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<研究者情報> <研究開発> 1.調査研究 ■特別課題研究(個人研究) 1.アジア・オセアニアの熱帯・亜熱帯島嶼に見られる爬虫・両生類の系統分類と生物地理 2.日本と周辺島嶼でのヤモリ属の生息環境と遺伝的・形態的多様性:パタンとプロセスの解明 3. 宮古諸島、八重山諸島、尖閣諸島を中心とした琉球列島における陸生脊椎動物の多様性と歴史生物地理:現生種、骨格残骸、化石がもたらす示唆 4. 南西諸島を中心にわが国における外来性四足動物の在来生物相へのインパクトとその防除 ■論文・著書 太田英利(2023)ミヤコカナヘビの発見で明らかになった"他人のそら似".竹中践(編),はっけんカナヘビ,緑書房,128–131. Watanabe, N., Arai, K., Otsubo, M., Toda, M., Tominaga, A., Chiyonobu, S., Sato, T., Ikeda, T., Takahashi, A., Ota, H. and Iryu, Y. (2023) Geological history of the land area between Miyako Jima Island and Okinawa Jima Island of the Ryukyus, Japan, and its phylogeographical significances for the terrestrial organisms of these and adjacent islands. Progress in Earth and Planetary Science, 40(10), 1–30. https://doi.org/10.1186/s40645-023-00567-x. ■その他著作 太田英利(2024)安川雄一郎君を偲ぶ.クリーパー,(98),92. 太田英利(2024)故・安川雄一郎氏の著作目録. クリーパー,(98),97–99. ■研究発表 疋田努・林昭次・亀崎直樹・原壮大朗・太田英利(2023)カメ類の骨甲は皮下骨起源.第62回日本爬虫両棲類学会大会,東邦大学. 深草彩子・岡本康汰・山本拓海・太田英利(2023)ミトコンドリアDNAとSNPデータに基づくオガサワラヤモリ大東諸島集団の遺伝的多様性.第62回日本爬虫両棲類学会大会,東邦大学. 川原優人・太田英利(2023)八重山諸島のヤモリ属(爬虫綱:有鱗目)集団における外部形態形質の変異—与那国島の集団に見られた特徴を中心に.第62回日本爬虫両棲類学会大会, 東邦大学. 神林千晶・長尾奈和・熊澤慶伯・アンスレム=デ=シルバ・マハムドゥル=ハサン・森哲・太田英利・倉林敦・中村肇伸(2023)ブラーミニメクラヘビにおける転移因子水平伝播の地理的起源.第62回日本爬虫両棲類学会大会, 東邦大学. 千葉駿・栗山武夫・太田英利(2023)カエル類の求愛声に捕食者アライグマは引き寄せられるのか?.第62回日本爬虫両棲類学会大会,東邦大学. 井上知也・髙橋亮雄・池田忠広・太田英利(2023)宮古島産の後期更新世クサリヘビ科化石の分類学的帰属について(予報).第62回日本爬虫両棲類学会大会,東邦大学. 太田英利(2024)琉球列島に現在見られる陸生脊椎動物の地理的分布、系統地理とその歴史的背景.日本古生物学会第173回例会,東北大学. ■学会役員等 日本爬虫両棲類学会,評議委員 沖縄生物学会,学会誌編集委員 日本生物地理学会,評議員 Asian Herpetological Research Society,学会誌編集委員 Tropical Natural History,学術雑誌編集委員 Linnean Society of London,特別会員(Fellow [F.L.S.]) Russian Journal of Herpetology,学術雑誌編集委員 投稿原稿の査読(Current Herpetology,Tropical Natural History,沖縄生物学会誌,Fauna Ryukyuanaほか計6件) ■助成を受けた研究 国内外来爬虫類が分布拡大の最前線で在来生態系に与える影響.日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(Ⅽ),研究分担者(2023年度10万円/総額50万円:前年より持越) マダガスカルでの遺伝子水平伝播パンデミックとヘビによる世界的な伝播因子拡散の実証.文部科学省科学研究費補助金基盤研究(B),研究分担者(2023年度10万円/総額200万円:前年度より持越) 2.資料収集・整理 ■整理同定担当資料 両生類液浸標本 4点 爬虫類液浸標本 8点 <事業推進> 1.生涯学習事業 ■セミナー 館主催セミナー 太田英利,2023.7,一般セミナー「両生類のからだを見てみよう」,博物館.(5名) 太田英利,2023.7,一般セミナー「爬虫類のからだを見てみよう」,博物館.(8名) 太田英利,2023.7,教員セミナー「外来種問題を正しく理解し、教えるためのポイント」,博物館.(10名) 太田英利,2023.9,一般セミナー「生物を見分ける—分類学の基礎と同定の実践—.脊椎動物の分類」,博物館.(全6回中 第6回,9名) 外部依頼講演 太田英利,2023.7,レップファミリー講演会「世界の爬虫両生類、日本の爬虫両生類」,奈良県吉野郡上北山村役場.(18名) 太田英利,2023.9,日本哺乳類学会 創立100周年記念大会 公開シンポジウム基調講演 「琉球諸島はまるごと自然史博物館—特異な環境履歴が生み出した貴重な生物相,那覇文化芸術劇場 なはーと.(120名) 太田英利,2022.9,こうべ生涯学習カレッジ講演会 「日本の外来生物ーなぜ問題なのか、どうすれば良いのか」,神戸市生涯学習支援センター コミスタこうべ.(82名) 太田英利,2023.10,ミミズ研究会特別公演「ヨナグニオオフトミミズが示唆する与那国島の地史と動物相の変遷」,博物館.(20名) 太田英利,2023.11,伊丹市マイスター講座「伊丹市における外来生物について」,伊丹市スワンホール.(23名) 太田英利,2024.1,「尖閣諸島開拓の日」式典記念講演「尖閣諸島の陸生動物相:その成り立ちと今後について」,石垣市民会館中ホール. (150名) 太田英利,2024.2,宍粟市いちのみや社会大学いわみ学園2月講座「外来種−なぜ問題なのか、なぜ生じるのか、どうすればいいのか」,宍粟市一宮市民協働センター.(66名) 兵庫県立大学・大学院教育 環境人間学部オムニバス講義「共生博物学」(分担)(48名) 環境人間学研究科特別ゼミナール(前期,後期)I(1名) 環境人間学研究科特別ゼミナール(前期,後期)II(1名) 環境人間学研究科特別研究(前期,後期)(1名) ■担い手成長支援事業 連携活動グループ・地域研究員 鈴木久代,主担当 ■学校教育支援 伊丹市「生物多様性交流フェスティバル」(2022.8.20)における中学生・高校生の研究発表に対する講評(口頭2題,ポスター3題) 2.シンクタンク事業 ■収蔵庫・ジーンファームの公開 液浸収蔵庫の案内,1回(外部研究者4名) ■行政等支援 委員会等(計21件) 1998.4–,絶滅のおそれのある野生生物の選定・評価検討委員会 爬虫類・両生類分科会委員. 2005.6–,環境省希少野生植物種保存推進員. 2008.6–,世界自然保護基金日本委員会(WWFジャパン)自然保護委員会委員. 2012.6–,世界自然保護基金日本委員会(WWFジャパン)理事. 2014.4–,イリオモテヤマネコ交通事故対策検討委員会委員. 2006.1–,オオヒキガエル防除事業対策会議委員. 2009.10–,生物多様性ひょうご戦略推進委員会委員. 2011.5–,アベサンショウウオ保護増殖推進委員会委員. 2021.8–,奄美・琉球世界自然遺産登録地科学委員会. 2012.6–,兵庫県環境審議会鳥獣部会委員. 2014.6–,鹿児島県外来種対策検討会委員. 2014.7–,伊丹市昆虫館運営協議会委員. 2015.5–,西表島のシロアゴガエルの防除及び影響評価に関する検討会. 2018.6–,IUCN Species Survival Comission, Skink Specialists Group member. 2019.5–,鳥取県文化財指定検討委員会委員. 2019.5–,鳥取県特別天然記念物オオサンショウウオ保護検討委員会委員. 2020.1–,内閣官房領土室アドバイザー. 2020.12–,和歌山県田辺市外来種「アフリカツメガエル」対策会議アドバイザー. 2021.4–,国立領土・主権展示館展示監修委員. 相談・指導助言 メール相談・動物の同定対応 25 件,ほか28件. |