2011年アーカイブ
12月27日にKidsキャラバンで,神戸市兵庫区の兵庫児童館へ行ってきました。
冬休み中ということで,13時からの開催です。
まずは,身近な動物のお話を聞いて,ほ乳類の種類や体のつくりを学びます。クイズに参加したり,実物標本に触ったりもして,どんどん気分が盛り上がってきます(^ ^)/。
次はいよいよ「シカの全身骨格」の組み立てです。今回は5チームに分かれて実施。5体分のシカの骨はすべてが本物です。肩の骨はどれかな〜?
各チームに児童館の先生方がお1人づつ入ってくださいました(^ ^)。
上あごと下あご,関節のつなぎ目など,とっても面白いです。百聞は一見にしかずですね!
ほ乳類のプログラムの後は「カタツムリ」。ひとはくからやってきた大量のカタツムリに,子ども達の目は釘付け。「こんなにたくさんの種類がいるんだ〜」。
兵庫児童館の先生方には,会場設営など,いろいろとお世話になりました。また,子ども達への広報やチーム分けなどもしてくださいました。本当にありがとうございました。それでは,良いお年を!
(キッズひとはく推進室 布施静香)
12月27日岩手県久慈市の「もぐらんぴあ・まちなか水族館」を訪問し、キッズキャラバンを開催しました。もぐらんぴあは久慈市の海岸近くにあった水族館なのですが、3月11日に発生した津波で全壊してしまいました。その後8月に久慈駅前の空き店舗を利用して「もぐらんぴあ・まちなか水族館」として営業の再開にこぎつけています。もぐらんぴあ・まちなか水族館(以下「もぐらんぴあ」)は、タレントのさかなクンが応援団長として支援をしている施設としても知られています。
ひとはくもそんなもぐらんぴあを応援し、久慈の子供たちに少しでも元気になってもらおうと、キッズキャラバンを開催させていただきました。27日のメンバーは、キッズひとはく推進室の3人(古谷、小舘、塚本)と八木の4名です。
朝9時にもぐらんぴあをおとずれ早速準備開始です。
中央に畳を8枚敷き、むしむし体験コーナーとぬりえのコーナー、それに、化石のコーナー。周囲にはひとはくの化石のレプリカ作りとタネで遊ぼうのブースが設置され。イカ飛行機作りやちりめんモンスターなど、もともともぐらんぴあにあったブースが周囲にあります。化石のコーナーでは、当日の朝、久慈川で採集した放散虫化石の入ったチャートを、顕微鏡を使って見てもらうこともできます。
10時になると早速、子どもたちが来てくれましたいろいろなプログラムの始まりです。。
二日前の八戸に比べると、ご来場いただいたみなさんの数はやや少なめでしたが、その分、スタッフがしっかり対応させていただくことができました。海洋底の「プレート」のことなど、いろいろなことをよく知っている4年生の男の子と話をしたり、スタッフ一同、充実した時間を過ごすことができました。
参加したスタッフ全員で記念撮影をし、夕闇が迫る中、ひとはく号への荷物の積み込みを行いました。28日に少しでも早くひとはくに帰り着くため、27日は仙台まで走ります。
ご来場いただいた久慈の皆さん、一緒に活動していただき大変お世話になった、もぐらんぴあのスタッフの皆さん、応援に駆けつけてくださった、岩手県立博物館の藤井さん、ありがとうございました。今回のキャラバンを機会に、これからもさまざまな形で交流させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
(2011年12月27日 きっずひとはく推進室 古谷 裕)
今年のクリスマスも、みなさんのおうちにサンタさんはやってきましたか?
ひとはくでもクリスマス限定のイベントがたくさんあり、館内は大にぎわいでした。
4階にはなんだか、あまーい香りが…
こちらは、24日の「うきうきワークショップ・チョコでつくる化石レプリカ作り」の様子です。
最初にアンモナイトのお話を聞いてから、実際の化石に触ってじっくり観察します。
その後は、どのアンモナイトの型にするか選んで、いよいよチョコレートを注いでいきます。
出来たら、メッセージカードを書いたり、ラッピングを選んだりして、アンモナイトチョコレートのできあがり♪
そしてクリスマスの25日は、カラフルなおゆまるを使ったレプリカ作りです。
これは好きな色のおゆまるを選んで、世界に一つだけのアンモナイトのレプリカが作れます。
明日、12月28日(水)〜1月2日(月)まで博物館はお休みいたしますが、3日からは楽しいイベントがもりだくさん!!
うきうきワークショップ「とっても簡単!アンモナイト化石のレプリカ作り」も、1月3日(火)・4日(水)はお正月スペシャルバージョンで行います!
みなさまのご来館をお待ちしております。
フロアスタッフ 美濃 杏奈
」および 「 龍→蛟→鰐」の2種類のワニがいたそうです。「鼉」は現在も見られるヨウスコウアリゲーターで,クロコダイルと違い,人畜無害のおとなしいワニだそうです。
クリスマスの今日,青森県八戸市児童科学館にて「ひとはくキッズキャラバンin八戸」が開催されました!
午前9時頃,ひとはくの6名(小館・清水・中瀬・布施・古谷・八木)が会場に到着.クリスマス寒波で身を切るような寒さです.
メイン会場は1階のロビーと講義室です.
児童科学館のスタッフの方々にお手伝いいただきながら,ブースを作っていきます.
10時からの開催にもかかわらず,9時半頃から家族連れがちらほら.
寒い中,来てくれてありがとう!
それでは,最初のブース「むしむしたいけん」です.オオクワガタやアカハライモリなど,小さな生き物たちに歓声があがります.
講義室の中には,「化石のレプリカ作り」「タネで遊ぼう」などのブースがあります.
化石ゾーンでは,顕微鏡で微小化石を見たり,本物の化石を手にとって観察します.アンモナイトのレプリカ作りでは,サンタ帽を被った児童科学館スタッフの方にも助っ人に入っていただきました.
植物ゾーンでは,くるくる回るタネをクリップと色紙で作ったり,ひっつきむしでダーツをしました.ところで”ひっつきむし”はどうして”ひっつく”のでしょう?ダーツで遊んだ後は,実態顕微鏡で”ひっつく仕組み”を観察しました.
そして昆虫ゾーンでは,体色の不思議を考えたりしながら実物標本を観察. その後は,昆虫標本をじっくり見ながらのお絵かき&塗り絵.みんなとっても上手に描いていました.
八戸の子どもたちはとっても素直.キラキラした目で楽しんでくれていました.
八戸でのひとはくキッズキャラバンは無事終了.八戸市児童科学館をはじめ,今回のキッズキャラバン実現に大きく寄与してくださった,青森の関係者のみなさまに,深く御礼申し上げます.これを機に,交流を深めていきましょうね!
そうして,明後日の「ひとはくキッズキャラバンin久慈」にむけて,岩手へ向かう準備をする我々でありました.
兵庫へ帰るのはもう少し先になります.
(キッズひとはく推進室 布施静香)
ひとはくキッズキャラバン in 東北のため、23日早朝ひとはくを出発したひとはく号は、はるばる1200kmの道のりを走破して、日付の変わった24日0時30分頃岩手県二戸市のホテルに到着しました。二戸市の国道4号線では気温が−4°と表示されていました。
なれない雪道の運転。途中で地吹雪のため前者のテールランプが見えなくなったりすることもあり、ドキドキの経験でした。
24日朝ホテルを出発し、午前中は、27日のキャラバンを予定している久慈市のもぐらんぴあ・まちなか水族館を訪問しました。
午後には25日のキャラバン開催地の八戸市児童科学館を訪問し、打ち合わせと荷物の搬入をさせていただきました。
キッズひとはく推進室 古谷 裕
琴引浜の鳴き砂文化館にて、有孔虫の観察会が実施されました。
観察会では、小林主任研究員に有孔虫のお話をして頂き、みんな、浜辺に打ち上げられた「小さな生き物の不思議」を実感しました。
小林研究員によると・・・
有孔虫は、わずか「1個の細胞」で生きているそうです。この点は、皆さんご存じの「アメーバ」と一緒です!
しかし、アメーバとちがって、自分の体の周りに「殻」をつくるとことが有孔虫の不思議です。
(写真は有孔虫の殻)
わずか1個の細胞でも、ここまで見事な「殻」が作れるのですね!! ちょっと感動でした!!!
ここからは、みんなで有孔虫を探しました。
有孔虫はとーっても小さいため、顕微鏡を使って大捜索です。
みんな頭をさげて、とっても丁寧に捜しています。まさに、砂の中の宝探しといった雰囲気でした!
そして、やっと見つかりました!!!
とっても小さいですが、顕微鏡では殻の模様がはっきり見えます!!
他にも、いろいろな形の有孔虫が見つかりました。
どれも「1つの細胞」なのですよ! やっぱり不思議ですよね!!
自分で見つけた有孔虫は、みんな、大切に持ち帰りました。
地元の方にとっては、いつもと違う琴引浜を実感できる観察会になったのではないでしょうか。
自然・環境マネジメント研究部 布野 隆之
今日は12月24日 クリスマス・イブ!! よい子のお家には,サンタクロースがプレゼントをもってやって来るかも?!
昨夜から気温が下がり,今朝は家の周りはうっすらと雪化粧でした。みんなの住んでいるところはどうだったかな?明日も雪かな? WhiteChristmas(ホワイト・クリスマス)になるのかな?
ひとはくの建物の影で、お昼になってもお日様が当たらないところにある池。
やっぱり、お昼休みに見に行くと,氷が張ったままでした!!寒いはずです(・・・・・写真をクリックすると大きな画面になります)。
でも、ひとはくでは今日も明日もうきうきワークショップやフロアスタッフと遊ぼうなど、楽しいコーナーでみなさまのお越しをお待ちしております。
今年最後の週末は是非ひとはくでお過ごしください。待ってまぁぁぁす (o^^o)
12月22日に琴引浜鳴き砂文化館ではじまるジオキャラバンの搬入に行ってきたジオ
うわー。激しくあられが降ってきたジオ。さすが「弁当忘れても傘忘れるな」の丹後の天気だジオ。
まずは道の駅てんきてんきで、ジオキャラバン開催中のパネルを、湖山池ジオキャラバンの報告展示に張り替えたジオ。
なんと!ジオサイト百選の地図がシールで埋まっているジオ!琴引浜と経ヶ岬が多いジオ。ジオキャラバンのチラシも結構なくなっているジオ。
いよいよ琴引浜鳴き砂文化館でジオキャラバンの展示設営だジオ。といっても私は見ているだけジオ(笑)。はってなQ便への質問お待ちしているジオ。
ジオキャラバンの展示の目玉、魚のプラスチネーション標本と一緒にぱちり。
もう一つ、琴引浜ジオキャラバンの展示の目玉、琴引浜ネイチャークラブハウスを運営している安松先生の展示だジオ。力作だジオー。
琴引浜鳴き砂文化館でのジオキャラバン開催は12月23日ー1月15日までだジオ。みんなカニを食べに来るついでに遊びに来てくれたら、うれしいジオ。
by ジオバク (代筆 高野温子 自然・環境評価研究部)
本日午前8時過ぎ、
キッズひとはく推進室の古谷先生、小舘先生が
青森県に向けて旅立って行きました。
詳細はコチラ
↓
http://www.hyogo-c.ed.jp/~board-bo/kisya23/2312/2312151.pdf
(生涯学習課 西岡敬三)
いよいよ12月も終わりに近づき、子どもたちにとっては楽しみなクリスマスやお正月がやってきますね。
ひとはくでも、新しい企画展や、新作紙芝居の上映が始まり、冬休みやお正月に備えての準備が進められています。
今年も1年間、多くの方にひとはくにお越しいただき、フロアスタッフのイベントにご参加いただきました。
フロアスタッフにとって一番嬉しいことは、ひとはくに来てくださったみなさまの笑顔です。
新しい発見があった時の喜び、一生懸命に向き合っている時、がんばった達成感でいっぱいの時、そういう瞬間を一緒に感じられることが、一番の幸せです。
そして、みなさまとの出会いによって私たちが学ばせていただけることがたくさんあります。
ひとはくへお越しくださったみなさま、本当にありがとうございました。
12月28日(水)〜1月2日(月)までは休館いたしますが、年明けの1月3日からは、楽しいイベントもりだくさん♪で、みなさまをお迎えします。
♪1月のフロアスタッフとあそぼう(土日祝15:00〜)
1月3日(火)・4日(水)「りゅうをつくってみよう」
1月7日(土)・8日(日)「お正月たこづくり」
自分だけのかっこいいたこをつくってとばしてみよう!
1月9日(月・祝)「動物すごろく」
森の動物に変身して、大きなすごろくに挑戦しよう!
♪うきうきワークショップ(10:30〜16:00※時間内はいつでもご参加できます!)
1月3日(火)・ 4日(水)「とってもかんたん化石のレプリカづくり」参加費100円
カラフルなおゆまるを使って、アンモナイトのレプリカをつくろう!
くわしくはうきうきカレンダー1・2月合併号をごらんください。
http://hitohaku.jp/top/11ukiukicalen/ukiuki1212.pdf
お正月は、ご家族そろってひとはくで新しい発見や感動に出会いませんか?
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
フロアスタッフ 美濃 杏奈
2001年6月に淡路島の津名町(現淡路市)で水揚げされたナガスクジラを覚えていますか?ひとはくが採集後に骨格標本に加工し、昨年の企画展示「瀬戸内海VS日本海」で初めて公開しました。このナガスクジラが、10年ぶりに淡路島に里帰りします。
2011年12月23日(金・祝日)から淡路島の国営明石海峡公園で、ひとはくとの共催になる「あわジオフェスティバル」が開催されます。ここで、ナガスクジラの骨格標本が展示されます。骨だけですが、長さ10m近い雄大な姿を楽しんでください。淡路島を代表するアンモナイトの化石や、さわれる化石も展示しますね。
⇒ あわジオフェスティバルのチラシはここから (おもて うら)
自然・環境評価研究部 主任研究員 加藤 茂弘
地震の神さま ナマズウシ →
加東市滝野図書館で行われた「加東市ノーベル大賞授与式」に参加してきました。
この「加東市ノーベル大賞」は、加東市の小・中学生の夏休み自由研究から、
優秀な作品に与えられる賞です。
▲滝野図書館 ▲授与式の会場となった3階会議場
下記のように大賞1点、最優秀賞1点、優秀賞3点、審査委員賞4点が選ばれ、
安田市長から、賞が授与されました。
(市内の小・中学校からの93作品うち、42作品が入賞・入選しました。)
■大賞:「メキシコサラマンダーとの出会いから始まった変態する生物の研究」
社小学校6年 上月理彩さん
■最優秀賞:「福田のサギについて」
福田小学校4年 土井聡一郎くん
■優秀賞:「みぢかにさく くさばな」
滝野東小学校1年 高見瑛真くん
■優秀賞:「東条川の水質調査」
東条東小学校4年 石田江里奈さん
■優秀賞:「植物を使った大気汚染の研究」
社中学校2年 福田智毅くん
■審査委員賞:「ぼくのまちのかめ調べ」
東条東小学校2年 藤原岳くん
■審査委員賞:「アブラコウモリの生態」
東条西小学校4年 井上蓮也くん
■審査委員賞:「加東市の自然と生きもの博物館」
東条西小学校5年 若浦勇樹くん
■審査委員賞:「身近にある民間薬 十薬の研究」
東条中学校2年 飯田杏奈さん
この審査には、佐藤主任研究員をはじめ当館のスタッフも委員と
して参加しました。
▲安田 加東市長から賞が授与されました ▲ 授賞した皆さん
▲講評をする佐藤主任研究員
滝野図書館の2階では、それぞれの作品が展示してありました。
▲作品の展示会場となった滝野図書館2階ギャラリー
自分の作品の前で ハイ ポーズ!
▲ひとはくの展示の前でも
授賞された皆さん、おめでとうございます!!
これからも、生き物や自然、環境のことに好奇心をもって、観察したり、
調べたりしてくださいね。
(自然・環境再生研究部 小舘 誓治)
陽射しはあるものの、風は冷たい.......。
朝からそんなお天気でしたが、お昼頃から、ここ三田でも雪が舞い始めました。
ひょっとして、今年の初雪?
が、
ひとはくでは週末も楽しいセミナー等を用意して、みなさまのご来館をお待ちしております。是非、週末はひとはくでお過ごしください。
2011年の12月に神戸市垂水区にある小束山児童館へおじゃましました!
児童館には、学校が終わると、たくさんのお友達(小学校1〜3年生)が集まってきます。
この日は「ひとはKidsがやってくる!」ということで子どもたちも
楽しみにしてくれていたと思います^^
1階の ゆうぎしつ では・・・・
さぁ みんな 研究員の話を聞いて〜
2年生・3年生のみんなは いろいろな知識があるようで研究員
の質問に すぐに いろいろと答えちゃいます!!
研究員が
「では このタネと同じように くるくる まわりながら落ちていくタネの模型を
作ってみたい人〜」と聞くと、
「は〜〜〜い。」と
一斉に手が上がりました☆^∇゜) ニコ♪
好きな色を順番に選び、研究員の説明を聞きながら、みんな一生懸命 折ります。
。。。 むずかしい?? これでいい?? これであってる??
みんな あれこれ悩みながら クリップをつけたら・・・
ポンポンと、天井に向けて タネをとばします!
くるくるとまわるのをみて 「わ〜〜〜」 「飛んだ〜〜〜」
何度も チャレンジしてくれてました〜 あいにく くるくると舞う作品の撮影が
難しくて 写真がないのが残念。
1年生のお友達は 初めて聞く話の内容だったようで、研究員の話を
一生懸命聞いて うなずいてました〜
☆^∇゜) ニコ♪
そして お兄ちゃんたち同様、 「くるくる まわる タネを作る?」と聞かれ、
「つくる〜」というときには みんな真剣^^
タネを飛ばすのも ちょこっと小さいお友達は あまり高くとばすことは
できなかったりしたけど 上手に飛ばして タネのとぶ秘密を
わかってくれたのではないかしら^^
2階の図書室では、 デジタル紙しばい の「スミスネズミと100年の森」
が行われました!!
みんな デジタル紙しばい に聞き入ってましたヾ(@~▽~@)ノ
森の中で 小さな生き物は 小さなタネの恵みで
成長するんですね〜
自然のつながりも わかってもらえたかな^^
1時間しか時間はありませんでしたが
ひとはくの1コマをぎゅって凝縮した キャラバン^^
最後にはみんなで記念撮影!
また ひとはくで!!とお声かけして 終わりました(●^o^●)
(キッズひとはく推進室)
NPO法人 人と自然の会・カワセミの会がひとはくを舞台に三田市から委託された初めての対外イベント、自然環境セミナー『鳥とあそぼう!』を12月4日(日)に実施しました。ひとはくから深田池を通り、五大力菩薩までの観察コースも入念に下見を実施しました。
当日のセミナー参加者は10名(大人9名、子供1名)でした。最初に『とりはどこから飛んでくる?』のタイトルで、留鳥・冬鳥・夏鳥たちのことを簡単に説明し、さあ出発!
ところがです。ここに大きな落とし穴がありました。
植物観察と違い、鳥はジッとしていません。入念に下見をしたコースを歩いていても鳥たちは突然、現れます。また、参加者が通り過ぎた後で、現れたりします。
そんなこんなで予定時間が大幅に過ぎてしまい、結局、予定していた五大力菩薩までは行けず、田んぼのケリを観察できないまま、下深田の集落から引き返しました。
急いで引返す途中、ジーンファーム近くで、枝にモズがとまっているのを発見!あわててモズにスコープをあわせる。とても綺麗なモズだ。参加者の方々も順番にスコープをのぞきながら、「モズってこんなに綺麗なんや」と歓声をあげる。
急いでひとはくに帰り、観察できた鳥の名前を参加者みんなで確認する鳥合わせ。事前に今年は鳥が少ないです、と参加者にお知らせしていましたが、迎えてくれた鳥は予想を越える16種にのぼりました。
観察会後はひとはくからの協力で初公開のイヌワシを始め、10数体の本剥製を展示し、さらに三田市在住の岩橋徹さんからバードカービングを出展していただき、参加者に本剥製とバードカービングをじっくり観察してもらう。
最後にかわせみの会会員の作成の紙芝居と鳥のとんちクイズをやって笑いが続く中、カワセミの会初めての対外イベントは無事に終了しました。
※ひとはくのブログによく載る鳥は何でしょうか?→答はキジ=記事です
来年の2月19日(日)の人と自然の会のドリームスタジオはカワセミの会が実施します。深田公園周辺の鳥たちと遊びませんか?どんな鳥が待っているかな?ひとはくへぜひいらしてください。
NPO法人 人と自然の会・カワセミの会 能勢 公紀
いかがでしたか? ふたご座流星群☆彡
冬の夜空を彩る天体ショー、見ることができたでしょうか?
12月14日深夜23時過ぎ、寒い中いつものお気に入りのスポット(丹波市青垣町某所)へ車で向かったのですが、昨夜は霧が深過ぎました。
何も見えません(x。x)゚゚゚ 道路のセンターラインも見えづらい状況。
このお気に入りスポットは、今回は諦めることにしました。
峠を一つ越え、多可町加美区へ移動することに。周辺の光量が少なく、空が広く見える場所・・・・・・を求めてウロウロ。高圧電線の下でしたが、田んぼのあぜ道で観測することに。時計を見ると、日付は15日0時を回っていました。月がだんだん高くなり、条件が悪くなってきます。(こんなことなら、もっと月の低い、早い時刻にしていればよかったかも?と、若干の後悔)
でもまぁ、1時過ぎまでのおよそ1時間で20数個肉眼では観測することができました。最後は、霧が出てきて、月も明るくなってきて、そしてなんと言っても寒くなってきたので、そこそこで切り上げました。
今回写真にハッキリ写り込んでいたのはこの1枚。
ちょうど画面の中心付近に流れています。判りますでしょうか? (上の画像をクリックすると、少し大きな画像が表示されます。)
おまけ
30分間ほどの写真を合成するとこんな風になります。右の方に動かない部分、北極星があることがよく判ると思います。左の山際の明るい星は、木星です。
いよいよ今年も残すところ半月あまりとなりました。兵庫県内でも雪の便りも聞こえてきましたね。冬になると、空気が澄んで星が見えやすくなります。
先日10日にも皆既月食がありました。その皆既月食になる直前頃の写真を並べてみました。
同じ設定で撮影できていないので、色も大きさもバラツキがあります。なので、記録写真としてはあまり値打ちはありません。しかし、並べると「うわぁっ!!」と思えるので掲載します。画像をクリックすると大きく表示します。なんだか、たこ焼きかカエルの卵に見えてきませんか!!
そして、皆既月食を見逃してしまったあなたに朗報です!!
来る12月14日(水)深夜から15日(木)にかけて、ふたご座流星群が最もよく見えるといわれています。15日の午前2時頃がMaxといわれているので、その前後に、頭の真上を見上げてください。天気がよければ、星が降ってくるはずです。必ず防寒対策をしてください。それと家から離れて観測に出かける場合は、行き帰りの交通安全等にも十分ご注意ください。
写真は去年の12月14日の写真です。
夕べは、皆既月食で午前2時頃まで眠れず・・・・・寒くて風邪ひきそうだし。
そして今朝は、丹波市山南町上滝の恐竜化石発掘現場へ。今朝も寒い!!
いよいよ今日から、ボランティアの方々による発掘調査が始まります。8時過ぎから続々とボランティアの方々が参集されます。
名簿で氏名の確認をしながら名札を渡します。池田研究員の恒例お昼のお弁当引換券の説明。
今回の現場はかなり狭く深いエリアとなっています。
なので、中に(下に)入るのは研究員のみで、ボランティアの方は危険が伴うので入りません。上から今回の現場付近の様子について説明を聞きます。底が見えないくらい深いのです。
作業の途中で丹波市辻重五郎市長が現場にお越しになり、「寒い中での作業ごくろうさま。」という言葉と寒中お見舞いをいただきました。その後、第一発見者の一人村上氏と今回の発掘調査に寄せる期待などを話されていました。
今回は、範囲が狭いこともあり、ほぼ年内に予定に達する見込みです。大きな発見があればさらに延長ということもあり得ますが・・・・・。
辰年(竜の年)にむけて、ぜひ恐竜にちなんだ大きな発見があることを祈ります。
12月23日に琴引浜鳴き砂文化館で、ジオキャラバンセミナー「ジオパークの大地の模型をつくろう」をやります!
7月から始まり、鳥取・兵庫のジオパーク拠点館を巡ってきたジオキャラバン。いよいよ琴引浜鳴き砂文化館での開催が最後となります。クリスマスの連休には各種セミナーを開催します。セミナー第1弾は、12月23日開催予定の「ジオパークの大地の模型をつくろう」です。先山研究員が張り切って、全てのジオキャラバン会場で実施しているセミナーです。どんなセミナーかって?過去に実施した模型作りセミナーの様子をご紹介しましょう。
等高線が描いてある地図に、等高線にあわせて「大地」を切っていきます。
きった「大地」をぺたぺたと、等高線にあわせて地図の上に貼っていきます.
そうそうその調子!
やったあ、できました!
とこんな感じのセミナーを、12月23日(金・祝)の10-12時に、琴引浜鳴き砂文化館で開催します。出来上がった大地の模型は、ジオキャラバンの期間中(12月23日〜2012年1月15日)、鳴き砂文化館で展示します。琴引浜周辺の地図を準備して皆さんの参加をお待ちしております。地元のみなさん、クリスマス連休に丹後にカニを食べに来る予定のみなさん、是非、琴引浜鳴き砂文化館にお立ち寄りください。セミナー参加のお申し込みは琴引浜鳴き砂文化館(電話・ファックス0772-72-5511)までお願いします。
23日はもう一つ、申し込み不要のセミナー「ジオパークと地震〜建物の揺れ方や液状化をためそう」も実施しています。地震が起こると建物はどう揺れるのか、東日本大震災でも起こった液状化現象を、実験装置を触って体験してみましょう。ところで、実験装置ってどんなの?
こんなのです。
12月23日は琴引浜鳴き砂文化館に遊びに来てくださいね。
高野温子(自然・環境評価研究部)
12月6日にKidsキャラバンで、神戸市中央区の生田川児童館へ行ってきました。
まずは準備。
生田川児童館は他の児童館とは違って、親子連れの利用が多いようです。
赤ちゃんも安心して転がれるように、プレイルームにはカラフルなマットが敷き詰められています。
しかし、この日はたまたま、学校で懇談会があったらしく、小学生もたくさんきてくれました(*^_^*)
開始して最初のプログラムは、デジタル紙芝居「これなぁに?」です。
スクリーンに虫や動物の体の一部が出てくると、スタッフが「これなぁに?」と質問します。
答えがわかったら、子ども達が元気よく答えるというクイズです。
小学生にはちょっと簡単だったかな?
未就学の小さいお子さんも自分が知っているものがあると、大きな声で答えていました。
クイズの最後は、うたあそび。
歌いながら振付をするのですが、さすが子どもは覚えるのも早く、
みんな上手に動けていました♪
クイズの後は、布施研究員による植物の話。
生田川児童館の周りにある植物を、サイエンススコープという拡大装置を使って拡大してみたり、どんな植物があるのかなどの話がありました。
「ウツギ」の葉を拡大すると、星のような毛が見え、子ども達も「すごい!」と感動した様子でした。
話が終わると自由時間。
顕微鏡コーナー、標本コーナー、塗り絵コーナーを自由に回れる時間 です。
何が見えるかな?
植物の葉の表面に毛が生えているのが見えたり、実がどんな形かがわかったりと、今まで見たことのないものばかりだったと思います。
植物についている何かの卵や、アブラムシなどの小さな虫を見つけてはとても喜んでいました(^▽^)
塗り絵も大盛況!
ツリーやトナカイなどのクリスマスの絵も人気でしたが、サザンカやツバキなどの植物の塗り絵も人気で、植物の話で興味が湧いたのだなぁと思いました。
子どもから完成した塗り絵と一緒に写真を撮ってほしいとお願いされることもしばしば(笑)
標本コーナーも人気でした。
児童館の先生もお母さん方も、モルフォ蝶はなぜ色褪せないのかなどの説明を、興味深く聞いてくださいました。なお、この写真の標本は、12月22日まで生田川児童館に置かせて頂いてます。
ひとはくにはこの標本以外にももっと多くの標本がありますので、良かったら見に来てください♪
生田川児童館の皆様、ありがとうございました!
キッズひとはく推進室 荒川育未
12月といえば・・・楽しいクリスマス。
ただいま博物館4Fひとはくサロンに「クリスマスコーナー」を設置しております。
期間は本日〜12月25日(日)のクリスマスまでです。
↑ 好きなかざりをつくってクリスマスツリーにはりつけてね!
4Fひとはくサロンでは、こんなに素敵なクリスマスツリーも飾ってありますよ。
また12月は新作デジタル紙芝居「アンモナイトものがたり」を上映しております。
恐竜がいた時代に海のなかにすんでいたアンモナイトのものがたり。
アンモナイトが化石になってどうやって皆さんのところにやってきたか?
ぜひご覧ください!
(時間:平日15:00〜、土日祝11:00〜、14:30〜 場所:3Fアースシアター)
フロアスタッフ松田
10月25日から、スズメバチの2匹オスを飼いはじめました。
夜は冷え込むため、夜勤担当の警備さんに預かってもらっています。
朝、出勤すると、警備さんや受付の方からハチを受取って私の1日が始まります。
今朝、受付の安藤さんからハチを受取ると1匹、ひっくり返って動かなくなっていました。Σ(T▽T;)
このハチは、ハチ博士の大谷主任研究員に標本にしていただきます。
体も大きく、去年飼っていたアシナガバチより運動量が多く、ケースの中で激しく飛ぶため翅が破れてしまい、元々の大きさの半分になってしまっていました。そのため、飛ぶことも難しくなっています。動かない方が寿命が延びるとハチ博士聞いていたので、こりゃまた春ぐらいまで飼えるかなと思っていたところでした。
生涯学習課の両角さんと大本さんに木の枝を拾ってきてもらい、ケースの中に入れてみました。
飛ばなくても、これで上の方にもいくことができます。v('▽^*)
残った、この1匹は、年末年始自宅へ連れて帰れるといいな、と見つめています。
専門的なことは、今後ハチ博士に研究いただくことにしましょう。
小林美樹(生涯学習課)
兵庫県で70年ぶりに発見された幻の植物「シロシャクジョウ」が12月2・3日に丹波文化活動交流会で展示され、昨日ひとはくへやってきました。
そして、今日からひとはくで「丹波のシロシャクジョウ展」が始まり、「シロシャクジョウ」が見ることができます。
早速、テレビ局の取材が。インタビューにこたえる鈴木研究員。
「見つけた人もすごいけど、こんな小さな植物の生命力もすごい。」と真剣に見つめる小中学生。とっても綺麗な色で小さな花です。ここではお見せしませんので、ひとはくへ見にきてください。
そして、70年前に「シロシャクジョウ」を発見したのは、当館の岩槻館長の小学校時代の先生だったとか!!こちらも、ビックリ。
世界に1つしかない「シロシャクジョウ」の封入標本も展示されています!
この「丹波のシロシャクジョウ展」は1月9日(月・祝)までです。
次の土曜からは、恒例の干支展「辰(たつ)さんようこそ」が始まります。
こちらもお楽しみに♪
小林美樹(生涯学習課)
12/3(土)・4(日)の15:00〜FSとあそぼうイベント「クリスマスオーナメント」をおこないました。
↑作ったのは、こちらのクリスマスリースです。
博物館にいる森の動物たち、イノシシ・ウサギ・ツキノワグマなどをはりつけて
素敵なオリジナルリースができあがりました。
ぜひお家にかざって楽しいクリスマスを過ごしてくださいね☆
次回のFSとあそぼう12/10(土)・11(日)は「年賀状づくり」をおこないます。
(時間15:00〜、4Fひとはくサロン、定員20名)
他にも楽しいイベントをご用意していますので、ぜひうきうきカレンダーをチェックしてください。(ひとはくHPからも見られます。)
FS瀬良・西口・松田
今回は神戸市西区の玉津児童館に行ってきました。
テーマは化石。
プログラムの内容は
(1)フロアスタッフによるデジタル紙芝居「アンモナイト物語」
(2)古谷研究員による化石の話
(3)おゆまるで化石のレプリカ作り
の3つです。
まずは紙芝居。
音あり、動きありの紙芝居に、児童も児童館の先生もくぎ付けです。
古谷研究員からは、玉津児童館付近に転がっている石から、
実際に取り出した化石の話がありました。
具体的には化石が含まれていた石は「チャート」と呼ばれる石であることや、
化石を取り出す方法などの話でした。
古谷研究員から大きなアンモナイトの化石を見せてもらうと「わぁ〜」と驚きの声が。
児童たちは話を聞きながら、本物の化石も順番に触れたので目も耳も手も化石づくしでした(*^^)v
化石のレプリカ作りでは熱いお湯を使うため、
今回から児童館の先生にも協力していただき児童たちを順番に呼んで、
レプリカを作ってもらうことにしました。
キャラバン開始時間からおゆまるに興味深々の児童には長い待ち時間だったかもしれませんが、
みんなおとなしく順番を守ってくれたおかげで、安全にレプリカ作りを進めることができました。
先に作った子が、後から作るお友達に作り方を教える場面もありました。
レプリカが作れた人から、顕微鏡をのぞいて小さな化石を見てみたり、塗り絵をしたり、
古谷研究員に質問してみたり、思い思いに楽しんでくれました。
塗り絵も、みんな化石の塗り絵を手にとり、おゆまるの影響もあるのか、
カラフルにきれいに塗ってくれました。
最後は集合写真。
みんな自分が作ったレプリカを自慢気に掲げています(*^_^*)
玉津児童館のみなさま、後片付けも手伝っていただきありがとうございました。
ひとはくを知っている児童は少なかったけれど、
またいつかひとはくでみなさんに会えたらいいなと思っています。
次の児童館ではどんな子ども達に会えるかな〜♪
キッズひとはく推進室 荒川育未
2週間後に迫った、「ノジギク観察会」の募集案内です。
参加募集の締め切りは今日(12月2日)までですが、まだ定員まで余裕がありますので、お知らせします。
場所は姫路市の東南部にある的形海岸です。
小赤壁公園に地元の子供たちが10年くらい前に植えたノジギク。大きく成長し、満開です(去年の観察会:12月19日)。
兵庫県の県花です。
海岸の崖に咲き乱れる自生のノジギク日本にはノジギクの仲間が50種以上(ノコンギクなどを含めて大きくみた場合)が生育しています。
そのうち、海岸性のノジギクは15種ほどです。
兵庫県では、瀬戸内海にノジギク(セトノジギクともいう)、日本海側にリュウノウギクの変種とされるワカサハマギクが分布しています。
内陸の山野に分布するリュウノウギクは、葉をちぎるとリュウノウ(ボルネオール:二環式モノテルペン:C10H18O)という揮発成分に似たにおいがするためです。リュウノウは東南アジアの熱帯に産するリュウノウジュ(ラワン材の仲間)の種子や樹液から取れる香料で、樟脳によく似た化学構造を持っています。
ノジギクとリュウノウギクの違いは、
ノジギク:頭花の総苞外片は、内片より短く、瓦重ね状に並ぶ。
リュウノウギク:頭花の総苞外片は長く、内片とほぼ同じ長さ。
そのほか、葉の形状、葉裏の毛の密度などがありますが、相互に雑種をつくるため、混生している地域では、雑種をつくり、区別が困難になります。
セミナーの参加申し込みは、ここからできます (再生研:ふじい)
12月24日は琴引浜鳴き砂文化館でジオキャラバンセミナー「琴引浜の砂に入っている有孔虫を観察しよう」を実施します。鳴き砂として名高い琴引浜、その砂の中にはたくさんの有孔虫の殻が混ざっています。肉眼では砂粒にしか見えませんが、顕微鏡で拡大してみると白い殻の上に様々な模様が浮かび上がって、とてもきれい!
先日、鳴き砂文化館の館長さんの案内で、セミナーで使用するための砂を琴引浜で採取しました。
琴引浜。白砂がとても美しいです。
セミナーを担当する小林研究員によれば、琴引浜の砂には沢山有孔虫が入っており、幾つか異なる種類のものが確認できたとのこと。セミナーでは、小型顕微鏡を覗きながら砂の中から有孔虫を取り出し、小さい箱のなかに並べて自分だけの標本箱をつくります。つくった標本箱はお持ち帰りできますよ。クリスマスイブの日に、小さくて美しい有孔虫の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。地元のみなさん、クリスマス連休に丹後にカニを食べに来る予定のみなさん、是非、琴引浜鳴き砂文化館にお立ち寄りください。セミナー参加のお申し込みは、琴引浜鳴き砂文化館(電話・ファックス0772-72-5511)までお願いします。
高野温子(自然・環境評価研究部)
タヌキ、キツネに続いて紹介するのはテンです。キツネと比べると撮影されている頻度はぐっと少なく、これまでの1年間で4枚の写真が撮影されているに過ぎません。
2010年11月15日 3時33分 遠くてわかりずらいですね。
2011年1月9日 3時44分 こちらは体半分が至近距離で撮影されていますが、フラッシュで色がよくわかりません。
2011年5月3日 4時11分 遠くに怪しく目が光っています。同じ場所で撮影されるキツネと比べるとかなり小型です。
2011年5月17日 4時11分 側溝に入ろうとしているようです。
撮影されているのはいずれも夜中で、キツネのように日中に撮影されたことはありません。自動撮影カメラを設置している位置にもよりますが、側溝の周辺で良く撮影されており、こういった環境を利用して移動しているのかもしれません。
これで哺乳類のネタは尽きたので(飼い猫、こども、ひとはく研究員!なども撮影されていますが…)、次は鳥類を紹介します。
北村俊平
ウサギ年も残すところ あと1か月。
今年“ひとはく”にお越しくださった皆様、フロアスタッフのイベントにご参加いただき
“ひとはく”で楽しい思い出がたくさんできましたでしょうか?
今年の思い出を写真で少し・・・。
さて、12月のウキウキなイベントは・・・
フロアスタッフとあそぼう!
12/3(土)、4(日)『クリスマスオーナメントづくり』
12/10(土)、11(日)『年賀状づくり』
12/17(土)、18(日)『画はくの日〜辰さん、ようこそ〜』
12/23(金・祝)『クリスマス万華鏡』
12/24(土)、25(日)『くるくるとぶたね〜クリスマスバージョン〜』
うきうきワークショップ♪
24(土)『チョコでつくる化石のレプリカづくり』参加費100円
25(日)『とっても簡単!化石のレプリカづくり』参加費100円
他にもデジタル紙芝居や展示室ツアーなど毎日のもよおしもあります。
12月の紙芝居は 新作「アンモナイトものがたり」です。お楽しみに!!
くわしいことは 《うきうきカレンダー》でチェックしてね(^_^)v
“ひとはく”で思い出がたくさんできた方も、今年はまだ・・という方も
どうぞ“ひとはく”へお越しくださいませ(^−^)
フロアスタッフ ありむらむつこ
紅葉も色づいてきましたネ♪
11月のふかたん!深田公園うきうき探検隊
「ドングリと色づいた葉っぱをさがそう!」
隊長の小舘研究員とキッズひとはく推進室の荒川さんと一緒に11月27日(日)行いました。
深田公園でドングリのなる木「コナラ」と「カシの木」発見!
ドングリの帽子や葉っぱの色の違いを隊長に教わりました。
大きい葉っぱ・・・もみじ?と声が・・・
隊長より、もみじにはハネのついたタネがあります。この木(楓)はフーという実がついています。
みんなトゲトゲのフーの実をさがしましたネ♪
イロハもみじ発見!
木をゆらしてプロペラのついているタネをとばして、うわぁーと歓声が
地面で踏まれても強い緑の葉っぱオオバコです。葉っぱと茎を両手でひっぱると糸がでてきましたネ♪
ドングリやいろんな葉っぱを拾って博物館に戻り、地図に拾った場所の木や実を貼り付け、探検隊員の名前をかいて完成!!
地図はひとはくサロンで飾っています。
次のふかたんは、来年3月3日(土)「ナゾの植物をさがせ!ふかたんクイズラリー」です。
布施主任研究員と一緒に写真をてがかりに、植物をさがして地図を完成させる予定です。
皆様のご参加お待ちしてまーす。
フロアスタッフ にしぐちひろこ
今回は神戸市灘区にある上野児童館へ行ってきました。
今日のメインプログラムは「骨くらべ歯くらべ」です!
子ども達が学校から帰ってくる前に,プログラムの準備をします。教室には骨や毛皮がずらり。
まずは,1年生の子ども達が帰ってきました。動物の顔や歯についてのお話を聞きます。
本物の骨が登場すると「わーっ」「きゃーっ」と歓声があがりました(^▽^)。
あごの骨に埋まっている犬歯を,興味深げに引き出す子どもたち。「わぁ〜長い!」。
イノシシの犬歯は無根で,一生伸び続けます。歯がどんどん作られていることが良く分かりますね。やっぱり自分自身の目で本物を観察するのが一番です。
更に,5人づつ位の班に分かれて「シカの全身骨格」を組み立てます。これらの骨も全て本物。
まずはノーヒントで組み立て開始。「これ,背骨かなあ」「この骨どこ〜」など,困りながらも楽しげです。
そうこうしている間に2,3年生が帰ってきました。1年生よりちょっと遅れてプログラムがスタート。2,3年生には大急ぎで骨を組み立ててもらいました(^^;)。
完成した「シカの全身骨格」の前で記念撮影。
良い体験になったかな?
「楽しかった〜」「面白かった〜」と言ってもらえて私達もにっこり。
今回も児童館の先生方に大変お世話になりました。ありがとうございました!
追記:児童館の館長先生がシカの骨を見て,すぐさま「これは肩甲骨ですね」とおっしゃったことにびっくり。実は考古学の専門家でいらっしゃったんですね!日本では,昔,シカの肩甲骨が占いに用いられていたので,遺跡などから出てくるそうです。上野児童館のみんな,ぜひ館長先生に遺跡のことを教えてもらおう!(^▽^)
(キッズひとはく推進室 布施静香)
気付けばもうすぐ12月!といえば…クリスマスです!!サンタさんになにをお願いしようかな〜?なんて考えていると、わくわくしちゃいますね。そんな季節がやってきました。
ひとはくでもクリスマスツリーが登場しました。
今年のひとはくサロンのツリーは…じゃじゃーん!!
白のリボンがすてきです。そして、カウンターにもミニツリーが登場!
この赤色と緑色の実は、「おきなわうり(おきなわすずめうり)」です。みなさん見たことありますか?
クリスマス色で、模様もかわいいですね。
エントランスにも恐竜のたまご!?がいっぱいのクリスマスツリーがあります。
ぜひ一度見に来てくださいね!
12月のFSとあそぼうやうきうきワークショップも、クリスマスや新年に向けての楽しいイベントがもりだくさんです。
詳しくはうきうきカレンダーをご覧ください。
http://hitohaku.jp/top/11ukiukicalen/ukiuki1112.pdf
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
フロアスタッフ みの あんな
今日も自動撮影カメラの確認作業に出かけてきました。昨年10月から深田公園の雑木林で自動撮影カメラによる動物の観察を継続していますが、今回は定期的に撮影されている哺乳類のキツネを紹介します。定期的といっても毎日撮影されているわけではなく、月に1-2回程度です。
ちょっと警戒しながら自動撮影カメラの前を通過。フラッシュで目が光ります。
撮影されている時間帯は大部分が夕方から早朝にかけての暗い時間帯ですが、時には明るい時間帯に撮影されていることもあります。
これまでに一度に複数個体が撮影されたことはなく、いつも一個体だけが撮影されています。これらが同じ個体かどうかはわかりません。昨年10月からほぼ毎月撮影され続けていたのですが、8月7日を最後にここ数カ月は撮影されていません。
どこかに行ってしまったのか、単に歩く場所を変えただけなのか、もう少し観察を続けてみる予定です。
北村俊平
ひとはくのホームページに携帯用ページがあるのをご存知ですか?
トップページの左下にQRコードがありますが、これを携帯等の端末で読み取るとそのページを表示できます(PCでもQRコードをクリックすれば表示できます)。
今はお試し期間中ですが、携帯用の壁紙がダウンロードできます。
いつまで掲載できるか判りませんが、興味のある方はどうぞ ここから
写真が表示されたら、「画像を保存」または「壁紙に設定する」等の操作を行ってください(機種によって操作方法は異なります。)
篠山市の中央に位置する「篠山城のお濠」で、昨年度から外来種の駆除を行っています。この11月23日にも、たくさんの方に参加していただき、外来種の捕獲イベントを行いました。
写真にあるように、サーフネットでお濠の端から端までを引っ張ってゆきます。
今年は、たくさんの高校生が作業に加わってくれました。篠山産業高校、篠山鳳鳴高校、有馬高校のみなさん、ご苦労さまでした。来年は、水のなかにぜひ入ってください。
(今年の捕獲状況)
(去年2010年の捕獲状況)
昨年は大量に捕獲できたのですが、今年はやや少なめでした(約200匹弱)。
これは、数日前にたくさん雨が降って、お濠の水位があがってしまい、網引きによる捕獲効率が落ちたことに加えて、昨年度に根こそぎ採集した効果があったからなのか、良く分かりません。ただ、岸際に外来種の姿はほとんど見かけられませんし、捕獲数も昨年の5500匹からすると、およそ1/25以下になっているので、それなりに効果があったと思われます。ただ、残念ながら在来種は一匹も採れませんでした(途中でフナが逃げて行くのを見た人がたくさんいましたが・・・)。
今年も、オオクチバスはわずかで、ブルーギルが大半を占めていました。
ただし、超大物のカムルチーが2匹捕獲されました。
←子どもたちも興味津々。
現在、篠山市では、生物多様性の再生に関する取り組みを推進するため、「森の学校復大作戦」という名のプロジェクトが行われています。名称は森となっていますが、市内に残るすぐれた自然環境のいくつかを拠点として、その周辺の生態系を少しづつ手作りで再生してゆく取り組みです。
この拠点のひとつが篠山城です。篠山城は、市のシンボルであり、重要文化財にも指定されていて、多くの観光客が訪れます。日本の古き良き文化を鑑賞にきた人が、お濠に眼をやると、外来種だらけ、水は汚い、というのは問題ありです。
←これがドブガイです。
それと、このお濠には、たくさんのドブガイが生息しています。ドブガイというと聞こえが悪いですが、水の浄化にはとても役だっています。プランクトンをたくさん吸い込んで、濾過して食べることで、窒素やリンを身体に蓄えるわけです(カモなどに食べられて系外にゆけばばっちりです)。
昨年に測定した密度だと、中規模集落の下水処理場に匹敵するぐらいの能力があります。もし、篠山城のお濠からドブガイがいなくなると、アオコや植物プランクトンが大発生し、まみどりの水になったり、臭くなるかもしれません。
その重要な役割を果たすドブガイが生きてゆくには、在来の淡水魚(フナ、ヨシノボリ、ドジョウなど)が不可欠なのです。貝の卵からかえった幼生は、池の底で暮らすまえに、魚のえらに付着して、そこで少し大きくなります。この付着する魚が在来種でないとダメで、外来種だと脱落して死亡する確率が高まります。
つまり、お濠の水質を保つためにも、外来種を駆除して、生物多様性を保全しないといけない、という訳です。ちなみに、生物多様性が消失したお濠では、水質浄化の装置を運用するだけで、年間で数百万円の費用がかかるそうです。今風の表現で言えば、「生態系サービス」というのですが、生物多様性を保全することは、財政上も有益なのです。
オオクチバスの駆除をはじめ、篠山の自然環境や再生に関心のある方は、篠山市のHPもぜひご覧下さい。
http://www.city.sasayama.lg.jp/simin/simin-morinogakko.html
(みつはしひろむね)
まずは,昆虫館のホールで,長島先生から昆虫館での学芸員のお仕事や,学芸員になるには,どんな勉強や経験をしないといけないかを教えていただきました.昆虫少年や少女だけでなく,同伴のお父さんやお母さんも熱心に聞き入っておられました.
講義の後は,いよいよ,普通は入ることができない昆虫館のバックヤードに.昆虫館での学芸員のお仕事体験です.
金色に輝くオオゴマダラチョウのさなぎが,ずらっと並んだチョウの飼育室に入って,幼虫飼育方法を教えていただきました.食草の栽培から行ったり,無農薬の野菜を探したりと,飼育の大変さが良くわかりました.
カブトムシの幼虫の飼育ケース.こんなに大きなケースで飼育しているのにビックリ.土の交換方法や成虫の餌のやり方を教えていただきました.
まずは,昆虫館のホールで,長島先生から昆虫館での学芸員のお仕事や,学芸員になるには,どんな勉強や経験をしないといけないかを教えていただきました.昆虫少年や少女だけでなく,同伴のお父さんやお母さんも熱心に聞き入っておられました.
講義の後は,いよいよ,普通は入ることができない昆虫館のバックヤードに.昆虫館での学芸員のお仕事体験です.
金色に輝くオオゴマダラチョウのさなぎが,ずらっと並んだチョウの飼育室に入って,幼虫飼育方法を教えていただきました.食草の栽培から行ったり,無農薬の野菜を探したりと,飼育の大変さが良くわかりました.
カブトムシの幼虫の飼育ケース.こんなに大きなケースで飼育しているのにビックリ.土の交換方法や成虫の餌のやり方を教えていただきました.
本日、川西市立川西北小学校3年生の皆さんが
「環境体験学習」発表会のために博物館にお越しくださいました。
テーマは学校近くの水路での生き物調査でした。
下の写真は、川西北小学校の横を流れる水路です(写真は2009年時の様子)。
各グループで調査した内容を模造紙にまとめ
グループで協力して大勢の前で発表しました。
講師を務める三橋先生は、小学校が調査を始める時から、
現地でずっとお手伝いをしてきました。
今日は三橋先生からさまざまな質問が出ましたが、
発表者はしっかりと答えていました。
この「環境体験学習」を通して、川や自然のことが
わかるようになったかな?
県下の小学校3年生みんなが取組んでいる「環境体験学習」ですが、
今日の川西北小学校のように、ひとはくで発表会を行ってみては如何でしょうか?
当館「環境体験学習」に関するページ
↓
http://hitohaku.jp/top/school/kankyo/20090619kankyoindex.html
(生涯学習課 西岡敬三)
博物館では、川の学習がどのように展開されているのでしょうか。
ここでは、簡単にその様子を紹介したいと思います。
川西市立川西北小学校では、学校のすぐ横を流れる水路に着目して、3年前から、水生生物調べを中心とした学習を行っておられます。左は学校のグランドで、徒歩1分のフィールド。どこにでもありそうな水路ですが、この水路を対象として、1学期と2学期にそれぞれ調査した結果を班ごとに新聞風にとりまとめて、みんなの前で発表してもらいました(上のほうの写真のとおり)。
みなさん、いきものの名前だけでなく、川の様子などについて、よく調べられています。
学習のなかで、すべての班は、1学期よりも2学期のほうが数が多いということに気づいたようです。これがどうしてなのか、尋ねてみたところ、色んな意見がありました。数が多くなった要因は、エビ類(スジエビとミナミヌマエビ)の増加ということが、みんなの意見です。さらに、なんでエビ類が増えたのだろうか、という問いかけにも、色々な意見がありました。
台風で天敵がいなくなったとか、台風でゴミや水草が流されて住みやすくなったとか、エビが繁殖して増えたとか、なかなか良く考えていただきました。もちろん、限られた調査では、分かりませんので、さらに、どの説が正しいのかを調べるために必要なことについても尋ねてみました。みなさん、ともて良く考えてくれました。
逆に、「1学期に生き物が少なかった原因は?」、と尋ねたところ、ハグロトンボ、メダカ(?)、貝類(おそらくタニシとカワニナが混じる)という意見でした。さらに、どうして、これらの種類が減ったのかを、考えてもらいました。これも、少し回答に時間はかかりましたが、ハグロトンボは成虫になっていなくなったこと、メダカやタニシの餌が冬は多いが夏になると少なくなるのでは、水が濁っていたときがあること、泳ぎが苦手なんで台風で流された、秋になると大移動するのでは、といった意見がでました。
こうして原因をつきつめて考えてゆく過程で、「名前」を調べることの重要性にも、多くの子ども達が気づきました(カワニナとタニシの違いが分かってないと減ったか増えたか、分からないという子どものつっこみあり)。
さらに、汚れた水に出てくる指標生物「ニホンドロソコエビ」と、きれいな水に出てくる指標生物「サワガニ」、「カワゲラ類」も同時に見つかっていることが各班の発表を統合すると分かりました。どうして、このようにきれいなところの生物と汚いところの生物が一緒に出てくるのか、尋ねたところ、子ども達は、採集した場所(環境)がびみょーに違うことを理解していました。川の端っこで凹んでいて、泥が溜まったところだけで、ニホンドロソコエビが、流れが一番速くなっている大きい石のところで「カワゲラ類」が採れる、とこども達から回答がありました。良く観察されていて驚きました。
このような感じで、クラス全体で対話型で授業をすすめることで、各班ごとに積極的な意見の交換や、子どもどうしでシビアなつっこみあいもあり、盛り上がりました。
教科書にはのっていない、未知の問題(しかも自分達の調べた結果)に対して、証拠を手探りしながら、解決をはかってゆけるように、ヒントや考え方の整理をお手伝いするのが、今回の役割です。
このあと、水路でさらに生き物観察したり、他の班の意見を参考にして、引き続き、とりまとめが行われます。
見つけた生き物を、図鑑で名前を調べたり、専門家に名前を教えてもらい、強引に水質と関連づけるタイプの学習が今もたくさん行われています。ときにには、「汚れた水」と判定されたから、みんなで川のゴミひろいをやりましょう、となるケースもあります。これは、もはや「理科」ではありません。川のしくみや生き物と環境との関わりを体験を伴って考えることが大切です。
もし、川の学習を行っていて、観察や考察のポイントを整理したいと考えておられる学校がありましたら、ぜひ当館に学年やクラス丸ごとでお越しください。顕微鏡の画面をプロジェクターで映しながら、生物の調べ方をアドバイスすることもできます。
自然豊かな川でも、コンクリート張りの川でも、どんな川であっても学習のポイントは必ずあります。川のことなら、どんなテーマでもアドバイスします(もちろん無料です!)。冬になると、博物館は比較的空いてますので、川の生物の標本をみたり、色んな展示も見ながら、ゆっくりと学ぶことができます。
(みつはしひろむね)
11月19・20日に開催された大阪自然史フェスティバルに、カタツムリたち・3Dゾウムシたちと共に参加してきました。19日はあいにくの雨、でしたが、カタツムリたちには絶好の運動日和!お客さんにアピールするためにカタツムリを数匹水槽の上に乗せると、
あっという間にあちこち逃げ出していこうとします(笑)。カタツムリくん達は大人気で、子どもも大人もみんな童心に帰って触角をつついたり、手に乗せたりして喜んでいました。
3Dゾウムシにも、メガネをかけて画面を覗いたお客さんから「おお!」と歓声が。子ども達は思わずゾウムシに触ろうとモニタに向かって手を伸ばしていました(笑)。開館から閉館までお客さんが絶えませんでした。ひとはくブースに遊びに来てくださった皆さん、ありがとうございました。
高野温子(自然・環境評価研究部)
今年の夏から始まった「ひとはくKidsキャラバン」。
今回は神戸市北区にある八多児童館へ行ってきました。
まずは低学年の子どもたちが学校を終えて来館。15:00から15:45までのプログラムがスタートしました。
ご挨拶の後,「身近な植物を拡大してみよう」ということで,児童館周辺の植物を観察しました。
何の変哲もない葉っぱも,拡大すると”お星様の形の毛”がたくさん生えているのが見えてびっくり!
児童館の近くに落ちている石が7000万年前(恐竜がいた時代!)にできたことや,地層のでき方,石に入っている小さな化石の話を聞きました。”火砕流”の話にも熱心に聞き入っていました。
その後は,ひとりひとり顕微鏡を使って植物を観察したり,本物の化石を触ったりしました。みんな楽しそうです。
他にも「ぬりえコーナー」や「昆虫標本コーナー」もあり,みんなそれぞれが好奇心を満たしていました。
16:00頃からは中学年や高学年の子どもたちも来館。同様のプログラムを実施しました。少々難しめの質問にもばっちり正解。さすがお兄ちゃん達です(^▽^)。
児童館の先生方は,優しくて明るい方ばかり。大変お世話になりました!
(キッズひとはく推進室 布施静香)
トライやる・ウィークを終えて 篠山中学校 加藤 幸平
トライやる・ウィークを終えて、僕は短い間だったけどいろいろな事を体験できてとてもよかったです。
人と自然の博物館の一日目では本の整理や登録をしました。本の整理の時、スピードが遅かったです。スピードを速くしていけるようにしたいです。
二日目は本の移動と本立てのシールはりをしました。シールを切る時、スムーズにできてよかったです。
三日目は受付とデジタル紙芝居をしました。デジタル紙芝居の時、画面を換えるのを一回まちがえてしまったけどあまりめだたなくて助かりました。
四日目はカタツムリの水槽そうじと立版古をしました。立版古が完成しなくて残念でした。
トライやる・ウィークの4日間 篠山中学校 川口優
僕は今まで仕事がそんなに大変なものだとは思っていませんでした。だけど、今回トライやるウィークを体験してそれは大きな勘違いだったということを、改めて実感しました。
まず、初日の図書室の本の整理は思っていた以上に大変でした。図書室は一般の人は入れませんが、研究や調査をしている人のためにたくさんの本が置いてあって、専門的な本や雑誌などが数えきれないぐらいありました。そんな数の本を間違えずに整理しているのを見てすごいなと思いました。
次の日はなかなか入れない収蔵庫を見学させてもらうことができました。収蔵庫には、いろいろな動植物の標本が130万点も保管してあります。世界中の様々な昆虫や鳥などを見ることができたのでとてもうれしかったです。そのほかにも、標本を作っている部屋などを見せてもらうことができました。
3日目はデジタル紙芝居を体験させてもらいました。デジタル紙芝居とは、映像を前の画面に映してセリフを言うというものです。本番は、観客の人は大切な時間を割いてくださった博物館の職員の方々しかおられませんでしたが、それでも緊張しました。だけどみんなほとんどミスなく言えたのでよかったです。
最終日は4階のカウンターで飼われているかたつむりの水槽を掃除しました。たくさんいたので大変でした。大人と子供の違いも教えてもらいました。見分けるコツは、殻の先がまっすぐだったら子供で丸くなっていたら大人だそうです。
普通だったら体験できないようなことばかりさせてもらったので本当にいい経験になりました。ありがとうございました。
トライやる・ウィークを終えて 丹南中学校 河南寛樹
僕がトライやるで人と自然の博物館を希望して、4日間お世話になりました。
その4日間はとても楽しかったです。1日目・2日目・4日目は一般業務をして、3日目だけは、接客を担当しました。お客様の中には、僕と同年代のお客様がいてとても気まずく館内を案内しました。この仕事が一番疲れました。なので接客がとてもしんどいことがすごく分かりました。
最終日の4日目にはかたつむりの飼育ケースを掃除をしました。かたつむりが20〜30匹いてえさには、りんご・にんじん・さつまいも、などを食べていました。
サロンでは生きたオオスズメバチが飼育されていました。「危ない!」と思ったんで、スタッフに聞いてみるとあのオオスズメバチは♂で針は、持っていないそうです。♀は針を持っているということらしいです。
つかれたのは接客でしたが緊張したのは、紙芝居でした。幼稚園児(40〜50人)の前で紙芝居をよまなくてはなりませんでした。いくら幼稚園児の前だとしてもとても緊張します。ですが本番になると誰も観客席には、いませんでした。その時、丁度お昼時で、幼稚園児は外で食事中でして観客は、極めて少なく寂しかったです。
僕はこのトライやるウィークで仕事のすることの楽しさや苦しさを知りました。
将来の職業の選択時に役立てたいです。
トライやる・ウィークの感想 丹南中学校 北野康平
僕はこの、兵庫県立人と自然の博物館でトライやる・ウィークをさせてもらいました。
僕がこの事業所を選んだ理由は、社会見学などでしかあまり行かない博物館では、どんな仕事をされているのかを知りたかったからです。僕がこの事業所で過ごした四日間は、とても充実していて短く感じました。そして、トライやる中にした作業がすべて貴重な体験でした。
一日目は、自己紹介からはじまり、二日目には『フラワータウンクリーン作戦』に参加したりと、忙しかったです。そして三日目には、フロアスタッフの仕事をさせてもらいました。来館者の誘導をしたり、デジタル紙芝居をしたりしました。そして最終日は、立版古を作ったりこの文章を書いたりしました。この、四日間を通して心に残ったことは、二日目の午後の収蔵庫見学です。収蔵庫にはヘラクレスオオカブトとか、タカとかワシの標本とか剥製が置いてあったので驚きました。そのほかにも化石が大量に保管されているところも見れてかなり楽しかったです。そして何より普通の人は入れないシークレットゾーンに入れたことがうれしかったです。
この四日間で博物館のいろいろなことが知ることができてとてもいい体験になりました。このことがこれからも生かせたらうれしいです。
そして・・・・・
色を塗り始めると、とまんないですね。すごい集中力を発揮します。
そして立版古は進化しました。中学生がオリジナルの部分を加えて、より楽しくなりました。ドラえもん風なキャラクターが生まれてました。ラーメンにおはしがついたり、ナマズウシに「ポチ」なんて名付けたり、カメが遠いところに隠れていたり・・・・大人にはできない、柔軟な発想に驚かされました!!
最後の仕上げは、ブログ用入力でした。3時を過ぎても終われないほど、充実した1日になったようです。
生涯学習課でお礼のあいさつをしましたが、「しっかりしてるね」という声が職員の中から聞こえてくるくらい、みなしっかりとトライやるできたようです。お疲れさまでした。
早いモノで、もう、トライやる・ウイーク最終日!!
ということで、今朝は最初に自然・環境再生研究部の鈴木武研究員に指導を受けて、「カタツムリの水槽」のお手入れをしました。
ケース内のカタツムリ(全部で50匹以上いるよ!!)を全部外につまみ出して、エサ屑や木なども取り出し、洗ってキレイさっぱりとします。
週末には、大阪自然史博物館に連れて行かれるので、その前の大掃除です。
誰ですか!!カタツムリを初めてさわる人は!!
カタツムリハウスをクリーニングした後は、ナマズウシ立版古づくりに挑戦します。ナマズウシとくしまオリジナルバージョンを書き下ろした河南堂珍元斎の型紙を使用します。情報管理課の女性陣も、中学生に混じってトライしています。 はてさて、どんな楽しい作品ができあがることやら? お楽しみに・・・・!!
兵庫県では、70年ぶりに発見された幻の植物「シロシャクジョウ」ですが、以前のブログでもアナウンスしておりましたとおり、この2011年12月2〜3日に丹波文化活動交流会(in 丹波の森公苑)にて展示する運びとなりました。封入標本は、本邦初公開になると思います。また、このシロシャクジョウについての学術情報などもあわせてポスターで紹介される予定です。
関心のある方は、ぜひ足を運んで頂ければと思います。
展示は、丹波自然友の会の皆さんのブースにて行います。採集を案内くださった長井代表をはじめ丹波自然友の会の皆さんに感謝いたします。
(みつはし ひろむね)
11月17日(木)は、篠山市立篠山中学校と篠山市立丹南中学校の皆さんに
フロアスタッフのお仕事を体験していただきました。
まずはクリスマスイベントに使う材料準備のお手伝いです。
そして、デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」を実施。
皆さん絵にあわせて、大きな声で紙芝居を読んでくださいました。
紙芝居のあとは、再びイベントの準備のお手伝い。
4Fカウンターで飼っているスズメバチ(オス)の散歩も体験してもらいました。
スズメバチのオスは針をもっていないので、刺される心配もありません。
ヒモでつないだスズメバチをケージから出して…はじめは怖々とさわっていましたが、
すぐに慣れて楽しく散歩ができました。ハチも開放的だったのでは?
本日はフロアスタッフ業務、お疲れ様でした。
(フロアスタッフ松田)
久しぶりに星の話など
「しし座流星群」がまもなく極大をむかえます。
多い時には、1時間に数十個から数百も観測されたりとか・・・・時には千単位の時もあったそうですが。
しかし、観測の条件にも大きく左右されることと思います。
今回は、11月18日(金)の真夜中あたりが最も見やすいとも言われていますが、しし座がちょうど月と火星の間近にあるので、光に遮られて見えにくいかも知れません。
それでも大きな光球や反対側なら見えるかも知れません。
是非、観測してみてください。
今夜のお天気はどうかな?
※上の画像は「stellarium 0.10.6.1」を元に加工しています。このプログラムは、ここから入手できます
NPO法人 人と自然の会(ひとはく連携活動グループ)さんでは、オープンセミナーとして、「四季の星空案内」の講座を開設されています。次回は12月4日(日)ですが、星空に興味のある方は是非お越しください。
今年の紅葉に、なんだか物足りなさを感じています。
どうしてなんでしょうかねぇ?いつまでも気温の高い日が続いていることと関係があるのでしょうか。
気を取り直して、深田公園のプチ観察会
主催:自分 参加者:自分 場所:深田公園
見つけたモノ:写真でどうぞ!!
ひとはくの建物の端っこに階段があります。そこからみた景色です。建物のガラスの壁面、そこに写った月、紅葉、青空
公園の片隅にあったカリン。このカリンの実のジャムが美味しいらしい。ノドにも効果があるらしい
これはなんだ?こぶができてるぞ。
ひとはくから深田公園におりていく階段を進むと、頭の上に紅葉の枝が張り出していて、トンネルのようです
あぁそうでした。昨日拾い集めたサクラの葉っぱ。たくさん拾ったので並べてみました。
あなたならどんな風に並べますか?
このチラシを見てください。
http://www.city.sanda.lg.jp/kyouiku/documents/201z_2.pdf
今度の土曜日、ウッディタウン市民センターで
第1回さんだサイエンスフェスティバルが開催されます。
三田市の”さいえんす”に関係する人や学校や企業などが集まり、
サイエンスに関する体験やものづくり、展示を行います。
三田市中学校理科作品展の表彰もあります。
もちろんひとはくも、
定番の「簡単!化石のレプリカづくり」
で出展します。
今回は、ななんと、先着130個無料!! の大盤振る舞いです。
更に、新しい体験プログラム(新ネタ披露!)もあります。
19日はウッディタウン市民センターでお会いしましょう。
三田市のHP ↓
http://www.city.sanda.lg.jp/kyouiku/h23sciencefes.html
(生涯学習課 西岡敬三)
午後は博物館の奥深い心臓部、収蔵庫棟を見学しました。
収蔵庫棟と呼ばれていますが、収蔵庫だけではなく、さまざまな研究室や標本製作室、作業室などもたくさんあります。ふつうの来館者は観ることができない、シークレット・ゾーンです。
その中から、昆虫標本製作室・植物標本製作室にお邪魔して、仕事の内容をお聞きしました。そして地学の収蔵庫でも、化石の標本資料の整理についても説明をしてもらいました。お仕事中にお忙しいのにお邪魔してすみませんでした。ありがとうございました。
そして、収蔵庫を少し見学しました。広〜〜〜い部屋の端から端まで収蔵棚やロッカーがあって、動物や昆虫、植物の標本がたくさん保管されている様子を見学しました。
明日は、フロアスタッフのみなさんに指導していただきます。
11月8日(火)〜11日(金)に、
神戸市立有野北中学校と神戸市立北神戸中学校の
トライやる・ウイークがありました。
2日目(11月9日)午後、
デジタル紙芝居の練習後、イベントの準備を手伝いました。
3日目(11月10日)午後、
ブログを作成した後、ちんげんさいのナマズウシ立版古を作りました。
4日目最終日(11月11日)午後、
デジタル紙芝居を行った後、イベントの準備を手伝いました。
最後に学習課で、お礼の挨拶をしました。
4日間お疲れさまでした。博物館での思い出を大切に、
これからの学校生活も頑張ってください。
また、今日11月15日(火)〜18日(金)まで、
篠山市立篠山中学校と篠山市立丹南中学校の
トライやる・ウィークがあります。
11月17日(木)には、中学生によるのデジタル紙芝居を予定していますので、
是非、御来館ください。お待ちしております。
本多淳二
11月12日(土)、13日(日)の両日、兵庫県立但馬ドームで、
「但馬まるごと感動市」が行われました。
その中で、「山陰海岸ジオパークフェスティバル2011」のブースがあり、
人と自然の博物館も参加しました。
13日(日)の様子をご紹介いたします。
兵庫県立豊岡高等学校の理数科の1年生が、
今日も応援に駆けつけてくれました。
簡単化石のレプリカづくりを手伝ってもらいました。
簡単化石のレプリカづくりは人気があり、
午後1時30分頃には、材料のおゆまるがなくなってしまいました。
完売御礼です。
午後からは、液状化の説明のコーナーを中心に行いました。
建物の揺れ方を比べる実験も人気でした。
液状化の実験を何度も試す熱心な小学生もいました。
とても大きな会場で、食べ物のコーナーや歌合戦など、
他の催しも行われて、盛大なイベントでした。
兵庫県立豊岡高等学校の理数科1年生の有志の皆様、
ご協力ありがとうございました。
本多淳二
本日、高校連携セミナーのクラーク記念国際高等学校の2学年の2回目、
布施静香主任研究員の「DNA抽出実験」がありました。
2mol/lの食塩水100mlを作っています。
女子は、タマネギを切った後、洗剤を測っています。
男子は、食塩水を作成中です。
タマネギと洗剤をミキサーで細かくし、
その液体の25mlをビーカー入れ、食塩水20ml 加えて、
100度で5分間湯せんした後、ろ過しています。
ろ液の三角フラスコを氷水でよく冷やし、
冷えたエタノールを約25ml加えて、
三角フラスコをゆっくり揺らすと、
白っぽい塊ができました。
この白い塊がDNAです。
どのグループも成功しました。
午後からは、一般のセミナー参加の方々と一緒に、
DNAの抽出の実験を行いました。
次回2学年の3回目は、1月17日(火)12:45〜13:30で、
小林文夫主任研究員の「火山活動と日本の国立公園」です。
申込〆切は12月25日(日)です。
また1学年の7回目は、1月24日(火)12:45〜13:30で、
三橋弘宗主任研究員の「芦屋川の水環境調査」です。
申込〆切は1月3日(火)です。
詳細は、ホームページ をご覧ください。
ご参加お待ちしております。
本多淳二
眠い眠い早朝、山々は朝霧に覆われていたジオ。
ここはどこかというと、11月12日(土)豊岡市日高町にある但馬ドームで開催された「但馬まるごと感動市」に来たジオ。
同じ頃姫路ではB-1グランプリがあったけど、但馬ドームは大変盛り上がったジオ。広ぉ―いドームに、所狭しとテントが張られて、迷子になりそうなくらい人が多かったジオ。
今回は、SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)の一校である兵庫県立豊岡高等学校の地学班のお兄さんお姉さんにも手伝ってもらって、朝から晩まで化石のレプリカづくりをしたジオ。
小さなお子さんからお父さんお母さんおじいさんおばあさんも、楽しんでつくってくれたジオ。ぼくも高校生に教えてもらって、ちょっとだけつくったジオ。
ブースではレプリカづくりだけではなく、液状化の説明のコーナーや但馬地域の地層モデルのコーナーもあったジオ。
夕方4時頃までがんばったご褒美に、きなこ餅をみんなで食べたジオ。おいしかったバク!!
今日は毎週の恒例になっている自動撮影カメラの確認作業をしてきました。最近は何も撮影されていないことが続いていました。同じ場所で半年以上継続してカメラを置き続けているので、そろそろ場所を変えるか、調査そのものをやめようと考えていました。先週はちょっと忙しかったので、今日、2週間ぶりにカメラを確認したところ、これまでに撮影されていなかった動物が登場しました。
2頭が撮影されたのは、10月30日の午前2時44分から2時45分にかけての真夜中でした。翌日、10月31日の18時26分から33分にかけても同じ個体と思われるタヌキが撮影されていました。
同じ場所でキツネは定期的に撮影されているので、深田公園を生活圏として利用していると思われます。一方、タヌキは今回が初めてで、深田公園で暮らしているというよりは、移動の途中に通過したのではないかな?と思います。
みなさんの近所でも夜中にひっそりとタヌキが歩いているかも?しれません。
北村俊平
いよいよトライやる・ウイークも大詰めを迎えます。
最後は、フロアスタッフの植山さんの指導で、ペーパークラフト用の紙を切り取ります。立体しかけ絵本に使う部品なので、ていねいに作業をしますが、集中していて終了時刻の3時を過ぎちゃいました!! ごめんなちゃいねm(__)m
生涯学習課の本多指導主事とともに終礼を行い、最後は生涯学習課の部屋でひとりずつトライやる・ウイークでの感想を発表して4日間の体験活動を終えました。
お疲れさまでした。
解散後に、館内を自由にゆっくり見学して帰ってくれたようです。
ありがとうございました。
※「うわぁ、もうblogあがってるし!!」「めっちゃ、早っ!!」 中学生がトライやる・ウイークの期間中に言ってくれていました。「blogなんだから、できるだけ新鮮なうちに発信しなきゃ!!」「今日の出来事は今日のうちに家庭で話し合ってもらわなくちゃ!!」「できたら言葉だけよりも、写真もある方が伝わりやすいだろうな」なんて思って。そのために、できるだけ短時間で多くのblogを掲載するようにしました。読みづらいblogもあったことと思いますが、どうか趣旨をご理解いただきお許しくださいますようお願いいたします。
情報管理課:八尾
午後もトライやる・ウィークblog全開です。
デジタル紙芝居を上映する前には館内放送を使って来館者にアナウンスを流します。「◯◯時から、□□で、△△と題してデジタル紙芝居を上映します。館内にお越しのお客さまは・・・・・。」慣れていないとなかなかしゃべれないのですが、そこもバッチリクリアします。
そしていよいよ、大阪市からお越しの140余名の中学生にデジタル紙芝居を上映。 偶然にも聴衆も中学2年生でした。緊張するかな?と思ってましたが、質問に対する会場からのリアクションに、さらにキャッチボールをして会場に切り返すなど、とてもとても素人とは思えない舞台度胸!!
紙芝居が終了すると、「あぁ、最初の方が上手くできてたなぁ。」「今のは、タイミングとか、めっちゃアカン(*_*) 失敗やぁ。」と、自分たちでふりかえって反省をしていました。
このデジタル紙芝居のほかにも、今日は雨だったために館内がとても混雑していましたが、団体の来館者の誘導や案内も、フロアスタッフとともに的確にテキパキとこなしていました。
お見事でした!! (^^)//""""""パチパチ
11月6日(日)にひとはくフェスティバル2011が開催されました。今回は「山陰海岸ジオパーク」をテーマに、山陰海岸ジオパーク協議会、鳥取市観光協会、京丹後市観光協会などの参画もいただき、全部で53団体とともに実施しました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、2万人を超えるビジターを迎えて、無事フェスティバルを終了することができました。ここでは、当日のようすを少し紹介したいと思います。
ミュージアムワールドには36団体の出展があり、多くの他府県の博物館施設の職員やボランティアグループ等の方々によって、さまざまな催しが開催されました。今年は雨のために、本館内やポロンピアホールのホワイエなどに各ブースの出展をお願いしたので、参画いただいた方々にはいろいろとご不便等おかけすることになりましたが、会場は親子で楽しむ姿でいっぱいでした。
本館内ではゆるキャラ(京丹後市のコッペちゃん)もお出迎え
ホロンピアホール・ホワイエ会場のようす
雨を避けてホロンピアホールの軒下で
ジオパークをテーマに鳥取の砂を使った砂像作りの催しもありました
化石の石割り体験も盛況でした
アースシアターもきれいに飾り付けてフェス仕様
まんぷく屋台も、今年は歩道橋の下で開催となりましたが、カレーや焼き芋など10の屋台が並び、お昼には長い行列もできました。
歩道橋の下に屋台通りが出現
ホロンピアホールのステージでは、今年も有馬高校と三田祥雲館高校の吹奏楽が催されました。
吹奏楽に続いて、ホールでは「ひとはくかわらばん」の表彰式を開催。661点の応募作品から館長賞、三田記者クラブ賞、研究員賞が選ばれ、33人の参加児童のみなさんに岩槻館長から表彰状が手渡されました。
ステージの上で、岩槻館長を囲んで受賞者みんなで記念写真
ステージでは、今年のフェスティバルのテーマにちなんで「山陰海岸ジオパーク◯×クイズ」も開催。88人の参加者から勝ち抜いた最終正解者5人には特別記念品が贈呈されました。
ステージ最後のプログラムは「ゆるキャラ撮影会」です。山陰海岸ジオパークにちなんで来ていただいた玄さん(豊岡市)とトリピー(鳥取県)、コッペちゃん(京丹後市)の3体のゆるキャラに、キッピー(三田市)、はばタン(兵庫県)、そして、ひとはく博士がステージのうえに大集合。親御さんは、子どもたちとゆるキャラの写真を取るのに大忙しでした。
たくさんのご来場、本当にありがとうございました。来年は、ひとはく開館20周年です。皆様のこれまでの「ひとはく」へのご支援に、20年の感謝をこめてフェスティバルを開催したいと思っております。来年も皆様のおこしをお待ちしています。
生涯学習推進室
「第2回 ひとはくいきものかわらばん」の展示が始まりました。全661点の作品。
そして、応募資格のない私は、今年も1人いきものかわらばんを始めました。
巣から羽化したばかりのオスのスズメバチ2匹を10月25日(火)に大谷主任研究員からもらって、飼いはじめました。
(スズメバチの巣) (成虫になったばかりのスズメバチ)
「スズメバチ!大丈夫???」と思ってくれた優しい ひとはくブログの読者のみなさま。
安心してください。針をもっているのはメスだけで、ハリのないオスは刺せません。
(去年は、セグロアシナガバチを飼っていました。
☆いきものかわらばん 番外ブログ編2 〜ハチのオスは刺さない(^^)
☆標本になったハチたち
去年長くアシナガバチを見てきた私にとっては、スズメバチはとても大きく、なかなか見慣れなかったのですが。日が経つにつれ、この大きさになれてきました。
でも、このスズメバチたちは、私の仕事机の隅に置いていますので、みなさんにはご覧いただけないんです・・・。
(お食事中です(*^¬^*))
でも、見たい、触りたい人は、4階カウンターでもフロアスタッフが飼っています。
是非、来てください。スズメバチをこんなに近くで見られる機会はなかなかないですよ。
小林美樹(生涯学習課)
今日もシトシト雨が降っています。
そういえば10日ほど前に行った丹波っ子学びフェスタもそんな雨の中でした。場所は柏原の丹波の森公苑。
木の根橋の大ケヤキも雨にぬれてきれいでした。
生涯学習課西岡課長は化石レプリカづくり ちんげんさいは講談+お絵かき「ぎっちょん君参上」「アリとキリギリス七変化」の2題でした。
丹波の子どもたちは算数や漢字のクイズにチャレンジの合い間に、“ひとはく”を楽しんでくれました。
えらい大勢集まったなあ、ひとはくも人気やなあと思っていると、なんと賞品はなでしこジャパンの選手のサイン…そんでかいな。
キリギリスのネタをしましたが、キリギリスはもちろん鳴いておらず、鳴く虫もカネタタキくらい…あーぎっちょん君の季節も終わりさびしくなったなあ…鳴く虫講談も今年は終わりかいなあ〜としみじみしていると、
途中のお店にアケビが売られていました。
と、さっそく新キャラ描いてみました <-----単純やなぁ!!
思いつきのヘンなキャラですが、いつか陽の目をみる日が来るか?小舘研究員、なにかで使ってやってください…どう?
ひとはく地域研究員 河南堂珍元斎
11月6日、ひとはくフェスティバルにひとはくに帰ってきたジオ。
行ってみると、ボクを描いたちんげんさいがいたジオ。
ちんげんさいは、いろんな顔、かお、カオ…をどんどん描いたジオ。
見てると玄さん、トリピーもあらわれたジオ。
なんと玄さんまで、描いたジオ。玄さんは1600000才だそうだジオ。
玄さんは暑いらしく扇子にかいてもらっていたジオ!
描いた顔の数は110ガオだジオ!
鳥取県関西本部や鳥取市の砂像チームも今年は来ていて、目玉おやじは砂像にしてもらっているし、
「アア、ぼくも描いてほしいジオ・・・」 とぶつぶついっていたら、また警備のおっちゃん要さんにつかまって、しまったジオ。
あれ、僕ににたピンクのジオバクも岩槻館長につかまっているジオ?
ありゃりゃ?
今年はダメだったが来年はゼッタイ似顔絵描いてもらうジオ!
玄さんや目玉おやじ、もちろん僕ジオバクに会いにぜひ山陰海岸ジオパークへ!
待ってるジオ!
ジオバク
トライやる・ウィークにて
有野北中学校の丸山です
このたび、人と自然の博物館にはトライやるで来ました。
博物館を選んだ理由は、博物館の仕事に興味があり、一度この仕事をしてみたかったので選びました。
一日目の午前中は館内を案内していただきました、普段は立ち入り禁止の研究室や
標本室などにいきました。
午後はスタンプ台の紙の張り替え作業や小学生のナガスクジラの問題の出題をして、
デジタル紙芝居の見学をして一日目は終わりました。
二日目の午前中は館内巡回をして異常がないか調べました。その後、イベントで
使用する紙をきりました。
午後はデジタル紙芝居の練習をしました、その後また紙を切りました。
三日目の午前中は館内のパソコンを点検してブログを作成しました。
午後はペーパークラフトをします。
有野北中学校 丸山
〜充実した毎日〜
今回トライやるで、人と自然の博物館の方々にお世話になっている、有野北中学校の三藤です(^−^)
人と自然の博物館で活動したいと思った理由は、単純に博物館で活動したいと思ったからです。博物館が大好きな私にとっては、ウハウハな毎日(笑)
〜11月8日(火)〜
初日は、緊張した。集合時間の30分以上前に来ちゃった;
午前中は、博物館の普段は入れないところに連れて行ってもらいました!「博物館ってこんなこともしてるんやなぁ〜」って思うような研究もしていることに、めっちゃ驚きました。特に化石の発掘のラボは、大学院の研究室みたいなところだったから、私は大興奮!また、魚が液体(ホルマリン)に浸かった標本も、凄かった!でも、猫の内臓や蛙の心臓の標本を見たときは、さすがに引いた・・・昼食を食べ終わったあと、4階のサロンでスズメバチのオスを触った。スズメバチって、刺されたら危ないイメージがあったけど、オスには針がないって聞いて、遠慮なくベタベタ触っちゃいましたw今では、早く触りたいと思うほどに(笑)スタンプの画用紙の張り替えをしました。意外と大変で、フロアスタッフの方たちの仕事も大変だなぁと思った。あと、ツアーにも参加して、クイズの問題を読みました。
〜11月9日(水)〜
トライやる2日目。午前中は、フロアスタッフの方と一緒に館内巡回をしました。細かいところにも目を配ってきっちりチェックをするのは、客として来たときとまた違う感じがした。そのあと、イベントで使う紙の切り取り作業をしました。ハサミの持つとこが、指に食い込んで痛かった(泣)でも、楽しかった!慣れてきたころには、プロってたしwww午後は、デジタル紙芝居の“スミスネズミと100年の森”の練習をしました。パソコンでクリックをして、画面を変えていきながら台本を読むのはめっちゃ難しかった;
2、3回練習しても、自信がない(>−<)本番明後日やのに・・・。今日は、家でちょっと練習しようかな・・・なんて(笑)とにかく、充実した2日目でした!!!
〜11月10日(木)〜
3日目。緊張もほとんどしないくらいに慣れました。午前中、ブログの作成。人と自然の博物館で、ブログ!?なんて思ったけど、めっちゃ楽しかった!!!パソコンのキーボードを打つのは結構得意だから、さくさくと作業が進んでいきました。午後は、ペーパークラフトをします。凄く楽しみw明日は、デジタル紙芝居の本番。ヤバい。自信がなさすぎる!!!だから、明日は楽しみのような、緊張のような・・・そんな複雑な気持ちです。
作成日時:11月10日(木) AM 11:00
有野北中学校 三藤
トライやる・ウィーク
このたび、人と自然の博物館にトライやるで来ました檜垣です。
博物館を選んだ理由は、品物を売ったりするお店ではなく、展示しているものを、
見てもらう博物館で一度働いてみたかったから、人と自然の博物館を選びました。
一日目は、博物館が休みだったので、近くの公園でボランティア活動をしました。
とてもしんどかったです。
二日目、行きの電車で、有野北中学校の丸山くんと会いました。
午前は、博物館内を案内してもらいました。
普段は、入れない研究室や標本室などにも行きました。
標本室には、ホルマリン漬けの魚や、カニ、蛇、それに猫の心臓などの、内臓のホルマリン漬けもありました。
午後は、スタンプの汚れた紙の張り替え作業をして、ナガスクジラの説明を、小学生にしました。
その後に、金曜日にする紙芝居の練習をしました。
三日目
午前は、エントランスホールでチケットの販売をしました。
その後に、ボルネオジャングル探検ツワーの説明文や、クイズなどを作りました。
午後は、紙芝居の練習をしました。
声の大きさや、しゃべり方に気を付けて練習をしました。
金曜日間違えないように練習しました。
四日目
午前は、館内のすべてのPCの点検をしました。
その後に、ブログ作成をつくりました。
すごく時間がかかって、午後からもつづきをしなければならなくなりました。あまりPCは使わないけど、どうにかできそうです。
午後からは、PCの続きと、ペーパークラフトをします。
めっちゃおもしろそう!!
今日が一番楽しいでーす!! (2011年11月10日)
北神戸中学校 檜垣
トライやるにて
トライやるで、兵庫県立人と自然の博物館に来ました北神戸中学校の小岸です。
今回ここをえらんだ理由は、よく好きで遊びに来ていたからです。 私は植物や動物を観察することがすきで、将来は、植物などの研究や、培養をしたり、博物館で模型をつくったりツアーで色々なことを教えながらまわったりということをしてみたいと思っています。
そこで、人と自然の博物館をえらぶことができるとしり、これはまたとないチャンスだ!
と思ったからです。
今回の博物館のトライやるでの内容です。
1日目
まずは館内の散策をしました。普段は入ることのできないところにどんどん入ることができ、とても楽しかったです。なかには想像できないほどたくさんでめずらしい資料があり、いくら見ても飽きることはないと思いました。 午後からは、スタンプ台の壁にはっているいたずらされた画用紙の張り替えをしました。 そののち小学生にむけて、ツアーでクイズを出しました。
2日目
これからの博物館で実際に役にたてそうなことをさせていただきました。まずは団体のお客様が使う券の整理をしました。 のちトライやるの後に開かれるイベントの台本に使用される文の作成をしました。午後からは、今度発表するデジタル紙芝居の練習をしました。いろいろなことを同時にするので難しかったです。
3日目
この文章をつくっています。ブログにのせるらしいので、緊張します。
昼からはペーパークラフトをします。
明日は最終日です。
昨日練習したデジタル紙芝居の本番なので、緊張しています。しかしほかの事業所と違い一般の人への発表ができるので、楽しみにしています。
貴重な体験がたくさんできたのでよかったと思います。
北神戸中学校 小岸
11/12(土)・13(日)15:00〜のFSとあそぼうイベントは・・
「おりがみでゾウをおろう!」をおこないます。
博物館に展示されている大昔にすんでいたゾウの仲間たちのお話を聞きながら、かわいいゾウをおってみませんか?
参加費は無料です。(別途観覧料が必要)
参加を希望されるお客様は、15:00に4Fひとはくサロンにお越しください。
(フロアスタッフ 松田)
今日は1日フロアスタッフ業務を体験ということで、午前中はエントランスや3階入口でお客様対応をしていただきました。
団体様のチケットを用意したり、団体様をセミナーのお部屋までスタッフと一緒にご案内したりと、忙しい1日の始まりです。
団体対応が終わると、毎週土日に行っている「フロアスタッフとあそぼう」のイベント準備をしてもらいました。
小岸さんと檜垣さんには、11月18日・19日に行う「画はくの日〜ボルネオジャングル〜」に参加してくれるみんなに、ボルネオジャングルについて楽しく知ってもらうためにどんな説明がいいのか、考えてもらいました。まずは展示を見学して、題材探しです。
二人とも真剣に、メモをとります。
「前にテレビで、コノハムシについて見たので、面白いと思うんです!」
「スマトラサイは、ツアーで説明されてなかったですよね?」などなど、
イベントに参加してくれる子ども達に興味を持ってもらえるように、スタッフの目線で一生懸命考えてくれていました。
丸山さんと三藤さんには11月12日・13日に行う「うきうきおりがみ〜ゾウをおろう〜」の準備をしてもらいました。イベントで使用する、ゾウの好きな食べ物の紙を形に合わせて丁寧に切ってくれました。
これで、イベントに参加してくれる小さな子ども達も、ハサミを使わずに安心して楽しむことが出来ます。切るのは大変だったと思いますが、イベントに参加してくれる子ども達みんなに楽しんでもらえるための、とても大切な作業なんです。
そしてデジタル紙芝居の練習を行い、いよいよ明後日が初披露です。 ぜひ、11日(金)はひとはくに、トライやるウィーク実習生が担当するデジタル紙芝居を見にお越し下さい。
フロアスタッフ一同
暦の上では、今日から冬ですが、ひとはくでは今日から「トライやる・ウイーク」が再開しました。
今回は、神戸市立北神戸中学校と神戸市立有野北中学校からそれぞれ男女各1名ずつ・計4名が活動してくれます。
ひとはくでの活動は今日が初日ですので、最初に生涯学習課の担当者からオリエンテーションを受けました。そして午後から実際に活動しました。まず、館内の各所に設置してあるスタンプ台の周辺の整備・改修作業をします。壁面に付着したスタンプインクをキレイにしたり、台紙を貼り替えたりしました。
また、来館した小学生の団体の展示見学に同行し、フロアスタッフの補助や展示解説もしました。
アースシアターにも行って、デジタル紙芝居の様子を見学しました。これは単に鑑賞しているのではなくて、実は自分たちが実際に演じるための予習なのでした。スタッフとの打合せも真剣です。
今週金曜日まで中学生が活動していますので、ご来館された際に出会われたら、是非ひと声かけて励ましてやってください。よろしくお願いしま〜す。
昨日からの雨で、足下が悪いにもかかわらず大変多くのお客さんにひとはくに足を運んでいただきました。誠にありがとうございます。
私は朝から、ずっーとホロンピアホールにいましたので、ステージプログラムを中心にblogをまとめることにします(と、いっても簡単に!!)。
オープニングは、おなじみ兵庫県立有馬高等学校吹奏楽部のみなさんの演奏とパフォーマンスです。毎回素晴らしい演奏と、会場のお子さん達といっしょに楽しめるよう企画してくださいます。
ステージには、山陰海岸ジオパークにちなんだゆるキャラを含む6人(?)のゆるキャラが勢揃いしました。
午後の最初のプログラムは、兵庫県立三田翔雲館高等学校吹奏楽部のみなさんの演奏でした。おなじみのAKBのヒットソングやSMAPの世界に一つだけの花など、みんなが口ずさめるような楽しい曲を演奏してくださいました。
岩槻館長の講評に続き、一人ずつ賞状を手渡していただきました。ちょっぴり緊張と嬉しい気持ちが表れていました。最後には全員舞台に上がって、記念撮影でした。
今年のステージプログラムの目玉!! 山陰海岸ジオパーク◯×クイズ
なかなか勝者が決まらなくて、最後はジャンケンになったけど、先山研究員の解説を聴きながらジオパークについて学べるクイズでした。
来年もまた見に来てくださいネ!!
土曜の午後、サロンには多くのお客さまが訪れてくださっています。
そして、サロン横の大セミナー室には、ひとはくの館員が全員集合!!
そうです。明日開催予定の「ひとはくフェスティバル」の結団式のために集結しています。
岩槻館長からの檄をうけ、フェスティバル・リーダーの北村研究員、黒田研究員から準備についての説明を聞きます。ひとはくかわらばんの表彰式については、大谷研究員から説明がありました。
ただ・・・・・・天気はというと・・・・・・うぅーん(*_*) 既に雨が降っています。
雨が降っても、ひとはくは元気です。一部プログラムの組み換えや開催コーナーの移動等はありますが、みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
是非ご家族おそろいでお越しください。関西の文化の日でもあり、入館料は大人も子どもも無料ですよ!!
情報管理課:八尾
今日の三田は、とてもよく晴れています。いわゆる「快晴」。
爽やかな秋空、というよりも、ちょっぴり汗ばむ陽気!!に包まれています。
明後日6日(日)はお待ちかねの「ひとはくフェスティバル」です。
どうぞ、ご家族おそろいでお越しください。当日は関西文化の日 入館料は無料となっております。
情報管理課:八尾
いよいよ第6次丹波の恐竜化石発掘調査が始まりました。
と言っても、今日のところは重機による削岩が始まったところです。午前8時前、トレーラーに乗せられショベルカーが搬入されました。
等身大の丹波竜の横を通り抜け、作業現場へ向かいます。
今回の現場は第5次までの河床の現場から離れた、農道の脇(発電所の隣)の民有地になっています。
しかも、狭い範囲を竪穴式に調査することになるので、今までと随分様子が違います。お地蔵さんも危険を避けるために少し離れたところに移設され、今回の発掘調査を見守ることになります。
少し表土を掘り下げ、池田研究員と作業員の方と岩盤の様子を確認しながら作業を進めます。掘った土砂はダンプに積んで運び出します。
こうして発掘調査の準備を進め、実際にボランティア等が加わって発掘調査が始まるのは来月12月11日頃の予定です。記者の取材に池田研究員も答えていましたが、恐竜の脚の化石が出ると嬉しいのですが・・・・・・。
今回の現場は河床から数メートル高所になり、すぐ近くをJRも走っています。電車からも見つけやすくなりました。等身大の丹波竜の横にオレンジのフェンスで囲った部分が今回の現場です。電車に乗られる方は一度車窓からも発掘現場を見てください。
1が並ぶ話は、前のblogで書きました。
今回は「November」について
いきなりですが、この「November(英語)」というのは、ラテン語の「9、9番目」という意味の「novem」という言葉に由来しているそうです。
「えっ? 9番目!! なんで、11月は11番目じゃないの?」
という突っ込みが聞こえてきますね。そうですよね。なんで11月なのに「9番目の月」なのでしょう?
それには訳があるようで調べてみると・・・・・・紀元前46年まで使われていたローマ暦が3月始まりだそうです。つまり11月は、3月から数えて9番目ということだそうです。
ちなみに、8番目にあたる10月は、英語では「October」になりますが、これもラテン語の「8」を意味する「octō」から。7番目にあたる9月はSeptember。ラテン語の「7」を意味する「septem」からきているということです。
つい最近、「マヤ暦」の話題で盛り上がっていたようですね。暦の種類は本当にたくさんあるので、覚えるのは難しいと思いますが、調べると面白いことがいっぱいありますよ。
★☆★☆★
時間がある人は、ローマ暦も調べてみてください。「なんで3月始まりなの?」みたいな疑問や「えっ!!日付のない期間が60日間もあるの!!」みたいな発見もあります。
はやいもので、今日から 11月 November 霜月 です。
そして、数字の「1」が多く並びます 2011/11/1
もっと並ぶのは、今月の11月11日 2011/11/11
この日は沢田研究員によるオープンセミナー「しましまで遊ぼう」が開催されます。
始まりの時刻も凝っています 2011/11/11 11:11 なんだか面白そうですね。
興味がわいた人は、ぜひひとはくへお越しくださいネ。
なんと、明日2011年10月31日 世界の人口は7,000,000,000人に達するそうです。
0が多すぎてわかりませんが、70億人ですって!!
私が生まれた頃は30億人とか40億人だったから、2倍近くになってるんですね。驚きです。
なので、国連人口基金東京事務所では、世界人口が31日に70億人に達するのを記念し、31日に国内で誕生する赤ちゃん全員を「70億人目の赤ちゃんたち」の一人として祝福し、希望者に認定証を贈ることを決められたそうです。
さて、河南堂珍元斎でございます。
ひとはくとの共催で好評開催中の徳島県立博物館企画展「描かれた地震」に行って参りました。
徳島文化の森総合公園に向かう橋で、まず、ナマズウシ君が出迎えてくれます。
どんな展示かと申しますと、活断層のしくみや地形や地層に残された地震のあとなどの紹介をはじめ、ひとはくの加藤茂弘研究員のなまず絵コレクション、ちんげんさいのタヨウ星人原画コーナー「ナマズウシ七変化」などもあわせて展示。会期は10/21日(金)から11/27(日)までとなっております。
23日は、「ナマズウシ大作戦!講談+立版古ぬりえ」と題したワークショップを開催。
講談ナマズウシ七変化!を聞いて、自分だけのオリジナルナマズウシ立版古をつくりました。
日本では地震を起こすといわれているのはナマズでございますが、お隣台湾ではなんとウシ。大地がゴーっとうなる音がウシのモーと鳴くのとが似ているからだそうです。
講談を聞いてイメージした自分だけのナマズウシ立版古をぬって、つくって・・・
この展示の担当の中尾学芸員をはじめ、徳島県立博物館のたくさんのスタッフにもお手伝いいただき、参加者はご満悦!いろんなナマズアワオドリウシができました!
まだやりたい人はナマズウシ立版古セットをお持ち帰り! そしてそしてなんと、良い子にはナマズウシ短冊もプレゼント!
11月3日(祝)には「動く断層ペーパークラフトをつくろう」と題して、ひとはくの加藤茂弘研究員がワークショップを行いまーす。10:30〜13:00〜14:00〜15:00〜の4回、当日受付となっております。乞うご期待!珍元斎はいませんがお持ち帰り用ナマズウシ立版古もまだあります。
四国400万人のひとはくファンのみなさま、ぜひ、徳島県立博物館へ!
http://www.museum.tokushima-ec.ed.jp/default.htm
1階公園口付近に集合し、準備をします。
「虫、きらいな人は?」とたずねると、8割くらいの子が「はーい」と手を挙げてくれました。さて、どうなるのでしょう?
よーいドン。これは、ハーフミラーの天井の写真です。
ちょうちょをつかまえました。
カエルをつかまえましたが、アミから飛び出しました! キャ〜〜!
カエルだけでなく、クモ、ミミズなど、昆虫じゃない「虫」たちも、つぎつぎと・・・「虫、きらい」なんじゃなかったっけ?
たくさんの虫が集まりましたよ。
みんなよくがんばったので、スペシャルとして、オスのスズメバチをさわってもらいました。オスには毒針がないので、刺しません。でも、オスかどうか見分けるのが難しいので、普通の人は、マネしないでね。オスが出てくるのは、この季節だけです。
秋晴れの下で、お弁当です。
さて、今日は、41種、185匹の「虫」をつかまえました。そのうち、昆虫は、33種、158匹でした。ひと月ほど前に同じように虫とりをした学校に比べると、数はちょっと少なかったですが、種類はそんなに変わりませんでした。やはりいちばん多かったのは、バッタのなかまです。図をごらんください。少し前にやってきた、稲美町立天満小学校さん、天満東小学校さんの結果と、比較してみました。
八木 剛(自然・環境評価研究部)
みなさま、こんにちは。
秋も深まってきましたね。
さて11月の「フロアスタッフとあそぼう」のイベントをご紹介します。
年に一度の最大イベント・ひとはくのスペシャルなお祭りは…
◆11/6(日)ひとはくフェスティバル
11/6日(日)は『うきうきFSイベント大集合!わくわくフェスティバル』を行います。デジタル紙芝居やクイズ大会がもりだくさん!
場所:3階アースシアター ※詳しい時間は当日プログラムをご覧ください。
他にも、楽しい体験型プログラムがたくさんありますよ。
ひとはくフェスティバルの日は「無料開館日」となっておりますので、博物館を無料でご入館、ご観覧いただけます!
毎日行っているイベントは…
◆『デジタル紙芝居』
(時間:平日15:00〜/土日祝11:00〜、14:30〜・場所:3階アースシアター)
デジタル紙芝居のタイトルは「スミスネズミと100年の森」。
六甲山に住んでいるスミスネズミのお話です。
◆『展示室ツアー』(時間:平日14:00〜/土日祝11:30〜)
展示室ツアーはクイズをまじえながら博物館をご案内するツアーです。
どこをご案内するかは当日のおたのしみ♪
土・日・祝の15:00〜から行っているイベントは…
◆『フロアスタッフとあそぼう』いずれのイベントも参加費無料です。
3日(木)・5日(土)『 動物すごろく 』場所:3階展示室
12日(土)・13日(日) 『 うきうきおりがみ〜ゾウをおろう〜』場所: 4Fひとはくサロン
19日(土)・20日(日) 『 画はくの日〜ボルネオジャングル〜』場所:1F展示室
23日(水・祝)『あしあとかるた 』場所:4Fひとはくサロン
26日(土)・27日(日) 『 木の実でクリスマス 』場所:4Fひとはくサロン
10:30〜16:00の時間内、いつでも参加できるイベントは…
◆うきうきワークショップ
13日(日)「はくぶつかんペーパークラフト」場所:4階ひとはくサロン
◆深田公園うきうき探検隊(ふかたん)
探険テーマは「ドングリと色づいた葉っぱをさがそう!」。
ひとはくの研究員の先生と一緒に、深田公園を散策してみましょう!
時間:14:00〜 集合場所:4Fひとはくサロン
イベントの詳しい内容は「うきうきカレンダー11月号」にのっていますのでチェックしてください。
(うきうきカレンダーはひとはくHPからもご覧いただけます)
みなさまに楽しんでいただけるイベントを毎日ご用意しておりますので、ぜひお越しください!
(フロアスタッフ 松田)
第6回丹波恐竜化石発掘等連絡調整協議会が終了しました。
今年で6回目になりますが、毎回多くの方の協力があって発掘調査がすすめられています。ありがとうございます。
ちなみに、今日の連絡調整協議会の出席者名簿からその関係団体をみると・・・・・・丹波県民局恐竜まちづくり課・丹波土木事務所・兵庫県教育委員会社会教育課・加古川漁業協同組合・上久下自治協議会・上久下恐竜委員会・上滝自治会長・上滝土地改良区・(財)兵庫丹波の森協会・近畿農政局川代ダム管理所・丹波警察署・丹波市恐竜を活かしたまちづくり課(順不同・敬称略)など、かなりの数であることがわかります。
そしてマスコミ関係者も参加します。
ひとはくでもビデオに記録します。
連絡調整協議会に先立ち、午前中には発掘現場のあります、上滝地区において住民に対しての説明会も行われました。 地元の方々の協力がなくては調査はできません。 この先、発掘調査に関わる多くのボランティアの方々にもお世話になります。
さて、今回はどんな発見が待っているのでしょうか?
情報管理課:八尾
吾輩はジオバクだジオ。
今日はこそっと山陰海岸ジオパークから抜け出してきたジオ。
そう、僕の生まれたひとはくに帰ってきたジオ。
仲間のイカジイたちもいたジオ。うれしいジオ・・・
OH!だれもいないジオ!そっと総務課の部屋へはいったジオ!
なんか荷物があるジオ。徳島の博物館に仲間のナマズウシたちが行くって聞いたジオ・・・そうか、
徳島県立博物館で10月21日からはじまる企画展「描かれた地震」の荷物だジオ!
http://www.museum.tokushima-ec.ed.jp/default.htm
10月23日には、ちんげんさいのナマズウシ立版古のワークショップがある・・・うーん、行きたいジオ!
http://www.museum.tokushima-ec.ed.jp/fukyu/2011/10.htm
当日参加もOKだジオ!
カトちゃん(加藤研究員)のナマズ絵コレクションはもちろん、ナマズウシたちの原画展もやってるジオ。
もう少しひとはくの奥の方を探検してみるジオ・・・
そして、一回座ってみたかった館長のイスに・・・
やった!座ったジオ!
と喜んだのもつかの間・・・
警備のおっちゃんにつかまったジオ・・・
小舘研究員に助けてもらったジオ。おおきに・・・
たまたま通りかかったイヌに乗っけてもらって、いざ、山陰海岸へもどるジオ!ハイドー!イヌちゃん!
山陰海岸でまた会おうジオ!http://hitohaku.jp/geo/index.html
ジオバク 代筆:河南堂珍元斎
昨日は琴引浜ジオキャラバンの先行展示ということで、道の駅てんきてんき丹後(http://tenkitenki-mura.jp/)さんに展示物を持っていってきたジオ
てんきてんきさんの場所は赤く示した現在地のところだジオ
あれえ?僕が後ろを向いているジオ
こちらがてんきてんきさんの入口だジオ。自立できないので塚本さんにおんぶに抱っこだジオ
早く大きくなって自分で歩けるようになるジオ
搬入風景だジオ。京丹後市の能勢さんも搬入作業を
手伝ってくれているジオ
僕も手伝っているジオ。って邪魔してるだけ??
展示物を並べ終わって、最後のチェックをしているところだジオ
ああつかれたジオ。お昼ごはんも終わって眠いジオ。でもこれから琴引浜鳴き砂文化館さんに展示やセミナーの打ち合わせにお邪魔するジオ
こちらが琴引浜鳴き砂文化館(http://www.nakisuna.jp/)さんだジオ
鳴き砂に関する展示がいっぱいあるジオ。こじんまりしてるけど、こんな手作り感あふれる展示もあったり
なんか落ち着くジオ。琴引浜ジオキャラバンは12月23日-2012年1月15日まで開催だジオ(http://hitohaku.jp/geo/pdf/kotohiki.pdf)。丹後にカニを食べにくるついでに遊びに来てくれたら、うれしいジオ。
byジオバク 代筆 高野温子 自然・環境評価研究部
神戸市北区大沢町のアオノリュウゼツランの「その後」の「その後」です。
10月も半ばになり,例のアオノリュウゼツランはこのような状態になりました。
開花していた2ヶ月前(2011年8月)と比べると,ちょっと寂しい感じになりましたね(開花中の様子はこちら)。
花序をもう少し拡大して見てみましょう。
右端に着いている丸い黄緑色の物が若い果実です(この写真には2つ写っていますね)。
でも,殆どの果実がすでに落ちています。やっぱり大沢町では,種子をつくるのが難しいようです。
地面に落ちていた若い果実を切ってみました。
左と中央は縦割り,右は輪切りです。
未熟な白い種子がぎっしりとつまっています。
種子にある翼もお見せしたかったのですが・・・未熟すぎて上手く撮影できませんでした( T _ T )。
葉の様子はこちら。だんだん枯れてきましたね。
アオノリュウゼツランは多年生植物ですが,一回結実性なので,開花した株は枯死します。
この株は50歳。
最期の約半年におきる劇的な変化を目の当たりにすると,改めて生き物の「すごさ」に感じずにはいられません。
<写真:もりまさあき(次長),文:布施静香(主任研究員)>
前のブログで紹介しておりました『シロシャクジョウ』の封入標本が完成しました。
上の写真はコンパウンドによる磨き上げが完了した状態です。
残すはケイ素ポリマーによる無機ガラスコーティング処理とフッ素コーティングだけです。ガラスコーティングの前に写真を撮らないと、反射がきつくてきれいに撮影できません。
これは、別の観点から説明すると、表面のかすかな傷をポリマーが穴埋めして、より透明性を確保すると同時に、鏡面効果により紫外線カットの役割を果たします。そのことで、樹脂や標本の劣化を抑えます。そのあと、フッ素樹脂によるコーティングを行います。これは、表面の摩擦係数を低下させて、ハンズオン展示の際の『すり傷』を減らす役割を果たします。
ときどき、各地の博物館でみかけるプラスティック封入標本ですが、このように細かな配慮がなされて展示されています。みなさん、ハンズオン展示といえども、丁重に取り扱ってくださいね。
この標本ですが、シロシャクジョウの発見者であり、採集の案内をしてくださった『丹波自然友の会』の皆さんとの共同で、12月のはじめに披露したいと思います。また、日程と場所が決まりましたら、ご報告いたします。
ここで宣伝です!
11月19日に当館にて『封入標本づくり』の実習講座があります。
http://www.nat-museum.sanda.hyogo.jp/education/11syousai/F08.html
10月30日までが締め切りですので、関心のある方は早めにお申し込みください。
小学校の授業で限られた時間でも完成させる迅速な製作法の紹介から、博物館の常設展に利用するレベルの本気テクニックも交えながらの実習となります。
毎年、まったくはじめての方から、展示会社のプロの方まで参加されていますので、どなたでもお申し込みして頂いて問題ありません。
当日は、製作した標本をお持ち帰りいただけます。
ちなみに、昨年はこんな面白いものをつくった方もおられました。
*壊れやすいカエルの骨格標本が手にとってじっくり観察できる
*ある海岸の貝類を一堂にあつめて一挙に見ることができる
半数ぐらいの方が、標本持参での参加です。気合いが感じられます。
ちゃんと封入用の標本も用意しておりますので、手ぶらでの参加も大丈夫です。
(過去には北斗の拳のラオウのフィギュアを封入してた人もいましたが・・・)
自然史博物館の役割は、素朴に自然とのふれあい体験をお手伝いするだけでなく、一手間をかけて(実は身近にあるのだけれど)非日常的な体験や理解を提供すること、できれば、標本だけでなく、その”技法”をお持ち帰りできるようにダウンサイジングすることにあります。
この『お持ち帰りできる技法』という部分がとても大切です。もっと言うと、『お持ち帰り』して、まわりの方に自慢していただく、自らが生物多様性の『語り部』になって頂くことです。そして、その方が地域での展示会や観察会に活用していただくことが、博物館の到達目標のひとつです。
こうした普及プロセスを促進するためにも、展示技法のイノベーションが重要となります。そのひとつが封入標本づくりの技法であり、現在も、「より手を抜いて作る方法」や、「よりきれいに作る方法」、「これまで封入できなかったものを封入する方法」、「傷が付きにくいコーティング方法」等の研究開発を続けています。これに加えて、効果的な講座の開催方法や、学校教育でのカリキュラム化や環境政策のなかでどのように組み入れるのか、といった活用の機会と場についてもあわせて社会実験や研究を行っています(例えば豊岡市のコウノトリに関する普及教育/ VIDEO ・ HP )。
セミナーでは、こうした側面についても、多様な分野の知を集積し、実践的に再構築する体系としての「博物館学」を解説しますので、博物館活動に関心のある方も、ぜひご参加頂ければと思います。
(来年度から博物館学芸員養成課程のカリキュラムが大幅に変わりますので、博物館展示論を担当される実務経験ゼロの大学教員の方の参加もウエルカムです!)
(みつはしひろむね)
今回のインドネシア滞在中、唯一、森を訪れることができたGede Pangrango National Parkという国立公園を紹介します。最高峰は3000mを超えており、公園の玄関口となる町チボダスでも1250mあります。週末になると避暑地として利用する人が多く、私たちが移動した土曜日は、早朝からボゴールやジャカルタからチボダスへ向かうたくさんの車で渋滞していました。
途中、朝食を食べに立ち寄った食堂からは眼下に茶畑がたくさん見えました。ジャワ島で茶畑を見ながらいただくホントのジャワティー?
2時間半ほどのドライブで目的地であるチボダスに到着し、9時から登山を開始しました。一日で山頂まで登るのはちょっと難しいので、今回は2100mにあるAir Panas(インドネシア語でAirは水、Panasは熱いという意味で、お湯が出ている)を目指して歩きました。
登山といってもひたすら写真撮影しながら登るので、ゆっくりしたスピードです。わたしも果実を見つける、これ何が食べるのだろうか?と思いながらついつい写真を撮ってしまいます。熱帯山地林を訪れるのは初めての経験でしたので、普段、調査を行っている森との相違点を楽しみながら上を目指しました。林冠を構成するのは、ツバキ科のイジュSchima wallichiiやマキ科のDacrycarpus imbricatusなど。これらの樹木の幹には、着生植物やコケがたくさん見られる森でした。
途中に昼食休憩をはさみ、調査候補地の下見などを行いながら13時ごろに目的地であるAir Panasに到着。熱いところは45度くらいの温泉がわき出ているそうで、登山客の中には、お湯につかっている人もいました。
湯気でいっぱい。
帰りはサクサクと歩いて下山したので、ふもとに到着したのは午後5時ごろ。ほぼ一日歩き続けて熱帯山地林を堪能しました。でも着生植物まで含めた調査はなかなか大変そうです。
北村俊平
人と自然の博物館では、みなさまに楽しんでいただけるイベントを毎日ご用意しております。
毎日実施しているイベントは…
◆『デジタル紙芝居』
(時間:平日15:00〜/土日祝11:00〜、14:30〜・場所:3階アースシアター)
デジタル紙芝居のタイトルは「コウちゃんの60日間」。
コウノトリが生まれてから、巣立ちをするまでの60日間のものがたりです!
◆『展示室ツアー』(時間:平日14:00〜/土日祝11:30〜)
展示室ツアーはクイズをまじえながら博物館をご案内するツアーです。
どこをご案内するかは当日のおたのしみ♪
1F展示室・共生の森をご案内する「ボルネオジャングル探検ツアー」や、
2F展示室をご案内する「海のなかまたちツアー〜大きな骨はなんの骨?〜」などを実施しています♪
今週15日(土)・16日(日)15:00〜からのイベントは・・
フロアスタッフとあそぼう「画はくの日〜化石集合!〜」です。
3F展示室の恐竜化石展示を見ながら、恐竜や化石の絵をかいてみましょう。
色鉛筆など道具は貸出いたします。
参加される方は、3F展示室・丹波の恐竜化石展示室前におこしください。
「ひとはくに恐竜フィギュアがやってくる〜恐竜復元作家・徳川広和の世界〜」展が開催中!
恐竜フィギュアがい〜っぱいです。10/23(日)までの展示です。
ぜひ恐竜に会いにひとはくへ来てください!
(フロアスタッフ 松田)
上の写真は、武庫川の下流域、武庫大橋のすこし下流です。意外と水がきれいで心地よいところです。2011年
10月8日、兵庫県阪神北県民局さんが中心となって開催されている「むこがわ探検隊」に講師として参加しました。このイベントでは、川の水生生物の観察会とアユの産卵床整備(川を耕す!)が目的です。昨年も、川を耕すことでたくさんのアユの産卵が確認できました。
(神戸新聞さんの記事はコチラをクリック!)
この会合は、武庫川流域環境保全協議会が主催となり、県土木事務所、里山・環境課さんをはじめ、武庫川漁業組合さんといった多彩なメンバーが参画しています。これに、地元の中学生や高校生、武庫川流域連携を考える会の皆さんにも参加いただき、総勢で60名を超える賑やかな会となりました。
武庫川漁協さんから丁寧な説明がありました。トンボやスコップなどがずらり。
作業風景は、こんな感じです。まるでプール掃除のようです。川底はサクサクに。
これで一雨くると、細かい砂が流れて、アユの産卵に適した川床に。
全体の作業風景は、こんな感じで、遠くからみると不思議な風景です。
でも、アユ漁がさかんな地方にゆくと、よく見られる風景です。
これからしばらくしてからが楽しみです。
川を耕す作業のまえには、みんなで生き物の採集も行いました。
各自で採集したものを持ち寄ります。
さて、この観察会では、あまり珍しいものは採れないだろうと思っていたのですが、そんな予想は9才の女の子によって、あっさりと覆されました。
棒みたいな魚が捕れてるから見に来て欲しいと言われて行ってみると、ヨウジウオの仲間が水槽に。
一緒にいた高校の理科の先生も驚き。
さすがに、見慣れない生物なんで、カワヨウジかな、ぐらいで種名までは自信がありませんでしたが、持ち帰って調べてみると、「テングヨウジ」でした。武庫川では初記録です。
調査でも、あまりお目見えしないようで、複数の知人に尋ねても、「採ったことない」とのことで、決して数が多い種ではないようです。
この種は、大きくはタツノオトシゴの仲間で、ヨウジウオ科で房総半島〜南西諸島の河川下流域〜河口域に生息し、純淡水域まで入り込むようです。産卵は、川で行うことが報告されており、仔魚は海域に移動してゆくものと思われますが、良く分かっていません。
兵庫県内の記録を調べてみると、千種川の河口域、洲本川の河口域で採集されています。このほか、淀川や紀ノ川でも採れることがあるようです。ですが、記録は圧倒的に少ないことから考えて、おそらく武庫川やその周辺での再生産は困難なのだと予想されます。
そんなわけで、今回、武庫川で採れたのは、かなりの偶然です。武庫川には、下流に潮止め堰があって、多くの回遊魚の遡上が阻まれています。魚道はついてはいるのですが、下の写真にあるように、小さな魚や遊泳能力が低い魚にはのぼれる代物ではありません。では、どうしてこの遊泳能力がなさそうな魚がのぼれたのでしょうか。
おそらく、ここ1ヶ月は台風のために水位が上昇し、この潮止め堰の堰板がバタンと倒れて(水位が増すと倒れる仕組みになっています)、上下流がつながった時期が長かったからではないかと想像しています。あるいは、数週間前から異常潮位になることもあり、満潮位がとても高かったことも関連するかも知れません。真実は分かりませんが、上の写真の場所を越えてきてきたことは確かでしょう。
上の写真にある潮止め堰ですが、数年後に撤去が予定されています。
おそらく、この規模での既存潮止め堰を撤去することは、国内では初の試みでしょう。撤去されると、アユやウナギ、モクズガニだけでなく、今回初お目見えした「テングヨウジ」のような珍しい魚や底生動物も武庫川をのぼってくることが期待されます。武庫川の下流域の自然は、ここ数年で劇的に改善されるでしょう。都会のオアシスになるのでは。
この時期、アユの産卵だけでなく、大きなモクズガニもたくさん採れます。
ぜひ、秋の川遊びにチャレンジしてください。
●なお、今回の取り組みは神戸新聞さんも取材に来ていただきました。
記事は下記のリンクをクリックしてください。
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0004534928.shtml
みなさま 大変お待たせしております。
【第2回 ひとはく いきものかわらばん】今回661点の力作が寄せられました。兵庫県外からも応募がありました。ひとはく館長・研究員や新聞記者の方々に審査をお願いし、館長賞・三田記者クラブ賞・研究員賞を選考しました。
10月8日(土)からの全作品展示に向け作業がすすめられています。
明日の公開をお楽しみに! ぜひ、ひとはくに足をお運びください。
先日、新聞に掲載されました腐生植物の「シロシャクジョウ」ですが、封入標本の製作に挑戦しています。もちろん、花もついた完品状態の標本です。
布施さんからの依頼で製作することになりました。
シロシャクジョウの再発見で、研究員の布施さん、鈴木さんのテンションがとても高い。
それもそのはず、兵庫県RDBのAランクで、70年ぶりの発見ということです。
http://www.hitohaku.jp/blog/2011/08/post_1326/
こちらも標本づくりモードのテンションがちょっとあがります。
シロシャクジョウは、超希少種で、しかも栽培も難しいうえ、さく葉標本にすると変色&変形してしまいます。これを一般の方に、鑑賞に堪えうる状態で見て頂けるようにするためには、もはや封入標本しかありません。
無事に封入標本が完成すれば、おそらく「世界初!」でしょう、多分。
(すでに製作している方がいればお知らせ下さい!)
文字通り「世界で一つだけの花」状態です。
先日から、タイマーとピンセットと有機溶剤を両手に、封入標本の製作を開始。
時間とともに変化する樹脂の粘性を見計らって、液体を注入してゆきます。
これまでに製作してきたどの標本よりも、難易度が高い代物です。
今までに最も難題だったのはコウノトリの羽(羽毛)と、伊丹昆虫館さんからの依頼で作ったセアカゴケグモ。これらは失敗しても拾ってくれば済むのですが、シロシャクジョウは予備なしで失敗が許されません。こういう難易度の高いものは業者さんも引き受けてくれないので自力でやるしかありません。
なんとか無事成功!
本日、組織を透徹させることなく、立体構造を崩すことなく、破損せず、泡が入ることなく、封入することが出来ました。
こんな感じで、今は100円ショップの容器のなかに入っています。これから研磨して仕上げます。
この標本を見ることができるのは、きっと「ひとはく」だけです。
近いうちに、ひとはくで展示したいと思います。乞うご期待。
ちなみに、昨年度に展示していた「キヨスミウツボ」も、きっと世界初でしょう。
こちらは、春に展示をご覧になられた方もおられるかと思います。植物愛好家の方々からも、生きているときと遜色ないとのご意見をいただきました。
できるだけ実物に近いかたちで、【本物】を実感できる標本製作技術を開発することも、博物館の役割の一つです。 その一貫として、海産魚類のプラスティネーション標本も作成し、現在、ジオキャラバンで展示しています(10/23までは鳥取県岩美町の渚交流館で展示)。
トロ箱を展示ケースとして配置して、そこに魚や貝類のプラスティネーション標本とプラスティック製の氷(ニセ氷)をいれています。魚屋さん風の展示スタイルで仕上げてみました。
興味のある方は、移動展示として実施している「ひとはくジオキャラバン」にお越し下さい。
9月中旬に九州大学が中心となった調査チームの一員として、インドネシアのジャワ島を訪れる機会がありました。今回は調査許可申請やインドネシアの共同研究者との打ち合わせが多く、調査地を訪れる時間は余りありませんでした。ただ、宿泊先がボゴール植物園という東南アジアを代表する植物園内のゲストハウスでしたので、そこに植栽されていた植物から目に付いたものを紹介します。
ボゴール植物園は、インドネシアの首都ジャカルタから車で1時間ほどの距離にあり、面積は80ヘクタールほどです(深田公園の4倍以上!)。
園内図。中には巨大な樹木も植えられています。
こちらは幹生花という熱帯でよくみられるタイプの花です。樹木の幹から花が咲き、そこに実がなります。お菓子に使われる植物ですが、ご存知でしょうか?
カカオです。大きな果実は長さが30cmほどになります。これはまだ若く小さい実ですが、熟すと黄色や赤色になるそうです。
こちらの色とりどりの果実は、いずれもサトイモ科。植物園内は科ごとに植栽されているので、同じ科内の植物を比較して観察することができて便利です。
巨大な果実がぶら下がっているのは、ソーセージノキというノウゼンカズラ科の樹木です。この仲間はアフリカゾウが種子散布することが知られており、個人的に見てみたい果実の一つでした。
北村俊平
【第2回ひとはくいきものかわらばん】に多数ご応募いただきありがとうございました。おかげさまで今回も600点を超えるかわらばんがひとはくに届けられました。
現在、館長賞や研究員賞などの賞を審査中です。 選考の結果は、ご応募いただいた方全員にお知らせしますが、ひとはくホームページでもご紹介します。
そして、ご応募いただいたかわらばんはすべてひとはくに展示します。
詳しいことが決定すればまたホームページ等でお知らせしますので、楽しみにお待ちくださいね
特別企画の「昆虫の世界2011」が終了しました.
期間中ぶっ通しで3Dスライドショーをしていた5台の3DSも無事生還.コンテンツの一部は3Dスペシャルサイト,[昆虫の世界3D]に置いてあります.期間の終盤に追加したものもありますので,興味のある方は再度ごらんください.
オオヤマトンボ(これはプルプル版)
ネットにつながっている3DSからだと,画像を長押しするだけで上画面に3Dで表示されます.検索する場合は[昆虫の世界3D]で見つかります.
昆虫共生:沢田
まずは、海の文化館での撤収作業にやってきたジォ。
香美町の緒方さんもお手伝いにきてくれたジォ。
最後にテトラを積んで撤収完了だジォ。のるかな・・・
なんとか、入ったジォー!!
岩美町の渚交流館まで移動して、設営作業だジォ。
ジオキャラバンは、兵庫県、鳥取県、京都府の7会場を巡回するんだジォ。
だいぶ、できてきたジォ。
渚交流館をそとから見たところだジォ。僕のノボリが目印だジォ。
今回は、海のなかみたいに、いろんなものが浮かんでいるジォ。
ジオバクも浮かんでみたジオ〜〜〜
完成したジォ!
実物大エチゼンクラゲも浮かんでいるジォー!
そして、巨大テトラの組み立てにも参加してきたジォ。
ジオバクも手伝うジォー。どっこいジォ!
大人たちがだんだん本気になってきたジォ。
大人たちがますます本気になってきたジォー。
子どもたちがすっぽり入ってしまうくらい大きいジォ。
やったー!ついに完成したジォー。これはでっかいジォ!
最後は、記念品をもらって、みんな大満足だジォ。
渚交流館での展示は、10月23日までだジォ。
期間中はいろいろなプログラムも開催されているので、ぜひ来てほしいジォ。
(ジオバク)
先日、テレビ・新聞で記者会見の様子が報じられましたが、今ひとはくでは「兵庫県立丹波並木道中央公園」で発見された恐竜等の化石を含む岩塊を一般公開しています。場所は、ひとはく3階展示室です。
今回一般公開している化石は、平成22年9月〜平成23年7月に発見されたデイノニコサウルス類の化石や基盤的ネオケラトプス類の化石などです。 デイノニコサウルス類の上腕骨・橈骨・尺骨が関節した状態の化石や大腿骨・脛骨・腓骨が関節した状態の化石。基盤的ネオケラトプス類の胴椎が数個連結した状態の化石や肋骨、さらには前顎骨の一部など、保存状態が良好で貴重な化石が含まれています。
公開期間は10月30日(日)までと限定されていますので、是非この機会にひとはくにお越しください。研究員の丹波の恐竜化石の解説やセミナーなども行われています。
この秋は、ひとはくへ【ホンモノ】を見にお越しください。
情報管理課:八尾
今年度も、「ENEOSわくわく生き物学校」を10月29〜30日にかけて開催いたしますので、ぜひご応募ください。当館は、この講座に協力者の一員として参画いたします。
開催場所は、兵庫県の一番北の端にある豊岡市田結地区です。講座の対象は、小学校高学年の児童と保護者の方の計2名のペア−で15組30名が定員となります。
この講座は、JX日鉱日石エネルギー株式会社(旧:ENEOS)さんのCSR事業の一環として、豊岡市が協賛を受けて開催いたします。企業と行政と市民と地域と博物館が連携した取り組みです。
田結地区は、写真にあるように、典型的な田園風景がまとまって残された地域で、湿地にすむ生き物も豊富です。今回は、この放棄水田の一角と小さな小川にて、生態系のしくみについて学ぶとともに、参加者の皆さんと一緒に、実際にスコップやクワを使って小さな自然再生(小規模な湿地づくりや魚の隠れ家づくりなど)を行います(詳しくはこちらへ)。
関心のある方は、ぜひご参加下さい。宿泊は、田結地区の民宿となります。
あわせて、日本海の美味しい魚介類も満喫して頂ければと思います。
「ENEOSわくわく生き物学校」
(1) 日時 平成23年10月29日(土)〜30日(日)
・集合:JR豊岡駅29日(土)午後1時
・解散:JR豊岡駅30日(日)正午
(2) 場所 兵庫県豊岡市内
県立コウノトリの郷公園および豊岡市田結(たい)地区
(3) 対象 小学4〜6年生の児童と保護者各1 名によるペア(計2名)
(4) 申込方法
参加申込書に記入の上、郵送またはファックスで申し込みください。
申し込み先は、以下のとおりです。
〒668-8666 兵庫県豊岡市中央町2−4
豊岡市コウノトリ共生課 「ENEOSわくわく生き物学校」事務局宛
TEL:0796-21-9017 FAX:0796-24-8101
e-mail:kounotorikyousei@city.toyooka.lg.jp
■申込期限 10月5日(水)
■参加申し込み書や詳細については下記のHPをご覧ください。
「ENEOSわくわく生き物学校の開催について」(豊岡市コウノトリ共生課)
PDFファイルのダウンロードはこちら→ 「チラシ」 ・ 「要項と申し込み書」
(5) 主催など
■主催 兵庫県豊岡市
■協賛 JX日鉱日石エネルギー株式会社
■協力 コウノトリ湿地ネット、豊岡市田結区、兵庫県立人と自然の博物館
■後援 環境省近畿地方環境事務所
●田結地区について
田結地区は、湿地状になった放棄水田が広がり、多様な水生生物が見られます。カエルやヘビも豊富で、放鳥したコウノトリの餌場として重要な地域となっています。ここ数年は、この地域の方々と一緒に、様々な自然再生事業に取り組んでいます。豊岡市役所を筆頭に、兵庫県但馬県民局、コウノトリ湿地ネット、東京大学の野外実習やJALの社会貢献活動、日本経団連の支援などを通じて、多くのセクターが参画し、地域の活性化と生物多様性の保全と再生が展開されている大変ホットな田園空間です。当日は、コウノトリが餌が食べにくるところを見れるかも知れません。
また、田結地区は山陰海岸ジオパークの一角に位置するとともに、ラムサール条約登録湿地の候補地における重要な拠点にもなっています。余談ですが、田結地区でとれるワカメは、神水わかめと呼ばれており、大変歯ごたえと味がしっかりとした高級食材として有名です(このワカメを食べて育つアワビはもっと美味しい)。
(みつはし ひろむね)
藤本研究員「スウィーツカフェ 山陰海岸ジオパーク風景物語」の会場
香美町村岡の「森ちゃんの隠れ家」や周辺のおすすめ施設を紹介するジオ
オーナーの森脇真理子さんと甥御さんの太田弘樹さん いい雰囲気の店内だジオ
セミナーが会場負けしそうだジオ。
インドの夢を叶える神様 ガネーシャと記念撮影。これは地元の方の作品、ギャラリーでは
地元の方々による作品展や音楽会、同窓会…いろいろ活用されているジオ。私設おしゃれな公民館だジオ
すぐ近くには地元自慢の村岡温泉だジオ
長楽寺但馬大仏 身の丈15m以上の大仏さま3体 でででっかい!
五重の塔に登ってみた…早く撮れ!怖いジオ
猿尾滝のガイドのみなさん。滝のマイナスイオンと青いジャンパーの西村さんの
軽快なトークで元気100倍だジオ 西村さんはお客さんとすぐに仲良しになってしまうジオ
但馬高原植物園 ベンチもたくさんあって憩えるジオ
セミナーがある12月はやってないけどおすすめだジオ
植物園のレストランの但馬牛世界ジオバーグだジオ
うまかった!
藤本は山陰海岸ジオパークでスウィーツを食べまくっているらしいジオ
いろんな意味でもういいかげんにして風景物語を考えろとアドバイスしてやったジオ
ジオパークって何?と思われているみなさん、気軽にスウィーツ食べにいってやってジオ
先日9月24日(土)に、ふかだ公園探検隊「バッタとり」が、隊長 八木主任研究員の指導のもとおこなわれました。
たくさんのお客さまが、参加して下さりました。
場所は・・・ひとはくにある「ひとはく恐竜ラボ」横の空き地!!
「バッタとり」は、30分の時間制限付き&チーム制でおこなわれました。
だれが一番たくさんバッタを捕まえるかな?
さあ!バッタとるぞ〜!!
START!
(バッタたちは、びっくりして飛び回っていました(^^;))
みなさん、それぞれ思い思いに、30分間バッタとりをしておられました。(^^)♪
バッタとり終了後は、ひとはくサロンに帰って、八木主任研究員のお話と、とったバッタの同定・数チェック!!
さて、結果は・・・みんなで、100ぴき以上は、とれましたヨ♪ すっごい!!
ひとはくサロンに、結果発表を掲示していますので、ぜひ、見に来て下さい!!
最後になりましたが・・・
隊長 八木主任研究員に、教えていただいた、「即席むしかご」をご紹介します!
「即席むしかご」は、水切りネットとクリップでできます!
1)水切りネットの入り口を 2〜3センチほど クルクル巻きます。
(これで、虫がにげないようにします!)
2)あとは、水切りネットと服を クリップではさんで・・・・完成!
両手が自由につかえるので、思うぞんぶん 虫とりができますよ(^^)
↑こちらが、完成写真です。いっぱい入りそうです(^^)V
次のふかたんは・・・
10月23日(日)「深田公園のいきものたち」
深田公園には、どんないきものがいるかな?
隊長 太田主任研究員!
ひとはくに、ぜひ遊びに来て下さいネ♪
フロアスタッフ うえやま
先日、川の観察会に参加していた高校生から、博物館ではどんな仕事があるのか、話が聞きたいと尋ねられました。ひきつづき、その観察会が終わったあとも、某大学の4年生にも同じような質問を受けました。どちらも、標本収集や展示製作、観察やセミナーの実施といったこととは別に、環境問題に関する国際協力について関心があるが、HPを見ているだけでは分からないということでした。
そんなわけで、博物館の取り組みを少し紹介したいと思います。
国際的な協力という点では、ボルネオジャングルスクールをはじめとするマレーシアサバ州のボルネオプロジェクトや、地球規模生物多様性情報機構(GBIF)への参画などがあります。こうした生物多様性に関するプロジェクトとは別には、JICA(国際協力機構)からの依頼の受けて、海外の方々に専門的なセミナーを実施しています。
先週の金曜(9月16日)に、JICAと名古屋大学が事務局となったプログラム「土地利用と自然資源分析の情報管理技術」に関する実習を開催しました。参加されたのは、世界各国の環境や資源管理に関わる行政職員8名、スタッフ2名です。出身国もバラバラで、アルゼンチン、ブルキナファソ、カンボジア、インド、ケニア、マラウイ、ミャンマーです。各国の天然資源管理を司る重要なポストで働く方々で、なかなかこちらも気合いが要ります(各国を代表して来られているので、入館者として各国の人口に換算して加算したいぐらいです・・・)。
博物館が受け持つパートは、丸1日の講義と実習です。収蔵庫を案内して、標本管理やデータベースのシステムについて解説。そして、生物多様性情報を活用した生態系保全計画や自然再生の立案に関するケーススタディーを通じて、自然史系博物館の社会的な役割について解説することです。こうした解説のあと、実際にパソコンでGIS(地理情報システム:パソコンで地図になった情報を扱う小難しいソフト)を用いた資源情報の入力とマッピング作業を行います。
ここでは、市販の高価なGIS(数十万円する)を使ったスキルや、ややこしい統計解析や処理・加工を教える訳ではありません。なぜなら、今回の参加者が使えるようになっても、ソフトが数台しかなくて(高価なんで)、各国で数名しか扱えないようなスキルを身につけて帰国しても、資源管理やデータベースの構築の役に立たないからです。各国で関心のある若い人が自分の力で自由にデータを整備したり、解析できるような「ツール」と「スキル」がセットで提供されることが必要となります。
さらに、国全体の膨大な天然資源管理を対象とする訳ですから、データ入力を彼ら一人で対応するわけには行きません。アルバイトの方や職場の同僚などに協力を求める必要があります。そうなると、「ややこしい」ソフトで「高価」だと無理なんです。誰もが自由に、コツコツとデータ入力して、地図づくりが面白いと思ってもらえる技法を提供することが重要な訳です。
そんなことで、無料のGISソフト、無料で使えるデータを駆使して、短時間に、僕のいいかげんな英語でも視覚的に理解できるようなツールを紹介しないといけません。 これがミッションです。
実習では、すでにフリーのGISソフトである Q-GISを利用した専門的な講義がなされています。昨年度は、当館の講義で担当しましたが、今年は名古屋大学のほうで担当されました。Q-GISはとても分かりやすい操作画面でデータ編集や空間処理、表示などで優れた機能を持っていますが、解析やメッシュ状のデータ(ラスターデータといいます)の処理には課題があります。
この部分を補うために、DIVA-GISというフリーのGISソフトを利用します。このソフトは、カリフォルニア大学バークレー校のR.Hijimansを中心に開発されたもので、ペルーの国立ポテト研究所やMuseum of Vertebrate Zoologyなどが、途上国の天然資源管理の一助になるように支援して製作されたソフトです。テーマ的にもぴったりなうえ、各種解析機能も豊富で、研究論文の解析にも活用できるレベルの充実ぶりです。ただし、データ生成や編集の機能は貧弱なんで、Q-GISと組み合わせて使うのがベスト・ミックスなんでしょう。
それと、このDIVA-GISのページには、各国のデータをダウンロードできるページがあります。南米では絶大な人気を誇るので、知ってる研修生もいるかと思いきや、DIVA-GISもデータダウンロードのページも初体験とのことでした。これが大変便利で、今回参加された方々からは、「こういう技術が知りたかったのよ! by ケニアのお姉さん」とのことで、ほっとしました。ページは英語ですが、関心のあるかたは、ぜひ体験してみてください。
一方で、すでにGISデータになっている電子ファイルを読み込むには、Q-GISは便利ですが、一から位置情報が入ったデータをつくるには、ちょっと面倒な作業が伴います。できれば、「エクセルを使って、位置情報を手軽に登録して行きたい」、「GoogleMapsを使って登録したい」というのは、万国共通の感想のようです。そこで、GoogleMapsとエクセルを使ったデータ取得ツールであるオリジナルソフト「getlocation」を用います。毎年、このJICA用にカスタマイズしています(画面はtokyo datumになってますがWGS84にもなる)。簡単に位置情報が取得できるので、みなさん持って帰って各国で使って頂けそうです。
(左:GoogleMapsとエクセルを使って位置取得します。右:Diva-GISでブルキナファソの基盤地図をつくり、ポイントデータをプロット。)
こうして、午後からの約2時間ちょっとをかけて、自分の国の基盤データをDLしてGISデータとして整備し、天然資源のGISデータをつくり、なんとかマッピングできました。
どの国であっても、簡単な資源情報を入力し、色んな地図上に重ねあわせて、各資源が位置する場所の標高や土地利用、気候情報との関係を自動取得する方法を習得していただきました。
博物館では、研究、展示やセミナーだけでなく、こうした仕事もあります。
最先端の研究や技術を使って全力投球する局面も必要ですが、国際協力や色んな世代や職業の人々に技術提供や担い手育成するためには、ダウンサイジングとカスタマイズが必要となります。このあたりの工夫が博物館の仕事に要求されています。
博物館では、特注セミナーというかたちで、幼児から社会人、高齢者の方まで、あらゆる世代の方々を対象とした生涯学習を提供していますので、ぜひ体験して頂ければと思います。
(みつはし ひろむね)
香住港にやってきたジォ!
今日は、香住カニ祭りが開催されているジォ。
焼きガニの無料試食や
豪華賞品のあたる〇×クイズもやっているジォ!
ジオバクも、いつもお世話になっている今井さんご夫婦だジォ。
近くの三七十寿司の焼鯖寿司は最高だジォ!
養父市の「やっぷー」とお友達になったジォ。
山崎研究員はジオ散歩の前の腹ごしらえ中だジォ。
ジオパーク号を見つけたジォ。でも僕は運転できないジォ。
なんだかお友達らしきものがいっぱいだジォ。さて、僕はどこだかわかるかな?そして、あの黄色い頭は・・・!
香住は梨もおいしいんだジォ!
アレー!!美味しすぎで落っこちてしまったジォーー。
とっても、楽しかったジォ。今度は彼女ときたいジォー。
(ジオバク)
9月2〜3日にかけて降り続けた雨で、紀伊半島の南部では大変な水害が起こりました。
この洪水で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
さて、兵庫県の川でも、この雨で水位があがり、川はとても危ない状況になりました。
川の観察会や川遊びをされる方は、雨の状況に十分に注意して頂ければと思います。
とは言っても、雨がたくさん降ると川がどんな感じになるのか、実際に眼でたしかめた方は少ないと思います。普通のひとは、雨だと屋内にいて、川の近くに様子を見に行くことがないからです。
今回は、武庫川の上流で観察会が予定されていたのですが、中止となったので、各地の写真を撮ったり、集めてみました。実際の様子をご覧ください。
まず最初は、円山川水系の八木川です。9月3日の夜には満水近くまでになりました。
普段は、きれいな川なんですが、雨が降るとこんな感じになります。
次は、六甲山系の芦屋川です。
増水すると、流速がとてもはやく、恐ろしい状態になります。
この川の洪水の様子は、NPO法人さんぴぃすさん が撮影してくれました。
こちらのホームページには、動画もあります。 【こちらをクリック】
さんぴぃすの大脇さん、河口さんありがとうございます。
普段は水がちょっと少ないぐらいで、堰堤の下で川遊びする子ども達が良く見られます。
(堰堤の下から堤防の上に逃げようと思うと、登り口まで結構距離があります)
大雨が降ると、一気に水かさが増えるので、川で遊ぶ方は逃げる場所もよく考えて、おりてください。
次は矢田川です。川の瀬と淵がきれいにできあがった場所が多く、セミナーでもよく使う写真です。
川の流路幅が十分あって蛇行部分の岩が残されている自然度の高いところです。
一面が川になってしまいますが、よく見ると、所々に流れが緩いところもあります。こういった場所に大きな礫が溜まったりします。ちょっと戸惑うかも知れませんが、こうした洪水があるおかげで、瀬や淵が維持されています。上流側にダムができて、洪水が弱くなると、瀬や淵は形成されにくくなります。
最後に三田市で博物館から最も近い川、池尻川です。
普段は、ほとんど水が流れておらず、水よりもアオミドロの方が良く流れているぐらいの川です。
ですが、洪水になると川の勾配がきついために、水の勢いは強くなります。
これも池尻川の写真です。こうした洪水のときには、水生昆虫は川底や周りの植物の根元などにもぐりこんで逃げるのですが、川底が3面張りで逃げ場がないので、多くの水生動物は流されていまいます。特に、泳ぐことができない、カワニナなどは、ひとたまりもありません。
この状況を軽減するために、『水辺のフィールドミュージアム研究会』のみなさんと一緒に、写真にあるような『障害物』を設置しています。おかげで、写真にもあるように、水の流れが左右に振れて、ブロックの裏側には流れが緩いところが出来上がっています。
*詳しくは、久加ら(2010)をご覧下さい。
川の生物のことを考えるときに、水の汚れだけに関心が行きがちですが、川の生物の観点からも、川で遊び人々の観点からも、洪水のときに、速やかに逃げる場所があるか、ということも重要な点になります。
一方で、こんな増水でも、全然、水が穏やかで、まるで池のような川面のところもあります。そこはどこでしょうか?
円山川水系出石川の加陽地区です。本流との合流点に近いうえ、勾配が極めて緩く、潮位の影響をうけるために、流れが全然ありません。通常で潮位が低いときのほうが流れがあるぐらいです。
ここは、12匹のコウノトリとおばさんと牛が映っているポスターの写真が撮られた場所としても有名で、コウノトリもよく餌を食べにきます。周りは大洪水にも関わらず、カモが悠々と泳いでいます。サギたちも、逃げてきた魚を狙って大集合しています。
このように合流点近くでは、水の流れが複雑になって、ところどころで沼のような場所や逆に流れが速い場所ができあがり、すんでいる生物の多様性が局所的に高くなります。こうした川の仕組みを良く理解して、自然再生事業に取り組むことがとても重要なります。
*詳しくは、Osawa. Mitsuhashi,Niwa,Ushimaru(2011)をご覧ください。
これからも台風がいくつかやってくると思いますが、安全なところから洪水のときの川の様子をみると、その川の特長が良く分かります。
最後に、しつこいようですが、雨が降り始めたり、山のほうに雨雲がかかっていたら、川遊びや観察はやめて、安全なところに避難してください。川の洪水は、とっても危険です。
【参考】
*兵庫県地域の風水害対策情報のページ
*防災学習(洪水編)
(みつはしひろむね)
今日のピクニックセミナーは明石公園へおでかけ。
まずは、木陰をさがしてピクニック・ラグを広げます。
いつものイギリス製の60年代のピクニックセットも、今日はお城がバック!いつもと違って見えます。
みんなが集まりはじめて、思い思いにピクニックがはじまります。ままごと、シャボン玉、縄跳び、お弁当、、、みんな楽しそうです。
今日のメインイベントは県立図書館の高野さんによる絵本の朗読会。みんな楽しく耳を傾けています。
「はっぱじゃないよ」、「あのくもなあに」、「むぎちゃんのピクニックシート」などなど、自然やピクニックにちなんだ絵本をいっぱい読んでもらいました。
左が県立図書館の高野さん。右が兵庫県園芸・公園協会の櫻井さん。今回はお二人のおかげで楽しいピクニックとなりました。
お城と緑に見守られながらのピクニック!また、おじゃましたいと思います。
自然・環境マネジメント研究部 武田
さて、久々のちんげんさいのタヨウ星人みーつけた!の一席でございます。パパンっ
時は9月5日の朝。
台風一家の殴り込み…イヤ、台風一過の青い空、白い雲。さわやかな天気に誘われ、ふらりと播磨の国の塩屋村にある塩屋大池へ。
ふと、いつも通るサクラの木を見ると、太い幹の下にコブができてます。
「あっ、台風で枝が折れたんかいなあ、あんなとこに枝あったかいなあ。」
近づいていくと、なんとコブが動いています。
「サクラのコブが動いとる。ついにタヨウ星人発見かあ?サクラトラジロウかあ・・・」
と見ると・・・・・・
そのコブはなんとミツバチのかたまりで…うじゃうじゃうじゃ〜といてはります。
「これはセイヨウミツバチの分蜂蜂球かあ?新女王が誕生したら母女王は働きバチを連れて出て行くっちゅう巣別れかいなあ。ひとつの生き物みたいやなあ。こりゃハチダマちゃんやな。」と勝手にハチダマちゃんと愛称をつけ、さっそく大谷ハチミツカメン、イヤ、大谷剛研究員に聞いてみました。
大谷:「セイヨウミツバチの分蜂群なら5-6月に多く、今はまずありえません。ニホンミツバチの逃去群なら今の時期に多いです。オオスズメバチから逃げ出してきた蜂群なのです。」
珍 :「えー!襲われたんかいな。かわいそうに。そういえば、ハチダマちゃん、おびえているような…」
大谷:「ニホンミツバチがオオスズメバチの激しい攻撃に出会うと、無謀な反撃をやめて、巣を捨てて逃げ出します。動きは分蜂群とほとんど同じです。違うのは元の巣に半分残すことなく、すべてが逃げて出るところです。新しい造巣場所が見つかるまで、「蜂球」をつくり、木の枝からぶら下がったり、木の幹にべったり張り付いたりします。こうした逃去行動が今日までニホンミツバチを生き延びさせてきたのです。」
珍 :「なるほど…しばらく観察を続けます。」
午後4時、再び観察に…
「うわっ、スズメバチや!」なんとキスズメバチらしきハチがハチダマちゃんのまわりをブラブラ飛んでいます。
珍 :「大変です。襲ったスズメバチがハチダマちゃんを追いかけてきてます!」
大谷:「おそらく、違うスズメバチでしょう。今、ミツバチを狙うスズメバチは、コガタスズメバチ、キイロスズメバチ、ヒメスズメバチといろいろいます。」
その夜10時、再び観察に…
すると、カマキリ3匹に囲まれています。
ライトをつけた瞬間、ゴキブリがガサガサ…「ぱくっ」なんとカマキリはゴキブリを食べております。
ゴキブリカマキリはゆっくり食事するため木の上へ。
他の2匹はじーっとハチダマちゃんをにらんで動きません。
珍 :「えらいことです。ハチダマちゃんがカマキリに囲まれています!狙われているのでは?」
大谷:「もちろん、そうです。とくに珍しいことではありません。」
と平然…
「そうか、カマキリはミツバチを襲うのか。さされないんかなあ…」とぶつぶついいながら、現場へ戻り観察を試みましたが、残念ながら、その後の攻防は蚊に襲撃され退散したため謎のまま…
翌朝、午前9時。再びハチダマちゃんに会いに行きました。
いっそう丸く固まっています。
時折、偵察部隊のハチが帰ってきます。
「ハチダマちゃんの新しい巣の候補地見つけたかなあ。」
そして、次の日の朝。発見から3日目の午前9時。
ハチダマちゃんは、かすかなハチの巣を残して、飛び立っていたのでありました。
「ハチダマちゃーん!」と叫んでみましたが、声も返ってきません…あたりを探しまわりましたが、ハチダマちゃんはやっぱりどこにもいません。
「ハチダマちゃんの新たな場所での暮らしに幸あれ!」と祈るちんげんさいでありました。
ひとはく地域研究員 河南堂珍元斎
さて、謎の好男子イヤ講談師河南堂珍元斎でございます。
タヨウ星人原画巡回展は、豊岡市のコウノトリ文化館で8月13日から8月28日まで開催され、17,149人の方々にご覧いただきました。まいどおおきに。
ご当地タヨウ星人、ジオノトリ(性格:トヨオカ・ジオ王国に住み、酒と温泉と生き物をこよなく愛するコウノトリ。好物のどうじょうすくい踊りが大得意。呑ん兵衛なのがたまにキズ。) やジオパークキャラバンで活躍中のジオバク(性格:山陰海岸ジオパークのタヨウな生き物の夢をたべるバク。食べた夢が体の模様となり、その量によって体が伸び縮みする。最近は温泉につかってはカニやイカも食べるようになった。ブルーは兵庫方面、イエローは鳥取砂丘方面、ピンクは丹後方面にによく出没するらしい。)の原画も展示しました。
28日には「生物多様性を遊ぼう」をテーマに講談お絵かきワークショップをしました。
当日はコウノトリはもちろん、きれいなハグロトンボや立派なショウリョウバッタに歓迎され、おてんとさまも上機嫌でギラギラ…そして、夏休みの最後に子どもたちと昔の子どもたちもたくさん集まってくれました。
今回の目玉は、ひとはくの情報管理課に生息する大文字屋分店店主、入魂の作品、巨大タヨウ星人紙芝居絵巻。
11mにもなる絵巻、講談の進行とともにクルクルクル・・・・・・・・。参加した子どもたちの目もクルクルクル・・・・・・・・・・・・・
伸ばしてみると部屋いっぱいになりました。しまうのが大変…
絵巻とともにタヨウ星の世界にいった子どもたちは頭の中はタヨウ星人でいっぱい。じぶんオリジナルのタヨウ星人を短冊に描き、個性あふれるタヨウ星人がたくさん誕生しました。
夏バテのためタヨウ星人はしばらく休憩…でも秋には徳島にてナマズウシを主役に復活予定です。(徳島県立博物館企画展「描かれた地震」 会期:平成23年10月21日(金)〜 11月27日(日))
ひとはく地域研究員 河南堂珍元斎
台風12号 各地に甚大な被害を残し過ぎ去っていきました。
被災されました方に、心からお見舞い申し上げます。
さて、台風の被害といいますと「雨漏り」もその一つ。家庭でも雨漏り箇所が見つかると下にバケツを置いたりタライを置いたりと、対策しますよね。
この写真。実は、ひとはくの情報機器の心臓部に近い部屋の様子です。
週末の台風の仕業で、繋ぎ目のところからポタポタポタポタ・・・・・・。真下にあるパソコンや印刷機を避難させ、天井を剥がして漏れた雨水を集中して受け止めようとしています。
今回は大きな被害は出なかったようですが、万が一、博物館の貴重な標本資料などのデータを蓄積している機器の上で雨漏りが発生していたら!!と思うと、ゾッとしました。
情報管理課:八尾
今日のひとはくは、台風一過秋晴れの天気に恵まれ...
とはなりませんで、朝から台風の影響が残り、雨模様の生憎の天気となりました。
そんな中、神戸大学児童文化研究会企画・出演の
ひとはくミュージアムシアター「ゴーストマスター」が
午後1時から1時30分まで、当館ホロンピアホールで上演されました。
”怖くない”お化け屋敷「サイレント零」で展開される、
新米お化け”幽奈”とベテランお化け”スカル”、
お化け屋敷のリーダー”プロデューサー”の3人が繰り広げるコミカルなドラマでした。
会場に集まった100名以上のお客様からは、時には大爆笑、最後には大きな喝采が送られました。
心温まる!? お化け屋敷の話に、子どもから大人まで皆大満足でした。
▲ 「お化けなのにお客様に笑われるなんて・・・」「いやそれでいいんじゃないか!」 お化けたちの挑戦が始まります。(人と自然の博物館ホロンピアホールにて 出演:神戸大学児童文化研究会)
第10回 2011.9.4(生涯学習課 西岡敬三)
昼休みに弁当を買いに行く途中、以前から気になっていたエノコログサをよく見ると、
やはりフシネキンエノコロでした。
日本に生育または帰化したエノコログサ類が一年生なのに対し、
フシネは、多年生です。その名の通り。地上に延びた茎が倒れて、そこから根を出します。他のエノコロ類は、斜上、または直立し、根は、ほとんど着きません。
フシネの花穂です。他のエノコログサ類に比べて、かなり長い。
エノコログサ類(去年採集したので、変色している)
上からエノコログサ、アキノエノコログサ、キンエノコロ、コツブキンエノコロ、フシネキンエノコロ
エノコログサ類とキンエノコロ類はノギの色が、緑色か金色かでわかる。
エノコログサとアキは、果実の大きさが違う(アキが大粒)
キンエノコロ類はキンが最も果実が大きい、コツブとフシネは小さく、ほぼ同じ大きさ。
フシネの果実のほうがコツブに比べて、やや大きい。
最終的には、根茎を見る必要があります。
再生研:藤井
山陰海岸ジオパークで行われているジオキャラバン。
第二弾は9月1日〜9月27日 会場は香美町にある海の文化館です。
準備の様子はblogにも掲載しました。 http://hitohaku.jp/blog/2011/09/post_1330/
今回は数あるジオスポット、ジオサイトのうちの一つ、浜坂にある名勝天然記念物「但馬御火浦(みほのうら)」を写真で紹介します。
浜坂の漁港から出ている遊覧船に乗って、海上から断崖絶壁、海食洞、柱状節理、岩脈などを見てきました。(遊覧船は右側の座席に座ると見やすいデス!!)
「安山岩・礫岩・流紋岩・花崗岩・凝灰岩・角礫岩」などなど、次々と姿を変えて目の前に展開します。岩石の名前がわからなくても、見るだけでも凄いです。海の色も遠浅の砂浜と違って波打ち際まで岩が切り立っているので水深も深く、海水の色が青くとても美しいです。
ということで、写真だけ並べます(゚ε゜;) 写真をクリックすると大きな画像で見ることが出来ます。(船が揺れるので、まっすぐな写真が撮れていません。見にくくてすみません。)
ここが遊覧船の乗り場です。浜坂漁港の西の端の方にあります。ちなみにこの浜坂漁港は天然の漁港ではなく、岩盤を掘削して作った、人造の漁港だそうです。
さらに詳しい情報は、【山陰海岸ジオパーク】のホームページからどうぞ
↓
http://sanin-geo.jp/modules/geopark/index.php/city/index010.html
4階ひとはくサロンでおこなっていた『むしに願いを!』が8月31日で終了しました。
この企画は、八木先生から「ファーブルたちの夏―昆虫の世界2011―」の展示が始まるのにあわせ、みんなの願い事やメッセージを紙に書いて展示したらどうか?とのご提案をいただき、ひとはくサロンに展示していました。
最初はこんなに寂しかったけど…
最後はこんなにたーくさんの願い事でいっぱいになりました!!
メッセージには「チョウチョのようにとんでみたいです。」とか、鳴く虫にかけて「ピアノが上手になりますように!」などなど、かわいい願い事がいっぱいでした!
ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
みんなの願いが届きますように♪
「むしに願いを!」は終了しましたが、大好評の夏休み展示特別企画「ファーブルたちの夏―昆虫の世界2011―」は10月2日(日)までです。
まだ見られてない方はぜひひとはくで、昆虫の芸術的な世界に触れてくださいね。
フロアスタッフ みの あんな
昆虫の世界2011の3Dスペシャルサイト,[昆虫の世界3D]にトンボの3D生態写真の画像をアップしました.
枚数は多いけど種数はいまひとつ,それに同定に自信がないのもあります.
↑これはプルプル3D版
ネットにつながっている3DSからだと,画像を長押しするだけで上画面に3Dで表示されます.検索する場合は[昆虫の世界3D]で見つかります.
昆虫共生:沢田
夏休みの前の7月16日から、新温泉町山陰海岸ジオパーク館で始まったジオキャラバン第一弾。おかげさまをもちまして大好評のうちに終了となりました。多くのご来場誠に有り難うございました。ってことで、次の会場へキャラバンします。
ジオパーク館の休館日を利用して、8月30日午後から会場の撤収作業をします。ひとはくから持ち込んだモノはとりあえず片付けます。巨大なテトラポットの模型も解体して片付けます。小さいテトラはそのまま積み込み予定。
しかし、結構暑い。と言うか、かなり暑い。水分補給をするけれど、熱中症になりそうなくらい暑い作業になった。作業中はTシャツも汗でひどいことに。町の方数名にもお手伝いいただき、2t車に積み込みます。エチゼンクラゲ君も乗り込みます。
いろいろとお世話になった、山陰海岸ジオパーク館のみなさま、本当にありがとうございました。
それからキャラバン隊は進路を東に、香美町の海の文化館へ移動します。
休館日にお邪魔し、町の職員の方にも来ていただいてトラックから降ろして設営作業にとりかかります。
今回新たに加わる展示品などもあり、組み立て作業も行います。パネル展示用のボードも会場でお借りしながら、現地で展示計画を立てながらの作業です。限られた時間とスペース、そして人手を最大限有効に活用して、なんとか設営を終わりました。
山陰海岸ジオキャラバン第二弾は、9月1日(木)〜9月27日(火)
会場は、兵庫県香美町 海の文化館 です。
多数のご来場をお待ちしています。
会期中のイベント案内などは こちら からどうぞ
情報管理課:八尾
今回日本から参加したスクール生は、兵庫県をはじめ京都府や大阪府、遠くは愛知県の小学校6年生から高校2年生まで、男女28名でした。学校や学年、性別の違う4つの班を作り、8日間の共同生活をしました。
ボルネオのラハダトゥでは、現地の学校のラハダトゥ・サイエンススクールを訪問し、日本の文化を紹介したり、ボルネオの文化(現地の結婚式の様子など)を紹介されたりしました。 また、今回の東日本大震災の義援金を頂きました。ありがとうございました。義援金は日本に持ち帰り赤十字に送りました。ラハダトゥ・サイエンススクールの生徒8名も一緒に、総勢36名のスクール生で、ジャングルに向かいました。
ジャングルでは、フィールドセンターとレインフォレストロッジに宿泊しました。はじめに宿泊したフィールドセンターは、研究者用のロッジで、2段ベッドでした。
自然観察トレッキングでは、高い木に登ったり、水生昆虫の調査・発表をしたり、ナイトウォークなどをしました。タイガーリーチと呼ばれるヒルに血を吸われた人や、タマヤスデを手に乗せて観察した人がいました。
レインフォレストロッジでは、ナイトウォークでめったに会えないニシメガネザルに出会えました。キャノピーウォークでは、長いつり橋を渡り恐怖を感じました。
自然観察トレッキングでは、登山をして絶景を眺め、ジャグジープールで汗を流しました。最後にはオランウータンのあぶさんにも出会えました。
帰国前日には、サバ大学を訪問し、収蔵庫を見学させていただいたり、大学の水族館を見学したりしました。また、無人島に渡り海洋環境学習をしました。海がとてもきれいで魚がたくさんいました。
とても充実した8日間でした。また、大きな事故や怪我、病気もなく無事に全員元気に帰ってきました。はじめて家族と離れて生活した人、リーダーとしてみんなを引っ張ってくれた人、それぞれみんな成長しました。スクール生の皆さんに、今回の経験をこれからの生活に活かしてもらえたらと思います。
生涯学習課 本多淳二
ひとはくが大好きなみなさん、こんにちは(^ 0 ^)
夏休みはどのように過ごしましたか?
8月28日のフロアスタッフとあそぼうは「ラフレシアのふうふう」でした。
みんなで楽しくふうふうしました。
今日は、9月のフロアスタッフのイベントを紹介します。
●フロアスタッフとあそぼう 土・日・祝 15:00〜
9月3(土),4日(日)
「はくぶつかんペーパークラフトファーブル」
10日(土)11日(日)
「これなあに?」
17日(土) 18日(日)
「画はくの日ー海と川のいきものー」
19日(月・祝)
「ひとはくメガカルタ」
23日(金・祝)
「びっくりスネーク」
24日(土)・25日(日)
「昆虫クラフトーえんぴつポルダー」
●うきうきワークショップ 10:30-16:00(時間内はいつでも参加できるよ)
19日(月・祝)
とっても簡単!化石のレプリカづくり 受講料100円
23日(金・祝)
花と昆虫のかべかけ 無料
24日(土)
ひとはくに行ってきました!のはがきをつくってみよう 無料
こんな風にできる予定です。
遊びに来てね!!
24日(土)
ふかたん「バッタとり」
今月の隊長は八木研究員です。
たくさんのイベントに参加して、むしむしスタンプカードもたくさん集めてね\(^ 0 ^)/
フロアスタッフ もろずみ
8月28日(日)夏休み最後の日曜日
お父さんとお母さんと僕は、久しぶりに豊岡のコウノトリの郷公園に遊びに行きました。宿題は一応全部終わっていたので、いっしょに行ってもいいよといわれました。
その日も暑い暑い日でしたが、お客さんは次から次からたくさん来ました。
駐車場の横にある田んぼの中の巣塔の上に、一羽のコウノトリが羽を休めていました。美しい姿でした。とてもきれかったです。他の人は、あまり気づいていませんでした。
そして、コウノトリ文化館に入ると、中で河南堂珍元斎というおもしろい変なおいちゃんが、タヨウ星人の紙芝居絵巻というお話を、一生懸命にしゃべっていました。その隣で女の人が大きな紙芝居をクルクル巻いて動かしていました。
途中でおいちゃんの質問に正解してタヨウ星人のイラスト入り直筆扇子を賞品にもらいました。嬉しかったです。
それから、お昼ご飯を食べに出石に向かいました。
出石に行く途中の出石川の堤防のところで、空高く飛んでいる二羽のコウノトリを目撃しました。
いつも家の近くで見ているシラサギやアオサギよりも、もっともっと大きくて、美しくて、そしてかっこよかったです。飼育場の中ではなく、外にいる野生っぽいコウノトリの姿を見ることが出来て、とても嬉しかったです。
出石そばもたくさん食べられてよかったです。
また今度はジオパークにも遊びに行きたいです。 おしまい
大文字屋分店五代目駿之介
生物多様性の保全と持続可能な利用を実現するには、社会のあらゆる関係者の協力が不可欠です。近年、企業や地方自治体の役割がますます重要視されていますが、企業や地方自治体の生物多様性への関わりはまだ活発とはいえません。そこで、2011年のひとはくは企業や地方自治体が生物多様性に取り組みやすい環境と整えるための活動の一環として、3回連続の『生物多様性協働フォーラム』を計画しています。
プログラム内容については下記のURLをご覧ください。
http://hitohaku.jp/top/11event/11forum.html
8月25日の第1回目は、5人の講演者を招き、国内外における生物多様性の最新動向や生物多様性に関して先進的な取り組みを実践している企業の活動事例を紹介いたしました。
環境省の奥田氏からは、昨年開催されたCOP10以降、国内における生物多様性への関心が低下しつつある状況を改善すべく、COP10の成果を生かし東日本大震災復興に寄与する新たな生物多様性国家戦略の策定に国が着手していること、国連生物多様性の10年に指定された2011年から2020年にかけて国内外の生物多様性の課題解決に貢献する「国連生物多様性の10年日本委員会」の設立準備状況について紹介いただきました。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 西田氏からは、都道府県・市町村レベルでの地域戦略策定の動向についての詳細な調査結果と今後進むべき方向性についての提案がありました。
また当館服部教授からは工場緑地における地域の絶滅危惧植物の保全や企業の森活動の先進事例の紹介を、キリンビール(株)の金野氏からは同社神戸工場におけるビオトープでの希少種カワバタモロコの保全や地域の小中高校生を対象とした環境学習の実践についてご紹介いただきました。
生物多様性かんさいの宮川氏からは、NPO・NGOの視点から関西の気風にあった生物多様性のとらえ方と一般の方の心に届く活動の必要性についてご紹介がありました。
当日は休憩なしの2時間30分の長時間にわたるプログラムにもかかわらず、企業関係者、行政担当者、市民団体、個人さまざまな立場の方が185名お越しになり、熱心に耳を傾け手くださいました。また、会場には約30社の企業が自社の生物多様性の活動を紹介するパンフレットや報告書を配架し、参加者間の情報交換に一役買ってくださいました。
次回は10月17日に大阪銀行協会にて「企業の持続性を高める生物多様性の理解」をテーマにフォーラムを開催いたします。多数のご参加をお待ちしております。
ホンゴウソウに続き、今度はシロシャクジョウが見つかったというニュースが飛び込んできました。
上の写真の白いマッチ棒みたいなのがシロシャクジョウです。私も今回初めて生きたお姿を拝見しました。兵庫県RDB Aランクの希少種です。何せ70年前に採られた標本が一点あるだけで、もう絶滅したんじゃないかといわれていました。70年ぶりの再発見ということで、発見された地元の植物愛好家の方々の案内でひとはくから3名、市や県民局からも担当者が集まり、生育状況を見に行きました。
現場は植林地でしたが、入口では立派な番犬がお出迎え。突然現れた怪しい人間たち(?)に向かって吠え立てていました。
番犬をやり過ごして、いざ現場へ
林道の中を進むと、、、ありました!一番上の写真のように、林道沿いにぽつぽつと、でも思ったよりも数多くあります。ざっと見積もって1000株ほどでしょうか。大群落といってよいでしょう。
高さが5〜10センチ程度の小さい植物なので、みなさん地面に這い蹲るようにして写真を撮っています(笑)。
標本を作るために、数株を根元から採集しました。図鑑には「根茎は膨れ多数のひげ根がある」と記載がありましたが、実際に採集してみるとその意味がよく分かります。
花をアップで撮りました。右はつぼみで、左の花が開花しています。花被片(=はなびら)が黄色いですね。発見者の方たちの話によると、昨年以上に多くの株が出現していたとのことです。シロシャクジョウはもともと熱帯が分布の中心の植物なので、兵庫県のシロシャクジョウはかなり北に分布していることになりますが、帰館して詳しく調べたところ北限は福井県でした。ちょっと残念。でも県内では70年ぶりの再発見ですから、大発見には違いありません。情報提供いただき、現地を案内頂いた丹波自然の会の皆様、ありがとうございました。
(自然・環境評価研究部 高野・布施/ 自然・環境再生研究部 鈴木)
仕事を終えて博物館の出口を抜けて駐車場へ向かう。
暗がりの中で、ふと、足下に目をやる
地面になんか落ちてるやん。
ん?
落ち葉じゃないよなぁ。
ゴミでもないよなぁ。
え゛っ!! なんじゃ?!
思わずデジカメを取りに戻りました。
ぎょぎょっ!!
横に並べたマーカーペンと長さを比べてみてください。およそ15cmのペンですよ。
移動した軌跡がヌメッと光っているから、ナメクジだなとは思ったが、今まで見たナメクジの中で一番大きい個体である。新種発見か?突然変異か?と、ちょっとワクワク
朝になってから調べたら、「ヤマナメクジ」だったようです。
しかし、知ってる人は知っているだろうけど、初めて見ると (ΘΘ) 驚きです。
昆虫の世界2011の3Dスペシャルサイト,[昆虫の世界3D]にカブトムシ,クワガタなどの3D生態写真の画像をアップしました.
イチオシはカブトでもクワガタでもなく,アオカナブン(↓)ですが.
↑これはプルプル3D版
ネットにつながっている3DSからだと,画像を長押しするだけで上画面に3Dで表示されます.検索する場合は[昆虫の世界3D]で見つかります.
昆虫共生:沢田
ついにこの夏、あの男が帰ってきた!!
ファーブルたちの夏〜昆虫の世界2011〜連動企画とあれば、自称「好男子」のあの男は必ず現れる・・・・・・・。
その彼は、いつものように人使いが荒く、堅気の人間までその独特の世界へと連れ込んでいく・・・・今日の犠牲者は?哀れ、ヘルメットを無理矢理被らされ、背中には甲羅のようなものを背負わされ。その姿は、なんとっ!!すっかり、スカラベェにされてしまった!!
午後には、彼自身も迷彩服、いやいやギッチョン君よろしくキリギリスに扮し、熱弁をふるう!!
そして講談の後には、アリ博士の橋本佳明研究員の「虫ムシばなし」を楽しく聴かせてもらいました。たくさんのちびっ子達に囲まれ、珍元斎もうれしさの余りセリフをかんでいたことを報告して、このblogを終わります。
残暑お見舞い申し上げます。
さて、謎の好男子イヤ講談師河南堂珍元斎でございます。
タヨウ星人原画巡回展は、今治市のタオル美術館で7月11日から8月9日まで開催され、22,507人の方々にご覧いただきこました。ありがとうございます。
期間中、タヨウ星人人気投票のアンケートが実施され、その結果、
1位はライオンタンポポ!
(ライオンタンポポ写真 →→ )
2位 カエルトノサマ、クヌギトラジロウ、
3位エノグダゾウ、
4位アリ・ファーブル、イカジイ、
5位シカタヌキグマ、
6位オオサンショウサウルス、
7位カニクラゲ、
8位ウルトライワナ、
9位セイブツタヨウヤドカリ、
10位オランドリアン、フーリンカザン、
11位タヨウ星人ではないですが、クヌギ 、
そして、なんと12位にはチンゲンサイdeチンゲンサイ、
13位、ギッチョン、
14位 ヤギアカネ、カラカサモンジロウ、ハチミツカメン4票と続きます。
いたらいいなと思うタヨウ星人はタコバア、ダンゴンボン(ハリセンボン+ダンゴムシ)、ゴリラッパ、カメレオンボ、(カメレオン+アメンボ)、アッタカクルミタオルなどでした。また、どこかで、出現するかもしれません・・・
ところで、8月8日はハチの日ということで、この原画展にあわせて、大谷剛研究員と河南堂一座でとひとはくタヨウ星人セミナー「ギッチョン君とハチミツカメン」! に行ってきました。
地元の少年2人も頑固亭子鵜呑と頑固亭丸呑として熱演、タオル美術館の頑固亭鵜呑さんもカマエモンとして共演してくれました。 たくさんの子どもたちが熱心に聞いてくれて、質問も飛び交い、タヨウ星人も上手!大盛況でありました。
岩槻館長のメッセージ、「…多様性を語るために、宇宙からタヨウ星人たちが地球を訪れました…生き物は多様なんだ、しかしいのちはすべてつながっているんだということを、彼らとの対話から読み取れますでしょうか?…」 は伝わったかな?
タヨウ星人たちは、今度は豊岡市に旅立ち、8月28日までコウノトリ文化館で開催中です。
http://www.tajima.or.jp/modules/ivent/index.php?entame=5349
28日には珍元斎が豊岡に出現、コウノトリと久々の共演です。生物多様性の伝道師、タヨウ星人たちの旅はまだ続きます・・・
ひとはく地域研究員 川東丈純
読売センター主催の「人と自然の博物館にお任せ!夏休み自由研究セミナー」が、
人と自然の博物館と隣接する深田公園を会場に開催されました。
講師の大谷先生、鈴木先生の、昆虫標本や植物・動物の観察について話を聞いた後、
博物館を飛び出して深田公園で昆虫・植物の採集を行いました。
たくさんの虫を捕まえて、博物館のセミナー室に戻り、親子で昆虫標本作りに取り組みました。
3時間30分のセミナーで、時間はアッと言う間に過ぎ去りましたが、
楽しい思い出と昆虫標本(完成まではあと一歩)をお土産として持ち帰りました。大満足の1日でした。
第8回 2011.8.22(生涯学習課 西岡敬三)
この土日月に行った昆虫標本作り実演では,博物館の周りで採った小さな昆虫を標本にしました.
その中の最小がコレ(上).アザミウマの一種,棒状の翅があるのでこれで成虫です.もう一枚の写真(下)はシャープペンシルの芯です.つまり体長約0.5mm.アザミウマの仲間(アザミウマ目)は一般に小形ですが,そのなかでも小さい方では?
害虫を含むアザミウマの仲間はプレパラートにして調べるのが普通ですが,今回は他の昆虫と同様に紙に貼り付けた標本にしました.
昆虫共生 沢田佳久
2011年8月21日、第13回ボルネオジャングル体験スクールの事後学習会を行いました。
今年は、解団式の前に修了証の授与式も行いました。
一人ひとり真剣に修了証を受け取りました。
解団式では、高橋校長先生に続いて、スクール生を代表して、
上野春花さんと棘木悠君が、しっかりと挨拶をしてくれました。
また、各班ごとにステージに上がり一人ずつ出席者全員がコメントを言ってくれました。
安間先生と看護師の山下さんは参加できませんでしたが、引率したスタッフもコメントを言いました。
約40分間の映像で振り返る第13回ボルネオジャングル体験スクールのスライドを観賞して、7月26日から8月2日の日々を思い出しました。
今回の経験したこと、思い出、仲間を大切にして、これからますます活躍してください。
さぁ、始まったよ!!いきものかわらばん作品募集!!
今回で2回目となる「ひとはくいきものかわらばん」。前回同様大好評につき、ご応募いただいた作品は全点博物館に展示の予定です。
募集期間は8月20日(土)から9月10日(土)まで。展示期間は10月8日(土)から来年の1月9日(月)まで。博物館の研究員等による作品の審査があり、館長賞や研究員賞など表彰式もあります。去年は新聞記者の方にも審査していただきました。ホンモノの記者顔負けの素晴らしい作品など、本当にたくさんご応募いただきました。ありがとうございました。
今年もさらにパワーアップしたかわらばんを待ってます!!
今年の募集チラシ等 は ここからどうぞ
去年の様子 は ここからどうぞ
情報管理課:八尾
7月26日(火)から8月2日(火)までの7泊8日間、マレーシア国サバ州ボルネオ島にジャングル体験スクールで行ってきました。
日本からは、小学校6年生から高校2年生まで28名が参加しました。マレーシアのラハダトゥ・サイエンススクールからも8名の参加があり、ジャングルでの体験をともにし交流もかなりdeepに!! facebookで繋がってたりもします。
さて、明日8月21日(日)。帰国後の事後学習会がひとはくで行われます。帰国してからおよそ3週間経ちました。スクール生の成長ぶりが楽しみです。明日は元気な顔で再会しましょう!!
そうだ、ヒルよけソックスは忘れちゃダメだよ。いきものかわらばんも感想文もアンケートも・・・・・
情報管理課:八尾
8月18日(木) 夏季教職員セミナー「地層の見え方・調べ方in丹波」講師:古谷裕主任研究員に行きました。
集合は、丹波市山南町にある「ちーたんの館」 ここで古谷先生の講義を1時間ばかり聴かせていただき、館の展示解説を聴きます。産状レプリカや巨大な模型などもあり、結構興味深いです。
講義の後は実際に現場へ出向いて露頭の観察や岩石を割っての観察を行います。
最初に訪れたのは、丹波市立上久下小学校付近の篠山川。ここで篠山層群下部層、有馬層群や岩脈および河床礫を観察しました。こんなところで確認できるんですね。
次に訪れたのは、丹波竜の最初の発見場所である丹波市旧上久下村営上滝発電所跡付近。今の時期発掘現場はコンクリートで覆って保護されていますが、冬期にはここで発掘している様子を見ることが出来ます。ちょっとロマンですよ。そして昼食場所の川代公園。先ほどの発掘現場から少し上流に位置します。ここでは、篠山層群下部層と超丹波帯が観察できます。
午後は篠山市に向かいます。丹波帯に見られる混在岩(砂岩と泥岩が混在している露頭)を確認した後、古生代と中生代の境目も観察します。さらに山道をのぼって、赤味を帯びたチャートを砕いて放散虫の化石を探し出します。見慣れるまではなかなか見つけられませんが、慣れてくると結構な数の放散虫が発見できるようです。
最後は、王子山のささやま荘の裏手で篠山層群上部層と生痕化石を観察します。断層によって頭の真上に現れた地層の表面(というか、岩盤の裏側が天井になっている)に生痕化石を見つけることが出来ます。山の中なので蚊がたくさんいて刺されますが、かなり見ごたえがあるスポットです。
このような内容で、暑い夏の1日を過ごしました。質問やお問い合わせのある方は、どんどん古谷研究員に尋ねて下さい。何でも応えて下さいます。
情報管理課:八尾
カビ?キノコ?いえいえ,これでも正真正銘「単子葉植物」です.
これは「ホンゴウソウ」.
先日,在野の研究者の方に自生地をご案内いただきました.
ホンゴウソウは兵庫県レッドリストでBランクに指定されている希少種です.
ご案内いただいたのは兵庫県内の2箇所で,いずれも,今までに報告されたことのない場所でした.新しい生育地の発見です!
開花中の個体のうち,数株を採集し,標本を作成しました.この標本は,ホンゴウソウが生育していることなどを示す重要な証拠として,人と自然の博物館標本庫で大切に保管されます.
全体が赤っぽい色をしていて,いかにも普通の植物ではありませんね.
実は,ギンリョウソウなどと同じ「腐生植物(ふせいしょくぶつ)」です.光合成をしないので,緑色の葉はありません.
指さしている辺りにある,丸い部分が雌花.その上に見える黄色の部分が雄花の葯(やく)です.
ご覧のとおり,とても小さな植物.よく見つけられたことだと,関心&感謝します.
今回の目的はホンゴウソウでしたが,ヒナノシャクジョウも見ることができました.
これも腐生植物で,兵庫県レッドリストでBランクに指定されています.左の写真では茎の部分が見えていますが,茎の部分は完全に土中に埋まっていることが多く,ふつう地表すれすれの場所に花が咲きます.
写真の左下に写っているのはスギの葉.ホンゴウソウほどではないですが,ヒナノシャクジョウも小さい植物であることが分かります.
トゲアリにつく菌類で,クビオレアリタケという種類だそうです.
ホストのトゲアリは,潅木の枝にしっかりとしがみついています.クビオレアリタケが,より遠くへ胞子を飛ばすために誘導したのかもしれませんね.
ホンゴウソウなど,面白い生物を見つけたら是非博物館へ!みなさまからのご連絡をお待ちしています.
(自然・環境評価研究部 布施/自然・環境再生研究部 鈴木)
神戸市北区大沢町のアオノリュウゼツランのその後です.
花茎の下から上に向かって順に咲いていくのですが,一週間前と比べると,ずいぶん開花がすすんだのが分かります(一週間前の様子はこちら).
1つ1つの花の様子も変わってきています.
下の写真を見てみてください.左側が開花したての花,右側が開花後数日が経過した花です.右側の花は枯れている?いえいえ,もっとよく見てください.
開花し始めた時,雄しべは黄緑色の花被片からつき出していますが,雌しべはまだ見えていません(写真左).雄しべが花粉を放出している間に,雌しべはぐんぐん伸び,雄しべが役割を終えた頃になって,長く突き出た雌しべが成熟するのです(写真右).
典型的な雄性先熟(雄が先に成熟し,雌が後で成熟すること.自花受粉を避けるシステムの1つ.)ですね!
(自然・環境評価研究部 布施静香)
今日おこなったセミナー[土の中のむし]で,こんな虫が見つかりました.ナガコムシ
の一種(双尾目,コムシ目)です.各地で詳しく探すと珍しくないかもしれませんが,
深田公園の土から出たのは初めてです.
原始的な昆虫としてはトビムシ類(粘管目,トビムシ目)がポピュラーで,このセミナー
でもよく現れますが,トビムシが[いかにもトビムシ]っぽい独特の姿をしているのに対
し,このナガコムシは[昆虫の基本形]みたいな感じです.ベーシックちゅうかプレーン
っちゅうか(どんな感想や).
発見したのは講座に参加していたYS君とKB君で,3ミリほどのたぶん成虫と,かなり
小形の個体の計二匹見つかりました.標本はお二人の快諾により館の収蔵品として
登録させていただきました(B1-650996).
イシイナガコムシかなと思いましたが,触角の節数とかを数えるとオヤオヤ?という状
態なので,データベース上は[ナガコムシ属の一種]くらいの同定として登録してありま
す.
昆虫共生 沢田
昆虫の世界2011の3Dスペシャルサイト,[昆虫の世界3D]にセミの3D生態写真の画像をアップしました.
いまのところツクツクがないのですが,それはオイオイ.
↑これはプルプル3D版ミンミン♂
ネットにつながっている3DSからだと,画像を長押しするだけで上画面に3Dで表示されます.検索する場合は[昆虫の世界3D]で見つかります.
昆虫共生:沢田
今年で3年目になる、JR・阪神元町駅近くのアートホール神戸での夏の昆虫展、「神戸元町・夏の昆虫館2011〜この虫知っとおで。小さな生きものたち〜」が開催中です。
(JR・阪神元町駅から徒歩1分のアートホール神戸)
(巨大なオオクワガタ模型のお出迎え)
(お絵かきコーナー) (おっきな みんなの むしかご)
実物標本を見てお絵かきしたり、生きた虫をさわったりできるよ〜。
なんと、ここで6時間も過ごしてくれる方もいるとか。
詳しくは、こちら→
http://www.konchukan.net/motomachi/
22日(月)まで。ホンマに駅近!入場無料!みんな来て!
こばやし みき(生涯学習課)
みなさん、こんにちは
今日は、夏休みの図書室を紹介したいと思います。
ここには、資料の本もたくさんあり、
夏休みの自由研究には、もってこいの場所ですね。
ぜひ、みなさんもここに足を運んで、すてきな自由研究を完成させてください!!
そして、第2回「ひとはく いきものかわらばん」にもご応募ください。
作品募集については、こちら→
http://hitohaku.jp/biodiv/kawara2011.html
フロアスタッフもろずみ
今年もジャングルスクールに同行していただいたボルネオの専門家、安間繁樹さんも自動撮影カメラを設置していました。安間さんが使用した自動撮影カメラは一眼レフカメラに外部センサーを取り付けたものです。わたしが普段、調査に使っている自動撮影カメラよりもずっと鮮明な映像が得られます。
自動撮影カメラの仕組みを説明する安間さん
写真左下の防水ケースにカメラが入っており、中央の木の幹の真ん中あたりに設置してあるのがセンサーです。動物がセンサーの検出範囲内(安間さんがいるあたり)を通過すると写真が撮影されます。
後日、安間さんから送られてきた写真には、2種の動物が撮影されていました。一枚目の写真はブタオザル。東南アジアに広く分布しますが、警戒心が強く、近くで観察することが難しい動物の一つです。今回のジャングルスクールでも、高い木に登っているところしか観察できませんでした。
ブタオザルMacaca nemestrinaのオス
そして、もう一枚にはセイランが撮影されていました!
セイランArgusianus argus
オリジナルの写真はちょっと暗いので、明るさとコントラストを微修正してみました。特徴的な羽根の丸い斑紋が見えます。
セイランは東南アジアの熱帯雨林に暮らしている大型のキジ科の鳥類です。深い森の中から「ファオ、ファオ、ファオ、ファオ」とサイレンのような鳴き声が聞こえてきても姿を見ることは難しい鳥です。
この写真は、ほぼ真後ろから撮影されているので、尾羽の長さがわかりにくいのですが、1mちかくになります。泊っていた宿舎のすぐ近くをこんな鳥が歩いていたのですね!
北村俊平
昨日から、神戸国際展示場で「平成23年度スパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」(主催:文部科学省・科学技術振興機構) 開催されています。
(全体会のようす)
全国のスーパーサイエンスハイスクール指定校(文部科学省が科学技術や理科・数学教育を重点的に行うことを指定された高校)から生徒・教員が参加。中国やタイなどの海外の高校生も参加しています。
課題研究の成果についてプレゼンテーションをおこなうほか、学校ごとにひとつのブースを割り当ててポスターセッションの形式で発表をいます。
ひとはくもブース展示しています。
(ひとはくのブースのようす)
研究員による説明を熱心に聞く、高校生たち。
会場はずごい賑わいでした!
(ひとはくのブース出展を見に行こうかな?と思ってくれた方)
日時:8/12(金) 10:45〜12:00(入場無料)
場所:神戸国際展示場 (神戸市中央区港島中町6−11−1)
期間は今日の12:00までなので、もしかしたら間に合わないかもしれないけど。「今日の午前中、どうしよう?」と思ってこのブログを見てくれた方は、是非神戸国際展示場へお越しください。
写真提供:もりまさあき(次長)
文:こばやしみき(生涯学習課)
神戸市北区大沢町の民家に咲いています。
約50年前に植栽して、初めての開花です。
約1ヶ月前から急に伸びだしました。
ひとはくの布施静香主任研究員に写真を見てもらって名前が分かりました。
もりまさあき(次長)
↑これは、アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭、リュウゼツラン科)という名前です。
30〜50年もの間は、葉だけで過ごし、ある夏、花をつけるために茎が1日に約10cm!も伸びるそうです。
メキシコ原産の植物で、日本では1枚が1〜2mもある葉を観賞するために植えられています。
メキシコでは、この植物とその仲間からブルケというお酒をつくります。そして、「テキーラ」は、この植物の仲間から作られているんですてぇ〜。私も植えてみようかな。
花は、約30〜50年に1度しか咲かないんですよ!
なので、この花が咲いてるのを見れたら、とてもいいことがありそうな気がしませんか?
4階のひとはくサロンに飾っているので、ぜひ見にきてくださいね。
こばやしみき(生涯学習課)
ジャングルスクール後半、宿舎周辺で自動撮影カメラを使ってみました。実は昨年も自動撮影カメラで、夜に熱帯雨林の林床で活動する動物の撮影を試みました。が、一枚も動物の姿を撮影することができず、今年はそのリベンジです。
使った自動撮影カメラは2台。普段は、ひとはくのある深田公園の雑木林を訪れる動物たちを記録しています。まずは林床をよく観察して、動物が通過する可能性の高い場所を探します。動物たちは私たち観光客が歩いているのと同じ道もよく使うのですが、そういった場所はできるだけ避けます。結局、去年とほぼ同じ場所に自動撮影カメラを設置しました。
あとは動物が通過するのを待つだけです。
森での最終日、7月31日の朝食前に自動撮影カメラを回収してきました。現場で確認してみると何か動物が撮影されていました。さて、何が写っていたのでしょう?パソコンに取り込んで、画像を拡大してみます。
まず撮影されていたのはジャワマメジカのメス。29日の夕方にカメラを設置してから、1時間もたたないうちに撮影されていました。一人で森の中でじっとしていると時々姿を見ることはあります。が、ジャングルスクールのように大人数で森の中を歩いているとなかなか姿を見ることができない臆病な動物です。
その後も同じ場所でツパイの仲間とジャワマメジカが撮影されていました。
もう一台、カンラン科の果実があるところに設置したカメラには、オナガコミミネズミが撮影されていました。2枚目は黒い果実をくわえている瞬間です。
今年はわたしたちが寝ている時間帯にもいろいろな動物たちが森の林床をウロウロしていることを少しだけ紹介することができました。
北村俊平
去年のダナムバレーの熱帯雨林では、いたるところで羽の付いたフタバガキの仲間の種子を目にしました。今年はフタバガキの仲間は咲いておらず、面白い形の果実や種子、食べてもおいし果実を森の中で目にする機会はほとんどありませんでした。それでも熱帯雨林を歩いているとさまざまな果実を目にしました。
センダン科Chisocheton属の一種。熟すと果実が裂開して、巨大な茶色の種子とそれを取り囲むオレンジ色のアリルが見えます。果実が熟すとサイチョウ類、リス類、リーフモンキー類などがやってくるでしょう。
コミカンソウ科Glochidion属の一種。熟すと裂開して、オレンジ色のアリルが目立つ果実です。フィールドセンターでもレインフォレストロッジでも道端で見かけました。ヒヨドリ類など小型の鳥類がよく食べる果実です。
ブドウ科の果実。レインフォレストロッジの道端で見かけました。赤い果実がよく目立ちますが、まだ熟していなかったようです。
カンラン科の果実。わたしが研究対象にしているCanarium属の一種だと思って拾いましたが、中の種を見ると違っていました。同じカンラン科の別属の植物のようです。クリイロリーフモンキーの一家が種子を食べていました。
サガリバナ科の果実。キャノピーウオークの終点あたりで実っていました。結構、大型です。
昨年と同じ時期に同じ場所を訪れているはずなのですが、花や果実を見る限りは全く違った森に来たようです。果実や種子を主食にしている動物たちが、この時期に何を食べて暮らしているのかとても気になる1週間でした。
北村俊平
ひとはくに隣接する商業施設「FLORA88専門店」が開催した、
”夏祭り”イベントに、12時から15時の3時間出店しました。
人気プログラムの「化石のレプリカづくり」と化石の展示を
古谷先生、フロアスタッフ寺尾さん、小野さんで実施しました。
3時間で534人が来場、211人の方がレプリカづくりに挑戦し、盛況でした。
ひとはく8月イベント情報 → http://hitohaku.jp/top/11ukiukicalen/ukiuki1108.pdf
▲ わたしのレプリカはうまく出来たかな!?(FLORA88専門店 中央広場特設会場にて)
第7回 2011.8.7(生涯学習課 西岡敬三)
山陰海岸ジオパーク館で開催中のひとはくジオキャラバン「おもれェ〜山陰海岸ジオパーク」のプログラム「みんなで巨大段ボールテトラポッドを組み立てよう」を開催しました。
正面に見える大きな建物が山陰海岸ジオパーク館です。目の前の海には本物のテトラポッドが見えます。
まずは展示物をいったんどけて、組み立て作業のスペースを確保します。「はやく始まらないかな・・・」
頭も体もいっぱい使って、テトラを組み立てていきます。それにしても大きい!吹き抜けの空間に映えます。
そして、ついに完成!!はじめて会った人とも自然と会話が弾み、和やかなムードで完成をたたえあいました。
大小並んで展示するとその大きさの違いがよく分かります。そして、目の前は美しい砂浜のビーチ。やっぱりテトラには海がよく似合います。
テトラの展示は、8月29日まで山陰海岸ジオパーク館で見られるほか、ジオキャラバンを適時巡回する予定です。(会場のスペース等により展示できない回もございます)
なお、本企画は昨年の展示特別企画「ひょうごの生物多様性〜瀬戸内海vs日本海〜」の展示製作の一環として、株式会社不動テトラさん、矢野紙器株式会社さん、HP「仮想ブロック」さんの全面的なご協力によって製作されたものです。この場を借りて改めてお礼申し上げます。
自然・環境マネジメント研究科 武田重昭
ひとはくでは、館外展示の一環として、
ひとはくジオキャラバン「おもれエ〜! 山陰海岸ジオパーク」in 新温泉町山陰海岸ジオパーク館(主催:ひとはく、山陰海岸ジオパーク推進協議会、協力:新温泉町子どもふるさと教室、船の科学館・海と船の博物館ネットワーク)を、7月16日(土)から8月29日(月)まで実施しています。
8月6日(土)は、体験プログラムの第2弾として
「みんなで巨大段ボール製テトラポッドを組み立てよう」(協力:株式会社「不動テトラ」、矢野紙器株式会社、HP「仮想ブロック」)を開催しました。
Web:http://hitohaku.jp/geo/index.html
http://www.town.shinonsen.hyogo.jp/page/59b290de853dc342dfc6ba2e1fd00522.html
▲ 実物大!テトラポッドの完成です。(新温泉町山陰海岸ジオパーク館)
第6回 2011.8.6(生涯学習課 西岡敬三)
ジャングルスクールではダナムバレーという保護区内の2か所の宿泊施設を利用します。前半に宿泊するのは研究者向けロッジで、合宿所のような感じです。後半に宿泊するのは、ボルネオレインフォレストロッジというリゾート施設です。いずれも宿舎施設周辺で散歩するとさまざまな熱帯らしい植物を見ることができます。
去年と比べると道端の樹木で見られた花は少数でしたが、マチン科Fagraeaの仲間はたくさんの白い花をつけていました。ほのかに甘い匂いがする花です。早朝のバードウオッチング時に観察するとオオミツバチを見かけました。その日の夜、ナイトウオーク時に観察するとコウモリの仲間が訪れていました。ライトで照らすとすぐに飛び去ってしまうので、訪花シーンを撮影することはできませんでした。
ビワモドキ科Dillenia excelsa
これらの道端や二次林などでよく見かける樹木には、多少、花が咲いていましたが、森の中を歩いている時には、ほとんど花に出会うことはありませんでした。林床で咲く草本の花は森を歩くと目にしやすかったのではないかと思いますが、樹木にひっそりと咲いていた花には気が付かずに通り過ぎてしまったかもしれません。
ショウガの仲間ショウガ科Etlingera megalocheilos
〜8月11日追記〜
ショウガとランの仲間の名前は後日、高野研究員に教えていただきました。ありがとうございました!
北村俊平
8月2日にボルネオジャングルスクールから帰国しました。昨年は帰国後に体調を崩したスタッフが多かったのですが、今年はみんな元気にしています。参加した子供たちも元気に夏休みを楽しんでいる(宿題に追われている?)ことと思います。
今年のボルネオジャングルスクールで出会った生き物たちを何回にわけて、順番に紹介していきます。まずは今回の滞在中に見かけた果物です。例年、ラハダトゥの街からダナムバレーの熱帯雨林へ向かう途中にある果物屋さんに立ち寄ります。
並んでいたのは、スイカ、スターフルーツ、マンゴー3種(赤黄1種、緑2種)、ジャワフトモモ(ローズ・アップル)、サラカヤシ、ザボン、バナナなど。日本ではあまり見ることのないスターフルーツやサラカヤシは並んでいましたが、ドリアンやランブータンは並んでいませんでした。
昨年は、たくさんのドリアン、タラップ、ランブータン、ランサ、マンゴスチン、コパラミツなど東南アジアの熱帯雨林を代表する果物が並んでいました。
2010年7月24日の果物屋さん
もちろん同じ年でも1週間違うと結構違うものが並んでいたりするのですが、帰りのダナムバレーからラハダトゥの街へ戻ってきた7月31日に立ち寄った時も品揃えはほぼ同じでした。
ここでドリアンを食べるのを楽しみにしていたので、昼食は軽めに済ませたのですが、売っていないものは仕方がありません。結局、日本であまり見ることのない果物としてサラカヤシを2袋購入して(10リンギット、約300円)、ダナムバレー到着後のデザートとして楽しみました。
次回は森の植物を紹介します。
北村俊平
昆虫の世界2011の[3Dスペシャルサイト]に蝶と蛾の3D生態写真の画像を大量アップしました.
シジミチョウが多いのですが,それはそれで中々可愛いのでは?
↑これはプルプル3D版
ネットにつながっている3DSからだと,画像を長押しするだけで上画面に3Dで表示されます.
昆虫共生:沢田
本日、ご来館の「親子リズムトトロ」様にキッズプログラム「動物の毛皮をさわってみよう」と「だんだんダンゴムシ」を実施しました。
大人・小学生・幼児、38名様の団体です。
プログラムの担当は今年度から出来た「キッズひとはく推進室」とフロアスタッフです。
まずは、プログラムに向けての準備です。
ダンゴムシの体はこうかな? ここでダンゴムシになりきってもらおう。
ダンゴムシのお面 アライグマの毛皮
まず、3階の展示室「森に生きる」のところで身近な動物の話を聞きながら実際にイノシシやタヌキの毛皮に触ってもらいました。
3階の展示室「森に生きる」
新聞紙で作った葉っぱを破って、ダンゴムシにエサを食べさせてあげよう!
あ!お尻から食べさせちゃイヤ〜〜。
本もののダンゴムシを触ってみよう!胸には、特製名札が付いてます。
最後に記念撮影☆
みんな、今日の出来事をおうちの人に話してくれてるとうれしいなぁ。
こらからも、キッズひとはく推進室ではキッズの好奇心をくすぐり、自然科学の楽しさを知ってもらえるようなプログラムを企画&実施していきます。
小林美樹(キッズひとはく推進室&生涯学習課)
第13回ボルネオジャングル体験スクールは、
順調に日程を消化し、
昨日ダナンバレーのジャングルから
予定通り、コタキナバルの街に戻りました。
本日は、コタキナバル沖の無人島で、
海での環境体験学習を実施したと連絡がありました。
全員元気で、たくさんの思い出を胸に、今夜帰国の途に着きます。
画像はありませんが、現地より連絡がありました。
(生涯学習課 西岡敬三)
8月1日から31日まで但馬ドームで開催される「サマーミュージアム」に出展します。
展示のテーマは、「守ろう但馬の自然遺産」で、展示の内容は「山陰海岸ジオパーク、コウノトリ、ラムサール条約」です。このうち、ひとはくでは「ラムサール条約」に関する展示を担当しました。
ラムサール条約とは、1971年にイランのラムサールで開催された「湿地及び水鳥の保全のための国際会議」において採択された条約で、正しくは「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」です。要するに、国際的に重要な湿地を指定して保全して行きましょう、ということです。
さて、但馬ドームは、兵庫県の北部、豊岡市日高町の神鍋高原にあります。冷涼でさわやかな気候のため、たくさんの人がスポーツや避暑に訪れています。ドームでは、ソフトボールの試合や練習が行われていました。ちなみに神鍋高原は、夏は渓流釣りや川遊びなど、冬場は、スキーで賑わいます。
さて、展示の様子ですが、こんな感じです。
観覧席の壁面に、パネル11枚と標本を並べています。展示は、ラムサール条約についての説明と、現在、ラムサール条約への登録にむけて準備中の「円山川下流域」の湿地にすむ生き物について解説しています。円山川下流域を特長づける8種類の生き物をとりあげています。円山川下流域は、コウノトリの生息場所だけでなく、数多くの貴重な生物が生息しています。
オオアカウキクサとミズアオイについては拡大模型を、ヤマアカガエルはプラスティネーション標本とリアルなジオラマ風模型、アカマダラハナムグリとヒヌマイトトンボについては標本を展示しています。これ以外に、イトヨ、ツバメ、ひのそ島に生育する希少植物について簡単に解説しています。昨年度に出展した哺乳類のはくせいに比べると小さいサイズなのですが、どれも貴重な標本や分かりやすい模型ですので、ぜひ実物をご覧いただければと思います。
ひとはくの展示以外にも、
コウノトリに関するパネル展示とか、
ジオパークに関する展示もあります。
この夏、神鍋高原やその近くにお越しのかたは、ぜひお立ち寄り頂ければと思います。もちろん、但馬ドームで、野球やサッカーの練習に来られた方は、2F観覧デッキをのぞいてください。
但馬ドームのHPはこちらです!! <click>
また、2011年11月23日〜12月18日にかけては、「道の駅神鍋高原」にて、ジオキャラバンを開催いたします。これ以外にも、各地でジオキャラバンによる展示会を開催しておりますので、ぜひお越しください。
山崎研究員担当のセミナー「立体の塗り絵でつくる、家とまち」(全2回・昨日と今日の実施です)でつくる家を昼休みを利用して私も作ってみました。
欲張って、庭にいろいろ置くと敷地から家がはみだしてしまいました・・・。
木は、両角さん(生涯学習課)に手伝ってもらいました。
完成した家を街に建てていきます。病院やキュウリ屋さん!もありました。
うぁ〜家の上に恐竜が乗ってるよ。
最後は、街の前で記念撮影。
私がつくった青い家も、圏外に押し出されながらも混ぜてもらいました。
こちらのセミナー、団体向けの特注セミナーとしても実施いたします。
団体でご来館の方で、興味のある方は博物館生涯学習課(079-559-2002)へ相談してくださいね。
明日も
フロアスタッフのイベントや河南堂珍元斎の講談など楽しいイベントがたくさんですよ♪
ひとはくは、8月中無休で開館。是非、お越しください。
小林美樹(生涯学習課)
レインフォレストロッジからこんばんは
夕べの夜中に降っていたすごい雨は朝には上がって、とてもよい天気でした。ホント、助かりました。5時前に目覚めたら、部屋の外ではサイチョウの仲間が鳴き始めていました。 そういえば、フィールドセンターでサイチョウの写真を撮りました!!
今朝は6時半からキャノピーウォークへGO 朝靄(あさもや)の残る中をアリさんの行列のように並んで歩きました。2時間はたっぷりとかかるコースです。吊り橋の上から見るジャングルの景色は素晴らしい!
朝食の後は、ロッジの横の川を挟んだ対岸にある展望台まで登山。そんなに高い山ではないですが急です。途中、およそ300年前のこのあたりの村のリーダーのお墓を見て、展望台へ。この展望台からのジャングルの眺めは最高です。どこにも送電線や高圧電線の鉄塔がない!! 当たり前やんか!でも、実際に眺めてみると、登りの苦しさを忘れられます(いや、忘れないかな?!)
そして、下りはジャグジープール!!みんなのお楽しみ。朝から海パンはいてスタンバイOKのスクール生もいます。楽しく水浴びをしました。
少し遅い昼食の後、高橋校長先生の講義を聴きます。模造紙で即席のホワイトボードも準備できたおかげで、みんな大変熱心にメモし、真剣に耳を傾けていました。
いよいよ、個人個人の体験発表のまとめの作成に取りかかりました。
30分くらい経った時、ガイドから「オランウータンが近くにいるので、プログラムを急遽変更して見に行く」となり、作業中断し慌てて出かけて行きました。現場に着いた時にはすでに移動した後だったようで、見ることができませんでした。しかし「是非みたい」と諦めずに待つこと、おおよそ1時間。再びオランウータン発見!!!!!!ついに今年もオランウータンに出会えました。嬉しぃ〜〜
情報管理課:八尾
(写真は昨日の活動からです)
ボルネオからお久しぶり
レインフォレストからこんにちは
日本のみなさん、お元気ですか?私たちボルネオジャングル体験スクール一行は、みんな元気です。フィールドセンターでの2日間の体験を終え、今日はレインフォレストロッジに移動しました。フィールドセンターセンターでは、毎回遭遇しているオランウータンに出会えずにちょっとがっかりしています。
その代わり、サイチョウの仲間やマレーオオトカゲ、テナガザルなどを見ることができました(残念ながら、全員ではありませんが)。
レインフォレストロッジに移動してからは、宿舎はとても快適です。夜には早速にナイトドライブとナイトハイクを行いました。直前に雨が降り出したので、予定どおり実施するかどうか迷いましたが、思い切って出かけることにしました。
その甲斐あって、シベットの仲間やジャワマメジカ、タランチュラや、なんとメガネザルにも遭遇しました。証拠の写真があるのもないのもありますが、お許しください。
とても素晴らしい歓迎を受けました。 ラハダトゥのサイエンススクールのみなさんから東日本大震災に対し義援金を頂きました。 班別発表の様子(福笑い)
一気に場面は変わります・・・・・・・ フィールドセンターでの自然観察 フィールドセンターの食堂での一コマ 水生生物観察調査の判別発表の様子 いつもの吊り橋を渡って自然観察トレイルへ 大きな板根の前で記念撮影 フィールドセンターとさようなら:記念撮影 レインフォレストロッジのレストラン レインフォレストロッジのコテージの様子
今回は、ラハダトゥのサイエンススクールでの交流会からレインフォレストロッジ到着までの様子の一部を紹介しました。
ただいま、現地時間の午前2時過ぎ・・・・・1時間ほど前からとても激しい雨が降っています。明日の朝食前の自然観察は、キャノピーウォークの予定ですが、どうなるでしょうか?ひょっとすると計画を変更しなければならないような事になるかも知れません。とにかく雨が上がって晴れることを祈ります。
情報管理課:八尾
写真1 ミクロポリスの概観。ファーブルの生家をのぞむ丘の上にあります。
今回のツアーで訪れるミクロポリスは、ファーブルの生誕地サン・レオン村にあります。ファーブルが夢見た昆虫博物館を実現するために、アベロン県が2000年6月にオープンした世界最大の昆虫博物館です。2,400平方メートルに及ぶ展示室に、15の展示コーナーが設けられ、標本ではなく生きた昆虫たちの習性を研究し続けたファーブルにふさわしく、50種以上の生き虫たちが、その生態を観察できるように展示されています。たとえば、透明なドームの中に飼育されたアリの巣から、透明なパイプが館内の通路に伸び広がり、餌を巣にもちかえるアリたちの行進と一緒に館内散策をできるようになっています。
写真2 生きたアリの巣や行進が観察できるようになっています。
写真3 熱帯のチョウが飛ぶ室内温室もあります
写真4 日本では知られていませんが、ミクロポリスは年間8〜10万人の来館者が訪れる観光スポットです
室内だけでなく、建物の外にも昆虫や花々などを観察できるように回遊路が設けられ、その高台ではレヴェズーの山々の美しい風景を楽しむことができます。また、同館にはサン・レオン村の景色が一望できるレストラン「ロンビューズ」が設けられ、地元の食材をつかった家庭的なフランス料理も楽しめます。
写真5 ミクロポリスのレストラン「ロンビューズ」
ツアーでは、ミクロポリス館内の特別ガイドや昆虫飼育室などのバックヤード見学などの特別プログラムだけでなく、レストラン「ロンビューズ」での館長との昼食会も予定しています。また、同館では昆虫の展示だけでなく、サン・レオン村近くの湿地の保全にも取り組んでおり、その湿地も訪問する予定です。湿地に咲く美しい花々やそこを訪れる昆虫たちを観察して、南仏の貴重な自然にもふれることもできるツアーです。
ツアーの出発は2011年9月27日(火曜日)、帰国は10月3日(月曜日)。6泊7日のツアーです。参加費用は29万円(予価)。往復交通費だけでなく、宿泊費や朝夜4回の食事代も含まれています。申し込み締め切りは8月1日まで。ご応募及びお問い合わせは、ひとはく生涯学習課まで、ご連絡ください。私といっしょに、初秋の南仏へ、旅立ちましょう。みなさんのご参加をお待ちしております。
(自然評価研究部 昆虫共生系 橋本佳明)
夏休みがやってきましたね。毎日、暑いですが、ひとはくは、暑さにも負けずにイベント盛りだくさんで、がんばっています♪
〜8月の「フロアスタッフとあそぼう」のご紹介〜
夏休みの宿題の参考にしませんか?
☆8月6日(土)・7日(日)
「鳥の巣づくり」
本物の鳥の巣を観察して鳥の巣のレプリカを作ってみましょう!
時 間:15:00〜16:00 場 所:3F展示室
☆8月13日(土)・14日(日)
「はくぶつかん
ペーパークラフト」
みんなで、たのしく博物館をつくってみましょう!
時 間:15:00〜16:00 場 所:4Fひとはくサロン
☆8月20日(土)・21日(日)
「画はくの日
〜ファーブルたちの夏・昆虫の世界2011〜」
展示特別企画「ファールブルたちの夏・昆虫の世界2011」
をじっくり観察して絵を描いてみましょう!
時 間:15:00〜16:00 場 所:2F展示室
☆8月27日(土)・28日(日)
「ラフレシアふうふう」
世界一大きな花ラフレシアは、咲くと3日でかれてしまう幻の花!
ラフレシアにやってくるハエ達をふうふうと飛ばしてみましょう!
時 間:15:00〜16:00 場 所:4Fひとはくサロン
そのほかにも…今月は、
☆8月14日(日)・15日(月)・16日(火)・17日(水)の連続4日間!(8月無休で開館しています)
「うきうきワークショップ」もありますヨ。
とっても簡単
化石のレプリカづくり
時 間:10:30〜16:00 時間内はいつでも参加できます♪
場 所:4Fひとはくサロン
受講料:100円(1回)
他にも、博物館では、夏休みに発見した色んなものを調べたりできるので、ぜひ来てくださいね。お待ちしております。
フロアスタッフ:うえやまたかこ
コタキナバルからこんにちは
日本のみなさん、第13回ボルネオジャングル体験スクールの28名は、高橋校長以下7名のスタッフとともにボルネオ島にやってきました。
9:50のフライトで、14:45現地時間で13:45にコタキナバル国際空港に降り立ちました。機内はとてもよく冷えていて、タオルケット1枚では寒いくらいでした。
今日はコタキナバル市内のホテルで、明日の交流会の最終リハーサルを行いました。
夕食前に準備の仕上げ、そして夕食。その後は19:30〜21:00までリハーサルとダメだし。
明日の本番では、ばっちり発表できそうです。
通信事情が思わしくなく、日本国内でblogを書くよりも時間が相当かかってしまうため、たくさんの写真をアップロードすることが難しいです。
そして、明日からはボルネオのジャングルの中へ入っていくので、ますます困難な状況に・・・・・(x。x)゚゚゚ できるところまでは努力したいと思っています。運がよければ。
情報管理課:八尾
今日7月26日は、今年のボルネオジャングル体験スクールの出発の日です。
早朝の関西国際空港、7時前というのに、多くのスクール生の皆さんがすでにお揃いでした。
空港も、夏休みということで混み合っておりました。
▲チームリーダーの八尾滋樹先生です。
手荷物を預けた後、部屋に移動して「出発式」を行いました。
スクール校長の高橋晃研究部長からのお話に続いて、
スクール生を代表して、浜中京介さんが力強く挨拶をしてくれました。
▲高橋スクール校長のあいさつ ▲スクール生代表浜中京介さん
航空券を受け取った後、いよいよ出国ゲートへと移動
保護者の方が見守る中、出国ゲートの中へと進んで行きました。
私達が一緒に行けるのはここまで、
スクール生のみんさん、スタッフのみなさん
いってらっしゃい。
この続きは、現地からのブログで!?
(生涯学習課 西岡敬三)
いよいよ明日出発しま〜すっ
って、どこへ?
そうです。今年もボルネオジャングル体験スクールに行ってきます。日本からは28名の小学校6年生から高校2年生まで4つのグループに分かれます。ボルネオに着いてからは、現地ラハダトゥのサイエンススクールの生徒8名が合流し、36名でジャングルへ入ります。
今頃はきっとみんな、スーツケースに荷物を詰め込んでいることと思います。持っていくモノは揃っているかな?私は先ほど日焼け止めクリームを買ってきましたけど(笑)
明日の朝は、とても早いです。直行便が就航したおかげで便利にはなりましたが、朝が早くなったのがちょっとつらい。
明日の今頃は、もうコタキナバルの街ですね、きっと。
そして、明後日はダナムバレーの自然保護区の中にいます。
帰ってくるのは8月2日。
実に8日間のスクールです。事前の学習会も2日間行いました。事後にも学習会をしますので、正式には8日間よりももっともっと充実したプログラムです。
一生に何度もできる経験ではありませんので、スクール生の皆さん。いっぱい学んで帰ってきましょうね。家族の方や友だち、学校の先輩や後輩にもいっぱいいっぱい土産話ができるよう、たくさん見て、たくさん学んで、たくさん考えられるスクールにしましょう。
では、日本のみなさん 行って参ります(出発は明日7月26日です 笑)
情報管理課:八尾
※今年も現地からできるだけ生blogをアップしたいと思っていますが、できなかったらゴメンナサイ。
※去年スクールに参加してくれたOGのHさんからもtwitterで連絡をもらいました。ありがとうございます。今年も元気に行ってきます!!
今日、瑞宝園で始まる展示の準備に行ってきました。
あれ?荷物に何か混じってる?
博物館を出発して、車で走ること、約40分。有馬温泉 瑞宝園に到着。
毎年、同じ写真ですが、今日撮ってきましたよ。
(モルフォチョウの展示) (瑞宝園のスタッフ上原さんの力作)
(塚本さんが運転するトラックが到着) (早速、荷物をおろします)
(トリケラトプスを見ずに瑞宝園に入ることはできません! ここでは、お見せしません!) 温泉に入って、ゆっくりひとはくの展示を楽しもう♪
(作業を終えて和やかに帰る一行)
また、この期間「夏休み!ファミリーパック」で瑞宝園に宿泊された方は、いろんな特典がありますよ☆
この3人は研究だけでなく,ファーブルのように昆虫研究のおもしろさを伝える読みものを多く出版し,日本のファーブルと呼ばれています.そして,彼らがファーブル昆虫記によって昆虫研究の世界に導かれたように,彼らの本を読んで,次の世代の子供たち(私もその一人)が,昆虫研究の世界へと導かれることになったのです。
7月20日から開幕した夏休み特別企画「ファーブルたちの夏〜昆虫の世界2011」では,日本のファーブルのひとり,常木勝次が残した昆虫細密画を初展示しています.
これらの細密画は常木が観察したハチ類の記録を残すためや,その形態を勉強するために描いた原図の一部です.体形はもちろんのこと,体表の点刻や体毛までも正確にスケッチをしています.なかには,ハチの体色を色付けした図や,ハチのほんとうの大きさに合わせて描かれた図もあります.昆虫の形や生態を科学的に観察して、それを正確に描いた細密画には,写真や普通の絵画では得られない、観察者が自然から受ける感動が伝わってきます。
日本のファーブルと呼ばれる常木の昆虫細密画の世界に触れ,その自然観察眼のすごさを感じていただければ幸いです.そして,私のように,また一人,新しい日本のファーブルが生まれる切っ掛けになればうれしいです.
橋本佳明(自然評価研究部)
常木勝次(1908年〜1994年)
ファーブル「昆虫記」を読み,その幼少期が自分と似ていたこともあって,ハチの研究に興味をもちました.常木の研究方法は,行動観察からハチの学習能力を調べることでした.この点で,ファーブルの研究スタイルを最も引き継いだ日本の昆虫研究者です.常木は,また,ハチ類分類学の世界的な権威者で,1,426新種を記載しました.その標本のほとんどが人と自然の博物館に保管されています.標本といっしょに,昆虫細密画や観察ノート類も寄贈されました.
この3人は研究だけでなく,ファーブルのように昆虫研究のおもしろさを伝える読みものを多く出版し,日本のファーブルと呼ばれています.そして,彼らがファーブル昆虫記によって昆虫研究の世界に導かれたように,彼らの本を読んで,次の世代の子供たち(私もその一人)が,昆虫研究の世界へと導かれることになったのです。
7月20日から開幕した夏休み特別企画「ファーブルたちの夏〜昆虫の世界2011」では,日本のファーブルのひとり,常木勝次が残した昆虫細密画を初展示しています.
これらの細密画は常木が観察したハチ類の記録を残すためや,その形態を勉強するために描いた原図の一部です.体形はもちろんのこと,体表の点刻や体毛までも正確にスケッチをしています.なかには,ハチの体色を色付けした図や,ハチのほんとうの大きさに合わせて描かれた図もあります.昆虫の形や生態を科学的に観察して、それを正確に描いた細密画には,写真や普通の絵画では得られない、観察者が自然から受ける感動が伝わってきます。
日本のファーブルと呼ばれる常木の昆虫細密画の世界に触れ,その自然観察眼のすごさを感じていただければ幸いです.そして,私のように,また一人,新しい日本のファーブルが生まれる切っ掛けになればうれしいです.
橋本佳明(自然評価研究部)
常木勝次(1908年〜1994年)
ファーブル「昆虫記」を読み,その幼少期が自分と似ていたこともあって,ハチの研究に興味をもちました.常木の研究方法は,行動観察からハチの学習能力を調べることでした.この点で,ファーブルの研究スタイルを最も引き継いだ日本の昆虫研究者です.常木は,また,ハチ類分類学の世界的な権威者で,1,426新種を記載しました.その標本のほとんどが人と自然の博物館に保管されています.標本といっしょに,昆虫細密画や観察ノート類も寄贈されました.
20日からはじまった[昆虫の世界]の3Dコーナーの説明をば少々.
↑まいどレトロなゾウムシの赤青立体写真の標本箱[象量箱].
これまでもキャラバンや各種の行事でときどき登場してました.
全種実物の10倍の大きさですので,容積は1000倍に見えます.
↑パソコンのモニタでの3D.4台のモニタではそれぞれ違う画像を繰り返し流しています.
奥の2台の生態写真は初登場(●)で,モンシロチョウの空中交尾とか,ふだん野外で見えてない瞬間が見えます.
特にお勧めは一番奥のやつで時々出てくるシロスジカミキリの飛翔シーン,必見です.ただし巨大クマバチは怖いかも.
↑3DSが5台収まっている裸眼立体視の標本箱.それぞれ違う画像を繰り返して流しています.
30センチくらいに近づいてみるとモッコリ,ベッコリ3Dに見えます.
5台の3DSにはすれちがいMii(★)↓も常駐しているので,3DSを持ってきた方にあいさつします(▼)ケド,あいさつになってないかも.
なにしろ触角眉毛の昆〜虫〜人間なのさ.
でも水色の盾を破ったり,暗闇に灯をともしたり,王様を助けに行くとき,ちょっとは役に立ちますよ.
映している3D画像の一部は[特製WEB頁]にもアップしていますので,インターネットにつながっている3DSからだと直接3Dを見たりダウンロードしたりできます(◆).
昆虫共生 沢田
▼)すれちがい通信による
●)special thanks for むしみずれんた
★)created by 河南堂珍元斎
◆)PCでダウンロード後,3DSにコピーして参照することも可能.
このツアーの魅力のひとつは,なんといってもファーブル生誕地を訪ねることでしょう。ファーブルが生まれたアベロン県サン・レオン村には,彼の生家が小さな博物館としてそのまま残されています。外観はもちろん,家の中もファーブルがつかっていたベッドや暖炉などが当時のままに復元されています。
写真1:生家にはファーブルが使っていたベッドが復元されています
写真2:ファーブルがハチの観察につかった観察箱も復元されています
今回のツアーでは,サン・レオン村の昆虫庭園,ファーブルの祖父の農園訪問ツアー(ファーブルは4歳から7歳までの間,マラヴァルにある祖父の家に預けられ,その自然豊かな環境で育ったことが、その後の人生に影響を与えたと言われています),など,ファーブル生誕地を散策するプログラムを特別に用意しています.ファーブルが暮らした当時と大きくは変わっていない村の風景を楽しみながら,詩情豊かな昆虫記を生み出した原郷をタイムマシン感覚で体験する旅に出かけましょう.
また,アベロン県は赤ワインやフォアグラで名産地として知られる農業地帯です。小高い丘を背景にぶどう畑や牧場が延々と広がる風景を楽しみながら,当地のおいしい名産品をたのしめるのも,このツアーの魅力です。
ツアーの出発は2011年9月27日(火曜日),帰国は10月3日(月曜日)。6泊7日のツアーです。参加費用は29万円(予価)。往復交通費だけでなく,宿泊費や朝夜4回の食事代も含まれています。申し込み締め切りは8月1日まで。ご応募及びお問い合わせは,ひとはく生涯学習課まで,ご連絡ください。私といっしょに,初秋の南仏へ,旅立ちましょう.みなさんのご参加をお待ちしております。
(自然評価研究部 昆虫共生系 橋本佳明)
台風6号の影響もあり、19日から開始予定だった「県立丹波並木道中央公園」での化石の発掘調査は20日(水)からはじまりました。
今回の調査は原則非公開のため一般の方は見学することが出来ません。
そこで、特別に今回どんな様子で調査しているのかをお伝えするためこのblogを書いています。
上の国道からの入口を通り、丘の上へのアクセス道路を進みます。駐車場手前から調査現場を見ると、一段高い場所であることがわかります。
フェンスで囲まれた区域を調査します。さらに一段高い位置から全体を見下ろすとこんな感じです。
さて、ミニショベルカーで表土(?)を掘っていますが、この付近から前回デイノニコサウリア類の化石が発見されました。まずはこの辺から始めます。掘った岩塊は泥まみれなので、一旦、高圧水で第一次洗浄します。さらにミニプールの中で、ブラシや歯ブラシを使って細かい部分の泥も洗い流します。
作業は流れ作業ですすめられ、洗浄の終わった岩から順々に割られていきます。
今回の岩は硬いようで、なかなか割れなくて苦労されています。
情報管理課:八尾
ジオキャラバン「おもれェ〜! 山陰海岸ジオパーク」が7月16日からスタートしました。来年の1月15日まで半年間かけて山陰海岸ジオパークの拠点施設6カ所をまわります。最初は拠点中の拠点 新温泉町山陰海岸ジオパーク館です。7月15日に4トントラックで搬入しました。ひとはくを11時頃出発、現地に午後3時に到着、現地では、山陰海岸ジオパーク館の谷本館長をはじめ、施設の職員総勢4名、新温泉町から1名、山陰海岸ジオパーク推進協議会から2名、ひとはくから2名でおろしまくりました。現地のみなさんのおかげさまで順調に配置も完了しました。
ジオ館はいったところはジオバクをはじめタペストリーでお出迎えです。
16日からスタート!
入口前にエチゼンクラゲやティラノザウルス、ゴホンダイコクコガネ(みんな、カブトムシと言って近寄ってきました。) 実は近くで「川下祭り」(但馬三大祭りのひとつ)をやっていて、キャンプ場も近くにあるのでそこから見えるようにエチゼンクラゲはぶら下げました。前を通る車は必ずこちらを見ていました。
内部の展示の一部です。8月6日には日本海の大きなテトラポットも組み立てます!!
内部の展示の一部で魚のプラスティネーション標本や昨年の「瀬戸内海 VS 日本海」から海の深さや波の強さの違いを示すポスター等々…
16日、最初のお客さんは岩美町から団体でやってきた小学生たちでした。タヨウ星人のキューブパズルといきものスタンプラリーに人だかりが…
カニクラゲ…何にみえてるのかなあ?
最後に…
17日祭りで登場した麒麟獅子
きめ! かっこいい!!
そして、夜には海辺で花火、すごかったです。上にも上げるけど海に向かっても発射! 低い位置の大きな美しい花火に感動。おすすめです。
3日間も行っていたのでネタがつきません。また、紹介いたします。
自然・環境マネジメント研究部コミュニティデザイン研究グループ 藤本真里
明日は、「昆虫少年の日」です。http://hitohaku.jp/blog/2011/07/721/
我こそは、昆虫を愛し、虫とりを愛する「昆虫少年だ」「昆虫少女だ」という方は是非ひとはくへ集まれ!
昆虫博士八木主任研究員と昆虫の話を熱くしよう。
ひとはくでしか手に入らない「昆虫少年証」をプレゼントしますよ〜。
年齢は問いません。
明日は学校がある?夕方4時まで、あなたを待ってますよ。
フロアスタッフとあそぼう「けんちくかの日」がありました。
みんなで、好きな家をつくって、街を作っていきます。
みんな真剣に、いろんな家を作っていました。
どんな、家ができあがるのかな?
家ができたら、さろんに作った土地に、家を建て、市役所などいろいろな建物を建てて、街の完成!
とっても、すてきな街ができました♪参加してくれたお友達ありがとうございました。
もっと、家づくりや街づくりをやってみたい!というお友達に、お知らせです。
立体のぬり絵でつくる、家とまち(全2回)
第1回:7月30日(土)「家」づくり 13:30〜15:30
第2回:7月31日(日)「街」づくり 13:30〜15:30
申込はこちら → http://hitohaku.jp/education/11syousai/E08.html
山崎義人研究員によるセミナーがあります!ぜひご参加ください!
※こちらのセミナーは、事前に申し込みが必要です。(7月25日締切)
フロアスタッフ うえやま
昨日のテレビ番組や今朝の新聞でご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、今日からデイノニコサウルス類の化石を展示しています。
展示初日。テレビ局の取材がありました。
(インタビューに協力してくださった皆様、ありがとうございました☆)
この化石は骨格が立体的に残っており保存状態が良く、恐竜から鳥への進化を解明する上で貴重な資料となります。
みなさん、おなじみの丹波の恐竜と違って、1mぐらいの小さなサイズの恐竜です。
化石の横には想像模型(徳川広和さん作)があるので、どんな恐竜かイメージできますよ。
デイノニコサウルス類の化石の展示の前は、人だかり。
つうか、デイノニコサウルス類の化石って何???っていう方はこちら→
http://hitohaku.jp/top/kaseki_20110715news.html
「化石が写ってないじゃないか!」そう、だから是非ひとはくへ見にきてくださいね。
化石は、8月31日まで展示していますよ。
小林美樹(生涯学習課)
山陰海岸にジオバクあらわる!
時はずっとさかのぼり2月の寒い日のこと。
場所は、横浜市のよこはま動物園ズーラシア。
河南堂珍元斎がお気に入りのマレーバクをじーっと見ていると、
バクの体に山陰海岸がうかびあがり・・・バク?ジオパーク?
あっジオバクや!
ということで、フィールドノートにサラサラサラ・・・あっという間に誕生
と相成りました。鈴木武研究員、藤本真理研究員とのバケツリレーでさらにバージョンアップ!
特徴は・・・
山陰海岸ジオパークのタヨウな生き物の夢をたべるバク。
食べた夢が体の模様となり、その量によって体が伸び縮みする。
最近は温泉につかってはカニやイカも食べるようになった。ブルーは兵庫方面、
イエローは鳥取砂丘方面、ピンクは丹後方面にによく出没するらしい。
http://hitohaku.jp/geo/index.html
みなさんもこの顔にピンときたらシオパーク!
超暑中お見舞い申し上げます。
さて、お久しブリっブリの河南堂珍元斎でございます。
3月5日から5月8日までひとはく生物多様性大作戦ファイナル!で開催し大好評?だったタヨウ星人原画展
http://hitohaku.jp/top/10event/2010genga.html
http://hitohaku.jp/blog/2011/03/post_1113/
http://hitohaku.jp/blog/2011/04/post_1148/
その巡回展が7月11日から今治市のタオル美術館ではじまりました。
今回新たな今治スペシャルタヨウ星人「ワタドリ」が登場!
ちなみに性格は・・・ 「イマバリタオル王国に住み、体の綿はタオルのようにふわふわ。せっかちで、いつもアクティブに動き回っている。綿のように種で増殖するが、増えすぎると朝早くからコケコッコーとうるさい。焼き鳥にされるテッパンを敵視している。」
ってな感じでございますが、姿は・・・
今治に行ったら見られます。
(実は作品のスキャンするのを忘れた・・・すいません。)
8月8日(ハチの日)には、大谷剛研究員、河南堂任名斎とひとはくタヨウ星人セミナー「ギッチョン君とハチミツカメン」! http://www.ichihiro.co.jp/art/kikaku/201107/
一座の今治珍道中!どうなりますことやら。
5月のひとはくでのイベントはこんな感じでした。
四国400万人のひとはくファンの方はもちろん、そうでない方も、ぜひタオル美術館でタヨウ星人の世界へ・・・
ひとはく地域研究員 川東丈純
昨日(2011年7月10日),生物多様性JAPANが主催する緊急・公開フォーラムが千葉で開催されました。
フォーラムのタイトルは「災害と生物多様性―災害から学ぶ,私たちの社会と未来―」です。
多くの方がそれぞれの分野で,将来へ向かって精力的な取り組みをされていることが良く分かり,とても勉強になりました。
ひとはくからは,岩槻館長が基調講演を,私が植物標本のレスキューに関する講演を,それぞれさせていただきました。報告書はまとめられ,順次発信されるそうです。
(自然・環境評価研究部 布施静香)
→「津波被害にあった標本を救おう18:被災自然史標本の修復技法と博物館救援体制を考える研究集会」へつづく。
生物多様性JAPANのHPはこちら(今回のフォーラムのプログラムも掲載されています)
東日本大震災で被災した方々、特に子どもさんたちに少しでも元気になっていただこうと、7月6日と7日、仙台市若林区にある二つの児童館に行ってきました。
<当日のようすのムービーをこちらからごらんいただけます。こどもたちの歓声をお楽しみください>
ひとはくを出発したのは、7月5日朝。仙台のホテルに到着したのは夜の11時でした。
翌6日は六郷児童館に行きました。午後2時から始めたので、最初は小さな子どもたちとお母さんたちが中心でしたが、3時を過ぎると小学生たちが学校から児童館に帰ってきて大にぎわいになりました。
実施したのは、「いどうこんちゅうかん」として、生きたオオクワガタやカブトムシ、 カエル、イモリなどの小さな生き物にさわってもらったり、生きたチョウなどを放した蚊帳(かや)に入って遊んでもらったり、おゆまるを使った化石のレプリカづくり、木の幹で作った楽器の演奏、塗り絵などです。レプリカづくりでは、仙台市科学館提供の型も使わせていただきました。
「いどうこんちゅうかん」は、佐用町昆虫館が、2009年の水害後に、町内の幼稚園・保育園を訪問したのが始まりです。
7日は七郷児童館です。こちらでも最初のうちは小さな子どもたちが主役でした。空模様があまり良くなかったので、こちらの児童館では蚊帳を室内に設置しました。内容は前日の六郷児童館とほぼ同じですが、小舘研究員が地元で採集したイタドリを使った笛づくりも行われ、人気を集めました。
こちらでも最初のうちは小さな子どもたちが主役でしたが、小学生が帰ってくると大さわぎになりました。
今回の「ひとはくkidsキャラバンin仙台」は、ひとはひとはくの他、仙台市の太白山自然観察の森 観察センター、仙台市科学館、NPO法人こどもとむしの会などの協働で進められました。
仙台は遠かったけど、子どもたちにとても喜んでもらうことができ、行ってよかったと心から思います。児童館で一緒に活動してくださったスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
キッズひとはく推進室 古谷 裕
ミニ企画展「コウノトリKIDSクラブでつくった水生動物のプラスティック封入標本展」を開催しております。
豊岡市では、昨年度からコウノトリKIDSクラブを結成し、豊岡市内の小学生から中学生が、校区や学年の枠を超えて、地域の自然環境や自然の再生に取り組む環境活動を展開されています。人と自然の博物館では、豊岡市コウノトリ共生課と連携して、この活動を支援すると同時に、活動の成果をより多くの方に見ていただくために、当館にてミニ企画展を開催することにしました。
夏休みを前にして、学校の自由研究などを考えておられる方は、ぜひご覧下さい。
昨年度、2010年度には、このコウノトリKIDSクラブの活動の中で、豊岡市の「ハチゴロウの戸島湿地」で採集した水生生物たちのプラスティック封入標本をつくりました。生物の採集から、標本の保存、プラスティック封入標本の作成、展示までの一連の過程を子ども達が行いました。今回のミニ企画展では、これらの成果を当館にて展示することで、多くの方たちに間近で標本をご覧いただき、コウノトリがすむ豊岡の自然環境について紹介します。また、ミニ企画展では、標本とあわせて、生きものの生態や、子どもたちの製作風景写真なども併せて紹介します。湿地の生態系をかたちづくり、コウノトリの命を支えている生きものたちをじっくりと見て頂ければと思います。プラスティック封入標本は、管理が容易で、手にとってどの方向からでも観察できるため、展示や教材としても優れており、今後は地域での活用が予定されています。
<期間などの開催情報>
期間: 平成23年7月9日(土) 〜 7月31日(日)
場所: 兵庫県立人と自然の博物館 3階オープンギャラリー
観覧料: 無料 (博物館観覧料が必要です)
主催: 豊岡市コウノトリ共生課・兵庫県立人と自然の博物館
左写真:展示の様です
(みつはしひろむね)
ひとはくの4階入口を出たところにヤマモモの木があり、今年も赤い実をたくさん
つけています。その近くにはムクゲの木もあります。
昨年のフロアスタッフのイベント「昆虫標本を作ろう!」でお世話になった
ラミーカミキリさんが今年もそのムクゲの木にいました。
ラミーカミキリさん!「昨年は大変お世話になりました。」m(__)m
ラミーカミキリさんにお礼を言っている横では
「今忙しいから 話しかけないで!!」
と ハチさんが葉っぱの上で何かをせっせとまるめています。
ハチさんはその白っぽいものを上手に抱えると スッ!と飛んで行きました。
(カッコいい!!思わず、拍手して見送りました (^^)/~~~ )
このハチは コアシナガバチで、子どもに餌を運んでいるところだそうです。
フロアスタッフ ありむらむつこ ❀
多くのみなさんから、今年も実施して欲しいという要望がありましたので、昨年に引き続き、シンポジウム「小さな自然再生のすすめ パート2」を開催します。だれもが手軽な方法で自然を再生する方法を中心に、6件のよりすぐりの話題提供を頂きます。驚きのワザがてんこ盛りです。
ポスターは、こちらからダウンロードできます →
mizube2011.pdf (0.9MB)
昨年度は、COP10が名古屋市で開催されて、今後10年間の生物多様性保全に対する取り組みとなる「愛知ターゲット」が取り決められました。このなかの目標のひとつには、「劣化した生態系のうち15%を自然再生する」という項目があります。しかも、2020年度までに対応するものです。当然ながら、劣化した生態系を回復させるためには、課題を解決するためのアクションなしには実現しません。しかし、大規模な自然再生は、そう簡単ではありません。予算と時間がかかるうえ、社会的制約があるために、実施できる件数は限られてしまいます。
自然再生を各地で展開し、愛知ターゲットの目標を達成するためには、小規模な方法で、誰もが参加できる方法、少しでも生態系を復元する工夫をできるだけたくさん紹介して、多くの人が手軽に「小さな自然再生」に取り組めるようにすることが解決策の一つとなります。今回も、各地のユニークな取り組みを紹介して、成功した事例、失敗した事例、ちょっとした技術をみんなで共有したいと思います。
日時 2011年7月18日(祝) 13時から17時45分
場所 兵庫県立人と自然の博物館 大セミナー室
主催 兵庫県立人と自然の博物館・水辺のフィールドミュージアム研究会
参加費 800円 (観覧料および資料代を含む)
■ 講演内容
広島県北広島町における半自然草原保全のとりくみ
白川勝信(北広島市高原の自然館)
広島県芸北地区では,2004年から半自然草原の保全活動が行われています.本発表では,火入れや草刈りを継続するためのしくみを紹介し,その効果を,生態系の保全と社会への影響の2つの視点から報告します.
つながりの再生によるトキの餌場づくり:ちょっとした工夫の重要性
河口洋一(徳島大学工学部)
佐渡島ではトキ野生復帰が進められ、農家やNPO、行政組織がトキの餌場づく りを行っています。今回は、川と水路、水路と水田の落差を解消する”つながり の再生”について、ドジョウの移動から知った、ちょっとした工夫の重要性についてお話します。
水路に落ちたカエルがのぼれる工夫
横山稔(建設環境研究所) 松本信雄・野村研(国土交通省 岡山国道事務所)
道路建設に伴って改修した水田脇の集水枡に、カエルなど両生類への環境配慮 として、簡易に施工できる這い出し用のスロープを設置した。設置後、効果の検証実験をしたところ、両生類の利用が確認できた。
生きもの田んぼの楽しみ方〜滋賀県高島市の取組みから〜
本多清(アミタ持続可能経済研究所)
滋賀県高島市の「たかしま生きもの田んぼ」では、個々の農家が工夫し、楽しみながら保全活動を展開しています。「稚魚が遡上する魚道づくり」、「簡単!亀かえるスロープの作り方」、「お米を育むビオトープのいろいろ」を紹介します。
キリンビール神戸工場がカワバタモロコを救う
田中哲夫(兵庫県立大学自然研/兵庫県立人と自然の博物館)
キリンビール神戸工場のビオトープは、絶滅危惧種であるカワバタモロコを放流・育成して、リフュージア型のビオトープとしての重要な役割を果たしています。カワバタモロコの個体数の推移や、このビオトープを通じて各地へと再導入する取り組みが進められています。
竹筋コンクリートと水田魚道を簡単につくる方法
清水洋平(水辺のフィールドミュージアム研究会)
竹を鉄筋のかわりに用い、さらにセメントの代わりにマグホワイトと呼ばれる中性のソイルセメントを使ってつくる「竹筋コンクリート」の作り方と、コルゲート管をもちいた簡単な水田魚道の作り方と隔壁の調整方法による流況の違いについて、解説します。
■ 申し込み先 (7/15まで:席に余裕がある場合は直前までOK)
○電子メールの場合
mizubefmk@gmail.com宛に、「小さな自然再生のすすめ参加」と明記のうえ、氏名、連絡先(住所・電話・FAX・電子メール)を送信ください。
○はがき及びFAXの場合
兵庫県立人と自然の博物館「小さな自然再生のすすめ参加」と明記のうえ、氏名、連絡先(住所・電話・FAX・電子メール等)をご記入ください。
住所:兵庫県三田市弥生が丘6丁目 FAX 079-559-2033
*申し込み頂きましたら、こちらから返信させていただきます。電話では申し込みできません。
(数日たっても返信がない場合は再度お申し込みください)
*申し込み多数の場合は、先着順にて対応いたします。
*申し込み締め切りは、7/15(金)までです。
みなさーん、こんにちは!
今日はあいにくの雨。
小野市立小野東小学校3年生の皆さんが環境体験学習で「ひとはく」に来られました。
外が賑やかなので、4階ひとはくサロンの窓を開けてみると…
鈴木研究員と沢田研究員による特注セミナー「虫ビンゴ」で深田公園を探索中。
にげられた(> <) ヤッター!捕まえた(^-^)v
ここにいるぞ〜♪
でも、水辺には危険もいっぱいです!
くれぐれも観察する時は気をつけてね(^-^)b
最後に七夕にお願いをして…
またひとはくに遊びに来て下さいね♪
特注セミナーの詳細はこちら→ここをクリック!!
♪ フロアスタッフ(*^‐^*) てらお ゆみこ ♪
東日本大震災で被災した方々、特に子どもたちが地域の自然環境に関心をもち、少しでも元気になるようにと、オオクワガタの拡大模型などの展示物を持って「ひとはくKidsキャラバンin仙台」隊が仙台に向かって出発しました。
子どもたちの好奇心を育み、自然科学の楽しさをより知っていただくためのプログラムを中心的に実施していく、「キッズひとはく推進室」。今年度から出来ました。
左から古谷室長・小舘室員・塚本室員です。
最後の荷物の点検中。忘れものはないですか?
6日・7日と仙台市内の児童館を回り、「化石のレプリカづくり」や「植物観察」のセミナーを実施します。(この写真では見えませんが中には、加藤主任研究員も乗っています。)
このあと、中瀬副館長、八木主任研究員も仙台へ向かいます。
子どもたちのたくさんの笑顔が見れますように。
安全運転で気をつけていって来てください。
今日の夜には仙台に到着する予定です。現地での様子を教えてくださいね。
小林美樹(キッズひとはく推進室&生涯学習課)
丹波の森公苑で行われるオオムラサキの放蝶会のblogが掲載されています。
http://hitohaku.jp/blog/2011/06/post_1269/ もう、チェックはすんでいますか?
専用ケージの中で育ったオオムラサキの写真です。 こんな感じになります。羽を広げた姿は、さすがに貫禄を感じます。ケージの中を羽ばたく時も、「バシッバシッ」って重量感たっぷりなんですよ。
私が見た時は樹液を吸いにいろんな昆虫が集まってきていました。
当然オオムラサキのケージですから、オオムラサキはたくさんいるのですが、アリとかテントウムシとか集まっていました。オオムラサキの口のストロー(正式な名称は、ひとはくの研究員に尋ねて下さいね)がクルクルなっている様子も判ります。一番右のオオムラサキ。
なんといってもお気に入りは、カブトムシとのにらめっこのシーンです。
さぁ、みんなもひとはくや深田公園、丹波の森公苑に出かけて、昆虫を発見しよう!!
そして、じっくり観察して、ひとはくいきものかわらばんにまとめるもよし。おいちゃんのように、写真を撮るもよし。とにかく記録に残してみよう。
その1:アベロン県ってどんなところ
南仏アベロン県のサン・レオン村は,詩情豊かな語り口で虫たちの生態を綴った「昆虫記」で有名なファーブルの生誕地です。じつは,兵庫県とアベロン県は姉妹県。そして,ひとはくは,ファーブル生誕を記念してサン・レオン村に建てられた世界最大の昆虫館ミクロポリスと交流活動を行っています。
この秋,兵庫とゆかりのある南仏の自然を探訪し,昆虫記を生み出した風土やフランスの人々の自然への関わり方を,みなさんといっしょに体験したいと考えて,ひとはくツアー「ファーブル生誕地南仏アベロンの自然とミクロポリス探訪」を企画しました.
ツアーで訪れるアベロン県はフランス中南部、ミディ=ピレネー北東部に位置し,面積は8,735km2,人口はおよそ26万人ほどです。一帯はグラン・コースと呼ばれる石灰岩の高原地帯で,その渓谷に架かる道路専用の「ミヨー橋」は主塔の高さがエッフェル塔や東京タワーよりも高い343メートルに達する世界一高い橋として知られています。主要産業はロックフォールチーズに代表される畜産業ですが,昔から変わらぬ中世の町並みの美しさ、グラン=コース地方自然公園をはじめとする大自然、どんなアウトドアーでも楽しめる山川などの理由で観光産業も盛んです。また,同県にあるサン・レオン村には,ファーブル生誕を記念して世界最大の昆虫館「ミクロポリス」が設立され,毎年8万から10万人の来館者が訪れる観光スポットになっています。
写真1 ゆったりとした時間がながれるアベロン県の丘陵地帯
写真2 アベロン県の宿泊地ミヨーは中世の町並みがのこり,南仏の古都と呼ばれています
写真3 畜産業が盛んで,おいしいお肉やチーズ,そしてワインが楽しめるところです.
写真4 アベロン県サン・レオン村はファーブルの生誕地で,彼の生家が残されています
ツアーの出発は2011年9月27日(火曜日),帰国は10月3日(月曜日)。6泊7日のツアーです。参加費用は29万円(予価)。往復交通費だけでなく,宿泊費や朝夜4回の食事代も含まれています。申し込み締め切りは8月1日まで。ご応募及びお問い合わせは,ひとはく生涯学習課まで,ご連絡ください。私といっしょに,初秋の南仏へ,旅立ちましょう.みなさんのご参加をお待ちしております。
(自然評価研究部 昆虫共生系 橋本佳明)
生物には世界共通の名前が付いています。これを学名と言いますが、時々名前が変わることがあります。その例をヘビイチゴで紹介します。
学名は、普通「属名」と「種小名」の2つの部分からできています。人の名前にあてはめると、姓が「属名」、名が「種小名」を表します。例えばよく庭に植えてあるパンジー(三色スミレ)は、学名をViola tricolorと言いますが、Viola(スミレの仲間)が属名、tricolor(三色の)が種小名で、「三色の花をつけるスミレ」という意味になります。
さて、ヘビイチゴの学名ですが、果実がオランダイチゴに似ていることからオランダイチゴ属(Fragaria)に入れられたり、独立したヘビイチゴ属(Duchesnea)とされたりしてきました。オランダイチゴ属で扱う場合は Fragaria chrysantha、ヘビイチゴ属として扱う場合は Duchesnea chrysantha とされます。
ところが、最近の遺伝子解析の結果から、ヘビイチゴはオランダイチゴよりもキジムシロ属(Potentilla)に非常に近いということが明らかになりました。キジムシロ属植物は、ヘビイチゴと同じような黄色い花をつけますが、ヘビイチゴのように果実(果托)は膨らみません。つまり、ヘビイチゴとオランダイチゴの果実の類似は「他人の空似」で、ヘビイチゴはキジムシロと同じ仲間として扱うべきだと考えられました。
写真3 キジムシロ属の果実
ところが、ヘビイチゴをキジムシロ属に含める場合、学名上の問題が生じます。ヘビイチゴをキジムシロ属(Potentilla)として扱う場合、通常であれば、Potentilla chrysantha となります。ところが、この学名はすでに別の植物に対してつけられたもので、別々の植物に同じ学名がつくと、混乱を招きます。ちょうど同姓同名の人がいた時に、名前だけでは区別がつかなくなるようなものです。このような場合、後からつけられた名前には別の名前をつける必要があります。
そこで、ヘビイチゴの学名は Potentilla hebiichigo と変えられました。
「hebiichigo?」と思った人、よく気が付いてくれました。アルファベットだと思って素通りせず、なんてすばらしい!!
この名前は日本人が付けたのです。ですから、日本で使われている名をとって Potentilla hebiichigo(ヘビイチゴと呼ばれるPotentillaの仲間)という名前になったのです。
ヘビイチゴは田んぼや畑の脇などに生える多年草で、北海道から沖縄まで広く分布しています。春に黄色い花を咲かせ、その後真っ赤な実をつけます。実がデザートに食べる苺(オランダイチゴ)に似ているので「蛇苺」と言いますが、毒があるわけではありません。
これまでのお話は→
ヘビイチゴの話 その2
http://hitohaku.jp/blog/2011/05/post_1219/ヘビイチゴの話 その1 http://hitohaku.jp/blog/2011/04/post_1175/
今回のトピックス展示では、博物館への問い合わせの多い種を中心に新しく製作した5種6点の標本を紹介しています。青とオレンジ色が美しく、水辺の宝石とも呼ばれるカワセミ。林の中を素早く動きまわり、羽根の黄緑色と眼の周りの白の対比が美しいメジロ。
(2007年3月 愛媛県松山市
陽光という桜の栽培品種の花を訪れたメジロ。)
カワセミやメジロと比べると見た目は地味だけど、木の幹をつつきまわり「タラララララ」という軽快なドラミングを聞かせるコゲラ。目立つ色彩のオスと比べるとちょっと知名度が低いイソヒヨドリのメス。
(2010年4月 三田市
博物館のベランダを訪れたイソヒヨドリのメス。)
小さい体に紅いくちばし、胸のオレンジ色、黄色いラインの入った羽模様のソウシチョウ。野外ではじっくりと観察することが難しい小鳥たちをひとはくに見に来ませんか?
北村俊平(自然・環境マネジメント研究部)
みなさーん、こんにちは!
本日6月26日のひとはくオープンセミナーは、赤澤研究員による「ミニ逆さビデオカメラを作ろう」でした。ご参加くださいましてありがとうございました。
篠山市の小学校4年生の親子活動でお越しのみなさんも、親子で楽しくご参加くださいました♪
ひとはくには、今一番人気のイケテル旦那『イケダン』も登場!!
ふしぎ〜♪ ヤッター!(^-^)v
むずかしーい(> <)
…と、感想はいろいろですが、「夏休みの宿題ができたなぁ!!」という声も!?
すみません、ブログでバレバレですね(*^_^*)
でも大丈夫!(^-^)b
夏休みも、8月21日(日)と8月28日(日)に牛乳パックや空き缶を使ったカメラ作りのセミナーがありますよ。
詳細はこちら→ここをクリック!!
フロアスタッフのイベントにも、是非ご参加くださいませ!
♪ フロアスタッフ(*^‐^*) てらお ゆみこ ♪
先週の日曜日、第13回ボルネオジャングル体験スクール第1回事前学習会がひとはくで開催されました。そうです。今年もひとはくはボルネオジャングル体験スクールに行きますよ。blogでも情報を提供していきます。
まずその第一弾として第1回事前学習会。スクールメンバーの初顔合わせの会でもあります。緊張のなかにも和やかな空気があって、いい雰囲気(o^^o) ひとりずつの自己紹介もしました。
スクールの代表高橋校長の話に続き、このジャングル体験スクールの創始者河合雅雄名誉館長から、アフリカやボルネオのジャングルについて聴きました。そして昼からは、岩槻邦男館長の熱帯雨林についての話。ワクワクするような話や裏話などもたくさん聴けました。
そして、講義の後はマレーシアの子ども達との交流会について、どうすすめるのか班別に話し合いました。この日が初めての顔合わせでしたが、高校生、中学生の班長・副班長を中心に役割分担など、非常に手際よくすすめられたようです。
体調管理には十分気をつけておきましょう(^ヘ^)v
最近、お昼休みにひとはくの周りを歩くことがあります。もちろんblogのネタ探しです!!
で、今日のネタです。順不同です、悪しからず・・・・・(o^^o)
まず、ひとはく4階入口付近の天井にあるツバメの巣。入口の所にチョコッと見えてますね。羽ばたきの練習をしているそうなので、巣立ちはもうすぐでしょうか?
機械室の裏手へこっそり忍び込むと、大谷先生のミツバチがわんさかわんさか(◎-◎)刺されると痛いので、足早に逃げてきました。
ん?下ばかり見てたけど木の上を見みると・・・・・・これは「竹ぼうきの木」ではありません。
誰かが放り上げたのでしょうね。これはよいことではありませんね。よい子のみんなはまねしないように。
そして、栗の花。
独特の臭いを放ちますが、たくさん落ちています。
ん? 栗、花、落・・・・・・・「栗花落」とかいて「つゆ」という苗字があります。ご存じですか?ワープロソフトで「つゆ」と入力して漢字変換すると「栗花落」と表示されるかも知れません。きっと、梅雨の今の季節に栗の花が落ちることから、当て字にされたんでしょうね。
第2回 ひとはくいきもの かわらばん
もう応募票は お手元に届いていますか?
まだの方は、ひとはくのホームページからもダウンロード(ここをクリックしてください)できるので、試してください。
かわらばんとは、江戸時代、天変地異や火事などの事件を一枚の紙に印刷して売り歩いたものです。新聞やテレビ、インターネットのなかった江戸時代では、町の人びとはこのかわらばんで、いろいろな事件を知りました。きみも、身の回りで目撃した自然や生き物の不思議について、一枚の紙にまとめて全世界の人たちに教えてあげましょう。ご応募いただいた作品はすべてひとはくに展示する予定です。
さぁ、この夏。どんどん応募してください。
美しいでしょうヘ(^o^)/
ひとはくの入口前で、多くのお客さんをお出迎えしてくれています。
今回は、その「展示」の裏話をちょっとだけお知らせします。
この写真をご覧ください。
時間は、ひとはく閉館後。場所は、ひとはくサロンの一角。写っている人物は、布施主任研究員、山本研究員とフロアスタッフ。何をやっているのかというと・・・・・・・・・
標本の修復作業を行ってこられた布施主任研究員や山本研究員から、展示についてフロアスタッフに説明している様子です。
カウンターに座っているフロアスタッフにお客さまから質問があった時、説明できるよう事前に学習しています。展示するだけではなく、その後のこともフォローできる体制で臨んでいます。
実はもう一つ、秘密(裏話)があります。
展示の準備中の写真があまりなくて伝わりにくいのですが、準備のために夜遅くまでかかって壁面にパネルを設置したり、大型の展示ケースに陳列したりと、あぁでもない、こぉでもない、と夜の間に(お客さんがいらっしゃらない間に)、作業が進みました。だいたい展示の準備は夜の間にすることが多いです。昼間はお客さんの邪魔になりますからね。
で、
それは、お客さまが展示を見られる時に、どんな風に見ていらっしゃるかを布施主任研究員が観察し、もっと見ていただきやすいように、もっと伝わりやすいようにとの配慮で配置転換を行いました。
ひとはくの展示は、ただ展示するだけじゃない。
そこに「伝えたい心」があることを知りました。
展示会場には、東日本で被災された方への応援メッセージを書いていただくコーナーも工夫しています。
ぜひ、ひとはくに足を運んでください。
そして、
遠くにいてもできる被災地支援に参加してください。
先日、カナダのTuscany Schoolから日本へ向けての応援メッセージが届きました。
カナダの小学生のお友達が、紙に色を塗って折鶴を作ってくれたもので、とても素敵な色合いの鶴がたくさん届きました。
折鶴には一言メッセージが添えられています。また、日本語学校のお友達からは日本に向けてお手紙も書いてくれました。
遠く海の向こうからも、私たちのことを気遣ってくれているんですね。
ありがとうございます。
皆さんが書いてくださったメッセージも、随時メッセージコーナーで紹介していきます。
→「津波被害にあった標本を救おう17」へ続く。
http://hitohaku.jp/blog/2011/06/post_1248/
三匹のうち一匹(52番)は、前回成虫になったことを報告しましたが...
あとの二匹について
うれしいお知らせと、悲しいお知らせがあります。
一匹(55番)は、見事なツヤのある元気な成虫になりました。
しかし、もう一匹(54番)は、土のなかで死んでいました。
みんな無事に育ってほしいと思っていただけに残念ですが
自然界の常です。 仕方のないことです。
左)55番
右)54番
52番 幼虫時 29.9グラム → 9.3グラム
55番 幼虫時 28.4グラム → 9.5グラム
幼虫の3分の1ぐらいの重さになっていることに
スタッフも驚きました。
個体によりツノの長さや、角度、色合いなどに微妙に違いがあり、識別できるそうです。
(八木先生談)
そう思ってみると確かに 52番と55番では、ツノの長さに違いがあります。
カブトムシも一見すべて同じに見えますが、人間と同じで個性があるんですね。
フロアスタッフ せら ゆうこ
みなさーん、こんにちは!
ひとはくのセミナーを体験されたことはありますか?
ひとはくには、どなたでもお気軽に、無料又は材料費程度でご参加いただけるプログラムとして、
研究員によるオープンセミナーがあります。
たとえば…
クイズやゲーム、クラフトなど、ご予約なしで体験できます♪(^-^)v
フロアスタッフのイベントにも、是非ご参加くださいませ!
イベントの詳細はこちら→ここをクリック!!
♪ フロアスタッフ(*^‐^*) てらお ゆみこ ♪
今回の震災支援活動を紹介したミニ企画展が今日から始まります。
今朝は展示ケースの上板をはめて、表面をきれいにして、最後の仕上げをおこないました。
標本洗浄に使った道具や標本などを展示しています。今回送られてきた標本の中には、明治29年に採集されたものがありましたので、この標本も展示しています。
また、東北で頑張っている人へ送るメッセージコーナーもありますので、ぜひ応援メッセージをお願いいたします。
皆様、どうぞお越しください。
→「津波被害にあった標本を救おう16」へ続く。
先々週トライやら〜3名で行った博物館周辺での昆虫業務,昆虫採集→標本作成→同定登録の作業が,やっと大物の標本(といってもクビキリギス)も乾いたので,176件をデータベースに登録し,完了しました.
三日目に撮った3Dスナップを貼っときます.<3DSブラウザ長押しで3D>
期間中,テントウムシをよく見かけました.サツキにマルハナバチが来ていましたが,これは採れず.
コメツキ(サビキコリ)
出たてのクビキリギス
ナミテントウ
マルハナバチ
手のりナミテントウ
ヒメクロオトシブミ
昆虫共生 沢田
三田市内の方からの持込み珍虫です.
(↑これは2D)
(↑3DS:タッチペン長押しで3D表示)
(↑3DS:タッチペン長押しで3D表示) ハゴロモ類の若虫らしく,ロウ物質で立派なトゲトゲを形成しています.
成虫になれば同定できるだろうと考え引き取ったのですが,羽化せずに死んでしまいました.
B1-650995
昆虫共生 沢田
「♪さーさーのはー さ〜らさら〜」
もうすぐ七夕の季節がやってきます!
みなさんは毎年、おうちで笹を飾っていますか?
ひとはくでも、笹飾りを置こうと計画していたのですが…笹の葉っぱはすぐ枯れて乾燥してしまうため、どうすればよいか悩んでいました。
そこで、植物博士の服部研究部長から、裏ワザを教えていただきました。
これは、同じ日に切った笹なのですが、左側は笹の葉がかれて落ちてしまっています。でも右側の笹の葉はきれいな色をしていませんか?
実は、竹の節の上部分にキリで穴をあけてお水を入れています。
そうすると、こんなに青々とした笹を保つことが出来るのです!ぜひみなさんも、おうちで試してみてくださいね。
ひとはくでは、7月1日から笹飾りを展示します。短冊にお願いごとを書きに来てくださいね♪
フロアスタッフ みの あんな せら ゆうこ
またまた、タヨウ星人みーつけた!の一席でございます。
梅雨の合間に、例のオッサンの木、いやナナメノキに会いにいったとき、
なんとコナキジジイ!に出会ったのでございます。
木立の間から泣き叫ぶ声!は、しませんでしたが、見事な泣き顔でございます。
この木も小舘研究員に葉っぱを見てもらいました。
小舘:「これは、ヒサカキですね。葉の先が凹になっていて、うらの細かい葉脈がよくわかるのが特徴です。ツバキ科でサカキの少ない地域は神木に使います。で、観察会などで『非サカキ、サカキでないからヒサカキです』と言ったりしますが、サカキよりも葉が小さいことから姫サカキが語源との説もあります。」
珍:「なるほど・・・神木だからコナキジジイもとりついたのか・・・」
小舘:「はぁ?」
珍:「いやいや・・」
というわけで、コナキジジイの木はヒサカキだったのです。
この鉢伏山の麓は、タヨウ星の入り口か?と思うほど、ヘンな顔の木が多くあります。
これからも探してみようと思います。
ひとはくには、たくさんの顔に見える木の幹の写真が載った「みきでかお」というポスターが貼ってあります。一度顔に見えるとその木が、とっても気になる木になります。
みんなも、木の幹をじーっと観察してみよう!どんな顔に見えるかな?
ちょっと視点を変えると散歩はいっそう楽しくなりますよ。ぜひお試しあれ!
ひとはく地域研究員 川東丈純
さて、ようこそのお運びあつく御礼もうしあげます。
河南堂珍元斎でございます。
おぼえておられる方も、おぼえておられない方は下記ブログにて、
ご覧いたたき、タヨウ星人みーつけた!その後でございます。
http://hitohaku.jp/blog/2011/05/post_1184/
摂津の国と播磨の国の境にある神戸市須磨区の鉢伏山にあらわれた未確認タヨウ星人!
そうです、唇おばけのオッサンの木でございます!
コヤツはナニモノ?と小舘研究員に相談しました。
小舘:「幹だけではわかりませんね。葉っぱを手にいれてください。」
珍:「了解!」
ということで、5月のおわり、オッサンの木に気づかれないように?隠密捜査に行き、忍者にようにするすると登って葉っぱをとろう!としましたが、
では、と、「えいやー!」とキーック!
「・・・・・」葉は落ちず、オッサンはまったく微動だにしません。(x。x)゚゚゚
またまた、小舘研究員に相談し、
小舘:「その木の根元の落ち葉を見れば、わかるかもしれません。」
珍:「なるほど・・・」
さっそく落ち葉を持参し、見てもらうと・・・
小舘:「緑色の葉に 鋸歯(きょし:葉の縁のギザギザ)がありますね。このギザギザからモチノキ科のナナメノキ(別名:ナナミノキ)ではないかと思います。この落ち葉が「唇おばけ」の木から落ちたものであればナナメノキということになります。」
珍:「へえ、ナナメノキですか。ほかの特徴は?」
小舘:「これは常緑高木で、♂の木と♀の木とに分かれていて、♀だと6月ごろに淡い紫色の小さな花をたくさん付け、秋には赤い果実をつけるでしょう。その実がやや細長くまがっているので斜めの木とついたといわれています。」
数日後、オッサンの木に報告に行きました。
珍:「オッサンの木さん、ナナメノキです。あなたは!」
オッサンの木は、「よし!」とうなずき、ちょっと笑った気がしました。
珍:「また、会いにきますね。6月花つけてくださいね。」
ひとはく地域研究員 川東丈純
3F入口のカウンターにすわっていると 小鳥の鳴き声が・・♪ ♪
入口の自動ドアを開けているので、外で鳴いていてもよく聞こえてくるのかなぁ?
それにしても すぐ近くにいるような よくひびく声です。
もしかして・・と思って、そーっと近づいて あちこちさがすと・・ いました!!
こんなとこ ↓↓ (゜o゜)
なんと傘立てに!!!
長い指でしっかりとつかまっていますね うしろ姿も・・・かわいい〜♪♪
人間が5人集まって じーっと見つめていても動じません。 この小鳥さん大物!
おまけにフンまでしましたょ(^_^;)北村研究員に小鳥さんの様子を確認してもらったところ
「巣立ちできているから大丈夫です」とのことで、やさしく外に返して頂きました。
フロアスタッフ 有村睦子
ある梅雨の一日
4階 ひとはくサロンカウンターに長蛇の列が・・・・・ なんだなんだ?!
そう、今日は大人気!!石割体験の日です。ひとはく連携活動グループラボーンズのメンバーによる「君も発掘隊員!恐竜化石発掘体験会」の整理券をGetするための行列でした。
早速現場へ向かう・・・・・・・
ブルーシートの上でラボーンズのメンバーによる、化石の見つけ方の説明があります。
ケガをしないためにも、大発見をするためにも、しっかり聞いて、約束を守ることが大事です。
始まってから5分もしないうちに、「おっ、これは化石ですね!!いきなり出ました!!」って。
えっ!すごいんじゃないの?
お子さんも、なんだか戸惑っているようですが、資料標本として保存するために、お名前やお住まいを書いてもらっています。博物館がつぶれない限り、永久に化石と発見した人の名前が残ります。
それにしても、何の化石だったのかしら?
またまたとんでもない恐竜の化石じゃなかっただろうか? 聞いておけばよかった・・・・・・(x。x)゚゚゚
次回「君も発掘隊員!恐竜化石発掘体験会」は、7月24日(日)夏休みだ!!
是非参加して、世紀の大発見にチャレンジしてネ!!
※ラボーンズの公式twitterアカウントはこちらから
http://twitter.com/hitohakulabones たくさんのフォロー待ってまぁ〜す ヽ(´o`
標本の洗浄作業が終わり、現在は標本データの入力をおこなっています。
ラベルがボロボロになってしまっているものや、昔の人が書いた文字は達筆なものが多く、解読が難しいものもあります。また、月と日を区別するため、がギリシャ文字が使われていることも多く、見慣れない人には間違えやすいので注意が必要です。
また、ラベルを良く見ると赤ペンやボールペンで書かれたものは水に浸かって消えたり、アルコールでにじんだりしています。ところが墨や万年筆で書かれたものは、水やアルコールに浸かっても当時のままの状態を保っています。
ラベルを書くときには、万年筆を使うようにきつく教えられてきましたが、今回のことでよく分かりました。特に墨はまったくにじむこともなく黒々としていました。
今回の震災支援活動を紹介したミニ企画展が6月18日から開催されます。詳しくは下記URLをご覧ください
http://hitohaku.jp/exhibits/temporary_old/2011/mini11.html
→「津波被害にあった標本を救おう15」へ続く。
今日は、ほんま蒸し暑いσ(^◇^;)
じっとしていても汗が出るほどなのに、中学生はトライやる・ウィーク2日目
総務課でお世話になっている長坂中・八景中・富士中の3人は、本館入り口前の一番目立つところで、花壇に花の苗を植えてくれました。ちょうど、団体でお越しの小学生の大集団が目の前で整列していましたが、その前で黙々と作業しました。
大谷主任研究員とともに遥か遠くジーンファームで活動しているゆりのき台中・八景中の3人は、巣箱周辺の草刈り。まわりには誰も人はいません。
化石調査現場の3人は見失ってしまいました(ΘΘ)ρ
証拠写真がありません。ごめんなさいm(__)m
今回のトライやる・ウィークは、地球科学と生態研究と総務課で担当していただきます。
今日の様子をチラッと覗いてみました(ΘΘ)
地球科学では、池田研究員の指導の下資料整理をしていました。ひとはくで行ってきた石割体験での化石片の入ったプラスティックの標本箱の整理。日付と採集した人の名前等の照合作業です。
↓
エントランスホールでは、フロアスタッフの厳しい指導の下で、明日の団体予約のお客さまを迎え入れる準備をします。パソコンでの入力の確認と、連絡票との照合作業?です。
生態研究は、大谷主任研究員とともに遥か遠くのジーンファームの網室で、ミツバチの観察や巣箱周辺の草刈りおよび昆虫採集をしているはず!!写真はありませんが、また明日以降に公開します。
まだ、今日始まったばかりです。体調には気をつけて、最後までやり抜きましょう
本日は、トライ・やるウィーク最終日でした。
4日間お疲れさまでした。
初日に、彼らは深田公園の片隅にあるビオトープ池の水辺整備の作業をしてくれました。
とってもきれいになりました。
作業の様子は、こちら→
http://hitohaku.jp/blog/2011/05/post_1221/
早速、その池でメダカを探す三田市立弥生が丘小学校5年生の先生が。忍耐強く待っています。
じっと、アミを池の底に置いてメダカを捕まえようとしています。
後で、ひとはく博士に話を聞くとそんな方法では、メダカはつかまらないそうです・・・。
弥生小学校の先生、その時に教えてあげられなくて、ごめんなさい。
無事にメダカはとれたでしょうか?
最後の挨拶。突然、「挨拶を」と言われたのに、しっかりした挨拶でした。
みんな口ぐちに「貴重な体験が出来た!」と挨拶してくれました。
中には、「いろいろな人に出会えた」と挨拶してくれた人も。
ひとはくでの活動と出会いが、これからのみんなの人生のまさに「貴重な体験」になればと願っています。
小林美樹(生涯学習課)
トライやる・ウィーク最終日です。
環境計画グループでの活動の様子をご紹介します。
午前中は、「虫干し」というお仕事を体験してもらいました。収蔵庫から書籍を運び出し、書籍に風を通します。中には大型の書籍もありましたが、頑張って作業してくれました。なんと計152冊!ご苦労様でした。
午後は、昨日から取り組んでいた「ジオキャラバン」用のイラストを完成させました。2人とも絵が上手で、驚きです。
4日間、本当にご苦労様でした!
博物館での仕事体験はどうだったでしょうか?
↓彼らの感想です。
一日目の池掃除が一番大変だったけど池がきれいになって良かったです。
4日間して来た仕事は全部やりがいが有りました。
他の仕事も今度もし機会が有ったらやってみたいです。 (藍中学校 藤岡和幸)
4日目の虫干しは古い本とかが触れたので良かったです。2日目は1人で作業しないといけなくてとても大変でした。
4日間の仕事は大変なものもあったけどとても楽しかったです。(けやき台中学校 相島祐太)
上田萌子(自然・環境マネジメント研究部)
今日は標本洗浄作業の最終日です。作業をおこなってくださった皆さんは、とても手際がよくて予想以上に早く作業が進みました。毎日4、5人で作業をおこない10日ほどで終わりました。多いときには1日80枚もの標本の洗浄作業が進みました。
今日は、標本を洗う作業、新聞紙に挟んで乾燥させる作業、乾燥した標本から布をはずす作業のすべてがおこなわれました。なぜならば、今日は定例の記者発表の日で、今回の標本救済作業の様子も説明することになっていたからです。
新聞記者の方たちは興味深く話を聞いてくださったので、良い記事にしてくださることでしょう。
今回の震災支援活動を紹介したミニ企画展が6月18日から開催されます。
お楽しみに。
→「津波被害にあった標本を救おう14」へ続く。
トライやる・ウィーク3日目(午前の活動)
もう、ひとはくにはすっかり慣れている感じです。あいさつも大きな声で元気よくできています!!昨日体調が悪くて欠席だった生徒も、今日は元気になって活動に参加しています(よかったね)。
まず、コミュニティデザインの藤本研究員に指導していただくチームは、<<ジオキャラバン>>イベントに使用するイラストの制作をします。かなり上手く描いてくれているようです。ひょとしたら、世界ジオパークに関連するイベントの一環なので、世界的に有名になるかも?
そして生物資源では、黒田研究員とビオトープ推進員の方々にご指導いただいて、苗木の植樹を行います。深田公園内にあるトトロの森(そんな名称はありません(◎-◎) )で、作業をします。
実はこの森は、山奥ではなくて、すぐそばを三田幹線道路が通っている隣接地なんです。ここに常緑樹と落葉樹がそれぞれ植えられたいますが、その理由を教えていただきながら作業しました。
さぁ、今日もケガをせずに、元気に活動できることを願います。
くわしくは、下のチラシをご覧ください。
トライやる・ウィーク2日目です。
昨日整備してくれた水辺は、こんなにキレイになりました!! 作業開始前の写真と見比べるとよーく判ります。1日かかって活動してくれました。
そして本日2日目。微妙な空模様を眺めながら、館の内外で活動しました。
昆虫共生の沢田研究員の指導で、午前中屋外で昆虫採集。午後は標本づくりをします。これは毎年行っていますが、体験というよりも、ひとはくの資料としてデータベースに登録される、正式な標本です!!永久に残される標本を作ります。
また、環境計画グループでは研究員がセミナーで使用する資料の準備を体験します。コピー機で必要部数をコピーし、一枚一枚ていねいに手で折って資料を作る。普段何気なく手にする資料も、こうして誰かが準備してくださっているんだということが判ったのではないでしょうか?
あと1グループは、ジーンファーム管理棟で種子の選別作業をしているようですが、ごめんなさい、写真は撮れませんでしたヽ(´o`;
明日も元気に頑張りましょう!!
標本救済作業に使われている道具たちの紹介 その3です。
今回紹介するのは封筒です。
標本からこぼれた種や植物体の欠片などを保管するのに使います。普段は薬包紙を使いますが、水に濡れるとくっついてしまうので、今回の作業には不向きです。また分厚く、丈夫なものよりも、薄いぺらぺらのものが乾きも良くて大変便利です。
まず、縦長の封筒の口を糊でとめます。そして真ん中を半分に切ると、2枚とも使えてとっても便利。100枚の封筒が200枚に、200枚の封筒が400枚になり、得した感じです。
封筒には標本データを書いておけば、標本を水揚げしたときに一緒に新聞紙に入れ忘れても、もし移動中に新聞紙から滑り落ちても、どこのものか分かり安心です。もっとも中身が落ちるような持ち方は厳禁ですから、そんなことはおこらないと思いますが、念のため。
さて、用意したけれどあまり役に立たなかった道具も紹介しましょう。それは、カッターナイフです。
最初は、台紙に標本をつけているテープを切るために用意したのですが、水に漬けておけば自然にはがれるし、ピンセットではずせるので、最近ではまったく使われなくなりました。気にも留めてもらえないカッターナイフはいつの間にやら錆だらけ。
→「津波被害にあった標本を救おう13」へ続く。
週末から発表されていた気象警報も解除され、いよいよ今週から「トライやる・ウィーク」が始まるぞっ!!と思ってパソコンの電源を投入。
あれれ (ΘΘ)ρ おかしな事になっているではないですか (@_@)
起動するまでに相当時間がかかりましたが、なんとか起動できました。急がないと、朝ミーティングに遅刻してしまう!!焦ってしまった
今期は、三田市立上野台中学校・けやき台中学校・狭間中学校・藍中学校の4校から6名と、宝塚市立西谷中学校から1名の合計7名が体験実習をします。
早速今日の午前中の様子を見に行ってきました。
ひとはくに来たことのある人ならわかるかも知れませんが、深田公園の片隅にあるビオトープ池の水辺整備をしています。指導をしてくださるのは、自然・環境評価研究部昆虫共生の八木主任研究員です。
膝まで泥水に浸かりながら、池に沈んだ(沈められた)粗大ゴミや蔓延(はびこ)っている植物の根っこなどを取り除きます。なかなか日常では経験することのない作業だと思いますが、みんな真剣に取り組めていました。
まだ今日は初日です。金曜日までケガや事故のないように頑張ってください。
作業完了時の写真です。達成感、ありますね。
あっ!!言い忘れていました。 金曜日まで池掃除が続くわけではありません。
私たちフロアスタッフが飼っているカブトムシに早くも異変が...
この子は、土にもぐることができずに、
ずっと土から顔を出したままで、
みんなで、無事に育つか心配していました。
ところが、いち早く大変身!
白いカブトムシになっているではありませんか。
スタッフ一同、ほっとしました。
土に出たままでは、乾燥してしまい、うまく蛹から成虫になれない可能性があるとのことで、
人工的に蛹室(ようしつ:さなぎの部屋)をつくってもらい今は落ち着いています。
通常なら、あと三週間で成虫になるはずです。
うまく成虫になりますように...
フロアスタッフ せら ゆうこ
標本救済作業に使われている道具たちの紹介 その2です。
今回は刷毛と鋏を紹介します。
刷毛はご想像通り、泥を落とすのに使います。標本を水につけて、丁寧に泥を落とします。また、ビニールに植物が張り付いていることもありますが、これも捨てることはありません。丁寧に汚れをおとします。
台紙に張り付いた植物を剥がすときにも、刷毛は活躍しているようです。
鋏は、作業の一番初めに必要な道具です。標本はビニール袋に入っていますが、引っ張り出すと標本が張り付いて壊れてしまう可能性があるので、鋏でビニールを切って標本を取り出します。ビニールに張り付いてしまった植物も適度な大きさに切り取って保管します。
また、布が大量に必要ですが、シャツを切って新聞紙大の大きさにするにも鋏は必要です。意外と活用場面の多い道具ですね。
→「津波被害にあった標本を救おう12」へ続く。
ボルネオジャングル体験スクールの〆切が迫ってきました ヘ(^o^)/
今年で13回目のスクール。
申し込めるのは、小学校6年生から高校3年生までの児童生徒。大人は残念ながら参加できません。兵庫県内じゃなくてもOK。ただし、6月12日(日)の選考会と、6月19日(日)・7月18日(月)の2回の事前学習会に参加できることが条件になります。
環境問題や生物多様性のことなど、私たち人間が考えなければならないことがたくさんあります。ボルネオ島には、今も貴重な熱帯雨林が残っている地域です。けれど、実際のジャングルの様子はどうなんだろう?野生生物はどんな生態を見せてくれるんだろう?
【写真をクリックすると大きな画像が表示されます。】
ひとはくの研究員や生物学者といっしょに訪れるので、専門的なことがその場で学べます。眼で見て肌で触れて学べる絶好のチャンスです。そして、現地のサイエンススクールの中・高生もジャングル体験をともにしますので、同年代との国際交流も深まります。
さぁ、ぜひこの機会に、チャレンジしませんか?
詳しくはこちらから http://hitohaku.jp/bjs/2011bjs.html
情報管理課:八尾
皆さん、図鑑を信用しすぎていませんか?本当に正しいことが書いてありますか?
図鑑だって人が作ったもの。少しくらいは間違いもあります。そんな間違いを見つけられると楽しいですね。
今日では本屋に行けば、きれいなカラー写真や色鮮やかな絵が掲載された植物図鑑が所狭しと並んでいますが、ひと昔前までは、「植物図鑑」といえば、「牧野植物圖鑑」でした。これは「日本の植物分類学の父」と呼ばれる牧野富太郎が書いた図鑑で、白黒の精密で美しい線画は生きた植物をリアルに再現したものと好評を博してきました。
ところが、よくよく見ると、この図鑑に載っているヘビイチゴの図には植物学的にはいくつか間違った部分があります。ではどこが違うのでしょうか。標本と比べてみましょう。
ちょっと難しいかもしれませんが、
植物の生長様式には単軸分枝と仮軸分枝というものがあります。単軸分枝とは、枝の先の芽がどこまででも伸びていく生長のし方です。また、仮軸分枝とは、枝の先の芽は途中で止まってしまい、脇から新しい芽が伸びていき、その芽もまた止まり、といったことを繰り返して大きくなることです。
単軸分枝の場合は、枝と葉の間にできる芽が生長して、花になり実をつけます。しかし、仮軸分枝の場合は、枝の先が花になり、その先に伸びる枝は、葉と花との間から伸びます。
写真は、ある先生がブドウ科の植物を使って仮軸分枝の説明をしているところです。
橙色で示した枝は蔓になって終わります。反対側には白色で示した葉があり、その間から黄色で示した新しい枝が伸びているのが分かります。
これをヘビイチゴに当ててみると、初めの枝は花で終わります(橙色)。花の反対側には葉があり(水色)、花と葉の間から新しい枝(黄色)が出ていますね。つまり、ヘビイチゴの走出枝(ストロン)は、仮軸分枝を繰り返しながら生長している、ということが分かります。
では、改めて牧野植物図鑑の絵を見てみましょう。
もうお分かりですね。
牧野植物図鑑の絵はヘビイチゴの走出枝を単軸分枝だと考えて書かれています。
牧野さんも植物の基本は単軸分枝をするものだと思い込んでいたのかもしれません。やはり実物に勝るものはありませんね。
さあ皆さん、ヘビイチゴを上手に引き抜いて観察してみてください。これがわかれば、皆さんは「牧野富太郎を超えた」と言えるかも?
山本伸子(自然・環境評価研究部)
今月はじめに「カブトムシを飼ってみよう!」
というセミナーで、先着50名様にカブトムシをプレゼントしました。
参加してくださった皆様 カブトムシは元気ですか?
私たちフロアスタッフもそのカブトムシ3匹を飼育しています。
飼育の仕方は、2リットルのペットボトルの上部を切り、
その中に少し湿った腐葉土と幼虫を1匹入れて、
細かい穴をあけたラップをかけておくだけです。
幼虫の間は、飼育用の物を買う必要は何もありません。
とても簡単です。
毎日、日替わりで担当者を決めて、「カブトムシ成長日誌」なるものも、つけています。
暑いのが苦手のようで暑い日は、土から出てきてしまいます。
そんなときは、涼しい場所に置いたり、ラップをはがしたり、幼虫にかからないように
霧吹きで水をかけたりしています。
土を足したり、糞を捨てたりと
日に日に私たちフロアスタッフも愛着がわいてきました。
サナギや成虫になる日がとても待ち遠しいです。
皆さまも是非、私たちのカブトムシを観察に
ひとはく4階カウンターへ遊びに来てください。
フロアスタッフ せら ゆうこ
前回紹介した道具たちですが、これらはどのように使われるのでしょうか。
まず、ピンセット。これは大活躍の道具です。
台紙から外れた葉や果実などを拾います。台紙にくっついた植物をはがします。また、型直しにも使います。ピンセットなしには、この作業は成り立ちません。
そして、標本を扱う場合には、先のとがっていないピンセットが重宝します。あまり先の尖りすぎたものでは、標本を傷めてしまうからです。
次に、意外と役立つもの、型紙です。
標本を持ち上げる際に、台紙がもろくなっていますので、型紙を下に敷いて丁寧に引き上げると、標本を綺麗に水から引き上げることが出来ます。
→「津波被害にあった標本を救お11」へ続く。
5月24日に、今年新しく入った館員に向けての収蔵資料や入庫に関する説明会がおこなわれました。その後、各収蔵庫の見学もあわせておこなわれました。
まず、博物館資料の意義や重要性について説明がありました。資料は未来永劫、保存されるべきであること、資料収集について、また資料の利用のされ方などを勉強しました。
その後、ひとはくの収蔵資料や収蔵施設の説明を聞き、収蔵見学の案内についての注意を受けました。
説明会の後、実際に収蔵施設に行き、それぞれ専門の研究員に説明していただきました。資料はとても厳重に保管されており、普段は非公開の場所です。皆さん真剣に研究員の話を聴いていました。
資料の収集・保管なくしては博物館とは呼べません。そんな博物館の心臓部ともいえる収蔵資料を実際に見ることができ、その重要性を再認識できたのではないでしょうか。
山本伸子(自然・環境評価研究部)
津波被害にあった標本を救おう9
まず細かい作業に使う道具は、水を張るケース、鋏、ピンセット、筆、鉛筆、封筒、古布、そして新聞紙です。
大きな作業に使う道具としては、吸い取り紙、ダンボール、重石、木の板、紐、乾燥機があります。
そのほか、タオル、マジック、ビニールテープ、わら半紙、型紙、セロテープなど
さて、これらをどのように使うかは、
→「津波被害にあった標本を救おう10」へ続く。
状態の良い標本にほっとしていた矢先,多くの泥を被ってしまった標本が見つかりました。
これはビロードモウズイカという外来植物です。
幸いあまり腐敗は進んできませんでしたが,その名のとおり植物体は毛に覆われているため,細かな泥の粒子が毛の隙間に入り込んでいます。
何度か水を替えながら,丁寧に刷毛で泥を落としていきます。
→「津波被害にあった標本を救おう9」へ続く。
標本の洗浄・乾燥作業には,多くの職員が関わっています。
主には種子植物担当研究員と資料整理担当職員が従事していますが,今日はコケ植物が専門の研究員も作業に加わりました。
一刻も早く標本を蘇らせようと,みんな一生懸命です。
カビや腐敗の進行が心配されるからです。
今日は,今までの作業の中で最も状態の良い標本が見つかりました。
スミレ属の標本です。
スミレ属は花も葉も薄いため,水につけることによる破損が心配される種類のひとつです。
幸運なことに,植物体には海水や泥を被った痕跡はありませんでした。
これらは塩抜き不要と判断。
汚れたラベルの洗浄と台紙の取替えだけを行います。
→「津波被害にあった標本を救おう8」へ続く。
私がハチを飼い始めたのは、昨年の9月です。
(これまでのお話はここを
☆私のいきものかわらばん
http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_877/
☆いきものかわらばん 番外ブログ編2 〜ハチのオスは刺さない(^^)
http://hitohaku.jp/blog/2010/09/2_8/
☆私のいきものかわらばん 続編3〜ハチと過ごす年末年始
http://hitohaku.jp/blog/2010/12/post_1038/)
8匹だったハチたちは2月4日から1匹ずつ減っていき、最後に残ったオスのハチは5月3日まで生きました。
ハチのお世話を手伝ってくださった、皆様ありがとうございました。
そのつど、ハチ博士の大谷主任研究員に標本にしてもらい、すべてのハチが標本になりました。
オスが7匹、メスが1匹です。
すぐに大谷主任研究員に渡さなかったため、一部腐っていたり、標本にしたら色が悪くなったりしました。
そして、一番下の体の大きなハチが1番長生きしました。
さて、どれがメスでしょうか?
メスのハチ オスのハチ
このお尻からハリを出すんですね。
標本があるといろんなことが分かりますね。
昆虫記で有名なファーブルが作った標本が200年後の今でも残っているように、私が飼ったハチたちは標本として生き続けます。
小林美樹(生涯学習課)
塩抜きや泥落としが済んだ標本を乾燥機から出してみました。
まだ湿っているものは,再び乾燥機へ。
乾燥しているものは,あて布を剥がします。
こうしてきれいになった標本は,ラベルと共に新聞紙へはさみます。
種子や葉の破片など失くしてしまいそうなものは,封筒へ入れてから同じ新聞紙へはさみます。
処理が完了した標本は防虫剤とともにチャック袋へ。
土日も作業はつづきます。
→「津波被害にあった標本を救おう7」へ続く。
今日も作業は続けられます。そして、陸前高田市立博物館から標本第2弾、300点が到着しました。
今回送られてきた標本はつい先日発見されたものだそうで、約2ヶ月ものあいだ何の処理もされず埋もれていたものだそうです。中を見るのが怖い気もしますが、
「どのような標本でも美しくよみがえらせてみせましょう。」と作業している皆さんは思っていることでしょう。
また、古布がもう少し欲しいと呼びかけたところ皆さんからさらに古シャツなどが寄せられました。
ありがとうございます。
→「津波被害にあった標本を救おう6」へ続く。
今日も作業は続けられます。昨日までで100点の標本が乾燥機にかけられています。
標本の状態はさまざまで、だいぶ痛んでいるものも多く、カビが生えていたり、台紙から外れてしまったり、ビニールにくっついていたりしますが、どれひとつ不要なものはありません。
こまめに拾って保管します。また、標本を乾かす前には型直しをして美しい姿を取り戻せるようにお手伝いしています。
→「津波被害にあった標本を救おう5」へ続く。
5月17日、具体的な作業が始まりました。おもに海水に浸かった標本の塩抜きや泥を洗い落とす作業をおこないます。
初めに標本を袋から出し、水につけてごみなどを落とします。ラベルをなくさないよう十分注意します。
その後、新しい水にしばらく浸したあと、台紙ごと水から出して乾かします。
そのまま新聞にはさむと新聞紙に標本がくっついてしまうので、館員から寄せられた古シーツや古ワイシャツなどを、新聞の大きさに切り取って標本を挟みます。
そして、重石をして軽く水気を切った後、標本を乾燥機に入れて乾かします。
こうした地道な作業をへて、また立派な標本としてよみがえる日を待ちます。
→「津波被害にあった標本を救おう4」へ続く。
ひとはく は深田公園の中に建っています。その深田公園のすぐそばにはFLORA88っていうショッピングセンターがあります。
毎月一回中頃の水曜日の朝8:30〜9:00、フラワータウン周辺の企業や商店などで一帯のクリーン作戦を行っています。
月に一回ですが、結構ゴミが落ちていますね。道路の端にもたっくさんのゴミが落ちています。すぐ横を朝の通勤の自動車も通り過ぎていきますから、安全には注意してゴミを回収します。
回収したゴミは、分別して廃棄します。
深田公園を中心にとても美しい街並みのひろがるフラワータウン。私はこの街が好きです。ゴミが一つでもなくなるとイイですね。 ゴミを捨てるのは、若い人だけじゃないし、たばこの吸い殻を投げ捨てるのは男性だけではない。 地球を汚すのも人間。美しくするのも人間。 あなたは、どっちの人間ですか?
陸前高田市立博物館の標本を救うため、人と自然の博物館では600点の押し葉標本を受け持つことになりました。
5月13日、まずは300点の標本が送られてきました。10点ずつ袋に入っており、1箱に100枚の標本が入ったものが3箱やってきました。
それぞれの袋の中には少量のアルコールが入れられています。なるべく腐らないようにするためです。標本は箱から出してすぐ冷蔵庫で保管されました。このまま常温で置いておくとやっぱり腐ってしまうからです。
この状態で5月17日からの洗浄作業日を待ちます。
→「津波被害にあった標本を救おう3」へ続く。
津波被害にあった陸前高田市立博物館の植物標本の一部をひとはくで救済することになりました。
陸前高田市博物館の生物標本には明治時代に採集された貴重な標本が含まれています。これらは、20世紀初頭からの三陸海岸の生物相を記録する重要な証拠として学術的価値が高いものです。
しかし、今回の東北地方太平洋沖地震で発生した津波により、多数の標本が海水や泥を被ってしまいました。海水を被った標本の一部は腐敗がはじまり、カビも発生しています。
(岩手県立博物館撮影)
そこで、岩手県教育委員会と県内博物館・文化財関係者が陸前高田市職員やボランティアの方々らが陸前高田市博物館の標本救済に立ちあがりました。
けれども、被災点数が多く、岩手県内のみで短期間に処理できる量をはるかに超えていたため、全国の博物館へ標本救済の協力が依頼されたのです。
被害状況などは下記URLをご覧ください(岩手県立博物館)。
http://www.geocities.jp/curaiwt/rescue/press1.htm
→「津波被害にあった標本を救おう2」へ続く。
「 イモ なのか?ベニ なのか?」のブログ( http://hitohaku.jp/blog/2011/05/post_1198/ )を
ご覧になりましたか? その話のつづきです。
布施主任研究員のアドバイスもあって、「ベニカタバミ」(カタバミ科)の地下部を掘りあげることにしました。
そうすると、下記のような塊茎(かいけい)がありました(イモに見えますか?)。
その塊茎から、白っぽい枝のようなもの(走出枝といいます)が伸びて、
その先には、小さな塊茎がありました。
これらが、「ベニ」(ベニカタバミ) の 「イモ」(塊茎) ?か (もちろん紅芋ではない!)。
このようなイモ(塊茎)で、どんどん増えていくのですね。
この地下部は、午後4時過ぎに堀あげたのですが、そのころには、すっかり すべての花が閉じていました。
(もちろん、掘りあげる前のものですよ。)
(自然・環境再生研究部 小舘 誓治)
あまり天気がいいから、お弁当も終わって、お昼休みに散歩だ!! と、思って外に出たらすぐに紫色のキレイな花を見つけた。
「先生!教えてください、この花は何ですか?」
「ふむふむ、これはカタバミの仲間ですね。ここにイモもできていますね。」
「カタバミですか?」
「そうです。アカカタバミだったかムラサキカタバミだったかイモカタバミだったか。あとで調べてお伝えします。」
「ありがとうごんざります」
しばらく後、
「アカカタバミではなくてイモカタバミのようです。」
「なるほど(ΘΘ)ρ」
と、植物の名前を知らない私には、「カタバミ」と聞いて、なるほどと思うわけです。
が、さらにしばらく後、
「先ほどイモカタバミといいましたが、ベニカタバミですね。イモカタバミとの違いは、葉で、イモカタバミの葉は、花よりも大きく光沢がないそうです。花壇に咲いていたカタバミの葉は小さく光沢があるように思います。また、花びらが「イモカタバミ」では細長く、「ベニカタバミ」では丸みを帯びるようです。」
おはようございます。 ☀ 今日も朝から、朝日がサンサン!!
緑がいっぱい。お散歩中のレトリバーも気持ちよさそうでした。今の季節、緑が美しいですね。でもよく見ると、「緑色」と言ってもいっぱい種類があります。
実際に眼で見ると、一つ一つ違っているのがわかります。みなさんのお住まいの近くの山はどんな色ですか?植林されている山と植林されていない山。じゅうたんの模様のように、さまざまな種類の「緑色」がモっコモコしてるのが、植林のされていないところだと思います。
今頃の季節から梅雨までの時期が屋外に出かけるのには最も気持ちのいい季節ではないでしょうか。ひとはくでは、この土日も楽しいイベント満載です。
ぜひ、ひとはくにお越しください。そして深田公園の緑を楽しんでください。
5月11日から12日にかけて西日本を中心に大雨が降りました。
ひとはくのある三田市でも大雨警報が発令されたり、県内の広い範囲で警報や注意報が出ました。そして、JR福知山線が一部不通になったり、舞鶴若狭自動車道も通行止めになるなど、すわ大災害!!と緊張しました。5月12日11時45分現在、まだ県内の宍粟市では引き続き大雨警報が出されていますので、土砂災害など、事故が起きないよう十分にご注意ください。被害が出ないことをお祈りします。
実は、4,5日前の5月7日にフィリピンの東の海上で台風1号が発生していました。そして進路を日本に向けつつも、5月12日午前3時九州の南の海上で熱帯低気圧に変わりました。その影響もあって、大雨が降ったのではないかと思います。
しかし、「5月に台風?」「5月に台風が日本に上陸するのか?」と、「なんかいつもに比べて早過ぎないか」と思ってあちこちネットで調べました。
そうしたら・・・・・台風って1年中発生してるんですね!!
この上のグラフは、気象庁の統計を元に1951年から2011年5月11日までの台風の発生件数を月別に示しました。すると、過去5月に発生した台風は65件もありました。ちなみに最も多い8月は337件です!!
そして、もっと驚いたのは、1月や2月、3月でも台風が発生している(@_@)んですね!! いやぁ、知りませんでした。なんとなく聞き過ごしていたのかも知れません。
ちょっと興味がわいた時にはネットで調べられるから大変便利ですが、こうした自然の営みもきっちり理解した上で災害等に備えることも大事ですね。
そうそう、日本に上陸した台風で一番早かったのは、1956(昭和31)年4月25日の台風3号らしいです。
情報管理課:八尾
14時15分、宍粟市に出ていた大雨警報は解除されました。しかしまだ注意報は発表中のところもあります。地盤の緩んだ地域がありますので、今しばらくは油断禁物ですぞっ
3月の初旬からおよそ2か月のロングランだった「タヨウ星人原画展」が8日(日)をもって終了いたしました。大変多くの方々に足を運んでいただいて、ご高覧いただき珍元斎とその仲間達はたいそう喜んでおりまする。まっこと、おおきにじゃきぃ〜(へんてこりんな日本語だなもし!!)
この後は片付けられるのを待つばかり・・・・・・・。
そして、これらの原画達は箱詰めされて、またどこか次の展示場へと旅立っていくのであります・・・・・・・めでたしめでたし。
えっ?どこ?
うーーーん、言ってもいいのかな?秘密ですよ。誰にも言ってはいけませんよ。
次は、いまばり!!
これ以上はノーヒントです。正解者は500ポイント!!(そんなポイント制度はありません。悪しからず)
ではまた ごきげんよう(^^)/~~~ 大文字屋分店 店主
4/29(金・祝)〜5/5(木・祝)の期間に実施した「こどもの日ウィーク」のイベントにはたくさんのみなさまにお越し頂きました。ありがとうございます。
↑5/3(火・祝)「こいのぼり〜しおりづくり〜」の様子。
7(土)・8(日)の15:00よりはじまるFSとあそぼうのイベントは、
「かたつむりのクイリング」をおこないます。
細長い紙を巻いてうずまきの形をつくり、立体的なかたつむりを作ってみましょう。
参加費は無料です。ぜひお越しください。
FSとあそぼう 『かたつむりのクイリング』
実施日:5/7(土)・8(日)
時間 :15:00〜15:30
場所 :4階ひとはくサロン
定員 :20名
(フロアスタッフ まつだ)
おりがみって おもしろいですね〜
四角い紙から いろんなものが 生まれます〜
前回は おりがみで かわいいきのこをおって みんなでキノコの森をつくりましたよ。
さて 今日の こどものひ企画「かぶとをおろう」では〜
あたまににかぶれる大きさの紙(54.6×54.6センチ)でオリジナルのカブトをおりました。
みんなかっこいいですね〜\(^o^)/
かざりもたくさんつけて出来上がりです。
明日はこどものひ、ぜひおうちでもかぶってほしいな〜
博物館では明日もイベントがもりだくさんです。
http://hitohaku.jp/top/11ukiukicalen/ukiuki1105.pdf
15時から大セミナー室でフロアスタッフとあそぼう「ミニこいのぼり」をおこないます。
ぜひ おこしくださいね〜(●^o^●)
フロアスタッフ 小野 西口
この季節になると見かける色鮮やかな「こいのぼり」。気持ちよさそうに風にのって泳いでいますね。
ひとはくにも、たくさんのこいのぼりが隠れています!
4階のひとはくサロンにいってみると・・・
大きなこいのぼりと、その左側には、ひとはくの空をゆうゆうと泳いでいるたくさんのこいのぼりがいます。みんなが作ってくれた世界にひとつだけのこいのぼりです♪
さて、この折り紙コーナーのおとなりには・・・大きな紙があります。 これは何でしょう?
これは、5/1に行いました、巨大おりがみ〜こいのぼり〜のおる前の紙です。どのくらいの大きさのこいのぼりが出来上がるのでしょうか?
はじめに、折り紙でこいのぼりおってみます。折れたら、いよいよ大きな折り紙に挑戦です。
みんなで声をかけあいながら、一緒に作っていきます。
出来たら、目や好きなもようを貼って自由におえかき!みんな楽しそうでした♪
この大きなこいのぼりもひとはくサロンで泳いでいます。 他にもこいのぼりがかくれているかも!!みんな探してみてね。
ゴールデンウィークも今日と明日、残り2日ですが、ひとはくではオープンセミナーやフロアスタッフのもよおしなど、1日中楽しめるイベントがたくさんあります。
詳しくはうきうきカレンダーをごらんください。
http://hitohaku.jp/top/11ukiukicalen/ukiuki1105.pdf
ぜひ、ひとはくで新しい発見をして、楽しい思い出を作りに来てくださいね。
みなさまのお越しをスタッフ一同、心よりお待ちしております。
フロアスタッフ 有村睦子 美濃杏奈
本日のお昼過ぎに、
ご家族と一緒に神戸から来られた、小学生の女の子が、
砂場で拾った骨のようなもの(下の写真)を持って、
御来館されました。
(布施主任研究員撮影)
女の子はこれをとても大切にしているそうです。
だけど、これが何なのか解らないので、
博物館に尋ねに来られました。
博物館には、多くの研究員がいます。
女の子が砂場のどこで見つけたかなど聞きながら、
自然史科学、爬虫両生類学が専門の太田主任研究員が、
ルーペでしっかり観察をします。
魚の骨かもしれないので、
植物生態学、熱帯生態学が専門の北村研究員が、
魚の骨の本を出してきてくれました。
少し削って燃やして本物かどうか確認しました。
燃えなかったので、本物の骨のようです。
古脊椎動物学が専門の三枝主任研究員が、
ナマズのひれのところにある骨であると調べてきてくれました。
化石でもよく見られるそうです。
古生物学、地質学が専門の古谷主任研究員が、
インターネットからナマズの骨の画像を印刷してくれました。
館内をご家族で見学中に、
博物館の研究員のチームワークで、
女の子の大切な骨のようなものが、
『なまずのむなびれの支持骨』であると解決しました。
小学生の女の子とご家族は、このあと
多くのイベントに参加して、閉館までおられました。
とても喜ばれて帰られました。
また、みなさまも解らないことがありましたら、
是非、博物館に尋ねて来てください。
お待ちしております。
生涯学習課 本多淳二
大型連休が始まりました。みなさまいかがお過ごしですか?
ひとはくは、5日の子どもの日まで休まず開館しています。
今日は、NPO法人三田武庫が丘グリーンクラブ様からご提供いただいた、カブトムシの幼虫をプレゼントする特別イベント「カブトムシのイベントカブトムシの幼虫を飼ってみよう!」を実施しました。
幼虫が博物館に到着したときの様子はこちら→
http://hitohaku.jp/blog/2011/04/post_1180/
午後1時に希望されたお客様50名様に整理券配布。
1時間で整理券がなくなるほど、好評でした。
なんと、滋賀県から来てくださったお客様もいらっしゃいました。
まずは、虫博士から飼い方のコツのお話がありました。
幼虫をあんまり触っちゃいけないんだって。でも、触りたいよね・・・。
それでは、カブトムシの幼虫を選びましょう。
選びに選んで〜。昆虫博士でも幼虫だとオスになるかメスになるか、分からないんだって。
成虫になるのが楽しみ♪
そして、選んだ幼虫の体重をはかってみました。
意外と軽い???
みんな、大事に育ててね。
博物館のスタッフも育てています。成虫になったら、体重比べをしようね。
キッズひとはく推進室
コウノトリ・キッズクラブで製作した封入標本の展示会を行っています。
昨年度、コウノトリKIDSクラブにて実施した環境体験学習の一貫として製作した封入標本を展示しています。この標本は、戸島湿地にて子ども達が採集したものを、アルコールづけにして標本にし、さらに透明樹脂で固めて、手に取ることができるように仕上げたものです。参加した子ども達が、丹精をこめて磨き上げた標本でして、ご覧のように、とてもきれいな仕上がりで、間近で生物をじっくりと観察することができます。難易度が高い魚類の標本もなんとか上手い具合に仕上がっています。
■ 案内のチラシはこちらからダウンロードしてください(PDF形式:280kb'>)
期間: 平成23年4月29日(金・祝) 〜 5月22日(日)
場所: 豊岡市立ハチゴロウの戸島湿地管理棟 (豊岡市城崎町今津)
開催日:4月29日〜5月9日、21〜22日 ※ 5月6日 休館
豊岡市立コウノトリ文化館学習室 (豊岡市祥雲寺)
開催日:5月10日〜5月20日 ※ 5月16日 休館
● 詳しい情報は、以下をごらんください。
http://www.city.toyooka.lg.jp/www/contents/1303987289780/index.html
http://wac-s.net/modules/hachi560/details.php?bid=575
製作の様子や作り方に関心のあるかた、環境学習のプログラムとして興味があるかたは、ぜひ豊岡まで足を伸ばしてご覧になって頂ければと思います。
フロアスタッフと小さなおともだちで作った、大きなこいのぼりを泳がせる作業がおこなわれました。
出来上がった大きなこいのぼりに紐を取り付けます。落ちてはいけないので、いくつも付いています。
この紐に棒をとおして吊るそうとしています。なかなか良い長さの棒が見つからず、苦心の様子でしたが、無事良い長さの棒を見つけて、皆さん満足げですね。
それでは、どうやって吊るすのかというと?
写真の後ろに見えていた大きな機械を使って天井に吊るします。皆さん心配そうに見ています。
今回の作業には、いつも館内の設備を点検してくださっている方々にも手伝っていただきました。この方たちは、ひとはくの「縁の下の力持ち」。いつかまたお仕事を紹介しましょう。
さて、こうして作業が進められたこいのぼり、悠然と館内を泳いでいる姿をぜひ見に来てください。
山本伸子(自然・環境評価研究部)
またまた、河南堂珍元斎でございます。
「しつこいやっちゃなー!」と怒らず今しばらくおつきあいのほど・・・
さて、3月13日に、大谷剛研究員と「カッパ講談とカッパ行動楽」と題して福崎の柳田國男生家に行って参りました。
今回は、明石文化博物館が所蔵する明石の金物屋だった田中庸介カッパコレクションの中から展示する柳田記念館の「カッパ展」に協力してのイベント。
まずは、珍元斎は、全国あちこちに伝わるカッパの駒引き伝説をもとにした講談「カッパの証文」を披露。
あの有名な柳田さんの遠野物語や兵庫県でも上郡や市川でも伝わる話で、
カッパが荷物を運ぶ馬を川へひっぱり込もうとして失敗。あわれカッパは馬引きにこき使われて、ついには「妻も子供も待ってまんねん。頼みますから逃がしてくだはい。」と詫びの証文書いて、逃がしてもらうというお話。
(カッパキュウリ)
なぜ証文なのか?その証文に書いた文字は、人がカッパ語を読めたのか?それとも、カッパが日本語が書けたのか?は永遠の謎ですが、カッパのフクちゃん、サキちゃんの応援のもと、
河南堂御免奈斎もカッパを熱演。
大盛況でございました。
そして大谷研究員はカッパに間違えられた生き物を検証する「カッパ行動楽」。
大谷さんのカッパの由来について、いろんなカッパの絵を分析するとスッポンやカエルなどに近い両性・は虫類系7割、カワウソやサルなどに近い哺乳類系3割とのことで、それは、動きのはやいカワウソは目撃されにくく、動きの鈍いスッポンは目撃されやすいことからそうなったという説はなかなか説得力のあるもので、
専門のハチの行動学だけでなくカッパもできるのかとヘンに感心した1日でした。
カッパは川の危ない場所を知らせるための先祖の知恵で創造された架空の生き物。と思っていましたが、セミナーの途中、「少年時代にこの下の池でカッパを見た!」と証言するお父さんも自転車にのって現れ、もしかしたら・・・カッパはいるの???・・・よい子のみなさん、春です。川遊びの季節が始まります。でも!川遊びはとっても楽しいけどカッパさんにはくれぐれも注意して遊んでくださいね。
珍元斎、次は、本拠地ひとはくに登場します。
5月8日12時〜「タヨウ星人講談紙芝居とみんなでタヨウ星人を描こう」
タヨウ星人原画展とあわせて、ぜひお越しください。待ってまーす。
http://hitohaku.jp/top/11event/508.html
ひとはく地域研究員 河南堂珍元斎
ゴールデンウイークになって、今日もひとはくは大入り満員状況です。本日もご来館誠にありがとうございます。
そして4月も今日で終わりなのか・・・・・・・・
いやいやまてまて
「2月もそうだけど4月も、なんで31日がないんだ?31日まであったら、ゴールデンウイークももっと長くなるんじゃなかろうか?」 と欲張りなことを考え、インターネットで【4月31日】を検索してみた・・・・・・・・・・・・ ヽ(´o`
ジャーン ありました!!
なんと4月が31日まで!! うれしいじゃありませんか!(^^)! さらによく見ると、いつも私たちが見ているカレンダーとは異なるところがあちこちにありそうです。(このカレンダーはWikipediaから引用しています)
興味のある方はぜひインターネットで調べてみてください。
そして連休中には是非ひとはくにお越しください。展示やイベントに参加して、「あれ?」とか「なんで?」とか感じたら、すぐに調べてみよう。新しい発見があるかも知れないよ。動物や植物や岩石、化石。そして恐竜のことなど「不思議だな?」っと思ったことは、フロアスタッフや研究員にどんどんたずねてくださいね!
連休中もみなさんのお越しを待ってまぁ〜す
ゴールデンウイークが始まりましたね(^^)/
ご予定は、もうお決まりですか?まだの方は…ぜひ、ひとはくへ!!
デジタル紙芝居や展示室ツアー、たくさんのイベントがありますよ♪
5月のうきうきカレンダー http://hitohaku.jp/top/11ukiukicalen/ukiuki1105.pdf
本日のこどもの日ウイークイベントは、画はくの日〜こい〜を行いました。
こいのぼりの「鯉(こい)」って、どんなお魚かな?
パズルゲームをしたあとに、絵をかいてみました。
こいのひげって、どこにあったかな〜?う〜ん、むずかしい(^^;
フロアスタッフとあそぼうでは、いろいろなイベントを行います。
うきうきカレンダーを、ぜひ、チェックしてくださいね!
いつでもたのしいひとはくへ、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
笹山 由利子(フロアスタッフ)
今日はゴールデンウィーク初日ということもあり、館内は大にぎわい♪
オープンセミナーや、フロアスタッフのイベントも大盛況でした。
ひとはくサロンでは、三谷主任研究員によるオープンセミナー「絵をかき、字をよむ、チンパンジー」がおこなわれました。
実際にチンパンジーが絵をかく様子の映像をみんなで見て、びっくり!!
この映像は面白かったですよ〜!
三谷先生のお話を聞いたあとは、チンパンジーの気持ちになっておえかきタイムです♪
チンパンジーの気持ち、チンパンジーの気持ち、チンパンジー...?
ずっと考えていると...
顔がチンパンジーに似てきた!?
さいごにみんながかいてくれた絵を持って、ハイチーズ!
チンパンジーは色を見分けられるし、数もわかるそうで、人に本当に近いんだなぁと感動しました。
明日も三谷主任研究員によるオープンセミナー「道具をつかうチンパンジー」があります。
ぜひ一度お話を聞きに来てくださいね。
ひとはくサロン 13:00〜14:00です。
博物館では、ゴールデンウィーク期間中、楽しいイベントもりだくさん!です。
みなさまのお越しをスタッフ一同、心よりお待ちしております。
美濃 杏奈(フロアスタッフ)
5月3日のキッズひとはく特別イベント「カブトムシの幼虫を飼ってみよう!」の幼虫たちが到着しました。ふかふかの腐葉土を手で掘ってみると・・・おおっ!大きいなあ。
虫博士に尋ねてみると,「この時期だとこれくらいの大きさになるんやで」とのこと。幼虫って意外に大きいんですね。
当日は,虫博士から、飼い方のお話があります。
ご希望の方は,幼虫の飼育ケースまたは空の2リットルのペットボトルを持ってきてくださいね(イベントの詳細についてはこちらから。先着50名です)。
(キッズひとはく推進室 布施)
ひとはくの入口を入ったところでは、「世界からやってきた昆虫たち」(江田茂氏コレクション)や兵庫県にすむ“いきものたち”が 皆さんをお待ちしています。
このコーナーは子どもたちに大人気!!(パパも負けじと気分↑↑になります)
「わぁっ!! クマがいる!」 「おぉっーー!! イノシシでっけぇ!!」
とテンションも急上昇↑↑↑
思わず・・・
「ボク、ここにとまりたい!!」そんな、♡ひとはく大好き♡なお友だちも、〈ちょっと苦手だなぁ・・〉というお友だちにも楽しいイベント「こどものひウィーク」のお知らせです(^−^)♪♪
くわしくはうきうきカレンダーをごらんくださいネ!
5/1(日)は《巨大こいのぼりをつくろう!》をおこないます。
これより大きいこいのぼりづくりに挑戦してみませんか?
イノシシも昆虫たちもお待ちしています!
フロアスタッフ 有村睦子・美濃杏奈
4月29日は「昭和の日」 いよいよ今年もゴールデンウイークに突入ですね(ゴールデンウイークじゃない人には、ごめんなさい)。
ゴールデンウイーク中のひとはくは、イベントがめじろおし!! ぜひ、「今週のひとはく」でイベントをチェックしてお出かけください。
そして、フロアスタッフからの情報も見逃してはなりませんぞっ!!
さらに、もう一カ所、【有馬富士公園】をオススメします。ひとはくとは兄弟のようないとこのような親子のような、親戚みたいなところですから、ひとはくに来たら、ぜひ有馬富士にも足を運んでください。
今年は、ちょうど4月29日(明日じゃないですか!!)に10周年を迎え、毎年恒例の「ありまふじフェスティバル」が盛大に開催されます。ひとはくからも参加してますよ!!
情報管理課:八尾
さて、河南堂珍元斎でございます。 GWということで、ドドっーンと連続サービスですよぉヘ(^o^)/
3月12日は橋本佳明研究員とナチュラリストの原風景ツアー「篠山:水木しげるの原郷探訪」。
なぜ、篠山と水木しげるさんかといいますと、なんと、16歳のころ水木しげるさんは篠山に住んでいました。お父さんが生命保険会社の支店長をしていて、この篠山から大阪の精華美術学院に篠山軽便鉄道で通っていました。
ということで、その線路跡を歩いてみました。
水木少年は、寝坊のためあまり学校に行かず、虫の絵ばかりを描いていたそうで、昆虫絵巻や篠山の風景画を描いています。当時と山の形は変わっていませんが、虫はこの日は寒く出てきてくれませんでした。
←水木少年が妖怪オトロシに出会ったと伝わる盃山方面を望む
線路は篠山口(弁天)から東吹、岡野、西町、魚の棚、篠山町駅まで走っていたようで、今でも線路跡は篠山口から渡瀬橋の鉄橋跡までなんとか続いています。
(これが鉄橋跡)
でも町に近づくに連れ消えてしまい、西町駅は今は自動車工場で、なんとか最後の魚の棚から篠山町駅までは篠山城の北外壕の北側歩道が線路跡で残っています。
(西町駅跡)
(篠山町駅跡付近)
途中、フキノトウを採ったり、
大きなエノキに出会ったり(エノキは昔一里塚の目印に植えられていたそうです。)
骨董市に寄ったり・・・なつかしいブリキのお店での買い物や町中に残る篠山焼の登り窯やひな人形の展示見物などタヨウな篠山の自然や文化を感じながらの町歩きとなりました。
みなさんも水木少年を育んだ篠山の自然を感じに篠山軽便鉄道跡、ぜひ歩いてみてください。いろんな発見がありますよ。
ひとはく地域研究員 河南堂珍元斎
・・・・・・その後編となります・・・・・・・
3月7日は神戸市立塩屋北小学校で「カタツムリのお絵かき」。
ちんげんさいの講談を聞いてのお絵かき。
お話は、カタツムリの田助が自分の名前さがしで、四国や九州、関ヶ原、そして伊勢まで旅する物語。
こちらもカタツムリ同様、タヨウな作品が出来ました。
塩屋でもそろそろご当地カタツムリ「ハリママイマイ」がクワの木で活動をはじめました。カタツムリは見れば見るほどおもしろい生き物です。ちょっとつかまえて、よーく観察してお絵かきしてみてくださーい。
■■■■■■5月8日(12時〜)には、タヨウ星人講談を聞いて、タヨウ星人の絵を描こう!があります。
■■■■■■みんなも自分だけのタヨウ星人を描きにひとはくに来てください。待ってます。
ひとはく地域研究員 河南堂珍元斎
中国の植物園に植物の標本調査に行ってきました。今回訪問したのは、南京にある南京中山植物園と、北京にある北京植物園です。
今回の調査の目的のひとつに、中国におけるヘビイチゴとヤブヘビイチゴの分布を把握することがありました。中国の図鑑をみると、ヘビイチゴもヤブヘビイチゴもほぼ中国全土に分布するように書いてあるのですが、どうもヘビイチゴはそんなに広くは分布していないのではないのではないかと思われたからです。というのも、ヘビイチゴとヤブヘビイチゴは、葉の形、種子の模様などで区別されますが、この2種は非常によく似ているので、しばしば間違えて同定されます。日本にある中国産のヘビイチゴとヤブヘビイチゴの標本をみたところ、ヘビイチゴは中国東部の限られた地域でしか採集されていませんでした。
たくさんの標本を調べた結果、ヘビイチゴはやはり中国の東から南の地域に限って分布しており、これまで考えられていたよりもかなり狭い範囲にしか分布していないことが明らかになりました。
ヘビイチゴの葉 ヤブヘビイチゴの葉
ヘビイチゴの花
山本伸子(自然・環境評価研究部)
やっと暖かくなりましたネ♪
みなさ〜ん!ゴールデンウィークの予定は・・・?
決まってない人! 1日でも空いている人!!(*^_^*)
フロアスタッフのイベントはもりだくさんです♪
ぜひ博物館に遊びにきてね!(^^)!
〜こどものひウィーク〜
☆こいのぼりコーナーでは4/12から5/31まで、みなさんにこいのぼりを
折ってもらって背景絵に自由に貼ってもらえるコーナーもありますよ♪
☆日替わりでいろんなイベントがありますよ♪
フロアスタッフとあそぼう15時より
★4/29→『川でさかなつり』
★4/30→『画はく〜こい〜』
★5/1 →『巨大おりがみ〜こいのぼり〜』
★5/3 →『しおりづくり〜こいのぼり〜』
★5/4 →『カブトを折ろう』
★5/5 →『ミニこいのぼり』
※定員があるイベントもあります。詳しくはうきうきカレンダーを
チェックしてね
〜5月のイベント〜
☆土・日のフロアスタッフとあそぼう15時より
★ 7・ 8日→「カタツムリのクイリング」
★14・15日→「画はくの日〜アメリカマストドン〜」
★21・22日→「虫ムシ宝探しラリー」
★28・29日→「恐竜ほねパズル」
☆うきうきワークショップ 10時30分〜16時まで
★29日→「とっても簡単化石のレプリカづくり 」 ¥100
博物館で楽しいひとときを過ごしませんか?
皆様のご来館、心よりお待ちしています。
フロアスタッフ 西口浩子
4月のドリームスタジオは「たんぽぽのボトルフラワーをつくろう」でした。
4月9日(土)事前準備を行い、午前中は打ち合わせとたんぽぽの採集・
整理をして、午後から練習とサンプルを作成しました。
今年はたんぽぽの咲くのが遅いようで、綿毛を探すのに一苦労し、当日に
綿毛があるか心配でしたが、2〜3日前に暖かくなり、採集できました。(ホッ)
実習では、たんぽぽの「綿毛」と「開花した花」の2種類を準備し、
参加者に好きなほうを選んでもらいました。
「開花した花」は1週間シリカゲルに埋もれた後、そっとシリカゲルを
取り除きます。美しい花のままず〜っと楽しめます。
「綿毛」はビンの中に入れて密封し、遅くとも翌日には開いていく綿毛を
観察できるので感動します。(私はこれにはまりました)
「綿毛の開花過程」
※綿毛がビンの中でこのように開いていく過程を観察できます。
会場には会員が綿毛を一本ずつ貼った「綿毛分解図」や
「セイヨウタンポポ」「カンサイタンポポ」「シロバナタンポポ」
「綿毛」などを展示しました。
また、参加者に、たんぽぽの種類や見分け方などを説明しました。
ボトルフラワーつくりでは、子ども達に混ざって大人の方も参加されました。
なお、ただいま人と自然の会では、入会セミナー募集中です。
この入会セミナーでは、参加いただいたみなさんに実体験として、ミニドリームスタジオを計画・実施していただきます。また博物館の舞台裏を見学する収蔵庫ツアーや「むしむしガーデン」の観察会も予定しています。興味のある方はチラシをご覧ください。 http://hitohaku.jp/top/11event/pdf/npohitotosizen.pdf
さあ、あなたも子供達と一緒に自然に関わる様々な活動をしてみませんか?
NPO法人 人と自然の会 田渕 鈴枝
去年の9月から飼い始めたハチにも春がやってきました。
朝、出勤してハチを預けている警備さんの部屋からハチを受取って私の1日が始まります。
春と言っても、ここ数日寒い日が続いたので、寒さに弱いハチの元気な姿が見られるか毎朝ドキドキです。
(え?動いてない?って心配になります。)
昼近くになって暖かくなると、ケースの中で元気に飛んでいます。
ここ半年以上、誰よりも近くで私を見守ってくれているオスのハチです。
ハチの話を聞いてちょっと昆虫を飼いたくなったなと思うあなた!
5月3日にカブトムシの幼虫をプレゼントするイベントがありますよ。
(13:00から配布する整理券が必要です。)
特別イベント 「カブトムシの幼虫を飼ってみよう!」については、こちら
→ http://hitohaku.jp/top/11event/beetle.html
飼い方が心配?安心してください。
虫博士から、飼い方のお話がありますよ。
幼虫の飼育ケースまたは2リットルのペットボトルを持ってきてくださいね。
小林美樹(生涯学習課&キッズひとはく推進室)
長尾南小学校さんの来館様子を紹介します。
とっても簡単!化石のレプリカづくりのセミナーを体験されました。
↓
普段は2色で作るのですが、
お友達と少しずつ交換して
こんなにカラフルに仕上がりました。
できたレプリカを光にかざすときれいなのでしょうか!?スポットライトにかざしています。
自由時間には、こんな様子も...
←巨大パズルを楽しんだり、
←もちろん展示をみて学習もしっかりされていましたよ。
ナガスクジラの骨格をみています。
団体でも楽しい ひとはく へどうぞご来館ください。
皆様のご来館をスタッフ一同お待ちしております。
フロアスタッフ せら ゆうこ
ちんげんさいの春〜カタツムリ編〜
ようこそのお運びあつく御礼申し上げます。謎の講談師、河南堂珍元斎でございます。
久々の登場で、「冬眠しとったんかいな?」という声もちらほら聞こえますが、いやいや、ちゃんと活動いたしておりました。
2月19日は鈴木研究員と明石市立花園小学校で「カタツムリのお話」。
寒い日でしたが、鈴木研究員がなんとかカタツムリを活動できるように準備してくれたおかげで、カタツムリくんたちは元気いっぱいでクチベニマイマイ、ハリママイマイ、オオケマイマイなどタヨウな種類が勢ぞろい。
対する小学生も3年生と4年生もマスク姿ではありましたが、元気いっぱい。
カタツムリは動きまわるのやじっとしているもの、殻からなかなか出てこないもの・・・小学生もたのしく触る子、逃げ惑う子、友だちに無理やり触らせる子などなど、カタツムリも小学生もタヨウな行動。
ちんげんさいのカタツムリの方言にまつわる話もカタツムリになったつもり?で楽しく聞いてくれました。
みなさんもひとはくで鈴木武研究員を見つけるとカタツムリが触れるかも・・・この顔にピンときたらカタツムリ・・・ぜひ探してみてください。
ひとはく地域研究員 河南堂珍元斎
・・・・・・つづく
午後2時より「ふかたん」があるというのに、朝から降水確率は、40%で実施は微妙でした。
12時を過ぎてとうとう雨がザーッと降ってきてしまい、予定を変更してサロンでのイベントも考えました。
しかし、行いが良かったのか2時にはすっかり晴れました。よかった!(*^_^*)
今日の隊長は、虫はかせの沢田研究員です。
どんな虫が見つかるか?!深田公園に出て観察です。
沢田研究員が、逆さにした傘に、木を揺すって虫を落としてみせます。
沢田研究員によると、この季節の虫は、幼虫なので小さいものが多いとのこと。
本当に小さな虫がたくさん見つかりました。
ヨコバエ、チャタテムシ(お茶をたてるような音を出す虫)、イラガの繭、ゾウムシ、ヨコヅナサシガメ、ナナホシテントウ、ワラジムシ、アリグモ、キリギリス、ゴミムシダマシ、コオイムシ、アメンボウ、シャクトリムシ等々、 子どもたちは 虫をみつける名人です。
子どもたちからも沢田研究員に質問です。「どうして虫がすきになったの?」
答えは、「たくさん種類がいて面白いから。1種類だったら好きになっていなかったかも」とのことです。
最後に子どもたちは、草花の密を吸って、「これは甘い。」とか「あんまり甘くない。
」とか虫の気持ちになっていました。
予定より長い散策になりましたが、有意義な時間でした。
フロアスタッフ せら ゆうこ
フタバガキ科の樹木って、ご存じですか?
フタバガキ科は、約600種が東南アジアを中心にアフリカ、南アメリ カの熱帯地方に分布しています。 とても高い樹木なんです。
では…フタバガキ科のたねは、どんな形をしているのでしょうか?
風によって、遠くまで飛ぶように、翼のような羽が発達しています。
このフタバガキ科のたねの模型を作ってみませんか?
明日、明後日の2日間
15時から『フロアスタッフとあそぼう〜くるくるとぶたね〜』を開催します。
本物そっくりのたねの模型をつくって、高い木からたねがどのように落下するのか、体験してみましょう。
集合場所は、ひとはく1階「板根とフタバガキ」展示前です(^^)/
いつでも楽しいひとはくへ、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
笹山 由利子(フロアスタッフ)
「天気は下り坂」って思ったけど、まだ雨は降ってませんね。
まぁ、下らない話だった、ってことでこらえてください m(__)m
明後日から、展示特別企画「丹波と恐竜を知ろう2011〜第5次発掘報告〜」が始まります。
今日は、担当の池田研究員からの展示のレクチャーがありました。
(熱心に話を聞く三田市政記者クラブのみなさんと博物館スタッフ)
いつも取材に来てくれている記者さんのうち2人が、今月末でひとはく担当じゃなくなるんだって。とっても寂しいなぁ。長い間、ひとはくを応援してくださって、ありがとうございました。また、担当地域が変わっても、ひとはくを応援してくださいね。
今回の展示では、新たに6つ追加された、産状レプリカが9つ並んでいます。
さらに!複数個体のカエルがうまっている化石も展示されます。
どこがカエルの化石がジックリ探してみてね。
また、これまでの発掘の様子が分かる最新映像も上映します。ゆっくり座って見て行ってね。
展示は明後日の土曜日からです。
ちょっと天気が悪いみたいだし、週末どうしようかな?と思っている人は、ひとはくへ!
小林美樹(生涯学習課)
なんだか久しぶりにポカポカ陽気ですね、フラフラッとお散歩したくなるような、うれしい気持ちです。
ふっと空を見上げると、真っ青な空に幾筋もの飛行機雲が目に入りました。
2,3本の飛行機雲は見ることはよくありますが、今日は珍しく7,8本残っていました(写真には全部写ってないですね、すみません)。なんだか得したような気持ちになってしまいました・・・・・・ヘ(^o^)/
お天気のよい日にはぜひ外の空気を吸って、そして、ひとはくにお越しください。週末の4月23日からは「丹波と恐竜を知ろう2011 〜第五次発掘報告〜」展が開催されます。ほかにも楽しいセミナーやためになるイベントも多数あります。お待ちしております。
情報管理課:八尾
それはまだ春休み中だった 4月2日の土曜日のことでした。
ひとはくサロンでは、山崎研究員によるオープンセミナーが開かれていました。
セミナーのタイトルは「体感、三角の力」シリーズ初回「トラス編」 横で取材しながら私も勉強しました!!
それで、何か目立つモノはないかなぁとウロウロ ┌|°з°|┘└|°ε°|┐┌|°э°|┘
左のような鉄塔を見つけました。
別にJRの鉄橋でもよかったんですけど、鉄塔の方が高くて、かっこいい気がして。
ここにも三角の力が使われているんですね。スゴイスゴイ!!
今度は、GW中の5月7日に多面体おもちゃ「テンセグリティ」を作ります。なんじゃそりゃ?と思ったあなた、ぜひ、ひとはくにお越しください。いっぱい楽しめます!!
何やら怪しげな積荷も見えるが 出てきたのは黒い物体。発泡ウレタンの塊だろうか?2つの大きなパーツに分かれているようだ。それよりも、荷物室の天井から吊り下げられている「魚(リュウグウノツカイ)」が気にはなっているが・・・・・
コロコロがついているようなので、手で押して 巨大エレベーターに乗せられひとはくの展示室に運ばれていく。 何階まで運ばれるのか・・・・?
到着したのは本館2階 企画展示室前 コンテナに入れられた新聞包み。めちゃようけある!! 新聞紙を一つ一つていねいに剥がすと・・・・・・中から出てくるのはクジラの骨です。 一つ一つに番号をラベリング。「ナガスクジラ(♀)27」と表記されています。これはナガスクジラの脊椎の27番目ということで、順番に先ほどの黒い塊にはめ込んでいきます。
脊椎だけで40数個組み込んでいきます。背骨(脊椎)がすんだら、脇腹というか肋骨をはめ込んでいきます。
左右にそれぞれ10数本ずつの肋骨を組み込みます。専用の六角レンチ(骨格レンチではありません!!)でネジをしめます。展示中に外れないように慎重に締め付けています。
肋骨が組み上がると、次は肩胛骨と手(!!)です。
魚でいうところの胸びれのようにも見えますが、こうして骨格をみると「手肢」ですね。
そして、およそ1時間後にナガスクジラの全身骨格標本の設営が完了しました。
4月最初の植物調査は、九州、四国、中国地方に出かけました。目指す植物はキジムシロの仲間です。
どのように探すのかと言えば、まず出発前に標本庫に収められている標本を調べ、どのあたりで採集されているかチェックします。
その上で、地図でありそうな場所を探し、ありそうな道を進みます。このあたりは長年の経験と勘が頼りです。
あとはひたすら車を走らせ、周囲に目を配ります。
以前はあったのに、道路の拡張工事でなくなっていることもしばしば。
さらに、今年は春が遅かったようで、標高の高いところでは花がまだ咲いていない様子。
それでも目を凝らし、黄色い花、3枚の小葉を必死に探します。
そして、「あったー」と思ったら、ヘビイチゴ。
「あったー」と思ったら、ジシバリ、タンポポ、キンポウゲ・・・。
と、このように騙され、欺かれながら目指す植物を探します。
そうしてようやく見つけたキジムシロ属のみなさんです。
(キジムシロ、ミツバツチグリ、ヒメツルキジムシロ、テリハキンバイ、オヘビイチゴ)
みなそれぞれ個性ある顔立ちですね。
山本伸子(自然・環境評価研究部)
4月最初の植物調査に出かけました。
そのときに高速道路から見た春の風景を紹介します。
岡山県の桃林。玉島インターを過ぎたあたりから急に山一面が桃色になり、すばらしい眺めです。九重山のミヤマキリシマに勝るとも劣らない美しさです。
広島県のタムシバ林は、知らないと気が付かないかも知れません。
鳥取県では真っ白な梨の花が満開でした。
ただ、いずれも高速道路を走っている途中なので、なかなか良い写真が撮れませんし、車が止まれるところでは、良い景色は見られないのです。
実際に行って見てもらうのが一番ですが、これらの風景は1年の中でほんの数日間のもの。残念ながら、いまはもう散ってしまったでしょう。
来年をお楽しみに。
山本伸子(自然・環境評価研究部)
今日も春爛漫♪♪
深田公園も、にぎやかです〜(^^)v
ひとはくサロンでは…
ひと足はやく、大きなこいのぼりが泳いでいますよ。
4月29日(金・祝)〜5月5日(木・祝)『こどもの日ウィーク』を開催します。
うきうきカレンダー4月 http://hitohaku.jp/top/11ukiukicalen/ukiuki1104.pdf
うきうきカレンダー5月 http://hitohaku.jp/top/11ukiukicalen/ukiuki1105.pdf
今、お越しいただくと…
こいのぼりをおることができますよ〜
できあがったこいのぼりを、大きな空に貼ってみよう!
いつでも楽しいひとはくへ、ぜひお越しくださいませ(^^)/
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
笹山 由利子(フロアスタッフ)
ホトケノザ ホオジロ と続いたので、ついでに「ホ」ではじまる生きものを思い浮かべると・・・・
あった、あった ありましたよ。
「ホトトギス」
えっ?ホトトギスは鳥だけじゃないの?
調べてみると、ユリ科の植物のなかに「ホトトギス属」というのがあるそうです。 またチャンスがあれば是非写真にしてお届けします。
明日の17日(日曜日)も、ひとはくでは楽しいイベントがいっぱいです。NPO法人 人と自然の会によるドリームスタジオや花工房などのオープンセミナーをはじめ、ボルネオ、熱帯のめずらしい生きものの話や丹波の恐竜化石の解説もあります。パソコンを使ったデジタルの虫で遊ぼうもあります。
そして、最近大きな昆虫模型も展示室に出てきていますよ。 ビックリするくらい大きいんです。実物の100倍くらいあるよ!!
とにかく、ひとはくに来れば楽しめるって、ことです。
では
この前のことです。河原で見つけた鳥がいましたね。名前は判らなかったけど、とりあえず撮っちゃえ!みたいな感じで撮りました。
そして、その後図鑑で調べたり研究員に尋ねたりして名前が判りました!!
【ホオジロ】でした。名前が判るとなんだかスッとしますね。雀のちょっと尻尾の長い鳥みたいな感じ、って覚えられそうです。そして鳥の目の下(ホオのあたり)が白っぽいということも。北村研究員、ありがとうございました。
それでこの鳥の件は一件落着、となりましたが・・・・・・(ホオジロ、ホオジロって・・・・・・)そういえば、ひとはくでやってた生物多様性大作戦の展示のなかに「アオザメ」ってのがあったことを思い出しました。
実は、このアオザメは展示室の中で、唯一不気味な怖〜い存在でした。近づくのも怖かったので、あまり写真も撮ってませんでした。
で、サメと言えば「ホオジロザメ」ってことで、繋がりました。 このホオジロザメは側頭部が白いので「ホオジロ」ザメと名付けられたと言われています。
【ホオジロ】で両方繋がったというものの、鳥の「ホオジロ」とサメの「ホオジロ」。これは同じ動物でも、「鳥」と「魚」の違いがあるから、そう混乱することはないと思います。
しかし、昨日紹介した「ホトケノザ」。これはどちらも植物。
なんとかなりませんか?
情報管理課:八尾
セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・・・って聞かれたことありますか?ご存じ「春の七草」ですよね。 この中に、【ホトケノザ】っていう草が出てきます。
左のこの写真。この時期よく見かけると思いますが、ホトケノザといいます。
花を横から見た時の様子が、「仏」様が座られる「座」を想起させると言うことで、こんな名になったようです。
さて、そのホトケノザですが、この花はこの花で可愛らしいのですが、春の七草に出てくる「ホトケノザ」はこのホトケノザではないらしい!!
なんたること!! 違う花に同じ名前が!! ホトケノザなのにホトケノザでない?!
なんだかとっても不思議な感じですね。植物や身の回りの自然に興味がわいてきたら、是非ひとはくにお越しください。研究員によるセミナーやオープンセミナー、フロアスタッフによるデジタル紙芝居やフロアスタッフと遊ぼうのコーナーなど、あなたの好奇心をくすぐってくれること間違いなし!!
ゴールデンウィークは、ぜひ ひとはくへ!!
情報管理課:八尾
やっぱり、春はいいですね!!
天気のよい日に、ぷらっと出かける。道ばたや田んぼのすみっこ、河原の土手、大きな木の陰などに可愛らしい草花が咲いてます。
デジタルカメラを片手に散歩。自分で勝手に花のアルバムを作って遊ぶ。名前の判らない草花もとりあえず写しておきます。名前は後からでも調べれば判る(はず?!)
4月24日(日)午後には、小舘研究員による「ちょっと観察!この植物」と題してオープンセミナーが開催されます。天気がよければ、深田公園まで出かけます。また、5月1日(日)には布施研究員による「花を大きくして見てみると?」のオープンセミナーがあります。こちらは、いつも見かける植物を、なんと顕微鏡で拡大して見てみるそうです(◎-◎)
植物の好きな人もそうでない人も、興味のある人もそうでない人も、是非ひとはくにお越しください。新しい発見があるかも??
あちこち散歩していると、いろんなものに出会いますよね。今回は「鳥」をトリあげます。
鳥には詳しくないので、これから図鑑で確かめたり知っている人に尋ねたりしながら、この鳥の正体を探ろうと思っています。
みなさんも、何か気になる動物や昆虫、植物などを見つけたら、是非記録を残して「ひとはくいきものかわらばん」に応募してみてください。
情報管理課:八尾
今日も、とてもいい天気。
博物館に隣接する深田公園を隊長&隊員、私1人で探検してきました。
ちょっと頑張って歩くと、スイセンが出迎えてくれます。
こんなにスイセンが咲いてるなんて!
スイセンの話はこれまで何度かブログにも出ましたね。
深田公園のスイセン→
http://hitohaku.jp/blog/2011/03/post_1135/
お花をどうぞ→
http://hitohaku.jp/blog/2011/03/post_1126/
スイセンの蕾 膨らむ→
http://hitohaku.jp/blog/2011/03/post_1125/
私のようなインドアな人でも、途中にベンチがあるから大丈夫。
深田公園の花見もなかなかなもんでしょ。
(コブシ) (ユキヤナギ)
深田公園は花だけじゃないんです。
ハクセキレイの姿も。
(ハクセキレイ)
ひとはくでは、深田公園を探検する、「ふかたん」を実施しています。
今月のテーマは「春の虫を探そう!(4/24実施)」で、隊長は沢田研究員です。
沢田隊長と隊員のフロアスタッフと一緒に深田公園を探検してみませんか?
もちろん、私のように隊長&隊員が1人でも十分楽しめますよ。
小林美樹(生涯学習課)
こんなキレイな枝垂れ桜も咲いています。
花びらは八重なんですよ〜(^^)
散ってしまう前に、ぜひ見に来てね!
そして…フロアスタッフにも、新メンバーが登場!ご紹介しましょう。
植山 貴子さんです(^^)♪
みなさ〜ん、よろしくお願いします!!
今年度から、フロアスタッフによる
『特注かんたん!化石のレプリカづくり』のセミナーも始まりました。
第1回目は…フロアスタッフ小野さんが担当しました。
おゆまるには、いろんな色があるよ!選ぶのも悩んじゃうけれど…楽しいね♪♪
背後から、なにやらあやしいひとが…
生涯学習課の癒し系〜本多先生です!
今年度も、楽しいひとはくへ、ぜひお越しください!!
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております 。
笹山 由利子(フロアスタッフ)
今日は朝から好天に恵まれています。ひとはく入口付近のツツジもキレイに花を咲かせ、みなさまのお越しをお待ちしております。
さて、3月8日から始まった【タヨウ星人原画展】 もうご覧になられましたか? えっ?まだぁ?
展示場所が、今日から4階ひとはくサロンの中央、メインストリートに移動しました。休憩コーナーと情報コーナーの間にズラッと展示しています。一番入口の違い側に、イーゼルに載せた一枚の原画があります。
これは河南堂珍元斎氏の渾身の作品「タヨウ星人マンダラ」です。
このblogの写真では判りにくいのですが、もちろん全部手書きのオリジナル描き下ろし作品で、タヨウ星人がウジャウジャいます。
およよ(ω) こんなキャラクターもいたのか!っていうようなタヨウ星人もたくさんいます。
さぁ、あなたは何匹(人)のタヨウ星人を見つけることができるか!!
http://hitohaku.jp/bjs/2011bjs.html
今年も行きます ボルネオジャングル体験スクール
7月26日(火)から8月2日(火)までの8日間
こんな生きものが、目の前にいるんだっ!! しかも、触れるんだっ!! まじ、やばっ
まずはパンフレットを見てください (申込書はしばらく待ってください)
ひとはくのある三田は、今日1日暖かく、とてもいい天気のお花見日和。
お花見に行かれた方もいらっしゃるのでは?
今日のひとはくは様々なセミナーが実施され、大賑わいでした。
古谷主任研究員による「解説!化石大集合2010」。
化石大集合の展示は今日までです。
4/23から始まる展示特別企画「丹波と恐竜を知ろう2011−第5次発掘報告」をお楽しみに。
こちらは申込制のセミナー沢田研究員による「もいちど始める昆虫採集」
野外で作戦会議中です。ケヤキには何がいるのでしょうか?
私はケヤキにいた、アカアシミノゾウムシを手の上に乗せてもらいました。
うぁ、ちっちゃ。(写真がなくて、ごめんなさい。すぐにピョンと飛んでしまいました。)
太田主任研究員の「兵庫の動物たちー春」。
10/1には「兵庫の動物たちー秋」、2/26は「兵庫の動物たちー冬」もありますよ。
今日とは、また違った話が聞けますよ。展示をご覧になる前に聞いてください。
小林主任研究員による「フズリナ化石組みたてゲーム」。大人気でした。
私も挑戦しましたが、難し〜〜〜。降参しました・・・。
小林主任研究員には、「10代20代だったら出来るのになぁ〜」なんて言われました。
なのに、参加したみなさんは、サクサクとパズルを完成させていました。
これには、小林主任研究員も「次は、もっと難しいのを作らないとな」と。
このセミナーは、7/10・10/2・12/4にも実施します!
(※ひとはく手帖掲載日より変更になっています。)
こちらは、フロアスタッフとあそぼう「おりがみでキノコを折ろう」です。
色とりどりのキノコが出来ました。
フロアスタッフとあそぼうは、毎土・日・祝日 15時〜実施しています。
詳しくは、フロアスタッフ作成の「うきうきカレンダー」を見てね。
http://hitohaku.jp/top/11ukiukicalen/ukiuki1104.pdf
そして、お向かいのフローラ88では、「かんたん!化石のレプリカづくり」を実施しました。
ひとはくセミナーデビューの本田指導主事が化石のお話をしています。
やるときゃ、やります!
フロアスタッフの寺尾さんと有村さんも大活躍。
このイベントには200名近くの方に参加いただきました。
きれいなレプリカが出来たね。
花見はシーズンがあるけれど、
ひとはくは、いつ来ていただいても、「ひとはく日和」ですよ。
小林美樹(生涯学習課)
先日、北村研究員のオープンセミナー
「熱帯の森に暮らす生きものたち」 がありました。
まず2階から1階展示室を見下ろしながらの観察から始まり、
スロープをおりて行きます。
ボルネオには、見たことのない植物や動物が住んでいます。
日本の生きものとの違いについての説明もありました。
←参加してくれた子ども達も興味津々で観察していました。→
博物館ではこのように、楽しくどなたでもご参加いただける、
ひとはく博士によるオープンセミナーを土・日・祝日に行っております。
是非、お越しください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。
フロアスタッフ せらゆうこ
今年も行きます!! ボルネオ!!
まもなくボルネオジャングル体験スクールの申込書をホームページに掲載します。今年もたくさんの応募があると思いますが、今しばらくお待ちください。
ひとはくでは、4月17日(日)と4月29日(金・昭和の日)、お昼の12:00と13:00の2回、オープンセミナー【ボルネオ、熱帯のめずらしい生きもの】を予定しています。ボルネオジャングルや熱帯に興味のある方は是非ご参加ください。本オープンセミナーの受講料は無料です。
みなさん FLETS@MEDIA STUDIO(フレッツ@メディアスタジオ)ってご存じですか?
神戸三宮のミント神戸6Fにある、兵庫県内初の参加型地域情報発信基地のことなんです。
なんで突然にこんな話をするかというと・・・・ひとはく情報便 春 と題して4月26日まで情報発信しています。100インチの超大型モニタや65インチの大型モニタ数台設置してあり、そこにボルネオジャングル体験スクールの映像や丹波恐竜化石発掘の様子の映像などが流れているんです。
そして、部屋の中には、たくさんのパネルでひとはくの紹介があります。
三宮に行ったら、是非「ミント神戸6F」フレッツ@メディアスタジオを覗いてきてください!!
あっ、期間限定だから・・・・4月26日を過ぎたら見られません (ω)
ツクシがたくさんありましたが、半ば開いてました(*_*) ちょっと遅かったか。
つくだ煮にしてよくいただいたのですが、みなさんはツクシは食べられますか?
美味しいですよね、つくしって。
ライオンタンポポじゃなくて、本物のタンポポですよ!! タンポポについては、いまトピックス展を開催中です。是非見に来てくださいね。
情報管理課:八尾
今日は春休み最後の日曜日 というのもあってか、ひとはくは大入り満員!! 満員御礼、ありがとうございます、の日となりました。
全部は紹介できませんが、今日はいろんなセミナーや催しがありましたよ。
半田研究員による「小さな化石を探そう」の様子です。終了予定時刻を過ぎても、熱心に探し続けていました。ここでは恐竜の化石ではなくて、植物の化石のようですよ。何か化石が見つかったのでしょうか?
中セミナー室では、キヨスミウツボにまつわる秘話を聞かせてもらっていますよ。「けったいな植物」と言うことですが、ミニ企画「植物画で語るキヨスミウツボの生活」展は、4月10日までです。お早めにお越しください!!
県立御影高校の生徒によるキノコの解説です。三橋研究員とともに調査・研究を継続し、共生のひろばでも常連の彼らがひとはくで大活躍です。「六甲山のキノコ展2011」は5月15日までですゾっ!!
小さなお子様連れ家族に大人気!! フロアスタッフとあそぼうのコーナーでは、昆虫えんぴつホルダーつくりです。中に押し入っていくのも窮屈なほどの人でした。いっぱいいっぱいお越しいただきありがとうございます。フロアスタッフも大忙しでした。でもみんなに楽しんでもらえてホッとしていることでしょう!!
デジカメでイベントの状況を取材中のフロアスタッフも、ご覧のとおり”てんてこ舞い”するほどのにぎわいぶりでした。いつも沢山のお客さんにお越しいただいて嬉しい”喜びの舞”かも知れませんけど!?
全部紹介できていませんが、ひとはくは今年もいっぱいいっぱい楽しいセミナーやイベントを提供していきます。是非、ご家族おそろいでひとはくにお越しください。
情報管理課:八尾
風薫るぽかぽか陽気の4月2日
ひとはくサロンでは、山崎研究員によるオープンセミナー「体感、三角の力 わりばしを組んで乗ってみよう トラス編」がありました。
こんな感じで、組み立てていきます。お家の人にも手伝ってもらいましたよ\(^^)√
セミナーの様子は山崎研究員のwebサイトにも紹介されていますよ。こっちには、動画もあるぞっ!!
山崎研究員の軽快なおしゃべりで、楽しさあふれるオープンセミナーになったようです。
今回体験し損ねた方、大丈夫です!! 次回の 「体感 三角の力 テンセグリティ編」は5月7日(土)です。お楽しみに!! 是非ご家族連れでお越しください。楽しいこと間違いなしです!!
情報管理課:八尾
明日から新年度が始まります。新しい生活をスタートする人もいるでしょう。
ここ、ひとはくでも新たな春を迎える人たちが。
笑顔で見送りたいと思います。
総務課津田さん。(隠し撮りしてみました。いや、完全に気付かれていたな・・・。)
今では、頼れる事務職員です。
爽やかな笑顔をありがとう。私は、津田さんの怒ったところを見たことありません。
津田さんの仕事を紹介しているブログです。
http://hitohaku.jp/blog/2010/03/post_655/
遠藤研究員。今頃東京でしょうか。
セミナーでは、お客様の疑問にとことん答えます。
生涯学習課の無理なお願いも快く聞いてくれました。
そして、私の心をいつも癒してくれました。
とっても元気なフロアスタッフ杉江さん。
杉江さんの紙芝居は、かなり演技派!1年間、ありがとうございました。
そして、平松生涯課長。
まさに老若男女問わず、人気者です。
そして、生涯学習課員にとっても、頼りになる課長でした。
みなさん、ありがとうございました。
とても×2 寂しいですが笑顔で見送りたいと思います。
新しい職場でも活躍をお祈りしております。
小林美樹(生涯学習課)
公園には数種類のスイセンが植えられています。スイセンの仲間は夏の間、地上に葉を出さず休眠しています。春先になるといち早く芽吹き、花を咲かせます。暖かいところでは1月から花が見られますが、深田公園では3月に入ってからです。スイセンは地中海沿岸からユーラシアにかけて40種ほどが分布していますが、副冠(ふくかん:中央の黄色い筒状の花弁)が小さいスイセンのグループと副冠が大きく発達するラッパズイセンのグループがあり、ヨーロッパでは1850年頃から品種改良がおこなわれ、1万種以上の園芸品種が知られています。
スイセンの花は子房下位なので、子房上位のユリ科と区別され、ヒガンバナ科に分類されます。白い6枚の花弁に見える部分は、外側の3枚がガクで、内側の3枚が花弁です。ガクと花弁の区別がつかないのは、ユリ科と共通しています。内側の黄色の筒状になった花弁はスイセン特有のもので、とくに副冠(ふくかん)と呼ばれています。国内では、海岸の暖地に見られ、越前海岸や淡路島の灘黒岩、立川の水仙郷は有名です。日本のスイセンは3倍体で、種子をつけないことから、古く中国を経由して渡来したものと考えられています。日本で初めて「水仙」が文書に登場するのは室町時代になってからです。
スイセンの学名(ナルキッスス)はギリシャ神話に登場する美少年、ナルキッススに由来しています。ニホンズイセンの花言葉は「自己愛」、ラッパズイセンの花言葉は「報われぬ恋」とされています。今年は水仙の芽吹きが遅れているので、サクラの花と同時に楽しめるかもしれません。
ラッパズイセン全景(縦位置) ラッパズイセン全景(横位置)
ニホンズイセン全景
外側の白い部分が花冠。
内側の黄色い部分が副花冠。
ニホンズイセンの花。 側面から見たところ。 左の濃い緑色で紡錘状に膨らんだところが子房。
藤井俊夫(自然・環境再生研究部)
皆さんこんにちは
「人と自然の会」では、毎年3月、所属している活動サークルや活動グループが神戸市立須磨海浜水族園からの依頼に応じて、来館者を対象にしたいろいろなプレゼンテーションを行っています。
この活動を通じて、来館者(とくに子供達)に自然や環境について皆さんの関心や興味を深めて頂けることを願っています。
今年は、3月7日(日)に、「人と自然の会」のサークル「古代の会」が「彩色勾玉づくり体験」のイベントを行いました。(午前10時から午後4時半まで実施)
前日は、人と自然の博物館周辺では雪がうっすらと積もる寒い一日でしたが、当日は雪もなく、まずまずの日和となりました。
大勢の来館者があり、遠くは岸和田からバス3台でやって来た子供会の皆さんなど、各地からの来館者でにぎわっていました。
入り口を入ってすぐの大水槽の前、大ホールにおいてのプレゼンテーション。
会場はうす暗くしてあるので、勾玉づくりのためには手元が暗く、スポットライトと特製のランターンを用意しての展開となりました。
人と自然の博物館で実施している通常のプレゼンテーションとはとても雰囲気が異なり、ある意味幻想的とも言える場となりました。
参加してくれた子供達には、勾玉の制作を通して古代の人々の生活の様子、勾玉の使われ方や勾玉に懸けた願いなどについて語りかけ、また、自然の中にあるロウセキとその使われ方などを話して、「現代の日常」と「昔の日々の日常」の違いなどが、少しでも伝わったかなと振り返りながら軽い疲れを覚えつつ帰路に着きました。 当日のイベント参加者数は、78名でありました。
なお、ただ今人と自然の会入会セミナー募集中です。
人と自然の会では毎月第3日曜日にだれでも参加できるファミリー向けの
「ドリームスタジオ」を実施しています。この入会セミナーでは、参加いただいた皆さんに実体験として、実際にミニドリームスタジオを計画・実施していただきます。
また、舞台裏を見学する収蔵庫ツアーや「むしむしガーデン」の観察会も予定しています。興味のある方はチラシをご覧ください。
さあ、あなたも、子供と一緒に自然にかかわる様々な活動をしてみませんか?
人と自然の会−古代の会 石倉則雄
みなさん 今ひとはくでは「植物画で語るキヨスミウツボの生活」という展示をしていますが、この展示もあと2週間、4月10日までで終了します。
もうご覧になりましたか? まだの方はお早めに!
展示の様子
キヨスミウツボ アジサイ
展示に関連した耳寄りなお知らせです。
この展示に関連した講座を行います。
キヨスミウツボに魅せられて、長年調査研究を続けてこられた中西 收(おさむ)さん(兵庫県植物誌研究会)が、現地調査でのいろいろな体験をお話しくださいます。
2.わたしはこうして植物画を描いた
ひとはく連携活動グループ「GREEN GRASS」の田地川和子さんが、キヨスミウツボを描いた時の苦労話などをお話しくださいます。田地川さんがご自宅で植物画を描くときの方法についてもお話しくださいます。
3.ギャラリートーク
植物画の作者のみなさんによる展示解説です。それぞれの作品の魅力をお話しくださいます。
ふだんは絶対に聞けないお話ばかりです。
キヨスミウツボのことは知らなくても、植物画をちょっと見てみたいという方は、ぜひ4月3日の講座にお越しください。
申し込みは不要です。当日入館されれば、自由に参加いただけます。
みなさまのお越しをお待ち申し上げます。
高橋 晃(自然環境評価研究部)
以前、ひとはく新聞(ハーモニー68号:2010.3)で紹介した植物大好き福岡さん(ひとはく地域研究員)が撮影した花粉の写真が図鑑「教科書に出てくる 植物1花だんの花」に掲載されました。
福岡さん
のひとはく新聞掲載記事はこちら→
http://hitohaku.jp/publications/sinbun/sinbun68/68_2.pdf
花粉をじっくり見ることってないよね?むしろ、花粉に悩んじゃってる?
ホントにいろんな形があって、綺麗なんです。
福岡さんが撮影した写真が掲載されている図鑑は、ひとはくの4階図書コーナーで見ることができますよ。
図鑑だから、花粉症の心配も無用!
私の話を「ホントぉ?」と思う人は是非見に来てね。
小林美樹(生涯学習課)
2002年に寄贈された『田村コレクション』(2002-0021)はほとんどカミキリで,その主要部分はコブヤハズカミキリの仲間です.各地を巡って自力採集された日本有数のコレクションです.また,標本がきれいに展足してある点も特筆に価します.全個体がビシッと丁寧仕上げの標本なのです.
576024
フジコブヤハズカミキリ
長野県,Tobira Pass
そのままで,こんな感じのゴツゴツ感満点の標本写真が撮れます.それぞれ数枚撮って深度合成したものです.標本の撮影と合成は匠の技(担当:清水さん,西村さん)で,これも丁寧に進めています.
次の段階はデータベースの標本データと登録画像データを関連付けです.非常に単純な事ですが,現システムでは一括処理ができないのでストック中です.現状でも一件づつ手入力で関連付けることは可能といえば可能ですが,そんな丁寧仕上げはありえませんし.
というわけで,セダカコブの勇姿をここにちょっとだけ公開.
579862:セダカコブヤハズカミキリ:奈良県,Mt.Odaigahara
579123:セダカコブヤハズカミキリ:鳥取県,Mt.Daisen
578965:セダカコブヤハズカミキリ:徳島県,Mt.Tsurugi
580487:セダカコブヤハズカミキリ:熊本県,Kikuchi-Suigen
580162:セダカコブヤハズカミキリ:大阪府,Minoo
579366:セダカコブヤハズカミキリ:島根県,Mt.Makuragisan
579668:セダカコブヤハズカミキリ:香川県,Mt.Hoshigajo Shodoshima Is.
やはり地域ごとに違いますねぇ.
昆虫共生 沢田
2月16日に紹介したスイセン http://hitohaku.jp/blog/2011/02/post_1097/
さて 今日の朝の様子
この場所がどうも一番日が当たって、温度が高い場所のようです。
蕾(つぼみ)が一杯一杯に膨らんでいました。
明日には花が開くのでしょうか?
きょうのふかたんは 古谷隊長と一緒に 深田公園の石ころを探しに出かけました。
始めに ひとはくサロンで 顕微鏡で石を観察したり スライドを観てから
さあ〜元気に出発!
どんな石ころが みつかるかな〜
スロープの道を公園へ降りていくと
ありました! コロコロリン
すべらないでね〜
コンクリートの道にも〜
みんなで ふかたん地図も書きました。
次回のふかたんは 4月24日(日)
テーマは「春の虫をさがそう!」
2時〜
4階ひとはくサロン集合です!
沢田研究員と一緒に 春らんまんの深田公園で
いろんな虫を探してみましょう!
皆様 ぜひお越しください。
おの まゆみ (フロアスタッフ)
どこかで春が・・・♪
「ひとはく」のある三田にもようやく春の足音がしてきています。
学校は、もうすぐ楽しい春休みですね。
いろいろな予定を立てていらっしゃるのでしょうか?
ひとはくでも、フロアスタッフによる楽しいイベントを実施します。
3月26日(土)、27日(日)は「ひとはくキューブパズル」
大きな立体のキューブを使ってのパズルです。
大きなタヨウ星人を作っちゃおう!
4月2日(土)、3日(日)は「昆虫えんぴつホルダーをつくろう」です。
てんとう虫とちょうちょの型紙を用意していますよ。
4月のフロアスタッフのイベントは
4月9日(土)、10日(日)「うきうきおりがみ−キノコ」
4月16日(土)、17日(日)「画はくの日−キノコ」
4月23日(土)、24日(日)「くるくるとぶたね」
と、めじろおしです。
春の楽しい一日をぜひ「ひとはく」で。
みなさまのお越しを心よりお待ちしています。
フロアスタッフ すぎえりょうこ
昨日の昼休み,当館の藤井主任研究員にくっついて,近所のオウレン群落を見てきました。
おおっ!一面咲いてる!
数日前は雄株の雄花しか咲いていなかったそうですが(→藤井研究員のブログ),今日は両性株の両性花もチラホラ咲いていました。
これが開花中の両性花。
黄緑色の部分が雌しべで,その外側に雄しべが見えますね。
写真では大きく見えるかもしれませんが,1つの花は直径1cmくらいです。
この日は雪がチラついていましたが,時折差し込む日の光を狙って,写真を何枚か撮影し,満足して館に戻りました(写真下段: 左は両性株,右は雄株)。
(自然・環境評価研究部 布施静香)
昨年の9月から、ハチを飼い始めて半年が経ちます。
最初は大谷主任研究員の「寿命が2週間ぐらいだから」という話で、「それぐらいの期間なら」と思い飼い始めました。
(これまでのお話はここを
☆私のいきものかわらばん
http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_877/
☆いきものかわらばん 番外ブログ編2 〜ハチのオスは刺さない(^^)
http://hitohaku.jp/blog/2010/09/2_8/
☆私のいきものかわらばん 続編3〜ハチと過ごす年末年始
オスは8匹、メスは1匹だったのですが、それこそ寿命でオスが2匹、メスが1匹になりました。
(左がオス 右がメス )
朝、出勤して動かないハチの姿を見るとギクッ( ̄□ ̄;)!!とします。
最近は私自身のことより、時候の挨拶のように「あのハチたちは元気?」なんて、館員に聞かれます。
夜は冷え込むので、警備さんに預かってもらったり、私が博物館不在の時は生涯学習課員に餌のお世話をしてもらったり、ハチたちはみなさんにお世話になっています。
だんだん暖かくなってきたので、動きも活発になってきます。
もう少し、みなさんにハチの話を続けることが出来そうです。
小林美樹(生涯学習課)
今日はケヤキの(半めくれ)樹皮下で越冬している虫を探してみました.深田公園のケヤキの多くは近年に植栽されたものらしく,かわるがわる,いつも虫だらけです.しかし今回は期待に反してゾウムシがほとんど見られず,モリチャバネゴキブリ(の若虫)を少し見かけた程度.あとはカニグモ(?)の仲間くらい.
モリチャバネ,カニグモ(?),凹みのヨコヅナサシガメ
ケヤキの枝の折れた跡などの凹みで,ヨコヅナサシガメの若虫が,かたまっていました.若虫で越冬して春に羽化するのです.
ヨコヅナサシガメはふだんは全体が黒でチョコッと赤や白いところがある,トガッたデザインなのですが,脱皮直後は大部分が赤色です.特に羽化したての成虫は全身燃えるような赤で,見どころ(?)だとされています.
真っ赤状態のヨコヅナサシガメ(4月下旬,布施研究員撮影)
サシガメの仲間は口吻で獲物を刺して吸う虫,肉食のカメムシです.なかでもヨコヅナサシガメは最大級なので,ヒトでも刺されると激痛です.動きはあまり敏捷ではありません.派手な色彩は一種の警告色だろうと考えられます.
深田公園のケヤキには年によって色んな虫が発生します.ヒロヘリアオイラガは常連の一つで,幼虫はいろんな木の葉を食べますが,ケヤキにも多く,秋になると繭を作るため大枝や幹に降りてきます.成虫は緑と褐色の鮮やかな分断模様,幼虫はウミウシみたいな派手な色彩と,それぞれ美しい虫です.ただし幼虫に毒棘があるのが玉に傷.これも警告色でしょう.
ヒロヘリアオイラガとヨコヅナサシガメ
で,秋に,ヒロヘリアオイラガが大挙降臨してくる頃,このヨコヅナサシガメが口吻を差し込んで体液をチュウチュウ吸っているのを見かけます.両方とも外来種ですし,ケヤキじたいも植えたものですので,ぜんぜん自然ではないのですが,自然の営みが実感できる光景です.
今回も3DSで3Dで見られます(真っ赤な成虫の画像を除く).3月3日の場合と同様に,JPGでダウンロードしたうえでMPOに変えて下さい.他のMPO対応3D機器でもたぶん同様に3D視できると思います.(詳しくはコチラを)
昆虫共生 沢田
暦の上では【啓蟄(けいちつ)】を過ぎましたが、なんだか寒いですね。冬型の気圧配置がまだ若干残っているようです。風邪などひかれませんように・・・・
そして、丹波竜化石発掘現場はご覧のとおり・・・・
コンクリートでフタをしました。
続きを発掘する時は、このコンクリートを砕いてからです。
第5次発掘調査の報告は、来週中に行います。日時が決定すれば、またお知らせします
みなさんこんにちは
3月26日(土) 午後2時から始まるオープンセミナー用の材料の下見に行ってきました。
博物館の周囲の深田公園は、まだ寒く、それでも街路樹のトチノキの芽が動き出しています。
植木についてきたヒノキバヤドリギが寒さで枯れているところも...
それでも観察に適した材料を探していると、ヤブツバキの花が...
近くには、栽培のカンツバキも。カンツバキはヤブツバキとサザンカの雑種と言われています。
見分け方を知りたい方は、ぜひオープンセミナーにお越しください。
近くの雑木林の中を歩いていると、オウレン(黄連)の芳賀が咲いていました。
これは、葉が細かく裂ける、セリバオウレンです。
オウレンの雄花です。ちょうど、咲き始めていました。
ちょっとピンボケですが、オウレンの両性花。まだつぼみです。
26日には、オウレンの両性花も咲いているはず。
花の構造や、違いをじっくり見たい方は、ぜひオープンセミナーに、ご参加ください。
再生研:藤井俊夫
今日は先日までの雪ではなく、ひとはく周辺もとっても良い天気です。
週末はひとはくへぜひお越しください。
今日は、フロアスタッフのうきうきワークショップ「オオムラサキペーパークラフト」を16時まで開催中です。(今日だけですよ!!)
▲さっそくたくさんのお客様が参加されています
このイベント、10:30〜16:00 この時間内にいつお越しいただいても作ることができます。ぜひお越しください。
また、新聞にも報道された「ミキヒメザルガイ」も今日から展示中です。
これは兵庫県北部の北但層群で、地元の長岡佳介様が採集され、ひとはくに寄贈してくださった標本の中から、新種であることが明らかとなったものです。
▲3階「丹波の恐竜化石」展示の前です
今日のイベントをご案内しましょう。
11:00〜 デジタル紙芝居「アリクイさすらいアリ」(フロアスタッフ)
11:30〜 熱帯の森の音を楽しむ(北村研究員)
11:30〜 展示室ツアー「兵庫の自然自慢ツアー」(フロアスタッフ)
14:30〜 デジタル紙芝居「アリクイさすらいアリ」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「画伯の日〜化石大集合2010」(フロアスタッフ)
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
「曲竜類(よろい竜)の歯の化石」も展示中ですよ。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(広報担当:生涯学習課長 平松紳一)
ボンボリーニ!
3月3日から[3D 小さな美麗虫!クチブトゾウムシ]をミニ展示をし
ています.小さいけれどよく見るときれいなクチブトゾウムシの仲間の標
本の3D画像の展示です.
そもそもゾウムシ類は長い口吻で植物に穴をあけて産卵し,幼虫は植物
の中で育つのが基本です(だからゾウみたいな姿なのです).しかし,穴
を掘らなくなった仲間もいて,そのひとたちの口吻は短いです(まぁ,バ
クかブタっぽいです).幼虫は土の中で根などを食べて育ち,成虫は地上
で様々な植物の葉を食べて生活しています.
中でもクチブトゾウムシの仲間は体が小型で,特に口吻が太短くなって
います.まさに葉をバリバリ食べまくるのに適した形です(かなりブタっ
ぽいです).
体は黒っぽい地色ですが,様々な色の鱗片(チョウの鱗粉のようなもの)
に覆われていて,.全体的には緑色や茶色に見えます.拡大してみるとラ
メラメでオシャレです.
で,博物館では22インチのモニタでみられますが ↓ の画像をクリッ
クして現れる拡大画像を3DSのSDにコピーすると,3Dで見られます
(ためしに三枚だけ)(パソコンではモノラルにしか見えません).
トゲアシクチブトゾウ,クロホシクチブトゾウ,オオクチブトゾウ
□□ 3DSで見る方法 □□
パソコン上で ↑ 画像をクリックすると大きな画像になります.
これをダウンロードしてください.ファイル名が;
MNHA0007.jpg
MNHA0026.jpg
MNHA0041.jpg
となっているはずです.
このファイル名の拡張子"jpg"を"MPO"に変えてください.つまり;
MNHA0007.MPO
MNHA0026.MPO
MNHA0041.MPO
にしてください("mpo"でもいいですけど).
これら3つのファイルを,3DSのSDカードのデジカメ・イメージのフ
ォルダ;
DCIM/100NIN03/
などの中にコピーしてください.
あとはSDカードを3DSに戻し,いつも写真を見ているようにしてくだ
さい.3月2日のところにゾウムシの画像が出てきます.
注意:3DS,SDカード,パソコンの取り扱いについてはそれぞれの説
明書にしたがってください.誤った操作をすると重要なデータを壊す危険
性がありますのでご注意ください.
昆虫共生 沢田
3月5日(土)からはじまる「タヨウ星人原画展」
準備すすんでます (・o・)
ボードにピンを打ち込むのですが、固くて固くてなかなかすんなり刺せません。四苦八苦します。私は指を痛め、撮影に専念(ごめんなさい)
大谷隊長の指揮のもと、通りがかりのスタッフもいっしょになって10人ほどで作業をしました。ありがとうございました。 m(_ _)m
準備が進みます。
みるみるうちに仕上がっていきます。
作業開始からほぼ一時間
おかげさまで、準備が完了に近づいて来ました。
なんだか、まちかどギャラリーのような雰囲気になりました。
3月5日から5月8日まで展示しております。ぜひお子様連れで、ご家族で観覧にお越しください。
大文字屋分店店主
★★ お知らせです ★★
2月25日発行の「ひとはくレター(メールマガジン)」でも紹介されていますが、あのタヨウ星人たちの原画展が開催されます。
タヨウ星人のキャラクターはここでチェック!! → http://hitohaku.jp/biodiv/creatures.html
チラシなどはこちらから → http://hitohaku.jp/top/10event/2010genga.html
大文字屋分店店主
県立御影高校による「六甲山のキノコ展〜野生のキノコの不思議な魅力〜」、ただいま開催しております。連日、キノコを目当てに来館してくださるお客様に来ていただき感謝です。
こんな時期にキノコが、と思われる方はぜひ一度おこしください(5月15日まで開催!)。
標本製作の技術が、きのこワールドを支えております。
ことしのポスターも気合いが入ってます。昨年に引き続き、3年生の吉田さんの作品です。
美しい仕上がりです。おねえさんのとなりにいる犬は誰がモチーフなのか気になりますが。
画面下側に、にゅきにょきとバランス良くキノコを生やして多様性を演出する表現力がすごいです。
いつもありがとうございます。
展示は、凍結乾燥した標本を特殊樹脂にて含浸処理したものを並べております。3年前に製作したものも、全然遜色ない状態です。樹脂の含浸方法についても、御影高校のお家芸となりつつあります。べっとりと塗りすぎず、それでいて樹脂量が不足して脆くならないように、きのこにあわせた濃度で処理されています。注射器で内部注入したりと、技が磨かれています。これに加えて、プラスティック樹脂封入標本も加わり、約350種、500点が並んでいます。
さらに今年は、御影高校環境科学部でキノコ狩りに但馬地方の鉢伏山に日帰り遠征。
その成果のうち、巨大なハナビラタケも展示されています。こんな大きな標本は珍しいです。
女子2名による大発見です。
これだけではありません。とにかくキノコだらけです。
6種類のキノコのニオイも体験できます。
カレーのニオイがするもの、とっても臭いやつ、ぜひ体験ください。
兵庫きのこ研究会による美しいキノコの写真がずらり。やっぱり標本と見比べると写真は美しいです。
そして、高校生お手製のきのこイラストバッジ(COP10でも人気!)。ミュージアムショップで販売しております。ひとつ120円です。
御影高校の生徒さんたちの力作の展示です。ぜひみなさん、おこしください。
そして、今回も前回もずっ〜と、キノコの鑑定や現地指導をサーポートしてくださった兵庫きのこ研究会の皆様、いつもいつもありがとうございます。
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【場外編】
展示の設営もみんなで手分けして実施してもらいました。みなさん、慣れてきたのでとても手際良いです。2月11日と12日の半日づつを使って、実質的にはほぼ1日で設営完了です。
大きな展示台(日本海VS瀬戸内海の展示でオサガメを乗せてたもの)のレイアウトを検討中。御影高校の近くに住んでいるキノコをこよなく愛する小学生の和田君やOB/OGも手伝ってくれてました。
無事、展示ができあがりました。ポスター、とても格好いいです。
六甲山のキノコ展〜野生のキノコの不思議な魅力〜、ぜひぜひ見に来てください。
(みつはしひろむね)
先日(2011年2月23日),久々に早春の篠山を訪れました。
目的はセツブンソウ(節分草)。
ちょっと時期が早いかなあ,でもここ三日ほどでずいぶん暖かくなったしなあ,と悩みながらも篠山市東部にある群落へ。
お目当ての群落を訪れると・・・咲いていました!
直径2cmくらいの小さな花ですが,他の草たちはようやく芽をだしたかどうかという時期なので,素敵です。
つぼみも多くありましたが,日当たりの良い場所では,写真のようにたくさん咲いていました。
セツブンソウはキンポウゲ科の植物。
白い部分は「がく」で,その内側にある黄色く見える部分が「花びら」です。一見,花びらには見えませんね。この黄色い部分には蜜腺があるので,この日もミツバチたちが訪れていました。さらにその内側の紫色の部分は雄しべの葯(やく)。さらに内側には雌しべがあります。
せっかくここまで来たのだからと,続けて篠山市西部の群落へ。こちらのセツブンソウは時期が早すぎるだろうと覚悟していたら,やっぱり早すぎて,開花個体はありませんでした。
そのかわり,ユキワリイチゲやセリバオウレンの花をなんとか見ることができました。3月に入ったら,もっと多くの花々が見られるでしょうね(下の写真:ユキワリイチゲ(左:葉とつぼみ,右:開花中の花))。
(自然・環境評価研究部 布施)
ひとはく3階のトピックスコーナーでは現在「新着資料 横山章 葉脈標本コレクション」をご紹介しています。
みなさんは葉脈標本を作ったことがありますか。葉をアルカリ溶液で10分くらい煮て、色が変わったら葉肉を歯ブラシでていねいに落として葉脈だけを残します。インクで染色するととてもきれいです。ヒイラギのように厚い葉はうまくいきますが、薄い葉は破れやすく難しいです。
実はこの方法は短時間でできる簡易バージョンです。横山コレクションは本格的な葉脈標本です。そのちがいは「葉肉をとらない」こと。だから顕微鏡で観察すると葉脈だけでなく葉の表面の毛や気孔も観察できます。葉肉をとらなくても観察できるようにするために、アルカリ処理をおだやかに常温で長時間(48〜72時間くらい)行います。この方法で常緑樹の厚い葉だけでなく落葉樹の薄い葉まで、いろいろな種類の植物の葉脈標本が作られています。
このていねいに作られた葉脈標本は何に使われるのでしょうか。横山さんは神戸層群の植物化石の調査を行っており、葉の化石の種類を調べていました。この時に役に立つのが葉脈標本です。葉脈の特徴を現在の植物と比較することで、化石の葉の種類を検討するのです。化石として見つかる葉の中にはすでに日本から消滅したものもあるため、横山コレクションにはアメリカやヨーロッパの植物も含まれています。
今回の展示では、葉脈標本と共に神戸層群産植物化石を展示しますので、葉脈を見くらべてみませんか。それから葉脈標本の画像データをホームページの収蔵資料検索に順次追加する予定です。
明日2/26から検索できます!
検索キーワードに「葉脈標本」と入力してご覧ください。
半田久美子(自然・環境評価研究部)
(アカガシの葉脈標本)
(レッドオークの葉脈標本)
もうすぐ3月。学生のみなさんは学年末や卒業式をひかえ、勉学(?)に励まれていることでしょう。
こちらの写真は、社会見学で《ひとはく》に来館された「西宮市立安井小学校5年生」のみなさんです。
この日はフロアスタッフによる特注デジタル紙芝居「丹波の恐竜たんたんのひとはくナイトミュージアム」をご覧頂いた後、班ごとに分かれて館内を見学されました。
学校で作成したワークシートを片手に、問題を解きながら館内を自由に散策中です。
さすがに5年生、班行動もバッチリ!もちろん迷子になる人はいませんね〜
現在4階ひとはくサロンで開催中の「六甲山のキノコ展」(http://hitohaku.jp/blog/2011/02/post_1098/)に興味深々♪
きのこのマンガを作成した男の子から、感想をたくさん教えてもらいました。
ぜひ今度、スタッフにもまんがを見せてくださいね♪
彼女は野島断層の動く模型がお気に入りだそうです。
またひとはくに遊びにきてくださいね!まってま〜す♪
フロアスタッフ てらおゆみこ
2月5日(土)に、三田市環境セミナーの一貫として、はじめて冬の星空のもとで実施しました。23名の親子が参加してくれました。 はじめに環境セミナーらしく、「地球温暖化」の話からはじまり、「天体望遠鏡について」のお話、それから実際に天体望遠鏡 を作り、その望遠鏡でお月さんなどを見ました。幸い天候にも恵まれ、2月上旬にしては風もなく、おだやかな星空のもと 実施することができました。
「なにか地球が変だぞ(地球温暖化)」から、はじまり、はじまり
あれ、なんで手を挙げているの?そうなんです、クイズです。
☆ではここで、クイズです。(答えは最後に) 去年、世界で自然災害でなくなったり、行方不明になった人は、実に30万人おられます。1位は、ハイチでおきた大地震の22万人です。2位は、ロシヤでのある自然災害で、5万5千人の人がなくなっています。さて、どんな自然災害だったでしょうか。
1 暑さ 2 洪水 3 干ばつ
天体望遠鏡を作る前に、「天体望遠鏡ってなーんだ」のお話
さぁ、いよいよ天体望遠鏡を作るぞ!
★この天体望遠鏡は、口径4cm、アクロマートレンズ、焦点距離420mm
倍率35倍の小さいながらも、木星のガリレオ衛星や土星のかわいい環も見えるすぐれものです。
完成だ!早くお星さんを見たいな。
最初に、西に沈みかけている月齢2のお月さんに挑戦してもらいました。あの大きなお月さんが、なかなか望遠鏡に入ってくれません。そうなんです、眼で見ると大きく見えるお月さんを導入するのも、はじめてだと結構難しいんです。でも、苦労してお月さんが見えると「わぁ、きれい」という歓声が、あちこちから聞こえました。次に、木星に挑戦。木星のお月さんも見えるんだ、と驚いていました。
☆クイズの答え 1の暑さが正解です。日本でも去年の夏は暑かったですね。ロシヤでは、暑さ(熱波)で亡くなったり、暑さで山火事が自然発生し、5万5000人ものロシヤの人がなくなりました。これも地球温暖化が影響しているといわれています。 (国連発表)
NPO法人 人と自然の会(星の会)
田中 慎悟
日本産昆虫の目録(1989年モノ)は本編の厚さが5センチ以上あり,1000頁にわたってびっしり虫の名前が載っています.しかし,その中でカマキリはたった1頁だけです.しかも頁の上半には大きな「カマキリ目」の見出しがあり,下半には大きめの余白があって,実質半頁に2科6属9種が載っているだけです.カマキリは昆虫の中ではごくごく少数派.その割に存在感が大きい不思議な仲間です.
カマキリは体じたいも大きく,親しみやすい虫ですし,種数も少ないとくれば調べ尽くされている感じがします.でも,まだまだ分かってないことがあります.ヒメカマキリとサツマヒメカマキリの関係もその一つだそうです.
先日,本当はカミキリ屋さんの中峰空氏がヒメカマキリ類の標本調査に来られました(で,この話題は受け売りです).収蔵品データベースにあたっても,実際に標本をさがしても,博物館所蔵のヒメカマキリ(類)の標本は9匹のみ.ほとんどが県内の昆虫相調査の成果品です.これらの標本をチェックし,ラベルのデータをメモって行かれました.採集月日から判断してサツマらしいのはいないとの話でした.
九州にはヒメカマとサツマヒメの両方がいて(ということは地域変異とか代替種関係とかではない),交尾器が異なり,そのつもりで見ると他の形態でも区別できるとのこと.なにより両種で周年経過がちがう,特に越冬の仕方がポイントで,ヒメカマは卵で,サツマは幼虫だそうです.なるほどねぇ.だとすると「南のカマキリが北上して”冬”に遭遇」→「二派あり,それぞれに適応」→「別種として同所的に共存」みたいなストーリーが思い描けます.おもしろい話です.たしかにヒメカマの卵鞘はフカフカが少なくて凍えそうです.苦労してるんすねぇ.
ところが,国内外の記録を探すと従来の同定を100%信頼できる状況ではなく,”冬”がない所にも両種ともいることになっており,分布もちゃんと調べないとはっきりしない状況.さらに昨今はヒトによる分布攪乱が進行している懸念も.げげっ,またしても多様性の破壊?!
標本を見ていて,以前に撮った写真を思い出しました.この機会に発掘してプルプル化しました.これは沖縄本島で2月に撮ったものです.さぶさぶさぶ.
昆虫共生 沢田
2月14日(月)〜23日(水)の午前中まで、淡路島の南あわじ市阿万(あま)にあります、国立淡路青少年交流の家(独立行政法人国立青少年教育振興機構)で、館外展示やセミナーを行っております。
▲参加者募集のチラシです。島内のほとんどの学校にご案内しました。
この青少年交流の家のある吹上浜(ふきあげはま)は、海浜植物や昆虫など、特徴的な生物の他に、和泉層群(いずみそうぐん)と呼ばれる”しましま”の地層が見られます。この地層は恐竜が生きていた時代である”中生代”の地層で化石も見つかることより、これらの貴重な自然を、島内の学校の方々や地域の方々、この施設を研修でご利用のみなさまにご紹介しようと、化石や絶滅危惧種の館外展示、化石発掘のセミナー、レプリカづくり体験を実施しました。
▲南あわじ地学の会の皆様にもご協力いただきました。来館者に説明する代表の野田さんです。南あわじで産出した貴重なアンモナイトの化石も特別に展示。
2月15日(火)には、地元南あわじ市立阿万小学校6年生35名を対象に、展示物を使った化石や丹波の恐竜、生物多様性に関する授業を行いました。また、化石のレプリカづくりも体験していただきました。
▲本物の化石を使っての説明。わかりやすかったかな? 兵庫県ではここにしかいない「ヤマトマダラバッタ」の巨大模型にびっくり! 沢田研究員特製の3D写真に感激!! 鈴木研究員提供の生体展示「アワジマイマイ」こんなの普通にいるよとのことでした。でも島外にはいません!?
2月19日(土)に開催しましたセミナーでは、化石発掘体験に10組23名(応募は50組程度あり)、レプリカづくり体験には169名の方々に挑戦していただきました。
▲解説中の古谷主任研究員。県立淡路三原高等学校の科学部3名も参加していただきました。化石発掘現場に移動、交流の家の職員さんに大変お世話になりました。
▲一方ロビーでは、化石のレプリカづくりが大盛況!! スタッフの寺尾さん、大本さんお疲れさまでした。パネルの解説も大賑わいでした。
この館外展示は2月23日の午前中で終了しますが、展示期間を通じて多くの方にご覧いただけたと思います。交流の家に研修で宿泊されている方々にも研修の合間にご覧いただくとができました。また機会がありましたら実施できれば良いなと考えております。
淡路青少年交流の家の情報は
↓
http://awaji.niye.go.jp/
(生涯学習課 西岡敬三)
今日はとってもいいお天気〜まさに、ふかたん日和です!! 本日のテーマは『冬の鳥をさがそう!』 隊長は北村研究員!
さっ、さすが!先生!!DSだぁ(^^)子ども心をキャッチ〜DSで鳴き声をききましょう! 深田公園の池には、オシドリに、カワウに、カルガモもいたよ!
みなさん、最後まで地図作りにご協力いただき、ありがとうございました(^^)/
地図は、4階ひとはくサロンに掲示中〜ぜひ、見にきてくださいね。
次回ふかたんは、3月19日(土)「石ころをさがそう」 隊長は古谷主任研究員です。
いろいろな発見ができる、とってもたのしい『ふかたん』に、みなさん、ぜひご参加ください!
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。
ささやま ゆりこ(フロアスタッフ)
2月11日の夕方、共生のひろばを終えて自分の机に戻ってくると外国からの郵便物が届いていました。ハングル文字が並んでいます。韓国からの郵便物のようです。
開封してみるとKorean Journal of Ornithologyという韓国鳥学会が発行している雑誌の最新号と論文の別刷りが同封されていました。
2009年10月に韓国から2名の研究者がひとはくにやってきました。朝鮮半島で採集された鳥類標本のデータベースを作成する目的で、世界の主要な博物館や大学の収蔵庫を巡り、標本写真の撮影を行っているそうです。当館に収蔵されている小林コレクションには、数百点の朝鮮半島産の鳥類標本が含まれており、数日間の滞在期間中に二人でテキパキと標本を撮影していました。
2010年3月に韓国から再びメールが届きました。小林コレクションの標本に含まれていたエトピリカという海鳥の標本が、実は朝鮮半島初記録だったそうです。論文として報告したいので、該当標本の外部形態データを送って欲しいとの依頼でした。その後、測定値や原稿をメールでやりとりし、完成した原稿を韓国の鳥学会誌に投稿していたのでした。
肝心のエトピリカの標本は、1933年8月2日に豆満江という中国と北朝鮮の国境を流れる川で、東京農業大学の人(氏名は不明)が採集したものでした。普段は一般公開されることなく収蔵庫で厳重に保管されている標本ですが、こういった形で研究者に利用されることで、新たな発見につながることもあります。
北村俊平
寒さの中にも木々の枝先にはつぼみがふくらみ 地面からは
水仙の葉が 顔をのぞかせています。
そっと春は近づいてきました。(*^_^*)
みなさんも外へ出て 小さな春を探してみませんか〜\(^o^)/
2月19日(土)と3月19日(土)のふかたん≪深田公園うきうき探検隊≫では、2時から深田公園へ出発しますよ。
★2月のふかたんは「冬の鳥を探そう」 ・・・どんな鳥がいるかな?
★3月のふかたんは「石ころをさがそう」・・・いろいろな石をみつけよう!
研究員の先生と一緒に小さな春がいっぱいの深田公園を探検してみましょう。
ひとはくの催しは盛りだくさんです。
ぜひ ひとはくへ お越しくださいませ。
フロアスタッフ おの まゆみ
丹波市山南町上久下の発掘現場付近には雪が残っていました。
昨年の11月から始まった第五次丹波恐竜化石発掘調査も大詰めを迎えてきた2月15日、発掘現場で記者発表が行われました。
かなり深いところまで掘り下げられています。斜度も結構あります。
急な坂道で、転げて落ちそうな感じでもあります。ここでおおよそ3ヶ月間、発掘作業が進められてきました。
出てきた石片は土嚢袋の詰められ、おおよそ1,500〜1,600袋分の岩石が積み上げられました。
これは今後、石割調査を進めたり、各地での「石割体験事業」などにも使われたりします。この中から世紀の大発見があるかも?
さて、この第5次発掘調査も大詰めにきていますが、今回も終わり近くに大きな化石が発見されたようです。まだクリーニング等行われていないので正確なことは判っていませんが、今回の第5次発掘調査期間中ではもっとも大きな化石だと思われます。
またこれらの結果は後日(3月頃の予定?)改めて発表されますので、しばらくおまちください。
情報管理課:八尾
この時期、恒例となりました県立御影高校によります「六甲山のキノコ展2011 〜野生のキノコの不思議な魅力〜」を開催いたします。昨年、一昨年よりもさらにパワーアップして、約350種、500点の標本を展示します。御影高校生による1年間の活動成果をぜひご覧ください。野外では、これだけのキノコを一度には見ることができませんが、博物館なら可能です。きちんと樹脂などを活用して、原型を残して標本化すれば、生物多様性の豊かさをそのまま見ることができます。野外とはひと味違うキノコの多様性の世界を体験してみてはいかがでしょうか。また、キノコのニオイを体験するコーナーもあり、5種類のキノコのニオイをかぐこともできます。
ぜひ、みなさんご参加ください。
期間: 平成23年2月15日(火) 〜 5月15日(日)
場所: 兵庫県立人と自然の博物館 4階ひとはくサロン
観覧料: 無料 (博物館観覧料が必要です)
主催: 兵庫県立御影高等学校
共催: 兵庫キノコ研究会・兵庫県立人と自然の博物館
<趣旨>
兵庫県立人と自然の博物館では、平成23年2月15日から5月15日まで、「六甲山のキノコ展2011 〜野生のキノコの不思議な魅力〜」の展示会を開催します。この展示は、当館および兵庫県立御影高等学校、兵庫きのこ研究会との共同開催となります。
六甲山には、たくさんのキノコが生育していることをご存じでしょうか。今回の展示では、これまで3年間かけて御影高等学校が総合学習等の一貫として調査研究を進めてこられたキノコ標本を一堂にならべて展示します。この3年間にわたり調査した結果、四季を通じて採取した標本約350種500点余りを得ることが出来ました。これだけの種類のキノコが一堂に展示される機会は、国内でもほとんどありません。これらの標本は、凍結乾燥と特殊樹脂の含浸といった特殊な技法を用いて製作されており、野外と近い状態で保存することができます。これらのキノコについて、その特徴や発生時期、温暖化の影響に関する研究成果報告、また人間生活や文化との関わりなどを含めた解説パネルを展示いたします。これにより、六甲山再度公園のキノコの高い多様性を県民に知ってもらうと同時に、野生のキノコの面白さを伝え、身近な場所の豊かな自然を実感してもらうことを目的としています。さらに、本年度のCOP10交流フェアーへの高校生の参加報告についても行います。
<主な展示物>
神戸市北区に位置する六甲山系・再度公園(修法ヶ原)において、平成20〜22年に採集したキノコを特殊処理した含浸標本および樹脂封入標本について、約350種類、500点を展示します。代表的な種類としては、ヤマドリタケモドキ、サンコタケ、カラカサタケ、スッポンタケ、イボテングタケ、ノウタケなどです。毒キノコや食用に適したもの、染色に使うもの、薬用に使うもの、あるいは香りがユニークなものなどを機能別に紹介します。とくに、香りについては、来館者がにおいを体験できるコーナーを設けます。珍しいものでは、国内でも数件しか確認されていない「セイタカノウタケ」や「ワカクサウラベニタケ」、亜熱帯性のキノコで夜に蛍光する「シイノトモシビタケ」などを展示しています。このほか、キノコの写真や標本を使ったジオラマ、キノコの出現傾向などの生態に関する研究成果もパネルで紹介します。
【追加】
こちらのブログ記事もご覧下さい。
http://hitohaku.jp/blog/2011/02/post_1108/
今朝は昨夜からの雪で博物館周辺は真っ白に!!
そんな中、年に1度の「共生のひろば」が行われました。
今年で第6回。今日は2月20日(日)昼の12時から放映される「週刊ひょうご夢情報」の取材で兵庫県企画県民部知事室広報課 広報専門員の吉田泰子さんが来られました。
▲ホロンピアホールで河合雅雄名誉館長の基調講演「動物たちの反乱」を熱心に聞いている吉田さん
▲「広報専門員だより」にも2月20日の番組が紹介されています。
番組の中では、県立大学附属高等学校自然科学部生物班や、みやまあかね生態研究会(愛称「あかねちゃんクラブ」)も紹介されます。
▲博物館2階で開催されている「共生のひろば」展。口頭発表だけでなく、ポスター発表にもたくさんの作品が展示されています。
「共生のひろば」展は4月3日(日)まで開催しています。ぜひ、お越しください。
また、「曲竜類(よろい竜)の歯の化石」も展示中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(広報担当 生涯学習課長 平松紳一)
なお、「共生のひろば」では、下記の発表が受賞されました!
【館長賞】
OP-02 「六甲山再度公園におけるキノコの出現傾向から温暖化指標キノコを探る」
中川湧太・中川貴博・小野菜津・長町龍臣・小島あかり(兵庫県立御影高等学校 環境科学部生物班)
OP-12 「クツワムシはどこにいる?−加西市と篠山市の分布調査−」
高田 要・河井典子(ひとはく連携活動グループ 鳴く虫研究会「きんひばり」)
PP-17 「六甲山上「二つ池環境学習林」の保全整備と活用」
堂馬英二(六甲山を活用する会)
PP-20 「ミヤマアカネリサーチプロジェクトの取り組み」
宝塚市立西山小学校
【名誉館長賞】
OP-06 「コンクリートの川にホタルを増やそう〜池尻川ホタル再生計画 Vol.2〜」
瀬戸山知晴・大森聖和子・室崎隆春・棘木 悠・奥 絵梨香・清内優一・鈴木魁人・土居恭子(兵庫県立有馬高等学校 科学部)
OP-10 「我が家はたぬき御殿 〜防犯カメラを使った動物たちの観察〜」
河井典子・河井 周・河井 晨
PP-01 「「わたしたちの暮らしと大地」(石ころクラブ活動報告)」
辰巳淳子(石ころクラブ)
PP-16 「一粒の大豆から、親子で味噌作り!」
鈴木久代・矢野直子・松田裕子・松浦百合・西浦睦子・長町美幸・入口紀代里(ひとはく連携活動グループ NPO法人さんぽくらぶ)
【審査員特別賞】
OP-04 「六甲アイランドに植栽されたタブノキを激しく食害するホシベニカミキリ」
中安慎太郎・堀内湧也・牧田 習(ユース昆虫研究室・吉村卓也(ひとはく連携活動グループ テネラル))
OP-15 「メダカの保護を主とした篠山市立今田地域での環境学習」
浅田智広・大江 健(篠山市立今田小学校)
PP-18 「製造所の緑地を活用した生物多様性への取り組み」
林 孝夫(大阪ガス(株)姫路製造所)
【会場注目賞】
OP-02 「六甲山再度公園におけるキノコの出現傾向から温暖化指標キノコを探る」
中川湧太・中川貴博・小野菜津・長町龍臣・小島あかり(兵庫県立御影高等学校 環境科学部生物班)
OP-15 「メダカの保護を主とした篠山市立今田地域での環境学習」
浅田智広・大江 健(篠山市立今田小学校)
本日のフロアスタッフとあそぼうは『おひなさまづくり』でした。
朝から雪が降る中、大勢のお客様にご参加いただきました。
朝の深田公園です。一面の銀世界です。寒いー!
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まずはじめに、好きなおりがみをえらんで、おひなさま、おだいりさまを折ります。
とてもかんたんですよ!
おひなさまをみんなで折ります。上手に折れるかな? あとは台紙に自由に飾り付けをします。
みんなの一つだけのおひなさま、楽しく作ってぜひお家にかざってみてください。
完成しました〜★みなさんのおひなさまとってもステキです!
こちらのイベントは明日(12日)も明後日(13日)も午後3時から行います!
みなさまのご参加をこころよりお待ちしております。
フロアスタッフ にしぐち・おおもと
わたしの部屋からは植栽のシャリンバイが見えます。年末には黒っぽい果実が鈴なりでしたが、1月になって急に果実が減ってきました。そういえば、通勤途中の街路樹の果実もかなり減ってきています。
周辺には落ちた果実(黒色)とともにたくさんの種子(茶色)が落ちていました。鳥が吐き戻した種子のようです。
シャリンバイだけではなく、別の植物の種子を含んだ糞もありました。どこか別のところで食べた果実の種子でしょう。
わずかに残っていたシャリンバイの果実の前に自動撮影カメラを置いてみたのが1月13日。1月15日の午前中には、既に果実が無くなっていました。二日間に撮影された400枚中、60枚にシャリンバイの果実を食べに来たと思われる鳥が撮影されていました。
撮影枚数が多い順にツグミ、ヒヨドリ、シロハラでした。シロハラは林床をウロチョロしている鳥というイメージが強いのですが、こんなベランダの植裁の果実も食べに来るようです。
北村俊平
プルプル地形図 有馬〜六甲〜丹生山 (左が北)
詳しく知りたい方は掲載誌「きべりはむし」(←キベリハムシにちなんだ誌名)を検索してください.PDFでダウンロードできます.第33巻です.
さて、ひとはくでは毎月第一木曜日に定例の記者発表を行っています。
地元三田の記者を招いて記者懇談会を開き、発表内容を詳しく研究員らから説明させていただいているのです。
今月も3日にありました。
そして、そこで紹介したミニ企画展、トピックス展が昨日から3つ始まっています。
■植物画で語るキヨスミウツボの生活
※詳しくは→ http://hitohaku.jp/exhibits/temporary_old/2010/mini10.html
■新着資料 横山章 葉脈標本コレクション
※詳しくは→ http://hitohaku.jp/exhibits/topics/2010/topics10.html
■ふるさとの仲間を見守る展
※本冊子の紹介はこちら→ http://hitohaku.jp/press/2010/20101104/nakama.html
そして、エントランスホール内のショップでは昨日から新商品が入っていました(^^)
▲「恐竜egg」だそうです。卵形のケースに入ったかわいい恐竜たちです(^^)
▲これはトリケラトプス?角があるからわかりやすいですね
▲これは肉食恐竜のような、でも背中の感じはステゴサウルス?
▲こちらも可愛い顔をしてますね。体型はイグアノドン似?
いずれもゼンマイ仕掛けで動くそうです。小さなお子様に喜ばれるかもしれませんね(^^)
▲ショップには本物の化石のほか、恐竜のフィギアやキーホルダー、その他、お菓子まで様々な商品をそろえています。ぜひ、お立ち寄りください。
さあ、「曲竜類(よろい竜)の歯の化石」も展示中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(広報担当 生涯学習課長 平松紳一)
今朝のブログでご案内したうきうきワークショップ「チョコレートでつくるアンモナイト化石のレプリカ」ですが、さっそく第1回から超満員でした(^^)
▲定員いっぱいの15名の方が参加されました
▲ひとはく「メイド・カフェ」ではありませんよ(^^; エプロン姿は、当館フロアスタッフの寺尾さんです。
▲使うチョコは本格チョコレート専門店、神戸マキィズさんから分けていただきました。
※マキィズさんとは、これまでにも連携イベントを催しました。
去年のイベント http://hitohaku.jp/blog/2010/07/post_788/
▲チョコレートはデリケートです。しっかり温度も管理しながら・・・
▲とっても楽しそうですね。どんなレプリカが完成するのか(^^)
このイベント、10:30〜16:00 この時間内にいつお越しいただいても作ることができます。ぜひお越しください。
フロアスタッフのイベントはまだまだあります。今日もこのほかに、
11:00〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ボルネオジャングル体験ツアー」(フロアスタッフ)
14:30〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「画伯の日〜うさぎ」(フロアスタッフ)
など、いつも館内で頑張っているフロアスタッフのご紹介でした。
さあ、「曲竜類(よろい竜)の歯の化石」も展示中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(広報担当 生涯学習課長 平松紳一)
久々のブログです。1月11日から一昨日まで長い冬眠生活(^^;
という訳ではありません。すでにこのブログでもいくつか紹介されているように、メンテナンス休館中にはいろいろなことがありました。
そして、私の最大の仕事は「ひとはく手帖2011」の編集作業でした。
毎年発行される「ひとはく手帖」はひとはくの1年間をぎゅぎゅっと詰め込んだ冊子です。
表紙も合わせると総132ページをすべてイラストレータというソフトで版下をつくるのです。
「ひとはく手帖編集チーム」のメンバーによって休館中も毎日、入稿作業、確認作業、校正作業が続けられて、今年は2月4日、つまり一昨日校了しました。
▲今年の表紙は「スナビキソウ」
発行予定は2月11日(金・祝)「共生のひろば」の日です。
館内でも配架します。郵送希望の方は「ひとはくセミナー倶楽部」にご入会ください。
http://info.hitohaku.jp/cgi/ml/usr_menu_smnrclb.asp
さあ、今日もひとはく館内は様々な催しが行われています。今からでも間に合います!!
▲開館前の準備中!!本当に間に合うのでしょうか??
6日(日)
10:30〜16:00 うきうきワークショップ〜チョコでつくる化石のレプリカづくり
■もうすぐバレンタイン・デー。というわけではないのですが、男の子も大歓迎です!!
このワークショップに参加してチョコレート製の化石のレプリカをつくってみませんか?
この時間内にいつお越しいただいても作ることができます。ぜひお越しください。
11:00〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ボルネオジャングル体験ツアー」(フロアスタッフ)
14:30〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「画伯の日〜うさぎ」(フロアスタッフ)
そして、「曲竜類(よろい竜)の歯の化石」も展示中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(広報担当 生涯学習課長 平松紳一)
昨日(2月4日),ひとはくに面白いものが持ち込まれました。それは「カゴタケ」。キノコの仲間です。
「何これ?」「えっ,きのこなの?」「ボールみたい」など,反応は上々。
本当にユニークな形です。
カゴタケは,地上に生えるキノコ。若い時(幼菌)は,袋に包まれていますが,成熟すると袋をつきやぶって白い籠が出てきます。左の写真は籠が大きく広がった状態。内側に見える黒い粘液は,グレバと呼ばれる部分で,ここに胞子があります。
産地は三田市。標本にするべく処理をしました。
面白い生き物・不思議な生き物を見つけたら,博物館に持ってきてくださいね。
<自然・環境評価研究部 布施静香>
寒波続きの一ヶ月半、今冬初めてど真ん中に高気圧が出てくる予想。
平成23年2月3日
2:30 起床、2:50発、ストックを玄関に忘れて引き返し。
3:20 某所再び発
5:30 戸倉峠着、山女魚茶屋の手前5分の所にチェーン装着場があり駐車。
5:50 ヘッドランプを点けて山女魚茶屋発マイナス5度、ワカンジキのトレース有、歩きにくい。
7:00 最初の屈曲点橋通過、ワカンジキのトレース消える、雪は軽いパウダー。
谷底の鹿が慌てて登ろうとするが、雪でズルズルポチャンを何度も。
7:30 第二屈曲点、林道を外れて斜面をジグザグ直登、峠を直接目指す。
8:30 林道にクロス、直ぐに坂ノ谷ツアーコース尾根に取り付く。
10:00 ブナ林上部終点、快晴無風。ブナの霧氷というより樹氷が落ち始める。
11:10 三の丸着。左下の若桜氷ノ山スキー場から5名程度のスノーシュー、スキーのパーテイあり、氷ノ山に向っている。
三の丸から氷ノ山往復には2時間はかかる、どうも足が弱って無理が利かん、三の丸で止める事にする。
快晴無風暑いほど・シャツ一枚で汗が湯気になる、
11:45 三の丸から滑降開始、波打ってはいないのだが風パックの雪は曲がり辛い。
気温が上がり雪は直ぐに腐り、曲がれない。木陰北斜面は快適、パウダーじゃーー。
12:40 峠林道に出る、林道が思ったほど滑らず、ワックスで少々は解消。
14:00 山女魚茶屋着。
14:30 戸倉手前駐車場発、
16:30 帰着。ぐいっとビール後爆睡。
もう日差しは春。
ひとはくが火事?なのか?
いえいえ、そうではありません。
落ち着いてください。
これは、今日行われた避難訓練の1コマです。
館内の非常ベルがけたたましく鳴り響き、訓練と判っていても「ドキッ!!」とします。
慌てずに避難誘導と非常持ち出し、救護活動。いつ非常事態が起こるか判りません。職員も全員参加で、その時に備えます。
三田市消防署から署員の方に来ていただき、避難する時の注意点、消火活動の際の注意点など、「イザ」という時のための心構えをご指導いただきました。全員真剣に聞きます。
その後、実際にオイルパンの中で燃えさかる炎を前に消火器での消火訓練を行いました。
非常事態は火事だけではありません。いろんなケースが想定されます。その対処の一つとして今回は「AED」の使用方法についても学びました。
とても楽しく判りやすい講習会でした。
できればAEDを使ったり消火器を使ったりという機会がないのが望ましいことですが、それでも万が一の場合は、これで安心。参加した職員も、この先何かが起こっても、自信を持ってお客様をお迎えすることができるようになったと思います。
情報管理課:八尾
2月3日 今日は【節分】ですね。
節分は、季節の分かれ目という意味もあり、ちょうど今の時期の節分は明日から「春」と言うことですね。
そうです、明日は暦の上では「立春」と言うことになります。
みなさんのおうちでは「豆まき」をしたり「巻き寿司」の丸かぶりをしたり、と伝統的(?)な行事はされたでしょうか?
<豆> → <魔滅> → <魔を滅っする> に通ずるという説もあります。
「いわし」も食べますよねぇ。「イワシの頭も信心から」といように、古くからイワシを焼く煙が邪気を払う、とされていました。
「巻き寿司」は「恵方巻」ともいいますね。その年々の恵方(今年は南南東)を向いて、黙って丸かぶりします。子どもの頃、兄弟三人で喋りながら食べてて、親に怒られたこともありましたけど(^^ゞ
この巻き寿司(太巻き)には七福神にちなんで七種類の具材を使うとか。
「科学的に正しいかどうか?」ということよりも、「人間の知恵」として受け継がれてきた行事のうちの一つなんだろうと思います。
なにはともあれ、インフルエンザも流行っています。風邪などひかれませんように、邪気を払って健康にご注意ください。
ひとはくは2月5日(土)から、再び開館です。
職員一同、みなさまのご来館を心よりお待ち申しております!!
情報管理課:八尾
今日のひとはくは「博物館と幼稚園・保育園フォーラム」を開催いたしました。
本日のフォーラムのテーマは『博物館が幼稚園や保育園と仲良くするにはどうするの?』
幼稚園・保育園の先生や保護者、幼児教育に興味のある方々30名に集まっていただきました。
小舘企画調整室長の開会のあいさつ。昨日のサッカーアジアカップの試合に例えて、「ひとはくは、みなさんに長友選手のようなやわらかいパスをします。」と。
司会はフロアスタッフ美濃さんです。よどみない進行です。
☆八木主任研究員による、実践講座「園児が虫を持ってきたら?」。
「園児が虫を持ってきたら?」 → 「イヤな顔をしない。」
ゴキブリは家の中だけじゃなくって、外にもいて、コオロギと似たようなもんなんだって。だからそんなにイヤがらないで。
そして、私が飼っている、長寿記録のハチたちも友情出演。
☆FSリーダー笹山さんによる、ひとはくでも工夫
FSの業務の紹介をしました。将来は、みなさんの元へ出張イベントも???
今日の発表にいたるまでに、
(発表内容の打ち合わせ) (リハーサル)
☆ひとはくを利用してみて
いつもご利用ありがとうございます。
(北摂第一幼稚園 津田先生)(キッズポート保育園 高井先生)
ひとはくで学んだことをどう保育に入れていくかが課題だそうです。
同じ展示でも年齢別に感じること見たいところが違うんだね。
(みこころ幼稚園親子学級のみなさん)
毎年、虫とりのセミナーを受けに来てくれています。
親子で虫とりなんて、楽しい夏休みですね〜。
☆(キッズプラザ大阪での展示やワークショップの事例と工夫について プランナーの石川さん)
1日平均3種類、各2〜8回、申込不要・参加費無料のイベントをしてるんだって。こりゃ、行ってみないと!
今朝の三田の気温は、−4℃。寒っ。そんな寒さにも関わらず大勢の人が集まってくれました。
☆フリートーキング
参加した方からも、いろんな話を聞けました。
急に指名して、ごめんさいね;;;。
閉会です。もっと、話を聞きたかったけど、時間がなくて残念。
今日は幼児教育のプロから、年齢に応じたワークショップの必要性を教えていただきました。そして、出前や出張のニーズが多いことも分かりました。
ご参加ありがとうございました。
ひとはくは、展示だけでは、ありません。小さなお子様から大人まで楽しめるセミナーもありますよ。興味のある方はひとはくにお越しください。2月5日(土)より開館します☆
小林美樹(生涯学習課)
メンテナンス休館の間は暖房になっている部屋は限られているので,館内は日に日に寒くなっていく感じがします,建物自体が芯から冷えてるというか,熱容量ですねぇ.
で,中ではこんな事をしています.
展示に出していた昆虫標本の収納作業
展示特別企画[瀬戸内海vs日本海]で陳列していた標本を収蔵庫に戻しました.収蔵庫に持ち込む際には防黴防虫の処置を施す必要があり,収蔵庫の門前にあるディープフリーザに入れます.なんと-90℃.出した際に霜が降りる(梅雨時など[空気中にこんなに水が!]と驚くほど付きます)ので,フリーザーに入れる前にあらかじめ標本箱を厚いビニール袋にくるみます.で,数時間,普通は念のため一日入れて取り出します.常温に戻るのに1時間ほど.で,やっと袋を脱いで収蔵庫に御帰還です.昆虫標本の場合,標本箱単位で棚に戻せる場合もありますが,一点ごと[召集]された標本はそれぞれのふるさとへ[復員]です.
展示すると照明や温度変化による劣化は避けられませんし.慎重に作業しても低い確率で破損は生じます.展示は[見せるだけで減るもんやなし]と思われがちですが,標本管理上,展示はリスクにさらす事であり,ある意味,減るもん,なのです.
これから出す展示物の調整も進行中
[瀬戸内海vs日本海]で出していた3Dの機材を使いコンテンツを変更したり新作を追加したりして2月からミニ展示します.いちおうタイトルは[3D巨大甲虫出現!]
モニタが二台に増殖し,しかも一台は縦置きにして虫をさらに大きくしようという計画です.
横置きのほうは約70コマを12編のアニメに組み,それを6頁のHTMLを順繰りに表示して一周4分,縦置きのほうは22コマを3編,3頁で一周3分 … とチマチマ計算したり.朝夕のオンオフや継続中の節電モードの入り具合を試運転中です.
ぎっしり甲虫だらけなのでせっかく作った縦横のロゴはボツです.なのでここに貼って宣伝用にします.乞御期待.
ソレ用のモニタで見ないと意味のないロゴ
昆虫共生 沢田
2010年は国際生物多様性年でした。ひとはくでも、生物多様性大作戦を展開した上、名古屋でCOP10が開かれた10月には、会場にブースを設けて、兵庫県における生物多様性への取り組みの現状を世界に向けて発信しました。
生物多様性はメディアに取り上げられることも多く、人々の関心を引くこともできました。しかし、最近の日本では、いたずらに流行を追って付和雷同し、盛りが過ぎれば見捨ててしまう傾向が極端です。生物多様性に向けての目も一過性で終わるのではないかと心配しておりました。
国際生物多様性年は、12月の金沢のクロージングの集いで幕を閉じました。12月の国連総会で、これからの10年を生物多様性の10年とする、日本からの提案が採択されたことは知っていますか?この問題について、長期的な取り組みがなければ、人類の生存を全うすることなどあり得ないとの認識です。その上、以前からの取り決めで、2011年は国際森林年です。生物多様性のうちでも、とりわけ森林の生き物との共生に、真剣に取り組もうという年です。
COP10会場「生物多様性交流フェア」 ひとはくブースのようす。 1万人を超える方々が訪れました。
ひとはくはひとはく独自に日本の博物館活動を活性化する術を求めて行動します。しかし、地球規模の動きに合わせて活動を効率的に育てるのも無意味ではありません。生物多様性の10年が進行しつつあることも、2011年が国際森林年であることも意識しながら、新展開から10年になる今年のひとはくの活動が展開します。ひとはくの活動は、ひとはくに集う人たちの活動であり、これからひとはくで共に学習しようとするはずの人たちへの呼びかけの活動です。
「共生のひろば」のようす。昨年は58件の発表者と330人を越える聴講者がひとはくに集ま り、活発に意見交換を行いました。
紙の上の目前の豊かさだけに執心し、一過性の「はやり」に振り回されているうちに、日本は何とも情けない国に落ちようとしています。日本列島に住んでいた先祖たちは、きびしい自然の脅威に喘いでいたときでさえ、毅然とした態度で生き抜いてきました。わたしたちの世代が、日本列島を人の住めない場に追いやることだけは避けたいものです。そのためには、わたしたち自身が、いま何を学び、何を行うか、見定め、考えることです。誰かに教えられ、あっち向いてホイ、と生きることは奨められません。自分の目で見、自分の頭で考え、何か問題があればひとはくを訪ねて、館員や館に集う人たちといっしょに学習し、行動したいものです。
岩槻邦男(館長)
「化石大集合2010」では、古い方から古生代、中生代、新生代と、大きく3つに区分されている地質時代ごとに、人と自然の博物館に所蔵されている化石の中でも特に状態の良いものを選んで展示し、各時代を分ける大量絶滅事件についても解説しています。展示標本の中には開館後に購入して、これまで展示機会の少なかったものなど、ひとはくの「お宝」とも言えるすばらしい標本も含まれています。
ここでは解説のさわりとして、各時代の標本の中から一つずつ紹介します。
古生代では「デボン紀の化石密集標本」です。
(写真1:デボン紀の化石密集標本)
これは多数の腕足類に三葉虫、ウミユリ、コケムシなど古生代デボン紀の海底に生息していた生物の殻が密集して含まれているもので、当時の海底で腕足類が繁栄していたようすをよく物語るものです。
中生代では、ジュラ紀の「リムルス」(カブトガニ)です。
( 写真2:「リムルス」(カブトガニ))
この標本は、始祖鳥など大変保存のよい化石の産出で有名な、ドイツのゾルンホーフェン産の化石で、カブトガニの体の後ろには、このカブトガニの這(は)った跡が残っています。つまり、化石となったカブトガニの死の直前のい行動が記録されているのです。
新生代では「コピドドン」(哺乳類)です。
(写真3:「コピドドン」(哺乳類))
この標本は新生代古第三紀の化石産地として有名なドイツのメッセル産で、腹部の内臓の痕跡や、体毛なども保存された、大変保存状態のよい標本です。
このオ^プンセミナーでは、特徴的な標本の解説の他に、各時代の生物全体の特徴、時代による生物界の変化、各時代を分けた大量絶滅事件などについてわかりやすく解説します。その中で、理解していただきやすくするために、腕足類などの、手にとってごらんいただくことのできる標本も用意しています。
古谷裕(恐竜タスクフォース)
新年あけましておめでとうございます。
みなさん、お正月はゆっくり過ごせましたか?今年のお正月は、雪が降ったり寒〜い日が続きましたね。でも、博物館にはたくさんのお客様にお越しいただいて、館内は大にぎわいでした。
こちらは、4日と8日に行われたフロアスタッフとあそぼう「ぶんぶんごま〜うさぎ〜」です。人気のぶんぶんゴマ、今年の干支のうさぎバージョンです。
3人兄弟かな?楽しそうですね〜。
6日は「ひとはく メガ☆カルタ」。博物館の展示についてのカルタです。二人とも、とっても速かったです!
7日は「ぴょんぴょんうさぎ」。
牛乳パックで作ったうさぎがぴょ〜んととんでいきます。上手に作っていますね〜。
9日・10日は「うさぎのおめんづくり」。最後にみんなで写真をとりました。みんなのうさぎさん、かわいいですね。
元気でかわいい子供たちの想像力は、本当に素晴らしいです。イベントの度にたくさんのエネルギーや、あたたかい気持ちをただいています。お客様と近くでふれあえるスタッフの特権です!
そして、昨年もたくさんのお客様にお越しいただき、イベントにご参加いただき、有難うございました。休日の度に、ひとはくに来てくださるお客様も、私達スタッフと同じようにひとはくを愛してくださっていることがとてもうれしく、感謝の思いでいっぱいです。
いつも本当にありがとうございます。
博物館はしばらくの間お休みをいただきますが、また2月5日より、開館いたします。5日(土)にはさっそくイベントもありますよ★
長い休館日があける2月5日(土)にうきうきワークショップを行います。
今回は〜動物おりがみを作ろう〜です。
簡単に折れるものから少しむずかしいものまで、自分で好きな動物を折ってカレンダーかざりつけちゃいましょう!
みんなどんなカレンダーを作ってくれるのか今から楽しみです。
うきうきワークショップ〜動物おりがみを作ろう〜
実施日 2月5日(土)
時間 10:30〜16:00(時間内はいつでも参加できます)
場所 4階ひとはくサロン
参加費無料
15:00〜からのフロアスタッフとあそぼうは「画はくの日〜うさぎ〜」。
みんなで今年の干支のうさぎを観察しながら、絵を描きましょう!
詳しくはうきうきカレンダーをごらんください。
http://hitohaku.jp/top/10ukiukicalen/ukiuki1101.pdf
2月からも、ひとはくまで足をお運びいただいたお客様にめいいっぱい!楽しんでいただけるように、スタッフみんなで頑張ってまいります。
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
フロアスタッフ 美濃 杏奈
こんなのを売ってました.体長約7cm,前肢の指は2本.
模型の車幅が23ミリ(実車は2490mm)なので約1/100くらいとして恐竜の体長は
7mの計算になりますね.ティラノの大きい個体はこの倍ほどあるようです,デカッ.
昆虫共生 沢田
昆虫標本の撮影は,ポージングに関して,かなり単純です.
普通はまっすぐ背中から見た「背面図」で,図鑑にもだいたいこれが載っています.しかしグループによっては「側面図」の方が一般的なのもあります,バッタなどがそうです.細かく区別するために「腹面図」が役に立つこともあります.細かく調べる場合は,部分ごとの図で,その部分なり部位が平面的に見える方向から撮影されることになります.
ところがしかし,虫の魅力というのはそういうもんぢゃあない.虫全体の佇まいを表現できる「良い角度」があるようなのです.体に厚みがあり,凸凹が激しい甲虫の場合,背面図や側面図ではかっこよさが表しきれません.
モノ固有のカッコよく見える角度 … 専門用語がありそうだと思い,ネットで探してみましたが,見つけられませんでした.「フォトジェニックサイド」というのが近いかもしれません.
下の例はコシロコブゾウムシとタカハシトゲゾウムシです.甲虫は,だいたい斜め前上と,斜め後上ぐらいに良い角度があるようなのですが,グループや種や個体によって,標本の状態によって違います.シリーズで撮り始めても,個体ごとに微妙に違ってしまって統一できません.半球形のガシャ殻を利用して調整台を作れば,微妙な角度が選べますが,凝り始めるとキリないです.
昆虫共生 沢田
「ひとはく」と言えば、 兵庫県
「兵庫県」と言えば、 こうのとり
「こうのとり」と言えば・・・・・
なにを連想されますか?
本家本元のこうのとりは、こんな感じですね。兵庫県立コウノトリの郷公園(兵庫県豊岡市)で詳しく知ることができます。
年末には「鳥インフルエンザ」の感染を考慮し一時非公開にされていましたが、また公開されているようです。
山陰海岸ジオパークが世界ジオパークネットワークに加盟を認定された今、是非一度訪ねてみて下さい。
さて、こうのとり・・・・・今話題になっていることと言えば、宇宙ステーション補給機HTV-2の愛称が「こうのとり」なんですね。これ(HTV-2)は補給機ですから、当然補給される相手があるわけで、それが国際宇宙ステーションISSなんです。世界の国々が協力して建設しているもので、日本は「きぼう」という名称の実験棟を保有しており、野口聡一さんや山崎直子さんが最近帰還されましたね。
その国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士に食糧や衣類、各種実験装置などを補給するのが「こうのとり」です。
左の劇的な写真ですが、私が撮影したわけではありませんが、右側のタテの光がISSで、その左側に斜めに光っているのがHTV-2ということです。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)のホームページでたくさん情報を得ることができます。
あと一つ、鉄道ファンの方ならピーンときましたね。そうなんです。
今年の3月のJRのダイヤ改正により、今まで走っていた特急「北近畿」の車両が新型の車両に換わり、それに伴って名称も「北近畿」から「こうのとり」になります。
この何とも言えない温かい色合いの懐かしい車両はもう見られなくなりますね。先日も恐竜化石発掘現場に取材に出かけた時、大阪からこの北近畿の写真を撮影に来られている方とお話ししました。
これらの車両に取って代わる新型車両は左のように、コウノトリをイメージした真っ白の車体です。こうのとりの野生復帰事業に取り組んでいる兵庫県豊岡市などが名称の変更を要望していたそうです。
3月以降は、「こうのとり」に乗って、「山陰ジオパーク」エリアにいる「こうのとり」を見に行って、夜になれば、満天の星の中を突き進む「こうのとり」を見ましょう!!
という、ダジャレでした(^^ゞ
お粗末!!
この前、ひとはくの床の張り替えをお伝えしました。
今日は・・・・どこまで進んだのでしょうか?
まだ作業は続いています。古くなったPPタイルを剥がした跡を平らに整えます。水平になるようにパテも盛り込んだりして作業が進みます。 タイルを貼り付ける接着剤のニオイが廊下に充満しています。部屋の中でも臭ってきます (・o・)
一部できあがった廊下。写真では判りにくいのですが、実はピッカピカなんです。そしてツルツルしてて滑りやすいです。研究員も気をつけて歩いています (^^ゞ
猪名川町立楊津(ようしん)小学校で学校キャラバンが今日20日から始まりました!!昨日はその準備に出かけていましたので、その様子を紹介します。
2tトラック2台とひとはくのキャラバン号に積み込んで学校に向かいました。事前に、校長先生から地域の方々にお声かけしていただいていたので、沢山のお母さん方が集まってくださいました。ありがとうございました。 体育館には既にビニールシートが敷かれており、受入態勢はバッチリ。ここへ次々と展示品を運び込みます。ひとはくの研究員から貴重な標本を預かりました。
とても美しいモルフォ蝶の標本やトリケラトプスの頭などたくさん運び込みます。大きなモノは運送会社の方にもお手伝いいただきました。ありがとうございます。世界の珍しいカブトムシの標本もたくさんあります。
まるで小学校が博物館に変身したようになります。これが「学校キャラバン」のいいところなんです。ひとはくにある「ほんもの」が地域の学校に!!
今日は、楊津小学校のみんなは「化石のレプリカづくり」に挑戦してくれていると思います。22日の土曜日にはPTAの方々や一般の方々を対象にしたセミナーも開催を予定しています。楊津小学校区の方はもちろん、近くの方も是非楊津小に足をお運びください!!
情報管理課:八尾
先週末は大変な雪でした。みなさんのお住まいの地域はどうでしたか?被害とかはありませんでしたか? 大学入試のセンター試験も行われていましたが、交通機関の遅れなどで、受験生にも少なからず影響したようでした。大変だったと思います。私の自宅前の様子です。雪かきに往生しました(+o+)
こんな大雪は久しぶりでした。
今日は寒いですが、雪は大丈夫のようです。しかし、新幹線の運行に影響が出ている地域もあるようですので、引き続きご注意ください。
さて、そこで、恒例「今日のひとはく」コーナー・・・・(いつから?!)
ひとはくの床のタイル貼り替え工事をしています。セミナー室や実習室前の廊下のPPタイルを、一度全部剥がして、新しく貼り替えます。サロンの奥にある研究室前の廊下のタイルも、貼り替え工事をします。
大変な工事ですが、博物館ももうすぐ二十歳ですから、あちこち修理が必要です。2月になれば臨時休館も終わりますので、リニューアルしたひとはくにぜひお越しください。
リニューアルは、廊下だけじゃないよっ!! それは、また今度
情報管理課:八尾
学校が博物館!?
学校キャラバン「ひとはくがやってくる in 楊津小学校」
この度、1/20(木)〜1/26(水)の期間、猪名川町立楊津(ようしん)小学校を会場に学校キャラバンを実施します。
お近くにお住まいの方は、どうぞ足をお運びください。
学校キャラバンとは...
ある日突然、学校が博物館に様変わり!博物館の収蔵庫からとっておきの標本・はく製などを紹介します。日ごろの教科書や図鑑の写真でしか見たことがなかったものが学校にやってきます。ホンモノの迫力を存分に味わってください。
猪名川町立楊津小学校のHP
↓
http://yoshin-es.inagawa.andteacher.jp/
(生涯学習課 西岡敬三)
今日は朝から青空が広がって、穏やかな冬の一日のようです。
ひとはくは、1月11日から2月4日まで臨時休館をいただいております。県民の方からは、「臨時休館の日って、何をされてるんですか?」という質問をお受けすることがあります。
そこで、今日のひとはくの様子をちょこっとお伝えします。
秋から年末まで展示していた「ひとはくいきものかわらばん」 800点を超える作品を展示していましたが、一つ一つ傷めないように取り外していきます。パネルを片付け、支柱を外し、倉庫へ格納するものと、次の展示に使うモノとに仕分けしながら、手際よく作業が進みます。
2階で展示していた、ひょうごの生物多様性「瀬戸内海VS日本海」の企画展示も撤収が始まりました。
「えっ?誰が片付けてるのか?」って。
もちろん、ひとはくの研究員とひとはくの職員です。
情報管理課:八尾
さて、謎の講談師河南堂珍元斎でございます。
みなさま、覚えておられますでしょうか?昨年秋に、ひとはくのミニ企画展「ゾウが描いたぞう・・・・」に登場したゾウの絵とハリボテゾウさんの旅はまだまだ続いております。
はじめて読む方は、下記ブログにて・・・
http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_818/ その1
http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_850/ その2(増井光子さんのメッセージ)http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_864/ その3(ゾウの絵展誕生秘話)
http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_894/ その4(ゾウの絵展誕生秘話)
http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_869/ その5(ゾウが描いたぞうイベント)
http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_906/ その6(ひとはくゾウの絵展おわったゾウhttp://hitohaku.jp/blog/2010/11/post_954/ ゾウの絵 旅に出る。 今治編http://hitohaku.jp/blog/2010/11/post_955/ ゾウの絵 旅に出る。 豊岡編
さあ、「ゾウの絵地方巡業りポート橿原編」の一席でございます。今回は奈良の橿原市昆虫館への旅。今治と豊岡にわかれておりました全作品が再び集結。なんと今度は虫さんたちと共演することに相成りました。
1月4日(火)から3月21日(月・祝)まで橿原市昆虫館 新館2階(一角)と本館にて「ゾウとムシの絵展」http://www.city.kashihara.nara.jp/insect/event.htmlと題しましての展示で、1月8日にはイベント「ゾウになって絵を描くぞう」に行ってきました。
内容はゾウの絵誕生の講談とゾウと虫になって絵を描こう。
来てくれたのは虫好き、ゾウ好きの子どもたち。けったいな和服姿のおっちゃんの話をちゃんと聞いてくれました。
ハリボテゾウさん一座も3回目、だいぶゾウらしくなってきました。足が2本多いのがヘンですが。
今回は特別に大谷研究員も河南堂ハチミツカメンとしてゾウ足での出演。
でも足はお遊びで、ちゃんとゾウなどの哺乳類と虫の構造や行動の違いをわかりやすく解説するコーナーを担当してもらいました。
寸劇では、ゾウの絵をはじめたロシア系アメリカ人コマール&メラミッド役に、昆虫館のスタッフやボランティアの方にも出演いただき、大ウケでした。
そしてみんな、ゾウになって絵を描きました。花やハート、丸、みんな大きなゾウさんになった気分でいい笑顔です。
さて、極めつけは虫のゾウ?ゾウムシさんたちにも絵を描いてもらうワークショップ!昆虫館の日比さんたちの指導ではじまりはじまりー!
クロカタゾウムシ、カブトムシ、ヒラタクワガタ、ヤエヤマオオゴキブリなどの虫のアーチストが子どもたちと絵を描きました。
いかがでしょうか?お絵かきのあとは、みんなで虫さんたちをきれいにゴシゴシ。虫さんたちも元気にカゴに戻りました。ご安心を。
最後はみんなで、虫さんたちの作品とハイポーズ! この虫の絵は、会期中、ゾウの絵とともに展示されますので、ぜひゾウさんの絵と比較してみてください。この日は奈良テレビや奈良新聞にも取材にきていただき大賑わいでありました。
ひとはくや今治、豊岡であー見逃したというよい子たち!いざ、橿原へ!さてさて、ゾウの絵の旅いったいどこまで続くやら・・・
ひとはく地域研究員 川東丈純
日曜日は休みだったので,三木山森林公園に行ってみました.特に目的はなく,うろついていれば何か面白いものがあるかも,という程度でうろついてみたわけです.しかし…
フライングぎみに咲いているウメが一株,ヒイラギには咲き遅れの花がすこし,赤黒い葉を残しているモチツツジのテッペンにドクガのなかまの幼虫(帰って調べるとゴマフリドクガらしい),アベマキの幹にフユシャクの仲間の♂(帰って調べてみるとクロオビフユナミシャク)がいた程度.
小鳥(たぶんジョウビタキ)がヘクソカズラの実を食べているらしかったので,撮影しようと近づくと飛び立って近くの枝に止まり,「じゃやますんなや」ていう感じで睨まれました.カモはぜんぜん近寄らせてくれないし.とほほ.
いろいろ居るのですが,コレはっ! という面白いのはであいませんでした,寒いし.立派なオオカマキリの卵鞘があったので,カマキリの季節,ということにしておきましょう.
昆虫共生 沢田
今年も御影高校による六甲山のキノコ展が御影公会堂にて開催されます。
期間は、1月8日(土)〜1月10日(月・祝)です。高校生や兵庫きのこ研究会の皆さんが、3年間にわたり収集した標本約250種、300点あまりをキノコの特徴別に一挙公開されます。
キノコに関心があるかたは、ぜひぜひこの連休中に御影公会堂におこし頂ければと思います。
【展示情報】
タイトル:六甲山のキノコ展2011〜野生のキノコの不思議な魅力〜
キノコは季節ごとに発生する種が異なります。これまで3年間にわたり、四季を通じて採取した標本約250種300点余りを、キノコの特徴別に一挙に展示・公開します。六甲山再度公園のキノコの多様性、野生のキノコの面白さ、不思議さ、そして身近な場所の豊かな自然を実感して頂けばと思います。
(1)特徴別(食・毒・香り、出現頻度など)にキノコ標本の展示
(2)本校生徒や兵庫キノコ研究会によるキノコの解説
(3)六甲山系の代表的なキノコの写真展示
(4)解析結果をポスターで展示
(5)キノコの香り体験コーナー
(6)COP10の報告
実施期間:平成23年1月8日(土)〜1月10日(月)
入場料:無料
共催:兵庫県立人と自然の博物館、兵庫きのこ研究会
(みつはしひろむね)
化石発掘の現場において、ユンボや削岩機で掘り進める作業をダイナミックな作業と位置づけるならば、デリケートな作業は、やはりハンマーによる石割作業だろうか。
両方とも重要な作業であることには違いない。世紀の大発見はこれら全ての作業にかかっています。
先日発表された曲竜類の歯の化石も石割体験に参加した小学生が発見しました。大人だけでなく子どもも、貴重な化石を発見できる機会があります。現場の発掘ボランティアの方々は毎日毎日破片を調べています。
現場で作業にあたる恐竜化石発掘ボランティアの腕には名前を書いた腕章をされています。
左の男性の写真の右下(写真をクリックすると大きくなりますよ)をご覧ください。上の茶色のところにバッテンマークのような記号がデザインされています。これは、ハンマーとたがねを意匠化してありますが、この男性はそれが5つ描かれています。
と言うことは、今回で5回目のボランティア参加ですから、第1次から全部参加されている「超ベテラン発掘ボランティア」ということになります!!
こうした何十人というボランティアの方々の協力の結果が、世紀の大発見を生むのでしょう。
そして、現場でそれらしきモノが出ればラボに持ち帰って、さらに精緻なクリーニング作業があります。このクリーニングがあってこそ、学術的にも価値のある化石となるのです。 爪の10分の1ほどの大きさの恐竜の歯の化石。一度実物を見にお越しください。
そしてラボで行っているクリーニングの様子も見学してください。その技術の素晴らしさに感動します。
連日新聞紙上で丹波の恐竜化石関連のニュースで賑わっていますネ。もうご覧になられましたか?曲竜類の歯の化石も明日10日まで3階丹波の恐竜化石コーナーで展示をしていますが、とにかく見に来てください。ほんとに「小っちゃ」いです。
昨日からボランティア作業による第5次発掘調査が再開されています。取材に行ってきましたが、先日の曲竜類(鎧竜)の歯の化石発見の新聞報道やTVニュースを見られたのか、一般の見学者が多く来られていました。
午前9時 発掘現場の上のプレハブ広場に、ひとはくの三枝主任研究員、池田研究員と緊急雇用の職員、非常勤の職員、そしてボランティアの発掘調査作業員が集合して朝の打合せをします。
この日も、朝の時間帯は大変冷え込みが厳しかったです。
足下の地面を見ると、夕べから残っていた水分が凍てついて氷になっていました。地上のコケにも着氷(霜?)していて、本当に寒い中での作業再開でしたが、ボランティアの方々の作業は黙々と進められています。
ここの現場での発掘調査の進め方は大まかに説明すれば、岩盤を削岩機で砕きながら、大きな化石を見つける作業と、砕かれた岩屑をさらにハンマーで細かく砕いて一つ一つ確認する作業とがあります。(さらに、発掘体験会のようなケースもあります)。そこで見つかった化石を持ち帰ってさらにクリーニングする作業です。
地層が斜めになっているので、その面に沿って斜度はだいたい35°くらい(?)の非常に足場の悪い滑りやすい場所で、削岩機で岩を少しずつ砕いていきます。
砕いている途中で、明らかに化石と思われる部分が露出すると、その場で手堀が進められます。崩さないように、タガネや刷毛、ブロアーなどを駆使し、丁寧にまわりを削っていきます。場合によっては、薬品で化石を保護しながら作業を進めることもあります。
砕いた岩盤上に現れた化石は、このようにして取り外していきます。これが胴椎の化石などのように大きなモノになると同じ方法では取り外せませんが、やることは同じです。化石を傷めないように回りの岩石とともに岩塊を削りだし、石膏で固めた布で保護してプラスタージャケットというものにして取り出します。
これは、第4次発掘調査の終盤で発見された胴椎が含まれたプラスタージャケットです。凸凹してるのは、中の胴椎を傷めないように保護するためにいっしょに封入した木材のせいでこんな形状になっています。新聞記者やTVカメラマンに三枝主任研究員が説明をしていますが、大きさはだいたい、たて60cm、よこ50cm、あつさ40cmくらいで、大きく3つくらいに分かれていると思われます。
この日は、ボランティア作業の再開の日でもあったので、地元丹波市の辻重五郎市長が作業の激励に。
写真は、第一発見者のうちの一人、村上茂氏と話をされている様子です。
情報管理課:八尾
昨日から丹波の恐竜化石発掘で採取された岩屑から発見された曲竜類の歯の化石を展示していますが、昨日も大勢のお客様にお越しいただきました。誠にありがとうございます。
▲3階「丹波の恐竜化石」展示コーナーに第4次発掘で発見されたほかの恐竜たちの歯の化石と一緒に展示しています
さて、発掘現場では昨日から第5次発掘が再開されています。
▲発掘現場のすぐ横を川が流れています。だいぶ深くなって危険な状態が続きます
▲昨日もボランティアの方々が14名来られて、作業をされていました
そして、発掘現場の駐車場にある地元の方々の運営される施設「丹波竜の里」では、週末に発掘体験ができます。
昨日もニュースを見て、さっそく満員でした(^^)
▲次は誰が見つけるのかな?小さな子どもたちの目が輝いていました(^^)
これから何が出てくるのか楽しみです。ひとはくからの情報をお見逃しなく!!
そして、今日、明日いずれかに「曲竜類(よろい竜)の歯の化石」を見に来てください。
今日はフロアスタッフのイベント「うきうきワークショップ」で「恐竜おりがみづくり」があります。
10:30から16:00までの間、4階ひとはくサロンでいつでも参加できます。
明日も「うきうきワークショップ」があり、「葉脈標本しおりづくり」です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)
丹波市山南町で発見され、第5次発掘調査が行われている竜脚類の恐竜(いわゆる「丹波竜」)と同じ場所から出てきた曲竜類の歯の化石。
ひとはくでは、11日(火)から2月4日(金)まで臨時休館となるため、明後日の10日(月・祝)まで展示中です。
今日も大勢の客様にお越しいただきました。
この化石を発見したのは篠山市立古市小学校3年生の田中翔己くんでしたが、同じ年の恐竜大好き少年が、今日、遠く茨城県から見に来てくれました(^^)
小学校3年生の中嶋俊介くん。なんと科博(国立科学博物館)の友の会会員で、年間パスポートを利用して何度も真鍋先生のお話しを聞きに行っているとか・・・
▲お父さんがこちらに単身赴任中で、ご家族でお越しいただきました
3日間だけの展示をちょうど見ることができて、とっても嬉しそうに話してくれました。
好きな恐竜は「マプサウルス」。白亜紀にいた肉食の大型恐竜ですね。なかなか恐竜について詳しそう(^^;
▲私も2009年3月に科博で見てました(^^)学名の由来は「大地のトカゲ」獣脚類カルカロドントサウルス科の恐竜ですね
全国にたくさんいるんでしょうね。恐竜大好き少年・少女たちが(^^)
展示室を歩くとお爺ちゃんお婆ちゃんに連れられた可愛い子どもたちや、熱心に展示ケースをのぞき込んでいる子どもたちに出会うことができます。
ひとはくでは、今回のような大発見につながる発掘体験会を4月以降、ひとはく連携グループ「Labones(ラボーンズ)」が企画しています。ぜひ、見学とあわせてご参加ください。
■詳しくは来月発行予定の「ひとはく手帖2011」をご覧ください。このホームページ、ブログでもどんどん紹介していきます。
明後日までの3連休の間に「曲竜類(よろい竜)の歯の化石」を見に来てください。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)
昨日からのテレビ、今日の朝刊など、大きなニュースとして取り上げていただきました(^^)
報道関係のみなさま。誠にありがとうございました。
▲昨夜、展示ケースに池田忠広研究員の手によって収められました
さて、アンキロサウルスが代表格の曲竜類。この中にアンキロサウルス科とノドサウルス科があるんですね。
昨日の記者発表時に田中翔己くんが手にしていたのはアンキロサウルスの模型でした。
▲尾の先にある骨の塊がアンキロサウルスの大きな特徴ですね
いくつかの新聞ではパウパウサウルスのイラストが載ってました。何とも愛嬌のある名前ですね(^^)
この恐竜はアメリカ・テキサス州にある前期白亜紀の地層「パウパウ累層」から頭蓋骨の化石が出ています。
曲竜類の中でもノドサウルス科に属する恐竜です。アンキロサウルスのような尾の先に骨の塊がありません。
一口に「よろい竜」といってもいろいろあるんですね。
さて、今日から第5次発掘調査が再開されました。
▲三枝春生主任研究員の前にあるのは、4次発掘調査の終盤に発見された胴椎と見られる骨の化石です。石膏で固められて、プラスタージャケットとして大切に保護されています
これから何が出てくるのか楽しみです。ひとはくからの情報をお見逃しなく!!
そして、あさって10日(月・祝)までの3連休の間に「曲竜類(よろい竜)の歯の化石」をぜひ、見に来てください。実は今日、私の大学時代の友人も見に来てくれました(^^)嬉しかったですね。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、みなさまもお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)
さて、新年早々、ひとはくでは大きな記者発表がありました。
すでにニュースをご覧になられた方もあるかもしれませんね。
明日の朝刊各紙には大きく出るかも(^^)
▲大てがらの田中翔己くんも大勢の記者に囲まれてしまいました
丹波の恐竜化石第5次発掘調査は明日から再開されます。
それに先だって、第4次発掘調査で持ち帰った発掘残土から、今回の恐竜の歯が出てきたのです。
詳しくは、ホームページをご覧ください。そして、明日からの展示をぜひご覧ください。
さて、いつもの週末情報です。
8日(土)
11:00〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
13:30〜 顕微鏡で見る化石(古谷裕主任研究員)
14:30〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「ぶんぶんごま 〜うさぎ」(フロアスタッフ)
■お馴染みのぶんぶんごま。干支にちなんでウサギの形で作ります(^^)
9日(日)
10:30〜16:00 うきうきワークショップ〜恐竜おりがみ
■この時間内にいつお越しいただいても作ることができます。ぜひお越しください。
11:00〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
14:30〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「うさぎおめんづくり」(フロアスタッフ)
10日(月・祝)
10:30〜16:00 うきうきワークショップ〜葉脈標本のしおりづくり
■この時間内にいつお越しいただいても作ることができます。ぜひお越しください。
11:00〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
14:30〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「うさぎおめんづくり」(フロアスタッフ)
そして、8日から3日間限定で「曲竜類(よろい竜)の歯の化石」を展示します。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)
このカメラの放列
一体何が・・・・・ 新聞社、テレビ局が大集合 小学生が取材を受けているようだが・・・・・
何が出た?
8日・9日・10日 ひとはくで確かめて!!
新年あけまして おめでとうございます。
ひとはくは1/3(月)から開館し、フロアスタッフのお正月イベントはもりだくさん。
1/6(木)の11:00〜は、4階ひとはくサロンにて
カルタ大会「ひとはくメガ★カルタ」を行います!
博物館の1〜3階にいる展示室の恐竜、動物、植物などがそのままカルタになりました。
カルタ大会に参加して、博物館の生きものの名前を覚えちゃおう。
(絵を見てカルタをとります。)
↑ぜ〜んぶカルタのとり札で普通よりも2倍大きいサイズのメガ・カルタ。
生きものの絵を見てカルタをとってください。
フロアスタッフ手作りです。
参加してくださったお客様には、もれなく参加賞があります。
(観覧料のみでご参加いただけます)
皆さまのお越しをお待ちしております!
フロアスタッフ 『ひとはくメガ★カルタ』
実施日:1/6(木)
時間 :11:00〜11:30予定
場所 :4階ひとはくサロン
定員 :15名
(フロアスタッフ 美濃・松田)
今日、宝塚市立長尾小学校3年6組担任の後藤先生が来館。
手には、後藤先生のクラスの児童34人が、校区内、子どもたちの手の届く範囲で生きもの、植物などを観察記録し図鑑にした「長尾の図鑑」8冊が。
図鑑には、写真のほか、名前、採集場所、採集年月日、観察記録などが記録されていました。
中には名前が分からないものも。それを博物館の昆虫や植物の専門家に見てもらおうと来館されました。
私も、ちょっと、話を聞いてみましょう・・・、
八木主任研究員「色・形・大きさの他、どんなとこにいたか、も記録するといい。」
「よ〜く観察するには、スケッチするのがいいですよ。」
「写真だとスケールが分からないままだけど、スケッチすると、自分で大きさをはかるんですよ。」
「今度はスケッチしてみてください。」
なるほ〜ど。☆⌒c( ̄▽ ̄)
これは、ハチを観察する私も参考になります。
小舘研究員「この葉っぱ、よく採れましたね。手が、かぶれませんでしたか?」
【え?何?(・vv・) ???】(と私。心の中で叫ぶ。)
なんと、ウルシのなかまの紅葉した葉っぱを採取し、撮影されていました。
小舘研究員「ウルシのなかまは、かぶれる場合があります。」
【え〜?こわ〜っ。】(と私。心の中で叫ぶ。)
話が終わって・・・、
私が、【全部の種類、分かりましたか?】と聞くと、
小舘研究員「(植物で)何の種類か、分からないのもありました。」
八木主任研究員「『分からない』と分かることも大切。」
(熱心に話を聞く後藤先生)
1学期から図鑑を作り始めて2学期までで8冊。
3学期が終わるころには10冊を超えているでしょうね。
子どもたちも、遊び感覚のように楽しくやっているそうです。
そんな子どもたちを指導する、後藤先生は「教えるもんが、『おもろい』と思わんと。それが基本です。」と笑顔で話していました。
同定した八木主任研究員は「先生の熱意と指導の意欲が感じられる」と言っていました。
そんな、熱意にあふれた先生をひとはくは応援します!
小林美樹(生涯学習課)
いつも、ひとはくブログを愛読してくださってるみなさま、
明けましておめでとうございます。
ひとはくは、本日から開館し、館内は大賑わいでした。
人と自然の会さんによる「ひとはくのお正月」では、たこ作りとたこあげ、こままわし、はねつき・お手玉、百人一首、ウサギの置物作り、羽子板・追羽根作りなどでお正月を楽しんでいただきました。
百人一首。高校生も真剣! お手玉。3つに挑戦!
大人気☆今年の干支「うさぎ」の置物作り。
今日のフロアスタッフとあそぼうは「動物すごろく」。
動物になりきって、その生態を学びながら楽しくすごろくをするイベントです。
動物の気分になれたかな?
兄弟ペアになって仲良く参加してくれたお客様も。
いや〜盛り上がりました!
博物館の横の深田公園は雪。ちょっと寒いけど、そんなん平気!元気にたこあげ。
たくさんイベントに参加してくれて、ありがとう〜。
ひとはくは、今日から10日(月・祝)まで休まず開館しております。
今年も、ひとはくをよろしくお願いします★⌒(@^-゜@)v ♪
小林美樹(生涯学習課)