを答えてもらっているのです。

 「高次脳機能障がい」というのは、病気や事故で脳の一部にダメージを負うと、その後遺症でなります。失語症は高次脳機能障がいの一種です。脳の一部にダメージを負うと〈ことば〉が話せなくなったり、聴覚には問題がなくても音声が人間の声として認識できなくなったりするのです――大抵は耳鳴りがして、ノイズが聞こえる人が多いそうです。人によっては物事の決断が付かなかったり、尊大に見える態度をとったりもするようです。そして高次脳機能障がい者に例外なく言えることは、極端な疲れやすさです。わたしもそうですが、何時間か続けて根を詰めた作業をすると、気が遠くなります。そんな時、わたしにとっては、甘い紅茶がごちそうです。

 幸いわたしは(疲れていなければ)言語音(げんご・おん)を人間の言葉として認識できるので、どのような放送でも、わりと聞きわけられます。しかし、高次脳機能障がい者の中には、聞くことが難しい人が、案外多くいらっしゃいます。そのような人には、どんな工夫をしたら放送音を聞いて理解できるようになるのでしょうか。それを、いろいろ試しているのです。これが聴覚実験の目的です。

 それにしても、なぜ高次脳機能障がい者にとっては、それほど放送音が聞こえるかどうかが問題なのでしょうか? たとえ聞こえなくても、身近な人やご家族がいれば、その人がよく聞いていて、教えてあげればいいでしょうに。

 それはそうです。しかし、身近な人といっしょに暮らしている人ばかりとは限りません。独り暮らしの人も多くいるのです。

 ご自分が高次脳機能障がい者だとして、ひとりでいる時に「緊急災害情報」が流れてきたと想像してみて下さい。「緊急災害情報」です。例えば海岸に近いところに住んでいるのなら、「今から津波が来るから、急いで高台に避難しろ」と促しているのかもしれません。大雨の時には、土砂が流れ込れむから、坂の下や川のそばを離れろと言っているのかもしれません。津波の来ない内陸に住んでいるのなら、地震の時は「あわてて外に出ると、かえって危険かもしれない」と言っていることだってあるのです。ところが高次脳機能障がい者は言語音が聞き取りにくく、何を言っているのかがわからないのです。

 放送は娯楽や楽しみだけではありません。生命に関わる重大なニュースが流れることもあります。「緊急災害情報」で、逃げろと呼び掛けているのか、あわてて外に出るなと言っているのかでは対応がまったく異なります。そんな時、工夫のない放送を並べ立てるのでは危険です。どうすれば、わかりやすい放送になるのかを考えておくことは、とても大切なのです。どうすればよいかがわかったら、放送局に言って、いっしょに可能な放送の仕方を工夫してもらえるでしょう。聴覚実験では、その根本の部分を調べようというのです。

 高次脳機能障がい者にとっては、音声の理解は生死を分けるかもしれません。

☆   ☆

 人と自然の博物館のある三田は阪神地区の北側にあります。阪神地区には阪神・淡路大震災がありました。震災の時、わたしは看護師の妻と一緒にコンゴ共和国北部の国境に近い村:ボマサにいました。そしてボマサ村からウエッソという地方都市に出たときに、「西日本のコーベをいう大都市が地震で壊滅した」と聞かされました。それまでニュースというものは何も聞くことができませんでした。わたしはたちの悪い冗談だと思いました。「西日本」と「震災」が、わたしの頭の中ではすぐに結びつかなかったのです。ところが阪神・淡路大震災は現実に起きていました。阪神地区に大きな地震は起きないというのは、ただの神話にすぎなかったのです。

 実験に協力して下さった方の多くが、この震災の経験者でした。当然、実験では聞きたくもない災害情報を、何度も聞いてもらわなければなりません。そうしなければ、信用のできるデータが得られないからです。

 なるべく精神的な負担にならないように、それまでの実験では学校唱歌や童話の絵本を題材にしてきました (1)。得られる結果が同じなら、無理をして恐い情報を聞く必要はないからです。しかし、それだと緊迫感が違います。本物だけが持つ何かは得られません。それで今回は、直接「緊急災害情報」を使ってみることにしたのです。

 聴覚実験で精神的な安全を取るか、実際の放送に近い「緊急災害情報」を取るか。どちらも一長一短がありそうです。ただ、被験者の方は恐いのを押して実験に協力したのですから、わたしには真剣に分析に取り組む義務があります。


Y&F20151114.jpg博物館で聴覚実験を受けていただいた後の若者と家族の会の皆さん。
ひとはくブログに載せる了解をいただいています。皆さん、笑顔が素敵です。


 もちろん高次脳機能障がい者ばかりではなく、普通に放送の内容がわかる人――病気や事故で脳の一部にダメージを負ったことがない人と自然の博物館で働いている人――にもこの実験に協力していただきます。その第一の目的は、来館者の多数を占める若い人から高齢の方まではどんな放送が聞きやすいかが調べられます。そして第二に、高次脳機能障がい者と比較したデータを取ることによって、高次脳機能障がい者の反応がより明白になるからです。

 今まで取ってきたデータの結果は、「人と自然 Humans and Nature」25号 (2) や26号 (3) にあります。

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(1) 小学生向けのお話『くんくんくん おいしそう』を題材に使った時のようすは「失語症者に助けてもらう」
http://www.hitohaku.jp/blog/2012/06/post_1556/
http://www.hitohaku.jp/blog_old/2012/06/post_1563/
http://www.hitohaku.jp/blog/2012/07/post_1564/
にあります。

(2) 「生涯学習施設の館内放送はどうあるべきか:聴覚実験による肉声と人工合成音声の聞きやすさの比較」 25: 63-74.
http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/No25_02.pdf

(3) 「聞くことに困難のある人がわかりやすい音声: 視覚刺激の付加により高次脳機能障がい者の理解は進むか」 26: 印刷中.

三谷 雅純(みたに まさずみ)
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

今年のお正月はぽかぽかあたたかく、晴天に恵まれましたね。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。



2016年最初の開館日だった1月3日に開催された
1月のKidsサンデーの様子をレポートします!



毎年恒例のNPO法人 人と自然の会の皆さんによる
「ひとはくのお正月~日本の昔あそび~」が行われました。
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たくさんのキッズの皆さんが凧を作って、深田公園で凧あげを楽しんだり、
羽根つきをしてぽかぽかになったり、昔ながらのお正月遊びを楽しんでいました^^

1月の「自然ってすごいラボ&プレイルーム」のテーマは「まつぼっくり」

「まつぼっくり☆ラボ」では松ぼっくりの実験をしました。
 
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松ぼっくりを水に入れるとどうなるでしょうか?!

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皆さんもお家で実験してみてくださいね。



「まつぼっくり☆プレイルーム」では
大ザル小ザル松ぼっくり入れや、けん玉つぼっくりづくりに挑戦しました。

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にんべん「人」に今年の干支を表す「申」で「伸」(のびる)という漢字になりますね。
今年もキッズの皆さんの好奇心がのびのび~っとのびますように!

次回のKidsサンデーは3月6日(日)です。(2月お休みです。)

ひとはくは今日から冬期メンテナンス休館に入り、2月6日(土)からオープンします!
2月も土日を中心にキッズの皆さんの参加できるイベントが盛りだくさんですので
遊びに来てくださいね!→イベントの予定はコチラをチェック!

            (たかせゆうこ/キッズひとはく推進プロジェクト)


新年 明けまして おめでとう ございます。
旧年中はたくさんのご来館、誠にありがとうございました。
本年も宜しくお願いいたします。


2016年1月4日(月)フロアスタッフとあそぼう♪
「干支のおもちゃをつくろう!」を行いました(*^^)v

今年はサル年ということで、サルの仲間の「オランウータン」を題材とした
のぼるおもちゃを作りました。(^_^)

まずはオランウータンを知ってもらうため、クイズです!
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全問正解できたかな?(*^_^*)

では、のぼるおもちゃをつくります

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完成!上手にのぼっていきます。

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ご参加いただきありがとうございました!

明日より博物館は
 冬期メンテナンス休館  2016年1/6(水)~2016年2/5(金) となります。

2月もイベントのご参加をお待ちしております。ぜひイベントスケジュールをご覧ください。

2月のフロアスタッフとあそぼうタトルクリックで詳細が見れます)
2月6日(土)、7日(日)・・・川でさかなつり
  13日(土)、14日(日)・・・『スイーツの街をつくろう♡』
  20日(土)、21日(日)・・・『たんぽぽモビール』
  27日(土)、28日(日)・・・『おひなさまづくり』

みなさまにお会いできるのを楽しみにしています!

フロアスタッフ くまもとまなみ

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