標本の洗浄・乾燥作業には,多くの職員が関わっています。
主には種子植物担当研究員と資料整理担当職員が従事していますが,今日はコケ植物が専門の研究員も作業に加わりました。

sagyou.jpg一刻も早く標本を蘇らせようと,みんな一生懸命です。
カビや腐敗の進行が心配されるからです。

 

 

 

 

今日は,今までの作業の中で最も状態の良い標本が見つかりました。
スミレ属の標本です。
スミレ属は花も葉も薄いため,水につけることによる破損が心配される種類のひとつです。
幸運なことに,植物体には海水や泥を被った痕跡はありませんでした。
これらは塩抜き不要と判断。
汚れたラベルの洗浄と台紙の取替えだけを行います。


Viola1.jpg Viola2.jpg

 

→「津波被害にあった標本を救おう8」へ続く。

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