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2017年アーカイブ

ひとはくファンのみなさま

ご存知のとおり・・・12月28日~1月2日まで休館でございます。
新年は1月3日から開館いたします!
また、メンテナンスのため1月9日~2月10日まで休館させていただきます。

ひとはくが休館なんて・・
さみしい・・・
耐えられない・・・
これからどうしていいのかわからない・・・
休館中なのにエントランスホールまで来てしまった・・・
そんな、経験が・・・あるのではないでしょうか?

そんな・・ひとはくファンのみなさまへ朗報です。
ひとはくはメンテナンス休館中に・・・熱くやります!
ひとはくの情熱は・・・ついに・・・館外まで  ということで

昨年は京都  「日本文化を育んだ自然 where culture meets nature」


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今回は伊丹市に飛び出します!

「日本酒の自然誌 Where culture meets nature~日本文化を育んだ自然~」
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期間:平成30年1月13日(土)~ 28日(日)
   (ただし月曜日は休館)
会場:みやのまえ文化の郷 伊丹市立伊丹郷町館
   (旧岡田家住宅・酒蔵、旧石橋家住宅) 
        〒664-0895 伊丹市宮ノ前2-5-28 
 

 開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
 入 場  料:無料
 
 展示コンセプト
 ●日本の文化である酒づくりは、自然の恵みに支えられてきた
 ●日本酒のラベルには地域に根差した自然が象徴的に描かれている
 ●酒造りの基盤となる、米、水、麹をとりあげる

開催期間中の週末には、お酒にまつわる様々な自然について楽しめるセミナーや、
「こも巻き」「酒ラベルづくり」などのものづくりワークショップも開催し、
大人から子どもまで楽しめる時間をご用意します!
関連セミナーの項目へジャンプ

2019年ICOM京都大会や2020年オリンピック・パラリンピックの開催が機会となり、
我が国の伝統文化や歴史的建造物(=レガシー)の活用への期待が高まっています。

この館外企画展は、国内各地の自然史博物館が協力し、歴史的建造物のもつ空間の趣と自然史標本のもつ美しさを融合させ、日本の自然の魅力と価値をより効果的に伝える展示手法を模索する実験としても位置づけています!
本企画展が国内各地にある豊かな地域資源を掘り起こす手法を考える一助となる事例となれば幸いです!


ひとはくは・・・・この情熱で 我が国や兵庫県の自然史のみならず!
みなさんの生涯学習に熱く貢献しますね!

それでは伊丹でお待ちしております!

                               生涯学習課 中前 純一


来年1月の「ひとはく探検隊」は...
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今年に引き続き、来年も開催します!!

冬に昆虫なんているの...?
そう思っているあなた!ある場所に実はいるんです!

探検の舞台は深田公園
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さぁ、昆虫はかせの八木研究員と一緒に
2018年最初の昆虫採集へ!レッツゴー!

イベントの詳しい情報はこちら→


新年は 1月3日(水) より、開館いたします。

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12月26日(火)、三田祥雲館高校1年次生10名が、学校設定科目「自然科学のいざない」の授業としてひとはくに来館し、収蔵庫を見学されました。選択科目としてこの科目を取っているだけあって、収蔵庫の昆虫標本や鳥類の剥製を身を乗り出して見学してくれました。ひとはくとして微力ながら Nature Science へ誘うことができたように思います。その様子をご覧ください。

(左)生物系収蔵庫で、鳥類標本、昆虫標本の見学の後、植物標本について、鈴木武研究員から説明を聞く三田祥雲館高校生たち。
(右)地学系収蔵庫で、熱心にメモを取りながら化石標本を見る生徒。
  

(左)一般市民から寄贈された剥製を見ながら、生態系を守ることの困難さについて説明を聞く生徒たち。
(右)飼育されているヘラクレスオオカブトが取り出された途端、カメラを向けながらその立派な角と美しい前羽の色に歓声を上げる高校生たち。
  

(左)イリドウィルスに冒され、美しいアメジストのような色になったダンゴムシについて、映像を見ながら話を聞く生徒たち。
(右)身近な生物でありながら生態の研究についてはあまり進んでいないダンゴムシについて説明を危機ながら、テーマのつかみ方や研究の進め方について、講義を受ける生徒たち。
  

今日は短い時間でしたが、三田祥雲館高校生諸君は疑問や感動は感じてくれたでしょうか。生徒諸君の中の自然科学への興味関心が、今後も順調に育ってくれることを願ってます。ご来館ありがとうございました。

生涯学習課 竹中敏浩

ユニバーサル・ミュージアムをめざして98

「ガラスの天井」とマイノリティの主張-2

三谷 雅純(みたに まさずみ)




 一般の企業やお役所で活躍する障がい者は,ほとんどいない.いや,「いない」というのは言い過ぎだが,人数は圧倒的に少ない.それはなぜだろうと考えていて,あることに気が付きました.障がい者団体や福祉施設以外での活躍の仕方が,障がい者自身,どのようなものかを示していないのではないか.ことによると社会で活躍する,ということに無自覚なままではなかったのか.そう気が付いたのです.つまり,別の言い方をすると,普通の障がい者が未来に夢を託せる「障がい者の成功モデル」が存在しないのです.

 それにしても「障がい者の成功モデル」って どんなものでしょう? そのことを考えている時に,また「ガラスの天井」という言葉に出会いました.今度は,京都大学人文科学研究所の竹沢泰子さんがお書きになった「ミックスレイス日系人アーティストの作品と語り:人種カテゴリをめぐる解釈と表現の戦略」という論文 (3) に使われているのを見つけたのです.

 竹沢さんが「ガラスの天井」という言葉をお使いになった背景を説明しておきましょう.

 1941年の日米開戦以前からアメリカに住んでいたロジャー・シモムラさんは,アメリカで評価を受ける美術家であり,画家です.5歳から両親や祖母の共にアメリカの強制収容所で過ごしました.この強制収容所の経験から,シモムラさんは「人種偏見や強制収容を題材とした作品を発表し続けている」(253ページ)のだそうです.シモムラさんは,日系アメリカ人は普通のアメリカ人として扱われるべきであって,日系アメリカ人をステレオタイプな「日本人」(=出っ歯でメガネをかけた小柄な人物)と混同することには意義を唱(とな)えてきたのだそうです.シモムラさんは,「ガラスの天井」によって社会的な位置づけが低く抑えられている.そうおっしゃるのです.

 ここで,シモムラさんが抱えた困難は人種偏見であって,女性を軽く扱うこととは意味が違うという意見が聞こえてきそうです.でも考えてみて下さい.「人種主義」というのは,現実を無視して特定の集団を重用し,同時に別の集団を蔑視することです.もちろん女性は同じ集団に属します.これは当たり前です.しかし,女性をゆえなく軽視する行為は「人種主義」と同じだと思います.

 「人種」や「民族」は現実に存在するじゃないかという反論もありそうです.ところが「人種」や「民族」に,生物学的な実態はないのです.その集団のたどってきた歴史や,住んでいる環境が違っているだけです.わたしは「人種」や「民族」というものは,ある集団のマジョリティーが(知らず知らずのうちに)自分たちの都合で創り上げた虚構だと思っています (4) (5)

    *

 では,わたしがあるかもしれないと感じている「障がい者の成功モデル」の「障がい者」とは,いかなる存在なのでしょう? 実は障がい者も「ガラスの天井」に社会進出を阻まれる女性と同じです.「社会の構成員」であることは間違いないのですが,決して「社会の主流」にはなれない――それどころか社会の周辺に押しやられる――存在です(誰にせいで?).

 なぜ障がい者が「社会の主流」になれないのかと言うと,

① トロトロしていて生産性が低い.
② 体力がない.つまり,必要な場合にも,加重な労働には耐えられない.
③ 疲れやすくて集中力が保たない.

 早い話が,よーい,ドンで勝ち負けを決める「競争」というやつに負けてしまうのです.そればかりか,階段のように上へ昇ることが成功の証(あかし)である社会では,周りの人は障がい者が昇進することを嫌がる(=昇進しそうになると邪魔をする)ようになるのです.

 まあ,「一見,競争に負けてしまう」というのは,実は障がい者の側にも責任があります.何の工夫もないままだから「競争に負けてしまう」のです.ああでもない,こうでもないと工夫したあげく,(当人も自覚していなかった)あっと驚くようなやり方で「勝ってしまった」ということは,十分にありえることだと思います.世間的には,そんな変革を「イノベーション」と呼んでいます (6).

    *

 「イノベーション」「社会システムの革新」と訳すのなら,社会システムは「生産性を向上させ,競争社会で生き残る」ようにも変革できますが,「多様な人が共に幸せになる」ようにも変革できるのです.

 でも「多様な人が幸せになるような革新」では「競争に勝つ」というものでは ないのじゃないか.実は,わたし自身,そう思っています.と言うか,「健康な男性だけが勝ち残る」という固定したルールでは,女性や障がい者は,そしてマイノリティのあの人やこの人は勝ち残れないことが確実です.

 ここで一つ言っておくべきことがありそうです.それは「競争に勝ち残る健康な男性」など本当はどこにもいません.これはアッケラカンとした,身も蓋もない事実です.自分たちの都合に合わせて「人種」や「民族」を創り上げたのと同じです.一点の曇りもない「健康な男性」など,空想の産物に過ぎません.どこまでもフル・スピードで加速し続けられる人はいません.どんな人でも家に帰ったら「ああ,今日も疲れた」と言ってへたり込み,「どうして皆が感じていることが分からないのだろう.どうして(職場や学校で)人を不機嫌にさせてしまうのだろう」と悩み,それこそ,わたしと同じように ドタバタ,ウロウロ,オロオロ,ジタバタしているのではないのでしょうか.どうなのでしょう.

 「健康な男性」など、どこをどう捜しても いない.にも関わらず,「健康な男性」を前提とした(誰も勝てない)競争があるかのように振る舞う.そのくせ,女性や社会的マイノリティ,さまざまな「人種・民族」,多種多様な「障がい者」は,(建前上)「いることが当然である」としながら,「ガラスの天井」という「暗黙の了解」もまた、存在することが当然であるとする社会に生きている.このような(日本の? それとも「人」,あるいは生物学的な「ヒト」という存在に?)幾重にも意味が重なりあう社会は,それはそれで人類学的な分析の対象ならば,とてつもなく面白いのです.しかし,今はそんな悠長(ゆうちょう)なことを言っている場合ではありません.女性や障がい者やマイノリティは(それに現在では人数の多くなった高齢者も)どう生きていくのか.障がい者が,どう社会で成功するか......ん?

 ......そもそも「障がい者の成功モデル」という発想自体が,競争を前提としていたりして? 少なくとも、虚構に満ちた「強いものが生き残る競争社会」のモデルでは、どこにも出口はありません.

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(3) 『人種神話を解体する3 「血」の政治学を越えて』(川島浩平 編,竹沢泰子 編,東京大学出版会)
http://www.utp.or.jp/book/b307345.html
の内,竹沢泰子さんご自身が執筆された「第III部 自分らしい生き方を求めて,第8章 ミックスレイス日系人アーティストの作品と語り:人種カテゴリをめぐる解釈と表現の戦略」のことです.

(4) (5) このことを詳しく説明する余裕はありません.
『人種神話を解体する1 可視と不可視のはざまで』 (4)
http://www.utp.or.jp/book/b307357.html
『人種神話を解体する2 科学と社会の知』 (5)
http://www.utp.or.jp/book/b307355.html
を読んで,ご自分で理解し,判断して下さい.

(6) 「イノベーション」(innovation) を「技術革新によって生産性を向上させること」だと思っている人が,特に日本人には多いのですが,これは明らかに違います.競争社会の企業の振る舞い,つまり競争社会で生き残ることと「イノベーション」は,もともと全く異なる概念です.「イノベーション」をあえて訳すなら,「社会システムの革新」とでも訳すべきでしょうか.社会システムは,もちろん生産性を向上させ,競争社会で生き残るようにも革新できますが,多様な人が幸せに暮らせるようにも革新できるのです.





三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究グループ
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

 

 

12月24日(日)に
ひとはく探検隊地学系収蔵庫探検」を行いました!

 

今回の隊長は石ころはかせの古谷研究員です
隊長の古谷研究員のプロフィールは☆こちら☆

日ごろは見ることができない化石や鉱物の地学系収蔵庫を探検しました



まず最初に、収蔵庫入る前にフロアスタッフよりクイズを出題しました!!

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   \全問正解できたかな~?/

収蔵庫は大切な標本や資料をたくさん保管しています


探検隊長の古谷研究員を先頭に大切なものがたくさんある地学系収蔵庫へ出発!

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いつも見ている展示室とはまったく違う雰囲気でドキドキでした!

 

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普段は入ることのできない収蔵庫を探検し、
たくさんの
貴重な標本を間近で見て
みんなの目がキラキラと輝いていました(*^_^*)

くわしい報告書はただいま作成中です!
完成しだい4階ひとはくサロンに貼り出しますので、ぜひ見にきてくださいね。

 

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

 

 

次回のイベントは
1月3日(水)ワークショップ「とっても簡単!化石のレプリカづくり」
カラフルなおゆまるから好きな色を選んで
自分だけのオリジナルアンモナイトをつくってみましょう。
詳細はこちらをクリックしてご覧ください。

次回のひとはく探検隊は
1月4日(木)ひとはく探検隊「冬の虫とりペナントレース」
詳細はこちらをクリックしてご覧ください。



博物館のおやすみのおしらせ

年末年始   2017年12月28日(木)~2018年1月2日(火)

新年は 1月3日(水) より、開館いたします。

メンテナンス休館   2018年1月9日(火)~2月10日(土)

 

みなさまのご来館、心よりお待ちしております!

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12月23日のイベントはクリスマス☆スノードムでした!

なんと!!スノードームに、3階展示室「森に生きる」の標本のどうぶつたちが登場しました!
ひとはく ならでは!です。
兵庫県とその周辺に生息するどうぶつ(ニホンジカ・ホンドキツネ・タヌキ・ニホンザル・ツキノワグマ・ニホンノウサギ)をクリスマスツリーを囲むように取り付けます。
水のりにラメを入れて水をいっぱい注ぎ、ぎゅっとフタをしたら出来上がり!

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まわりにお絵かきして・・・・世界に一つのオリジナルのスノードームです。

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   s-1.jpg  光をあびるとキラキラ輝く雪が舞うよう。
お家にかざって楽しんでくださいね。

たくさんのご参加ありがとうございました!

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こちらは人と自然の博物館【ひとはく】です!

ただいまこちらでは、年明けに行われる大イベント
「ひとはく正月場所」(ワークショップ「トントン紙ずもう」)
準備が急ピッチで行われております!
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スタッフが作っているのは...
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土俵です!こちらで熱い戦いが繰り広げられるわけですね!!

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約400人の力士たちも準備完了☆
オリジナルに彩られ、参加する時を今か今かと待っていますよ~!

一方、土俵では...
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ひとはくの2大横綱、タンバティタニスデルタドロメウスが!
年明けに向け、準備に余念がありません。
他のひとはく部屋力士たちも、ぞくぞくと登場していますよ~!

ひとはく正月場所は6日(土)、7日(日)開催です。
みなさんもオリジナル力士で参戦しましょう!

詳しくはこちらから

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県立篠山東雲高等学校では、「農業教育の特質を活かし、地域に貢献できる心豊かな人材の育成」をミッションとした幅広い教育活動を展開しています。
「関わるすべての人や自然・動植物を愛する心を育てる教育の推進」を実践している学校で、ひとはくでも「共生のひろば(毎年2月開催)」などで出展、発表活動を行っています。
12月13日も生徒のみなさんは手慣れた手つきで ひとはくの花壇の装飾実習に励まれていましたね!
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さて・・今回は「関わるすべての人や自然・動植物を愛する心を育てる教育の推進」を実践している学校として
ひとはくに 門松を持ってきていただきました!
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この門松やはり・・・ただものではありません!
竹は放置竹林や丹波市山南町の若松、同校や県立播磨農業高校が育てた葉ボタンや小菊などを使用され
同校の1,2年生計10人が、11日から製作に入り、約600個を作られているとのことです!


他のホームセンターのものとはセンスが一味違いますね~と思ったら・・・

なんと!生徒さんたちが一つひとつ手作り! 
指導されている先生は技能五輪全国大会フラワー装飾 銀メダリストの先生だとか!
やっぱり・・ほんまもんは違うはずですね(笑)

また、かわいいリースもいただいたので!ひとはくサロンに飾る予定です!
     
                         生涯学習課 中前 純一





12月23日(土)、24日(日)は、今年最後の週末の開館となります。多くの方々のご来館をお待ちしております。



(→4階ひとはくサロンを彩るクリスマスツリー)

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現在、ひとはくでは、次の企画展を開催中です。
開館25周年記念展示 ひとはく研究員のいちおし25選(秋の部)として、「岩槻名誉館長が選ぶシダ25選」「中瀬館長が選ぶ"にわ"25選」「ボタニカルアートでみる日本の固有植物25選」
また、収蔵資料展「ひょうごの針葉樹」トピックス展「北但層群産の魚類化石群標本」を開催しています。
加えて、緊急速報展「ヒアリとアカカミアリ」も延長開催中です。

詳しくは 企画展のページhttp://www.hitohaku.jp/exhibition/planning.html からもご覧いただけます。


また、この週末はさまざまなイベントも目白押しです。
23日(土)のイベントは、ワークショップ「クリスマス☆スノードーム」 、デジタル紙芝居「ぽこぽこぽこ~森をつなぐ~」、展示解説「ひょうごの自然じまんツアー」、ギャラリートーク「ひょうごの針葉樹」 、デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」を開催します。

24日(日)のイベントは、デジタル紙芝居「アンモナイト物語」、展示解説「ひょうごのどうぶつツアー」、ひとはく探検隊「地学系収蔵庫探検」、星・宇宙へのとびら~冬の星空案内~、デジタル紙芝居「オランとウーたんのジャングル探検記」です。

どうぞ、この週末ひとはくへお越しください。館員一同、お待ちしております。

なお、年末年始は、26日(火)~27日(水)と、1月3日(水)~8日(月・祝)までの開館となります。
また、その後、1月9日(火)~2月10日(土)までは休館となります。詳しくは、イベントカレンダーをご覧ください。新年も引き続きひとはくをよろしくお願いします。

生涯学習課 竹中敏浩


moose-4floor.jpg 4階ひとはくサロンで展示中のヘラジカの剥製
ヘラジカはシカ科の中では最大のもので、平らなへらのような形の角は幅2mに達する個体がいるそうです。この剥製の角も大変立派です。

よくトナカイと間違われますが、トナカイとは角の形も異なります。「赤鼻のトナカイ」の歌のなかでもトナカイはReindeer。ヘラジカはelkやmooseと呼ばれるもので別種の動物です。
お子さんに「シカとトナカイはどう違うの」と聞かれて困ったお父さんは、是非この剥製をお子さんと一緒に見に来てください。

ユニバーサル・ミュージアムをめざして97

「ガラスの天井」とマイノリティの主張-1

三谷 雅純(みたに まさずみ)



 時間を振り返る余裕が(一時的にですが)出ました.このブログを見直してみると,8月以降,2回しか「ユニバーサル・ミュージアムをめざして」が書けませんでした.夏は長期の休みというところが多いので,落ち着いて,普段はできそうもない仕事にじっくりと取り掛かれそうです.反対に言うと,我われ研究者にとっては学会の全国大会が集中する時期です――今年,わたしはコミュニケーション障害学会,霊長類学会,福祉のまちづくり学会と三つの学会に出席しました.自分で書いた論文の原稿も投稿しなければなりませんし,わたしは査読のある研究紀要「人と自然 Humans and Nature」の編集委員長を拝命しています.その上,今年は,自然・環境科学研究所の社会人大学院生相手の講義がありました.秋も似たようなものでした.そんなこんなで ドタバタ,ウロウロ,オロオロ,ジタバタしてしまい ついに「ユニバーサル・ミュージアムをめざして」の続きが書けませんでした.

 閑話休題(話題を変えて)

 国谷裕子さんが『キャスターという仕事』(1) という本をお出しになっています.国谷さんはNHKの〈クローズアップ現代〉という番組のキャスターを長く務められ,さまざまな立場の人にインタビューをしてきた方です.当人はできればそっとしておきたいこと,我われには聞きたくても聞けないことを,私たちに代わって聞いてくれました.

 その国谷さんが,アメリカの大きな ICT(情報通信技術)企業の CEO(最高経営責任者)になったカーリー・フィオリーナさんという女性にインタビューをした話題が載っています (2).

 フィオリーナさんは,女性であることと経営能力は関係ないのだから,ことさらに女性 CEO を話題にして欲しくなかったそうです.しかし,国谷さんは「逡巡(しょんじゅん)はしたが,フィオリーナさんの意向を受け入れないという選択をし,多くの女性たちが感じている見えないガラスの天井や女性だからこその苦労についてもインタビューをした」(139ページ)のだそうです.

 企業や大きな組織で働く人にとって「ガラスの天井」はよく聞く言葉ですし,リアルな現実です.実感があります.マイノリティや「人種・民族」,そして第一に女性を差別して,その人の業績や貢献は無視して,一定以上の役には就かせないという「暗黙の了解」のことです.「暗黙の了解」ですから,皆,「ガラスの天井」のことはよく知っているのですが,仲間内では「決して口に出してはいけない」ことなのです.仮に話題にしようとすると,どの人も逃げるように去って行きます.

 フィオリーナさんは企業の中で「セクシャル・ハラスメントなどに耐えながら(昇進という)階段を昇り詰めていった」(140ページ)のですが, CEO になったときには「ガラスの天井については話さない」(140ページ)というルールを,ご自身に対して課したそうです.結果的に国谷さんはその決意を破らせてしまいました.お仕事柄しかたのないことでした.

 「セクシャル・ハラスメントなどに耐えながら階段を昇り詰めて」いき,CEO になったときには「ガラスの天井については話さない」というルールを,ご自身に対して課す.残念ながらフィオリーナさんは,その後,その ICT 企業の CEO を追われるのですが,お仕事には並大抵ではないエネルギーを注がれたのだということが,よく伝わる逸話(いつわ)です.

 フィオリーナさんと同じように努力をしている人びと――多くの女性や社会的マイノリティ,さまざまな「人種・民族」――を,わたしはよく知っています.子どものときに仲の良かった○○さんや□□君がそうです.フィオリーナさんは大企業の中でもエリートですから,「多くの女性や社会的マイノリティ,そしてさまざまな『人種・民族』」と一括(ひとくく)りにされることには抵抗があるかもしれません.しかし,「利益を拡大して競争に勝つ」というような,(決して社会全体にではなく)一企業への貢献を果たすだけの人を企業エリートと呼ぶならば,「多くの女性や社会的マイノリティ,さまざまな『人種・民族』」は,そのようなエリートには縁もゆかりもない人たちでしょう.自分たちの存在が多様であるだけでなく,何を大切に思うのかという感じ方,考え方も多様であろうと感じます.

 現代という時代は,建前上,「多くの女性や社会的マイノリティ,さまざまな『人種・民族』」,そして多種多様な「障がい者」は,「いることが当然である」としながらも,「ガラスの天井」という「暗黙の了解」もまた当然のこととしています.日本の社会はヌエのようです.何やら得体のしれない怪物に見えてきます.

 実は,わたし自身が国谷裕子さんの『キャスターという仕事』という本を読んでいて,ハッと思い当たるところがあったのです.ひょっとすると「ガラスの天井」に邪魔されてきたのは女性だけではなく,マイノリティである自分自身も同じだと,今さらながらに気が付きました.そう言えば学生時代に出会ったあの人や,社会人になって出会ったこの人は,なぜ黙ったまま,表情も変えずにわたしの座るイスを蹴り上げたのだろうと、今さらながらに思うのです.

    *

 ここまで考えてみて,もう一つ気が付いた事があります.それは,今まで「障がい者の成功モデル」は なかったのかも しれない ということです.

 女性が仕事をする時,「同じ能力」があれば,「これまで優遇されていた男性よりも,かえって女性の方が優遇されるので,逆差別だ」と言われていると書いたネットの文章もありましたが,わたしの周りを見回してよく考えてみても,この主張はとても信用できません.それは競争の基準を「健康な」(=自分ではまだ障がい者の意識のない)男性の視点に置いたらそうなるのかもしれませんが,「ガラスの天井」は厳然として存在しています.その何よりの証拠に,世の中の主軸になる女性は、圧倒的に数が少ないのです.

 同じように「成功した障がい者」は,ほとんどいません.障がい者団体や福祉施設で活躍している障がい者は多くいらっしゃいます.しかし,一般の事業体で活躍する障がい者は、ほとんどいない.それはなぜだろうと考えていて,よく言われるように世の中の仕組みが「健常な男性」を基準に作られていることは事実ですが,障がい者団体や福祉施設で活躍する以外の活躍の仕方が,当事者自身,どのようなものかを示していないのだと気が付いたのです.つまり,人は多様な存在だと感じている方は,たくさん いるのだが,いざ自分で接する時,どう接してよいのか分からないのだろうと気が付いたのです.

 でも「障がい者の成功モデル」って どんな ものでしょう?

 次に続きます.

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(1) 『キャスターという仕事』(国谷裕子,岩波新書 c0236)
https://www.iwanami.co.jp/book/b279043.html

(2) 日本記者クラブ賞受賞記念講演会 国谷裕子 NHK「クローズアップ現代」キャスター
https://www.jnpc.or.jp/archive/conferences/22640/report




三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究グループ
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

12/17(日)ひとはくでは、
はかせと学ぼう「ちっちゃな化石をみつけよう!」を行いました!

今回は、化石はかせ の古谷研究員!
(古谷研究員のプロフィールはコチラ!)

まずは化石をみつけてみましょう!
チャートという石を拡大してみると...
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ちっちゃなつぶみたいな化石が見えた!
みなさんとっても上手にルーペを使いこなしていました!
(スタッフも見習わなければ...)

放散虫化石のレプリカづくりもしました!
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"放散虫"はお米よりもゴマよりも
ずっとずっと小さな生きものだったんだって!

作るのに少しコツがいるけど、とても上手です^^
s-P1170411.jpg(とてもきれいにできました!)

寒い中、たくさんのご来館ありがとうございました!

もうすぐクリスマス!
みなさん、今年はひとはくで過ごしませんか?
楽しいイベントがいっぱいですよ^^
12/23(土)ワークショップ「クリスマス☆スノードーム」
12/24(日)ひとはく探検隊「地学系収蔵庫探検」
(詳しくはクリック!)

風邪に気をつけてお過ごしください~^^

フロアスタッフ てらお ゆみこ・きただに さやの

12月17日(日)、ひとはくでGSC-Hyogo(グローバルサイエンスキャンパスひょうご)ひとはくツアーが行われました。
このプログラムは、JST(科学技術振興機構)のサポートのもと、神戸大学を実施機関として、兵庫県立大学、関西学院大学、甲南大学と共同で運営するもので、国際的に活躍できる未来の科学者を育てるプログラムです。
その一環として今日は、ご指導にあたっておられる大学の先生方や大学院生たちと、ひとはくで学びました。自然科学を志す高校生たちの学びをご覧ください。

(左)講義と実習に集まった高校1・2年生。科学を志す高校生が豊岡・姫路・神戸など県内各地から集まりました。
(右)実習では生物系収蔵庫を見学しました。まずは、収蔵庫へ入るときの注意事項。「収蔵庫の大敵は高温・多湿と虫害。虫が入らないように良く靴を拭って・・・」。厳重な生物系収蔵庫を前にして注意を受け、高校生たちもやや緊張の面持ち。

  

(左)モルフォチョウの美しい羽の色の説明を山内主任研究員から聴き、その色の美しさに感動の受講生たち。
(右)オオセンチコガネの各地の標本を見ながら色の地域差の説明を聞き、その多様性の不思議さにふれる受講生。
  

(左)アブ科の標本を見ながら、吸血性のもの、吸血性でないもの説明を聞いて、生態の不思議さにふれる受講生。
(右)クワガタムシ科の標本を見て、その勇ましく魅力的な姿に感動の声をあげる受講生たち。
  

(左)鳥類の仮剥製を見ながら、研究用としてはどうして仮剥製を用いるかなど、基本的なことを三原地域研究員から学ぶ受講生たち。
(右)キジ科の剥製を見ながら、見事な羽根色に魅了され、歴史上この羽根が使用された物語に聞き入る受講生たち。
    

(左)(右)カエデ属の標本をもとに、植物標本を残していく意義や、博物館の果たす使命などについて、高野主任研究員から学ぶ受講生たち。
  

(左)絶滅危惧種とレッドデータブックについて学ぶ受講生たち。
(右)ひとはくが所蔵するタイプ標本を見ながら、博物館がタイプ標本を保管する重要性について学ぶ受講生。
  

収蔵庫見学のほか、研究の基本についての講義も行いました。講師を務めた橋本佳明主任研究員は、今年ヒアリの研究で各方面から注目されましたが、「研究とは何か、研究者とは何か」をテーマに講義を行い、GSC受講生の今後の研究について助言を行いました。
  

未来の科学者を目指す高校生が、自然科学の基礎となる博物館に来てくれることは、大変光栄なことと思います。今日受講してくれた高校生たちのこれからの成長に期待したいと思います。

なお、グローバルサイエンスキャンパス事業については下をご覧ください。
・科学技術振興機構「グローバルサイエンスキャンパスとは」
 https://www.jst.go.jp/cpse/gsc/about/index.html
・GSC-Hyogo 根源を問い革新を生む国際的科学技術人材育成挑戦プログラム
 プログラム http://www.org.kobe-u.ac.jp/gsc-hyogo/id.html

生涯学習課 竹中敏浩

12/16(土)に、クリスマスまでカウントダウンしながら楽しめるカレンダー
「アドベントカレンダーづくり」というイベントを行いました!

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毎日ひとつずつ窓をあけると、いろんな絵がでてくるしかけになっています。

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どんなものを描こうかな?

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ちょうちょや恐竜、カブトムシなど博物館ならではの絵をかいてくださっていますね♪

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できあがったら、フロアスタッフよりクリスマスプレゼントが!

袋のなかにプレゼントが入っているので、
開けるのは25日まで楽しみに待っていてね。




最後にシカのなかで世界一の大きさを誇るヘラジカの前で記念撮影!

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▲集合写真はクリックで拡大します

大きなものでは肩の高さ2m、体重800㎏に達し、最終氷期(およそ7万~1万年前)には
日本列島にも生息していたといわれています。
こんなに大きな生き物が日本にいたなんてビックリですね。

ご参加ありがとうございました!

 ミュージアムショップ 

ミュージアムショップはひとはくのエントランス(入場無料)にあります。

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恐竜や昆虫をはじめ、博物館グッズが充実していますので、クリスマスプレゼントにぴったりですよ。

~ミュージアムショップでお土産をみつけよう♪~  ←くわしくはコチラ

博物館にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

 

 博物館のおやすみのおしらせです

 年末年始         2017年12月28日(木)~2018年1月2日(火)


新年は1/3(水)より、開館いたします。

 冬期メンテナンス休館       2018年1月9日(火)~2月10日(土)     
                       

フロアスタッフまつだ

ひとはくでは、12月16日(土)にホロンピアホールにて、神戸大学児童文化研究会による「ひとはくミュージアムシアター」が上演されました。
演目は、児童劇「すずめの恩返し」です。小さな子どもたちと、お父さん、お母さん、ご来場ありがとうございました。
おはなしは、神様の国のすずめ姉妹。人間のお姉さんからお団子をもらうところから始まります。ある日、この姉妹の大好きな人間のお姉さんが病気になってしまいましたが、その原因はこわーい山男にたましいを食べられてしまったからです。小さなすずめ姉妹は機転を利かせて、山男からお姉さんを助け出そうとします。

(左)オープニングでは、アイヌの文化にちなんだクイズ大会をしてくれました。
(右)いよいよ物語のはじまり、はじまり。小さな妹すずめは人間の生活に興味しんしんです。
  

(左)妹すずめは姉から人間に近付いてはいけないと厳しく言われます。
(右)それでも、妹すずめは姉のいないうちに人間に近付き、人間のお姉さんにやさしく接してもらい、食べものももらいます。妹すずめは人間のお姉さんにあこがれます。でも、そのうち人間のお姉さんが病気になってしまいます。
  

(左)その原因は、こわーい山男が人間のお姉さんのたましいを食べてしまったからでした。たましいを取りもどすべく、姉妹すずめは相談しました。
(右)やったー!見事!姉妹すずめのはたらきでお姉さんは元気を取りもどしました。アイヌのコタン(村)ももとの平和なコタンにもどりました。姉妹すずめは「少しでも恩返しができてよかった。」
  

(左)お姉さんから「この前は助けてくれてありがとう。このお酒は少しばかりのお礼です。」と、お酒をもらいます。「これからもコタンにいつでも遊びに来てください。」と言ってもらいました。めでたし!めでたし!
(右)終わった後には、出演者から子どもたちにぬり絵が配られました。劇中では、恐かった山男もほんとうはやさしいお兄さんでした。
  

今年も「ひとはくミュージアムシアター」にご来場いただき、どうもありがとうございました。

☆★神戸大学児童文化研究会(どうけん)について★☆
神戸大学児童文化研究会は、子ども会、児童劇、人形劇という3つのグループに分かれて活動をしておられますが、今回公演いただいたのは、児童劇のグループです。この研究会は、大正4年から活動しておられる長い歴史の研究会です。

生涯学習課 竹中敏浩

 
平成30年1月20日(土)~21日(日)にイオンモール姫路リバーシティーで開催される
ひょうごミュージアムフェア
ひとはくが出展します!!(1月20日(土)のみ
ひとはくの出展内容は!
ひとはくの大人気プログラム
カラフルな おゆまる を使った「とっても簡単!化石のレプリカづくり」に挑戦!です!!

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みなさん1月20日(土)はひょうごミュージアムフェアへGO!
会場でお待ちしています!

その他にも・・兵庫県内の博物館や美術館、動物園、植物園、水族館などがあつまり、
様々な体験ができます。
楽しいワークショップや見どころがたくさん!

開催日 平成30年1月20日(土)~21日(日)
    (ひとはくの出展は20日(土)のみ)
時 間 10時00分~16時00分
場 所 イオンモール姫路リバーシティー(1階タワーガーデン・2階マジックガーデン)
    〒672-8064 姫路市飾磨区細江2560番地
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                          生涯学習課 中前 純一

 

県立篠山東雲高等学校では、「農業教育の特質を活かし、地域に貢献できる心豊かな人材の育成」をミッションとした幅広い教育活動を展開しています。
「関わるすべての人や自然・動植物を愛する心を育てる教育の推進」を実践している学校で、ひとはくでも「共生のひろば(毎年2月開催)」などで出展、発表活動を行っています。

「共生のひろば」県立篠山東雲高等学校の主な発表
篠山東雲高校の水田にすむカエル
地域資源を有効活用~ありっ竹使い切る!!~
研究紀要『人と自然』県立篠山東雲高等学校の先生の投稿
竹チップのマルチングがダイズ品種(丹波黒大豆)の栽培と雑草の防除に及ぼす影響

ひとはくが関係する事業で、中瀬館長がコーディネーターとして 
大平和弘研究員橋本佳延主任研究員がグループディスカッションファシリテーターとして参加の
12月27日神戸で開催されるひょうご環境担い手サミットにおいても篠山東雲高校が活動発表をされます!


また、当館の研究員も直接、環境などに関わる研究について指導・助言を行っており、成果として
今年度もなんと!「農業高校の甲子園」と呼ばれる第68回日本学校農業クラブ全国大会において、プロジェクト発表会Ⅰ類(生産・流通・経営)で見事に全国優秀賞も受賞されています!
今回も6月に続き、その学びの実践と、ひとはくと連携した現場実習として2名の先生方の指導のもと11名の生徒さんが、ひとはく入口前花壇を中心に花壇装飾実習を行われましたので、その様子をお伝えします!
(本日も某学校評議員の方が実習内容を見学されていたり・・・八木研究員が蝶が舞う素晴らしい花壇だ!と生徒さんを激励していたり・・・)
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生徒のみなさんは手慣れた手つきで花壇の装飾実習に励まれました!
植え込みの速さに感心です!
終了後はみなさん館内を見学されました!
館内の展示内容が来年度の研究テーマの参考になります!
個別の研究について、また相談にいきますね!など 生徒さんからと嬉しい言葉をいただきました!
それでは・・次回は共生のひろばでお会いしましょう!



                         生涯学習課 中前 純一

12/10(日) 『画はくの日~博物館の標本を描こう~』の2日目を行いました!

世界最大のシカ〝 ヘラジカ 〟や、世界一危険な鳥〝 ヒクイドリ 〟、鋭い歯が特徴の大型肉食魚類〝 アリゲーターガー 〟など...
前日同様、そうそうたる顔ぶれがそろいました!!もちろん、すべて本物(はく製)です。
本物を目の前に絵が描けるなんて、ひとはくならではですね♪

さぁ!○×クイズに挑戦したあとは、さっそくお絵描きです。

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生きていたら絶対近づけない危険な生きものも、はく製なら思いっきり近づいて観察できます!

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はく製と向き合って、じっくりと観察していただけました!

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みなさん楽しんでいただけた様で、おおきなはく製を移動させて集めた甲斐がありました(^^)
(移動にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました~)

描いていただいた作品は、4階の休憩コーナーに展示しています!
みなさまの作品の中から、ひとはく研究員が〝はかせ賞〟を選んでくれますよ~。
お近くの方もそうじゃない方も、年末年始のお休みにぜひ見にいらしてください♪


年内は 27日(水)まで 開館
年明けは 1月3日(水)から 開館しています☆
※ただし、1月9日(火)~2月10日(土)まではメンテナンス休館します。
 博物館は開館していないのでご注意ください。


みなさまのお越しをお待ちしております!


                               フロアスタッフ たにぐち

christmasbell.jpg ♪あわてんぼーのサンタクロース クリスマス前~にやってきた♪
ひとはくにもちょっとあわてんぼーの、雪だるまさんとトナカイさんがやってきたようです。

クリスマスの近づいた12月10日(日曜日)、ひとはくでは、三田松聖高校吹奏楽部の皆さんをお迎えして「ひとはくサロンコンサート~クリスマスコンサート~」を開催しました。


こんなにたくさんの方々にお集まりいただきました。ありがとうございました。
曲紹介は、三田松聖高校の2名の女子生徒さんが行ってくれました。

  

指揮は、三田松聖高校吹奏楽部顧問の出水先生です。雪だるまに扮して演奏してくれたのはチューバ奏者の男子生徒さんでした。
  

クラリネットや、トロンボーン、サックスも活躍です。
  

「アンパンマンマーチ」では希望してくれた子どもたちに、鈴を演奏してもらいました。雪だるまさんとトナカイさんから鈴を受け取って演奏の準備です。高校生のバンドとの共演は、きっと生まれて初めてだったと思いますが、素敵に演奏してくれました。参加してくれた9人の子どもたち、ありがとう!
  

トナカイさんがデルタドロメウスと共演です。
小さな子どもたちは全身で拍子を取りながら聴いてくれました。20分ほどのミニコンサートでしたが、楽しんでいただいたようで、お聴きいただいた皆さま、演奏してくれた三田松聖吹奏楽部の高校生皆さんに感謝です。ありがとうございます。
  

みなさまのもとに素敵なサンタクロースがやってきて、良いクリスマスとなることを願っております。

生涯学習課 竹中敏浩

こんにちは!
いよいよ寒さが本格化してきましたね、雪がふっている地域もちらほら・・・
みなさん風邪をひかないように気を付けてくださいね(*^_^*)


さて、今日は~「画はく日」 博物館の標本を描こう~を行いました!
みんなでヘラジカ、アリゲーターガー、オオヒクイドリなど描きました。


はじめは今日の標本に関係したクイズを行いました!
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いよいよ、スケッチの開始です(^^)



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ひとはくサロンにオオカミがやってきました!


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ヘラジカ大きいなぁ・・・


描いてくださった絵は4階ひとはくサロンに飾っています!
今日はたくさんのご参加ありがとうございます!!

明日も画はくの日を行います!
みなさんのご来館おまちしています☆

フロアスタッフ 田畑


12月になるとクリスマスが待ち遠しいですね♪

ひとはくはかせは、トレードマークのはかせぼうしをぬいで、サンタに変身。

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ちょっとぼうしが大きいが...
赤ずきんではない。サンタじゃ!

 









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4階ひとはくサロンのクリスマスツリーも
イルミネーションがとてもきれいです。




そんなクリスマスをカウントダウンしながら楽しめるカレンダー
「アドベントカレンダーづくり」というイベントが12/16(土)にあります。

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好きな絵や模様をかいてオリジナルカレンダーをつくろう!
毎日ひとつずつ窓をあけると、いろんな絵がでてくるよ。クリスマスまでわくわくしながら過ごせるね。
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クリスマスプレゼントつきカレンダーなので、
クリスマス当日はすてきなプレゼントが袋のなかにはいっているよ。お楽しみにs-s-kutusita.jpg


12/16(土) フロアスタッフとあそぼう「アドベントカレンダーづくり」                                         

時間:13:30~14:00
場所:4階オープン・ラボ
定員:20名 参加費:100円           



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クリスマス関連のイベントはほかにもあるよ!

12/23(土・祝) ワークショップ「クリスマス☆スノードーム」
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ひとはくオリジナルのスノードームをつくろう!

 

時間:10:30~16:00 時間内随時受付  11:30~13:00は昼休憩
場所:4階オープン・ラボ
定員:50名 参加費:300円
所要時間:約15分

※小学校低学年は保護者と一緒にご参加ください。
※材料がなくなりしだい終了します。

 

フロアスタッフまつだ

12月に入り、北風がピューピュー・・・すっかり寒くなってきました。
でも!もうすぐ楽しいクリスマスがやってきますね\(^o^)/
みなさん、サンタさんへのお願いは決まりましたか?

ひとはくサロンは、クリスマスムード満載です。
デルタドロメウスの足元には、トナカイさんたちが集っていますよ(*^_^*)
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クリスマスツリーや窓飾りは、昼間もきれいですが、
日が陰ると、より一層ロマンチックにひとはくサロンを彩ってくれます。
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ひとはくのイベントも、クリスマスムード☆彡
第一弾として、2日(土)に「クリスマス☆モビール」
3日(日)に「クリスマス☆どうぶつビンゴ」をおこない、たくさんの方が参加してくださいました。

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              クリスマス☆モビール             クリスマス☆どうぶつビンゴ

「えっ・・・参加できなかった・・・(>_<)」そんなお友達もご安心ください!
ひとはくでは、まだまだクリスマスイベントをおこないますよ!!

12/10(日)ひとはくサロンコンサート~クリスマスコンサート~
三田松聖高等学校吹奏楽部によるクリスマスサロンコンサートです。
すてきな演奏を聴いて、クリスマスの雰囲気を味わってみませんか?

12/16(土)フロアスタッフとあそぼう「アドベントカレンダーづくり」
カレンダーをつくってお家にかざろう!
(定員:20名 参加費:100円)

12/23(土・祝)ワークショップ「クリスマス☆スノードーム」
ひとはくオリジナルのスノードームをつくろう!
(定員:50名 参加費:300円)

↑それぞれのイベントの詳細は、タイトルをクリックしてください↑

みなさまのお越しを、スタッフ一同、心よりお待ちしております。


フロアスタッフ かどはま
先週の日曜日はキッズサンデーで沢山のお客様で博物館は大賑わい。

わたしたちフロアスタッフは、13:30~
フロアスタッフとあそぼう「クリスマス☆どうぶつビンゴ」をおこないました。

最初に兵庫県の動物やクリスマスツリーに利用される植物「モミ」についてのお話。
みんな元気に参加してくれてたよ。
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クリスマスにちなんで、ニホンジカとトナカイの違いについてもクイズをしたよ。
ニホンジカはオスしかツノが生えないけど、トナカイにはオスもメスもツノが生えるんだって。
みんな知ってたかな?
お話やクイズの後は、お待ちかねのビンゴ大会!
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少し早いひとはくからのクリスマスプレゼントみんな何が当たったかな?

今年もあと残すところ3週間!
みんなさんにも素敵なサンタさんが訪れますように☆☆☆

フロアスタッフ せら ゆうこ
ひとはくの協力事業のお知らせです!
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO・神戸市中央区小野浜町1-4)で
ひょうご環境担い手サミットが12月27日(水曜日)に開催されます!

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中瀬館長がコーディネーターとして 
大平和弘研究員橋本佳延主任研究員がグループディスカッションファシリテーターとして参加します!

事例発表では、「六甲山のキノコ展」でひとはくと関係の深い

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「キノコに夢中な高校生」県立御影高校環境科学部生物班の発表をはじめ
一例ですが・・・
ポスターセッション活動事例発表団体では、
ひとはくと連携協定を結んでいる県立有馬高等学校人と自然科
ひとはくの「共生のひろば」でおなじみの
県立篠山東雲高等学校、県立大学附属高等学校 県立農業高等学校
県立香住高等学校、県立香寺高等学校
昨年度開催された収蔵資料展「温古写真大作戦!!むかしの写真で未来をつむごう」
農村歌舞伎の衣装展示に協力いただいた
県立播磨農業高等学校  など・・・
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ひとはくファミリーの学校が多数参加されます!

すごい!なるほど!そんなことまで!深くうなずき、
笑顔こぼれる今日の出会いが未来につながりますね~
学校、NPOや企業、個人など多様なスタイルで環境保全・創造活動に取組んでいる
担い手の皆様が、取組事例や意見交換を通じて、環境の担い手たちが、
更に元気になることを目的に開催されるんですね~!
そして・・ひとはくはこれからも!ますますみなさんを熱くさせますね!(笑)

※ちなみに・・ひょうご環境担い手サミットが12月27日(水曜日)はすごい人気で
 募集定員をオーバーとのことです。(参加者募集は締め切られています。)
 詳細は兵庫県農政環境部環境創造局環境政策課 活動支援班 まで!!


当日、参加できない方やもっと手軽に自然や環境に興味がある人が集いたいな~と思われているみなさん!

2月11日、ひとはくのなんでも発表会「共生のひろば」がございます!
約70題のポスターおよび展示ブースを中心の発表会で、日頃の取り組み紹介、アート作品、
ユニークな標本などが一堂に集まります。
当日、来館いただきましたら、どなたでも参加できます(聴講の申込み不要)
2月11日は、色んな展示が登場するので、とてもお得な1日になりますよ!
発表には、1)口頭発表、2)ポスター・ブース出展の2つの方法があります。
口頭発表については、約15分でプロジェクター、各種パフォーマンスとします。
ポスターおよびブース出展については、ポスターや資料、標本、各種作品を設置できます。
ただし、物販の販売はご遠慮ください。

 >>募集の詳細(PDFファイル
 >>発表申込み用紙(PDFファイルワードファイル
 >>発表要旨の作成要領(PDFファイル・ワードファイル
 >>要旨作成のサンプルファイル (ワードファイル)

続きは「共生のひろば」でお待ちしております!
■日 時  平成30年2月11日(日・祝) 午前10時から午後5時
場 所  兵庫県立人と自然の博物館 4階ひとはくサロンおよびセミナー室ほか

                              生涯学習課 中前 純一  


月 の 第1日曜日は 「 ひとはくKids(キッズ)サンデー 」です。

 

12月のKidsサンデーは、風もふかず、雲がほとんどない、穏やかな晴れの日でした。

 

博物館の周りのコナラの木の葉は、オレンジ色になっています。

青空には、飛行機雲がいくつも見られました。

 

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▲ひとはく本館のガラス面にコナラの     ▲ひとはくのエントランスホール前の芝生地
 オレンジ色の葉が映りこんでいます      空には、飛行機雲が・・・

 


 

Kidsサンデーのプログラムの様子などの報告で~す。

 


午前中は、研究員による「サンデーぜみ『火山でできた石ころをさがそう』」、
「風に乗って飛ぶタネの模型をつくろう」が行われました。
また、フロアスタッフによる「デジタル紙芝居『オランとウーたんのジャングル体験記』」や
「展示解説『ひょうごの自然 じまんツアー』」などが行われましたよ。



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         ▲館内外で観察する『火山でできた石ころをさがそう』の様子
 

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▲4階ひとはくサロンでの「風に乗って飛ぶタネの模型をつくろう」の様子


 

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▲3階での『ひょうごの自然じまんツアー』の様子

 

 

それから、この日は特別にエントランスホール前の芝生地で、いろんな絵本が
並べられた、研究員による「絵本の国」が行われましたよ。

また、兵庫県立有馬富士公園内にある三田市立有馬富士自然学習センターから
「キッピー山からこんにちは!『どんぐり ぼうし づくり』」も特別に実施されました
(午後にも1回実施していただきました)。

 

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▲絵本がいっぱいの「絵本の国」の様子

 

 

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                              ▲「どんぐり ぼうし づくり」 の様子

参加者の何人かの方に、出来上がった「どんぐり ぼうし」を かぶって
クリスマス・ツリー(※)の前で 写真を撮らせてもらいました。

                             ※ このキレイなツリーや、窓の装飾などは、明石にお住まいの
            大本さんご夫妻が 毎年ボランティアで お持ちいただき、
            セッティングしていただいております。

 

 

 

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       ▲ クリスマス・ツリーの前で、ハイポーズ!!

 



午後は、研究員による「落ち葉でアート」、「くるくる回って落ちる種子を観察しよう!」、
「解説!丹波の恐竜化石」、「サンデーさーくる『砂の標本をつくろう』」が行われたり、
フロアスタッフによる「デジタル紙芝居『くるりん ひらりん空のたび』」、
「フロアスタッフとあそぼう『クリスマス☆どうぶつビンゴ』」が行われましたよ。




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▲4階オープン・ラボでの「落ち葉でアート」の様子



作品ができました!!!

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▲作品と一緒にハイポーズ!





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▲4階ひとはくサロンでの「くるくる回って落ちる種子を観察しよう!」の様子

 
 

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▲3階からスタートした「解説!丹波の恐竜化石」の様子

 

 

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                     ▲4階実習室での『砂の標本をつくろう』の様子




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 ▲3階での「クリスマス☆どうぶつビンゴ」の様子

 


2階のひとはく多様性フロアでは、
NPO法人 人と自然の会さんの「パネルシアター『あわてんぼうのサンタクロース』、『十二支のものがたり』
『かさ じぞう』」が上演されました。

『あわてんぼうのサンタクロース』では、みんなで歌を歌って盛り上がっていましたよ。
 

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▲「あわてんぼうのサンタクロース」をみんなで合唱中!

 

 


 

 

  <ちょっとした出来事>
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

  4階ひとはくサロンには、カマキリ、オオクワガタ、
  オオスズメバチ、キベリハムシ、カブトムシなどの
  昆虫の拡大模型が展示されています(これらの中には、
  ときどき、いなくなる昆虫があります)。


  その場所で、1歳ぐらいの子が、抱っこされて
  拡大模型を見ているところに遭遇しました。

  少し観察させてもらっていると・・・、

  その後、その子は自分で歩いて大型模型の近くに行って、
  カブトムシを指さしていました。

  なぜだか、シャッター・チャンスと思い、写真を
  撮らせてもらいました。

 

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    ▲ カブトムシの拡大模型の方を指さしていた
       ちっちゃな来館者

 
    こっちを向いてくれたのですが、指先が・・・

    カブトムシ好きなのかなあ~

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 


次回の Kidsサンデーは、年が開けて、2018年1月7日(日)に行われます。

 
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 ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!

 

                   Kidsサンデープロジェクト 小舘

 

4階ひとはくサロンに、毎年恒例のクリスマスツリーが設置されました。


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ヒアリの展示のすぐ隣で、クリスマスイルミネーションを楽しむことができます♪

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クリスマスオーナメントがとてもきれいですね。








クリスマスのイベントもたくさん用意していますので、ぜひ博物館に遊びに来て下さいXmasuhitohaku1.jpg

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▲くわしくはコチラをクリック


フロアスタッフまつだ

12/2(土)は「クリスマス★モビール」をつくったよ!
今回は海のいきものがテーマ、みんなが知っているいきものはいるかな?

海にすんでいる、ダイオウイカ
寿命は長い?短い?
正解を発表するとみなさんから感動の声が!

クイズのあとは早速モビールづくり
ヒモにシルエットをくっつけてみよう。
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赤いサンタさんの帽子にデコレーションしたら、
オリジナルのモビールができた!

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12月もイベントが盛りだくさん!
詳しくはコチラ
みなさんにお会いできるのを待ってます~(^▽^)

フロアスタッフ きただにさやの、くまもとまなみ

11/26(日) フロアスタッフとあそぼう「タンバティタニス・ハット」を行いました!

丹波の恐竜は「丹波竜」という愛称で呼ばれていましたが、2014年に新種の恐竜として
「タンバティタニス・アミキティアエ」と学名がつきました!


3階展示室にあるタンバティタニスの本物の化石をみて、クイズに答えたあと、

いよいよタンバティタニスのぼうしづくり。



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完成した帽子に、白地シールに好きな絵を描いてはりつけると...できあがり!

さっそく、「タンバティタニス」と名前を覚えてくださったお友達もいらっしゃいましたよ。

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最後はタンバティタニスの産状レプリカの前で記念撮影です。

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ご参加いただきましてありがとうございました。

 

フロアスタッフまつだ

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11/25(土)
 フロアスタッフとあそぼう「タンバティタニス・ハット」を行いました!


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2006年に化石が発見された
丹波の恐竜のぼうしを作って、恐竜になりきろう!

丹波の恐竜は「丹波竜」という愛称で呼ばれていましたが、2014年に新種の恐竜として

「タンバティタニス・アミキティアエ」と学名がついております。

恐竜○×クイズのあとは、いよいよタンバティタニスのぼうしづくり。

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あっという間に完成です。さっそく「ガオーッ!」

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最後にデジタル紙芝居「丹波の恐竜タンタンものがたり」の映像を背景にアースシアターで記念撮影しました。

「・・・せ~の」
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みなさん、とてもいい表情ですね。ご参加いただきましてありがとうございました。


明日、11/26(日)も「タンバティタニス・ハット」のイベントを行います。

くわしくは、上記のタイトルをクリックしてください。


 

●●● おすすめ恐竜スポット ●●●

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3階入口の壁面には、丹波の恐竜(タンバティタニス)の原画を描かれた小田隆さんによる
大迫力の丹波の恐竜たちがお出迎えしております。

記念撮影もできますので、ぜひお楽しみください♪

●●● ミュージアムショップ ●●●

ミュージアムショップでは、色んな恐竜グッズがありますよ+゚☆゚+o

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Woody Heart 恐竜3Dペイント

ティラノサウルスやステゴサウルスなど天然木フィギュアに、アクリル絵の具6色と筆がついているので、
ペイントしてオリジナル恐竜をつくろう!









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◀当館の三枝研究員監修の
「丹波の恐竜フィギュア」販売中!

 

 






明日のイベントもご参加お待ちしております(^^)

フロアスタッフまつだ

みなさま スーパーサイエンスハイスクール(SSH)をご存知でしょうか?
文部科学省では、将来の国際的な科学技術人材を育成することを目指し、
理数系教育に重点を置いた研究開発を行う「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」事業
平成14年度から実施されています!

兵庫県では・・・
この事業を兵庫「咲いテク」事業とし、高校・大学・企業・研究機関等が連携して、
主に課題研究的な活動を通じて科学技術人材の育成を図ることを目的とされ、
県内のSSH指定校9校と県教育委員会が合同で兵庫「咲いテク」事業推進委員会を
組織して、神戸高校を事務局として、運営されています!

じつは・・・
ひとはくも毎年「サイエンスフェアin兵庫」
研究員が各校の研究に関するお手伝いをしております!

さて・・・今回は   
兵庫「咲いテク」プログラムとして!
プログラムは大学や企業、研究機関等と連携した人材の育成ということなので・・・
やっぱり・・ここは・・・違いがわかる・・・ひとはくですよね~ 
県内SSH指定校の県立三田祥雲館高校ひとはくと連携協定締結校)が
幹事校として「シミュレーションで読み解く地域の自然環境」を企画され、
三橋研究員が講師としてセミナーが開催されました!

県内各地から高校生が集まり、会場の学び熱気が・・・熱いです!
(本当にエアコンの温度設定を下げました!(笑))

ひとはくはこれからも高校生の学びを支援します!

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                                    生涯学習課 中前 純一

ひとはくの共催事業のお知らせです!
やまなみホール(丹波市山南町谷川)丹波竜フェスタ2017が11月26日(日)に開催されます!


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当日は「篠山層群の脊椎動物化石 ~現状と今後の展望~」と題して
ひとはくの池田研究員の講演もございます!
そのほか 第一線で活躍されている研究者を講師にお迎えし、
世界や日本の恐竜研究の最前線について講演会を行われます!

グルメ屋台コーナーでは、丹波市内の飲食店の出店に加え、
連携市町の特産物販売コーナー、久下自治振興会による野菜販売を行われるとのことです!
また、会場内には、お子様に大人気の「丹波竜のちーたん」も遊びに来たり。
小さなお子様から大人の方まで、一日中楽しんでいただけるイベントだそうです!
秋の紅葉シーズン ドライブがてらに・・
午前はひとはく!午後はやまなみホールへ!!(ひとはくから北へ!!1時間程度です!)

ご家族・ご友人お誘い合わせの上、是非ご来場ください。

 日時:平成29年11月26日(日曜日) 10時00分~16時00分
 場所:山南住民センター、やまなみホール、丹波竜化石工房ちーたんの館
    丹波市山南町谷川1110

                               
                                 生涯学習課 中前 純一


11月3日(金)、18日(土)、19日(日)は「関西文化の日」でした。関西一円10府県で約690館の博物館が無料となりしました。ひとはくにも19日(日)を中心(1日で1797名の来館)に、たいへん大勢の方々がご来館くださいました。19日を中心にご報告します。

下の写真は19日に行われたドリームスタジオフェスタのようす。左から、人と自然の会ネイチャークラフトクラブ「プロペラ付きブンブンゴマ」「ブランコ」「クルクルレインボウ」、櫻井研究員「チョウの鱗粉転写をしよう!」、人と自然の会カワセミの会、布野研究員「コウノトリの巣をつくろう!」、布野研究員「はかせと学ぼう!~イヌワシ紙飛行機を飛ばそう!~」、三原ひとはく地域研究員「葉脈の標本をつくろう!」、人と自然の会花工房「ダチョウの卵の殻でストラップづくり」です。


18日(土) 藤井研究員による「はかせと学ぼう!飛ぶタネの観察」。風に乗って飛ぶタネを観察しました。
  

19日(日) ひとはく研究員らによるイベントに加え、NPO法人人と自然の会主催、ひとはく共催によるドリームフェスタが行われ、小さな子どもたちからご年配まで、老若男女を問わず、広い世代の方々にご来館いただきました。
フロアスタッフによるデジタル紙芝居「丹波の恐竜タンタンものがたり」も、アースシアターの中は親子連れで超満員となりました。
  
ホロンピアホールを中心に行われたドリームフェスタのもようです。左写真の手前から、人と自然の会古代の会による「組み紐であそぼう!」、高橋研究員「身近な魚を使って魚拓をつくろう!」、人と自然の会ネイチャークラフトクラブ「プロペラ付きブンブンコマ」「ブランコ」「クルクルレインボウ」です。右写真手前は、ネイチャークラフトのようすです。
  
左写真はアピス同好会による「はちみつ瓶詰め体験」。右写真のステージ上は兵庫県立大学の学生グループいきものずかんによる「紙芝居で読み聞かせ~ゆうたくんとイヌワシ」です。
  
左写真は、人と自然の会カワセミの会、布野研究員による「コウノトリの巣をつくろう!」です。 右写真は、人と自然の会星の会による「地球や惑星をクルクルまわそう!」です。 
  
左写真は、布野研究員とフロアスタッフによる「はかせと学ぼう!~イヌワシ紙飛行機を飛ばそう!~」です。右写真は、人と自然の会里山の会による「藤ツルのリースや松ぼっくりのクラフト」です。大きな素敵なリースができたようです★☆★。
  
下の写真は、佐藤研究員による「はかせと学ぼう!~アンモナイト石けんをつくろう!~」です。
  

「関西文化の日」は、長い歴史と豊かな文化を育んできた関西一円において、その芸術・文化資源を気軽に利用する機会を提供することにより、関西地方を文化事業で活性化させることを目的に2003年11月より始まったものです。近畿地方2府4県に三重・福井・徳島・鳥取の4県を含めた地域で行われており、美術館、博物館、資料館等の文化施設では入館無料で開放し、文化に親しんでいただく機会を提供しています。
今年のひとはくは、こんなにも大勢の方々にご来館いただきました。まさに楽しみながら人と自然の関わりについて学んでいただく機会、文化に親しんでいただく機会を提供できたように思います。来年も多くの方々のご来館をお持ちしております。ありがとうございました。

生涯学習課 竹中敏浩


11月18日(土)に

「はかせと学ぼう!~飛ぶタネの観察~」  を行いました!

今回のはかせは、植物はかせの藤井研究員です

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藤井研究員の楽しいタネのお話をききました。
タネは手や足がないので自分で移動することができないですよね。
植物はさまざまな工夫をしてタネを遠くに飛ばす工夫を身につけてきたのです!

今回は飛ぶタネ(フタバガキ、ハネフクベ、ニワウルシ、プテロシムビウム)の模型をつくりました
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タネの模型ができたらさっそく飛ばしてみましたよ!
種類によって全然違う飛び方でした


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くるくると回りながら落ちるタネの模型をみて
\すご~い!/という声がたくさん聞けました(*^_^*)

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。



あす11/19(日)はドリームスタジオフェスタが開催されます。
↓詳しくはこちらをご覧ください。↓
http://www.hitohaku.jp/infomation/event/dreamstudiofest.html
さらに、「関西文化の日」のため入館無料です。
どうぞこの機会に兵庫県立人と自然の博物館をご利用ください。




みなさまのご来館、心よりお待ちしております!

 フロアスタッフ くまもとまなみ

 

11/12(日) 「画はくの日スペシャル」2日目!!
今回の画はくの日は、おそとでおえかき☆
1日目は、午前中は雨模様だったのに、たくさんの方が参加してくれました!
2日目は・・・?この日もご家族でたくさんの方が集まってくれましたよ\(^o^)/

寒くなりませんように・・・そんなスタッフの心配を吹き飛ばすような快晴!!
ぽかぽか陽気の秋空の下、みんなでお絵かきしましたよ☆彡

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まずはモチーフを探します。
カエデの葉や、どんぐり、きのこ・・・そこここに、秋を感じますねぇ。

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完成!!

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みなさんの描いてくれた絵が、ひとはくサロンを秋色に染めてくれてますよ♪
ぜひ、見に来てくださいね!
参加してくださったみなさま、ありがとうございました!!

フロアスタッフ せら・かどはま
ひとはくに兵庫県議会の超党派で構成されている文化振興議員連盟の
議員のみなさんが来館されました!!
管内調査として・・・県内の文化施設など
展示物・展示内容だけでなく運営面についても調査をされているそうです!

中瀬館長、石田研究員、池田研究員の熱い!!解説に
ひとはくの研究内容をはじめ、化石の発掘、観光資源としての活用、経済的効果など
議員のみなさんから たくさん質問いただきました!
ひとはくのポテンシャルは・・どこにもひけをとらない、世界のトップクラスかと・・・
(さながら兵庫県の未来を担う!ひとはく特別委員会みたいですね~)

それでは・・・
ひとはくでの熱い!!調査の様子をお伝えします!!

館内展示
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収蔵庫
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                              生涯学習課 中前 純一  


兵庫県立人と自然の博物館は、11月12日(日)に開催された
ひょうご教育フェスティバルにブースを設け出展しました。
会場は西宮市立浜脇小学校・浜脇中学校です!

各地域の先生方などが参加し、教科などの各分野における研究や
実践発表の場として行われ熱気がいっぱいです!

そして・・・今回の・・・
ひとはくの出展タイトルは・・・「人と自然の博物館展」でございます!!

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さまざまな昆虫や化石などの標本を展示し、その形や生活の不思議なども紹介しました!

そして・・・メインイベントは

ワークショップ「とっても簡単!化石のレプリカづくり」



ひとはくとしても、「学校教育支援」の目的にかなうべく、出展し、
多くの先生方や子どもさんなどと交流をさらに図ることができました!
開始時間前にかかわらず・・・ひとはくブースはいつも「大入り満員」でございました!!

先生方からも、12月に遠足でひとはくに行くんですよ~!と嬉しいお言葉が・・・

標本の説明等を兼ねたミニセミナーや参加者からのひとはくへの質問など
安井生涯学習課長、半田研究員が熱心に説明と研究のアドバイスを行いました!

会場の様子です!

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                          生涯学習課 中前 純一

ひとはくでは、7日(火)から10日(金)まで秋の「トライやる・ウィーク」を行いました。

今回のトライやる・ウィークは、神戸市立有野中学校、有野北中学校、北神戸中学校の3校からそれぞれ2名の中学生が「職業としての博物館」を体験しに来てくれました。ここでは8日から10日までのようすをご紹介します。

なお、7日のようすについては、こちらをご覧ください >> 秋の「トライやる・ウィーク」が始まりました

8日(水)
今日も2つの班に分かれて実習を行いました。1班は布野隆之研究員の指導ものと、展示標本の計測です。標本となっている動物の生態研究の基礎として計測し、また館内・館外で展示を行う場合の基礎資料として計測を行いました。普段は間近に見ることのできない標本を実際に計測し、研究や展示管理の一端を体験してもらいました。
  

  
 
2班は、小舘誓治研究員の指導のもと実習を行いました。作っているのはコメツキムシの仲間(昆虫)の紙模型で、体をひっくり返されてしばらくすると、バネのように勢いよく起き上がろうとします。来館する子どもたちに分かりやすくその反応を示すための模型を作成しました。この作業のかたわらでは、本物のコメツキムシの仲間(サビキコリの生きた個体)がはねていました。
  

9日(木)
今日の1班は、高橋鉄美研究部長の指導のもと、論文整理を行いました。英語で書かれた魚類の論文でしたが、「英語は苦手です。」と言いながら、電子化を行っていました。中学生に「英語は実際にこんな場面で必要」と知ってもらえたら嬉しいです。
  

2班は、小舘誓治研究員の指導のもと、深田公園に生息する昆虫やハ虫類などの観察や、カエデ類の果実の採集を行いました。
草刈り直後の暖かい日であったことも手伝って、いろいろな生物を発見することができました。左の写真で、右手にあるのはダンゴムシ、左手にあるのはカナヘビです。右の写真はカマキリとその巣です。
  
トウカエデの果実の採集も行いました。翼果(よくか)ともよばれる羽を持った果実で、風でうまく運ばれるようにできています。ちょうどここに中学校の先生方も指導に駆けつけてくださり、生徒たちを励ましてくださいました。
  

1109-25.JPG この日は、日本経済新聞社の記者の方からトライやる・ウィークについての取材も受けました。取り組んでいるようすの写真撮影に加え、インタビューも行ってくださいました。
進路希望というのは人から尋ねられることでより深く考えることができたりもします。中学生にとっても良い機会になったと思います。


10日(金)
最終日は、1班がデジタル紙芝居「オランとウーたんのジャングル探検記」の上演です。3人でうまく分担しながら上演できました。また、入口で来館の子どもたちへの挨拶も行いました。研究とともに、来館者に楽しみながら科学を学んでいただくという博物館の使命を体験してもらいました。
  

  

2班は、来館者がいつでも触って見ることができる標本の整理です。ラベルを用意した後、4階のオープンラボの標本コーナーに準備しました。今度ひとはくに来た時には、自分が整理した標本を手に取ってみてくださいね。
  

これで、この秋実施の「トライやる・ウィーク」は終了となりました。ひとはくのトライやる・ウィークに参加した中学生の皆さんは、いずれも理科に興味があったり、学芸員になりたかったりといった方々でした。そんな中学生の皆さんに博物館ならでは体験をしていただけたとしたら、ひとはくの職員一同たいへん嬉しく思います。この経験が今後の中学生活、ひいてはキャリア形成に役立つことを願っています。最後になりましたが、中学校の先生方、ご指導ありがとうございました。

生涯教育課 竹中敏浩 
11月の画はくはスペシャル!ということで、
お外へスケッチに行きました!

あかきいろオレンジみどり...秋の植物はとってもオシャレ♪
s-P1160941.jpg(この葉っぱ、きいろとあかがまじってる!)
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(お父さん、お母さんも一緒に描いたよ!)

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秋ならではの色合い!とってもステキな作品ですね!

画はくの日スペシャルは、明日もおこないます!
少し寒いので、暖かいお洋服で来てね(^▽^)

フロアスタッフ きただにさやの
11月4日(土)
フロアスタッフとあそぼう「アンモナイト万華鏡」をおこないました!

アンモナイトとは...?
恐竜がいた時代、海の中にたくさんいた生きもので、
実は、日本でも化石が見つかっています。

アンモナイトについてクイズをしたら、
早速、万華鏡づくりの始まり。
s-P1160792.jpg(画びょうで穴を作業はみんなで慎重に!)
紙コップに「分光シート」を貼って組み立て...

アンモナイトに色をぬっていきます!
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(片面ずつ、お母さんと一緒に色ぬり)       (おそろいの青いアンモナイトが完成!)    

カラフルなアンモナイトがいっぱい!
とってもオシャレな万華鏡が完成しました~!
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たくさんのご参加、ありがとうございました!

11/18(土)、19(日)はなんと!入館料が無料です!
イベントもたくさんありますよ~!(詳しくはコチラ

みなさんにお会いできるのを心より、お待ちしています^^♪

フロアスタッフ きただにさやの

ひとはくでは、今年5月から6月にかけて、三田市立の8中学校(八景・上野台・長坂・藍・狭間・富士・けやき台・ゆりのき台)と宝塚市立西谷中学校、神戸市立有馬中学校からトライやる・ウィークを受け入れました。

今月は、神戸市立有野中学校、有野北中学校、北神戸中学校の3校からそれぞれ2名の中学生が「職業としての博物館」を体験しに来てくれました。今週は6名の中学生の成長をご報告します。

今日は、2つの班に分かれ、1班は動物生態学専門の布野隆之研究員の指導で、鳥類を中心に希少な生物を保全し管理を行っていく博物館の役割について、実習をもとに学びました。2班はフロアスタッフの指導のもと、デジタル紙芝居を練習し、小学生を前に上演して、博物館の普及活動を体験的に学びました。

1班のようす
  
普段はなかなか入ることができない収蔵庫で鳥類の剥製を見ながら、博物館がどうして鳥類の剥製を保存するのか、そのことと人類の生活がどんな関連が生じる可能性があるのか、などを学びました。写真はオオワシを渡され、その大きさと重さを実感として感じとっているところです。

  
写真左は、1971年に豊岡市で死んだ野生最後のコウノトリです。その大きさと今にも動き出しそうな生き生きとした表情に驚きながら、兵庫県と豊岡市がどうして「コウノトリの野生復帰」に取り組むかについて学びました。写真右は、収蔵庫の引き出し整理の説明を受けているところです。普段は見ることのできない引き出しも自由に見ることができます。トライやる・ウィークの『役得』と言えるかも-。

  
午後は深田公園で野鳥観察です。写真左の視線の先にはキジバトがいます。野鳥の見つけ方、見分け方について体験しました。

2班のようす
2班の今日は、デジタル紙芝居の上演です。地球の自然史と人類との関わりについて、子どもたちにも分かりやすく物語仕立てにまとめたものがデジタル紙芝居です。
  
まずは、観覧者のいないアースシアターで練習をしました。最初はなかなか声が出ず、声出しからの練習です。

  
いよいよ小学生を迎え入れて上演です。今日はタンバティタニスの生態と化石になるまでをまとめた物語です。練習の成果で声もしっかり出るようになりました。3人で手分けした息もぴったり、なかなかの演技派です!

  
写真左:最後までしっかり上演できました。聞いてくれた小学生たち、ありがとう。写真右は、フロアスタッフが説明するタンバティタニスについての追加説明を聞いているところです。自分が上演すると説明も良く分かりますね。

1班の研究活動、2班の普及活動ともに博物館にとっては大切な活動です。トライやるウィークは今週いっぱい10日まで続きますが、1週間の実習を通して、博物館の活動の一端を体験的に学んでくれたとしたら嬉しいです。

生涯学習課 竹中敏浩

月の第1日曜日ひとはくKids(キッズサンデーです。

 

 

11月のKidsサンデーは、気持ちの良い晴れの日で、
野外での活動も  やりやすい感じでした。


博物館の周りのケヤキの木の葉は、黄色くなったり、赤くなったりしています。

 

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▲ひとはくの入口ちかくにあるケヤキの木         ▲ケヤキの黄色くなった葉


ひとはくの4階入口ちかくにある コシアカツバメの巣には、
10月中ごろから、スズメが出入りしています。

 

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▲ コシアカツバメが旅立った巣にスズメが入っています
  (10月28日撮影)

 

 

 

Kidsサンデーのプログラムの様子などの報告で~す。

 

今月は、ホロンピアホールで、「ミュージアム・コンサート」が開催されました。
これは博物館の研究員と、アマチュア・オーケストラに所属されている
木管楽器奏者の5人の方とのコラボで行われたものです。


演奏されたのは「花は咲く」や「夕焼け小焼け」、「故郷」などやアニメ・ソングなど
みんなが知っている曲ばかりでした。これらの曲に関連して、研究員が
写真などを交えながら、お話を加えていましたよ。


客席では、家族連れや小さな赤ちゃんを連れたお母さん、ご年配の方などいろんな方が
聞いておられました。

 

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▲「ミュージアム・コンサート」のようす                ▲アミーチ・ウインド・アンサンブルほかの皆さん
                                                                              (楽器はフルート、オーボエ、ファゴット、ホルン)

 

それから先月に続いて、4階オープン・ラボで、
県立三田西陵高等学校の生徒さんによるプログラムがありました。
今回は「絵本の読み聞かせ」に加えて「手遊び」が実施されました。

 

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▲高校生の皆さんによるプログラム(「手遊び」)のようす

 

このプログラムについては、『三田西陵高校生による「絵本の読み聞かせ&手遊び」が行われました』として、
下記のアドレスに詳しく報告されています。

http://www.hitohaku.jp/blog/2017/11/post_2404/

 


 

 
そして、2階のひとはく多様性フロアでは、
NPO法人 人と自然の会さんの「パネルシアター『コン コン クシャン』、『さるかにがっせん』ほか」
が上演されました。

『コン コン クシャン』では、ブタさんやゾウさんなど、いろんな動物が、それぞれ形の違うマスクを
する歌で盛り上がっていましたよ。
 

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▲「コン コン クシャン」をみんなで合唱中!

 

 

また、3階では、アース シアターでフロアスタッフの「デジタル紙芝居
『オランとウーたんのジャングル体験記』、『くるりん ひらりん空のたび』」や
「展示解説『ひょうごの自然 じまんツアー』」などが行われました。

 

 

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▲『ひょうごの自然じまんツアー』のようす


野外での活動として、
ひとはく探検隊『きのこGETだぜ!』がフロアスタッフと研究員とで実施されました。

深田公園にでて、「きのこ」をさがしに探検です。
 

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▲『きのこGETだぜ!』のようす。いろいろなきのこをさがせたかな?


なお、『こんにちは!フロアスタッフです♪ ~ひとはく探検隊「きのこGETだぜ!」~』
として、下記のアドレスにも報告されています。

http://www.hitohaku.jp/blog/2017/11/get_1/

 


研究員によるオープンセミナーとしては、
「サンデーぜみ『きいろのおち葉をさがそう!』」、「くるくる回って落ちる種子を観察しよう!」、
「解説!丹波の恐竜化石」、「サンデーさーくる『はねる生きもののおもちゃをつくろう!』」が行われました。

 

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▲深田公園にでて観察する『きいろのおち葉をさがそう!』のようす
 

 



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▲4階オープン・ラボでの「くるくる回って落ちる種子を観察しよう!」のようす

 

 

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▲3階からスタートした「解説!丹波の恐竜化石」のようす

 

 

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▲4階実習室での『はねる生きもののおもちゃをつくろう!』のようす

 

 


今回は、関西ユース(大学生のボランティア)のお姉さん(徳平さん)や
お兄さん(古塚さん)が、子どもたちへのサポートをしてくれました。
お疲れ様でした。





<ちょっとした出来事>
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

「丹波の恐竜化石」の展示のところで、家族連れの方が
写真撮影をしているところに遭遇しました。

それは、発掘作業をしている作業員に成りきるコーナーで、
小学生の男の子が体験をしていました。

私も、写真を撮らせてもらいました。

 

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▲長ぐつや作業着、ヘルメットなどを身に付けて
 成りきっている小学生

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▲カメラの方を向いてくれたところ


彼は、将来、発掘などをする仕事につきたいそうです。


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次回の Kidsサンデーは、12月3日(日)に行われます。


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 ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!

 

                   Kidsサンデープロジェクト 小舘

 

紅葉の季節真っ盛りですね。

こんにちは!フロアスタッフです!

11月5日(日)は ~ひとはく探検隊「きのこGETだぜ!」~ を開催しました!

はじめに秋山研究員によるコースの説明やお話がありました。
その後、みなさん一緒に深田公園をめざして出発~!


まずは公園に行く前にエントランス前で探検開始です!

今日の天気は気持ちのいい晴れ。絶好の探検日和になりました(*^_^*)


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そしていよいよ深田公園にて探検開始!
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どんどんきのこが発見されていきます!
秋山研究員も大忙しです♪



最後は館内に帰ってきてみんなで今日の成果を確認しました。
きのこゲットだぜ!
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今日はきのこにたくさん触れて身近に感じられましたね(*^^)v
みんなの家の近くにもきのこがあるかもっ!?

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!!


フロアスタッフ 田畑

ひとはくでは、各月第1日曜日にはKids(キッズ)サンデーを行っています。11月は先月に引き続き、三田西陵高等学校子どもみらい類型ほかの高校生たちに来館いただき、「絵本の読み聞かせ&手遊び」を行いました。

 

開始時間になると、「はじまるよ!」のかけ声でオープニング。前回はかなり緊張気味でしたが、今回は柔らかな笑顔ではじまりました。そして、いよいよ読み聞かせ。最初の絵本は「かえるをのんだととさん」です。ちっちゃなお友達、しっかり聞いてくれてありがとう。
  

2冊目の絵本は、絵本の王道(?)「ぐりとぐら」。この絵本を読みながら育ったと言われる方々も多いのではないでしょうか。子どもたちのみならず、お父さん、お母さんにも懐かしく聴いていただきました。
  

今度は手遊びの王道『大きな栗の木の下で』。何度もアンコールありがとう。そして最後は、内容のふか~い、そしてちょっと悲しくて泣けてくる「こんとあき」です。落ち葉の季節にこの絵本を読むと、ぼろぼろになったこんのことを本当に愛おしくなります。
  


kodomo-mirai200x.jpg 子どもたちと大人の方々40名あまりの方々にお集まりいただき、絵本を一緒に楽しむ企画となりました。ご来場いただきありがとうございました。絵本と手遊びをしてくれた三田西陵高校子どもみらい類型のみなさん、ありがとうございました。


ひとはくでは、今回の会場のオープンラボの横、レファレンスと読んでいる場所に、いつも絵本を用意しています。その横にはもちろん小学生、中学生向けの図鑑や科学や環境が主題の本も。そして、中・高校生以上にはひとはく研究員の論文紹介も。子どもたちが絵本に始まり、だんだん本に親しみ、科学技術や環境に興味を持ちながら成長してくれることを願っています。


生涯学習課 竹中敏浩 

こんにちは!フロアスタッフです♪
秋も深まってきましたね。博物館の周りの深田公園の木々も紅葉しています。

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11月の画はくの日は、博物館の外に出てお絵かきします。
秋の木や葉っぱはどんなかたちをしているかな?どんないろかな?...
風を感じ光を浴びながら、みんなで楽しくお絵かきしましょう。

フロアスタッフとあそぼう 画はくの日 
11月11日(土)・12日(日)13:30~14:00
13:30 4階ひとはくサロン集合 → みんなで博物館外でお絵かきをします。
 ☆ 画用紙と色鉛筆などの画材は貸出しします。
  寒くなることもありますので、暖かい服装でご参加ください。

(雨天時は館内で実施します)

「画はくの日」って?
毎月開催しているフロアスタッフによるイベントです。
館内の展示物(標本、資料など)をじっくり観察して描きます。テーマは植物・動物・恐竜・昆虫・水生生物...など毎回のお楽しみ。
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今回はめずらしく屋外での開催です!
みなさま、ご参加ください!!

(フロアスタッフ いしくら)

11/3(金・祝)
三橋研究員とフロアスタッフによる はかせと学ぼう「ろ過実験コンテスト」が行われました。

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汚れた水をきれいにするしくみを学ぶため、ペットボトルでつくったろ過器を使って実験しました。

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水道から蛇口をひねるときれいな水がでてきますが、どうしてかな?

それは浄水場で汚れをとりのぞいているから。


水族館の水も、ろ過装置を使ってきれいにしているのですよ。
「ろ過」と聞くと難しい言葉だけど、身近な所で使われているんだね。


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三橋研究員のお話のあと、さっそく、ろ過器づくりに挑戦!
逆さにしたペットボトルの底に綿をしいて、砂や小石を入れていきます。

そこに少しにごっている池の水をそそいでいくと...

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砂や小石を通して不純物がとりはらわれて、きれいな水がでてきました!

「おもしろ~い」

最初は白くにごっていた水も何度も何度もろ過するうちに、透明の水になりました。
実験は大成功!ろ過のしくみがよくわかりましたね。
ご参加いただき、ありがとうございました。

 

次回のはかせと学ぼう!は、

11/18(土) はかせと学ぼう!~飛ぶタネの観察~

風散布植物のタネを実物を使って解説します。
ご参加おまちしております。



(フロアスタッフまつだ)

ひとはくファンのみなさまへ
 
毎日・・ひとはくにいろいろな質問やお問い合せがまいります!!
なんと4月から動物・昆虫・植物・化石など数百件を超え、各研究員が回答・解説をさせていただいております!!
その回答や解説の参考に 
お知らせいたします!!(少しだけ研究員気分が体験ができるかも??)


みなさま ひとはくの収蔵資料検索システムをご存知でしょうか?




ご存知のとおり・・・
ひとはくでは、動物・昆虫・植物・鉱物・岩石・化石等の自然史系標本や、
古地図・古絵図・映像・画像・書籍等の自然・環境に関する資料の収集に努めています!

開館前から続く一連の収集活動により、2016年度末には資料点数が161万点を越えるまでになりました。
このシステムは・・・収蔵されている161万点以上に及ぶ膨大な資料の一部を、ごらんいただくことができます!

例 植物
                    

例 昆虫

     


>> 収蔵資料検索システム をクリックして、ぜひ体験してみてください!!



                     生涯学習課 情報管理室 中前純一

10月29日(日)は
「はかせと学ぼう!~アンモナイト石けんをつくろう!~」を開催しました♪

雨の降る中でしたが、たくさんのおともだちが集まってくれて、とても感激です!


レプリカづくりで人気のアンモナイト!今回は石けんでアンモナイト作りました★


まずは佐藤研究員からアンモナイトについてのおはなしがありました!
そのあと、溶かした液体の石けんをアンモナイトの型に流し込んでいきます。
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じょうずに流しこめたかな??



30分冷やして固めると...!!





アンモナイト石けんの完成~♪
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とてもきれいにできました!!
笑顔がまぶしいです!


11月にはいっても楽しいイベントがたくさんあります♪
 11月のイベントスケジュールは、こちら

みなさんのご来館お待ちしています!!

フロアスタッフ 田畑


10/27(土)のフロアスタッフとあそぼうはハロウィン★ぱたぱたコウモリをおこないました!

コウモリって・・・血を吸ったり?!何だか怖いイメージ・・・(@_@;)
いえいえ、血を吸うコウモリは世界でもほんの数種類なんです。
街中でもよく見かけるイエコウモリは虫を食べます。
そんなイエコウモリのぱたぱたおもちゃを作ってみましょう!

まずはコウモリについての○Xクイズ!
コウモリは鳥のように見えて、私たちほ乳類の仲間。
飛べるほ乳類はコウモリだけです。
大きなコウモリマントを使って、コウモリの羽の仕組みを学びました。
みんなクイズ、正解出来たかな?
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さぁ作ってみましょう!
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作ったあとは、コウモリに変身して、はい!ポーズ!
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ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました☆彡

フロアスタッフ かどはま


移動博物館車「ゆめはく」、活躍中です。

11月4日(土)、「コモーレ丹波の森」で行われる「ものづくりはっぴいステージ」に、出展いたします。
出し物は、キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)の持ちネタ「どんぐりコロコロ」です。
子どもたち、遊びにきてね。

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こちらは、10月14日(土)・15日(日)に東条湖おもちゃ王国で開催された「第16回 はたらくくるま大集合inかとう」でのようすです。
このときほどたくさんの車は出ませんが、「ゆめはく」では、楽しく遊べますよ。

キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)では、秋企画「どんぐりいっぱい」を開催中。
新企画「まいにちどんぐり」では、会期中、いつでも「どんぐりコロコロ」して、遊べます。
12月17日まで。

- - - - - - - - - - - - - - - -(以下、丹波市ホームページより転載)- - - - - - - - - - - - - - - - 

第4回 ものづくりはっぴいステージ」Inコモーレ丹波の森 開催のお知らせ

商品を販売します! わたしたちの「手」づくりを「手」に取ってください!!
障がい者就労支援事業所等で毎日一生懸命作っているわたしたちの商品をぜひお買い上げください。
イベントでの売り上げは、わたしたちの工賃となります。
みなさんのご協力をお願いします。


● あつまれ! はたらくくるま
おなじみのあのクルマからこんなクルマまで、いろんなしごとをささえるクルマをみてください。

● ステージ発表
手話パフォーマンス、障がい者ダンス、キッズダンスをお楽しみください。

● 作品展・体験コーナー
絵画等の作品を展示します。さをり織りや福祉ネイルを体験できます。

● 日 時 11月4日(土曜日) 10時~15時

● 開催場所 コモーレ丹波の森(丹波市柏原町母坪335-1)

● 主 催 丹波市・ものづくりはっぴいステージ実行委員会

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monodukuri.jpg このチラシのpdfファイル


(八木 剛)

ひとはくエントランスホール前の芝生に何やら点々と続く線。
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そしてよく見ると、、、、大きな円弧を描くようにカーブしています。
 
s-P1160667.jpg 近づいてみると、、、、キノコです!

うわあ~たくさん!!キノコが生えてる!

ひとはくの秋山研究員に聞いてみました。
生えていたのは、コムラサキシメジ。薄い紫色のキノコです。
ここには毎年コムラサキシメジの「フェアリーリング」が見られるとのこと。
フェアリーリングとは、キノコがつくり出す輪のことを言うのだそうです。
「妖精の輪」素敵な呼び名ですね。妖精が輪の中で踊り出しそう。
この輪は年々同心円状に外に大きくなります。
フェアリーリングをつくるのは、植物の根っこと仲良く育つ菌根菌(きんこんきん)の仲間です。
アカマツの根っこと共生するマツタケ、シラカバの根っこと共生するベニテングタケなどもフェアリーリングをつくります。
コムラサキシメジは芝生の根っこと共生しているんですね。夏は芝生の輪の部分が良く成長し、緑の輪になっていたそうです。
キノコの不思議もっと知りたくなりますね。
s-P1160671.jpg 教えてくれた秋山研究員。
11月5日(日)にはひとはく探検隊「きのこGETだぜ!」もあります。お楽しみに!

(フロアスタッフ いしくら)

日曜日と月曜日にかけて台風が通りましたが
みなさん大丈夫でしたか?

今朝の博物館は、落ち葉や枝拾いからはじまりました。
幹が折れている木もあり台風の大きさをまじまじと感じました。

そんな週末の日曜日に
フロアスタッフとあそぼう!「ハロウィン★クイリング」を行いました。
スタッフの心配ははずれて、雨の降る中でしたが沢山の参加がありました♪

クイリングは、細長く切った画用紙をくるくると渦巻き状に丸めて、形を作るものです。
みんなで工作の前にゲストの『コウモリ君』に登場してもらいました。
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生涯学習課:安井課長がコウモリになって登場!迫力満点です(*^_^*)

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みんな真剣にクイリングの説明をじっくり聞いています。

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くるくると紙を巻いているところ。

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完成して「コウモリ君」に報告しているところ。

みんな素敵なカードが完成しました。ハロウィン本番までおうちに飾ってね。

フロアスタッフ せら ゆうこ



10月21日(土)、「はかせと学ぼう」が行われました!

今回のテーマは ちょっと観察この植物(秋)』

植物はかせの小舘研究員 が、秋にみられる植物をた~くさん紹介してくださいました♪

s-P1160420.jpg秋の植物といえば?
カエデ、イチョウ、クリ、ススキ・・・
いろんな植物がありますね!

その中から、まずはイロハモミジとトウカエデのタネをご紹介。

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タネによって回り方もちがいます!


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これはアオギリのタネ。ふしぎな形でしょう?
丸い種子が重しになって、くるくるとまわって落ちます!

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アオギリのタネは、にぎると簡単に粉々になります。
地面に落ちた衝撃で丸い種子がはじけ飛ぶように工夫されているんだね。

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さぁ!みんなでとばしてみよう!


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さいごに、巨大ひっつきむし 登場!!
ツノがのびたようなとってもふしぎな形をしていますが、これもりっぱなタネなんです。

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ツノの先が鋭くなっていて、一度ひっつくとなかなか離れませんよ~。

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これからいろんなタネが実る季節です。
博物館周辺にもどんぐりをはじめいろんな植物がみられます。
ぜひ観察しながら散策してみましょう♪

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!



フロアスタッフ たにぐち
今年もひとはくのハロウィンこっそり?(*^_^*)進行中です。

s-P1160407.jpg 昨日ひとはくに来てくれたおともだち。
コウモリに変身して、ハイポーズ!

明日10月22日(日)のフロアスタッフとあそぼう
ハロウィン★クイリング。かぼちゃやお化けの楽しいカードができるよ!詳細はこちら(クリック)

そして、来週10月28日(土)は、ハロウィン★ぱたぱたコウモリ。私たちの身近に暮らすイエコウモリのペーパークラフト。コウモリクイズもしますよ。詳細はこちら(クリック)

ぜひ、ご参加くださいね!待ってます!!

(フロアスタッフ いしくら)

10月15日はフロアスタッフと遊ぼうきょうりゅう骨パズルを行いました!

大きな恐竜の骨パズルを、みんなで力を合わせて組み立てます!
今日組み立てたのは...丹波竜こと【タンバティタニス・アミキティアエ
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最初は、「丹波竜」について クイズを交えながら楽しく学びました!
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丹波竜について詳しくなったところで、いよいよパズルの組み立て開始(^◇^)
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みんなで組み立てた後、「ステゴサウルス」チームと「ティラノサウルス」チームの2グループに分れました。
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どちらのチームも仲間と一緒に奮闘しながら、完成させていました!
今回も大勢のご参加ありがとうございました。

次回のフロアスタッフと遊ぼうは、22日の≪ハロウィン★クイリング≫です!
詳細はこちら→
ぜひお越しください(*^_^*)

フロアスタッフ さとう あやか
肌寒い日が続き、深田公園もだんだん秋の装いです。
s-P1160354.jpg(葉っぱが色づき始めています!)

秋といえば、「芸術の秋」ですよね(^^)
ひとはくでは月に一度、「画はくの日」というイベントを開催しています。

毎回テーマが違うので、何度参加しても楽しいですよ~!
イベントの最初にはクイズもあります。
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                                                                 (イベントでしか出会えない標本もたくさん!)

次回の「画はくの日」は11/11(土)、12(日)です。

テーマは来てのお楽しみ♪
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(本物そっくりな力作!)            (作品は1ヶ月間展示いたします^^)

親子での参加も大歓迎!ご家族で標本を観察しながら、楽しく絵を描いてみませんか?
画用紙や色えんぴつなどは、貸し出しいたします(^0^)

秋の休日はぜひ、ひとはくへ!

フロアスタッフ きただに さやの
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ミュージアムショップは、ひとはくのエントランス(入場無料)にあります。
ひとはくオリジナルグッズをはじめ、プロ仕様の虫・魚とり網といった調査道具、ポストカード、館員の書籍などを取りそろえておりますよ。


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人気なのはタンバティタニス(丹波竜)などの
恐竜フィギュア。

おもちゃ屋さんにはない本格モデルです!








恐竜組み立てキットは大小さまざま。
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卵型カプセルになっていて、中を開けると恐竜が出てくるものも!(画像クリックで拡大)


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Woody Heart 恐竜3Dペイント

天然木フィギュアに、アクリル絵の具6色と筆がついているので、ペイントしてオリジナル恐竜をつくろう!







紫水晶などの鉱物や オオサンショウウオなどの水生生物のぬいぐるみもかわいいよ♪

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他にも昆虫フィギュアなどがたくさんあり、みているだけでも楽しいですよ。
博物館にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

 

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 ミュージアムショップ営業時間 

平日(火曜日~金曜日) 12:00~16:00
土・日・祝 11:00~16:30
月曜日 休み

※なお、月曜日であっても博物館開館の場合、開店いたします。

 

フロアスタッフまつだ

秋の行楽シーズンですね~
ひとはくファンの方をはじめ、兵庫県に来られた方に朗報でございます!!
なんと!!ひとはく エントランスホール付近で公衆無線LANが利用できるようになりました!!
エントランスホールでのお土産のお買いものや待ち合わせ、ご休憩の際に無料で利用できます!!
はじめて兵庫県に来られた方、ひとはくの次にどこへ行こうか?
なーんて お役にたてるかも知れませんね!

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公衆無線LANその名前は「Hyogo_Free_Wi-Fi」です!
兵庫県が・・・
海外からの兵庫県への来訪者等の利便性向上を目的に、公衆無線LAN「Hyogo_Free_Wi-Fi」を整備し、
兵庫を訪れるインバウンド客獲得の増加を推進するとともに、関西広域観光への対応を目的としています。

他にも県立施設等71カ所に整備しているそうです!
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さて・・スマホなどからの接続方法です・・・
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ただし・・エントランスホール付近でしか「Hyogo_Free_Wi-Fi」に接続できません。
※注意1 スマホなどWiFi連続接続時間は30分です。
※注意2 ひょうごツーリズムガイドのHPに接続されます。
※注意3 ひとはく館内のWiFiではありませんので・・・
     ひとはくスタッフが・・・接続方法についての対応ができないことご容赦ください。
     サービス・接続方法について不明な場合は、ご自身でWi-Fiサポートデスク 
     0570-783-506(10時00分~18時00分)にお問い合わせください。

でも・・安心してください!
ひとはく館内へ入館すると・・・・ひとはくの館内WiFiがありますので!
館内全域で無線LANによるインターネット接続を無料でご利用いただけます!

また・・・海外の来館者の方へのサービスとして
ひとはくでは、展示物に近づくと、スマートホンで展示物の説明がみられるアプリ
【館ナビ】を実証実験として試行しています英語版での展示解説も楽しめます!
ぜひ、ご自身のスマ-トホンを使って「展示解説」をお楽しみください。
【館ナビ】の利用方法について 
 利用方法の詳細はこちらから(PDF1.68MB)

それでは・・・みなさまのご来館をお待ちしております!

                             生涯学習課 中前 純一



 

10月8日(日)に
フロアスタッフとあそぼう
「画はくの日~ハロウィンバージョン~」   を行いました!
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ひとはくでは毎月第二土曜日を「画はくの日」として、
毎月テーマを変えて、博物館の展示物をみんなで描いてもらうイベントを行っています。
今月はハロウィンバージョンです
4階ひとはくサロンで
普段は公開していない少し怖い!?標本を描いてもらいました♪


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コウモリや 1mを超えるアリゲーターガーのほか、
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ふだん非公開のカラスフクロウ
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そしてクジャクのはねなど色んなものを描いていただきました。
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作品は約1カ月間4階ひとはくサロンに掲示して、
そのあとは博物館で1年間保管します。

取りに来てくれたらいいことがあるかも?!(*^_^*)


ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

 





次回のイベントは
10月14日(土)ひとはく探検隊「『秋のさとやま』の中を歩こう」
博物館に近いブイブイの森(南公園)を散策します。
時間:13:00~15:00
場所:4階ひとはくサロンに集合
定員:20名・参加費無料

当日10:00から4階インフォメーションにて、参加申し込みの受付を開始。定員になり次第終了します。

※小学2年生以下は保護者同伴でご参加ください。
歩いて山のなかに入りますので、よごれてもいい服装(長袖、長ズボン)でおこしください。
※雨天中止

みなさまのご来館、心よりお待ちしております!

 

フロアスタッフ くまもと・まつだ

 

10月9日はフロアスタッフとあそぼう とっても簡単!アンモナイトのレプリカづくり をおこないました!

カラフルなおゆまるの中から好きな色をえらんで、自分だけのオリジナルアンモナイトを作ってみよう!

アンモナイトはリエリセラスとオルソスフィンクテスの二種類から一種類選んでいただきます。

どちらのアンモナイトの型もすべて本物の化石から型どりしているので、ひとつひとつ微妙に形が違います。
一つ一つ手で見比べながら型を見る姿は、みなさま真剣です。
型が選べたらおゆまるを二本選んでもらい、スタッフがお湯でやわらかくしていきます。
おゆまるは熱が加わるとやわらかくなり、冷えると固まる性質があるので、
あたたかいうちにねじったり、のばしたりして、型にはめると......

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自分だけのオリジナルアンモナイトのレプリカが完成!

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ご参加してくださいましたみなさま、ありがとうございました!

フロアスタッフ(ふじわら)
10/7(土)はかせと学ぼう!~ドングリの観察~をおこないました!!

木々が色づきはじめ、秋めいてきましたね♪
公園で、通学路で、ドングリがコロコロと転がっています。
可愛くて、ついついポケットに入れてしまいますよね(*^_^*)
おとなもこどもも大好きなドングリについて、たくさん教えてもらいましょう!
教えてくれるのは、植物はかせの藤井研究員です。←はかせについて詳しくはコチラ

ドングリとは??ブナ科の植物の果実のこと。
ハカマ(殻斗)がくっついているのが特徴です。
ドングリの見分け方を教えてもらったり、いろんなドングリを見せてもらったりしましたよ!

お話のあとは、ドングリこまを作ったり、ドングリを紙に貼ったりして遊びました☆

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参加いただいたみなさま!ありがとうございました☆彡

はかせと学ぼう!は、それぞれ専門の研究員がわかりやすく解説をし、楽しくあそびながら学ぶオープンセミナーです。
わからないことをいっぱい質問もできますよ!
10月のはかせと学ぼう!は・・・

21日(土) 「ちょっと観察、この植物(秋)」
身近な植物をみんなで、ちょこっと観察してみます。
天気がよければ、深田公園に出て植物をさがしてみましょう。

29日(日) 「アンモナイト石けんをつくろう!」
シリコン型に石けん素材を流し込み、アンモナイト化石のレプリカを作製します。

↑詳しくはタイトルをクリックしてください!

みなさまのお越しを心よりお待ちしております!

フロアスタッフ かどはま

ひとはくのある深田公園も紅葉が少しずつ始まり、秋を感じさせます。秋は芸術の季節。県立北摂三田高等学校邦楽部をお招きして、ひとはくサロンコンサートを開催しました。「八橋検校作 六段の調べ」と「吉崎克彦作 風の音」を演奏していただきましたが、第1回、第2回合わせて、およそ200名の方々にお集まりいただき、琴の音色を楽しんでいただきました。

2年生の部長さんから、「1曲目は伝統的な琴の響、2曲目は激しや穏やかさなど表現の変化を楽しんでください。」と曲紹介があり、コンサートが始まりました。
普段は耳にすることの少ない和音階を、紅葉の始まった深田公園と、デルタドロメウスの復元骨格をバックに聴くことは非常に不思議な体験で、時間や空間を超えたものを感じさせてくれました。

salonconcert-nov1300x.JPG  

今回は、琴の体験教室も行ってもらいました。琴爪(ことづめ)をつけて、生まれて初めて琴の音を出した子どもたちや大人の方々も多かったと思いますが、希望して参加していただいた皆さまに楽しんでいただけたようでした。
  

  

  

このように幅広い年齢層の方々に楽しんでいただいた今回のひとはくサロンコンサートとなりました。ご鑑賞いただいた皆さま、体験教室にご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。


なお、ひとはくでは高校との連携に積極的に取り組んでおり、11月5日に三田西陵高校子どもみらい類型による「絵本の読み聞かせ&手遊び」、12月10日に三田松聖高校吹奏楽部による「ひとはくサロンコンサート~クリスマスコンサート~」を予定しています。どうぞご参加、ご鑑賞ください。

生涯学習課 竹中敏浩

月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。

10月のKidsサンデーは、朝夕はちょっと空気がひんやりして
秋らしく感じられる日でした。

 

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▲ハナミズキには、赤い果実がなっています

 

ひとはくの4階入口ちかくに巣をつくっているコシアカツバメ。 
スズメと攻防しながら、まだ、3羽くらいいるようです(10月3日現在)。

 

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▲ コシアカツバメ(10月3日に撮影)

 

Kidsサンデーのプログラムの様子などの報告で~す。



今月は、
県立三田西陵高等学校の生徒さんによる「絵本の読み聞かせ」
が実施されました。


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▲高校生が親子向けに「絵本の読み聞かせ」



このプログラムについては、『三田西陵高校生による「絵本の読み聞かせ」が行われました』として、
下記のアドレスに詳しく報告されています。

http://www.hitohaku.jp/blog/2017/10/post_2386/

 


 

 

それから、三田市の有馬富士自然学習センター(キッピー山のラボ)さんによる
「キッピー山からこんにちは!『ひっつきむし あそび』」や、

 

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▲ひっつきむしで、いろんな遊びをしましたよ~  ▲何をかんさつしているのかな~

 

NPO法人 人と自然の会さんの「自然工作『壁紙や額縁をつくろう!』」、
「パネルシアター『まんまるさん』『さんまい の おふだ』ほか」が実施されました。

 

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▲『自然工作』のブースのようす                ▲キレイな作品と一緒に、ハイポーズ!

 

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▲「まんまるさん」上演中!





また、フロアスタッフの「デジタル紙芝居『ススキ草原のオーケストラ』、『ゆめ の つづき』」、
「展示解説『ひょうごの自然 じまんツアー』」、「フロアスタッフとあそぼう!『ひょうごの妖怪★たてばんこ』」
などが実施されました。




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▲『ひょうごの自然じまんツアー』のようす     ▲『ひょうごの妖怪★たてばんこ』のようす
  ニホンザルも聞いている?


『ひょうごの妖怪★たてばんこ』は、
 『こんにちは!フロアスタッフです~ひょうごの妖怪★たてばんこ~』として、
下記のアドレスに詳しく報告されています。
 
http://www.hitohaku.jp/blog/2017/10/post_2385/





研究員によるオープンセミナーとして、「サンデーぜみ『ひっつっきむしをさがそう!』」、
「絵本の国」、「解説!丹波の恐竜化石」、「サンデーさーくる『ひっつきむし で かお』」が行われました。

 



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▲『ひっつきむしをさがそう!』のようす
 


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▲『絵本の国』のようす





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▲「解説!丹波の恐竜化石」のようす

 



『ひっつきむし で かお』に参加してくれた皆さんで~す

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▲『ひっつきむし で かお』のようす

 

 


今回は、関西ユース(大学生)のお兄さん(三上さん)や、
ひとはく連携活動グループ「run♪run♪plaza(るん♪るん♪プラザ)」の
お姉さん(門口さん)が、
子どもたちへのサポートをしてくれました。お疲れ様でした。


次回の Kidsサンデーは、11月5日(日)に行われます。

 

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 ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!

 

                   Kidsサンデープロジェクト 小舘

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今日は中秋の名月で、お月見の日。十五夜ともよばれています。
秋の鳴く虫たちの声をききながら、月をゆっくりとながめるのもいいですね。


博物館の隣にある深田公園は、
エンマコオロギマツムシ、美しい鳴き声から「鳴く虫の女王」とよばれるカンタンなど
秋になるとさまざまな鳴く虫の声を楽しむことができます。※鳴く虫は通常、オスしか鳴きません。


鳴く虫の声は、博物館のホームページから鳴き声をきくことができますよ。


フロアスタッフによるデジタル紙芝居で鳴く虫の声♪を楽しむのもいいですね。


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10/8(日)
デジタル紙芝居ススキ草原のオーケストラ

 

場所:3階アースシアター

時間:14:30~(所要時間15分)







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◀鳴き声 当てクイズ(挑戦してみよう!)

 

 

また、10/8(日)は県立北摂三田高等学校邦楽部をお招きして、
ひとはくサロンコンサート(秋の部)を開催します。

演奏のほか、琴の体験教室も行います。ひとはくで芸術の秋をお楽しみください。

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場 所 演奏・体験教室とも4階ひとはくサロン
定員・参加料はありません。(ただし、大学生以上は観覧料が必要です。)

〔演奏〕
第1回:12:00~12:10
第2回:13:00~13:10
曲目:「六段の調べ 八橋検校作曲」「風の音 吉崎克彦作曲」

〔琴の体験教室〕
時間:12:15~12:30
内容:主に子どもたち対象に琴にさわって簡単な曲を奏でてみます。
   曲目は「トトロのテーマ」「さくらさくら」など。







▲くわしくはコチラ


フロアスタッフまつだ

ひとはくでは、各月第1日曜日にはKids(キッズ)サンデーを行っています。10月は「絵本の国」も行いましたが、今回は子どもたちによりいっそう絵本に親しんでもらおうと、三田西陵高等学校子どもみらい類型ほかの高校生たちに来館いただいて「絵本の読み聞かせ」を行っていただきました。

2年生放送部の生徒さんによるお知らせ放送のあと、「はじまるよ!」のかけ声でオープニング。高校生もちょっと緊張気味です。そして、いよいよ読み聞かせ。ちっちゃなお友達、しっかり聞いてくれてありがとう。高校生もだんだん調子ができてました。
  

高校生のお姉さんたちが読むのもだんだん慣れてきました。子どもたちとの距離も少しずつ近づいていきます。そして、お話の間には手遊びも。お母さん、お父さんの協力もあって、子どもたちも身体を動かしながら楽しんでくれました。
  

最後のお話のあとは、みんなで歌を楽しんでおしまいです。子どもたちも高校生も笑顔のひとときでした。
  

ひとはくとしては、このようなイベントは初めての企画でしたが、子どもたちと高校生の笑顔を見て、開催して良かったと感じました。

ひとはくでは、今回の会場のオープンラボの横、レファレンスに常時絵本も用意しています。少し年齢層が上がると、科学や環境の話題を含む絵本も。そして、そして、中・高校生以上にはひとはく研究員の論文紹介も。ちょっと話が早回しになってしまいましたが、子どもたちが絵本に始まり本に親しみながら成長過程をたどってくれることを願っています。


生涯学習課 竹中敏浩

10月になりましたね!外はすっかり秋模様です。
ひとはくの周辺にはたくさんドングリのなる木があります。
ドングリを拾いながらお散歩するのも楽しいですよ♪


10月1日(日)、フロアスタッフとあそぼうでは
『ひょうごの妖怪★たてばんこ』 を行いました。
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江戸時代のペーパークラフト立版古(たてばんこ)。
ひとはくが収蔵する「西国名所図会」の西宮の風景をもとに
ひょうごの妖怪を使った博物館オリジナルのたてばんこを作りました。

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まずは最初に「ひょうごの妖怪クイズ」を行いました。
妖怪になりきったスタッフの迫真の演技
お客さまからも笑いが起こります!
(ブログではお伝えできないのが残念です...)

クイズのあとは、いよいよたてばんこ作りです。

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最後は、できあがった作品を手にひょうごの妖怪と一緒に記念撮影。
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ぜひ、お部屋に飾ってたてばんこを楽しんでくださいね♪




フロアスタッフ たにぐち

 

みなさん、こんにちは!

さわやかな秋空の下、黒田研究員と「はかせと学ぼう!~たのしい草あそび~」を行いました。

まずは、ツバキの葉っぱで「ぞうり」を作ったり、クルクルっとまるめて笛にしました。

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2枚のシイの葉を重ねてならしました。
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JCOMさんが取材に来られていました。カメラを向けられてうまく音がでたかな!?
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クズの葉っぱで音をならしてみよう!
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カヤの細い葉っぱを両手ではさんで息を吹くと音がでます。
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わたしも草笛吹いてみよっと!
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今回も大勢のご参加ありがとうございました。
10月の「はかせと学ぼう!」は、7日(土)、21日(土)、29日(日)です。(詳細はこちら
みなさまのご来館をこころよりお待ちしております。

フロアスタッフ てらお ゆみこ




  

9月24日(日)
ひとはく探検隊「ダンゴムシを探そう」を行いました!

 

今回の隊長・鈴木研究員が、フロアスタッフと
一緒に深田公園にどんぐりを探しに出かけましたよ!
ダンゴムシはかせの鈴木研究員のプロフィールは☆こちら☆

 
深田公園に出発する前に、鈴木隊長よりお話がありました。
「今日は深田公園に色のついたダンゴムシを探しますよ!色は    緑   桃   青    金  です!」

 実は、マーカーで色をつけたダンゴムシを前日の夜に深田公園に放したそうです(*^_^*)


バケツ・熊手・スプーンを持って出発☆
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探検隊では見つけた生き物のことを、研究員にすぐ聞けます♪
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スズメガの幼虫を発見☆


\ダンゴムシ発見!青色だ!/ 

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みつかったダンゴムシ☆
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見つけたダンゴムシは
緑6匹桃8匹青20匹金9匹 
合計43匹 でした♪

※色はペイントマーカーでつけました。ダンゴムシは2か月ぐらいで脱皮をするので色は無くなるそうです。


くわしい報告書はただいま作成中です!
完成しだい4階ひとはくサロンに貼り出しますので、ぜひ見にきてくださいね。

 

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

 

次回のイベントは
9月30日(土)「はかせと学ぼう!~楽しい草あそび~」
深田公園に生えている植物を使って草あそびをしましょう。
詳細はこちらをクリックしてご覧ください。


 

次回のひとはく探検隊は
10月14日(土)ひとはく探検隊「『秋のさとやま』の中を歩こう」
博物館に近いブイブイの森(南公園)を散策します。
詳細はこちらをクリックしてご覧ください。

 

 みなさまのご来館、心よりお待ちしております!

 フロアスタッフ くまもとまなみ

ひとはくでは、兵庫県県土整備部土木局総合治水課と共催で明石工業高等専門学校の協力を得て、ミニ企画展「みんなで取り組む総合治水展」を開催しています。
この企画展は、「ながす」、「ためる」、「そなえる」の3つの観点から、河川・下水道での対策、雨水の流出を抑制する流域対策、浸水時の被害を軽減する減災対策が県内の各地でどのように実施されつつあるかを展示しています。また、県下の工業高校や高専とカリキュラム連携事業で製作した模型の展示・実験や、 見て触れる雨水タンクなどの展示も行っています。



ジオラマをつかったじっけんだよ!

また、9月23日(土)には解説とジオラマを使った実験も行いました。

  
まずは、総合治水対策の説明を聞いてから、ジオラマ模型にじょうろで雨を降らせ、何秒で川の水が危険水位にたっするかを計りました。

  
今度は、校庭貯留や降水タンクなど治水対策の施されたジオラマ模型を用いて、同じようにじょうろで雨を降らせました。明らかにこちらの方が、危険水位に達するまで雨量も時間も必要でした。
参加してくれた子どもたちは、治水対策の必要性を体験的に知ってくれたと思います。写真の中でもしっかり指さし確認してくれています。

「みんなで取り組む総合治水展」は10月1日まで開催です。ジオラマ模型を用いた実験はもうありませんが、明石工業高等専門学校作成のプロジェクションマッピングは見ていただけます。どうぞみなさんご来場ください。
>>「みんなで取り組む総合治水展リーフレット」


生涯学習課 竹中敏浩

ひとはくでは、9月23日(土)より、三田市立中学校の「理科自由研究作品展」を開催中です。


  
中学生の皆さんが自分で見つけたテーマを、中学校で学んだ科学の方法にしたがって探求してまとめた成果が理科自由研究です。このうち、優秀作品を「理科自由研究作品展」として、ひとはくサロンに展示しています。各中学校から選ばれてきた優秀作品であるだけに、どの作品も非常に立派な作品ばかりです。この中から未来のサイエンティストが生まれるかも。。

10月3日(火)までの展示ですので、作品が展示されている中学生やその保護者の皆さまもお見逃し無く。

ご覧いただいた中学生にちょっとアドバイスですが、このひとはくサロンのもう少し奥には、ひとはく研究員の最近の論文も掲示されています。大学・博物館レベルの研究はどう違うのか、同じなのか。もちろん探求の深さは違うのですが、自然に対する興味や静物に対する愛情は同じものです。どうぞそんなところも見て感じてくださいね。1、2年生は是非来年の自由研究のヒントにもしてください。
生涯学習課
竹中敏浩

9月22日(金),神戸市環境局より要請を受け,主任研究員橋本佳明が講師を務め,同市環境局環境保全部自然環境共生課や保健所の方々を対象とするヒアリ講習会を実施しました.

※本講習会で使用した手順書はこちらからダウンロードできます.>>ヒアリとアカカミアリの疑いがあるアリの1次スクリーニング手順 非営利目的であれば出典を明記してご利用いただて結構です.(CC-BY NC4.0


講師を務めた橋本佳明の感想です.
「4時間に及ぶ,講義と実習というハードなプログラムで,講師の方がむしろ疲れ気味であったにもかかわらず,実習生のみなさんは,終始,真剣に,そして,熱心にプログラムに取り組んでいただきました.
少しでも,お役に立てたなら,幸いです.」

以下,その講習会の模様と資料(このページ下部からダウンロード可)を掲載します.


 ヒアリの増加について説明,驚異となる繁殖力.    アリの繁殖システムについて説明
  


 講習会の様子.細かい作業です.          ヒアリの特徴,前伸腹節・腹柄節・後腹柄節の説明
  


 アカカミアリの頭部について説明           比較のため在来種の特徴について説明
  



左写真は,鏡下で特徴を確認し,手順書と見比べながらスクリーニング(せんべつ)を行っているところです.

慎重に丁寧に行うことでスクリーニングを行うことができます.



※写真提供は神戸市環境局自然環境共生課より

主任研究員 橋本佳明
生涯教育課 竹中敏浩

いま話題のヒアリですが、ひとはくでヒアリの標本が展示されているのはご存知でしょうか?

ヒアリは赤茶でツヤがある(腹部は暗色)南米原産のアリで、特定外来生物種に指定されています。

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▲ヒアリ(写真撮影:橋本佳明 主任研究員)

4階ひとはくサロンで開催中の緊急速報展「ヒアリとアカカミアリ」は、多数の関心を寄せていただき、期間を2018年1月8日まで延長しております

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▲ヒアリの体長を100倍にした拡大模型も展示されています(写真左)


ヒアリの近縁種であるアカカミアリの標本や、
在来のアリとの見分け方パネルなどもありますので、ご覧ください。

・思ったより小さかった!?                 

ヒアリの体長は2.5~6mmと小型ですので、
来館されたお客様から「想像より小さくてびっくりです!」というお声をよくいただきます。



・ヒアリかも?



ひとはくでも多数の問い合わせがあるのですが、多くの場合、在来のアリ類です。
生活に影響がない場合、むやみに駆除する必要はありません。

ヒアリの侵略から私たちを守ってくれるのは、日本のアリです。むやみに殺虫剤をまくと、ヒアリの定着を防ぐために戦ってくれる在来アリまで殺してしまいます。



 ヒアリかどうか、わからないときは、まず環境省などの専門機関に報告してください。




環境省から提供されている下記のファイルをご覧ください。

ストップ・ザ・ヒアリ(ヒアリの特徴・生態・駆除方法・刺された時の対処方法等の参考)

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◀【最新版】
危険生物ファーストエイドハンドブック 特別編集「ヒアリ」
 文一総合出版会からでました。

 →ダウンロードして、どなたでもご覧になれます。





ヒアリについて、くわしくは ★コチラ★ をクリック

     

フロアスタッフまつだ

ユニバーサル・ミュージアムをめざして96

分からないことを,分からないままに受け入れる

三谷 雅純(みたに まさずみ)



 穏やかな表情で雑誌を売る男性がいます.にこにこ笑っているわけではありません.といって,ただ無表情で立っているのでもありません.さり気なく,興味を持つ人が現れるのを待っているのです.

 押しつけがましさは全くありません.物を売るのですが,セールス・トークをしている現場に立ち会ったこともありません.ただひたすら穏やかな顔をして,黙って待ち続けます.

 通路を行き交う人びとが先を急ぎます.人びとは興味なさそうに通り過ぎますが,本当に先を急いでいるわけではありません.大きな街では,どこもそうなのでしょうが,多くの人がいるように見えて,実は一人ひとりが孤立しています.そんな人たちにも,この社会に意見はあるのでしょう.しかし,その意見を積極的に表すわけではありません.第一,その意見にしたところで,たいていはオリジナルではなく,「大勢の人が言っていた意見」の受け売りのようです.急いで行く先に待っているのは,それぞれの人が眠る場所なのです.

 そんな人ごみで穏やかな顔をして立ち続けるようすは,まるで修行僧です.道行く人に見やすいように、雑誌を片手で掲げて持っています.腕がだるくなります.大変でしょう.しかし,ずっと同じ姿勢を取り続けます.マガジン・ラックに立て掛けても同じ効果はあるのでしょうが,それを生身(なまみ)の人間がやっている.きっと そうすることに意味があるのです.

 わたしがよく出会う男性は気さくな人で,行くとにっこり笑いながら挨拶をしてくれます.そして必ず,ひと言,二言,話をします.わたしはよく,その雑誌を買います.この雑誌のファンなので、その人でなくても,見かければ いつも買うのです.しかし,実を言うとその売り手からは,どこか懐かしい,子ども時代の思い出が漂うような気がしています.

    *

 わたしがその雑誌「ビッグ・イシュー日本版」(1) を買って立ち去ろうとしたとき,商品の片隅に,見慣れない冊子が立て掛けてありました.その冊子には『ギャンブル依存症からの生還―回復者12人の記録』(2) とタイトルが付いています.しゃがみ込んで,しげしげと眺めていると,わたしの様子に気が付いた男性は,「興味がある?」と聞きました.わたしが頷(うなず)くと,「持って行っていいよ」と言いました.

 売り物ではないのかと躊躇(ちゅうちょ)したのですが,売り物ではないようです.男性に迷惑を掛けているのではないと分かり,安心して貰うことにしました.ギャンブル依存症とは,生まれついてのものと言うより後天的なものなのですが,脳に痕が残る症状だと認識しています.それがどんな症状なのかに興味があったのです.

 家に持って帰って、早速,開いてみました.すると,その冊子をまとめたギャンブル依存症問題研究会の代表が,精神科医で作家の帚木篷生(ははきぎ・ほうせい)さん (3) でした.帚木さんのお名前を,わたしは『ネがティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』(4) という本で知っていました.源氏物語五十四帖の巻名「帚木(ははきぎ)」と「蓬生(よもぎう)」から付けたペンネームだということです.

 精神科医として,帚木さんはアルコール依存症やギャンブル依存症の患者たちと,回復を目指していっしょに苦労してきました.特にギャンブル依存症は、関係した本を多く書いていらっしゃいます.『ネガティブ・ケイパビリティ』は特にギャンブル依存症についてお書きになったものではありません.人間にとっての「共感」や「楽観的希望」についてお書きになった本です.例えば抗うつの治療薬は、自殺の危険がありますから,重度であれば必ず飲まなければいけません.しかし軽度ならプラセボ,つまり「偽薬」でも,直ると信じることが、かえって副作用がない分,身体への負担がなくて良いと言います.帚木さんは医者ですが,プラセボ効果を評価しておられます.これが「楽観的希望」です.

 ネガティブ・ケイパビリティとは,不確実なことや曖昧な問題を前にして,安易に解釈せず,分からないまま,どうしようもないまま受け入れる能力のことです.鷲田清一さんの臨床哲学(「アートと哲学」(5))に通じるのかもしれません.

 ネガティブ・ケイパビリティは,ギャンブル依存症とも関連の深い言葉です.ギャンブル依存症から抜け出すために自助グループ:GA(Gamblers Anonymous:「名前を名乗り合わないギャンブル依存症者たち」とでも訳すのでしょうか?)(6) に参加している人は,自分の置かれた状況を匿名で告白して、次の祈りを総和するそうです.神学者:ラインホルド・ニーバーが唱え始めた祈りです.

ニーバーの祈り(Serenity Prayer)

神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、
変えることの できないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
(大木英夫訳)

 GA はアメリカ合衆国で起こった自助グループですから,キリスト教の教えは素直に受け入れられました.そして同じ概念の教えが,宗教を越えてイスラム教や仏教にもあるそうです.

 自助グループで使う言葉に,「ギャンブルに対して無力であり、思い通りに生きていけなくなったことを認めた」というのがあるそうです.これを「ギャンブルをして負けて,借金を作る自分は無力だ」と解釈するのは間違いで,「自分はギャンブル依存症という病気だから、勝っても負けてもギャンブルからは逃れられないし,一生楽しむことはできない.だから2度とギャンブルはできないんだ」と解釈するべきだと,冊子『ギャンブル依存症からの生還』に書いてありました.いったんギャンブル依存症に陥ってしまったら,もう完治することはない.後は再発しないように、うまく付き合わなければいけない.癌(がん)でいう「寛解(かんかい)」と同じです.

 初めは,帚木さんもニーバーの祈りが何を言っているのかわからなかったそうです.しかし,2008年に帚木さんご自身が急性骨髄性白血病と診断され,ご自分でも闘病を続ける中で,この祈りの意味が理解できるようになったということです.この経験があったからこそ『ネガティブ・ケイパビリティ』を書かれたのかもしれません.

 わたしが子ども時代,同級生だった あの子やこの子は,今頃どこで,どうしているのでしょう.

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(1) 「ビッグ・イシュー日本版」
https://www.bigissue.jp/

(2) 『ギャンブル依存症からの生還―回復者12人の記録』
http://www.bigissue.or.jp/activity/info_16083101.html

(3) 帚木篷生(ははきぎ・ほうせい)さん
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%9A%E6%9C%A8%E8%93%AC%E7%94%9F

(4)『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』(帚木篷生 著,朝日選書)
http://book.asahi.com/reviews/column/2017052800012.html

(5)「ユニバーサル・ミュージアムをめざして87:アートと哲学」
http://www.hitohaku.jp/blog/2017/01/post_2281/

(6) ギャンブル依存症から抜け出すために自助グループ: GA(Gamblers Anonymous)
http://www.gajapan.jp/




三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究グループ
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館
 

18日はワークショップ「アンモナイト化石のレプリカづくり」をおこないました!
大人気イベントなだけに、朝からお客様がたくさん(^^)♪
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オレンジ...好きな色を2色選んで混ぜれば、
世界で一つのオリジナルレプリカが完成!
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カラフルでとってもきれい!
たくさんのご参加、ありがとうございました!

次回のアンモナイト化石のレプリカづくりは、10/9(祝・月)に開催予定です!

たくさんのご参加をお待ちしています~(^0^)

フロアスタッフ きただにさやの

9/17は天気予報では、台風直撃の日曜日。
しかし、思ったよりも風も雨もなく三連休中日ということで、
たくさんのお客様が来館されました。

フロアスタッフとあそぼう!「イヌワシをとばそう!」2日目
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イヌワシはかせの布野研究員の話を聞いて、模型をつくったら、
みんなで外に飛ばしに行きました。
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イヌワシは上昇気流にのって飛ぶので、パタパタはばたかないそうです。
滑空するようすが、本物そっくりです。
工夫して滞空時間がと~ても長いお友だちもいましたよ!
ご参加ありがとうございました。

フロアスタッフ  せら ゆうこ
9/16日、フロアスタッフとあそぼう!「イヌワシをとばそう!」
おこないました♪

今回のスペシャルゲスト!とりはかせの布野研究員が、イヌワシに変身して登場!!
イヌワシのことをいろいろ教えてくれました。

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イヌワシは、昔は力の象徴で、お殿さまに大事にされてたんだって。
でも、今は数が少なくなっていて・・・みんながおとなになる頃には、絶滅してしまうかも。
みんなで守っていかなければならない動物なんだね。

イヌワシグライダーを作ったあとは、イヌワシの大きな巣まで移動して、
はかせから、お話を聞きました。
さぁ、いよいよとばしてみよう!!

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最後にみんなで記念写真☆
はい!ポーズ!!かっこいいグライダーができたね(^_^)v

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ご参加のみなさま、ありがとうございました☆彡

このイベントは、明日もおこないます!
お天気が少し心配ですが・・・みなさまのお越しをお待ちしております♪

フロアスタッフ かどはま
みなさまにお知らせです!

ひとはく研究員は館外でも活躍中です!!

9月23日(土祝)に関西広域連合主催のフォーラム
「関西の活かしたい自然エリアの活用を考える」で
橋本佳延主任研究員
『広域でつむぐ新しい生物多様性の価値 ~ 関西の活かしたい自然エリア ~』と
題して基調講演を行います!
当日参加は可能ですが、配布資料などの準備のため事前申し込みにご協力くださいね!
午前中はひとはく!午後は川西!秋の行楽シーズンを満喫ですね!


日時: 平成29年9月23日(土祝)13:30~16:45 (開場 13:00)
会場: 川西市みつなかホール (兵庫県川西市小花2-7-2)
主催: 関西広域連合

申込方法  注!(申込先はひとはくではありません!)
サイトに掲載されているチラシ裏面のFAX申込書を用いるか、メールにて以下の項目
をお知らせ下さい。

●お名前 ●ふりがな ●ご所属 ●お電話場号 ●E-mailアドレス をご記入の上、
  9月20日(水)お申込み締め切り

Eメール送付先:shizenforum2017(あっと)chiikan.co.jp 
(あっと)を@にしてください。




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※「関西の活かしたい自然エリア」をご存知ですか?

関西の2府6県4市により構成される関西広域連合は環境保全分野の取り組みとして、

森・川・海のつながりを重視した23の広域的なエリアを「関西の活かしたい自然エリ
ア」として選定しました。(http://www.kouiki-kansai.jp/contents.php?id=46
複数の自治体にまたがるような広域的なもので、かつ、ひとまとまりで捉えられる
テーマを持っているエリアが選定されています。
またエリアMAPには、主要な貴重な自然環境の位置を示すことで情報共有も目的とし
ています。
保全のみを目的としておらず、エリア内にある貴重な自然環境の価値を多くの人と分
かち合えるようにMAPをどう活用していくのがよいかも検討が進められているところ
です。

今回のフォーラムは、これらのエリアを活かす方法を地域で活躍する市民団体や識者
とともに探ります。
詳細は、下記のサイトをご覧ください。
http://www.chiikan.co.jp/news/201709116118/


                                    生涯学習課 中前 純一
いつもはエントランスにひっそりと置かれている
恐竜頭骨化石レプリカがひとはくサロンにドードーンと登場!
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置く場所によって見え方がちがいますね!

フロアスタッフとあそぼう「画はくの日~デルタドロメウスを描こう~」
を行うために、恐竜を集結させてみました。


イベントでは、まずはじめに 久保田恐竜化石総合ディレクターより
恐竜の色についての解説があります。
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恐竜化石では、羽毛恐竜の色は一部わかっているものも・・・・
詳しく知りたい方は、

画はくの日は、9/10 本日13:30~も行われます。
みなさまのご参加、スタッフ一同お待ちしています。

フロアスタッフ せら ゆうこ
本県の教育委員会ではタイ王国との教育関係者交流事業として
国際感覚を有する指導者の育成のため、タイ王国からの教育関係者を受け入れをされています!
この事業は平成18年度から実施されており、本年で12年目を迎えるそうです!
タイ王国の教育省と本県の教育委員会が連携し、若手管理職等の相互交流を行う
重要な取組みになっています!
風土・文化が異なる本県とタイ王国の間で、双方の学校管理職が授業等に参加するなどの
研修を実施し、その成果を今後の教育実践に役立てるとともに、タイ王国との友好親善を
推進されます!

ということで・・・なんと!
ひとはくがタイ王国との教育関係者交流事業の視察・研修先 第1号に選ばれました!
(やはり・・・教育関係に熱い・・ひとはくですから・・・・)
視察・研修中は・・・
タイ王国教育関係者のみなさんからたくさん質問もあり!
高野研究員の熱い解説もあり!
日本語・タイ語・英語と・・・多言語が飛び交う世界でした!
お国がらが違えど・・・人と自然の共生は万国共通ですね~
世界の教育にも貢献する「世界のひとはく」です!
それでは・・・
その様子をお伝えします!
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                               生涯学習課 中前純一

9/2(土)にオープンセミナー

「恐竜の組み立てを見よう!」~謎の恐竜デルタドロメウスの全身復元骨格がやってくる~

4階ひとはくサロンで行われました。

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▲4階インフォメーションカウンター前に並ぶ骨格標本




デルタドロメウスは、1996年にモロッコの白亜紀後期の地層から発見された、全長約8メートルの肉食恐竜です。
国立科学博物館から借りたレプリカ標本を、組み立てられる様子を見学できるという事で、
朝からたくさんのお客様がお越しになられました。

親子で見学されていた方から「恐竜の組み立ては初めてみるから、楽しみ!」との声も。

 久保田恐竜化石総合ディレクターの解説のもと、専門業者の方により次々と骨が組み立てられていきます。

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脚を土台でしっかり支えて、胴体、しっぽをつけ、


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頭が最後に組み立てられると...








デルタドロメウスの完成です!
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大人になるとティラノサウルスに匹敵する大きさに達し、その後ろあしの形状から足の速い恐竜であったと考えられています。

 

組み立てが終わったあとは、デルタドロメウスと写真を撮ったり、間近で骨格を観察したりと
とても楽しむことができました。

※完成したデルタドロメウスは、2018年2月~博物館のエントランスホールで展示されています。

9月のイベントは ★コチラ★ をクリック

 

フロアスタッフまつだ

月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。


9月のKidsサンデーは、ちょっと秋が近づいてきた感じがする
晴れたり、曇ったりの日でした。


8月下旬までは、アブラゼミやクマゼミがたくさん見られましたが・・・

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▲エントランスホール前のハナミズキの幹にとまっているセミたち(8月下旬



ひとはくの4階入口ちかくに巣をつくっている(恒例?の)コシアカツバメ。 
まだまだ、まだ子育て真っ最中!!


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▲ ヒナが大きく口をあけています

 

Kidsサンデーのプログラムの様子などの報告で~す。



今月は、
三田市の有馬富士自然学習センター(キッピー山のラボ)さんによる
「キッピー山からこんにちは!『ひっつきむし で ムシかざり』」や、

 

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▲ひっつきむしで『ムシかざり』をつくりま~す  ▲『ムシかざり』をつけて、はいポーズ!



NPO法人 人と自然の会さんの工作のプログラム「よく回る風車作り」や、

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 ▲『よく回る風車作り』のブースのようす     ▲人と自然の会の方が丁寧に指導されています

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▲キレイな風車!



研究員によるオープンセミナーの「風に乗って飛ぶタネの模型をつくろう」、
「解説!丹波の恐竜化石」や、
フロアスタッフの「デジタル紙芝居『ころころ だんちゃん』、『スミスネズミと100年の森』」、
「展示解説『ひょうごのどうぶつツアー』」、「フロアスタッフとあそぼう!『川で さかなつり』」
などが実施されました。

 

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▲『風に乗って飛ぶタネの模型をつくろう』のようす 

 

 

また、今月は特別に、筑波大学土壌学研究室の皆さん
(田村先生、羽生さん、段さん)による「光る泥だんごをつくろう!」
(午前・午後に各1回)が実施されました。

みんな楽しそうに、作っていましたよ。

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保護者の方が、夢中になっている姿も・・・。

みなさん、泥だんご、ピッカ、ピカになりましか?



今回は、関西ユース(大学生)のお兄さん(伊藤さん)や、
泥だんごが大好きなお姉さん(片山さん)が、
子どもたちへのサポートをしてくれました。お疲れ様でした。



次回の Kidsサンデーは、10月1日(日)に行われます。


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 ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!

                   Kidsサンデープロジェクト 小舘

 

こんにちは!フロアスタッフです!

今日9月3日(日)も

昨日に引きつづき、フロアスタッフとあそぼう 「川でさかなつり」 を行いました!
今日もたくさんのお友だちに参加していただきました。ありがとうございます!!


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どんなおさかながつれるかな??

うまくつるためのコツを聞いて...

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いざ実践!!上手におさかなつれるかな?


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みなさん、積極的に参加してくださり
とても上手に あゆ などのさかなを つることができましたね(^^)

ありがとうございました!!

次回のフロアスタッフとあそぼうは
9月9日(土) 画はくの日 です!!

みなさまのご来館、心よりお待ちしております。

フロアスタッフ 田畑

みなさん、こんにちは!
9月2日は、フロアスタッフとあそぼう 「川でさかなつり」を行いました。
満員御礼、たくさんの人たちにご参加していただきました!

川は上流・中流・下流にわかれていて、魚はそれぞれ決まった場所を住処にしています。
はじめに簡単に説明してから、フロアスタッフが取り出したのは「ミッションカード」!
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みなさんに釣ってもらう魚はミッションカードで決めてもらいます。
では実際にミッションカードに示された魚を釣ってみます。
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いつもドキドキ魚釣り、今日は釣れました。

ミッションカードと釣り具を渡したら、次はエサを選んでもらいます。
魚によって食べるエサが違うので、実はエサ選びが一番大事なのです。

目当ての魚のエサを持っていざ、魚釣りへ!
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みなさんたくさん釣ってくれました!

魚の生態についてお話をして
最後に参加してくださったみなさまに認定書をお渡ししました。
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参加してくださったみなさまありがとうございました!

9月3日はキッズサンデー
明日もフロアスタッフとあそぼう 「川でさかなつり」を開催します。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

フロアスタッフ  藤原

8/31(木)の フロアスタッフのワークショップは「恐竜ストラップをつくろう!」

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8月最後のワークショップ、たくさんのお客様にご参加いただきました。
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作っていただいたのは、すべて兵庫県で発見された恐竜です。

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▲兵庫県で発見された恐竜とほ乳類化石

(※ティラノサウルスは先祖にあたるティラノサウルス類が発見されています。)

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素敵な作品がたくさんできました。ありがとうございます!

3階の丹波の恐竜化石展示室にホンモノの化石がありますので、ぜひご覧くださいね!



次回のワークショップは

9/18(月・祝) 「とっても簡単!化石のレプリカづくり」です。

カラフルなおゆまるから好きな色を選んで
自分だけのオリジナル、アンモナイトをつくってみましょう。
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時間:10:30~16:00 
   随時受付/11:30~13:00は昼休憩 
場所:4階オープン・ラボ
参加費:100円

※材料がなくなりしだい終了します。

 

フロアスタッフまつだ

8月の ひとはく は親子連れで、連日大賑わい。

8月30日(水)ワークショップ『プラ板づくり』
も朝からたくさんの方が参加してくれたよ。
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下絵を選んで、プラスチックの板にマーカーで
なぞって絵を描いたら、形に切り・・・

ひもを通す穴を開けたら、オーブントースターで焼くよ!
すると大きさが1/4に小さくなっちゃうよ。

ひもを通してビーズやスパンコールで飾りをつけたら
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                         パパやママと一緒に飾りをつけるのっておもしろいね!

完成~!
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みんなどんなところに飾るのかな?ランドセルにつけるって言ってた子もいたよ。
素敵な笑顔!素敵な作品!
みなさんに会えてとっても楽しい1日でした。(*^_^*)
ご参加ありがとうございました。

フロアスタッフ せら ゆうこ




8/28(月)は、ワークショップ「たてばんこをつくろう!」を行いました!

みなさん、「たてばんこ」ってご存じですか?
たてばんことは、絵を何枚も重ねて立体の絵をつくる、
江戸時代のおもちゃなんです!
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今回は、台場クヌギに集まる昆虫のようすを
たてばんこでつくりました!

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図鑑をみながら本物そっくりにぬってくれたり、自分の好きな色でぬってくれたり
色がぬれたら、台場クヌギの台紙にくっつけて完成!

作品を一部ご紹介!
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個性豊かで、美しい作品がいっぱい!
たくさんのご参加、ありがとうございました☆

(なかには、余った紙を上手につかって昆虫が飛び出す工夫もされていました...)
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勉強になります...!


フロアスタッフ きただにさやの

ひとはくは開館25周年を記念して「ひとはく研究員のいちおし25選」を行っております。

この開館25周年記念展示は、初夏・夏・秋・冬の4期に分けて実施。夏の部は、12の展示があります。

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▲くわしくはコチラ

そのひとつ「こわい?かわいい??ひょうごの妖怪25選」

3階・4階の展示室のあちこちに25種類の妖怪がパネルで隠れていますよ

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妖怪と記念撮影もできます♪

▼完全こうりゃくシート「妖怪みっけ」が4階にあるので、妖怪シートを手に入れて妖怪はかせになろう!

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全部みつけたら記念にシートを持って帰ってね。


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★人と自然の博物館がある三田市の妖怪を2つご紹介★

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▲「かっぱ」と「りゅう」です。画像クリックで拡大します。


自分のすんでいる地域にどんな妖怪がいるかな?
展示室にかくれている妖怪をさがしにきてくださいね!

 

期間:平成29年7月15日(土)〜9月10日(日)まで

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ちなみに、4階ひとはくサロンには「フロアスタッフのおしごと25選」の展示があります。

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ぜひご覧ください☆彡


フロアスタッフまつだ

こんにちは

8月29日ワークショップ「モールでジャングルづくり」を行いました。

立体カードを組み立てて

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モールで、オランウータンとストローでくるくる巻いてヘビつくります。


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完成!!



ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

     

      フロアスタッフ  にしぐちひろこ

8月27日(日)、 ワークショップ 「ひょうごの妖怪★缶バッチ」 が行われました!

9月10日まで開催中の開館25周年記念展示「こわい?かわいい?ひょうごの妖怪25選」より、6種類の妖怪のバッチをご用意。
すきな妖怪を選んで缶バッチをつくりました!
FullSizeRender.jpgのサムネイル画像左上より時計まわりに かしゃ ぬえ うみぼうず りゅう かっぱ かまいたち


缶バッチの機械で、まずは表面をプレス!
続いて裏蓋をプレスします。

s-IMG_1477.jpg力のいる作業でしたが、みなさんの力を借りて大成功!かっこいい缶バッチが完成しました(^^)

完成した妖怪バッチをつけて、記念撮影♪


【親子でのご参加、ありがとうございます♪】        【妖怪ぬりえも上手に塗ってくださいました!】
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 【両胸に妖怪をつけて、はいポーズ!】          【おんなのこに大人気だった"かまいたち"!】
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ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!

開館25周年記念展示「こわい?かわいい?ひょうごの妖怪25選」9月10日(日)まで開催しております。
ひょうごの妖怪たちに会いに、ぜひ人と自然の博物館へお越しください!
スタッフ一同お待ちしております。
フロアスタッフ たにぐち

ユニバーサル・ミュージアムをめざして95

高次脳機能障がい者には聞こえない J-アラート

三谷 雅純(みたに まさずみ)



 2017年 8月29日に全国瞬時警報システム(ぜんこく・しゅんじ・けいほう・システム、J-アラート)が鳴り響きました.東北や北海道が中心だったので,わたしの住む近畿では,鳴ることはありませんでした.朝,テレビを付けると全国瞬時警報システムのニュースをやっていたので,目にした方が多いと思います.

 わたしは「全国瞬時警報システム」や「全国瞬時警報システムの訓練」のニュースに接するたびに,本当に大切な情報ならば,もう少し何とかならないのか,という感情が湧いてきます.それは全国瞬時警報システム,つまり J-アラート の警戒を伝える音声が,ロボットのような男声(おとこ・ごえ)だからです.

 その音は、明らかにフォルマント合成の人工合成音声です.フォルマント合成の音(肉声の声ではなく「音」)は機械的な変換はすぐに出来ますが,高次脳機能障がい者には,何を伝えようとしているのか,よく理解できません.厳密には,聴覚的な認知の苦手な高次脳機能障がい者や失語症者は,ということです.詳しくは,

三谷雅純 (2015):聞くことに困難のある人がわかりやすい音声 :視覚刺激の付加により高次脳機能障がい者の理解は進むか.(人と自然 26: 27−35)
http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/NO26_004-1.pdf



三谷雅純 (2016):公共放送で使われる人工合成音声が聞き取りにくいコミュニケーション障がい者の実態把握.(JR西日本あんしん社会財団 平成27 年度研究助成 研究実績報告書)
http://www.jrw-relief-f.or.jp/results/2014/img_2014/kenkyu2014_06.pdf

をご覧下さい.

 今,学会誌「福祉のまちづくり研究」に投稿をしている わたしの論文では,高次脳機能障がい者には,アラーム自体も認識が難しいことを述べています.アラームも認識できないのでは,一部の人には「警報システム」に役を果たせないことを意味します.

 独居しておられる高次脳機能障がい者は、案外,多いのです.







三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究グループ
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

8月最後の日曜日の8/27、ひとはく探検隊「海の生きもの探険」をおこないました!!
博物館の中で海の生きもの探険とは??
なんと!!普段は入ることのできない収蔵庫を探険し、海の生きものの標本を見てもらうことが出来るんです。

探険隊長は、水の生きもの博士の三橋研究員です!

4階ひとはくサロンに集合し、「兵庫のイカ・タコ類25選」を見てから、
収蔵庫へ出発(^_^)/
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厚い扉の奥は、たくさんの標本が!!
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収蔵庫を探険した後は、収蔵庫から持ってきた標本を見て、絵を描きました。
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ご参加のみなさま、ありがとうございました!!

9月のひとはく探検隊は「ダンゴムシを探そう」←詳しくはタイトルをクリック★
博物館周辺にはどんなダンゴムシがいるかな?
博士と一緒にダンゴムシを探して観察してみよう!

みなさまのお越しをおまちしております☆彡

フロアスタッフ かどはまえりこ

8/27(日)フェリー「さんふらわあ」で六甲アイランドから
明石海峡大橋をめぐる船旅に「ゆめはく」が出動しました。

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自動車の駐車場になる船内で、展示です!
準備中の様子です!
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12時の出航ですが、11時くらいになると!たくさん子どもたちやってきてくれました!
来場者の方の中に・・この夏の教職員セミナーを受講された先生も!(嬉)
他府県の来場者も多く、ひとはくのことについても熱い質問がたくさんありました!
鈴木研究員の熱い解説!!

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航海の様子です!明石海峡大橋も近づいて来ました!

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来場者の方に「ひとはく」も猛烈アピールです!
ひとはくへインターンシップで来ている県立大学の今西さん(写真右)が
ゆめはくの展示について 熱いお誘い!!(ゆめはく満員御礼です!)
子どもたちは釘付けです!!

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 来場者のみなさん 
 次回はひとはくで お待ちしていますね!           
                               (中前 記)

8月26日(土) フロアスタッフとあそぼう画伯の日「恐竜がいた時代」をおこないました!

はじめに簡単なクイズをして、2006年8月に丹波で発見された新種の恐竜、タンバティタニス・アミキティアエを筆頭に、兵庫県で発掘された化石のお話をしました。

画用紙を手に持つとみんなお気に入りの場所へ一直線。
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化石や復元図を見ながら、みんな思い思いの恐竜がいた時代の様子を描いてくれました。
参加して下さったみなさま、ありがとうございました!

次回の画伯の日は 9月9日(土)、10日(日) です。次回もご参加お待ちしております!

(フロアスタッフ ふじわら・てらお)

 県立高等学校の生徒が取り組んでいる県庁インターンシップですが、4日目・5日目を終え、インターンシップが終了しました。博物館で行うインターンシップらしい取り組み、高校生らしい取り組みとして成果を修めることができたと思います。その様子をご紹介します。

〔第4日目・8月24日〕
 系統分類グループの高野主任研究員の指導のもと、植物標本の整理を行いました。丁寧に慎重に扱う必要のある植物標本。じっくりと取り組んで博物学の基礎を学びました。
  

<左:植物分類学が専門の高野主任研究員から標本の整理方法を学びながらの作業です>
<右:半田ごて、接着剤、新聞紙・・・七つ道具を使いながらの作業です>

〔第5日目・8月25日〕

 午前中は、来館者にデジタル紙芝居を上演しました。篠山鳳鳴、篠山東雲、宝塚北の3生徒で協力して3種類のアンモナイトをキャラクター豊かに演じ、来館者に「アンモナイトが化石になってひとはくに来るまで」を分かりやすく説明することができました。
  
<左:デジタル紙芝居アンモナイト物語の始まり、はじまり!>
<右:3種類のアンモナイトをキャラクター付けをしっかりと演じ分けています>

 午後には、小さな子どもたちを中心とした来館者を対象に、アンモナイトのレプリカづくりを行いました。年代の近い高校生が指導するレプリカづくりを子どもたちも楽しんでくれた様子でした。

  
<子どもたちに分かりやすく説明> <ティラノハットも板についた楽しいお兄さん>

  
<左:退館式では一人ひとり感想を述べました。身振り手振りも入れて説得力ある話し方です>
<右:博物館前で記念撮影>

 これでインターンシップも終了です。県庁インターンシップは、高校生が自己の将来の在り方・生き方について考え、目標を持って主体的に進路選択ができる力を養うために行っています。今回参加した生徒の皆さんが、継続して自己実現をする力を身に付けることを願います。


生涯学習課 竹中敏浩

こんにちは。インターンシップで,ひとはくでの体験活動をしている今西です。
夏休みも終わりに近づいてきました。みんな夏休みの宿題は終わったかな?
今日はワークショップ「ミクロの世界を見てみよう」を行いましたので紹介します。



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顕微鏡で微生物探し!見つけられたかなー?



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微生物探しの後はモビールづくり!!上手にできるかな?



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完成!!!                   上手に出来ました!!




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ぬり絵も行いました!!

参加してくれたみんなありがとう!!

兵庫県立大学 今西

〔県民情報番組〕ひょうご"ワイワイ"の取材を受けました。
ひょうご"ワイワイ"は、第3日曜を除く毎週日曜日、朝8:30からサンテレビで放送中の県民情報番組です。兵庫県の取り組みや地域のホットな話題など、県民情報盛りだくさんの番組です。

今日は、兵庫県広報専門員の清水奈緒美さん、高曽根里恵さんが、ひとはくを訪れて、テレビカメラとともに取材をしてくれました。その取材のようすを少しご紹介します。

  
<1F生物の歴史の展示を撮影中> <1F霊長類の進化とヒトの起源の展示を取材>

  
<1Fヒトの起源の展示を撮影中> <3Fタンバティタニスの化石を撮影中>

  
<4Fひとはくサロン オープンラボ> <オープンラボのアンモナイト化石に興味津々>

この夏は、親子連れから年配の方々まで、また今日もオーストラリアからの留学生が来館するなど遠方からご近所の方々まで、本当に多くの方々がひとはくにご来館いただきました。ありがとうございました。
今日取材を受けた番組は、下記のとおり放送が予定されています。またのご来館の参考にどうぞご覧ください。

hyogowaiwai.jpg ひょうご"ワイワイ" 特集のコーナー
「あいたい兵庫ガイドブック(仮)」

サンテレビ
 9月10日(日)あさ8:30~9:00
(再放送)
 9月11日(月)夕方6:00~6:30



生涯学習課 竹中敏浩
県立高等学校の生徒が取り組んでいる県庁インターンシップですが、ひとはくでは2日目・3日目を迎えて博物館らしい取り組み、高校生らしい取り組みになってきました。その一端をご紹介します。

〔第2日目・8月22日〕
 環境計画研究グループの藤本真理研究員、福本優研究員の指導のもと、「そとはく」と題した子どもたち向けの取り組みを行うとともに、より多くの子どもたちを集めるにはどのような点を改善すれば良いかということを話し合いました。
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<準備・片付けも自分たちの力で行います><"そとはく"のできあがり。大勢来てくれるかな>

  
<子どもたちを呼び込んで朝顔の折り紙><できた折り紙はゆめはく号へ貼ります>

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<左:うまく行ったところ、行かなかったところを話合い>
<右:藤本研究員の経験も参考に・・・三人寄って良いアイデアを出そう!>

〔第3日目・8月23日〕
 今日は、昨日までの篠山鳳鳴、篠山東雲、宝塚北の3生徒のほか、武庫荘総合高等学校の生徒1名も加わって行いました。
 地球科学研究グループの佐藤事業推進部長の指導のもと、高塚山付近の大阪層群から産出した貝化石の標本整理を行いました。今日行ったことは、標本紙箱の整理とラベル貼りという地味なもので、根気の要る作業です。しかし、自然界に存在するものを収集・記録するという博物学にとっては基礎・基本となることで、高校生たちはこれを体験的に学び取ったことと思います。
  
<左:リストと照合しながら間違いのないように紙箱に入れていく>
<右:紙箱にバーコードの付いたラベルを貼付する>

 インターンシップも残り少なくなりました。あと2日間、これまでと同様、頑張ってくれることを願います。
生涯学習課 竹中敏浩

夏休みもいよいよ終わりに近づいてきました。
ひとはくは、8月後半もイベントが充実していますよ。

8/27(日)~31(木)の期間中は、いちにち遊べるワークショップが毎日あります♪




27(日) 「ひょうごの妖怪★缶バッチ」


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開催中の企画展「ひょうごの妖怪25選」の
妖怪6種類の中から、好きな妖怪の缶バッジをつくろう!







※デザインは予告なく変更される場合がございます。予めご了承下さい。



28(月) 「たてばんこをつくろう!」
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絵を組み立てつくる、江戸時代のおもちゃ
たてばんこで、台場クヌギに集まる昆虫のようすを
つくってみよう!









 29(火) 「モールでジャングルづくり」

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モールでどうぶつを作って、

小さなジャングルを完成させよう!






30(水) 「プラ板づくり」

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好きな絵をかいて、
オリジナルのプラ板をつくってみよう!







31(木) 「恐竜ストラップをつくろう」
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恐竜の絵を自由にかいて
オリジナルのストラップをつくってみましょう!








▲くわしくは、各イベントのタイトルをクリックしてください。

いずれも

時間:10:30~16:00 時間内は随時参加OK (11:30~13:00は昼休憩)
場所:4階オープン・ラボ
参加費:100円

※材料がなくなりしだい終了します。

このほかにもたくさんのイベントがあります。みなさまのお越しをお待ちしております!

7/21~8/31の夏休み期間は  無休 で開館しています。

 

フロアスタッフまつだ

8/15(日)ワークショップ「昆虫のはんこペーパーバッグ」をおこないました。
お盆ということで、博物館は朝からおおにぎわい☆彡
「昆虫はんこペーパーバッグ」にもたくさんの方が参加してくださり、午前中で整理券50名が
売り切れになり、大盛況でした!!

会場は、3階展示室の大きな台場クヌギの前。
スタッフ手作りの消しゴム昆虫はんこを押して、紙で作ったクヌギの葉っぱと
クヌギのどんぐりストラップをつけます。自由に絵を描いて完成!!

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参加してくださったみなさま、ありがとうございました!!
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▲クリックで拡大します

ひとはくでは、夏休み最終日まで、ワークショップや各種イベントをご用意してます☆
みなさまのお越しを、スタッフ一同お待ちしております♪

フロアスタッフ かどはまえりこ

今日、8月21日(月)、「高校生のための生きもの調査体験ツアーin台湾」の事後学習会を行いました。8月1日~5日まで、台湾で貴重な経験を積んだ大阪・京都・兵庫の3府県の高校生たちが、ひとはくで再び集い、調査体験ツアーの振り返りと学びのまとめを行いました。
この日は,山内主任研究員による土壌動物のサンプリングと仕分け実習をメインの授業として行いました。
  

<左:秋山主任研究員から今日の趣旨説明>
<右:実習室にて山内主任研究員からツルグレン装置とウィンクラー装置について説明>
  
<ウィンクラー装置について説明>    <ウィンクラー装置を自分たちで組み立てる>

実習室での説明に続いて、ひとはくの位置する深田公園で土壌のサンプリングを行い、装置を使って土壌動物の抽出を行いました。
  
<マダニの採集方法を学ぶ>      <草むらで採集を試みる>
  
<左・右:シフターによる土壌の採集>

実習室に戻り、深田公園で採集した土壌を装置にかけました。
午後からは、最初に調査体験ツアーの全体アンケートを書いた後、振り返りテストを行いました。テストと言えども調査体験ツアーはひと味違います。【第1問】東眼山の標高は? 【第5問】スウィンホーキノボリトカゲの胃内容物の調査を行った結果、本種は何を捕食していることがわかったか? 体験をよ~く思い出せば解ける問題です。
  
<左:深田公園で採集した土壌を装置にかけて土壌動物の抽出を行う>
<右:振り返りテスト。うーん、思い出せたかな??>

双眼実体顕微鏡を用いて土壌動物のソーティング(仕分け)を行いました。自分たちの足下に、こんなに多様な土壌動物の世界が広がっているのです。
  

  

<左:高校生たちの見ている土壌動物の世界はこんな世界です。中央はヤスデ類とワラジムシ類です>
<右:吸虫管も用いながら土壌の中から動物を探し出す>


山内主任研究員から土壌動物のことや研究のことなどについて、尽きることなく学んでいました。

「土壌動物の生態は良く分かっていない。1種の生態を研究したとしても論文が書けるぐらいです」・・・

この言葉にキラリと目を輝かせる生徒もいました。

これで、今年の「高校生のための生きもの調査体験ツアーin台湾」は幕を閉じます。今年は台風の影響を受け、2日の短縮を余儀なくされました。しかし、生きもの好きの高校生が、日本と台湾の高校生とも交流しつつ豊かな自然の中で調査を体験して、ナチュラリストの芽を育んでくれたのではないかと思います。参加の高校生たちが今後もその芽を育て続けてくれることを願っています。


生涯学習課 竹中敏浩

平成29年度の県庁インターンシップが始まりました。このインターンシップは、県立高等学校生徒を対象に行われるものです。

兵庫県教育委員会としては、就職・就業をめぐる環境の変化等の中で、若者の勤労観、職業観が変化し、社会人・職業人としての基礎的、基本的な資質を高校生に身に付けさせることが社会における課題となっていると考えています。このため兵庫県においても、県庁や県関係機関、県警察本部において、就業体験(インターンシップ)を実施し、生徒が自己の将来の在り方・生き方について考え、目標を持って主体的に進路選択ができるようにするとともに、生徒に夢を実現する力を身に付けさせることを主旨として行うものです。

今年、ひとはくにおける県庁インターンシップは、8月21日(月)から25日(金)の5日間を予定しています。兵庫県立篠山鳳鳴高等学校、篠山東雲高等学校、宝塚北高等学校から1名ずつ参加しました。

13時30分、生涯学習課で入館式を行うところからスタートしました。3人とも緊張の面持ちです。
  

左は総務課でも挨拶する生徒たち。社会人の基本はもちろん挨拶することから始まります。この後、実習開始にあたり、館内を見学しました。右の写真は生物系収蔵庫。こんなところを見学するのもインターンシップならではです。
  

次は、本館の総務課で実習を行いました。事務系の仕事も博物館を支える大切な仕事です。
また、ひとはくではイベントやセミナーの情報をしっかり広報することも不可欠です。右の写真は、印刷用紙を準備する生徒たち。
  

第1日はこんな様子で無事終了しました。3人は、公務員になりたいとか、博物館で働きたいといった志望動機でひとはくのインターンシップに参加してくれています。5日間でどんな成長が見られるか、楽しみにしたいと思います。

生涯学習課 竹中敏浩

8月20日(日)に
フロアスタッフとあそぼう
「恐竜モビール~丹波竜とその仲間たち~」を行いました!

かわいい恐竜たちのモビールをつくりましたよ★
まず、丹波竜についてお勉強♪

2006年に丹波市で恐竜の化石が発見されました。そして、
2014年に新種の恐竜として「タンバティタニス・アミキティアエ」と命名されました。


次はシルエットクイズ!「なんのシルエットかな~?」
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正解は曲竜類(ヨロイリュウ)でした!



次は、モビール作り★
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ひもに 丹波竜や 恐竜たちをはりつけましたよ!

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とてもかわいい恐竜モビールができましたね(*^_^*)

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

 

次回のイベントは
8月26日(土)フロアスタッフとあそぼう「画はくの日」
博物館の展示をじっくり観察しながら絵を描いてみましょう。
色鉛筆など道具は貸出します。
時間:13:30~14:00
場所:来てのおたのしみ♪
定員:なし
参加費:無料

 

みなさまのご来館、心よりお待ちしております!

 フロアスタッフ くまもとまなみ

 


8月20日(日)、赤穂市立海洋科学館で開催された「夏屋台実験教室『サイエンス寺子屋』」に
移動博物館車「ゆめはく」で参加しました。

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▲赤穂市立海洋博物館で展開した「ゆめはく」

 


「サイエンス寺子屋」は、夏休みを利用して、子どもたちに
科学遊びや物づくりの楽しさ、科学への興味・関心を持って
もらうことを目的に開催する実験教室です。



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▲「サイエンス寺子屋」の受付付近のようす

 


ゆめはくの中では、キレイな昆虫が展示してあり、「むしむし みっけ」という
プログラムを実施しました。ゆめはくの前では、昆虫キューブ・パズルも登場!

また、ゆめはくの近くの ひとはくのブースでは、体験型のプログラム
「アオギリのタネ の もけいを つくって 飛ばそう!」を行いました。


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 ▲ゆめはくの中での「むしむし みっけ」のようす。 ▲昆虫キューブ・パズルをみんなでしているところ


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▲アオギリという植物の本物のタネ(果実)を  ▲アオギリのタネの模型をつくっているようす
 飛ばしているところ

 


科学館の運営協力隊の皆さんがいろいろな寺子屋(ブース)を実施されていました。

 

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▲ピロティーでは、いろんな寺子屋が実施されています

 

兵庫県立赤穂高等学校の生徒さん や 赤穂市内の小学校の先生方も
ボランティア・スタッフとして活躍されていました。

ひとはくのブースにも、赤穂高等学校生の守安さんと元科学館職員の
掃部さんがお手伝いをしてくださいました。

 
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▲寺子屋終了後、「ゆめはく」の前で記念撮影

ゆめはくが帰る際、ボランティアスタッフの皆さんが見送ってくれました!!

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▲見送ってくれている ボランティアスタッフの皆さん


寺子屋を担当された皆さん、ボランティアスタッフの皆さん、暑い中、お疲れ様でした。


◆お知らせ
現在、赤穂市立海洋科学館では、開館30周年記念の特別展「太陽系の旅」(8月31日(木)まで)が開催されています。
ご家族連れで行かれてはいかがでしょうか。

赤穂市立海洋科学館は、兵庫県立赤穂海浜公園の中にあります。

入館は、午前9時~午後4時まで。火曜は休館です。
高校生以上300円、小中学生150円。
詳しくは、赤穂市立海洋科学館のホームページ(http://www.ako-kaiyo.jp/)をご覧ください。

 

 

                                     ひとはく 塚本・小舘(記)

8月19日(土)、20日(日)のフロアスタッフとあそぼう「恐竜モビール~丹波竜とその仲間たち~」
s-P1150382.jpg  19日(土)の様子をのぞいてみましょう。
まずは、シルエットクイズ!
s-P1150387.jpg  影絵を見て〇☓でこたえます。
どっちかな~?

s-P1150437.jpg  丹波竜とその仲間たちをひもにはりあわせて・・・・

s-P1150451.jpg  モビール完成!みんなで記念撮影です。
風にゆらゆら~、壁や床にうつる影も楽しんでくださいね。

明日20日(日)も「恐竜モビール~丹波竜とその仲間たち~」(クリックで詳細)を行います。

みなさまのご参加をお待ちしてます!

(フロアスタッフ いしくら)

8月14日(月)、 ワークショップ 『アクアリウムをつくろう!』 をおこないました!

今回のアクアリウムのテーマは「深海」。
ダイオウイカをはじめとする、深海のいきものたちのパーツを使ってアクアリウムをつくりました!

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夏休み真っ只中とのこともあり、朝からたくさんのお客様がご来館されました!
ホッチキスでパーツをとめるだけなので、つくりかたはとっても簡単です♪

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パーツが完成したらお水を足して、そ~っとふたをして・・・

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アクアリウムの完成です!


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開館と同時にたくさんのお客様に来ていただいて、大盛況のうちに終了しました!
早くから来ていただいたのにご参加いただけなかったお客様、本当に申し訳ありませんでした。

ひとはくでは毎週楽しいイベントを開催しております。
詳しくは毎月発行のイベントスケジュールをご覧ください。
★イベントスケジュール8月号

みなさまのご参加を、スタッフ一同心よりお待ち致しております! 

フロアスタッフ たにぐち

★★ちなみに...★★

残念ながら今回のイベントにご参加いただけなかったお客様より、「つくりかたを教えてほしい」とのお問い合わせがいくつかありました。
そのなかで、「さっそく同じようにつくってみました!」と、オリジナルアクアリウムを持って午後から来館されたお客様がいらっしゃいました
!!!
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す、すごい!!
ハワイが好きとのことで、ハワイのビーチをイメージした素敵なアクアリウム♪
うれしいですね!(^^)

みなさんもぜひ、おうちでオリジナルのアクアリウムをつくってみてはいかがでしょうか?

むしむしたいけん2017、キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)にて、5日間で652名の方が楽しんでくださいました。

子どもたちのキラキラなようすを、スナップ写真でご紹介します。


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たくさんのコメントも、ありがとうございました。スタッフ一同、励みになります。

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むしむしたいけん、来年の開催は未定ですが、虫にふれる機会は、つくっていきたいと考えています。


キッピー山のラボでは、8月中、「むしさんデビュー」(30日までの水・金 10:30〜11:30)、「あさムシ!」(20日(日)・27日(日) 10:00〜11:00、「生きものタッチ」(27日(日)までの土日 13:00〜16:00)と、まだまだ虫にふれる機会があります。ぜひいらしてください。

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【むしむしたいけん2017 スタッフ】
ユーススタッフ(ひとはく連携活動グループ「テネラル」・博物館実習生ほか)
(大学生)合田裕一・坂本貴海・新熊千遥・辻本光史朗・長尾いろは・中谷朱里・洞出七海・堀内湧也・福田 洵・溝手 舜
(高校生)内田隼人・濱田悠太・福井 翔・室谷泰智
大人たち
(キッピー山のラボ)池田 大・奥井かおり・高瀬優子・高見咲恵・長谷川真奈維
(NPO法人こどもとむしの会)吉岡朋子
(兵庫県立人と自然の博物館)八木 剛


(八木 剛 記)

ひとはくで、
神戸大学児童文化研究会
によるひとはくのイベントひとはくミュージアムシアター「寒い大地の熱い人!?」が2017年9月3日(日)に上演されます!
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あらすじは

ある夏の暑い日のこと、王様であるダフィ―はかき氷を食べるために、家来に氷を探してくるように命じた。ロサとベニ―の二人の家来は、噂の「溶けない氷」のある北極へ向かう。北極に着くと、そこには心も体も熱く燃え上がっているマッチという女の子がいた。

ぜひみなさまのご観覧をお待ちしております!

日時 9月3日(日)13:00~13:30
     開場は12:30から
場所 人と自然の博物館 ホロンピアホール
    ホロンピアホールへは博物館3階入口からお入りください。
    観覧は無料です(高校生以下は観覧料が無料ですが、
         それ以外の方はひとはくの館覧料が別途必要です)。
                            

                             生涯学習課 
                               

今日「山の日」は昨年より実施された新しい国民の祝日です。ひとはくでも特別な催しをと考え、県立北摂三田高等学校吹奏楽部をお招きし「ひとはくサロンコンサート」を開催しました。ひとはくサロンでの簡単な支度のコンサートであったにも関わらず、演奏の30分以上も前からたくさんの方々にお集まりいただき、およそ250名の方々にお聞きいただきました。お集まりいただきました皆さま、ほんとうにありがとうございました。



高校生に大人気のポップスやアニメソングとして、MONGOL800の歌で知られる「小さな恋のうた」、欅坂46の「サイレントマジョリティー」、エヴァンゲリオンの主題歌「残酷な天使のテーゼ」の3曲を演奏してくれました。
  
<野球の応援歌にもよく使われる「小さな恋のうた」>  <生徒さんたちが曲紹介>

  
<左&右:本当にたくさんの方々にお集まりいただきありがとうございました>

素晴らしい演奏をしていただいた北摂三田高校吹奏楽部のみなさん、ありがとうございました。おかげで特別な「山の日」にすることができました。こんなサロンコンサートを行うことは、25周年を迎えるひとはくでも初めての試みでしたが、小さなお子さんがからだ全身でリズムを取りながら聞いてくださるようすを見るとやって良かったと思います。

北摂三田高校吹奏楽部は「地域に愛されるバンド」を目指して、狭間が丘夏祭りへの参加や高齢者福祉施設の訪問等にも積極的に取り組んでおられるそうですが、今後さまざまな場面でのご活躍を祈りしたいと思います。

生涯学習課 竹中敏浩

むしむしたいけん2017開幕しました!!


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今年の会場は、県立有馬富士公園「出合いのゾーン」内にある、キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)
ジャンボクワガタ「つよしくん」のいるところです。


会場の「学習室」は、ひとはく実習室より少し広く、なんとなく、登場する虫たちの種類も多いかもしれません。

たぶん、来場者数は ひとはくより少なく、ゆったり楽しんでいただけます。

会場内は、これまでと同じ、生きた昆虫にふれるコーナー、ぬりえコーナー、ベビーコーナーです。
蚊帳(かや)の中には、トンボやセミ、バッタ、チョウなど、よく飛ぶ虫が、
テーブルの上には、カブトムシ、クワガタムシ、ミズカマキリなど、あまり飛ばない虫がいます。

スタッフのお兄さん、お姉さんたちといっしょに、やさしくさわってください。

登場する虫は、ひとはく開催時とちょっと違います。違いがわかるかなあ~~

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「むしむしたいけん」は、8月10日(木)~13日(日)・15(火)の5日間です。
 ※ 14日(月)は、キッピー山のラボの休館日となります。

参加費:2歳以上の方、お一人100円。まほうのスタンプで、再入場は自由。

(キッピー山のラボ、有馬富士公園の入館料、入園料は、無料です。)

この間、ひとはくでは、「いしころ あそび」を開催しています。
ひとはくへも、ぜひ、いらしてください。

(八木 剛)


 長~い夏休みも,学校によっては 折り返しに近づいてきているのではないでしょうか。
 ひとはくでは,その長い夏休みを楽しんでもらえるよう たくさんのイベントをしています。

 今日のオープンセミナーは とっても簡単!アンモナイトのレプリカづくり です。
 ただ,今日のイベントをしているのは フロアスタッフとはちょっと違います・・・。
今日のオープンセミナーは,主に 学校の初任者の先生方が行いました。
 今年度の初任者の先生の研修は,7月31日(月)~8月4日(金)で行われた教職員・指導者セミナーの運営補助の他に館内でのイベントの実施も行いました。

 今日 社会体験研修をした石田先生・孤杉先生・和田先生の感想です。
「今回、イベントに参加されたみなさんとレプリカ作りをさせていただきました。
 レプリカ作りを通して化石に興味を持つ子どもたちの様子を見ることができました。
 実物に触れることで子どもたちの学びがさらに深まると感じました。
 自分の好きな型、色を選び、自分だけのレプリカを作る子どもたちの目はきらきらと輝いていました。
 私たちも楽しい時間を過ごすことができました。」

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 参加してくださったみなさんも,楽しくレプリカをつくっていました。
 アンモナイトのレプリカづくりは,11日(金・祝),12日(土),13日(日)の3日間連続で行います。
大人気のイベントの一つ,レプリカづくりに ぜひご参加ください!
                                                       生涯学習課 上田

月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。


8月のKidsサンデーは、少し曇ったりする時間帯もありましたが、
晴れて、とても暑い日でした。

ひとはくの 4階入口ちかくに巣をつくっているコシアカツバメ。 
狭い入口から2羽が顔を出していますが、巣の中は、暑くないのでしょうか。



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▲エントランスホール前の広場(背が高い木は、セコイアという木)  



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▲ 2羽のコシアカツバメが見えます    ▲ エサを運んできて あたえています

 

 

Kidsサンデーのプログラムの様子などの報告で~す。

 

午前中は、
研究員による「絵本の国」、「泥だんご を つくろう!」(これらは午前中にスタートし、午後も開催)、
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「展示解説『ボルネオ ジャングル探検 ツアー』」
ひとはく連携活動グループの Labones(ラボーンズ)さんの「丹波の恐竜化石発掘セミナー」などが実施されました。


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▲絵本がいっぱい「絵本の国」    ▲クイズをしながら解説を聞く「ボルネオ ジャングル 探検 ツアー」




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▲子どもだけでなく大人にも人気の「泥だんご を つくろう!」 (4階入り口ちかくで)


  

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▲できあがった泥だんご     ▲私たちの巣も「泥だんご」でできています!
                 (コシアカツバメ談!?   4階入り口ちかく)





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    ▲Labones(ラボーンズ)さんの「丹波の恐竜化石 発掘セミナー」のようす


◆また今月の「サンデーぜみ」は、『「みき で かお」を さがそう!』で、博物館実習生が実施してくれました。
このプログラムは、外に出てセコイアの木の幹で「かお」をさがします。




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            ▲ セミナー室で お話を聞いて     



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 ▲みんなで外にでて、セコイアの木の幹で「かお」をさがしたり、木の観察をします 

 

 

午後からは、


フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「フロアスタッフと あそぼう!」が実施されました。
また、ひとはく連携活動グループrun♪run♪plaza(るんるん・ぷらざ)さんの
「run♪run♪サンデー『みずでっぽうであそぼう!』」、同じく連携活動グループの
NPO法人 人と自然の会さんの「高くあがる紙トンボ」、「パネル シアター」、
研究員によるオープンセミナー「解説!丹波の恐竜化石」、「サンデーさーくる『はねる おもちゃを つくってみよう!』」
が実施されました。

 

◆今回の「フロアスタッフと あそぼう!」は、『ひとはくクイズ大会~夏の陣』です。

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▲ グループに分かれてクイズに答えて、 正解すると両手をあげて大喜び~

 参加したみなさん、いくつ正解したかな?

 


◆「run♪run♪サンデー『みずでっぽうで あそぼう』」では、深田公園にでて
いろんな『みずでっぽう』であそびました。

 

 

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▲みずでっぽう たのしそう          ▲いろんな  的 に あてます

 

 

◆今回の「パネル シアター」は、『ブレーメンの音楽隊』、『てんぐと かっぱと かみなりどん』
などのお話でした。太鼓もあり、とても賑やかでしたよ。

 

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▲ 『てんぐと かっぱと かみなりどん』上演中  

 


◆「高くあがる紙トンボ」は、牛乳パックなどをつかってつくります。
できた紙トンボは、人と自然の会のスタッフの方が やさしく飛ばし方を教えてくれました!


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             ▲「高くあがる紙トンボ」のようす


◆「解説!丹波の恐竜化石」では、丹波の恐竜化石の発見からクリーニングのことまで、
研究員から詳しく説明を受けていました。

 

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▲ 恐竜の化石の発見時の解説中
     
  


◆サンデーさーくる『はねる おもちゃをつくろう!』では、研究員による
カエルのクイズがあり、そのあと、カエルの はねる おもちゃの工作をしました。

いい作品ができましたね~

 
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26sc-IMG_1518.jpgのサムネイル画像 27sc-IMG_1527.jpg

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▲できた作品と一緒に ハイ! ポーズ!! 



今回は、博物館実習生(大学生)の、お兄さん、お姉さん(中塚さん、今城さん、福田さん)が、
一部のプログラムを実施したり、子どもたちへのサポートをしてくれました。お疲れ様でした。

 

 


次回の Kidsサンデーは、9月3日(日)に行われます。

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 ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!

 



                   Kidsサンデープロジェクト 小舘


 

■第2回高校生のための生きもの調査体験ツアーin台湾 5日目■
生きもの調査体験ツアーin台湾5日目です。 今日は帰国日!朝からバスで土産物屋さんに行きました。お茶の試飲のあと、家族や友達へお土産を探しましたが、約15分で全員完了!決断が早い子達です。
  

その後、国立台湾博物館(土地銀行展示館)の見学に行き、古代生物の化石などを見学して回りました。高校生たちはここでもミュージアムショップなどでお土産を購入していました。延長カリキュラムに参加していた台湾の高校生ともここでお別れ。博物館の前でいつまでも手を振ってくれていいました。
  

昼前には桃園国際空港に到着。帰国の途に就きました。台風5号の影響で、九州南部付近で飛行機が揺れる時間が続きましたが、大半の高校生は疲れて眠っていました。 ほぼ定刻通りの17時過ぎに到着し、解散式を行いました。
  

2回目となりました「生きもの調査体験ツアーin台湾」が無事に終了しました。
怪我をする子も病気にかかった子も無く、元気に帰国することができました。 台風のおかげでスタートが2日遅れましたが、スケジュールの再調整と、フィールド調査に出た時にだけ雨が止むという幸運、台北市立動物園側の多大なる配慮のおかげで、予定していたカリキュラムに近いメニューをこなすことができました。 多くの生物の調査方法を学べたという点では、昨年を凌ぐ成果が出たのではないかと思います。
  
  
また、今年の高校生は天真爛漫な子が多く、初日から台湾の高校生と積極的に交流を図る姿には感心させられました。多くの高校生が、異国の友達ができたことに対して大きな喜びを感じていることが彼らの笑顔から伝わってきました。
  

最後に、日本人高校生リーダー格の高3男子が、閉会式で呼びかけた言葉が印象に残っていますので紹介します。
「今回の調査体験ツアーに参加したことは、とても大きな経験になりました。高3の僕の高校生生活はあと少しだけど、みんなにはまだ時間がある。高校生活の間で、こんな素晴らしい体験ができるのは、僕らにとってかけがえのない財産になる。今後、このような機会があれば、積極的に参加していきましょう!」
まさに主催者側が高校生たちに望んでいることを代弁してくれました。

本ツアーの実施に際し、ご協力をいただきました全ての方々に感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。

公益財団法人 国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木 洋平

7月31日(月)ワークショップ~はばたけ!コウノトリ~をおこないました。

コウノトリの展示前で、ぺーパークラフトを組み立てました。
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ストローを上げ下げすると、ハネがぱたぱた動きます。飛んでるみたいだね~。

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コウノトリは、ハネを広げると2メートルにもなるんだよ。
大人のコウノトリは、声を出してなかないよ。くちばしを合わせてカタカタ、
クラッタリングでコミュニケーション。

これを機会に、コウノトリに興味をもってもらえたかな。
みなさまご参加ありがとうございました。

(フロアスタッフいしくら)

■第2回高校生のための生きもの調査体験ツアーin台湾 4日目■ 

生きもの調査体験ツアーin台湾4日目です。
今日の朝のカリキュラムは、昨日動物園内の遊歩道にしかけたコウモリを捕える罠、ハープトラップを確認しに行きました。成果はタイワンカグラコウモリが1匹と、昨年に比べると数が少なかったですが、初めて間近で見るコウモリに、みんな目を輝かせていました。
  
<左:動物園内に設置したコウモリ用ハープトラップの結果を見回る>
<右:やったー!タイワンカグラコウモリ(Hipposideros armiger)がかかっていた>

  

<タイワンカグラコウモリ(Hipposideros armiger)> <ハープトラップを回収>

その後、台湾におけるコウモリ研究の第一人者、林良恭先生(台中市にある東海大学生物系教授)から講義を受けた後、グループごとにコウモリの個体計測方法や、DNA調査のためのサンプル採取(コウモリの飛膜を小さく切り取る)方法などを学びました。


昼からは、この4日間で学び、印象に残った生きものについて、日本と台湾の高校生が8つの混合グループに分かれ、合同で1枚のポスターを製作しました。1時間と限られた時間しか与えられない中、片言の英語とジェスチャーだけで、少しでも完成度の高いものを作ろうと必死でがんばっていました。 製作後、1グループずつ5分の発表をしました。発表方法も各グループ趣向を凝らし、英語やアクションを使いながら発表する班、軽妙な話術で笑わせながら知識不足をごまかす!?班など、様々でした。最後に、高校生、講師、スタッフ全員での投票で上位3位を決定し、表彰がありました。
  
  
  

いよいよフィナーレ。日本の高校生からのサプライズとして、台湾の高校生へのメッセージカードのプレゼントがありました。彼らはこの準備のため、生きもの調査から帰ったあと、ホテルの一室に集まって夜遅くまでがんばっていました。 心を込めて作った色紙に台湾側の高校生もすごく喜んでくれていました。
  
<前夜のカード準備の様子>      <メッセージカードを渡す、緊張の瞬間>
  
<メッセージカードを渡す。なんとなく照れ臭い、でも嬉しい。>

  
左右とも:入賞グループ>

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<入賞グループ>            <無事に修了式を終えることができました>

閉会式後に、一旦夕食を取りに市内レストランに向かった後、動物園に戻りました。今回は2日間短縮日程だったこともあり、延長カリキュラムが組まれ、動物園の研究者があらかじめ捕獲しておいてくれた有毒ヘビを観察しながら、ひとはく太田先生から説明を受けました。
  

<左:動物園のスタッフが捕まえてくれたタイワンアオハブ(Trimeresurus stejnegeri)を観察>
<右:プラケースの実物を前に、毒蛇の毒の作用、毒蛇に咬まれた際の処置について説明を受ける>

明日はいよいよ最終日です!

公益財団法人 国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木 洋平

■第2回高校生のための生きもの調査体験ツアーin台湾 3日目■

生きもの調査体験ツアーin台湾3日目です。今日は盛りだくさんの1日になりました。
朝7時半にバスで出発し、台北市内で一番古く、300年近い歴史をもつ龍山寺の参拝に向かいました。
  
龍山寺(18世紀半ばに建てられた台湾で一番古いお寺)の見学>


拝観後、台北市立動物園にバス移動し、遊歩道の散策とハコガメ追跡調査体験をしました。
台北市立動物園では、個体数の減少したハコガメの保護に取り組んでおり、野生に放つ際に、マイクロチップをカメの甲羅に装着し、追跡調査ができるようにしているそうです。今日の体験では、動物園職員が予めチップを装着した甲羅を園内に隠し、それを受信アンテナで探し出すことを試みました。
  
<左:台北私立動物園にいたツマムラサキマダラ(Euploea mulciber)>
<右:台北私立動物園にてセマルハコガメ(Cuora flavomarginata flavomarginata)の電波発信器を使った追跡研究のレクチャー


  
発信器を装着した模型を使っての追跡のデモンストレーション

昼前には、午後からのキノボリトカゲの食性調査のため、高校生みんなでトカゲの捕獲に挑戦しました。キノボリトカゲは木の幹などに同化していて非常に見つけにくく、すばしっこいため、捕獲するのは大変です。森の中でトカゲを探し出せる眼と、素早く捕まえる腕の両方が問われ、皆が苦戦する中、 "トカゲハンター"なるセンス抜群の日本人高校生が多くのキノボリトカゲを捕まえました。
  
<左:発信器を装着した模型を使っての追跡のデモンストレーション>
<右:スウィンホーキノボリトカゲ(Japalura swinhonis)の雄>

昼食後にはみんなが楽しみにしていたキノボリトカゲの食性調査です。

ひとはくの太田先生の指導のもと、キノボリトカゲの胃にスポイトで水を流し込み、再び吸い出して、何を食べていたかを調べます。
繊細な手の動きが要求されることから、高校生たちも恐る恐るといった様子でしたが、トカゲを傷つけまいと、真剣な表情で取り組みました。個体によって食べている量や内容物が違うのですが、主にアリやハエの仲間などが胃の中から取り出されました。
  
<雌をノギスを使って測定> <一人ずつスウィンホーキノボリトカゲの胃内容を吸いてみる>

  

<左:スウィンホーキノボリトカゲの胃内容を吸いてみる>
<右:吸い出された胃内容物の一例、アリや他の昆虫の外骨格の破片などが含まれている>

夜には、明日のコウモリ観察のための捕獲トラップを、遊歩道に設置しに行きました。明日の朝、どんなコウモリがかかっているか楽しみです!
  
<コウモリ捕獲用のハープネットの解説と設置>

公益財団法人 国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木 洋平

■第2回高校生のための生きもの調査体験ツアーin台湾 2日目■

08021005.JPG <東眼山森林遊楽区はやや標高があるためスギの仲間なども生えており、表面には蘚苔類や地衣類も見られる>

2日目の今日、午前中は、東眼山の施設周辺の遊歩道を散策しながら、コケ植物の観察・採集と、トカゲ(キグチキノボリトカゲ)やヘビ(ナンダなど)などの動物と昆虫などの観察をしました。昨年に比べて今年は多くのトンボを見ることができ、高校生たちは捕虫網で捕獲しながら、その特徴を観察していました。

  
        <東眼山森林遊楽区で様々な昆虫などを観察>
  

  
<左:ヤブヤンマ(Polycanthagyna melanictera: 左側)と右ヒロオビオニヤンマ(Anotogaster klossi:右側)>
<右:キグチキノボリトカゲ(Japalura polygonata xanthostoma)の雌>

午後からはコケ植物の観察と同定です。秋山先生の指導のもと、双眼実体顕微鏡やルーペを駆使しながら、数種類のコケの形態をじっくりと観察しました。コケ植物の観察をするのは初めての高校生が多く、興味を持って取り組んでいるのが伺えました。

  
<東眼山森林遊楽区内で採集したコケの仲間を観察>


  
<台北市立動物園のパンダ舎2階レストランで行われた歓迎晩餐会>

夕方に東眼山を後にし、バスで台北市立動物園に向かいました。
夕食の後は早速夜間観察に出発。東眼山での夜間観察と同じく、ライトトラップや遊歩道沿いの生物観察でしたが、高地の東眼山とは明らかに生物相の違いが見られ、標高の低い台北市内にやってきたことを実感しているようでした。
また、ここではハグルマヤママユという希少な蛾を観察することもでき、蛾の好きな高校生が嬉しそうな表情をしているのが印象的でした。

  
<左:台北市立動物園内で実施したライトトラップで集まった昆虫を吸虫管を使って採集>
<右:イソウロウグモ(Argyrodes sp.) のオオジョロウグモ(Nephila pilipes)への労働寄生について解説中>

それにしても、台湾に来る前から、ツアー期間中は雨予報ばかりだったはずですが、我々が野外フィールドに出る時に限って、なぜか雨が止み、屋内作業に入ると雨が降るという幸運がずっと続いています。この状況が最終の8月5日まで持ってくれますように!

公益財団法人 国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木 洋平

■第2回高校生のための生きもの調査体験ツアー1日目■ 


 去年に始まった「高校生のための生きもの調査体験ツアー」も、今年で2回目となりました。 台風9号、10号と立て続けに2つの台風が台湾に上陸したことから、残念ながら2日遅れの開催となりましたが、今日、2つの航空便に分かれて渡航、台湾に無事到着し、スタートしました。

    関西国際空港より出発          台湾桃園国際空港に到着
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 桃園国際空港で合流、バスに乗って、まずは台湾北部の高地、東眼山の自然教育センターに向かいました。到着と同時に土砂降りの雨。スーツケースを抱えながら、なんとかセンターの屋根に逃げ込みましたが、みんなびしょ濡れ。いきなり着替えからのスタートです。
 その後、日本と台湾の高校生がグループごとに着席、英語や身振り手振りで自己紹介をしながら初対面の交流がなされました。まだ緊張感が解けていない中、台湾の高校生たちからサプライズのウェルカムカードを1人ずつもらい、日本の高校生たちも緊張が溶けたような笑顔を見せてくれました。
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 夕食の後は、今年1回目の夜間観察。 遊歩道沿いに生息するヘビ(シュウダやバイカダなど無毒のもの)やキグチキノボリトカゲ、カエル(スウィンホーガエル、ヒキガエルの仲間)などを観察しました。

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 また、施設前では恒例のライトトラップを実施、去年のツアーでは現れなかったヤママユやオオミズアオも姿を見せてくれました。

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 明日は夕方まで東眼山に滞在し、昼間に活動する生きもの達を観察する予定です。 まだ始まったばかりのツアー、高校生たちの成長を見るのが楽しみです!


公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木 洋平

 兵庫県立北須磨高等学校のサイエンスクラブ部員3名が来館し、ひとはくの岩石試料を用いて放射線測定実験を行いました。
 同校サイエンスクラブは、日本各地の中高校生が自然環境中の放射線を測定し、放射線地図を作るプロジェクト「ゆりかもめプロジェクト」にも参加しています。今日は、ひとはくが所蔵する岩石試料の中でも兵庫県内の岩石試料を中心に、ガイガー計数管方式の放射線測定器を用いて、岩石種による放射線量の違いを測定するために来館しました。
 高校生が自分たちの住む自然環境に興味を持ち、連携して調査を行っていこうとすることは、地球環境を次の世代に引き継いでいく上でも素晴らしいことです。北須磨高校サイエンスクラブの生徒の皆さんは、8月11日に福島県で行われる情報交換会を目指してデータをまとめていくそうですが、今後の継続した取り組みへ向けエールを送りたいと思います。

ガイガー計数管方式の放射線測定器を用いて岩石種ごとの放射線量を測定

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佐藤事業推進部長(兵庫県立大教授)より収蔵庫内の化石標本の説明を受ける
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神戸層群の植物化石の産出地点地図を見て
北須磨高校がその中心にあることを知る   展示室で兵庫の岩石の展示を見学
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兵庫県立人と自然の博物館
竹中敏浩

現地天候不良のため出発が延期となっておりました「高校生のための生きもの調査体験ツアーin台湾」は本日出発し、台湾に無事到着しました。
当初は、7月30日(日)の出発予定でしたが、台風9号・10号の影響を受けて飛行機が欠航となりました。本日もチャイナエアラインCI159便とエバー航空BR1772便に分かれての出発となってしまいましたが、2便ともに無事到着をいたしました。

この間、ご心配をおかけし、すみませんでした。
以後の日本と台湾の高校生たちの調査体験の元気な姿は、このブログでご紹介していきたいと思いますので、どうぞご期待ください。



兵庫県立人と自然の博物館
竹中敏浩

みなさん!夏休み、楽しんでますかー?

夏といえば・・・海!山!かき氷!怪談?!

ひとはくでは開館25周年を記念して、「ひとはく研究員のいちおし25選」の展示をおこなっています。

そのひとつ「こわい?かわいい??ひょうごの妖怪25選」

ちょっとこわくて、とってもかわいい妖怪たちが、博物館のあちらこちらで

みなさんをお待ちしてるんです(^O^)/

 

7/30(日)はかせと学ぼう!「妖怪の絵をみてみよう!」は、
そんな妖怪たちについて、紹介をしました!

解説するのは・・・妖怪はかせ!こと、大平研究員です。(大平研究員についてはコチラをごらんください→

 

自然豊かな兵庫県には妖怪の伝承がたくさんあり、100種類以上の妖怪がいたんだって。

その中でも、大平研究員のいちおし25体を、クイズを交えながら紹介!

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妖怪について書かれた古い書物や、浮世絵も見せてもらいましたよ!

普段は収蔵庫に大切に保管されている貴重な資料です。

美しい浮世絵に、みんな目がくぎづけです。

  

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 その後、みんなでかっぱのお皿づくり!かわいいカッパさん発見☆彡

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みんなでかっぱに変身して、はいチーズ!!

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 参加してくださったみなさま!ありがとうございました!!

ひとはくは夏休み中、休まず開館しています。

たくさんのイベントをご用意して、みなさまのお越しをお待ちしてます!

 

フロアスタッフ かどはまえりこ

第2回の「高校生のための生きもの調査体験ツアーin台湾」は、国内の(公財)国際花と緑の博覧会記念協会、兵庫県立人と自然の博物館と、台湾の台北市立動物園(財)台北動物保育教育基金会が、合同で企画主体となって進めております。
昨日の出発予定でしたが、予定の便が欠航となってしまい、残念ながら出発できておりません。現在のところ、明日の飛行機で台湾へ向かうことができるよう調整中です。
今後の予定は短縮日程とはなってしまいますが、出発後の元気な高校生の姿をこのページでお届けしたいと思います。

兵庫県立人と自然の博物館
竹中敏浩

2017年6月27日に宝塚市の中山五月台小学校に   School(スクール)キャラバン に行ってきました!


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▲中山五月台小学校                                                ▲「ゆめはく」が到着


中山五月台小学校は、アカマツ林やコナラ林などの森の緑に囲まれた素敵な学校です。
 移動博物館車(2t トラック)「ゆめはく」は、学校に到着すると体育館のそばに駐車し、展示室へと変身!?



体育館では、
ノコギリクワガタの拡大模型やティラノサウルスと頭骨のレプリカなどの展示や
くるくる回るタネをもつ植物の標本展示、さわれる化石の解説コーナーを設けました。
また昆虫のキューブパズルや恐竜のキューブパズルなどのコーナーなども用意しましたよ。


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▲ ノコギリクワガタの拡大模型を下から観察       ▲本物の化石をさわっています

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▲研究員から恐竜化石のお話を聞いています     ▲研究員からのアンモナイトの説明を聞いています


体育館のそばで、展示室に変身した「ゆめはく」では、キレイな昆虫が展示してあり、
この中から自分が選んだカードと同じものを見つける「むしむしみっけ」を行いました。

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▲キレイな昆虫標本を「ゆめはく」の中で展示     ▲みんなで「むしむしみっけ」をやっています

 
体育館と「ゆめはく」では、時間ごとに、いろいろな学年の児童が見に来てくれて賑わっていました。

一方で、それぞれの学年にあわせて、研究員が里山のお話や、校庭にでて植物の観察などを行いました。

 

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▲研究員による里山のお話                ▲校庭にでて研究員と一緒に植物観察

 

 

お世話をいただいた先生方、ありがとうございました。


学校の夏休み期間は、Schoolキャラバンもお休みです。



ひとはくは、夏休み期間は休まずオープンしていて、いろいろなプログラムをやってま~す。

ホームページをチェックして ひとはくに来て下さいネ!

 

                       【スタッフ:古谷 裕・石田弘明・塚本健司・小舘誓治(記)】

  ひとはく研究員の情報提供などが・・・ヒアリ対策などの
  未経験の事象に対処するときこそ、研究機関の役割が重要になります。
  これまで蓄積した学術情報や基礎的な情報、自然史標本を活用し、
  生涯学習機関とのして役割を果たしたいと思います!
 
 ひとはく研究員が世界を救う!!日本で一番 熱い 博物館!!つづき でございますね! 

 ヒアリに続き、マダニについても・・・・
 マスコミに大きく取り上げられている状況でございます。

 そのようななか、本日はマダニについて株式会社TBSテレビから取材がありました!

 マダニ研究20年の山内研究員への取材の様子(ほんの一部ですが・・)をお伝えします!

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 取材中ですが・・子どもたちや大人の方へ熱く昆虫について解説しています!

 自然な感じが、ひとはくのいいところですね~
 でも・・周りの方がテレビ関係の取材している?と・・うすうす感じられて・・・
 みなさん・・あれどっかで?・・みたことある研究員?・・
 テレビで見たことあるで~ あの男性・・・マイク付けてるで~とヒソヒソ話が・・・
 そうなんです・・・最近、マダニでテレビに出演中の山内研究員なんです!
 ひとはく研究員は・・・
 A○B48のように・・会いにいける研究員なんです!
 気付かれた時は・・・みなさん少し興奮されている様子でした!

 実は・・聞くところによりますと・・・山内研究員
 またまた・・・体を張る 取材も敢行されたとか・・・
 アクション・演技派 研究員ですね~
 どのような映像が放送されるか、楽しみですね!
 
 放送番組は・・・
 
 7月29日(土)午後10時放送 TBS(関西は毎日放送)
 『新・情報7daysニュースキャスター』(予定)です!!


                           
生涯学習課 中前 純一



本日のワークショップは
「ツキノワグマだ!ガオ~」

クマのぼうしを作ってツキノワグマになりきりました♪

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みなさん丁寧にのりをつけたり、
かわいい目を描いたり、
一生懸命作っていましたよ♪

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とってもかわいいツキノワグマですね(*^_^*)


ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました



次回のワークショップは、
7月28日(金)
「化石のレプリカに色をぬろう!」
石膏で作った化石のレプリカに色をぬろう!
時間:10:30~16:00 随時受付/11:30~13:00は昼休憩  
場所:4階オープン・ラボ   参加費100円
定員50名 ※材料がなくなり次第終了します。

みなさまのご来館、心よりお待ちしております!

 

フロアスタッフ くまもとまなみ




ひとはくは・・平成29年4月1日から当館の観覧料等を一部改正し、
今まで有料であった高校生の観覧料が4月1日より、無料となっています!
クラブ活動、夏休みの課題研究やレポート作成で、ひとはくを利用されてはいかがでしょうか?
また、夏休みの学校帰りなどに・・ちょっと・・ひとはくへ
落ち着いた環境なので・・自習勉強にも最適ですよ!(WiFiも無料で利用できます!)


クラブ活動では・・・
7月17日(月・祝)には、県立北摂三田高校邦楽部によるサロンコンサートを開催されました!
つづいて・・・
8月11日(金・祝)には、北摂三田高校吹奏楽部によるサロンコンサートを開催します!

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    日時 8月11日(金・祝)12:15~
  場所 兵庫県立人と自然の博物館4階ひとはくサロン
    出演 兵庫県立北摂三田高等学校吹奏楽部

  さて、本日は!県立三田祥雲館高等学校の生徒さん達が来館してくれました!
  三橋研究員の特注セミナーの様子です!! 
  セミナーでは地理ソフトを利用して研究方法のアドバイスも行われました!!
  生徒さん達の研究成果が楽しみですね!! 
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 ※三橋研究員の指導を受けた学校は・・・
   研究成果において全国最優秀・文部科学大臣賞など数多くでておりますね~
   あるところからは・・・キングメーカー三橋と呼ばれているとか・・・
   
   昨日も・・・ある学校から最優秀を受賞しましたと・・うれしい報告があったようです!

  高校生のみなさん!
  クラブ活動、夏休みの課題研究やレポート作成において
  ひとはくに来館して・・・研究員に相談してみませんか?
  きっと、みなさんのお役にたつと思いますよ!!

  また、7月30日からは!
  第2回「高校生のための生き物調査体験ツアーin台湾」に多くの高校生が参加します!
  ツアーの様子は昨年同様にブログで紹介しますね!
 
 ひとはくは高校生の学びを支援していきます! 

                            生涯学習課  中前 純一






  ひとはく研究員の情報提供などが・・・ヒアリ対策などの
  未経験の事象に対処するときこそ、研究機関の役割が重要になります。
  これまで蓄積した学術情報や基礎的な情報、自然史標本を活用し、
  生涯学習機関とのして役割を果たしたいと思います!
 
 ひとはく研究員が世界を救う!!日本で一番 熱い 博物館!!でございますね! 
 
 最近、ひとはく研究員が体を張る 取材もたびたび・・・ 
 
 某 読○テレビのニュース番組で蚊について、Y内研究員が解説・・・
 二酸化炭素と蚊の関係を説明していたら・・・
 なぜか・・・蚊がたくさんいる 箱のなかにY内研究員が腕を入れて・・・
 実証実験に・・・
 腕が蚊だらけに・・・滅茶苦茶に刺される映像がお茶の間に・・・(涙)
 (本当はテレビ局のスタッフが腕を入れることだったのですが・・なぜかY内研究員が・・
 まさに芸人さんの職務領域まできています!)
 
 同じくY内研究員 某 東京 お台場にあるテレビ局の『Mr.サ○デー』
 7月23日(日)22:00~23:15 放送
 マダニについての取材を受けております。
 さて・・どんな映像が・・放映されたのか・・要約ですが・・
 ※これも・・マダニを手のひらにのせて・・・(リポーターの方がかなり・・驚愕され・・)
  マダニから身を守る最適な服装を紹介し、山道で調査を開始
  マダニを採取、足元に付着したマダニは、膝の裏や股間などの柔らかく湿った場所を目指す。
  マダニの唾液には痛みやかゆみを抑えるので、刺されてもほとんどの人は気付かないという。
  この日は30分で約40匹のマダニを採取した。
  マダニは致死率の高いウイルスを持っている可能性がある。
  SFTSは致死率20%以上。Y内研究員は、刺されて具合が悪くなったら
  すみやかに医療機関を受診するよう勧めた。


 と先週ブログ掲載しておりましたが・・・・・
 
 ヒアリに続き、マダニについても・・・・
 マスコミに大きく取り上げられている状況でございます。

 7月26日(水)も 某 テレビ○日のワイドショ―にY内研究員が出演しマダニについて解説しております!
 
 マダニなどの衛生動物がどのような姿かたちをしているのかを知っていただき、
 被害の予防に役立てていただけたらと思います。ということで・・・

 「ひとはく研究員のいちおし25選(夏の部)」マダニ等の衛生動物の標本も展示しています!!
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 衛生動物の実物標本をご覧になったことのある方は少ないと思います。
 当館は今年で開館25周年を迎えました。
 そこで、この数字にちなみ、当館に収蔵されている衛生動物25種類の標本を選び、
 その危険性やエピソードを交えて紹介しています。

 ぜひ!ひとはく2階多様性フロアにお越しください!!


                      生涯学習課 中前 純一


ユニバーサル・ミュージアムをめざして94

違和感あり!ー2

三谷 雅純(みたに まさずみ)




 杉田俊介さんとの対談『現代思想』2017年5月号「特集=障害者――思想と実践――」『「障害者+健常者運動」最前線――あいだをつなぐ「言葉」』,青土社)(6) の中で,熊谷晋一郎さんは「『健常』を自認するマジョリティが作るコミュニティと,障がい者などマイノリティのコミュニティの間には大きな壁がある」とおっしゃっています(39ページ).元来、地続きのマジョリティとマイノリティに間に「大きな壁がある」.そう言われて素直にわたしが頷(うなず)けるのは,「健常」を自認する人たちに,わたしが障がい者コミュニティの一員として繰り返し自分たちの立場を説明するのだが,憶えているのはその時だけで,明日になれば,きれいさっぱり忘れている.そうした体験が積み重なるときです.しかし「健常」を自認する方も,我われマイノリティが感じるストレスと同様のストレスを感じている人が多くいるらしい.これは「健常者」の立場から発言をしていた杉田さんがおっしゃったことです.

 熊谷晋一郎さんは、この対談の中で,とても大切なことを言っておられます.それは,

「当事者研究の中で大事にしている理念の一つに,『責任』という概念があります.被害者として自己規定するというよりも,何か人生に問いを投げかけられてそれに応答しなければならないという責任を課せられている存在として,自分のことを見なす,ということですね」(43ページ)

という言葉です.ここでは「健常」を自認する人も障がい者も同じです.我われは自分のことを「被害者として自己規定」しがちです.皆が忘れがちな他人の立場を思い出してもらうには,自己主張である「被害者としての自己規定」が必要です.大きなストレスを感じている人なら誰でも,被害者として自己主張しなければなりません.しかし「被害者としての自己主張」だけでは前に進めません.もともと人は「被害者」としてだけ生きているはずはない.いわば「被害者」でもあり,「加害者」でもあるのです.社会的には,もともと「マジョリティーもマイノリティもない」というのが建前なのです.

 熊谷さんの言葉を、介護者と終末期の人という別の角度から解釈してみましょう.

 熊谷さんは,人は「何か人生に問いを投げかけられてそれに応答しなければならないという責任を課せられている存在」だとおっしゃいます.ここでおっしゃる「責任」とは何でしょうか.「健常」を自認している人ならば,死に近い終末期の人が外出を望んでいるとして,あなたが介護者だとしたら、どのように応答するでしょう? その人が、自分は死が近いことを知っているのだが,外の空気を吸うくらい,あまり生死に関係はないとしたら,多くの人は喜んで外出に付き合うでしょう.しかし,外出が死期を早めてしまうとしたら簡単に答えは出ません.引き止める方が無難でしょうか? それでも,死ぬ前に,ひと目,外の風景を見て死にたいとおっしゃったらどうでしょう? 外出を助ける判断をする方が多いのではないでしょうか.人の思いを汲んで人は何かをしたり,あえて何もしなかったりする.そこにコミュニケーションが成立します.

 これまでの当事者研究では,障がい者を対象としてきました.熊谷さんは脳性マヒですが,わざと自分とは異なる(と一見,思われている)発達障がいを、職業的な研究者としては見てこられました.そこでどのようなことに興味を持ったのかというと,精神科医は発達障がい者が人との関係を持つことに困難がある.これは「脳の構造に障がいがある」からだと言う.しかし,そうなら反対に「脳の構造に障がいがない」とはどのようなことを言うのだろうか.そんな「健常な脳」を持つなど仮想的なことで,人は皆,大なり小なり凸凹(でこぼこ)があると考えるべきではないか.そういうことだったそうです (7)

 熊谷さんの興味には,わたしの興味と同じものを感じます(例えば「ユニバーサル・ミュージアムをめざして19: 霊長類学者がユニバーサルな事を考える理由」)(8).そしてこのような問い掛けは,仮想的に「均質な人間像」を想定して成り立つ日本社会に違和感を申し立てることでもあります.

    *

 脳性マヒ者の団体「青い芝の会」で代表をしていた横塚晃一さんが,「鏡の前に立て」と言ったそうです.この対談には

「『鏡』というのは物理的な鏡とは限らず,当事者研究の場自体が『鏡』というか,お互いを映し合う『鏡』であるはずです.それこそ精神分析ではないですが,人は真実の自己を見つめることができない.自己肯定は自己欺瞞であり,常に嘘が入ってくる.他人の言葉を通過して自己に返ってくる言葉にこそ真理が宿る.真理は私的に所有できない.自己の身体という真理ですら」(45ページ)

 という杉田さんの発言がありました.

 わたしは,どこで「横塚晃一さんが『鏡の前に立て』と言った」ということを失念していましたので,わたしの持っている横塚さんの著書から「鏡の前に立て」という言葉を探してみました.すると,有名な『母よ!殺すな』という本の中に「脳性マヒ者としての真の自覚とは、鏡の前に立ち止って(それがどんなに辛くても)自分の姿をはっきりとみつめることであり、次の瞬間再び自分の立場に帰って、社会の偏見・差別と闘うことではないでしょうか。」横塚 2007:87ページ)(9) という言葉がありました.たぶん,これが「鏡の前に立て」ということです.

 「社会の偏見・差別と闘う」などと、闘う手段によっては何とも物騒なと感じる方もいるのでしょうが,わたしは「自分の存在を社会的・客観的に見つめ直した上で,もう一度,当事者の立場に立ち還って粘り強く意見を述べることだ」と解釈しました.「鏡を見ること」とは,主観だけの思いを客観化して,マイノリティー・マジョリティーという立場を越えて回答を見つけようという障がい者側の努力であると感じたのです.

 熊谷さんはご自分が主催する当事者研修会に,元オリンピック選手やダルクの人にも参加してもらったそうです.ダルク(DARC: Drug Addiction Rehabilitation Center)というのは薬物依存症からの回復と社会復帰支援をはかる民間の支援施設のことです.その研修会について:

「切り口としては,「能力主義」と「コミュニケーション」の二つを掲げました.結構たくさんの大学生が来てくれたのですが,いわゆる障害を持っている人はもちろん,一般大学生もだし,トップ アスリートさえも能力主義で参ってしまっている.オリンピック出場選手のように超人とされる人も、熾烈なしのぎの削り合いのなかで消耗している.オリンピックの終わった後は,まるで戦争が終わった後にPTSDを抱えた傷痍軍人のような状況に陥る場合だってあるんだと,語って下さいました.ある面で,ピークを過ぎたアスリートも,ダルクと近いリカバリーの道筋を歩いているのです.超人とされる人から、障害者とされる人まで,みんな同じようなメタファー構造のなかで苦しんでいるということを感得してもらうようなイベントをやりました.」(49ページ)

とおっしゃっています.PTSDとは「心的外傷後ストレス障害」のことで,Post Traumatic Stress Disorder の頭文字をつなげたものです.この発言は,マイノリティであるかマジョリティであるかを問わず,現在の日本列島では何か異常なことが起こっている.そのことを具体的に示しています.

 もう一度書きます.

 現在の社会システムは,人びとに「実在しそうにない仮想の人間」であることを押しつけています.わたしは,そこに強い違和感があります!

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(6) 対談『「障害者+健常者運動」最前線――あいだをつなぐ「言葉」』(熊谷晋一郎+杉田俊介,34ページから53ページ)『現代思想』2017年5月号「特集=障害者――思想と実践――」(青土社)
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3040

(7) SYNODOS 「当事者研究」の可能性について語る(荒井裕樹 × 熊谷晋一郎)(2013年11月18日)
http://synodos.jp/welfare/6180
http://synodos.jp/welfare/6180/2
http://synodos.jp/welfare/6180/3
http://synodos.jp/welfare/6180/4
の後半(/3/4)にありました.

(8) ユニバーサル・ミュージアムをめざして19: 霊長類学者がユニバーサルな事を考える理由−2 (2012年12月11日)
http://www.hitohaku.jp/blog_old/2012/12/post_1661/

(9) 『母よ! 殺すな』(横塚晃一 著, 立岩真也 解説, 生活書院)
http://www.seikatsushoin.com/bk/9784903690148.html



三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究グループ
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

むしむし大好きなみなさまへ、朗報。

6月に三田市野外活動センターにて「スーパーむしむしキャンプ」をしました。
このときは、400名近くのお申し込みをいただき、残念ながら、抽選でご参加が叶わなかった方もたくさんいらっしゃいました。

よく似た内容で、9月、淡路島にて、「むしむしキャンプ」を行います(ひとはく共催)。
講師陣としては、私のほか、大学生のお兄さんお姉さんが行きます。「スーパー・・・」のように豪華じゃないですが、オカリナ演奏付き。
時期的・場所的に、カブトムシやクワガタムシはいませんけれど、あまりぱっとしないがレアなバッタや、その他、海浜性のマニアックな虫が楽しいです。

先着順での受付となっていますので、申込は、お急ぎください!!

■日時:平成29年9月9日(土)12:30~9月10日(日)12:30
■会場:国立淡路青少年交流の家(兵庫県南あわじ市阿万塩屋町757-39)
■対象:子どもとその保護者
■定員:
 テント泊 15組50名程度
 宿泊棟泊 15組70名程度 ※いずれも先着順

■参加費:
 大人 1,540円
 子ども(小学生) 1,510円
 子ども(4歳以上) 1,510円
 子ども(3歳以下) 200円

■申込み:下のチラシをダウンロードして裏面の申込書に必要事項を記入し、E-mailまたはFAXにて、国立淡路青少年交流の家へ、お申し込みください。
awaji-musimusicamp2017_leaf.pdf(チラシ:PDF1.4MB)


■募集〆切:8月10日(木)※先着順に受付します。

■お問合せ:0799−55−2696(国立淡路青少年交流の家)


(参考↓)6月24日〜25日に三田市野外活動センターで開催した「スーパーむしむしキャンプ」のようすです。
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(八木 剛 記)

23日(日)はひとはく探検隊「水辺の生きものを捕ろう!」を行いました!
仕掛けの網を使って挑戦!
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水辺は生きものの宝庫です!
さぁ、どんな生きものが見つかるかな?

ザリガニゲンゴロウメダカなど
たくさんの生きものを捕まえることができました!
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アメリカザリガニは元気いっぱいです!

夏は外に出かける機会も多く、生きものにたくさん出会えます。
お家に持ち帰って飼う場合は「責任を持って最後まで飼う」
生きものとの大切なお約束です(^^)!

暑い中ご参加いただき、ありがとうございました!

ひとはくでは、好奇心をくすぐるプログラムを準備し、
みなさんをお待ちしています!
スケジュールはコチラ
夏休みはぜひ、ひとはくへ           フロアスタッフ きただに さやの

兵庫県が発行している広報紙 ニュー ひょうご ごこく の取材がありました!

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例 平成29年春号(NO.525)平成29年4月1日発行


※「ごこく」とは、兵庫県がかつては摂津・播磨・但馬・丹波・淡路という5つの国であったことにちなみ、
「五国」をやわらかく表現。個性豊かな5つの地域が、春夏秋冬それぞれの季節ごとに見せる表情を美しい写真と
ともにお伝えします。

 とのことで・・・年4回(8月,10月,1月,4月)発行されています!
 兵庫県の広報 です!

 ついに・・ひとはくの取り組みがテレビなどで・・・
 全国規模で知られるようになり・・
 日本で一番 熱い 博物館といっても過言ではないかと思います!! 
 開館25周年記念展示もありますからね!
 
 取材といえば・・・ 

 ひとはく研究員の情報提供などが・・・ヒアリ対策などの
 未経験の事象に対処するときこそ、研究機関の役割が重要になります。
 これまで蓄積した学術情報や基礎的な情報、自然史標本を活用し、
 生涯学習機関とのして役割を果たしたいと思います!
 また・・・日本経済を動かす状況にもなっている昨今・・・
 
 最近、ひとはく研究員が体を張る 取材も・・・ 
 
 某 読○テレビのニュース番組で蚊について、Y内研究員が解説・・・
 二酸化炭素と蚊の関係を説明していたら・・・
 なぜか・・・蚊がたくさんいる 箱のなかにY内研究員が腕を入れて・・・
 実証実験に・・・
 腕が蚊だらけに・・・滅茶苦茶に刺される映像がお茶の間に・・・(涙)
 (本当はテレビ局のスタッフが腕を入れることだったのですが・・なぜかY内研究員が・・
 まさに芸人さんの職務領域まできています!)
 
 同じくY内研究員 某 東京 お台場にあるテレビ局の『Mr.サ○デー』
 7月23日(日)22:00~23:15 放送
 マダニについての取材を受けております。
 さて・・どんな映像が・・放映されるのか・・楽しみですね!

 さてさて・・・もとにもどりまして・・今回は・・
 本日・・・ひとはくに取材スタッフ・リポーターさんたちが来館され、
 館内ロケ、撮影、インタビューが行われました!
 一部ですが・・紹介しますね!
 
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 どんなページになるか・・楽しみですね!

                        生涯学習課 中前 純一








暑〜い夏がやってきました。セミたちも、元気になってきましたよ。

さてさて、恒例の「むしむしたいけん」ですが、今年は、県立有馬富士公園「出合いのゾーン」内にある「キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)」にて、開催します。おまちがえのないよう、ご案内いたします。
※ 「キッピー山のラボ」は、当館がその設立に関わり、2016年度よりプログラム運営を行っている、いわば姉妹施設です。
  ひとはくから車で15分くらいです。申しわけないですが、公共交通機関でのアクセスは、とても悪いです。

「むしむしたいけん」は、8月10日(木)〜13日(日)と15日(火)の5日間、開催します(14日(月)は、キッピー山のラボが、お休み)。

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時間は、11:00〜16:00(お昼休みあり)
参加費は、2歳以上、お一人100円。小学3年生以下の児童は保護者同伴でご入場ください。同伴の保護者の方も、お一人100円。ご協力をお願いいたします。「魔法のスタンプ」を押しますので、何度でも再入場いただけます。

内容は、だいたい、これまでと同じですが、蚊帳の中の虫は、周辺で調達していますので、ちがうと思います。
カブトムシ、クワガタムシ、セミ、バッタ、トンボ、ちょうちょ・・・いろんな虫に、たっぷり、ふれてみましょう。

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むしむしたいけん、昨年のようすは、こちら

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むしむしたいけん2017縮刷ポスター(pdf1MB)


★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

「キッピー山のラボ」では、夏休み中、「みんなのなつむし」と題して、昆虫の展示や、昆虫に関連したワークショップを、どっさりご用意しています。とくに、8月13日(日)は
「なつむしまつり」で、いろんなイベントがあります。

kippy-logo.gif natsumushileaf.jpg ← このリーフレットのPDFはキッピー山のラボHP


会期中のワークショップをいくつかご紹介すると・・・

むしさんデビュー【乳幼児向け・無料】
むしをさわったことのないおともだち、今年の夏にむしさんデビューしよう!
開催日:7月26日(水)・28日(金)・8月2日(水)・4日(金)・9日(水)16日(水)・18日(金)・23日(水)・25日(金)・30日(水)
時刻:10:30~11:30

あさムシ!【幼児~小学生向け・無料】
朝から有馬富士でむしとり!
開催日:毎週日曜日 8月27日(日)まで。
時刻:10:00~11:00 9:40~受付
持ち物:虫とり網、虫かご、帽子、水筒

生きものタッチ【どなたでも・無料】
みんな、むしとあそぼう!(presented by キッピーフレンズ)
開催日:7月23日(日)・29日(土)・30日(日)・8月6日(日)・11日(金・祝)・12日(土)・13日(日)・19日(土)・20日(日)26日(土)・27日(日)
時刻:13:00~16:00

昆虫標本づくり【小学4年生限定・参加費100円】
昆虫標本の作り方を伝授!
開催日時:8月5日(土)10:00~15:00【要事前申込:〆切 7月26日。空き状況により受付延長】
定員:15名(抽選)
※ 館内受付・往復はがき・FAXのいずれかで申込ができます。
 参加者全員の〒住所、氏名、年齢、電話、FAX番号を記入の上
 〒669-1313 三田市福島1091-2 キッピー山のラボ 『昆虫標本づくり(8月5日)』係まで。FAX: 079-569-7737
 締切後、折り返し連絡します。

むしふくじまん大会【幼児~小学生・無料】
特設ステージで、みんなのお気に入りの「虫服」を自慢してね!
開催日時:8月13日(日)14:00~15:00  受付:12:30~
定員:15名(先着順) 参加費:無料
服装:昆虫の柄や模様のついている服(和・洋・手作り・既製不問)
​ゲストコメンテーター:和田かおり(神戸ファッション美術館学芸員)

ほかにも、たくさんのプログラムがあります。
くわしくは、キッピー山のラボのページをごらんください。

(八木 剛 記)

7月17日(月)に引き続き、今日22日(土)のフロアスタッフとあそぼうは
「ひまわりモビール」でした!

今回もたくさんのお友だちが集まってくれました(^-^)

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みなさん、ひまわりのクイズやモビールの作り方などの説明を熱心に聞いてくれて
大変うれしく感じました!


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どんなひまわりモビールをつくるのかな?色をぬったり花びらを貼ったり真剣に取り組んでいます!
そして、いよいよ・・・
完成!!
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自分で作ったひまわりモビールを持って記念撮影☆彡
みなさんいい笑顔しています(^-^)ご協力ありがとうございました!

夏休みもひとはくではイベントがたくさんあります。
みなさんのお越しをお待ちしております!!

フロアスタッフ 田畑 幸司

暑い日がつづいていますが、いかがお過ごしでしょうか?
ひとはくでは夏休み期間中もイベント盛りだくさんですよ(*^_^*)


7月末のイベント情報詳細はイベントスケジュールをご覧下さい。

7月22日(土) フロアスタッフとあそぼう「ひまわりモビール」
         かわいいヒマワリのモビールをつくろう!
         時間:13:30~14:00 場所:4階オープン・ラボ
         定員:20名  参加費:無料
         ※当日10:00から4階インフォメーションにて、参加申し込みの受付を開始。
         定員になり次第終了します。

7月23日(日) ひとはく探検隊「水辺のいきものを捕ろう」
         深田公園のビオトープで生き物をとって観察しよう!
         時間:13:00~(所要時間約1時間)
         場所:4階ひとはくサロンに集合 定員:20名・参加費無料
         ※当日10:00から4階インフォメーションにて、参加申し込みの受付を開始。
         定員になり次第終了します。

7月27日(木) ワークショップ「ツキノワグマだ!ガォ~」
         クマのぼうしを作ってツキノワグマになりきろう!
         時間:10:30~16:00 随時受付/11:30~13:00は昼休憩  
         場所:4階オープン・ラボ   参加費無料
         定員50名 ※材料がなくなり次第終了します。 
 
7月28日(金) ワークショップ「化石のレプリカに色をぬろう!」
         石膏で作った化石のレプリカに色をぬろう!
         時間:10:30~16:00 随時受付/11:30~13:00は昼休憩  
         場所:4階オープン・ラボ   参加費100円
         定員50名 ※材料がなくなり次第終了します。 
 
7月29日(土) ワークショップ「とっても簡単!化石のレプリカづくり」
         カラフルなおゆまるから好きな色を選んで
         自分だけのオリジナル、アンモナイトをつくってみましょう。
         時間:10:30~16:00 随時受付/11:30~13:00は昼休憩  
         場所:4階オープン・ラボ   参加費100円
         定員200名 ※材料がなくなり次第終了します。  

7月30日(日) はかせと学ぼう!~妖怪の絵をみてみよう!~
         ひとはくに所蔵されている普段未公開の妖怪の資料を特別公開します!
         みんなで妖怪の絵に色をつけよう!
         時間:13:00~(所要時間約1時間)場所:4階ひとはくサロン
         定員:20名・参加費無料
         ※当日10:00から4階インフォメーションにて、参加申し込みの受付を開始。
         定員になり次第終了します。

7月31日(月) ワークショップ「はばたけ!コウノトリ」
         コウノトリの模型を作ってパタパタはばたかせてみよう!
         時間:10:30~16:00 随時受付/11:30~13:00は昼休憩  
         場所:3階展示室  参加費無料
         定員50名 ※材料がなくなり次第終了します。 




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みなさまのご参加おまちしています。




ひとはくは今年25周年です!
開館25周年記念展示「フロアスタッフのおしごと25選」
4階ひとはくサロンギャラリーで行っています!

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大人気の4コマ漫画も見れますよ~(*^_^*)

ご来館の際はぜひ、ご覧ください。
(フロアスタッフ くまもとまなみ)

 

2017年6月29日に加古川市のおりーぶ保育園にKidsキャラバンに行ってまいりました。
梅雨で雨がぱらぱら降ったりやんだりでしたが、移動博物館車「ゆめはく」の展示も実施できました。

 
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はじめに教室に全員集合しました。これはなんでしょう? 「ダンゴムシ!」

拡大模型で、こんなに大きさがちがうのに、一瞬で正解がでました。

 

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つぎはノコギリクワガタの大きな模型です。

おなかも観察したら、駐車場のゆめはくへ。

 

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ゆめはくでは「むしむしみっけ」。虫めがねを使ってじっくり観察しました。

 

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教室にもどって「さわれる化石」コーナーを体験。

これなあに? アンモナイトをさわってみたり、丹波竜の骨のレプリカを持ってみたりしました。

 

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「おおきくしてみよう」コーナーでは何でも大きく写します。キャー、ダンゴムシおおきい!うごいてる!

隣の別府幼稚園からも見にきてくれました。

 

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昆虫のキューブパズルもうまくできたよ!

 

10時から11時までの短い時間でしたが、全部のコーナーを体験。

終了後には、ゆめはくの前で記念撮影しました。

 

7月のKidsキャラバンは14日が最終日、夏休みはお休みです。

9月5日からまた始まりますので、おたのしみに!

【スタッフ:高橋 晃・古谷 裕・生野賢司・半田久美子(記)】

salon-hougaku2.jpg 人と自然の博物館では、海の日の今日、近隣の県立北摂三田高等学校邦楽部の皆さん14名にお越しいただき、「ひとはくサロンコンサート」と題して琴の演奏を披露していただきました。

演奏2回の合計で200名を超える方々にお聞きいただきました。ご来場のみなさまありがとうございました。館としても初めての試みでしたが、海の日に普段のひとはくとは少し違った企画として楽しんでいただけたとしたら、館としてもたいへん嬉しく思います。



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北摂三田高校邦楽部は、今年8月に行われる全国高等学校総合文化祭出場校に選ばれています。本日はその本番での曲を披露していただきました。曲目は牧野由多可作曲「花舞」。たいへん難しい曲でインターネット上にも大人の方々の演奏動画がアップロードされている曲目です。こんな難しい曲を経験の浅い高校生が?と思ったのですが、1年から3年14名の部員の方々が日頃の練習の成果よろしく素晴らしい演奏を披露してくれました。ありがとうございました。

ひとはくとしては、8月山の日に同じく北摂三田高校の吹奏楽部の皆さんを招いて、山の日「ひとはくサロンコンサート」を催します。山の日にはブラスバンドの音色とともに博物館の展示をお楽しみください。

生涯教育課 竹中敏浩

7月17日、京都では祇園祭の山鉾巡行と神幸祭がおこなわれていますね。
ひとはくでは、本日、夏の代表的な花ひまわりをテーマにフロアスタッフとあそぼう「ひまわりモビール」をおこないました。

花びらをはったり描いたりしてひまわりを作り、ヒモでつなげてモビールにします。

まず初めに、ひまわりの説明をして
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簡単なクイズをしました!
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ひまわりは身近な花ですが、知らないこともたくさん。

そのあとは、ひまわりの花びらをはったり描いたりしてもらって...
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完成!
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みんなかっこよくてかわいい、すてきなひまわりモビールを作ってくれました。
たくさんのご参加ありがとうございました!

7月22日(土)にも同じイベント「ひまわりモビール」を行います!
※当日10:00から4階インフォメーションにて、参加申し込みの受付を開始。定員になり次第終了します。

ぜひご参加ください!

フロアスタッフ ふじわら さき

ひとはくでは、7月14日(金)に記者プレビューを行いました。
神戸新聞北摂総局の神谷千晶記者にご来館いただき、展示について説明ののち展示をご覧いただきました。

    橋本佳明主任研究員から説明        大平和弘研究員から説明
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◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
開館25周年記念展示「ひとはく研究員のいちおし25選」(夏の部)
ひとはくは開館25周年を迎えます。研究員が自分の研究分野の中から25周年にちなんで25点選んで展示しますが、夏の部は12の展示を行います。■植物の『○○ で かお』って、どんな かお? ■和田研究員が選ぶ兵庫のイカ・タコ類25選 ■フロアスタッフのおしごと25選 ■これってアリ?橋本研究員が選ぶアリに化けるクモ写真25選 ■山内研究員が選ぶ衛生動物25選 ■髙橋研究員が選ぶ花25選-美しい色と形 ■髙橋研究員が選ぶ木材組織25選-ミクロの美デザイン ■藤井研究員が選ぶ兵庫の水草25選 ■藤井研究員が選ぶ兵庫の湿性カヤツリグサ25選 ■藤井研究員が選ぶ兵庫の外来植物25選 ■古谷研究員が選ぶ小さな化石が見つかった学校・児童館・幼稚園25選 ■こわい?かわいい??ひょうごの妖怪25選
トピックス展「ブリキのカメ展-カメの玩具にあらわれる外来種の影響」
収集家の方が集められたカメの玩具を経時的に並べ、時代とともに色合いが、ちょうど野外で見られるカメ類の変遷に対応して、地味なものから派手なものへと変わってきている様子をご覧頂きます。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

説明のあとは実際の展示を研究員と一緒にご覧いただきましたが、熱心にご質問いただきながらご覧いただきました。クモはなぜ自分をアリに似せるのでしょうか?、植物組織がしっかりと見える厚さはどのくらいなのでしょうか?、などなど。

同じようにさまざま疑問を持たれる方もおられるかと思いますが、どうぞご来館のうえ、展示をご覧いただきますようお願いします。
  ■これってアリ?橋本研究員が選ぶアリに化けるクモ写真25選
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  ■髙橋研究員が選ぶ木材組織25選-ミクロの美デザイン(左下)
  ■トピックス展「ブリキのカメ展-カメの玩具にあらわれる外来種の影響」(右下)
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また、広報プレビューを行っている傍らでは、フロアスタッフの勉強会が開かれていました。
ひとはくの職員一同このように準備を重ね、みなさまのご来館をお待ちしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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生涯学習課 竹中敏浩

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研究紀要「人と自然 Humans and Nature」は,人と自然の博物館が年に1回,毎年冬に発行する学術誌です.
>> 研究紀要http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin.html

7月末日に設定していた原稿の締め切りを廃止し,通年で,いつでも投稿できるようにしました.

また、原稿の種類を増やしました.2016年度発行の第27号までは 原著論文・総説・報告・資料 の4種類でしたが,2017年度発行の第28号からは 原著論文・総説・報告・資料 の論文原稿に加えて 意見・書評・その他 も投稿いただけます.論文原稿は,これまで通り博物館内外の専門家が審査をし、編集会議で審議され,編集委員長が同意したものだけが掲載されますが,意見・書評・その他 は編集会議の審査と編集委員長の同意だけで掲載可能となります.ただし, 意見・書評・その他 では「論文」とは標榜できません

詳しくは、>> 人と自然原稿連絡先と投稿規程http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/bosyu&toukoukitei.html
を参照して下さい.

2017年11月末までに審査が済み,受理が確定した原稿は28号に載ります.
審査には、通常4か月ほどが掛かります.

出版は電子版のみとなりました.これまで同様,電子版は人と自然の博物館ホーム・ページから無料でダウン・ロードできます.>> 研究紀要http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin.html

出版したものは公共の学術プラット・フォームに掲載し,利用がより広がるように計画しています.公共の学術プラット・フォームは J-Stage の予定です.

2017年第28号への投稿も,すでに,いくつかが審査過程にあります.多くの皆さまの投稿を、お待ちしています.


研究紀要「人と自然 Humans and Nature」編集委員長
三谷 雅純
E-mail: mitani (at) hitohaku.jp
(at) を @ に変えて下さい.


7月9日(日)、フロアスタッフとあそぼう「画はくの日」アメリカマストドンを描こう!
を行いました!
前日に引き続き、たーくさんの方が参加してくれました☆

はじめにアメリカマストドンについてのお話をして、
さぁ!描いてみましょう!!

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大きな大きなアメリカマストドン、どのアングルから描こうかな?
みんなでぐるりと取り巻いて、じっくり観察しながら描いています。

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フロアスタッフとあそぼう!
「画はくの日」は、親子での参加、大歓迎ですよ~!!
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みなさん大迫力のアメリカマストドンを描きあげてくれました\(^o^)/
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ご参加のみなさま、ありがとうございました☆彡
約1か月、4階ひとはくサロンに掲示しています!ぜひ見に来てくださいね♪
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さて、今週末のフロアスタッフとあそぼうは・・・
「セミのペーパークラフト」
夏の昆虫といえば、「セミ」!
みんなでセミのペーパークラフトをつくってみましょう。←詳しくはこちらをクリック

みなさまのお越しをお待ちしております!

フロアスタッフ かどはま

ひとはくは・・平成29年4月1日から当館の観覧料等を一部改正し、
今まで有料であった高校生の観覧料が4月1日より、無料となっています!
クラブ活動、夏休みの課題研究やレポート作成で、ひとはくを利用されてはいかがでしょうか?
また、夏休みの学校帰りなどに・・ちょっと・・ひとはくへ
落ち着いた環境なので・・自習勉強にも最適ですよ!(WiFiも無料で利用できます!)

クラブ活動では・・・
7月17日(月・祝)には、県立北摂三田高校邦楽部によるサロンコンサートを開催します。
この機会に琴の調べの深さに触れてみませんか。
今回演奏していただく県立北摂三田高等学校邦楽部は、全国高等学校総合文化祭の常連として活躍し、今年も8月1日宮城県で行われる大会に県代表として出場予定です。琴と言えば、お正月によく耳にする「春の海」などのイメージを持っておられると思いますが、今回の演奏は十三弦と十七弦を用いてオーケストラのような広がりと深い情景描写の感じられる曲目です。
日本の伝統楽器がこんな音楽を奏でるのだと驚いていただけることと思います!
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8月11日(金・祝)には吹奏楽部によるサロンコンサートも開催されます!

夏休みの課題研究やレポート作成では・・・

高校生のみなさんの教育支援や地域の自然や環境に関する問い合わせに対応しています。
ひとはくには、分野ごとに精通した研究員がいますので、様々な質問や問い合わせに対応することができます。

>>当館の研究員の一覧はこちらをご覧ください
>>ひとはくセミナー ~ひとはくで学ぶ~
>>お問合わせはこちら

環境学習や総合学習のテーマ設定や指導、様々なかたちでひとはくの高度利用が進められています。
さらに、より密接な連携を推進するために、高等学校と学校教育支援に関する協定を結び、
相互に連携した授業(高校連携セミナー)やイベント等を行っています。
これまでに、県立有馬高校県立三田祥雲館高校など連携した教育プログラムを実施しています。

県立有馬高校連携セミナーの様子
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これまでに博物館と学校の連携によって行った事例は多数あります。
部活動での利用、地域づくりイベントへの参画、共同での展示会の実施やイベントの開催、
野外セミナー、共生のひろば などの参加などがあります。ぜひ参考にご覧ください。

 >> 「学校との連携事例」はこちら 
 >>   県立宝塚北高等学校グローバルサイエンス科による卒業研究発表会
 >> 「高校生のための生き物調査体験ツアーin台湾」はこちら
 >>   第2回「高校生のための生き物調査体験ツアーin台湾」の事前学習会
 >>   県立篠山東雲高等学校によるひとはく入口前花壇装飾実習
 >>   開館25周年記念ミニ企画展「高校生が選ぶ六甲山のキノコ25選」
 >> 「第9回サイエンスフェアin兵庫」


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エントランスホールに学校紹介パネルを展示しています!
ひとはくへお越しの際はぜひ!ご覧下さい!                                                         
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おまけ・・・
実は・・ひとはくで・・レアですが(不定期・人気がありすぐに売り切れる・問い合せ不可)
ひとはくによく来館される方だけの・ひみつ?
連携している県立有馬高校人と自然科県立篠山東雲高校地域農業科の生徒のみなさんが
実習で栽培した新鮮な野菜を販売しているんです。(レアなので・・遭遇したら幸運です!)
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今回、野菜を持ってこられた県立有馬高校人と自然科の新任のY先生に野菜の取扱の
お話をお伺いする中で・・
なんと!第5回ボルネオジャングルスクールの卒業生とのこと!
小学校6年生で参加し、ボルネオジャングルスクールはいい思い出で、昨日のように覚えています!
ダナンバレー研究用ロッジ、夜の動植物観察、マリアッティ博士のお話
ボルネオでの様々な体験が自分の将来を考えるきっかけにもなり、教育の道へ進みました!
ひとはくと関係している学校にこれてうれしいです!
これからもひとはくと連携して生徒たちによりよい農業・環境教育を実践したいです!
と こころ強い言葉をいただきました!

ひとはくの25年取り組みは・・・教育の人材育成にも大いに貢献!してますね~
ボルネオジャングルスクール卒業生の活躍はひとはくにとっても大変うれしいですね~
さて・・
25周年ということで「ひとはく研究員のいちおし25選(夏の部)」が7月15日(土)より開催されます!
ひとはく研究員が自らの研究分野の中から、開館25周年にちなんで25点選んで展示します。
ひとはく研究員の熱い思いが・・・
それでは・・高校生のみなさんのお越しをお待ちしておりますね!

                           生涯学習課 中前純一

 

兵庫県立人と自然の博物館、(公財)国際花と緑の博覧会記念協会台北市立動物園
(財)台北動物保育教育基金会が、合同で企画主体となり、7月30日(日)~8月5日(土)の日程で
実施される
第2回「高校生のための生きもの調査体験ツアーin台湾」
の事前学習会が開催され
近畿各地域から参加する高校生がひとはくに集まりました!

このツアーは日本からの参加高校生および台湾からの参加高校生に対して、
ひとはくの研究者および台北市立動物園研究員が指導役として付き、
研究員それぞれの専門分野の視点から、台湾北部のフィールドで動物や植物、昆虫を観察、
採集するなど、生物相調査を実施し、本格的な生態研究を体験すると共に、 海外の青少年との
交流によるコミュニケーション能力の向上を図ります!

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ひとはくだからできるプレミアムアクティブラーニングですね!

そんなプレミアムな・・・事前学習会の内容をわずかではありますがレポートいたします!

参加高校生の自己紹介
  生物の学びを極めたい!知力を充実させたい!
  生き物が好きで情熱が湧いて・・応募しました!
  キノコ博士になりたい!
  なかには昨年のツアーに参加して・・・まだまだ勉強をしたい!
  高校生のみなさんがツアーへの意気込みを語りました!
  まさに研究の熱さ日本一の「兵庫県立人と自然の博物館高等学校」のようですね~

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参考資料の展示
 高校生のみなさんの後方には台湾の昆虫関係の貴重な参考資料がずらりと並べてあります。
 これだけでも企画展なみの充実ですね!

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 高校生から研究員への質問が多く、ツアー期間中に・・もしかして新種大発見!が期待できそうな雰囲気です!
 
 事前学習会を通して、研究員の話をもっと聞きたい!
 また、研究についてヒントを得たのではないかと思います。
 研究って本当に楽しいですね!
 この続きは、台湾で!
 ※ツアーの様子は昨年同様にブログで紹介しますね!
 
 ひとはくは高校生の学びを支援していきます! 

                                   生涯学習課  中前純一






本日のフロアスタッフとあそぼう「画はくの日」
本館1階でひときわ目立っている大きなアメリカマストドンを描きました。

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平べったい頭の上の形と、山と谷をくりかえすような歯の形。まずはみんなでじっくり観察しました。   


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迫力満点!みんなお気に入りの角度からアメリカマストドンを描きます。

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できたあ~!描いた作品を見せてもらい、「画はく認定書」をお渡ししました。 アメリカマストドンを囲んで子どもも大人もいっしょに画はくの日!


「来てのお楽しみ♪」の画はくの日ですが、こっそりお教えします。
実は明日もアメリカマストドンを描きますよ~。
紙や色鉛筆などは貸し出しをしています。
13:30に1階展示室にお集まりください。ご参加お待ちしていま~す!

(フロアスタッフ いしくら)
兵庫県立人と自然の博物館では、5月26日にヒアリが尼崎市で確認されたことを受け、7月1日より緊急速報展「ヒアリとアカカミアリ」を開催しています。7月6日に東京でもヒアリが見つかったと東京都と環境省が発表したことを受け、本日は、テレビ各局4社によるこの速報展と橋本佳明研究員への取材がありました。
橋本研究員からは、展示をもとにヒアリとアカカミアリの特徴や留意すべき点を、各社ごとにていねいに回答を行いました。

各社のレポーターの方々に感想を伺うと、みなさん、「思っていたより小型でこんな小さなアリが人の命を脅かすような被害を起こすのか?!」と驚かれます。
市民のみなさんも本館のホームページに掲示している解説などをもとに、ヒアリの防除について必要な知識を得ていただくとともに、ますます進むグローバル化のなかで外来生物の問題をお考えいただければと思います。
なお、本日の取材の内容は下の日程で放送されます。ヒアリのことについて知るための参考にしてください。

NHK神戸  7月 7日(金)18:30~ 関西ローカルニュース
毎日放送  7月 7日(金)14:15~ ちちんぷいぷい
サンテレビ 7月10日(月)21:30~ ニュースポート
J:COM  7月13日(木)10:30~

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                             生涯学習課 竹中敏浩
平成29年5月26日に国内で初めて尼崎市で確認されたヒアリは、危険な外来生物です。
その後の緊急調査により神戸港でもヒアリとアカカミアリが確認されています。
また、他府県でもヒアリが確認されています。
ヒアリとアカカミアリは攻撃性が高く、刺されると非常に激しい痛みがあり、
アレルギー反応を引き起こすこともあります。

ひとはくは
こうした被害を未然に防ぐための啓発の一環として標本を展示し、
在来種との見分け方等をパネルで解説する速報展を7月1日より開催したところ
ひとはくへ本日も・・・マスコミ各社が取材に来られました!

今回の緊急速報展「ヒアリとアカカミアリ」をはじめ
研究活動をベースとして、資料の収集や収蔵管理、展示、セミナーなどの生涯学習、
シンクタンク活動、設立当初からのポリシーである、「思索し、行動し、提言する博物館」として、
研究成果を自然環境の保全や再生、地域づくりへと繋げる試みが、
ひとはくだからできる「強み」ですね~
兵庫県のホームページにも掲載されています!
兵庫県教育委員会記者発表(平成29年6月)にも掲載されています!

お聞きするところ・・新聞社をはじめ・・・
テレビも・・・ほとんどのチャンネルが来られているとのことで
朝から橋本佳明主任研究員、生涯学習課をはじめフロアスタッフも分刻みのスケジュール調整で大忙しです。

テレビカメラ・記者の方々でひとはくサロンは報道機関臨時ブースに・・

緊張感ある取材の様子をみなさまにお伝えします!

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新聞・テレビをご覧になられたみなさま!
ぜひ!来館いただき、展示をご覧くださいね!
みなさまのお越しをお待ちしております!

                           生涯学習課 中前純一 

JR姫新線車両(たぶん2両編成新型ディーゼルカー:キハ122/127)を貸し切って、虫とりに行こう!
虫好き&鉄道好きのみなさん(自分もそうですが)には、たまらない企画です!!

「車内むしむしクイズ」、「車内むしむしたいけん」も、ご用意しています。お楽しみに!
天文台公園は、虫のレベルも、けっこう高いです。

募集期間が短くなっています。〆切に間に合うよう、お申し込みください。

実施日:平成29年8月5日(土)
会場:JR姫路駅発の列車に乗り、佐用駅下車、バスで天文台公園へ。復路は佐用駅解散。
対象:幼児〜小学生とその保護者
募集定員:80名(多数の場合抽選)
申込締切:平成29年7月13日(木)必着

申込・問合せ先は、ひとはくではありません。兵庫県西播磨県民局です。

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申込方法:このチラシ(ここからダウンロード↓)の裏面に必要事項を記入の上、郵送またはFAXで申し込んでください。
JR姫新線イベント列車「むしむし号」参加者募集チラシ(pdfファイル)

お問合せは、兵庫県西播磨県民局へ。
県のホームページもあわせてご覧ください。

(八木 剛)

ユニバーサル・ミュージアムをめざして93

違和感あり!ー1

三谷 雅純(みたに まさずみ)




 熊谷晋一郎さんは「高齢化や二次障害というのは,カフカの『変身』(1) ではありませんが,世界への信頼の構造みたいなものがガラッと失われる経験です」『現代思想』2017年5月号「特集=障害者――思想と実践――」の対談『「障害者+健常者運動」最前線――あいだをつなぐ「言葉」』(熊谷晋一郎+杉田俊介),青土社)(2)(49ページ)と述べています.そして「『ある朝起きたら身体が変わっていた』というときの痛みは急性疼痛(とうつう)で,身体に対する予期みたいなものが失われるのだけれど,やがて二次的・三次的に他者や世界に対する信頼みたいなものも失われる」(50ページ)と続けておられます.

 老人になったり何か病気になると,老眼や肩の痛みが出てくる.それは自然なことだと知っている.けれども,昨日までとは違って急に目が悪くなったり肩が痛んだりして,初めて,若い頃とは身体の反応が違うのだと気付く.寝ても十分には眠れなくなり,回復も遅い.もう歳なのだから,しかたがないと諦めもする.ただし,その時,困ったことが起こる.それは身体の反応の違いによって周りの世界が変化し始めるのだ.

 高齢になったり病気を経験したりすると,人の親切が身に染みる.人と人のつながりを強く感じる.それでも悪意をもって足を引っかける人に出会うことがある.わざと転ばそうとする人がいる.その幼稚な感性と,そんな人が実在することに,心底,驚く.たくさんいるわけではない.社会人になれば,たとえ「転ばせれば面白い」と思っても,思うだけで本当に転ばせようとはしない(と信じている).それよりも,どう付き合えばいいのかわからないのは、人が赤ん坊や高齢者といったライフ・ステージに従って変化するものだということを知ろうとしない人だ.「露骨に足を引っかけて転ばそうとする人」なら,見た人が義憤に駆られて「やめろ」と言えるが,「人はライフ・ステージによって自ずと変化する」ことを無視する人の態度には,要求してしかるべきだと多くの人が言うしかないことを、高齢者や病気を経験した人にはできないと知った上で要求していることが見て取れる.それが積み重なると「他者や世界に対する信頼みたいなものも失われる」結果になる.

 この熊谷さんの言葉は,こういう意味だと解釈しました.

    *

 熊谷さんは「ユニバーサル・ミュージアムをめざして」の別の回 (3) にも取り上げました.東京大学の教員で,障がい者の当事者研究に取り組んでおられます.

 熊谷晋一郎さんは、ご自身が脳性マヒです.当然,脳性マヒ者の当事者研究をやっておられると誤解してしまいますが、そうではなく,研究としては発達障がい者,特にアスペルガー症候群の当事者研究をしておられます (4).自分自身の障がいとは異なる障がいを取り上げることを,上に挙げた対談では:

「当事者研究というと,もしかしたら『内に籠(こも)ってやっているだけ』という世間のイメージがまだあるかもしれません.しかし,いわゆるピア・カウンセリング的なものだけじゃなく(当事者研究は)それを外に開こうとしているところが、野心的な試みであり,最前線的な感じがします」(41ページ)

と,お相手の杉田俊介さんが語っています.「ピア・カウンセリング」(5) というのは,「同じような立場の人が,自分の経験を踏まえて、お互いに相談に乗り合う」といった意味です.つまり,従来なら当然のように、脳性マヒ者は脳性マヒ者,高次脳機能障がい者は高次脳機能障がい者とくくられて,そのグループのなかで意見を言い合うというのが普通でしたが,熊谷さんは,自分の障がいとは異なる障がいを取り上げている.杉田さんはそこに「人と人を結ぶ言葉があるのではないか」と言うのです.

 杉田さんは元介護現場で働いていた方です.その経験を踏まえて,

「自分のようなタイプの男性(=『健常』を自認し、社会的には権力のあるジェンダーに属する人:三谷)は,制度的にも法的にも社会資源的にも圧倒的に恵まれていて,そのことをひたすら反省し続けて,『絶望』とか言っている暇もなく,漸進(ぜんしん)的に社会変革することにコミットするしかない.(障がい者などの:三谷)マイノリティでないという絶対的な自覚の下でそう思ってきたし,今も基本的にはそう思っています.しかし,身体や無意識のレベルではそれについていけず,身がもちませんでした」(40ページ)

とおっしゃいます.また,

「私は男性の中の弱さや無能さを見つめて,自分の中の被害者意識――何に対する被害者意識かわかりませんが,複合的に自分は幸福ではない,あるいはいろいろなものに虐げられている,しかしマジョリティであるがゆえにそれを表面化することはできないし,それを言葉にしてしまうと差別になるという自縄自縛(じじょう・じばく)のなかで,だんだん自分が衰弱していく感じでしょうか」(40ページ)

ともおっしゃっています.何のために「ひたすら反省し続けて」いるのだろうかとか,「『絶望』とか言っている暇」もないのだとしたら,「絶望」に到るまで持っていた「希望」は,いったいどのようなものだったのだろうというふうに,いろいろ疑問は沸いてきます.しかし,まじめに高齢者や障がい者の介護現場で,さらに幼児を預かる現場でも,働いておられる方なら頷ける感情なのでしょう.いずれにせよ介護現場というのは杉田さんのおっしゃるように,精神的には,そうとうきつい職場だということがわかります.

 今,「健常」を自認する方の中には,障がい者などのマイノリティが感じるストレスと同様のストレスを感じている人が多くいるらしい.このこと自体は,わたし自身の脳塞栓症(のう・そくせん・しょう)の発症が,人間の生理を無視した仕事の量と加重なストレスにあったことを思えば――発症したのは,わたしにとって何の既往症もない,「健常」な中での出来事でした――大いに頷(うなず)けることです.しかし,「健常」を自認するマジョリティが作るコミュニティと障がい者などマイノリティのコミュニティの間には大きな壁がある.その壁は,多くの人にとって軽がると越えて行けるというものではないらしい.そのことを,熊谷さんは,

「もしかしたらかつてないほど,水面下ではマジョリティとマイノリティの置かれている状況や不安の中身は地続きになっているかもしれないので,極端に不安を排除に転化すると,かつてないほどに両者が相容れない様相を呈してしまう」(39ページ)

とおっしゃっています.元来、地続きのマジョリティとマイノリティに間に「大きな壁がある」と言われて,わたしに頷(うなず)けるのは,何度も何度も障がい者コミュニティの一員として,「健常」を自認するマジョリティのコミュニティに対して自分たちの立場を説明するのだが,憶えているのはその時だけで,明日になれば,きれいさっぱり忘れている.そうした体験を思い出すときです.

 しかし,それでもコミュニケーションは続けなければなりません.その努力を放棄すれば,排除の矛先は,まず,わたしを含むマイノリティに向かうことは確実だからです.そもそも「マジョリティに属すると自認している人」というのは,排除されることが恐ろしいから大勢に従っている人たちではないでしょうか.「マジョリティに属する」ことを止めてしまえば,その人たちもマイノリティとして排除される.そう予見しているのかもしれません.裏返せば,「金太郎飴のように個性のない人」など、現実にはいないのだけれど,「個性がある」と主張したのでは、この日本ではとても生活していけない.だから,もともと備わっていた個性を「ないもの」として生きている.そんな気がします.

 次に続きます.


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(1) フランツ・カフカ『変身』(青空文庫)
http://www.aozora.gr.jp/cards/001235/card49866.html
 「青空文庫」というのは,著作権が消滅した作品や,著者が許諾した作品のテキストを公開している,インターネット上の電子図書館です.有名な作品が無料で読めます.

(2) 対談『「障害者+健常者運動」最前線――あいだをつなぐ「言葉」』(熊谷晋一郎+杉田俊介,34ページから53ページ)『現代思想』2017年5月号「特集=障害者――思想と実践――」(青土社)
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3040

(3) ユニバーサル・ミュージアムをめざして81: 「私だけ」のものと「あなたたち」
http://www.hitohaku.jp/blog/2016/10/post_2233/

(4) 「当事者研究に関する理論構築と自閉症スペクトラム障害研究への適用」(熊谷晋一郎,博士論文[東京大学])
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/handle/2261/59583

(5) 「ピア・カウンセリング」に限らず,「ユニバーサル・ミュージアム」や「コミュニケーション・デザイン」など,高次脳機能障がい者や失語症者には意味の取り方が難しい表音文字の続く言葉が多くて,苦労します.機会ある毎に書いていることですが,それでも理解できないようなので何度でも書きます.このような表音文字で表した言葉は,高次脳機能障がい者・失語症者は理解しにくく大変です.わたしの友人である高次脳機能障がい者や失語症者の皆さんも,このエッセイを読んでくれるのですが,「表音文字の連続は理解しにくい」と何度も言われます.これを,例えば「ピア・カウンセリング」は「相互相談」,「ユニバーサル・ミュージアム」は「皆の博物館」,「コミュニケーション・デザイン」は「交渉のあり方」といった表意文字で表せば,意味は正確ではないものの、どのような言葉かは理解してもらえます.ましてや「・」(中黒)を省いた「ピアカウンセリング」や「ユニバーサルミュージアム」,「コミュニケーションデザイン」としたのでは,頭から高次脳機能障がい者・失語症者の理解を拒んでいるのと同じです.流行っているのでしょうが,止めて下さい(と言っても,止めない人は,止めないのでしょうね).心ある人に申し上げます.一番わかり難いのは「平仮名(ひらがな)」の連続で,「片仮名(カタカナ)」だと幾分わかると聞きました.もちろん,表意文字の漢字が一番わかりやすいのです.





三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究グループ
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。


7月のKidsサンデーは、晴れたり、曇ったりの天気でした。

ひとはくの4階入口ちかくに巣をつくっている 
コシアカツバメ、まだまだ子育て中です。



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               ▲ コシアカツバメの親がヒナにエサを運んでいます



スズメも、コシアカツバメの巣!?で子育て中です。

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 ▲ スズメの親がヒナにエサをあたえています   




Kidsサンデーのプログラムの様子などの報告で~す。



午前中は、

研究員による「サンデーぜみ『3つの小さな葉のかんさつ』」、
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「展示解説『ひょうご の どうぶつ ツアー』」などが実施されました。

 

◆『3つの小さな葉 の かんさつ』では、外に出て、「3つの小さな葉がセットになって 1枚の葉」
となっている植物を観察しました。

まず、セミナー室で研究員から、お話を聞いてから...みんなで外へ。

 

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▲ 観察する植物の特徴のお話中


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▲ 外にでて、特徴をきいた植物をさがします        ▲葉っぱをちぎって、見て見て

部屋に戻ってから、葉っぱや茎を拡大して観察しました!

 

◆「展示解説『ひょうごの どうぶつ ツアー』」では、3階の展示室で
フロアスタッフがクイズを出して、みんなで答えながら展示をめぐります。

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▲ イノシシのクイズや展示の解説中


みんな~ クイズ正解したかな?

 


 

午後からは、


フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「フロアスタッフとあそぼう!『風にのって  とぶタネ』」が実施されました。
また、ひとはく連携活動グループrun♪run♪plaza(るんるん・ぷらざ)さんと研究員とのコラボによる
「run♪run♪サンデー『あ・め・ん・ぼ』」、
NPO法人 人と自然の会さんの「パネル シアター』、
研究員によるオープンセミナー「解説!丹波の恐竜化石」、「サンデーさーくる『ぴょんぴょんガエルを つくって あそぼう!』」
が実施されました。

 

◆今回の「フロアスタッフと あそぼう!」は、『風にのって とぶタネ』です。
みんなでくるくる回ってとぶタネとグライダーのようにとぶタネの紙のもけいをつくりました。

 

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                                         ▲ フタバガキ や ハネフクベ のタネ のもけい をつくっています

 

参加したみなさん、楽しかったかな?

 


◆「run♪run♪サンデー『あ・め・ん・ぼ』」では、
研究員からアメンボに関するお話とクイズなどをして外へ。

 
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 ▲研究員からのアメンボのお話とクイズ

 

深田公園にでて、水辺でアメンボをつかまえます。

 

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▲アメンボをつかまえています                  ▲アメンボのかんさつ

  

アメンボを捕まえることができたかな?

 


◆今回の「パネル シアター」は、『たなばた』『とべない ほたる』のお話でした。
七夕飾りもありましたよ。

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▲ 『とべない ほたる』上演中  

 


◆「解説!丹波の恐竜化石」では、丹波竜の大きさ(体長)を実際に巻尺を
使って みんなで体感しました。そのあと、3階展示室や恐竜ラボで
詳しく解説がありました。

 

 

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▲ 丹波竜の長さの体感しています                                  ▲ 恐竜以外の化石も解説


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▲恐竜ラボにて解説中
     
 参加されたキッズのみなさん、たのしかったかな?

 


◆サンデーさーくる『ぴょんぴょんガエルを つくって あそぼう!』では、研究員による
世界一大きなカエルのクイズや、そのカエルの骨格レプリカを見たりしました。
また、カエルの はねる おもちゃを工作しました。

 

 

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▲研究員によるカエルのクイズ 

     

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 ▲カエルのおもちゃを工作中



みんな、工作うまくできましたか?



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       ▲ カエルのおもちゃをもって、はいチーズ!


今回は、関西ユース(大学生のボランティア)の、
徳平さん、坂口さんが 子どもたちへのサポートをしてくれました。お疲れ様でした。

 

 


次回の Kidsサンデーは、8月6日(日)に行われます。

 

 

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ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!

 


                   Kidsサンデープロジェクト 小舘


 






7/1(土)・2(日)のフロアスタッフとあそぼうは、「風にのってとぶタネ」を行いました。

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熱帯の森の大きな木、フタバガキのタネ
グライダーのように滑空するハネフクベのタネの模型をつくりました!

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フタバガキのタネ

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ハネフクベのタネ                ▲ハネフクベのタネを飛ばしてます!


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上手につくって飛ばすことができましたね!

本物のフタバガキのタネは、1階展示室に展示されていますのでまた見に来てください♪

 ご参加ありがとうございました。 

フロアスタッフまつだ

ひとはくのホロンピアホールでは、兵庫県教育委員会阪神教育事務所主催の阪神地区第1回防災教育研修会が開催されました。

 IMG_20170627_133218.jpg    IMG_20170627_133207.jpg                                      

阪神地区の先生方が防災教育の取組等について研修をされました!
みなさん、防災とういうことで・・・
児童・生徒はもちろん、学校周辺のことも関係することから先生方は少し緊張されている様子でした!
阪神・淡路大震災やその後の自然災害の教訓を生かすため、学校防災体制の整備・充実や、
「兵庫の防災教育」の深化・充実に向けた具体的な取り組み状況や震災・学校支援チーム(EARTH)
紹介・被災地支援などの報告が行われました!

研究員による特注セミナー【地震関係】を申し込むことができるので、
学校からのリクエストに応じたテーマでの講義にも対応しています。
内容等については、ご相談ください!
次回は学校でのお越しをお待ちしておりますね!
ひとはくは がんばる先生方を応援しています!
                                                                                生涯学習課 上田雄一郎
6月25日(日)。みなさん楽しみにしていてくださったひとはく探検隊「いきものみっけ
開催の直前雨が本降りになって、深田公園には出かけられませんでした。残念!
...しかし、こんなことでは終わりません。
探険隊長のムシはかせ、山内研究員が収蔵庫から貴重な昆虫標本をたくさん持って来てくれました。

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とってもきれいな色。かわった形。みんな自分の気に入った標本を見つけて、わくわくしながら絵を描きました。

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途中、山内研究員から昆虫クイズ。みんな三択問題を一生懸命考えて、楽しい時間を過ごしました。
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ご参加ありがとうございました。

7月のひとはく探検隊は「水辺のいきものを捕ろう!です。(詳しくはクリック!)
みなさまのお越しをお待ちしています。

(フロアスタッフいしくら)
 

県立宝塚北高等学校グローバルサイエンス科では、
総合的な学習の時間には多くの理数科目や課題研究、
実践的な英語の授業等を通して、科学的探究心や表現力を高められておられます!
(理科は物理・化学・生物の3科目を履修し、実験・実習も多く取り入れておられるそうです。)
大学や博物館での講義や実習やシアトル研修で国際感覚を磨き、
グローバル社会におけるトップリーダーとなる人材を育てる実践をされています!

今回は、ひとはくと連携したその学びの実践の発表の場として、
グローバルサイエンス科の生徒さんが、
ひとはく・ホロンピアホールで卒業研究発表会
を行われましたので、
その様子をお伝えします!

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ひとはくとしても、高校生のみなさんが活躍されている姿をたいへんうれしく思います!
ぜひ、お気軽に研究発表の場として、ひとはく・ホロンピアホールを活用してくださいね!


4月より高校生の観覧料がなんと!無料です! 気軽にひとはくへお越し下さいね!
落ち着いた環境なので・・自習勉強にも最適ですよ!(WiFiも無料で利用できます)

これからもひとはくは高校生の学びを支援します!

                                  生涯学習課 中前純一

6/24(土)はフロアスタッフとあそぼう
「光るきのこのしおりをつくろう!」を行いました!

「シイノトモシビタケ」というキノコがモデルです。
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実はこのキノコ、ある生きものと同じように光っています。
なんという生きものか覚えているかな?

キノコのお話のあとは早速、つくってみましょう!
黒い紙に描いてあるキノコに、畜光パウダーをぬっていきます。
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みなさん真剣な眼差しです!

ぬれたらライトにかざして、光をためます。
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さぁどんな風に光るのかな?わくわくしますね!

3・2・1でお部屋の電気を消した瞬間...
「おお!光ってる!」という感動の声が続々と!
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本物のシイノトモシビタケみたい!
みなさんキレイに光っていました(^0^)

梅雨に入り、お外で遊べない日も続くかも...
そんな時は博物館で、楽しく学んでみませんか(^^)?

みなさんのお越しを心より、お待ちしています☆

フロアスタッフ きただに さやの
みなさんこんにちは!

今日は、梅雨のあい間の晴天でした。

エントランスホールのまわりの木々は、青々と元気に成長しています。
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近づいてよく見ると、たくさんの実がなっていました。
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植物にとって恵みの雨、適度に降ってくれるとうれしいですね!(*^_^*)

晴れたらこんな夕日が見られるかも...

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みなさまのお越しを、こころよりお待ちしております。

 ( フロアスタッフ てらお ゆみこ )


ユニバーサル・ミュージアムをめざして92

ドキュメンタリストの民俗学―2

三谷 雅純(みたに まさずみ)



 金子 遊さんの『辺境のフォークロア』を読んだ感想の続きです.金子さんはドキュメンタリストで,民族誌に強い関心をお持ちです.『辺境のフォークロア』も日本列島と他の地域の,境界が滲(にじ)んだ場所の民俗とドキュメンタリーの記録です.

 金子さんはアレクサンドル・ソクーロフが映画「ドルチェ―優しく」(13) を撮った課程をていねいに追いかけます.「ドルチェ―優しく」は奄美群島のひとつ加計呂麻島(かけろま・じま)で,島尾ミホの晩年を記録した映像です.自身が作家であったミホは島尾敏雄(―・としお)の妻でした.敏雄の書いた小説『死の棘』(14) に登場する「妻」のモデルとなった女性です.

 『辺境のフォークロア』では,映画「ドルチェ―優しく」の初めに説明の(金子さんの言い方では「映画小説的な」)部分があり,その後,ドキュメンタリーの手法で加計呂麻島(かけろま・じま)のミホの生活を撮っていきます.今,「説明の」と書きましたが,もちろんこれはソクーロフが根拠なく創造した映像ではありません.ドキュメンタリー作品によくある,主題に至る部分を手短に語り,主題が,なぜ主題であるのかを,観客に納得してもらうための前置きのようなものです.ただし,その前置きは島尾ミホが自分自身で語ったのではなく,いろいろな記録をつなぎ合わせることで表したものだと思うのです.

 「映画小説的な」部分では,島尾敏雄が海軍の隊長として長崎県から加計呂麻島(かけろま・じま)に赴任してきたこと.ミホは敏雄と恋仲になったこと.敏雄が命じられるだろうと思っていた特攻攻撃は,ついに命じられることはなく,敏雄が出撃したら,短刀でのどを突いて,昔から村では「死んだ霊が村に帰るお盆に目印にした」大きな岩のところで海に飛び込むつもりでいたこと.夫・島尾敏雄の立場から小説『死の棘』に描かれたミホの精神病棟への入院などが語られたのではないでしょうか.

 それでも,これらはソクーロフにとっては前置きにすぎません.ソクーロフはこのようなことを説明した後,現在の島尾ミホと娘のマヤの暮らしをドキュメンタリーとして静かに追います.小説家として有名な島尾敏雄の妻であり,小説『死の棘』に描かれた島尾ミホのドキュメンタリーです.常識的には『死の棘』に描かれた数かずの場面を入れるというのが常套手段のように思います.ところがソクーロフはそうはしない.もっと地味な加計呂麻島(かけろま・じま)の生活を痰たんと追いかけ続けます.そこに主題となる奄美や加計呂麻島の民俗が,色濃く表れます.

「奄美大島や加計呂麻島を訪れると気づくことだが,島の外海を向いた浜では,空と陸地の境界線を目で追っていくと必ず水平の海にたどり着く.視線のつきる崖にある山の稜線の先端には,大抵,切り立った大きな岩がある.土地の人はこれを立岩(たてがん,りつがん),または『立神(たちがみ,たちがん)』と呼ぶ.古来島人は,死者の国が水平線の向こうにあると考えることが多かった.『立神(たちがみ,たちがん)』はその集落に住む人にとって『ここから先の沖に黄泉(よみ)の国がある』というランドマークであり,年に一回,(お盆の)マツリのときに集落へやってくるコーソガナシ[先祖の霊]や来訪神にとっては『こちらに集落がある』という灯台のような働きをしてきたといわれる.」(第1章 琉球・奄美考,38ページから39ページ)

 立岩(たてがん,りつがん)は映画「ドルチェ―優しく」では何度も描かれます.それは島尾敏雄が特攻に出るとき,ミホが短刀でのどを突いて入水しようとした場所であり,ミホのお母さんが潮干狩りの最中に事故で命を落とした特別な場所だからです.そして村人にとっても,生者であるか死者であるかを問わず大切にする「特別な場所」でした.ソクーロフはミホやマヤを通してそれを撮りたかったのではないか.金子さんは,そう考えます.

    *

 琉球や奄美では,広く竜宮(りゅうぐう)が黄泉(よみ)の国であったと考えているそうです.そこはまた,現世(げんせ:うつしよ)の再生も担っていて,例えば「人間は生まれるとき,赤子が遠い海の彼方から小舟に乗って浜に寄せられて来る」(第1章 琉球・奄美考,41ページ)と信じられていたそうです.『古事記』(15) 以来,今でも信仰を集める天照大神(あまてらす・おおみ・かみ)のような「太陽の神格化」ではなく,海の底に竜宮(りゅうぐう)があると考える.このことは柳田國男も『海上の道』(16) で指摘しているそうです.

 このように書くと,何だか映画「ドルチェ―優しく」は陰鬱(いんうつ)なドキュメンタリーだと思うかも知れません.しかし,映画「ドルチェ―優しく」は,まさに奄美の「優しさ」を描いた作品だと思うのです.ドルチェ (dolce) とは,イタリア語で甘いデザートのことです.それが「おだやかな」とか「甘美な」,あるいは「優しい」と意味が転用されるようになりました.実際に島尾ミホさんの『海辺の生と死』(17) という作品を読むと,底抜けに優しいミホさんのお父さんやお母さんの振るまいが語られます.例えば,お父さんが商売にしていた南洋真珠をこっそり盗み,売り飛ばしていた人をかばってやり,そればかりか,その盗人(ぬすっと)を警察からもらい受けてくる話や,お母さんが幼児のたどたどしく語る口調を暖かく見守っていた話です.お母さんが微笑みながら見守った幼児は,皆,戦争のとき,沖縄で死んでいきました.ついに成人はしなかったそうです.

 沖縄や奄美で暮らしたことのある人は,土地の人たちが「甘えている」と見ているのかもしれません.わたしは沖縄や奄美で暮らした経験はありませんが,屋久島で過ごした経験があります.屋久島は沖縄や奄美とは違うのですが,それでも屋久島の「おだやかな」「優しい」人びとのことを思い出します.ソクーロフが映画「ドルチェ―優しく」で表現したかったことは,「おだやかな」「優しい」加計呂麻島(かけろま・じま)の人びとの,生者と死者が渾然(こんぜん)一体となった民俗だったのではないでしょうか.

 島尾敏雄は小説を書くために東京に住みますが,ミホが病気になり,入院する舞台は千葉県です.加計呂麻島ではありません.仕事のために東京に出ていなければ,ミホは病気にならなかったかもしれない.屋久島の「おだやかな」「優しい」人びとのことを思うと,わたしには,そう思えます.

    *

 金子 遊さんが『辺境のフォークロア』で描いた社会のあれこれは,現在の社会とは明らかに違います.現代の社会とは違う社会を、今さらのように描いて、何か価値があるのでしょうか.このことをあからさまに言い直せば,人類学やドキュメンタリーは何のためにあるのでしょう?

 わたしは,我われの社会がひと色に染まらないためだと思います.例えば「日本文化」と安易に言ってしまうのではなく,日本列島の文化的な背景には,いろいろな ものが ある.それは今も息づいている.そのことを再確認するためには,常に努力が必要なのです.

 それをドキュメンタリストは映像で表現します.文章とは違う映像の表現です.「ドキュメントは純文学的でないと いけない」などとは言いません.商品としても完成したドキュメンタリーは数多くあります.要は、その中に努力がどこまで表れているかだと思います.

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(13) 映画「ドルチェ―優しく」アレクサンドル・ソクーロフ
http://www.queststation.com/feature/sokurov.html

(14) 『死の棘』(島尾敏雄,新潮文庫)
http://www.shinchosha.co.jp/book/116403/

(15) 『古事記』(青空文庫)
http://www.aozora.gr.jp/cards/001518/card51732.html

(16) 『海上の道』(柳田國男,青空文庫)
http://www.aozora.gr.jp/cards/001566/card54331.html

(17) 『海辺の生と死』(島尾ミホ,中公文庫)
http://www.chuko.co.jp/bunko/2013/07/205816.html



三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究グループ
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

6月17日(土)・18日(日)、熊本県立装飾古墳館で行われた「ミュージアムキッズ!全国フェア」に出展しました。
ゆめはくは、「特設ステージ」としても、活躍しました。

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18日(日)は、くまモンが、ステージにやってきました。
右は、くまモンに刀をとられてしまった、ころう君鞠智城PR隊)

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くまモンころう君、トラりん(京都国立博物館)が、ゆめはく上で、「くまモン体操」を踊りました。
3匹(?)の元気な踊りに、ゆめはくは持ちこたえられないのではないか、と、ハラハラ。

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17日(土)は、アバちゃん(長崎ペンギン水族館)が来てくれました。

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人面石くん(壱岐市立一支国博物館:壱岐市公認キャラクター)も。けっこう人気ありましたよ。

(八木 剛 記)
6月7日(水)にトライやる・ウィークの中学生3名がフロアスタッフの
お仕事を体験しました。


館内巡回や団体様のお出迎え、イベントの見本づくり。
午後からは、50名以上のお客様の前でデジタル紙芝居の上演や
展示解説のクイズの出題などを体験されました。

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展示解説のクイズを出しているところ



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イベントのツキノワグマの帽子つくってポーズ!
つくった帽子は、7/27のワークショップ『ツキノワグマだ!ガォ~』
の見本で使わせてもらいます(*^_^*)

笑顔の素敵な3人!とっても頑張ってくれました。
また、博物館にあそびに来てね。
会えるのを楽しみにしています。 

フロアスタッフ せら ゆうこ


県立篠山東雲高等学校では、「農業教育の特質を活かし、地域に貢献できる心豊かな人材の育成」をミッションとした幅広い教育活動を展開しています。
「関わるすべての人や自然・動植物を愛する心を育てる教育の推進」を実践している学校で、ひとはくでも「共生のひろば(毎年2月開催)」などで出展、発表活動を行っています。

「共生のひろば」県立篠山東雲高等学校の主な発表
篠山東雲高校の水田にすむカエル
地域資源を有効活用~ありっ竹使い切る!!~
研究紀要『人と自然』県立篠山東雲高等学校の先生の投稿
竹チップのマルチングがダイズ品種(丹波黒大豆)の栽培と雑草の防除に及ぼす影響

また、当館の研究員も直接、環境などに関わる研究について指導・助言を行っており、成果として
昨年度はなんと!「農業高校の甲子園」と呼ばれる第67回日本学校農業クラブ全国大会において、プロジェクト発表会Ⅱ類(開発・保全・創造)で見事に全国最優秀賞に輝くとともに、県下の学校教育及び社会教育の分野で、その行為が多くの人々の模範となるような立派な行為や有益な研究・発明した個人や団体を表彰し、その功績を讃える「ゆずりは賞」も受賞されています!

今回は、その学びの実践と、ひとはくと連携した現場実習として2名の先生方の指導のもと11名の生徒さんが、ひとはく入口前花壇を中心に花壇装飾実習を行われましたので、その様子をお伝えします!

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エントランスホールに学校紹介パネルを展示しています!
ひとはくへお越しの際はぜひ!ご覧下さい!


ひとはくとしても、高校生のみなさんへの支援が実を結び、活躍されている姿を 
たいへんうれしく思います!

4月より高校生の観覧料がなんと!無料です! 気軽にひとはくへお越し下さいね!
落ち着いた環境なので・・自習勉強にも最適ですよ!(WiFiも無料で利用できます)

これからもひとはくは高校生の学びを支援します!

                            生涯学習課 中前純一


6月10日、11日は画はくの日でした!今回は昆虫標本をみんなで観察し、自由に描いてみました。



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みんな、もくもくと絵を描いています(^^)




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ひとはくサロンにいっぱいのお友だちが集まってくれました!!



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こんなにたくさん描いてくれました、ありがとうございます(^O^)/



来月の画はくの日は7月8(土)、9(日)です。

みなさんのご来館をお待ちしています!!
フロアスタッフ 田畑幸司

今週6月3日(火)~6月9日(金)にも、中学生の「トライやる・ウィーク」を受け入れました。中学生の新鮮な感覚からは本当に元気をもらいます。
今週は、三田市立中学校(八景長坂富士ゆりのき台)から7名、神戸市立有馬中学校から2名が「職業としての博物館」を体験しに来てくれました。9名の中学生の成長をご報告します。

6月6日(火)初日
    植物標本作製            飼育中のダンゴムシの種類分け 
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   来館者調査の整理            昆虫標本作製の準備
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6月7日(水)
  来館者に大きな声であいさつ       来館者にデジタル紙芝居の上演
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  紙資料の虫干し
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6月8日(木)
   博物館収蔵庫で昆虫標本を見る      昆虫標本の作製
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6月9日(金)
    両生類標本のラベル付け         深田公園で素材準備
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    来館者調査のまとめ
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初日とは違った面持ちの退館式のようす    最後にみんなで記念写真
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中学生にとって本当にあっという間の4日間だったと思いますが、展示物の準備にも来館者への対応にも心配りをしながら実習している様子がうかがえました。
皆さんの成長の様子を見て、ひとはくの職員も元気をもらえました。これを機会にしながら引き続き「職業」について考えてもらえたなら、ひとはくとしても充実感を感じます。
「職業としての博物館」を体験してくれた中学生の皆さん、ありがとうございました。

生涯学習課 竹中敏浩

ユニバーサル・ミュージアムをめざして91

ドキュメンタリストの民俗学―1

三谷 雅純(みたに まさずみ)



 インターネットを見てみると,テレビの世界では一時衰退していた「ドキュメンタリー」というジャンルが,また勢いを盛り返していると出て来ました.そう言えば,撮りためた記録映像を新たにまとめ直した「NHKスペシャル」「新・映像の時代」(1) は,確かに心に響くドキュメンタリーですし,「プラネット・アース」(2) は,制作費に縛られることなく撮りたいように撮れる,言い換えれば作り手の持っている才能を思いのままにぶつけることのできる作品でした.動物ドキュメンタリーの「ダーウィンが来た」(3) は,比較的若い作家が作品の良し悪しでしのぎを削る,健全な競争の場になっている気がします.

 民放では,TBS系列で放送している「世界遺産」をよく見ます.中でもアフリカ中央部の「サンガ川流域の森林地帯」(4)(つまり「ンドキの森」)はとても楽しみにしていました.「世界・ふしぎ発見!」(5) は土曜日の夜,わたしの家では夕食の後の放送なので,何も考えずに気楽に見ることができます.フジ・テレビ系列で関西テレビが制作している「ザ・ドキュメント」(6) という番組もあります.もっとも「ザ・ドキュメント」は不定期放送の上,現在は深夜の放送ですので,関西で活躍している知った人が主人公になることもあるのですが,わたしは直(じか)に見ることができませんでした(そんな時は,ある方がDVDに取って送って下さいました).

 金子 遊(ゆう)さんは映像作家を名乗っています.「映像作家」をウィッキペディアで確かめると,「映像作品の制作を専攻する作家を総称する概念」とあります.「ビデオグラファー」とも呼ばれるそうで,「コマーシャル、ドキュメンタリー、ライブイベント、短編映画、教育映画、結婚式やプロモーションビデオなど映像作品の制作」を仕事とする人とあります.つまり,何でもかんでも映像関係の仕事をすれば映像作家を呼ぶようです.

 金子さんには「民族誌学」という経歴もあります.不思議な気がしました.というのは,職業を「映像作家」という総称で括(くく)りながら,「民族誌学」では個別の学問の名がかぶせてある.しかも「民族誌学」は学問の名前であって,職業名ではないのです.ここは「ドキュメンタリスト」と「民族誌学研究者」とでもしなければ,統一がとれない気がするのですが,いかがでしょう? ちなみに,「研究者」という言葉は職業研究者を指して呼ぶことが多いのですが,何か別の職業を持っていて,市民の立場で研究をする「市民研究者」もいらっしゃいます.

 ここは,わたしが勝手に解釈して,金子さんをドキュメンタリストと呼んでおきます.違っていたら,ごめんなさい.でも国立民族学博物館に行けば,さまざまな民族の記録映像,つまりドキュメンタリーが閲覧できますし,ドキュメンタリーといっても学術的な記録だけではなく,一般のビデオ店で購入できる作家性に富んだ作品もあるからです.作家性に富んだドキュメンタリーでは,商業映画と変わらず一般の興味を引く作品があります.金子さんの本から知ったのですが,ロバート・フラハティというドキュメンタリストが,映画撮影には対象に働きかけ「創造する」方法と,なすがままにして事実を「発見する」方法があると言ったそうです.この言葉には説明が要ります.本当に「なすがまま」にしたのでは作品になりません.監視カメラの単調な映像は作品とは呼びません.「発見する」方法でも,カメラの位置を変えたり,即物的には関係ないのだけれど,テーマを象徴的に描くシーンがあれば挟んだりして,撮影者の「発見した事実」を浮かび上がらせる努力は常にあります.ましてやドキュメンタリーは作り手と対象の共同作業がなければ,作品としては完成しません.

    *

 というわけで,

 金子 遊さん『辺境のフォークロア:ポスト・コロニアル時代の自然の思考』(7) を読んでみました.日本列島に展開する文化を紹介した人類学の本だと思って読み始めました.「ポスト・コロニアル時代」からはエドワード・サイード『オリエンタリズム』(8) を思い出しますし,「自然の思考」という言葉はクロード・レヴィ=ストロース『野生の思考』(9) を想像します.それにしても,「辺境」とは何のことだ(?)と思いながら読み進めたのですが,「はじめに」で日本列島や琉球弧へ,また千島列島へとつながる曲線や,小笠原からマリアナ諸島へ,さらにヤップ島へとつながる島弧の文化的繋(つな)がりを「辺境」と呼んだのだと理解することができました.

 それにしても,次に出て来たのが「柳田國男(やなぎだ・くにお)」です.サイードやレヴィ=ストロースとは,だいぶ趣(おもむき)が違います.「柳田國男」と言えば,例えば『遠野物語(とおの・ものがたり)(10) では岩手県遠野に伝わる河童(かっぱ)や天狗(てんぐ)といった妖怪や土地に伝わる祭の由来といった農村に伝わるあれこれを記録しました.また『蝸牛考(かぎゅう[=かたつむり]・こう)』(11) では,「かたつむり」を日本各地ではどのように呼ぶかを調べ,新しい言葉は京の都(みやこ)に起こり,中部や中国,関東と四国,東北と九州に行くにしたがって,より古い言葉が残っている(つまり,昔の京都の言い方が方言として残っている)という「方言周圏説(ほうげん・しゅうけん・せつ)」のより所となった本です.ただし「方言周圏説」はあくまで一つの説に過ぎません.有名な説だと言っても,後になって間違いが見つかることは,よくあるものです.

 わたしにとって柳田國男という人は,立派な民俗学者でしたが,それこそ「辺境」の「自然の思考」を顧みなかった人に思えます.理念的な仮想の「日本」を生きた人に思え,例えば稲作農村以外の人の暮らしや,被差別者の暮らしは(本当はその多様性は大切だと分かっていたのかもしれませんが)文章で十分には表しませんでした.金子さんはそんな柳田國男を,なぜ取り上げるのだろうと不思議に感じました.しかし,これも読んでみて解ったような気がします.それは柳田國男の文献を借りた「辺境」の時間を過去に遡(さかのぼ)る試みだったのではないでしょうか.

 今はもう,都会に「自然の思考」はありません.よく捜せば,あるのかもしれませんが,たいていは痕跡が残るだけです.あるのは市場(しじょう)だけが大切だという画一的な価値観です.仮に「自然の思考」に似たものがあったとしても,それは人間の行いから染み出たものではなく,市場での価値(=生産ラインや流通,小売りの経費)だけで評価される,キレイにお化粧直しされた「商品」なのです.人類史のなかで分泌されたものの蓄積ではありません.その,今では稀な(しかし,かつてはすぐ側にあった)思考を「人びとの文字にならない語り」(つまり「口承伝承」)から読み解く試みが『辺境のフォークロア』なのです.

    *

 日本列島の南,と言うよりもフィリピン諸島の東とか,ニューギニア島(=パプア島,イリアン島)の北と言った方が分かるかもしれません.そこをミクロネシアと呼びます.ミクロネシアは,かつてドイツやイギリス,日本の植民地になり,太平洋戦争では日本帝国の統治を受けました.グアム島やサイパン島,硫黄島は太平洋戦争の歴史のなかで,わたし達にも馴染みのある名前です.またマーシャル諸島のビキニ環礁はアメリカ合衆国が何度も核実験を行ったところです.

 そのミクロネシアのサテワヌ島は,もっとも原始的な生活習慣や信仰を残す島でした.そこにはカナカ人と呼ばれる肌の黒い人びとが暮らしていました.サテワヌ島は,彫刻家で民俗学研究者の土方久功(ひじかた・ひさかつ)が7年間を過ごした島として有名です.

 土方は,島にいる間,カナカ人の女性と暮らしました.その女性や女性の親族から聞くことが多かったのかもしれません.土方の著作『サテワヌ島の神と神事』(12) の中に,島民の「霊魂」概念を書いた文章があるそうです(現物は見ていません).それを金子さんが解釈したものが以下の文章です:

「サテワヌ島の人たちが不思議だと感じたのは,人間にしても動物にしても生きているものが死んでしまうということだった.ところが,その死んだはずの人がときどき夢のなかに出てくるということが起きる.死んだ人が自分を訪ねてきて,自分と話したり笑ったりする.そこから推して考えると,人は死んで肉体がなくなっても,すっかり消えてしまうのではないらしい.死んだ人のなかにあった何かが残るのだ.――(中略)――そのようにして,肉体と霊魂の二元論が生まれてくる.」(『辺境のフォークロア』第4章 マリアナ・南洋考,p. 186)

 島では,人が死に,埋葬してから四晩経つと,霊魂を送る火を焚くそうです.「魂送り」です.

「それ(=「魂送り」)が終わると,死んだ人の霊魂は家の外を自由に歩きまわるようになる.そこへ親類たち氏族の霊魂がやってきて,さまざまな島へ連れて行って見物させてくれる.こうして,サテワヌ島民の宇宙観,宗教観ができあがる.あらゆるものが死後は霊魂になるので,それらは島民のまわりの世界に無数に満ちていて,しかもどこへでも勝手に歩きまわることができる.」(『辺境のフォークロア』第4章 マリアナ・南洋考,pp. 187-188)

 わたしはアフリカのカメルーンやコンゴ共和国で親しくなったピグミーたちが,わたしの調査に付き合って森の中で幾晩も過ごすと,家族のいるキャンプを恋しがって,夜,皆が寝静まってから,魂だけがキャンプを訪れて「妻や子どもに会ってきた」と言っていたことを思い出しました.肉体は調査地に置いたままです.

「人間が自分の親しい人の死を前にした時に持つ心情と,その心の痛みを乗り越えようとするときに描く想像力のあり方として,これほど自然に思えるかたちもないということである.ここまでくれば,自然界のあらゆる『わからないもの』の背後に霊や神が発生する段階までは,あと一歩だといっていい.」(『辺境のフォークロア』第4章 マリアナ・南洋考,p. 188)

 次に続きます.

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(1) 「NHKスペシャル」「新・映像の時代」
https://www.nhk.or.jp/special/eizo/

(2) 「プラネット・アース」
https://www.nhk-ep.co.jp/topics/planetearth2-20170317/

(3) 「ダーウィンが来た」
http://www.nhk.or.jp/darwin/

(4) TBS「世界遺産」「サンガ川流域の森林地帯」
http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20130331/

(5) 「世界・ふしぎ発見!」
http://www.tbs.co.jp/f-hakken/

(6) KTV「ザ・ドキュメント」
https://www.ktv.jp/document/

(7) 『辺境のフォークロア:ポスト・コロニアル時代の自然の思考』(金子 遊,河出書房新社)
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309226194/

(8) 『オリエンタリズム』(上・下)(エドワード・W.サイード,平凡社ライブラリー)
http://www.heibonsha.co.jp/book/b160202.html

(9) 『野生の思考』(クロード・レヴィ=ストロース,みすず書房)
http://www.msz.co.jp/book/detail/01972.html

(10) 『遠野物語』(柳田国男,青空文庫)
http://www.aozora.gr.jp/cards/001566/card52504.html

(11) 『蝸牛考』は青空文庫で準備中でした.作家別作品リスト:No.1566 柳田国男
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1566.html

(12) 『ヤップ離島サテワヌ島の神と神事』
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001383287-00



三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究グループ
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

 月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。



6月のKidsサンデーは、さわやかな感じの晴れ!
青空にコシアカツバメが  ス~イ スイ と飛んでいました。


ひとはくエントランスホールちかくでは、ヤマボウシの花が咲いています。

 

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 ▲ ヤマボウシの花
   


Kidsサンデーのプログラムの様子などの報告で~す。

 

午前中は、
研究員による「サンデーぜみ『ヤマボウシのかんさつ』」、『絵本の国』、
ひとはく連携活動グループrun♪run♪plaza(るんるん・ぷらざ)さんによる「run♪run♪サンデー『しゃぼん玉 とばそ!』」、
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「展示解説『ひょうごのぼうぶつ ツアー』」などが実施されました。

 

『ヤマボウシ の かんさつ』では、外に出てヤマボウシの木を見つけて花や葉っぱを観察しました。
セミナー室で研究員から、ヤマボウシの話を聞いてから...みんなで深田公園へ。



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▲ みんなで外に出てヤマボウシをさがします  ▲これはヤマボウシによく似たハナミズキの木です

 

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▲葉っぱをちぎって観察

 

部屋に戻ってから、花や葉っぱを観察したり、研究員の話を聞きました!

 

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▲ 部屋に戻ってみんなで、観察中


 



『絵本の国』では、深田公園でさわやかな風がふく中、ゆったりと
研究員が選んだ絵本や写真集などを楽しみました。

 

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▲ お父さんやお母さんが、読み聞かせをされている方もいました

 

お気に入りの絵本、見つかりましたか?

 


『しゃぼん玉 とばそ!』では、エントランスホールの前で、しゃぼん玉を飛ばしました



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▲子どもも、大人も、たのしそう  


みなさん、楽しんで たくさん、飛ばせましたか?





午後からは、


フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「フロアスタッフとあそぼう!」が実施されました。
それから、NPO法人 人と自然の会さんの「音のなる工作『カエルの紙コップ工作」』、
研究員によるオープンセミナー「解説!丹波の恐竜化石」、「サンデーさーくる『ツバメのような形の紙ヒコーキをつくってとばそう!』」
が実施されました。

 

今回の「フロアスタッフとあそぼう!」は、『ホタルをつくろう!』です。
ホタルのお話しや○×クイズをしたあと、お尻の部分が光るボタルをつくりました。

 

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▲ ○×クイズをしています           ▲ 出来たホタルをもってハイポーズ!


参加したみなさん、楽しかったかな?

 


『カエルの紙コップ工作」では、紙コップを使ったカエルの鳴き声がする工作です。
館内のあっちこっちで、カエルの鳴き声が「ゲコゲコ」していました。

 

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▲うまく出来ました、ゲコゲコ!     ▲受付をしている 「人と自然の会」の皆さん




「解説!丹波の恐竜化石」では、恐竜の化石などについて 研究員から
詳しく解説がありました。

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▲ 化石が発見された経緯の説明中
     

 おとうさんに、肩車をしてもらっているボクは、よく見えているかな?



サンデーさーくる『ツバメのような形の紙ヒコーキをつくってとばそう!』では、研究員がコシアカツバメのお話をしたあと、
ツバメ型の紙ヒコーキをつくって みんなでとばしました。

 

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▲研究員によるコシアカツバメの話       


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▲できた紙ヒコーキを とばしています。



みんな、コシアカツバメのように ス~イ スイ と、とばせた かな?





今回は、関西ユース(大学生のボランティア)の、伊藤さん、三上さん、高野さん、牧さん、
徳平さんが子どもたちへのサポートをしてくれました。お疲れ様でした。


 

 次回の Kidsサンデーは、7月2日(日)に行われます。

 
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ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!

 


                   Kidsサンデープロジェクト 小舘


 

今年もひとはくは、中学生の「トライやる・ウィーク」を2週に分けて受け入れます。まず、第1週の5月30日(火)~6月2日(金)に行った7名の中学生の成長をご報告します。

三田市立中学校(上野台狭間けやき台)から6名、宝塚市立西谷中学校から1名がひとはくの「トライやる・ウィーク」に来てくれました。

5月30日(火)初日
入館式でのやや緊張した面持ち       博物館収蔵庫で資料の整理
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5月31日(水)
深田公園の生物多様性の森で里山整備実習  台本を読んでデジタル紙芝居を上演
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6月1日(木)
地学系の博物館収蔵庫で資料整理     深田公園に出かけて水生生物の調査
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 ジーンファームの維持管理作業
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6月2日(金)
化石のレプリカを作成する型をつくる  尼崎市立浜小学校児童にアンモナイトのレプリカづくり説明
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初日とは違った面持ちの退館式のようす  みんなで記念写真
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館としてもあっという間の4日間でしたが、博物館を職場として体験してくれた中学生たちにお礼を述べたいと思います。また、参加した中学生たちがさまざまな体験を通して成長してくれることを願います。

生涯学習課 竹中敏浩

今朝はカラリとしていて、少し肌寒いお天気でしたね。
6月3日(土)、4日(日)フロアスタッフとあそぼう「ホタルをつくろう!」が行われ
たくさんの方が
参加してくれましたよ☆

今ごろの季節、水辺では美しく光るホタルに出会うことがあります。
成虫は1週間から10日間ほどしか生きられない、はかない昆虫です。
今日はその中でも、一番身近に見かけることがある「ゲンジボタル」を作ります!

スライドでホタルについてお話をした後は、○×クイズ!
みんな正解したかな??

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では作っていきますよー!

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光るこな(蓄光パウダー)のシールで光らせます!
写真はちょっと暗くて分かりにくいですが・・・^_^;

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みんなのホタルのお腹がふんわり光ってます!
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!!



フロアスタッフ かどはま

今年、兵庫県立人と自然の博物館は、開館25周年を迎え、「ひとはく研究員のいちおし25選」と題した企画展を6月から2月まで順次開催します。
これに先立ち、6月2日(金)、記者プレビューを行いました。新聞4社(朝日、毎日、読売、神戸)の記者の方々が出席されましたが、研究員への質問、展示標本についての質問、標本にまつわるエピソードなど、熱心に取材いただきました。
取材をもとに新聞掲載もされると思いますが、何よりたくさんの一般の方々や子どもたちに展示をご覧いただきたいと思います。特に、展示中の植物標本シジミヘラオモダカや六甲山のキノコ標本は中学生・高校生が採集したものです。同年代の中学生や高校生はぜひご覧ください。

展示についての説明
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展示プレビュー 「高校生が選ぶ六甲山のキノコ25選」
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展示プレビュー 「黒崎先生が選ぶ、拡大して眺める頌栄標本25選」
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トライやるで博物館のお仕事体験中の中学生2名の受け入れを行いました。

s-P1140020.jpg朝の館内巡回・・・スタンプはちゃんと押せるかな?

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週末のイベント準備

s-P1140044.jpgデジタル紙芝居練習の様子
紙芝居の本番は、10名ほどのお客様の前で緊張しましたが、
しっかりはっきりセリフが言えていました。バッチリでしたよ。

フロアスタッフの職業体験お疲れ様でした。
明日からも笑顔を忘れずに頑張ってね!

フロアスタッフ せら ゆうこ


5月28日(日) ひとはく探検隊『ひとはくの岩石と鉱物』 が行われました!

今回の探検隊長は 加藤研究員!
s-P1130851.jpgフロアスタッフ作の鯰絵(なまずえ)はっぴがよくお似合いです!!

普段は公開していない めずらしい岩石や鉱物が一堂に集められました!
そして、今回は特別に クイズブック もご用意(^ ^)
クイズを解きながら、加藤研究員が順番に石を紹介します!


Q たべることができる石のなまえは?


正解は 岩塩!

実際に岩塩をなめてみました。どんな味かな?
以下、みなさんの反応!↓

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表情がいろいろ物語ってますね(笑)


続いての問題。

Q テレビみたいにものが透けてみえる石は?

正解は テレビ石

文字の上に石を置いてみてみよう。テレビのブラウン管みたいに下の文字が透けてみえるよ!


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次は2階展示室へ移動。

玄武洞の玄さんのモデルになった玄武岩(げんぶがん)が展示されているよ!
 玄武岩の特徴は6角形
※この石は5角形に見えますが、実は頭の上部分にも一つ辺があります!わかるかな?


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続いて1階展示室へ。

Q 花のなまえがついてる石は?

正解は さくら石!

さくらの花びらみたいな模様がきれいな石です。(写真中央)

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そして、これは兵庫県の天然記念物の鉱物 ヒスイ輝石!
ヒスイといえば緑色を思い浮かべますが、兵庫のヒスイの色は白!


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紫水晶(むらさきすいしょう)もきれいですね~。みんなウットリ。(写真右)


さぁ、また4階にもどってきました。

今日のために加藤研究員が特別に用意した、さまざまな岩石や鉱物たち!
手にとってじっくり観察していただきました。

 
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すきな石はあったかな?(^^)
クイズブックを使って、家でもういちどおさらいしてみてくださいね!
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ユニバーサル・ミュージアムをめざして90

ミトコンドリア・イブとY染色体・アダム―2

三谷 雅純(みたに まさずみ)



 南アフリカのカラハリ砂漠に住む狩猟採集民サンには,遺伝的に近い別のグループがいます.コイコイと呼ばれる牧畜民です.コイコイは、昔は「ホッテントット」と呼ばれたそうです.サンとコイコイは隣り合った地域に住み――「隣り合った」の感覚が分かりにくいのですが,日本で言えば「隣の県」ぐらいなのでしょうか?――,遺伝的にも近いのですが,サンが狩猟採集民であるのに対して,コイコイは牧畜民だそうです.

 アフリカの乾燥地に住む牧畜民は、多くがウシを世話します.ですから、どこか日本の畜産業と同じように聞こえます.しかし,アフリカの牧畜と産業としての畜産業には大きな違いがあります.日本の畜産業は市場経済が前提です.ウシやブタを育てて市場(しじょう)に出し,小売店で売るために肉にするのです.畜産業者にとって家畜は商品です.しかしアフリカの牧畜は全く異なります.ウシは〈神からの預かり物〉です.乳を搾ったり,食肉として利用することもありますが,量はあまり多くないはずです.それよりもウシは〈財産〉として大切に保護します.例えば結婚をする時の「婚資(こんし)」としてなら,花婿が花嫁の家族に支払う貨幣のような役割をはたします.また子どもへ「相続」したりします.〈ウシ〉とは,本来,肉をとるための家畜ではなく,わたしが経験した森のなかの〈火〉と同じように,ある意味で宗教的な象徴なのです.アフリカでウシを追う若い男――狩猟採集民サンの女性が日常のカロリーや栄養を得る採集をし,男性が象徴的な「狩猟」という行為をするのと同じです――は,言ってみれば「(神に仕える)神職」のような存在だと言えます.

 ここでコイコイの生活について調べてみようとしたのですが、わたしに読める適当な文献が見つかりませんでした.それで東アフリカのケニアに住む人ですが,コイコイと同じく乾燥地に住む牧畜民のマサイの社会について調べることにしました.コイコイとは違うのでしょうが、基本は同じはずです.またマサイではありませんが,『性の人類学』河合香吏さん「チャムスの民俗生殖理論と性――欺かれる女たち」(5) という論文で東アフリカの牧畜民についてまとめておられます.これも参考になりました.

 マサイは,サンのような平等主義者ではなく,社会的階層のある社会を形作って暮らしているそうです.わたしたちの知る資本主義社会とは異なり,あくまで「神の前に」という前提があるのですが,ウシという〈財産〉を持つ人と持たない人がいる.つまり人びとの間に社会的な身分差がある.そういうことになります.

 身分の差異は人びとの婚姻観にも影響しています.狩猟採集民であるサンが明確な婚姻制度を保っているのかどうか、わたしには責任を持って言えませんが,どちらかと言えば婚姻するまでは「乱婚的」であり,いったん結婚したら「一夫一妻的」になるのではないでしょか.しかしマサイは制度として一夫多妻だそうです.多くの家族を養うには財力が必要です.人生の経験も必要なはずです.財を持ち人生経験が豊富な人というのは、普通は比較的高齢です.皆の信望を集める村長さんのような存在でしょう.そんな人が一夫多妻になるのだと思います.

 宗教も発達しています.サンは菅原さんに「死んだら砂になる」と語ったそうですが,マサイは一神教を奉じています.我われにも身近なキリスト教やユダヤ教,イスラム教と同じではありませんか.

    *

 もちろんマサイとコイコイは違います.一緒にすべきではありません.しかし,社会の基本は同じだと思っています.コイコイの社会にも「婚姻制度」や「身分」,「財産」や「宗教」といった象徴的な概念の形作った何かが存在するに違いありません.そんな気がします.

 ところが,サンとコイコイは,遺伝的にはひじょうに近いのです.サンとコイコイのふたつの民族を合わせてコイサン人,あるいはカポイドと呼びます.言葉に似たところが多くあるそうです.そしてコイサン人がひとつにまとめられているのは,外見や言葉が似ているだけではありません.Y染色体上のDNAの並びが,とてもよく似ているのです.

 Y染色体というのは,ヒトを含む哺乳類に共通の,オスの遺伝子が乗った染色体のことです.オスにだけある染色体というのですから,それに乗った遺伝子は父から息子へと伝わることを意味します.ということは,この染色体の遺伝子を調べれば父系の先祖を調べることができそうです.わたしは先ほど「Y染色体上のDNAの並びが,とても似ている」と書きました.ふたつの民族は同じ父系の祖先から出て来たに違いありません.あるいは,いつの時代かはわかりませんが,いっしょに住んだことがあるに違いありません.

 どんな生物でも突然変異は常に起こっていますが,突然変異の起こったY染色体の遺伝子がとてもよく似ているのです.しかし狩猟採食民と牧畜民です.生きている社会や生きる価値観がまるで違います.それなのに遺伝子は似ている.不思議です.

 ここで注意しておくことがあります.Y染色体に限らず,普通,突然変異は「中立的に起こる」と言われています.進化が中立的に起こるとは,大部分の突然変異は「自然淘汰の影響を受けない」という意味です.つまり、生まれたコドモに強い/弱いはないのです.ごくごくたまに,コドモが多く生まれたり,あるいは全くできなかったりするような突然変異もあるはずですが,我われの身近で今日も起こっていることは,そのような淘汰に影響する変異は無視できるほど希(まれ)だということです.

 さて,

 Y染色体の遺伝子と同じように,母からコドモに伝わる遺伝子がミトコンドリアDNAです.ミトコンドリアとは,わたしたちの細胞にある小器官のことです.エネルギーの供給にとても大切な働きをしています.そのミトコンドリアは,ミトコンドリアだけのためのDNAを持っています.それが母親からだけコドモに伝わるのです.ということはY染色体と同じように,母系の先祖はミトコンドリアDNAで辿れることになります.そしてミトコンドリアDNAも,コイサン人ではよく似ていると分かっているそうです.

 コイサン人は,一番,人類の祖先に近い遺伝子を持っているそうです.その人たちは狩猟採集民として,同時に牧畜民として生きている.ちなみに,その祖先のそのまた祖先の......というふうに辿ると,ついには全人類の共通の先祖に行き着けそうです.その人(現実にはその先祖と同世代の人びと)は,推定してみると,現在のアフリカ中央部のカメルーンにあたる地域にいたようでした.その仮想的な祖先をミトコンドリア・イブと呼びます.ミトコンドリア・イブと同じ意味で,父系を辿るとY染色体・アダムに行き着きます.Y染色体・アダムのいた場所には,いくつかの説があります.しかし,いずれにしてもアフリカであることは間違いありません.

    *

 森に住むピグミーとバンツーも関係も,サンとコイコイの関係に似ています.狩猟採集民のピグミーと農耕民のバンツーには,平等主義者と社会的な階層の中で住む人とか,「死んだら森になる」と言っている人と立派な宗教を信じる人といった差異はありますが,遺伝的にはとても近いのです.

 もっとも「遺伝的に似ている」ことは当然だとも言えそうです.というのは,ピグミーとバンツーの間には抜き差しならない差別・被差別の関係があって,農耕民であるバンツーは「自分たちだけが本当の人である」と考え――そもそも「バンツー」という言葉が "本当の人" という意味です――,ピグミーを人だとは見なしていません.そのため一夫多妻のバンツーは夫婦そろって高齢になり,身体が弱ると,ピグミーから「嫁」をもらって,年老いた妻にできなくなった畑仕事をさせるのです.反対にピグミーがバンツーをめとることは,基本的にありません.わたしはそうした例を知りません.第一,森で野生植物を採集して生活することなど,バンツーにはできそうもありません.

 ですからピグミーとバンツーが遺伝的に似ていても当たり前なのです.ただし,ふたつの民族が仲良いから似ているのではありません.厳然とした差別・被差別の関係があっても,混じり合うことは可能だったということです.

    *

 ヒトの遺伝的な多様性は,チンパンジーやゴリラに比べれば,比較にならないくらい低いものでしかありません.「人種」を越えたヒトの間の遺伝的な差異よりは,わたしとわたしの住んでいる町内のどなたかとの遺伝的な差異よりも,ずっと小さなものである可能性があります (6) .人間は,いったん小さくなった集団の遺伝的な効果――専門的には「ボトルネック効果」と呼びます――がとても大きいのです.その遺伝的な多様性の小さな生き物が,さまざまな生業で生きている.わたしはピグミーとして育った青年が,いったん町で教育を受けた後,「森の暮らしに帰る」と言い残して村を去り,ピグミーの狩猟採集生活に戻ったことが忘れられません.


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ピグミーのンナンガさん.わたしの森の師匠.

 このエッセイは,わたしの今年のひとはくセミナー「霊長類学 頭の体操2017年版」(5月14日)で喋ったことを基にしました.

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(5) 河合香吏 (1994)「チャムスの民俗生殖理論と性――欺かれる女たち」,高畑由起夫 編著『性の人類学』(世界思想社),pp. 160-203.
http://www.sekaishisosha.co.jp/cgi-bin/search.cgi?mode=display&code=0510

(6) ベルトラン・ジョルダン (2013) 『人種は存在しない -人種問題と遺伝学』(中央公論新社)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024313931-00





三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究グループ
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

5月27日(土)のフロアスタッフとあそぼうは、モールでジャングルづくり!!!でした。

一年中暖かく雨の多い熱帯雨林のジャングルには、たくさんのいきものが暮らしています。
紙でジャングルを組み立てて、モールでオランウータンとカラフルなヘビをつくりました。

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モールをくるくる巻いて、ヘビの長いからだをつくります。みんな真剣、すごい集中力でつくってくださいました。 


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できあがったモールのいきものと、ハイ、ポーズ
ジャングルの木の枝にオランウータンがつかまり、木の幹にあいた穴からヘビが出ています。

 
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モールのいきものたちでいろんなポーズをつくって、楽しんでくださいね。

次回6月3日(土)、4日(日)のフロアスタッフとあそぼうホタルをつくろうです。
ぜひ、ご参加ください。お待ちしています!

(フロアスタッフ いしくら)

5月21日(日)、 はかせと学ぼう!『ちっちゃな化石をみつけよう』 が行なわれました!

今回のはかせは 古谷研究員です! 

加古川下流から拾ってきた石の中から、放散虫化石の入ったチャートという石をさがします♪

チャートの特徴は表面がツルツル!
たくさんある石の中からチャートを見つけられるかな?
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石を水でぬらして、ルーペで化石をチェック!
見つけたらはかせに確認してもらうよ。
大きなモニターに映し出して化石を見てみよう!

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見事みつかった化石は、おみやげにお持ち帰りいただきました♪
このあとさらに! 放散虫化石のレプリカづくり もおこないましたよ~(^○^)

もりだくさんの内容でしたが、みなさんいかがでしたか!?
12月にも同じイベントを行います。
今回参加された方も、参加できなかった方も、
ぜひ次回もお越しください★

スタッフと研究員共々おまちしております!


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5月9日からの週にはkidsキャラバン第2陣が始まりました。

11日に行ったところは芦屋市立大東保育所です。前に行った同じ芦屋市の岩園保育所と同様、近所の新浜保育所からもお友だちがたくさん遊びに来てくれました。


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さっそく"ゆめはく"を開いて準備をします。


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子どもたちは皆元気です。なんでも大きくできる拡大鏡で、みんなが着ている
洋服の布の織り目を見たり、ダンゴムシが足を動かす様子を見たり、葉っぱの
葉脈も見ました。
海の砂は、大きくするとキラキラしてとても綺麗でした。

 

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トリケラトプスの頭骨のレプリカを見ながら、アンモナイトや三葉虫の化石に
も触りました。トリケラトプスの名前を知っているお友だちが、たくさんいま
した。
いつでも恐竜は子どもたちのヒーローなのですね。

 
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カブトムシの大型模型の下をくぐって、外に停めた"ゆめはく"を見に行きまし
た。

 
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"ゆめはく"に上がるとキレイな昆虫標本がたくさん展示してあります。
大きな虫メガネを使って昆虫をさがすので、子どもたちは大盛り上がりでした。



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保育所の校舎と園庭に、"ゆめはく"の楽しい絵柄がよく映えています。

帰るときには子どもたちと先生も一緒に手を振ってくれました。

 

今年はkidsキャラバンで、たくさんの幼稚園や保育所に行きます。

きれいなものや珍しいものを、"ゆめはく"にいっぱい積んで行きますから、
みなさん、楽しみに待っててくださいね。

 

      (Kids & Schoolキャラバンチーム  たかはし あきら 記)


ユニバーサル・ミュージアムをめざして89

ミトコンドリア・イブとY染色体・アダム―1

三谷 雅純(みたに まさずみ)



 ニシゴリラ(かつては「ニシローランドゴリラ」と呼びました)を,コンゴ共和国のオザラ国立公園で観察していたことがあります.森の奥まで二日かけて川をボートで遡(さかのぼ)ったところで,村からはずいぶん離れたところでした.もともとはリンガラ語だと思うのですが,現地の言葉で〈バイ〉と呼ばれる湿地性の草原があります――アフリカのそのような草原を,今では英語でも "bai" と呼ぶようになりました.水辺に生える草を食べるために,そこにゴリラが集まってくるのです.わたしはゴリラたちの振る舞いを身近に見る機会を得ました.

 

 ゴリラの社会はシルバーバックと呼ばれる1頭のオスと複数のメスで作られます.基本的に,メスは互いに血縁はありません.そんなところから「ハーレム」と呼ばれたりします.でも人間の作るハーレムとは少し違うようです.人間のハーレムは,ひとりの男に何人かの女が嫁ぐ婚姻習慣のことです.わたしの見知ったアフリカ中央部の森に住むバンツーの農家では,高齢になった村長さんが働き手として若い娘を迎えていました.ですから主体はどうしても男が選択しているように感じました.しかし,ゴリラは違うようです.

 違うところの第一は,メスがオスを品定めしていたことです.例えば若いオス――ソリタリーと呼ばれる,まだメスとペアになっていないオス――と若いメスの出会いでは,オスはあらぬ方を向いて「草を食べている振り」をしています.するとメスがゆっくりと近づいてきて,オスを品定めするように選びます(そのように見えました).メスの気に入れば,メスはオスと並んで歩き始めます.気に入らなければ別べつの方向に歩み去ります.そしてメスとオスがペアーになっていたとしても,新しく表れたオスが気に入れば,メスは平気でオスを取り替えます.一方のオスはというと,メスが選ぶのをおとなしく座って待っているのです.ペアーになっていたオスにとっては当然ですが,新しく表れたオスも気が気ではないはずです.オスたちの早鐘のように打つ心臓の音が聞こえてくるようでした.

☆   ☆

 関西学院大学の高畑由起夫さんが執筆され,まとめられた本が『性の人類学――サルとヒトの接点を求めて』 (1) です.高畑さんはわたしの大学院時代の先輩です.1994年に出た本ですから,ずいぶん前です.出てすぐ読んだ覚えがあるのですが,その時は,何やら生物学で突き詰めていけばヒトが分かる気がして,高畑さんが霊長類学と共に苦労してやっておられる社会学や,場合によっては哲学まで含んだアプローチに,わたしとは方向が違うという思いがしたものでした.

 本当のことを言えば,「方向が違う」と言うよりも,高畑さんの努力は「自分には無理」な伊谷純一郎さんの学問スタイルに近いものでした.人と自然の博物館の準備室長(実質的な初代館長)で,学部時代にわたしの指導をしていただいた伊谷さんが論文や本で示しておられた,複雑な現象から真実を捉え,大胆に抽象化して描き出す.そういう能力は,とても自分にはない気がしていました.それで,伊谷さんとは別の方向を探ろうと足掻いていたというのが近いのかもしれません.

 後になって,ヒトの感覚とか遺伝とかいった多様性,つまり具体的には「発達障がい者」(=発達凸凹者)の心や,ろう者の〈ことば〉の感覚,盲人のとらえる世界の姿といったものを,例外として無視してよいわけはない.近代になって人間の価値を生産性だけで測るようになり,人の多様な能力が例外と見なされ,脇に押しやられていたのだが,こういった多様性は,決して忘れてはいけないことじゃないのかと気付いた時,高畑さんの試みは,とても大切なアプローチだと思い直したのです.それで『性の人類学』を再読してみました.今回は特に,菅原和孝さんの「狩猟採集民の母性と父性――サンの場合」(2) を読み直してみて,新たに感じたことを書いておきます.

☆   ☆

 菅原さんが調査したサンというのは,一般には「ブッシュ・マン」と呼んだ方が分かるかもしれません.南アフリカのカラハリ砂漠を中心に住む狩猟採集民のことです.狩猟採集では,①男は動物を狩り,女は植物を採集する.しかし,②おもなカロリーは男の捕る動物の肉ではなく,女の集める植物のいろいろな部位から得る.③いわゆる「核家族」より大きな社会単位は安定していない――つまり「村長」や「知事」,「首相」や「大統領」は存在しない.④はじめから財産はほとんどなく――あっても弓矢ぐらいでしょうか――「相続」という概念は存在しない,といった特徴があるそうです(菅原さんの記載をわかりやすくするために,わたしなりに書き直してみました).

 わたしが長く付き合った森の狩猟採集民ピグミーにも言えるのですが,母親の子どもに対する授乳期間は,日本の多くの母親で見られるよりも著しく長いのです.菅原さんは,サンの授乳期間は3,4年も続くと述べています.ヒトの子どもは2歳ぐらいになる前に歯が生えていますから,それから後の授乳はお母さんに負担です.乳歯が乳首にあたり,とても痛い気がします.それならなぜ狩猟採集民が長く授乳するのかというと,わたしはピグミーの例から,バース・コントロールだと思っていました.授乳している間は妊娠しないのです.なぜ狩猟採集生活でバース・コントロールが大切かというと,妊娠したお母さんにとって移動しなければいけない生活は大変だからです.家屋というものを持たず,自然の素材だけで組んだテント暮らしです.一日に10キロメートルとか,場合によってはそれ以上も歩くのです.

 ついでですから言っておきますが,わたしは何も「ピグミーはバース・コントロール,つまり産児制限の科学的な知識があって,授乳期間を長くしている」と言っているのではありません.そうではなく,生活の知恵をして「(科学的な根拠はわからないが,結果的に)授乳期間が長い方が移動生活が楽だということを経験的に知っていた」と言っているのです.たぶんサンも同じことでしょう.

 女性は赤ん坊に授乳するだけではなく,子どもを育て,木の実や芋を採集し,現実の生活に必要な作業をします.

 それなら男性はどんな作業をするのでしょうか? それは狩猟です.獣(けもの)を倒して,その肉をキャンプまで持ち帰るのです.ただしサンの狩猟は,食物として肉を得るという目的もあるのでしょうが,それよりも獣(けもの)の肉には、単にカロリーや栄養を得るためよりも,もっと象徴的な意味があるようです.

 わたしは昔,コンゴ共和国のンドキの森 (3) (4) で調査をしていた頃,(狩猟採集民のピグミーではなく,農耕民である)バンツーの猟師モゲッサ・マルセルさんといっしょに森を歩いていたことがありました.わたしは霊長類の調査をしているのですから、動物を見かけたら,まず双眼鏡を出します.しかしマルセルさんは,動物によっては銃を構えます.しとめる動物は森林性のウシの仲間ダイカーやイノシシが多かったと思います.

 マルセルさんは手際よく獣(けもの)を捌(さば)き,火をおこして肉を乾燥させます.生肉は腐りやすいし,乾燥させないと重くて村まで持ち帰れません.農作業に忙しい妻や子に食べさせたい一心です.その肉を乾燥させる火で,わたしはある日,ゴミを燃やしていました.すると,いつもの穏やかなマルセルさんらしくない強い口調で、わたしを叱ります.

「それは〈火〉だぞ!」

 猟師のマルセルさんにとって,〈火〉はわたしが感じる以上に神聖なものなのでしょう.生きて動く野生動物を神の恵みである〈肉〉に変えてくれるもの.われわれにとっての〈稲〉とか,アイヌにとっては〈クマ〉に近いのかもしれません.サンにとっても,狩ってきた〈肉〉はカロリーや栄養で測る以上に尊いものなのだと思います.

 だからだと思います.サンは〈肉〉を平等に分けます.狩りに参加した男性ばかりでなく,女性や子ども,老人や障がい者にも、平等に分けるのです.「神の視線は誰にも平等に注がれている」と言うかのようです.まるで,神を前に行う神聖な儀式のようです――もっとも,サンに我われが認識しているような高度な宗教はありません.菅原さんには「死ねば砂漠の砂になるだけ」と語ったそうです.そう言えば,ピグミーも「死んだら森になる」と言っていました.

 次に続きます.

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(1) 高畑由起夫(編)『性の人類学――サルとヒトの接点を求めて』(世界思想社,1994年刊)
http://www.sekaishisosha.co.jp/cgi-bin/search.cgi?mode=display&code=0510

(2) 菅原和孝 (1994)「狩猟採集民の母性と父性――サンの場合」『性の人類学』,pp. 204-229

(3) 三谷雅純 (1996) 『ンドキの森―アフリカ最後の原生林』(どうぶつ社,絶版)
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BN15594185

(4) 三谷雅純 (1997) 『ゴリラの森の歩き方―私の出会ったコンゴの人と自然』(地人書館)
http://www.chijinshokan.co.jp/Books/ISBN4-8052-0535-0.htm




三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究グループ
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

kaaeruka.jpg6月イベントのおしらせです。

6/4(日)は「Kids(キッズ)サンデー

この日は、小さなお子さまが楽しめる体験型プログラムがたくさんありますよ♪


 

  フロアスタッフとあそぼう   土日祝 13:30~


3(土)・4(日)『ホタルをつくろう!』

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光るいきものホタルの模型をつくって、光らせてみよう!  
                                            

場 所:4階オープン・ラボ
定 員:20名
参加費:100円





10(土)・11(日)『画はくの日』 

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博物館の展示をじっくり観察しながら絵を描いてみましょう。
色鉛筆など道具は貸出します。

場所:来てのおたのしみ♪
定員:なし 参加費:無料





17(土)・18(日)『川でさかなつり』

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上流・中流・下流、どんなエサでどんな魚がつれるかな?
川に見たてたブルーシートを使って魚つりをします。

場所:2階展示室
定員:15名
参加費:無料





24日(土)『光るキノコのしおりをつくろう!』

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梅雨の季節に六甲山で光るキノコのしおりをつくろう!                                            

場 所:4階中セミナー室
定 員:20名
参加費:100円






   ひとはく探検隊  


25日(日) 探検テーマは...「いきものみっけ!

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ひとはくの研究員を隊長に、深田公園を探検します。
どんな発見があるかお楽しみ♪

時間:13:00~(所要時間約1時間)
場所:4階ひとはくサロンに集合
定員:20名・参加費無料




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▲「ひとはく探検隊2017年間予定はこちら



※フロアスタッフとあそぼう・ひとはく探検隊は
 当日10:00から4階インフォメーションカウンターにて、参加申し込みの受付を開始。
 定員になり次第終了します。

6月から発掘セミナーがはじまります!

18(日) 丹波の恐竜化石発掘セミナー 

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恐竜化石の周りの泥岩には、多くの化石が入っている可能性があります。

発掘セミナーでは、石を細かく割って新たな化石を探し出します。 

① 10:30~11:30 ②14:00~15:00
場所:ひとはく恐竜ラボ南側スペース




受付時間 10:00~
 先着順で定員50名になり次第終了(1回目25名 2回目25名)

受付場所 ひとはく恐竜ラボ (観覧券をご購入の上、受付ください。)

※幼児は保護者とペアでご参加ください。
 
発見された化石は持ち帰ることはできません。記念品をプレゼントします。

ご参加お待ちしております♪ 

フロアスタッフまつだ

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5/20(土)のフロアスタッフとあそぼうは、

「プテラノドン万華鏡」









 


 

プテラノドンは恐竜ではなく、恐竜の生きていた時代にいた「翼竜(よくりゅう)」という空飛ぶ爬虫類の仲間です。


さっそく万華鏡をつくっていきます。

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光に当てると虹色にみえる分光シートを紙コップにはって、もう片側の紙コップに針で穴をあけて...
プテラノドンをつけたらできあがり。

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ご参加いただきまして、ありがとうございました。



3階丹波の恐竜化石展示室には、兵庫県淡路島でみつかったアズダルコ科の翼竜の首の骨の化石があります。
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▲アズダルコ科の翼竜の頸椎(首の骨の化石)

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◀アズダルコ科翼竜チェージャンゴプテルス(臨海浙江翼龍)


※アズダルコ科は翼を広げた幅が10m以上といわれる大型の種類の翼竜を含むグループです。

淡路島で発見された個体は翼を広げた幅が5~6mあったと推定されています。




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トゥプクスアーラ(天井からつりさげられている翼竜レプリカ)

これらは3階丹波の恐竜化石展示室にありますので、ぜひ見にきてくださいね。

フロアスタッフまつだ

427Kidsキャラバンで芦屋市立岩園保育所へ行ってきました。

今年度はKidsキャラバンとして約50校の幼稚園・保育所へ行くことになりました。

まず第1陣のキャラバンが425日から始まったのです。

 

岩園保育所の子どもたちは全部で65人ですが、近所の芦屋市立岩園幼稚園から11人と、芦屋市立打出保育所から25人が来てくれました。打出保育所からは結構遠いのですが、ひとはくキャラバンが来ると聞いて、歩いてきてくれました。
遠いところをありがとう!



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"むしむしみっけ"でいろんな昆虫を探す子どもたち

移動博物館車"ゆめはく"は園庭に入れないので、校舎の外にある駐車場に止めてオープンしました。ゆめはくの中にはきれいな昆虫がたくさん並んでいて、みんなお目当ての虫を探すのに一生懸命です。


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 カブトムシの下は居心地がいい?

校舎内のおゆうぎ室ではカブトムシの大型模型がお出迎え。カブトムシの下をくぐらないと中へ入れません。

その奥にはトリケラトプスがいます。


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手前のカブトムシは拡大模型ですが、奥のトリケラトプスは実物大の骨格標本のレプリカです。

トリケラトプスの大きさにみんなびっくり。触れる化石もあって、子どもたちには大人気でした。



教室では葉っぱを使ったワークショップをしました。


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葉っぱの擦り出しワークショップ。みんな真剣です。

葉っぱの上に紙を置いて、その上から色鉛筆でなぞると、あら不思議!?

葉脈が浮かび出てきます。


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葉っぱの擦り出し、子どもたちの作品。芸術的です。

ちょっと難しかったですが、年長組のみんなは熱心に色鉛筆を使って葉のこすり出しをしていました。


他には、なんでも大きくしてしまう拡大鏡で、いろいろなものを拡大して見たり、恐竜キューブパズルで6面合わせて恐竜やトカゲを作ったりして遊びました。


Kidsキャラバンは、これからもあちこちの幼稚園・保育所へ行きますよ。

楽しみにしていてください。


                 (Kids & Schoolキャラバンチーム  高橋 晃  記)

6/25(日)、7/8(土)、7/21(金)・22(土)、8/6(日)の全5日間の日程で、ひとはく25周年スペシャル企画セミナー『海の生きもの調べサマースクール in いえしま』を開催します(申し込み締切日は6月11日(日) です)。

兵庫県の瀬戸内海側に位置する「いえしま自然体験センター」を拠点として、おもに夏休みの期間中を通して海辺の自然環境や生きものに興味・関心を持つ子どもたちを育成するサマースクール型のセミナーです。博物館や大学の専門家とともに海辺の生きものや自然環境を調べます。オリジナルの夏休みの自由研究もサポートします。ぜひご参加ください。
(和田 年史(わだ としふみ)/生態研究グループ)

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5/13、14の土日は月に一度の画はくの日!
今回のテーマは「水にすむいきものを描こう!」
2階展示室で行いました!

へとつながっていて、場所によってすんでいる生きものも違います。
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上流、中流、下流そして海。すんでいる生きものを簡単にご紹介☆

なかでも中流にすんでいるアユは意外なもので釣っています...
みなさん、知っていますか^^?
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2階に詳しい展示があるので、ぜひ確認してみてください!

アマゴ、アオザメ、ナガスクジラ...みなさん真剣な眼差しです。
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歯の形など小さな特徴まで丁寧に描いてくれました!

こちらはアオウミガメ
こうらの模様や、質感まで...素晴らしい力作ですね!
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(アオウミガメさんもとても嬉しそうです^∨^)

参加してくださったみなさんに認定書をお渡ししました^^
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次回の画はくの日のテーマは来てのお楽しみ♪
お父さん、お母さんも大歓迎ですよ~

週末には楽しいイベントをご用意してお待ちしています!
詳しくはこちら
(※一部終了しているイベントがございます。日程をご確認ください。)

ぜひ、ひとはくへお越しください!
スタッフ一同心よりお待ちしております(^▽^)

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ひとはく25周年記念スペシャル企画セミナー
「お見せします ひとはくのレガシー 5xGo!ーガッツリ収蔵庫ツアー」の第一回目地学系収蔵庫ツアーが実施されました.

地学系収蔵庫には,神戸層群の植物化石をはじめ4万点を超える動植物の化石標本や7000点以上の岩石資料,断層調査で採取された1500点のボーリンコア資料など,ひとはくにしか無い貴重な標本資料が保管されています.

博物館の奥にある,いつもは非公開の地学系収蔵庫の大きな鉄の扉が開くと,そこには,たくさんの標本がぎっしりと並んだ棚が.研究員がゾウの化石や植物化石を手に熱い解説トークを始めると,参加者の皆さんは夢中になって標本を見つめいました.小さな植物化石を棚から取り出して顕微鏡で見たり,キノコのタイプ標本化石を観察したりと収蔵庫に入らないとできない体験もあり,1時間半の収蔵庫ツアーに.皆さん,外に出るのが名残惜しそうでした.

収蔵庫は博物館の心臓で,そこに収めらた標本資料は博物館の展示やキャラバン活動を支える赤血球です.これから毎月,25周年特別企画として,ひとはくの5つの収蔵庫で色々な標本資料ごとに研究員が収蔵庫ツアーを実施していきます.

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ひとはくの熱い心臓に触れることができる,
このチャンスに,是非,ひとはくへおいでください!    (橋本佳明)




ゴールデンウィーク終わりの5/6(土)・7(日)

フロアスタッフとあそぼう!「ひとはく宝さがしラリー」
おこないました!

ひとはくの展示には、ふだんは見逃してしまいそうだけど、実はびっくり!な

お宝展示がいっぱい\(◎o◎)/!

宝さがしブックと地図を手に、みんなにクイズを解いてもらいます。

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どこだろう??

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 あった!よーく見ながら、描いてみよう!

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さて答え合わせです。

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全問正解したよ!ここは分からんかったー!

みなさん一生懸命、クイズを解いてくれました(^o^)/

ご参加のみなさま、ありがとうございました☆彡

 

この土日のイベントは

5/13(土)・14(日)13:30~14:00

フロアスタッフをあそぼう「画はくの日」

展示をみながら、じっくり絵をかこう!

色鉛筆や画用紙など道具は貸し出します。

 

みなさまのご来館、心よりお待ちしております!

 

フロアスタッフ かどはま

月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。


5月のKidsサンデーは、晴れでした。


ひとはくの4階入口ちかくでは、コシアカツバメが巣づくり中です。

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 ▲ コシアカツバメが、がんばって(?)巣づくり中!
   


Kidsサンデーのプログラムの様子などの報告で~す。


午前中は、
研究員による「サンデーぜみ『木の葉っぱのかんさつ』」、
キッピー山(有馬富士自然学習センター)さんによる「キッピー山から こんにちは『あおむし けむし こんにちは』」
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「展示解説『ボルネオ ジャングル探検ツアー』」などが実施されました。

 

『木の葉っぱのかんさつ』では、外に出てツツジ類の花と葉っぱを観察しました。
セミナー室で研究員から、ツツジ類の話を聞いてから...みんなで深田公園へ。

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▲ 研究員からの話                    ▲みんなで外へ 

 

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▲じっくり観察しています

 

部屋に戻ってから、葉っぱの毛などを みんなで観察しました!

 

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▲ みんなで、観察中

 

『あおむし けむし こんにちは』では、春にでてきた かわいい(?)あおむしさん や
けむし さんたちを キッピー山のコミュニケーターの人たちにアドバイスを受けながら 触ってみます。
女の子も男の子も楽しそうに触っていましたよ。

 

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    ▲きょうだいで、触ったり、スタッフさんに説明してもらっている様子  



どんな感触だったのかな?




「展示解説『ボルネオ ジャングル探検ツアー』」は、
ジャングルに生息する生きものについてクイズをしながら、展示を見学します。

 

 

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▲フロアスタッフからの説明        ▲クイズをしています


参加したみなさん、クイズは正解しましたか?


 

 

午後は、


フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「フロアスタッフとあそぼう!」が実施されました。
NPO法人 人と自然の会さんの「パネル シアター」、
研究員によるオープンセミナー「解説!丹波の恐竜化石」、「サンデーさーくる『自分だけの お相撲さんを つくって あそぼう!』」
が実施されました。

 

今回の「フロアスタッフとあそぼう!」は、『ひとはく宝さがしラリー』です。
展示室の3階で、指定されたものをさがしながらクイズを解いていきます。

 

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▲ 熱心ですね~            ▲ みんなで集まって、さがせたか、どうか、チェックです


参加したみなさん、宝物をさがせたかな?

 

ちなみに『ひとはく宝さがしラリー』のブログでの報告は、
「こんにちは! フロアスタッフです♪ ~ひとはく宝さがしラリー~」として下記に掲載されています。
http://www.hitohaku.jp/blog/2017/05/post_2306/
こちらもご覧ください。

 


また、フロアスタッフによる午後のデジタル紙芝居は、『ぶくぶくあわわ ~森から川へのおくりもの~』でした。

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▲ 準備完了!(デジタル紙芝居を上演するシアターの入口)

 

「パネル シアター」は、小さい子に人気です。
今回の「パネル シアター」は、『おおきなかぶ』『ぐりとぐら』『さんびきのこぶた』のお話でした。
『おおきなかぶ』では、太鼓にあわせて「うんとこしょ、どっこいしょ」などのかけ声をみんなで一緒にしていましたよ。

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▲ 『おおきな かぶ』のパネルシアター

 

 

「解説!丹波の恐竜化石」では、恐竜の化石などについて 研究員から詳しく解説がありました。

 

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▲ 丹波竜の模型の前から解説スタート
     

 


『自分だけのお相撲さんをつくってあそぼう!』では、研究員がマツ類のお話をしたり、外国の
マツボックリを触ってみたりしたあとで、みんなでマツ葉と紙などで力士をつくりました。

 

 

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▲研究員によるマツ類の話                     ▲マツボックリやマツ葉のかんさつ    

 

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▲ 家族で力士をつくっています          ▲作った力士でお相撲大会! はっけよ~い  


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▲ 指でトントントンと、台をたたいて遊びます


みんな、たのしく遊べたかな?


今回は、関西ユース(大学生のボランティア)の高野さんが活躍してくれました。
また、キッピー山のラボ(有馬富士自然学習センター)のスタッフさんにも
子どもさんたちへのサポートなどをしていただきました。



三田市内にある有馬富士自然学習センターでも 小さな子ども向けのプログラムを
いろいろ実施していますよ。
(「キッピー山のラボ」で検索してみてください。)

 

 


<ちょっとした出来事>
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

ひとはくには、専用の用紙にスタンプを押す場所があります。
小さな女の子がスタンプを押している場面に遭遇しました。

お父さんの「ぺったん、ぺったん、ぺったん」のかけ声とともに
トントントンとリズムよく押していましたよ。
(そんなに押して、だいじょうぶ?)

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▲ 声をかけたので、カタマッテしまいました
(しかし、このあと、バイバイと手をふってくれました)

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

 

次回の Kidsサンデーは、6月4日(日)に行われます。

 

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ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!

 


                   Kidsサンデープロジェクト 小舘


 




5/3(水・祝) ワークショップは「ティラノ★ハット」でした。

恐竜のぼうしをつくって、ティラノサウルスになりきり!

  ガォォーツ!!

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4階ひとはくサロンでは、ゴールデンウィーク特別企画
「ジャングルをつくろう」を行っております。
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◀ラフレシアから顔(*^_^*)をだして
 写真をとることもできるよ!








葉っぱや木の実に好きな絵をかいて、みなさんに はりつけてもらいジャングルをつくっていきます。
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また、5/4・5は、ワークショップ「とっても簡単!化石のレプリカづくり」
があります。
ご参加おまちしております。

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コシアカツバメ

4月中ごろから、博物館4階入口ちかくの
高架下で巣作りをしています。
腰のあたりが赤っぽいことから
この名前がつきました。






フロアスタッフ まつだ

ゴールデンウィークが始まりました!

ひとはくの4階サロンでは、GW特別企画で『熱帯ジャングル』が出現!
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みなさんが、葉っぱや木の実、動物などを貼りつけていき、
GW最終日に完成予定です。

29日の初日は小さなお客様がドリアンの実に色をつけてくれました。
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また、ラフレシアの花も咲いていて・・・
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顔を出してポーズをとることもできるよ!

そして・・・参加していただくと何かいいことがあるかもしれません(*^_^*)

皆様のご参加 スタッフ一同お待ちしています。

フロアスタッフ せら ゆうこ
 
【受付は、終了しました】
350名を超えるご応募をいただき、抽選とさせていただきました。
ご参加いただけなかったみなさん、すいません。
キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)では、この夏、「みんなのなつむし」と題し、ちっちゃな子から楽しめる昆虫プログラムを、増強いたします。ぜひお越し下さい。

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2017年6月24日(土)から25日(日)にかけ、三田市野外活動センター(小柿)にて、「スーパーむしむしキャンプ」を開催します。

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虫をとるためのキャンプだ。キャンプのついでに虫をとるのではない。

自由に、とことん、虫とりをするために、キャンプをします。

たくさんの昆虫専門スタッフが参画します

池田 大ほか(キッピー山のラボ)
八木 剛・山内健生(兵庫県立人と自然の博物館)
​中峰 空(大阪府営箕面公園昆虫館)
長島聖大(伊丹市昆虫館)
中谷康弘(橿原市昆虫館)
久保弘幸・吉岡朋子・中瀬大地(NPO法人こどもと虫の会、佐用町昆虫館)
ユーススタッフ:室崎隆春(兵庫県立大)・徳平拓朗(神戸大)・中谷朱里(神戸親和女子大)・坂本貴海(近畿大)ほか
※ 途中からの参入、途中退出のスタッフもあります。


宿舎は蚕棚の相部屋(バンガローやテントサイトもあり)、食事は各自でご用意、お風呂もありません(シャワーあり)。
生きる力も必要です。覚悟の上お申し込みください。

6月24日(土)14:00〜25日(日)10:00の間、キャンプ場は貸切となり、参加者以外の方はご利用できません。

お申し込み先は、キッピー山のラボになります。ひとはくではありませんので、ご注意ください。
申込み方法等のくわしくは、キッピー山のラボ ホームページをごらんください。

または、以下のチラシにて(↓)
musimusicamp2017_leaf-s.pdf

主催:キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)
共催:三田市野外活動センター

(八木 剛 記)

4/23(日)に ひとはく探検隊 『さとやま』の中を歩こう を行いました

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探検隊長の橋本佳延研究員と一緒に、博物館から歩いて15分のブイブイの森(南公園)へ!
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森林ボランティアの方と合流して林の中にすすいんでいったよ!

今の時期は、樹木の葉っぱが開いていない
ので、林の中が明るいです。









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ヘビイチゴ(写真左)とシュンラン(写真右)がきれいに咲いていました。

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ブイブイの森で一番多い木はコナラ! ▲ニオイタチツボスミレはとてもいいかおりでした。
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ミヤマガマズミ

花びらが5枚あるようにみえるけど、つながっているよ!
合弁花(ごうべんか)といいます。

←写真をクリックすると画像が拡大します




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▲ウワミズザクラ 花の根元にはあま~いミツがありました。

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いろんな発見があって楽しかったですね!
ご参加くださいまして、ありがとうございました。








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◀今回の『さとやま』の中を歩こうの報告書です。
 クリックで拡大します。







次回のひとはく探検隊は、加藤研究員による 
5/28(日) ひとはく探検隊「ひとはくの岩石と鉱物」です。
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詳細はクリック

2階ひとはく多様性フロアと、1階「ひょうごの岩石と鉱物」のコーナーをメインにご案内します。

みなさまのご参加お待ちしております。

フロアスタッフ まつだ

ゴールデンウィークは・・・ひとはくに行こう!!(^^)!!

 

☆4階ひとはくサロンがジャングルに・・・

     ★葉っぱ・ドリアン・鳥の用紙にメッセージや絵をかいて

     みんなでジャングルをつくろう!!

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☆いろんなイベントがありますよ♪

     ★4/29・30日→『川でさかなつり』2階展示室 定員各回15名 

     13:30~14:00(2回実施) 無料
 

     ★5/3日 →『ティラノ★ハット』4階オープン・ラボ 定員①②合わせて50名

     ①10:30~11:30 ②13:00~16:00 参加費100円

 

     ★5/4・5 日→『とっても簡単!化石のレプリカづくり』4階オープン・ラボ

     ①10:30~11:30 ②13:00~16:00 参加費100円

 

     ★5/6・7日 →『ひとはく宝さがしラリー』3階展示室 定員20名

     13:30~14:00 無料

~5月イベント~

  ★ 13・14日→「画はくの日」場所は 来てのおたのしみ♪

  13:30~14:00 無料

 

  ★ 20日→「プテラノドン万華鏡」4階オープン・ラボ 定員20名

  13:30~14:00 参加費100円

 

  ★ 21日→「ちっちゃな化石をみつけよう」4階オープン・ラボ 定員各回15名 

  ①13:00~ ②14:00~ 参加費100円


  ★27日→「モールでジャングルづくり」4階オープン・ラボ 定員20名

  13:30~14:00 参加費100円


  ★ 28日→「ひとはくの岩石と鉱物」4階ひとはくサロン集合 定員20名 

  13:00~14:00 無料


 

 ※定員があるイベントもあります。詳しくはイベントスケジュールを見てね♪

 

博物館で楽しいひとときを過ごしませんか?

皆様のご来館、心よりお待ちしています。

 

                フロアスタッフ  にしぐちひろこ

みなさん こんにちは!(*^_^*)

いつも、フロアスタッフのイベントにご参加くださいましてありがとうございます。

4月22日(土)開催の「フロアスタッフとあそぼう!画はくの日」は、~ボルネオジャングルを描こう!~でした。
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画はくの作品は、4階ひとはくサロン 休憩コーナーにて展示中です。

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ひとはく博士賞もありますよ!

次回、画はくの日は 5月13日(土)・14日(日) です。イベントのご案内はコチラをクリック

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

  フロアスタッフ てらお



4/15(土) はかせと学ぼう!のテーマは「ならそう草笛」。
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植物はかせの黒田研究員・フロアスタッフと一緒に植物のことを勉強しながら草笛をならしました。
午前中は曇っていて天気が心配でしたが、午後のイベント開始時は晴れていいお天気でした。


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▲深田公園ではアリアケスミレ(写真右)がキレイに咲いていますよ♪

 ヤブツバキ 

厚くてテカテカとしたツヤがある葉っぱ。

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さっそく、くるくると葉っぱを巻いて吹いてみます。

うまく吹けるかな?
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◀ツバキの葉に切り目をいれると草履(ぞうり)になりました!









 チガヤ 

河原や畑の土手でみることが多い植物で、屋根をふく材料や茅の輪くぐりのときなどに使われていますね。

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親指の先とつけねでチガヤの葉っぱをはさんで鳴らします。

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◀博物館3階展示室にチガヤ群落の展示がありますよ。












 シラカシ   

シラカシは2枚の葉っぱを縦におって重ねて吹きます。

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コツをつかんで何回も鳴らしているお友達もいましたね。
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ご参加くださいまして、ありがとうございました。

 

次回のはかせと学ぼう

5/21(日) 古谷研究員による「ちっちゃな化石をみつけよう」s-s-12datafiles.jpg

加古川下流部で採集された石ころの中からルーペを使うと小さな化石が見える石を探します。
石を探した後は、放散虫化石拡大模型のレプリカを、プラスチック粘土で作ります。

時間:①13:00~②14:00~(各回定員15名)
場所:4階オープン・ラボ 参加費:100円
※当日10:00から4階インフォメーションにて、参加申し込みの受付を開始。定員になり次第終了します。


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▲「はかせと学ぼう」年間予定はこちらをクリック

ご参加お待ちしております♪ 

フロアスタッフまつだ

ひとはくで、神戸大学児童文化研究会によるひとはくのイベント
ひとはくミュージアムシアター「不思議ふしぎの世界の3時のおやつ」が2017年5月7日(日)に上演されます!

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あらすじは

くるみお嬢様は、お勉強もお稽古も大嫌い。お稽古につれて行こうとする執事のレプトンから逃げて、広いお庭に隠れました。でもたどり着いたのは、かえるのみどりさんや、魚屋のフォトが住む不思議な世界!くるみお嬢様の冒険がはじまります。

ぜひみなさまのご観覧をお待ちしております!

日時 5月7日(日)13:00~13:30
     開場は12:30から
場所 人と自然の博物館 ホロンピアホール
    ホロンピアホールへは博物館3階入口からお入りください。
    観覧は無料です(高校生以下は観覧料が無料ですが、
         それ以外の方はひとはくの館覧料が別途必要です)。
    チラシはこちら                           

                             生涯学習課 
                               


ひとはく周辺は桜が満開で、春風が心地いいです。

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博物館エントランス近くには、
野生のサクラ 薄紅色のエドヒガン










そしてヤエベニシダレの仲間が咲いております。
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ほかにも色とりどりの花がたくさん。

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ヤブツバキ(千重咲き品種) 









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ユキヤナギ






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◀キュウリグサ

 

薄い青色のキュウリグサは、葉っぱをもむとキュウリのにおいがするといわれています。

花の大きさが約3mmほどの小さい花ですので、
よ~くさがしてみてくださいね。






 「深田公園でこの植物をさがそう」コーナー  


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4階ひとはくサロンの窓ぎわには、深田公園の植物がわかる
「深田公園でこの植物をさがそう」コーナーがあります。

植物観察のポイントがかかれてあり、
季節ごとに入れ替えもありますので、ぜひご覧ください。






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公園の植物情報がかかれた案内もありますので、
これを持って植物たんけんしよう!






今週末の植物イベント (詳細は各タイトルをクリック)


4/15(土)  はかせと学ぼう!~ならそう草笛~

4/16(日)  タンポポのボトルフラワー



 

ご参加お待ちしております♪

フロアスタッフまつだ

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博物館のまわりも、いろとりどりの花々が咲き誇っています(^ ^)

 
エントランス横のヤエベニシダレのなかまも、満開です♪

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さて、
4月からフロアスタッフ
2名の 新メンバー が加わりました!

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藤原さん  田畑さん です!

 


研修中は緊張の面持ちでしたが、おふたりともとっても素敵な笑顔です♪

ではでは、おふたりの意気込みを
どうぞっ!↓

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まだまだわからないことだらけですが、笑顔でがんばります!よろしくお願い致します(藤原)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
笑顔で元気よく頑張ります。よろしくお願いいたします。(田畑)






2名の新メンバーと一緒に、フロアスタッフ一同笑顔で皆さまをお迎えいたします。
どうぞよろしくお願いします♪namae.jpg

博物館前の桜が咲きはじめ 春めいてきました s-s-sakurara.jpg

「ひとはく探検隊」「はかせと学ぼう!」年間予定のおしらせです♪

 ひとはく探検隊 は、いろいろなテーマで館内や深田公園を探検するイベントです。
どんな発見があるかお楽しみ♪



4月のひとはく探検隊は

4/23(日) 『さとやま』の中を歩こう
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橋本佳延研究員と一緒に博物館に近いブイブイの森(南公園)を散策します。

時間:13:00~15:00
場所:4階ひとはくサロンに集合
定員:20名・参加費無料(★雨天中止)

小学2年生以下は保護者同伴でご参加ください。
 歩いて山のなかに入りますので、よごれてもいい服装でおこしください。


 

当日10:00から4階インフォメーションにて、参加申し込みの受付を開始。
定員になり次第終了します。





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 ひとはく探検隊 年間予定2017

◀くわしくは左のポスターをクリックしてください














はかせと学ぼう は、みなさまの「知りたい」を刺激するワークショップをいろいろご用意しております。

4月のはかせと学ぼう (詳細は各タイトルをクリック)

4/9(日)  ~立体魚拓にチャレンジ~

4/15(土)  ~ならそう草笛~


4/16(日)  ~アンモナイト石けんをつくろう!~

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はかせと学ぼう! 年間予定2017

◀くわしくは左のポスターをクリックしてください




ご参加お待ちしております♪

 







フロアスタッフまつだ

4月8日(土)
「はかせと学ぼう!~ちょっと観察、この植物(春)~」
を行いました(*^_^*)

今回のはかせは、植物はかせの小舘研究員です☆
 
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1.ピンク色の花をつけたちいさな草をさがせ!
2.みどり色のブラシみたいなものをさがせ!
3.あかい枝をさがせ!
はかせからの3つのミッションを聞いて外に出ました。
 
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ハウチワカエダの枝が赤くなっています。     みどりのブラシ発見! スギナの節で遊びました。
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土を掘るとツクシとスギナは根っこでつながっていました。ピンク色の花の草あるかな~。

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ミッション完成!(*^_^*)              みんなで記念撮影です。

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春の植物を探し観察しながら、小舘研究員の楽しいお話をききました。

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました

 

次回のはかせと学ぼう!は
あす4月9日「はかせと学ぼう!~立体魚拓にチャレンジ~」です。
シリコンで型を取って、石こう魚拓を作ります。
魚の種類は当日のお楽しみ♪
①13:00~②14:00~
参加費は100円。定員各回20名。
※当日10:00から4階インフォメーションにて、参加申し込みの受付を開始。
定員になり次第終了します。

 

みなさまのご来館、心よりお待ちしております!

フロアスタッフ くまもとまなみ いしくらまきこ

 

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4月になりました!
博物館周辺の桜のつぼみもぷっくり膨らんで、まもなく開花しそうです♪

 

今日は春休み中の新6年生3人組がひとはくにあそびにきてくださいました(^ ^)
電車に乗って来られたそうですよ~

 

せっかくなので、コウノトリになりきってもらいました!!

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バッサ! バッサ!
★画像をクリックするとうごきます!


ひとはくでたのしい思い出できたかな?

4月からの新生活、新学期、たのしみですね!
ひとはくも4月からもよおしもりだくさんでがんばります☆



今週末のイベント♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

4月8日(土) 13:00~14:00 定員20名 参加費無料
『ちょっと観察、この植物(春)』
身近な植物をみんなで、ちょこっと観察してみます。天気がよければ、深田公園に出て植物をさがしてみましょう。
※当日10:00から4階インフォメーションで受付開始します。


4月9日(日) ①13:00 ②14:00 定員各回20名 参加費100円
『立体魚拓にチャレンジ』
魚の種類は当日のお楽しみ♪
シリコンで型を取って、石こう魚拓を作ります。
※当日10:00から4階インフォメーションで受付開始します。



みなさまのお越しをおまちしております♪

                                                  フロアスタッフ たにぐち

月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。


4月のKidsサンデーは、晴れでした。しかし気温はやや低く、少し肌寒い感じです。


ひとはくの周辺に植えられているヤブツバキ(千重咲き品種)のピンク色の花は満開。
コブシは、1本の木に2つほどのつぼみが、ほころんでいる状態です。

コブシの花、はやく咲かないかなあ---
 

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 ▲ヤブツバキ(千重咲き品種)の花       ▲コブシのつぼみから白い花びらが・・・


Kidsサンデーのプログラムの様子などの報告で~す。

 

午前中は、
研究員による「草の葉っぱや茎のかんさつ」、絵本や写真集がいっぱいの「絵本の国」や、
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「展示解説」などが実施されました。

 

◆「草の葉っぱの茎のかんさつ」では、外に出て特徴のある葉の付き方をしている草をさがして観察します。
セミナー室で研究員から、冬を過ごした草の葉っぱのお話を聞いてから...みんなで深田公園へ。

芝生地のところで草をさがします。

 
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▲ 草の葉っぱのお話          ▲みんなで草をさがしています


研究員から説明を受けながら、草の葉っぱや茎をじっくり観察します。

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▲この葉っぱ  は~  この茎 は~


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             ▲ じっくり、かんさつ。  

参加してくれたみなさん、時間がすくなくて、ごめんなさい。(研究員談)
(だれだ~、「早く終わってよかた~」と言っている子は~)(研究員余談)




◆「絵本の国」は、やさしい音楽が流れ、ゆったりとした空間でいい感じ~。
深田公園の芝生地で行われる予定でしたが、少し肌寒い気温だったので、館内で。

たくさんあるので、どれにしようかな~と迷っている子も。

絵本を読んでいる彼、写真を撮るために、声をかけてしまったので、カメラを意識しています。


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▲好きな絵本みつかったかな?      ▲カメラを意識している男の子



午後は、


フロアスタッフの「フロアスタッフとあそぼう!」、「デジタル紙芝居」、
NPO法人 人と自然の会さんの「ダチョウの卵の殻でストラップ作り」、「パネル シアター」、
研究員のオープンセミナー「解説!丹波の恐竜化石」、
「くるくる回るタネの模型をつくろう!<アオギリのタネ>」などが実施されました。



◆「フロアスタッフとあそぼう!」では、『春のチョウをつくろう!』で
チョウの工作をしました。

その様子は、ひとはくブログの 4月2日付けの
「こんにちは!フロアスタッフです♪~フロアスタッフとあそぼう!春のチョウをつくろう!の巻~」
に報告があります。
(こちらを ごらんください。→ http://www.hitohaku.jp/blog/2017/04/post_2294/ )

また、フロアスタッフによる午後の「デジタル紙芝居」は、「くるりん・ひらりん  空のたび」で
くるくる回るタネ のお話でしたよ。


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▲デジタル紙芝居を上演しているシアター



◆「ダチョウの卵の殻でストラップ作り」では、卵の殻にキラキラしている材料や
カラフルなマニュキアなどで思い思いに、くっつけたり、塗ったりします。


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▲ 人と自然の会の皆さんが受付されてます  ▲キレイなストラップ(みほん)と材料


親子で作って、ハイポーズ。すてきなストラップが出来ました!
 
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▲ 親子で作りました!


◆「パネル シアター」では、はじまる前に、「ぐーちょきばーで、なにつくろー」と、
みんなで楽しそうに歌っていましたよ。
今回の「パネル シアター」は、『もりのくまさん』『はらぺこ あおむし』『みつばち マーヤ』のお話でした。

 
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▲ 子どもたちも 前にでてきて歌ってます   ▲『もりのくまさん』のパネルシアター

 


◆「解説!丹波の恐竜化石」では、
いろんな恐竜の特徴や、鳥類と恐竜の関係など、ジェスチャーを加えながら
研究員から詳しく解説がありました。


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▲いろいろな恐竜の解説中        ▲鳥類と恐竜の関係の解説中
     



◆「くるくる回るタネの模型をつくろう!」では、研究員がアオギリという木のタネを上に投げて
くるくる回って落ちる様子をみんなでかんさつしたり、自分たちでも飛ばしてみましましたよ。

その後、アオギリのタネの模型を作りました。

 

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▲アオギリの本物のタネを飛ばしています  

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▲ アオギリのタネの模型を作っています

みんな、うまく作れたかな?




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▲みんなでタネの模型を飛ばしてみたり、「くるくる回るタネをもつ植物」などの展示を見ました。

この日は、キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)のスタッフさんが
応援に駆けつけてくれて、プログラムの準備や 子どもたちのサポート、写真撮影など
を担当してくれました。お疲れ様でした。

 

 

 参加してくれたみなさん、楽しんで もらえましたか?

次回の Kidsサンデーは、5月7日(日)に行われます。

 

 

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ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!

 


                   Kidsサンデープロジェクト 小舘




みなさんこんにちは!(*^_^*)

ちらほら桜の花も咲き、ようやく春めいて来ましたね♪

4月1日、2日に開催した 「フロアスタッフとあそぼう!」では、

「春の女神」とも呼ばれる、ギフチョウの標本を観察し、

チョウをモチーフにした工作を行いました。
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3階展示室の「ナチュラリストの幻郷」には、チョウの標本がたくさんあります。
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世界のチョウの鮮やかな色彩の中に、日本の固有種「ギフチョウ」を見つけました。
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さすが!「春の女神」。優美な華やかさを感じます。
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さっそくチョウのハネに色をぬり、二種類の太さのストローをつけて完成!
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長い方のストローをひっぱると、チョウのハネがひらひら~と動きます。
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ひとはくの中でも、しばし春を感じて頂けたでしょうか?
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ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

これからも、フロアスタッフのイベントをよろしくお願いいたします。

        フロアスタッフ:にしぐち・きただに・てらお
ある日のこと、植物はかせの小舘研究員のもとへお手紙が届きました。
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①ひらべったくて、黒っぽいまめ
②きみどりいろのけんみたいなもの
③枝に茶色い葉がついている木
この3つの正体を調べてほしいという調査依頼!

というわけで!今回のひとはく探検隊
「早春の植物を観察しよう!」では、その正体を調査しましたよ~!
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深田公園へ出て、さっそく発見したのは...
フジのタネ!
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たくさん見つけましたね~(^^)
このタネの形はもしかして...?

黄色いお花でおなじみ、ラッパスイセン!
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あれ、このつぼみは何かに似てるかも...?

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そのほかにも、ツクシドングリなども発見(◎0◎)!

参加してくださったみなさん、とても熱心に植物を観察していました!
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はたしてひとはく探検隊は、手紙に書かれた植物の正体を
見つけることができたのでしょうか...!?

調査結果はぜひ、博物館でお確かめ下さい(^▽^)☆

たくさんのご参加、ありがとうございました!

だんだん暖かくなり、春の気配が近くなってきましたね。
新生活スタートを前に、体調を崩されないようにお過ごしください。

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春休みの最初の土曜日!
今日のイベントは、はかせと学ぼう!「アンモナイト石けんをつくろう!」
たくさんのみなさんが参加されました☆
本日のはかせは、アンモナイトはかせの佐藤研究員です。
初めにアンモナイトについてのお話がありました。

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アンモナイトって、何の仲間なのかな?
かたつむり?巻貝?
実は・・・イカやタコの仲間なんです\(◎o◎)/!

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アンモナイトについて、お勉強したあとは・・・

石けんを溶かして、シリコン型に流し込みます。
本物のアンモナイトから型を取ったシリコン型なので、とてもリアルなレプリカが出来上がりますよ!

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お湯に入れると溶けてしまうので、ご注意を。
ご参加のみなさま、ありがとうございました!!

明日のイベントは、
ひとはく探検隊「早春の植物を観察しよう!」
みなさまのお越しを心より、お待ちしております。

フロアスタッフ かどはまえりこ

3月20日(月・祝)

ワークショップ 『ミニチュアジャングルをつくろう!』

が行われました!

 

ボルネオジャングルを舞台にしたデジタル紙芝居「オランとウーたんのジャングル探検記」の絵を元に、組み立てると立体のジオラマになるおもちゃ絵の一種〝立版古(たてばんこ)〟を作りました。

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のりを使って、風景を一枚一枚貼り付けていきます。
細かい作業もありましたが、おとうさん、おかあさんも一緒に作っていただきました。

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みなさん、はさみの使い方もとても上手です!

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4枚の風景を重ねると...立体的なジャングルの完成です!

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ぜひお家に飾ってくださいね~(^ ^)

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!


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少しずつ春めいてきました。
今日の「フロアスタッフとあそぼう!」は 春の味覚「ホタルイカ」の
模型をみんなで光らせたよ!
イカ・タコはかせの 和田研究員よりホタルイカの身の隠し方を教えていただくと
皆さん「へー!」「そうやったんやー!」と驚きの声があがっていましたよ。

IMG_9434.jpgIMG_9435.jpgホタルイカの模型に光るヒミツをつけて・・・  光をためると・・・・

IMG_9438.jpgIMG_9439.jpg暗闇で光ります。

このイベントは明日も行います。

3連休真っただ中!

ひとはくへのお越しをスタッフ一同お待ちしております。

フロアスタッフ せら ゆうこ

3月11日、12日の画はくの日はミニ企画展「六甲山のキノコ展2017」の会場で行いました。
イベントが始まる前から、どのキノコを描こうかとみなさん熱心に展示を見てくださっていました。

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よ~く観察してるね。キノコのことをよく知っていて、キノコの名前を教えてくれたお友達もいたよ。

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できあがった作品は、さっそく4階ひとはくサロンに展示しました。
クレヨンの線で力強く描かれたキノコやカラフルなキノコ、色鉛筆で繊細に描かれたキノコ、菌糸をのばして地面に生えているキノコなど様々です。

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※クリックで拡大

どの作品も楽しんで描いてくださったのが伝わってきます。
どうぞ、みなさんご覧ください。

さて、3月18日(土)・19日(日)のフロアスタッフとあそぼうは、「ひかるいきもの」。
そして20日(月・祝)は、「ミニチュアジャングルをつくろう!を行います。
※詳細は「タイトル」をクリック

みなさん!ぜひ、お越しください。待ってま~す。

(フロアスタッフ いしくら)

月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。


3月のKidsサンデーは、晴れ、ときどき曇りの天気でした。

ひとはくの周辺に植えられているヤブツバキ(花弁が多い品種)のつぼみの先の方がピンク色になっています。
(もうすぐ咲くかなあ---)

 
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 ▲ヤブツバキ(千重咲き品種)のつぼみ


Kidsサンデーのプログラムの様子などの報告で~す。

午前中は、
研究員による「ねっこの観察」や、
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「展示室ツアー」などが実施されました。

 

根には、いろいろなものがありますが、今回の「ねっこの観察」では、外に出て
ドングリをさがし、ドングリの根を観察します。

セミナー室で研究員から出題された「ねっこ クイズ」や「ドングリ クイズ」など
をしたり、ドングリなどについてのお話を聞いてから、みんなで深田公園へ。

 
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▲「ねっこ クイズ」や、根の観察ポイントの話 ▲みんなで深田公園にでます


ドングリのなる木の下でドングリを探して根っこを観察します。

 
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▲ 根っこを一生懸命掘っています     ▲根っこを観察中

みんな、ドングリの根っこを見つけられたかな?
 

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▲ 根っこについてお話中         ▲拡大装置で拡大してみんなで観察中


 セミナー室へもどってから、採ってきた根っこを拡大して観察しました。

午後は、

研究員のオープンセミナー「解説!丹波の恐竜化石」、
NPO法人 人と自然の会さんの「パネル シアター」、
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「フロアスタッフとあそぼう!たんぽぽペーパークラフト」、
キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)さんの「キッピー山から こんにちは! 
まゆだまコロコロ」などが実施されました。

 

「解説!丹波の恐竜化石」では、
恐竜化石の発見から現在までにクリーニングされて展示している標本を中心に研究員から詳しく解説がありました。

 

 

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▲丹波の恐竜化石の詳しい解説       ▲子どもたちも熱心に聞いています
     

  

2階では、「パネル シアター」がはじまる前に、たのしい、おはぎの歌?をみんなで歌います。
今回の「パネル シアター」のお話は、「はるよこい」、「ねずみのよめいり」でした。


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▲ みんなで うたを歌い楽しそう!      ▲「はるよこい」のパネルシアター

 

 


「フロアスタッフとあそぼう!」では、たんぽぽのペーパークラフトをつくりました。

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▲ 作り方のお話を聞いています ▲ 図鑑でタンポポに寄ってくる虫を調べています

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▲たんぼぼクラフトできあがり。

しかけで、花が開いたり、閉じたりします。虫も寄ってきます。

 

また、フロアスタッフによる午後のデジタル紙芝居は、「たんぽぽレストラン」でした。


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▲紙芝居がはじまる直前のようすです。たんぽぽクラフトをもっている人もいますよ

 

「キッピー山からこんにちは!まゆだまコロコロ」では、
「まゆだま」(カイコガの蛹の繭)に絵を描いたり、色を塗ったりしたあと、転がして遊びます。

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▲「まゆだま」に絵を描いたり色をぬって・・・ ▲ それから、ひみつ?の細工をして... 

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▲転がしてみます

 
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▲転がしてみます            ▲小さい子も 転がしています

いろんな転がり方をして たのしいね。

 

 今回もいくつかのプログラムでは、関西ユース(大学生)のお姉さん(牧さん、松尾さん)が
子どもたちのサポートをしてくれました。お疲れ様でした。


 


<ちょっとした出来事>
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

ひとはくに、よく来てくれる兄妹さんが、お家でつくった、
口がパクパクするワニ(お兄ちゃんの作品)と、
かわいいフクロウ(妹さんの作品)を見せてくれました。

上手に作っているね~!! すご~い。

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▲自分たちで作った作品を見せてくれている兄妹

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆



次回の Kidsサンデーは、4月2日(日)に行われます。

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ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!

 


                   Kidsサンデープロジェクト 小舘


4日の土曜日、今日は春のお花である「たんぽぽ」をつくるイベント
フロアスタッフとあそぼう「たんぽぽペーパークラフト」をおこないました!

まずは簡単な○×クイズ
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たんぽぽはすごく身近な植物ですが、知らないこともたんくさん!

スペシャルゲスト鈴木研究員のお話もありましたよ!
実はたんぽぽ、太陽の光でひらいたりとじたりするのです。
雨の日にたんぽぽを観察するのも楽しいかも...?)
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たんぽぽの秘密をたくさん教えてもらい、
参加されたみなさんも とっても充実した表情でした!

お話のあとは、早速ペーパークラフトをつくります。
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少し細かいところはお父さん、お母さんと協力。

たんぽぽにやってくる生きものも描いてもらいました!
チョウやハチ、いろいろないきものが登場です!
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(なにを描こうかな...?お父さんと相談中)  (カラフルなチョウを描いたよ!)

本物みたいにひらいたり、とじたりするたんぽぽが完成!
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最後にたんぽぽ博士の鈴木研究員と一緒にハイ、チーズ♪
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かわいいたんぽぽがたくさん咲きました!
みなさんもこの春はぜひ、たんぽぽを観察してみてくださいね!

ご参加ありがとうございました(^▽^)

5日、日曜日はイベントもりだくさんのキッズサンデーです!
たんぽぽペーパークラフトも引き続き行いますので、
ぜひ、ひとはくにお越しください☆

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人と自然の博物館では、博物館の活動・運営に関してご意見や提言をいただく場として、博物館協議会を開催しております。
委員は公募委員を含む学識経験者などの方々に「ひとはく」について協議いただきます!

平成28年度 兵庫県立人と自然の博物館協議会
日 時 平成29年3月14日(火) 14:00~
場 所 兵庫県立人と自然の博物館 4階 大セミナー室


傍聴について
定員は15名です。
当日の会議を傍聴希望の方は、会議の当日、協議会の開会予定時刻の30分前までに、
あらかじめ住所、氏名その他会長が必要と認める事項を記載した傍聴申出書を会長に提出し、傍
聴証の交付を受けて下さい。

人と自然の博物館協議会の詳細はこちら

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フロアスタッフとあそぼうは、昨日に続きおひなさまづくりでした。
しかし、今日のおひなさまはミニ版!!恐竜ミニおひなさまです。

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ティラノサウルスのおだいりさまとトリケラトプスのおひなさま❤かわいくて強そうです。


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着物のからだを組み立てて、顔をつけます。扇子や烏帽子でおしゃれして完成!

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ひとはくならではの恐竜おひなさま、お家にかざってくださいね。
たくさんのご参加ありがとうございました。

来週3月4日(土)、5日(日)のフロアスタッフとあそぼうたんぽぽペーパークラフト
です。春の花たんぽぽをみんなで作りましょう!詳しくは、ここをクリック。

(フロアスタッフ いしくら )

2/25(土)のフロアスタッフとあそぼうは、「大きなおひなさまづくり」を行いました。

みんなで力をあわせて大きな恐竜おひなさまをつくろう♪

まずは着物を組み立てて...

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ティラノサウルスとトリケラトプスの顔(^_^)をつくりました。

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できあがった恐竜の頭を組み立てた
着物にのせました。

「ガオォーッ」と聞こえてきそうですね。







大迫力のおひなさまができあがりました。

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ティラノサウルスの口から顔をだしたり、
恐竜のぼうしをかぶって記念撮影。











最後はみんなで写真を撮りました。ご参加いただきまして、ありがとうございます!



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3月末まで展示しておりますので、また恐竜おひなさまに会いにきてくださいね!
記念撮影もできますよ♪

 

明日2/26(日)は、本日つくった恐竜おひなさまのミニバージョン
恐竜ミニおひなさまづくり」を行います。

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恐竜の顔のミニおひなさまをつくって、おうちでかざろう!

時間:13:30~14:00
場所:4階オープン・ラボ
定員:20名
参加費:200円





 

※当日10:00から4階インフォメーションにて、参加申し込みの受付を開始。定員になり次第終了します。

ご参加お待ちしております♪

フロアスタッフまつだ

2017年2月22日、認定こども園 湊川短期大学附属 神陵台幼稚園へ、Kidsキャラバンに行ってまいりました。
今年度最後のKidsキャラバンです。

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寒い日も多かった今年の冬でしたが、この日は朝からいいお天気。
空の色、建物の色、それにゆめはくの色。パステルカラーで、きれいでしたよ。

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キャラバンのはじまりはじまり〜 お遊戯室に入るには、カマキリの下をくぐらなければなりません。

2_DSC_1579.jpg はじめに、クイズで、ひとはくの紹介をします。

3_DSC_1599.jpg どんぐりとまゆ玉。コロコロ転がるなかまたち、たいけんコーナー。

4_DSC_1601.jpg 本物の化石にさわります。ふしぎな形です。

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恐竜キューブパズルや、生きた虫たちも登場。

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ゆめはく車内で。虫めがねで大きくして観察したあとは、むしむしみっけ。みんな、優秀だったよ!

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園長の濱田康助先生(左端)は、じつは、ずいぶん以前、ひとはくで働いていたことがあったので、お友だちで〜す。
こんな再会ができるのも、うれしいですね。

平成28年度(2016年度)のKidsキャラバンは、これでおしまいです。もうすぐ(3月上旬を予定)、平成29年度(2017年度)の募集を開始しますよ。ホームページにご注目ください。

【スタッフ:古谷 裕・鈴木 武・高瀬優子・八木 剛(記)】

もうすぐひなまつりですね。

ひとはくでは、一足先にひなまつりイベントを行います。

2/25(土) 「大きなおひなさまづくり」

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みんなで力を合わせて、大きな「恐竜おひなさま」をつくろう!
できた作品は、4階ひとはくサロンで3月末まで展示します。

時間:13:30~14:00
場所:4階オープン・ラボ
定員:15名
参加費:無料





2/26(日) 「恐竜ミニおひなさまづくり」

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恐竜の顔のミニおひなさまをつくって、おうちでかざろう!

時間:13:30~14:00
場所:4階オープン・ラボ
定員:20名
参加費:200円







いずれも、当日10:00から4階インフォメーションにて、参加申し込みの受付を開始。
定員になり次第終了します。

 

ご参加お待ちしております♪

 

フロアスタッフまつだ

2/19(日)フロアスタッフとあそぼう「画はくの日~はくせいひょうほんをかこう!」をおこないました!

「いつもは見ることのできない標本をじっくり見てかいてみよう」

さてどんな標本が登場するのかな?

 

ダダーン!!タイリクオオカミ!!
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 ダダーン!!イヌワシ!!
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大迫力の標本に、みんなの目はくぎ付け\(◎o◎)/

 さぁ描いてみましょう!

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たくさんの方が参加され、たくさんのステキな作品が出来上がりました☆彡

ご参加のみなさま、ありがとうございました!!

作品は4階ひとはくサロンに掲示しております。ぜひ見に来て下さいね!

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次回のフロアスタッフとあそぼうは・・・

2/25(土)大きなおひなさまづくり

みんなで力を合わせて、大きな「恐竜おひなさま」をつくろう!

できた作品は、4階ひとはくサロンで3月末まで展示します。

2/26(日)恐竜ミニおひなさまづくり

恐竜の顔のミニおひなさまをつくって、おうちでかざろう!

 

みなさまのご参加を心よりお待ちしております!

 

フロアスタッフ かどはまえりこ

2/18(土)のイベントは、はかせと学ぼう!「ちょっと観察、この植物 冬編」
植物はかせの小舘研究員と一緒に、植物観察にでかけました。
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はかせから出されたミッションは3つ
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さぁ、どんな植物がみつかるかな?

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植物は寒さや虫から自分を守るためにが生えているそう
近くで見てみると...本当だ!ふさふさしてる!

木の幹にあるキズのようなもの人間でいうとは「口」部分
ここから息をしています。
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指でふさいでしまうと、苦しくなっちゃうかも!?

みなさん、見事!ミッション達成!
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お部屋に帰ったら、持って帰ってきた植物を大きなテレビに映して見ました。
普段は見ることができない植物の姿に大興奮!
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「すごい!つぼみを切ると玉ねぎみたいになってる!」

子どもたちの観察する力に、スタッフもたくさん勉強させていただいた一日でした!

ご参加いただき、ありがとうございました!

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ユニバーサル・ミュージアムをめざして88

水木しげるさんの「幸福の七カ条」

三谷 雅純(みたに まさずみ)



 ずっと不思議に感じていることがあります。それはあまりに多くの若者がゲームに夢中になっていることです。別にゲームそれ自体は健全な遊びだと、わたしも知っています。ここで言っているのは常軌を逸している(とわたしの目には見える)ゲームへの没頭です。

 通勤のために朝と夕方、電車に乗ると、例外なくゲーム機に夢中になっている若者がいます。小型のタブレットやスマート・フォンを覗いている人には、メールをチェックしたり電子書籍を読んでいる人もいるのですが、ゲームをしている人は両手の指がせわしなく動いているので、すぐそれとわかります。中には混み合った駅で歩きながらやっている人がいたりします。電車の中でじっとしてやる分には気にしないようにしていますが、駅を歩きながらとか、夢中になって階段の途中で立ち止まってまでやられると、大いに迷惑です。しかし、わたしが迷惑だと思っても、やっている当人は意に介していないようです。

 テレビを見ていても、やたらと多いゲーム・ソフトの宣伝には違和感を覚えるようになりました。商品を宣伝するのはごく当たり前のことですが、わたしはゲームは知らないので、宣伝を見せられても意味がわかりません。だいたい現代の若者はテレビを見なくなったと聞きますから、ゲームの宣伝をするのにテレビは場違いな気がします。ひょっとするとそれは若者に向けたメッセージではなく、わたしのような、社会的には十分に落ち着いている(はずの)中年や老人をターゲットにしているのかもしれません。ということは、60歳を過ぎたわたしの世代にも、ゲームの愛好者が多くいることを意味します。中年や老人の現実逃避は......、ん?

 なぜこれほど多くの人がゲームに夢中になるのでしょう。ゲームは架空の世界です。いくら事件が起こっても、現実に反映されることはありません――少なくとも、わたしの知っている現実世界には、反映されたことがありません。それなら、何を思って架空の世界に夢中になるのでしょうか? というより、架空の物語世界に夢中になることが不思議だと感じるわたしが変なのでしょうか? それなら、仕事やアルバイトをしてお金を稼ぎ、家に帰ってゆっくり過ごし、眠りに着く。季節になれば、ちゃんと納税をするという、当たり前の生活と当たり前の社会を、そのような人びとはどう感じているのでしょう? 「眠る場所や食べるものは、なければ生きていけないから、身の回りにあることは我慢するが、できれば(架空世界のように)目の前から消えて欲しい」。そんな認識なのでしょうか?(あえてですが、かなり、ひどいことを言っています。わたしの本当の考えは、最後に書きます)

    *

 ここまで考えてきて、水木しげる さんのことを思い出しました。まんが「ゲゲゲの鬼太郎」 (1) で有名な水木さんは、元祖「架空の世界」の住人かもしれません。奥様の武良布枝さんが『ゲゲゲの女房』 (2) というご夫婦の自伝をお書きになりました。そのことは知っていましたが、わたしは残念ながら読んでいません。幸い『ゲゲゲの女房』を原作にした連続テレビ小説(題は同じ「ゲゲゲの女房」 (3) )がNHKで放送されましたが、わたしはこちらの方なら見たことがあります。

 連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の中で、水木しげるさんのやることは、とても変なのです。変なのですが、でも、おやりになることは、少なくともわたしには納得できます。例えば「おばけ」です。普通「おばけ」は恐ろしいものです。しかし、水木さんの周りで暮らす「おばけ」は、のんきで楽天的です。かえって人間の方が怖い。ずっと怖い。人間には明と暗の二面があるからです。怖い「おばけ」もいるのでしょうが、水木さんの側には近寄らないらしい。テレビまんが『ゲゲゲの鬼太郎』 (4) に出てきたおばけたちも、「(おばけの世界には)学校も~ 試験も何にもない♪」と歌っていたぐらいです。

 本当のところ、水木さんは「おばけ」や人生をどう感じていたのかは わかりません。しかし、戦争中、ニューギニアでいっしょに過ごした村人との交流 (5) は生涯忘れがたいものだったようです。そこでは「おばけ」が身近に感じられたのでしょう。幼い頃、鳥取の境港で馴染んだ「おばけ」たち (6) とニューギニアで出会った「おばけ」 (7) とは親戚筋だったのかもしれません。水木さんにとって「おばけの世界」は理想郷に近いものだった気がします。

 以前、どこかで紹介したことがあるかもしれないのですが、水木さんにとって軍隊とは非人間的な組織でした。規律に違反したと言ってはむやみに殴り、反抗は許さず、理不尽さが支配していました。誰が書いていたのかは忘れてしまいましたが、自分の死や敵軍よりも、本当の恐怖は、本来、味方であるはずの自軍の上官だったという感想を読んだことがあります。上官は一時の憂さ晴らしや自分自身の惨めさの裏返しとして部下を殴ったのです。

 水木さんは見張りの時、双眼鏡で鳥を見ていて遅刻し、おかげで敵軍の爆撃を逃れて、味方は全滅したが自分は生き残ったと語っています。ただ、再度の爆撃で吹き飛ばされて、軍医に十徳ナイフで左手を切り取ってもらったそうです。

 この残酷な人間関係や息の詰まりそうな硬直した組織と対照的なのが、日本軍の近くに住むニューギニアの村人の生活です。芋とバナナを植え、粗末な小屋に住み、日本の暮らしからは想像できないほど呑気な生活でした。水木さんは、よほど、この村人の生活が気にいったらしく、何度も村人のもとに通ったそうです。鳥取で馴染んだ「おばけ」たちと親戚筋に当たるニューギニアの「おばけ」のことを書きました。それは村人が儀礼で踊る伝統的な精霊のことです。この戦争体験や現地の村人の生活は、水木さんのいろいろなマンガや文章に、繰り返し繰り返し書かれています。

    *

 水木さんがお書きになったものに「幸福の七カ条」があります。『水木サンの幸福論』 (8) という本に出てきます。それは:

第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
第二条 しないではいられないことをし続けなさい。
第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
第四条 好きの力を信じる。
第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
第六条 怠け者になりなさい。
第七条 目に見えない世界を信じる。

というものです。

 ここで水木さんがおっしゃっていることの基本を、わたしの解釈を元にお伝えします。

 つまり、世間でいう「成功」を求めても幸せにはなれない。それよりも、自分なりにやりたいことや、やらずにはおれないことを見つけられた人が本当の意味で幸福だ。戦争は人の一生に残酷な傷をもたらす。傷とは人に付けられ、あるいは人に付けたものだ。そして本当の幸せは物質的な物やお金にあるのではなく、こころの豊かさにある。そうおっしゃっているような気がします。

 最初に挙げたゲームという「架空の世界」に夢中になる人びとは、決して「しないではいられないこと」をし続けているわけではないでしょう。無為な時間をうっちゃるためにゲームに夢中になる。「無為な時間をうっちゃるため」なのだから、人生に成功するか、しないかに関わらず、ゲームに重大な意味はない。ただゲーム会社の利益に貢献しているだけだ。そう思えてしまいます。

 わたしはこの人たちを特別な人たちだとは決して考えていません。この人たちは、もう一人のわたしです。わたし自身の明日の可能性です。それは昔、水木さんが軍隊という非人間的な組織で出会ったような「殴られた部下の一人」であり、「殴った上官の一人」でもあります。ただ水木さんとの違いは、「なければ生きていけない眠る場所や食べるもの」を捜し、世間的な「成功や栄誉や勝ち負け」に縛られ、夢を見続けていることではないでしょうか。夢はかなうこともあります。しかし、努力をしてもかなわないことが、案外、多いものです。

 それよりもわたしは、芋とバナナを植える生活にあこがれます。

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(1) まんが『ゲゲゲの鬼太郎』(ちくま文庫 ほか)

(2) 『ゲゲゲの女房』(実業之日本社文庫)

(3) 連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」(NHK)
http://www6.nhk.or.jp/drama/pastprog/detail.html?i=asadora82

(4) テレビまんが『ゲゲゲの鬼太郎』(フジテレビ など)

(5) ユニバーサル・ミュージアムをめざして81:「私だけ」のものと「あなたたち」
http://www.hitohaku.jp/blog/2016/10/post_2233/

(6) 『のんのんばあとオレ』(ちくま文庫)

(7) 『水木しげるの娘に語るお父さんの戦記』(河出文庫)

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(8) 『水木サンの幸福論』(角川文庫)




三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究グループ
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

人と自然の博物館では、ひとはく地域研究員や連携活動グループをはじめ、地域の自然・環境・文化を自ら学び伝える活動を行っている方々が、お互いの活動を知り、活動の質をあげ、新たな展開のヒントを得る場として、「共生のひろば」を開催しています。2006年からはじめて、12 回目となりました。開催した発表会では、口頭発表・ポスター発表等を合わせて80件を超えるの発表があり、活発な情報交換ならびに交流がおこなわれました!子どもからシニアの方、自然観察を始めて間もない方、超プロフェッショナルの方、どなたでも参加できるのが「ひとはく」のいいところですね!

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今回もひとはくのライブ映像配信機器を活用して、大セミナー室で開催された加藤研究員のギャラリートーク「人類誕生の時代を探る試み」や各種団体、学校などの口頭発表などをビデオカメラで撮影した映像をライブ映像配信機器や配信サーバー・無線LANを活用して中セミナー室やひとはくサロンでモニター等に生中継を来館者に提供し、研究内容の効果的な発表や来館者の理解度の向上に役立てております!

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ギャラリートーク
「人類誕生の時代を探る試み」(加藤研究員) 
ギャラリートーク終了後もみなさんから研究に関する質問がたくさんありました!
また、研究に関する個別の質問が学生さんなどからもあり・・・このままだと・・
夕方までいきそうな雰囲気でしたね~
みなさんの知的好奇心はアフリカ大陸より熱い!!
  
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口頭発表
口頭発表の部では、地域の活動団体や高等学校、大学を含め8団体の発表があり
質疑応答などもあり会場は熱気があふれておりました!
10代の方々の発表が多く・・・
みなさんに元気なエネルギーが・・・青春っていいですね~

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ポスター発表など
ポスター発表があり、参加の皆様たちも互いの活動を知る場として観覧するとともに
観覧者からの質問に回答されている光景が見られました。
また、当館の研究員が参加者の研究への助言も行いました。
その場で研究員の特注セミナー状態です!

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また、ひとはくでは
12日からはミニ企画展「淡路島の和泉層群北阿万層の化石調査」
本日からはミニ企画展「六甲山のキノコ展2017~野生のキノコの不思議な魅力~」
ミニ企画展 ひとはく研究員展2017「ひとはくの今」が開催しています!
本日、「共生のひろば」は終了しますが、まだまだ、ひとはくは企画展が盛りだくさん!
みなさまのお越しをお待ちしております。

                               情報管理課 中前純一 

 
兵庫県立人と自然の博物館は、1月29日(日)に開催された
第9回サイエンスフェアin兵庫にブースを設け出展しました。

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会場は兵庫県立大学神戸情報科学キャンパス 神戸大学統合研究拠点コンベンションホール・ラウンジ
甲南大学FIRST(ひとはくは7F レクチャールームです!)
 
今回も1500名を超える高校生などが参加し、科学技術分野における研究や実践発表の場として口頭発表やポスター発表が行われアカデミックな熱気がいっぱいです!
そして・・・今回の・・・
ひとはくの出展タイトルは・・・いろいろな「虫」でございます!
世の中にはいろいろな「虫」がいます。きれいな虫、かっこいい虫、変な虫......。
さまざまな昆虫やダンゴ虫などの標本や生体を展示します。その形や生活の不思議などを紹介しました!

ひとはくとしても、「研究や実践の拡大・充実・活性化」というフェアの目的にかなうべく、
出展し、高校生などと交流をさらに図ることができました!
ひとはくブースはいつも「大入り満員」でございました。
標本の説明等を兼ねたミニセミナーや高校生や参加者からの質問など
研究員が熱心に説明と研究のアドバイスを行いました!
高校生のみなさん!ぜひ!未来の研究者をめざして頑張ってください!
ひとはくはみなさんの夢の実現を応援します!

それぞれの"ひとはく研究員"の"研究"ぶりを感じ取ってもらえたと思います!

会場の様子です!

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鋭意準備中です!         標本をセット
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ほんものは迫力も・・ちがいますね~
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ひとはくブースは高校生で満員です!   まわりには高校生がたくさん!

高校生のための生き物調査体験ツアーin台湾の紹介コーナーも!
こんなやりとりも・・・
高校の先生方から・・
教科の研修として行きたいんですが・・・
大人はむりですか・・・?
参加できたら・・絶対スキルアップして・・授業にいかせるんですが・・・など
違いのわかる方(理科の先生方)はどれだけ充実した内容か・・すぐにわかっていただけるんですね~

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なんと!フェア当日は兵庫県立大学神戸情報科学キャンパス となりの
理化学研究所計算科学研究機構スーパーコンピュータ「京(けい)」の見学・紹介もありました!
 
今回サイエンスフェアに参加された高校の中には、2月11日(土・祝)に
兵庫県立人と自然の博物館で開催される
第12回 共生のひろば(2017年2月11日)でも発表される高校もあります。

そして・・・
高校生のための生き物調査体験ツアーin台湾(ブログ)
参加してくれた高校生も!
次は「共生のひろば」でお会いできることを楽しみにしていますね。
                                

                                 情報管理課 中前純一

ユニバーサル・ミュージアムをめざして87

アートと哲学

三谷 雅純(みたに まさずみ)




 高次脳機能障がい者や失語症者の皆さんといっしょに、当事者に聞きやすい公共放送のあり方を探っています。実験的に作ったサンプルを視聴してもらい、聞きやすいとか、よくわからないといったことを教えてもらうのです。その音声素材として、プロのアナウンサーに「わざと大げさに読んで下さい」とか、同じ文章を「わざと棒読みで読んで下さい」などと無茶なことをお願いして、その音声を録音させてもらっています。関西テレビCSR活動です。アナウンサーの皆さんが協力してくれたのです。ちなみに CSR とは "Corporate Social Responsibility" の頭文字をつないだもので、「企業の社会的責任」という意味です。

 アナウンサーはプロなので、録音する小部屋に入る時はテレビで見るような、言わば「よそ行きの顔」になっています。ただし、わたしと同様、皆さん、生身の人間なのですから、家に帰ってまで「よそ行きの顔」でいるわけはありません。家ではちゃんと眠り、ちゃんと食事をする普通の家庭人です。当たり前です。

 それなら、どのように「よそ行きの顔」に変身するのかというと、わたしが話をうかがった男性は、寝起きは1時間ほど発声練習(だったと思います)をしないとカメラの前に立てないとおっしゃっていました。のどや舌が滑らかに動かなくては、アナウンサーの仕事に差し障りがあるとおっしゃるのです。その修練は毎日繰り返す習慣なのでしょう。

 俳優や歌手といった人たちも同じだと思います。舞台では広い観客席の後ろまで台詞(せりふ)や歌声を届けなくてはいけません。肺活量やドレミファソラシドの音域は、毎日の練習が高い能力を維持するポイントだと聞いたことがあります。落語家や漫才師でも、きっと似た習慣があるのでしょう。

 実はわたしも、ここ10年以上、自(みずか)らに音読を課しています。口をなめらかに動かすためのリハビリテーションです。夕方30分ほど、本を手に持って読み上げます。もし音読をサボるとどうなるかというと、たちまち失語が出て舌やのどが滑(なめ)らかに動かなくなります。会話にならないのです。わたしの場合、会話ができないでそのまま放っておくとせっかく考えたことが形にならず、頭から消えてしまいます。思いついたということは憶えていますから、気持ちの悪いこと甚(はなは)だしいのです。わたしは仕事でセミナーの講師や大学の講義があります。ですから「考えたけれど、頭から消えてしまった」のでは、聞く方が何事が起こったのだろうと戸惑ってしまいます。わたしにとって「〈ことば〉にする」ことは、「思ったことを定着させる」ことなのです――このコラムも「せっかく感じたことだから、わたしの頭から消えてしまう前に定着させたい」という思いで文字にしています。

☆   ☆

 音読する本は、いろいろなジャンルから選びます。わざと漢字だらけの『論語』の解説書を選んでみたこともありました。実を言うと、これにはほとほと手こずりました。それでも終わりまで読み上げました。まだ病後1年目か2年目のことです。

 ついこの間までは、新年を越えて鷲田清一さん『素手のふるまい アートがさぐる〈未知の社会性〉』(1) を音読していました。この本の音読は、開始したのが2016年11月30日、し終えたのは2017年 1月 8日ですから(わたしの癖で開始と終了の記録を付けています)、およそ40日かかったことになります。

 鷲田清一さんは哲学者です。哲学者の文章は難しいものが多いのですが、鷲田さんの文章は読みやすく――それでも充分難しいのですが――、その上、わたしの普段の思考法とは違うので多くのことを教えてもらいます。

 そもそも『素手のふるまい』とは何のことでしょう。それは生身の人間が、さまざまなことにどう振る舞ったかを表す言葉だと思います。2011年 3月11日に東日本大震災が起こりました。被災した東北地方は大きな打撃を受けました。震災の後、土地の人びとと共に、多くのボランティアが復興に参加しました。その中でアートという人間の営みが人びとにどう受け止められたか。そのことを中心に――鷲田さんご自身は震災の記録を意図して書いたのではないとおっしゃっていますが――「アートと社会の錯綜した関係」(p. 239、「おわりに」)を観察し、思索した結果できあがった本でした。

☆   ☆

 この本を音読し始めた時は、どうアートと哲学が繫(つな)がるのだろうと疑問でした。人間なら誰でもアートを作る行為はできます。それでもアートを仕上げるのは特別です。少なくとも他人に見せるためには作品としてしっかりしていなければいけません。きっと「特異な才能を持った天才が、何かのひょうしに創り出したもの」なのではないか。そう思ってしまいます。

 それにしても哲学とアートです。哲学は「理詰めの学問」です。それにくらべると、アートに理屈は必要でしょうか? 理屈よりも感性が必要なのではないでしょうか? 「哲学は理屈、アートは感性」、そう考えれば、まるっきり逆の営みと言えそうです。そうした二つが結びつく余地はどこにあるのでしょう?

 この疑問は音読する内に解消されたように思います。

☆   ☆

 例えば作業を効率化させようとする時にはルーティン化しようとします。流れ作業なら、いちいち考えなくてもいいのだし、計画は誰か他人が立ててくれるのが普通です。それに作業の方法がバラバラでは一定の出来上がりは保証できませんし、少ない人数で大量の作業をこなすためには統一が必要です――それが仕事というものです。まさに仕事のマニュアル化です。しかし、さまざまで具体的な個人が生活する時、「仕事」では推しはかれない、あれやこれやは付きものです。ましてや、どうなるのかわからない社会で生きていくのです。なぜ生きていくのかという目的さえはっきりしない場合があります。リアルな人生では、そんな曖昧さが当たり前なのです。そのことを鷲田さんは、

「政治的な判断においても、看護・介護の現場でも、芸術制作の過程でも、見えていないこと、わからないことがそのコアにあって、その見えていないこと、わからないことに、わからないままにいかに正確に対処するかということが問題なのである」(p. 107、「3 強度 志賀理江子の〈業〉」)

とおっしゃいます。そして、それに続けて現代人の振るまいを指して、

「人びとはそれとは逆方向に殺到し、わかりやすい観念、わかりやすい説明を求める。一筋縄ではいかないもの、世界が見えないものに取り囲まれて、苛立ちや焦り、不満や違和感で息が詰まりそうになると、その鬱(ふさ)ぎを突破するために、みずからが置かれている状況をわかりやすい論理にくるんでしまおうとする」(同上)

とおっしゃいます。しかし、アートを創るという行為はマニュアル化はできません。一回ごとに呻吟(しんぎん)し、思い悩んだあげくに出てくる制作です。そこが哲学と同じだと考えておられるのだと思います。リアルな人生の曖昧さに耐えながら「わからないままにいかに正確に対処するか」が大切であると言っているのです。哲学は個人の思考した結果を他人にわかってもらわなければ意味がありません。皆にわかってもらうためには理屈が必要です。一方、アートは「感性」が大切です。ただし、なぜ「感性」が大切なのか、そのわけはと言うと、ここでも皆にわかってもらうためなのです。そのひらめきは直感で得たものなのでしょう。このひらめきを得る過程が考え続けることではないか。わたしはそう解釈しました。

☆   ☆

 鷲田さんは、当たり前の言い方を疑っています。例えば、

「いまわたしたちの社会に流通している「エコ」「多様性」「安心・安全」「コミュニティ」「コミュニケーション」「イノヴェーション」などの概念は、それを仔細に吟味すればさまざまな不整合や撞着(どうちゃく)に突き当たるはずなのに、さらなる吟味を抑圧し、それに対して正面からは異を唱えさせなくする思考の政治力学が根強くはたらいている。わたしたちの思考を催眠状態に置くような力学である。」(pp. 104-105、「3 強度 志賀理江子の〈業〉」)

とおっしゃいます。よくある「時代の言葉」を疑う。少なくとも、その根源に立ち返って吟味する。それができない現代の人びとは我慢して考え続けることができないと言うのです

 自然現象や環境問題と対比させて考える場合、我われはつい「人」を単純化してしまいます。つまり「均質な人間像」を想定してしまいます。しかし、現実に「均質な人間」などはいません。赤ん坊や子ども、成人、高齢者といったライフ・ステージや発達段階、性・ジェンダー、遺伝的多様性、障がいの有無などは、時と場合に応じて適切に区別しなければ、人権でさえ十分に尊重できない場合があります。例えば、いくらわかりやすい言葉であっても、まだ〈ことば〉の話せない赤ん坊に口で説明するのでは何もわかりませんし、高齢者や身体障がい者に災害から身を守る術(すべ)を説明する時には、体力的なことを考慮しなければ意味がない場合があります。そのことを『素手のふるまい』では、

(個人個人の態度で大切なことは)「おなじ一つのものへと結集ないしは糾合させられることの拒否ということだろう。これを裏返していえば、一つへまとめることのできない多様性の徹底した擁護ということだ。」(p. 236、「8 点描」)

と表現していらっしゃいます。その上で、アートというものを

「生を丸くまとめることへの抗いとして、アートはいつも世界への違和の感覚によって駆動されているはずである。」(p. 238、「8 点描」)

と書くのです。ここで言うアートとは「わたし達の生活実感」に近い意味を持つのだと思います。

 鷲田さんは観念的な思弁の哲学者ではなく、具体的なもろもろの問題と格闘する「臨床哲学者」です。理論も大事なのですが、「臨床」はごちゃごちゃとややこしく、無駄が多く、互いに矛盾することがよくあります。そして「臨床」と言う以上、問題の解決を目指さなくてはならないのだと思います。ただ頭に思い描いただけの、現実にはどこにもいない「人」ではなく、さまざまな立場で問題を抱えて困っている、あるいは問題が解決して笑っている具体的な〈人〉こそ、哲学的に対象とするべき課題だとおっしゃっているのだと思います。

 「臨床」であつかうさまざまな問題は、まさに「ごちゃごちゃとややこしく、無駄が多く、互いに矛盾することがよくあ」るけれど、それに耐えて考え続けようと呼びかけておられます。我われの人生そのものへの応援のような気がします。

☆   ☆

 思えば、わたしのような研究者は、哲学者や『素手のふるまい』に出てくる写真家とか陶芸家と、本質的には同じ存在であったような気がします。ところが現実には、「研究」とは名ばかりの何やらレベルの低いルーティンでお茶を濁し、本来の仕事であるはずの発見の喜びは二の次になっています。作業の効率ばかりがうるさく言われます。その中で鷲田さんのおっしゃることを実践するには、研究者の側に大きな勇気が必要です。しかし、

「知らぬ間にだれによってともわからず設定された社会の構成秩序、その軸線や書き割り(分割線)に沿って生きることができないし、生きようともしない人びと、それが『はぐれ者』である。」(p. 222、「7 〈はぐれ〉というスタンス」)

という生き方は、「アートはいつも世界への違和の感覚によって駆動されているはず」の人びとによって無骨に実践され続けるのだと信じています。第一、研究者は、「他人と違う視点を見つける」ことが生きがいなのですから。

 次は池澤夏樹さん『終わりと始まり』(2) を音読しています。

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(1) 『素手のふるまい』(鷲田清一 著、朝日新聞出版)

(2) 『終わりと始まり』(池澤夏樹 著、朝日文庫)


三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究ユニット
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

2017年1月20日、三木市立志染保育所へ、Kidsキャラバンに行ってまいりました。

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三田は雪が降っていましたが、三木はちょっと春めいた陽射しで、とてもいいお天気。


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園庭の「ゆめはく」は、定番の「むしむしみっけ」。虫めがねでじっくり見たあとは、同じ虫を見つけて遊びます。

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お遊戯室は、保育所お隣の「隣保館」です。ティラノサウルス頭骨レプリカや、拡大昆虫タペストリで、いつもと違う雰囲気に。

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「ティラノサウルスに食べられちゃうぞ ごっこ」かな。先生方も、ノリノリっ!

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さわれる化石のコーナーでは、まだ化石って何?というちっちゃな子も、ふしぎな形を楽しみます。

sijimiH170112.jpg  化石をくるんでいる「プチプチ」が、楽しかったりして。

sijimiH170113.jpg 「恐竜キュープパズル」を見守るのは、「かんちょうせんせい」。


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みんなの大好きな、どんぐりです。スプーンやお箸で、集めたり、ならべてみたり。どんぐりにも、いろんな大きさ、形があるね。「どんぐりむし」も、人気でした。

キャラバンは短い時間ですが、身近なもの、きれいなもの、珍しいもの、ふしぎなものに触れることが、みんなの好奇心を高めるきっかけになればいいな、と思います。
「ひとはくKidsキャラバン」は、これからも続けていきます。乞うご期待。

※ 準備とスムーズな運営にご協力くださった、志染保育所の先生方、ありがとうございました。

スタッフ:中瀬 勲・藤本真里・半田久美子・塚本健司・八木 剛(記)

1月3日、7日、8日は酉年の年頭を飾るイベントコウノトリになりきろう!を行いました。

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▲7日の様子です。バッサバッサ!はばたきながら飛んでいるみたい。


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▲8日の様子です。たくさんのお友だちが参加してくださいました。ひとはく上空で、はいポーズ

そして、今日9日(月)は、いつも大人気のアンモナイトレプリカ
とっても簡単!化石のレプリカづくりを行いました。

今日担当の「まみちゃん」こと大学生の松田さんが、大学卒業にともない今日でフロアスタッフ卒業です。
笑顔のまみちゃんが大好きなこどもたちも、ひとはくで会えなくなるとさびしい思いをされるかな~。
P1120386.jpg まみちゃんお疲れさまでした、そしてありがとう!!



さて、明日より2月10日(金)まで、ひとはくは臨時休館(冬期メンテナンス休館)です。
また2月11日(土)より皆さまにお会いできるのを、スタッフ一同楽しみにお待ちしています。

開館初日の2月11日(土)には共生のひろば」が開催されます。
そして、2月もわくわく楽しいイベントが目白押し!です。

くるくるとぶタネ 2月11日(土)2月12日(日)
ちょっと観察この植物(冬)2月18日(土)
画はくの日2月19日(日)
大きなおひなさまづくり2月25日(土)
恐竜ミニおひなさまづくり2月26日(日)
  ★をクリックして、チェック!!
どうぞ、ご参加ください。

(フロアスタッフいしくら)
ひとはくは、1月29(日)兵庫県立大学神戸情報科学キャンパス
(ポートライナー「京コンピュータ前」駅下車スグ)などで
開催される第9回サイエンスフェアin兵庫にブースを設け出展します!

前回も1500名を超える高校生などが参加し、
科学技術分野における研究や実践発表の場として
口頭発表やポスター発表が行われました!
フェア当日の会場はとってもアカデミックな熱気がいっぱいなんです!

前回の様子です!

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 鈴木研究員のダンゴムシセミナー    秋山研究員の植物セミナー
 
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 山内研究員の標本セミナー       ひとはくブースは高校生で満員です!


ちなみに・・・ひとはくとサイエンスフェアの関係につきまして・・・

主催の兵庫「咲いテク」事業推進委員会は・・・
高校・大学・企業・研究機関等が連携して、主に課題研究的な活動を通じて
科学技術人材の育成を図ることを目的とする、いろいろな行事・プログラム、
「兵庫『咲いテク』事業」を運営されています!
兵庫県教育委員会と県内SSH(スーパーサイエンスハイスクール)
指定校8校(神戸高明石北高尼崎小田高加古川東高龍野高豊岡高
神戸市立六甲アイランド高武庫川女子大附属中高)により組織されています!

実はひとはくとも関係が深く・・・研究員が
研究支援や相談、セミナー受講などで来館いただいている学校ばかりでございます!

そして・・・今回の・・・
ひとはくの出展タイトルは・・・いろいろな「虫」でございます!
世の中にはいろいろな「虫」がいます。きれいな虫、かっこいい虫、変な虫......。
さまざまな昆虫やダンゴ虫などの標本や生体を展示します。その形や生活の不思議などを紹介します。
そのほかにも・・・当日のお楽しみです!

ひとはくとしても、「研究や実践の拡大・充実・活性化」というフェアの目的にかなうべく、
ブースを出展し、高校生などと交流をさらに図りたいと思います!
それぞれの"ひとはく研究員"の"研究"ぶりを感じ取ってもらえるよう頑張ります!

研究員は出展に向けて鋭意準備中です!乞うご期待!

見学~入場料は無料です。
どなたでも見学していただけます。

日時 平成29 年1 月29 日(日) 10:00 ~ 16:30
会場(今年度は3 会場での分散開催になります。)
兵庫県立大学神戸情報科学キャンパス(7F 大講義室・中講義室、5F 小講義室)
神戸大学統合研究拠点コンベンションホール・ラウンジ
甲南大学FIRST(7F レクチャールーム、6F セミナー室)
※ひとはくは7F レクチャールームの予定です!
3 会場ともポートライナー「京コンピュータ前」駅下車スグ

昨年度の様子はこちら

追伸

実はサイエンスフェア参加した高校生などが・・
ひとはくに・・・たいへん興味を持ってもらって・・・

共生のひろばに多くの高校生が参加・見学をしてくれました!
当日の様子(ブログ) 共生のひろば(単行本) 
今年度はこちら
第12回 共生のひろば(2017年2月11日)

そして・・・
高校生のための生き物調査体験ツアーin台湾(ブログ)
参加してくれた高校生も!

志のある高校生などをひとはくは・・・
末ながーく支援していきますね!
それでは・・・来館お待ちしておりますね!

                     情報管理課 中前純一




ユニバーサル・ミュージアムをめざして86

インフォームド・コンセント(十分に説明を聞いた上での同意)


三谷 雅純(みたに まさずみ)


 わたしがやっているメーリング・リスト「サイエンス・サロン」にお便りを下さる方が、新聞で見たと言って大阪府堺市の国際障害者交流センター、通称ビッグ・アイ (1) のことを紹介して下さいました (2)。ネットで調べてみると、ビッグ・アイ の主な活動は芸術・旅行・セミナーの三つのようです。

 芸術は障がい者にも多くの愛好者がいます。わたしがよく話題として取り上げる高次脳機能障がい者や失語症者には、〈ことば〉のコミュニケーションは苦手な人が多いので、絵や写真、音楽といった〈ことば〉に頼らなくても成立する芸術は人気が高いのです。

 ビッグ・アイは障がい者に旅行を勧めています。ビッグ・アイが進めている「バリアフリー・ユニバーサル デザイン旅行」とは、さまざまな障がい者が行きやすいようにと考えた旅行のことです。全国の旅行会社や団体にアンケートを採った支援対象の障がいとは、視覚障がい(全盲)、視覚障がい(弱視など)、聴覚障がい、知的障がい、精神障がい、車いす(歩行不可)、車いす(歩行可能)、電動車いす、人工透析、高齢者(要介護)、高齢者(要支援)、療養者となっていました (3)

 ビッグ・アイのホームページには、各旅行社が寄せたアンケートも載っていました。アンケートの中には重度障がい者や重複障がい者、電動車いすの利用者とともに、脳梗塞、脳血管障がいの後遺症のある人や知的障がい者の援助が得意だと答えたところもあります (4) 。しかし多くの旅行社は、どちらかと言えばコミュニケーションの取りやすい障がい者の援助が多い気がしました。

☆   ☆

 わたしは高次脳機能障がい者や失語症者の協力を得て視聴覚実験を行っています。どんな緊急放送や館内放送であれば高次脳機能障がい者や失語症者は聞きやすいのかを知りたいのです。病気をして以来のわたしの友人には、もともと多くの高次脳機能障がい者や失語症者の皆さんがいますから、常識的なことであれば何のためらいもなく頼んでみます。たいていは「視聴覚実験をしたいので協力して下さい」と言うと、気楽に応じてくれるのです。しかし、わたしは実験を研究としてやるのですから、被験者の皆さんには重い責任があります。そこで「インフォームド・コンセント」、つまり「十分に説明を理解した上での同意」をもらっています。

 「十分に説明」をする時、書類だけでは読んでも分からない人がいます。書類はフォントや行間を直して高次脳機能障がい者や失語症者にわかりやすくした文章を使うというだけではなく、同じ文章をスライドにし、プロジェクターで投影して画像を大きく拡大して、わたしが声に出して読んで説明することを試みています。

 高次脳機能障がい者や失語症者にわかりやすい文章は、だいたい書き方が分かってきました (5) (6)。ところが書いた文章だけでは全く理解できない人がいます。失語症状の重い人です。そんな人には人の肉声が理解してもらいやすいのだ (7) と分かりました。ゆっくり、読み上げると分かってもらえます。そこに笑顔が加わると、リラックスしてもっと分かりやすくなります。ですから、被験者への説明に、わたしが微笑みながら声に出すことは、とても効果的なのです。

☆   ☆

 高次脳機能障がい者や失語症者に研究の内容を説明して「十分に説明を聞いた上での同意」をもらうことが重要な理由は、その他に、まだあります。それを理解するためには、高次脳機能障がい者や失語症者の立場を我が身に置き換えて考えてみることが近道だと思います。

 あなたは理性的に考えることができるのですが、肉声であっても説明を聞くのが苦手であったり、声に出すことがなかなかできないとします。考える能力や結論はあるのです。ただ結論を伝える方法はないのです。

 このような時、成年後見制度を利用すればよいと考える人がいるかもしれません。「成年後見制度」とは、認知症や知的障害、精神障害などで判断能力が低下している人のために助けてくれる人を、家庭裁判所に頼んで選んでもらうことです。財産の管理や契約を安全に行うために必要です。しかし、「結論を伝える方法がない」状態と「判断能力が低下している」状態とでは全く異なります。今は成年後見制度を利用することはおかしいのです。成年後見制度では何も解決しません。

 高次脳機能障がい者や失語症者というのは、ひとりで言葉の通じない外国に出かけた時のようものかもしれません。何しろ「結論を伝える方法がない」のですから。このあたりが多くの人には理解できないようです。

 そこで、我われが期待する制度が「会話パートナー」です (8)。「会話パートナー」は高次脳機能障がい者や失語症者の考えを「翻訳する」「通訳する」という重大な、しかも難しい役割を担っています。

☆   ☆

 わたしは自分の行う視聴覚実験で使うために人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(文部科学省・厚生労働省, 2014)(9) を参照しました。読んでみると研究者の責務や組織の責任、被験者に対する人権の配慮など、だいたいは頷(うなず)けることばかりでした。その中でひとつ、わたしが注目した記述がありました。それは研究者の出す研究計画書を倫理や科学の見方からおかしくないかを判断する倫理審査委員会の構成要件まで読み進んだ時です。そこには:

倫理審査委員会の構成は、研究計画書の審査等の業務を適切に実施できるよう、次に掲げる要件の全てを満たさなければならず、①から③までに掲げる者については、それぞれ他を同時に兼ねることはできない。会議の成立についても同様の要件とする。
① 医学・医療の専門家等、自然科学の有識者が含まれていること。
② 倫理学・法律学の専門家等、人文・社会科学の有識者が含まれていること。
③ 研究対象者の観点も含めて一般の立場から意見を述べることのできる者が含まれていること。
④ 倫理審査委員会の設置者の所属機関に所属しない者が複数含まれていること。
⑤ 男女両性で構成されていること。
⑥ 5名以上であること。

とありました(倫理指針の16ページ)。わたしが注目したのは、この内の ③ です。「研究対象者」とは、視聴覚実験では被験者のことです。つまり「研究対象者の観点も含めて一般の立場から意見を述べることのできる者」とは、高次脳機能障がいや失語症であればその当事者が、それが難しければ家族や支援者といった「自然科学や人文・社会科学の有識者ではなく、一般の立場から意見を述べることのできる者」が、必ず倫理審査委員会のメンバーに入っていなければいけないと書いてあるのです。これはまさに当事者(か、それにきわめて近い人、少なくとも共感できる人)の参加をうながすものです。

 国の委員会には障害者基本計画にかかわる取り決めに意見を言う障害者政策委員会が定められています。この委員には当事者か、それにきわめて近い人が多く含まれています (10)。地方自治体にも、例えば兵庫県には建物の作りや仕組みが障がい者にとって使いやすいかどうかをアドバイスする「福祉のまちづくりアドバイザー」として、障がい当事者の立場から意見を言う「利用者アドバイザー」がいます (11)。また千葉県の「障害のある人に対する情報保障のためのガイドライン」(12) 改定のための会議委員には、多くの障がい者団体の方が参加されています。

 しかし国と地方公共団体を含めて、その他、数多くの委員会に障がい者は参加していません。上に上げた福祉現場のごく一部に参加しているだけです。わたしは、当事者が自らに関わる社会の仕組みに意見を言うことは当たり前だと感じます。それとともに一般の社会には、障がい者を初めとするさまざまなマイノリティが住むことが当然なのだから、マイノリティがマイノリティとして社会の仕組みに意見を主張することも当然のはずです。マジョリティだけで構成された国や地方自治体の委員会など、どれだけ頑張っても当事者の生の声は聞こえてきません。

 いくつかの障がい者に関わる法律や条令は、これまで、目につきやすい身体障がいをもとに立案され、施行されてきました。そんな中で、発達障がいや高次脳機能障がい、失語症など、脳に関わる障がいは最近になって組み込まれました。行政の中にも当然、脳に関わる障がい者のエキスパートはいます。しかし、組み込まれた歴史が浅く、その知恵が組織全体に共有されていないのです。そのためにエキスパートのいる部署では対応ができる場合もありますが、系統だって対応しているところは存在しない、と言って悪ければ、ごくひと握りです。

 どなたかの「医学研究のための倫理審査委員」などは、わたしは当事者なのですから、ぴったりです。同様にマイノリティの多様な意見が活かされない社会は、マジョリティにとっても住みにくい。わたしはマイノリティのひとりとして、つくづく、そう思っています。

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(1) 国際障害者交流センター、通称ビッグ・アイは
http://big-i.jp/contents/about/about_big-i.html
にあります。

(2) 紹介して下さったのは、産経新聞【日曜に書く】「障害は人にあるのではない、環境にあるのだ」(論説委員・佐野慎輔さん)の
http://www.sankei.com/column/news/161218/clm1612180004-n1.html
http://www.sankei.com/column/news/161218/clm1612180004-n2.html
http://www.sankei.com/column/news/161218/clm1612180004-n3.html
でした。

(3) ビッグ・アイの旅行に関する取り組みは、バリアフリー・ユニバーサルデザイン旅行に関して
http://big-i.jp/contents/pages/worldi/udtravel/
にありました。

(4) とくに脳梗塞、脳血管障がいの後遺症のある人や知的障がい者の援助が得意だと答えたアンケートは「チックトラベルセンター」(名古屋)のものでした。回答は:
http://big-i.jp/contents/pages/worldi/udtravel/answer_tictravel.html
にあります。

(5) 三谷 (2011) ユニバーサル・ミュージアムで文章はどう書くべきか: コミュニケーション障がい者への対応を中心にした年齢,発達,障がいの有無によるギャップ克服の試み. 人と自然 Humans and Nature 22: 43−51.
http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/HN22_06_43_51-1.pdf

(6) 三谷 (2013) 生涯学習施設は言葉やコミュニケーションに障がいを持つ人とどう向き合うべきか : 総説. 人と自然 Humans and Nature 24: 33−44.
http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/No24_04-1.pdf

(7) 三谷 (2015) 聞くことに困難のある人がわかりやすい音声: 視覚刺激の付加により高次脳機能障がい者の理解は進むか. 人と自然 Humans and Nature 26: 27−35.
http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/NO26_004-1.pdf

(8) 「ユニバーサル・ミュージアム:言葉でない〈ことば〉を「通訳」すること」
http://www.hitohaku.jp/blog/2016/11/82/

(9) 文部科学省・厚生労働省(2014)「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」
http://www.lifescience.mext.go.jp/files/pdf/n1443_01.pdf
 厚生労働省 (2008) 「臨床研究に関する倫理指針」
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/kousei/i-kenkyu/rinsyo/dl/shishin.pdf
にも似た約束はあるのですが、「研究対象者の観点も含めて」という文言(もんごん)が抜けています。

(10) 内閣府 障害者政策委員会のページ:
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/index.html#shouiinkai

(11) 兵庫県の福祉のまちづくり(福祉のまちづくり条例・バリアフリー関連事業)のページ
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks18/kendo-toshiseisaku/hukumachi/201209_renewal/hukushi_top-page.html
「チェック&アドバイス制度」
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks18/kendo-toshiseisaku/hukumachi/201209_renewal/check_and_advice.html
があります。しかし、これは「福祉のまちづくり」という枠組みだからなのかもしれませんが、情報保障の見方は弱いようです。

(12) 千葉県の「障害のある人に対する情報保障のためのガイドライン」のページ
https://www.pref.chiba.lg.jp/shoufuku/shougai-kurashi/jouhouhoshou/
は情報保障に特化したものですが、高次脳機能障がい者や失語症者の意見はあまりないようです。





三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究ユニット
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

ユニバーサル・ミュージアムをめざして85

ヒトが地球に残す跡

三谷 雅純(みたに まさずみ)


 昼食を摂った後、昼休みはいくつかの雑誌をインターネットで眺めて過ごします。雑誌と言っても娯楽誌は読む習慣がないので、たいていは科学に関係したものです。本当はソファに寝転がって読めばいいのですが――学生時代、ある人から「科学誌は研究室のソファに寝転がって読むものだ」と教えてもらいました――わたしのいる研究室にソファはありません。それで仕方なく机に座って読んでいます。「ネイチャー」「サイエンス」という雑誌は、申し込めば最新号のさわりを無料で送ってくれます。もともとは英語で書かれていますが、わたしがよく使う「ネイチャー・ハイライト」「今週のサイエンス」は日本語の翻訳です。

 「最新号のさわり」ですが、時には興味を引かれて内容を読みたくなることがあります。しかし記事は有料です。ちょっと「興味を引かれた」ぐらいでいちいち購入していては、いくらお金があっても足りません。そんな時は同じ著者を Google Scholar という検索サイトでひいてみます。すると、大抵はよく似た題名の記事が無料で出てくるのです――「学問は全ての市民に開かれているべきだ」という「オープン・アクセス」の主張です。わたしはよく、この無料の記事を利用しています。

 "Anthropocene"(人新世:ひとしんせい、じんしんせい、アントロポセン = 近年の地質学的な時代の内、「人類の時代」である現代をあらわす造語)という言葉を知ったのも、そんな昼休みでした。

 "Anthropocene" はまだ本当の学術用語ではないと思います。2015年の「ネイチャー」にあった記事 (1) も、この言葉は議論の最中だとありました。しかし、現在が「人類の時代」だという主張は素直にうなずけます。現代を「人類の時代」と呼ぶのは、大気組成の異常な変化やプラスチックごみの増加、農地の拡大と栽培植物の増加、それに野生生物の異常な絶滅といった事情があるからだとしていました。従来の認識で、現代を含む時代は完新世(かんしんせい:Holocene)と言います。しかし、ヒトという生物がむやみに増えて地球に影響を及ぼすようになったことで、地質年代を自然現象とだけ捉えることには無理があると気づいた研究者がいました。この認識では「人類の時代」に新しい名前をつけべきだと考えた人が表れたことも当然でしょう。

 ただし、わたし自身はこの "Anthropocene" という言葉には違和感を感じました。決して専門家の戦わす議論が分かったからではありません。わたしはただ専門家の議論を読むだけで、判断する力や経験はありません。では何に対する違和感だったのでしょう。

 それはどうやら、むやみに増加した「ヒトの繁殖」という現象を指して、人自身が「新しい時代」だと名付けることへの違和感だと気がつきました――決して「違和感があるから認めない」と言っているのではありませんよ。そうではなくて自然現象として捉えてきた地質年代の区分を、言ってみれば「人為現象」である人口の急上昇で区切るのは、別の基準(=ダブル・スタンダード)を当てはめているのではないか。しかし、それってどういうことなんだろう。そんな違和感です。

 もちろんヒトと他の生物の間に本質的な相違はありません。ヒトは地球に生まれた生物の一種です。それなのに、わたしが「ヒトだけが特別だ」と感じるのは、現代に生きる(=ヒトだけがめったやたらに増えた"特別な時代"(まさに「人類の時代」!)を生きるという意味論的な「どうどう巡り」をしてしまった)わたしだけの特別な感覚なのかもしれません。

 学術用語は客観的な基準が必要だが、1,000年、2,000年という進化史的には圧倒的に短い時間の幅だけで地質年代を区切るのは変だ。第一、今は増えているとはいっても人口増加は不安定なものかもしれない。案外ヒトは、近い将来、絶滅しているかもしれない。だから客観的な基準として適当ではないのではない。そういった感覚から出たものかも しれません。

 このような「研究者っぽい」理屈をこねくり回しました。しかし、もっとよく考えてみると、わたしには全く別の感情があるのだと気がつきました。それはまるで運命論者のような感情です。詳しく言うと、わたしの人生は、すでに行く末が決まっているかのような感覚です。もちろん理性的に考えれば「わたしの行く末が決まっている」ことは断じてない。そのことはよく知っています。しかし、心のどこかで「すでに行く末が決まっている」という心の隙間があるのだと気が付いたのです。何だか奇妙な言い方ですね。

☆   ☆

 母が里帰りをして出産したため、わたしは、祖母の住んでいた香川県高松市で生まれました。その時、母方の親族が讃岐(さぬき)の人であるというのは、わたしの意思ではありません。生まれ出て、物心ついたら母方の親族が讃岐(さぬき)に住んでいた。そのことに気がついた。それだけのことです。

 わたしは生まれてすぐ大阪の下町で育ちました。母は大阪生まれですので、いろいろな人がいっしょに暮らす大阪の空気が肌に合ったのでしょう。この大阪育ちということも、わたしの意思ではありません。大阪では、さまざまな民族性や立場の違う人たちが、ひとつのコミュニティで一緒に暮らします。当然、わたしの遊び仲間もいろんな人がいました。このいろんな人たちと一緒に育ったことも、もちろんわたしの意思ではありません。わたしの意思ではありませんが、このような仲間に囲まれて育ったことは、わたしという人間の人格形成に大きく影響したことも間違いありません。

 わたしが研究者という職に就いたのは「たまたまだった」と思っていました。しかし今となっては、研究者以外の人生は考えられません。研究者以外にも、それなりには生きていけたのかもしれません。そうかもしれませんが、研究者以外の人生には何も具体的なイメージが浮かびません。そういう意味では、わたしの人生は「必然だった」と言えるのでしょう。

 まるで本物の運命論者のようです。

 ここまで考えてから、ふと、亡くなった母の態度には「運命論者」とはまったく違う、「意思の強さ」というものを感じていたことに思い当たりました。「母が里帰りして、わたしを産む」のは祖母がいない不安からそうしたのかもしれません。しかし決して必然ではなかった。そこには明確な意思があります。大阪のさまざまな人がいる中で、わたしを育てたのも、育て方に理想があったのでは なかったのでしょうが、それでも意思は感じます。わたしの行く末が「運命的に」決まっているなどということは(わたし自身が理性的に考えた結論のように)ありえない。そうではなくて、おおよその方向は意思で決められるのかもしれない。こんなふうに考えてみました。人生はポジティブに生きるべきです。ただし、場合によってポジティブに生きることは大変ですが。

☆   ☆

 これから先、"Anthropocene" が学術用語として認められるかどうかは分かりません。専門家でないわたしに判断はできません。わたしはヒトも含めて生物は、いつか絶滅するのが自然な理(ことわり)だと思っていますが、"Anthropocene" は「人為的な影響力を抑制しなければ人間は存続できない」と考えた研究者の重要な問題提起にとどめておくべきかもしれません。

 いずれにしても言えるのは、「ひとつの基準」(今の場合は一定の地質年代の名前の付け方)を大切に守り続けることが本当に必要かと問い直す態度は、意識してそうしなければ、既存の事実に流されるということです。

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(1) Richard MONASTERSKY (2015) Anthropocene: The human age. (NATURE)
http://www.nature.com/news/anthropocene-the-human-age-1.17085
http://www.nature.com/polopoly_fs/1.17085!/menu/main/topColumns/topLeftColumn/pdf/519144a.pdf

 その他のわたしが見つけたサイトをお知らせしておきます。

ナショナル・ジオグラフィック日本版「シリーズ 70億人の地球ー地球を変える『人類の時代』2011年3月号」
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/1103/feature02/index.shtml
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/1103/feature02/_02.shtml

「Cover Story: 人類の時代:人新世(Anthropocene)」Nature 519, 7542(2015年3月12日)
http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/61700

毎日新聞2016年1月28日「我々の世代は...新たな地質年代『人新世』に突入か」
http://mainichi.jp/articles/20160128/k00/00e/040/207000c

日経サイエンス 2016年12月号「特集:人新世を考える」
http://www.nikkei-science.com/201612_060.html

 わたしが見つけた中で一番新しいのは
Colin N. Waters et al. (2016) The Anthropocene is functionally and stratigraphically distinct from the Holocene. (SCIENCE)
https://www.eas.ualberta.ca/wolfe/eprints/Waters_et_al_2016.pdf
でした。



三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究ユニット
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館

1/4(水) ひとはく探検隊!「冬のむしとりペナントレース」を行いました。

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冬に虫っているの?と思うかもしれませんが、朽ち木(くちき)の中に冬越ししている虫がいるのですよ。

深田公園へ虫さがしするまえに、隊長の八木研究員から虫を捕まえるコツを教わりました。

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「朽ち木をみつけたら手でわって、
   木の皮をめくって探してみよう。
  
   なるべく手で折れるくらいのやわらかい木が
    みつけやすいですよ!」







探険道具のスコップを持って深田公園へ出発です。

寒いですが、空は晴れていて良いお天気♪

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朽ち木をみつけると、みんなさっそくスコップでコンコンとたたき割ります。

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虫を発見!

八木研究員に鑑定してもらいます。

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コガネムシの幼虫、クチキムシ、ゴミムシダマシカミキリムシなどたくさんの虫がみつかりました。

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▲なんとキマワリタケ(冬虫夏草)もありましたよ。

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チビクワガタを発見!


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  八木研究員より、

「チビクワガタは肉食なので
   ソーセージをあげるといいですよ」

 とアドバイスも頂きました。












寒いなか、たくさんのご参加ありがとうございました。

今回のイベントで持って帰った虫は、おうちで大切にそだててくださいね。


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次回ひとはく探検隊は、3/26(日)「早春の植物を観察しよう!」です。

植物はかせの小舘研究員と一緒に深田公園へ早春の植物を観察しましょう!

ご参加おまちしております。

 

博物館はメンテナンスのため、1/10(火)から長期休館いたします。


 冬期メンテナンス休館    2017年1月10日(火)~2月10日(金)



メンテナンス後の開館は2/11(土)です!



 フロアスタッフまつだ

 

新しい一年がはじまりましたね!

ひとはくは1月3日(火)から開館しています☆
初日から多くのお客様にお越しいただきました!
ありがとうございます(^ ^)

1月3日のフロアスタッフとあそぼう「コウノトリになりきろう!」
コウノトリの帽子をつくって、みんなで兵庫県の県鳥コウノトリになりきりました!

おおきなスクリーンを使ってコウノトリクイズ!
日本のコウノトリはどっちかな?
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さっそく帽子をつくろう!
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コウノトリの目の周りの色は何色だったかな?
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できあがった帽子をかぶって、大空を飛んでみよう!!!
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さいごに、みんなで集合写真をパチリ★
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ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!!

「コウノトリになりきろう!」1月7日(土)、8日(月)も開催されます★
まだ参加されていない方、ぜひ今年の干支の酉になりきってみましょう!

『コウノトリになりきろう!』
【日時】2017年1月7日(土)、8日(日)
【時間】13:30~
【参加費】無料
【定員】20名
【受付方法】当日10時から博物館4階インフォメーションカウンターで受付開始します。

みなさまのご参加をおまちしております。


フロアスタッフ たにぐち

平成29年2月8日(水)に開催される兵庫県主催の
「ひょうご環境担い手サミット」にひとはくは協力しています!


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一人で出来ないことでも誰かと手をつなぐと・・・
驚くようなことができちゃうかもしれません!

様々な角度から地域の環境の課題に取組む個人や団体の「エコラボレーション」が、
明日のふるさと兵庫を創る力になります。

サミットで出会い、「ワクワク」と心が動いたら、早速できることからはじめてみませんか?
NPOや企業、個人など多様なスタイルで環境保全・創造活動に取組んでいる担い手の皆様に
お集まりいただき、取組事例や意見交換を通じて、
環境の担い手たちが、更に元気になることを目的に、
「ひょうご環境担い手サミット」が開催されます。

ひとはくからは
第1部パネルディスカッション ~「ワクワク」が人をつなぎ、地域の環境課題を解決する原動力になる~
コーディネーターは中瀬 勲館長

第3部 グループディスカッション ~エコラボレーションで出来そうなこと、ワイワイ話そう~
ファシリテーターとして
橋本佳延主任研究員 上田萌子研究員 大平和弘研究員が登壇します!

ひとはくファンのみなさま!ぜひご参加をお待ちしております!

1 日 時 平成29年2月8日(水)13時00分~16時45分 
2 会 場 兵庫県公館 大会議室 神戸市中央区下山手通4丁目4番1号
       神戸市営地下鉄 県庁前駅下車 西5番出口すぐ

3 定 員 150名程度(環境保全に取組んでいる個人、団体)
4 参加費 無料 
5 内 容
   第1部パネルディスカッション~「ワクワク」が人をつなぎ、
   地域の環境課題を解決する原動力になる~

   <コーディネーター>中瀬 勲氏(兵庫県立人と自然の博物館 館長)
   <パネリスト>
   鈴木 克哉氏(NPO法人里地里山問題研究所(さともん) 代表理事)
   井上 保子氏(非営利型 株式会社 宝塚すみれ発電 代表取締役)
   第2部ポスターセッション~キラリ☆輝く活動をする30団体が大集合!!~
   第3部グループディスカッション~エコラボレーションで出来そうなこと、ワイワイ話そう~
   <コーディネーター>清野 未恵子氏(神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 特命助教)
   <ファシリテーター>15名
6 参加申し込み方法  ※注 問い合わせ・申し込み先はひとはくではありません。
   締め切り:平成29年1月19日(木)
   参加を希望される方は、氏名、年齢、性別、所属、
   連絡先(住所、電話番号、電子メールアドレス)を

   ご記入の上、郵送またはFAXで下記までお申し込みください。
   電話や電子メールでの申し込みも受付いたします。
   参加決定の連絡はいたしません。
   申込者多数により参加いただけない場合のみ連絡します。
7 問い合わせ・申し込み先
   兵庫県 農政環境部 環境創造局 環境政策課 活動支援班
  〒650-8567 神戸市中央区下山手通5丁目10-1 電話: 078-362-9895 FAX: 078-362-4024
   電子メール: kankyouseisakuka@pref.hyogo.lg.jp

                                  情報管理課 中前純一

 

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