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2010年アーカイブ

今年最後の日曜日。おかげさまで館内はにぎやかに幕を閉じることができました。

カレンダーづくり

▲最後のイベント「フロアスタッフと遊ぼう〜新年ウサギのカレンダーづくり」にも大勢のお客様が参加されました

今年は国際生物多様性年で、ひとはくの展示特別企画も「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」を展開し、
10月には名古屋で行われた生物多様性条約第10回締約国会議(いわゆるCOP10)の生物多様性フェアに出展。ひとはくの活動を全世界に発信しました。

名古屋のブース

▲名古屋の生物多様性フェアひとはくブースには約1万人の人が訪れました

丹波の恐竜化石発掘は、現在第5次発掘調査中で、今日も発掘作業は寒い中行われています。
年内は明日27日までの予定です。全長10数メートルの竜脚類(いわゆる「丹波竜」)のほかにも、獣脚類や鳥脚類の歯などが見つかっており、卵の殻の化石やカエルなどの小動物の化石も多数発見されています。
次は何が発見されるか!!これから、まだまだ目が離せません。

発掘現場01 発掘現場02

▲発掘現場は川のすぐ横。期間中は休まず毎日作業が続きます

来年4月10日まで、特別企画「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」を開催しております。
また、卯年にあわせてミニ企画展「ウサギさんようこそ!」も1月10日まで開催しております。

来年は1月3日(月)から開館します。

1月3日(月)
11:00〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
13:00〜15:00 ひとはくのお正月(人と自然の会)
■NPO法人人と自然の会のみなさんと一緒にお正月遊びを楽しんでください
くわしくは → http://hitohaku.jp/top/10event/2011mukashi.html
14:30〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「動物すごろく」(フロアスタッフ)

見どころいっぱいのひとはくに、来年もぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。

みなさま、よい年をお迎えください。
(生涯学習課長 平松紳一)

みなさーん、もうお正月の準備はバッチリととのいましたか?

クリスマスを楽しく♪過ごした私たちフロアスタッフは、

新年のイベント準備に向けての作業に追われながらも、

元気いっぱい過ごしています(^-^)v

本年も私たちのブログをご愛読くださいまして誠にありがとうございました。

みなさまに心より感謝し、御礼申し上げます。m( _ _ )m


ところで、みなさんは幼い頃のことをおぼえていますか?

「子どものころは泣き虫で…」とか「野原を自由に駆けまわるガキ大将だった!」とか、

「動物や昆虫を見るのが大好きだった。」など、人それぞれだとは思いますが、

子どもの頃に思い描いたみなさんの「将来の夢」はどのようなものでしたか?


066.jpgこの写真は、ある日のひとはくであまりにも微笑ましい姿を見て、思わず撮影した一枚です。

一生懸命顕微鏡をのぞきこむ彼の目にはいったい何が見えているのでしょうか?

子ども達の好奇心をくすぐるようなことが、ひとはくにはた〜くさんありますよ!

もちろん、大人になっても好奇心はなくなりませんが・・・(^o^)b

冬休み中のお子様や、帰省中のお孫さんとご一緒に、ひとはくでお正月を過ごしてみてはいかがでしょうか?

新年の開館は1月3日(月)10時からです。フロアスタッフによるお正月の特別イベントもあります♪

みなさまのお越しを、こころよりお待ちしております。 ☆イベントの詳細はコチラ

            ♪ フロアスタッフ一同(*^‐^*)♪

今朝の三田は寒かったです。さきほど館の外に出てみました。
日の当たらない北側の池は氷がまだとけずにびっしりと・・・


北側の池の氷

▲風に吹かれた落ち葉が氷の上をすべってました(^^;

氷▲厚さは5ミリほど

ご安心ください(^^)館内は、もちろん暖かいです。
4階ひとはくサロンでは「うきうきワークショップ とっても簡単!化石のレプリカづくり」16時までやってます。


レプリカづくり

また、今日はタヨウ星人ポイントカード最終日!!
4階カウンターには、ポイントをオリジナルグッズに引き替えに子どもたちがたくさん訪れています(^^)

ポイント引き替え

▲オリジナルグッズへの引き替えは4階ひとはくサロン内のカウンターまで

ポイントお持ちのみなさま。お忘れなく!!お急ぎください!!

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。
年内は今日までです!!
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

本日、今年最後のひとはく開館日となりました。
もうご予定はお決まりですか?

最終日もフロアスタッフのイベントは満載ですよ〜(^^)

11:00〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性おたのしみツアー」
14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」
15:00〜 フロアスタッフとあそぼう「新年うさぎのカレンダーづくり

新年うさぎのカレンダー

 

10:30〜16:00 うきうきワークショップ「とっても簡単!化石のレプリカづくり」(参加費:100円)を行っています。おゆまるでアンモナイト化石のレプリカを作ってみましょう!時間内はいつでも参加できますよ(^^)

カラフル!!

 

来年は1月3日(月)から開館してます。
11:00〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性おたのしみツアー」
14:30〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」
15:00〜 フロアスタッフとあそぼう「動物すごろく」

本日お会いできるみなさま、そして残念ながら本日ご来館頂けないみなさま…
今年一年、多くの方々にフロアスタッフのイベントにご参加いただきましたこと、スタッフ一同、心より感謝申し上げます。来年もみなさまに喜んでいただけるようなイベントを企画し、多くの方々にご参加いただけるように精進してまいります。また来年、私たちフロアスタッフに会いに来てくださいね。
みなさま、よいお年をお迎えくださいませ。

笹山由利子(フロアスタッフ)

 

 

 寒っ!!!

 

 昨日から急激な寒波に見舞われた地域も多いようです。私の住んでいる丹波も寒かったです。氷点下になりました。−1℃ 

 ところがひとはくのある三田は、丹波よりも南に位置していますが、もっと寒かったのです。−3℃  写真は今朝の気温 

左:丹波  右:三田 普通は北へ行くほど寒くて、南の方が温かいと思うのだけれど、これも「何でだろう?」って思いませんか?

 

 さて、そんな寒い日ですが、もう今日1日で今年の年内のひとはくは終了で〜す。うきうきワークショップで化石のレプリカを作るもよし。特別展示企画の見納めに来るもよし。化石大集合を見るもよし。 とにかく寒さに負けずにひとはくにお越しください!!

 タヨウ星人ポイントは【トリプルデー】ですぞっ!!

 ひとはくに来るだけで、プレゼントをゲットできます!!

 

 お待ちしておりま〜〜す!!

寒さに負けるな!!

最強の3Dアイテム

2010年12月25日

 青赤メガネは,本の付録についていたり,専用のものが売られていたりしますが,わざわざ入手するのはめんどうだと思います.そこでお勧めは百円ショップにある赤と緑の暗記用シートです.緑のシートは青赤メガネの「青」の代わりだと思ってください.赤と緑のセットになっているやつがお買い得.切リ分ければ数人分になります.105円で一家団欒可


9878.jpg

 

 赤のシートに緑マーカーが付いたセットとか,逆の組み合わせのもあります.赤や緑の下敷きも利用できます.これらだと二色いるので要210円(^^;
 色セロファンもあります.セロファンの場合,青も緑も使える可能性があります.百円で何色も入っていて面積も広いので得な感じですが,色が濃すぎたり薄すぎたりで青赤メガネ用には適してない事が少なくありません.

【フィルタ選びのコツ】

 暗記シートでも色下敷きでも色セロファンでも,一見,明るい方が見やすいように思いますが,実は違います.
 むしろ「見えるべきではない像を消す」ことが重要です.メガネなしで見た場合に二重に見えている像の,片方を確実に消してくれるか? に注意して判断してください.

R-C256.GIF 177rc186.gif

 上の左の図でいうと;

赤フィルタ:黒のrx,白のCが見える
青フィルタ:黒のcx,白のRが見える

ことが目立ちますが,それより;

赤フィルタ:黒のcx,白のRがきちんと消える
青フィルタ:黒のrx,白のCがきちんと消える

ことが重要なのです.二枚重ねることでほぼ消えることもあります.

 品定めの際には,携帯端末等に,実際にこれらの画像を表示して見ると良いでしょう.

【フィルタ材と表示媒体】

 セロファンや暗記シートなど,フィルタ材の良し悪しは単独で決まるものではありません.画像映像の表示装置や,プリントの場合は用紙やインク,照明との組み合わせによって決まる事です.
 あるディスプレイ上でうまく見えた映像を別のディスイプレイに表示しても,同等には見えないことがあります.
 PCのモニタなど光源となるディスプレイと.プリントしたもの,映写したものの見え具合は大きく異なります.状況に応じてその都度,適したフィルタを見つけ出す必要があります.要するにフィルタ材は優劣ではなく適不適なのです.ダメだと思ってもキープしておけば(特に薄いやつ)他と組み合わせて使うと良かったりすることもあります.
 試行錯誤でマイPC専用の青赤メガネを鍛え上げておけば,最強の3Dアイテムとなるはずです.昆虫のマイクロステレオ動画の参照などに役に立ちます.

 本の付録などでも,質のよくないもの(少なくともその印刷物には適していないもの)が付いていることがあります.

 専用の青メガネは赤とシアン(青緑)のフィルターで構成されています.赤はともかく,シアンのフィルターは,一般には入手困難です.水色のセロファン,水色の下敷きなどは使えそうな感じがしますが,風景(つまり店内風景,陳列商品)を透かしてみれば他の色の残存が激しく,フィルタとして機能しえないことが分かります.

昆虫共生 沢田

お正月は3D?

2010年12月25日

 今年は何かと3D関連の製品が登場しました.電気屋さんに3D対応のテレビやらパソコンやら置いてあります.一部のスマートフォンにも3D表示機能が搭載されています.が,しかし,まだまだコンテンツが少ないですし,ハードもソフトも高いしねぇ… それに3Dは見る位置や姿勢が強制されますので,はっきり言って見続けるのはシンドイ.感動巨編,映画一本まるまる3Dなんて無理無理.

 そもそも3Dはチョコッと見て「ヘェーそうなのか」,「ナルホドね」級の軽いコンテンツ向きなのです.そういう目で見ると,ある所にはわりと転がっています.チョコッと見て「をぉ〜 出てる!出てる!」という程度のコンテンツは動画共有サービスで無料(通信費はかかります).しかも3D対応家電など不要.百円(正確には105円)の設備投資でいろいろと視聴できます.

 別項目に詳述しますが,百円の暗記シートを転用するのがお勧めです.今さら青赤メガネ? レトロ? とお思いでしょうが,今こそ「青赤メガネでYouTube」です.

f-sh1.jpg m-sh1.jpg

YouTubeでの3D動画再生状況(アナグリフ)

 YouTubeにある3D動画には「コレは3Dですよ」という情報(タグ)が付いています.それを再生すると,枠の右下に[3D]のメニューが現れます(↑).でも気付きにくいでしょう,何しろ画面自体が変なコトなってますので.
 動画の画面は,普通のPCのモニタでは(特に選択していない場合には)赤/シアンのアナグリフで表示されます.要は「青赤写真」状態です.裸眼で見ると色がにじんだような感じです.き,きしょく悪るぅ… パスしたくなります.でも,これを青赤メガネで見ればモッコリ,ベッコリと3Dに見えるのです(見え方には個人差があります).ですから,PCの前には青赤メガネを.

f-sh2.jpg

YouTubeの3D表示方法オプション

 この[3D]のメニューではアナグリフ(青赤メガネ式)以外も選択できます(↑).交差法裸眼立体視ができる方は裸眼(No glasses)の交差法(Cross-eyed)を指定すれば何もなしで見られます.平行法(Parallel)の方は,幅が広いので慣れた方でも見にくいと思います(小さく表示すればOK).
 「モノラルでええねん」という場合も,裸眼(No glasses)メニューの中で右だけ,左だけが選べるようになっています(↓).裸眼ではにじんだように見えているわけですから,「モノラルでええねん」はもっともな選択です.普通の2D動画が再生されます.きしょく悪くないけど見る価値は高くないです.

m-sh4.jpg

 YouTubeでの3D動画再生状況(裸眼)

 

m-sh3.jpg f-sh3.jpg

YouTubeでの3D動画再生状況(インターリーブ)

 

 PCのモニタが3D用の場合,つまり横縞のインターレース式の3Dモニタで見る場合には,インターリーブ(Interleave)を選択して横縞のスジスジに表示するのが適切です(↑).普通のモニタでも3D用モニタと同じように表示されますが,3D用モニタの場合,円偏光式のメガネ(アバターメガネ)を通して見ることで交互のラインが消えることで両眼に視差のある像が見え,3Dに見えます.
 というふうに,同じ3D動画をそれぞれの再生環境に応じて再生できるわけです.(3Dスマートフォンの場合は縦縞のパララックスバリア方式です.現在のところそれへの変換をおこなう選択肢は見当たりません.アプリでダウンロードしたうえで3D動画として再生することは可能なようです.).

 YouTubeに限らず動画共有サービスには3D動画のほかに,アナグリフ専用に仕立てた動画で,タイトルに「3D」と付けて公開されている場合もあります.これらも青赤メガネで立体的に見ることができます.

 今後すべての画像がステレオ(3D)になるわけではないだろうし,情報源が3Dであっても2Dで見聞きする選択肢が用意されるはずです.現在は3Dむきの分野を模索している段階にすぎません.2月には某ゲーム機が3D化します.表示環境が普及,一般化することで,3Dに向くもの/向かないもの,しだいに住み分けがはっきりしてくるでしょう.

 ともかく,しばらくは青赤表示での3Dが安くてお手軽,PCの前に青赤メガネが必需品なのです.まぁ2011年,1年間は重宝すると思いますよ.今さら青赤メガネ? とお思いでしょうケド…

 

 

ヒラタアブのホバリング

 

昆虫共生 沢田


 今日は寒いです ここ、三田でも雪がチラチラ舞っています。建物の中にいても、窓から冷気がピシピシと伝わってきます。

 

 11月に始まった第5次発掘調査をこのblogでたびたび紹介してきました。この1か月半の中では、おそらく今日が一番寒いと思います。 

雪がプイプイと・・・・・ こんな寒い日でも作業は進められます。大変なことだと思います。多くの人々の苦労と努力に支えられて化石の発掘はあるんだなと思います。

 

 さて、化石大集合2010-過去に起こった生物大量絶滅事件-の特別企画展示も行われていますが、展示されている化石をまずは観ていただきたいと思いますが、この化石が発掘された現場も想像してみてはどうでしょう?
 さいわい丹波竜の化石発掘現場はLiveCameraなどの画像で生に近い形で見えますが、「ドイツのゾルンホーフェンって、どんなところから産出してるのだろう?」とか、「メッセルの化石採掘場って世界遺産になってるけど、どんなところだろう?」・・・・・・とか、大昔(はるか昔すぎて想像できませんが)に思いを寄せてみるのも、化石を見る醍醐味かも知れません。何億年も前に生きていた生物と対面するというロマン。ちょっと素敵じゃないですか?

 ぜひひとはくの化石大集合2010-過去に起こった生物大量絶滅事件-をご覧にお越しください。

今年もあとわずか

今日はクリスマス☆

寒いと思っていたら、ちらちらと雪が舞っていますね。

この寒い中、来館された 堀くれあさん(1年生)とお母さまは、

二人仲良く、タヨウ星ポイントカードをゴール達成されました。

s-P1050961.jpgのサムネール画像

みなさま ポイントの交換はお済ですか?

明日、年内最終開館日は来館だけで3ポイントもらえます。

来ていただくだけで、3ポイント=オリジナルシール と交換できます。

みなさまのご来館 心よりお待ちしております。

※12/27(月)〜1/2(日)は休館いたします。 

              せら ゆうこ (フロアスタッフ)

 

ひとはくの開館日は今年は残すところ2日!!
なんと今日、明日は「タヨウ星人ポイントカード」の来館ポイント3倍デーです。
ということは、来館いただいただけでタヨウ星人シールをプレゼントします。
もし、クリアフォルダの方がよかったら、館内イベントに2つご参加ください。

というわけで、館内イベント情報です。

25日(土)
10:30〜16:00 うきうきワークショップ〜とっても簡単化石のレプリカづくり
チョコレートでつくるアンモナイトのレプリカです。
11:00〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
13:30〜 みどりの国・バングラデシュ
■特別イベントです。くわしくはこちら → http://hitohaku.jp/top/10event/bangladesh.html
14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「くるくるとぶタネ〜クリスマスヴァージョン」(フロアスタッフ)
■なんだか楽しそうですね(^^)ぜひ、つくって遊んでください!

26日(日)
10:30〜16:00 うきうきワークショップ〜とっても簡単化石のレプリカづくり
おゆまるでつくる超!簡単なレプリカづくり。カラフルなアンモナイトをつくってプレゼントにもどうぞ(^^)
11:00〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「新年うさぎのカレンダーづくり」(フロアスタッフ)

■新年の準備にいかがですか??

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

みなさん昨日のクリスマスイブは楽しめましたか?
今朝、起きたらサンタさんのプレゼントはあったかな?

 

サンタ▲ひとはくサロンにもサンタがいますよ(^^)

さて、今日のフロアスタッフのうきうきワークショップはチョコレートでつくる化石のレプリカづくりです。
クリスマスケーキにアンモナイトのチョコレートを飾りにいかがですか?もちろん食べれますよ(^^)
材料は、ひとはくと連携している神戸のマキーズさんの本格チョコです!!

ただいま準備中!!


チョコレプリカ01  チョコレプリカ02

 

チョコレプリカ03  チョコレプリカ04

今日だけの限定イベントです!!お急ぎください!!
くわしくはこちら
→ http://hitohaku.jp/blog/2010/12/post_1036/

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

今年もいよいよです

2010年12月25日

 

 多くの学校では終業式も終わり、楽しい冬休みになったことと思います。いよいよ今年も終わりに近づいてきました。今年1年はどんな年でしたか? もういくつ寝るとお正月・・・・ 

 

 さて、博物館とはあまり関係がありませんが、みなさんは大晦日(おおみそか)という言葉を聞いたことがあると思います。12月31日のことを大晦日と呼びますよね。

 「?」って思ったことはないですか? 【大】晦日があるってことは【小】晦日はあるのか?って。そんなこと考えたことないですか?

 

 「晦」 この文字は「つごもり」と読みます。ワープロでも多分変換できると思いますよ。
 この「つごもり」というのは、そもそも「つきごもり」。それが縮められて「つごもり」になったといわれていますが、「月(つき)隠(こも)り」の意味で、その月の終わりを表しています。
 ですから、<晦=その月の終わりの日、月末>ということです。ということは、1月から11月までの月の終わりは、晦日(つごもり。みそか)ということです。そして、1年をしめくくる最後の月の12月の月末をその年一番の晦日ということで【大晦日】と言います。

 

 さぁ、ひとはくは年内は「明日26日」までです。展示特別企画「瀬戸内海vs日本海」もいよいよ見納めになります。ぜひひとはくにお越しください。

 

サンタクロースは来ましたか?

 

誰からもリクエストはありませんが、私が飼い続けているハチたちのその後をお知らせします。

「なんだハチって?突然!」という方はこちらをご覧ください。
9月16日から飼い始めました。→
私のいきものかわらばん
http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_877/

いきのもかわらばん 番外ブログ編2〜ハチのオスは刺さない(^^)
http://hitohaku.jp/blog/2010/09/2_8/


私のいきものかわらばん 続編2〜メスのハチが混じっていた!
http://hitohaku.jp/blog/2010/11/post_989/


オスのハチ1匹から始まった「私のいきものかわらばん」ですが、大谷主任研究員や八木主任研究員からハチをもらい続け、今やオスのハチが8匹、メス1匹になりました。
そして2匹のオスはフロアスタッフ有村さん宅へ婿入りし、私が飼っているのはオスが6匹、メスが1匹です。
どのハチもとても元気です。飼い始めて3ヵ月以上経ちます。長寿に挑戦し続けています。

代わり映えもしませんが、ハチたちの元気な姿をご覧ください。

 

P1040165.JPG今までは、大谷主任研究員より純粋濃厚ハチミツをもらっていたのですが、なくなってしまったので市販の水あめ入りのハチミツをあげています。

舌の肥えたハチたちは、最初見向きもしなかったので、心配しました。
私の仕事納めと共に、このハチたちは私と年末年始を迎えることになります・・・。

 

ひとはくは、年内26日(日)まで開館しています。

「いきものかわらばん」の818点の展示も26日までとなります。
25日には
神戸大学の大学院で学んでいるナズニン・ナハールさんが故郷バングラデシュ
について熱く語る「みどりの国・バングラデシュ−ゆたかな自然と人々のくらし」 
http://hitohaku.jp/top/10event/bangladesh.html

さらに明日のクリスマス&明後日にはフロアスタッフによる「チョコレートでつくる、アンモナイト化石のレプリカ」
http://hitohaku.jp/blog/2010/12/post_1036/


26日まで楽しいイベントがいっぱい♪
http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

年明けは3日から開館しています。
3日には毎年恒例の人と自然の会さんによる「ひとはくのお正月〜日本の昔遊び〜」
http://hitohaku.jp/top/10event/2011mukashi.html
もありますよ!


ハチたちと年末年始を過ごし、また、ひとはくで皆様にお会い出来ることを楽しみにしています。

                          小林美樹(生涯学習課)

「共生のひろば」は今年で第6回を迎える,市民による地域の自然・環境・文化にまつわる研究と活動の発表会です.2009年度は58件の発表者と330人を越える聴講者が,互いに自分たちのパワフルな活動内容や研究者顔負けの研究内容を紹介,活発に意見交換を行いました.(詳しくは当館HP Topページ→出版物→単行本とお進みいただくとご覧になれます.)

 

(2009年度 口頭発表の様子−ホロンピアホール) 

      201012kyousei-1.jpgのサムネール画像   201012kyousei-3.jpg

 

(2009年度 ポスター・作品発表の様子−2階企画展示室)

      201012kyousei-2.jpg    201012kyousei-4.jpg                 

 

 

今年も約40組の方が発表を予定しています.市民のみなさんの地域に対する熱気に触れてみませんか?ぜひ聴講にお越しください!当日のプログラムなど順次当館HPで紹介いたしますのでお楽しみに!

 

日時:2011年2月11日(金・祝) 10:00−17:00

場所:兵庫県立人と自然の博物館 ホロンピアホール

聴講のお申し込み・お問い合わせ:「共生のひろば聴講希望」と明記の上,氏名,住所,TELFAXE-mailをご記入の上,下記まで,ハガキ,FAXまたはE-mailでお申し込みください.(締め切りは2011131日です.)

669-1546 兵庫県三田市弥生が丘6丁目

 兵庫県立人と自然の博物館 生涯学習推進室 連携M

 電話:079-559-2003 FAX079-559-2033 E-mailseminar(アット)hitohaku.jp

 

なお、共生のひろばで発表されたポスターや作品は、当館の企画展示室で2月11日から4月3日まで開催される「共生のひろば展」のなかでも展示されますので、「共生のひろば発表会」当日にお越しになれない方も、ぜひ博物館に足をお運びください!

 

                   橋本佳延(生涯学習推進室 連携M)

人と自然の会は12月初めに三田市立狭間小学校3年生64人と一緒に

環境体験学習を行いました。

狭間小学校は人と自然の博物館の近くにあります。

 

201012hitotosizenn1.jpg

最初に葉っぱにはいろいろあることを学びました。

また、葉っぱのはたらきも勉強しました。

 

深田公園でいろいろな葉っぱを集め、記録シートに書きます。

 

201012hitotosizenn2.jpg             葉っぱの説明を聞きながらも目は葉っぱを探しています。

 

 

 

201012hitotosizenn3.jpg

                                    こんなにたくさん集めました。

 

 

201012hitotosizenn4.jpg

                    落ち葉でおしゃれをしてみました。

 

 

201012hitotosizenn5.jpg                落ち葉のベッドで感触を確かめています?

 

201012hitotosizenn6.jpg                集めた葉っぱをみんなで相談しながら分けていきます。

 

 

201012hitotosizenn7.jpgあかい葉、緑の葉、黄色の葉、など色で分けたり、葉の縁にギザギザのあるもの、ないもの等いろいろな基準で分けました。

 

葉っぱはいろいろな形をしていることがわかってもらえたでしょうか?

 

(NPO法人 人と自然の会 中島得三)

みなさま、こんにちは。お元気ですか?(*^o^*)

今日はイクメンのパパさん達にぜひご覧いただきたい情報です!(^-^)v


【ひとはく】では、幼児から高齢者の方まで、皆さまに楽しくご参加いただける

催しを行っております。

例えば…事前申込制のセミナー以外にも、当日来て参加できる研究員による

オープンセミナーやフロアスタッフによる「うきうきワークショップ」、「フロアスタッフ

とあそぼう!」などのイベントがあります。

 

「

「ヒオウギガイのうちわづくり」の様子 

オープンセミナー「カタツムリをさわってみよう」の様子

s-080.jpg

 

「チリメンモンスターをさがそう!」の様子

「とっても簡単!コケのテラリウム作り」の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

他にもまだまだ、ここには載せきれないほど沢山の 楽しい催し♪  がありますよ!

親子で楽しみながら、お子様の「?・!」をもっと増やしてみませんか

この冬休みもぜひ、【ひとはく】に遊びに来てくださいね!

 

イベントの詳しい内容は「うきうきカレンダー」にのっていますのでチェックしてみてください。(うきうきカレンダーはひとはくHPからもご覧いただけます)

 

                                   てらお ゆみこ(フロアスタッフ)


みなさーん、さむ〜い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

フロアスタッフは寒さに負けず、元気いっぱいで〜す!(^-^)v

今日は、うきうきワークショップのご案内です。

12月25日(土)は、クリスマス★スペシャルとして 

「チョコレートでつくる、アンモナイト化石のレプリカ」を行います。

所要時間は約1時間です。(冷蔵庫で固める時間30分を含む)

10:30〜・11:30〜・12:30〜・13:30〜・14:30〜・15:30〜の全6回です。

各回とも定員は先着15名です。整理券を4階ひとはくサロンで配布します。

材料費は100円です。

チョコレートで作るアンモナイト化石のレプリカ12月26日(日)は、「おゆまるを使ったアンモナイト化石のレプリカ作り」です。

材料費は100円です。定員はありません。

10:30から16:00までの間、いつでも参加できます。

みなさまのお越しを、こころよりお待ちしております。

      てらお ゆみこ(フロアスタッフ)

今年も残すところ10日を切ってしまいましたね。
丹波市の恐竜化石第5次発掘調査も順調に進んでいます。

 

発掘現場

▲この地層から、次は何が出てくるんでしょうかね(^^)楽しみです

さて、博物館の開館も年内は26日(日)までと迫ってきました。明日23日の祝日情報です。

23日(木・祝)
11:00〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 クリスマスカードづくり(フロアスタッフ)
 
そして、今年最後の深田公園うきうき探検隊は、
14:00〜 「深田公園のれきし探検」(上田萌子研究員+フロアスタッフ)です。
40年前の深田公園の姿を地図や写真で見て、今の深田公園をあらためて探検します!
ご近所にお住まいの方も、ぜひ、どうぞ。

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

ありゃりゃ (+o+)

2010年12月21日

 

 今日が皆既月食であることは、先のblogでお知らせしましたが、今窓の外を見るととっても期待薄ですね

 

あぁ〜  これでは月は見えないかな (+o+) 国土交通省防災情報提供センターのリアルタイムレーダーも、悲しい現実を映しています。画像は15:40の近畿地方ですが、この雨雲の塊がすごい早さで東へ流れていけば、近畿地方でも月食が観測できそうですが、そんなことはまずおこらないでしょう・・・・・・今日は諦めるしかないかも知れません。

 

 しかし、インターネットで根気強く検索すれば、皆既月食の様子を、ライブでリアルタイムで紹介または中継しているサイトがあるかも知れません。チャレンジできる方は是非やってみてください。

 

  雨には勝てない

 しまった!! タヨウ星人の3コママンガのあまりの面白さに見とれてしまい、今日が月食の日であったことを忘れていた。(いえ、普通に忘れていました(+o+))

 

 今月の14日頃にはふたご座流星群がもっともよく見えるということで、50個近く見た話をしましたが、今回は月です。しかも、深夜の0時とかいう遅い時間じゃなくて、もっともっと早い時間帯に現象が起こります。

 

 なんと、月食の始まりは 15:32!! って、それって、3時のおやつを食べ終わってないかもしれないね!?

 月食は15:32から始まって、皆既月食(部分月食ではなく、月全部がすっぽりと地球の影に入ってしまいます)は16:40から。そして、17:53までで皆既月食は終わり、徐々に明るい姿を現していき、月食が終わるのは19:00過ぎらしい。

 ということは、ほぼ皆既月食状態で月は昇ってくる?ことに・・・・・・。おそらく、実際には皆既月食状態から通常の月に戻りつつある姿を見ることができるのではないでしょうか? 

ほぼ15分毎の月の様子 18:06 → 18:17 → 18:32 → 18:43 → 19:00 と、おおよそ15分毎の月の見え方をシミュレーションしてみました。

 

 あとは天気次第ですので、期待して東の空を眺めてみましょう!!

 

  今年最後の天体ショー

18日(土)のフロアスタッフとあそぼうではクリスマス万華鏡をつくりました。
色々な万華鏡づくりは毎回人気があり たくさんのお客様に楽しんで
いただいてます。         《うれしいな〜》フロアスタッフのつぶやき(^O^)
 

みんなで

紙コップに描いた絵に針で穴をあける音が部屋に響きます。
♪プチンプチンプチン〜♪  《楽しくなるね〜 》

プチンプチン

親子で参加されたお父さんも紙コップを何度も
のぞいて穴をあけた絵をチェックしています。

 

女の子

 

23日(木・祝)15:00〜の フロアスタッフとあそぼうでは「クリスマスカードづくり」を行います。
オリジナルの素敵なクリスマスカードを作ってみませんか?
みなさまのご参加お待ちしています。     

 フロアスタッフ おの まゆみ

 博物館の標本も参加(?)しているクワガタ図鑑がいよいよ出るようで,出版宣伝のポスター

とカレンダーが送られてきました.カレンダーは収蔵庫内の標本ダンスでカールとり中です.

0047vga.jpg

磁石のシートで貼り付けて伸ばしてます

 よく見ると[新種]の赤印がついた種が多数あり,人の名前が付いています.有名な”モーレン

カンプオウゴンオニクワガタ”とか”ダールマンツヤクワガタ”みたいな感じで,日本人の名前が付

いたクワガタが新登場しています.

 

0049mos.jpg

0048mos.jpg

クワガタの[新種]が続々登場

 いわゆる献名で,その種の発見などに貢献のあった方の名前が付いているわけです.活躍中

の方も多いですが,何十年も前に亡くなって,コレクション標本が各地の収蔵庫に保存されてい

る,という場合も少なくありません.

 

クワガタに自分の名前が付くなんてステキ♪

 

そう思う方は標本を集めて博物館に寄贈してください.何十年か後にマイ・クワガタとして名前

が付くかもしれません.ただし自分自身がクワガタの研究家になってしまうと,自分には献名し

にくいです.ご注意ください.

 あと,クワガタはかなり研究も採集もされているので,これから新種は出にくいかもしれませ

ん.図鑑じたいが出てないような(出ている図鑑には詳しく載ってないような)マイナーな虫がお

勧めです.名前が分からない虫,小さくて地味な虫こそチャンス大です. なに? そんな虫に

自分の名前つけてほしない,てか.

昆虫共生 沢田佳久

ひとはくと協力協定を結んだ加東市において、小学校・中学校の自然や環境、生き物に関する研究・調査作品の優れたものに対して贈られる「加東市ノーベル大賞」の授賞式が行われました。

場は、加東市滝野図書館の3階会議場です。

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▲授賞式会場となる加東市滝野図書館         ▲授賞式会議場の入口
 
報道の方(?)も取材に来られていました。

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▲会場内は緊張した雰囲気です。    ▲受賞する子どもたち(緊張している?)

 

この「加東市ノーベル大賞」授賞式は、今年度で第2回となります。


今年度の加東市ノーベル大賞は、 加東市立 社中学校1年 福田くんの「チョウによる自然度分析」でした。

また、最優秀賞は、 加東市立 社小学校 5年の上月さんの「アリの不思議な生態と知恵」が選ばれました。

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▲加東市長から賞状を渡される福田くん  

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▲加東市長から賞状を渡される上月さん

 

そのほか、優秀賞4作品、審査委員賞4作品、入選49作品(代表者)に賞状が渡されました。 

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▲ 作品の講評をする、ひとはくの佐藤主任研究員

 

その後、それぞれの研究の発表が行われました。
 
2階ギャラリー(加東市滝野図書館)において、加東市「まちまるごとミュージアム」として、加東市ノーベル大賞、最優秀賞、優秀賞、審査委員賞、入選のそれぞれの作品が展示されています。

 

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▲ 加東市ノーベル大賞を受賞した福田くん

 

9s-tenij.jpg 

▲研究作品の展示 

 

また、ひとはくからは、生物多様性をテーマとしてモーレンカンプオオカブトやハンミョウの拡大模型や植物画などが展示されています。開催期間は12月18日(土)〜26日(日)です。ただし、20日(月)と23日(祝)は休館日です。

 

10s-tenji.jpg

  ▲ ひとはくの展示も待っているよ

 

みなさん、見に来てくださいね。

「まちまるごとミュージアム」の展示の問い合わせは、加東市教育委員会(電話0795-48-3073)へ

                                  (自然・環境再生研究部 小舘 誓治)



 

 

 

 

HHZ

2010年12月17日

て,「ひょっこりほっこりゾウムシさん」のことです.ゾウムシ立体写真集(もともとは新聞版)です.

デジタルフォトフレームで覗くようにしたり,プルプル3Dにしたりもしていましたが,今度は動画版

を作ってみました.もちろん静止画の切り替えですけどね.

で,見えるかどうかYouTubeで実験↓.

モニタの前に青赤メガネがあるかが問題ですが…

昆虫共生 沢田

 

 さらなる反響にお応えし、三連続をものともせず、無理矢理お届けいたしましょう!!(それは、お届けやなくて、押しつけや!!)

 

 

オオ!!サンショウサウルスも登場!!

原作:河南堂珍元斎
製作:大文字屋分店

 

 

 こんなんでええのんかぁ?という声は、もはや珍元斎には届かない・・・・・・(+o+)

 

 かなりの大好評につき第2弾を、立て続けではございますが、お届けします!!

 

ライオンタンポポと風編です

原作:河南堂珍元斎
製作:大文字屋分店

 

 

まだまだ続く〜よ お楽しぃ〜みぃ〜♪

 

       って、どこまで続くやら・・・・・・(^^ゞ

 こんなん出ましたけどぉ・・・・・・!!

 

 

タヨウ星人3コマ漫画「カニクラゲ編」

原作:河南堂珍元斎
製作:大文字屋分店

 

 

カニクラゲ君とは19日のタヨウ星人参上!!イベントで会えます。

乞うご期待!!

 本年5月に篠山層群における恐竜・哺乳類化石等に関する基本協定書」を締結たことはご存じですか?その時にもお知らせしたかも知れませんが、このたび、「たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会」を主催とし、ひとはくが共催となって「化石発掘を見学する、魅力体験ツアー」が開催されます。

 主な訪問先は、丹波竜の発掘現場、化石石割体験、新しく誕生した丹波化石工房「ちーたんの館」、篠山市宮田にある「太古の生きもの館」などです。

 ひとはくの研究員がツアーに同行し、恐竜化石やその時代について解説もします。

 

 「興味がある!」「参加したい!」という方は、ドンドン参加、お問い合わせください。

  申込・問合せ先 669-3309 丹波市柏原町柏原5600 兵庫丹波の森協会内
  たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会事務局「魅力体験ツアー」係
   TEL&FAX 0795-73-0933

 

発掘現場   

 前のblogでは、流れ星が写っている写真を一枚ずつ紹介しましたが、200数十枚の写真を合成すると、もっとすごい写真になるんですよ。

 

星が動いているのが判りますか? あまり上手くできていません(一枚一枚の写真の時間が身近く、間隔を開けすぎたのが失敗の原因だと思います)。しかし、オリオン座が右斜め上に動いた軌跡(光跡)は判るのではないでしょうか?

 当然ですが、よく見るとこの中に先のblogの流れ星もちゃんと写ってます。この合成に使用したsoftは[LightenComposite]というフリーソフトです。簡単に使えますから、興味のある方は是非一度お試しください。

 

 ちなみに流れ星の写真7枚だけをアニメのように合成するとこんな感じになります。

 

雰囲気が伝わりますか? いかがでしょうか。冬の夜空を眺めるだけでも綺麗ですが、写真で撮影して、その後合成などの加工も施すと、さらに楽しめると思います。デジタルカメラって便利ですね。以前のフィルムカメラだと、そう簡単にはできなかったようなことが、初心者でもすぐに挑戦できますものね。この画像を作るのに使用したsoftは「GIF MNGアニメーション作成ツール Giam.exe Version2.08」です。これも簡単なソフトですので、直観的に使えると思います。

 

寒さ対策をお忘れなく!!!                              情報管理課:八尾

 今年はなかなか星の写真を掲載できるチャンスがなかったのですが、やっと、やっと掲載できます。12月14日午後11時頃から12月15日午前0時半頃まで、おおよそ1時間半にわたって寒空の元、ふたご座流星群を観察しました。

 場所は、丹波市青垣町大名草近辺です。都会だと光害(ひかりがい)があって、なかなか見えにくいのですが、さすが丹波!! バッチリ見えました。でも霧が川から昇ってくるので、霧との闘いは避けられませんが・・・。 

 昨日までの雨で、空気中のチリやホコリはかなり落とされていたようで、空気は澄んだ状態だったと思います。月も0時過ぎには山影に隠れ、さらにくっきりと夜空が見えたのですが、いろいろな事情により0時半で切り上げました。

  

 ここからは、写真を見てください。画像の上でクリックすると大きな画像が表示されますので、目を皿のように細めて隅々まで探してみてください☆彡

 

オリオン座の右側に1 オリオン座の右側にうっすらと斜め右下方向に 見えますか?

 

中央付近上部に2 真ん中上部の電線のところに、明るめの流れ星

 

左 電信柱の右にうすく3 左の電信柱の右側にうっすらタテに 判りづらい(+o+)

 

画面右側斜めに4 画面右側オリオンの右下に斜めにサッーと☆彡

 

真ん中タテにスッーと5 真ん中タテに、明るくスッーと  よく判る!! \(^^)√

 

左電信柱のもうちょっと右6 左電信柱のもうちょっと右 中央付近タテに

 

中央付近上部に 明るくすッーと7 最後のはわりと明るかったですね。 よく判る!! !(^^)!

 

 1時間半ほどで、おおよそ260枚ほど写真を撮して、そのうちパッと見て確認できたのが上の7枚でした。実際に肉眼で見たのは47,8個でした。全部は撮しきれません。それに、ちょうどシャッターが閉じている時に明るい星が目の前を流れることもたびたびありました。

 しかし、7枚も写っていればOKとしましょう(Hit率は約3%)

 

 

 まだまだ15日の夜も観察できますよ!! 是非暖かくして夜空を見上げてください。

 

 サンタさんへの願い事を忘れずに・・・・

 

                                       情報管理課:八尾

 

 

ひとはくと加東市は、平成21年(昨年度)に協力協定を結んでいます。今年度夏期に行われた『加東市「まちまるごとミュージアム」(夏期展示)』に関連する行事等ことは、下記のブログでもご紹介しました。

<関連するブログ>
1●加東市「まちまるごとミュージアム」のため、ツキノワグマなど運搬!
(7月23日のひとはくブログ)
http://hitohaku.jp/blog/2010/07/post_780/
2●子ども生き物調査隊!(加東市「まちまるごとミュージアム」)が行われました!
(7月30日のひとはくブログ)
http://hitohaku.jp/blog/2010/07/post_795/
3●加東市で行われた「子ども生き物調査隊」の 参加者が 考えたタヨウ星人
(8月11日のひとはくブログ)
http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_822/

また、11月7日に ひとはくで開催された「ひとはくフェスティバル2010」には、加東市マスコットキャラクターの「加東 伝の助」くんも参加してくれました。

    

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▲他のゆるキャラと一緒に並ぶ      ▲「加東 伝の助」くん、人気者です!
「加東 伝の助」くん     

また、加東市の職員のみなさんも来てくださり、伝の助くんのグッズなどを販売されていました。

 

 

3katousi-staff.jpg 4keyholder.jpg 

▲加東市の職員の方々            ▲かわいい「加東 伝の助」くんグッズ

 

さて、加東市立滝野図書館において、12月18日から冬期展示の『加東市「まちまるごとミュージアム」』が開催されます。

本日は、そのための展示物をひとはくから搬入しました。
(加東市職員の皆さま、お疲れさまでした。)

 

午前中、ひとはくの4階 「ひとはくサロン」 から エチゼンクラゲ が外に運ばれました。

 

5echizenn1.jpg  6echizen2.jpg   

▲ひとはくサロンに展示してあった     ▲このエチゼンクラゲが通ると
 エチゼンクラゲの実物大バルーン模型*    入口が狭く感じます。

 

*このエチゼンクラゲの実物大バルーン模型は、日本財団の助成事業のご協力によって
製作されました。

 

7echizenn3.jpg  8echizen4.jpg
▲太陽の日を浴びると、いい感じに     ▲いよいよトラックに積み込まれます
光っているエチゼンクラゲ模型

風が吹いていなかったので、飛ばされずに済んで よかったです。

 

午後、加東市の滝野図書館の2階ギャラリーでは、ひとはくから展示物が運ばれ、並べられました。

9katoshi2.jpg  10katoshi1.jpg

▲展示物を台の上にそおっと置きます ▲エチゼンクラゲの展示はすっかり展示室に
                               馴染んでいます(どこにある?

18日の10時から滝野図書館3階(展示会場の上の階)会議場で「加東市ノーベル大賞」等の授与式が予定されています。

この「加東市ノーベル大賞」は、加東市内の小学校・中学校の子どもさんたちが行った地域・自然・環境などの研究作品のうち、優れた作品等に与えられる賞で今回が第2回目です。

これらの作品は、加東市「まちまるごとミュージアム」(冬期展示)の会場である滝野図書館2階のギャラリーに展示されます。

ひとはくからは、さきほどご紹介した「 エチゼンクラゲの実物大バルーン模型」や「モーレンカンプオオカブトの拡大模型」、「ハンミョウの拡大模型」などの展示をしています。テーマは生物多様性です。

12月18日(土)〜12月26日(日)の間、開催しています(ただし、20日(月)と23日(祝)は休館日です)。

チラシは、こちら  表示 ←ここをクリックしてください)です。

なお、会場へは、車でしたら 中国自動車道「滝野・社」インターからすぐです。

みなさんで、見にきてくださいね。

なお、問い合わせは、加東市教育委員会(電話0795-48-3073)へ

                                                                              (自然・環境再生研究部 小舘 誓治)


 

 

 

来年の干支の卯にあわせてウサギ関連の資料を展示しています.

ウサギ関連の虫は非常に少ないです.[ツノがある→ウシ]とか[縞々→トラ]とかで名前が

つく虫は多いのですが[耳が長い→ウサギ]に該当するものがいないのです.そもそも虫の

耳て?

で,よ〜く考えてみると,いました,いました,すごいのが! しかも[名前にウサギがつく]

とかと違って本当に生きたウサギがらみ,注目すべき種類がいるのです!

BMP版背面図(2D)↓

copr_bp_s.bmp

アマミノクロウサギの糞にいるマルダイコクコガネという虫です.奄美特産です.本土にいる

ダイコクコガネ(牛馬の飼育方法が変わったため,かなり減ってる)やゴホンダイコク(シカと

ともに増えてる感じ)とかの仲間ですが,翅が短く,飛べません.ふつう糞虫は糞を求めて

飛んで移動しますが,この虫は飛ばないのです.かなり糞密度が高くないとやっていけない

生活です.アマミノクロウサギの生存が危ぶまれている現在,それよりもっと心細いのがこ

の虫です.

しかも,後翅の退化した前のめりの姿がまたすごい.特にオス.ひょっとして日本でいちば

んカッコイイ糞虫かも.アマミノクロウサギの剥製とともに展示してありますので,ぜひ,じっ

くりと見てください.

cop-b.gif

cop-c.gif

 

昆虫共生 沢田佳久

↓MPO形式3D画像(3Dテレビ,Real3Dなど)

01b05.mpo  07b10.mpo  13b17.mpo

↓インターレース方式3D画像(PC用3Dモニタ)

s01b05il.bmp  v07b10il.bmp  s13b17il.bmp

↓アナグリフ方式3D画像(青赤メガネ用)

s01b05ag.bmp  v07b10ag.bmp  s13b17ag.bmp

 

11日(土)に、「とっても簡単!化石のレプリカづくり」を行いました。
材料費は100円で、とってもカラフルなアンモナイトレプリカを作ることができます(^^)

おゆまる選び

まずは、おゆまる選び。好きな色を2本選んでね。

2種類のアンモナイト

次に2種類のアンモナイトから、好きな型を選びます。

おゆまるを型に入れます。

80度のお湯でやわらかくしたおゆまるを型にいれます。               

できあがり

カラフルなアンモナイトの出来上がり!

 

次回は、25日(土)チョコレートでつくるレプリカづくり
       時間:10:30〜、11:30〜、12:30〜、13:30〜、14:30〜、15:30〜

        (計6回・各回先着15名です)
       材料費:100円
       場所:4階ひとはくサロン
    
             26日(日) とっても簡単!化石のレプリカづくり

       時間:10:30〜16:00  (時間内は、いつでもご参加いただけます)
          材料費:100円
                場所:4階ひとはくサロン
      
みなさまのご参加を、心よりお待ちしております。

ささやま ゆりこ(フロアスタッフ)

私たちフロアスタッフは、博物館に来られた団体様向けに、「ひとはく恐竜ラボ」施設内での解説(約20分)も行っています。もちろん無料ですよ(^^)
ひとはく恐竜ラボ??解説??ご存知ない方のために、解説の様子を少しご紹介しましょう。

「ひとはく恐竜ラボ」(10:00〜17:00・入場料無料、但し、博物館の開館日のみ公開。博物館へは別途、観覧料が必要です)は、博物館エントランスのすぐ隣りにあります。

ラボ外観

2008年4月20日にオープンしたこの施設では、発掘現場から持ち帰った岩盤から、化石を取り出し、細かくクリーニングする作業を行っています。常に!無料で!!恐竜化石のクリーニング作業を公開しているのは、国内では唯一、ひとはくだけなんですよ〜スゴいでしょ(^^)v

最初に発見された部位はどこ?
第1次発掘から第4次発掘までに発見された化石は何点?
クリーニングって、どんなことをするの?
みなさんの疑問に、スタッフがわかりやすく解説します。


スタッフ解説中〜

丹波の恐竜は、どんな場所で発見されたの?
   
パネルで解説中

★発掘現場から、岩盤をどのようにして持ち帰るの?

作業見学

★こんなに間近にクリーニング作業をご覧いただけます。

これから博物館にご来館予定の団体様〜本物の化石をご覧になる前に、私たちフロアスタッフのラボ解説はいかがでしょうか?(ひとはく恐竜ラボ解説は事前に予約が必要です)
みなさまのご来館を、スタッフ一同、心よりお待ちしております。

ささやま ゆりこ(フロアスタッフ)

2010/12/14 10:452010年12月14日10時45分

 お天気はどうなんでしょう?寒いですが作業は進んでいます。

 

寒い日です

ユニバーサル・ミュージアムをめざして(3)

 

 

 この文章は失語症以外の方を想定して書きました。失語症の方で読みにくい場合は、介助者とともに読んでください。失語症者の作業所「トークゆうゆう」(三田市)、失語症友の会「むつみ会」(明石市)、三田市に在住する小学生や中学生、市民団体「サイエンス・サロン」(兵庫県)のそれぞれの皆さんには、文章作成にあたって貴重な意見をいただきました。ありがとうございます。

 

 

 

平成22年から23年にかけてのミニ企画展 「ウサギさんようこそ!」の内、「ウサギってどんな動物?」「神話(しんわ)や説話(せつわ)に登場するウサギ」の展示は、文章が変だと思われましたか? おみやげ用に持って帰っていただく展示の前の印刷物は、なぜあのような文章にする必要があるのでしょうか? そのホーム・ページ

 

http://hitohaku.jp/exhibits/temporary_old/2010/2011usagi.html

 

は、なぜ、あのようなファイルが並んでいるのでしょう? いぶかしく思った方がいらっしゃると思います。その理由を説明しましょう。

 

 

人と自然の博物館のホーム・ページにある「神話(しんわ)や説話(せつわ)に登場するウサギ」は、もうお読みいただけましたか?

 

 ファイルは、

 

(1) 石原和三郎作詞・田村虎蔵 作曲 尋常小学唱歌「大黒様」原文(子ども向け)、『尋常小学唱歌 第二学年 中』[明治38年(1905年)]

(2) 南方熊楠(みなかたくまぐす)作 「兎と亀との話」 『牟婁新報』(大正4年1月1日)

(3) 山口昌男『アフリカの神話的世界』岩波新書F67より、「いたずら者の野兎の話」(エチオピア・スーダン国境の近くに住むアニュアック族の民話)

 

からできています。自分では、なかなか読んでみようとは思わない、ややこしい文章です。そこで、それぞれに

 

      原文

      子どもなどのために、やさしく書き直した文章

      漢字、あるいは、ひらがなが読みにくい人のために書き直した文章

 

を作り、さらに「原文」と「子どもなどにやさしく書き直した文章」のふたつをテキスト・ファイルにしました。ただし、尋常小学唱歌「大黒様」は、原文が、明治時代の子どもを対象に書かれたものでしたので、あらためて、やさしく書き直しはせず、原文をそのままテキスト・ファイルにしました。 

daikoku_sama_a4_original.JPG daikoku_sama_a4_translated.JPG上がオリジナルの子ども向け「大黒様」、下は漢字を多くし、カッコ付きのルビをふった「大黒様」です。失語症者からは、よこ書きが読みやすいと言っていただいたのですが、右の「大黒様」はたて書きのままです。この文章は、四角くまとまっているので、たて書きでもわかりやすいのだそうです。

 

 

 読んでみると、もともと子ども向けだった「大黒様」を、漢字を多くしておとな向けにし、しかも、大きな文字でルビを振っています。その上、ルビの振り方は変です。ルビがカッコに入っています。

 

 これは、ひらがなの多かった子ども向けの「大黒様」を、ひらがなが苦手な人でも読みやすいように、わざと漢字を多くしたのです。大きな字でルビを振ったのは、弱視や老眼の人でも読みやすいようにという配慮です。

 

 

わざわざカッコに入れたのはなぜでしょう? 

 

高次脳機能障がいのひとつである失語症の方では、文章の行(ぎょう)を追って読んでいくのがむずかしいことがあるのです。そんな時には、「大きなルビが本文といっしょになって、よくわからなくなる。しかし、カッコに入れておけば、ルビだとはっきりわかる」という意見をいただいたからです。

 

絵や写真をつかって、文章のふんいきや意味を伝えることも大切だというご指摘も、失語症当事者からありました。そのために、できるだけ絵や写真を入れるようにしました。でも、失語症者以外にも、漢字、あるいは、ひらがなが読みにくい人がいますので、全面的にその意向に添うことはできませんでした。この点は、もっと工夫してみる価値がありそうです。

 

失語症者以外の「漢字や、ひらがなが読みにくい人」というのは、たとえば、在日外国人がそうです。たとえば、南アメリカから来てまだ間がない人は、ローマ字とともに、ひらがなが読みやすいでしょうし、中国や台湾、香港からやって来た人ならば、もともと漢字を使っておられたでしょうから、漢字が読みやすいかもしれません。

 

 

南方熊楠の「兎と亀との話」や、アフリカの民話「いたずら者の野兎の話」も同じです。このふたつは、原文が読みにくいので、子ども向けの読みやすいものを作り、それを漢字、あるいは、ひらがなが読みにくい人向けにルビを振ったものを作りました。

 

 

minakata_original.JPG minakata_translated_kids_a3.JPG minakata_translated_adults_a3.JPG上から順に、南方熊楠「兎と亀との話」のオリジナル、子どもなどを対象にやさしく書きなおした「うさぎと かめとの話」、漢字、あるいは、ひらがなが読みにくい人に書きなおした「うさぎ(兎)と かめ(亀)との 話(はなし)」(よこ書き・たて長)

 

 

african_mythology.JPG african_mythology_translated_kids_a3.JPG african_mythology_translated_a3.JPG上から順に、アフリカの民話「いたずら者の野兎の話」のオリジナル、子どもなどを対象にやさしく書きなおした「いたずら者の のうさぎの話」、漢字、あるいは、ひらがなが読みにくい人に書きなおした「いたずら者(もの)の野兎(のうさぎ)の 話(はなし)」(よこ書き・たて長) 

 

 

「兎と亀との話」と「いたずら者の野兎の話」は、子どもなどを対象にしたものち、漢字、あるいは、ひらがなが読みにくい人向けに作った文章はA3の大きな紙に印刷しました。これは、多くの絵や写真をつかい、行間をじゅうぶんにとって、大きな字であらわすためにそうしたのです。小学校の教科書がそうなっていますし、子どもは、裏にいたずら書きができそうです。

 

 漢字、あるいは、ひらがなが読みにくい人向けに作った文章やよこ書き・たて長の作りは、失語症者の作業所「トークゆうゆう」(三田市)や失語症者の友の会「むつみ会」(明石市)の皆さんが、いっしょに考えてくれました。皆さんが「読みやすい」、「読みにくい」と意見を出し、それを聞いて、修正していくという作業をくり返したのです。文章作成のポイントは:

 

(1)     ルビは大きく、文章に並べて、カッコに入れて書く。

(2)    漢字と、ひらがなが読みにくい人は、それぞれ違うので、ふつうの「ひらがなのルビ」だけでなく、文章によっては「漢字のルビ」も、あえて書く。たとえば、「うさぎ(兎)や かめ(亀)」、あるいは「彼(かれ)の せなか(背中)」がそうです。

(3)  「うさぎ(兎)や かめ(亀)」、あるいは「棘(とげ)つきの 魚(さかな)」といったように、意味の切れ目で、わざと一字空けてあります。空けることによって、意味が把握しやすくなるというご意見がありました。

(4)     日本語の文章はたて書きがふつうだが、失語症者には、たて書きは読みにくく、よこ書きは読みやすい。そのため、よこ書き・たて長のA3用紙をつかう。

 

という「ルール」ができあがりました。もちろん、このルールを作る時には、少数の失語症者に意見をうかがっただけです。本当の<ルール>にしていくためには、さらに多くの人の協力が必要です。しかし、さしあたっては、この「ルール」を採用することにしました。

 

 つまり、漢字、あるいはひらがなが読みにくい人に読んでもらうには、ときに「漢字でルビを書く」という、普通にはない書き方をしなければならなかったり、特に失語症者にですが、よこ書き・たて長の印刷物が好まれるということです。

 

 

 視覚障がい者など、スクリーン・リーダーをお使いの方のためには、少しむずかしい原文と、子どもなどを対象にやさしく書き直した文章のテキスト文を用意しました。スクリーン・リーダーとは、コンピュータの画面にある文章を、音声で読み上げるためのソフトです。普段から、ご自分用につかっていらっしゃるスクリーン・リーダーの使用を前提としたものです。

 

一般の晴眼者にはPDFファイルがよく利用されていますが、スクリーン・リーダーではPDFファイルを読み上げることはできないようなので(少なくとも、わたしが使っているスクリーン・リーダーでは、PDFファイルの読み上げができませんでした)、利用者の操作がかんたんなテキスト・ファイルを作成しました。

 

スクリーン・リーダーは、視覚障がい者だけではなく、多くの人に利用されています。

 

 スクリーン・リーダーをお使いの方のためのテキスト・ファイルには、漢字、あるいはひらがなが読みにくい人向けに作った文章が含まれていません。これは、ルビを文章に並べて、カッコに入れて書いてあるので、スクリーン・リーダーを使った時、本文とカッコに入れたルビを二重に読んでしまうことがあるからです。

 

 

 明治時代の唱歌や大正時代の文章も、のせました。今の子どもは、昔のものを知らないでしょう。でも、おじいさんや おばあさんなら 知っているかもしれません。ご家族でお楽しみ下さい。

 

 

兵庫県立大学 自然・環境科学研究所

(ひょうごけんりつだいがく しぜん・かんきょうかがく けんきゅうじょ)

/ 兵庫県立人と自然の博物館

/ ひょうごけんりつひととしぜんの はくぶつかん)

三谷 雅純

(みたに まさずみ)

 

 

※このブログで 掲載(けいさい)している文章(ぶんしょう)を 転用(てんよう)・ 転載(てんさい)されます 場合(ばあい)は、三谷 雅純(みたに まさずみ)まで ご連絡(ご・れんらく)ください。(mitani(アット)hitohaku.jp)

 

 

 

2010.1214

 12月11日(土)からボランティアの方々による手堀の作業が開始されました。時折小雨交じりの空模様でしたが、寒さに負けずに作業は進められました。

  9時前には、みなさん集合!! 

朝の9時前にはすでに発掘現場にボランティアの方々は集合されていました。今回の参加が初めての方や、すでに何回も参加されているベテランの方が勢揃いされました。 作業前のミーティング 9時を合図にひとはくの三枝主任研究員と池田研究員から、作業に当たってのあいさつや注意事項の説明の後、お弁当引換券も配られました。準備が整ったら、ハンマーや袋、ブルーシートなどを手分けして、いよいよ発掘の現場へ降下します。

足を滑らさないように 結構足下が滑りやすい場所ですので、みなさん慎重に降りて行かれました。(誰も転んだ人はなかったですよね?)

第4次発掘調査の終わりにコンクリートでフタをしていたところは、既に重機で取り除かれており、すぐに作業ができる状態に整えられています。しかしそれにしても、今回の第5次発掘調査は、かなり深くまで掘り下げられています。

かなり深いです   この中に何が!!    写真で判るかな?  かなりの深さです。この右側の壁面には青・赤・白のペンキでマーキングが施されています。  「どの位置からこの化石が見つかったのか?」という位置の特定をするために、真上から見た時に、例えば「A列の3のマス」というように座標で示すためのマークなんです。

マスの記号の書かれた袋 この写真にあるように、袋には赤マジックで「G-21」と書かれていますが、これは「この袋の中には、G-21のマスから採った石片が入っています」ということを意味しています。

 なぜそんな細かい事をするのかというと、細かい石片の中に化石が含まれている場合、実際に岩盤ドリルで掘っている場所で見つかるのではなく、すぐ横で石片を一つ一つ検分していて、そこで選り分けられるからです。その時に、この石片はどのマスから出てきたのかがすぐ判別できるようになっています。

イスに座って見極める   石のつぶまで!! 

ルーペで調べます   これは化石ですか?この選り分けの作業が実に根気のいる作業なんです。無数に掘り出される石片を調べるのですが、泥がついていれば水で洗い流して調べなければなりません。石粒の中には、小さな小さな骨片も含まれていますから、ルーペでじっくり見ながら選り分けることもあります。「!!」と思うものが含まれている時には、近くにいるベテランの方か研究員に確認してもらいます。今日も途中で雨が降りましたが、雪や寒さとの闘いもこの先待っています。そして何より、寒さが腰に来る。肩に来る。目に来る。本当に大変な作業です。

 こうした地道な作業とそれを支えてくださるボランティアの方々のおかげで、世界的な化石の発見につながっているのです。本当にありがたいことだと思います。本当に素晴らしいことだと思います。

 

 今日から始まった手堀りによる発掘作業ですが、偶然にも表面に恐竜の「歯」とおぼしき化石が露出していたので、早速に剥ぎ取りの作業が行われていました。薬品で化石を処理した後、まわりをタガネで丁寧に割りながら、化石を含む岩塊を取り出します。

薬品で化石を保護処理   まわりを丁寧に割ります こんな感じで寝そべりながらの作業もあります。作業は慎重に慎重に、そして丁寧に丁寧に行われていました。実はこの場所は水平な場所ではないんです。

 

意外にも急斜面なんですよ!!  写真では雰囲気は伝わりにくいかも知れませんが、なんと斜度約30°ほどの岩盤の上なんです。こんな場所での作業にもかかわらず、作業員の方々の努力は毎日続きます。

 

                               情報管理課:八尾 何かが出てきそう?!

 

12月4日に「ちーたんの館」がオープンした翌日、同じ敷地内の丹波市立やまなみホールで「恐竜・子ども夢フォーラム」が行われました。

これは、丹波市主催で丹波県民局とひとはくが共催で行いました。
パネルディスカッションは、国立科学博物館の真鍋真研究主幹、早稲田大学の平山廉教授といった国内を代表する研究者のほか、漫画家の所十三氏、恐竜造形作家の荒木一成氏、そしてひとはくの三枝春生主任研究員の5名で進められました。

壇上の5名

▲壇上では真鍋氏がコーディネーターを務められて進行し、後半は子どもたちのたくさんの質問に答えていく形で進められました

子どもたちも真剣に

▲子どもたちも真剣な眼差しで聞いていました

そして、引き続き「応援隊ゆるキャラ大集合!!」も行われ、「ちーたん」ほか兵庫県の「はばたん」、神河町の「カーミン」、県外からも京都府京田辺市の「キララちゃん」、京都府福山市の「ゴーヤ先生」、奈良県の「せんとくん」や本州四国連絡橋公団の「わたるくん」、遠くは九州・佐賀県から「唐ワンくん」も来てくれました。

ゆるキャラたち

▲「ちーたん」のほか各地から集まったゆるキャラたち

記念写真撮影大会

▲子どもたちもステージに上がっての記念撮影大会です

発掘体験

▲ホールの外では化石発掘体験会も行われており、次々と化石が見つかったとか(^^)

荒木氏

▲荒木氏の「恐竜フィギアの世界」も子どもたちでいっぱいに

缶バッチ 石ころアート

▲ほかにも「缶バッチつくり」「石ころアート」など子どもたちのお楽しみイベントが繰り広げられました

サイエンスカフェ

▲さらに午後に行われた「サイエンスカフェ」は、真鍋氏、平山氏、三枝主任研究員のほか、林原の渡部研究員、モンゴル科学アカデミーのツォクトバートル研究員も参加して蒼々たるメンバーでの会となりました

サイエンスカフェ2

▲みなさん話し上手でした。こんな豪華メンバーの話を直に聞けるチャンスはなかなかないですよね(^^)


いよいよ明日から第5次発掘調査が本格的に行われます。
今年の冬も丹波の恐竜化石から目が離せませんよ(^^)
そして、ひとはくでも「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」を開催中です。

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

「ちーたんの館」がオープンした12月4日(土)に、同じ敷地内の丹波市立やまなみホールで地才地創シンポジウム「恐竜化石とこれからの地域づくり」が行われました。
これは、神戸新聞社と兵庫県が主催で、県下各地で行われるものです。
今回はひとはくも共催として、基調トークは環境ジャーナリストの枝廣淳子氏と岩槻邦男館長とのお二人が登壇されました。

ホール内

▲やまなみホールは満員でした(^^)

基調トーク

▲枝廣氏と岩槻邦男館長との基調トークは「太古から未来へ 〜伝え、守る多様な生命〜」というタイトルでした

冒頭、挨拶をされた井戸敏三兵庫県知事は、その直前に「ちーたんの館」もご覧になられました。

ちーたんの館にて

▲本物の化石も展示されており、知事もじっくりとご覧になられました

ちーたんの館にて2

▲クリーニング作業を行っていたスタッフにもガラス越しに声をかけられていました


明日から始まる第5次発掘の現場見学のついでに行ってみてください。もちろん、ひとはくも(^^)
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」も開催中です。

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

先日12月4日(土)にオープンした「ちーたんの館」について、もう少しご紹介しましょう。


展示室01  展示室02  展示室03

▲展示室内には、子どもたちがさわって楽しんだり、勉強したりできるコーナーもあります

産状レプリカを覗くと

▲産状レプリカの前で何かを覗いていますね(^^)何が見えるんでしょうか?

産状レプリカ → 肉食恐竜現る

▲ボタンを押すと・・・      →  肉食恐竜たちが現れましたね(^^)


まだまだ見どころはありますが、それは行ってみてのお楽しみに(^^)

開館は月曜日(祝日の場合は、翌平日)を除く毎日10時から16時です。
ただし、入館料が必要です。(大人200円、小中学生100円)

明日から第5次発掘も本格的に始まります。
発掘現場と「ちーたんの館」とひとはくの3箇所を巡れば、あなたも恐竜博士!!
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」も開催中です。

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

先日12月4日(土)にオープンした「ちーたんの館」について、ご紹介しましょう。

2008年12月に山南住民セミナー1階にオープンした「丹波竜化石工房(ひとはく恐竜ラボ山南ルーム)」を同じ敷地内の丹波市山南支所に移動して、おもに展示スペースを拡大してリニューアルされたものです。
12月4日(土)10時からオープニングセレモニーが行われました。

丹波市長

▲挨拶をされる辻重五郎丹波市長。うしろに「丹波竜化石工房」の入口が見えます

岩槻館長

▲ひとはくの岩槻邦男館長も挨拶をされました。小さい頃の丹波での思い出話もされました

テープカット

▲みなさんでテープカットです

クリーニング室

▲もちろんクリーニング施設も新調されています

産出化石の展示

▲発掘して、クリーニングが終わって、レプリカが製作されてつながっていきます

三枝と足立さん

▲第一発見者の足立さんに話をする三枝春生主任研究員です

産状レプリカ

▲広い展示室内には、発掘時の産状も再現されています


開館は月曜日(祝日の場合は、翌平日)を除く毎日10時から16時です。
ただし、入館料が必要です。(大人200円、小中学生100円)

明日から第5次発掘も本格的に始まります。発掘現場から車で10分ほどの距離です。
十分、両方見ることができます。もちろん、その帰りか、行く前には博物館に寄ってください。
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」も開催中です。

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

今年も残すところ20日あまりとなってしまいましたね。
先日12月4日には、丹波市の発掘現場近くにある丹波竜化石工房がリニューアルしました。

ちーたんの館

▲別名「ちーたんの館」 ちゃんと「ちーたん」もいました(^^)

明日から発掘も本格的に始まります。発掘現場見学とあわせて訪れてみてはいかがですか?

さて、週末情報です。

11日(土)
10:30〜16:00 うきうきワークショップ〜とっても簡単化石のレプリカづくり
■この時間内にいつお越しいただいても体験できます。ぜひお越しください。
11:00〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「画はくの日〜化石大集合2010」(フロアスタッフ)
■この週末は、化石大集合2010展示室内の化石をじっくり描いてみましょう(^^)

12日(日)
11:00〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
13:30〜と15:30〜 チリメンモンスターをさがそう!(きしわだ自然の会)
■いよいよ最後のチリモン!ぜひ、ご参加ください。
14:00〜 暦に見る人と自然(武田重昭研究員)
■今も伝わる暦や風習から、日本人がいかに自然を愛でてきたかを見てみましょう。
14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「画はくの日〜オリジナル多様性マグネット」(フロアスタッフ)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 久しぶりのblog登場です 12月になり寒い日が続いて気が滅入りそうになっていましたが、頑張ってます。展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海vs日本海」も残すところあと少しとなってきました。まだご覧でない方は、是非ひとはくにお越しください。

 

 さて、いよいよ明日12月11日(土)、丹波市山南町上滝の恐竜発掘現場で、ボランティアによる本格的な手堀の発掘が始まります。

 

H22.12.10 の発掘現場の様子 重機による上層のコンクリート等の除去作業もほぼすんでいるようですね。前回お知らせした11月17日の様子と比較するとよく判るのではないでしょうか?<ここから

 例年よりも1か月作業開始が早められています。雨や雪による増水の影響等を少しでも少なくするためでもあります。

 今回の第5次発掘調査では何が見つかるのでしょうか?第4次の終盤で「胴椎(どうつい)」ではないかと思われるものも見つかっているので、期待していいのでしょうか?

 

 また、詳しい情報はひとはくホームページ等でお知らせします。

 

情報管理課:八尾 何が出るか お楽しみ!!

12月になりましたね〜(^^)
今年のひとはくは、きれいなイルミネーションで飾られていますよ!!

 

お客様を一番最初にお迎えするエントランスホールでは…

エント エントのサムネール画像  


 

博物館の入り口3階では…

3階ツリー

 

深田公園を眺めることができる4階ひとはくサロンでは…

サロンのサムネール画像のサムネール画像  

 

s-P1050586.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像

 

毎日忙しい日々を過ごされているあなた…

心を癒しに、ぜひ、ひとはくへお越しくださいませ。

 

ささやま ゆりこ(フロアスタッフ)

実写版ヤマト(2)

2010年12月 1日

実写版ヤマト第二弾!  こんどはヤマトシジミです.

博物館のまわりにもよくいます.食草はカタバミで,足元をちまちま飛んでいるので目立

ちません.この個体は花から花へと”歩いて”吸蜜中でした.翅の裏は砂色っぽく,表と

いうか内側が薄青で,なかなか美しいです.たしかに貝のシジミを思わせる色あいですね.

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ついでに最近撮った晩秋のシジミチョウを二種ほど.

こちら(↓)は日光浴するムラサキシジミ.食樹は常緑樫.成虫で越冬するそうです.表は

モルフォチョウに匹敵する鮮やかな青紫色です.裏は落ち葉のようなベージュ色.翅をたた

むだけで風景に紛れることができます.

 

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下のはマメ科の花や実で発生するウラナミシジミ.主に幼虫で越冬するようです.日没前に

見つけたこの個体は花に止まったまま,夕日が当たってもかげってもぜんぜん動きませんで

した.

 

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昆虫共生 沢田

 

 早いもので、もう12月 師走(しわす)になりました。今年も残すところあと一月となりました。なんだか気忙しいですが。

 

 12月といえば、【ふたご座流星群】ですね。

 今年は12月14日の午後8時頃が一番多いと予想されています。しかし、その時間ではまだお月さんが出ていますから、観察しやすいのは0時を過ぎた頃。西に月が沈んだ頃、ちょうど南のてっぺん付近から降り注ぐはず?!デス。

 

深夜0時に南の方のてっぺんがポイントですぞ 観察しやすいのは天気にもよりますが、10日(金)の夜から11日(土)の夜など、次の日が学校や仕事が休みの方がいいかも知れませんね。寒くないように暖かくして観察してみてください。

 

 

今度は撮影したいぞ 

夏休みが終わっても猛暑が続く91週、2週。募集は開始されているのですが、作品はポツリポツリと10点程度。担当者はだんだんあせってきます。出していただけそうな学校関係に声をかけてみても、「夏休みの作品展があるから」とか、「運動会の練習で忙しい」とかいう声が返ってきます。それでも、「9月末までなので余裕ができたら、ぜひお願いします」とプッシュしました。

 応募締切5日前の926日、応募作品は100点を越えていませんでした。しかし、最後の5日間で「えっ」と思うほど作品はどんどん集まってきました。目標は300点、あっという間に突破して500600と増えていきます。最終的に集まった作品は818点で、展示する場所はあるんだろうかと、思ってもみなかった嬉しい悩みでした。黒い台紙に貼った作品を一枚の展示ボードに6点ずつ展示すると、何とか3階の空きスペースに収めることができました。

 自分で観察した生きものや、自分で調べて感動した生きものに関する出来ごとを、「かわらばん」という「江戸時代のお知らせ版」の形式で募集した今回の企画・・・、これだけ集まれば大成功ですが、心の中では冷や汗ものでした。夏休みの観察を意識して、7月上旬に募集ちらしをつくり、学校に配布しましたが、各学校に3部ぐらいしか配布できなかったので、学校ルートでの宣伝はほとんどいきわたらなかったようです。

 

 

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               (ホロンピアホールに並べられた作品)

 

さて、集まった作品の5 % 程度には何らかの賞を出すという方針で、全作品を中セミナー室・実習室・ホロンピアホールに並べていき、作品に関心のある館員に呼び掛けて、賞を出してもいいと思われる作品に付箋をつけて頂きました。付箋のついた作品は200程度に絞られました。そこからさらに付箋が三本以上ついたものに絞ると、104点になりました。この104点から、館長賞3点、三田記者クラブ賞5点、研究員賞31点を選出して頂きました。館長賞については岩槻先生に選考の意図と各講評の原稿を頂きましたので、ひとはく新聞に掲載します。ぜひそちらをお読み下さい。

 三田記者クラブ賞は、新聞記者の目で見て、話題性・アピールするタイトル・記事としてのまとまり・全体としてのバランスなどの観点で5点選んで頂き、そのうち1点を三田記者クラブ大賞にするという意見を頂きました。

 入賞した39点以外にも結構興味深いものがまだまだありますので、展示をご覧になった人それぞれが「私の大賞」ということで心に描いて頂ければ、1226日まで展示する意義が増すものと思われます。

多くの方々の協力で出来上がった「いきものかわらばん」展示ですが、109日から開始してちょうど2週間経ったところで、「これまで18年間の展示の中で一番いい展示」という声が聞こえてきました。担当者の一人として最高のほめ言葉かもしれませんが、ごく一部にせよ、これまでの企画展示等に関わってきた一人でもありますので、「つまらない展示をしてきた」と言われたような気がしてちょっとがっかりです。しかし、見方を少し変えれば、こういう参加型の展示で市民や児童生徒のパワーに触れることを望む声があるということではないでしょうか。この「成功」を土台にして20周年以降の方向を模索していきたいものです。ただし、筆者は20周年のとき停年の「老兵」ですので、黙って消え去るのみです(おおっ、希望は残せたぞ)

 

大谷 剛(自然・環境マネジメント研究部)

 昨年の8月に、恐竜化石が多数産出している丹波市に分布する篠山層群下部層(約11000万年前)から、カエル類の全身骨格化石が発見されたことを公表しました。このカエル類化石の保存状態は極めて良好で、指骨などの一部が欠損しているものの、ほぼ全身の骨格要素が揃っており、生きていた当時の様子が化石から見て取れます。このような化石は世界的のも例が少なく、カエル類の進化の過程を研究する上で極めて重要な標本です。そこで私は、この化石の産出報告とこれまでの研究成果を10月に米国で開催された米国古脊椎動物学会第70回例会で発表してきました。

 

 

ikedaNov1.JPG                              (街の風景)

 

米国古脊椎動物学会(Society of Vertebrate Paleontology)は、年に一度例会を開催します。その例会には、米国の研究者のみならず世界中の研究者が集うため、実質的には古脊椎動物学の国際大会となっています。昨年は英国のブリストルで開催されましたが、今年は米国のペンシルバニア州ピッツバーグで四日間に渡って開催されました。今回の大会には、約20ヵ国、総勢約900名の研究者が参加し、700を超える研究発表がおこなわれました。

 

 

ikedaNov2.JPG                             (会場の様子)

 

例年この大会では多数の研究者が発表するため、研究内容により選別され複数の会場にて発表が行われます。発表は口頭発表とポスター発表に大きく分かれており、口頭発表が四会場、ポスター発表が大きな会場一つで行われます。大会参加者は、事前にプログラムを調べ自身の興味のある演題を聞きもらさないように多数の会場を行き来します。

 

 

 

ikedaNov3.JPG                            (ポスター発表)

 

今回私は、上の写真のようにポスターで研究成果を発表しました。このポスター会場では、お酒やスナックが振舞われ、世界中の古生物学者が交流を深め、研究についての情報交換が行われます。お酒を飲みながらの発表は、日本国内の学会ではあまり馴染みがないですが、少しお酒が入ることで、国籍を超えてスムーズにお互いが打ち解けることが出来るようです。

 

発表の成果も上々で、カエル化石研究の第一人者で中国科学院古脊椎動物古人類研究所(IVPP)の館長である王原博士から、「非常に重要で興味深い化石だ。今後双方の研究成果を議論するために密に連絡を取り合っていこう」とコメントを頂きました。今年も12月中旬から第五次発掘が行われます。恐竜だけでなく、カエルのような小さな生物も多数産出すると思います。今後も随時、調査・研究活動を報告しますのでご期待ください!

 

池田 忠広(自然・環境評価研究部)

 

私たちの目を楽しませてくれた深田公園の紅葉もそろそろ見おさめでしょうか?

どんなに夏が暑くても ちゃんと季節はめぐってくるんですね。

皆さんはどんな秋をすごされましたか?

 

12月といえば・・・ワクワク!されている方も多いと思いますが

今月もフロアスタッフは皆さんに楽しんでいただけるイベントをご用意しています^_^

 

フロアスタッフとあそぼう!

4 日(土)・ 5 日(日)・・「クリスマスかざりづくり」  4 階ひとはくサロン

11 日(土)・12 日(日)・・「画はくの日:化石大集合2010」 3 階恐竜化石 展示室

18 日(土)・・・・・・・・「クリスマス万華鏡づくり」  4 階大セミナー室

19 日(日)・・・・・・・・「タヨウ星人参上!」  4 階ひとはくサロン

23 日(木・祝)・・・・・・「クリスマスカードづくり」  4 階ひとはくサロン

25 日(土)・・・・・・・・「くるくるとぶタネ〜クリスマスバージョン〜1階展示室

26 日(日)・・・・・・・・「新年うさぎのカレンダーづくり 4 階ひとはくサロン

〜」                             

 

クリスマス万華鏡 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月のふかたん・深田公園うきうき探検隊

「深田公園のれきし探検」12/23(木・祝)です。

40年前の深田公園って?? 

環境・まち博士の上田研究員と一緒に

深田公園がどんなふうにかわったのか見にいきましょう!

 

そして、「デジタル紙芝居」と「展示室ツアー」は毎日やっています。

くわしいことは、うきうきカレンダーでチェックしてくださいネ。

 

☆タヨウ星人ポイントカードもいよいよ今月の26日まで。

みなさん! 12月も“ひとはく”で楽しんで♪

ポイントをためてプレゼントをゲットしてね〜〜★

 

 

タヨウ星人ポイントカードプレゼント紹介 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとはくサロンのツリーもおまちしています(*^_^*

 

 

ひとはくサロンのツリー 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                ありむら むつこ(フロアスタッフ)

1114()、私たち「人と自然の会」のメンバーは2010山陰海岸ジオパークフェスティバルに参加しました。

会場は但馬ドームで、兵庫県豊岡市日高町名色(神鍋スキー場の近く)にあります。

全天候型の運動広場の中に博物館の展示ブースが開設されました。

 

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私達は博物館が開設した展示ブースの一角で、イベントをしました。

 

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当日の出し物はダチョウの卵のペンダントと3種類のクラフト作品作りです。

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私達のブースにも多くの方が来られ、作品作りを楽しまれました。

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博物館の「ひとはくブース」では「地震と液状化をためそう」「化石のレプリカを作ろう」「偏光シートで遊ぼう」などを出展していました。


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当日はドームの外で、「但馬まるごと感動市」が開かれて、但馬牛の丸焼きもしていました。

骨だけになった牛を見ると、人間の食欲の大きさに驚かされました。

また、野外の広場では、「ひょうごの森のまつり2010」も同時に開催されていました。

森を守るための色々な活動展示や、イベントが開催されていました。

 

    hitotosizen201011-7.jpg   hitotosizen201011-8.jpg

 

(NPO法人 人と自然の会 北方唯男)

 

今週のフロアスタッフとあそぼう!は、27(土)、28(日)に身近な材料を使って

自由に楽しくマグネットをつくります。

 

今日(27日(土))のマグネットづくりの様子です。

 

どの材料を使おうかな?

マグネット材料

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マグネットのプレートは小さいけれど、

大胆に自由に楽しく・・できましたぁ〜!(^^)!♪♪ 

 

オリジナルマグネット作品 マグネット作品 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マグネット

マグネット 

 

 

 

 

 

 

子どもたちの豊かな感性にいつも感動します!!

マグネットづくりは、明日28(日)も午後3時からあります。

 

                     フロアスタッフ ありむら

 

 

11月も最後の週末です。今年も残り少なくなってきましたね(^^)
今日も学校団体の特注セミナーや館内見学でにぎやかなひとはくです。

ひとはくサロン 

▲4階ひとはくサロン・情報コーナーで調べている小学生たち

さて、いつもの週末情報をお届けします。

27日(土)
10:30〜16:00 うきうきワークショップ〜オオムラサキのペーパークラフト
■この時間内にいつお越しいただいても体験できます。ぜひお越しください。

  詳しくは→ http://hitohaku.jp/blog/2010/11/1127/


11:00〜 デジタル紙芝居「ススキ草原のオーケストラ」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
14:30〜 デジタル紙芝居「ススキ草原のオーケストラ」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「オリジナル多様性マグネット」(フロアスタッフ)

28日(日)
11:00〜 デジタル紙芝居「ススキ草原のオーケストラ」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(松原尚志主任研究員)
■いよいよ恐竜ラボ&展示解説も年内最終となります。というのも来月から丹波の恐竜化石第5次発掘調査が始まり、研究員が発掘作業に従事するためです。
14:30〜 デジタル紙芝居「ススキ草原のオーケストラ」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「オリジナル多様性マグネット」(フロアスタッフ)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

24、25日の2日間、奈良県新公会堂で開かれた第58回全国博物館大会に行ってきました。
とっても天気も良く、とっても紅葉がきれいでした。

若草山

大仏殿

▲奈良といえばシカ。右を向いても左を向いてもいましたね(^^)


モミジ  イチョウ

▲モミジやイチョウといった紅葉を代表する木々がとてもきれいで、あちこちに大きなレンズをつけた一眼レフと三脚をもったカメラマンがいました


もちろん、景色を見に行った訳じゃないですよ(^^;
年に1度の全国大会です。しっかり情報収集、研修もしてきました。

会場内

▲文部科学省や文化庁からの報告、シンポジウム、特別講演、パネルディスカッションなどのプログラムが続きました

この週末も、ひとはくは企画展示やオープンセミナーを企画しています。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

オオムラサキの写真

2010年11月26日

 明日11月27日(土) うきうきワークショップで「オオムラサキ・ペーパークラフト」が行われます。

 今の時期には、オオムラサキは幼虫で過ごしています。3mmくらいかな?もう少し大きいかな?それが6月から7月頃には、見事なオオムラサキに変身します。写真はこんな感じです。

 

オオムラサキ(♂) 実物は何とも言えない美しさで、太陽の光線を浴びると微妙に色がかわり、いつまで眺めていても飽きない、日本の国蝶です。

 

 ぜひ、うきうきワークショップへお越しください。

 11月22日は満月でしたね。お月さんは見えましたか?

 

 どんな風に見えたでしょうか? 肉眼では見えにくい(見えない?!)ですが、デジタルカメラで撮影すると【クレーター】が見えたりもします。天体望遠鏡や双眼鏡などでもクレーターは見えますね。クレーター意外にも、実は動物がいるんですよね!!

左の影になっている部分をイラストっぽくすると・・・・・ こんな風に見える(左側が月の写真)んですが、隣の白黒の絵はわかりますか?

 なんとこの日は、うさぎさんがお餅をついていました?! この月の写真とうさぎさんの絵を重ねるとこんなにピッタリなんです

ほらほら 

 次の満月は、12月の21日頃です。お天気がよければ見えるはずですが、その前後の日でも月は大きくなっていますから、きっと見えると思います。12月はサンタクロースがソリに乗っているかもデス?!

 

 

うーさぎ、うさぎ 何見て跳ねる                                情報管理課:八尾

3年8ヶ月間ひとはくのフロアスタッフとして活躍してくれた、岡本知佳さん。

P1040136P.JPG                                        (4Fカウンターでの様子)

今後は京都でお仕事をすることになり、本日が、ひとはくでの勤務最終日となりました。
博物館スタッフ間でも人望があって「岡本さんがひとはくにいなくて残念だな。(TmT)ウゥゥ・・・」と思っているのは私だけではありません。

          DSC_0003p.jpg   P1150997P.JPG

                        (送別会の様子)

和み系。私も彼女のキャラに何度も癒されました。
でも10人以上いるフロアスタッフのリーダーの1人で、しっかり者。 

P1040128P.JPG

                       (展示室ツアー)

あっと言う間に子どもに囲まれています。

絵を描くのも、イベントの企画も得意です。ん〜〜頼もしい!

でも、残念ながら今日が最後となりました。

P1040157P.JPG

                  (スタッフから花束贈呈です)

今後の岡本さんの活躍に期待しています。
笑顔で見送ります。

がんばってね!ありがとう。

                           小林美樹(生涯学習課)

人と自然の博物館(ひとはく)の観葉植物にチョウチョがとまっています。↓

 

oomura.jpgのサムネール画像

 

↑近づいて見てみると…はねの表が美しい紫色をしている“オオムラサキ”ですね。

 

あれ?ほんもの? いいえ、このオオムラサキは紙でつくられています。

 

oomurara.jpg

 

11/27(土)の10301600までご参加いただける、

うきうきワークショップ(イベント)は、

このオオムラサキを紙でつくる「オオムラサキ・ペーパークラフト」です!

 

今回、ペーパークラフトでつくるのは、紫色のはねを持つオスのオオムラサキ。

(メスはこげ茶色です)

 

はねもきちんと動きますよ。館内(4階ひとはくサロンと3階兵庫の自然誌のコーナー)に本物のオオムラサキの標本がありますので、ぜひご覧くださいね。

 

oomurasenn.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像

 

参加費は無料です!(観覧料のみでご参加いただけます)

皆さまのご参加お待ちしております。

 

うきうきワークショップ オオムラサキ・ペーパークラフト

実施日:11/27(土)

時間 :10301600(左記時間内でしたら、いつでもご参加いただけます)

場所 :4階ひとはくサロン

                      フロアスタッフ まつだ )

この季節、深田公園の紅葉は最高にきれいです(^^)
毎年、私はこの美しい深田公園を眺めるのを楽しみにしています。
11月の深田公園さて、博物館の中はどんな様子かな?少しご紹介しましょう。
今日もたくさんの団体様が来てくださいました〜ひとはくも大にぎわい!!

子ども会の団体様に、特注デジタル紙芝居「丹波の恐竜たんたんのひとはくナイトミュージアム」を上演しました。
                           特注デジタル紙芝居                   117名のお客様は、みなさん真剣!!

 

旧小セミナー室では「とっても簡単!化石のレプリカづくり」のセミナーがありましたよ。

レプリカづくりの様子 楽しそう(^^)

 

おゆまるを使って、簡単にアンモナイトができあがります。

 

西岡先生の楽しいお話                西岡先生のお話は恐竜から昆虫までと幅広〜い!とっても楽しいですよ(^^)/

 

子どもたちに大人気!

               わからないことがあれば、なんでも聞いちゃおう!

 

今年もあとひと月ちょっと…わくわく楽しい博物館に、ぜひ、お越しくださいね。

 

ささやま ゆりこ(フロアスタッフ)

カマキリの季節

2010年11月24日

カマキリの季節ですね,かなぁ?

虫を探しながら歩いていると,よくカマキリに遭遇します.しかも眼が合うというか,睨まれるというか.今や草むら最強の虫なので堂々たるもの.蟷螂の斧の故事を思い出します.

カマキリのカマは,もちろん前の足,つまり前脚です.前の胸,つまり前胸全体が変形しているので,どの部分か考えてみると,すごさが分かります.たとえばカブトムシの前胸(♂だと小さいほうのツノがある部分)とくらべてみると,カマキリでは前胸全体が細長くなっていることがわかります.
また脚の根元の節,基節が長くなっています.カブトだと半分埋まった感じの部分が,カマキリでは長く,自由に動くのです.次の太くてトゲトゲが多い部分が腿節,その次のカマのように尖った部分が脛節です.その先には目立ちませんがフ節があります.カブトだと鎖っぽくて先にカギヅメが付いている部分です.

 

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で,カマキリの前脚には模様があり,種ごとに違っています.ここに写真を上げた二匹はそれぞれちょと変わった個体です.
上のコカマキリは草地に多い種類で,たいてい暗い褐色(ちゃいろ)なのですが,この子は明るい緑色です.前脚の模様は褐色型と同じです.

下のハラビロカマキリは樹上に多く,たいてい緑色のなのですが,たま〜に褐色型の子がいます.脚には模様はなく,前翅の明るい色の点模様が目立ちます.これも緑色型と同じです.

 

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カマキリは,たまご(正確には「卵鞘」,らんしょう)も見どころです.というわけで,カマキリの季節はまだまだ続くのであった.

昆虫共生 沢田

11月も終わりに近づき、いよいよ12月です。

12月の大きなイベントの一つが、クリスマス!

おうちでクリスマスツリーを飾られる方もいらっしゃると思いますが、ひとはくにもツリーが登場しました

 

クリスマスツリー▲ひとはくサロンのホワイトツリーです。真っ白な天使の羽のような飾りと青い光が、幻想的できれい  です。

リース 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ▲こんな素敵なリースも人と自然の会の方からいただきました。

そして、みなさまにクリスマスをもっともっと楽しんでいただくために、スタッフもイベントを行います!

12月最初の週末、12月4日(土)・5日(日)のフロアスタッフとあそぼうは『クリスマスかざりづくり』です。

クリスマスかざりづくりフェルトと、植物の葉っぱや木の実を使って、クリスマスオーナメントを作ります。
ツリーやリースに飾ったり、壁飾りにして、クリスマス気分を味わいませんか?

フロアスタッフとあそぼう!『クリスマスかざりづくり』
12月4日(土)・5日(日)
時間:15:00〜
定員:20名
場所:4階 ひとはくサロン(観覧料のみでご参加いただけます。)

 

他にも、12月のフロアスタッフとあそぼうは・・・

『クリスマスの万華鏡作り』『クリスマスのカードづくり』『くるくるとぶたね〜クリスマスバージョン〜』など、クリスマスイベントが目白押し!

そして12月の『画はくの日〜化石大集合2010〜』はみんなで恐竜や生き物の化石を観察しながら、楽しく絵を描きます!

『タヨウ星人参上!』では、ひとはくの生物多様性キャラクター「タヨウ星人」がやってくる!?来てからのお楽しみです。

クリスマスが終われば、新年!ということで、12月最後の週末には『新年うさぎのカレンダーづくり』今年の干支のうさぎを折り紙で折って、カレンダーを作ります。

くわしくはこちら→http://www.hitohaku.jp/top/10ukiukicalen/ukiuki1012.pdfうきうきカレンダー12月号をご覧ください。

 

年の瀬が迫り、何かとお忙しい12月だと思いますが、少しでもみなさまに楽しんでいただけるようなイベントを企画して、みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

12月も、博物館にお越しいただいたお客様の笑顔がたくさん見れますように。

 

                          (フロアスタッフ 美濃 杏奈)

秋もずいぶん深まりましたね。

ここ、ひとはくのある三田では、紅葉も終わりにさしかかっています。

そんな、晩秋の深田公園で11月の「深田公園うきうき探検隊」通称「ふかたん」が23日にありました。

テーマは「色々な葉っぱとどんぐりを観察してみよう!」です。

午後2時にひとはくサロンに集合してから探検に出発です。

11月のふかたんの隊長は植物博士の小舘研究員です。

隊長から葉っぱの話を聞いて、みんな興味しんしん

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P1050048-s.jpg どんな葉っぱがあるかな?

どんどん見つけてみましょう!

今年はどんぐりが少ないのが残念です。

でも、木々の紅葉はきれいです。

 

P1050035-s.jpgのサムネール画像のサムネール画像 

いろいろな葉っぱを見つけたあとは、ひとはくに帰って参加したみんなで地図を作りました。

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ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

ふかたんは来月もあります。12月23日(水・祝)です。

12月のテーマは「深田公園のれきし探検」です。

皆様のご参加をお待ちしています。

                          フロアスタッフ すぎえりょうこ

 

先日まで、博物館には中学生の男の子女の子が、博物館研修に来られていました。

18日は、私たちフロアスタッフのお仕事を、二人の男子中学生が体験されました。

お仕事は開館前から始まりますよ〜(^^)v
まずは、朝のミーティングに参加していただいた後、館内に異常がないか確認する館内巡回。

そして、開館時刻の10時には、団体様をお迎えするお仕事です。

その後、なんと70名近い小学校の団体様に向けてのデジタル紙芝居も、二人だけで!!行っていただきました。(写真がないのが残念…うっかり撮り忘れました〜ごめんなさい)

大役を終えた二人の次のお仕事は…

フロアスタッフとあそぼう「クリスマス万華鏡づくり」の準備です。

見本作り

真剣です!

紙コップの色ぬり 自分の作品を前に作業中〜宮本くん、常山くん、お疲れ様でした〜今度は、ゆっくり遊びにきてくださいね(^^)

フロアスタッフ  ささやま ゆりこ   

 

 

今日のフロアスタッフとあそぼうは「多様性のクリスマス飾り」でした。
クリスマスに向けてアドベントカレンダーを作りました!

アドベントカレンダー とは?カードに作られた窓を1日に1つずつ開けていき、全部の窓を開け終わるとクリスマスを迎えたことを教えてくれるカレンダーです。)

作業中
みんな真剣です・・・

 
クリスマスツリーがにぎやかになってきました

イラストを描いたり、星をちりばめたり。とっても綺麗です!


完成! 完成!

完成!!とってもにぎやかなアドベントカレンダーになりました。
クリスマスが待ち遠しいですねo(^O^*=*^O^)o


この「多様性クリスマス飾り」のイベントは21日(日)・23日(火・祝)にも行います!
時 間:15時〜(約30分)
定 員:20名(観覧料のみでご参加いただけます)
場 所:4階ひとはくサロン

アドベントカレンダー

アドベントカレンダーを作って楽しくクリスマスを迎えませんか!?
みなさんのご参加お待ちしております!

フロアスタッフ おおもとさおり・(ェ)・

この週末天気が良いので、紅葉を見に行かれる方も多いでしょう。テレビでも見ごろだと言ってますし・・・。

でも!聞いてください!

今日と明日は「関西文化の日」で、ひとはくの観覧料は無料なんです。

関西文化の日って?http://kansaibunka.com/

 

 

20101120110316171.jpgのサムネール画像

この週末も楽しいイベントも盛りだくさん。

http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

この機会にひとはくへ来て、タヨウ星人ポイントカードを貯めちゃいましょう〜。 

http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

                             小林美樹(生涯学習課)

11月21日(日)は「三田市家族の日」

クーポン券を使って、家族や誰もが楽しい時間を過ごせるサービスを受けることができます。もちろん、ひとはくは「観覧料無料の日」です。
クーポン券をお持ちの方は、ぜひ、ひとはく4階の生涯学習課にお越しください。
ひとはくオリジナルシールをプレゼントします。
■■■「このブログを見た」と言っていただければ、同伴の方にもプレゼントします(^^)■■■


オリジナルシール

▲クーポン券とオリジナルシール(ブラックバスとメダカ、だいこん、カヤネズミ、ティラノサウルス、コノハズク、キベリハムシ、ツキノワグマの7種)

21日(日)は、第3日曜日でたくさんのイベントがあります。
詳しくは → http://hitohaku.jp/blog/2010/11/post_992/

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

今日も朝から団体様のバスが到着(^^)ひとはくの1日が始まっています。
朝の様子01

▲団体様のバスが到着!!

朝の様子02

 

さて、先のブログ  → http://hitohaku.jp/blog/2010/11/post_992/ 

で深田公園の紅葉の見頃も終わりか・・・と書いてしまいましたが、
来週11月23日(火)に毎月恒例の「ふかたん」があり、「色いろな葉っぱとドングリを観察してみよう!」があります。
小舘誓治研究員とフロアスタッフといっしょに深田公園の紅葉とみのりを楽しんでください。
まだまだ、深田公園の紅葉は終わっていませんね(^^;

そして同じくブログで、週末だけにあるように書いてしまったフロアスタッフと遊ぼう!「多様性のクリスマス飾り」は、同じく23日(火・祝)にも実施します。

というわけで23日(火・祝)も、ひとはくはイベント盛りだくさんですよ(^^)
「勤労感謝の日」みなさまおそろいで、ゆっくりとひとはくのイベントをお楽しみください。

23日(火・祝)
11:00〜 デジタル紙芝居「ススキ草原のオーケストラ」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
14:00〜 ふかたん「色いろな葉っぱとドングリを観察してみよう!」(小舘誓治研究員+フロアスタッフ)
14:30〜 デジタル紙芝居「ススキ草原のオーケストラ」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「多様性のクリスマス飾りをつくろう」(フロアスタッフ)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

今月から始まった県立5館(ひとはく、美術館、歴史博物館、考古博物館、陶芸美術館)でのスタンプラリーですが、
■すでにブログでも → http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_951/

5館すべてをタダで観覧する方法もブログで3回紹介してきました。いよいよこれが最終チャンスです。

この週末、20日(土)21日(日)は「関西文化の日」で5館とも常設展が無料です。
ということで、1日は姫路市にある県立歴史博物館(→ http://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/index.html )か、
播磨町の県立考古博物館(→ http://www.hyogo-koukohaku.jp/ )もしくは、
神戸市の県立美術館(→ http://www.artm.pref.hyogo.jp/ )に行っていただき、

もう1日は、ぜひ、ひとはくと兵庫陶芸美術館(→ http://www.mcart.jp/ )をはしごしてみるのはいかがですか?
2つの館は距離で15kmほどしか離れていません。車さえあれば30分足らずです。

ゴカン

▲ひとはく4階入口のスタンプ

週末の2日間に3館でスタンプをためていただくと、すてきなオリジナルグッズと全館共通優待券(1名様分)をプレゼントします。

これで4館目。そこでも同様のプレゼントがあるので、5館目もタダ!!
スタンプラリーの完走です!!来年10月末まで使える共通優待券(2名様分)をプレゼント。

さらに、ホテル北野プラザ六甲荘ペア宿泊券が当たるかも!?

いかがですか?ぜひ、実現させてください。
なお専用チラシは、各館で配布しています。また、下記からダウンロードして印刷していただいても結構です
■ダウンロードはこちら → http://hitohaku.jp/top/10event/10gokan.html

ぜひ、この機会にひとはく、ほか県立の美術館、博物館にお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(5館広報担当&生涯学習課長 平松紳一)

 

この週末、11月第3土日は「関西文化の日」です。
もちろん、ひとはくも観覧料無料です。

関西文化の日

▲こんなポスター見たことないですか?

※関西広域機構のホームページはこちら → http://kansaibunka.com/

すでにブログでお知らせしたとおり、この週末はイベント盛りだくさん(^^)
クリスマス飾りもつくったりできますよ。
※ブログは → http://hitohaku.jp/blog/2010/11/post_992/

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

11月も半分を過ぎました。今年もあと1ヶ月半ですね。
今日はとってもいい天気で、深田公園の紅葉もきれいです。

深田公園01

▲4階ひとはくサロンからの景色はいつ見ても気持ちいいです

紅葉もおわり?▲紅葉の見頃も終わりかな?

さて、週末のご予定はたっていますか?
家電エコポイントが半減とかで、大型テレビを買いに行かれる方もあるかも?
まあ、ついでにといっては何ですが、ひとはくにもお越しください。ひとはくの週末はイベント盛りだくさんですよ(^^)

20日(土)
11:00〜 デジタル紙芝居「ススキ草原のオーケストラ」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
13:30〜 顕微鏡で見る化石(古谷裕主任研究員)
14:30〜 デジタル紙芝居「ススキ草原のオーケストラ」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「多様性のクリスマス飾りをつくろう」(フロアスタッフ)
■この週末は、なんだかおもしろそうな「多様性のクリスマス飾り」です。小さなお子様も親子でつくってみてください。

21日(日)
11:00〜 デジタル紙芝居「ススキ草原のオーケストラ」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
12:00〜 花工房(人と自然の会)16:00まで
13:00〜 ドリームスタジオ(人と自然の会)
■今回は「森のクラフト」です。クリスマスリースもつくれますよ(^^) 
13:00〜 いろいろなタネを観察しよう(石田弘明研究員)
13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(三枝春生主任研究員)
14:00〜 みどころズバリ!まるわかり!!ギャラリートーク(布施静香研究員)
■展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」をじっくり解説します。
14:30〜 デジタル紙芝居「ススキ草原のオーケストラ」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「多様性のクリスマス飾りをつくろう」(フロアスタッフ)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

秋色 二十景

2010年11月18日

 もう今週末が見納めかもしれない 深田公園の紅葉

 一気に大公開します

 

どこをみても秋色 今朝の深田公園です。カメラを構えた方と何人も出会いました。ジョギングしながら立ち止まって紅葉を愛でている方もいらっしゃいました。

 ちょうど20日(土)21日(日)は、関西文化の日で無料開館しています。五館のスタンプラリーも実施中です。どうぞ、ひとはくにお越しください。

 

もう秋も終わるのか・・・・・

ちょっと前になりますが、11月14日にオープンセミナー「生物系収蔵庫ツアー」がありました。 これは、普段は見られない博物館の「秘宝」を見学できるセミナーです。

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植物、昆虫、哺乳類・鳥類の3分野について、それぞれ研究員が標本の説明をおこないました。標本とはどういうものか、またその重要性について説明し、実際にどのように納められているかを見学していただきました。

ひとはくの収蔵庫には、動植物の名前をつけるために選ばれた、「ホロタイプ」と呼ばれる最も重要で、世界に1点しかない標本も納められています。 

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午後2回の開催で、52名の方が参加されました。子ども達には、きれいな昆虫が人気のようでした。

次回は来年3月13日(日)午後に行いますから、みなさん来てくださいね。 

                         山本伸子(自然・環境評価研究部)

 

 去年の11月15日、このblogで紹介した記事を覚えている人は多くはないだろうと思いますが、同じことを今日紹介します。

 【しし座流星群】です。

    (画像はstellarium 0.10.5で作成)夜中の0時を過ぎてから東に昇る 流星群の中心部分のしし座は、深夜の0時を過ぎてから東の方から昇り始め、明け方近くにてっぺんにきます。時間帯が遅いので子どもは観察が難しいかも知れませんね。しかも、今夜のお天気も怪しいですものね。太平洋側では見られる可能性が高そうですが、三田あたりから北の方側では曇りがちかも知れません。でも、夜中にトイレに起きた時にでも、そっと東の空を見上げてみてください。運がよければ流星が見えるかも☆彡

 

晴れるといいなぁ


今月3日に開催された「ひとはくフェスティバル」では「生きものかわらばん」の表彰式を行いました。800点をこえる応募作品から、館長賞、三田記者クラブ賞、研究員賞が選ばれ、合計39人の児童生徒のみなさんに岩槻館長から表彰状が手渡されました。

フェスティバルの日の様子はこちら→ http://hitohaku.jp/blog/2010/11/post_973/


全作品は本館の3階に展示されていますので、是非見にきてくださいね。


さて、私の「いきものかわらばん」はまだ続いています。
2か月ほど前からセグロアシナガバチを飼い始めて2か月が過ぎました。
特製ハチミツと暖かい部屋の中でハチたちは、元気に過ごしています。
毎朝、彼らの元気な姿を見ることから私の1日は始まります。

私が博物館を留守している間、ハチの世話をしてくれていた矢野さんがハチに刺されてしまいました。
オスばかりのハチを8匹飼っているので、刺されるはずがないのですが。

数えると8匹だったはずのハチが9匹?いる?!?
昆虫博士の八木主任研究員によると9匹の中に1匹メスのハチが混じっていたようです。

 

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 いつの間にか混ざっていたメスのハチ            オスのハチ8匹

 

今はメスとオスを見分けるために別々に飼っています。

メスは黄色くてお尻が尖っています。

誰かが、新しいメスのハチをオスのハチ集団の中へ入れたのでしょうか。まさかハチ自ら入ってきた?ま〜さ〜か。
謎は深まります。

こうして、私のいきのもかわらばんは続いています・・・。


                     小林美樹(生涯学習課)

 午前中はパソコンのメインテナンスをしました。

  午後は何を体験したのか?

   どんどん入力します     ややこしい報告書も多い 

 ひとはくに新しく寄贈していただいた図書や雑誌を登録する作業の下準備をしました。1冊1冊本を確かめながら、書名や著者名・発行元などをパソコンで入力します。使っているパソコンは午前中自分たちで手入れしたパソコンです。入力するエクセル表も自分たちで作成しました。中には入力のややこしい報告書などもあり、結構悪戦苦闘していましたが、時間いっぱいまでやりました。(ファイルの保存に失敗して、苦労が水の泡という経験もありましたが?!)

 

 中学校ではソフトテニスと剣道部という体育会系の二人でしたが、私語もなく、黙々と集中して作業できました。(中学校の授業風景も見たいです!!)

「まさか博物館に、こんな仕事があるとは思わなかった」ような図書の整理の仕事の一端を体験しました。トライやる・ウィークならではの体験ですが、この根気のいる地道な作業が、研究員の調査研究を支える、大事な仕事だということを理解してくれたら、今日のトライやるは成功です。

 

 明日からもまだまだ続きます。がんばってください

エクセル入力 お疲れ様

 朝から好天に恵まれ、先週末の黄砂もほとんど影響がみられなくなり、ひとはくから見える紅葉も最高潮に達してきました。

遠くの山々まで紅葉

ミニチュアモデルのような神戸電鉄

緊張のあいさつ


 さて、今週ひとはくに来てくれたのは、篠山市立篠山中学校・丹南中学校から各1名ずつの男子です。朝のミーティングで職員の前で緊張のあいさつをしてくれました。宮本君は大山小学校時代に化石の発掘をして以来、博物館でトライやるがしたいと思っていました。常山君は、去年夏休みの自由課題研究でひとはくに来てから希望していました。

 

 初日は情報管理課が担当します。午前中は研修用のパソコンのメンテナンス作業をします。

メンテナンスの準備 情報管理課でいつも行っている作業を体験しました。

パソコンを前に作業中

                                        情報管理課:八尾

当然第一希望  

 

博物館の建っている(といってももとは「深田大橋」です)深田公園周辺は、いま紅葉がとてもきれいです。
このブログでも何人かが紹介していますが、今日もたくさんの方が公園で犬の散歩やボール遊びなどしながら、秋を楽しんでおられました。

ヤマボウシ

▲博物館入口に通じるヤマボウシ並木(1本だけハナミズキ!?)もすっかり色づいています

紅葉01

▲博物館の壁面はガラス。そこに映る景色もまたいいものですよ(^^)

紅葉02

▲でも、もう落ち葉も・・・見頃はそろそろ終わりかな(^^;

紅葉03

▲なんとなく癒されますよね(^^)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」、「ひとはくかわらばん全作品展」開催中です。
館内見学のついでに深田公園も散策してみてください。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

博物館の楽しみ方は、展示を見るだけではありません。
ひとはくには38名もの研究員がいます。専門的な知識をもっている研究員から直接話を聞くのも楽しいですよね(^^)
ひとはくのオープンセミナーは申込なしで参加できます。

今日は年に2回しかない「生物系収蔵庫ツアー」がありました。

収蔵庫ツアー01

▲人数が多かったのでグループに分かれて、収蔵庫の前で説明を受けています

収蔵庫ツアー02

▲いざ収蔵庫の中へ

次回は3月13日(日)です。覚えててくださいね(^^)

そして、13:30からは古谷裕主任研究員の「恐竜ラボ&展示解説」がありました。
公開中の「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」についても詳しい説明がありました。

展示解説01

▲古谷研究員から展示中の化石について、生物大量絶滅について詳しく聞いておられました

産状レプリカ

▲福井県立恐竜博物館に貸し出していた産状レプリカも戻り、全長6mの産状がご覧いただけます

こちらの「恐竜ラボ&展示解説」は今月いっぱいまでの日曜日開催です。

毎週末のオープンセミナー。ぜひ、「今週のひとはく」でチェックしてください。
→ http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html
来週は、
20日(土)
13:30〜 顕微鏡で見る化石(古谷研究員)
21日(日)
13:00〜 いろいろなタネを観察しよう(石田研究員)
13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(三枝研究員)
14:00〜 みどころズバリ!まるわかり!!ギャラリートーク
と盛りだくさんです。そして2日間とも「関西文化の日」で観覧料はいただきません!!

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」、「ひとはくかわらばん全作品展」開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

赤や黄色の色さまざまに   真っ赤だな 真っ赤だな

 ひとはく周辺の深田公園の木々も美しく紅葉してきました。赤や黄や橙、茶・・・・・・うぅーん、言葉で表現しにくい色まであります。今がちょうど見頃でしょうか。

 

モミジバフウ  一番先に色づいた木も、今はこんな感じです。本当に色とりどりで綺麗です。

 

 しかし、今日の空は、いつもと様子が違います。

 

まるで、春先の春霞のよう  これは黄砂の影響のようです。遠くの山々が霞んで見えません!!春先にはよく黄砂で黄色っぽくなることもありますが、今の時期に?? ですよね。

 

うーん、晴れてほしいな

懐かし標本

2010年11月12日

 明日から大阪で甲虫学会の年次大会があります.それに合わせて青森のゾウムシ研究者,

佐藤さんが標本調査に寄られました.

 調査対象は[青森産のゾウムシ上科].ウチの収蔵庫に青森の標本があるかって? ある

んです.寄贈標本の[中村コレクション]には弘前大学に在学中の採集品がかなり含まれて

います.

1275_am.gif

収蔵庫内で調査中の佐藤氏

 その標本を半日がかりでチェック,青森のものを見つけて手持ちの情報に追加していく作業

です.

 中に以前佐藤さんが採集して中村さんに進呈された標本が含まれていました.ひさびさの

ご対面です.

 ラベルを見ただけで,採集時の情景,会話もよみがえるのでしょう.5種のうち4種がペアで,

個体数の多い1種は岩手県産 … 余談になるので早々に青森チェックに戻られましたが.

0251-am.gif

寄贈予定の標本もご持参くださいました

昆虫共生 沢田

丹波の恐竜化石、第5次発掘調査も始まりました。
手作業による本格発掘は来月からですが、今回はどんな発見があるか今から楽しみですよね。

5次発掘

▲この岩の下にどんな化石が眠っているのか・・・

さて、週末、天気はまずまずのようです。でも、ちょっぴり寒くなってきて外は・・・
という方、ご安心ください。ひとはくの週末はイベント盛りだくさんですよ(^^)

13日(土)
10:30〜16:00 うきうきワークショップ「とっても簡単!化石のレプリカづくり」(フロアスタッフ)
■時間内にいつお越しいただいても、簡単に10分足らずでレプリカをつくることができます。

おゆまるレプリカ

▲カラフルなレプリカはいつも人気です(^^)たくさんつくってくださいね!

11:00〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「クジラのぶんぶんゴマ」(フロアスタッフ)

14日(日)
11:00〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
13:00〜と15:00〜 生物系収蔵庫ツアー(橋本佳明主任研究員)
■博物館の心臓部ともいえる収蔵庫。もちろん普段は研究者以外は入ることはできません。このチャンスにいかがですか?

収蔵庫

▲この扉の向こう側をのぞいてみませんか?研究員が詳しく解説します

13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(松原尚志主任研究員)
■いま開催中の「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」の展示についてもお話が聞けますよ。
14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「クジラのぶんぶんゴマ」(フロアスタッフ)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

4日目の最終日は、フロアスタッフのお仕事を体験していただきました

フロアスタッフの主な仕事はお客様対応です。

 

朝一番には団体様のお出迎えや誘導をスタッフと一緒に行いました。

そして、今日のメインのお仕事のデジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」を練習し、午後には実際に大勢のお客様の前で披露していただきました

s-P1040847.jpg

たくさんのお客様に入っていただき、「少し緊張した〜!」とのことでしたが、すごく上手に演じることができました。

トライやる          ▲生涯学習課での最後の挨拶のようす 

博物館でのお仕事体験はどうでしたか?

1週間お疲れ様でした。またいつでも博物館に遊びに来てくださいね。

スタッフ一同お待ちしております

 

                   フロアスタッフ せら ゆうこ

 

 

              

 11月10日から、丹波市山南町の恐竜発掘調査が始まったことは既にお伝えしております。ご覧頂きましたか?

  重機の吊り下げは こちら

  削岩作業の開始は こちら

 

 今日は朝から雨が降っています。兵庫県内、ところによっては多く降っているところもありますが、山南町は徐々に快方に向かいそうな様子です。現在の発掘現場の様子です。

重機が2台に雨が降っても作業は続きます。川の水量が大幅に増え、水没しない限りは作業が続けられます。事故のないようにお気をつけください。

 

                             情報管理課:八尾 寒いですが気をつけて!!

生涯学習課の課員が飼っているセグロアシナガバチについてはこのブログで何度か紹介しました。

■9月16日「私のかわらばん」 → http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_877/
■9月19日「ハチのオスは刺さない」 → http://hitohaku.jp/blog/2010/09/2_8/


残業して帰ろうとすると・・・

ハチ01

▲飼っている容器の中で団子のように??

近づいてみると・・・

ハチ02

▲みんなで体を暖めあってるんでしょうか?かわいいですね(^^)

ハチたちも寒かったんでしょうね。かわいそうだったけど電気を消して帰りました(^^;
(生涯学習課長 平松紳一)

11月16日(火)より始まった活動も今日は3日目となりました。
今日の体験は、生涯学習課の仕事です。
生涯学習課は、主に来館団体の対応や広報活動を担当している課です。
そこで、トライやるの4名には、セミナー室の点検と整備、特注セミナーの準備と補助、ブログの作成に取組んでもらいました。

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リメンモンスターを探せ!!


*11月11日10:00 から、三田市立あかしや台小学校三年生の皆さんが、

遠藤先生のセミナーを受けにやってきました!


チリメンジャコの中に混じっている、いろいろな生き物を探し出し、観察するという内容でした。

児童の皆さんは、遠藤先生の話を熱心に、しっかりと聞いていました。

私たちも、チリメンモンスターという言葉をはじめて耳にしました。

児童の皆さんの中で、チリメンモンスターのことを知っている子がいたので、とても驚きました。

 

 


arino1.JPG*実際にチリメンモンスターを探してみると、思った以上にたくさんの生き物がいました。

身近にあるチリメンジャコですが、真剣に目を向けることによって新しい発見が生まれました。

一般的にチリメンジャコと呼ばれるカタクチイワシのほかに、タコ、カニのこども、タイのなかま等、その他色々な生き物がありました。

スーパーなどで売られているチリメンジャコには、チリメンモンスターはほとんど入っていないそうです。

自宅でも見られるのかと思っていたのですが、そうではないようです。


しかし、反対に言うと、見つけた人はかなりラッキーということだと思います。

 

 

arino2.JPG*普段知ることのできない体験が出来てとても嬉しかったです。

また、イベントがあるときに来たいと思います。

遠藤先生、ありがとうございました。

 

★有野中学校トライやる生  作田・柿本★

 

 

石レプリカを作ろう!!


*11月11日1:00 賀茂小学校三年生の皆さんがやってきました!

セミナーの前に、私たちは準備とレプリカ作りをしました。

「おゆまる」という、熱湯に入れるとやわらかくなる物で作りました。

 

arino4.JPG手順


・おゆまるを約90℃の熱湯にいれる

・しばらくの間やわらかくなるまで待つ

・やわらかくなったら箸で取り出し、水にさらす

・色が異なる場合は混ぜる

・化石の型に押し込む(この際すばやく行動)

・押し込めたら水につけてしばらく冷やす

・固まって取り出したら完成!

 


arino5.JPG arino3.JPG

*児童の皆さんは西岡先生の話をよく聞いて、みずから質問もしていました。

中には本物の化石を持っているという子もいました。

本物の大きな化石を前に、児童の皆さんは目を輝かせていました。

私たちも見たり触ったりして、何億年も前の物が保存されていることに感動しました。

このようなセミナーを通じて、化石に興味を持つ人が増えることを願っています。

 


*出来上がったレプリカを見て、児童の皆さんはとても喜んでいました。

おうちの人にも、見せてあげてほしいと思います。

 

 


私たちもやってみてとても面白かったので、まだやってみたことのない方は、ぜひ体験してみてください!

 

★有野中学校トライやる生  柿本・作田★

 

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チリメンモンスター

今日はあかしあ台小学校の館内見学がありました。

内容は「チリメンジャコの生物多様性」についてです。

 

まず最初は先生の話ですが先生の話はとても分かりやすく、

小学校の皆さんはしっかりと聞いていました。

 

koubekita1.JPG話の後はチリメンジャコの中の「チリメン・モンスター」探しをしました。

小学校の皆さんは次々に見つかるイカやらタコやらを興味津々にを眺めていました♪(中には食べたいという子も)

「チリメン・モンスター」にはいろんな種類があって、

中にはタツノオトシゴやカニダマシ(名前からして騙されそうです)など大変ユニークな生き物もありました!

 

koubekita2.JPG 

 

化石レプリカ作り

賀茂小学校の皆さんが来て、化石の見学やカラフルな化石のレプリカ作りをしました。

 

自分たちは賀茂小の人が来る前に、レプリカを作らせていただきました。

自分たち、北神戸の2人は「黒色と青緑色」「青色と黄色」の組み合わせです。

 

koubekita4.JPGそんなことよりも!賀茂小の皆さんは元気がよくて、挨拶や返事がしっかりできていてすごかったです。

みんな、先生の話をよく聞き、自分の意見や質問もしていました。

koubekita3.JPG化石が初めての子も、化石を持ってる子も、すごく楽しそうでした。

大体の人が成功して綺麗なレプリカを作っていました。

 

三葉虫やアンモナイトが、すごい時をこえて今自分たちのところに化石となってある、すごくロマンを感じます☆

 

 

明日でトライやるが終わります。悔いの残らないよう一生懸命がんばります。

神戸市立北神戸中学校 柳・中嶋

 

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いかがでしょうか?

トライやる3日目の活動をブログにまとめてもらいました。


(生涯学習課 西岡敬三)

初霜?

2010年11月11日

朝、博物館に来たら深田公園の芝生に霜が降りていました。
そういえば、今朝は一段と寒いと思っていたのです。

   shimo1.jpg

うれしくなって、霜をじっくり見てみようかと深田公園まで降りてみました。

 shimo2.jpg  shimo3.jpg

一面真っ白になった芝生と霜を被った植物たちです。
植物の毛に、多く氷がくっついているようですが、形も一様ではないようです。

shimo4.jpg shimo5.jpg shimo6.jpg

 陽の差し込むあたりは、霜も解けはじめていました。

   shimo7.jpg


山本伸子(自然・環境評価研究部)

11月7日(日)に「ひとはくフェスティバル2010」が開催されました。今回は、第15回目のフェスティバルで、生物多様性をテーマにしています。朝の天気はぐずつき気味でしたが、しだいに晴れ間がでてきて絶好の日和になりました。

 

blg1tayouseijin.jpg 

 

ミュージアムワールドには38の様々な団体が来てくださいました。NPO法人 人と自然の会をはじめとする市民団体や、県立歴史博物館や県立ささやまの森公園などの県立施設のほか、九州国立博物館、キッズプラザ大阪、きしわだ自然資料館など、多くの他府県の博物館施設の職員・ボランティアグループの方々の出展によっていろいろなプログラムが催され、会場は親子で楽しむ姿でいっぱいでした。

 

blg2bingo.jpg 

 

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まんぷく屋台には12の屋台が出ました。カレー、やきそば、牛すじラーメン、中華、綿菓子、焼き芋、パン、トマトなど、じつにいろんな食べ物が出され、お昼時にはいいにおいにつられて長い行列ができるところもありました。

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blg7shibafufukan.jpg 

 

芝生広場のステージでもいろんな催しが行われました。県立有馬高校の吹奏楽に始まり、三田祥雲館高校からは吹奏楽とチアリーディングが出てくださいました。

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昨年に続き、ゆるキャラ登場。ひとはく博士のほか、はばタン、三田市のキッピー、丹波市のちーたん、加東市の加東伝の助くん、猪名川町のいなぼうが来てくれました。会場のあちこちで写真撮影大会が繰り広げられました。ゆるキャラは子どもに大人気でしたが、大人は子供と一緒の写真を撮るので大わらわです。 

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生きものかわらばんの表彰式を行いました。800点をこえる応募作品から、館長賞、三田記者クラブ賞、研究員賞が選ばれ、合計39人の児童生徒のみなさんに岩槻館長から表彰状が手渡されました。

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最後の催しはタヨウ星人キューブ★パズルです。今年のひとはくは生物多様性大作戦!を展開中。その一環としてキューブに描かれたタヨウ星人をそろえるパズルをやりました。参加者は大きなキューブを引っくり返しながら絵を完成させ、観客の拍手喝さいを浴びました。

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こうしてひとはくフェスティバル2010は21,033人のビジターを迎えて無事終了しました。来年もまた皆さまのお越しをお待ちしています。

                 高橋 晃(生涯学習推進室)

 昨日に引き続き晴天でしたが、朝は曇ったり晴れたり風が吹いたり・・・・少し肌寒い一日の始まりでした。

 発掘調査のための重機の搬入は昨日お伝えしましたが、いよいよ本日から発掘調査が始まりました。柿と青空

 

まもなく見納め  この特急北近畿車両も来年の3月にはダイヤ改正で見られなくなり、あらたに「こうのとり」号が走ることになります。

発電所跡記念館 発掘の現場の足下から発電所跡記念館を見上げると、立派な煉瓦造りの建築です。この眺めは発掘調査が始まると、石割のボランティアの方か関係者でないと見ることのできない景色ですね。

 

掘削のための下書き さて、この最後の写真をよくご覧ください。中央の赤っぽい岩盤に赤と青のスプレーで印や線が書かれています。これは、発掘現場を真上から見た時に、どこからどんな化石が出たのか整理しやすいようにするための番地のような記号です。A-1とかF-4でその部分を表しますが、資料整理のために工夫がされています。いわば、発掘のための設計図かな?!

 

 しばらくは、コンクリートの保護層を撤去する作業などがあり、ボランティアによる本格的な発掘調査は12月上旬から始まる予定です。今回の第五次発掘ではどの部位が発見されるのか?大いに期待されるところです。

 また詳細につきましては後日ひとはくのホームページ上でお知らせします。

 

今年は何が出る?!

 昨日に引き続き4人の中学生がトライやる・ウイークを体験しました。

 

 午前中は、力仕事中心のメニュー。印刷用の用紙を運搬したり、図書室で図書の配架などの作業を中心に行いました。

 午後は、一般の人は立ち入れない秘密のゾーン、「収蔵庫棟」を見て回りました。収蔵庫棟には名称のとおり、収蔵庫の他にも、研究員が研究している部屋・作業している部屋などさまざまな部屋があります。

  ハリネズミが写ってる   貴重な資料

 ここは飼育実験室 研究員が自動カメラで撮影した写真をデータとして取り込み作業をされている様子や、海外の貴重な学会誌をデータとして整理する作業など、博物館の裏の顔を見せていただきました。

 そして、次に生物系収蔵庫に入りました。 

 美しいモルフォ蝶の標本   山本研究員からお話を聴く

 昆虫の標本や動物の標本、植物の標本などいっぱいいっぱい資料が収蔵されています。美しいモルフォ蝶の標本には歓声があがりました!! そして、植物標本の仕事をされていた山本研究員から、「いつ・どこで・だれが」が植物標本作りの最も大事なことだということなど、丁寧に教えていただきました。

 ひとはくに見学に来ただけでは判らない博物館のうらの仕事も、今回はバッチリ知ることができました。

 ひとはくでのトライやる・ウイーク 前半が終了しました。明日からは後半戦です。ちょっと寒い日が続きますが、体調を崩さないように最後まで頑張ってください。

 

トライやる・ウイーク

 今日の朝、丹波市山南町に行ってきました。

  色づきはじめていました 篠山川にかかる木々も色づき始め、いい季節になってきました(しかし、今朝は寒かった(+o+)です)。いえいえ、紅葉見物に出かけたのではなく、発掘現場に行ってきました。 

bl004_IMG_4701.JPG   bl005_IMG_4705.JPG

 そうなんです。丹波市旧上久下村営上滝発電所記念館、といえば恐竜化石発掘現場です。先ほどの篠山川沿いのこの現場、背後にはJRも走っていて、鉄道ファンの方にもおすすめしたいいい場所ですよ。↓タンゴエクスプローラーも間近に見える!! 

タンゴエクスプローラー で、何をしに出かけたのかというと、まもなく第五次恐竜化石発掘調査が始まるのですが、その前に第四次の最後に封印したコンクリートを割るところから作業が始まります。そのコンクリート割ったり新たに岩盤を掘削するために重機を吊り下げました。

 

bl002_IMG_4659.JPG  bl003_IMG_4652.JPG

 朝日を浴びて真っ赤なクレーン車から掘削機が吊り下げられてコンクリートの上に降ろされました。(写真は逆光で赤色が判らない?!)

bl006_IMG_4733.JPG その後は、池田研究員と作業員で掘削の綿密な打合せが行われたようです。岩盤に赤いスプレーでマーキングされており、第五次で掘削する位置をメジャーで計測しながらチェックが行われました。

  bl007_IMG_4809.JPG    bl008_IMG_4794.JPG

 実際の掘削は明日10日から始まります。

また明日以降も現場からの様子をblogで紹介したいと思います。

 

 丹波の恐竜化石最新情報はこちらからどうぞ

 

                            情報管理課:八尾 今年は何が出る?!

 ひとはくでは毎年兵庫県内の中学2年生のトライやる・ウイークを受け入れています。

 今年もひとはくでは、今日から秋編が始まりました。 今回ひとはくで体験活動をしてくれるのは、神戸市立北神戸中学校の男子生徒2名と神戸市立有野中学校の女子生徒2名の計4名です。

 まず初日は、情報管理課が担当となり、図書の整理作業を体験しました。

 

bl_P1030787.JPG   bl_P1030788.JPG 段ボールの本箱に書籍のタイトルを印字したシールを貼り付ける作業からですが、物差しで長さを測り貼り付ける位置を確認しながら、黙々と、正確に、熱心に集中して作業してくれました。

 

bl_P1030791.JPG  bl_P1030789.JPG そこに雑誌を順番に入れ、バックヤードの本棚に整理しました。普通にひとはくを訪れた人は見ることのできない場所にありますが、トライやる・ウイークで体験する中学生は、こうしたひとはくの秘密の場所にも潜入できるんですよ!!

 

 さてさて、明日もまたひとはくで引き続きトライやるです。疲れを出さないように、ゆっくり休んでください。

 

                          情報管理課:八尾 1920.gif

顕微鏡ワールド

2010年11月 9日
 一昨日のフェスティバルで"Zoom!Zoom!顕微鏡"なるコーナーをやりました.

02am03.gif
3Dモニタに表示していたロゴ(のプルプル版)

 昨年は申し込み制の人数限定で電顕(走査型電子顕微鏡:SEM)室へご案内,実際に観察している状況を体験してもらったのですが,顕微鏡がモノモノしすぎて皆さん引き気味でした.今回は電顕像は編集して3Dモニタに表示する程度にして,お客さんには双眼実体顕微鏡を操作していろいろ見てもらうことにしました.

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双眼実体顕微鏡で観察した放散虫

 ネタはいつもの昆虫標本や放散虫,今回あらたに製造年がちがう10円玉も登場.平等院鳳凰堂の崩れ具合から順番を推定したりするわけです.

双眼実体顕微鏡で観察した10円玉

 難しかったのは小さなの生き虫の観察です.加古川の河原で寄生植物アメリカネナシカズラにマダラケシツブゾウムシの虫コブ(ネナシカズラコブフシ)が沢山できていました(この虫の生態に関しては[こちら]を)ので,出てきた成虫(2ミリ程度)といっしょに観察しようと考えました.ところが容器に対して小さすぎ,アメリカネナシカズラのジャングルに紛れてなかなか見つかりません.顕微鏡ワールドは想定外の広さでした.

000093am.gif
いろんな寄主植物にまとわりついているアメリカネナシカズラ

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虫コブ,ネナシカズラコブフシ

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マダラケシツブゾウムシ

昆虫共生 沢田

お天気に恵まれて、ひとはくフェスティバルは盛況です!

 

博物館の中は午後5時まで、まだたくさんのイベントを開催していますので、

 

お近くの方はせひ遊びにきてください☆

 

 

 

本日11月7日(日)は10時から17時まで「ひとはくフェスティバル」を

開催しています。(深田公園は16時まで)

 

みなさんに秋の1日を楽しんでもらえる体験型プログラムが盛りだくさんです!

ぜひご家族やお友だちと遊びに来てください☆

 

詳細はこちらから → http://hitohaku.jp/top/10event/pdf/2010FS.pdf

 

 

P1000531.JPG芝生ステージでは三田祥雲館高校と有馬高校

による吹奏楽やチアリーディングがあります!

 

ゆるキャラ撮影タイムでは、ひとはく博士の

お友だちが集まります!

 

まんぷく屋台にはたくさんのメニューがあります!

 

 

 

 

 

博物館内では体験型イベントがめじろおしです。

「ミュージアム・ワールド」をお楽しみください!!

 

※本日は、人と自然の博物館の無料開放日です。

午前9時 実況中継

2010年11月 7日

 ちょっと空模様が・・・・・

吹奏楽の準備  どんどん搬入されます!!

 しかし、フェスティバルはありますよ!!

 

ぜひお越しください。本日は無料開放DAYです!!

おはようございます。

 

11月7日(日)午前7時

 

くもり空だけれど・・・・少し曇ってますが、ひとはくフェスティバル2010は開催されます。是非ご家族おそろいでお越しください。

 

降らないでね!!!

受入準備が進む

2010年11月 6日

 明日のフェスティバル出展団体さま用に受入準備が進められます。

 

これはどこだ? どいたどいた!! エントランスホールに集積

 出展していただく団体さまが使われる、長机・イス・電源・パネルなどを倉庫やセミナー室から大移動します。

 セミナー室にも、それぞれ出展団体さま用に”仕分け”して移動させます。

出展団体1 出展団体2 出展団体3

 本館の中はこんな風に仕分けされていきます。深田公園でも出展団体さま用に物品が運び込まれていきます。

 そして、最後に残されたのが4階ひとはくサロンにある情報端末です。10数台ありますが、床のカーペットを剥がし、1台1台電源ケーブル・LANケーブルを外してふたを閉めて、床を整えて運び出します。

  これがややこしい  慎重に!!

 かなり慎重に作業が進められました。サロンがすっきり広くなりました。是非明日見にお越しください。ここには九州や大阪からの出展があります。

 

 だいたい準備は整ったようです。後は晴れてくれれば・・・・

夕焼けがきれい!!  情報管理課:八尾  晴れてほしいなぁ

 明日11月7日(日)は お楽しみ ひとはくフェスティバル2010です。

 

フェスティバルチーフの半田主任研究員  

真剣に打合せます 

ただ今、その準備が始まりました・・・・結団式です。ひとはく職員がひとつになってフェスティバルを盛り上げるため団結します。おもてなしの心でお客様をお迎えするつもりです。

 

 明日は是非、ご家族おそろいでひとはくにお越しください \(^^)√

 

                             情報管理課:八尾 晴れるといいな

 

いよいよ週末7日(日)のひとはくフェスティバルが近づいてきました。
去年は「恐竜疾走コンテスト」がありましたが、今年は「タヨウ星人キューブ・パズル」があります。お楽しみに(^^)
恐竜疾走

▲去年の恐竜疾走コンテストも楽しかったです

キューブパズル

▲今年は「タヨウ星人キューブ・パズル」で楽しんでください(^^)

さて、今月から始まった県立5館(ひとはく、美術館、歴史博物館、考古博物館、陶芸美術館)でのスタンプラリーですが、
■すでにブログでも → http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_951/

今日は5館すべてをタダで観覧する方法〜その3 を紹介しましょう。

まずは今週の週末、7日(日)は「ひとはくフェスティバル」にお越しください(^^)
チョコレートで作る化石レプリカづくりもありますよ。準備は万端です!!
■マキィズさんでの研修の様子はこちら → http://hitohaku.jp/blog/2010/10/117/

さらに、20日(土)、21日(日)は「関西文化の日」
5館すべてが観覧料無料(常設展のみ)です。ここで一気に2日連続でどこかの美術館、博物館に行けば、3館目達成となるので「全館共通優待券(1名様分)」がもらえます。それを使って4館目に(^^)
4館目でも「全館共通優待券(1名様分)」がもらえるので、それを使って5館目に(^^)

いかがですか?まだまだいけるでしょ(^^)ぜひ、実現させてください。
ぜひ、この機会にひとはく、ほか県立の美術館、博物館にお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(5館広報担当&生涯学習課長 平松紳一)

いよいよ週末7日(日)の「ひとはくフェスティバル」が近づいてきました。
今年は何とか天気ももちそうです。
というのも去年は残念ながら雨でしたからね・・・

雨模様

▲去年の深田公園はさみしかったです・・・

それでも博物館内および周辺はにぎわっていました。

09フェス_01  09フェス_02

▲ホロンピアホール前のロビーでのイベント、歩道橋の下でのまんぷく屋台

そして、ホロンピアホールで「ゆるキャラ大集合!!」でしたが、今年は深田公園で見られるはずです(^^)

09フェス_03

▲ゆるキャラ大集合!大撮影大会(^^)

         08フェス

         ▲やっぱり外がいいですね(ひとはくフェス'08)

なんと7日(日)は観覧料無料です!!
ぜひ、ひとはくフェスティバルに、ご家族、お友達お誘い合わせの上、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(フェスティバル広報担当&生涯学習課長 平松紳一)

さて、今月から始まった県立5館(ひとはく、美術館、歴史博物館、考古博物館、陶芸美術館)でのスタンプラリーですが、
■すでにブログでも → http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_951/

5館すべてをタダで観覧する方法〜その2 を紹介しましょう。

今週の週末、6日(土)に県立考古博物館(播磨町)で「第3回考古博古代体験・秋まつり」が開催されます。
そして、当日は常設展が無料でご覧いただけます。

そして、7日(日)は「ひとはくフェスティバル」にお越しください(^^)
化石発掘体験、チョコレート化石レプリカづくり、チリメンモンスターをさがそうなどの体験のほか、芝生広場でのステージ、まんぷく屋台など楽しい1日になりますよ(^^)
■くわしくはこちら → http://hitohaku.jp/top/10event/pdf/2010FS.pdf

さらに、20日(土)、21日(日)は「関西文化の日」
5館すべてが観覧料無料(常設展のみ)です。ここで3館目の方は、「全館共通優待券(1名様分)」がもらえるので、それを使って4館目に(^^)
4館目でも「全館共通優待券(1名様分)」がもらえるので、それを使って5館目に(^^)

なんと3館目、4館目、5館目でそれぞれオリジナルグッズもプレゼントしちゃいますよ(^^)

フィールドノート▲5館オリジナルグッズもプレゼントしますよ(^^)こちらは、ひとはくオリジナルフィールドノート。表紙裏には「岩槻館長のフィールドノートから」があります

いかがですか?この計画、ぜひ、実現させてください。
なお専用チラシは、各館で配布しています。また、下記からダウンロードして印刷していただいても結構です。
■ダウンロードはこちら → http://hitohaku.jp/top/10event/10gokan.html

ぜひ、この機会にひとはく、ほか県立の美術館、博物館にお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(5館広報担当&生涯学習課長 平松紳一)

11月になり景色はすっかり秋色になってきました。夏の猛暑が昔のことのように感じられますね。
秋景色01

▲通勤途上の田んぼの様子です。稲刈りも終わって、秋らしい風景ですよね

こちらは通勤途上のイチョウ並木。
先日、バッサリと切られてしまいました・・・街路樹はこんなこともしばしばありますよね。

イチョウ並木01  先月のイチョウ並木

▲左は今朝の様子です。先月までは右の写真のように黄葉してたんですがねえ(^^;

■去年も10月4日に紹介した街路樹です → http://hitohaku.jp/blog/2009/10/post_475/

 

秋らしいと感じる色は人それぞれ違うでしょうね。こちらは博物館のある深田公園の様子です。まさに秋の色で飾られていますね。

アメリカフウ

▲よーく見ると、同じ種の木でも紅葉に差があるようで


この週末、7日(日)は「ひとはくフェスティバル」です。
昨年は雨でしたが、今年はどうやら天気は大丈夫そうです。
1日楽しめる「ひとはくフェスティバル」にぜひ、お越しください。そして深田公園の秋を楽しんでください(^^)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

「木のおもちゃであそぼう!」

 

 

木でできたパズルやコマや動物…いろいろおもちゃをご用意しました。

ドングリのやじろべえもつくれます。(こちらは数に限りがあります)

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かわいいメモスタンドにもなりますよ。

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11月6日(土)10:30〜16:00まで、いつでも参加していただけます。(観覧料のみでご参加いただけます!)

 

みなさまのご参加、こころよりお待ちしております!

 

                                     

                  岡本 知佳(フロアスタッフ)

 

 今回は、いつも博物館のセミナーなどでお世話になっております清水文美さんと一緒に山梨大学付属病院に授業に行って参りました。そのときのレポートを清水さんが作成してくださりましたので、掲載いたします。いつもありがとうございます(感謝!)。・・・・・・・・・(みつはしより)

jyugyounoyousu1.jpg yamanashi2.jpg yamanashi3.jpg

病院で長期間、病気と闘っている子どもたちに「自然の神秘」をほんの少しでも感じてもらえることができたら〜という試みがはじまっています。
     
院内学級というので 殺菌対策とか こちらの健康状態や服装とか・・・いろいろ考え、緊張しました。が、今回おじゃました山梨大学付属病院小児科病棟の院内学級はほぼ通常の子どもたちと同じような感じでした☆^∇゜) ニコ♪そしてみんなとなかよくお話しながら、三橋先生のプラスティック標本を使って「森からのおくりもの」を先生のお話とスライドを見ながら、『みんなと森へ 川へ出かけていくような時空』を共有してきました。

hyouhon_pla_yamanasi.jpg 
反省すべきことは、子どもたちの多くは点滴をつけていて、電源が必要なため教室内を自由に動きにくいということ。実際に自由にプラスチック標本をさわってもらおう〜と思っていたのが、車いすのために思うように動きづらかったようです〜。
そしてもうひとつ。これは院内学級ということではなく、それぞれの地域性の問題だと思いますが、三橋先生が子どもたちに「川の始まりはどこだろ?」と投げかけると子どもたちは「山の中」「森のなか〜」という具合に反応してくれましたが、「では川の終わりは?」というと「。。。」「川の終わりはおわり〜^^」という感じになりました。なるほど、子どもたちは「海」を知らないわけではないのですが、日常的に「海」を感じることがなかったようです。地域性は事前準備の一つとして不可欠でした。
 これがきっかけとなって、少しずつ自然の不思議を感じてくれるような院内学級への協働、また学級の来れなかった子どもたちのために院内キャラバンへ〜とつながっていくようになれば 素敵だな〜と思いつつ岐路につきました。
今回も 博物館のネットワークにより多くの素敵な方々とめぐり会い、つながりができたので、この新しい試みもきっと成功するのではと期待しています♪山梨大学医学部小児科の犬飼岳史先生はじめ院内学級の長田先生がた多くのバックアップで大変貴重な経験をすることができました。
ありがとうございました!
詳細は山梨大学付属病院小児科のHPでも紹介されるそうです。

(清水文美)

先月29日に名古屋のCOP10会場「生物多様性交流フェア」から、ひとはくへ戻ってきた展示物がそのままミニ企画展「COP10に行ってきました」展に!

4階ひとはくサロンで展示中です。
展示については、こちらから→ http://hitohaku.jp/exhibits/temporary_old/2010/mini10.html

 名古屋での展示の様子がよ〜〜く分かります。

会場風景写真には思わぬ人も写っていますよ。

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新聞社の取材もありました。

名古屋でのひとはくブースの賑わい、すごいでしょ?

 

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ちなみに写真右上にある紺色のバッグはコングレス・グッズです。誰かの忘れものではありませんよ。生地にはバイオマス資源(植物など)を原料とするポリ乳酸をを使用しています。

 

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コングレス・グッズと記念品には、この他、容器の表面部分に名古屋の子どもたちが環境保全への想いを絵画やメッセージがあるタンブラー。USBメモリ。多目的に使用出来る日本古来の織物、ぬぐいなどがありました。

環境面と使いやすさ、そして日本らしさを追及した逸品揃いでした。

 

 日本だけでなく、ノルウェーなどのいろんな国の団体の生物多様性への取り組みを紹介した冊子。

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  手にとってご覧くださいね。

名古屋のCOP10会場「生物多様性交流フェア」へ行った人も行ってない人も 、是非見にきてくださいね。

 

そして!次の日曜の11/7は、ひとはくフェスティバルです。天気も良さそうです。いいはずです。

是非、ひとはくへお越しください。

フェスティバルについては、こちらから→http://hitohaku.jp/top/10event/pdf/2010FS.pdf

 

                           小林美樹(生涯学習課)

 

 「高校連携セミナー」とは、スクールパートナープログラムの一環として、高等学校と人と自然の博物館が連携し、高校生と一般市民の方々が交流しながら学ぶ地域生涯学習のモデルプログラムとして実施されています。
 今回の授業テーマは「自然災害と日本の国立公園」の題で、講師は微古生物学、地質学、地域環境地球科学が専門の小林文夫主任研究員です。風光明媚な国立公園が、火山噴火や地殻変動など災害をもたらす活動によって形成されたというお話でした。
 クラーク記念国際高校2年生のみなさんと、一般からの参加者3名で授業は実施されました。

 

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▲日本には28の国立公園があります。そのすべてを写真で説明しております。小林先生は、すべての国立公園のエピソードを、45分間で一気に語りつくしました。
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▲その主要景観要素は、火山地形関連、山岳・渓谷美、沈降海岸・多島海、その他の4つに分類されます。少し難しい話です。
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▲歴史を紐解くと、国立公園では火山の噴火、地震、津波など自然災害が起こっているそうです。「島原たいへん、肥後めいわく」ってご存知ですか?
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▲日本の国立公園はプレートの運動がつくった!! スケールの大きい話です。

 この「高校連携セミナー」は下記日程で実施されます。
どのセミナーも定員に余裕がありますので、ご応募ください。
 この学校連携セミナーの今後の予定は以下のとおりです。興味のある方は、三田市まで行かなくても受講できるひとはくのセミナーを是非ご活用ください。
セミナー問合せ:生涯学習課 079−559−2002
11/ 9(火) 芦屋のまちづくり     *講義    藤本真里 研究員
11/16(火) 六甲山のホタル      *講義    八木剛主任研究員
 1/11(火) 植物の冬越し       ※講義と観察 藤井俊夫 主任研究員
 1/18(火) 芦屋川と野鳥のくらし    ※講義と観察 遠藤菜緒子 研究員

詳細はHPで → http://hitohaku.jp/education/10bunya/index.html#_H


日本の国立公園に興味のある方はこちらをどうぞ
 → http://www.env.go.jp/park/

山陰海岸国立公園はこの度「山陰海岸ジオパーク」として世界ジオパークに認定されました。山陰海岸ジオパークの情報はこちらをどうぞ
 → http://sanin-geo.jp/


(生涯学習課 西岡敬三)

11月。秋らしくなってきましたね。

 

イチョウ並木

▲神戸三田インターを出て、交差点を右折してすぐ、ひとはくの看板の見えるところ。ここのイチョウ並木もすっかり色づいてきました


さて、今月から来年3月末まで県立5館(ひとはく、美術館、歴史博物館、考古博物館、陶芸美術館)でスタンプラリーを実施しています。
■すでにブログでも → http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_951/

今日は、5館すべてをタダで観覧する方法を紹介しましょう。

今日2日(火)から4日(木)まで、県立美術館(神戸市)と県立歴史博物館(姫路市)が常設展無料です。
3日文化の日あたりに、どちらか1館いかがですか?

そして、7日(日)は「ひとはくフェスティバル」にお越しください(^^)
楽しいイベントが盛りだくさんです!いつものひとはくの何十倍ものイベントがありますよ。

さらに、20日(土)、21日(日)は「関西文化の日」
5館すべてが観覧料無料(常設展のみ)です。ここで3館目の方は、「全館共通優待券(1名様分)」がもらえるので、それを使って4館目に(^^)
4館目でも「全館共通優待券(1名様分)」がもらえるので、それを使って5館目に(^^)

いかがですか?この計画、ぜひ、実現させてください。
なお専用チラシは、各館で配布しています。また、下記からダウンロードして印刷していただいても結構です
■ダウンロードはこちら → http://hitohaku.jp/top/10event/10gokan.html

ぜひ、この機会にひとはく、ほか県立の美術館、博物館にお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(5館広報担当&生涯学習課長 平松紳一)

 

 さてさて、またもや 謎の講談師河南堂珍元斎でございます。

 

 さあ、今度は「ゾウの絵地方巡業りポート豊岡編」の一席でございます。
 ひとはくから旅だったゾウさんたちの絵のその後のリポートで、今治タオル美術館の10点の残り33点は横浜ズーラシアの増井園長のもうひとつの勤務地だった豊岡市のコウノトリ文化館にて現在展示中でございます。
 豊岡市ではちょうどコウノトリ国際会議を開催しておりまして、その関連展示として「ゾウのエココロ展〜増井さんが愛した生きものたち〜」と題してゾウの絵を展示していただいております。
   http://www3.city.toyooka.lg.jp/kounotori/index.htm

 

 10月30日、コウノトリ国際会議にあわせて、豊岡へゾウさんたちの絵に会いにいってきました。  ゾウさんの絵のメイン展示はコウノトリ文化館ですが、サテライトで豊岡市総合体育館の豊岡市美術展でもやっています。同じ星に住む生き物、ヒトの絵との共演です。  

 さて、コウノトリとの共演はコウノトリ文化館です。郷公園のオープンケージには、ちょうど餌やりの時間でたくさんのコウノトリが郷公園に飛んできていました。

     それに国際会議にあわせコウノトリが飛んでいった倉敷市や西予市のコウノトリの応援団の方々も飛んで?こられていました。

 文化館でのゾウの絵展示はちょっと和風の空間にあり、とてもあたたかい展示になっていました。コウノトリとゾウの絵。どちらも増井さんが手がけたモノ同志がゆかりの地豊岡に集まりました。廊下の角からひょっこり「あっ、来たの!」と笑顔で増井さんが現れそうな感じで、やっぱり増井さんに見てほしかったなあ…

   

 

 増井さんの業績紹介パネルにあった「願うこと、願い続けること、投げ出さないこと」という増井さんのメッセージが印象に残りました。 
 また、コウノトリの郷公園開園時からお付き合いいただき、珍元斎のグッズづくりの良きライバルだった研究部長池田啓さんにもお別れをしてきた、ちょっとさびしい旅でありました。

 
 ゾウのエココロ展は11月7日まで。但馬の方々、ぜひ見てくださーい!

 


ひとはく地域研究員 川東丈純
追伸 増井さんの思いとともにゾウの絵の旅はまだまだ続きます。新年は奈良県橿原へ!

 

 さて、謎の講談師河南堂珍元斎でございます。


 ミニ企画展「ゾウが描いたぞう・・・・」は好評のうちに終わりましたが、ゾウの絵の旅はまだまだ続いております。はじめて読む方は、下記ブログをご覧ください。
http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_818/  その1
http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_850/  その2(増井光子さんのメッセージ)http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_864/  その3(ゾウの絵展誕生秘話)
http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_894/  その4(ゾウの絵展誕生秘話)
http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_869/ その5(ゾウが描いたぞうイベント)
http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_906/  その6(ひとはくゾウの絵展おわったゾウ)

 

 さあ、「ゾウの絵地方巡業りポート今治編」の一席でございます。

 ひとはくから旅だったゾウさんたちの絵のその後でございます。10点は今治タオル美術館、残りは横浜ズーラシアの増井園長のもうひとつの勤務地だった豊岡市のコウノトリ文化館にて現在展示中でございます。
タオル美術館はゾウのぬいぐるみを借りたのがご縁で、タオル美術館が10周年とのことで、シュリーの作品「10」を中心に1作品が展示中です。

   

 


 10月11日には、ゾウ講談とゾウになって絵を描くぞう!のイベントをしに行ってきました。今回はタオル美術館スタッフにより今回のために結成された頑固亭一座と河南堂一座の夢?の共演です。


 立派なホールでハリボテゾウさんも緊張気味でしたが、名曲「ゾウさん」のリズムに乗ってさっそうと登場。  ハリボテゾウさんは河南堂摩訶背奈斎と写楽斎そして小学5年生の頑固亭小うのみ君。暑いホールの中で6本足のゾウさんは奮闘。胴体はもちろん今治タオルだゾウ!

 


 ハリボテゾウさんもズーラシアのゾウさんたちに負けず回数をこなす度にうまくなってきました。今治でもゾウ使い役の夏耶斎の巧みな誘導で上手に絵を描きました。  珍元斎は外人役の頑固亭うのみさんと頑固亭いろめさんのロシア人アーチスト、コマール&メラミッド役の熱演に圧倒されっぱなし… 

 最後は参加者がゾウになって絵を描きました。みんな上手だぞう!  

 


 タオル美術館10周年ミニ企画展「ゾウが描いたぞう・・・」は11月9日まで。愛媛在住の方はぜひご覧ください! http://www.ichihiro.co.jp/art/kikaku/1010/index.html

 


ひとはく地域研究員 川東丈純

 

 

 

10月の様子 10月中のひとはくblogの記事数がすごい数になりました。ひとはくファンの多くの方々に閲覧していただいたことや、中旬から月末まで名古屋で開催されたCOP10情報やオープンセミナーなどのイベント情報も満載でした。

 上のカレンダーの赤い四角の日にはblogは書かれていませんが、それ以外はばっちり書かれていて、トータルで83件。1日平均3記事以上!! 

 

 これからも、みなさま方に読んでいただける記事を満載していきたいと思います。

 どうぞ、毎日、1日に何度も見に来てください!!

 

これからも ひとはくblogをよろしく!!

兵庫県下にお住まいの方でも県立5館(ひとはく、美術館、歴史博物館、考古博物館、陶芸美術館)すべてに行ったことがある方は意外と少ないんじゃないでしょうか?
ぜひ、この機会に制覇してください(^^)

この企画は3年前から秋(とくに11月)に実施してきましたが、4回目となる今年は、11月から3月いっぱいまでの5ヶ月間!
期間が長くなった分、5館制覇のチャンスが広がりました。

さらに、3館目で「全館共通優待券(1名様分)」がもらえるので、それを使って4館目に(^^)
4館目でも「全館共通優待券(1名様分)」がもらえるので、それを使って5館目に(^^)
5館目では、来年10月いっぱいまで使える「全館共通ペア優待券」をプレゼントします。
さらに、3館目以降、各館のオリジナルグッズもプレゼントします。
つまり、採算度外視(^^; みなさまに県立5館にお越しいただくための企画です。

 

ゴカン01▲これが専用チラシです。各館で配布しています。また、下記からダウンロードして印刷していただいても結構です
■ダウンロードはこちら → http://hitohaku.jp/top/10event/10gokan.html

 

ゴカン02▲上が3館目、4館目でプレゼントする全館共通優待券(1名様分)、下が5館目でプレゼントするペア(2名様分)優待券です。

ゴカン03▲5館それぞれのオリジナルグッズです。ひとはくからはオリジナル・フィールドノートです

ぜひ、この機会にひとはく、ほか県立の美術館、博物館にお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(5館広報担当&生涯学習課長 平松紳一)

博物館の楽しみ方といえば、展示を見るだけでなく、専門的な知識をもっている学芸員の方から直接話を聞くのも楽しいですよね(^^)
ひとはくには38名もの研究員が日夜研究を行っています。そして、週末を中心に来館者の方が申込なしで参加できるオープンセミナーも、たくさん実施しています。

今日は3つものオープンセミナーがあり、お客様は迷われたのではなかったでしょうか(^^;

沢田佳久研究員による「とびだせ!立体写真」は10:30からと13:00からの2回行われました。 

沢田01 沢田02

▲子どもたちもメガネを通して見える立体の世界を楽しんでいました(^^)

古谷裕主任研究員の「恐竜ラボ&展示解説」は13:30から「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」展示会場から出発しました。

古谷01 古谷02

▲化石好きの子どもたちは古谷研究員の後ろをゾロゾロと・・・最後は「ひとはく恐竜ラボ」まで

■小舘誓治研究員の「ちょっと観察!この植物[秋の植物]」も13:30からハンディ顕微鏡と大型モニターを使って行われました。


小舘01  小舘02

▲楽しそうな小舘研究員の顔ですね(^^)お客様に植物の不思議な世界を堪能していただきました

いかがですか?昆虫あり化石あり植物あり!!博物館ならではの風景ですよね。私もよその博物館に行ったときは、できるだけそこの学芸員の方の説明を聞くようにしています。なんか「見学した!」って実感がわきますよね(^^)
週末はぜひ、「今週のひとはく」でチェックしてください。
→ http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html
来週は、3日(祝・水)に、10:30から「立版古(たてばんこ)を作ろう」(赤澤宏樹研究員)があります。お楽しみに(^^)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」、「ひとはくかわらばん全作品展」開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

今日は10月最後の日曜日。
今朝の深田公園は曇り空〜少しさみしそうです…

 

深田公園でも、来週の深田公園はきっとにぎやかになりますよ(^^)
そう!来週は年に一度の、ひとはくのお祭りです!!

11月7日の日曜日『ひとはくフェスティバル』(10:00〜17:00)が、ひとはく&深田公園で開催されます。(当日はなんと観覧料無料です)

今年のフロアスタッフのイベントは…
「全部見せちゃいます!!一挙大公開・デジタル紙芝居」(場所:アースシアター 時間:11:00〜16:15)

普段は、季節ごとに上映しているデジタル紙芝居を、一日ですべてお見せします。
当日のプログラムをご紹介しましょう。

11:00〜「うりんぼのごちそう」
11:30〜「丹波の恐竜たんたんのひとはくナイトミュージアム」
12:00〜「たんぽぽレストラン」
12:30〜「アリマキのドロップ」
13:00〜「ぶくぶくあわわ」
13:30〜「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」
14:00〜「スミスネズミと100年の森」
14:30〜「コウちゃんの60日間」
15:00〜「ススキ草原のオーケストラ」
15:30〜「丹波の恐竜たんたんのひとはくナイトミュージアム」
16:00〜「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」

見たことがある方も、見逃した方も、団体向け特注デジタル紙芝居をお考えの方も、
ぜひ、来週のひとはくへお越しください。きっと1日で一年分、楽しめますよv(^^)v

みなさまのご来館を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

ささやま ゆりこ(フロアスタッフ)

名古屋のCOP10については、このブログで多数紹介されてきました。
■私も(^^) → http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_936/

18日から29日までCOP10会場「生物多様性交流フェア」に出展していたひとはくブースには1万人を超える方々が訪れたそうです。ありがとうございました。そして、解説の研究員や連携団体のみなさまお疲れさまでした。

29日にひとはくに戻ってきた展示物がそのまま今日からミニ企画展「COP10に行ってきました」展として4階ひとはくサロンで展示中です。名古屋に行けなかったみなさま、ぜひご覧ください。
くわしい報告、紹介は名古屋チームの研究員に任せるとして、ちょっとだけ展示をご紹介します。

行ってきました展01

 行ってきました展02 行ってきました展03

このミニ企画展は11月30日(火)まで開催の予定です。
名古屋のCOP10は終わりましたが、ひとはくの「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」は12月26日(日)までです。
また、週末には、生物多様性JAPANほかが製作した「地球生きもの いのちのつながり」をひとはくで上映中です。
   → http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_926/

そのほか「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

先週の土曜日と日曜日にフロアスタッフとあそぼう「けんちくかの日」がありました。

たくさんのお友達に参加していただきました。(お父さんやお母さんも協力していただきました。)

街を作るには・・・

まずは、自分の家を作ります。

 

 

P1040671.jpg家ができたら、街の中の好きな所に自分の家を置きます。

 

P1040676.jpgのサムネール画像街のなかで何が足りないかみんなで考えます。

 

P1040725.jpg「緑がないね。」とか「学校のグラウンドがないよ。」とかいろんな意見がでました。

そして、さまざまな建物を置いて・・・

 

P1040730.jpg街が完成しました。

 

今週の土曜日、日曜日の「フロアスタッフとあそぼう」は『テトラポッド・クラフト』です。

ぜひ、遊びに来てくださいね。お待ちしています。

 

フロアスタッフ 杉江良子

 

 

 

名古屋のCOP10は終わりましたが、抜けていたのをいつか書きます。
まずは名古屋市東谷山のシダ植物観察です。

東谷山は名古屋市守山区と瀬戸市の境界にあって、
標高198mですが、名古屋市最高峰です。
 
P1000476a.jpg  P1000477a.jpg
集合は中央線の高蔵寺駅。ここは春日井市です。集まった方は3名です。
5分ほど歩いて、庄内川にかかる東谷橋を渡ると名古屋市です。

P1000478a.jpg  P1000482a.jpg
 途中の道端にあったベニシダ(左)とイヌケホシダ(右)
どちらも神戸市内





みなさんマキィズってお店ご存じですか?
■詳しくは → http://www.maquis.co.jp/

実は7月にセミナー「親子でチャレンジ!チョコレートで化石のレプリカづくり」を開催しました。
■その時の様子 → http://hitohaku.jp/blog/2010/07/post_788/
このセミナーでもお世話になったのですが、来る11月7日(日)ひとはくフェスティバルにて、再び登場です!!

11月7日は型をつくるのではなく、チョコレートを流し込んで冷やすだけのプログラムですが、きっと食べるのがもったいないくらい”おいしい”レプリカづくりになると思います。

先日、その型づくりとチョコレートの扱いの講習を受けるために東灘区にあるマキィズのお店に伺いました。

この日は定休日。
さっそく店内奥の調理場で、持ち込んだ化石の型作りです。

マキィズ01

▲まるでケーキの型のようですね(^^)

マキィズ02

▲使うシリコンは食品専用のもので日本では売っていないとか・・・

マキィズ03

▲2種類の液を混ぜると、やがて硬化が始まります

マキィズ04

▲固まる前に素早く流し込んでいきます

マキィズ05

▲慎重に気泡などを抜きます。木村さんの職人の目が光ってますよね(^^)

マキィズ06

▲後半はチョコレートの取り扱いについての研修でした

マキィズ07

▲メモをとる古谷裕主任研究員。そして佐藤裕司主任研究員もこのあとチャレンジしました。もちろん私も(^^;


11月7日(日)は「ひとはくフェスティバル」です。
■チラシはこちら → http://hitohaku.jp/top/10event/pdf/2010FS.pdf
この日は観覧料無料です!ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

今日の15時からは、土曜・日曜・祝日だけの「フロアスタッフと遊ぼう」で、「テトラポッド・クラフト」がありました。
15時前からお客様が集まられて、すぐに定員に達してしまいました。

テトラポッド01

▲スタッフが手順を追って説明します

テトラポッド02

▲実物大のテトラポッドの前で・・・

テトラポッド03

▲ちょっと難しいかな?

テトラポッド04

▲スタッフが丁寧にお手伝いします。安心してご参加ください

この「テトラポッド・クラフト」明日もあります。ぜひ、ご参加ください。(お早めにお越しください(^^;)
■週末情報はこちら → http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_945/

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

ひとはくでは38名の研究員がたくさんのセミナーを開催していますが、個人で申し込むセミナーのほかに、来館される団体様向けに行う特注セミナー、来館者の方が申込なしで参加できるオープンセミナーも、たくさんあります。

今日は古谷裕主任研究員の団体向け特注セミナー「丹波の地層と化石」がありました。
講義の後、実体顕微鏡を使って放散虫化石を観察しました。

古谷研究員01

▲まずはじっくりと講義を聞いていただきます

古谷研究員02 古谷研究員03

▲みなさん熱心に観察されていました。

特注セミナーについては、ホームページか「ひとはく手帖」をご覧いただくか、生涯学習課までお気軽にお問い合わせください。(tel:079-559-2002)

また、今日は高橋晃研究部長のオープンセミナー「落ち葉を集めて絵をかこう」もありました。秋らしいプログラムですよね。

高橋研究部長01 高橋研究部長02

▲すぐに定員いっぱいになりました(^^)親子での参加が多かったようです

落ち葉01 落ち葉02

▲楽しそうな絵ですね。いい思い出になるのでは?

明日もありますよ!!
明日31日(日)の研究員によるオープンセミナーは、なんと3つもあります。
■10:30〜と13:00〜 とびだせ!立体写真(沢田佳久研究員)
■13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(古谷裕主任研究員)
■13:30〜 ちょっと観察!この植物[秋の植物](
小舘誓治研究員)
いずれも申込不要です。ぜひ、ご参加ください(^^)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

心配された台風14号は、近畿のだいぶ南を通過したようですね。
おかげ様で、警報が出ることもなく、ひとはくには朝から団体様ほか、大勢のお客様にお越しいただいています(^^)

団体様の到着です

▲警報が出るかと心配していましたが、やれやれです(^^)

オサガメの前で

▲2階の企画展示「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」は人気です

オオクワガタ

▲名古屋からオオクワガタも戻ってきましたよ(^^)

COP10報告

▲名古屋COP10でのひとはくブースを再現して展示します。お楽しみに!!

トリケラトプスを囲んで

▲トリケラトプスを囲んでの取材です。12月に丹波市で行われるイベントの広報に使われるそうです

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。

週末情報はこちら → http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_945/
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

昨夜(10月29日)、名古屋の「生物多様性交流フェア」(cop10会場に隣接する白鳥公園会場)から、                 オオクワガタくんが帰ってきました。

今朝(30日)には、ひとはくの展示室2階の、元あった場所に戻されました。
名古屋の会場では、大変な人気だったようです。

 

  cop10ookuwa-2.jpg 
◆2階の展示室に戻ってきたオオクワガタくん

早速、午前中に、たつの市から見学にきてくれていた「日飼子ども会」の皆さんが、オオクワガタくんのところで       ポーズ ( くわがたのポーズ? いやア、ただの Vサイン やろオ。)をとってくれました。

 

cop10ookuwa-4.jpg

◆オオクワガタくんと  ともに 写真に写ってくれた
「日飼子ども会」(たつの市)の皆さん

 cop10ookuwa-3.jpg
◆喜んでいる?オオクワガタくん

あなたも  オオクワガタくん  に会いにきませんか?

 

なお、オオクワガタくんを展示している、展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海 VS 日本海」は、12月26日(日)まで(ひとはくの展示室2階で)開催しております。

 

さて、COP10「生物多様性交流フェア」の「ひとはくブース」で展示していたもの等を
4階の「ひとはくサロン」に展示することにしています。

 

cop10tenji-1.jpg
◆名古屋から戻ってきたものを展示するため
作業しているところ(4階 「ひとはくサロン」)

 

名古屋へ行けなかった皆さん、見に来られては、いかがでしょうか?

 

(自然・環境再生研究部 小舘 誓治)

 気になっていた、議定書の採択ですが、30日未明(って、昨日の深夜かな?)、医薬品のもとになる動植物など遺伝資源の利用について定める国際ルール「名古屋議定書」と、生態系保全の世界目標「愛知ターゲット」に合意したそうです。

 

 いろいろ困難な壁があったようですが、なんとか合意に達したというところでしょうか。人類の愚かな選択は避けられたと言うべきか・・・・。

 

ひとまず目的達成か

この週末、台風14号の動きが気になりますね。
先週、豪雨による被害のあった奄美大島は今頃、台風が近づいているんでしょうね・・・大丈夫でしょうか。
私も3年ほど前に奄美大島に行き、地元の方に大変お世話になりました。ちょっと心配ですよね。


マングローブ01  マングローブ02

▲このマングローブパーク。とっても楽しませてもらいました

夕焼け 海岸で

▲夕焼けもとってもきれいでした

 

さて、週末、台風がそれることを祈りつつ、ひとはく週末情報を紹介しましょう。

30日(土)
11:00〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
13:00〜 落ち葉をあつめて絵をかこう(高橋晃研究部長)
■深田公園も色づいてきました。そして落ち葉もいっぱい・・・様々な色の落ち葉で絵を描いてみませんか?
14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「テトラポッド・クラフト」(フロアスタッフ)
■みなさん、4階ひとはくサロンに、日本海側専用の実物大段ボール製テトラポッドが置かれているのをご存じですか?

作成の様子はこちら → http://hitohaku.jp/blog/2010/07/post_775/ 
このテトラポッド、ミニチュア版を作成します。先着15名です。お早めに!!

31日(日)
10:30〜 とびだせ!立体写真(沢田佳久研究員)
■あなたも立体写真で楽しんでみませんか?

11:00〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
13:00〜 とびだせ!立体写真(沢田佳久研究員)2回目です(^^)
13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(古谷裕主任研究員)
■いま開催中の「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」の展示主担当の古谷研究員です。
恐竜だけでなく、様々な化石について詳しく聞けるチャンスですよ(^^)


13:30〜 ちょっと観察!この植物[秋の植物](小舘誓治研究員)
■身近な秋を感じてください。親子での参加大歓迎だそうです(^^)
14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「テトラポッド・クラフト」(フロアスタッフ)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」「ひとはくかわらばん全作品展」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 今日でCOP10の会期も終了です。交流フェアの様子はこのblogでも速報でお届けしておりましたが、気になることが・・・・最大課題となっている発展途上国の貴重な生物資源の利用と利益配分を定める「名古屋議定書案」について、議長案が提示されることとなりましたね。

 

 先進国と途上国、それぞれ思惑があって妥協点を見つけるのが困難な様子。この議定書の採決は午後3時からということですが、果たして結果は・・・・

 

どうなるんだろう?

実写版ヤマト

2010年10月28日

 企画展示室でおこなわれている[ひょうごの生物多様性〜瀬戸内海vs日本海]にヤマト

マダラバッタの標本と10倍の模型が展示されています.砂模様のバッタです.うすい植生

がある広い砂浜にしかいない種類です.ちょっと小型の”ヤマト”がつかないマダラバッタ

は砂浜にも住め,こっちが伸してきています.

 

ys-f9090.jpg ys-m8990.jpg

 

 今年の発生時期も終わりなので,発生状況の確認がてら写真を撮影してきました.3D

でも撮りましたので,ちょっと加工して立体写真関連の行事にも使おうかと.

 

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実写版ヤマト,プルプル3D

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隣の浜にいたマダラバッタ

 

昆虫共生 沢田

 

みなさま、こんにちは。

 

紅葉がきれいな季節になりましたね。

 

さて11月の「フロアスタッフとあそぼう」のイベントをご紹介します。

11月もイベントもりだくさんですよ!

イベントに参加して、ひとはくのオリジナルスタンプカード「タヨウ星人ポイント」を

集めてオリジナルグッズをもらっちゃおう♪

(タヨウ星人ポイントって?…詳しくはこちら→http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

 

spurezento.jpg

 

毎日行っているイベントは…

 

◆『デジタル紙芝居』・『展示室ツアー』

 

『展示室ツアー』は、展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」(〜12/26(日)まで)をご案内する「ひょうごの生物多様性お楽しみツアー」となっております。

(時間:平日14:00/土日祝11:30〜・場所:2階展示室)

 

『デジタル紙芝居』は、ひとはく生物多様性のキャラクターが主人公の「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」と鳴く虫を主人公にした「ススキ草原のオーケストラ」を上映いたします。

上映日時は「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」→11/2(火)〜11/14(日)まで

     「ススキ草原のオーケストラ」→11/16(火)〜11/30(火)まで

(時間:平日15:00/土日祝11:00〜、1430〜・場所:3階アースシアター)

 

土・日・祝の1500〜から行っているイベントは…

◆『フロアスタッフとあそぼう』いずれのイベントも参加費無料です。

 

3日(水)、6()『画はくの日〜ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海〜』

                             場所:2階展示室 

13()14() 『クジラのぶんぶんゴマ』  場所:4階ひとはくサロン

20()21(日)、23日(火)『多様性のクリスマスの飾りづくり』

                             場所:4階ひとはくサロン

27()28() 『オリジナル多様性マグネット』場所:4階ひとはくサロン

 

年に一度の最大イベント・ひとはくのスペシャルなお祭りは…

◆ひとはくフェスティバル

 

今までひとはくにて上映したデジタル紙芝居を一挙に公開します!

7日(日)『ひとはくフェスティバル・デジタル紙芝居一挙公開 場所:3階アースシアター

 

tsayokami.jpg

 

他にも、楽しい体験型プログラムがたくさんありますよ。

ひとはくフェスティバルの日は無料開館日となっておりますので、博物館を無料でご入館、ご観覧いただけます!

(※なお、フェスティバルの日はタヨウ星人ポイントがもらえないのでご注意ください!)

 

10:301600の時間内、いつでも参加できるイベントは…

◆うきうきワークショップ

 

6日(土)「木のおもちゃであそぼう」場所:4階ひとはくサロン   

13() 「化石のレプリカ作り」場所:4階ひとはくサロン  参加費:100円   

27() 「オオムラサキのペーパークラフト」場所:4階ひとはくサロン

 

イベントの詳しい内容は「うきうきカレンダー11月号」にのっていますのでチェックしてください。

(うきうきカレンダーはひとはくHPからもご覧いただけます)

 

みなさまに楽しんでいただけるイベントを毎日ご用意しておりますので、ぜひお越しください!

 

(フロアスタッフ 松田)

 

10月22日(金)人と自然の会は博物館のブースの一員として日頃の活動を紹介しました。


201010hito-1.jpg
手作りの活動報告ボードを持参しての紹介でしたが、これが意外に好評でした。

ハイテクを駆使した展示が多い中、手書きのボードはかえって目立ったようです。

「藍の生葉染め」は女性の関心を引いたようで、体験したいという方もいました。

来年のセミナーで再会がかなうでしょうか?

 

「コウノトリになってみよう」は鳥連合4市に出展している周南市(ナベヅル)の方が非常に関心を示され、自分のところでも実施したいのでと質問攻めにあいました。

 

 

活動紹介の合間に会場を見て回りました。


201010hito-2.jpg

卵パックを利用したバラの花です。何か使えないかしらといろいろ聞いてきました。

そのうちに・・・体験できるかもです。

 


201010hito-3.jpg名古屋市のブースでは絶滅危惧種の生き物を例に名古屋の過去から未来への取り組みを展示していました。入口で6種の生物の折り紙を一つ選び、ガイドの案内で中に入ると最後に自分の選んだ生物についてのクイズに答えるという手法でした。結構にぎわっていました。

 
市民ネットワークブースでは「21世紀の巨大開発を考える会」の展示が気にかかりました。自動車のテストコース建設が予定されている広大な場所に希少生物が多く、「ミゾゴイ」の営巣地が確認されたそうで野鳥の会とともに建設反対署名を募っていました。でも署名欄には名前のみで住所記載はありませんでした。メンバーに企業の関係者もいるし、企業からの圧力はないと言ってましたが、生活全般に深くかかわりのある巨大企業相手の運動の大変さを思いました。

  

                  (NPO法人人と自然の会 佐竹千代子)

 

 

 

まだ間に合うよCOP10

2010年10月28日

COP10も今日を含めて残すところ,あと2日となりました。

世界中からこれだけ多くの団体が一堂に会する機会は滅多にありません。

まだの方は,ぜひ足を運んでみてください。

私が見て回ったブースをちょっとだけご紹介します。

■アサヒビール

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スーパードライ1本当たり1円分を,各都道府県の自然環境や文化財の保護に充てておられるそうです。生物多様性に配慮した「オーガニックプレミアム」というビールは,通信のみの販売だそうですが,人気のため販売を終了したとのこと。この会場内では1本500円で売られています。いいお値段してますが,魅力的です。

■環境省

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ブースが板張りになっていて,気合いが感じられます。展示も凝っています。会場ではクイズラリーを行っていました。 小さな足跡が・・・何だろうとたどってみると,小さなヤマネを発見。このブースだけで,小さな博物館のようでした。

この他にも,市民団体や国際機関などたくさんのブースがあります。じっくり見ようとすると,1日では足りないかもしれません。とにかくCOP10は見どころたっぷりですよ!

 

そして,ひとはくのブースを訪れることもお忘れなく!

PA270064.JPG     PA260040.JPG

17時頃のひとはくブースの様子。暗くなってもお客さんは熱心に展示を見に来てくれます。

オオクワ君はちょっとお疲れ気味?お客さんの引き寄せに大きな貢献をしてくれています。

ひとはくは,日が暮れてもみなさんをお待ちしています。温かい格好でお越しくださいね。

 

上田萌子(自然・環境マネジメント研究部)

   

COP10も残りわずかとなってきました。ひとはくブース周辺はどんな様子でしょうか?

 

COPkuroda001.JPG 

交流フェア会場への道。街路樹には東海地方ならではのヒトツバタゴが植えられています。

 

COPkuroda002.JPG

 入り口からブースに向かいます。

 

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ブースの様子(24日)。やはりオオクワガタが目を引きます。

 

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御影高校の皆さんによるキノコ展示の解説。幅広い年齢層に人気です。

 

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記念写真も忘れずに。

 

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 昆虫標本もキノコに負けず人気です。

 

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 いきものかわらばんにも人が集まってきます。

 

COPkuroda008.JPG 

 交流フェア会場の食堂はこんな感じです。

 

COPkuroda009.JPG

 大阪ガス姫路製造所の皆さんによる工場緑地の解説。わかりやすい!

 

COPkuroda010.JPG

 日も暮れてきましたがオオクワガタの吸引力はたいしたものです。

 

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 夜になりました。屋台のようです。ちなみにひとはくブースの近くには日本酒関連のブースもあります。

 

COPkuroda012.JPG

 26日の朝。植生研究グループ「無名ゼミ」、アジア・パシフィック・ネットワークの皆さんと出展の準備。穏やかな天気に見えますが、この日は風が強く、かつ午後から急速に冷え始め、後半はガタガタ震えながらの解説でした。。。

 

黒田有寿茂(自然・環境再生研究部)

 

急に寒くなりました

2010年10月27日

 

 あんなに暑かった夏がうそのように、急に寒くなりました。

 

 酷暑から一足飛びに冬に・・・・・・秋はどこへ行ったのか?って感じです。体調管理には気を遣いますが、風邪などひかれませんように。

 

 昼休みに深田公園周辺を歩いていて、秋を見つけました。

 

秋色の葉っぱ 木々の葉っぱはちゃんと秋を知ってて、色づいていました。

 

 ぜひ、深田公園に秋を探しにお出かけください。温かい服装でお願いします。

 

木枯らしが吹くし・・・・

生物多様性ならここで

2010年10月27日

「生物多様性」を判りやすく・・・・・ こんなページはいかがでしょうか?

 

COMZINE by NTTコムウェア による かしこい生き方のススメ 第89回に ひとはくの岩槻館長が対談しています。

  http://www.nttcom.co.jp/comzine/no089/wise/index.html

 

地球のいのちつないでいこう

                                         情報管理課:八尾 これは判りやすい!!

この週末、私も休みを利用して名古屋へ行ってきました。

新大阪から1時間ほど。近い。

 

駅前にはCOP10のバナーが。雰囲気出てますねぇ。

ボランティアの方が案内されています。

 

s-IMG_0001.jpgのサムネール画像   IMG_0047.JPGのサムネール画像 
 

会場に着きました。ひとはくのブースです。

入口からほど近いところにあります。

 

s-IMG_0017.jpg   IMG_0018.JPG 

ひとはくブースの一員の

県立御影高等学校のみなさん         鳴く虫研究会「きんひばり」のみなさん

 

 

                      s-IMG_0022.jpgのサムネール画像                                 

 

            鈴木研究員も大忙しです。

 

 

生物多様性交流フェアには200以上のブースが並んでいて。

 

s-IMG_0042.jpg     s-IMG_0010.jpg

 

環境に関する誓いを書いてツリー飾ります。 くま???

 

政府機関や地方自治体だけでなく、国内外の行政機関や国際機関、NGO/NPO、学術、企業などさまざまな方々にとって、生物多様性に関する成果発表や意見交換などの発表・交流の場です。

 

s-IMG_0005.jpgビール!?

テンションが上がってしまいました。

『アサヒ オーガニックプレミアム』、原料に有機栽培の素材のみを使用することで生物多様性に配慮したビールが販売されていました。

こうした企業の参加も多くみられました。

 

 

s-IMG_0013.jpgここのブースが私が回った中で一番の賑わいを見せていました。

 

人だかりで結局近づけず・・・。

とても、1日では回れません。

歩くたびに資料が増えていきます。

 

COP10ちょっと見学ツアー。この日は岩槻館長による案内のスペシャルツアーでした。

 

 

IMG_0031.JPG   s-IMG_0034.jpg 

 

20名以上の方が参加。みなさん、熱心にメモをとったり、質問されたりしていました。

 

COP10折り紙プロジェクト この折り紙には10年後へのメッセージが書かれています。

 

 

s-IMG_0033.jpg兵庫県立淡路景観園芸学校さんのブースではゆるキャラ「アルファ」のお出迎え。

とっても愛想よしです。

 

s-IMG_0044.jpg  

ちょっと会場の外へ出まして・・・。

こちらは、名古屋開府400年祭のマスコットキャラクター400年の旅人の【はち丸】

 

s-IMG_0048.jpg  s-IMG_0049.jpg

名古屋開府と同じ1610年、名古屋生まれのなかなかの長老。

そして、名古屋市の市章の由来について、ちょっと調べてみました。

 

名古屋市の市章のサムネール画像(って、宿泊先のホテルのスタッフに教えてもらいました。お忙しい中、親切に資料をいただき、ありがとうございました。)

きっかけは、このブログ→http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_929/

 

明治40年から き章として市旗をはじめ広く使われているそうです。

由来については、やはり、みなさんにCOP10の会場(名古屋)へ行って確認いただきたいと思います。(なんや、言わんのんかい!)

もちろん、ひとはくのブースへも来てくださいね。29日(金)までです!

 

COP10の会場と名古屋の夜も満喫して帰ってきました。

 

                                     

                                         小林美樹(生涯学習課)

名古屋のCOP10もいよいよ終盤ですね。
毎日のように名古屋にいる研究員チームからのブログでも紹介しているとおりです。
八尾さんには悪いけど? 私は先週末の休みを利用して名古屋まで行ってきました。

会場のようす

▲「生物多様性交流フェア」会場の様子です。奥に見えるのがCOP10会場の名古屋国際会議場です

ひとはくブース ひとはく02

▲ひとはくのブースは絶えずお客様がおられました。この日は兵庫県立御影高等学校の生徒たちもブースで説明をしていました

私の目的はもちろん!岩槻邦男館長の「ひとはく研究員と歩くCOP10ちょっと見学ツアー」に参加するためです(^^)

館長ツアー01  館長ツアー02

▲各省庁のブースから始まってWWF、国際自然保護連合/IUCN日本委員会などをまわり、生物多様性JAPAN/日本植物園協会まで、あっという間の45分間でした

生物多様性

 

 

 

▲このブースで売っていた堂本暁子氏の最新刊「生物多様性 リオからなごや「COP10」、そして・・・」を思わず割引価格で買ってしまいました(^^;

 

フェア会場01 フェア会場02

フェア会場04 フェア会場03

▲会場には日本全国、北海道から沖縄まで、市民団体や企業などのブースがありました。土曜日とあってお客様もたくさんおられました

フェア会場05  フェア会場06

▲左はゴミでつくったティラノサウルス。いくつのゴミかを当てるクイズに子どもと参加しました。結構イイ線いってましたよ(^^)右の写真のブースは、私もお世話になったJST日本科学技術振興機構のブースです。ここでもクイズに参加してエコバッグをもらいました(^^;

名古屋のCOP10はもうすぐ終わりますが、ひとはくの「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」は12月26日までです。
名古屋に行っていた研究員チームが帰ってきたら、名古屋報告の展示も追加されるかも??
また、週末には、生物多様性JAPANほかが製作した「地球生きもの いのちのつながり」をひとはくで上映中です。
→ http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_926/

そのほか「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 名古屋で開催されているCOP10、残すところも少なくなってきました。私は結局名古屋には行けそうにもありません。現場に行って肌で感じることの方が大切だとは思いますが・・・・・

 

 

 私と同じように、名古屋まで行けないという方のために、こんなページを紹介しましょう!

 COP10支援実行委員会が開いているページです。
               http://www.youtube.com/COP10

 さまざまな動画で、生物多様性条約のことやCOP10の事などを視聴することができます。一度のぞいてみてはいかがでしょうか?

 

cop10-logo                                          情報管理課:八尾 名古屋にゃぁ、行けないにゃぁ

少し前になりますが、
10/19(火)は井戸知事が所用の空き時間に
ひとはくブースにも来訪されました。

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写真:この日に展示の「三木山公園ボランティア」が井戸知事に説明。

このあと、淡路景観園芸学校のブースなども見られて、
COP10会場内で開催される「サイドイベント」に出席されました。

DSC00454.jpg
写真:サイドイベントの記念写真。最前列右端が井戸知事です。

(COP10タスク 橋本佳延)


オオスカシバの黒いの

2010年10月26日

 博物館の前のクチナシの生垣にコロコロと黒いものが.毎年見かけるオオスカシバの幼虫の糞です.

 

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 通るたびに見ていると次第に大きくなっていくのが分かります,糞が,です.もちろん幼虫もだんだん大きくなっているはずで,そろそろMAXかなと思って探してみました.
 うまく擬態しているのでなかなか面白いです.慣れてくると,どんどん見つかります.
 今年は激しい色彩変異があることに気付きました.明るい緑色のものばかりだと思っていましたが,今年は腹側が黒いやつや,全体が黒い子もいます.これはこれでなかなかカッコイイですね.

 

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オオスカシバの幼虫の色彩は密度,特に一齢幼虫期の密度が強く影響するらしく,高密度だと黒くなるのだそうです.

 

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昆虫共生 沢田


 10/25(月)の朝は前日からの雨がとりあえずやみました。

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朝8時半では人通りも少なく、寂しげです。

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ボランティアのみなさんも活動しています。

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雨が吹き込んでオオクワガタ君の台が
ちょっとぬれてしまいました

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今日は大阪ガス(株)姫路事業所のみなさんも展示。
姫路事業所での緑化活動などの紹介でした。

(COP10タスク 鈴木武)


10/24(日)はくもりがちの天気。でもたくさんの来場です。


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オオクワガタ君はあいかわらず人気者。
となりのブースの宮城県大崎市のお姉さん、
どこからかオオサンショウウオの着ぐるみを着てになって来てくれました。


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館長ツアーも大人気。20名以上の方が参加しました。


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夕方から雨が降り始めました。どうなるでしょう。

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愛知県内の自然団体などの懇親会にいってきました。
10年ぶりにお会いする方もいて、楽しい会でした。

(COP10タスク 鈴木武)
10月18日(月)からの生物多様性交流フェア出展も、折り返し点となりました。

23日(土)はたくさんの来場者でにぎわいました。
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ブースを訪れた方も、平日の、3倍でした。ひとだかりができるので、中に入れず通過する人も多かったです。


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学生服は、県立御影高校の生徒さん。六甲山で調査したキノコの標本を出展くださっています。キノコの標本は大人気です。23日(土)24日(日)は、彼ら彼女らが自ら説明してくれます。説明のために、日本語も英語も、じっくり勉強してきたそうです。立派に解説していました。


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御影高校のみなさんは、自分たちでお金も出して、かわいいキノコの缶バッジを配りました。あっと言う間になくなてしまいました。オジさんもほしかったです。


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こちらは、神戸市立六甲アイランド高校さん。「ヒルミミズ」の研究です。生きたヒルミミズも持って来てくださり、来場者の関心を引いていました。


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ひとはくブースで、堂本暁子前千葉県知事と談笑する岩槻館長。
23日(土)24日(日)の岩槻館長スペシャルツアーには、たくさんの参加者がありました。

(八木@COP10タスクフォース)

会場を一回りすると、兵庫県は、生物多様性に関する先進県だということがわかります。
兵庫県からは、ひとはくブースのほかに、県立淡路景観園芸学校さんのブースもあります。
ブース番号82です。白鳥公園入口から、ひとはくブースの手前を右折した通りにあります。

生物多様性に配慮した庭の提案と、5月にひとはくも共催で開催した「公園・花・こども 国際フォーラム」の成果展示です。先生方と、ときに学生さんが、交代で来ておられます。
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テント1つだとちょっと狭いですね。

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何がちがうのか、説明はぜひ現地で。

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ときどき、ゆるきゃら「アルファ」くんも登場し、人気です。
この子はふだん、どこにしまってあるのだろうか・・・?

(八木@COP10タスクフォース)

「高校連携セミナー」とは、スクールパートナープログラムの一環として、高等学校と人と自然の博物館が連携し、高校生と一般市民の方々が交流しながら学ぶ地域生涯学習のモデルプログラムとして実施されています。
 今回は去る10月13日(水)にキリンビアパーク神戸にあるビオトープで実施された授業の様子を紹介します。授業テーマは「ビオトープ池を調べる(全3回)」の第3回目で、講師は魚類生態学、水域生態学が専門の田中哲夫主任研究員です。
 今回の授業のテーマは、絶滅の恐れのあるカワバタモロコという魚の調査について、その理論を学ぶとともに、ビオトープで実際に調査を体験します。前回の授業(10/6)では、カワバタモロコのひれに印を入れ、ビオトープに放しましたが、この授業では、再びカワバタモロコを捕まえて、ひれに印の入った個体の数を記録します。

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▲ ビオトープにも秋の気配が、空が青いです。
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▲ 前回の調査(10/6)同様、エサを仕組んだかごを沈め、カワバタモロコを捕まえます。何匹くらい捕まるかな?
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▲ 麻酔をかけて、一匹づつ体長を測定します。ひれが切られているかどうかを確認します。切られている魚は、前回捕まった魚です。運が悪い魚ですね。
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▲ このビオトープには、カワバタモロコ以外にも生き物がいます。こんな大きなドンコがかごに入っていました。

 今回の調査結果から、過去10数年で最もカワバタモロコの数が多いようです。これも夏が暑かったせいでしょうか!? この先は、三田祥雲館高等学校の生徒のみなさんが考察します。調査結果は12月1日(水)人と自然の博物館で発表する予定です。

 このような学校連携セミナーは今後も開催されます。興味のある方は、気軽にご参加ください。詳細は下記ホームページでご確認ください。セミナーによっては締め切りを過ぎていても申込可能ですので、お問い合わせください。
 また、ビオトープについて興味のある方もお問い合わせください。

 セミナー情報 → http://hitohaku.jp/education/10bunya/index.html#_H
 セミナー問合せ:生涯学習課セミナー係 079−559−2003

(生涯学習課 西岡敬三)

今、名古屋のCOP10(第10回生物多様性条約締約国会議)に合わせて開催されている「生物多様性交流フェア」での、ひとはくのブースの紹介は毎日現場へ行ったスタッフが紹介してくれています。

 

ひとはくにいる私は、9月16日から私の机上で飼っている身近な生物、ハチを紹介(続編)をします。

(その後どうなってるねん!みたいなリクエストもないけど・・・。)

初日の様子「私のいきものかわらばん」

http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_877/

いきものかわらばん 番外ブログ編2 〜ハチのオスは刺さない(^^)

http://hitohaku.jp/blog/2010/09/2_8/

ハチ博士の大谷主任研究員によると寿命は2週間だったのですが。

予想を上回る寿命の長さ!

 

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今はなんと4匹に!(全部オスです!)

同じ巣で羽化したハチを大谷主任研究員から次々にいただきました。

朝、出勤してきて、ハチたちの姿を見るのが私の日課になりました。

4匹身を寄せ合ったり、体を掃除したりと、本当に可愛いハチたちです。

命って本当に大切なんだなとしみじみと見つめ、癒されてます。

 

私のかわらばんは、こんなもんですが、みなさんが応募してくれた「ひとはくいきものかわらばん」はすごいです!作品を見た新聞記者さんも「社会面に使える!」なんて言ってました。

 

是非、「ひとはく いきものかわらばん」の展示を見に来てくださいね。

 

 

                    小林美樹(生涯学習課)

 

 

 

COP10期間中の食事

2010年10月22日

ひとはくがブース出展している生物多様性交流フェアの会場のレストランでは、名古屋名物あんかけスパゲッティー、多国籍料理などのメニューが準備されています。ただし、すでにで紹介されていたように会場内に一カ所しかないので、交流フェアのブースをじっくり見るなら、お弁当持参が便利だと思います。自動販売機くらいあってもよいと思うのですけど…。

 

  IMGP0150.jpg一方、登録者向けの国際会議場内ではもう少しメニューが豊富です。ちょっとしたレストランもあるようですが、わたしが利用したのは会場内のセルフサービスの食堂です。

 

 

IMGP0153.jpg遠くから見た時は普通のメニューに見えましたが、よく見ると全て英語です。カレーのメニューがチキンとベジタブルしかないところが、世界各国からの参加者を意識している感じです。

 

 

IMGP0151.jpgお昼に食べた700円のチキンカレー。ちょっと高めといったところでしょうか?

 

 

IMGP0152.jpg食堂のテーブルの上でもしっかり情報発信していました。

 

 

外国からの参加者のメニューを観察してみると、意外に焼きそばを食べている人が目につきました。どういう基準で選択したのか聞いてみればよかったです。

 

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国際会議場内では、名古屋名物もしっかり販売されていました。金のシャチホコが名古屋っぽいですね。

北村俊平

2006年8月、丹波市山南町で足立洌氏、村上茂氏によって発見された丹波の恐竜化石。
その後、毎年冬に発掘調査が進められ、これまでに竜脚類ティタノサウルス形類の恐竜のつながった尾の部分(「尾椎」、「血道弓」)や「腸骨」、「坐骨」などの腰の部分、並んだ状態で見つかった十数本の「肋骨」、それに頭の一部「脳函」、第一頸椎の「環椎」、多数の「歯」などが見つかっています。
そして今年も、いよいよ第5次となる発掘調査が始まろうとしています。

今日は発掘調査を前に「第5回丹波恐竜化石発掘等連絡調整協議会」が丹波の森公苑で開催されました。
化石を含む泥岩層の上の部分(砂岩、礫岩などの地層)の掘削作業が来月10日(水)から始まります。

会議の様子

▲会議の様子

三枝主任研究員▲説明をする三枝主任研究員です

下の写真は、昨年度の第4次発掘調査で発見されたものの現場から引き上げられなかった「胴椎(いわゆる背骨)」です。

4次発掘終盤に見つかった胴椎

今回の発掘調査で引き上げてクリーニング作業を行う予定です。もし、丹波の竜脚類の「胴椎」であれば、その形状から、また新たなことがわかるかもしれません。

今年の発掘調査では、このほかにどのような大発見があるのでしょうか(^^)
これからもひとはくの情報は、このホームページ、ブログで紹介していきます。
ご期待ください!!

人と自然の博物館にも、ぜひ、お越しください。
丹波の恐竜化石や、クリーニング作業を見学できる「ひとはく恐竜ラボ」
さらには、今「化石大集合2010−過去に起こった大量絶滅事件」を展示公開中です。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

COP10会場周辺のようす

2010年10月22日

今日はCOP10会場周辺の様子を紹介します。

 

COP10会場への道沿いには、いたるところでCOP10の宣伝がされています。 

 

IMGP0130.jpg国際会議場周辺の壁にはさまざまな生きものの写真も掲載されています。こちらはエゾアカガエルの卵の写真だそうです。

 

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IMGP0138.jpgひとはくの展示ブースのある生物多様性交流フェアの会場入口には、インフォメーションセンターが設置されています。各ブースの案内図やイベント情報等も掲載されていますので、まずはこちらで情報収集をしておくと効率良く移動できると思います。

  

IMGP0121.jpg IMGP0162.jpgひとはくブースの前には、アメリカヤマボウシ(ハナミズキといった方がわかりやすいかな?)の植栽樹があり、たくさんの果実をつけています。12時間おきにヒヨドリが訪れて、3つほど果実を食べては飛んでいきます。

 

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ゴミ削減への取り組みで有名な名古屋市ということもあり、会場のごみ箱は非常に細かく分別されています。ちょっとすぐにはどこに捨ててよいのかわかりません?!

 

 

IMGP0127.jpg会場内にはゆるキャラもいます。こちらは淡路景観園芸学校の「アルファ」。芽生えをイメージしたゆるキャラだそうです。

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こちらは石川県のブースにいる「のとドン」。プリンのように見えますが、能登半島がモチーフだそうです。

 

 

IMGP0170.jpgもしこれからCOP10に参加されるなら、A4サイズの配布物を入れることができる袋(お買いもの袋でOK)を持っていくと便利です。巨大な図鑑を配布しているブースもあり、欲しい資料を集めていくとあっという間にいっぱいになってしまいます。

北村俊平

COP10 こぼれ話

2010年10月22日

 みなさん、COP10にはもう行かれましたか?

 私はまだ行っていませんが、行く機会のある方は是非、名古屋市の市章を見てきてください。

 

三田市の市章 ひとはくのある三田市の市章はカタカナの「サ」をデザインしたモノです。さてさて、名古屋市の市章はというと・・・・・

 

名古屋市の市章 これなんです!! おぉっ!!  わかりやすい。是非名古屋に出かけて、この「マルにハチ」の由来を探ってきてください。(生物多様性とはあまり関係がありませんけど?!)

 

まるはち!!                             情報管理課:八尾

名古屋からです。

今日は小雨が降って、あまり出足はよくありませんでした。
それでも、朝から夕方まで、511人の方がひとはくブースを訪問されました。ちらっと見た人はもっと多かったと思います。
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外国の方も日増しに増えている感じです。会議は疲れる〜と言ってました。
ブラジル政府の方(↓)が、虫の標本をじっくり見ています。
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今日は、そのほかにも、フランス、ドイツ、パキスタン、スリランカ、韓国など、いろんな国の方がブースにいらっしゃいました。もちろん、日本の政府関係者、NPO関係者も多くいらっしゃいます。
生物多様性の保全にとって、博物館の存在が重要な役割を果たしていることを、がんばって主張したいと思います。

(八木@COP10タスクフォース)

 「学校連携セミナー」とは、スクールパートナープログラムの一環として、高等学校と人と自然の博物館が連携し、高校生と一般市民の方々が交流しながら学ぶ地域生涯学習のモデルプログラムとして実施されています。
 今回は去10月19日(火)クラーク記念国際高等学校芦屋キャンパスで実施された授業の様子を紹介します。授業のテーマは「植物観察入門」で、講師は植物生態学、保全生態学が専門の藤井俊夫主任研究員です。
 今回の授業では、植物の観察をするときの留意点について、実際にフィールドで使う道具を見ながらその使い方等について学ぶとともに、葉の形や枝のつき方、匂い、手触り、味など五感を使った植物観察の基本を学びました。
 実物の葉っぱの標本に、触ったり匂いを嗅いだりしながらの講義でしたが、残念ながら時間の関係で実際に植物を観察することはできませんでしたが、この講義を聞いた人ならば、野外で本格的な観察ができるなと感じました。
 そのようなこともあって、何と一般参加者が6名をいらっしゃいました。遠くは豊岡市からお越しでした!!

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▲ 本日の講師は、学校連携セミナー初登場の藤井俊夫先生です。
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▲ 植物は五感で観察するそうです。におい、味、手触り、花や果実の色、葉が風でこすれる音や果実のはじける音を観察するそうです。藤井先生はトリカブト(有毒)も味見するそうです!毒は大丈夫でしょうか?
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▲ 今日の標本はにおいのする植物です。標本はゲッケイジュ(月桂樹)とサンショウ(山椒)です。月桂樹はリナロール、山椒はサンショオールとうい物質の臭いだそうです。
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▲ ヒイラギは、若い個体の葉はとげとげがあるが、成熟した個体の葉はとげとげがありません不思議です。藤井先生によれば、植物も年をとれば丸くなるそうです。というのは冗談で、とげとげはシカよけだそうです。本当かな? 花は葉が変化したもの?勉強になります。

 

 この学校連携セミナーの今後の予定は以下のとおりです。興味のある方は、三田市まで行かなくても受講できるひとはくのセミナーを是非ご活用ください。
  セミナー問合せ:生涯学習課 079−559−2002

11/ 2(火) 自然災害と日本の国立公園 *講義    小林文夫 主任研究員
11/ 9(火) 芦屋のまちづくり     *講義    藤本真里 研究員
11/16(火) 六甲山のホタル      *講義    八木剛主任研究員
 1/11(火) 植物の冬越し       ※講義と観察 藤井俊夫 主任研究員
 1/18(火) 芦屋川と野鳥のくらし    ※講義と観察 遠藤菜緒子 研究員

詳細はHPで → http://hitohaku.jp/education/10bunya/index.html#_H


(生涯学習課 西岡敬三)

 

名古屋のCOP10も盛り上がってきましたね。
23日(土)、24日(日)は「ひとはく研究員と歩くCOP10ちょっと見学ツアー」の案内役が、なんと岩槻邦男館長なのです。私も週末は名古屋に出かける予定です(^^)

さて、ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
この週末のオープンセミナー情報を紹介しましょう。

23日(土)
11:00〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
13:30〜 顕微鏡で見る化石(古谷裕主任研究員)
14:00〜 深田公園うきうき探検隊「きのこ探検隊!」(秋山弘之主任研究員+フロアスタッフ)

きのこ01  きのこ02  きのこ03 

   きのこ06  きのこ07  きのこ04

きのこ05  きのこ08  きのこ09

▲深田公園でどんなキノコが見られるのか?食べられるのか?食べられないのか!秋山研究員&フロアスタッフといっしょに秋の深田公園を探検してみませんか?写真のキノコはほんの一部、これ以外にもたくさんのキノコがあるはず。あなたも一緒に見つけてください(^^)
 
14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「けんちく家の日」(フロアスタッフ)

24日(日)
11:00〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(半田久美子主任研究員)
14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「けんちく家の日」(フロアスタッフ)

ひとはくでは今、「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

生物多様性第10回締約国会議(COP10)が名古屋で開かれて、ひとはくも生物多様性フェアにブース出展し、毎日のようにブログでも紹介されていますが、名古屋まではちょっと遠くて・・・という方にオススメ情報です。

生物多様性JAPANほかが製作した「地球生きもの いのちのつながり」をひとはくで上映中です。もともとBS−TBSで放映されたときには54分だったのですが、それをわずか17分に編集しています。

タイトル▲タイトル画面です

岩槻邦男館長が出演され、司会はイルカさんです。17分に要約して、わかりやすくなっています。
この週末から年内12月26日までの土曜・日曜・祝日の11:30〜14:30の間、繰り返し放映します。(11月7日のフェスティバルの日は除きます)
展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」を見られる前でも、見られた後でも、ぜひ、3階アースシアターにお立ち寄りください。

 

アースシアター内

▲アースシアターは50席。ちょっとした団体様でも十分ご覧いただけます(^^)

もちろん、団体向けに研究員から見学する前に30分ほどお話しする「ひとはく博士のいきものトーク」も実施しています。
詳しくは、生涯学習課(079-559-2002)までお問い合わせください。

ひとはくでは今、「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」、「ひとはくかわらばん」応募作品全818点など展示中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

標本みてナンボ

2010年10月21日
 9月14日に「標本帰着」として書いたオサムシの件,近々印刷物になりますとも書いて
いましたが,その雑誌が届きました;

井村有希,2010.日本産とされるミヤマカタビロオサムシの標本について,
月刊むし(477):26-29.

です.詳細はこれ ↑ をお読みください.

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 日本からも採集記録があるのにその後,採れていない謎のオサムシ.記録の元になった
標本も所在も不明でした.西宮市自然保護協会の方々が別の調査で来館された際,所蔵の
江田コレクションを見てもらったところ,その中の一つがまさにその個体だと指摘いただ
きました.で,井村氏に精査と公表ををお願いしていたのです.
 この『幻の日本産種』.たぶん,オサムシ研究者の間では「何かの間違いではないか」
「たぶん何かにまぎれて来たのでは」と考えられていたと思われます.でも,たとえば日
本産のオサムシのリストから除外する,という処置さえ困難です.しかし,今回公表され
たような,現物の標本はコレコレこうである,という事実が分かれば,自分はこう考える,
と判断できるのです.

 否定するにも肯定するにも標本みてナンボなのです.

昆虫共生 沢田

生物多様性交流フェアには200を超える団体がブース出展しています。
こういうところに出展すると、自分たちの独自性に気づきますね。
少なくとも、兵庫県は、自然環境に関して日本をリードする先進県です。

たとえば、その先進性の一つは、「パートナーシップ」です。
ひとはくブースは、兵庫県自然環境課さん、(財)ひょうご環境創造協会さん、県立コウノトリの郷公園さん、APNセンターさんとの共同出展です。
自然環境課のTさんはじめ、スタッフのみなさんは、ひとはくのスタッフと同じかそれ以上に、ひとはくを宣伝、解説してくださっています。われわれも「生物多様性ひょうご戦略」や「市民宣言」の宣伝につとめます。とてもいい雰囲気のブースです。
「こうやって共同で出展していること自体が、重要なんですよ」と、それらしい来場者には説明します。
じっさい、会場を見ると、このようにいろんな機関が共同で出展している例はまずありませんでした。日によって担当課を変えている県はありましたけど。
そもそも、博物館が前面に出てきているところは、ほとんどありません。なんでやねん・・・。

ひとはくは、生物多様性の保全に関して、資料・情報・調査研究をベースに、行政や企業への専門的なアドバイスやソリューションの提供を日常的に行っています。来場者の市民の方からも、自治体の方からも「(そんな兵庫県が)うらやましい」という意見を多くききました。
これからもひとはくは、みんなのために、がんばらんとあかんな。そんな気になるのでした。

今日は、ご近所に出展中の県立淡路景観園芸学校さんのスタッフもまじえ、ひとはく、県自然環境課、ひょうご環境創造協会のスタッフで、「反省会」をいたしました。

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こういう交流も重要ですね。

(八木@COP10タスクフォース)

COP10交流フェアーにお越しの際には、ぜひ「人と自然の博物館」のブースへ!!

demise_hitohaku1.jpg現在、名古屋で開催されているCOP10交流フェアーの会場にて、御影高校のキノコ展示がまたまた登場します。地元の公民館にはじめり、ひとはくの展示デビューを果たし、日本生態学会で全国デビュー、そして、ついに世界進出です。世界とは言っても、名古屋なんですが・・・。外国人の方もたくさんご覧になっています。
"deadly poisons?" と、海外からのお客様も、ノリは犬の散歩に来た近所のおっちゃんと何にも変わりません。「毒キノコか?」は、万国共通のあいさつのようです、とりあえず。なかなか、うけているようです。
  demise_hitohaku4.jpg

展示物は、御影高校の生徒さんが採集した本物のキノコ標本を特殊樹脂により処理して、陳列しておりますので、迫力十分です。展示は高校生による手作りです。
現在、キノコの解説は現地滞在の鈴木研究員を中心に、たくみに解説していますが、10月23日と24日は、御影高校の生徒さんがやってきて、身振り手振りで解説してくれる予定です。この日にむけて、日々英語の勉強に勤しんできたらしい、という噂を聞きましたので、ぜひ展示ブースに「外国の方」をお誘いあわせのうえ、お訪ねてください。
cop10kinoko.gifこんな感じで、「COP10オリジナルバージョン」のキノコ解説シートも準備されています。キノコの種類を列挙するだけでなく、食用だったり、薬になったり、毒だったり、染め物に使ったりと、キノコの多様性がわかりやすく解説されています。まさに生態系サービスです。もちろん、英語版もあります。

さらに、高校生たちは、パフォーマンスの秘策も練っているようです。言葉だけでなく、五感で勝負!です。 →こちらもご覧下さい!

3つの”だしもの”が用意されているようです。

  • キノコのイラストが書かれた「特製缶バッジ」を先着順でプレゼント!超レアアイテムもあるそうです。
  • キノコの臭いを体験できる「実演」やります! いい香り、最悪の臭い、カレー?などキノコの多様性を嗅覚で体験していただきます。そんな機会は、ひとはくでも滅多にありませんよ!
  • キノコ染めを披露します。大地のカラーをご覧下さい。

みなさまのCOP10交流フェアーへのご来場をお待ちしております。

兵庫県立御影高等学校の展示については、こちらもご覧ください!

(みつはしひろむね)

生物多様性第10回締約国会議(COP10)では、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップが公式に発足される予定です。
日本人は古くから里山を利活用しながら自然と向き合い、生物多様性も守ってきました。
それが今、里山から得られていた燃料、肥料などが、化石燃料、工業製品などに取って代わり、里山が放置され、生物多様性も危機状態となり、さらには、シカ、サル、イノシシや今年、特に世間を騒がせているクマなどの野生動物と人との軋轢が問題になっているのですね。

服部保研究部長は、日本でも里地里山研究の第一人者です。
小学校5年生の子どもたちに、「ももたろう」「かちかちやま」などの昔話に出てくる「しば」「まき」の話から里山についてわかりやすく、映像や実物を示しながらの説明です。

服部研究部長

▲「しば」「まき」の実物を示しながらの説明です

真剣な子どもたち

▲子どもたちも真剣にメモを取りながら話を聞いていました

ひとはくの森

▲最後はホール横の「ひとはくの森」ここは里山と里山放置林を比較しながら見学することが出来ます。今日は人数も多く、外からだけの見学でしたが、明るさの違いや地面の様子などわかりやすく見ることが出来ます 

ひとはくでは団体向けに特注セミナーを多く実施しています。
 ※ひとはく手帖p.14〜p.17にタイトルを紹介しています。
  WEBはこちら → http://hitohaku.jp/education/10techou/10techou_all_page.pdf
また、展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」を見学する前に30分ほどお話しする「ひとはく博士のいきものトーク」も実施しています。詳しくは、生涯学習課(079-559-2002)までお問い合わせください。

ひとはくでは今、「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」、「ひとはくかわらばん」応募作品全818点など展示中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

2日目もひとはくブースは来場者の好奇心をくすぐっています.
今日は,かわいい保育園児と小学校5年生のこどもたちが元気よくやってきました!

1019-01.JPG◆巨大オオクワガタ模型におっかなびっくりの園児
1019-02.JPG◆キノコ標本(御影高校生出展)に興味津々

さて,今日は国際会議場の中をレポートします.

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◆写真に写るH型の建物が国際会議場.緑地部分は交流フェア会場

 国際会議場内はセキュリティゾーンと呼ばれるエリアで,事前にCOP10のCBD事務局に登録した人でなければ入れない場所です.
 ひとはくの研究員はPASSを発行してもらい,無事入場を果たしました.入り口では空港と同様のセキュリティチェックがあります.

 国際会議場内は当然ですがCOP10一色!

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◆国際会議場のロビーの様子     ◆様々な資料が配付されています!

 国際会議場内では,2つの大きな会場で作業部会が連日開催され,生物多様性条約に関連する多数の項目について議論が展開されています.地球上の生物多様性をどのように保全し,持続可能な形で利用し,その恵みをどのように公平に分けるかについて,参加各国すべてが納得し実施できる目標を定めようとしている外交の場なのです.
 作業部会には限られた者しか参加できませんので,会場の様子は入り口から少しだけ撮影.

1019-07.JPG◆作業部会の実施されている様子

1019-09.JPG◆作業部会の議論は各休憩スペースのモニターで確認することが出来ます.
 ※なお,会議の様子は以下のインターネットからどなたでも見ることが出来ます.日本語同時通訳付きでオンエア,録画どちらでもOKなので是非ご覧ください!
 http://webcast.cop10.go.jp/

 国際会議場内では,作業部会のほかに様々なサイドイベント(主に活動のPRのための発表会)が行われています.

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◆サイドイベントの一つ,SATOYAMAイニシアチブ国際パートナーシップ発足式展.

 中庭では大きなテントが張られ,各国からの参加者がリラックスした雰囲気で情報交換したり,会議のメモを整理したりしていました.
 交流フェアの会場以上に世界を凝縮した,まさに多国籍空間となっています.
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 ひとはくとして国際会議場内でのサイドイベントは行いませんが,兵庫県自然環境課さんは26日にひょうごの里山行政について紹介します.ひとはくからは私が発表者として参加する予定です.

自然環境・再生研究部 橋本佳延






 10月18日(月)展示初日を迎えたひとはくブースと国際交流フェアの様子を紹介します。このフェアは10/11〜10/29の間開催されていますが、ひとはくは10/18〜29日の12日間ブースを出展しますので、この期間に是非現地を訪れてみてください。研究員による「COP10みどころガイド」もあります。

詳細はこちら → http://hitohaku.jp/biodiv/cop10.html
生物多様性交流国際フェアについてはこちら → http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/

 現地の様子ですが、ひとことで言えば、国際会議の華やいだ雰囲気の中にも、出展者の熱気で徐々に盛り上がりつつあるという感じでした。数々の外国のブースや、英文で書かれた展示パネルが多いことなど、世界を身近に感じました。詳細は現地に行ってのお楽しみということで、ここでは簡単に紹介します。

▼パンフレットです。ひとはくは地図の中の84番の位置です。


panomote.jpg panura.jpg mapcophitohaku.jpg

 国際交流フェアの会場は、国際会議が開催されている名古屋国際会議場に隣接する白鳥公園です。この度は鉄道を利用して現地に向かいました。JR名古屋駅から地下鉄を乗り継いで、地下鉄名港線日比野駅で下車、地下鉄は慣れないと少しわかりにくいかも...
▼名古屋市の目抜き通りにもCOP10の垂れ幕が、地下鉄の扉のもこのとおり、町中COP10一色です。
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▼最寄り駅の日比野はCOP10の濃度が更に高まります。改札を出ると案内の人が... 聞かなくても大丈夫です。

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▼立派な会議場を左手に見つつ、日比野駅から歩くこと10分でフェア会場の入り口に到着します。やはり案内の人がいますので、迷うことはありません。会場は川を挟んでエキスポゾーンとフェスティバルゾーンとに二分されています。


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▼なんと、ひとはくのブースは入り口からすぐのところ。しかもメインロード沿い、破格の待遇!! オオクワガタのオブジェもあって、まったく迷いません。
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▼今日はひとはく展示の初日、いきなりスタートダッシュの担当者 鈴木先生、八木先生、橋本佳延先生です。大活躍でした。地元メディアの取材を受けています。

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  博物館として出展しているところはほとんど見当たりませんでした。まだ始まったばかりで、オープンしていないブースも見られました。ひとはくは会議場に隣接するエキスポゾーンにありますが、各都道府県のブースは、フェスティバルゾーンに集まっています。

 

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▼こんな展示もあります。どこにあるかは、行ってみてのお楽しみに。


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 昼食は弁当持参がお勧めです。会場にレストランが1か所、売店が1か所しかありません。


(生涯学習課 西岡敬三)

名古屋でのCOP10始まりましたね。今日からは「ひとはく研究員と歩くCOP10ちょっと見学ツアー」も始まっているはずです。今夜あたりブログにあがっているかもしれませんね(^^)

今日のひとはくもたくさんの学校団体にお越しいただいています。

 

深田公園のサムネール画像

▲深田公園では昼食の後も楽しく遊んでいるようですね(^^)

そして、ホロンピアホールでは、ひとはく博士によるいきものトークもありました。

今日の博士は、動物行動生態学、とくに鳥が専門の遠藤奈緒子研究員です。

いきものトーク遠藤のサムネール画像

▲鳥の話を切り口に、生物多様性について子どもたちにわかりやすく解説していました

このセミナー「ひとはく博士のいきものトーク」は、展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」を見学する前に30分程度のお話です。詳しくは生涯学習課(079-559-2002)までお問い合わせください。

ひとはくでは、このほか「化石大集合2010ー過去に起こった生物大量絶滅事件」や「いきものかわらばん」全作品818点を展示公開中です。

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。

スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。

(生涯学習課長 平松紳一)

 

オリオン座流星群

2010年10月19日

10月22日午前1:00頃にオリオン座の流星群が極大になると予想されています。

 

オリオン座は見つけやすいねオリオンの右肩あたりから流れるということです。夜中の1時でやっと、東から南にかけて、てっぺんと地表の半分くらいまで登ってきます。月も明るいですから見にくいかも知れませんが、明るい流れ星なら確実に見えるはずです!!

 秋の夜長、星空観察にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

                              情報管理課:八尾 寒いかなぁ

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COP10会場には200を超えるブースがあります。
この写真はひとはくの3つ隣の石川県のブース。

かわいいトキのぬいぐるみがあります。
大きさと重さは実物にあわせてあるそうです。
けっこうずっしりと重いです。

重さの答えは会場にどうぞ.....

(COP10タスク 鈴木武)
10/18から名古屋COP10会場での「ひとはく」のブース展示が始まりました。
前日とくらべると親子連れがいない分、人影がまばらです。

午後になると、オオクワガタとキノコにつられて人が集まり始めました。
すると突然にハイテンションのレポーターとテレビカメラがやってきました。
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上の写真では奥の昆虫棚のヒメボタルを撮影しています。
中京テレビの夕方のニュース番組の取材だそうで、
順調であれば
10/19(火)の4:49からのニュース番組のどこかで放映するということです。


P1000450.JPGのサムネール画像










 
平日は6時過ぎまで開いていると、さすがに暗くなってきます。
照明を付けるとよい雰囲気です。
(COP10タスク 鈴木武)


本日(10月17日)に、ひとはく から車で、名古屋の「生物多様性交流フェア」(cop10会場に隣接する

白鳥公園会場)へ展示物等を運び込みました。

 

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◆積み込み完了                 ◆台の上に黒い物体が・・・

 

車の中をよ〜く見ると、 大きな黒い物体が・・・。

 この黒い物体、 ひとはくの展示等で見たことがある人も いるのでは?

 

そうです。


ひとはく の 「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海 VS 日本海」で展示してあった

大型模型の オオクワガタくん です。

cop10-3.jpg  
◆車の中のオオクワガタくん

オオクワガタくんを連れて、さあ、出発です。


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◆新名神高速道路を疾走する ひとはく号


途中で休憩した新名神高速道路の土山サービスエリア(滋賀県甲賀市土山町)には、建物の入り口近くに、

「いきものクイズラリー」のクイズの看板と解答用紙やcop10関連のポスターなどありました。

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◆サービスエリアにあった「いきものクイズラリー」の看板


名古屋国際会議場に隣接する白鳥公園(エキスポゾーン)の駐車場に着きました。

 

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◆駐車場に到着                  ◆にぎわっている会場

 

車から荷物を下ろして、展示ブースに運びます。

まだ、設置が完了していなのですが、すでに見学者が・・・

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 ◆作業中のひとはくの展示ブース   ◆早速、昆虫標本の見学者です

 

オオクワガタくんの下で、Vサインをする名古屋の子どもたちもいます。
 

cop10-10.jpg  ◆名古屋の小学3年生の三人組

 

そのうちに、たくさんの方が集まってこられました。


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◆たくさんの見学者でにぎわっています  ◆オオクワガタくんのお腹を見ているカナちゃん

 

オオクワガタくんのお腹を見ているカナちゃん(4歳)は、さっきもお兄ちゃんと来てくれていました。
何度も見てくれたので、オオクワガタくんも喜んでる?

 

さて我々、日帰り隊が、帰ろうとしたときです。

前方から何かの集団が・・・。

環境大臣が見学に来られていたようです。

周りには、取材をしている人などでいっぱいでした。(このブースの右の方の隣の隣が、ひとはくブースだったのですが・・・残念!)


 

cop10-11.jpg

◆テレビ局などの取材の方もたくさん

 

ほとんど、他のブースを見ることができず、博物館へ帰ることになりました(これも残念!!)。

 

cop10-12.jpg 
◆ひとはく号も無事、帰ってきました

 

往復430km以上の移動でした。

 

現場で作業をお手伝いいただいた ひょうご環境創造協会の職員のみなさん、
ご苦労さまでした。

 


いよいよ、名古屋での ひとはくのブース展示 が始まりました!

「生物多様性交流フェア」は、名古屋国際会議場横の白鳥公園会場ほかで行われています。

なお、ひとはくのブース展示は、白鳥公園会場で10月18日(月)〜10月29日(金)まで参加しております。
 

(自然・環境再生研究部 小舘 誓治)

今年は国際生物多様性年。名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議が行われます。18日にはひとはくも「生物多様性交流フェア」(COP10会場隣接の白鳥地区)に出展します。
今朝、出展・設営チームの研究員が名古屋に向かいました。おそらく明日あたりから、このブログに報告があるはずです。お楽しみに!!

さて、ひとはくの「生物多様性大作戦!」今開催中の「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」にあわせて実施している「タヨウ星人ポイントカード」は通常、来館で1ポイントですが、名古屋の生物多様性交流フェア期間中は、なんと来館ポイントが2倍に!!!

ということで、来館+オープンセミナーですぐに3ポイントです。
すぐにグッズと交換するならオリジナルシール!!

オリジナルシール

▲タヨウ星人たちのシールです。結構かわいいと評判ですよ(^^)

もう2ポイントためて交換するならクリアフォルダか缶バッジです

クリアフォルダ 

▲クリアフォルダは3種類から、缶バッチもたくさんの種類があります


オススメは、
その1 来館2ポイント+デジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」
     (平日なら15:00〜、土日祝は11:00〜、14:30〜)
 
その2 来館2ポイント+展示室ツアー「ひょうごの生物多様性お楽しみツアー」
     (平日は14:00〜、土日祝は11:30〜)

その3 来館2ポイント+フロアスタッフとあそぼう
     (土日祝のみ15:00〜)
  ■詳しい内容は、こちら「うきうきカレンダー」をご覧ください
     → http://hitohaku.jp/top/10ukiukicalen/ukiuki1010.pdf

いずれもフロアスタッフのオープンセミナーで、もちろん申込など不要です!ぜひ、お越しください。

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」と2つの企画展を行っています。今日は13:30〜14:30で、その2つの展示を研究員による解説付きで見ることができました。

まず、13:30から松原尚志主任研究員による「恐竜ラボ&展示解説

化石大集合2010  化石大集合2010_2

▲「化石大集合2010」ではめずらしい化石が大集合!詳しく説明を聞くとよくわかります

丹波竜 丹波竜02

▲もちろん丹波の恐竜化石についても詳しい説明がありました

 そして、14:00からは北村俊平研究員による「みどころズバリ!まるわかり!!ギャラリートーク

ギャラリートーク  ギャラリートーク02 

▲今回の特別企画展は、大きな標本がズラリ!!それを順に説明していきました

ギャラリートーク03 ギャラリートーク04

▲瀬戸内海と日本海、ひょうごの2つの海について、北村研究員のわかりやすい説明が続きます・・・

「恐竜ラボ&展示解説」は11月28日までの毎週日曜日13:30から開催しています。
次回のギャラリートークは11月21日(日)です。
ということは、11月21日に御来館いただくと、同じパターンで2つの展示を解説付きで見ることができます。
おまけに11月21日は「関西文化の日」で観覧料は無料!!ぜひ、チェックしておいてくださいね(^^)

ひとはくでは今、「いきものかわらばん」全作品818点を展示中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

今日はとっても良い天気!秋は行楽のシーズンですね。
みなさんも山に出かけて、キノコ狩りに出かけられる方もあるでしょうね。
今日は4階、ひとはくサロンで秋山弘之主任研究員のオープンセミナー「秋のキノコをみてみよう」がありました。

キノコ

▲どれも博物館のある深田公園周辺でとれたとか・・・

キノコ02

▲おいしそうですね(^^)

キノコ03▲これは猛毒!ドクツルダケ(^^;

キノコ04

▲キノコのにおいに引き寄せられて?? 


ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」と「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」を開催中です。
さらに、「ひとはくかわらばん」応募作品全818点も展示公開中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

さあ、週末情報【続報】です。
第3日曜日は超てんこ盛り!楽しいイベントがたくさんあります。

17日(日)
11:00〜 デジタル紙芝居タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアーひょうごの生物多様性お楽しみツアー
」(フロアスタッフ)
12:00〜16:00  花工房(人と自然の会)

花工房

▲おなじみの、とってもきれいな花のしおりづくりです。いつでも参加していただけます。材料費100円です。

13:00〜15:00  ドリームスタジオ「葉っぱであそぼう 秋あそぼう」(人と自然の会)
※葉っぱで壁掛けをつくってみませんか?材料費100円です。

ドリームスタジオ

▲黄色いベストの人と自然の会のみなさんが、やさしく丁寧に教えてくれますよ(^^)

13:00〜 秋のキノコをみてみよう(秋山弘之研究員)
※秋に生えるキノコを手にとって詳しく見てください。

13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(松原尚志研究員)
14:00〜 みどころズバリ!まるわかり!!ギャラリートーク(北村俊平研究員)
※13:30から「化石大集合2010」「ひょうごの生物多様性」2つの展示を続けて解説を聞きながらご覧いただくチャンスです!!

14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「画伯の日〜森に生きる」(フロアスタッフ)

 

やっぱり第3日曜日は多いでしょ(^^)
たくさん参加して、どんどんタヨウ星人ポイントカードのポイントを集めてください!!

※くわしいグッズは → http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」、そして「いきものかわらばん」全作品818点を展示中です。

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

今日もひとはくは、たくさんの学校団体の来館があり、
天気も良かったので、お弁当広場となった深田公園もにぎやかでした。

深田公園のようす

▲深田公園はとっても広いので1000人でも大丈夫(^^)

縄跳び

▲食事の後、クラス対抗で縄跳びをしている学校も(^^)

さて、週末の情報です!!

16日(土)
10:30〜16:00
 うきうきワークショップとっても簡単!化石のレプリカづくり(フロアスタッフ)
 先日の11日に続いて、おゆまるで簡単にできる化石のレプリカづくりです。材料費100円です。
 ※11日の様子はこちら → http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_912/
 一日中、いつでも楽しんでいただけます。ぜひ、お越しください。

11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
 新作タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険です。
 どんな話かって?詳しくは → http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_893/

11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
 ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー
 クイズをしながらスタッフがわかりやすく解説します。ぜひ、ご参加ください。

14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう画伯の日〜森に生きる(フロアスタッフ)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」と「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」を開催中です。
さらに、「ひとはくかわらばん」応募作品全818点も展示公開中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

COP10が始まっています。
新聞、テレビの報道も、にぎやかになってきました。

ひとはくは、来週10月18日(月)から29日(金)まで、国際会議場前の「生物多様性交流フェア」に出展します。企画展示室の巨大オオクワガタくんも、ひとはく生きものかわらばんも、いっしょに行きますよ。
みなさま、ぜひおこしください。
ひとはく研究員が、温かくおもてなしさせていただきます。
会場案内ツアーなどのプログラムはこちらのページをごらんください。
じつは、16日(土)17日(日)の熱田会場特設ステージのプログラムが、かなりおススメだったりします。お時間のある方はぜひこちらにも。

国際会議場前のようすです。タワーなんかもできて、賑やかな雰囲気になっています。
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あら、ここはどこかしら? はい、ひとはくのブースです。すでに設営されています。テント2張りですからね。がんばりますよ〜
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ブース番号「84」です。国際会議場、運営本部に近いところにありす。ブースの位置や出展者のリストはこちらから確認していただけます。

夜の会場です。会期中の平日は18:30まで開いてます。出展者がまだ少ないのでひっそりしていますが、昼間はけっこう人が多いそうです。来週からは賑やかになると思います。
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ひとはくのブースは、兵庫県の代表でもあります。私たちといっしょに出展するなかまたちを順にご紹介しましょう。
兵庫県自然環境課さんです。県の自然環境行政の総元締です。
財団法人ひょうご環境創造協会さんです。期間中、ずっとスタッフがいらっしゃいます。
ほかにも市民のみなさんもいっしょに行きますよ。またの機会にご紹介しましょう。

これからは、ひんぱんに、このブログを更新する予定です。
請うご期待。

(八木@COP10タスク)

 特に目的なしに島根半島へ行ってみました.

 ヒヨドリバナにアサギマダラが沢山いたので,花に集まる虫をめでつつ,マーク個体を探し

てみることにしました.

 

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 アサギマダラは渡りをする大型の蝶で,この時期には南下というか南西へ移動していきま

す.渡りの実態を解明するために各地でマーキングが施されています.そのような個体を見

つけることができれば調査に協力できるわけです.

 アサギマダラはハンカチをくるくると回すと寄ってきます.白い色がチラチラしていると同種

個体に見えるのでしょう.有毒蝶なので飛び方は緩やかです.個体にマークがあればネット

で捕らえるか,撮影すればいいのです.今回は残念ながらそのような個体を見つけられませ

んでした.

 

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  花にはクモガタヒョウモンやテングチョウもいました.驚いたのはイチガケチョウです.イシガ

ケチョウは”石崖”模様の蝶で,もともと南方系の蝶です.ペタンと止まる特徴のある種なの

で,見つけるとうれしいかも.それにこんなところで見かけるとは!

 

8604-t.jpg あとで調べてみると,最近は山陰でも珍しくないようです.温暖化おそるべし.

昆虫共生 沢田

 ひとはくのホームページでもお知らせしておりましたが、いよいよCOP10が始まりましたネ。 えっ!?もう名古屋に行かれた?!。素晴らしい!! まだの方もぜひ、この機会に生物多様性について考えてみてください。

 

 そこで、こんな新聞を紹介します!!

 ひとはく新聞  ひとはく新聞 ひとはく新聞(ハーモニー70号:2010/9/30号)です。この号では、ひとはくや兵庫県における生物多様性の取組や各団体と連携した事業の取組などを掲載した「生物多様性特集」に仕上がっています。

 ぜひお手にとってご覧ください。ひとはくで入手できます。ひとはくまで来られない方は、webで閲覧ください。 http://hitohaku.jp/publications/main.html (リンク先で新聞の画像をクリックしてください)

 

 

                             情報管理課:八尾

名古屋に行こう!! 

sono3.jpg連休の最終日(10/11)には、好評の「チリメンモンスターをさがそう」の第4回目のワークショップを開催しました。このイベントは、展示特別企画「ひょうごの生物多様性〜日本海VS瀬戸内海〜」と関連したもので、身近な素材で、しかも多くの人が、海の生物多様性を実感していただくプログラムです。このプログラムは、発案者であるきしわだ自然資料館および友の会の方の全面協力で実施しております。きしわだのみなさん、いつもありがとうございます。ぜひ、チリメンモンスターに関心をもったかたは、本家「きしわだ自然資料館」にも足を運んでください(標本たっぷり、イベントなど盛りだくさんです!)。さらに、ひとはく側からも「人と自然の会」のみなさんが協力下さりました。感謝です。

さて、おかげさまで、今回のイベントも満員御礼となりました。約150名の方が参加下さりました。
この日は暑かったこともあって、参加者の熱気が加わり、部屋中、ちりめんじゃこのにおいが充満していました。不思議なもので、「この部屋、ちりめんくさい」といった不満などなく、みなさん、熱心にチリメンから「混じり物」であるモンスターを拾いあつめています。おかげさまで、たくさんの種類をみつけることができました。
こうして集めた「チリメンモンスター」は、新たに展示スペースに飾られます。
chirimon_endo1.jpg  chirimen_2.jpg
まずは、遠藤研究員によるチリメンモンスターの解説です(チリモンのリーダーです!)。説明をうけたあとに、季節に合わせた「旬のチリメン」から、モンスターをさがして行きます。今回のチリメンは、この9月に淡路島で採れたものです。ですから、次も参加すると別のチリメンモンスターが見つかるかも知れませんよ!ぜひ、お越しください(次回以降の予定は11/7、12/12です)。

kenbikyo_chirimen.jpg

集めたチリメンモンスターは、こんな感じで顕微鏡とモニターをつなげて、じっくり鑑定できるようにしています。これなら、みんなで観察することができるわけです。それに、写真を撮ることもできます。

chirimon_kenbikyo_obs.jpgきしわだ自然友の会の渡辺さんが、熱のこもった解説をして下さっています。こうすれば、みんなの識別能力がどんどん向上します。記録も残るので一石二鳥。

今回は、約30種類近いチリモンを集めることができました。こうして撮影した中から、すこし変わったものを写真でいくつか紹介したいと思います。

heike_damashi.jpgこれは、ヘイケゲニ類のゾエアとカニダマシのゾエアです。剣刀で戦ってみたいですね。
カニダマシのほうは、おしりの突起が2本に分かれているのが特徴です。

houbou1.jpgこれは、ホウボウです。頭のまわりがトゲトゲなのが特徴のようです。

sawara.jpg写真はひっくりかえってますが、サワラ?でしょうか。大きな口と歯がとても特徴的です。

uminomi.jpg こちらは、ウミノミの仲間です。詳しい名前は分かりません。ウミノミ類ですが、甲殻類の端脚目に属する種類です。たくさん種類があって、名前をつけるのは、かなり大変です。

uojirami.jpg こちらは、ウオジラミの仲間です。ちょっと珍しいとのことで、きしわだチームの方には喜んで頂けました。カイアシの仲間になります。

yamusi.jpg こちらで最後です。これは「ヤムシ」でして、なかなか何の仲間かは言いにくいものです。
毛顎動物門に属する種類です。この種類は、結構たくさん混じっていました。

あまりなじみのない種類から、よく知っている種類まで、チリメンのなかは、まさに生物多様性の世界です。いろんなチリメンモンスターをみたい方は、ぜひ、当館の企画展もごらんください。
下の写真のように、樹脂封入されたキューブにそれぞれチリモンを入れて、手にとって見ることができます。
kikakuten_chirimon.jpg

(みつはしひろむね)

3連休最終日!朝からいい天気ですね。

秋空

▲秋空に秋らしい雲・・・今日ご来館の小学校も青空の下でお弁当を広げていました

ひとはくでは今日も楽しいイベントやってます(^^)

9日(土)から展示が始まった「いきものかわらばん」
3階展示室中に、みなさまからご応募いただいた全作品を展示しています。

いきものかわらばん▲「いきものかわらばん」は3階を埋め尽くした!?

今日のうきうきワークショップは、「とっても簡単!化石のレプリカづくり」です。開館からたくさんのお客様で賑わっています。
1日中、いつでも楽しく、かんたんに化石のレプリカが作れます。そして、何よりカラフルできれいですよ。

うきうき01  うきうき02

▲「明日もつくりたい」って?ごめんね、明日は休館日です(^^;

うきうき03▲12色、2本。100通り以上の組み合わせ

 

午後もまだまだ、ありますよ。
13:30〜・15:30〜 チリメンモンスターをさがそう!(きしわだ自然友の会共催)
14:30〜 デジタル紙芝居「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「生物多様性クイズ大会」(フロアスタッフ)

ひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

3連休初日。あいにくの雨でしたが、みなさんはどう過ごされましたか?

雨の深田公園。                               そして、それを見つめるお客様。

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雨でもなかなかの景色でしょ。

今日から「いきものかわらばん」の展示が始まりました。
全作品818点が一堂に展示されています。
どこを見てもかわらばんです。壮観です。


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展示を観るお客様も真剣!
「この作品は小学生?」そうなんです。

 

先週の土曜から始まった「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」。

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館内ではイベントも充実しています。
フロアスタッフとあそぼう「生物多様性クイズ」。
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P1040038.JPG           s-P1040632.jpg  

クイズにたくさん正解した人には認定証をお渡しします。    表彰式のようす。

 

 

   s-P1040639.jpg   

今日1番のクイズ正解者です。おめでとう〜。

こちらのイベントは明日と明後日も実施します。

どんなクイズがあったのでしょうか?ちょこっと紹介しちゃいます。

Qtayousei.jpg

〇?×?

このクイズの答えが知りたい人は、是非ひとはくへ来て「フロアスタッフとあそぼう」に参加してね。


さて、明日のひとはくは・・・

11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
     新作「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」です。
 
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
    「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」
    スタッフと展示室を見学します。クイズもあるよ。

13:00〜 デジタルの虫であそぼう(沢田研究員)
     パソコンの虫シミュレーターで遊びながら、ちょこっと学びます。

13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(佐藤主任研究員)
     始まったばかりの「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」の展示解説も聞けちゃうぞ。
 
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
     「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」

15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「生物多様性クイズ大会」(フロアスタッフ)

明日も1日楽しめそうでしょ?

小林美樹(生涯学習課)

さあ、週末情報【続報】です。


かわらばん明日から

▲いよいよ「いきものかわらばん」は明日から全作品を展示します

3連休!毎日楽しいイベントがあります。2日目、3日目を紹介します。

10日(日)
11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
13:00〜  「デジタルの虫であそぼう(沢田佳久研究員)
   ※パソコンの虫シミュレータで遊びながらちょっと勉強するそうですよ(^^)
13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(佐藤裕司主任研究員)
   ※恐竜だけでなく、化石大集合2010の化石をじっくりとご覧ください!
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「生物多様性クイズ大会」(フロアスタッフ)

 

11日(月・祝)
11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
10:30〜16:00 うきうきワークショップ「とっても簡単!化石のレプリカづくり」(フロアスタッフ)
※1日中、いつでも楽しく、かんたんに化石のレプリカが作れます。そして、何よりカラフルできれいですよ。
詳しくは → http://hitohaku.jp/blog/2010/07/post_781/
これは子ども会向けプログラムとしても対応しています。1個100円で何個でもつくってください(^^)
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
13:30〜・15:30〜 「チリメンモンスターをさがそう!」(きしわだ自然の会と共催)
   ※毎月1回、超人気のセミナーです。ぜひ、あなたもモンスターを発見してください!!
   7月の開催日の様子は → http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_846/
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「生物多様性クイズ大会」(フロアスタッフ)

デジタル紙芝居は「タヨウ星人スナ・メリメリの冒険」、展示室ツアーは「ひょうごの生物多様性お楽しみツアー」の予定です。
たくさん参加して、どんどんタヨウ星人ポイントカードのポイントを集めてください!!

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」、
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」、そして「いきものかわらばん」全作品818点を展示中です。

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

 明日から始まる「ひとはく いきものかわらばん」全作品展示に向け作業が進みます。

 

かわらばん  かわらばん2  かわらばん3

かわらばん4  かわらばん5  かわらばん6

 そうです、研究員も職員もスタッフも、総掛かりで展示の準備です。どこを見てもかわらばん!!どっちを向いてもかわらばん!! すごいことになっています!!

 どんどん展示します。全部で818点!!

 計画的に(番号順に)展示していきます。全作品の配置図を事前に準備していただいたおかげで、ブロックごとにチームで作業できます。

かわらばん7  かわらばん8  かわらばん9

 3階入口から入館すると壮観です!! まだまだ終わりません。徹夜の作業?!にはなりませんよね?

 公開は明日からです。ぜひ作品を見て来てください。

 

                                         情報管理課:八尾 壮観ですっ!!

昨日はノーベル化学賞受賞のニュースが各新聞1面に掲載されていましたね。
実は私は10数年前まで高校で化学を教えていました。
とくに有機化学は、1+1=2とはならないところがおもしろいのですが、生徒たちには難しかったようでしたね。でも日本人の方が受賞されたことは、これからの若い世代にもいい刺激になるでしょうね。

 

今日の様子 今日の様子02

▲今日も朝からたくさんの学校団体が見学に訪れています(^^)

さて、明日から今年最後の3連休!!
ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
これにちなんだ「いきものかわらばん」には800点を超える応募があり、明日10月9日(土)から館内で展示されます。
今晩は閉館後にその展示作業が行われる予定です(^^;

明日9日(土)の館内イベントをご紹介します。
11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
 新作「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」です。
 どんな話かって?詳しくは → http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_893/
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
 「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」
 クイズをしながらスタッフがわかりやすく解説します。ぜひ、ご参加ください。
13:00〜 みんなの庭(武田重昭研究員)
 緑地計画学が専門の武田研究員がいろいろな庭での豊かなライフスタイルをご紹介します。
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「生物多様性クイズ大会」(フロアスタッフ)

ひとはくでは今、「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

 「学校連携セミナー」とは、スクールパートナープログラムの一環として、高等学校と人と自然の博物館が連携し、高校生と一般市民の方々が交流しながら学ぶ地域生涯学習のモデルプログラムとして実施されています。

今回は去る9月29日(水)と10月6日(水)に、博物館、キリンビアパーク神戸にあるビオトープで実施された授業の様子を紹介します。授業テーマは「ビオトープ池を調べる(全3回)」の第1、2回目で、講師は魚類生態学、水域生態学が専門の田中哲夫主任研究員です。

今回の授業のテーマは、絶滅の恐れのあるカワバタモロコという魚の調査について、その理論を学ぶとともに、ビオトープで実際に調査を体験します。この調査は10年以上実施されており、希少生物の生態や保全を考える上で、貴重なデータとなります。また、環境保全に関する取り組みの一端を体験することができる内容です。

kougi1.JPG kougi2.JPG 

▲ 第1回目(9/29)の授業の様子です。講師の田中先生より、調査の原理について説明がありました。理論はむずかしいかもしれませんが、調査は比較的簡単です。

 

setsumei.JPG tanakasensei.JPG

▲ 第2回目(10/6)の授業の様子です。この日は晴天、絶好の調査日和でした。本日の調査内容の説明です。指導いただいた先生は、田中先生、佐藤先生、キリンビアパークから永吉先生が参加されました。

sikake.JPG kago.JPG

▲ 調査中その1 池にかごを沈め、カワバタモロコを捕まえます。エサに引き寄せられ、魚が集まってきます。

biotopu1.JPG

▲ これがキリンビアパーク神戸のビオトープです。

 

tyousa1.JPG sokutei.JPG

▲ 調査中その2 捕獲したカワバタモロコをバケツに移し、麻酔で眠らせます。眠ったところで体長を測定し、記録していきます。なんと全部で700匹を超えていました。

 

hirekiri.JPG yosinagasensei.JPG

▲ 調査中その3 測定したカワバタモロコのひれをハサミでちょきん!! 個体数を調べるための目印です。

 

hirekiri (2).JPG

▲ 麻酔から醒めたカワバタモロコは、ビオトープに戻します。来週再び採集します。

 

田中主任研究員の担当するセミナーには、このビオトープを活用したプログラムがあります。ビオトープに興味のある方は、一度博物館までお問い合わせください。

セミナー問合せ:生涯学習課 079−559−2002

(生涯学習課 西岡敬三)

 あの暑かった8月から今日まで開催しておりました、ミニ企画展 いきもの多様"製"絵画展「ゾウが描いたぞう・・・・」 が今日で終了しました。

 

ありがとう   嬉しかったゾウ!! その間約2ヶ月、大変多くの方にご観覧いただき、感想文集も4冊にもなりました。本当にありがとうございました。チャメリーやシュリーも喜んでくれるに違いありません。

 

4冊にもなった感想文

 

 閉館後に、次の展示会場への旅立ちの準備をするため、2種類に仕分けしながら撤収しました。

2方面に仕分けして撤収します 次の展示予定は、お世話になった今治市の「タオル美術館」で10月11日から一ヶ月間。そして、豊岡市の「コウノトリ文化館」にて10月の末頃から一ヶ月それぞれ展示されます。今回見逃された方は、ぜひ足をお運びください。

 

                                          情報管理課:八尾   たくさん来てくれて有りがたかったゾウ

山陰海岸ジオパーク

2010年10月 6日

 10月4日の深夜。インターネットの新着情報を収集しながら待ちました。

 山陰海岸ジオパークが、世界ジオパークネットワークへの加盟認定された直後に、blog記事を掲載しました。

 

 そして今日、トップページの画像にそのメッセージを掲載しました。

 

祝 世界ジオパークネットワーク加盟認定 もうお気づきでしたか?

 ひとはくのトップページの画像は、何種類かが一定の間隔で切り替わりますが、その中に一枚上のようなメッセージ入りの画像が表示されます。まだ見ていない人は、是非見つけてください。

 

 また今後、ひとはくのホームページ上でも、ジオパークに関連する情報等を随時掲載する予定ですのでお楽しみに!!

 

 

                                         情報管理課:八尾 祝祝

101010-10

2010年10月 6日

 10年10月10日[デジタルの日]のオープンセミナー[デジタルの虫で遊ぼう]の話の2(二進数

で10)です.

 ↓はみんなでやってみようと思っているオリジナルの虫系ソフト,SPXの画面です.

spx-w.gif

 迷彩色っぽい画面の中に蛾が止まっています.これを見つけて(食べて)いきます.すでに

2匹見つけていて右上に表示されています.

 必ず斜めに止まっているので,コツ↓がわかれば簡単です.

spx_4am.gif

 でも,良い感じでどんどん見つけていくと,残った蛾が繁殖するので,だんだん見つけにくく

なるというシカケ.

 下の外部頁のJAVAアプレットでもお試しいただけます.

 

【別ウインドウでSPXJ】

昆虫共生 沢田

 

 

 前回10月1日のblog記事で紹介しましたように、【ひとはくいきものかわらばん】全部で814点もの応募がありました!!博物館員みんな、驚きとともに、喜びの表情でした。

 

 そして、いよいよ作品の審査!! その風景をお伝えします。

机の上にビッシリ  大谷研究員も迷う?!

田中研究員は<゜)))彡  814点もの作品を同時に審査できる場所がなかったため、審査会場は3つにしました。中セミナー室・実習室・ホロンピアホール。

 

ホロンピアホールにもビッシリ そして、全部の作品を昆虫・クモ類、両生類・は中類、鳥類・哺乳類、植物などなどの分野に大別して審査する方法をとりました。

 「この絵は、すっごいなぁ〜!!」とか「これは、めちゃめちゃ見やすいわぁ」など、研究員からは作品に対する驚きの声が何度も挙がっていました。  

八木研究員も昆虫にくぎ付け   舞台の上にもズラッーと

 さてさて、賞の発表までは今しばらくお待ちいただくことになります。またお知らせします。

 

 

                                     かわらばん担当 素晴らしい作品がいっぱい!!

アカトンボの季節です

2010年10月 6日
今年の夏は暑かったですが、近頃はずいぶん秋らしくなってきました。
博物館のまわりでも、アカトンボが増えてきました。これからしばらくが、見頃です。

IMG_1657.jpg
ナツアカネです。オスは顔まで真っ赤になります。

IMG_1663.jpg
こっちは女の子。あまり赤くなりません。体型はちょっと太め。

IMG_1670.jpg
アカトンボは、枯れ枝が大好きです。
エントランスホール横のサクラの木には、ナツアカネが2匹と、アキアカネが1匹とまっていました。わかりますか?

アカトンボの多くは6、7月にトンボになり、いったん水辺を離れて、秋になると田んぼや池に戻ってきます。深田公園の芝生広場では、水たまりに産卵に来るアキアカネやナツアカネを見ることができます。深田公園では、ほかにも、3、4種のアカトンボを見ることができます。

(八木 剛@自然・環境評価研究部)

先週10月2日の夜に、須磨海岸にてウミホタルの観察をおこないました。
約40名の方が夜遅くまで参加くださり、ありがとうございました。

suma.jpgsyuugou1.jpgウミホタル(Vargula hilgendorfii)は、甲殻類のミオドコーパ目に属する海産無脊椎動物です。
おもに、水質が比較的良好な砂浜の浅場に生息しています。餌は、動物の遺骸などです。魚の死体などがあると、ワラワラと寄ってきます。

採集はこんな感じです。身近な材料をつかって、トラップをつくります。

tounyuu.jpg

umibotaru_1.jpgプラスチック製の水筒に穴をあけて、中には「お茶パック」の袋に砂を詰めて輪ゴムでとめて投入します。そして、牛乳パックでつくった「仕掛け巻き」にひもを取り付けます。この仕掛け巻きは、結構重要なもので、水筒とひもを結ぶときに、ひもの先端に輪をつくっておいて、そのなかを仕掛けごと通すと、固結びしなくても済みます。それと、もし、仕掛けごと海に流されても、仕掛けが浮くので、発見しやすいです(今回の観察では3名がロスト)。
餌は、魚のアラや豚のレバー、魚肉ソーセージ、カニカマボコなど動物性のものなら、なんでも寄ってきます。
さて、およそ30分間つけておいたところ、参加者のうち数名をのぞいて、ほとんど全員が採ることができました。そのあと、2投目で全員がウミホタルを採集することができました。さすがに、ブルーのきれいな光が観察できると、各地で歓声が!!小さいながらも、結構明るい光に、みなさん感激でした。100匹近く採った人もいたほどで、大漁でした。
生き物相手のイベントで、しかもターゲットを1種にしぼり、夜の開催で、何にも採れないと、悲惨なんですが、ほっと一安心です。
hikari.jpg

<


このときの様子は、イベントをお手伝いくださった水辺のフィールドミュージアム研究会さんのブログにもビデオで紹介されています。Kさん、Iくんありがとう!
http://ameblo.jp/mizubefmk/entry-10666981179.html

(みつはしひろむね)


 

 

 世界的に貴重な地質や地形、断層、火山などを含む自然公園「世界ジオパーク」に、山陰海岸ジオパークが4日、認定されました。

 

 世界遺産の地質版ともいわれていて、日本国内では北海道の洞爺湖有珠山、新潟県の糸魚川、長崎県の島原半島に続く4地域目。ギリシャで開催された世界ジオパークネットワーク(GGN、本部・パリ)の会合で決まったということです。

 

                                         情報管理課:八尾

 

火曜日以降につづく・・・・

今日は午後から雨模様・・・

雨模様 親の帰りを待つツバメ?

▲ひとはくに巣を作っているツバメも、雨の中をえさ取りに出かけた親鳥の帰りを待っているのでしょうか?

それでも「君も発掘体験!!丹波の恐竜化石をさがしだそう」に大勢の方が参加されました。

化石発掘体験01 化石発掘体験02

▲こどもたちの目は真剣そのもの!!見つけるまでは帰れない!!って感じでしたね(^^)

化石発掘体験03▲見つけたら発見者の名前を記録します

 

化石発掘体験04

▲石を割ったあと、しっかりと観察することがポイントです。このお二人は次々と発見してくれました(^^)

この発掘体験、次は11月7日(日)です。この日は「ひとはくフェスティバル」です。観覧料は無料!!
館内外でワークショップや屋台や屋外ステージなど様々なイベントが盛りだくさんの日です。ぜひ、お越しください。
※チラシはこちらから → http://hitohaku.jp/top/10event/pdf/2010FS.pdf

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
これにちなんだ「いきものかわらばん」も800点を超える応募があり、10月9日(土)から館内で展示されます。(担当者は「場所がな〜い!!」と青ざめていますが・・・)
いきもの多様"製"絵画展「ゾウが描いたぞう・・・」は、とうとう火曜日、水曜日の2日間だけとなってしまいました。こちらもお見逃しなく!!

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

ちょうど1年前、ブログで紹介したイチョウ並木
 → http://hitohaku.jp/blog/2009/10/post_475/

今年は猛暑の影響で各地でヒガンバナの開花が遅れていることは昨日も書きましたが、今朝は私の通勤ルートにあるイチョウ並木で写真を撮ってきました。

神戸市北区のイチョウ並木▲今朝の様子です

昨年と比べて、ほぼ同じくらいの黄葉でしょうか?
ここのイチョウ並木の黄葉は猛暑の影響を受けなかったようですね。

今日はちょっと天気が心配ですね。こんな日は、屋外ではなく、ひとはく館内でお楽しみください。 
 詳しい情報はこちら → http://hitohaku.jp/blog/2010/10/2010_6/

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
そして、いきもの多様"製"絵画展「ゾウが描いたぞう・・・」は、いよいよ10月6日まで!今日を逃すと、週明け火曜日、水曜日の2日間だけです。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

今日から展示特別企画「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」が始まりました。

見学のお客様

▲ご家族連れのお客様。5歳の坊やは、この化石を見てどんな動物を想像したんでしょうね

さっそく新聞、メディアの取材もありました。これから来年4月までの予定です。ぜひ、ご覧ください。

今回の展示特別企画では、ひとはくの地学系収蔵庫にある化石を多数公開しています。その一つが、ドイツの古第三紀の地層:メッセル累層から出てきたほ乳類「コピドドン」です。昨晩、閉館後に行われた準備作業の様子をちょっとだけ報告します。

 

作業01  作業02  作業03

▲慎重に研究員が収蔵庫のロッカーから取り出して、台車に積みます

作業04 作業05

▲展示ケースを展示室内に運び込んで、ご覧のようにケース内に無事に収まりました

 

今回の展示特別企画では、ほかにもメッセル累層の化石を多数展示しています。ぜひ、ご覧ください。

また、ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
そして、いきもの多様"製"展「ゾウが描いたぞう・・・」は、とうとう10月6日まで、あと3日間です。
明日のひとはくはこちら
 → http://hitohaku.jp/blog/2010/10/2010_6/
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

ただいま開催中の展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」の展示を、今日はクイズでご紹介しましょう(^^)

これな〜んだ?

ナガスクジラ

恐竜の骨のようだけれど…??

ナガスクジラ答えは「ナガスクジラ」の背骨。

大人になると、体長が20メートルを超えるのもいるよ〜大きいね。

 

この顔はだ〜れ?

アカウミガメ

誰の顔に似てるって??こんな顔した人はいる???

アカウミガメ答えは「アカウミガメ」

水深200メートルも潜れるんだよ。

 

この黒い顔はだ〜れ?

オサガメ

さっきのアカウミガメとは違うし…

オサガメ答えは「オサガメ」

カメの仲間では一番大きいんだよ。

 

これな〜んだ?

オニバス

赤くてきれいな模様…

オニバス答えは「オニバス」

スイレン科の水生植物だよ。赤い面は、実は葉の裏側。

葉の表側は…

オニバス

緑色。とげがあって、カエルが突き刺さることもあるよ。

ひとはくではこんなに間近で、両面を観察することができるよ〜ラッキー!

 

これな〜んだ?

殻

石のような…

サザエ答えは「サザエ」

日本海と瀬戸内海のサザエは形が違うって知ってたかな?

 

では、最後のクイズ!

これな〜んだ?

歯

ひらひら白いものが…

アオザメ答えは「アオザメ」の歯。

日本最大級のサメだよ。体長3メートル。こわそう(^^;)


まだまだ紹介したいけれど…

展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」は12月26日(日)まで、ひとはくで開催しています。

楽しい展示を、みなさん、ぜひご覧くださいね。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

                            ささやま ゆりこ(フロアスタッフ)

 

ヒガンバナ【続報!】

2010年10月 2日

先月、ブログにこんな記事があったのをご覧になられたでしょうか?
 → http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_884/

今年は猛暑の影響で各地でヒガンバナの開花が7日から10日ほど遅れていると報じられていますね。いつも、お彼岸の頃、さっと咲くこの花不思議に思って見ています。
私の通勤ルートにあるヒガンバナ・スポット(←私だけがそう呼んでいます(^^; )では、今日あたりが見頃でした。

ヒガンバナ01

▲あまりにきれいだったので思わずカメラを向けました

ヒガンバナ02

▲まだつぼみもあるので2〜3日は十分見頃かも?

ヒガンバナ20100924

▲先週9月24日の様子です

                   ヒガンバナ20080924      

                  ▲一昨年の9月24日は満開でした

今日も秋晴れ!気持ちいいですね。
外にお出かけの方も、ぜひ、帰りにひとはくにお立ち寄りください。
ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
そして、いきもの多様"製"絵画展「ゾウが描いたぞう・・・」は、いよいよ10月6日まで。あと4日間です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

明日の土曜日は予定が決まっているというあなた。ご安心ください(^^)週末情報「日曜日編」3日の日曜日はもっとすごいですよ。

3日(日)
11:00〜・13:00〜・15:00〜
     君も発掘隊員!恐竜化石をさがしだそう(半田久美子主任研究員)

 ※丹波の恐竜化石発掘中に採取された岩石をハンマーで割ると・・・

  あなたも化石の発見者に!ぜひ、ご参加ください。


11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
13:00〜  見てびっくり!身近な植物を顕微鏡で観察してみよう(布施静香研究員)
13:00〜・14:15〜
     四季の星空案内(秋編)(人と自然の会)

13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(古谷裕主任研究員)
 ※新しい展示特別企画「化石大集合2010−」についても詳しく聞けるよ(^^)
    化石大集合01  化石大集合02

   ▲3階の丹波の恐竜化石コーナーに続々と化石が運び込まれています

化石大集合03  化石大集合04  化石大集合05

▲だいぶ展示も完成に近づいてきました(^^; 明日からの展示をお楽しみに!

   
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「折り紙でゾウをおるゾウ!」(フロアスタッフ)

たくさん参加して、どんどんタヨウ星人ポイントカードのポイントを集めてください!!

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
また、いきもの多様"製"絵画展「ゾウが描いたぞう・・・」も、とうとう10月6日まで、あとわずかです。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 お知らせしていましたとおり、明日10月2日より来年4月10日まで、特別企画展示「化石大集合2010 過去に起こった生物大量絶滅事件」を開催いたします。

 

   展示の準備中    展示の準備中その2

 blogで全部はお見せできませんので、準備している様子をチラッとお見せします !(^^)!

 

 中身は、ひとはくで見てください!!

 

みに来てね

 生物多様性大作戦の一つ、「ひとはく いきものかわらばん」の受付は、9月30日で締め切りとなりました。夏休み前から作品の募集を呼びかけていましたが、なんとなんとです!!受付点数が約800点にもなりました。

 大変多くの方にご協力いただき、たくさんのかわらばんが届きました。

 本当にありがとうございました。

 

 現在は、展示の準備や審査の準備にてんてこ舞いの状況です。下の作業状況は最終工程段階の様子です。 

台紙にあわせて作品を貼り付けます  応募票も一枚一枚貼り付けます

 

  完成したかわらばんが積み上がります黒い台紙に貼り付けて完成です。 

 展示は10月9日(土)から12月26日(日)までです。10月7日頃までには、館長賞はじめ研究員賞やその他の賞が決定されます。そして名古屋で開かれているCOP10の会場に出展する作品も決定します。

 

 まもなく展示開始です。今しばらくお待ちください。 (・・・・でも、どこに展示しようかしらん?!)

 

生涯学習推進室 かわらばん担当

10月になりました。夏の猛暑から、秋晴れの気持ちの良い季節になりました。

 今朝のエントランス前  

▲今朝もたくさんの学校団体にご来館いただいています(^^)

さて、この週末はどこかにお出かけの予定は立っていますか?
ひとはくでは、たくさんのオープンセミナーを企画して、みなさまのお越しをお待ちしております。
明日、土曜日からは展示特別企画「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」も始まります!

2日(土)
11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
 新作「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」です。
 どんな話かって?詳しくは → http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_893/
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
13:00〜 見てびっくり!身近な植物を顕微鏡で観察してみよう(布施研究員)
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「折り紙でゾウをおるゾウ!」(フロアスタッフ)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
そして、いきもの多様"製"展「ゾウが描いたぞう・・・」は、いよいよ10月6日までです。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

さて、謎の講談師河南堂珍元斎でございます。

ミニ企画展「ゾウが描いたぞう・・・・」のお話の続きでございます。http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_818/  その1
http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_850/  その2(増井光子さんのメッセージ)http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_864/  その3(ゾウの絵展誕生秘話)
前回のゾウの絵展誕生のエピソードの続きをば。

 


  さて、ゾウの絵展誕生の一席でございます。

さあ、展覧会計画はとんとん拍子ですすみ、「ひとはく生物多様性大作戦!」ミニ企画展の準備はすすみます。今年の2月20日、珍元斎は企画に巻き込まれた…いや賛同した大谷剛研究員(カレはなんと増井さんと多摩動物園時代同僚だった…)と、「絵を描いているゾウの目が楽しそうだ…」と写真を見て興味をもった世田谷美術館の高橋学芸員とタイのゾウの絵に注目していた兵庫県立美術館の岡本学芸員の4人で、ゾウのお絵描きの撮影と絵画の選定のため、いざズーラシアへ。・・・ ズーラシアにて

まずは、エレファントライブでゾウのお絵かきを撮影します。早朝9時半スタートにかかわらずたくさんのお客様に囲まれ、ゾウさんに飼育員がまたがり、さっそうと登場いたします。
男前?!:飼育員さんはなぜか男前揃い

そして、チャメリーは点描、シュリーは10と描きます。迷いのない筆運びにみんなびっくり…。

お見事!!写真3:お見事!

「シャバース!」というアッサム語のほめ言葉と拍手で、ゾウさんたちの気持ちを盛り上げます。 しゃばーすっ

 

人馬一体いや人象一体の絵画が完成!

  完成1  完成2

    ・・・ワンダフルいやパオーダフル!
こんなことも出来ます。ゾウさんの鼻はすごいゾウ!

  すごいっ  スゴイスゴイっ

その感激を引きづりつつ、一同ゾウの獣舎へ。なんと、そこは作品の山!
「ひとはく」を描くのに2カ月練習してくれたそうです。ありがとう。シュリー。
素晴らしい作品が!!
 そこにあった約200点の作品から学芸員さんたちと展示作品を選びます。どの作品もすばらしく、選定はなかなかむつかしい…。まあ、なんとか40作品程度に絞り込んだのでございます。

 額装、軸装と展示準備はどんどん進みました。そして、珍元斎はタオルぬいぐるみの動物園をやってると聞き、さっそく愛媛県は今治のタオル美術館へ飛びます。そこでも、ゾウの絵パワーはすさまじく、本当は百貨店などの販売促進にしか貸していないという動物園のゾウのぬいぐるみを借りることと記念グッズの特製タオル制作の交渉も成立!することになったのでございます。

タオルぬいぐるみ動物園タオルぬいぐるみ動物園

一方、「ゾウになって絵を描きたい!」といういつもの無理難題に応え、大道具担当Y.フジワラによるハリボテのゾウのあたまも完成!
なかなか巨大で、制作場所となった自宅の駐車場には、毎日通学中の小学生が楽しみに立ち寄っていたとか…。

Y.フジワラと作品・・・:満足げなY・フジワラとゾウ

サインがわりに作品に貼るゾウの鼻紋や足紋のシールも完成し、鼻紋

途中、珍元斎の本体がひとはくから異動するという障害?も乗り越え、なんとか展示期間も決まった7月7日、増井さんから珍元斎あてにメールで展覧会の冒頭を飾るメッセージも届きました。
http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_850/ 

 そして、「さあ、展覧会!」という矢先の7月13日。突然、英国から悲しい知らせが…
残念ながら、増井さんは英国にて帰らぬ人となられ、この展覧会を見てもらえないことになってしまいました。
 珍元斎は呆然…としばらくしておりましたが、会期はどんどん近づいて参ります。
 気を取り直して、紹介パネルやキャプションづくり、鼻紋、足紋の貼り付けなど、途中、熱中症で倒れるというピンチもくぐり抜け、多くのみなさまの支援のもと、2010年8月7日。なんとか展示初日を迎えたのでございます。

始まった!!

 期間中、感想ノートというものを設置しました。たくさんの方々にメッセージを書いていただき、4冊にもなりました。みなさまのお気持ちをズーラシアの仲間たちに伝えたいと思います。

 亡き増井さんのご冥福を祈り、その志を引き継ぐとともに、多くの方々にゾウの絵をごらんいただき、地球でともに生きる多様な生き物たちの多様な文化の可能性を感じていただければと思っています。ゾウの絵展もあと少し10月6日まででございます。お見逃しなく!ゾウもお願いするゾウ!

もうちょっとでおしまいだゾウ!!

                          

 ひとはく地域研究員 川東丈純 

今日から10月!!

2010年10月 1日

 

いよいよ今日から10月 いよいよ今日から10月ですね.深田公園の木々はまだ緑色ですが、もうすぐ色が変わってきますよ。秋の訪れが待ち遠しい感じです。

 

ドングリも準備中 ドングリもみなさんのお越しをお待ちしております(ただ今準備中です!!) 秋になるとたくさんの種類のドングリがあなたのお越しをお待ちしております。

 10月2日からは、【化石大集合2010〜過去に起こった生物大量絶滅事件〜】の特別企画展も始まります。是非ひとはくに足をお運びください。

 

                            情報管理課:八尾 ドングリ拾いに来てね

稲美町天満小学校3年生のみなさんです。

sshugou-P1030933.jpg(昨年の様子〜明石市立朝霧小学校3年生〜はこちらhttp://hitohaku.jp/blog/2009/09/100/
みんな、マイあみを持っています。
虫取りをする、深田公園へ移動します。
sidou-P1030934.jpg

 

 

 

s-P1030936.jpg虫取りの前から、やる気満々です。
待ちきれず、途中で早速バッタをつかまえる子どもも。


sfurisubi--P1030938.jpg今日はとてもいい天気です。犬も飼い主さんとフリスビーで遊んでいます。


まず始めに、あみの使い方。
虫とり名人の八木主任研究員が見本にあみをふって見せると
「おぉ〜っと」歓声が沸きました。かっこいい〜〜。
確かに。あみをふるスピードが早すぎる!
こうなるまでは、修行が必要です。


ssetsumei-P1030989.jpgこれが100人の虫とりだ!!! 

        s-P1030974.jpg   s-P1030956.jpg    s-P1030968.jpg

って、深田公園だと100人いてもバラバラになると広〜々〜です。

 

s-P1030964.jpg

                 

トンボのなかま、バッタのなかまなど、なかまどうしを集め、ならべます。 

                   s-P1030979.jpg      s-P1030980.jpg

全部で30種類の虫が見つかりました。
世界には、まだまだ名前がついてない昆虫がたくさんいるんだって。
今度は、八木主主任研究員も知らない昆虫を見つけてね。 


                                ssitumon-P1030942.jpg    P1030989.JPG 

最後に虫とり名人へ質問タイム。
「アメンボは空を飛ぶ?」「アリは翅がある?」などなどのたくさんの質問が。時間がなくて、全部質問してもらえなくて、ごめんなさいね。
オサムシがペンネームの由来である、鉄腕アトムで有名な漫画家 手塚 治虫さんの話が出たけど、小学生のみなさん、知らないんだって・・・。そっか。

 

昆虫のことをもっと知りたくなった?
それなら、是非ひとはくセミナーを受けてみてね。
魅力的なセミナーがいっぱいです!http://hitohaku.jp/education/main.html

 

小林美樹(生涯学習課)

 

ひとはくオリジナルの大きなスクリーンで動く、フロアスタッフ手作りのデジタル紙芝居。

 

10/1(金)〜、新作デジタル紙芝居タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険を上映いたします。

 

s-merimeri.jpg

 

「生物多様性」という言葉を聞いたことがありますか?(生物多様性って何だろう?http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_what.html

 

難しい言葉ですが、簡単にいうと「色々な種類の生き物がつながりあって生きている」ということです。

 

このお話は、ひとはくの生物多様性のキャラクター「タヨウ星人」のスナ・メリメリが主人公です。

宇宙船でタヨウ星から地球にやってきたメリメリは、タヨウ星へ帰るための宇宙船のカギを失くしてしまいます。カギは無事、見つかるのでしょうか?

 

kagitayou.jpg 

 

カギ探しをしながら森や海の生き物たちと出会い、メリメリは生き物どうしのつながりを

見つけていきます。

どんな“つながり”があるのか、ぜひデジタル紙芝居をご覧くださいね。

 

デジタル紙芝居は毎日上映しております!

 

新作デジタル紙芝居

タイトル :『タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険
上映期間 :10/1(金)〜10/31(日)予定(月曜日休館・月曜日が祝日の時は翌日が休館)

上映時間 :平日 15:0015:15 / 土日祝11:0011:15 ・14:3014:45

上映場所 :3階アースシアター

 

(フロアスタッフ 松田)

 

 お昼に博物館の外に出るとエノキの幹に来ている大きなハチに眼が止まりました.


 どうやら産卵中のおいしいシーンだと思ってカメラを取ってきたら,さっきより
見やすい位置に移動してまだ産卵中でした(これが実は間違い).

  8469-t.jpg 刺激しないように数コマ撮っても,ハチは全く動じる様子がなく,産卵を続けて
います.近づいても逃げないようです.腹の下の湾曲した長い産卵管も目視できま
す.腹端にはアリがたかっていますが,それも気にせず産卵に集中しているようで
す.色んなアングルで撮っても無反応.なんと一生懸命な(これらが実は全部思い
込み).

8494-am.gif 8511-am.gif 

 あと,産卵管を抜くところを撮影して採集しようと考え,産卵の完了を待つこと
にしました.その間,携帯で調べてみるとキバチの類いらしいことが分かりました.
ハチの大谷先生にも連絡して来てもらいました.

 で,二人で見ていても,なかなか変化がありません.そのうち大谷先生がアリが
来ているが,普通このような事はないと言い出しました.さらに見ているとアリは
何か持ち帰っているようです.私は[何か染み込んだ樹皮のカケラだろう]と思い
ましたが…

 

8513-am.gif

 

 じつはこのハチ,産卵管を突き立てたまま死んでいました.引っ張っても産卵管
は抜けず,折れてしまいました.体はまだ柔らかでしたが腹部は膜質の部分が食い
破られていて,中身をアリがせっせと搬出中だったようです.

 これを30分くらい見ていたわけです.とほほ.

 あとで調べると,このハチはヒラアシキバチらしく,産卵管を差し込むだけで燃
え尽き,産卵するとそのままの姿で死ぬのが普通なようです.

昆虫共生 沢田

 

 

世界遺産に指定されている屋久島は、コケ植物の宝庫でもあります。これまでに665種以上が屋久島から報告されていて、これは日本全国の40パーセントにもなります。これほどたくさんの種が生育できるのは、温暖な気候と豊富な雨、そして急峻な地形がもたらす多様な環境が屋久島に備わっているからです。

 しかしながら、日本の他の地域等同様、ここ数年のヤクシカの個体数の急激な増加などが原因で、豊かな森もその林床の植生が破壊され、その影響はコケ植物にも及びつつあります。

 

 屋久島のコケ植物絶滅危惧植物の分布の現状を把握するため、2004年から2008年にかけて、環境省の依頼により広範囲に調査を行いました。その成果、これまで本州中部山岳からだけ知られていた蘚類を宮之浦岳山頂から見いだしたり、キノボリヒメツガゴケと命名した新種を見つけたりしましたが、中でも一番派手な成果は、新属新種となるヤクシマコモチイトゴケを見いだしたです。

 このコケは、小杉谷や白谷雲水峡、あるいはヤクスギランド周辺といった、島内でもコケ植物が豊富な場所に生育しています。林内の細い流れの近くで、一年中良く湿っていて、時折日が差すような場所に生える背の低い灌木の枝に着生しています。初めて見たときは、屋久島には普通にある、良く似た別の種と混同していました。ですが、念のため証拠となる標本を持ち帰り、顕微鏡の下で詳しく調べてみると、全く異なる形をしていることがわかったのです。ただヤクシマコモチイトゴケは雌植物だけしか知られておらず、胞子体(植物の花に相当します)をつけません。少し伸びた枝先の葉の間に線形の無性芽(むかご)をつけますから、おそらくは無性的に繁殖しているものと思われます。

 

 新種を学界に報告するためには、どの仲間かを確定しなければならない決まりになっています。つまりどの属に所属させるかをはっきりさせないと新種の記載ができないのです。ですが、そのためのもっとも有効な手だとなる胞子体をつけていませんから、しばらくの間、ヤクシマコモチイトゴケを報告することができませんでした。このとき役に立ったのが、犯罪捜査でも活用されているDNA塩基配列の差異を利用する方法です。葉緑体遺伝子上に載っている一つの遺伝子の塩基配列情報を、たくさんの既知の種のものと比較することで、どの仲間に含まれるかを推定するわけです。私にはこのような技術がありませんでしたら、カナダ在住のコケ研究者に実験を依頼することになりました。

 

 その結果は、新種どころか属という、もう一つ上のレベルで、これまで知られているものと違っていることがわかったのです。これは本当に驚きでした。形態の相違に基づいて正確な判定が下せなかったのは、分類学者としての能力が劣っていることでもあり、決してほめられたことではありません。とはいっても、客観的な情報によって結論を出すことができた点では、胸をはることができると、自分を慰めたりもしています。

 

 普通種だと思ったとしても、なんだか少し違うなぁと感じるところがあれば、とりあえず証拠となる標本を採取しておくこと、そして持ち帰ってからしっかりと調べるのがとても大切なことなのですが、今回の一番の教訓は、判断材料にこまったときは仲間を頼って、より多くの情報を得るように努めることで道が開かれるということです。分類学というのは、個人による孤独な作業ばかりではなく、複数の分野の専門家が連携して事に当たるという協同作業でもあることをあらためて実感することができたのでした。

 

(自然・環境評価研究部 秋山弘之)

 

 

20100930A-1.jpg写真1 薄暗い林内で、黄緑色の光沢のある短い枝を出して、灌木に着生するヤクシマコモチイトゴケ

 

 

20100930A-2.jpg写真2 明るい場所ではなく、林内の薄日が差し込む程度の、小さな沢沿いのよく湿った場所にヤクシマコモチイトゴケは見つかる

 

 

20100930A-3.jpg写真3 記載論文に使った解剖図

 

 

20100930A-4.jpg写真4 新種として報告されたキノボリヒメツガゴケ

 

 

 人と自然の会(里山クラブ)では、今後深田公園の林内の一角で下草刈りや間伐などの整備を行うこととし、まずその準備として橋本先生のご指導の下、毎木調査を行いました。 

 

1 utiawase.JPG         作業前に橋本先生と打ち合わせ

  

 林内の斜面を10m×10mに区切って杭を打ち、その中に生えている直径1cm以上、高さ1.3m以上の樹木すべてについて樹種、幹周り、樹高、枝の拡がりによる被度を計測。

 

2 sagyou.JPGのサムネール画像 
                                      枯れた木を取り除いてから作業します

 

今回の毎木調査では約25種を確認し、その主なものはアカマツ、ヒサカキ、ソヨゴでしたが、変わったところではヤマボウシもありました。その他、橋本先生によると今回調査した以外の小さいものでは、カクレミノやマンリョウなど近所の庭から逃げ出してここに生えているものもあるとのことでした。

今回のデータを基に今後の整備計画をたて、冬頃から少しずつ作業をしていければと思っています。 

 

 

3 nafuda.JPG                   テープを貼った樹木をすべて調査します 

 

 

深田公園はもともとアカマツが多く、昔は松茸がたくさん採れたそうで、今後整備することによってもしかして松茸山が復活するかもと夢みるわたしに、みんなは「無理!無理!」とそっけない様子。もし奇跡的に生えたらわたしがいただきます!!  

    

                               (人と自然の会 藤原玉規)  

 

 

私たちフロアスタッフは、毎日イベントを行っていますよ〜(^^)/

 

スタッフ手作りの『デジタル紙芝居』は、毎日アースシアターで上映しています。

(平日は1回上映:15時〜、土日祝は2回上映:11時〜・1430分〜)

 

FS201009-1.jpg

10月からは、新作『タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険』が始まるよ。

 

また、土日祝日に行われる『フロアスタッフとあそぼう』(土日祝15時〜)では、展示をじっくり観察しながら絵を描いてみたり、展示のお話を聞いて魚をつってみたり、とっても簡単に工作してみたり、短い時間で達成感満点!!なイベントです。

 

 

FS201009-2.jpg  FS201009-3.jpg    FS201009-4.jpg

画はくの日          川でさかなつり     恐竜万華鏡

 

  

スタッフいち押しの『展示室ツアー』は、毎日開催!!

(平日:14時〜、土日祝:1130分〜)

 

展示室ツアーは、みなさん〜参加されたことはありますか?

 

 

FS201009-5.jpg      FS201009-6.jpg                                    ボルネオジャングル探検ツアーの様子

 

「ボルネオジャングルを一緒に探検したことがあるよ!!

との声が聞こえてきそうですね(^^)ありがとうございます!

 

『展示室ツアー』とは、私たちスタッフが博物館の展示を、クイズをまじえながら、わかりやすく解説する約20分間のツアーです。

 

ただいま行われている、展示室ツアーは…期間限定の☆新☆展示室ツアー!!

その名も〜【ひょうごの生物多様性おたのしみツアー】です。

2階展示特別企画<ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海>をグルッと一周ご案内する楽しいツアーです。

 

FS201009-7.jpg 

 

たとえば〜こんなクイズが…

 

 

     FS201009-8.jpg

  

 

     FS201009-9.jpg 

みなさん、わかりますか?

正解は、展示室ツアーに参加して聞いてくださいね(^^)v

 

今年は国連が定めた国際生物多様性年。

少し難しい言葉だけれど、まずは兵庫県のいきものや自然を少しでも身近に感じてもらえたらうれしいなぁ。

 

期間限定の新展示室ツアーは、1226日(日)まで。

ここでは紹介できなかったけれど、「ふかたん」や、「うきうきワークショップ」などのイベントも行っていますよ。

うきうきカレンダーでチェックして、ぜひひとはくへお越しくださいね。

スタッフ一同、心よりお待ちしています。

 

笹山 由利子(フロアスタッフ)

 

今日は、BS JAPANの取材で東京から取材スタッフがやってきました。
より多くの視聴者の方へ生物多様性保全の意義や重要性についての認識を持ってもらいたいという30分の特別番組だそうです。

 

「生物多様性」保全の意義・重要性などについて岩槻館長へインタビュー
場所は博物館横の芝生が美しい深田公園で。


P1030900.JPG

取材を終えたスタッフは「岩槻先生の言葉は重かった。マスメディアの責任を感じます。」と言っていました。

 

午後からは、服部研究部長のセミナー「里山・ジーンファーム講義と観察」の取材です。


P1030902.JPG

            (笑いありの楽しい講義のようす)

                P1030908.JPG     3P1030918.JPG 

            (ひとはくの森)    (ふだんは公開していませんジーンファーム)

 

服部研究部長は、この日の午前中NHKの取材もありました。
大忙しです。

 

「こんな面白いセミナーがあるとは。全く力を抜いていない盛りだくさんのセミナーですね。」と言って、取材スタッフは、帰りの新幹線の時間がないため慌てて帰京されました。
お疲れ様でした。

こうしたマスメディアを通じて情報を発信していくことも、ひとはくの大切な役割のひとつです。
放映は来年1月の予定です。


小林美樹(生涯学習課)

101010

2010年9月25日

(20)10年10月10日は[デジタルの日]です(勝手に制定).

 

電子計算機の中身が0と1で表される二進数で成り立っており,さまざまな情報も01の並

びに集約できます.そういった事が今や生活の中に浸透しており.0と1といえばデジタル,

という感じになっています.なので101010はデジタルの日 … 形容詞っぽいので[デジ

タルな日]とすべきかも.

 

無理に意義づけるならば,さまざまな物事をアナログではなくデジタル,連続的ではなく

離散的な構造や過程としてとらえてみようといったところです.要するに,森羅万象を粒々

な眼で観る日,です.(地デジ推進とかに限定したものではありません)

 

電卓やデジタル時計が出始めた頃の[デジタル]は粒々感が強く,我々が生活している

滑らかな世界とは異質なものでした.機器の動作内容も表現方法も粗いものでした.し

かし今では高精度,大容量化によって,画像も音も精度でアナログ方式を超えています.

一見連続的に見えるものが[細かなデジタル]に置き換わり,粒々感を感じる機会は減

りました.でも,やはりそれはあくまでもデジタルであり,何らかの最小単位の積み重ね

で成り立っており,スキマに神秘が宿っていたりはしないのです.

 

大げさな出だしを書いてしまいましたが10月10日には[デジタルの虫で遊ぼう]なるオー

プンセミナーを計画しています.みんなで Life (虫か?)なども動かしてみようと思いま

す.

 

semi-lif.gif

Life の”グライダー” 

13:00からですが,10時10分10秒から準備しようかと.

 昆虫共生 沢田

秋らしく涼しくなってきましたね。
さて、この週末もひとはくはオープンセミナーを企画して、みなさまのお越しをお待ちしております。

25日(土)
11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
10:30〜 両生類の体を見てみよう(太田英利主任研究員)
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「生物多様性おりがみ」(フロアスタッフ)

26日(日)
11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(半田久美子主任研究員)
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「生物多様性おりがみ」(フロアスタッフ)

そして、24日から5日間だけ(30日15時まで)の予定で、三田市立中学校理科自由研究作品展が4階ひとはくサロンで開催されています。
市内の8つの中学校から3〜5作品ずつ、計31点が展示されています。小学校6年生のみなさんも来年のためにいかがですか?

理科自由研究作品展

▲4階サロンに展示しています。ぜひ、ご覧ください

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
そして、いきもの多様"製"展「ゾウが描いたぞう・・・」も10月6日まで開催しています。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

秋の気配が感じられる毎日になってきましたね。
明日は秋分の日。今週は2日も祝日があるんですね。あすの祝日は、ひとはく館内もにぎやかな一日になりそうです(^^)

23日(木・祝)
11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
12:00〜 人と自然の本棚(武田重昭研究員)
13:00〜 絵をかき、字をよむ、チンパンジー(三谷雅純主任研究員)
13:00〜 立体カードで楽しむマングローブの自然(上田萌子研究員)

      立体カードで楽しむ

13:30〜 チリメンモンスターをさがそう!(きしわだ自然の会との共催)
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「くるくるとぶタネ」(フロアスタッフ)
15:30〜 チリメンモンスターをさがそう!(きしわだ自然の会との共催)

なんと研究員のオープンセミナーが3つもあって、さらに大好評の「チリメンモンスターをさがそう!」まであります。
明日は忙しくなりそう(^^;
 前回のようすはこちら→ http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_846/

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
また、いきもの多様"製"展「ゾウが描いたぞう・・・」も10月6日まで開催しています。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

今月のふかたんは「トンボとりペナントレース」を実施しました。

残暑厳しい中、たくさんのご参加ありがとうございました。

 

隊長は虫博士で、トンボとり名人でもある八木主任研究員。

みんなでトンボをとる前に、名人からトンボとりのコツが伝授されました。

 

ふかたん01

「アミをふり上げたままトンボを追いかけると、トンボは目がとても良いので、アミに気づいて逃げてしまいます。」

 

ふかたん02

「そこで、サムライが刀を持つようにアミをかまえ、トンボが来たらアミをふります。」

(名人はビュッという音がするくらいの速さで、アミをふっていました。)

 

なるほど。トンボの後ろからアミを振り下ろすのもコツだそうですよ。

(ちなみに人指し指でクルクルしても、トンボはつかまえられないんですって。驚きですね。)

 

さあ、たくさんトンボをつかまえられるでしょうか?

 

 

s-P1040390.jpg  s-P1040387.jpg

 

(トンボってけっこう飛ぶの速いんですね!これは大人でも難しそう・・。)

 

s-P1040395.jpg  s-P1040400.jpg 

 

あいにくの曇り空ということもあり、トンボはいつもより少なかったようです。

でも一生懸命探して、みんな青い色のオオシオカラトンボや、黄色いウスバキトンボをゲットしていました。(名人はギンヤンマをゲット)

 

それでは結果発表―!

s-01.jpg  s-P1040415.jpg 

優勝はこちらの越村拓史さんとそのご家族!

なんと、2種類のトンボを合計7匹もつかまえられました。

家族のチームプレーでダントツの優勝です。すごいですね〜!

 

残念ながらつかまえられなかった子も、また是非挑戦してくださいね。

来月のふかたんは「きのこ探検隊!」1023日(土)14時からです。

 

秋のキノコを一緒にさがしてみませんか?

みなさまのご参加こころよりお待ちしております!

 

岡本 知佳(フロアスタッフ)

 

彼岸花

2010年9月22日

 明日、秋分の日はお彼岸の中日にあたります。

 

 ちょうどこのお彼岸の頃によく見られるのが「彼岸花(ひがんばな)」ですが、みなさんのお住まいのところではいかがですか?今年は少ないような気がしませんか?

 例年なら、稲刈りがすんだ田の畦に気がつけば赤い花を咲かせているんですが、今年はなかなか最盛期になりませんねぇ・・・・。

やっとお目見え 彼岸花

 家の近くのあぜ道で見つけた彼岸花です。近づいてよく見ると・・・・・

    近づいてみると    先客が 

 今年のこの出遅れは、ひょっとしたらこの夏の猛暑が影響しているのでしょうか?そういえば、丹波の味覚、秋の味覚「マツタケ」も不作だとか・・・・。。

 

マツタケ食べたぁ?

みなさま、こんにちは。

最近、涼しくなって過ごしやすくなりましたね。

さて10月のフロアスタッフとあそぼう(土・日・祝15:00〜・参加費無料)のイベントをご紹介します。

・2日(土)・3日(日)「折り紙でゾウをおるゾウ!」 場所:4階ひとはくサロン
・9日(土)・10日(日)・11日(月・祝)「生物多様性クイズ大会」 場所:3階アースシアター
・16日(土)・17日(日)「画はくの日〜森に生きる〜」 場所:3階「森に生きる」展示室前
・23日(土)・24日(日)「けんちくかの日」 場所:4階大セミナー室
・30日(土)・31日(日)「テトラポッド・クラフト」 場所:4階ひとはくサロン


ほかに毎日行っている『デジタル紙芝居』、『展示室ツアー』などのイベントもあります。

『展示室ツアー』では、展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」(〜12/26(日)まで)をご案内する「ひょうごの生物多様性お楽しみツアー」が先月からはじまりました。クジラやカメなど瀬戸内海と日本海の違いをクイズをまじえて楽しくご覧いただけるツアーとなっております。
(時間:平日14:00〜/土日祝11:30〜・場所:2階企画展示室)

 

gazou1.jpg

『デジタル紙芝居』は10/1(金)からタヨウ星人を主人公にした新作がはじまります。
最近、タヨウ星人に新しく仲間に加わったスナメリをモデルにしたスナ・メリメリが地球にやってきて、

               gazou2.jpg    gazou3.jpg

 森へ行ったり、海へ行ったりとさまざまな生き物と触れ合います。
また、新作デジタル紙芝居の詳細は近日中にブログにてご紹介しますね!
(時間:平日15:00〜/土日祝11:00〜、14:30〜・場所:3階アースシアター)


イベントの詳しい内容は「うきうきカレンダー10月号」にのっていますのでチェックしてください。
(うきうきカレンダーはひとはくHPからもご覧いただけます

   http://hitohaku.jp/top/10ukiukicalen/ukiuki1010.pdf

みなさまに楽しんでいただけるイベントを毎日ご用意おりますので、ぜひお越しください!

 

                          (フロアスタッフ まつだ)

 

ひとはくでは毎日、フロアスタッフによるオープンセミナーを開催していますが、週末は、さらに研究員もオープンセミナーを開催します。
そして第3日曜日はNPO法人人と自然の会の方のドリームスタジオ、花工房もあります。
そんなわけで今日は1日てんこ盛り状態でした(^^)

 

デジタル紙芝居

▲フロアスタッフによるデジタル紙芝居は11:00と14:30から。3階アースシアターです

展示室ツアー

▲フロアスタッフによる展示室ツアーは11:30から。いまは2階の「ひょうごの生物多様性」をご案内しています。クイズを交えて子どもたちにわかりやすく説明するガイドツアーです

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▲人と自然の会による花工房は12:00〜16:00の間中楽しめます。あまりにきれいなので、どれにするか迷ってしまいますよね(^^)

けん玉

▲今日のドリームスタジオは「ペットボトルでけん玉をつくって遊ぼう」でした。早速けん玉遊びですね

草笛

▲黒田有寿茂研究員の「鳴らそう草笛」うまく鳴らせたかな?結構真剣に指導する黒田研究員でした(^^)

池田研究員

▲「恐竜ラボ&展示解説」は毎週日曜日13:30から。今日は池田忠広研究員でした

藤井研究員のギャラリートーク

▲今日は「みどころズバリ!まるわかり!!ギャラリートーク」も開催されました。今回の担当は藤井俊夫研究員です。毎月研究員が違うので、それぞれ違った話が聞けますよ

モビール

▲土日祝日の15:00からは「フロアスタッフと遊ぼう」です。今日は「生物多様性モビール」。昨日に続いて超満員!!

今日は特にたくさんのオープンセミナーがありました。タヨウ星人ポイントカードのポイントスタンプも大繁盛ですね!

ポイントカード

▲ポイントの引き替え、グッズの種類が多いので迷ってしまいますよね

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
また、いきもの多様"製"展「ゾウが描いたぞう・・・」も10月6日まで開催しています。

明日も楽しいイベント満載です
 詳しくは → http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_876/
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

いま、ひとはくでは「いきものかわらばん」を大募集中です!!
  詳しくは → http://hitohaku.jp/biodiv/school_visit.html

来月、名古屋では開かれる生物多様性締約国会議COP10にひとはくもブース出展します。
「いきものかわらばん」応募作品すべてを館内に展示して、優秀作品はCOP10のひとはくブースに展示します!!
ぜひ、ご応募ください。

ただし、この「いきものかわらばん」応募できるのは小学生から高校生までです。
そこで、番外ブログ編その2・・・


タイトルは「ハチのオスは刺さない!!」

 

アシナガバチ

先日のブログ
 http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_877/
でも紹介がありましたが、当課の”ひとはく新聞編集委員長”が先日からセグロアシナガバチを飼っています。実は彼女からこの週末、エサやりを頼まれました(^^;

で、本当にオスは刺さないかどうか手に取ってみたというわけです(^^)

 

ランチタイム

▲ランチタイムです(^^)はちみつをほおばっています

仲良し

▲この兄弟、仲良いいんですよね。ときどきこうして話し合ってるんでしょうか?


展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」もうご覧になられましたか?
来月はいよいよCOP10!その前に、ぜひ、ご覧ください。
毎日開催のオープンセミナー、見どころいっぱい、お楽しみいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

ひとはくは丹波市で発見された恐竜の化石を発掘中です。
といっても発掘期間は篠山川の水量が少ない冬季だけ。
そんなわけで普段は、丹波の恐竜化石展示コーナー前に発掘現場再現ジオラマがあります。そこで記念写真を撮ることができます。

今日は可愛い発掘隊員たちを紹介しましょう(^^)

 

可愛い発掘隊員

▲多可町と篠山市からお母さん、おばあちゃんと来てくれました。3人はいとこだそうです。可愛いですね(^^)

ポーズを決めてもう1枚

▲もう1枚!今度はポーズを決めて(^^)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
もちろん丹波の恐竜化石もホンモノの化石を展示しています。そして、「ひとはく恐竜ラボ」では、今日も新しい恐竜化石がクリーニングによって姿を現しつつあるのです。

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

いま、ひとはくでは「いきものかわらばん」を大募集中です!! 
 詳しくは → http://hitohaku.jp/biodiv/school_visit.html

今年が「国際生物多様性年」。来月、名古屋では生物多様性締約国会議COP10が開かれます。
ひとはくでは、今年は「生物多様性大作戦!」、そんなわけで「いきものかわらばん」応募作品すべてを館内に展示して、優秀作品はCOP10のひとはくブースに展示したり、11月7日のひとはくフェスティバルで表彰したり、そんな企画を進めています。ぜひ、ご応募ください。

この「いきものかわらばん」応募できるのは小学生から高校生までなので、今日は、番外ブログ編を1つ・・・


タイトルは「トンボとり名人現る!!」

名人

この写真誰だかわかりますか?


今日行われた、うきうき探検隊「トンボとりペナントレース」では、大勢の家族連れの方々にご参加いただき、トンボとりが始まりました!

深田公園にいたトンボたちは一大パニックに!!!

  とんぼとり1  とんぼとり2  トンボとり3

いやいやそんなことはありません。多くの子どもたちは網を振り回すばかりで・・・トンボたちはそれをあざ笑うように網のわずか上を悠然と飛んでいました(^^)

そんなときに現れたのが上の写真の人物です!
子どもたち誰一人とれなかったギンヤンマをつかまえて、思わずニッコリ(*^_^*)
子どもたちの「ちょーだーい!」の連呼に
「だめー。やらへーん」と大人げない返事・・・

正体は? 

八木

▲子どもたちにトンボの習性、トンボのとり方を伝習する八木主任研究員

今日の講師の八木剛主任研究員でした。
ちなみに八木研究員は来月、名古屋城に出没します。

    詳しくは → http://hitohaku.jp/education/10syousai/C16.html

 

ひとはくは今、展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
「いきもの多様"製"絵画展「ゾウが描いたぞう・・・」も10月6日まで開催しています。
そして何より、毎日、オープンセミナーを開催しています。
見どころいっぱい、お楽しみいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

さて、今年は国際生物多様性年。来月、名古屋で開かれる生物多様性締約国会議COP10も近づいてきましたね。
ひとはくでは、今年は「生物多様性大作戦!」、7月17日からは展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」を開催中です。

今日は、先日から始まったフロアスタッフによる展示室ツアー「ひょうごの生物多様性お楽しみツアー」をご紹介します。

クジラの前で

▲まずは●●●クジラの全身骨格標本の前でクイズです

2つのカメ

▲続いて日本最大級の●●ガメの剥製の前で。となりの●●●●ガメが小さく見えますね(^^)

クラゲ

▲ごぞんじ?●●●●クラゲ。大きいでしょ

2つのサザエ

▲瀬戸内海でとれたサザエと日本海でとれたサザエを比べてみると・・・

とれとれの魚

▲瀬戸内海と日本海の海の違いをお勉強した後は、とれた魚を魚を見ながら・・・

そして「坂越」と「居組」という町のジオラマを見ながら、瀬戸内海側と日本海側の人々の暮らしの違いまで・・・お楽しみツアーはまだまだ続きます(^^)

スタンプ

▲最後はタヨウ星人ポイントカードにスタンプを押します!!ポイントを集めてオリジナルグッズを集めてくださいね(^^)
※詳しくは → http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html


展示室ツアーは、平日は14時から、土日祝日は11時30分からです。
ぜひ、ひとはくにお越しいただき、いっしょに「ひょうごの生物多様性」を楽しみませんか?

いきもの多様"製"展「ゾウが描いたぞう・・・」も10月6日まで開催しています。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

「学校連携セミナー」とは、スクールパートナープログラムの一環として、高等学校と人と自然の博物館が連携し、高校生と一般市民の方々が交流しながら学ぶ地域生涯学習のモデルプログラムとして実施されています。

今回は去る9月15日(水)に博物館で実施された授業の様子を紹介します。授業テーマは「標本資料を理解する(全3回)」の第2回目で、講師は植物分類学、植物地理学が専門の布施静香主任研究員です。

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▲ 本日の講師は布施主任研究員です。今日の生徒は、県立三田祥雲館高等学校に通う3年生7名です。一般からの参加者も2名いらっしゃいました。

 

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▲ 布施先生による植物標本の説明です。本物の標本を手に取っての解説です。今日はこのような標本を作ります。

 

 

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▲ コテを使って、乾燥させた植物を台紙に固定していきます。布施先生の手際の良さに一同感心しております。

 

 

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▲ 各自標本作製中です。少し難しいですが、だんだんと慣れてきました。

 

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▲ 標本として大事なことは 植物名、採集地等を示したラベルがついていることです。生徒が調べた植物名を布施先生がチェックしています。

 

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▲ 植物名を図鑑で調べています。社会人の方も高校生に負けていません!

 

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▲ 「植物標本の完成です!」マイ標本と記念撮影です。

 

現在のプログラムの次は、田中主任研究員による「ビオトープ池を調べる(全3回)」です。キリンビアパーク神戸にあるビオトープ池で,カワバタモロコの調査を行います。ビオトープに興味なある方は、是非ご参加ください。日程は以下のとおりです。

 

9月29日(水)14:4515:30講義(博物館中セミナー室)

10月 6日(水)14:0015:30実習(キリンビアパーク神戸ビオトープ池)

10月13日(水)14:0015:30実習(キリンビアパーク神戸ビオトープ池)

 

詳しくはホームページで確認してください。

→ http://hitohaku.jp/education/10bunya/index.html#_H

 

(生涯学習課 西岡敬三)

週末情報その3です。
3連休の最終日、月曜日もひとはくは休みません(^^;

そして、「敬老の日」なので県内在住の65歳以上の方は、「無料」です。ぜひ、この機会にお越しください。

20日(月・祝)
11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
14:00〜 月見と七種(服部保研究部長)
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「くるくるとぶタネ」(フロアスタッフ)

とくにオススメは、服部保研究部長のオープンセミナー「月見と七種」
秋の七草と言えば、
「萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花」山上憶良(万葉集 巻八)
ですよね。
専門家のお話を聞いて、お月見というのはいかがでしょうか?
30分でわかりやすくお話しします。ぜひ、お越しください。

 

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▲今朝、通勤途上で撮ったくずの花です。最近、日当たりのいい斜面のあちこちに咲いていますね

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
また、いきもの多様"製"展「ゾウが描いたぞう・・・」も10月6日まで開催しています。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

さあ、週末情報その2
ひとはくでは、毎週末たくさんのオープンセミナーを企画して、
みなさまのお越しをお待ちしております。
とくに第3日曜日は、NPO法人人と自然の会の方のドリームスタジオ、花工房があります。

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▲花工房のようすです。いつもこんな感じで4階ひとはくサロンで行われています

19日(日)

11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
12:00〜16:00 花工房(人と自然の会)
13:00〜15:00 ドリームスタジオ「葉っぱで遊ぼう 秋遊ぼう」(人と自然の会)
13:00〜 鳴らそう草笛(黒田有寿茂研究員)
13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(池田忠広研究員)
14:00〜 みどころズバリ!まるわかり!!ギャラリートーク(藤井俊夫研究員)
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「生物多様性モビール」(フロアスタッフ)

ちょっと多すぎたかな!?
たくさん参加して、どんどんタヨウ星人ポイントカードのポイントを集めてください!!すべて参加で9ポイント!来館ポイントを合わせると1日で10ポイントです(^^)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
また、いきもの多様"製"展「ゾウが描いたぞう・・・」も10月6日まで開催しています。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

巣から羽化したばかりのオスのハチをを大谷主任研究員からいただきました。

 

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セグロアシナガバチです。

ハチといえば、「刺されると痛い。」「怖い。」というイメージを持ちがちですが、針をもっているのはメスだけで、ハリのないオスは刺せません。

へぇ〜、でしょ?いろいろ分かるとおもしろいですよ。

じっと見つめると、なかなかかわいい顔をしています。
博物館の私の机に置いて、観察を続けようと思っています。

(2年前は、遠藤研究員よりゾウムシをいただき、自宅で観察しました。)


                    P1030810.JPG       P1030817.JPG

オスのハチは、メスより、お顔が色白でお尻が丸いそうです。
私には、メスとの違いが分かりませんが、大谷主任研究員がいうのだから間違いないでしょう。

うらやましいことにハチのオスは、ほとんど働かず、ブラブラしているそうです。
確かにほとんど動きません。Oo。。( ̄¬ ̄*)

 

特製ハチミツにも見向きもしません。

 

大谷主任研究員によると、このハチはの寿命は2週間ほどだそうです。
じっくり観察してみようと思います。

あなたも身近にいる自然や生きものについて、いきものかわらばんで教えてくれませんか?
詳しくはこちらから→http://hitohaku.jp/biodiv/school_visit.html

かわらばんが応募できるのは小学生〜高校生。ヾ(≧へ≦)〃
残念ながら私は応募できません。自宅でひっそり観察を続けます。(◎し◎ゞ)


小林美樹(生涯学習課)

暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので、ようやく涼しくなってきましたね。
さて、この週末は月曜日の敬老の日まで3連休です。
お出かけの予定は立っていますか?
ひとはくでは、たくさんのオープンセミナーを企画して、みなさまのお越しをお待ちしております。まず、18日土曜日をご案内しましょう。

18日(土)
11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
14:00〜 ふかたん「とんぼとりペナントレース」(八木剛主任研究員およびフロアスタッフ)
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「生物多様性モビール」(フロアスタッフ)

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▲今日、深田公園の芝生をきれいに刈り取る作業が行われていました

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▲今日はトンボも驚いて逃げたのか、姿が見あたりませんでした

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
昨日のNHK、ニュースKOBE発でも、「我が町CATV」コーナーで紹介していただきました。
まさか、自分が取材を受けたケーブルテレビの番組がNHKで放送されるとは思ってもいませんでしたね。
ちょっと恥ずかしかったですけど、人と自然の博物館を大きくPRしていただけたので、広報担当課長としては満足です(^^)

そして、いきもの多様"製"展「ゾウが描いたぞう・・・」も10月6日まで開催しています。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

標本帰還

2010年9月14日
 専門家に精査をお願いしていたオサムシの標本が帰ってきました.そのスジ
では長年の問題だった事(の大部分)がこれで解決するようです.

 ご苦労様 > 標本

昆虫共生 沢田

 と,写真も出さず(写真なしのブログ記事て珍しいと思う)に思わせぶりに
書いていたら「どういうこと?」とのご質問.近々,印刷物なりますので,そ
の時にあらためて紹介します.

武庫川の下流でアユの観察と産卵場づくりを行います!

mukogawa1.jpg武庫川の下流域には、かつてたくさんアユがたくさん生息していました。福知山線の宝塚や武田尾では、アユ弁当が駅弁にあったほどです。しかし、河川の改修や流域の開発によって、アユの生息がすっかり困難な河川になってしまいました。そんな状況を改善するために、兵庫県では、現在作成中の「武庫川水系河川整備計画」のなかで、アユをシンボルフィッシュとした生息場所の再生が計画されています。

silutation.jpgアユの生息環境が悪化した要因は、色々あるのですが、問題の一つは産卵場所となる川底に泥がたまること、糸状緑藻の繁茂です。産卵場所となる浅い「瀬」がうっすらと膜をかぶったようになって(左図を参照)、せっかく産卵しても卵が酸欠になりがちです。これは、上流からの汚濁負荷や泥の流出、井堰によって流れがよどんでしまう影響などが関連しています。人が大勢住まい、川の水を安全に下流に流せるように川幅を広げて、井堰で流れが淀み、水をたくさんとって、ダムで洪水を抑え、上流から土砂の供給を減少させると、どうしても川底の様子は変わってしまいます。特に、今年のように晴天つづきで渇水になると、川底に藻類が繁茂すると同時に、泥が被りやすくなってしまいます。


そこで、アユの産卵に適した場所で、川底を耕し、たまった泥を洗い流し、川底に隙間をつくることで、産卵や孵化の成功確率を高めることを試みます。こうした取り組むは、古くから各地の川で行われていることでして、地域の人が総出で、秋になると「川を耕す」ことが行われていました。今でも、アユ釣りが盛んな川では、行われている技法なんです。川に入ってガザガサと大勢が暴れるわけです。

asobi.jpg

上の写真のように、すでに子供たちが川遊びに来ているのですが、魚がたくさん増えて、子供たちが増えると川底が一層きれいになるかもしれません。

そんなわけで、都会を流れる武庫川の天然アユの再生に向けて、漁業組合さんと一緒に、アユが産卵しやすい産卵場づくりに挑戦する参加者を募集します!
あわせて、水生生物の観察も行いますので、関心のあるかたはぜひご参加ください。

案内用チラシはこちら!(mukogawa.pdf

【開催に関する詳細情報】
◆と き: 平成22年10月3日(日) 9時30分〜12時 【小雨決行】

◆ところ: 武庫大橋(国道2号線)下流付近。
     ※駐車場がないため、公共交通機関を利用しておこしください。

◆内 容: ☆天然アユの産卵場づくり
      (川底を上流から下りてくるアユが産卵しやすい形状に整える作業をします。)

      ☆川の生き物採集と観察

◆対 象: 小学生以上(ただし小学生は保護者同伴)

            50名(多数の場合は抽選し、申込〆切後、1週間以内に通知)

◆講 師: 兵庫県立大学・兵庫県立人と自然の博物館 田中哲夫・三橋弘宗

◆主 催: 武庫川漁業協同組合、武庫川流域環境保全協議会

◆申込〆切: 9月22日(水)必着

◆申込方法:   チラシ裏面の申込用紙に記入して、郵送またはFAXで送信してください。

電子メールでも受け付けています。「むこがわ探検隊参加希望」と明記の上、住所・氏名・電話番号・FAX番号・年齢を記載してお申し込みください。

※集合場所や持ち物など、当日の詳細な内容は、申込締切後に参加者に通知します。

●申込・問合せ先
〒665-8567 宝塚市旭町2-4-15
  武庫川流域環境保全協議会事務局
  (兵庫県阪神北県民局県民室環境課)
TEL:0797-83-3146  FAX:0797-86-4309
E-mail:hanshinkkem_01@pref.hyogo.lg.jp

 (みつはし ひろむね)

学校団体等でご利用のみなさまに、耳寄りな情報!

 

現在、展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」(平成22年7月17日〜1226日)が開催されていますが、この展示にちなんだワークシートが完成しました。           

展示を見て解答する三択式の問題ですので、誰でも簡単に取り組むことができ、しっかり勉強になるという代物です。

ワークシートは、次の2種類をご用意しております。

 

  生物多様性ワークA

小学生用に作成しました。A4版表裏です。共通問題8問と選択問題(チャレンジ問題)4問がありますので、学年に応じて解答する問題を設定できます。また、解答の記念にスタンプを押す欄も設けてあります。

 

 

worka1.jpg worka2.jpg             

  生物多様性ワークB

中学生〜高校生用に作成しました。A4版表裏です。問題は13問ありますが、少し難しい問題もあります。ただし、展示内容をじっくり見れば解答できます。

 

workb1.jpg work.jpg                               

これらのワークシートは、次の場所よりダウンロードできますので、どんどんご活用ください。

http://hitohaku.jp/top/rikatuyo/work.html

 

このワークシートのご利用についての問い合わせは、下記にご相談ください。

生涯学習課 079−559−2002

 

ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海の情報はこちらから ↓

http://hitohaku.jp/exhibits/2010/umi_kikaku.html

 

(生涯学習課 西岡敬三)

「学校連携セミナー」とは、スクールパートナープログラムの一環として、高等学校と人と自然の博物館が連携し、高校生と一般市民の方々が交流しながら学ぶ地域生涯学習のモデルプログラムとして実施されています。具体的には、各高等学校で実施される授業の何時間かを、当館研究員が講師として授業を行います。講義あり実習ありで、普段の授業とは一味違う専門性の高い授業を受けることができます。また、その授業に高等学校の協力を得て、一般より応募された方々にもセミナー受講生として参加していただきます。高校生徒学ぶこの授業は、当館のセミナーの中でも雰囲気の違うものです。

今日は、本日9月14日(火)に実施された授業の様子を紹介します。授業テーマは「逆さビデオでカメラの原理を知ろう」で、講師は緑地計画学、コミュニティ・ランドスケープが専門の赤澤宏樹研究員です。

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▲ 本日の講師は赤澤研究員です。今日の生徒は、クラーク記念国際高等学校芦屋キャンパスに通う1年生約100名です。4回に分けて授業をします。赤澤先生お疲れさまでした。

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▲ 赤澤研究員によるカメラの原理の説明です。“カメラ オブ スクラ(暗い箱)”がカメラになった!?勉強になります。

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▲ 各自でカメラづくりに挑戦です。ハサミとテープで簡単に作れます。まずは、紙を切って形を整えます。

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▲ テープで箱を作ります。これが何とカメラの本体です。

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▲ フィルムにあたる部分がこの白い紙、信じられませんが、ここにきれいな映像が写ります。

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▲ 虫めがねのレンズを取り付けると、立派なカメラの完成です。

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▲ 同じ原理で撮影された、“日本最古の写真?”を見せてもらいました。何で色が着いているのかな?

 

このセミナーは、三田市のひとはくを離れ、クラーク記念国際高等学校芦屋キャンパス(阪神芦屋川バス停留所前)で実施しました。「セミナーには興味があるが、三田はちょっと遠いなあ。」と思われる方には、絶好のチャンスだと思いますので、是非ご参加ください。ひとはくのセミナーが、ひとはく以外でこれだけの数まとまって実施される機会は滅多にありません。今後の予定は以下のとおりです。

 

10月14日(火)12:4513:30「植物観察入門」(藤井俊夫主任研究員)

11月 2日(火)12:4513:30「自然災害と日本の国立公園」

(小林文夫主任研究員)

11月 9日(火)12:4513:30「芦屋のまちづくり」(藤本真里主任研究員)

11月16日(火)12:4513:30「六甲山のホタル」(八木剛主任研究員)

1月11日(火)12:4513:30「植物の冬越し」(藤井俊夫主任研究員)

1月18日(火)11:4513:30「芦屋川と野鳥のくらし」(遠藤菜穂子研究員)

 

詳しくはホームページで確認してください。

→ http://hitohaku.jp/education/10bunya/index.html#_H

 

(生涯学習課 西岡敬三)


 さて、謎の講談師河南堂珍元斎でございます。

 時は9月12日(日) 久々にひとはくにて、講談をしました。約半年ぶり…今回はミニ企画展「ゾウが描いたぞう…」にちなんだイベントで増井さんに聞いたお話をもとにしました、講談「絵を描くゾウ!」の一席でございます。
聴衆もワクワク

 さあ、ここはタイ王国の森の中。時は1989年のことでございます。
 森へはいりますと春先のことで、空にはサイチョウがバサバサとびまわって、下にはラフレシアの花ざかり、陽炎がこう燃え立ちまして遠山にはスーッと霞の帯を引いたよう、オランウータンたちが喜ぶドリアンのくさいにおいがだたよってこようという本陽気。
 ゾウが出てきたぞう

 ゾウ使いの少年、カナンはお父さんといつものようにゾウのドウチンとゲンサイと木を運ぶ仕事をしております。カナンはドウチンの背中にのって、ドウチンはとっても力持ち。大きな丸太も鼻でつかんで、ほぃほぃっと運んでいきます。
 ひと仕事終えまして、カナンはゾウたちの体をあらってやるとドウチンもゲンサイもパオっと気持ちよさそうな声をだしました。

あらよっと!!

 「えらいこっちゃ!政府が森の木を切るのんを全面禁止にしてしもた。」
カナンのおとうさんが疲れた声でいいました。
 「ただでさえ、機械化で仕事なくなったのになあ。とうちゃん。」
 「ほんまやで、3千年も続いてきたゾウと人の文化が滅びてしまうがな。」
とふたりは元気がありません。

 タイに住むアジアゾウはその長い鼻を巧みに操る知能が評価され、タイ北部の森林では木材の運搬に広くゾウたちが利用されていました。
 乱伐が原因とみられる土砂崩れや洪水が発生し大きな被害が出たことから、タイ政府は1989年から森林伐採を禁止した。それで失業した象と象使いは3000 頭。カナンたちも突然仕事がなくなったのでございます。

 そんなある日、2人の外人、正確にいうとロシア系のアメリカ人が訪ねてきました。
 「ハローわたしはコマールといいます。」
 「なに?わしらが困っとんや。なにがコマールや。おちょくっとんか?この外人。」
 「ハローわたしはメラミッドといいます。」
 「なにがピラミッドやねん。ここはタイや!エジプトちゃう。」
 二人の外人は顔を見合わせて笑いました。

聴衆もグイグイ引き込まれ・・・
 とまあこんな感じで物語はすすみ、
 この困ったピラミッド、いやコマール&メラミッドというアーチストのおかげで、タイのゾウたちは失業せずに、お絵かきで飯が食えるようになったというお話。

 ゾウの頭役の河南堂摩訶背奈斎と売斎、写楽斎は大変でした。でも足が6本。
 なんかへんですがみなさんゾウに見えたでしょうか?

大変な重労働?!

途中、ゾウさんはお絵かきをしました。鳩いやハートに見えますか?


ハートに見えます?

 

最後はみんなでゾウさんになってお絵かき。
ハリボテのゾウさんは、本物みたいに鼻は器用に動きませんが、ちょっとゾウさんの気分になれたような感じでございます。
 

 

ハリボテゾウさん作品集!の出来上がり!ゾウの絵にほんとに似ています。

みんなの作品展

今度このハリボテゾウさんが現れるのは、次の巡回先、今治のタオル美術館。
ゾウの絵伝道師ちんげんさいとハリボテゾウさんの旅はこれから。また現地からリポートしたいと思います。

タオル美術館外観ゾウの絵展は10月6日まで。みなさま、ぜひひとはくへゾウさんの絵に出会いに来てください!
10月6日まで

 

ゾウ講談+ゾウになって絵を描くゾウの一席でございました。

 

ひとはく地域研究員 川東丈純

最近見ないなぁ、噂を聞かないなぁ。謎の好男子?講談師 河南堂珍元斎が明日ひとはくへやって来ます。
12時から「ゾウ講談とゾウになって絵をかくぞう・・・」のイベントを実施します。
 イベントについてはこちら
     →http://hitohaku.jp/exhibits/temporary_old/2010/pdf/20100912event.pdf 

河南堂珍元斎の講談の様子。毎回オリジナル。

明日はどんな講談が聞けるかな? 

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明日のひとはくはまたしてももりだくさん!
☆11:00〜 デジタル紙芝居「コウちゃんの60日間」(フロアスタッフ)

     コウノトリのコウちゃんが生まれてから巣立つまでの様子を紹介します。

☆11:30〜 展示室ツアー「ボルネオジャングル探検」(フロアスタッフ)

     スタッフと一緒にボルネオのジャングルを探検しよう!

 

☆12:00〜 ゾウ講談とゾウになって絵をかくぞう・・・(河南堂珍元斎)
     みなさまに、ゾウさんのかぶりものをかぶって、ゾウさんになったつもりで絵を描いていただきます。
     もちろん、河南堂珍元斎の講談もありますよ!
     ミニ企画展、いきもの多様"製"展「ゾウが描いたぞう・・・」もみてね☆  

☆13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(三枝春生主任研究員)

     3階の丹波の恐竜化石展示コーナーと化石のクリーニング施設「恐竜ラボ」を研究員と一緒にみてみよう。

☆14:30〜 デジタル紙芝居「コウちゃんの60日間」(フロアスタッフ)

     

☆15:00〜 画はくの日〜オリジナルタヨウ星人を描こう〜(フロアスタッフ)

     
     タヨウ星からやってきた、タヨウ星人たちの紹介するよ

    → http://hitohaku.jp/biodiv/creatures.html
    
     タヨウ星人の新しい仲間スナ・マリン&スナ・メリメリ
    
merimeri_marin.jpg     ふたりとも瀬戸内海でとれるイカナゴが好きなんだって。
     館内のいろんなところでみなさんを案内するよ。よろしくね! 
     さぁ、あなたもオリジナルタヨウ星人を描いてみよう! 

 

明日のひとはくも何時に来ても楽しいですよ♪

                        小林美樹(生涯学習課)

(!注意してくださいね!)

3階入り口へ向かう階段に黄色いロープがはってあります。

赤いコーンの横にはハチの巣があります。

念のため近づかないようにしてください。

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                               1P1030760.JPG    2P1030766.JPG 

       ロープをはっています  このようにロープの中に入らないようにしてね。

                               (中に入っているのは八木主任研究員です。)                                                                              

「学校連携セミナー」とは、スクールパートナープログラムの一環として、高等学校と人と自然の博物館が連携し、高校生と一般市民の方々が交流しながら学ぶ地域生涯学習のモデルプログラムとして実施されています。具体的には、各高等学校で実施される授業の何時間かを、当館研究員が講師として授業を行います。講義あり実習ありで、普段の授業とは一味違う専門性の高い授業を受けることができます。また、その授業に高等学校の協力を得て、一般より応募された方々にも、セミナー受講生として参加していただきます。高校生徒学ぶこの授業は、当館のセミナーの中でも雰囲気の違うものです。

 今日は、本日9月10日(金)に実施された授業の様子を紹介します。授業テーマは「身近な植物の観察の仕方」で、講師は森林土壌学、植物生態学が専門の小舘誓治研究員です。

また、今回のセミナーは、兵庫県高等学校教育研究会農水産部会の研究会も兼ねており、県下の農業科等の先生方も加わり、充実した授業となりました。

 

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▲ セミナー室の後方には、農業・水産の先生方ずらり。生徒のみなさんは緊張したでしょうね。

 

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▲ 小舘研究員による講義です。「植生遷移」について説明しています。

 

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▲ 講義を聞いた後は、休む間も惜しんで野外調査です。課題はいろいろな形の葉を集めることです。

 

 

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▲ 小舘先生の説明にも熱が入ります。それ以上に外は暑かったですが

 

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▲ 研究会の先生方も真剣そのもの!

 

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▲ 有馬高校の生徒も負けていませんよ!人と自然科1年生のみなさんです。

 

 この「高校連携セミナー」はこの9月より様々なプログラムが用意されています。普段のセミナーとひと味違うこのセミナーに参加してみませんか。

下のページで日程をチェックして、どしどしご応募ください。

 ↓

http://hitohaku.jp/education/main.html

 

(生涯学習課 西岡敬三)

 

先日の台風が通り過ぎて、少しは朝夕涼しくなってきましたが、相変わらず暑い9月ですね。

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▲夏の空から、秋の青空に変わってきましたね

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▲さずがにお弁当は日陰でないと、まだ暑いですよね(^^;

みなさん、この週末の予定はお決まりでしょうか?
天気が悪いという予報もあります。そんなときは屋外ではなく館内でお楽しみください。週末はたくさんのオープンセミナーがみなさまのお越しをお待ちしております。

11日(土)
11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
13:30〜 収蔵庫をお見せします〜名所図絵の巻(田原直樹研究系次長)
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
15:00〜 画はくの日〜オリジナルタヨウ星人を描こう〜(フロアスタッフ)

収蔵庫は普段は入ることができません。特別に公開します!一度、博物館の裏側をのぞいてみてはいかがでしょうか(^^) 

12日(日)
11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
12:00〜 ゾウ講談とゾウになって絵をかくぞう・・・(河南堂珍元斎)
13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(三枝春生主任研究員)
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
15:00〜 画はくの日〜オリジナルタヨウ星人を描こう〜(フロアスタッフ)

自称”謎の講談師”河南堂珍元斎さんは、久々の登場ですね。
 詳しくは→ http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_859/
いまミニ企画展として、いきもの多様"製"展「ゾウが描いたぞう・・・」を10月6日まで開催していますが、その関連イベントです。ぜひ、展示とあわせて見に来てください!!

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

今日のひとはく

2010年9月10日

 2学期が始まり10日ほど経ちました。ついこの前までの暑かった日々がうそのように、ようやくさわやかな秋空が見え始めました。この時期、運動会に向けて練習している学校も多いことと思います。

 今日もひとはくでは、たくさんの小学生のお友だちが訪れています。尼崎市立武庫の里小学校の3年生、尼崎市立園田南小学校の5年生、芦屋市立精道小学校3年生。みんな100人以上の大きな団体です。

 ひとはくで何を学んでいるのか、ちょっとだけのぞいてみました。 

真剣に化石の話を聴きます  わかりやすく教える西岡主任指導主事 生涯学習課の西岡主任指導主事が、100名超の園田南小学校の児童に化石の話や博物館の仕事など、解りやすく説明をしているところでした。この後、グループに分かれて、化石のレプリカを作るグループと、館内の見学をするグループにわかれて活動します。

 武庫の里小学校のみんなは、ホロンピアホールで、大谷主任研究員から「昆虫のお話」を聴いていました。精道小学校のお友だちも、ホロンピアホールで三橋主任研究員から「川のしくみ」について学びます。

 

 このように、ひとはくには毎日たくさんの人が訪れますが、日本人ばかりじゃないんです!!外国からの来館者もいます。 

プレゼンは、もちろん英語です 三橋主任研究員(今日は、精道小学校のセミナーもかけもちで、超忙しい!!)です。セミナーを受けているのはJICAの研修で名古屋大学を訪れているマレーシアやバヌアツその他の国の9人の方々です。セミナーの内容は「天然資源の管理」です。かなり専門的なジャンルですね。私には、わかりません?!

 

 みなさんも、一度ひとはくに足を運んで、特注セミナーを受けてみてください。わかりやすい初歩の話から、専門的なことまで、ご要望に応じて研究員等がお世話いたします。

 

 詳しいお問い合わせは、ひとはく生涯学習課(電話 079-559-2002)まで

 

一度お越しください

 

さて、謎の講談師河南堂珍元斎でございます。
            ミニ企画展「ゾウが描いたぞう・・・・」のお話の続きでございます。    http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_818/  その1
http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_850/  その2(増井光子さんのメッセージ)

前回は増井光子さんのメッセージを掲載いたしましたが、今回はゾウの絵展誕生のエピソードをば。

  さて、ゾウの絵展誕生の一席でございます。

 2009年2月のこと、コウノトリの郷公園長でよこはま動物園ズーラシアの増井光子園長が人と自然の博物館にやってきました。
 増井さんはたまたま案内を頼まれた旧知の珍元斎と館内を歩きながら、
 「ゾウが絵を描くって知ってる?うちのゾウなかなかいい絵を描くのでね。美術館で展覧会をと、知り合いの美術館に頼みにいったら、『ゾウの絵はアートじゃない。』といわれてね。あなたはいろんなグッズ作ってるみたいだけど、ゾウの絵でもできないかな。それに、どこかで展覧会できないかなあ?」
珍元斎は、美術館にも博物館にも属さないような文化のすきま部分を得意としております。

 「ほな、さっそく見に行きますわあ。」と翌日、駅伝大会開催中のズーラシアの園長室を訪ねます。
 とにかく楽しい事が大好きなこの男、えらいスピードでございます。
 珍元斎はビックリ仰天!そこには、感性あふれるゾウのアートがあったのでございます。

園長室の様子です  この目がいいね!  これは、アートでしょう!! 
園長室写真:ゾウ写真:ゾウの絵

 

 でも、すぐには展覧会の目途はたちません。珍元斎はためしにゾウの絵の絵ハガキを試作したりしながら時期到来を待ちました。そして、2010年10月にCOP10が名古屋で開かれることになり、ひとはくも生物多様性の展示計画の検討をはじめました。そこで、そこに絡ませることを思いつきます。
 「ゾウの絵も多様ないきものの営みやと思うんですけど、多様性の切り口で他の動物の絵と比較したらおもろいのとちゃいますか?ほかの動物は描けへんのですか?」と増井さんに相談。

 
オランウータン  オランウータンだって、描くよ!!

 「オランウータンやチンパンジーは描きます。でも絵が完結してなくて、キャンパスから絵がはみ出ます。ゾウはキャンパスも認識していて、はみ出さないし、これで終わり!とちゃんと完結します。やっぱりゾウの絵はすごいです。他にはアメリカではイルカなんかで描くのがいるようですが・・・」との増井さんの言葉に、あつかましいこの男は、「はな、なんとか手に入れてください!」

こんなものにも描けちゃう!!

なんと、その年の秋、増井さんは米国に会議に行きます。そして、約束どおり、インディアナポリス動物園のバンドウイルカやシロクマなどの仲間たちの多様な作品を手に入れたのでございます。
「イルカはどうやって描くんですか?」と聞く珍元斎に
「嘴の部分に筆をくくりつけて描きます。」と笑顔で答える増井さん。


マリンブルーがお似合い・・・バンドウイルカの絵

 

 その後、とんとん拍子に展覧会計画はすすみまして、ゾウを柱にしたいきものアート展にしようということで、イルカくんたちもあわせて、ズーラシアのゾウたち初の園外展示として、2010年の「ひとはく生物多様性大作戦!」の中で展示することと相成りました。

 「ほんまにできるんかいな。ひとはくってすごいとこやなあ。」

 と珍元斎は半信半疑・・・つづく・・・

 

ひとはく地域研究員 川東丈純

 

ロープでスルスルと・・・・!! ひとはくの建物の壁に何やら人影が・・・・・・!!

 皆さんは、ひとはくの建物を外から見られたことはありますか?上の写真のように、ひとはくは周りをガラスに包まれています。太陽の光を浴びて、キラキラとまぶしく反射しています・・・・・今日は、曇り空ですので、どよ〜ぉんとしています。

 

 建物の外側ですから、雨や風や雪やホコリなどで、ガラスも汚れます。みなさんのお家の外の壁も汚れてくると思います。

 そんな時、普通の家なら、せいぜい脚立を使ってゴシゴシすればいいのですが、ここは博物館。とても大きな背の高い建物。写真のように、屋上からロープでぶら下がりながらの、決死の作業です!!

 

高所恐怖症の人は、無理でしょう 近くで見てみると、ロープ一本でぶら下がっているだけのようです。怖そうです。高所恐怖症の人には、オススメできません。正面から見ると、どのくらい高いかが判るかな?

 

20m? 30m? とても高いです とても高いんです。危険な作業です。ちゃんとしたビル清掃の業者の方にお願いして掃除をしてもらっています。上の写真の左手の黄色の矢印のところの作業はわかりますか?

 

こんなに長いモップ?見たことある? 屋上からロープが下ろせないところは、こうやって、チョー長いモップで洗います。とても長い長いモップです。先端から水を出しながら、ガラス窓を磨きます。

 

 危険な作業をしていただいているおかげで、ひとはくがいつまでも美しくあり続けます。ありがとうございます。 みなさんも、一度ひとはくに足を運んでいただき、どのくらい高いか見てくださいね!!

 

高いところは、怖いです 

さて、9月最初の日曜日の午後のリポートです。

ひとはくでは毎年、神戸大学児童文化研究会のミュージアムシアターを開催しています。年3回。今日は2回目、タイトルは「みんなのひろば」でした。

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▲会場はホロンピアホール。舞台準備も照明もすべて学生たちのスタッフでした

次の開催は、12月19日(日)です。お忘れなく!!

午後からは沢田佳久研究員のセミナー「虫の体をしらべよう」も開催されました。こちらは顕微鏡で虫の体を詳しく調べます。

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▲このなかから将来、昆虫博士が生まれるのでしょうか?

15時からのフロアスタッフと遊ぼう!では「葉っぱ模様のランチクロスをつくろう」が開催され、昨日に続いて定員を超える超満員のお客様に楽しんでいただきました。

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▲かわいい模様のランチクロスを食事のたびに眺めるのもいいですね(^^)何より自分で作ったというのがいいです。作り方や苦労話はスタッフのブログをお楽しみに!

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▲夕方になっても厳しい日差しが照りつけています。深田公園の緑の芝生も水不足でしょうか・・・

0905b6▲屋上は厳しいでしょうね。枯れてしまったようです

ひとはくは今、生物多様性大作戦!
「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
ポイントカードのプレゼントはもう、ゲットされましたか?
 詳しくは→ http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

まだまだ暑い日が続きますが、館内はもちろん涼しいひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

毎日、暑い日が続きますね。
博物館周辺の木々も暑さと水不足でしょうか。枯れている木が目立ち始めたのが気になります。昨日の神戸新聞に「猛暑で異変 街路樹”自衛の紅葉”」という記事がありました。当館の服部保研究部長の「木が生き延びるために自己防衛機能を働かせた」というコメントがありました。木々たちも命がけですよね。

さて、9月最初の日曜日。8月までと変わらず、子ども連れのご家族や団体様で賑わっています(^^)

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▲フロアスタッフの展示室ツアー「ボルネオジャングル探検」にもたくさんの子どもたち、その保護者の方々にご参加いただきました

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▲ホロンピアホールでは神戸大学児童文化研究会の学生たちが14時開演のミュージアムシアターの準備をしていました

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▲13:30からは恐竜ラボ&展示解説。松原尚志主任研究員の説明に子どもたちも真剣に耳を傾けていました

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▲神戸の貝化石も今日が最終日とあって説明に熱が入ってましたね(^^)

特別企画「丹波と恐竜を知ろう2010 第4次発掘報告」は今日で終わりますが、ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」も開催中です。 詳しくは→ http://hitohaku.jp/exhibits/2010/umi_kikaku.html
ギャラリートークは19日、好評の「チリメンモンスターを探そう!」は23日です。
 詳しくは→ http://hitohaku.jp/education/open_seminar.html#GT
そして、ゾウが描いた絵を展示するミニ企画展「ゾウが描いたぞう・・・」は10月6日までです。
 詳しくは→ http://hitohaku.jp/exhibits/temporary_old/2010/mini10.html#zou
さらに、トピックス展「インドネシア、ジャワ島パンガンダランで採集したシルバールトンの食べる植物」も始まったところです。
 詳しくは→ http://hitohaku.jp/exhibits/topics/2010/topics10.html

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

9月に入っても、まだまだ暑い日が続いていますね。
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▲まだまだ夏の日差しが照りつけています・・・

学校が始まって、館内に子どもの姿が減って、ちょっぴり寂しいですが、
週末はたくさんのオープンセミナーがみなさまのお越しをお待ちしております。

4日(土)

11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)

11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)

13:30〜 常設展示のバードウォッチングツアー(遠藤菜緒子研究員)

14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)

15:00〜 葉っぱ模様のランチクロスをつくろう(フロントスタッフ)

5日(日)

11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)

11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)

13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(松原尚志主任研究員)

14:00〜 ミュージアムシアター「みんなのひろば」(神戸大学児童文化研究会)

14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)

15:00〜 葉っぱ模様のランチクロスをつくろう(フロントスタッフ)

ミュージアムシアターは、ホロンピアホールで行われる催しです。
神戸大学児童文化研究会のみなさんが企画・出演される演劇です。
今回は「みんなのひろば」は、どんなお話しなんでしょうか?
 詳しくは → http://hitohaku.jp/news/theater20100905.pdf 

特別企画「丹波と恐竜を知ろう2010 第4次発掘報告」は5日が最終日です。お見逃しなく!

ゾウが描いた絵を展示するミニ企画展「ゾウが描いたぞう・・・」は10月6日までです。携帯のCMで、ゾウが絵を描いているのが放映されていることもあってか、お客様も実物を見て感心されています。

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一) 

 

 さてみなさん、久々のチンゲンサイのイベントの宣伝でございます。 久々の 河南堂珍元斎 

 

        ときは、平成22年9月12日 日曜日 お昼の12時から1時まで

        ところはと申しますと、ひとはく4Fの ひとはくサロン にて

「ゾウ講談とゾウになって絵を描くぞう・・・・」と題しましてイベントを開催いたします。

 

 「ゾウさんは、なぜ絵を描くようになったのか?」 のお話(いちおう講談ですよ!)と、当日お集まりのお客さまに、ゾウさんのかぶりものをかぶっていただきまして、ゾウさんになったつもりで、ゾウになることはできませんので、なったつもりで、お鼻でお絵描きをします。

 

 さてさて、ゾウさんのように描くことができれば、めでたしめでたし!! どんどん、お越しください。

 

河南堂珍元斎

ゾウサンテレビ?!

2010年8月31日

 昨日のblog記事でも少しお知らせしましたが、本日8月31日下記の時間帯にサンテレビでミニ企画展「ゾウが描いたぞう・・・」の展示の様子等が放映されます。

 

  平成22年8月31日 午後2時55分〜午後3時

  平成22年8月31日 午後5時30分〜午後6時  いずれも番組内で1,2分の紹介になると思います。

 

 ぜひテレビで見て、そして、ひとはくへ展示をご覧にお越しください。

夏休みも終わろうとしていますね。
宿題に追われている子どもたちも多いのでは?

さて、ひとはくの夏休み企画「はってなQ便展2010〜恐竜は本当にいたの?」も、いよいよ明日が最終日です。ぜひ、ご覧いただき、夏休みの宿題の参考にしたり、新しい質問をしたり、楽しんでください。
 詳しくはこちら→ http://hitohaku.jp/exhibits/temporary_old/2010/mini10.html

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▲4階ひとはくサロンで開催しています。ご休憩の合間にでも、ぜひ、どうぞ

 

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▲3階で開催中のミニ企画展「ゾウが描いたぞう・・・」も取材を受けました。明日の夕方のサンテレビ「ニュースシグナル」のなかで紹介していただけそうです(^^)こちらは10月6日まで開催しています

明日の早朝のNHK第一放送「ラジオ朝いちばん」の中でひとはくが紹介される、5時45分頃の「兵庫県の生活リポート」もお忘れなく(^^)
  ブログ→ http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_852/
展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」が紹介されます。

ひとはくは今、生物多様性大作戦!展開中です。
タヨウ星人ポイントカードのポイントを集めて、ひとはくオリジナルグッズをゲットしてください!
 詳しくはこちら→ http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 熱帯よりも暑い?日が続いておりますが、8月ももう終わり、来週には暦は9月となります。新学期の始まりという学校が多いのではないでしょうか。
 さて9月といえば... 「ひとはくいきものかわらばん」の募集受付が、いよいよ9月1日(水)よりはじまります。


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 7月の中〜下旬に各学校にご案内しましたこの「ひとはくいきものかわらばん」とは、自分で観察した生き物や自然の不思議なできごとを、1枚の画用紙に表現して紹介するものです。いつ、どこで観察したかを書いていただく以外には、特に決まりはありませんので自由にご応募いただけます。夏休みの宿題で自由研究に挑戦した皆さんも、研究内容をもとにかわらばんを作って応募してみませんか?
 応募された方には、もれなく博物館招待券2枚、「タヨウ星人ポイントカード」2ポイントを進呈。さらに、優秀作品は博物館ホームページで紹介するとともに、なんと、愛知県で開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の関連イベント、「生物多様性交流フェア」に出展するひとはくブースで展示されます。
 ひと足早く、今年のボルネオジャングル体験スクールの参加者から寄せられた「いきものかわらばん」を紹介しますので、応募用紙とともに参考にしてください。

「ひとはくいきものかわらばん」
 募集対象 小学生、中学校、高校生
 募集期間 平成22年9月1日(水)〜9月30日(木)

 様  式 ※重要 八つ切り画用紙(の大きさ)用紙は縦置きで使ってください。
 表  彰 館長賞、研究員賞などの賞、優秀作品は「生物多様性交流フェア」(COP10関連イベント)ひとはくブースに展示

 詳細は ↓
  http://hitohaku.jp/biodiv/school_visit.html

(生涯学習課 西岡敬三)

doragon.jpg futabagaki.jpg tobitokage.jpg sukuru.jpg bankon.jpg myura.jpg

 

あっ〜夏休みも終わっちゃう・・・。

そして明日は夏休み最後の日曜日。

宿題も残ってるけど、楽しみたい。

そんな人こそ、ひとはくへ。

☆君も発掘体験!恐竜化石発掘体験会(観覧料のほかに受講料500円が必要です。10時から整理券を配布します)

 ・11:00〜12:00

 ・13:00〜14:00

 ・15:00〜16:00

 

 担当の池田研究員のブログはこちら→

 http://hitohaku.jp/blog/2010/07/post_794/

 

☆恐竜ラボ&展示解説

 ・13:30〜13:50

  カエル化石を見に来てね。研究員にいろいろ質問しちゃお。

   

 

☆昆虫標本づくり実演コーナー2010

 ・13:00〜15:00  

  今日の様子。「ちっちゃい虫〜。先生、なんて虫ですか?」 

  明日・明後日とやってま〜す。 

 

          20100828konnchu2.JPG   20100828konchu.JPG 

 

☆フロアスタッフによるイベント

 ○展示室ツアー11:30〜

 ○デジタル紙芝居 11:00〜・14:30〜

 ○FSとあそうぼう 海のいきものうちわ15:00〜

    こんなん作ります〜

  暑い夏をいきものうちわで乗り切ろう〜♪

 

          P1030721.JPG        20100828utiwa2.JPG 

明日のイベントはこちらから→

http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

 

 

 

ひとはくへ来たら、

テトラポッドも見れちゃう。「うぁ、大きぃっっ。」

 

20100829tetora.JPG 

 

キノコも匂えちゃう。

 

20100828kinoko.JPG 

 

これ以上は見せられませんんが、あんなことも、こんなことも・・・出来ちゃいます。

夏休みの最後の日曜はひとはくで過ごしませんか?

なに?明日は予定がある?

おまかせください!30日(月)&31日(火)も開館してますよ。

 

                小林美樹(生涯学習課)

 

 

 

第12回目となった今年は、7月23日から7月30日の日程で、遠くは東京都や滋賀県からの参加者を含む小学校6年生から高校3年生までの男女28名のスクール生と、高橋校長先生、安間先生ほか、太田先生、北村先生と熱帯での研究経験も豊富なスタッフで臨みました。

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記念撮影

 

 

四季の変化のない熱帯の森で、数年に一度ほとんどの木が花を咲かせる「一斉開花」が起こっているという情報もあり、事前学習の時からジャングルへの期待が膨らみました。

ダナンバレーの森を訪れてみると、手の届くような近くの草花から、見上げるような大木まで、色とりどりの花が咲き誇っていました。

 

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  色鮮やかな熱帯の花(撮影:高橋校長先生)

 

 

特にこの森を特徴付ける高さ50mを超えるフタバガキ科の木々には、羽根のついた独特の形の種子が鈴なりで、落下した種子が地面を覆っていました。

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地面を覆うフタバガキの種子(落葉のように見えるもの)

 

 

 

野生のドリアンも見つけました。

 

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赤い実の野生のドリアン

 

 

 

このように食べ物が豊富だったのでしょうか?昆虫や動物たちに出会う機会はやや少なかったように思いました。

また、昨年度新型インフルエンザ流行のため取りやめとなったラハダトゥ・サイエンススクールの訪問も魅力あるプログラムとなりました。民族舞踊や音楽など熱烈な歓迎を受け、皆で時間を忘れて日本とマレーシアの遊びに興じました。 

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     バンブーダンスに挑戦   マレーシアの友達もけん玉に挑戦

 

 

 

スクールにも8名の生徒が同行し、共にジャングル体験で多くの事を学びました。国と言葉の壁を超え、深くお互いの心に残る交流となりました。

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マレーシアの生徒と涙の別れ

 

 

数年に一度の熱帯の自然に深く触れ、そこに住む人たちと大いに交流が深まったスクールであったと思います。みなさんも機会がありました、このジャングルスクールにご参加ください。

 

                 西岡敬三(生涯学習課)

 

みなさんこんにちは!
夏休みも終わってしまいますね。
宿題はぶじ終わりましたか?
私が小学生の時は夏休みの最終日になっても宿題が終わらず、怒られ泣きながらしていました(´Д`。)
みなさんはもうバッチリですよね(^0^)ノ

さて、暑くて今年の夏休みはどこにも出かけてなーい!!という方に朗報です★
ひとはくでは9月も様々なイベントを予定しています。まだまだ夏休みの挽回はできますよ!

☆★イベントを一部ご紹介★☆


18日(土)19日(日)15:00〜
フロアスタッフとあそぼう 生物多様性モビール

mobi-ru.JPGタヨウ星人や『ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海』に登場する生き物でモビールをつくってみましょう!


他にもイベントはたくさんあります!詳しくはこちら↓
http://hitohaku.jp/top/10ukiukicalen/ukiuki1009.pdf


また、新展示室ツアーもはじまります^-^)ノ☆.。・:*:・゚`☆、。
その名も『ひょうごの生物多様性おたのしみツアー』です!

クイズを交えながら、展示特別企画『ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海』をご案内いたします。
もっとひょうごの生物多様性について詳しくなれちゃいます<(  ̄ ≧ ̄)> エッヘン!!
たくさんのご参加お待ちしております<(_ _)>

 

*フロアスタッフ おおもと さおり・(エ)・*

今回、人と自然の会として初めての試み、“環境体験学習”ということで、西宮市上ヶ原育成センターの小学1年〜3年生の子供たち約80名が来館し「葉っぱでアート」と「昆虫採集」を行いました。

 

hitotosizenn201008-1.jpgのサムネール画像

 

 「葉っぱでアート」は、予め採集した様々な葉っぱや花などを台紙に貼りつけて、作品を作りました。

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                       作品づくりに夢中!!

 

 

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子どもの発想の豊かさにいつも感動します。

 

 

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「昆虫採集」は、博物館周辺を網を持って走り回り、バッタ、トンボ、セミなどを採集しました。子供たちの網さばきは、とても軽やかです。

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1時間半程の短い間でしたが、子供たちは楽しんでくれたでしょうか。普段、街の生活では体験できない、自然の中での遊びや学習を提案していければと思います。

 

 早くもツクツクホウシが鳴きはじめていましたが、暑い夏はまだまだ続きそうです。

 

                                    人と自然の会  藤原玉規

 

 

8月"ひとはく"がテレビで紹介されていることは下記のブログでも書きましたが、
 → http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_851/

ラジオでもひとはくが紹介されることになりました。

8月31日(火)全国放送「ラジオ朝いちばん」の中で、
5時45分頃に「兵庫県の生活リポート」で紹介される予定です。

先日、リポーターの方が来られて、一緒に展示室をご案内しました。
どんなリポートになるのか?私も早起きして聞くことにします(^^)


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▲ナガスクジラの全身骨格や国内最大級のオサガメの標本は見ものです!

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▲3D立体画像を楽しめるコーナーもいくつかあります

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▲チリメンモンスターを探そうは毎月開催されています
前回の様子はこちら → http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_846/

この展示特別企画、12月26日(日)まで開催します。
10月には名古屋で生物多様性COP10が開催されますが、その前に、ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

8月、ひとはくがテレビ番組で登場していることは下記のブログで紹介しましたが、
 → http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_851/

今日の午後、JST(科学技術振興機構)のScienceNewsの取材がありました。
 → http://sc-smn.jst.go.jp/sciencenews/
 
今回の取材は、カエルの全身骨格化石を子ども向けニュースで紹介するものです。池田忠広研究員がわかりやすく解説します。お楽しみに(^^)

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▲顕微鏡をのぞく池田研究員の横からカメラが・・・

0826b2▲こんな感じです。密集してますね

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▲パソコンに向かって仕事をしてる様子まで撮影しました

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▲いつになく真剣?な表情の池田研究員でした(^^)

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▲もちろんカエルの化石の展示の前で、詳しく説明をしている姿も・・・

放映(公開)は9月14日(火)です。インターネット上のニュースですから全世界に発信されるんですよね。池田研究員!お疲れ様でした。

さて、今日も子ども会を中心に団体での来館、またご家族での来館等、多数御来館いただきました。誠にありがとうございます。

この週末も、研究員のオープンセミナーとして、
28日(土)
 11:30〜熱帯の森の音を楽しむ(北村研究員)
 13:00〜昆虫標本づくり実演コーナー2010(沢田研究員)
29日(日)
 11:00〜、13:00〜、15:00〜君も発掘隊員!丹波の恐竜化石発掘体験会(池田研究員)
 13:00〜昆虫標本づくり実演コーナー2010(沢田研究員)
 13:30〜恐竜ラボ&展示解説(古谷主任研究員)    
さらに、両日ともにフロアスタッフのオープンセミナー
 11:00〜、14:30〜デジタル紙芝居
 11:30〜展示室ツアー
 15:00〜フロアスタッフと遊ぼう「海のいきものうちわ」
など、楽しめるイベントがいっぱいあります。

夏休みが終わる前に、ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

この8月、あちこちの番組の中で”ひとはく”が登場しています。

8月7日(土)から展示している「丹波の恐竜化石発掘調査における無尾類(カエル)の全身骨格化石」については、記者発表から展示の様子、池田忠広研究員へのインタビューなど数社に報道していただきました。

8月18日(水)にはNHK総合「ちょっと変だぞ日本の自然「大ピンチ!ふるさと激変スペシャル」」の中で、岩槻邦男館長がゲストとして出演されました。

<番組コメント>
身近な自然で起こる変化から「環境問題」を考える番組。2010年は、ふるさとの自然“里地里山”で起きている異変に注目する。各地の雑木林では謎の立ち枯れが起き、集落の竹林では、なぜかイノシシがすみつき始めている。新潟県・佐渡では、トキの未来を左右する“ある異変”が進行。東北地方の砂浜では、アサリが謎の生物に襲われ激減する事態が発生している。日本の生物多様性を支えてきた「ふるさとの自然」の異変に迫る。

放映中、館長がコメントをされる際に「兵庫県立人と自然の博物館 館長 岩槻邦男」と何度も紹介されていました。
私も見ていて、「生物多様性」についてわかりやすく教えていただくことができました(^^)
この番組は、視聴率も高く、8月22日に再放送され、さらに何と2度目の再放送が8月29日(日)午前2:30からNHK総合であります。
見逃された方、深夜なので録画してぜひ、どうぞ!!

このほか岩槻館長は、8月22日(日)NHK教育「TVシンポジウム 地球の未来を探る〜共生思想をどう生かすか」にも出演されパネリストとして多数の発言をされました。ほかのパネリストは東京大学大学院教授 鬼頭秀一氏、名古屋大学エコトピア科学研究所教授 林希一郎氏、タレント 高木美保さんでした。ホントにすごいですね(^^) 

また、8月24日(火)NHK総合で、にっぽん紀行「ファーブルたちの夏〜兵庫・水害で傷ついた町で〜」という番組の中で、当館の八木剛主任研究員が少年とホタルを観察するシーンで出演していました。
佐用町昆虫館は、ひとはくと連携協定を締結した2009年8月9日の夜、集中豪雨に見舞われたのでした。佐用町昆虫館との連携協定に尽力してきた八木主任研究員は、その後の復興支援ネットワークづくりでも中心的存在として大きく関わってきました。

 

そして今晩、8月26日(木)NHK総合「ニュースKOBE発」(18:10〜)の中で、開催中のミニ企画展「ゾウが描いたぞう・・・」が紹介されます。

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▲最近、ゾウが絵を描くCMがちょうど放映されていて、話題ですよね。ここにもすばらしい作品が並んでいます

さらに明日、8月27日(金)サンテレビ「ニュースシグナル」(17:30〜)の中で、8月29日(日)に開催されるオープンセミナー「君も発掘隊員!丹波の恐竜化石をさがしだそう」を紹介していただきます。

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▲私もカエルの化石を見つけました(^^)

 詳しくは → http://hitohaku.jp/education/open_seminar.html#A8

このようにテレビで”ひとはく”が紹介されることは、広報担当課長としては、とっても嬉しいことです(^^)みなさん、ありがとうございます。

実は私も、ケーブルテレビJ:COMの「まいどわいど!わが街ネットワーク」の取材を受け、北摂西エリア担当:山本量子さんと二人で「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」を紹介しました。
”タヨウ星人”を探しに来たという設定で、彼女と、ほとんど打合せなしの番組取りでした(^^;
すでに放送期間は終わりましたが、1週間ほど毎日のように流れていたとか・・・。番組を見て、ひとはくに来ていただけるお客様がおられたら嬉しいですね。

8月もいよいよ残りわずかとなりました。
夏休みが終わる前に、ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

さて、謎の講談師河南堂珍元斎でございます。
ミニ企画展「ゾウが描いたぞう・・・・」のお話の続きでございます。


 この展示は、前のブログ http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_818/ にも書きましたが、7月13日に残念ながら帰らぬ人となられた増井光子さん(当時:コウノトリの郷公園長、よこはま動物園ズーラシア園長)との世間話がきっかけでした。
 そのエピソードを語る前に、まずは、展示入口にある増井光子さんのメッセージのご紹介から。
 そのメッセージは2010年7月7日(水)15:59にメールで珍元斎のもとに届きました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「お世話になります。ゾウの絵画展のメッセージお送りいたします。8日から13日まで海外に出かけています14日はズーラシアにいます。新しいメールがありましたらお知らせ下さい。」

ゾウの絵画展について
              ズーラシア 増井 光子
 このたび兵庫県立人と自然の博物館のご協力を得て、ゾウの絵画展が開催される運びとなり、誠に喜ばしく存じます。音楽、絵画といった芸術活動は人固有のものと思われがちですが、最近の研究では動物も絵画や音楽を楽しむことが判ってきました。大型類人猿に絵画能力があることは以前から証明されてきましたが、ゾウにも同じ能力が備わっていることが判明しました。現在のところ、絵を描くことができる動物は、自己認識能力がある動物、即ち大型類人猿やゾウに限定されているようですが、最近の研究ではマカク属のサルもテレビを鑑賞して人の乳児が喜びを感ずるのと同じ脳の部分が活性化されることが判明いたしました。
ゾウの絵画能力開発に貢献したのは、ニューヨークを拠点に活躍するロシア出身の画家、ヴィタリー・コマール氏とアレックス・メラミッド氏の二人    です。二人はタイの森林伐採作業が中止となり、失業したゾウ使いと作業ゾウの窮状を救うために、ゾウの潜在能力の開発に尽力し、その絵画能力を開花させました。今では多くのゾウが絵を描き、その優れた作品はニューヨークの有名なオークションで高額で買い上げられるまでになりました。
 ズーラシアでは、1999年4月に開園以来、オス1,メス2の3頭のアジアゾウを飼育しています。そのうちの2頭のメス象1991年生まれのチャメリーと、1994年生まれのシュリーが絵を描き始めたのは2006年からです。はじめに年長のチャメリーが、2008年からはシュリーも始めました。2頭の絵はそれぞれ個性的で、その日の気分によっても色使いや描き方に違いが見られます。また、シュリーは指導員の指示に従って筆を運び、様々な図形を描くことにも挑戦しています。
 動物たちが彼らを取り巻く環境をどのように捉え、何を考え、どう振る舞おうとしているのか、私たちにはほんの僅かなことしか分かっていません。しかし、多方面にわたる研究の結果が、次第に動物とヒトとの垣根を低くし、あるいは取り払ってきました。ゾウたちが示す優れた美的感覚についても然りです。地球で我々と共に暮らす多くの生き物たちの潜在能力は、これからも次々と解明されてくることでしょう。 

増井光子さん増井さん似顔絵(画:珍元斎)

 

 

つづく・・・

4階ひとはくサロンから見下ろす深田公園の景色は毎日、心を和ませてくれます。
ところが、

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▲中央の木が赤く紅葉しているように見えます

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▲近づいてみるとトウカエデの木の葉が赤くなっていました

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▲夏の猛暑の影響でしょうか?同じ公園内には元気よく実をつけている木もありました

深田公園では、ツクツクボウシも鳴き始めています。しかし、ミンミンゼミもアブラゼミも元気です(^^)
まだまだ暑い夏休み、今日も博物館内は元気な子どもたちであふれかえっていました。

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▲「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」も展示物が多く、夏休みの課題研究にもいいかもしれませんね。今日も館内は子どもたちで賑わいました(^^)

夏休みもあとわずかです。
最後の日曜日、8月29日は「君も発掘隊員!丹波の恐竜化石をさがしだそう」があります。夏休みの思い出に、すばらしい化石を発見してください。あなたの名前が博物館の資料に残りますよ。

 詳しくは → http://hitohaku.jp/education/open_seminar.html#A8

夏休みが終わる前にひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 昨年の8月25日にも書いたハイイロチョキリが,今年もドングリの枝切りを始めています.

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 落ちている枝じたいはクヌギのものが目立ちますが,虫をさがすとコナラでよく見かけます.ハラビロカマキリも成虫になってました.

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昆虫共生 沢田佳久

今日のひとはくは、いろいろな催しで賑やかな一日でした。

ホロンピアホールでは今年のボルネオジャングル体験スクールの解団式がありました。
河合雅雄名誉館長や安間繁樹博士も出席され、今年のジャングルスクールの記録をみんなで鑑賞しました。

 もっと見る → http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_845/

「チリメンモンスターをさがそう」は大盛況!!2回とも定員25名をはるかに超える人数で開催しました。

 もっと見る → http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_846/

4階のセミナー室では「カメラをつくって撮影・現像まで」、「土の中のむし」などの一般セミナーが開催されました。

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▲赤澤宏樹研究院のものづくりセミナーは人気です。何を写すのかな?

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▲学校では使えない双眼顕微鏡をのぞく子どもたち。見つけた虫をモニターに映して説明する沢田佳久研究員

 4階ひとはくサロンの「昆虫標本づくり実演コーナー」には子どもたちが熱心に見入っていました。
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▲プロの昆虫標本づくり。質問に答える大谷剛主任研究員

ひとはく恐竜ラボでは毎週日曜13:30のオープンセミナー「恐竜ラボ&展示解説」が開催されました。

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▲今日は池田忠広研究員。展示解説では、丹波の恐竜化石と一緒に見つかったカエルの全身骨格標本について詳しく解説がありました

そして、フロアスタッフの「デジタル紙芝居」「展示室ツアー」「フロアスタッフと遊ぼう 恐竜万華鏡」にも大勢のお客様にご参加いただきました。

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▲とくに「恐竜万華鏡」には定員をはるか超えるお客様が来られたので、2回連続して行いました


今ひとはくでは「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。

 詳しくは → http://hitohaku.jp/exhibits/2010/umi_kikaku.html

いよいよ来週の週末は夏休み最終ですね。
8月28日(土)は今年初登場「熱帯の森の音を楽しむ」があります。

 詳しくは → http://hitohaku.jp/education/open_seminar.html#D8

8月29日(日)は「君も発掘隊員!丹波の恐竜化石をさがしだそう」があります。

 詳しくは → http://hitohaku.jp/education/open_seminar.html#A8

このほかのオープンセミナーについては、こちらをご覧ください。

 今週のひとはく → http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

夏休みが終わる前にひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

みなさん、夏休みいかがお過ごしですか?
今日のひとはくはお子様を連れた家族連れで大賑わいです。

7月17日から始まっている展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」にあわせて実施している「チリメンモンスターをさがそう」に、今日は定員25名をはるかに超えるお客様が来られて、急遽3倍以上の人数で開催しました。

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▲開始前にセミナー室前に長蛇の列が・・・

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▲みなさんのお目当ては「チリメン」? いやいや、その中にいる「チリメンモンスター」です

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▲始める前に遠藤菜穂子研究員からの説明です

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▲みんな真剣!さて、何が見つかるかな?

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▲見つかった「モンスター」を顕微鏡で拡大してモニターに映し出します

 

今日は珍しいトラギスが見つかったとか・・・「このチリメンモンスターをさがそう」次は9月23日(木・祝)に開催します。

 詳しくは → http://hitohaku.jp/education/open_seminar.html#GT

夏休み最後の日曜日、8月29日は「君も発掘隊員!丹波の恐竜化石をさがしだそう」があります。こちらも夏休みの思い出に、すばらしい化石が見つかるかもしれませんね。

 詳しくは → http://hitohaku.jp/education/open_seminar.html#A8

夏休みが終わる前にひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 2010年第12回ボルネオジャングル体験スクール(2010/7/23〜7/30)の事後学習会として、スクールの【解団式】をホロンピアホールで行いました。

高橋校長のあいさつ  スクール生代表高見さん

 高橋校長につづいて、スクール生を代表して4班班長の高見依利さんが、ジャングル体験スクールをふり返って感想などを発表しました。その後、今日出席したスクール生全員も、一言ずつ感想を発表しました。今日クラブ活動の大会や家庭の都合で参加できなかった皆さんには、今度また別の場で発表してもらいたいと思います。

自分たちで整列しました!!

 さすがだと思ったのは、「全員前に出て順番に発表!」と声をかけただけで、ささっと整列ができ、しかも急なリクエストに応えて、一人一人、全員はっきりと自分の感想やこれからの夢などを語れたことでした。これには、正直感激しました。こんなに立派になって・・・・ジャングル体験はすごい!!

 「最初は行きたくなかったけど、行ってみたら、また行きたい」「今回は親にお金を出してもらって行ったけど、今度は自分のお金でぜひ行きたい」「ボルネオだけでなく、世界のあちこちの様子を知りたくなった」「やっぱり英語が話せないといけないので、これからは英語の勉強をがんばります」・・・・・などなど、大きな成長のあとをうかがうことができました。

北村研究員  ジスコボルネオ社 安江さん

生涯学習課 西岡主任指導主事 今日は、太田研究員、OBの石田さん、看護師の池田さんは参加できませんでしたが、引率したスタッフも一言ずつ感想を発表しました。

 そして、30分程度にまとめたジャングル体験スクールのスライドショーを全員で鑑賞した後、このスクールの創始者でもある、河合雅雄人と自然の博物館名誉館長から、みんなへの励ましのメッセージをいただきました。

河合名誉館長

 あれからおおよそ一ヶ月。久しぶりに集まった仲間たちと、あちこちで賑やかな声が飛び交っていました。あのジャングルでみていた子どもたちが、本当に大きく成長したなと感じました。おそらく家庭でも、変化が出ていることと思います。そして、将来に向けて、今思っていること、今やろうと思っていることを、貫いて、夢を叶えてください。

舞台の上で記念撮影

 本日、8月22日(日)、午後6時〜7時、NHK教育/デジタル教育1チャンネルにおいて、TVシンポジウム「地球の未来を探る〜共生思想をどう生かすか〜」にパネリストとして、ひとはくの岩槻邦男館長が出演します。

 

 人類文明の進歩と急激な人口増大。そのことに起因する地球規模での環境問題の深刻化。その解決をはかるため「自然と人間の共生」についての議論が活発化しており、「共生」の場として日本独特の「里山」が注目されています。

 今年の7月18日に東京で開かれたフォーラム「地球生命の未来を探る〜共生思想をどう生かすか〜」での議論の様子が放映されます。

 

 ぜひ皆さんも番組を視聴していただき、持続可能な社会を構築していくにはどうしたらよいのか、一緒に考えましょう。

 

博物館実習のみなさん。御苦労様でした。
昨日まで開催していた「とっても簡単!おゆまるでつくる化石のレプリカづくり」には、8日間で1000人を超えるお客様が来場され、レプリカづくりを楽しんでいただきました。

運営にあたった博物館実習の学生のみなさま、初任者研修で博物館で研修をしていただいた先生方、お疲れ様でした。そして、本当にありがとうございました。

運営中は、とにかくお客様へのお声かけを重視して、積極的にお客様に話しかけていただきました。
ひとはくは展示だけじゃない!さまざまなセミナーで、お客様満足度を上げている博物館です。
そんなひとはくでの実習・研修、きっと何かをつかんでいただけたと思います。

今日は、8日間に酷使されて壊れた「レプリカの型」の補修を行いました。

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▲何回も使っているとこんな姿に・・・

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▲捨てるのはもったいないので、補修することに・・・

 

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▲さらに周りが分厚くなるのですが、型はそのまま使えます(^^)

また次の機会に、みなさまも「おゆまる」でつくる「とっても簡単!化石のレプリカづくり」を楽しんでください。

ひとはくは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です!

 詳しくは → http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_index.html
 ポイントカードのことは → http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

ぜひ、ひとはくに何度もお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

ひとはくの近くにある深田公園に、水辺の生き物を探しに行きました!
講師は田中主任研究員です♪
暑い中、皆大きな網を使って、夢中になって生き物を探しました!!


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メダカとフナ、スジエビ、外来種のウシガエルやアメリカザリガニもいました。
身近な水辺にもたくさんの生き物がいると言うことが分かりました。

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最後は生き物たちを元いた場所に戻してあげました。

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生きもの調査の結果や様子を、模造紙にまとめました。

 

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ひとはくサロンに展示しているので、ぜひ見に来てください☆

         実習生 水川 真希
             井上 由佳理
             篠原 忠

博物館実習最後の1日は長い1日です。

午後は「ふかたん」に出かけました。

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▲田中哲夫主任研究員を隊長に、暑い中、深田公園に降りていきました。暑かったので4階ひとはくサロンから様子を・・・(^^;

そして15時からは「恐竜万華鏡づくり」フロアスタッフの西口さん、美濃さんと一緒に運営しました。

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▲博物館実習も最終日ともなれば、だいぶなれてきた様子です

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▲子どもたちに丁寧に指導をしていましたね(^^)

博物館実習のみなさん。本当にお疲れ様でした。

 

ひとはくは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です!

 詳しくは → http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_index.html
 ポイントカードのことは → http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

ぜひ、ひとはくに何度もお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

8月6日から始まった博物館実習も全員がそれぞれ10日間の実習を行い、今日が最後の6人の最終日となりました。
今日は来館者対応業務として、団体受付、誘導、そしてデジタル紙芝居などのフロアスタッフのオープンセミナーを実習していただきました。

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▲開館と同時に団体のバスが駐車場に入ってきました。博物館の1日の始まりです

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▲実はその前にスタッフミーティング、そして館内展示ケースの移動など一仕事してもらっていました。お疲れ様です(^^)

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▲3階入口で団体様やお客様のお出迎えです。気持ちよく「いらっしゃいませ」と声かけしていただきました

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▲そして博物館実習生によるデジタル紙芝居。お客様で満員です(^^)

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▲「グァオー!!」前列の子どもたちも声を合わせて「グァオー!!」何ともほほえましい感じでした。そして紙芝居の後は丹波の恐竜についての解説です

博物館実習生の今日の実習はまだまだ続きます・・・

ひとはくは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です!

 詳しくは → http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_index.html
 ポイントカードのことは → http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

ぜひ、博物館にお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 先日のblog記事でも少し紹介しましたが、2010年度夏季教職員セミナーで「博物館のリソースを活かすICT講座」というテーマで、教育の情報化を考える研修会を実施しました。

 

緊張のうちに始まる ひとはくは、パソコンを使った研修会の実施を想定して建てられたわけではありませんので、専用の会場ではなく、日頃はフロアスタッフによるデジタル紙芝居を行っているアースシアターと呼ばれている部屋を使用しました。ダウンライトの薄暗い階段状の部屋で、スクリーンとプロジェクターが備え付けられた場所です。普段はイスだけの場所に、セミナー用に折りたたみ式のテーブルを運び込んで臨時的に設営しましたたので、受講生の方には窮屈な思いをさせたかも知れません。ごめんなさい。

 

前半は講義中心 前半は、講義中心にセミナーをすすめます。みなさん大変熱心に聞いてくださいました。受講されたのは、小学校・中学校・高等学校の先生方で、教科もさまざまですから、最大公約数的な内容になったかも知れません。でも、教育の情報化の基礎的なことは要点としておさえました。

 

クリーニング作業の見学

全問正解めざして クイズに挑戦!? 後半のパート1では、恐竜ラボの見学や4Fひとはくサロンの情報コーナーに設置してある情報端末を実際に操作しながら体験もしていただきました。パート2ではアースシアターに戻り、今度は一人ずつ実際にパソコンを操作しながらすすめました。

 学校の授業で使えそうなものや、資料づくり・教材づくりに役立ちそうなアプリケーションの紹介やインターネット上の情報の利用方法・リンクの紹介など、3時間の内容でした。本当は、もっとパソコンを操作する時間を長くとれるセミナーができればよかったのですが、講師の力量不足でそこまでたどり着けませんでした。次回までには研究を深めスキルアップをめざします。

 

 受講いただいた先生方、ありがとうございました。

 

情報管理課:八尾

この夏休み、博物館実習も残りわずかとなってきました。
実習中の学生と初任者研修で博物館での研修をしている教員の来館者向け研修として実施している「とっても簡単!化石のレプリカづくり」は、いよいよ明日が最終日!!

今日も大勢のお客様で賑わいました。
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▲このレプリカ、1個つくるともう1個つくりたくなるようですね(^^)

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▲今日の担当は博物館実習の西川さん、葉狩くん、山内さん、森本さん、そして初任者研修の矢藤先生でした。みなさんお疲れ様でした

今日は、博物館実習生の来館者向け実習で、「蚊帳」の中にも入っていただきました(^^)

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▲昨日、今日だけのオープンセミナー「楽しい蚊帳遊び」担当の八木剛主任研究員によると、次は来年の夏だそうですm(>o<)m

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▲セミだらけ!?ここで鳴いたらうるさいでしょうね

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▲実習生のみなさんも一緒に。お客様とふれ合いながらの実習ですね

さあ、ひとはくは今、生物多様性大作戦!!
「タヨウ星人ポイントカード」もポイントを集めてくださいね。

 詳しくは→ http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

丹波の恐竜化石と一緒に出てきた「カエルの全身骨格化石」やゾウが描いた絵画展「ゾウが描いたぞう」も好評開催中です。お見逃しなく!!
ぜひ、夏休み中にひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

夏季教職員セミナー最終日。6日間受講していただいた先生方、暑い中を本当にありがとうございました。
今日は館内で3つ、館外で1つのセミナーがありました。
G19「地層の見方・調べ方in丹波」古谷裕主任研究員
G20「変動する大地−指導案作成を意識して」小林文夫主任研究員
G21「教室にハチが入ってきた時どうするか」大谷剛主任研究員
G25「授業で使える化石のレプリカづくり」

G25のセミナーは私が担当しました。
というわけでほかのセミナーの写真を撮る暇がなく・・・今日は自分のセミナーを紹介します。

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▲まずはおなじみの「おゆまる」を使って型どりの練習です

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▲三葉虫、アンモナイト、次々と型作りが進みます。といっても、まだまだ本題に入る前のSTEPです

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▲型どりになれたところで、次に「エグザファイン」を使って型を取りました。「商品名出し過ぎ」ですね(^^;

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▲机の上は化石と型でいっぱいです

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▲思った通りのレプリカができたでしょうか?

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▲まだまだ続きます。次はシリコンゴムを使って雌型をつくりました

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▲そして次のSTEPは色つけ。本物の化石を見ながらじっくりと・・・

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▲かなりやりますねえ。さすがは先生!!

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▲これで一人分。1日の講習だったので、たっぷりと楽しめました。2日あれば両面の型どりもできたのですが(^^)

夏季教職員セミナーが終わると夏休みも残りわずかです。
とはいえ暑いですよね。今も30度を軽く超える課室で仕事してます。
お客様が帰られた後の博物館は空調も切れて・・・

さあ、明日は8月20日(金)甲子園で地元報徳学園の準決勝も気になりますが、ぜひ、涼しい博物館でお過ごしください。楽しいオープンセミナーがいっぱいあります。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

年配の方から、「昔は、蚊帳(かや)の中に虫(ホタルなど)を放して遊んだものだ」と聞くことがあります。

そこで、体験型展示として、「蚊帳遊び」を取り入れてみました。
即席の生体展示です。

「ひとはくサロン」で、六畳用の蚊帳をキャンプ用のタープにセットし、炎天下、お昼休みに深田公園でつかまえてきた虫たちを放しました。
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もちろん、メインは、観察ではなく、蚊帳の中に入って昆虫たちを手に取ることです。
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「初めて昆虫をさわった」という小さなお友だちもいました。セミをじっくり観察している子もいました。トンボに噛まれて、トンボが肉食であることを知った子もいました。
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ひょっとしたら、蚊帳の中で遊ぶこどもたちの表情こそが、いちばんの「展示」かもしれません。

生きものの「感触」は、図鑑やインターネットではわかりません。
しかし、虫をさわっていいのか、どうやってさわるのか、こどもたちも親御さんもご存じないことが多いです。この夏はぜひ、昆虫にふれて、生きものを感じてほしいと思います。

「楽しい蚊帳遊び」は、明日19日(木)も開催します。13時から15時です。
今日活躍した虫たちは、公園に放しました。おつかれさま。明日は、また、私がつかまえます。

この機会を逃した方は、23日(月)までの「神戸元町・夏の昆虫館」にぜひお越しください。
佐用町昆虫館では、いつでも、生きた昆虫に触れることができ、周囲で虫とりができます。ただし、4月から10月の土日祝日のみの開館です。


* * * * * * * * * * * 蚊帳遊びのポイント * * * * * * * * * * * * * * 

この蚊帳は六畳用の市販品です。ネットで購入できます。
ワクはキャンプ用の折りたたみ式タープです。これもネットでもホームセンターでも購入できます。
蚊帳は通常四隅を吊り下げますが、タープにすっぽりかぶせることで天井が高くなり、昆虫は、こどもたちの容赦ない攻撃から避難することができます。

蚊帳に入れる昆虫は、セミ、トンボ、チョウ、バッタなどです。
なるべく飛翔力のある種、樹上や草上で生活する種、こどもたちがさわっても安全な種、体が頑丈な種を選定しています。地表で活動する昆虫やすぐに落下する昆虫は、こどもたちに踏みつぶされやすいです。
これらを判断できる指導者が昆虫を選定する必要があります。

遊びのときは、必ず大人のスタッフによる指導助言が必要です。こどもたちだけだと、蚊帳の中でアミを振り回したり、時に残酷な行為をしてしまうことも・・・でも、彼らは悪くありません。こどもはそういうものです。
一度に蚊帳に入れる人数を制限することも重要です。

昆虫は、蚊帳から逃げます。逃げても困らない場所で実施することです。
屋外でも可能ですが、直射日光の当たる場所は、昆虫がすぐに弱るため、不向きです。


廃れてしまった蚊帳ですが、蚊帳があれば、殺虫剤を使う必要がなく、各部屋の窓を開けて風を通せるので閉め切った部屋でエアコンを使う必要もありません。保育園のお昼寝の時間に活用されるなど、その機能は、最近、見直されつつあるようです。

みなさんも、試してみられては?


八木 剛(自然・環境評価研究部)

 8月18日(水)夏季教職員セミナー「博物館のリソースを活かすICT講座」を開講しました。受講生は12名。詳しい報告は後日になりますが、その開講の裏話を・・・・・

 

 博物館には研修用のノートパソコンが何台か備えてあります。普段は情報管理課で管理していますが、今回のような講座・セミナー、あるいは研究員によるセミナーなどで利用する機会があります。その時になって「パソコンが6台使いたいんだけど、ある?」「1台だけプレゼンテーションに使いたいんだけど、お願いできますか?」というご要望に応えるため、常日頃から手入れをしているつもりなのですが・・・・

 

 セミナーの途中で「アップデートの準備が整いました」とか「新しいプログラムのインストールを開始します」なんていうメッセージが、突然表示されたりします。

 そんなことになると、作業を一時中断してアップデートを待つことになりますが、数秒から数十秒ならガマンできるんですが、手入れをサボっていると何時間もアップデートにかかることになります。

 

 そこで、セミナーなどの前には全部のパソコンを事前にアップデートします。

 

仕込みの様子 その様子がこれです↑ 今回の教職員セミナー実施前に18台のパソコンをアップデートし、セキュリティソフトも最新のパターンに更新しました。

 今回は、長らく使用していなかったこともあり、さまざまなアップデートをするのに、丸々3日間ほどかかりました。日常のお手入れは大事だなということを痛感した次第です。

 

 情報管理課では、こうした具体的なパソコンの管理も業務のうちの一つです。

 

夏季教職員セミナー第5日。
今日は館内で4つのセミナーです。
今日は、
G16「植物化石のクリーニング体験」半田久美子主任研究員
G17「植物の形態・内部構造を学ぶ」高橋晃研究部長ほか
G18「地層から探る兵庫の自然史」加藤茂弘研究員
G24「博物館のリソースを活かすICT講座」八尾滋樹主任指導主事

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▲真剣に化石を探す?植物化石のクリーニング体験。G17は一人1台ずつ双眼顕微鏡を使って・・・

そして、ひとはくサロンに「かや」が出現しています。

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実はこれ、今日の13時〜15時と明日19日(木)の13時〜15時
八木剛主任研究員が担当する「楽しい蚊帳(かや)遊び」の準備です。

深田公園で虫を捕まえて、かやのなかに放つというものです。
オープンセミナーなので来館者なら申込不要で参加できます。
ぜひ、お越しください。

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▲「とっても簡単!おゆまるでつくる化石のレプリカ」も同じ4階ひとはくサロンで
やっています。今日の担当は博物館実習の井上さん、篠原くん、初任者研修の野口先生、岩井先生です。

さあ、残り少なくなってきた夏休み、ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

この夏休み中に博物館実習でひとはくで実習を続けている学生と初任者研修で博物館での研修をしている教員の来館者向け研修として実施している「とっても簡単!化石のレプリカづくり」には、今日もたくさんのお客様が来られました。

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▲今日の主担当は、奈良先生、小松原先生。どちらも子どもたちと楽しく会話をしながら大勢のお客様に対応していただきました

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▲どんなレプリカができあがるかなあ(^^)子どもたちの目が輝いています

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▲あまりの忙しさに同じ研修の矢藤先生、野口先生、博物館実習の山口くんも手伝ってくれました。お疲れ様です。ありがとう(^^)

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▲そして今日からは2種類のアンモナイトに加えて、三葉虫「メタカンシナ」も登場!!

この企画、明日18日(水)、19日(木)、20日(金)の3日間で終わりとなります。
ぜひ、ひとはくにお越しの際は、4階ひとはくサロンにお越しください。
フレッシュなスタッフがお待ちしております。

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今日も夏休みとあって、ご家族連れ、グループでにぎわいました。
「タヨウ星人ポイントカード」もポイントを集めてくださいね(^^)

 詳しくは→ http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

さあ、この夏休み、ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

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▲よーく見ると、壁の上に怪しげなカメラが・・・

夏季教職員セミナー第4日。後半戦のスタートです。
今日は館内で5つのセミナーがありました。
今日は、
G13「牛乳パックでカメラづくり」赤澤宏樹研究員
G14「ピンホールカメラをつくって撮影・現像まで」赤澤宏樹研究員
G15「模型で楽しむ断層と地震」加藤茂弘研究員
G22「博物館学習の企画・立案とプログラム体験1−校外学習編」西岡敬三主任指導主事 
G23「博物館学習の企画・立案とプログラム体験2−授業活用編」西岡敬三主任指導主事


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▲というわけで上の写真のカメラは、牛乳パックでつくったカメラでした(^^;

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▲こちらは断層の模型づくり

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▲博物館の学習について企画案もつくっていただきました

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▲体験的なプログラムとして、葉脈標本しおりづくりや化石のレプリカづくりも体験していただきました

先生方にとって2学期以降の授業に活かすことのできる内容になったことと思います。さて、もう夏休みも残り少なくなってきました。
展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」もうご覧いただけましたでしょうか?
「タヨウ星人ポイントカード」も発行しています。ポイントを集めてくださいね。

 詳しくは→ http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

さあ、この夏休み、ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

毎年、夏になると学芸員の資格をとるために、

各地の大学生が博物館実習をひとはくで受けています。

 

コミュニティデザイン研究グループで

博物館実習のコース別実習を受けた

5名の学生さんたちは、5日間の間に

資料収集から展示に至る一連のプロセスを

体験しました。

また、その成果を展示することとしました。

 

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明日より9月末まで、

2010博物館実習学習成果 プチ企画展と題して、

4階サロン、小セミナー室にて展示しています。

 

以下、学生さんたちの感想です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 どうしたら見やすい展示になるのかを、考えながら作業することの難しさを経験しました。何度も修正を重ねて完成させたパネルを見た時、大きな達成感を感じることができました。初めて使うイラストレーターに悪戦苦闘しながらも、5人で協力して作成したパネル展示を、博物館に来館の際はぜひ、見てください! (金古映里)

 当館の研究員の方々の作成されたパネルには、まだまだ及びませんが、見られてもはずかしくない展示になるように、実習生5人で協力して作り上げました。人と自然の博物館に来られた際は、是非お立ち寄り下さい。 (山内昌恵)

 パネル制作の途中経過の時点で、それぞれのパネルを並べて見比べてみると、デザインがバラバラで統一感がありませんでした。その後、手を加えて完成させたパネルを展示してみると、上手くまとまっていたので、5人で協力して頑張った成果が出たので安心しました。楽しく、見やすく、分かりやすくを目指して制作したパネルです。是非見に来て下さい! (上西奈都美)

 初めて見る人の視点に立ち展示物を作ることが難しく、他の研究員の方の意見がとても参考になりました。そこから統一感のある見やすい展示になったと思っています。遠いところではなく身近な場所でステキな場所を見つけるためにもプチ展示を見に来て下さい。(友安麻実)

イラストレーターというソフトに対して初心者な私たちには、パネル作りはとても苦労するようなことでした。しかし、3日間という短い時間ではありましたが、地道に上達して、見れるような物が出来たと思います。

私たちが作ったパネルは、博物館実習で体験したことが盛り込まれて生かす。ちょっと変わった内容なので、一度見に来てはいかがでしょうか?(森本麻里江)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

自然・環境マネジメント研究部

コミュニティ・デザイン研究グループ

山崎義人

 

 

東南アジアの熱帯雨林を代表する鳥類といえば、サイチョウ類。ボルネオには8種のサイチョウ類(ムジサイチョウ、シロクロサイチョウ、ズグロサイチョウ、シワコブサイチョウ、クロサイチョウ、キタカササギサイチョウ、ツノサイチョウ、オナガサイチョウ)が分布します。

 

今回の滞在中、まず姿を見せたのはサイチョウ類の中でも小型のキタカササギサイチョウAnthracoceros albirostris。ボルネオからの速報で写真が掲載されていた白黒のコントラストが美しいサイチョウです。

 

 

Anthracoceros.jpg撮影:八尾さん

 

続いて姿を見せたのはシワコブサイチョウRhyticeros undulatusのオス。上空のかなり高いところを飛んでいましたので、双眼鏡を使っても小さくしか見えませんでした。まあ、普通はこのくらいの大きさでしか見ることはできません。

 

 

Aceros.jpg撮影:西岡さん

 

レインフォレストロッジに移動した日のナイトドライブでは、就寝中のツノサイチョウBuceros rhinocerosを見ることができました。夜に木の枝に止まって休んでいるサイチョウ類の写真は見たことがあったのですが、自分の眼で見たのは初めてです。熱帯雨林での経験が豊富な安間さんも夜にツノサイチョウが休んでいるところを見たのは初めだそうです。

 

 

Rhinoceros.jpg撮影:安間さん

 

キャノピーウオークに向かった早朝には、ムジサイチョウAnorrhinus galeritusの群れ(79羽)を何度か見かけました。同じ日にオナガサイチョウの独特の鳴き声を一度聞きましたが、残念ながら姿を見ることはできませんでした。

 

さて、サイチョウ類以外にもいろいろな鳥たちに出会いました。早朝、森から聞こえてきた「ポアォーポアォー」というサイレンのような鳴き声はキジの仲間セイランArgusianus argusです。残念ながら姿を見ることはありませんでしたが、森の中のセイランの踊り場で羽を見つけた子供たちもいました。

 

 

great_argus.jpgセイランはこんな鳥(以前、タイで撮影したオスの写真)

 

夜の森を歩いていると、意外なところに小鳥たちが眠っていることに気がつきます。こちらはクモカリドリ(spider-hunter)の仲間で、日中はよくショウガの仲間の花を訪れていました。

 

 

spider_hunter.jpg撮影:高橋さん

 

最終日に訪れたコタキナバルのマングローブ林では、これまでの熱帯雨林の鳥とはまた違った鳥類(サギ類・チドリ類)を観察することができました。なかなかじっくりと観察することは難しいのですが、さまざまな鳥にも出会ったジャングル体験スクールでした。

自然・環境マネジメント研究部 北村俊平

今日までお盆休みだったのでしょうか、ご家族連れのお客様の多い1日でした。
デジタル紙芝居も平日は1回ですが、今日はお客様が多かったので特別に3回も開催しました。どの回もほぼ満員(^^)
御来館いただき誠にありがとうございましたm(_)m

 

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▲デジタル紙芝居は3階一番奥のアースシアターでやってます

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▲3D画像に思わず引き込まれる子どもたち・・・さわりたくなりますよね(^^)

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▲展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」も人気です!!

さて、お盆休みも終わって夏休みも終盤!残り少なくなってきましたね。
夏の高校野球もベスト8が出そろう明日17日から、ひとはくでは夏季教職員セミナーの後半日程が始まります。

そして博物館実習生、教員の初任者研修者による「とっても簡単!化石のレプリカづくり」も明日から4階ひとはくサロンで、来館者対応実習として行います。
どなたでも10:00から16:30までの間なら体験できます。わずか10分!来館記念に1つ作ってみてはいかがですか。子どもだけでなく大人の方も大歓迎ですよ。

 詳しくは →
  8月10日 http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_817/
  8月11日 http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_821/
  8月12日 http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_824/
 をご覧ください。

さあ、ひとはくの夏休みはまだまだ終わりませんよ!
ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

昨日から、私たちフロアスタッフに新メンバーが加わりました〜!!
女性ばかりのスタッフに、なんと新種?!
いえいえ、とてもソフトな男性をお迎えしましたよ〜(^^)
いったいどんな男性なのか、みなさん気になりませんか〜??
実はこの男性、博物館実習の学生〜大本武晴さん〜なんです。

P1040047.JPGただいま、ひとはくでは、博物館でのさまざまな業務を研修するため、
全国からたくさんの大学生が来られています。
大本さんは、にわとりの遺伝を研究されています。
受付からイベントまで、幅広い業務を明るく元気にこなして頂きました。


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『博物館のお兄さん』のフロアスタッフ修行は明日まで。
たくさんの『博物館のお兄さん、お姉さん』の修行はまだまだ続きます。
みなさん!温かく見守ってくださいね!!

                                                                         フロアスタッフ   ささやま ゆりこ

今日のひとはくも、もりだくさんの1日でした。

ちょっと、その賑やかな様子をご紹介いたしましょう。

○研究員によるセミナー

 ☆鈴木研究員による「六甲山のスミスネズミ」

   スミスネズミ、大人気!

P1030573.JPG  ☆「昆虫標本づくり実演コーナー」

  8月中は毎土・日・月に開催していま〜す。 今日の担当は大谷主任研究員。

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  ☆「恐竜ラボ&展示解説」

   毎週日曜日に実施していま〜す。今日の担当は半田主任研究員。 

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   ☆「みどころズバリ!まるわかり!ギャラリートーク」

    2階の展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海vs日本海」の展示を研究員が楽しく解説。毎月1回開催していま〜す。 今日の担当は沢田研究員。

       2F-2P1030662.JPG     P1030654.JPG

    流行りの3Dを見てみよう!

 

○人と自然の会によるイベント

    ☆花工房

     

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     アジサイやウメをしおりに。

 

   ☆ドリームスタジオ「スーパー万華鏡を作って楽しもう!」

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      何が見えるかな?  

 ○フロアスタッフによるイベント

  ☆デジタル紙芝居 今日は「けんちゃんのだいぼうけん」

   毎日やってま〜す。

   

kenchan.jpg              この瓶の中には何が入っているのかな?

    

     ☆展示室ツアー 今日は「ボルネオジャングル」を探検しました。

      こちらも、毎日やってま〜す。

 

P1030581.JPG    ☆FSとあそぼう 今日は鳥の巣をつくりました。

     土・日・祝にやってま〜す。     

P1030673.JPG               実習生の大本さんがイベント準備をしてくれています。

              実習生って?http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_830/

 

セミナーやイベントだけでなく、ひとはくは展示も充実してますよ。

3階のゾウさんの展示はもうご覧になられましたか?

 http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_818/

メッセージを書くノートがあります。あなたの感想を聞かせてください。

 

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               ノート              ゾウが描いた「ハート」               

 

明日もひとはくは休まず開館。

あなたも、ひとはくで楽しい一日を過ごしてみませんか?

                          小林美樹(生涯学習課)

 人と自然の博物館では、夏休み期間中休まず開館しております(もうご存知ですね)が、博物館外でもイベントを行っております。
 来る8月16日(月)、11:00からと13:30からの2回、阪急西宮ガーデンズ内西宮阪急4階子育てコミュニティールームで、親子おたのしみ手作り教室を開催しますのでご案内します。
 

内容は、
 1 デジタル紙芝居による丹波の恐竜化石や人と自然の博物館の紹介
 ひとはくの人気者丹波の恐竜化石「たんたん」が、夜の博物館を探検し、いろいろな友だち(展示物)と出会います。中にはちょっぴりこわ〜い友だちも。探検の後は、現在発掘調査中の丹波の恐竜化石についての解説もあります。
 

 2 化石レプリカ色塗り体験
 アンモナイトや三葉虫などの化石のレプリカに、ポスターカラーでの色塗りを体験します。世界にひとつだけのオリジナルアンモナイトやオリジナル三葉虫を完成させ、持ち帰りましょう。本物の化石の展示もあり、触れることもできます。

tantan.jpg ironuri.JPG 

  会場のお近くの方は、どうぞお越しください。なお、ご参加いただくには事前の申し込みが必要です。
 ↓
http://umeda-hankyu.jp/nishinomiya/cotocotostage/2010/08/20100802_195959_20000.html

 

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(生涯学習課 西岡敬三)

 『ひとはくへやって来た「スミス」さん』のブログで、
「スミスネズミ」のセミナーの様子が紹介されていましたが、
これについて、少し続報を...

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▲いちばん右がスミスネズミ(目が小さい)、左2匹はアカネズミ 

 この「スミスネズミ」がどれくらい”珍しい(貴重)”な生き物かというと、
『1904年にイギリス人冒険家ゴードン=スミス氏が六甲山地(標高650m)で採集した標本が英国自然史博物館で研究された結果、新種として発表されたものです。そのため六甲山地はスミスネズミの基準産地、つまりは六甲山のスミスネズミが本家本元のスミズネズミとなりますので、六甲山地のスミスネズミは重要なものです。』
と当館鈴木武研究員がブログで説明しております。詳しくはこちらを
 ↓
http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_823/

 このようなこともあって、先日(平成22年8月11日)神戸市より発表された「神戸の希少な野生動植物 神戸版レッドデータ2010」において、この「スミスネズミ」は「Aランク(神戸市内において絶滅の危機に瀕している種など、緊急の保全対策、厳重な保全対策の必要な種」に選定されております。
 ↓
http://www.city.kobe.lg.jp/life/recycle/environmental/tayosei/red_data_top.html

 この、”神戸版レッドデータ2010”では、スミスネズミのような哺乳類の他、鳥類、爬虫類、両生類、魚類(汽水・淡水魚類、昆虫類、鳥類サンクチュアリ(聖域)、シダ植物、種子植物、植物群落が選定されており、その選定に際しては、人と自然の博物館の多くの研究員の先生方が、大いにかかわっています。詳しくは、以下のホームページをご覧ください。
 ↓
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2010/08/20100811195101.html

 今回珍しい「スミスネズミ」が見つかったのも、生物多様性保全のための先生方の努力の賜物かもしれません。


(生涯学習課 西岡敬三)

六甲山からやって来た、スミスさん。

って、外国の人?いえいえ、スミスネズミです。

なんで、スミス?100年以上前にイギリス人冒険家が 六甲山で発見し、名付けられた そうです。

今月8日、神戸市立森林植物園で発見され、今日と明日の鈴木研究員による、オープンセミナーの間だけ、見ることができるのです。

    

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         「かわいい〜」           「いろいろ種類のネズミがいるんですね。」

神戸市レッドデータAランクのとぉ〜っても珍しいお客様なのです。

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つぶらな瞳がとても可愛い。

 一緒にアカネズミも見れちゃうよ。アカネズミとスミスネズミの違いを見てみよう。

英語では「mouse(ネズミ)」といわないけど日本語にするとネズミっていう種類もある、ミッキーマウスは「何ネズミ」?など、ちょっと人に話たくなる解説も鈴木研究員から聞けちゃうよ。

 

オープンセミナー「六甲山のスミスネズミ」は

 明日15日(日)11:00〜・14:00〜 です!!!

 

この他、ひとはくでは、書ききれないほどの楽しいイベントがもりだくさん!

→ http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

 

夏休みはひとはくへ! 

                           小林美樹(生涯学習課)

ひとはく共催事業「神戸元町・夏の昆虫館」。今年も実施します。
会場はJR・阪神元町駅からすぐの「アートホール神戸」です。8月12日(木)から23日(金)、会期中無休。10時から18時。入場無料です。

展示内容などのくわしくはホームページを、日々のようすはブログをごらんください。

ひとはくからは、昨年に引き続き、キベリハムシ拡大模型、モルフォチョウ標本などを持参しています。定番ですね。
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いろんな昆虫にさわって遊べるのが人気です。
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お絵かきもできます。
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昆虫少年による、標本づくりデモもあります。
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小さいお子さんに特におすすめです。ぜひご来場下さい。

八木 剛(自然・環境評価研究部)

恐るべし 雲

2010年8月13日

 

 8月12日23時頃に雲を切り裂くように、長い尾を引いて一際輝いて流れた星が観測できたので、0時を回ってから出かけました。

 

雲雲くもくも うーん、やっぱり雲が多くてモノにならない(*_*)

 そしてなにより、田んぼのあぜ道を選んだのが失敗だった。ものの5分と経たないうちに、両足は蚊の餌食になり、ボコボコに腫れました。

 

 明日は晴れることを期待して、虫除けを準備して再挑戦です。

 

                                               かいぃ〜の、かいぃ〜のって!!

さて、あすからお盆休みというところは多いでしょう。
一般には13、14、15、16日あたりのうちの3日間くらいをお盆休みと言うようですね。

さて、ひとはくはお盆休みも休みません(^^;

オススメを紹介しましょう!


■13日(金)10:00〜16:30「とっても簡単!化石のレプリカづくり」
 博物館実習の学生の来館者対応実習として、4階ひとはくサロンで開催しています。小さなお子様でも10分あれば、とっても綺麗なアンモナイトのレプリカができますよ(^^)※ただし、材料費として1個100円必要です。

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▲簡単にできますよ!でも、ちゃんと本物から型どりしたレプリカです

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▲あなたならどんな色のアンモナイトにしますか?

■14日(土)、15日(日)、16日(月)13:00〜15:00「昆虫標本づくり実演コーナー2010」
 大谷剛主任研究員が昆虫標本づくりを実演しています。みんなが捕まえた昆虫の標本の作り方など、どんなことでも質問してみては?

■14日(土)、15日(日)11:00〜、14:00〜「六甲山のスミスネズミ」
 六甲山で見つかったスミスネズミ!とってもとっても珍しいのです。生きた標本を見られる機会は、なかなかありませんよ。鈴木武研究員の解説で生きたスミスネズミをちょっとだけ見せてもらいましょう(^^)

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▲かわいいネズミですよ

 詳しくは → http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_823/

■14日(土)13:00〜13:30「川の魚の暮らし」
 田中哲夫主任研究員が2階常設展示「生物の生活」前で、イワナ、アマゴ、アユ、オオクチバスなど様々な川の魚について詳しくお話しをします。川釣りファンは必見!夏休みの宿題にもいいかも?

■15日(日)13:30〜14:00「恐竜ラボ&展示解説」
 丹波の恐竜化石発掘調査メンバーの一人、紅一点の半田久美子主任研究員から、丹波の恐竜化石のこと、クリーニング作業のこと、詳しく聞いてみませんか?
 今話題の「カエルの全身骨格化石」も見逃せませんね(^^)
 詳しくは → http://hitohaku.jp/press/2010/20100805/archaeobatrachia.html

■15日(日)14:00〜14:30「見どころズバリ!まるわかりギャラリートーク」
 7月17日から開催中の「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」。ひょっとすると「生物多様性って難しいなあ」と感じていませんか?今回の展示の見どころを沢田佳久研究員が解説します。

さらに、
■毎日、フロアスタッフのイベントがあります!!
1)展示室ツアー「ボルネオジャングル探検」など
2)デジタル紙芝居「けんちゃんんだいぼうけん」など
0812b4▲トンボになったけんちゃん

3)14日、15日限定でともに15時から「フロアスタッフと遊ぼう!鳥の巣作り」

さらに
■15日(日)はNPO法人人と自然の会のメンバーによる
1)花工房 12:00〜16:00 かわいい花のしおりをつくることができます
2)ドリームスタジオ 13:00〜15:00 今回は「スーパー万華鏡をつくって楽しもう!」

どうです?
たくさんあるでしょ。
今日のお客様も館内を歩きながら、「いろいろ楽しめていいよな」なんて嬉しい言葉が聞こえてきました(^^)

もう一度、確認するにはこちらをご覧ください。
 今週のひとはく → http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

それぞれ「タヨウ星人ポイントカード」のポイントになります!
 詳しくは → http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

参加されなくても、今は「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。もう見られましたか?

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さらに「カエルの全身骨格化石」、「ゾウが描いたぞう・・・」など、館内は見どころいっぱい!! 詳しくは → http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_818/

さあ、このお盆休み、ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

夏季教職員セミナー第3日。今日は館内外で3つのセミナーがありました。
今日は、
G10「障害のある子どもたちとの野外活動」三谷雅純主任研究員
G11「キリンビール・ビオトープ池調査」田中哲夫主任研究員
G12「葉っぱで見分ける身近な樹木」黒田有寿茂研究員

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それぞれのセミナーの内容は、また別の機会にご紹介するとして、
今日は、博物館実習生の来館者対応実習「とっても簡単!化石のレプリカづくり」で、1日としては最高のお客様に対応していただきました。

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▲大勢のお客様が絶え間なくレプリカづくりに参加されました

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▲子どもたちも楽しそうですね(^^)

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▲実習の中で館内放送で呼び込みもしていただきました。おかげでお客様が・・・

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▲博物館実習生の堀江くん、山口くん、お疲れ様でした

というわけで、明日8月13日(金)まで、この「とっても簡単!化石のレプリカづくり」を行います。
次は、17日(火)から再開します。お楽しみに(^^)
なお、14日(土)・15日(日)・16日(月)は同じ場所(4階ひとはくサロン)で「昆虫標本づくり実演コーナー」があります。
こちらもぜひ、のぞいてみてください。

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▲今日のひとはくはお客様が多く、展示室ツアー「ボルネオジャングル探検」にも大勢の参加者がありました

今年のひとはくは生物多様性大作戦!展開中です。
「タヨウ星人ポイントカード」のポイントもうなぎ上り!?

 詳しくは→ http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

さあ、この夏休み、ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)
























先週8/8(日)に神戸市立森林植物園での六甲山のネズミについての講座のついでに、甲南高校の恩地さんと中学校生物研究部の諸君とで園内にネズミ用わなを仕掛けました。ふつうのアカネズミはとれるだろうと思っていたら、なんと、神戸市レッドデータAランクのスミスネズミが捕まりました。たぶん神戸市内では3つめの産地です。

 スミスネズミは東北南部以南の日本に分布する日本の固有種で、体長10cm、尾長5cm、体重30g程度で、冷涼な山地に穴を掘って暮らし、おもに植物を食べるといわれています。耳が小さく、尾が短く、ずんぐりむっくりしたモグラのような野ネズミです。

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写真:アカネズミ(左)とスミスネズミ(右
アカネズミにくらべるとスミスネズミは目も耳も小さい。

 1904年にイギリス人冒険家ゴードン=スミス氏が六甲山地(標高650m)で採集した標本が英国自然史博物館で研究された結果、新種として発表されたものです。そのため六甲山地はスミスネズミの基準産地、つまりは六甲山のスミスネズミが本家本元のスミズネズミとなりますので、六甲山地のスミスネズミは重要なものです。
 しかし、六甲山地でのスミスネズミの記録はきわめて少なく、わずかに摩耶山や西宮市甲山などが知られています。
 2006年には六甲山小学校付近で飼い猫がスミスネズミを捕まえてきて、その後の調査により周辺で生きた個体を確認したのが最も最近の六甲山地での生きたスミスネズミの記録でした。
 摩耶山、六甲山小学校周辺に続いて神戸市内では3つめのスミスネズミの生育地となる。森林植物園は標高450mと従来の2地点に比べると標高が低く、六甲山地の中腹を広く調べる必要があるそうです。
 
 8月14日(土)、15日(日)の両日午前11時および午後2時から、人と自然の博物館ひとはくサロンで、今回のスミスネズミを見て、研究員が解説します。
(鈴木 武)

加東市滝野図書館2階ギャラリーで開催されていました「まちまるごとミュージアム」が先日終わりました。最終日に展示会場に行くと、たくさんの人が見学してくれていました。

 

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◆会場の入り口        ◆さわってみよう!のコーナー

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◆木の幹の重さ比べをしています ◆「子ども生き物調査隊!」の作品展示

さて、初日に合わせて行われた「子ども生き物調査隊!」では、播磨中央公園周辺で生き物を採取し観察して絵を描きました。また、それをもとに自分で考えたタヨウ星人を描いてくれました。


いくつかの「タヨウ星人」などの作品をご紹介します。

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◆クマゼミの絵 と それをもとに考えてくれた「ベアー宇宙人」の絵

 

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◆スズメガの仲間の幼虫 と それをもとに考えてくれた「モッサリ星人」の絵

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◆クリの葉とイガ        ◆クリのイガをもとにした「いがぐり星人」の絵

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◆クリの葉とイガで「ちゅうしゃ星人」の絵 ◆トゲを注射針に見立てているようですね。

注射をされると、葉っぱが消毒されるそうです。

 

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◆「ハッパ アンド セミ星人」の絵

クマゼミ と 葉っぱ が合わさったユニークな星人ですね。

その他にも、いろいろ描いてくれたのですが、載せられなくてゴメンなさい。
調査隊に参加してくれた皆さん、ありがとうございました。



ところで、ひとはくでは、8月15日から9月5日まで「オリジナル タヨウ星人」を描くコーナー(4階 ひとはくサロン)が予定されています。これは、ひとはくで行う第2弾です。前回は好評につき、〆切を早めてしまいました(ゴメンなさい!)。

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◆みんなにも「タヨウ星人」を描いてほしい ゾウ!

詳しくは、博物館(フロントスタッフ)にお問い合わせください。

               (自然・環境再生研究部 小舘 誓治)

夏季教職員セミナー第2日。暑い中、今日も大勢の先生方が来られました。
今日は、
G05「地層の見方・調べ方in淡路」古谷裕主任研究員
G06「兵庫の大地−丹波竜と山陰海岸ジオパーク」先山徹主任研究員
G07「ミツバチの巣箱から蜂蜜を取ってみませんか」大谷剛主任研究員
G08「児童・生徒とできる里山の調べ方」橋本佳延研究員
G09「直線のまち・曲線のまち」武田重昭研究員

G06  G07

G08  G09

それぞれのセミナーの内容は、また別の機会にご紹介するとして、
今日は、博物館実習生の来館者対応実習「とっても簡単!化石のレプリカづくり」も2日目でしたが、教員の初任者研修で来られた2名の先生も一緒に来館者対応業務として研修していただきました。

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▲青木先生、栗原先生お疲れ様でした(^^)

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▲博物館実習の友安さんも子どもたちに話しかけながら手際よく指導していました

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▲2人はお客様ではありません。明日の運営をする博物館実習の2人への業務引継です(^^)

今年のひとはくは生物多様性大作戦!展開中です。
みなさん「タヨウ星人ポイントカード」ご存じでしょうか?ぜひポイントも集めてください。

 詳しくは→ http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

さあ、この夏休み、ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

前回は森の中で見かけた果実を紹介しました。次はなかなか森の中では姿を見ることができない哺乳類の紹介です。

 

ダナムバレーの森の朝はボルネオテナガザルのモーニングコールから始まります。三日目の朝は宿舎のすぐ近くでテナガザルの歌声が聞こえました。朝の観察会では、樹高60mはありそうなKoompassia excelsaの大木でボルネオテナガザルのペアを観察することができました。

 

 

gibbon2.jpg撮影:安間さん。

 

夜になると宿舎の開けた場所の草を食べにスイロク(サンバー)という大型のシカがやってきました。

 

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撮影:安間さん。

 

朝になるとこんなお土産が残っていました。ニホンジカの糞と比べるとかなり大きいです。

 

 

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川にかかるつり橋を歩いて行くと、橋の上にこんなものが落ちていました。

 

 

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ジャコウネコの仲間(パームシベットかな?)のウンチです。日本で見られる動物だと、ハクビシンの仲間の動物です。茶色の塊はアカテツ科の種子で、緑色は消化しきれなかった果実の残りです。

 

この写真を撮影後、何も考えずにウンチに手を伸ばし、種子がいくつ入っているのか数えようとしたところ、「ウンチさわるの!?」と子供たちから思いっきりひかれてしまいました…。君たちシベットコーヒーなる高級コーヒーを知っているかね?

 

夜の観察会では、ねぐらから出てきて、活動を開始するオオアカムササビに出会いました。しばらく待ってみましたが、滑空するところを見ることはできませんでした。

 

 

flying.jpg撮影:安間さん

 

次回は鳥類を紹介する予定です。

 

自然・環境マネジメント研究部 北村俊平

さて、謎の講談師河南堂珍元斎でございます。

 ちょっと旅に出ておりまして、この度のミニ企画展「ゾウが描いたぞう・・・・」の担当として、久々の登場でございます。

 

 「ゾウがほんまに絵を描くんかいなぁ。このでたらめ講釈師!」なんて声も聞こえてきそうでございますが、よこはま動物園ズーラシアのインドゾウの女の子、チャメリーとシュリーは”ほんまに”絵を描きます。

 

 2頭が絵を描き始めましたのは、チャメリー(1991年生まれ)は2006年から、シュリー(1994年生まれ)は2008年からでございます。

 

チャメリー  シュリー
  (写真1 チャメリー)             (写真2 シュリー)

 

 チャメリーの得意技は、点描画や水墨画。シュリーはといいますと、文字や図形が得意技でございます。この絵はなんに見えますか?

点描画

 これはチャメリー作の点描画です。近頃は鼻をばチョンチョンと小刻みに使って点で描くのにはまっています。他にチャメリーは水墨画も描けます。

水墨画

 

 

 さて、これは?

ひとはく ?

 

 これは、シュリーが2か月の猛特訓でこの展示のために習得した「ひとはく」でございます。すごいでしょう!他の作品は、「花」や動物園での結婚式に描いた「ハート」もあります。

  花  ハート

 

 

 「なんで絵を描くの?」

               はい、いい質問でございます。

 

 ハズバンダリートレーニングという動物園での健康管理のひととうで、それは、「ゾウの足の裏は大丈夫かいなぁ?」とか、「鼻はちゃんと動いとうかいなぁ?」ってなことをチェックするため、日頃から飼育員の指示でいろんなポーズや動きがとれるようにしていく訓練なのでございます。他にも見慣れないモノに柔軟に対応できるようにするためでもあります。

 

 2頭は動物園のエレファントライブでさまざまな絵を来園者の前でも描いていて、上手に描けるとお客さんや飼育員は「シャバース!」(アッサム語:よくできたね)と歓声をあげます。そうやってほめられることはゾウの創作意欲を刺激し、ゾウ自身が楽しんで描くことは動物園ライブでのゾウの生きがいになっているのでございます。

シャバース!! この展示のきっかけは、7月13日に残念ながら帰らぬ人となられた増井光子さん(当時:コウノトリの郷公園長、よこはま動物園ズーラシア園長)の昨年の2月のひとはく訪問でございました。そのエピソードはまた今度!

 さあ、今回の絵画展では、絵だけでなく、映像で描いているところもご覧いただけますので、百聞は一見にしかず。ひとはくでぜひご覧くださいませ!

 

 

ゾウが描いたぞう

 

 

 

ひとはく地域研究員 川東 丈純

 

今年も夏季教職員セミナーが始まりました。
初日の今日は、
G01「外来種の現状と対策」太田英利主任研究員
G02「身近な植物の観察の仕方」小舘誓治研究員
G03「里山についての講義と観察」服部保研究部長
G04「体験しよう!川の水生昆虫の学習と調査」三橋弘宗主任研究員

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▲それぞれちょっと部屋をのぞいてみました。講義はエアコンの効いた部屋でいいのですが、館外での観察・実習はきっと暑かったでしょうね

そして、博物館実習生も講座の運営補助や館内でのイベントを担当しました。
今日から教職員セミナーの期間中、4階ひとはくサロンにおいて「とっても簡単!化石のレプリカづくり」で来館者対応業務を実習していただきます。

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▲初めのうちは慣れない手つきでレプリカづくりを演示していましたが、時間がたつと慣れた手つきに変わってきました(^^)上西さん、金古さん、お疲れ様

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▲小さなお子様でもかんたんにできますよ。来館記念にぜひ、どうぞお楽しみください

お盆休みが近づいて、今日も四国など遠方からのお客様や祖父母とお孫さんといった組み合わせのお客様など大勢のお客様にお越しいただきました。

ひとはくでは今、常設展だけではなく、
■展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」
■特別企画「丹波と恐竜を知ろう2010−第4次発掘報告」
■神戸市で発見された新種の貝類化石10種
■丹波の恐竜化石発掘調査における無尾類(カエル)の全身骨格化石
■いきもの多様"製"絵画展「ゾウが描いたぞう・・・」
などなど
とにかく盛りだくさんです。
「タヨウ星人ポイントカード」のポイントも集めてください。

さあ、この夏休み、ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

みなさん、「トイレの神様」という歌を聞いたことがありますか?

「トイレには女神さまがいるから、毎日キレイにしたらべっぴんさんになれるんやで。」と教えてくれた祖母との思い出、家族への反発、祖母との別れなどを歌にした「トイレの神様」。また、植村花菜さんの歌声が、とっても優しくて▼*v*▼あたたかいんです。おばあちゃん子だった、私もこの曲をきくと、じーんと。゜゚(>ヘ<)゚ ゜。きちゃいます。

(聞いたことのない方は是非聞いてみてくださ〜い。)

 

さて、ひとはくのトイレには、「トイレの女神」と「タヨウ星人」がいます。

どこにいるのでしょうか?是非、会いにきてください。

 

 

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「みなさん、ひとはくのトイレをキレイに使ってくれて、おおきに。べっぴんさんになれるで。」

 

                       小林美樹(生涯学習課)

先日、小さなお客様が「ママ ポニョ〜!ポニョ〜!!」 とかわいらしい声でさけんでいました。

小さなお客様が指をさしながら見ていたものは・・・

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これはエチゼンクラゲです。(実物大模型)
(2階、特別展示企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」と4階ひとはくサロンに展示されています)

ポニョはクラゲに乗って家出をしたさかなの子・・・ちなみに、ひとはくにポニョはいません(*^_^*)

小さなお客様は次に“ひとはく”でどんな発見をされるのでしょう(^−^)

                                        
                                                               フロアスタッフ ありむらむつこ

トサカフトメイガ

2010年8月10日

深田公園にも樹液出ているコナラがちょっとだけあります.ときどき見に行ってますが,

大物は来てませんね.

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それより気になるのがシナサワグルミの木です.

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テントを作る毛虫に食われてほとんど丸坊主に.葉っぱがないので本当にシナサワグル

ミだったか自信がありません.毛虫のほうはトサカフトメイガのようです.葉を食い尽くして

飢えてるのか,十分食い終えたのか,幹を這ってたり地面に転がってたりします.アミメ

アリに捕まってる子もいるし,たぶんアシナガバチにもやられてるでしょう.

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凄まじいです.

昆虫共生 沢田佳久

今年も「コープ夏休み虹っ子プログラム:親子で化石のレプリカづくり」の講師として、神戸市東灘区にあるコープこうべ生活文化センターに行ってきました。

小学校1年生から6年生まで幅広いので、なかなか同時進行は難しいのですが、みなさん本物の化石から、自分の手で型どりをして、正真正銘の化石のレプリカづくりと時間の都合上、事前につくっておいた石膏のレプリカに水彩絵の具で色をつける作業、そして、おまけに「おゆまるでつくる簡単レプリカ」までつけて、2時間のなかで楽しんでいただきました。

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▲おゆまるは少し熱いけどがんばれば、とってもいい型ができます

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▲みんな親子で協力し合って(^^)

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▲彼は小学校1年生。とってもうまくできました。やりますねえ(^^;

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▲昨日は午前、午後の2回。午後も大勢の親子がレプリカづくりに挑戦しました

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▲おゆまるでつくったり、色を塗ったり、まさにレプリカ三昧でしたね(^^)

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▲最後は記念写真?化石やつくったレプリカもしっかり記録して、夏休み中に色を塗って完成させてくださいね

ご参加いただいたみなさん!「タヨウ星人ポイントカード」をもって、
この次は、ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

今年のダナムバレーはラッキーなことに「一斉開花」が起きたあと。熱帯ではいつも花が咲き乱れているイメージがあるかもしれませんが、そうでもありません。特に東南アジアのフタバガキ林にユニークなのが、「一斉開花」です。数年の不規則な開花間隔で、森の中の多くのフタバガキ科樹木やその他の植物が同調して開花します。ダナムバレーの森の中でもたくさんの花や果実を見かけました。フタバガキ科樹木の果実の羽根は、赤や黄色のものが多く、紅葉しているようにも見えました。

 

 

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さまざまなフタバガキ科の果実。

 

 

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  こちらのトウダイグサ科Baccaurea属の果実はもっともよく見かけた果実の一つです。熟すと外側が割れて、きれいな青い果肉が見えます。食べてみましたが、とても酸っぱくてもう一つという気分にはなりませんでした。

 

 

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森の中では、野生のドリアンも見かけました。こちらは普通に売られているドリアンとは違って、果肉が真っ赤なDurio graveolens。現地では、果肉を炒めてご飯のおかずにするそうです。確かに塩味で炒めたらおいしそうな味でした。

 

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こちらは道端を歩いていた時にすぐ近くに落下してきたドリアン。お店で売られているドリアンと似ています。もう2m道路側に落ちてきたら、わたしの頭に直撃したかもしれません。30m以上の高さから落ちてきたので、帽子をかぶっていても痛そうです。

 

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熟したから落ちてきたのかと思って割ってみましたが、中には巨大な幼虫がうごめいていました。虫食いだから先に落ちてきたようです。残念〜。

 

自然・環境マネジメント研究部 北村俊平

ボルネオジャングル体験スクールから帰国して10日間が過ぎました。帰国後、体調を崩したスタッフが多いのですが、参加者の子供たちは元気に夏休みを過ごしているのでしょうか?

 

さて、今回の滞在中に見かけた熱帯の果物をいくつか紹介します。まずは果物の王様と呼ばれるドリアンDurio zibethinus。ラハダトゥからダナムバレーに向かう途中のお店でも大きなドリアンがたくさん売られていました。

 

 

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ドリアンは初めて食べる参加者がほとんどで、大好評!という感じではありませんでした。とはいっても、一部のドリアン好きのスタッフや現地ドライバーのみなさんと一緒に結構たくさん食べました。

 

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こちらも大きな果物でタラップArtocarpus elasticus。大きな果実の中に白い果肉に包まれたたくさんの種子が入っています。ねっとりと甘い果肉で、ドリアンとはまた違った味わいの熱帯らしい果物です。

 

 

 

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Artocarpus2.jpgこの他にも果物屋さんには、さまざまな果実が売られていました。

 

 

 

fruits.jpg手前の山もりの赤い果実はランブータンNephelium lappaceum、その左隣の白っぽいのがランサLansium domesticum、その上の黒っぽいのがマンゴスチンGarcinia mangostana、ネットに包まれているのはナシやリンゴです。一番奥の緑色はミカンで、下の茶色いのはサラカヤシZalacca edulis

 

写真ではちょっとわかりにくいのですが、一番上の段にパイナップルAnanas comosus、その横の黄色い塊はパパイヤCarica papayaです。でもよく見るとコパラミツArtocarpus integerも売っていました。写真を見るまで気がつきませんでした…。先に紹介したタラップの仲間で、わたしの好物の一つです。食べたかったなあ〜。

 

結局、ここではランブータンを数キロ購入して、ダナムバレー到着後に夕食後のデザートとして楽しみました。

 

次回はお店ではなく、森の中で出会った果物を紹介します。

 

自然・環境マネジメント研究部 北村俊平(鳥類担当です)

みなさんひとはくの夏休みは、月曜休館返上です!!
ひとはくでは平成16年度から夏休み中の月曜日を開館しています。
もう7年目ということで多くのお客様に周知されてきたのですが、一般団体のご利用は少なめです・・・

昨日あたりから帰省の関係でしょうか、三田に住む祖父母宅に帰省したついでに、祖父母と孫という組み合わせのお客様が増えたように感じます。もちろん3世代ご家族でいうお客様も(^^)
いいことですよね。お孫さんにとって、いい思い出をひとはくでつくってください。

明日、月曜日のお楽しみは?
1)もちろん展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」
 夏休みの宿題にもいいかも?

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▲子どもたちも楽しみながらお勉強ができますよ(^^)

2)丹波の恐竜と一緒に出てきた「カエルの全身骨格化石」
 1億年以上も昔・・・今とほとんど変わらない姿で生活していたカエル・・・
 恐竜は絶滅したんですけどね。不思議ですね。

 

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▲今のイチオシです!とにかく見てください。びっくりするくらいきれいですよ

3)いきもの多様"製"絵画展「ゾウが描いたぞう・・・」
 いやいや、これも不思議。ゾウが字を書くなんてね。それも「ひとはく」と!
 ほかにもいろんな絵を描いています。器用な鼻と頭がいいんでしょうね

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▲かわいい絵もたくさん。描いているところをDVDで紹介しています

4)昆虫好きにはたまらないオープンセミナー「標本づくり実演コーナー2010」

5)フロアスタッフのオープンセミナーが2つ
14:00〜展示室ツアー「ボルネオジャングル探検」
15:00〜デジタル紙芝居「けんちゃんのだいぼうけん いきもののオアシスへ」

 

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▲3階アースシアター定番のデジタル紙芝居。いまは生物多様性をテーマにしたデジタル紙芝居を上映中です

いろいろあるでしょ。
これに「タヨウ星人ポイントカード」があります。ぜひ、ポイントをためて素敵なグッズをゲットしてください。
これを見たあなた、ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

ひとはくが開館したのは1992年10月10日のことですが、
この博物館の建物は1988年ホロンピア博覧会での会場として造られたものです。
そう、知る人ぞ知る、もとは深田大橋です。それを建築家:丹下健三氏によって建物に変身しました。

前置きが長くなりましたが、今日はひとはくの向かいにある商業施設「フローラ88」で毎年恒例の「フローラ88祭り」があり、出展団体としてひとはくも協力してきました。

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▲フロアスタッフによる「とっても簡単!おゆまるでつくる化石のレプリカ」朝の準備です。館内と違って暑くなりそう(^^;

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▲たくさんの子どもたちが訪れて、思い思いの色を使ったレプリカづくりを楽しんでくれました

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▲1個であきたらず、もう1個違う配色でつくっている子どももいました

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▲終日、絶え間なくお客様が来られました。次はひとはくに来てくださいね(^^)

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▲ステージもありました。これはちょうど大抽選会の様子です。この直前のプログラムとして「人と自然の博物館特別イベント」がありました


ステージでの特別イベントは残念ながら私もスタッフもステージ上でしたので、写真は祭りの主催のコムスさんに撮っていただきました。(まだデータがないのでここでは写真はありません)
内容は「生物多様性クイズ」。ひとはくで今、開催中の「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」にちなんだ問題です。
クイズに参加したみなさんもポイントカードをプレゼントしたので、ぜひ、ひとはくにお越しください。

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▲今日も「カエルの全身骨格化石」の展示には大勢の方が足を止めて、じっくりと見ておられました。カエルの展示は9月5日まで

この夏休み、皆様のお越しをスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

 ボルネオから帰国して1週間  やっとのどの風邪が治りかけてきました。最終日くらいからのどの調子が悪く、長患いをしておりました。

 

 そういえば、帰国報告をまだしてなかったことに気づきました(今頃?!) 8月22日には事後学習会が開催されます。その時には、現地での写真のスライドショーなども上映予定ですが、blogではお見せできないのが残念です。

 その代わり、全員で撮した写真をUPします。 最初に訪れたフィールドセンター研究用ロッジ前です。まだまだみんな元気です。

まだまだみんな元気です 

次に滞在したレインフォレストロッジです。展望台のある山を背景にしましたが、近すぎて頂上が全く写りません。生徒の中に冷えピタのようなものを貼り付けているのが・・・・・ちょっと体調がすぐれない生徒が何人か出てきました。疲れが溜まってきたのか?

ん?冷えピタ!!

 

 最後は修了式を行ったサバ大学での写真。修了証書を手に全員満足・・・・いやいや、実は2名は疲れが溜まり、ホテルで静養しています。

厳粛な雰囲気です

 

 ということで全員集合(?)写真展でした。最後のサバ大学での修了式では、現地の新聞社からの取材があり、マレーシアの新聞4紙に掲載されました!!

 

     

 

 ひとはくのボルネオジャングル体験スクールは、やっぱりワールドワイドだったんですね!!

BorneoBorneo!!

 

 

 

      スクール生のみなさんへ  22日に元気な顔を見せてください!!

 

 夏真っ盛りになってまいりました。昼間は暑くて暑くて・・・・!!

 

 だったら夜は? 夜なら涼しいかな?

 

 そう、夜といえば夜空  夜空といえば流れ星   ペルセウス座流星群が今年もやってきます。

 8月12日〜14日の間くらいがピークといわれていますが、最も観察しやすいのは・・・・・・

        ズバリ、8月13日の真夜中でしょう。暑くて眠れない夜は、夜空観察をお楽しみください。

ペルセウス座流星群

 流星群の中心部分(放射点)が高くなればなるほど多く見えますから、深夜0時頃、北東の空を眺めてみてください。カシオペヤ座は「W」の形だからすぐに見つかると思います。その右斜め下方向にペルセウス座があります。この付近、特に注目です。

 

 しかし、そこだけではなく空全体を見るとなおいいです。

 

 ちなみに、流星が見られるのはこの日だけではなく、すでに流れ始めています。私は、2日続けてとても明るく長い尾を引く流星を目撃しました!! 一つは東南東の方角でした。これはペルセウス座流星群ではないと思います。二つ目はきっちりペルセウス座の流星でした。

 

流星号!流星号! 応答せよ!!

ひとはくの正面玄関にキアシナガバチが巣をつくっています。
本来なら駆除するところですが、当館のハチが専門の大谷剛主任研究員、なんと、お客様に見ていただきやすいようにと・・・

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▲いました、いました。刺激すると危ないですよね(^^;

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▲恐る恐る・・・大丈夫ですか?そんなに近づいて(^^)

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▲お客様も思わず足を止めて見ておられました

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▲注意喚起のため赤いコーンをおきました。ハチの嫌いな人はコーンのない方の階段をごりようくださいね

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」も開催中です。

丹波の恐竜化石と一緒に出てきたカエルの全身骨格化石やゾウの描いた絵のミニ企画展など、見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

昨日は朝からひとはくのホームページにアクセスが集中してご迷惑をおかけしました。
その「丹波の恐竜化石発掘調査における無尾類の全身骨格化石の発見」について、今日から公開展示が始まりました。

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▲さっそくテレビの取材もありました。1番乗りの3人組は近くに住む小学生たちでした(^^)

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▲カエルの前でカエルのポーズ??

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▲「1億年以上も昔のカエルが今にもよみがえってきそう?」って

そしてもう一つ。
ゾウが描いた絵を展示するミニ企画展「いきもの多様"製"絵画展「ゾウが描いたぞう・・・」も今日から始まりました。
おかげさまで生涯学習課長としては忙しい1日でした(^^;

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▲ゾウが筆を鼻で持つなんて!?そして絵を描くって?「ひとはく」と文字も書いてくれましたよ(^^)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

黒田研究員の素顔

2010年8月 6日

 

 とある夏の日の夕暮れ

 

 仕事を終えて博物館を出てこられる黒田研究員。6月のふかたん隊長でありました。

 

 爽やかな笑顔とともに、手には何やら怪しげなモノをぶら下げて・・・・・

黒田隊長

 「これは釣り竿ですか?」と尋ねたら、「そうではありません」と、ニコニコ

 「では、虫捕り網ですか?」と続けて尋ねると、「いいえ、違います」と、ニコニコ

 

    ??? はてはて ???

 

 「教えてください!」

 「これは、秘密のおもしろ道具です。楽しいですよ!」とニコニコと教えてださいましたが、私には、何のことだかさっぱりわかりません (;゚゚)

 

 気になる人は、ひとはくで黒田研究員にお尋ねください。

 明日8月7日から、カエルの全身骨格化石の展示公開と「ゾウが描いたぞう」絵画展が始まります。ぜひ、暑い一日ひとはくでお過ごしください。

 

情報管理課:八尾

博物館実習を考えている学生のみなさん!
ひとはくでは毎年、8月に10日間の博物館実習を受け入れています。
今年は15名。初日の今日は朝から1日かけてオリエンテーションでした。

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▲各研究部から担当研究員がそれぞれ担当研究部の資料収集活動や収蔵・保管方法、管理システム及びその活用に関して概説を行いました。

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▲博物館の心臓部!収蔵庫を研究員が解説しながら順に巡りました。ここは生物系収蔵庫です

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▲環境系収蔵庫では古い書物や地図などを見ました

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▲液浸収蔵庫では現在、開催されている展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」の展示制作の舞台裏も見学しました

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▲最後は地学系収蔵庫。化石標本、地質に関する標本などを見学しました


さて、明日からは各グループに分かれての実習が始まります。
みなさん、がんばってください。
期間中には、生涯学習課員やスタッフといっしょに来館者対応の実習もあります。
お客様の前では「実習中」だから・・・と言うわけにはいきません。しっかりお願いします。

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」を開催中です。
博物館実習の学生たちもがんばっております!お客様に元気に声をおかけするかもしれません(^^)
この夏休み、ぜひ、ひとはくにお越しください。

明日7日(土)からは、前期白亜紀のカエルの化石「国内初の全身骨格化石」も展示します。
ゾウが描いた絵を展示するミニ企画展:いきもの多様"製"絵画展「ゾウが描いたぞう・・・」も明日からです!!
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

みなさんこんにちは!
毎日あついですね〜 (^^ゞ

ひとはくでは、常設展示を観覧する以外にも、日々いろいろな体験ができます!

たとえば、たまたま4階ひとはくサロンを通りかかった鈴木研究員が大事そうに運んでいたのは・・・・・調査用の「カタツムリ」。

カタツムリに見入る小さなお客さん

一度にこんなにたくさんの種類の生きたカタツムリをみることはめったにありません!これはチャンス!!! さっそく、水槽から出して触ってみました。

でぇんでんむぅしむしかぁたつむりぃ〜と、歌も飛び出して楽しそう!
おうちの近くにもいるかなぁ〜? 探してみてね!

こちらは4階中セミナー室での遠藤研究員のオープンセミナー「鳥のくちばしを観察しよう」です。
これで夏休みの宿題「自由研究」はバッチリ!

図鑑で調べて・・・

 

じっくり観察してスケッチこの後は思うぞんぶん遊んで帰ろおっと!!!


バケツの中でこうやって・・・・・「北摂親子☆きらっとバス」で来られた親子づれのお客様は、4階ひとはくサロンでおゆまるを使ってアンモナイト化石のレプリカづくりに挑戦!

うまくできるかな?色とりどりのオリジナルレプリカは「夏休みの思い出」になったかなぁ?

ひとはくでは、今日も一日色々な体験ができました(^o^)v
みなさんもぜひ「ひとはく」に来て、体験してみてくださいね!

      (フロアスタッフ てらおゆみこ)

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 「無尾類の全身骨格化石の発見の記者発表」を行った後から、ホームページへのアクセスが集中しつながりにくい状況になっております。

 

 ホームページにアクセスしていただいた方々には大変なご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。

 

 つながりにくい場合は、しばらくしてから再度アクセスしていただきますようお願い申し上げます。

 

兵庫県立人と自然の博物館

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今日はひとはくで「丹波の恐竜化石発掘調査における無尾類の全身骨格化石の発見」についての記者発表がありました。

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▲説明をする池田忠広研究員。後ろに見える男性は、この化石のクリーニングを行った和田和美さんです。すばらしい技術ですね

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▲テレビ局のインタビューに応じる池田研究員。今日は、いやいや今日も?パリッとした格好ですね(^^)
 
すでにテレビ、インターネット上には流れています。
明日の朝刊に写真入りで掲載されるでしょう。一目でカエルとわかりますよ。

このあと私が生物多様性の展示、タヨウ星人ポイントカードの取材を受けた地元ケーブルテレビ(J:COM)のリポーターの女性も「カエルが大好き!」とかで、記者会見のカエルを見てとても感激しておられました。

みなさん!明後日7日(土)から展示しますよ。(9月5日までです)
ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

夏休みに入って各市町教育委員会の教員研修を博物館で実施する機会が増えていることは
先のブログでも紹介しましたが、今日は日本生物教育会の全国大会の現地研修のグループがひとはくで研究員の講義・実習を受講されました。


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▲表紙にも丹波の恐竜化石発掘風景がとりあげられました

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▲三枝春生主任研究員から「丹波の恐竜 研究の現状と展望」というタイトルで講義を受けられました

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▲池田忠広研究員の指導のもとで丹波の恐竜化石の発掘残土をハンマーで割って、石割り体験もされました。何が見つかるか!!みなさん真剣です


この大会、昨日は全体会のなかで当館の八木剛主任研究員が「輝け!昆虫少年」と題して記念講演を行い、明日は現地研修の続きで古谷裕主任研究員と一緒に篠山層群の観察を行う予定です。

全国からお越しいただいた先生方に、兵庫県立人と自然の博物館を知っていただく良い機会となりました。
大会関係者のみなさま。誠にありがとうございました。

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」を開催中です。
この夏休み、ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

夏休みに入って各市町教育委員会の教員研修を博物館で実施する機会が増えます。
今年もいくつかの市町教育委員会の研修会が予定されています。

今日は西宮市。
小中学校の先生方が博物館での2つの体験的な活動をされました。
午前中は鈴木武研究員による「タンポポ調査とDNA抽出実験」


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▲カンサイタンポポとセイヨウタンポポだけじゃないって??DNAを調べればわかります!

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▲実験の合間にカタツムリのお話も(^^)

そして午後は私が講師となって「授業でできる化石のレプリカづくり」をしました。

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▲三葉虫とアンモナイト、さっそく2学期の授業で活用されることを期待しています

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▲みなさん真剣です!!とっても手際も良くスムーズに進みました

 

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▲さすが先生ですね(^^)とってもきれいなレプリカの完成です!

講義・実習の合間に館内見学と結構忙しいスケジュールでした。
ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」を開催中です。
きっと2学期からの授業のヒントがつまっているはずです。


ひとはくでは8月10日からは、ひとはく主催の「夏季教職員セミナー」が開催されます。お盆休みをはさんで6日間に25講座が開かれます。
先生たちにとっての夏休み、ひとはくで研修をされて、2学期からの授業に成果を発揮されることでしょう。

この夏休み、どしどしひとはくをご活用ください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

  7月23日付けブログで紹介された、阪急百貨店イングス館「ダイナソーワールド」の会場で、丹波の恐竜化石をテーマにセミナーを実施しました。

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 最初のプログラムとして、いつも博物館で行っているデジタル紙芝居「丹波の恐竜たんたんのひとはくナイトミュージアム」を上映しました。
いつもは、小さな紙の紙芝居?を行っている会場に、スクリーンを持ち込んで大画面での紙芝居?に、参加者は大喜びでした。

 

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   恐竜?による紙芝居の解説もありました!

 

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 続いては、「恐竜骨パズル」に挑戦してもらいました。
発掘調査中の丹波の恐竜化石をモデルにしたパズルで、
参加者が力をあわせて、「丹波竜」の姿を完成させることができました。

 

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 また、「簡単化石のレプリカづくり」では、
お湯に入れると軟らかくなる樹脂を使って、古代の生物アンモナイトのレプリカを作りました。
アンモナイトは恐竜と同じ中生代の生き物です。
簡単にカラフルなアンモナイトのレプリカができ、セミナーの良い記念品となりました。

 

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 会場には、化石やハンマーなどの調査道具の展示もあり、
化石や古代の生物について興味を持っていただけたのではないでしょうか。

 大阪のみなさまにもひとはくの活動を知っていただく良い機会となりました。今後多くのお客様が大阪からいらっしゃることをスタッフ一同願っております。

 イベントの担当は、フロアスタッフのささやまさん、せらさんでした。


(生涯学習課 西岡敬三)

みなさん!いつも私たちのブログをご覧いただき、ありがとうございます。♪(^o^)/
 
 写真は、先日行われた フロアスタッフとあそぼう☆「かんたん!コケのテラリウム作り」の様子です。 
 
 みんな小さなコケ庭作りに、真剣なまなざしでチャレンジしています。
 
 育て方は、超かんたん! 乾燥しないように軽く霧吹きで水をかけるだけ。肥料はいりません。
 
 お部屋の中にほんの少しの「みどり」があるだけでも、癒されますねぇ〜♪


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 ▲かんたん!コケのテラリウム

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 次の写真は、ひとはくの昆虫博士 大谷主任研究員による「昆虫標本づくり実演コーナー2010」です。

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 ひとはくサロンに現れた職人(?)の技に、みんな熱心に見いっています。
 
 私たちフロアスタッフは、みんなの「!」を集めてエネルギーにかえています。
 
 どうぞみなさんの「!」をひとはくに! みなさまのお越しをスタッフ一同心よりお待ちしております。

 

           (フロアスタッフ  てらお ゆみこ)

 

    → 昆虫標本づくりの詳しいことはここから(PDFのチラシです)どうぞ

クマゼミの羽化

2010年8月 2日

先日,地面をせこせこ歩くクマゼミの幼虫を見かけました。

想像以上に早い動きに驚きつつ,少し観察することにしました。

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100722_1913~02.JPG 19時13分の様子。

 

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20時24分。ずいぶん出てきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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20時46分 くるっと反転して頭を上にすると,みるみる翅が伸びてゆきます(写真左)。

20時47分 (写真中央)

20時52分 すっかり翅が伸びました(写真右)。

場所はひとはく近隣の植え込み。高さ1.5mくらいの低木でしたが,この日は4匹も羽化していました。美しい姿に,しばらく見惚れてしまいました。

 

(自然・環境評価研究部 布施静香)←植物担当です。

みなさん、これ何のくちばしかわかりますか?

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今日8月2日から3日間連続で開催されているオープンセミナー「鳥のくちばしを観察しよう」です。

鳥のくちばしにはいろいろな形があります。
多くの場合は、食べるものによって決まっています。
(確か、ダーウィンの進化論を習ったとき「ダーウィンフィンチ」のくちばしの形ってありましたよね)
はくせいの鳥のくちばしを観察し、そのしくみを考えながらスケッチしてみましょう。

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▲遠藤研究員から鳥について詳しくお話を聞いてからスケッチします

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▲真剣にスケッチしていますね(^^)

このセミナー、明日8月3日(火)10:30〜14:30、

明後日、8月4日(水)10:30〜14:30もやっています。

遠藤菜穂子研究員のお話もポイントですよ!

夏休みの理科の自由研究のヒントになるかも??

この夏休み、博物館の中でも外でも、さまざまな企画をやっています。
そして今年は生物多様性大作戦!展開中。タヨウ星人ポイントカードもやってます!!

この夏休み、ひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

 

みなさん、”レプリカ”と聞いて何を想像します?
ゴルフの優勝カップのレプリカ?
いやいや”にせもの”って答える人も多いかもしれませんね。

8月に入った1日の日曜日、明石市にあるサンピア明石でのイベントに講師として行ってきました。

本物の化石を自分の手で型を取ってレプリカをつくるという
本当の意味での「レプリカづくり」を親子で楽しんでいただきました。

 

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▲お湯の中で「おゆまる」を柔らかくして本物の化石の型を取ります

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▲石膏を水で溶いて型に流し込みます

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▲本物の化石を見ながら色をつけていきます

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▲自分でつくった本物のレプリカ!嬉しそうですね(^^)


この夏休み、博物館内外ではさまざまな企画があります。
もちろん博物館は生物多様性大作戦!展開中。タヨウ星人ポイントカードもやってます!!

この夏休み、ひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

7月29日から始まった「まちまるごとミュージアム」のオープニングセレモニーと子ども生き物調査隊!に参加してきました。

初日の午後、オープニングセレモニーで、主催者のあいさつとテープカット等が行われ、その後、みんなで展示を見学しました。

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◆テープカットのようす             ◆みんなで会場の中へ    

 

この会場に搬入してきた日は、暑くてにらんだような目に見えた(その様子はこちらhttp://hitohaku.jp/blog/2010/07/post_780/)ツキノワグマグマは、今日は、やさしい目をしているように見えます。

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◆ツキノワグマに見られている家族?      ◆はてなボックスの中身は何かな?

 

さて、いよいよ「子ども生き物調査隊!」の活動開始です。気象情報では、その日の午後は雷雨の予報でしたが、活動時間になると、ウソのように晴れて陽ざしがまぶしく感じるほどでした。

この調査隊の活動は、加東市の職員の方と「おおばこの会」(北播磨自然観察サポーターチーム)の皆さんがサポートをしてくださいました(スタッフの皆さんお疲れさまでした)。

 

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◆クマゼミをねらっている子どもたち      ◆クマゼミが採れた?

 

採取したものをもって、室内にもどってスケッチをします。
 

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◆何を描こうかなあ                 ◆よ〜く、見ながら クマゼミを描いています
   

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  ◆この子も クマゼミを描いています        

 

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  ◆クリのイガ(果実)と葉っぱの絵

  

セミの仲間や、トンボの仲間、チョウの仲間など、いろんな昆虫が描かれていました。また、アジサイやクスノキ、カツラなどの葉っぱ、クリのイガを描いている子どももいました。短時間でしたが、いろいろな生き物がいることが分かりました。

子どもたちには、これらのスケッチをもとに自分で考えたタヨウ星人を描いてもらいました。

これらの絵(作品)は、「まちまるごとミュージアム」で展示されています。
 

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◆『加東 伝の助』くんのスタンプと、ひとはくのポイントカード

 

   展示会場の入り口近くに受付の方がいて、ひとはくの「タヨウ星人ポイントカード」に『加東 伝の助』くんのオリジナルスタンプを押してくれます(このスタンプは、期間中に同じカードに1回だけ押してもらえます)。

 

 「まちまるごとミュージアム」は、加東市滝野図書館2階ギャラリーで 7月29日(木)〜8月8日(日)の間、開催しています(ただし、2日(月)は休館日です)。
 

みなさんで、見にきてくださいね。なお問い合わせは、加東市教育委員会(電話0795-48-3073)へ

 

                                (自然・環境再生研究部 小舘 誓治)

現在兵庫県から恐竜を含む多数の脊椎動物化石が産出しています。それではそのような動物化石はどのようにして発見されるのでしょう。当館には「これは脊椎動物化石ですか?」という問い合わせがしばしばあります。その際、質問にお答えする研究員は幾つかのポイントに注意して化石かどうか判断します。例えば、化石として脊椎動物の遺骸が保存される場合は、一部が壊れていることがごく当たり前で、その際、壊れた面には蜂の巣のような構造がみられます。そのような知識があれば、骨のような物体をみて本来壊れているはずの部分にそのような構造が見られない場合は、限りなく骨化石ではないと判断できます。その他にも色々な判断基準がありますが、一番大事なことは熱心に物を観察することです。

 

当館では、829日に発掘体験会を企画しています。参加者の皆さんには、恐竜化石発掘現場から採集した未調査の岩石を割っていただき、新たな化石の発見に協力していただきます。見つかった化石は貴重な資料ですので発見者の名前とともに博物館の標本として登録されます。ぜひ奮ってご参加ください。

 

 

(前回の発掘体験のようす) 

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                発掘体験に必要な道具を受け取ります

 

 P1030281.JPG                       研究員による説明

 

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          発掘体験中〜

 

 

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                   化石を発見できたかな?

 

 

                                                      池田忠広(兵庫県立人と自然の博物館 研究員 )

 

みなさーん!お元気ですか?

きっと暑さなんてふきとばして、元気一杯お過ごしのことでしょう(^-^)v

ところで、みなさんはこの夏もう海水浴には行きましたか?

いよいよひとはくでは、7月17日(土)から、展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海 VS 日本海」が始まりました!

博物館2階展示室に、瀬戸内海と日本海の生き物たちが大集合!

オサガメやナガスクジラの大きさにびっくり!!! 

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ひとはくのサロンに登場したエチゼンクラゲ   ミニテトラポッドをつくっています〜

 

今年の夏休みはひとはくで ひと味ちがう“ 海 ”を見つけませんか?

 

 

フロアスタッフのイベントに参加して、ひとはくで「ひと夏のおもいで」をつくってね♪

タヨウ星人ポイントをあつめて、プレゼントもゲットしてくださいね!

  フロアスタッフのイベントはこちらから→http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

 

       
            (フロアスタッフ  てらお ゆみこ)


 

三田市高平ナナマツの森に行ってみました。

81日に「触れて感じる!里山の夏」を予定しているため、事前準備です。

(申し込みはすでに締め切りました。たくさんの応募ありがとうございます。)

 

 

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      とっても暑い日でしたが、緑に囲まれた素晴らしい環境です。

 

 

 

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                      遠くに見えるのは大船山

 

 

 

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                             何かいるか?

 

 

 

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                  アカショウマが咲いていました。

 

 

 

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                ラミーカミキリが足を踏ん張っています。

 

 

 

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                    トンボのヤゴの脱け殻を見つけました。

 

 

 

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                    当日を予想しながらそれぞれがチェックしています。

 

 

 

里山でたくさんの生き物との出会いを楽しみに参加してくれる皆さんのためにしっかり準備しています。楽しみにしていてください。

 

         

            NPO法人 人と自然の会 佐藤健一    写真 能勢公紀

 

 

 

 

まもなく搭乗手続きです。23:45(現地)発です。

 

写真はありませんが、全員無事ですからご安心ください。

 

                                   八尾

 ん?おはよう?そう、今ボルネオ最後の朝を迎えています。

 昨日はジャングル最終日。朝一番で早朝トレッキングをした後、午前中はジャングル体験発表会を行いました。

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  bIMG_8710.JPG  bIMG_8714.JPG  bIMG_8717.JPG ジャングルでもっとも心に残ったことを一人一人発表しました。なかには、マレー語で発表する日本人スクール生もあり、大変盛り上がりました。ラハダトゥサイエンススクールの8名も、マレー語や英語、日本語交じりで発表しました。

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 帰る頃になってやっと抜けるような晴天がひろがり、ちょっと残念な気持ちも・・・・しかし、それも自然が相手。しょせん人間も自然のほんの一部にすぎないとことを思いました。

 

bIMG_8814.JPG午後、車でジャングルを脱出、およそ3時間かかりました。ラハダトゥの空港から一路コタキナバル市内へ。市内の中華レストランで夕食の後、ホテルに帰って寝ました。

 

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bIMG_8956.JPG 今日29日は、バードサンクチュイアリで見学をした後、サバ大学へ行って修了式をします。そして夜中の航空便で、明日30日早朝には日本に帰ります。ボルネオより日本のほうが暑いというニュースも耳に入ってきています。とにかく、全員元気で帰りたいと思いますので、お土産話を楽しみに、もうしばらくお待ちください。

情報管理課:八尾

 

 

みなさん。マキィズというお店をご存じですか?
ご存じでない方は、こちら
 → http://www.maquis.co.jp/

ジュラシック・ショコラなどオリジナル商品をつくっている神戸のチョコレート&洋菓子屋さんです。 
今日は、そのマキィズから社長ほかスタッフに来館していただき、当館の古谷裕主任研究員と「親子でチャレンジ!チョコレートで化石のレプリカづくり」が開催されました。

今日は、その1回目。
食品用に開発されたドイツ製のシリコン樹脂で型を取るところまでを行いました。

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▲まず、古谷主任研究員から化石やアンモナイトについてのお話です

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▲社長からチョコレートが”神様の授かり物”で薬だったこと。毎日10gのチョコレートは健康にとても良い!などのお話しがありました

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▲みんな自分の化石を選んで、シリコン樹脂で型どりです

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▲シリコンは24時間かけて固まります

このセミナー、明後日30日に後半の部、チョコレートの流し込みなどがあります。
本格的なチョコレート専門店に協力していただいてのセミナーです。
どんなチョコレート製レプリカが完成するのか楽しみですね(^^)

この夏休み、ひとはくではさまざまな企画があります。
生物多様性大作戦!展開中のひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

今日は朝から曇り空・・・
ちょっと深田公園を歩いてみました。
朝からセミたちの大合唱です!!

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▲様々なセミたちがいますね

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▲今日羽化したばかりのセミの抜け殻でしょうか?

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▲途中で力尽きたのかな?羽化できずに死んでしまったようです

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▲早くしないと鳥に食べられちゃうよ〜

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▲カブトムシの死骸もありました。夜にはカブトムシたちも集まっているのかな? 


ひとはくは今、生物多様性大作戦!展開中です。ポイントカードもあります(^^)

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▲館内は朝から子どもたちで賑わっています。ありがとうございます

この夏休み、ぜひ、何度もひとはくにお越しください!
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 ジャングル生活もフィールドセンターからレインフォレストに移動し、2日目を過ごしました。

 なんといっても、今日のみんなの最大の期待のプログラムは「ジャグジープール」  でも、朝から空模様がとても怪しく不安でした。

 

 早朝6時に起床。6時出発で、まずはキャノピーウォークをしました。 

bIMG_8457.JPG その後朝食をすませて、viewpointまでの登山。 bIMG_8491.JPG

しかし、心配していた雨は、やはり降り始めました。カッパや傘をさしての登山。

bIMG_8531.JPG足取りは重かったのですが、頂上まで登りきった頃には雨もやみ、ガスも晴れて眺望が開けてきました。

 

bIMG_8556.JPG  そして、下山の途中待ちに待ったジャグジー。日差しがなく少し寒かったのですが、元気に水遊びをしました。

  bIMG_8580.JPG   bIMG_8597.JPG 

 午後は、高橋校長先生の講話を聞いた後、ジャングル体験の個人発表に向けプレゼンテーションのフリップ制作を行いました。そして、夜のプログラムは夕べと入れ替えて、ナイトドライブに行くグループとナイトハイクに行くグループに分かれ、ジャングル最後の夜を楽しみました。 

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 ちなみに、ジャングルの中にあるホテルですから、部屋の中にこんなお客さんが来るのは当然なんです。 

 

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ボルネオより愛を込めて 

夏休みに入ってひとはくには、子ども会や地域で子どもを集めて来館される団体が増えています。
そして、見学だけではなく特注セミナーのご要望もたくさんあります。

そんな今日も団体向け特注セミナーがいろいろとありました。


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▲恐竜発掘最前線で仕事をしている池田忠広研究員から直接、恐竜や丹波での発掘のお話しを聞いています

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▲私も子どもたちに「かんたん化石のレプリカづくり」をしました。使うのは「おゆまる」

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▲なんと言っても本物の化石から、自分の手で型を取ってつくる正真正銘のレプリカづくりです!!

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▲せっこうを混ぜて型に流し込み、トントンとたたいて空気を抜きます。みんな上手でしたよ(^^)

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▲できた!!おもわず見せたくなりますよね。この夏休みの間に色を塗って完成させてくださいね

 

ひとはくには38名の研究員が在籍しています。博物館は展示を見るだけではありません。専門分野のプロからの授業を受けてみてはいかがですか?
■詳しくは →http://www.hitohaku.jp/education/10tokuchu/2010taisyoindex.html

研究員だけではありません。当生涯学習課も「かんたん化石のレプリカづくり」のほか「葉脈標本しおりづくり」や「博物館で学ぶ環境学習」などいくつかのメニューがあります。
■詳しくは、生涯学習課までお問い合わせください。

さあ、今年の夏休みは、ぜひ、ひとはくにお越しください。

072707 ナガスクジラも待ってるよ!

ひとはくは今、生物多様性大作戦!!ポイントカードも実施中です!!
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

昼の蛾

2010年7月27日

[夜の蝶]という言葉はありますが,[昼の蛾]て,聞きませんね.

最近撮った写真から[昼の蛾]をば数点.

 

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モモブトスカシバ:遠目には毛虫の死骸(^^;

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シロテンクロマイコガ:後脚で[セーフ!]て,一塁コーチャーか!?

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キンモンガ:イカリモンガと並ぶ蝶っぽい蛾の双璧.

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サラサリンガ:足の模様が偽装されてて,どっちが前やねん.

 

昆虫共生 沢田佳久

 

 ラハダトウサイエンススクールで熱烈的な歓迎をしていただき、あっという間に時間が過ぎました。

 

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bIMG_7957.JPG8名のサイエンススクールの生徒とともにいよいよジャングルに入りました。前半はフィールドセンター研究用ロッジを拠点に2日間過ごしました。今回は雨が大変多く、いくつかのプログラムは変更しなければならなくなりました。

 

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bIMG_8199.JPG  bIMG_8334.JPG 午後には、ここフォレストヒルズに移動しました。今日は雨に降られず、予定通りのプログラムを体験しました。

 

昨日、日本を出発したボルネオジャングル体験スクールの一行から
さっそく携帯電話によるメール速報が送られてきました。

今日は、コタキナバルから小さな飛行機でラハダトゥに移動。天気は曇りだそうです。


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▲飛行機の機内の様子ですね

ラハダトゥから車に分乗し、ラハダトゥ・サイエンススクールを訪問。
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▲ワンボックスカーに分乗して、サイエンススクールを目指しました

学校では教員・生徒たちから大歓迎を受けたそうです。スタッフの八尾さんも女生徒たちのダンスチームにモテモテだったとか(^^)

サイエンススクールの生徒8名と教員1名を加えて、ジャングルに向かっています。
舗装道路から砂利道に入るところにある露店で休憩中にさらにメールが来ました。

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▲露店には、さまざまなフルーツが並んでいますね

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▲やっぱりドリアンには挑戦しないとね(^^)このにおい!!そしてこの味!!

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▲ドリアンの味について説明しているんでしょうか?

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みんな楽しそうですね!!
これからいよいよジャングルに入ります。
今年はボルネオゾウの群れに遭遇するでしょうか?
今晩は研究用ロッジ、いわゆるフィールドセンターです。
もちろん電波は通じません。次の連絡は、レインフォレスト・ロッジに移動してからになるでしょうね。

気をつけて行ってきてください。
日本で待つ保護者のみなさま。みんな元気な様子です。ご安心ください。

この次の報告が楽しみなボルネオジャングル体験スクールでした。
(生涯学習課長 平松紳一)

夏休みに入って初めての週末。
今日は子ども会の来館がいくつかありました。御来館いただき誠にありがとうございました。
その中で実施した体験的プログラムを2つご紹介します。

■1つは「葉脈標本しおりづくり」

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▲あらかじめ前処理したヒイラギモクセイの葉を歯ブラシを使って、
「(歯を)磨く」のではなく「(葉を)たたく」と・・・
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▲色をつけて、それぞれがオリジナルの葉脈標本をつくります

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▲最後はラミネート!小さなお子様でも簡単にできます(^^)


■もう1つは「簡単!化石のレプリカづくり」

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▲こちらは本物のアンモナイトの化石からシリコンで型を取ったものを使って、
「おゆまる」を湯の中で柔らかくして押し当てると・・・
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▲型にはめたら、すぐに冷やします。とっても簡単にできますよ!
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▲できあがると見せ合って!?とってもきれいですよ

ひとはく来館記念にいかがですか?材料費がかかるので有料ですが、どちらも100円とお得です。子ども会のお世話役のみなさん!ぜひ、生涯学習課までお問い合わせください。

ひとはくは今、生物多様性大作戦!展開中です。展示も充実しています。
スタッフ一同、ご来館を心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 7月23日朝8時30分に関西空港にスクール生が集合し、9時過ぎから出発式を行いました。

 

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bIMG_7654.JPG 荷物も預け搭乗手続きも終わり、いよいよボルネオに向けてテイクオフ!

 海外旅行が初めてというスクール生もいますが、独りじゃないから安心。緊張もするけど楽しい旅になりそうです。関空を発っておおよそ5時間後にはマレーシア国ボルネオ島コタ・キナバル空港に無事に到着しました。

 

   

 

 日本を出る時は朝から暑かったですが、こちらは日本よりもやや気温は低い感じです。空港からは初めの宿ホテルシャングリラまで20分程度の移動。早速会議室で、交流会発表の最後の仕上げにかかりました。

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  bIMG_7743.JPG 班毎にリハーサルを行い、研究員の先生方からアドバイスを頂き、最終的に仕上げました。明日の発表会での健闘を祈ります。

 

 発表の練習が終われば、楽しい夕食!

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bIMG_7765.JPG 鍋のバイキングが食欲をそそり、たくさんたくさんいただきました。そのうえデザートのケーキやアイスクリームもありました。たくさん食べているスクール生もいるようでしたから、明日からのジャングルでの体調がちょっぴり心配な初日の夜でした。

  食事の後、班長・副班長はミーティングです。明日の行動予定や準備物などを班員に伝えるため、真剣にメモをとりながら参加します。さすが、上級生。しっかり話が聞けています。頼もしい班長・副班長たちです。

 

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 ちなみに窓の外は、よこなぐりの雨模様・・・・しかし、明日からのジャングル体験。ワクワクしながらみな早い時間に就寝しました。 bIMG_7784.JPG

 通信速度が遅く、書き始めて2時間以上かかりました。現在現地時刻の午前2時30分を過ぎました。明日からのジャングルに備えて、そろそろ寝ることにします。この続きは、・・・・またインターネットが使える環境になればアップします。それまで、しばらくお待ちください。

 

情報管理課:八尾

昨年度に引き続き、今年度も加東市で7月29日から「まちまるごとミュージアム」が始まります。
先日、これに使用する展示物を ひとはく から、加東市の滝野図書館2階ギャラリーへ運び込みました。
作業をしていただいた加東市の職員のみなさん。ご苦労さまでした。

この日は、梅雨が明け、暑い一日でした。

 

ひとはく3階「森に生きる」に展示しているツキノワグマも出動です!

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◆ツキノワグマ                       ◆3階入口から、出動!

 

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◆トラックに乗せます                 ◆毛布や布団にくるまれ、暑そうです

                               (暑くて クマが、にらんでいる?)

 

無事に展示会場に着きました。

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◆展示会場に落ち着いたクマ


この角度だと、やっぱり、にらまれているようです。

 

 

さて、これも展示物の一部です。

 

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◆展示物の一部分

なんだか、流し台のゴミ収納器フタのようです。

 

実は、これは「はてな ボックス」の一部で、ここからボックスの中に手を入れます。

 

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◆「はてな ボックス」                ◆「はてな ボックス」 に手を入れる

                                                                  (クマの手、いや クマの前あし ではありません。)

このボックスの中には、何かが入っています。
手さぐりで、それが何なのかを考える展示です。


何が入っているのか、手でさわって答えてみてください。
ただし、そおっ〜と、さわってくださいネ。

「○○○○だ!」と思ったら、横のトビラから のぞいてみましょう。

 

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◆横にあるトビラ「のぞいてみよう」   ◆これを開くと中がのぞけます。

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◆もう一方に「こたえ」のトビラがあります。◆これを開くと「こたえ」が書いてあります


何が入っているのか。会場にきてみて、確かめてください。

他にもいろいろと展示されています。
ちなみに、今年度のテーマは「生物多様性」です。

「まちまるごとミュージアム」のチラシはこちら 20100723190003.pdf

「まちまるごとミュージアム」は、加東市滝野図書館2階ギャラリーで
7月29日(木)〜8月8日(日)に開催されます(ただし、8月2日は休館日です)。
問い合わせは、加東市教育委員会(電話0795-48-3073)へ

                             (自然・環境再生研究部 小舘 誓治)

大阪・梅田にある阪急百貨店イングス館地下1階で、21日から始まっている夏休みイベント「ダイナソーワールド」をちょっとのぞいてきました。
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▲こどもランドの一角に恐竜グッズが並んでいます

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▲ひとはくコーナー

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ひとはくの共催事業の一つで、博物館から標本、パネルの展示、「たんばのきょうりゅう」情報としてDVD映像紹介などを行っています。

準備作業は一昨日紹介しましたが、

 → http://hitohaku.jp/blog/2010/07/post_777/

今日は恐竜グッズも並べられており、思わず買いたくなる商品も・・・

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▲さすが百貨店ですね。さまざまなグッズが並んでいました

期間中の8月1日(日)には「恐竜&古生物セミナー」を開催します。
デジタル紙芝居や恐竜骨格パズル、化石のレプリカ作りなど楽しいイベントで、店内チラシにも詳しく掲載されています。
イングス館のホームページから申し込むこともできますよ(^^)

 ※イングス館ホームページに詳しく掲載されています
 → http://umeda-hankyu.jp/Ings/CotocotoRoom/2010/07/20100709_225130_19348.html

 

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▲今日はアンモナイトの化石探しをやっていました。恐竜人気コンテストもやっています

「ダイナソーワールド」は8月3日(火)までの企画です。
大阪でのお買い物のついでに、ぜひ、お立ち寄りください。
そして、大阪のみなさん!!三田の博物館にもぜひ、お越しください。

ひとはくは今、生物多様性大作戦!展開中です。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

今朝、関西国際空港にボルネオジャングル体験スクールに参加する第12期生28人がそろいました。

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夏休みに入って間もないこともあり、関西国際空港は大勢の人で混雑していましたが、例年通り「なにわ」で出発式を行い、保護者の方々に見送られながら、元気よく搭乗口に向かいました。

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▲各班のメンバーたち

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▲出発式で挨拶する参加者の猿丸くん

昨年、新型インフルエンザの影響で急遽中止になったラハダトゥ・サイエンススクールとの交流も今年は予定されています。8名のマレーシアの生徒が合流し、きっと賑やかなスクールになることでしょう。

これから7月30日の早朝、日本に帰ってくるまで、これまでの人生で体験したこともない毎日を楽しく過ごし、とてつもなく大きなおみやげを持って帰ってくるでしょう。

今晩あたり、現地からの速報!ブログがアップされるはずです。お楽しみに!!

(生涯学習課長 平松紳一)

昨夜、阪急イングスで21日から始まる夏休みイベント「ダイナソーワールド」の設営に行ってきました。
いよいよ夏休み!!ひとはくはスタッフも館外展示も、あちこちに出かけます。

夜8時。お客様の姿がなくなった店内で模様替えが始まりました。

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はじめに什器が搬入され、それまでの玩具売り場の商品が撤収されて、
「ダイナソーワールド」用の商品に置き換えられていきます。

そんな中、ひとはくからの標本、パネルの設営準備をしました。
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▲「化石になった生物たち」では、古生代〜中生代〜新生代の順に化石標本が並びます

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▲化石発掘調査に使う道具も展示しています。化石標本は約50点。もちろんどれも本物です!!

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▲だいぶ「ダイナソーワールド」になってきましたね(^^)

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▲「たんばのきょうりゅう」情報については、パネルでの紹介、DVD映像による紹介などをしています。手前の什器には、このあと恐竜グッズが並ぶ予定です

1日(日)には「恐竜&古生物セミナー」を開催します。デジタル紙芝居や恐竜骨格パズル、化石のレプリカ作りなど楽しいイベントです。また紹介します。詳しくは店内チラシをご覧ください。

「ダイナソーワールド」は8月3日(火)までの企画です。
大阪でのお買い物のついでに、ぜひ、お立ち寄りください。
そして、大阪のみなさん!!三田の人と自然の博物館にもぜひ、お越しください。阪急イングスのお客様限定のお楽しみもありますよ。詳しくは店内で(^^)

ひとはくは今、生物多様性大作戦!展開中です。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

展示特別企画「ひょうごの生物多様性〜瀬戸内海vs日本海〜」の展示製作の一環として、「段ボール製のテトラポッドをつくろう!」のワークショップを開催しました。

どんなことをしたかと言うと・・・
実物大のテトラポッドを段ボールでつくる、というものです。
この企画は、株式会社不動テトラさん、矢野紙器株式会社さん、HP「仮想ブロック」の作者Mcguffinさんの全面的な協力で実現いたしました。

さて、
なぜ実物大でつくる必要があるのか、ということです。それは、サイズの違いを知ってもらうこと。
日本海と瀬戸内海では使っているテトラポッドのサイズが違うからです。瀬戸内海は波が穏やかなんで、サイズは小さめ。日本海は、海が荒れて波が強いのでサイズはでかい。
瀬戸内海と日本海のちがいを実感あるいは体感してもらうことが今回の展示の目的です。

4t_tetora.jpg こちらが実物大の4トンサイズ、テトラポッド(段ボール製)です。
瀬戸内海の港などで良く使われている大きさです。
高さは、約1.8mで背の高い人ぐらいのサイズです。

こちらは、県立御影高等学校のみなさんの協力を得て組み立てました。
以下が製作の様子です。みなさんチームワーク良く組み立て頂きました。
さすがは高校生、3次元的な思考能力高い生徒さんたちでした。
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では、日本海でよく使われているタイプ、32トンサイズは、どれぐらいなのでしょうか。
この実物大の展示を行うために、同じく段ボールで製作します。
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これが部品の数々です。部品だけで圧倒される量になります。
もちろん、企画展示室に収まりきらないので、4Fひとはくサロンに展示します。

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午後2時すぎより、段ボールテトラポッドの製作ワークショップがはじまりました。
事前に、ミニテトラポッドで入念にシミュレーションしています。
小さいものでもみなさん、興味津々。

さっそく組み上げてゆきます。でかすぎますが、たくさんの参加者に助けて頂きました。
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森次長にも全力参加で助けていただきました。土台部分を接続中です。
お父さんが子どもに的確に指示くださりました。

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足の先端部分をはめこんで、接続してゆきます。
ここまでくると、全体がしっかりとしてきます。それと、次に必要な部品が予測できます。
そうすると・・・
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次の部品をもとめて、子どもたちが自動的に手配してくれるように。
とってもありがたいです。

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つぎつぎと部品をはめてゆきます。
ざくっと部品がはまると、なかなか気持ちいいものです。
すでに、子どもたちに作業を奪われています。

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なんとか完成です。みなさま、ありがとうございました。
本日(7月19日)から、ひとはくサロン(4F)にて展示しています。
このテトラポッドは、高さ約3.5mで、コンクリート製だと32トンあります。
日本海に遊びに行かれるかたは、ぜひ、テトラポッドの大きさの違いにも着目してください。
ただし、日本海側でも湾のように凹んだ所だと、サイズが小さくなります。
テトラポッドの大きさと海岸の様子を調べると、夏休みの宿題になるかも知れませんよ!

今回の巨大なテトラポッドは、おそらく国内では最大級の段ボール製品です。
段ボール王子こと、矢野紙器株式会社の島津さんがおっしゃるには、これ以上大きな段ボール作品は、作ったことも見たこともない、ということで、ギネス級かもしれません。
この作品は、意外にも約1時間ほどで組み上がりました。この理由は、今回の作品の展開図が極めてシンプルで合理的に作られているからです。
製作を終えて、あらためて完成度の高さを実感いたしました。
前のブログでも紹介しましたが、この作品の図面は、ホームページ「仮想ブロック」の作者であるMcguffinさんが、今回のために特別に作成して下さりました。
この場を借りて改めてお礼申し上げます。
この段ボールテトラポッドの携帯待ち受け画面もHPからダウンロードできます。
お勧めの素敵なデザインですよ!

この夏休みはぜひ人と自然の博物館にお越しください。
展示特別企画では、このほかにもたくさんのユニークな展示があります。
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(みつはし ひろむね)

もうすぐボルネオ

2010年7月19日

 第12回ボルネオジャングル体験スクールの出発日(7月23日)が、いよいよ目前に迫ってきました。日曜日には第2回事前学習会を開催しました。

 受付開始の10時を回ると、続々と参加者が集まり始めました。 

続々と受付にやってきます 今回の学習会では、最初に結団式を行いました。そして冒頭にはスクール生代表として1班班長の財田君が、ボルネオに向けた力強いあいさつをしてくれました。

兵庫県立有馬高等学校2年 財田 裕 君

 

 そしてこのボルネオジャングル体験スクールに同行してくださる安間繁樹さんの講話「ボルネオ島の自然について」を聴かせていただきました。安間先生は、元JICA派遣専門員でボルネオ島に25年も住んでいらっしゃいました。日本一ボルネオを知っておられる研究者です。このボルネオジャングル体験スクールにも第2回からずっとお世話になっています。

 

安間先生の話を真剣に聴く参加者 スクールに参加する生徒はもちろんのこと、一緒に学習会に参加されている保護者や家族の方も大変熱心にメモをとりながら聴きました。植物のこと動物のこと、昆虫のこと現地の人びとの暮らしのこと・・・・ボルネオのことは何でも教えてくださいます。話を聴けば聴くほど段々とテンションがあがり、「早くボルネオに行きたいっ!」ってなりましたネェ。

 

 午後は、グループ活動「班別課題作成」・・・・現地のラハダトゥサイエンススクールの生徒たちと交流会がありますが、そこでプレゼンテーションおよびパフォーマンスする準備をしました。

 

各自持ち寄ったモノを出します  模造紙を広げ準備  高校生が小中学生をリードします

高校生のお姉さんが小学生をサポートします  高校生リーダーと当日の役割を決めていきます  小学生と高校生がなかよく作業

 去年はインフルエンザの影響で交流会が実現できませんでしたが、今年は交流できることを楽しみにしています。各班ごとに高校生のリーダーを中心に、小学生・中学生をやさしく指導しながらまとめてくれました。きっと素晴らしい交流会になると思います。

 引率させていただく私たちがいろいろ指示をしなくても、高校生がリードして作業分担を配慮したり発表当日の役割を決めたり、生徒同士で年齢差を配慮しながら組み立てていました。(余談ですが、こうした様子を見ていると、ふだん大人が子どもに「一から十まで、ひとつひとつ指示を与えること、与えすぎていること」はどうなのかな、と考えさせられる機会にもなりました。やはり異年齢集団での活動・行動は子どもの成長には欠かせないものだと感じました。)

 

 さぁ、あとは出発日の7月23日を待つばかり。健康管理には十分留意しましょう。

 

 

はやく荷物をまとめなきゃ!! 

 

お待たせいたしました。
明日から、展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海vs日本海」が始まります。
公開直前の展示室を少〜しだけ紹介しちゃいます。
企画展示室のある、2階に降りると、海をイメージした、青い照明。
うぁ〜雰囲気でてるぅ。
P1110020.JPGナガスクジラの全身骨格標本。約10m!これが、子ども?! 

P1030382.JPGエチゼンクラゲってこんなに大きいの???(実物大) 

P1030380.JPG日本最大級のオサガメの剥製。(中央ガラスケースの中)

P1100989.JPG水族館では見れないんだって。これは、見ないと!

(オサガメを飼育することは大変難しいそうです)

 
実は、ここまでは展示室の外で、まだ中には入っていませんし、ほんの一部です。

展示室に入ると瀬戸内海と日本海の環境の違いをわかりやすく紹介しています。

瀬戸内海と日本海のサザエは形がちょっと違うんだって。

実際に触ってみるコーナーもありますよ。

ホントに多様な生物がいるんだな。

もっと、知りたい?見たい?
ん〜〜是非、展示を見に来てください。


展示については、こちら→
http://hitohaku.jp/exhibits/2010/umi_kikaku.html

 

そして、展示関連イベントも、もりだくさんです!


○チリメンモンスターを探そう!7/17(土)
 チリメンジャコからシラス以外の生物(チリメンモンスター)を探してみよう!
○ギャラリートーク7/18(日)
 研究員が展示を分かりやすく解説します!

 
 そして7/19(祝)には、「海の日」特別企画
○「段ボール製のテトラポッドをつくろう!」  
 段ボールを切り抜いて手のひらサイズのテトラポッドをつくります。
 そのあと、巨大なテトラポッドを参加者と一緒に組み立てます。
 ほんとに、すごいんです。
 こんなこと出来る機会はありません。とにかく、参加してみて!

 

この他、 7/18(日)には、研究員による恐竜ラボ&展示解説、
花工房・ドリームスタジオ(彩色まが玉を作ろう)もあります。

いつ来ても参加出来る、フロアスタッフによるイベント「うきうきワークショップ」7/17(土)・7/19(月)も実施しています。

イベントについては、こちらから→
http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

 

この3連休は、ぜひ、ひとはくへ!

                                                    小林美樹(生涯学習課)

明日から瑞宝園で始まる展示の準備に行ってきました。

博物館を出発して、車で走ること、約40分。有馬温泉 瑞宝園に到着。

 

 

P1030368.JPGまずは、パネルを展示するボードに壁紙を丁寧に貼っていきます。

 

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        瑞宝園のみなさんです。中央ジャージ姿は都志支配人です。

 

モルフォチョウ標本、生物多様性パネルを展示していきます。

 

                        P1030364.JPG     P1030371.JPG 

 

モルフォチョウのなんて、きれいなこと。

徳田副支配人(写真左:右)も手を止めて、まじまじと。

       

 

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展示完成!お掃除も忘れません。

 

 

温泉に入って、ゆっくりひとはくの展示を楽しもう♪

宿泊された方には、瑞宝園からひとはくの観覧券のプレゼントも。

そして、ひとはくで「タヨウ星人ポイントカード」にスタンプを押して、

オリジナルグッズをゲットしてください(^^)

 

展示期間:7月17日(土)〜8月31日(火)

 

展示場所瑞宝園( 神戸市北区有馬町1751)078−903−3800

 

     http://homepage3.nifty.com/zuihouen/

 

 

 

                    小林美樹(生涯学習課)

インパクトのある虫

2010年7月13日

 ヒラズゲンセイがその生息域を北へ広げているらしく,この十年ほどは近畿中部はその最前線です(こちらの頁参照).写真は当館に持ち込まれた今年某市で見つかった♂です(データは専門家に通報済).発見者から預かって展足して乾燥したのですが,翅が丸まってしまいました.それに色もちょっと悪くなってます.すみません.

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 生きている時は真っ赤な姿に黒い強大なアゴを具え,存在感満点です(こちらのブログに生前の姿).時々見かける虫なら,そうでもないのでしょうが,初めて見たら[なんじゃこりゃ?]となります.相当なインパクトです.[クワガタに似ている]と思う人と[ぜんぜんちがう]と思う人とがいるようですが,これはクワガタ自体のイメージの違いなのでしょう.
 また,生態も変わっています.クマバチに寄生するようです.あと,有毒です.カンタリジン(通称[はんみょうの毒]と呼ばれるのはこれらしい)を持っています.これはアオカミキリモドキなどと同じ物質です.

 分布上は要注意で,顕著(他種との区別が容易)な種なので,絶滅危惧とは別の観点からレッドデータにリストされていたりします(兵庫県では[Cランク]). 見つけたら最寄の博物館,昆虫館などにお知らせください.

昆虫共生 沢田佳久

ユニバーサル・ミュージアムをめざして

 

なぜ、「全国(ぜんこく)の失語症(しつごしょう)の皆(みな)さんとご家族(ご・かぞく)が人と自然の博物館(ひととしぜんのはくぶつかん)にお見え(お・み・え)になりました」を、あのような文章にしたのか

 

 

 この文章は失語症ではない方を想定して書きました。失語症の方で、読みにくい場合は、介助者とともに読んでください。また、以下の文章では、題を簡単に「失語症の皆さんがお見えになりました」にすることにします。

 

さて、「失語症の皆さんがお見えになりました」は、もうお読みいただけましたか?

 

 読んでみると、奇妙に思えるところがあったでしょう。たとえば漢字で書いた後に、わざわざ ひらがな で同じことを書いてあります。こういう場合、ふつうは「ルビを振る」といって、ひらがな を小さくし、横書きなら漢字の上や、縦書きの時は右どなりに書くものです。

 

 また漢字も ひらがな もずいぶん大きな字をつかいました。ポイントでいうと、表題「全国(ぜんこく)の......」は16ポイント、本文は12ポイントをつかいました。ふつうはもっと小さく、10.5ポイントから12ポイントです。

 

 漢字と ひらがな は、黒と青で書いています。文章の中に赤や緑はつかっていません。重要なこと、強調したいことは、赤で書くものではないのでしょうか?

 

 

原稿は、失語症者にとって、より理解しやすい文章をめざして、失語症当事者の小規模作業所「トークゆうゆう」の皆さんと共に作成したものです。「トークゆうゆう」の皆さんに意見をうかがうと、

 

◎ルビは漢字全部に、大きく振ってある方がよい。

◎文章の長いものは理解しにくい。

◎文章を読むのはむずかしいが、音声にすると理解できる方がいる。

◎文章は短く、3、4行にしておく。

 

ということでした。ここで、失語症というものを説明しておきましょう。

 

図1 失語症は言語障害のひとつ

図1 失語症は言語障がいのひとつ  全国失語症友の会連合会(編)『易(やさ)しい失語症(しつごしょう)の本(ほん)第2版』(「言葉の海」臨時増刊94 2009年1月刊)より

 

 図1を見ると、失語症は言語障がいのひとつとされていることがわかります。失語症によく似た障がいには、構音障がいや失声症、認知症があることがわかります。

 

 失語症には、普通の失語症以外に、幼い子どもがかかる小児失語症があります。認知症にも、青年期や中年期の人がかかる若年性認知症があります。

 

 構音障がいは、舌や口がマヒをしてろれつが回らなくなる障がいです。失声症は、声帯の障がいやストレスで声が出なくなった状態です。

 

 

失語症になると、脳のどこにダメージを受けたかで、人によっていろいろな症状があらわれます。よく見られるのは<話せない>とか、<書けない>という表現することがむずかしい症状です。

 

 <話せない>人のなかには、「言葉が思い出せない」、「わかっているけど、うまく言えない」、「思っていることと違う音や言葉になる」、「まとまったことをじょうずに話せない」ことがむずかしい人がいます。

 

 <書けない>人のなかには、「名前や住所(=固有名詞)が書けない」、「ひらがな を書くのがむずかしい」、「漢字で書くのがむずかしい」、「長い文章が書けない」などで困っている人がいます。

 

 

理解することがむずかしい人もいます。<聞いて理解することがむずかしい>人や、<読んで理解することがむずかしい>人です。

 

 <聞いて理解することがむずかしい>人は、「早口で話されるとわからない」、「一度にたくさん話されるとわからない」、「話の内容を覚えていられない」といったむずかしさのある人です。

 

 <読んで理解することがむずかしい>人は、「ひらがな がうまく読めない」、「漢字がうまく読めない」、「新聞や雑誌がわからない」、「説明書などがわからない」といったむずかしさのある人です。

 

ちなみに、わたしは脳塞栓症(のう・そくせん・しょう)の後遺症があり、構音(こうおん)障がいが主な障がいですが、疲れてくると「言葉が思い出せない」、「わかっているけど、うまく言えない」といった失語症の症状も出ます。他の方も、図1の症状の内、どれかだけという方は少ないと思います。

 

 

「トークゆうゆう」の皆さんに意見をうかがうと、「◎ルビは漢字全部に、大きく振ってある方がよい。」というのは、「ひらがな がうまく読めない」とか、「漢字がうまく読めない」といったむずかしさがある人には、「漢字(ひらがな)」と両方、どちらからでも意味がわかるようにしておく必要があることがわかります。小さなルビを振らなかったのは、高齢者で、老眼のために小さな字がわかりにくい人がいるためです。

 

 「ひらがな がうまく読めない」という症状は、健常者にはわかりにくいことかもしれませんが、失語症者にはよくいらっしゃいます。「ひらがな がうまく読めない」人でも、漢字ならふつうに読めます。これは、ひらがな と漢字が、脳の中の異なった場所で認識されるためです。

 

 漢字と ひらがな の色を変え、黒と青を使ったのはルビを本文と分けて文章としてわかりやすくしたかったのと、失語症者に限らず、よくいらっしゃる二色型色覚の人に配慮したものです。二色型色覚の人は、赤と緑と系統が混乱することがよくあります。

 

 「◎文章の長いものは理解しにくい。」とか、「◎文章は短く、3、4行にしておく。」というのは、文章が長いとゴチャゴチャしてわかりにくくなったり、短期記憶という、短い時間だけ記憶しておく機能がダメージを受けている人がいるためです。

 

 「◎文章を読むのはむずかしいが、音声にすると理解できる方がいる。」という意見は、ひらがな や漢字が読みにくかったり、読んで記憶しておくのはむずかしいが、音を聞くことは普通にできるような方の場合です。

 

 反対に、音が聞くことがむずかしい中途失聴者は、失語症者によくいらっしゃいます。

 

 ちなみに、失語症者に多い脳血管障がいのある人で、脳出血などを起こした場合は視覚障がいのある方がいらっしゃいます。

 

 

以上をまとめると、失語症者には:

 

1.漢字と ひらがな をあわせて書く。ひらがな のルビを振る場合は、小さくなりすぎないように気をつける。

2.文章は短くする。2,3行までにまとめる。

 

といった注意が必要でしょう。また、

 

3.失語症者に限らないが、安易に赤や緑を多用しない。

 

ということも、ユニバーサル・ミュージアムで使うテキストやホームページの文章には、配慮が必要だと思います。

 

 

全国失語症友の会連合会(編)『易(やさ)しい失語症(しつごしょう)の本(ほん) 第2版』(「言葉の海」臨時増刊94 2009年1月刊)を参考にさせていただきました。

 

 

兵庫県立大学 自然・環境科学研究所

(ひょうごけんりつだいがく しぜん・かんきょうかがく けんきゅうじょ)

/ 兵庫県立人と自然の博物館

/ ひょうごけんりつひととしぜんの はくぶつかん)

三谷 雅純

(みたに まさずみ)

 

 

※このブログで 掲載(けいさい)している文章(ぶんしょう)を 転用(てんよう)・ 転載(てんさい)されます 場合(ばあい)は、三谷 雅純(みたに まさずみ)まで ご連絡(ご・れんらく)ください。(mitani(アット)hitohaku.jp)

 

 

 

2010.0713

団体でご来館されたお客様から、「ペンギンがいるんですか?」

「ペンギンはどこ?」とのお声が・・・

 

ひとはくにペンギンはいないと思うのですが・・・

いったいお客様はどこでペンギンをご覧になったのでしょう??

 

実はいました!? こんなところに(^^)

 

pennginn1.jpg 

 

これは団体用(大人)チケットです。

でもチケットの裏を見ると・・ 

pennginn2.jpg

 

ペンギンではなくて“ゴイサギ”でした(^^)

同じ鳥の仲間なので見間違うほどよく似ていますね。 

      

                 フロアスタッフ ありむらむつこ

 7月1日の記者発表でもお知らせしたとおり、本日10日よりトピックス展「神戸市須磨区から新種の貝化石10種を発見!」を開催いたします。

 

3階展示室「丹波の恐竜」コーナー」 場所は、ひとはく3階展示室「丹波の恐竜」コーナーです。第4次発掘調査報告についても展示してあります。

 期間は、7月10日(土)〜9月5日(日)までです。

 

 展示の様子  新種の貝類化石

 そして、明日11日(日)は、13:30〜13:50、発見者である松原主任研究員のギャラリートークも開かれます。受講料は無料(観覧料のみ必要:ただし小・中学生は無料ですよ)となっております。ぜひ、ひとはくにお越しください。

 生物多様性大作戦!のツアー型セミナーとして、7月2日から6日まで、亜熱帯の島、西表島で生き物観察会をしました。

 ひとはくからは、太田(動物、西表島の生物全般)、池田(地質)、上田(マングローブの植物と人びとの暮らし)、高橋(植物)の4名が講師で行きました。17名の参加者のみなさん生き物や自然が大好きの方々で、早朝から寄るまで活発に活動され、西表島特有の亜熱帯の大自然を満喫しました。

  7月3日は、兵庫県立人と自然の博物館 御一行様という札を掲げたバスに乗り込み、島の東部の前良(マイラ)川・後良(シイラ)川のマングローブ林観察に行きました。道沿いは牧場になっているところが多く、牛と一緒にいる鳥、アマサギの姿をよく見ました。道端の電柱にはカンムリワシの姿も見られました。

1 bus shuppatu.jpg 旅館前からバスにて出発

 

2 douchu kanmuriwashi.jpg 電線に止まり獲物を探すカンムリワシ

 

まず午前中に前良川でマングローブ林とサキシマスオウノキを木道上から見た後、午後には後良川へ移動し、オヒルギ、ヤエヤマヒルギなどが密生するマングローブ林のなかに入り、そこに住む小動物、ミナミトビハゼ、オキナワハクセンシオマネキ、キバウミニナ、シレナシジミなどを観察しました。  

3 mangrove keshiki.jpg  後良川のマングローブ

4 mangrove kansatsu.jpg マングローブに入り、生き物観察

5 mangrove tobihaze.jpg 飛び出した目がかわいいミナミトビハゼ

6 mangrove uminina.jpg  長細い巻き貝、キバウミニナにヒルギの葉を与えたところ、数十分後には食べつくしていた。

ヒルギ類の胎生種子も観察しました。胎生種子は、樹上で発芽して長く伸びた状態の種子で、それが干潟の泥中にささるとすぐに生長できるようになっています。

7 mangrove yaeyamahirugi shushi.jpg ヤエヤマヒルギの胎生種子。これが泥中に刺さって芽生えます。

途中、環境省の野生生物保護センターに寄ってイリオモテヤマネコを見ました。といっても剥製とビデオですけど。実物を見てみたいものですが、そう簡単には見られません。センターではヤマネコ以外にも西表島の希少生物について丁寧に解説してありますので、必見のポイントです。

8 douchu yamaneko.jpgのサムネール画像 イリオモテヤマネコ(剥製)。家猫と同じくらいの大きさです。

夕方、降りて歩ける干潟を探し、あちこち動きましたが、朝とおなじ前良川まで戻り、河口部の干潟に降りました。ミナミコメツキガニの大群が、我々の歩く前をどんどん逃げて行きます。おもしろくて、追いかけながら干潟の先端まで歩きました。他にもエビやゴカイの卵など、おもしろい動物がいっぱいでした。

9 higata kansatu.jpgのサムネール画像 干潟の生き物観察へ出発

 

10 higata minamikometukigani.jpgのサムネール画像 逃げていくミナミコメツキガニ。近づくと砂に潜ります。

 

干潟にはマングローブ植物も進出しています。地面からやや太い呼吸根を出しているハマザクロ(別名マヤプシキ)を見て感激しました。

11 higata mangrove.jpg 干潟の最先端まで進出しているヤエヤマヒルギ

12 mangrove mayapushiki.jpg マヤプシキ。不思議な名前ですね。地面から呼吸根が立っている。

初日の夜に宿の近辺をナイトウォークしたのですが、サキシマハブには遭遇しませんでした。何とか見せたいということで、太田・池田の両名が夜遅くまでヘビ探しに行きました。今年は梅雨時に雨が少なかったとのことで、カエルの鳴き声が聞こえない。ということはそれを狙うヘビも少ないということで、結局サキシマハブを捕らえることはできませんでしたが、代わりにサキシママダラ、オカガニ、サキシマヌマガエルが捕まりました。

さっそく宿では、遅くまで待っていた人たちによって大撮影会が行われました。

13 doubutu sakishimamadara kamituki.jpg太田研究員の指にかみつくサキシママダラ。逃がしてくれ〜

14 doubutu sakishimamadara.jpgサキシママダラ撮影会。腰は引けててもカメラは前に出てきます。

7月4日は浦内川をボートで遡上し、その後、亜熱帯の深い照葉樹林の中 をカンピレーの滝まで歩きました。

15 mori fune gunkaniwa.jpg 浦内川の船着場・軍艦岩から歩き始める。

16 mori kansatu.jpg 照葉樹林のなかは緑でいっぱい。顔からは汗がいっぱい。

17 mori habukazura_2.jpg 木に巻きついて上るハブカズラ

樹林帯の中は風がなくて蒸し暑く大変でしたが、展望台から見たマリュドゥの滝は神秘的で感動しました。残念ながら事故が多発したとのことで滝のそばまで入る道は封鎖されていました。

21 mori maryudu taki.jpg 亜熱帯林の中の神秘的なマリュドゥの滝

林内ではサキシマカナヘビやイシガキトカゲが見つかりましたが、亜熱帯の森林はあまりに多様すぎて、植物に関しては消化不良のまま終わりました。

18 mori koutoushiran.jpg コウトウシラン

19 doubutu kanahebi.jpg 美しい緑色をしたサキシマカナヘビ

20 doubutu tokage.jpgイシガキトカゲ。宝石のように美しい尻尾が印象的。

22 mori kanpire taki.jpg 広々と気持ちのよいカンピレーの滝。ここでお弁当を食べるとカラスがやってきます。

夢中になって観察していたら、あっという間に時間がたちます。ツアー3日目となりそろそろ疲れがたまってきたなかでの、一日中の山歩きだったので、足取りの重い人も出てきました。最後は午後4時の最終船出発の2分前に船着き場に到着という離れ業でした。危ないところでした。体力などを考慮して早めの行動を心がけなければいけなかったと、反省したのでした。

 

 7月5日最終日は、西部の祖納地区にある古民家「新盛家住宅」を訪れました。木造茅葺き建築として沖縄最古といわれ、築140年になるということです。家の周りにはフクギの大木がたくさん植えられ、平たいサンゴ石を積み上げた石垣に囲まれています。これらは防風の役割をもって、台風から家並みを守っています。沖縄らしさを味わうことのできる場所でした。 

23 minka kominka.jpg  茅葺屋根の新盛家住宅を見学する参加者

24 minka ishigaki.jpg  石垣が美しい路地。大きな木はフクギです。

 

その後、北部のユツン川、大見謝川の周辺で、川の生き物を観察したあと、最後の締めくくりとして、最南部の南風見田(ハエミダ)の浜へ海浜植物を見に行き、浜に流れ着く植物の種子をみんなで探して歩きました。

25 hama hyoryubutusagashi.jpg 海岸を歩いて打ち上げられた木の実などを探す。 

26 hama oohamabou.jpg 沖縄の海によく似合う、オオハマボウ

29 hama tunomegani.jpg 砂の中に隠れていたツノメガニ。正面から見ると怖い顔です。

サキシマスオウノキやアダン、ゴバンノアシの実、モダマの豆も見つかりました。ゴバンノアシの実の外側は硬いが、内部はスカスカの繊維状になっていて海水に浮かびます。こうして海水により種子が運ばれるのを海流散布といいます。海に囲まれた西表島では多くの海流散布植物を見ることができました。

28 hama goban_no_ashi.jpg ゴバンノアシとココヤシの実。ゴバンノアシの実の大きさにびっくり。ココヤシの実はどこから流れ着いたのでしょうか。

30 hama adan.jpg アダン。パイナップルのようで美味しそうに見えますが、繊維が強くて食べられないそうです。

夕方といっても浜は灼熱地獄さながら、夢中になって歩いていて気がつけば汗ダラダラでした。海での採集は大変です。

27 hama hamayuu.jpg ハマユウの咲く浜辺。夏本番という感じです。

翌日は帰る日でしたが、早朝のサガリバナ・クルーズがあるとのことで、朝5時過ぎに起きて、急きょ参加しました。仲間川を遡上すると、美しく咲き誇るサガリバナの群落がありました。花が水面にぽたりぽたりと落ちて流れてゆく様は幻想的です。サガリバナの甘い香りに包まれながら、盛んにカメラのシャッターを切ったのです。

31 mangrove sagari2.jpg ピンク色のサガリバナ。無数の糸状に伸びたものは雄しべです。

32 mangrove sagari1.jpg サガリバナの花は、花弁と雄しべだけが水面に落ちて流れていきます。

その後サキシマスオウノキの大木も見て帰りました。くねくねと這いまわっているような巨大な板根は驚きです。

33 mangrove sakishimasuounoki.jpg 日本最大のサキシマスオウノキ。巨大な板根にみんなびっくり。

生物多様性大作戦の目玉の一つとして企画した西表島の生き物観察会でしたが、予想通り亜熱帯の西表島には多様な生物がいっぱいでした。それらを実際に目で見て、手に触れ、生息環境とともに体感することのできたツアーでした。

(高橋 晃・自然環境評価研究部)

 今日、7月7日は七夕ですね。 ひとはくでも笹飾りに願い事をかけています。 

 1年に一度だけ出会える織姫(おりひめ)星と彦(ひこ)星。

 

 織姫星というのは、こと座にあるベガ、彦星というのは、わし座にあるアルタイルという星のことです。天の川をはさんで夜空に輝いています。

 

笹の葉 さぁらさら 今夜も晴れていたら夜の9時頃には東の空に織姫星と彦星が出会っているのが見えるはずですが・・・・・ あなたはどんな願い事をしますか?ひとはくの短冊にも願い事を書きに来てください。待っていますよ。

 

 ちなみに、このベガとアルタイルと、はくちょう座のデネブの3つで、夏の大三角を形作っています。また時間があれば、夜空をのぞいてください。(上の画像のVegaから天の川をはさんで右下に見える明るい星がアルタイル。Vegaから左下にある明るい星がデネブです)

 

20100707

 

 

今日は元ひとはくミュージアムティーチャーの毛利先生が不思議な生物の同定依頼におみえになりました。

鑑定をした北村先生によるとこの生き物は コウガイビル というそうです。
雨の日にアスファルトの上にいることもあるそうです。
長さは20cm〜30cmくらいで長いものは1mにもなるそうです。
見た目は、ナメクジやヒルににていますが全く違う種類の生き物だそうです。

 

P1030579.JPGこれで、もうこの宇宙生物のようなものに雨に日であっても驚かなくても済みますね。

                  

                フロアスタッフ  せら ゆうこ

 

7月3日(土)・4日(日)の15:00〜「フロアスタッフとあそぼう!」のイベントでは
「オオムラサキ・ペーパークラフト」を行います。

皆さんはオオムラサキというチョウチョを知っていますか?
syasin1.jpg

はねの表が美しい紫色をしていることからこう呼ばれています。
紫色のはねを持つのはオスだけで、メスはこげ茶色のはね、
そしてオスよりもひとまわり大きいのが特徴です。

今回、ペーパークラフトでつくるのは、オスのオオムラサキ。
はねもきちんと動きますよ。

イベント開始15分前(14:45〜)に整理券を配ります。(先着20名様)
場所は”3階展示室 台場クヌギ前”です。

ここです↓写真をご覧ください。
syasin2.jpg

 皆さまのご参加お待ちしております。


フロアスタッフとあそぼう 『オオムラサキ・ペーパークラフト』
実施日:7月3日(土)・4日(日)
時間 :15:00〜15:30(整理券は14:45〜、3階展示室 台場クヌギ前で配布します。)
場所 :3階展示室 台場クヌギ前

(フロントスタッフ まつだ)

もうすぐ七夕ですね。
七夕の笹飾りには五色の短冊に願いごとを書きます。
笹を手に入れるのは難しい。飾る場所が、ないなといういう方。

ひとはくで願いごとをかなえちゃいましょう。
P1030331.JPG今日からエントランスホールと4階ひとはくサロンに現れた笹。
(設備さんと警備さんが運んできてくれました。)

 


             P1030329.JPG        P1030333.JPG

               (エントランスホール)             (4階ひとはくサロン)

飾りは、フロアスタッフによるオリジナル。
早速、短冊がかかっています。

どれどれ、「プロ野球選手になりたい」なんて、お願いも。かなうといいね☆
さて、私は何をお願いしようかな。
あれもこれも・・・。1枚じゃ、足りないな。

 

明日もフロアスタッフによる「うきうきワークショップ」など、楽しいイベントも、もりだくさん!!!

週末は、ひとはくへ来てね!


イベントについては、こちらを見てね。
→http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

 

                           小林美樹(生涯学習課)

7月ですね。みなさん、夏の予定は決まりましたか?

「昆虫サマースクール」は、ハチ北高原(兵庫県香美町)での2泊3日の体験を中心に、昆虫の標本づくり、成果の発表までを行う、充実のプログラムです。
小学4年生〜6年生、昆虫好き、自然好きのみなさん、いかがですか?
事前学習会から発表会まで、昨年のようすはこちらのブログをごらんください。

神戸三宮またはひとはくから、貸切バスで現地に向かいます。
研究員の私と、大学生高校生のお兄さんらがいっしょに行きます。

ss2010_1.jpg
広大な高原を散策。

ss2010_2.jpg
いろんな昆虫が。

ss2010_3.jpg
夜にはたくさんの虫がやってきます。

ss2010_4.jpg
つかまえた虫は、事後学習会で、ちゃんと標本に。
自由研究、ばっちりだね。

(自然環境評価研究部 八木 剛)

  今日から7月です。2010年も半分が過ぎたことになります。

 日本では旧暦の呼び方で「文月(ふみづき)」という呼び方もあるのはご存じかと思います。この文月は旧暦では「秋」の始まりになるとのことです。えっ?!今日からもう秋なの?(1・2・3月が春、4・5・6月が夏、7・8・9月が秋、10・11・12月が冬)。なんだか不思議な感覚です。ちなみに、富士山は今日が山開きだそうです。

 7月は英語で July といいます。これはユリウス暦を考えたユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザーともいわれる)の名にちなんでJulius(Iulius)と呼ぶようになったのが元のようです。


 そこで一つ思い出しました。長いですが・・・・・・


「秋七月(あきふみづき)に東国(あづまのくに)の不尽河(ふじのかは)の辺(ほとり)の人大生部多(おほふべのおほ)、虫祭ること村里(むらさと)の人に勧めて曰はく、「此は常世の神なり。此の神を祭る者(ひと)は、富(とみ)と寿(いのち)とを致す」といふ。巫覡等 (かむなきら)、遂に詐(あざむ)きて、神語(かむこと)に託(の)せて曰く、「常世の神を祭らば、貧しき人は富を致(いた)し、老いたる人は還(かへ)りて少(わか)ゆ」といふ。是に由(よ)りて、加勧(ますますすす)めて、民(おほみたから)の家の財宝(たからもの)を捨てしめ、酒を陳(つら)ね、菜(な)・六畜(むくさのけもの)を路の側に陳ねて、呼ばしめて曰はく、「新(にひ)しき富入来(とみきた)れり」といふ。都鄙(みやこひな)の人、常世の虫を取りて、清座(しきゐ)に置きて、歌ひ?(ま)ひて、福(さいはい)を求めて珍財(たから)を棄捨(す)つ。都(かつ)て益す所無くして、損(おと)り費(つひ)ゆること極(きはめ)て甚(はなはだ)し。是(ここ)に、葛野(かどの)の秦造河勝(はたのみやつこかはかつ)、民(たみ)の惑(まど)はさるを悪(にく)みて、大生部多を打つ。其の巫覡等、恐(おそ)りて勧(すす)め祭ることを休(や)む。時の人、便(すなは)ち歌を作りて曰はく、

 太秦(うずまさ)は 神とも神と 聞こえくる 常世の神を 打ち懲(きた)ますも

此の虫は、常に橘(たちばな)の樹(き)に生(な)る。或いは曼椒(ほそき)に生る。[曼椒、此をば褒曾紀と云ふ] 其の長さ四寸余(よきあまり)、その大きさ頭指許(おほよびばかり)。其の色緑にして有黒点(くろまだら)なり。其のかたち?全(かたちもは)ら養蚕(かひご)に似(の)れり。」
                       『日本書紀』岩波文庫、皇極紀三年七月条


 この中に出てくる『虫』は『常世の神』になっていますが、この虫は「シンジュサン」という蛾の幼虫だという研究があるようです。成虫を写真で見るとこんな蛾です。

(標本写真提供:ひとはく 沢田佳久研究員) 

SamiaCynthia(シンジュサン) このムシを「常世の神」と感じた古人のことを思い出しました。

幼虫(青赤立体写真)(写真提供:ひとはく 沢田佳久研究員)

 

 本当は『暦』の話を書きたかったのですが、いつもの癖で、ついつい脱線してしまいました。

20100701

切手に見る多様性?

2010年6月30日

 何度かこのblog記事で外国の切手などの話題にふれましたが、切手つながりでこんな切手を見せていただきました。

 

 1974(昭和49)年から1978(昭和53)年にかけて発行された自然保護シリーズ5集のうちの第1集哺乳類(4種類)を紹介します。

イリオモテヤマネコ  ニホンカワウソ

1974(昭和49)年3月25日 イリオモテヤマネコ  同年6月25日 ニホンカワウソ

アマミノクロウサギ  オガサワラオオコウモリ

 1974(昭和49)年8月30日 アマミノクロウサギ  同年11月15日オガサワラオオコウモリ

 

 自然保護シリーズ 第1集 哺乳類 の4種類です。現在では絶滅してしまったと思われるニホンカワウソや絶滅が危惧されている希少な動物たち。ひょっとすると何年か先には、切手でしか姿を見ることができなくなっているかも知れません。生物多様性を考える時、絶滅していく(させられる)動物もいることを忘れないで欲しいです。

 

20100630(切手はフロアスタッフ瀬良さんから提供していただきました)

7月17日から開催する「ひょうごの生物多様性:瀬戸内海VS日本海」の準備を進めています。

二つの海に面している兵庫県の生物多様性を紹介する当企画展をぜひお楽しみに!

詳細は、こちらから

今日は、巨大なクジラの骨格を運び込む作業。

IMG_0270.JPG

廊下を通って・・・

 

 

 

 

 

 

 

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扉を抜けれるか・・・

 

 

 

 

 

 

 

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よっこいしょっと!

 

 

 

 

 

 

 

IMG_0280.JPG

パズルのように組み立てます。

 

 

 

 

 

 

 

組み立てられたクジラの全身を見に、ぜひ博物館へお越しください。

開会までの間も、作業過程を「演示」として、公開して準備を進めています。

CIMG2881.JPG CIMG2883.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

囲いの向こうに見ているのは・・・

準備作業の様子をのぞきに来てくださいね。

自然・環境マネジメント研究部 武田

先日、「博物館に寄贈したコルクの木はありますか?」という問い合わせが
ポルトガル人の方を含むお客様からありました。
そして今日、その際の対応の御礼の手紙もいただきましたので紹介します。

実はひとはくが開館するとき、神戸コルク株式会社から寄贈を受けています。
たまたま近くまでこられた神戸コルク株式会社の代表取締役の方が、
ポルトガルから来日していたアモリン社の方をお連れして来館されたのです。

062901.jpg

さっそく3人を1階展示室「世界の木材」コーナーにご案内しました。

062902.JPG

▲ちゃんと「神戸コルク(株)寄贈と表示していました(^^)

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▲樹皮のコルク層もよくわかります

062904.JPG

▲床もコルクです

博物館で大切に展示されていることにご満悦の様子でした。
ポルトガルと言えば、コルクの生産では世界一!!50%を超えるシェアを誇るそうです。

みなさんも、ひとはくに来館されたら、ぜひコルクの木をご覧ください。


ひとはくは今、生物多様性大作戦!展開中です。
ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

カタツムリを探すには、雨の日、特の雨上がり直後がいいです。まわりに木や草がある古いコンクリートのへいが見つけやすい場所です。古くてちょっと黒っぽくなっているところをよく見てみましょう。黒い中に。白くうねった線があちこちにみかけることがあります。これは表面の黒い藻類をカタツムリが食べていった跡です。ついでにコンクリートもちょっとかじって自分の殻の材料にしています。

 動いているかたつむりを見つけたら、角のあたりを観察してみましょう。角は何本あるでしょうか?小学生に質問すると「2本!」が圧倒的に多いです。たしかに長いのが2本あります。その下によくみると短いのが2本あります。

正解は『4本』です。長いのは「大触角(だいしょっかく)」といって、先端の丸い部分は眼です。眼は光を感じていますが、形まではわかっていないだろうといわれています。短いのは「小触角(しょうしょっかく)」です。臭いを嗅いでいるようです。

 カタツムリは梅雨のイメージが強いですが、夏でも夕立のあととか、秋雨のころでも活動しています。探してみてはいかがしょうか?

 

 

suzuki629-1.jpg 

          写真1:カタツムリのはった跡

 

 

 

suzuki629-2.JPG                  写真2:カタツムリの触角は4本

 

 

 

                                   鈴木 武(自然・環境再生研究部)

 26日,島根大の端山さんと神戸大の藤原さんが浜辺にいる陸生ガムシの標本
調査に来られました.
 ガムシというと,ゲンゴロウ並に存在感のある淡水性のガムシを思い浮かべ
ますが,小型で陸生のものも多く,一分には海浜性のものもいるそうです.

1030-am.gif 1030-il.gif
(プルプル3D版と偏光板方式PC版)

 当館収蔵ガムシの標本箱は三箱.見ていただいたところ,対象種(三種いる
らしい)が何個体か含まれているようです.多くは故高橋寿郎先生の収集品で,
ラベルに書かれた採集地名が山陽電車の古い駅名だったりします.その場で同
定しつつ,採集データをPCに入力して居られました.

昆虫共生 沢田佳久

もうすぐ夏がやってきますね〜
皆さんはお出かけの計画はもう立てていますか?
まだの人はもちろん、もう立ててしまった人も
今年の夏は ひとはくへ来てみませんか?

私たちフロアスタッフは楽しいプログラムを用意していますよ(*^_^*)

★ふかたん★ 7月10日(土) 14:00〜
 「セミをさがそう!」 隊長は昆虫博士の大谷主任研究員!
   深田公園にでかけて、博士にいろいろ質問しちゃおう!
  

★うきうきワークショップ★ 10:00〜16:00(時間内はいつでも参加できるよ)
              4Fひとはくサロン

 7月          3日(土)   「恐竜おりがみ」             参加費:無料
                    丹波竜をおりがみで作ってみよう!

           17日(土)   「バルーンアート」            参加費:無料
                    わらないように気をつけて風船でかたちをつくるよ

        19日(祝)・31日(土)   「とっても簡単!化石のレプリカづくり」  参加費:100円
                    おゆまるを使ってレプリカを作ろう!


P1000866.JPG   

★フロアスタッフとあそぼう★ 毎週土日祝 15:00〜 定員先着 20名

    3日(土) ・  4日(日)   「オオムラサキのペーパークラフト」 3階展示室
                   きれいな色のオオムラサキをつくってはばたかせてみよう

   10日(土)・11日(日)   「動物たまいれ」  4階ひとはくサロン
                   チームに分かれて玉入れ合戦   
        
     17(土)・18日(日)・19日(祝)    「画はくの日」 2階企画展示室
                   〜企画展ひょうごの生物多様性〜をみながら絵をかいてみよう

 

P1020327.JPG   24日(土)・25日(日)   「苔のテラリュウム」  4階ひとはくサロン
                   ビンのなかに苔を植えてオリジナルのテラリュウムをつくろう

   31日(土)・ 1日(日)   「川でさかなつり」  2階展示室
                   川には、どんな所にどんなさかなが住んでいるかな?

 

DSCF5944.JPG イベントに参加すると、タヨウ星人ポイントカードに1ポイントもらえるよ!
 ポイントについて詳しくは、当サイト内 ひとはく生物多様性大作戦!をクリックしてね。
 楽しく学びながら、ポイントを集めていろんなグッズをゲットしちゃいましょう!

  
                                                          フロアスタッフ せらゆうこ
         

第156回ドリームスタジオ

『動物の ウンチを 封入してみよう!』

NPO法人 人と自然の会・封入標本サークル

 

どんな形かな どんな色かな どんな大きさかな・・・。

20100629hitotosizenn.jpgのサムネール画像

受付け開始直後にこの人だかり、すぐに定員に達する

201006292hitotosizenn.jpg

兵庫県内の野生動物のウンチ、ムササビやテンも展示・説明

将来は3階入り口の動物標本と一緒にウンチの封入を展示したい。

 

 

201006293hitotosizenn.jpgのサムネール画像のサムネール画像 顔は見えないが、人の多さに緊張気味か、リーダー。

 

 

 

201006294hitotosizenn.jpg

今日封入するウンチたち。左の大きい奴はイノシシ、ヤギ・バンビ・ウサギ。

ヤギの下のウンチはシカです。どれが人気あるかな?

イノシシのウンコが参加者の数より少ないので足らなくなると心配したが、

たくさん余ってしまった。

イノシシのウンチは少し大き過ぎ敬遠されたかな?

 

 

 

201006295hitotosizenn.jpg

どの動物のウンチを封入しようかなぁー?

どのウンチにするか迷ってしまう・・・

 

 

 

201006296hitotosizenn.jpg

二つの溶液の配合を間違うと標本が割れてパァになってしまうので使用方法と使用の注意を詳しく説明。大人も子供もみんな真剣な顔・・・

 

 

 

 

201006297hitotosizenn.jpg

教えられた手順どおりに封入液を慎重に注いでいく

 

 

 

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浮き上がったウンチがないか、液が少ない標本はないか等最後の点検。

この後、埃を被らないように新聞紙で覆いをして保存場所へ移動。

出来上がりが楽しみだ。

ウンチの標本の引渡しは来月のDSの日です。

 

人と自然の会・封入標本サークル(木村公之・能勢公紀・瓜生恒子他) 

 

人と自然の博物館では、以下のとおり、7月31日に、シンポジウム『小さな自然再生のすすめ』を開催しますので、ご案内を差し上げます。今回のシンポジウムでは、小規模&ローテクな方法で自然を再生させる活動で、先駆的な活動をされている方々をお招きいたしました。このような取り組みを一同に集めたシンポジウムは、国内でもはじめてのことだと思いますので、ぜひ皆様お誘い合わせの上、ご参加頂ければと思います。

シンポジウム: 「小さな自然再生のすすめ」 →こちらもご覧下さい!

tai.jpg日時: 2010年7月31日(土) 
場所: 兵庫県立人と自然の博物館 ホロンピアホール
    http://www.hitohaku.jp/top/visitor_info.html 
時間: 13時〜17時30分
費用: 800円 (観覧料および資料代込み)


申し込み(締切 7月28日

 ○電子メールの場合

  mizubefmk@gmail.com  (水辺のフィールドミュージアム研究会)宛に、

  「小さな自然再生のすすめ参加」と明記のうえ、

  氏名、連絡先(住所・電話・FAX・電子メール)を送信ください。


 ○はがき及びFAXの場合

  兵庫県立人と自然の博物館「小さな自然再生のすすめ参加」と明記のうえ、

  氏名、連絡先(住所・電話・FAX・電子メール等)をご記入ください。

  住所:兵庫県三田市弥生が丘6丁目 FAX 079-559-2033

 *申し込み頂きましたら、こちらから返信させていただきます。

  (電子メールの場合、数日たっても返信がない場合は再度お申し込みください)

 
 なお、電話での申し込みは受け付けておりませんのでご了承ください。

【特典! オールカラーの冊子をプレゼント】 
 先着100名様には、小規模な自然再生を特集した

 「ローテク&エコテク風土記〜川もまちも元気になる!」
 (リバーフロント整備センター・2010年3月刊行) 

 を配布いたします。

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【趣旨】自然再生には行政主導の大掛かりなものから、地方行政や市民団体等による小規模な活動までたくさんあります。しかし、予算規模、周辺との調整事項、実行体制のことを考えれば、大規模なものはそうそうできるものではありません。現状では、小規模で容易に、多様な主体が取り組むことできる方法論の開発が、生物多様性の保全には欠かせない、ということになりますが、そういった方法論は普及していません。地域の人々によって、「努力のしかたが分かる」実践活動と、それを支える方法論が必要とされています。今回、この「小さな自然再生のすすめ」シンポジウムでは、市民団体が地域の自然再生に貢献しうる大きな可能性を示すとともに、自然再生や修復の技術共有を目的とした事例紹介を行います。より効果的で成果をもたらす活動は、各地の団体による成功事例および失敗事例の情報交換から始まります。このシンポジウムでは、現場にて、実践的な活動を展開されている方々に講演していただき、各地でこうした自然再生の取り組みを普及させるための基盤をつくることができればと思います。

【講演者、講演内容】

■基調講演
○浜野龍夫(徳島大学)

タイトル:「水辺の小わざ」 

 川づくりの新理念「水辺の小わざ」は、多自然工法や近自然工法のことでは

 ありません。流域全体の生態系をより豊かにするために、川の中のいろいろな

 生きものの一生や川全体の特性を把握し、小規模でありながらもその水辺に

 ふさわしい効率的な改善策を様々な視点で工夫する取り組みです。

 山口県発の川づくりの平成維新と紹介され、今や全国に波及している

 水辺の小わざを紹介します。

○佐竹節夫(コウノトリ湿地ネット)
タイトル:「市民の力でコウノトリの餌場づくりに挑戦中―湿地再生あれこれ―」
 

 肉食で大飯喰らいのコウノトリが里で暮らすには、並みの自然では

 おぼつかない。 畦に囲まれた水田が最適だが、基盤整備が隅々まで施された

 生産農地では自然再生に限界がある。

 そこで、休耕田に水を張り、放棄田に堰を設けて水を溜め、草地に穴を掘って

 水を引き込んでいる。小さな湿地でも数が多けりゃネットワークもできるだろうと。


■事例報告
○服部泰樹(里山レンジャー)
タイトル:「都市公園内の放棄水田を復活させる」 
 三田市の郊外にある有馬富士公園内に残された放棄水田を再生し、それらを
 活用した自然体験プログラムを実施している。再生にあたっては、草刈り、広葉樹の
 植林を行い、周縁にのこされた水路や畦などの希少種に十分に配慮した。
 放棄水田の水利は、ソーラーパネルを用いて排水路からポンプアップするほか、
 沢水を導水・貯留している。また、カスミサンショウウオの産卵場の創出を参加型の
 学習プログラムで実施した。

○大山謙(上流武庫川ルネッサンス懇談会)
タイトル:「オオサンショウウオとタナゴの通り道づくり」
 
三田市を流れる羽束川には、特別天然記念物のオオサンショウウオの遡上を
 阻害する堰が複数みられる。そこで、武庫川上流の自然再生を考える懇談会が
 中心となり、“重機を用いない低予算”での階段づくりを2箇所で試みた。
 第1基は、近隣の小学生とともに鉄線カゴで製作したところ増水によって
 変形したため、第2基では、コンクリートの会所枡を用いることにより、
 階段の強度を高めた。両階段ともに、施工後遡上が確認された。

○三木進(こどもとむしの会・佐用町昆虫館)

タイトル:「災害復旧は、小さな自然の再生から」

 「佐用町昆虫館」は、県の昆虫館を引き継ぎ、昨年4月にNPOによって再開。

 自然の中での観察が人気を呼んだが、8月、台風による土石流で、多くの

 貴重植物や昆虫を育む園庭が、深さ1mもの土砂に埋まった。

 スコップ1本、手作業による復旧が始まり、延べ450人が、8カ月間に

 わたって奮闘。

 館を埋めた流木や石を逆に利用し、並べて花壇や橋にした。

 一部は土を入れ替え、昆虫の食草を植え、井戸を活用し水辺も復活させた。

○久加朋子(水辺のフィールドミュージアム研究会)
タイトル:「都市近郊に残存する小規模な水辺生態系の再生」 

 都市近郊あるいは市街地内には、生物の生息環境としての機能が劣化した

 自然環境が多数認められる。 人々にとって身近な地域に生きる生物の

 生息環境を取り戻すにはどうすれば良いのか?

 講演では、当団体が水辺生態系の再生にむけて実施してきた2事例

 “ソーラーパネルを活用した水田魚道”と”コンクリート3面張り河川のホタル再生”
 の失敗から成功までを紹介する。

■先進事例から学ぶ
○岩瀬晴夫(北海道技術コンサルタント)
タイトル:「小技術からはじまる“見試し”」
 

 身近な自然への意識の高まりに呼応するがごとく、

 旧建設省は「多自然型川づくり」通達(1990)を出しました。

 蛇行・瀬淵・水際が大事だと言われ続け、過剰なお題目の先行に苛立ちながら、

 はや20年。小さな技術による“見試し”が技術向上に通じると信じ、

 野生生物の生息場づくりを試行錯誤してきた背景(計画論)と実践例を提示いたします。

主催:水辺のフィールドミュージアム研究会兵庫県立人と自然の博物館
助成:花王株式会社
このシンポジウムは、「花王・コミュニティミュージアム・プログラム2009」の

助成を受けて開催いたします。

アジサイが見頃に

2010年6月29日

 

 梅雨の季節、毎日雨模様で外出がおっくうになりがちですが、今の季節『アジサイ』が見頃ですね。

 

たくさんのアジサイ アジサイにはさまざまな種類があるそうですが、上の写真のように、一般的には丸い球状に花がつくものと周縁部に花がつくもの(下の写真)とがあるようです。詳しく調べるとまた脱線しそうなので簡単に紹介すると、日本原産のガクアジサイ系と園芸用に品種改良を施した西洋系らしいです(詳しくはお調べください)。

ガクアジサイ みなさんは、どちらがお好みですか?

 

 それはさておき、このアジサイの写真を撮っている時に小さな生き物に遭遇しました。

 

  カマキリの子ども   ホソアブ(?)の交尾

 「こんな小さな生物もたくましく生きているんだなぁ。」と感じるひとときでした。雨で外出をひかえがちになりますが、外に出ると楽しい発見も待っていますよ。

 

 近所の公園に出かけるもよし、里山へ出かけるもよし。

 ひとはくに出かけるのは、なおよし!! 舞鶴若狭自動車道は高速道路無料化実験区間ですよ。

 

20100629

 

 (本文中のアジサイは丹波市氷上町で撮影したものです。)

今日のひとはくは、昨日の雨も上がって朝から大勢のお客様で賑わっています(^^)
さて、5月22日から始まった「タヨウ星人スタンプカード」、今日、ポイントを24個すべて達成した「ゴール達成第1号」のお客様が来られました。

達成者は博物館の近くの三田市立狭間小学校3年生の福田けいさん。
ありがとうございました。これからもひとはくに来てくださいね。

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▲認定証がどんなものか見たくて今日までなにもグッズをもらわず来てくれました。認定証は記念すべき「第1号」大切に飾ってくださいね(^^)

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▲24ポイントは、特製フィールドノートとオリジナル缶バッジ、タヨウ星人シールに交換されました。ライオンタンポポがとっても可愛らしくて好きだそうです。チンゲンサイ先生もきっと喜ぶでしょうね(^^)

ひとはくの生物多様性大作戦!!
タヨウ星人スタンプカードにスタンプを集めて、あなたもひとはくオリジナルグッズをゲットしてください!

さあ、今年の夏はぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

20100316171607_00004.jpg

 今年の1月1日午前3時頃から部分月食がありました。

 そして、明日6月26日(土)にも部分月食が見られるかも?です。お天気が気になるところですが、条件がよければ見えるはずです。

 月の出は、神戸近辺では19:14 月食の始まりは19:16といわれていますから、ひょっとすればかけながら月が昇って来る様子が見えます。 

月の出の頃の様子 最も食が進むのは20:38頃 月も少し見上げれば見えるくらいの位置まで昇っていると思います。天気さえよければ、バッチリ見える!!はず。月の出は19:14ですが、日の入りも191:6ということで、空はまだ明るいと思います。 

食の最大の頃 20:38頃には暗くなっていることでしょう。おおよそ半分程度が欠けるといわれています。 

食の最大の頃の月の様子 こんな風に見えるといいですね。左の上の方が欠けるようです。それ以後また元の月に戻っていき、月食の終わりは22:00頃です。おおよそ3時間の天体ショーです。あとは天気だけですね。

20100625

 画面の画像は Stellarium (http://www.stellarium.org/)フリーソフトを使ってシミュレートした画像です。一部日本語が消えてますが。

 そして、まだ少し先ですが、12月21日は皆既月食も起こります。

 

 

  抜けるような青空 清々しい深田公園 

 

 今日は朝から梅雨とも思えないような晴天。暑い暑い一日でした。そして、小野市立小野東小学校の3年生120名も、暑い(熱い)午前を過ごしました。

 今日は、鈴木研究員と沢田研究員のスーパー『むし』びんご です。 びんごかーど

 びんごのルールは簡単です。深田公園にいるムシをつかまえ、ビンゴシートに書き込みながら、つかまえたムシを観察します。深田公園に来なくても、学校の校庭や家の近くの公園でもできますよ(危険な所がないか十分に確認してから行ってください)。

 深田公園は広いですから、班ごとに行動しました。 

さぁ、出発!!   どこに行こうか? つかまえたムシたちはチャックのついたビニル袋に入れ、博士に鑑定してもらった後、ホロンピアホールのガラスの壁面にペタペタ貼っていきました。今日は「むしびんご」のはずでしたが、なぜだか「オタマジャクシ」の袋がたくさん貼られていました?!

鑑定する鈴木研究員と子どもたち  ガラス壁面に貼ります

オタマジャクシ?!  ドンドン貼ります 

 テントウムシ・コガネムシ・アリ・ハチ・チョウ・バッタ・カメムシ・カマキリ・カミキリムシ・トンボなどのほかにも、チビクワなどの生きものも見つかったようです。沢田研究員から、ムシを見つけるコツやポイントも教えていただきました。

ムシのいるポイントの説明をする沢田研究員 班でつかまえられるムシの種類にも限りがあるので、他の班の友達がつかまえたムシも観察します。みんな本当にいろんな発見をしたようです。 

コレは何だ?  こんなちっちゃいバッタ!! 

 

 最後は、今日のふりかえりとまとめをシートに書き込みます。みんな身近い時間だったけれど、いろんな発見ができたようです。今度はぜひ自分のたちの学校の周りや家の近くでやってみてください。

まとめ1  まとめ2

まとめ3  まとめ4 

 

 それと、大事なこと → ムシも生きもの。当然、命があります。命の大切さ不思議さを感じながら、どんどん自然と関わってください。

  

20100624 

 

tetora.jpg7月17日(土)からはじまる「ひょうごの生物多様性 〜瀬戸内海VS日本海〜」の展示特別企画では、テトラポッドの展示が予定されています。
テトラポッド? どうしてこの企画展と関係あるのでしょうか。
実は、日本海と瀬戸内海で、設置されているテトラポッドの大きさがかなり異なります。日本海のほうが波当たりが強いので、大きさがずいぶんと大きくなります。もちろん、どちらにも大きいモノから小さいモノまでありますが、日本海の外海に面したところでは、なんと4m近いものがあります。それに比べると、瀬戸内海のものは、約2mのサイズで、写真にあるようなものです。

実際に、大小をくらべていただくために、「実物大」で展示しようと考えました。
ですが、コンクリート製の本物や鋼製型枠などをつかって展示すると、何十トンとなるので、とても移動できませんし、博物館の床底が抜けてしまいます。そんなわけで、テトラポッドや消波ブロックを実物大で展示することはこれまで、ほとんどの博物館で出来ませんでした。

そこで登場するのが、ペーパークラフトです。段ボールを加工して、接着材不要で解体可能なものを製作しました。
製作には、テトラポッドのオリジナル・クラフト用展開図を作成されている「仮想ブロック」の作者であるMcguffinさんによる協力をはじめ、段ボールアートと加工で国内トップクラスの技術を誇る「矢野紙器株式会社」さん、そして本家本元の「株式会社不動テトラ」さんらの協力を得て、たぶん「世界初」の実物大の段ボール製のテトラポッドが完成しました。ちょっと変わった、4者の異種コラボレーションとなりました。特に、Mcguffinさんの技術力の高さ、3次元を捉える構成力には、ただただ脱帽です。
作戦会議では、圧倒されるばかりでした。下の写真をご覧下さい。試作品も素晴らしいです。
(左のスケルトンタイプは美しすぎます)

R0011399.jpgこの段ボールでつくるテトラポッドを体験していただくために、以下のようなオープンセミナーを企画しました。

題しまして・・・

段ボール製のテトラポッドをつくろう! 【海の日特別企画】

紙を切り抜いて手のひらサイズのテトラポッドをみなさんと一緒につくります。
そのあと、巨大なテトラポッドを参加者と一緒に組み立てたいと思います。
ぜひ関心のあるかたはご参加ください。申し込みは不要で無料です。
詳細は以下のとおりです。

   開催日: 2010年7月19日 (祝・海の日)
   場所: 4Fひとはくサロン
   時間: 13:30 - 16:00 (手のひらサイズは適宜開催。所用時間は約30〜60分)
          14:00 -          巨大テトラポッドの組み立てショーを行います
   定員: 手乗りテトラポッド: 定員なし(紙がなくなり次第で終了)
        巨大テトラポッドの組み立ては、ご覧の方々に適宜お手伝いを募ります   
   その他: 参加者には、不動テトラさんから記念品プレゼントがあります!

現在、展示の完成にむけて鋭意制作中です。みなさんのお越しをお待ちしております。

(みつはしひろむね)

ユニバーサル・ミュージアムをめざして

 

 

全国(ぜんこく)の 失語症(しつごしょう)

(みな)さんと ご家族(ご・かぞく)

人と自然の博物館(ひととしぜんのはくぶつかん)

お見え(お・み・え)になりました。

 

 

この原稿(げんこう)は、失語症者(しつごしょうしゃ)にとって 理解(りかい)しやすい 文章(ぶんしょう)を めざして、兵庫県(ひょうご けん) 三田市(さんだ し)にある 失語症(しつごしょう) 当事者(とうじしゃ)の 小規模(しょうきぼ)作業所(さぎょうしょ) 「トークゆうゆう」の 皆(みな)さんと 共(とも)に、三谷 雅純(みたに まさずみ)が 作成(さくせい)したものです。文責(ぶんせき)は 三谷(みたに)にあります。

 

100612_museum01.jpg外出介助(がいしゅつ かいじょ)ボランティア「かけはし」

前田 隆(まえだ たかし)さん撮影(さつえい)

 

 全国(ぜんこく)の 失語症(しつごしょう)の 皆(みな)さんが、6月(がつ)12日(にち)に 人と自然の博物館(ひととしぜんのはくぶつかん)が 展示(てんじ)している ティタノサウルス形類(−・けいるい)と 呼(よ)ばれる 首(くび)の長(なが)い 恐竜(きょうりゅう)の 化石(かせき)を 見(み)に来(こ)られました。

 

三田市(さんだ し)で6月(がつ)13日(にち)におこなわれた 「第4回(だい4かい) 言語(げんご)リハビリ 交流(こうりゅう)の つどい イン 兵庫(ひょうご)」に 参加(さんか)されるために 来(こ)られたのですが、12日(にち)は 三田市(さんだ し)のようすを 見学(けんがく)して 回(まわ)られたのです。

 

 失語症(しつごしょう)というのは、脳(のう)の 血管(けっかん)の 病気(びょうき)や、交通事故(こうつう じこ)などで、脳(のう)の 中(なか)の 言語中枢(げんご ちゅうすう)に ダメージをおってしまい、それまでは 普通(ふつう)に しゃべっていたのに、突然(とつぜん) しゃべれなくなるという 障がい(しょうがい)です。高次脳機能障がい(こうじ のうきのう しょうがい)の 一種(いっしゅ)で、「聞く(きく)」 「話す(はなす)」 「読む(よむ)」 「書く(かく)」といった 大切(たいせつ)な 機能(きのう)のどれか、人(ひと)によっては、その内(うち)の 複数(ふくすう)の 機能(きのう)が 障がい(しょうがい)を うけるものです。

 

 同時(どうじ)に、言語中枢(げんご ちゅうすう)だけでなく、聴覚中枢(ちょうかく ちゅうすう)や、視覚中枢(しかく ちゅうすう)が ダメージをおったため、耳(みみ)が 聞(き)こえなくなったり、目(め)が 見(み)えなくなっている 人(ひと)も いらっしゃいます。

 

 

1) 耳(みみ)から つたわった 音(おと)を 認識(にんしき)したり、理解(りかい)したりする 脳(のう)の 部位(ぶい)

2) 目(め)から つたわった 像(ぞう)を 認識(にんしき)したり、理解(りかい)したりする 脳(のう)の 部位(ぶい)

 

 

☆   ☆

 

 わたし(三谷雅純 みたに まさずみ)と 生涯学習課(しょうがい がくしゅう か)の 平松紳一(ひらまつ しんいち)が 対応(たいおう)しました。展示(てんじ)は、平松(ひらまつ)が 説明(せつめい)しました。

 

 失語症(しつごしょう)の 皆(みな)さんには、脳梗塞(のう こうそく)や脳出血(のう しゅっけつ)を おこした方(かた)が 多(おお)いので、マヒのある方(かた)や 車いす(くるま・いす)を ご利用(ご・りよう)に なる方(かた)が 多(おお)くいらっしゃいます。

 

 人と自然の博物館(ひととしぜんのはくぶつかん)は、普通(ふつう)に 入(はい)ると、最初(さいしょ)に 長(なが)い 階段(かいだん)を おりなければ いけません。そのために、できるだけ 階段(かいだん)など 段差(だんさ)の ない出入り口(でいりぐち)から ご案内(ご・あんない)する ことにしました。

 

階段(かいだん)を下(お)りなくてもいい 出入り口(でいりぐち)は、通常(つうじょう)の 出入り口(でいりぐち)の 上(うえ)に あるのですが、少(すこ)し、見(み)にくいようです。

 

100618museum03.jpg段差(だんさ)のない 出入り口(でいりぐち)は、通常(つうじょう)の 出入り口(でいりぐち)の 一階(いっかい) 上(うえ)のあります。(撮影 三谷 さつえい みたに

 

100618museum04.jpg段差(だんさ)のない 出入り口(でいりぐち)です。

(撮影 三谷 さつえい みたに

 

 「ひとはく 恐竜(きょうりゅう) ラボ」は スロープで 上(あ)がれるのですが、下(お)りる 時(とき)には、少(すこ)し スロープが 急(きゅう)です。ガラス越(ご)しにですが、恐竜化石(きょうりゅう かせき)の クリーニング作業(さぎょう)を 見学(けんがく)できます。まず、はじめは 「ひとはく恐竜(きょうりゅう)ラボ」を 見学(けんがく)して いただきました。

 

100618museum02.jpg正面(しょうめん)から 見(み)

「ひとはく恐竜(きょうりゅう)ラボ」

(撮影 三谷 さつえい みたに

 

100618museum01.jpg「ひとはく恐竜(きょうりゅう)ラボ」には

スロープが付(つ)いています。

(撮影 三谷 さつえい みたに

 

100612_museum00.jpg外出介助(がいしゅつ かいじょ)ボランティア「かけはし」

前田 隆(まえだ たかし)さん撮影(さつえい)

 

 段差(だんさ)のない 出入り口(でいりぐち)から はいってすぐの 部屋(へや)を、とっておきました。部屋(へや)のむかいが トイレです。疲(つか)れた 方(かた)は、見学(けんがく)の 間中(あいだじゅう)、いつでも 休(やす)めるように しておきました。しかし、休(やす)まれる 方(かた) いらっしゃらないようでした。

 

☆   ☆

 

 恐竜(きょうりゅう) コーナーの 展示(てんじ)は 出入り口(でいりぐち)から 一階(いっかい) (お)りた フロアに あります。「丹波の 恐竜 化石(たんばの きょうりゅう かせき)」です。みなさん、このコーナーを 楽(たの)しまれたようです。

 

100612_museum02.jpg 100612_museum03.jpg写真(しゃしん)は いずれも

外出介助(がいしゅつ かいじょ)ボランティア「かけはし」

前田 隆(まえだ たかし)さん 撮影(さつえい)

 

残念(ざんねん)なことがふたつ ありました。それは、

 

◎ 失語症(しつごしょう)の 方(かた)の 中(なか)には、聴覚障がい(ちょうかく しょうがい)の 方(かた)が おられます。今回(こんかい)も おられました。説明(せつめい)は 音声(おんせい)だけ でしたので、聴覚障がい(ちょうかく しょうがい)のある 失語症者(しつごしょう しゃ)には、説明(せつめい)が わからなかったようです。説明用(せつめい よう)の プリントなどを 用意(ようい)してあれば よかったですね。後(あと)で 気(き)がつきました。すいませんでした。

 

◎ 今回(こんかい)は いらっしゃいませんでしたが、失語症(しつごしょう)の 方(かた)の 中(なか)には、視覚障がい(しかく しょうがい)の ある方(かた)も おられます。「丹波の 恐竜 化石(たんばの きょうりゅう かせき)」の 展示(てんじ)は、ほとんど ガラス・ケースに はいっているため、視覚障がい者(しかく しょうがい しゃ)には 「何(なに)もわからない」と いったことがあります。触(さわ)っていただけるような 展示(てんじ)であれば よかったのにと 思(おも)いました。

 

☆   ☆

 

 帰(かえ)りは、もう一度(いちど)、最初(さいしょ)の 出入口(でいりぐち)に もどって、迎(むか)えのバスや、失語症(しつごしょう)の 小規模(しょうきぼ)作業所(さぎょうしょ)「トークゆうゆう」の 介護用(かいご よう) 乗用車(じょうようしゃ)に 乗(の)られて 博物館(はくぶつかん)を 後(あと)にされました。

 

 なお、わたしも 脳梗塞(のう こうそく)の 後遺症(こういしょう)で、右半身(みぎ はんしん)に マヒが残(のこ)り、少(すこ)し 構音障がい(こうおん しょうがい)(=発声器官〔はっせい きかん〕のマヒ)が あります。行(い)きとどかぬところも あったと 思(おも)います。そんな時(とき)は、ぜひ おっしゃってください。ありがとうございました。

 

 

兵庫県立大学 自然・環境科学研究所

(ひょうごけんりつだいがく しぜん・かんきょうかがく けんきゅうじょ)

/ 兵庫県立人と自然の博物館

/ ひょうごけんりつひととしぜんの はくぶつかん)

三谷 雅純

(みたに まさずみ)

 

 

※このブログで 掲載(けいさい)している 写真(しゃしん)や 文章(ぶんしょう)を 転用(てんよう)・ 転載(てんさい)されます 場合(ばあい)は、三谷 雅純(みたに まさずみ)まで ご連絡(ご・れんらく)ください。(mitani(アット)hitohaku.jp)

 

 

 

2010.06.23

 今週月曜日(6月21日)は夏至でした。北半球では昼が最も長く、夜が最も身近い日だそうです。二十四節季の一つで、祭礼の儀式などが行われるところもあるようです。

 この日を過ぎると夏本番!とはいうものの、まだまだ梅雨の真っ最中です。そんな時期ですが、今日雨のあがった後、ひとはくのまわりを歩いていてこんな生きものを見つけましたよ。

 

ラミーカミキリ カミキリムシの仲間(フロアスタッフのブログにもありました)のようです。さて何でしょう?昆虫図鑑が手元にあればすぐに調べられるかも?! 

模様が面白い!!続いては小さいムシです。子どもの大好きなダンゴムシです。でもよく見かける灰色のものと事なり、色が薄いんです。どうしてかなぁ?色素が抜けてしまったのでしょうか?まだ成虫じゃないのでしょうか?ワラジムシかも知れませんよ

ダンゴムシ     

 そして次はかわいいかわいいカタツムリ(多分赤ちゃんだと思います)です。小指の爪より小さかったです。見落としそうですけど、ゆっくり見ていると見つけられます。

7,8mmほどのかわいいカタツムリ  雨で外出がおっくうになりがちですが、気分転換に外に出てみれば、思わぬ発見があるかもデス。もちろんひとはくは雨降りでも開いてますよ!!

 

 

 

クロホシタマムシ

2010年6月22日
深田公園でマスダクロホシタマムシを見つけました.すぐに標本にするのはもったいないので,飼育容器内にコナラの柔らかい葉を「生け花」して撮影.

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昆虫共生 沢田佳久

 去る6月20日(日)第12回ボルネオジャングル体験スクールの第1回事前学習会を開催しました。今回のスクールは50名を越える方々から応募があり、選考により28名の小・中・高校生がスクール生として決定されました。他府県からの応募も増加傾向になり、今回は東京・三重・滋賀・京都・大阪からも応募がありました。

 

スクールの高橋校長 まずはスクールの高橋晃校長のあいさつから始まり、同行スタッフの紹介、スクール生の自己紹介などがありました。 

 同行する研究員など  ベテランの池田看護師  旅行社のスタッフ  全員自己紹介します 

 続いて、このボルネオジャングル体験スクールを創設された河合名誉館長の特別講演を聴きました。ジャングルの様子や動物の生態などについて興味深く聴かせていただきました。

 

熱く語られる河合名誉館長 ビデオ上映会そして前回第11回のスクールの様子をまとめたダイジェスト版の映像を見ました。珍しい昆虫などがスクリーンに映し出されると、「バイオリンムシだっ!」と、早速興奮気味な声が会場から出ていました。

 

 午後からはグループごとの作業に取りかかりました。去年は新型インフルエンザの影響で実現できなかったラハダトゥ・サイエンススクール生との交流会。マレーシアのお友達との国際交流会に向け、高校生のリーダーを中心に、各グループの指導者も加わり熱心に話し合いをして内容を決めました。

 太田研究員と話し合う1班  模造紙を広げ話し合う2班  卒業生の石田さんも加わって話し合い  さすが高校生!!リードがうまい 「もう今日からスクールは始まっています。」と結団式で宣言を受けていますから、みんな真剣です。

 どのグループも高校生が中心となって小学生や中学生を本当にうまくリードしています。年齢が近いこともあり、大人がまとめるよりもスムースに進行できています。さすが高校生ですね。中学生も小学生との橋渡しをきちんとし、小学生も思う存分発言しながらお兄さんやお姉さんのいうことをよく聞く。こうしたグループ作業も、このボルネオジャングル体験スクールの狙いの一つである「異年齢交流」の目的を実現させるプログラムの一つです。

 

 小学生も中学生も高校生も、それぞれの発達段階に応じて臨めたことを嬉しく思いました。次回第2回の学習会は、7月18日(日)に開催されます。体調管理には十分気をつけてください。

 

情報管理課:八尾 3班 

 

トライやる収集虫

2010年6月18日
先週のトライやるウィークで採集した昆虫標本を,収蔵資料データベースへ
の登録が完了しました.

虫を採集して台紙に貼りつけたり針をさしたり,データラベルを付けたり,
こうった作業は八尾さんのレポート↓にもあるとおりです.あのあと,図鑑
を見ながらわかる範囲で同定し(分からないものは「目」までなどラフな同
定),表計算ソフトに打ち込むところまではトライやる中に皆で済ませてい
ました.
で,昨日,乾燥待ちだった標本の処理をし,データベースへの一括登録を行
って作業完了となりました.

トライやるの作業として毎年,深田公園で採集しています.記録上特筆すべ
き標本や,展示に適した美麗種が採れるわけではありません.いわば初心者
のトライやらーが採る標本として,むしろ普通種を標本にして保存するとこ
ろに意義があります.標本作りも技術的に上手くはありませんし,成果品も
万全の同定がなされているわけではありません.たぶん誤同定も含まれてい
るでしょう.しかし標本は残ります.何十年か後に,今年と同じ種が,同じ
ように居るかどうか? それを検証するための証拠品として未来に贈ること
に意義があるのです.今,レッドデータの危ないランクに位置づけられてい
る種も,何十年か前には普通に居たのです.「今の普通種をちゃんと残す」
が大切です(おぉ久々に熱弁!).

toroku.jpg

今回はトライやるの成果品として185件のほかに,出勤?途中の電車で拾っ
たチビクワガタ(誰かに踏まれてたけど)というのがあり,これは「館員収
集(雑)」分の一件として単品で登録しました(物々しい登録画面↑(Java)).

昆虫共生 沢田佳久

今年は例年より10日遅く、13日に梅雨入りしましたが、今日は朝から快晴!!
ひとはくにもたくさんの団体、学校が来館されています。

昼休み、目の前の深田公園には、子どもたちの元気な歓声が響いていました。
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▲4階ひとはくサロンから、思わず1枚・・・

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▲深田公園を少し歩いてみましたが、子どもは元気ですよね(^^)

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▲芝生の上では別の学校がお弁当を食べていました。暑かったでしょうね(^^;博物館の1階公園口前の人影は、日陰で食べている高校生たちでした

今、ひとはくでは生物多様性大作戦を展開中です!!
スタンプカードの売れ行きも好調のようで、週末にはプレゼントを求めて
お客様が列をつくるときも・・・!?

※詳しくは・・・ http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

さあ、これをご覧のみなさまもひとはくにぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 前回の脱線記事で紹介したサッカーワールドカップ 開催されているのは遠く離れたアフリカ大陸の南端にある南アフリカ共和国。ヨハネスブルグは首都ではなくて、最大の都市だそうです。日本との時差は7時間ほどあります。

 ニュースで見ていると、開会式に巨大なフンコロガシが登場したとか・・・・。

  サッカーボールをフンに見立てて大人(らしき人)がフンコロガシを支えて見事に転がしています。

 ほんもののフンコロガシはというと・・・・・

 

フンコロガシ こんな感じですね。かなり似てますね(!!)

 フンコロガシとは、一体どんな昆虫なのか? サッカー観戦に疲れたら、昆虫図鑑を調べてみてはいかがでしょう?もちろん、ひとはくに調べに来ていただいてもいいです。

 

情報管理課:八尾

 

【脱線の脱線?】「◯◯ブルグ」という地名は、このヨハネスブルグ以外にもヨーロッパにも多く見られます。フライブルグとかザルツブルグとか・・・・。この「ブルグ」の意味も時間があれば調べてみてくださいね。

昆虫は好きですか?
虫をつかまえたことはありますか? それはカブトムシやクワガタ、バッタとかカマキリですか?

6月5日・6日のイベント「フロアスタッフとあそぼう!」では「昆虫標本づくり」を行いました。標本にした昆虫は・・・ラミーカミキリ!!

puru.gif

黒と緑の模様がとってもきれいでしょう? 体長10〜20mmの小さな昆虫です。
この模様・・・何かに似ていませんか?(礼服を着たガチャピン・・・パンダ。。。)

さて、標本づくりは、

pin.JPG

てのひらにのせたラミーカミキリを、ピンセットを使って足や触角の形をととのえています・・・虫ピンを刺すところはどこがいいのかな? 

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みんな集中しています・・・

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採集場所、採集した日付などのラベルをつけてケースに入れて完成です!

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今回は昆虫博士の沢田研究員にご指導いただきました。(ラミーカミキリのプルプル写真も沢田研究員作成です!)

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研究員による昆虫標本づくりのセミナーもございます。
詳しくはひとはく手帖をご覧ください・・・(http://hitohaku.jp/education/main.html)。


フロアスタッフ ありむら むつこ

深田公園の円形劇場で,たくさんの花を咲かせている木があります。

Tilia4.jpg  Tilia3.jpg 

 

これは「オオバボダイジュ(大葉菩提樹)」。今まさに満開で,芳しい香りが風に乗って辺りに漂っています。

オオバボダイジュはシナノキ科シナノキ属の植物。シューベルトの「菩提樹(リンデンバウム)」で歌われているのはセイヨウボダイジュで,これと近縁な植物です。一方,釈迦が入寂したという菩提樹はインドボダイジュといって,クワ科イチジク属の植物。全く別の植物です。

 

Tilia2.jpgオオバボダイジュの花はこんなかんじ。

白い部分は花びらとがく。5枚づつありますね。雌しべの柱頭にふわふわの毛が生えていてきれいです。 

写真はクリックすると大きくなるので,見てみてくださいね。

 

 

 

 

Tilia1.jpgそれから,この植物には総苞葉(そうほうよう)があります。総苞葉は黄緑色の長細い部分です。

これは,果実が実ると果実と一緒に枝から外れ,翼となって,ゆっくり回転しながら落ちていきます。

面白いですねえ。

 

(自然・環境評価研究部 布施静香)

ピクニック日和

2010年6月12日

今日は絶好のピクニック日和。

セミナー「人と自然のピクニック」を開催しました。

まずはピクニックについて少しお勉強。ピクニックって何だろう?ピクニックってどうやるんだろう?・・・・

深く考えても、楽しんでみないと分からない!すぐにでもおそとへ出かけたい気分!

でも、その前に。オリジナルのピクニックセットをつくります。うまくできたかな?

CIMG2720.JPGのサムネール画像 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、ピクニックセットができたらおそとへ。目の前の深田公園は格好のピクニックサイトです。

CIMG2740.JPGのサムネール画像

 

 

 

 

 

 

芝生の木陰にピクニックラグを広げたら、つくったセットを広げます。

 

CIMG2730.JPGのサムネール画像 CIMG2735.JPGのサムネール画像

 

 

 

 

 

 

 

気持ちのいい空の下、ピクニックをしながら、感じられる「自然」をみんなで数えてみます。

「花」、「太陽」、「風」、「アリ」、「松ぼっくり」、「根っこ」、「人」、「ハチとり虫?」、、、

みんなでたくさん数えたら、35コのも自然に気がつきました。

ふだんはなかなか気がつかないけれど、身のまわりには実は自然がいっぱい。

自然に囲まれて、楽しいおしゃべり。

ピクニックって、人と自然との楽しくって身近なふれあいの方法なんですね。

 

CIMG2738.JPGまた、オリジナルのピクニックセットを持って、近くの公園に出かけてみてくださいね。

きっとそこにも素敵な人と自然との出会いが待っているはずです。

 

 

 

ひとはくは、そんな素敵なピクニックを応援しています!

 

自然・環境マネジメント研究部 武田

 

 

ワールドカップ 切手の話をしましたが、続きです(脱線します!!)

 上の写真は「2010FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICA」を記念して発行された日本の切手です。こんな切手を貼った郵便物(図書関係の書籍が送られてきました)が届きました。

 ちょうど南アフリカでサッカーのワールドカップが開会しました・・・・と、サッカーの話ではなく、多様性の話です。

 

日本サッカー協会 これは?同じ郵便に貼られていた切手です。JFAのシンボルマークがデザインされていますが、よく見ると中に生き物がいます。

 黒い烏のようです。でも、もっとよく見ると足が三本あります。こんな生物は実際にいるのでしょうか?いくら多様性とはいえ・・・・。

 

 八咫烏(やたがらす)とか三足烏(さんぞくう)とか言われていますが、伝説の鳥のようです(詳しいことは各自で調べてみてくださいね)。前回のblogで紹介した鳥の切手は各国の実在の鳥でしたが、今回は空想?の生き物の話でした。

  

 身近なところにある切手だけれど、いろんな見方ができて面白いですね。そう思いませんか?

 

情報管理課:八尾 2010

トライやる 最終日

2010年6月11日

 

抜けるような青空 今日も抜けるような青空がひとはくの上に広がっています。梅雨はまだかしら?

 今日はトライやる・ウィーク最終日です。中学生たちは、一生懸命活動しています。大人と同じようにはできませんが、ひとつひとつ経験して大人になっていくんです。黙って見守ることも教育です。 

 さて、今日は・・・・ 

収蔵庫棟の環境整備 館内収蔵庫棟の環境整備をする班から紹介します。この写真の場所は、普段は一般の方は立ち入り禁止になっている収蔵庫棟です。設備の方に指導を受けながら、館内を隅々まで点検していきます。屋上の清掃を終えて館内に戻ったところでした。

 ところで、昆虫の標本を作っていた班は・・・・

息を殺して 集中!! 非常に細かな作業です。だいたいどれも10mmに満たない昆虫ばかりです。ラベルを貼り付けてピンで止めて、箱に整理していきます。この後も顕微鏡で標本を確認しながら資料として仕上げます。全部で200近い標本数です!! しかし、この3人は実に根気強く、そして器用に作業を進めていきます。私には真似できない?!

 

恐竜ラボはここです いよいよ今日は化石が出るのか?! 石割作業は今日も続きます。実は、昨日の加藤研究員から石割のコツをこっそり教えてもらいました。ひょっとしたら、今日は何か素晴らしい化石の発見があるかも知れません。

 

 それにしても地道な作業です。何百回何千回とハンマーを打ち下ろしてやっと骨片が一つ出るかどうかのような、気の遠くなるような作業です。でも実際には、この作業の積み重ねのおかげで丹波恐竜化石は世界的に有名になりました。がんばれ中学生!!世界をめざせ!!

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 総括を聞きます   一人ずつ感想をいいます

 4日間長いようで、あっという間でした。
大変なことが多かったけど楽しかった。
一般の客としてではなく、職員としてひとはくに来られてよかった。
楽しくできた。
石割をしたけどなかなか化石が出なかった。
得意分野の仕事ができて嬉しかった。

 など、楽しく体験できたようです。本当にお疲れ様でした。そしてありがとう。またひとはくに遊びに来てください。中学生はいつでも無料ですから!!

    やお

 今日も朝からよい天気です。トライやる・ウィークも3日目になり、後半戦突入というところです。

 

受入を示す看板類 今日は、ますます本格的な体験をしています。研究員やスタッフが日常的にやっているのと同じようなことを体験しています!! ひとはくでないと体験できない活動ばかりです。

 

 収蔵庫ツアーの時以外は、一般の方は入れない収蔵庫棟の1階に保管してあるボーリング調査の標本資料の整理をします。地下50数メートルまで掘り抜いた標本を10cmごとにビニール袋に入れていきます。もちろんどの部分の標本なのか、マジックで袋に記入することももらしません。 

根気の必要な作業です

 

 フロアスタッフが毎日上演しているデジタル紙芝居にも挑戦しました。スタッフのオリジナル紙芝居ですが、本番前にリハーサル(小さい写真)を行いました。一般の来館者も客席にいらっしゃったので、本番はドキドキしながらも無事に15分間ナビゲートしてくれました。 

チョー緊張ですっ!!

 

 そして、深田公園で採集した昆虫の標本づくり。慣れない手つきで双眼顕微鏡を操作し、昆虫を確認しながら標本づくりをします。大きさわずか数ミリほどのほんとに小さな虫です。ピンセットで丁寧に標本に仕上げます。できあがった標本は、「2010年度トライやる・ウィーク採集昆虫標本」として、正式に収蔵品に登録されるんですよ。すごいじゃないですか!! 

ほんとに小さい昆虫たちです! この中から未来の研究者が生まれると嬉しいですね。

情報管理課:八尾

 

 

 今日も続くよ、トライやる・blogウイーク?! ひとはく2日目の活動紹介を。

 

陽射しが暑い 朝の9時過ぎから、3時前までひとはく本館入り口前の花壇に花の苗を植えました。

    この大階段の下にも花壇が   丁寧にポットから出します

 3階入り口への大階段の下の花壇にも丁寧に植えました。植え終わって水やりの途中でホースのつなぎ目が外れ、体操服が濡れるハプニングがありましたが、なんとか応急処置を施して任務完了しました。

 

化石は、出たのか?出なかったのか?

  恐竜ラボの軒先では、石割体験をします。破片が眼に飛び込まないようゴーグルをして、ハンマーで石をコツコツ割ります。石割のコツとしては、骨骨(こつこつ)割るというのがいいらしいのですが、果たしてどうだったのでしょう?

職人技のような手つきで創ります  今ポイントカードを実施していますが、その景品の一つ、タヨウ星人の缶バッチを作ります。ひたすら作ります。黙々と図柄をはさみで切り抜き、プレス機で一つ一つ完成させていきます。素敵なバッチの出来上がりです(あっ!バッチの写真を撮るのを忘れてました!!) 

情報管理課:八尾  

 

みなさんドリアンという果物を知ってますか?

ドリアンはマレー半島が原産のパンヤ科の常緑高木で、高さは25mにもなります。ドリアンの果実は、人頭大の長楕円形で、見てのとおり、とげとげの堅い”殻”で覆われています。うっかり触ると、手の皮の薄い人は手が血まみれになるかもしれません。

 

P1030199.JPGしかし、もっと印象的なことは、その匂いです。「くだものの王様」「悪魔のフルーツ」とも言われますが、さて、どんな果物でしょうか?

 

去る6月5日、「くだものの王様」は、遠くタイより空輸されひとはくに到着しました。包装を解くなり、いや包装を解く前から、なんとも言えないものすごい臭いがひとはくに充満しました。腐りかけのメロンを10倍くらい強くしたような強烈な臭いです。

来館されたお客様に、ドリアンの匂いを体験して頂こうという企画だったのですが、このままでは悪魔にひとはくが占領されてしまう!ということで、透明な密閉ケースに封じ込めて、5日、6日と2日間展示しました。

 

しかし!6日の夕方には、密閉しているにも関わらず、アノ臭いがひとはくサロンに充満してしまいました。スタッフからは「玄関入る時から匂うよ。」と建物の外まで匂いが漏れ出す始末。一方「熟れて食べごろのサインだね。」と教えてくださる熱帯に詳しい研究員の先生。見れば青々していたドリアンのとげとげが茶色く色づいていました。

ということで、6日・8日の夕方に1個ずつ、計2個のドリアンの試食をすることに...

 

館内では、これ以上臭いが充満すると、大変な騒ぎになるので館外で割ることになりました。

 

 

P1030231.JPG研究員の先生が慣れた手つきでドリアンを割ると、思いのほかフルーティーな香りがします。と思ったのは束の間すぐに強烈臭が。

 

 

DSC_1339.JPG 

スタッフが興味津津で口に運んでみると以外にも

「おいしい!」「中華っぽいシュウマイの味」「油っぽくしたメロンみたい」等など

好反応でした。

 

 

 

 

DSC_1354.JPGのサムネール画像 私も恐る恐る食べてみると、だまされた。やはり臭いものは臭い!果物がもともと苦手なので口にあいませんでした。

他のスタッフはむしゃむしゃと次々に手を伸ばしていましたよ。 恐るべし王様!

ドリアンの実はなくなってしまいましたが、トゲトゲの皮と種はまだまだ強烈なにおいがするので展示していますよ。

 

さて、そもそもなぜこんな”危険な”ドリアンがひとはくにやって来たのかというと、

はってなQ便: Q.ドリアンの実はどこがくさいの? という質問に関連する展示のためです。

答えを知りたい!ドリアンの香りを楽しみたい!と、いう方は4階サロン ミニ企画展

「はってなQ便展2010〜恐竜はほんとうにいたの?」へお越しください。

スタッフ一同お待ちしております。

http://hitohaku.jp/exhibits/temporary_old/2010/mini10.html

 フロアスタッフ せら ゆうこ

こんにちは。フロアスタッフのイベント、「ふかたん」では・・・

6/5、隊長、植物博士の黒田研究員と「初夏のみどり」を探しに行ってきました。

椿・白詰草(クローバー)・タンポポ・樫の木・チガヤ、などでいろんな葉っぱや茎で、草笛を鳴らしました。

FS20100606-1.JPG上手にピーと鳴りましたネ。

 

「ハルガヤ」の先をもむと・・・なんのにおい?

        (ヒント)隊長の黒田研究員より・・和菓子???

FS20100606-2.JPGさくらもちのにおいがして、みんなびっくり。

 

どんぐりの木。

椎の木は2年でどんぐりが出来るので、1年前出来たどんぐりの赤ちゃん!がありましたネ。樫の木は1年でどんぐりが出来ます。

蔦(つた)にはきゅうばんがあるって・・・またまたびっくり!!

FS20100606-3.JPGだから、壁にひっついているのですネ。

 

今、咲いている身近な植物で、おもしろいこと、知らないこと、いっぱい隊長の黒田研究員に教えて頂きました。

とってもいいお天気で楽しかったですネ。

FS20100606-4.JPGふかたん地図完成!

 

「ふかたん」では、毎月1回、研究員と一緒に深田公園を探検に出かけます。

次回は、7/10 大谷主任研究員と「初夏の深田公園でセミをさがしましょう!」です。

14:00 4階ひとはくサロン集合です。

皆様のご参加お待ちしています。

                     フロアスタッフ 西口浩子

消える虫

2010年6月 8日
緑色の美しいハエがいるので接写を試みる.
「とばないでね〜」と念じつつ十分に近づき
ピントも合わせてシャッターを切る.
ハエは動かず.やった!撮影成功.
…のはずが,写ってない!?
止まっている葉っぱはちゃんと写っているのにハエだけが写ってない!?
おかしいと思いながら,再度挑戦,
今度こそ成功.
…のはずがやはり写っていない.
まだ葉っぱの上にいる,この緑のハエが…

そんなのが「消える虫」です.

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深田公園で太陽光撮影したアシナガキンバエの♀

このように撮影すると消える事で知られる虫がいます.アシナガキンバエやマダラアシナガバエなどアヒナガバエの仲間がそうで,消えるのはストロボを使って接写している場合に限られます.
種明かしをすると,これはストロボのプレ発光を感じて飛び立つことによって起こる現象です.本発光(撮影)時には写野から外れた場所まで離れているのです.しかも,ふたたび同じ位置に戻ってきて着地するので.撮影者にとっては「じっとしているハエが映ってない」ように思えるのです.

似た現象はセセリチョウの仲間でも起こるらしく,翅を動かしている状態で写ってしまうそうです.つまり,本発光の時点では既に翅は動きはじめているけれども,体はほとんど移動していないわけです.生き物ごとに時間の進み具合がちがうんですねぇ.

昆虫共生 沢田

 先週に引き続き、今週もひとはくではトライやる・ウィーク体験活動が行われています。第2弾では、三田市内の中学校が4校(上野台中学校・狭間中学校・けやき台中学校・藍中学校)の7名と神戸市立有馬中学校からの2名、合計9名が活動しています。

 

本館入り口業務  エントランスホールにて  フロアスタッフからの優しい指導

 このグループは今日の午後は、フロアスタッフの業務を体験します。本館3Fの入り口カウンターに座り、来館者の対応を学びます。またエントランスホールの受付では、博物館全体の様子などをクイズ形式で指導していただき、博物館に来てくださるお客さんへ説明できるよう知識を身につけます。

ていねいにスタンプを押してね

 男子生徒3人組のこのグループの所属は、地球科学研究部。ですが、今日の午後は、ひとはくのイベントで使うスタンプカード一枚一枚にスタンプを押して、地味ながらも準備をしています。石割体験はまた後日?!

   すぐ隣接する深田公園    どんな昆虫がいるかな?

 そして、最後のグループは系統分類研究部が担当します。今日は昆虫の沢田研究員とともに、午後から昆虫採集に出かけます。どんな昆虫が見つかるでしょうか? 捕まえた昆虫は、標本にする予定だとか・・・・。世紀の発見はあるのか?!

 

またトライやる情報をブログでお伝えします。情報管理課:八尾 Name  

 6月5日(土) 午後から丹波市にある柏原公民館会議室で「丹波竜第4次発掘調査報告会」が開かれました。主催者の辻 重五郎丹波市長のあいさつに始まり、伊藤 聡丹波県民局長、田口 勝彦丹波市議会議長を来賓にお迎えし、発掘に携わっていただいたボランティアの方々の顕彰式を行いました。 

  県民局長・市議会議長を来賓にお迎えしました   多くのボランティアの方々です 

 中瀬副館長から代表者へ贈呈    三枝主任研究員による講演 発掘ボランティアの参加人数は、のべ494名(登録は58名)と非常に多くの方に支えられています。この日は代表で荒木さんに感謝状を贈呈いたしました。丹波から素晴らしい化石の発見が報じられていますが、実は、ボランティアの方々の技術がかなり高く、だからこそ微細なカエルの化石だとか卵の殻が多く発見されるようになったんです。

 そして顕彰式の後には、三枝春生主任研究員による報告が行われました。

 

 また、報告会の後引き続いて会場をかえて、今回は「たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会」が主催する第1回サイエンスカフェも開催されました。

 

サイエンスカフェ  ざっくばらんに恐竜談義?! 1回目ということもあってか、開会時にはちょっと緊張がありましたが、初歩的な疑問や質問なども多く出され、終わり近くには和やかな空気に包まれていました。ジュースやお茶菓子を囲み、ふだん着の研究員との交流が深められ、より恐竜や化石に親しみをもっていただけたのではないでしょうか。

 

情報管理課:八尾 192

みなさーんお元気ですか?

 

私たちフロアスタッフは毎日元気いっぱいです (^o^)v

 

65日(土)から、博物館4階のひとはくサロンで

ミニ企画展 「はってなQ便展〜恐竜は本当にいたの?〜」 

開催しています。

 

今回の見どころは、みなさんから寄せられた質問「はてな?」に関する資料(しりょう)標本(ひょうほん)剥製(はくせい)など200点と一緒に展示しているところです。

 

              P1030019.JPG               P1030020.JPG

 

「はてな?」の中には、大人でもすぐには答えられないような難問(なんもん)珍問(ちんもん)がたくさんあります。同年代の子どもの目線から寄せられた疑問(ぎもん)と答えを知り、視野(しや)を広げるきっかけの場として、また、夏休みの自由(じゆう)研究(けんきゅう)の参考にも、ご家族(かぞく)で一緒に楽しんでくださいね!

(フロアスタッフ一同)

 

 あっという間の4日間。中学2年生のトライやる・ウィークが終わりました。

 

      

      

 「表に出なくて、地味で目立たない作業やけど、大事な仕事やということがちょっと判りました。」と感想を述べてくれた生徒もいました。大変素晴らしい学びをしてくれたと喜んでいます。「どんな職業・仕事でも同じだよ。」というコメントをしました。

 

 また指導にあたった研究員から「この仕事をするようになったきかっけ」などの話を聴く生徒もおり、ふれあいも深めていました。

 この中学2年生たちが、社会に出るまでにはまだもう少し時間があります。いろんなところでいろんな経験を積んで、人間を磨いて社会に羽ばたいて欲しいと思います。大人になった時、「ひとはくでトライやるをやった」ことが役立っていると嬉しいです。

 

 来週も、中学生がきます。よろしくお願いいたします。

 

 情報管理課:八尾

トライやる最終日

2010年6月 4日

今日は最終日。お疲れでした!!今日は1日ぶっとうしでトライやる新聞を作りました。キャッチコピーは「ひとはく新聞 トライやるの巻」。カッコいい。完成した時はうれしかったけど、後で先生に発表すると聞いた時は、「こんな新聞作らなかったらよかった!」と思いました。でも、発表してる時は結構たのしかったです。

(八景中学校 長谷川 悠太)

 

今日は、トライやるの最終日です。午前に午後発表する「トライやる新聞」を作りました。3日間の出来事を限られたスペースでまとめるのは難しかったです。午後は、予定通り新聞の発表をしました。博物館の仕事についての発表や新聞には書いていないハプニング集を発表しました。とても楽しかったので、よかったです。

(富士中学校 前中 皓揮)

活動4日目

今日は、最終日でこのトライやるの集大成として、「トライやる新聞」をまとめました。まとめてみると、いろいろ体験させてもらったなあ、と感じました。僕が担当して書いたのは、「セミナーの準備のお手伝い」でした。僕は、4日間の中でさまざまな先生と会わせてもらって感謝しています。

午後からは、午前中に作成した新聞を研究員さんたちの前で発表させてもらいました。発表はちゃんとうまくいってよい思い出になりました。研究員さんからもいろいろ感想をいただくことができました。

僕がこのトライやるウィークで、環境系作業室にお世話になり学んだことは、表に見えにくい作業でも、その一つ一つが重大だったり、大切に扱わなければならないことだったり、誰かのためになることだったりするように意味のあることだということです。「博物館の仕事以外にも社会というのは、こういうもので、その裏も見る力をつけてほしい」と研究員さんもおっしゃていました。これからは、そういったことも意識していこうと思いました。4日間お世話になりありがとうございました。

(西谷中学校 坂田 奎)

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3人が作ったトライやる新聞はこちら→shinbun-tryyaru.pdf

ご苦労様でした。

4日間という短い期間でしたが、活動や研究員とのふれあいを通じて、各人が学ぶところがあったようで、嬉しく思います。

これからも、様々なことを見聞きする経験を積んでいってください。

また、ひとはくでお会いしましょう。

(上田萌子@自然・環境マネジメント研究部)

 トライやる・ウィークも4日目、今日で最終日となります。

 ちょっと部屋をのぞいてみました。

 

  地道な作業です   こんな仕事も博物館にはあるんですね

 タンポポ調査のアンケートの整理の手伝いをしていました。双眼顕微鏡で花粉を確認しながらの作業です。鈴木研究員の指導で作業がすすみます。

 

 あまり知られていない博物館の裏の顔を見ることができました。

 

情報管理課:八尾

 

清々しい日が続いています。皆さんいかがお過ごしですか?

世界中でも一番四季の移り変わりが美しい日本。日本でも一番爽やかなこの時期。

もしかするとこの陽気が、自然を満喫するのに世界中で一番素晴らしい状況なのかもしれません!

遠くの大自然に出かけてたっぷり自然を満喫するのももちろん素晴らしい体験ですが、

まちの中の身近な自然に触れてみるだけでも、普段とはまったく違った幸福感を味わうことができるはず。

近くの公園や広場にピクニックにでかけてみれば、五感がフルに刺激され、おいしい食事と楽しい会話がはずみます。

ぜひこの世界で一番素晴らしい時期に、身近な自然と触れにピクニックに出かけてみてください。

ひとはくでは、6月12日(土)に「人と自然のピクニック」と題したセミナーを開催いたします。

自分だけのオリジナル・ピクニックセットをつくって、深田公園へみんなでピックニックに出かけましょう!

ご参加お待ちしております。  お申し込みは こちら から

ピクニック  ピクニック2 

自然・環境マネジメント研究部 武田重昭

トライやる3日目

2010年6月 3日

午前は牛乳パックカメラを作りました。初めてなので、少し壊れました。午後は、博物館の裏の顔を見ました。立ち入り禁止エリアでは、はくせいがたくさんありました。冷凍室には、イタチのカチンコチンの遺体がありました。「落としたら割れる」と言われてぞ〜…。としました。

(八景中学校 長谷川悠太) 

今日は、午前中は牛乳パックでカメラを作って写真を撮りました。作ったカメラは写真を撮るのに時間がかかる、と言われてしばらくほったらかしにして行って取りに行くと残念ながら写真は真っ白でした。午後は、収蔵庫の見学をしました。いろんな動物があったので、面白かったです。

(富士中学校 前中 皓揮)

活動3日目

まず、最初は赤澤先生のやる手づくりカメラのセミナーのお手伝いをさせてもらいました。手作りカメラが逆さに映る仕組みがわかりました。そのついでに僕たちも上記の通りカメラを作らしてもらいました。時間をみるのが難しかったです。

午後からは、博物館の収蔵庫をいくつか見させてもらいました。生物系収蔵庫では、昆虫の標本、植物の標本、はく製などがありました。中でも僕の目を引いたのは、日本にもともと住んでいたコウノトリの最後の1匹のはくせいでした。何となく心が痛みました。でもたくましかったです。液浸収蔵庫では、魚などがたくさん置いてありました。瓶入りでも、そのままの状態みたいで生きているようでした。冷蔵室では、そのまま冷凍された動物がたくさんあり、ちょっとかわいそうな気がしました。

(西谷中学校 坂田 奎)

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ふつうは見られない収蔵庫の見学には、とても刺激を受けたようですね。

明日は早くも最終日です。3日間の活動成果のまとめと発表会を行います。

3人がどんな発表をしてくれるのか楽しみです。

(上田萌子@自然・環境マネジメント研究部)

 

トライやる2日目

2010年6月 2日

きょうは、午前中にセミナーの手伝いと、データ整理、虫干しもやりました。午後は、ピクニックについての講義を受けました。その後博物館の外に出て、お茶だけのピクニックをしました。虫干しとデータ整理は、1日目よりも、スムーズにできたと思います。良かったです。

(富士中学校 前中 皓揮)

今日の午前は、同じく書物整理。 でもすぐ終わったので、よかったです。 午後からは、ピクニックに行きました。かんかん照りのピクニック。お茶だけのピクニック。でも、お茶だけでも外へ出て、何かを食べることで、まわりの環境に溶け込めることがわかって、よかったです。

(八景中学校 長谷川悠太)

活動2日目

僕たちのお世話をしてくれている、上田先生の開くセミナーについて、少し教えてもらいました。マングローブ林の生態系について分りました。その後、沖縄県の西表島のマングローブをイメージした立体カードを作りました。作った後は、虫干しでした。そのついでにカビの生えた古い本のカビを取ってあげました。本たちがきれいになっていくのがとても楽しかったです。

午後からは、上記されているように人間が外に出てご飯を食べたりすると自然とすがすがしい気持ちになるから、そのような空間を作るためにはどうすればよいのかなどを研究している武田先生にピクニックについて教えてもらいました。このような研究をしている人がいるのを初めて知りました。難しそうだと思いました。

(西谷中学校 坂田 奎)

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少しずつ博物館の仕事に慣れてきているようです。

仕事だけでなく研究の話にも触れ、見聞を広めてもらえたら嬉しいです。

(自然・環境マネジメント研究部 上田 萌子)

 今までにひとはくを訪れたことのある中学生もいましたが、普段お客さんに見えない「裏側」の仕事を体験してくれたと思います。

 

   暑い陽射しの下で除草    こちらも草刈り

 「これも博物館の仕事なの?」って思うこともあるかも知れませんが、博物館の仕事です。想像していたことと違っていたかも知れませんが、この体験がきっと将来の役に立つと思います。

 

 明日も元気でがんばろう!!

 

情報管理課:八尾

トライやる開始!

2010年6月 1日

さあ活動だ!!!

と思ったら最初から書物整理だった。

その内容は虫干し。 書物を外の空気に触れさせて、虫をつきにくくするのですが、(なぜそうなるのかは不明)1000ページの本をぱらぱらめくって干すのはめんどくさかったです。

(八景中学校 長谷川 悠太)

活動1日目

体験させてもらうのは環境系収蔵庫でした。

最初に見せてもらった資料がとても古そうなもので、驚きました。江戸時代に外国の人がとったものだそうです。その後、上記されている「虫干し」をさせてもらいました。英語の書物ばかりで英語の勉強にもなりました。

午後からは、貯蔵されている本をパソコンに入力し、データ化する作業をさせてもらいました。重大な仕事だと思いました。

(西谷中学校 坂田 奎)

今日の活動は虫干しと資料整理でした。整理している資料が、英語ばかりだったので、見るのも嫌になりました。あと3日また長文の英語を見ることになります。明日も頑張ろうと思います。

(富士中学校 前中 皓揮)

 

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上記の通り、本日の主な活動は、書籍の整理でした。

博物館の仕事は、想像していたより地味だったようです。目立たずとも大事な仕事があることを学んでもらいたいです。

明日の作業も地味ですが、がんばりましょう。

(上田萌子@自然・環境マネジメント研究部)

 

 今日から6月。衣替えの季節となり、いよいよこれから夏に向けてヒートアップ!!

 

今回は10名の中学生 そんなこの時期、今年もひとはくにトライやる・ウィークの活動のため近隣の中学生が来てくれました。今回は、三田市内からは三田市立長坂中学校・三田市立八景中学校・三田市立ゆりのき台中学校・三田市立富士中学校の4校。お隣の宝塚市からは宝塚市立西谷中学校、そして丹波竜化石発見の地元丹波市からは丹波市立山南中学校の、合計6校10名の中学2年生が体験します。

 早速初日の今日は、朝のミーティングで各自自己紹介をし、各研究部に分かれて体験をはじめました。

 

順番に自己紹介します 金曜日までの4日間、よろしくお願いいたします。活動の様子は、またこのblogで紹介いたします。

 

情報管理課:八尾

 

これって多様性?

2010年5月30日

 

     コレはなんだか判りますか?

 

 

 ひとはくには、研究や調査のための文献や書籍、雑誌などの図書を備える図書室があります。そこには国内や国外の大学や博物館、研究所などからたくさん図書類が送られてきます。上の写真はフィリピンから届いた封筒にビッシリ貼られた切手です。

 

      

 オートバイに乗った男性は、かわいらしくデザインされていますが、あとの2枚は鳥です。ほかにもこんな切手もありました。

 

 いろんな鳥がデザインされているようです。ちなみに切手の大きさを測ったら、1枚がだいたい、たて25ミリ×横22ミリ(オートバイの切手はたて横が22ミリ×25ミリ)くらいでした。 では日本でよく見る切手の大きさはというと、これもだいたい25ミリ×22ミリでした。

  

 

 今回は、主に鳥がデザインされている切手を紹介しましたが、きれいな花をデザインした切手もあります(またの機会にブログに書くことにしますが・・・・)。

 

 そこで、例えば夏休みの自由研究で、鳥の切手を集めたり植物の切手を集めたりして、「切手のデザインにみる生物多様性」なんてことをテーマに、いろんな動物や植物について調べてみるのも面白いかも知れませんね。

 

情報管理課:八尾

深田公園の雑木林で,こんな花が咲いています。

これは,「アリマノウマノスズクサ」の花。

不思議な形と色の花でしょう?

木性のつる植物で,他の植物などに巻きついています。

黄色い部分も,紫がかった茶色の部分もガク。花びらはありません。

黄色の部分が虫達の入り口です。

 

 

 

 

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縦に切ってみるとこのとおり。

花の付け根にあるボール状の部分が雌しべと雄しべです。雄しべは雌しべの周りにくっついています。柱頭はテラテラしていますが,まだ花粉がでていないので,雌性先熟であることが分かります。

花粉を運ぶのは小さなハエ。実際,撮影のために花を切った時には,小さなハエが数匹飛び出てきました。

 

 

Aristolochia4.jpg折角なので,昨日開催したセミナー「植物リサーチクラブ:見て楽しい花の形態観察」で花を解剖し,受講者の方々にも構造を詳しく観察してもらいました。

実体顕微鏡を使って植物を見ると,新たな世界が広がりますよ(左の写真は,雌しべと雄しべのアップ)。

 

 

 

 

 

 

 

Aristolochia2.jpgこれはつぼみ。

今年はまだまだ咲いてくれそうで楽しみです。

 

(自然・環境評価研究部 布施静香)

 

 

 

 

 

 

 

今、ひとはくでは「生物多様性大作戦!」を展開中です。
すでにご案内のとおり「生物多様性ポイントカード」を発行しています。
■詳しくは → http://hitohaku.jp/blog/2010/05/post_717/

今日も、御来館1ポイント、オープンセミナーで1ポイント・・・


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▲「偏光顕微鏡でみる岩石と鉱物」

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▲加藤茂弘主任研究員から説明を聞きながら顕微鏡をのぞき込むと・・・・


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▲「博物館の建物を見るツアー」田原直樹研究系次長のクイズに答えながら建物の中を歩きました

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▲ひとはくの建物には、たくさんの「不思議」があるんですよね(^^)

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▲普段は入れない収蔵庫棟も見学コースに入っています

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▲終わったらポイントをゲットして、早速プレゼントと交換!!

「タヨウ星人ポイントカード」ぜひ、ポイントを集めてひとはくオリジナルグッズと交換してください。
■詳しくはこちら「生物多様性大作戦!」 → http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_index.html

明日も御来館1ポイント!!さらに、
11:00〜デジタル紙芝居
11:30〜展示室ツアー
13:30〜恐竜ラボ&展示解説
14:30〜デジタル紙芝居
15:00〜フロアスタッフと遊ぼう「パタパタコウノトリ」
以上、すべてのオープンセミナーで、それぞれ1ポイントです。

ひとはくでは毎日、様々なオープンセミナーを開催しています。
■詳しくはこちら「今週のひとはく」 → http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

ぜひ、この週末もひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)


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今日はとってもいい天気ですね(^^)
朝からひとはくでは、名物特注セミナーの一つ「蜂蜜しぼり体験」が行われています。ちょっとのぞいてみました・・・


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▲みつばちたちがブンブン飛んでます!!

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▲楽しそうに説明する大谷剛主任研究員(^^)刺さられないんですかね

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▲防虫網をかぶってなかったので、これ以上は近づけません(^^;

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▲とった蜂蜜をしぼっていますね。おいしい蜂蜜が取れるといいですね

今日のひとはくは、このあともまだまだ楽しいオープンセミナーがありますよ。
13:00〜「偏光顕微鏡でみる岩石と鉱物」加藤茂弘主任研究員
13:30〜「博物館の建物を見るツアー」田原直樹研究系次長
14:30〜デジタル紙芝居「アリマキのドロップ」フロアスタッフ
15:00〜フロアスタッフと遊ぼう「パタパタコウノトリ」

「タヨウ星人ポイントカード」も始まっています!!
■詳しくはこちら「生物多様性大作戦!」 → http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_index.html

ひとはくでは毎日、様々なオープンセミナーを開催しています。
■詳しくはこちら「今週のひとはく」 → http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

ぜひ、この週末もひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一) 20100316171607_00003.jpg

みなさ〜ん、こんにちは!

5月22日(土)より、「生物多様性 大作戦!」タヨウ星人ポイントカードが始まりました。

来館して4階カウンターへポイントカードを持っていくと・・・1ポイントもらえます。(来館ポイントは1日に1回だけです。)

イベント参加で・・・その度ポイントがもらえます!!

6月のイベントは・・・

  ●6/5日・・ふかたん「初夏のみどり」

           隊長は黒田研究員/ひとはくサロン2時集合です。

           参加者には缶バッチプレゼント。←定員20名。

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●FSとあそぼう・・3時〜

    6/5日・6日・・虫の標本をつくろう。

    6/12日・13日・・画はくの日。

    6/19日・20日・・かたつむりクイリングのカードづくり。

    6/26日・27日・・夏休みのおりがみカレンダーづくり。

 

  ●平日・・・・・紙芝居→15時〜

          展示室ツアー→14時〜

   土・日・祝・・紙芝居→11時と14時30分〜

          展示室ツアー→11時30分〜

 

3ポイント以上集まったら・・・

4階カウンターでポイント交換!

12月末までたくさんポイント集めて、オリジナルのグッズをたくさんゲットしてくださいね。

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皆様のご来館、こころよりお待ちしています。

                

                  西口浩子(フロアスタッフ) 

 

さわやかな風に誘われて59日、人と自然の会 植物観察会は宝塚西谷の森公園で第19回市民観察会をしました。

東の谷〜展望台(昼食)〜西の谷〜農舎コースを散策しました。

 

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公園入り口で里山について説明を聞きます。

 

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好奇心旺盛な参加者からいろいろな質問が。

これはね〜。

 

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説明もだんだん熱を帯びてきます。

 

 

hitotosizenn201005-4.jpg これはリンゴ?いえ、コナラの虫コブです。

ナラメリンゴタマバチという虫が寄生してできたものだそうです。

 

hitotosizenn201005-5.jpg 林床に咲くチゴユリ、ややうつむきかげんに咲く白い花が木陰で目立ちます。

 

hitotosizenn201005-6.jpgツクバネウツギが咲いていました。

生垣などにはよく似たハナツクバネウツギが多く見られます。

それに比べるとひっそりと咲いている感じです。

hitotosizenn201005-7.jpg羽化したばかりのオオミズアオを見つけました。

オオミズアオはとても美しい羽根をしています。

皆さんも一度見ると感動しますよ。

 

hitotosizenn201005-8.jpg 展望台まであと少し。がんばっていきましょう〜。

展望台からの360度の眺望はすばらしい!

 

 

hitotosizenn201005-9.jpg 炭焼き跡がありました。

どんな人が炭を焼いていたのでしょう。

しばし、思いをはせました。

 

 

                  NPO法人 人と自然の会  中島得三

 

 

手乗りゾウムシ

2010年5月26日

 深田公園のまわりにはハギの仲間がよく生えています.生えているのか植わっているのか,刈られても刈られても元気に復活してきます.コレに居るのがシロコブゾウムシです.葉っぱや茎にしがみついています.
 1センチ以上ある存在感のある虫で,館での観察イベントでは手乗り虫として活躍(?)しています.飛ばないし,動きも鈍いので手にとって観察しやすいからです.虫にさわれない人はこの虫でためしてみましょう.
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手乗り虫に最適 シロコブゾウムシ

 ハギにはこのほかに,一回り小さいスグリゾウムシやヒレルクチブトゾウムシ,チビメナガゾウムシ,コフキゾウムシがいます.ゾウムシだけでも5種類.何だかとっても多様性.
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一回り小さい スグリゾウムシ(5mm内外)


昆虫共生 沢田

今日は、国際生物多様性の日。

そして、今日からタヨウ星ポイントカードが始まりました。
初日の今日は来館するだけで、3ポイントをプレゼント!
(明日も来館トリプルポイントデーですよ。)


s-P1030237.jpg早速、3ポイントを貯めた可愛いお客様がプレゼントへ引き換えに。


s-P1030243.jpg今日一日で大勢のお客様がポイントを貯めてプレゼント引き換えに来てくれました。

 

そして、今日と明日はトリプルポイントだけの特典ではなく、ナガスクジラの頭骨を限定展示。
え〜これが、子どものナガスクジラなの?

 

s-P1030232.jpg早速、サンTV速形さんが取材に。インタビューにこたえているのは、石田研究員です。
このナガスクジラ、7月17日(土)から始まる特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海vs日本海」で全身を展示しちゃいますので、お楽しみに!

館内では、今日も多様なセミナーを開催。
高野主任研究員による、オープンセミナー「見てびっくり!身近な植物を顕微鏡で観察してみよう」


P1030253.JPG「お〜すごい!見えた見えた」って何が見えたかな?

このセミナーは明日も開催します。

佐藤主任研究員と池田研究員によるセミナー「展示解説&化石発掘体験」


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佐藤主任研究員による、笑いもありの楽しい解説。

 

 

P1030276.JPG まずは、道具選び。化石が見つかるかな?

池田研究員、化石を発掘するコツは?

 

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マイ軍手使用の男の子。なかなか気合い入ってるね〜。あれっ?どっかで見たことある人がいる。


展示解説は明日、http://hitohaku.jp/education/open_seminar.html#A1
化石発掘体験は、8月29日に開催しま〜す。http://hitohaku.jp/education/open_seminar.html#A8


フロアスタッフによる「草笛づくり」のイベント。
みんな必死にならしています。うまく音が出たかな?


s-P1020966.jpgなんて嬉しい!こちらのイベントも明日、実施します。


展示&セミナー充実、「生物多様性大作戦!」真っ最中のひとはくへ是非お越しください!

                                                                                 小林美樹(生涯学習課)

明日から、来館して楽しい、ポイント集めて嬉しい、タヨウ星ポイントカードが始まります。「ひとはく生物多様性大作戦」の期間中にひとはくで行われるセミナーやイベントなどに参加すると、ポイントがもらえます。来館するだけでも1ポイントがもらえちゃうんです。Σ(ω・ノ)ノ!

 

 

 

P1030214.JPG             缶バッチとウォッシュタオル 

 

  P1030221.JPG              缶バッチはスタッフがデザインしました☆

 

タヨウ星ポイントを集めると、どんなものがもらえるの?→

http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

 

そして、4階サロンには来館記念写真を撮るには絶好スポット!

 

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後ろから見ると・・・。きゃー見ないで!

 

 

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明日は「国際生物多様性の日」。 生物の多様性はどういうことで、なぜ必要なのかを分かりやすく解説したテレビ番組、『地球生きもの いのちのつながり 〜生物の多様性』が放送されます。普段から「生物多様性って何?」と思っている、あなた!是非、ご覧ください。

   日時:5月22日(土) 17:00〜17:54 

  放送局:BSデジタル放送6ch BSTBS  

             生物多様性JAPAN(ひとはく岩槻館長代表)制作

 

そして、ひとはくでは、明日、高野主任研究員による、オープンセミナー「見てびっくり!身近な植物を顕微鏡で観察してみよう」やフロアスタッフによるイベント「草笛づくり」がありますよ。

イベントについては、こちら→

http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

 

そして、明日と明後日限定今回、ひとはく生物多様性 大作戦!のプレ展示としてナガスクジラの頭骨の標本を特別公開します。同時に、ナガスクジラの解体から骨格標本の作成過程までを紹介するDVD映像も展示場で上映〜。

しかも、明日と明後日は来館するだけでトリプルポイント!(*)

この期間に何度もひとはくへ来て、ポイントを集めて、素敵なグッズをもらっちゃおう!"а(*)

 

小林美樹(生涯学習課)

多様な多様性

2010年5月21日
2010年は国際生物多様性年で,5月22日は生物多様性の日だということで,博物館も何かと多様性業務です.

乱発気味の「多様性」,[象徴種]を並べてお茶を濁すテもありますが,せっかくですの多少は本来の概念そのものについても説明する努力をし,できれば多様性の本質に対する理解を普及する機会にせねば…とも思うわけです.そこで,PP用に作った図(一部はGIFアニメ化)がコレ↓です.
002-C1a.gif 002-C2a.gif 002-C3a.gif 002-C4a.GIF
1.風の森,2.星の森,3.空の森,4.花の森

Kチュウ(”甲虫”ならぬ”ケイチュウ”)がたくさんいる森が4つあり,同じようにKブトムシ(”カブトムシ♂”みたいですが,あくまで”Kブトムシ”)がいます.ほかにもいろんなKワガタやKナブンもいます.

これらを比べてみようというわけです.まず個体数は…
1.風の森:15匹△
2.星の森:12匹
3.空の森:13匹
4.花の森:17匹★

です.
種多様性の観点から,何種類いるかを調べ,多様度指数(シンプソンD,全数扱い)を出すと;

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1.風の森:5種,0.756
2.星の森:5種,0.792 △
3.空の森:8種,0.852 ★
4.花の森:3種,0.305
です.[風の森]より個体数の少ない[星の森]が△なのは均衡性が高いからです.

Kナブン一種類だけに注目すると;

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1.風の森:三色いる◎
2.星の森:三色いる◎
3.空の森:一色しかいない
4.花の森:ぜんぜんいない
種内変異という観点もあるわけです.

OKワガタがいるかどうか,それだけに注目するというのも,分かりやすいといえば分かりやすいですが… 多様性というのは,そういうことではありません.

みたいな話に使おうかと.

昆虫共生・沢田

タイトルを見て何のことかな?と思われたでしょうか。

神戸から三田までの私の通勤途上、コブシやサクラに代わって、5月初旬頃から紫色の美しい花が目立つようになりました。それは桐と藤です。

昨日の丹波市からの帰り道、鐘が坂トンネル近くで、ちょうど道路脇の斜面に桐の木があり、目の前に花があったので、思わず車を止めて写真を撮ってしまいました。

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▲花に吸い寄せられるようにミツバチ?が近づいていました

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▲こちらは今朝、通勤途上に撮った藤の花。同じような色の花でも性格は正反対!?いやいや、付き方は正反対ですよね(^^)

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▲これは5月18日に行われたクラーク記念国際高等学校との連携セミナー「花のデザイン」の様子です。深田公園内の藤の花を採集しているのは講師の高野温子主任研究員です。一般受講者の方も入って、さまざまな花の観察をしていました。

植物にもいろいろありますよね。
さて、今年のひとはくは「生物多様性大作戦!!」
明日22日(土)「国際生物多様性の日」から「タヨウ星人ポイントカード」も始まります!!
なんと22日、23日はポイント3倍!!いきなり●▲●がもらえちゃいますよ(^^)
■詳しくはこちら「生物多様性大作戦!」 → http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_index.html

ひとはくでは毎日、様々なオープンセミナーを開催しています。
■詳しくはこちら「今週のひとはく」 → http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

ぜひ、この週末もひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

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2006年8月に発見された丹波の恐竜化石は、翌年1月からひとはくによる発掘が始まって保存状態の極めて良い化石が次々と発見されました。
2007年5月には、ひとはくと丹波市、丹波県民局の3者が協定を締結し、発掘をはじめ、ハード面だけでなく様々なソフト事業の展開も3者で協力して行ってきたところです。
その間、地元丹波市では「丹波竜」「ちーたん」として愛され、「丹波竜化石工房」、「丹波竜の里・元気村かみくげ」や「旧上久下村営上滝発電所記念館」など次々と開設されました。

一方、篠山市でも2007年以降、哺乳類化石、肉食恐竜の歯、角竜類の化石など、驚くような発見が次々と明らかになっています。

そこで今回、地域団体のコーディネートや生涯学習の推進を担う「(財)兵庫丹波の森協会」、
市民主導による利活用の推進を担う「たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会」
を加えた6者で「篠山層群における恐竜・哺乳類化石等に関する基本協定書」を締結しました。

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▲大勢の報道陣の前で調印式が行われました

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▲サインの後、固い握手です!

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▲さらに協定書を手元に記念写真(^^)左から伊藤聡:丹波県民局長、岩槻邦男:兵庫県立人と自然の博物館長、河合雅雄:たんば恐竜・ほ乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会長(兵庫県立人と自然の博物館名誉館長)、辻重五郎:丹波市長・(財)兵庫県丹波の森協会理事長、金野幸雄:篠山市副市長

これからも丹波市・篠山市両市にまたがる「篠山層群」での恐竜など前期白亜紀の化石発見、両市およびひとはくでの様々な活動にご注目いただき、セミナー・体験会などのイベントに、ぜひご参加をお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

 昨年のボルネオジャングル体験スクール実施の頃は、世界的に新型インフルエンザが流行していました。そのため計画していたラハダ・トゥサイエンススクールの生徒との交流事業が実施できませんでした。

 

 現地の新聞にも記事が掲載されていますが、直前まで調整しましたが交流相手の学校が残念ながら休校になりました。今年は是非とも2年分の交流を深めたいと思います。マレーシアの同年代の友達と共同生活をすることで、コミュニケーションも深まり、言葉の壁を越えた新しい友達との出会いがあります。ジャングルでは日本のスクール生はグループごとに行動しますが、そこにマレーシアの生徒も2,3人ずつ加わります。英語が苦手でも大丈夫です!英語の得意な子は、ますますネイティブなコミュニケーションができます。

 

 

 この写真にある吊り橋を渡ってジャングルトレッキングします。去年は、ちょうどこの橋の上から、体長2m近くある「マレーオオトカゲ」に出会うことができました。この川の主ともいえる立派なオオトカゲでした。またこの川の支流で水生昆虫の捕獲と観察会を初めて実施しました。おなじみのエビやカニもいました。

 

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 そして、また写真の続きを紹介します。

 

 

 日本のアニメに登場するように、かさになるくらい大きな植物もあちこちに生えています。本当に大きいです。

 

 

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 とにかく珍しい動物や昆虫、植物にたくさん出会えます。実際に自分の眼で見て、手で触れて、匂いをかいで、耳で聴いて、肌で感じる。この貴重な体験、感動は一生涯忘れることはないと思います。

 少しでも興味があれば、是非参加してください。決して後悔することはないです。

 

 お問い合わせは、 079-559-2002 ひとはく生涯学習課 です。まず電話で聞いてみてください。申し込み〆切が迫ってきました。6月5日までです。お急ぎください。

みなさん、こんにちは!今日もお天気がよく、気持ちがいい一日でしたね。

さて、今週のフロアスタッフとあそぼう!は『風に乗ってとぶたね』を行いました。

内容はどういうものだったかというと、風に乗ってとぶたねの模型を紙で作ってみんなで飛ばしてみました。ホッチキスとクリップ、はさみと紙があれば簡単に作れてしまいます。

まずは、スタッフの説明を聞きながら作ります。5種類のたねの模型を作りましたよ。

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たねの模型が出来たら、本当の種を見てみましょう!似ていますね〜。

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そして最後はみんなで飛ばしてみます!みんな楽しそうです〜。

  

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フロアスタッフとあそぼうは、毎週土日・祝日の15:00から行っています。

毎週いろいろなイベントが、無料でご参加いただけます。フロアスタッフとあそぼうの他にも、毎日展示室ツアーや、デジタル紙芝居があります。今度のお休みは、1日ひとはくで過ごしてみませんか?

来週(22日・23日)のフロアスタッフとあそぼうは、『草笛づくり』です。

みなさまのご参加を、心よりお待ちしております。

 

(フロアスタッフ 西口浩子)

●アシレンジャー募集中です!!

都会の近くでも、色んな自然を体験することはできます!

CIMG4424.jpg芦屋といえば、阪神間に位置する大都会というイメージがありますが、探せば色んな自然を体験できる場所が残されています。昨年から、NPO法人さんぴぃす さんと一緒に、源流から河口まで、各地で観察会をおこなってきました。モクズガニに、アユ、里山もあれば、海辺の鳥、鳴く虫、きのこなど、実にたくさんの自然がコンパクトに詰まっております。
そんな身近な自然の楽しみ方を体験できるのが、『NPO法人さんぴぃす』さんの自然体験プログラムです。

今年は、これらの自然をさらに多くの人たち、特に子どもたちに体験してもらうことを目的として、芦屋の自然を体験するレンジャー隊、『アシレンジャー』活動が行われます。一年間を通じて、身近な自然を体験するプログラムを、NPO法人さんぴぃすの皆様がた作成してくださりました。
わたしたち、博物館のスタッフもいくつかのセミナーを担当します。

計画(予定)は以下のようになっております。
詳しくはパンフレットをご覧ください。

パンフレットはこちらからダウンロード→  アシレンジャーの案内(2.1MB PDF)
2010年度 観察会
 4月 24日(土) 春の六甲山ハイキング
 5月 9日(日) 芦屋川上流の水生生物観察会
 5月 22日(土) 実生のホームステイ
 6月 12日(土) ロープワークとハンモック作り
     26日(土) 鳴く虫の観察会
 7月 29日(木) 芦屋川上流の水生生物の観察会
 8月 7日(土) 宮川での生き物観察会(1回目)
      (未定)  宮川での生き物観察会(2回目)
 9月 11日(土) 宮川でのハゼ釣り&バーベキュー
 10月 2日(土) 森のキノコの観察会
 11月 6日(金) モクズガニの夜間観察会
    14日(日) 山の木の実(種)あつめ
 12月 4日 (土)  森の植物と土の話
 1月  日程未定  近畿子どもの水辺交流会(奈良県)
 2月 11日(祝金) 人と自然の博物館・共生のひろば(成果発表会)
    13日(日) 木炭づくりと整地作業&焼き芋
 3月 13日(日) 自分の木を植えよう

*都合により日程変更される可能性もありますがご了解ください。

申し込みは、上記のパンフレットにある申し込み用紙に必要事項を記入して、NPO法人さんぴぃす・アシレンジャー事務局へお願いします。
TEL&FAX: 0797-22-8896、E-mail: info(あっとまーく)sanps.com
 *(あっとまーく)の部分を@に代えてください

このアシレンジャー活動は、途中からでも参加OKです。ふるってご参加ください。

(流域生態研究G みつはしひろむね)

 それではお待ちかね!! 去年ボルネオジャングル体験スクールで写真を撮ることができた昆虫や動物などをドドーンと紹介しますネ! 出会った順番と写真の順番はバラバラです。ごめんなさい。

 

 

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  どうですか!すごいでしょう!!

 写真で見るとわかりにくいかも知れませんが、昆虫などは特に、大きいです。すぐ上の指の上を歩いているアリの写真を見てください。日本で見るものよりずいぶん大きいです。 それと一番最初の写真は、「ビワハゴロモ」という昆虫の仲間ですが、この色どり。どうですか!美しいと思いませんか?日本のタマムシもキラキラ光ってきれいですが、このビワハゴロモの仲間も実物はきれいですヨ。

 虫が苦手な人も、ジャングルでこんな虫たちに出会うと、きっと変わると思うよ。それに、スクールには博物館の研究員やボルネオの専門家もいっしょだから、その場で詳しく教えてもらえるんだ。

 そうそう! ボルネオジャングル体験スクールに参加する時は、デジタルカメラを是非持ってきてくださいね。バッテリー切れに備えて充電器(予備の電池)も忘れずに!

 

 まだまだ・・・・続くので次回へ

早くおいでよ!!ったらぁ

 

  ブログ:ボルネオシリーズはまだまだ続きます。

 

 関西国際空港から飛行機で5時間かけてボルネオ島(マレーシア国サバ州)コタ・キナバル空港に着きます。

 コタ・キナバルでも最上位にランクされる高級ホテルに宿泊します。ホテルの裏には海が広がっていて、海辺のリゾートホテル気分です。 

 次の日からいよいよジャングルに向けて旅立ちます。ここから先は、サバイバル? まさに未知の世界へ突入です。国際線に乗る時は滑走路は普通は歩きませんが、ここでは滑走路を歩いて直接飛行機に乗り込みます。プロペラの風と音が凄(すご)いです。

   直接飛行機に触れることもできます!!この飛行機はプロペラ機で、小さな機体です。観光バスか電車に乗っている気分です。でも窓から見える景色は、見たこともないジャングルの様子が上空からよく見えます。

 

    ラハダトゥの空港から車に分乗してダナムバレーの自然保護区に陸路で移動します。この移動手段が中型のバスと、四駆の自動車数台に分散します。    とてもとても悪路なので、車の天井に頭をぶつけそうになることも、たまにありますが、窓の外をみていると、だんだんテンションが高まってきます。

 

いつになったら、生きものが出てくるの?

 

 ボルネオジャングル体験スクールの記事を読んでくれたかな? ちょっぴりボルネオやジャングル、オランウータンに興味がわいてきたかな? ちょっとでも気になったら電話で問い合わせてください。待ってます。

 

 

 ところで、「ボルネオ」ってどこにあるの? 

 上の地図を見てください。日本からおおよそ4,000kmも離れてて、南の方、赤道直下にあり、世界で3番目に大きい島だそうです。日本の面積のおおよそ2倍もあります。(1番目・2番目に大きな島はどこでしょう?)

 

    関西国際空港から飛行機で5時間くらいかけてこのボルネオ島(コタキナバル)に着きます。この日は、コタキナバル市内のホテルに泊まり、翌日ここからさらに国内線の飛行機に乗り換えてラハダトゥへ向かいます(約1時間)。

 

         途中、ボルネオ島を横切るように飛行機で飛びますが、飛行機の窓からは島の様子が手に取るようによく見えます。茶色でクネクネ曲がった川や海の近くでは水上家屋も見えます。アブラヤシのプランテーションなども見ることができます。そして、そこから自動車で3時間ほど走って、やっとダナムバレー自然保護区に着きます。

 

 

 さて、自然保護区になっているジャングルにはどんな生きものや植物が待っているのでしょう? 次回のブログ記事をお楽しみに!!

「学校連携セミナー」とは、スクールパートナープログラムの一環として、高等学校と人と自然の博物館が連携し、高校生と一般市民の方々が交流しながら学ぶ地域生涯学習のモデルプログラムとして実施されています。具体的には、各高等学校で実施される授業の何時間かを、当館研究員が講師として授業を行います。講義あり実習ありで、普段の授業とは一味違う専門性の高い授業を受けることができます。また、その授業に高等学校の協力を得て、一般より応募された方々にも、セミナー受講生として参加していただきます。高校生徒学ぶこの授業は、当館のセミナーの中でも雰囲気の違うものです。

今回は、去る5月12日(水)、三田市学園1丁目にある兵庫県立三田祥雲館高等学校で実施された授業の様子を紹介します。授業テーマは「校内の草本群落を調査しよう」、講師は植生学、保全生態学が専門の石田弘明研究員です。

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▲ 少々緊張気味の石田講師。高校の教壇は、博物館とは少し違います。

 

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▲ いつも授業をされている生物の先生です。今日は生徒の一人ですか?

 

 

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▲ 講義の後は、校庭に出て植物群落の観察です。研究者ならではのハイレベルな    話でした。一般参加の方(白い帽子の女性)も説明に聞き入っています。

 

 

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▲ 後ろに見えるのは三田祥雲館高等学校の校舎です。南欧風の建物が印象的です。生徒の皆さんが少し羨ましいです。

 

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▲ ということで石田先生の授業にも熱が入ります。1時間30分の授業はあっという間でした。

 このような「学校連携セミナー」を受講してみたいという方は、まだまだ沢山のセミナーが用意されていますので、是非お申し込みください。お申し込みは以下のページからどうぞ。

http://hitohaku.jp/education/10bunya/index.html#_H

 

(生涯学習課  西岡 敬三)

 

 

 

 

 

 

 

 この前のブログで紹介されていたボルネオジャングル体験スクール。とにかく行かなきゃ感動できないというのが、正直な感想です。

 いままで図鑑や動物園でしか見たことのなかったオランウータンが目の前に現れるんですもの!! 誰だって興奮しますよ、きっと。ジャングルって聞いただけで、暑そうとか蒸し蒸ししそうとかイメージしますが、それと引き換えに得られる感動はとても大きいです!!

 

 ここの木はとても背が高く、数十メートルにも達する大木がたくさんあります。道を歩いていても、上ばかり見ています。サルの仲間や小動物もたくさんいて、何を見ても感動感動!!開いた口がふさがらなくなります。そして写真を撮ろうにも、上ばかり見ていて首が痛くなってしまいます。そんな時は、道に寝っ転がって撮すのがいいようです。  本当に首が痛いんだから!!

 

 この続きはまた紹介します。珍しい昆虫や植物、ジャングルの人びとの様子も少しずつ紹介したいと思います。

 ◯ボルネオジャングル体験スクール2010のお問い合わせはこちらまで

    TEL 079−559−2002(生涯学習課)

 ◯募集期間は6月5日(土)まで  お急ぎください!!

 

   

 

・・・・前回からの続き

 

    
 二日目。今日も快晴です。とてもラッキーです。


    
 予定通り弥山を登ります。弥山を登るコースは3つありますが、今回は大元公園を通る一番西側のコース(大元コース)を登りました。


    
 少し登るとコジイの多い林が広がります。標高300mくらいになると、コジイのほか、ウラジロガシやツクバネガシの多い林になります。瀬戸内地方、特に島嶼部ではシイ・カシのまとまった林は少ないのですが、宮島には比較的よく残されています。


 
 ウリハダカエデ。谷沿いでは落葉樹もよく混ざります。本種はよくみる落葉樹の一つ。ちなみに、近隣の里山で普通にみられるコナラ、アベマキは宮島ではみられません。


    
 サンヨウアオイ。名前の通り山陽地方に分布するカンアオイの仲間。ミヤコアオイとよく似ていますが、花(がく筒)の形態が少し異なります。


    
 大元コースでは大きな岩がごろごろしています。湿り気のある場所では、岩の上に着生植物がよくみられます。(右)濃い緑はシシラン。


    
 大きな岩。(左)黄緑は名前にふさわしいイワガラミ。イワガラミはつる植物です。急な岩壁ですがどこまで広がるのでしょうか。(右)濃い緑はコウヤコケシノブとホソバコケシノブ。


 
 岩の隙間には樹木もよく生えます。左から伸びているのはヤマグルマ。やや日陰の岩場でよくみられます。


    
 尾根に出ました。このあたりはツガの多い林でしたが、台風でたくさん高木が倒れ、今は明るく開けています。(右)下層にはツガの稚樹がみられます。


 
 弥山山頂に向け、尾根を歩きます。眺望良好です。高く伸びているのは主にアカマツ。


 
 宮島は面積のわりに標高が高く、地形は急峻です。ここまでに来るのに何回か休憩しましたが、最後の登りの前にもう一休み。


 
 モミに着生するセッコク。このあたりの標高は雲がかかりやすく、湿り気が発生しやすいのでしょう。


 
 全員無事に登頂成功。瀬戸内海に浮かぶ島々がよく見えます。


    
 昼食後、弥山山頂から尾根を東に進み、獅子岩駅からロープウェーに乗りました。弥山を上から眺めつつ降ります。


天候にも恵まれ、多くの植物といろいろなタイプの植生をじっくり観察することができました。参加者の皆さんも熱心で、アットホームな雰囲気の中、楽しく充実したセミナーとなりました。ありがとうございました。
今年のひとはくでは例年にもまして多彩なセミナーが企画されています。興味のある方もない方も、この機会にぜひ参加をご検討ください。お待ちしております。

 

 

(自然・環境再生研究部 黒田有寿茂)

今月のふかたん、『初夏の鳥をさがそう!』の隊長は、鳥博士の遠藤研究員でした。

5月8日(土)、当日はすがすがしい五月晴れ、探検日和です!

まずは遠藤隊長に双眼鏡の使い方から教えてもらいます。外に出るのが楽しみ〜!

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使い方はバッチリかな?いよいよ初夏の鳥を探しに出発です!

館外に出てみると、さわやかな風が吹いていて、とても気持ちがいい〜!

 

今日は見るだけではなく、鳥の鳴き声を聞いてもらおう!ということで、みんなで目を閉じて、耳をすませながら鳥のさえずりを聞いてみました。

FS20100512-2.jpgのサムネール画像

チュンチュン・・チリチリチリ・・♪」何種類くらい聞こえたかな?バードウォッチングには、いろいろな楽しみ方があるんですね。

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「あの鳴き声は何の鳥!?どんな色?」遠藤隊長に教えてもらいます。

そして階段を下りている途中、さっそく隊員の方が木にとまっている鳥を発見!

 

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みんなで、「どこどこ〜?」と双眼鏡をのぞきながら探します。見逃してしまったのですが、ここで遠藤隊長に、鳥の見分け方について教えてもらいます。大きさや色からすると、トラツグミ??「昨日、鳴いていたからいるかもね。」と遠藤隊長。こんなお話が聞けるのも、ふかたんの見どころのひとつです。

 

他にも鳥がいるかな?とわくわくしながら、探検は続きます。

 

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階段を下りて、芝生に歩いていくと・・芝生の上にはたくさんの鳥がいました。

いつもなら、近付くと飛んでいってしまう鳥も、今日は双眼鏡があるので、離れていても色や姿を詳しく観察することが出来ます。

それぞれの鳥の違いや特徴などを、隊長に教えてもらいながら、必死に双眼鏡をのぞきます。

見えた?どんな色だった〜?とみんな楽しそうです。

 

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こちらはムクドリです。何かえさをとっていますね

 

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博物館に戻りながら、鳥を探しつつ、今度はみんなでふかたん地図を完成させます。

どこでどんな鳥に出会った?なんて話し合いながら、

みんなで楽しく鳥の名前や絵を描きました。

クイズが好き!という男の子には、遠藤隊長から鳴き声クイズが出されて、みんなで思い出しながら楽しいひとときを過ごしました。

みんなも鳥博士の仲間入りが出来たかな?

 

 

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ふかたんでは、声が聞こえた鳥、姿が見えた鳥、合わせて12種類の鳥に出会えました。

 

公園を探検した45分間という短い時間の中で、学べたこと、感じたこと、新しい発見がたくさんあったことと思います。自然にふれながら、感じることを大切にしていきたいな〜と改めて思いました。

ふかたんは研究員と一緒にゆっくり過ごせて、たくさん学べるイベントです。

 

 

6月のふかたんは、植物博士の黒田研究員といく『初夏のみどり』です。

今の季節の深田公園は新緑がとてもきれいです。すがすがしい季節の中で、初夏のみどりを探しに出かけませんか?

参加者には、ふかたんオリジナルカンバッジのプレゼントもあります。

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

 

    FS20100512-9.jpg 6月のふか たん 隊長:黒田研究員  『初夏のみどり』 FS20100512-10.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像

             

 

      6月5日() 14:00〜 4階ひとはくサロン集合(定員20名・参加費無料)

                 ※当日は動きやすい服装でお越しください。

 

                                                                           美濃杏奈(フロアスタッフ)

 

 

 

 

 

 今年は生物多様性の年。これにちなみ、今年のひとはくでは、各地の自然・生きもの・環境・文化などを広く体験することを目的に、県内だけでなく県外や国外でのセミナーも企画されています。その一つ、広島県でのセミナー「植物ウォッチング〜安芸の宮島〜」を実施しました(5/1〜5/2)。その模様をご紹介します。


   
 宮島は、厳島神社、秋の紅葉、もみじまんじゅうなどで有名です。このような文化・景観・観光の面だけでなく、宮島は植物相が豊かで、植生の様子も周辺と異なるなど、植物学上の興味深い特徴もたくさんもっています。

 


  一日目。フェリーで宮島へ。約10分で到着です。大鳥居の背後に広がっているのは弥山(みせん)。弥山は島内の最高峰で、標高は約530mです。一日目は厳島神社周辺を歩き、二日目に弥山を登ることにしました。


   
 桟橋に到着後、神社周辺の舗装道路を歩きます。ときどき立ち止まって説明。


   
 林内の散策道へ。標高の低いところでは(右)ミミズバイが目立ちます。本種は本州(千葉県以西)の太平洋沿岸に沿って、四国、九州、琉球、台湾、インドシナまで分布していますが、瀬戸内地方ではほとんどみられません。宮島では、このミミズバイのように、太平洋沿岸や南の地域に分布が偏り、瀬戸内地方ではまれな植物をたくさん見ることができます。



 ヒメハシゴシダ。切れ込み(裂片)が丸いのが特徴です。本種は伊豆半島南部、紀伊半島南部、四国南部、九州南部、琉球、それから宮島に分布しています。

 


 宮島、特に厳島神社周辺には、シカがたくさん生息しています。シカの影響で林床の植物がほとんどなくなってしまった場所もみられます。


   
 (左)ナンゴクウラシマソウ、(右)アオテンナンショウ。いずれも有毒で、シカも食べません。平坦なやや明るい場所でよくみられます。


 

 ヒメイタチシダを観察中。本種は宮島で収集された標本をもとに発表されています。


    
ビロードシダを触ってみました。名前と違ってゴワゴワしています。ビロードシダはどこでもみるというシダ植物ではありませんが、宮島では町の中で見ることができます。

 

   後半は後日ということで・・・・

 

(自然・環境再生研究部  黒田有寿茂)

先日,むし社のクワガタ図鑑編集者の方々が来館されました.証拠標本の調査です.


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博物館の収蔵庫には過去の研究の拠り所となった標本(タイプ標本やその他の証拠標本)が多数保存されています.私たちが普段使っている図鑑などの記述も,元をたどれば誰かの研究や,その研究の根拠となる標本に基づいています.
収蔵庫に保管されている標本は,展示などの形では活躍していませんが,多くの出版物や二次的な情報の基礎を支えている点で,役に立っているのです.図鑑で名前を調べたとき,その種類は誰が,いつごろ名前を付け,そのとき見た標本がどこに保存されているか想像してみてください.学名あとに書いてある命名者(書いてない図鑑もあります)の名前がヒントになります.

日本のミヤマクワガタだと;
Lucanus maculifemoratus Motschulsky
と出ています.さいごの"Motschulsky"さんという人が名前をつけたらしいぞ,と分かります.どこの国の人で,いつ頃? その標本は今どこに?

クワガタ図鑑調査の成果については図鑑の出版をお楽しみに.

昆虫共生 沢田佳久



小学生・中学生・高校生のみなさん、そして保護者のみなさん。

ゴールデンウィークも終わり、次の長い休みは

そう

夏休みです。

さて、

計画は進んでいますか?

もし、まだ決まっていないのなら,,,,,,

ボルネオジャングル体験に参加してみませんか。

 

01.JPGカブトムシやクワガタのような虫が好きで、人間のご先祖様?オランウータンに会ってみたくて、英語に少しだけ自信があって、国際交流をしてみたいひと。

熱帯雨林の破壊など地球環境問題について、自分の目で確かめてみたいひと。

あまり知らないけれど、ジャングルを“体験”してみたい、自分の生き方を考えてみたいひと。

博物館が主催する「ボルネオジャングル体験スクール」に是非ご参加ください。

 

02.JPGちょっとだけ子どもさんをワイルドに育てたいとお考えのお父さん・お母さん。子どもさんを参加させてみませんか?

今回はご案内その1として、去年のボルネオジャングル体験スクールの様子を紹介します。

まずは写真を見てください。

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スクールの詳しいことは、今後このブログで紹介していきますので、是非ご覧ください。

定員がありますので、早めにご応募ください。お待ちしております。

http://hitohaku.jp/biodiv/tourism.html#BJS

 

(生涯学習課 西岡敬三)

SANY0079.jpg芦屋川の上流に位置する芦有ゲート入口付近にて、水生昆虫の観察会を実施しました。
いつも観察会を一緒にさせていただいておりますNPO法人さんぴぃす の皆さんの絶大なるご協力のもとで開催いたしました。地元の芦屋の子ども達に声をかけてくださったおかげ、なんと80名近いかたが参加されました。川はにぎわっております。

さて、観察会の成果はどうでしょうか。
この季節は、水生昆虫の観察には非常に好適です。たくさんの昆虫や魚、カニなどが採れました。
大物のドンコも(下の写真)。ヘビトンボや大型のカワゲラがたくさん、カワヨシノボリやサワガニは普通種に。カジカガエルも2匹採れました。

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たくさん種類を観察するだけなら、3月や4月がいいのですが、一般の方が参加するには、ちょっと寒い。ということで、なんとか幼虫が羽化して数が減ってしまう前にということで、5月8日に開催しました。ちょっと天気も気になりましたが、晴れてよかったです。

SANY0102.jpg こんな風に採った生物を川のなかに脚立(洗車用)をおいて小さな容器に分け分けしてゆきます。
こうすると、自分がとったものが、他の誰もがとっていない種なのかどうかが分かります。必死で見比べながら、仕分けしてゆきます。子ども達は、自分がはじめてだと思って、勢い勇んでやってくるのですが、2番目だったりするとポイっと。そうなんです、こどもたちには、2番じゃダメみたいなんです、水生昆虫仕分けは。
こうすると、小さな昆虫を探す意欲が湧き、観察の眼が鍛えられます。普段は無視されるユスリカやブユ、コカゲロウやオナシカワゲラなんかもきっちり採集されます。ちなみに、右手の女の子は、カワゲラ科3種の斑紋を見分ける達人になってます。

そんなこんなで、たくさんの種類がみつかりました。まだ正確には数えてませんが、ざっと30種類以上は採集できました。ちょっと足下は寒かったのですが、みなさん大収穫、それと都会からすぐのところに、こんなキレイな渓流があって、たくさんの、しかもユニークな昆虫たちが生息していることを実感して頂き、満足して頂けた様子でした。

SANY0153.jpg会が終わってからも、プラナリアを探す人や仕分けした容器内の水生昆虫を観察する子どもや、親子で観察会セカンドステージに突入する人も。

川の観察会は、つぎは加古川上流部の青垣町で7月18日に開催します。
http://www.hitohaku.jp/education/10syousai/D10.html
HPから、ポチっとしちゃってください!
よろしければ、ご参加ください。

(流域生態研究G みつはしひろむね)


さわやかな五月晴れ〜(^^)お外で遊ばれた方も多かったことでしょう。

本日の<フロアスタッフとあそぼう>は、「画はくの日〜恐竜〜」を行いましたよ!

本物の化石をさわりながら、生きていた姿を想像して、楽しく絵を描きました。

 

 

えっ?!本物の化石!!

 

 

0509FS6.jpgそうなんです。今日は特別にアンモナイトやビカリア、ラムナ(ネズミザメ)の歯の化石、恐竜の骨の化石も登場しました。

 

 

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参加してくださったみなさん!ありがとうございました!!

 

毎週土日と祝日は、<フロアスタッフとあそぼう>を行っています。

みなさんのご参加を心からお待ちしています。

 

(フロアスタッフ  笹山由利子)

 

ゴールデン・ウィークでにぎわったひとはく。今日も学校団体でにぎわいました。
天気はあいにくの雨・・・、でも、ひとはくには雨天時昼食場所が確保されていますから安心してご来館いただけます(^^)

さて、今日も団体向け特注セミナーがいろいろありました。


八木

▲「みやまあかね」について話をしているのは生態地理学が専門の八木剛主任研究員です。この写真は、ちょうど「ホタル」についてのシーンですね。八木主任研究員はホタルについても研究しています。

日本一美しい?赤とんぼ「みやまあかね」については、こちらでも紹介されています。
 →http://www.hitohaku.jp/publications/book.html#akane

 

大谷01 大谷02

▲「ハチの体の観察」は昆虫行動学が専門の大谷剛主任研究員です。このスズメバチ、大谷主任研究員の大切にしているミツバチたちを襲いに来た奴でしょうか!?標本を見ながら丁寧にスケッチしていました。

小舘01 小舘02

▲「植物観察の方法」は森林土壌学、植物生態学が専門の小舘誓治研究員です。描いているのはダイコン?ニンジン?ふだん何気なく見ている野菜も描くとなると・・・


ひとはくには38名の研究員が在籍しています。博物館は展示を見るだけではありません。博物館の研究員は様々な研究をしています。専門分野のプロから学校では学べない授業を受けてみてはいかがですか?
■詳しくは →http://www.hitohaku.jp/education/10tokuchu/2010taisyoindex.html

研究員だけではありません。私も今日は、当課の西岡敬三主任指導指導主事と二人で交代しながら「葉脈標本しおりづくり」をやりました。

 

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▲西岡主任指導主事。白衣がよく似合いますね(^^)子どもたちも熱心に取り組んでくれました。ここで使う葉はヒイラギモクセイの葉です。あらかじめ前処理していますので柔らかく、簡単に葉脈標本をつくることができます。今日は1クラス40分で3クラス連続でした。


さあ、明日から週末!!楽しいオープンセミナーもりだくさんですよ。
子ども連れのお客様に人気の「画伯の日」 この週末は「恐竜」です!!
■詳しくは →http://www.hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

ひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 

今年のひとはくは、『ひとはく生物多様性大作戦!』をテーマにしています。
(くわしくはこちら→ http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_index.html
そのひとつとして、この夏から冬にかけて展示特別企画『ひょうごの生物多様性 瀬戸内海vs日本海』が開催されます。この展示は、兵庫県に面するふたつの海をテーマにし、そのちがいから生物多様性をとりあげるものです。

2か月近くまでせまったこの展示、現在準備中です。ゴールデンウィークさいごの5月5日(水)には、チリメンモンスターさがしのスタッフ勉強会が行われました。

チリメンジャコの中に入っているシラスではないものをチリメンモンスター(短くチリモン)と呼んでいます。チリモンさがしは、大阪府岸和田市にある『きしわだ自然資料館』と『きしわだ自然友の会』の方があみだした“いきものしらべ”の方法です。チリモンをさがすことで、海にどんないきものがいるのかを知ることができるのです。

ひとはくでは初めてのこころみですので、本家きしわだの方々を先生にむかえ、ノウハウを学びました。方法はかんたん。チリメンジャコの中からピンセットで、シラス以外のものを取り出して行きます。問題は、モンスターの種類を調べるところです。

風間先生 研究員とフロアスタッフ

(左)きしわだ自然資料館の風間先生、(右)研究員の先生方やフロアスタッフもなれない海の生き物に苦戦

この日のチリメンジャコは2010年3・4月の神戸、大阪、和歌山でとれたものです。
あらわれでたモンスターの一部を顕微鏡で拡大した写真がこれ!

イソギンポ カワハギ クチキレウキガイ

(左)イソギンポ、(中)カワハギ、(右)クチキレウキガイ
魚のなかまでもシラスでないものが入っています。
とげの有無、あたまに黒い点々があるなどが区別のポイント。きしわだの先生方は本当によくご存知です。

深くて広い海の中。ふだん見られないその世界にこんな小さないきものがたくさんくらしているのです。1時間の勉強会のあと、オープンセミナー「チリメンモンスターをさがそう!」を行ってもらい、お客様への対応を学びました。集めたモンスターは、コレクションカードにはって持ち帰ることができます。

さて、本番のひとはく版チリモンさがしのイベントは、展示特別企画『ひょうごの生物多様性 瀬戸内海vs日本海』期間中に行われます。その時までにはひとはくスタッフももっと成長していることでしょう。イベントの日程などについては順次公開していきますので、ご期待ください。

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展示特別企画『ひょうごの生物多様性 瀬戸内海vs日本海』

期間:2010年7月17日(土)〜12月26日(日)
場所:兵庫県立人と自然の博物館企画展示室ほか
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(自然・環境マネジメント研究部 遠藤菜緒子)

大型連休最終日。みなさん、どんな連休でしたか?

連日お天気だったので、いろんなところへ出かけた?ん〜いいなぁ。

 

今日のひとはくは、外の天気のように一日暑かった(熱かった)ですよ。

 

オープンセミナー「君も発掘隊員!!丹波の恐竜化石を探しだそう」です。

こちらのセミナーは、整理券を配布しました。

整理券のために、開館前から並んでくれたり、配布前に1時間並んでくれたりするお客様もいらっしゃいました。ありがとうございました。

 

0505P1030027.JPGさて、発掘隊員気分はいかがかな?

 

 

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化石かな?と思ったら、研究員にみてもらおう!

 

カエルの化石や恐竜らしき化石も見つかったみたい。

このセミナーは次回8月29日(日)にも実施されますよ。

詳しくは、こちら→

http://hitohaku.jp/education/open_seminar.html#A8

 

館内でも魅力いっぱいのセミナーがありました。

服部研究部長による「かしわもちとちまき」。大盛況でした。

いろんな葉っぱで巻くんだ〜。

 

 

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三枝主任研究員による「丹波の恐竜化石第4次発掘報告会」。

参加者の中には、将来、恐竜化石の発掘や調査の仕事をしてみたいという、小野から来た高校生も。将来が楽しみです。

 

 

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『ひょうごの生物多様性 瀬戸内海vs日本海』展示にさきがけ、チリモンさがしの元祖、きしわだ自然友の会・きしわだ自然資料館から先生をおよびしてのセミナー「チリメンモンスターをさがそう!」です。

 

 

0505P1030048.JPGセミナーの前に、スタッフ向けに研修会です。

こちらの内容については、参加したスタッフが紹介してくれるでしょう。

 

セミナーが始まりました。みなさん、とっても真剣。

 

                   0505P1030058.JPG     0505P1030060.JPG 

            チリメンモンスターを探しています。

 

なんと、カサゴなどのさかなの仲間が28種類、タコ、イカなどのさかな以外が19種類も見つかったんだって!

 

こちらの、セミナーは『ひょうごの生物多様性 瀬戸内海vs日本海』の展示期間中に実施予定です。

あなたもモンスターハンターになってみませんか?お楽しみに♪

 

 

5月1日から始まった「こどもの日」ウィーク特別企画「こいのぼりフラッグをつくろう」は、今日が最終日。

 

P1030066.JPGこ〜んなイイ感じに、出来上がりました。

こちらのイベントの今日の様子は、こちらをご覧ください。

http://hitohaku.jp/blog/2010/05/post_697/

 

 

大型連休最終日まで、熱い熱いひとはくでした☆

 

 

                       小林美樹(生涯学習課)

みなさん、こんにちは!今日もお天気がよく、暑い1日でしたね。みなさんはどのように過ごされたでしょうか?

今日はゴールデンウィーク最終日。ひとはくは、一日中イベントがもりだくさんでした。

そして、5月1日から始まった「フロアスタッフとあそぼう〜みんなでつくろう!こいのぼりフラッグ!!〜」も、ついに今日が最終日。

総勢101枚のすてきなこいのぼりたちが、ひとはくサロンを楽しげに泳いでいます。

ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

こちらのこいのぼりたちは、5月30()まで、ひとはくサロンで展示しています。ご希望のお客様は、次回ご来館された際に つくっていただきました、こいのぼりをお返しいたします。

ゴールデンウィークが終わっても、フロアスタッフは毎日イベントをおこなっています。

みなさまのご参加を、心よりお待ちしております。

 

                                     (フロアスタッフ  杉江良子・美濃杏奈)

 

0505FS1.jpgのサムネール画像

0505FS2.jpg

0505FS3.jpg

みなさん〜こんにちは! 今日も晴天にめぐまれてさわやかな1日でしたね(^0^)

 

5月1日から始まった「フロアスタッフとあそぼう〜みんなでつくろう!こいのぼりフラッグ!!〜」は、いよいよ明日が最終日となってしまいました。

明日55(水・祝)も午後3時から、ひとはくサロンで行いますので、ぜひご参加ください。

 

 みなさんが作った、こいのぼりフラッグは、5月30()まで、ひとはくサロンで展示しています。

 

「子どもの日」を “ひとはく” で、たっぷり遊んでくださいね!!

 

(フロアスタッフ  西口浩子・寺尾由美子

 

  0504FS1.jpg   0504FS2.jpg   0504FS3.jpgのサムネール画像

 

0504FS4.jpg    0504FS5.jpg   0504FS6.jpg 

 

いや〜今日も本当にいいお天気でした。

みなさまは、今日1日どのように過ごされましたか?

今日のひとはくをご紹介いたしましょう。

 

お隣の深田公園でピクニックですか〜。

 

0504P1020973.JPG外で食べる、お弁当は格別美味しいでしょうねっ。

6月12日(土)には武田研究員と深田公園で楽しむ「人と自然のピクニック!」のセミナーがありますよ。

(要申込 詳しくはこちら→http://hitohaku.jp/education/10syousai/E06.html

 

さて館内では、オープンセミナー「ホタル石を光らせよう」です。

 

0504P1020967.JPG暗闇で光る鉱物をバックに記念写真を撮る親子も。

先山主任研究員の説明を聞きながら、ルミナスボックスを覗いています。

綺麗に光る鉱物の写真を撮るお客様の姿も。

 

 

 

P1020933.JPG 

毎日、実施しているフロアスタッフのイベント。

展示室ツアーにデジタル紙芝居。

5月1日からは「こどもの日」ウィーク特別企画「こいのぼりフラッグをつくろう」を実施。

 

 

                 0504P1020976.JPG    P1020989.JPG

                          こいのぼりをつくってます。        

  

 

みなさんの作品を展示しています。(昨日と比べてみてください。増えたでしょ。)

昨日の様子→http://hitohaku.jp/blog/2010/05/post_695/

 

 

0504P1020993.JPGのサムネール画像 

うぁ〜なこいのぼり。>)BBB

この「こいのぼりフラッグをつくろう」は、明日までですよ!

参加者には、こちらの素敵な「こいのぼりキット」をプレゼント。

 

0504P1020956.jpg 

そして、明日のセミナー・イベントは?→

http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

 

服部研究部長によるオープンセミナー「かしわもちとちまき」があります。明日は端午の節句だけど、かしわもちと ちまきの違いを知ってる?その他、池田研究員による「君も発掘隊員!恐竜化石発掘体験会」や「チリメンモンスターをさがそう!」(講師:きしわだ自然友の会・きしわだ自然資料館)などなど、もりだくさん!

 

 

 

0504P1020953.JPGこちらは、「チリメンモンスターをさがそう!」で使用するちりめんです。

遠藤研究員が兵庫県内から集めてきました。

 

明日の準備です。どうやら、すでに何かを発見したようです!タコ?カニ?

 

 

0504P1020944.JPGこりゃ、家に帰ったら、ご飯にかかったチリメンから目が離せなくなりそう・・・。

「チリメンモンスターをさがそう!」のイベントについては、こちら→

http://hitohaku.jp/blog/2010/04/_vs/

 

ねぇっ!あなたも、ひとはくへ行きたくなったでしょう?

明日は大型連休最終日。ひとはくで楽しく過ごしてみませんか?

 

小林美樹(生涯学習課)

 みなさんは今年のゴールデンウィークはいかがお過ごしですか?連日好天に恵まれ、汗ばむどころではないほどの陽気ですね。もうどこかに出かけられましたか?

 

 ひとはくから車で2〜30分ほど北東に進んだところに「有馬富士公園」があります。そこでは、ありまふじフェスティバル'10と銘打ってさまざまなイベントが催されています。今日はひとはくからもキャラバンで出かけたので、その様子をご紹介します。

 

 今回の目玉展示は「キベリハムシ」です。 ハムシ」の仲間で、へりが黄色いからキベリハムシって名前がついています。こんなジャンボな昆虫が目の前に現れたらびっくりしますよねっ。

 で、この展示はよくできていてケースの下にもぐって、キベリハムシのおなかの様子を見ることができるんです。      

     ボクも見たいけど、ちょっぴりこわいなぁ・・・・

 明日もキベリハムシはいますから、ぜひ会いに来てくださいね。何が見えるかは、明日のお楽しみ!!

   「春の野草」も展示しています。       

どんな野草があるかな?楽しみに来てください。そして、当日現地で受付の観察会「春の草花を探そう」も実施します。13:30から30分間のプログラムです。会場のテントで受付をしていますから、始まるまでにお申し込みください。

 明日もきっといいお天気ですから、帽子を忘れずに飲み物も持って有馬富士公園に来てくださいね。お待ちしております。

 そして、それだけではなく「ひとはく博士」もやってきますよ。いっしょに記念撮影をしたり握手もしてくれます。今日ははばタンとのツーショットもありました。みんな子どもの人気者!!是非会いに来てください。

   

 

  そうそう有馬富士公園に行く前に、「ひとはく」によっていくのもいいですよ。明日もひとはくではいろんなイベントを実施していますから、博物館も楽しい!!是非お越しください。

 

情報管理課:八尾

みなさん〜ゴールデンウィークを楽しく過ごされていますか?

 

5月1日から始まった「フロアスタッフとあそぼう〜みんなでつくろう!こいのぼりフラッグ!!〜」は、連日大盛況!!

ひとはくサロンには、色とりどりのこいのぼりが泳いでいますよ〜(^0^)

125.JPG

 

▲今日も定員いっぱい!!134.JPG

 

▲みんな楽しそうですね(^^)

136.JPG

▲真剣なまなざしです!!

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▲すてきな「こいのぼりフラッグ」の完成です

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▲サロンの天井には「こいのぼりフラッグ」が増殖中!!!

176.JPG

▲思わず見上げてしまいますね(^^)

このイベントも、残りあと2日!

午後3時から、定員は20名です。

ぜひ、博物館に遊びにきてくださいね!!

 (フロアスタッフ 笹山由利子)

 

 

 

みなさん、ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか?
もちろん、ひとはくは開館しています。

今日はフロアスタッフのデジタル紙芝居、展示室ツアーのほかに、
14時から山崎義人研究員による「多面体おもちゃ(テンセグリティ)をつくろう」がありました。
定員10名は瞬く間にいっぱいになり、ひとはくサロンで山崎研究員といっしょに楽しく作りました。

山崎01

▲山崎義人研究員は地域計画が専門の工学博士です

山崎02

▲みんな真剣ですね(^^)

山崎03

▲終始なごやかな雰囲気に包まれていました・・・

そして私は・・・
15:30から、向かいのフローラ88・ダイエー三田店の1階イベント広場で「かんたんカラフル化石のレプリカづくり」の出前セミナーでした(^^;)

平松01

▲店内に掲示されたポスター

平松02 平松03

▲小さな子どももお父さんやお母さんと一緒に参加してくれました

平松04 平松05

▲楽しそうですね(^^)

15時からのフロアスタッフと遊ぼう「こいのぼりフラッグ」はこちら

 → http://hitohaku.jp/blog/2010/05/post_695/

さて、ひとはくでは5日(水・祝)までの毎日、このほかにも楽しいオープンセミナーをご用意しています。
■詳しくはこちら「今週のひとはく」 → http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

明日は、11時から&14時から「ホタル石を光らせよう」がありますよ。暗闇で光る鉱物を集めて展示するルミナスボックスも登場!!先山徹主任研究員による解説を、ぜひ!!

ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

みなさん、ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか?
もちろん、ひとはくは開館しています。そして今日も様々なイベントがありました(^^)

13:30から、毎週、日曜日のこの時刻から始まる「恐竜ラボ&展示解説」今日の担当は松原尚志主任研究員です。

松原01

松原02

▲いま3階「丹波の恐竜化石展示コーナー」では、特別企画「丹波と恐竜を知ろう2010 〜第4次発掘報告」を展示中です。ここでも詳しい解説がありました

松原03

▲自作のモビールの紹介もありました(^^)実は5月23日(日)に、このモビールづくりのセミナーもあります。まだ受け付けています!!
■詳しくはこちら → http://hitohaku.jp/education/10syousai/A04.html

松原04

▲後半は「ひとはく恐竜ラボ」での解説です

そして15時からフロアスタッフと遊ぼう「こいのぼりフラッグ」も満員御礼!!
この「こいのぼりフラッグづくり」5日(水・祝)まで毎日開催しています。つまり、明日も明後日も明明後日も・・・

明日3日は、14時から山崎義人研究員による「多面体おもちゃ(テンセグリティ)をつくろう」があります。
定員はわずか10名!!受講料として観覧料とは別に100円必要です。
どんな”おもちゃ”でしょうね。楽しみです(^^)

ところで今日の私はというと・・・
明日、向かいのフローラ88・ダイエー三田店の1階イベント広場で行う予定の「かんたんカラフル化石のレプリカづくり」の型作りをしていました(^^)

型作り01  型作り02

▲まず化石を油粘土の上におきます

型作り03

▲化石の表面にはカリ石けんをぬっておきます

型作り04 型作り05

▲何度も気泡を抜きながらシリコンをかけていきます

型作り06

▲そっと静かにおいてシリコンが固まるまで、明日の出番待ちです

深田公園

▲博物館前の深田公園の緑もまぶしくなってきました。博物館見学の後、公園で遊ぶのもいいかもしれませんね。今日もボール持参のお客様がおられました(^^)

さて、ひとはくでは5日(水・祝)までの毎日、このほかにも楽しいオープンセミナーをご用意しています。
■詳しくはこちら「今週のひとはく」 → http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

ぜひ、ゴールンウィーク中にひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

今日は「こどもの日」ウィーク特別企画

「こいのぼりフラッグをつくろう」を行いました。

連休中の良いお天気ですが博物館は大盛況!!

にぎやかなオリジナルフラッグが博物館の天井を泳いでいま〜す。

こいのぼりフラッグ1

こいのぼりフラッグ2

このイベントは、5月5日「こどもの日」まで連日行います。

4階ひとはくサロンにて15時から、毎日先着20名です。

フラッグは5月末まで展示されますよ。

 

また、ミニ企画イベントで「かぶと」もつくれます。

お父さん、お母さんは懐かしいのではないでしょうか?

こちらは、4階ひとはくサロンにて、いつでもつくれます。

かぶと

皆様のご参加を心からお待ちいたしております。

         (フロアスタッフ せら ゆうこ)

 

 

 

今日から5月!!そして5日まで5連休(^^)
みなさん、この連休はどこに行かれますか?
5日間もあるんですから、1日くらいはひとはくに、ぜひお越しください!! 様々なオープンセミナーを開催しています。

今日は加藤茂弘研究員による「ペーパークラフトで学ぶ火山のしくみ」がありました。

加藤01

▲まず加藤研究員から火山のお話を聞いて勉強から始めます

加藤02

▲いよいよペーパークラフト!!うまく切れるかな?

加藤03

▲だんだんできあがってきましたね(^^)

加藤04

▲できあがりはこんな感じです。2種類の火山をつくりました

 

そして15時からフロアスタッフと遊ぼう「みんなでつくろう!こいのぼりフラッグ!!」が始まりました。

こいのぼり01

▲場所は、4階ひとはくサロンのオープンコーナーでやってます

こいのぼり02

▲こんな感じで毎日、増えていきます(^^)

■詳しくは、こちらのブログも見てください → http://hitohaku.jp/blog/2010/05/post_691/

 

この「こいのぼりフラッグ!!」は5日(水・祝)までの毎日、開催しています。


さて、ひとはくでは5日(水・祝)までの毎日、楽しいオープンセミナーをご用意しています。明日は研究員による解説「恐竜ラボ&展示解説」があります。ほかにもまだまだありますよ(^^)
■詳しくはこちら「今週のひとはく」 → http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

ぜひ、ゴールンウィーク中にひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

4月に実施した特注セミナーのなかで、実験・実習中心のセミナーについてもいくつかご紹介します。


半田01  半田02

▲「花粉の観察」は、古生物学、花粉学が専門の半田久美子主任研究員。双眼顕微鏡で見る花粉の姿・・・

高野01 高野02

▲「DNA抽出実験」は、植物分類学が専門の高野温子主任研究員。抽出したDNAをみんな持ち帰りました・・・


鈴木01 鈴木02

▲こちらも「DNA抽出実験」、植物分類学が専門の鈴木武研究員。同じDNAでも材料が違ったようです。こちらはタンポポですね

藤井01 藤井02

▲「植物標本の作り方」は、植物生態学、保全生態学が専門の藤井俊夫主任研究員。学校ではなかなか植物標本をつくる機会ってないのでは?

私がセミナー中に取材に入ったセミナーだけなので、このほかにもまだまだありました。もちろん私が担当する「やさしい化石のレプリカづくり」もあります。
※詳しくは → http://hitohaku.jp/blog/2010/04/post_685/

ひとはくでは来館団体向けに様々なメニューの特注セミナーを
ご用意しております。ぜひ、ご検討ください。
※詳しくはこちら → http://hitohaku.jp/education/10tokuchu/2010taisyoindex.html

さて、あすから5連休の人は多いのでは?(残念ながら私は仕事です。博物館員としては当たり前かも・・・)
ひとはくでは1日(土)から5日(水・祝)まで、毎日、楽しいオープンセミナーをご用意しています。
明日は、「ペーパークラフトで学ぶ火山のしくみ」がありますよ!!
※詳しくはこちら「今週のひとはく」 → http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

ぜひ、ゴールンウィーク中にひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

4月に実施した特注セミナーについて、いくつかを紹介してきました。

まだまだ紹介していないセミナーもあるので、そのうちのいくつかをご紹介します。


藤本

▲「クイズ★うんちく博物館」は、住民参画型のまちづくりが専門の藤本真里研究員。○×クイズで楽しく博物館を紹介します

鈴木

▲「生物分布調査」は、植物分類学が専門の鈴木武研究員。今年は「タンポポ調査2010」5年ごとの大きな調査のようです

池田 

▲「恐竜について学ぼう」は、古爬虫両棲類学が専門の池田忠広研究員。池田研究員の恐竜の話は小さな子どもから大人まで、わかりやすいと評判です(^^)

太田

▲「日本の動物地理・カエルについて」は、自然史科学、爬虫両生類学が専門の太田英利主任研究員。カエルのことなら何でも聞いてください(^^)

私がセミナー中に取材に入ったセミナーだけなので、このほかにもまだまだありました。
ひとはくでは来館団体向けに様々なメニューの特注セミナーを
ご用意しております。ぜひ、ご検討ください。
※詳しくはこちら → http://hitohaku.jp/education/10tokuchu/2010taisyoindex.html

GWまっただ中!!
ひとはくでは1日(土)から5日(水・祝)まで、毎日、楽しいオープンセミナーをご用意しています。 
※詳しくはこちら「今週のひとはく」 → http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

ぜひ、ゴールンウィーク中にひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

明日からもう5月!!
4月は例年以上に特注セミナーのご要望がありました。
すでに「風の集落とデザイン」「熱帯雨林と地球温暖化」についてはご紹介しましたが、今日も「道具を使うチンパンジー」「昆虫トピックス30分」「地震はどうして起こるのか」「植物観察の方法」などの特注セミナーがありました。


三谷

▲「道具を使うチンパンジー」は、霊長類学、生態学が専門の三谷雅純主任研究員。アースシアターでゆっくりとセミナーを受けていただきました

大谷

▲「昆虫トピックス30分」は、昆虫行動学が専門の大谷剛主任研究員。「トリビアの泉」にも出演した昆虫の専門家です。小学生にもわかりやすく・・・


加藤 
▲「地震はどうして起こるのか」は、自然地理学が専門の加藤茂弘主任研究員。500人入れるホロンピアホールは広すぎましたが、DVDやプレゼンテーションなど映像でわかりやすく地震について説明しました

小舘

▲「植物観察の方法」は、森林土壌学、植物生態学が専門の小舘誓治研究員。事前に採集した様々な植物を見せながら・・・

どのセミナーも子どもたちにとっては、学校とは違って新鮮な話だったのではないでしょうか。
ひとはくでは来館団体向けに様々なメニューの特注セミナーをご用意しております。ぜひ、ご検討ください。
詳しくはこちら → http://hitohaku.jp/education/10tokuchu/2010taisyoindex.html

さて、ゴールンウィークの計画は決まっていますか?
ひとはくでは1日(土)から5日(水・祝)まで、毎日、楽しいオープンセミナーをご用意しています。
詳しくはこちら「今週のひとはく」 → http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

ぜひ、ゴールンウィーク中にひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

爽やかな風が吹いて,気持ちの良い日が続いていますね。

konara.jpg

深田公園ではコナラの樹ががくさんの花をつけていました。

長く伸びた花序(かじょ)は,風に吹かれて涼しげにゆれています。

ゆれているのは雄の花。アップにすると・・・

 

 

 

 

 

konara_male.jpg

これです。

たくさんの雄花が集まって,雄花序をつくっているのです。

よーく見ると,葯(やく:花粉がつまった袋)が,見えるでしょう?

※写真をクリックすると拡大できます。 

 

 

 

konara_female.jpg

 そしてこれが雌の花。

雌花は垂れ下がらず,葉の脇に数個だけつきます。これがドングリになるのですね。

今年はたくさんのドングリが実るでしょうか?楽しみですね。

去年のドングリの記事はこちら

(自然・環境評価研究部 布施静香)

ひとはくでは団体向けに様々な特注セミナーを実施しています。今月も2つ(「風と集落デザイン」、「熱帯雨林と地球温暖化」)を紹介しました。   

 詳しくは→ http://hitohaku.jp/blog/2010/04/post_675/

実は私も講師となってやっている特注セミナーがあります。
それは「やさしい化石のレプリカづくり」です。
研究員が実施する同様のセミナーは本格的ですが、いわばその初級編・入門編のようなもの。かんたんに「おゆまる」という型取り材を使ってレプリカをつくります。
でも、本物の化石からつくる正真正銘の「レプリカ」です。
今日も県内の高校生が挑戦してくれました。

レプリカ01 レプリカ02

▲まずは型どりから。もちろん本物の化石を使って型を取ります。「おゆまる」はやり直しがきくから何度でも、納得のいくまでやっている生徒もいました(^^;

レプリカ03 レプリカ03

▲型に石膏を流し込みます。流し込んだら空気を抜いて・・・

レプリカ05 レプリカ06

▲できあがったレプリカと本物を見比べて・・・あとは色を塗って完成ですね

この「やさしいレプリカづくり」対象は小学校5年生以上とさせていただいております。

昨日は小学校4年生を対象に、さらにやさしい「かんたんカラフル化石のレプリカづくり」もやりました。
こちらは私があらかじめつくっておいたシリコン製の型に「おゆまる」を押し当ててカラフルなレプリカをつくります。これなら小さなお子様でも簡単です!!

かんたん01 かんたん02

▲自分の好きな色の「おゆまる」を選んでお湯であたため、型にはめ込むだけ(^^)

かんたん03 かんたん04

▲みんな大喜び!!

※フラワータウンにお住まいのみな様。5月3日(月・祝)フローラ88・ダイエー三田店で、この「かんたんカラフル化石のレプリカづくり」がありますよ(^^)詳しくは店内ポスターで。

このほか、ひとはくでは来館団体向けに様々なメニューの特注セミナーを
ご用意しております。ぜひ、ご検討ください。  
 詳しくはこちら → http://hitohaku.jp/education/10tokuchu/2010taisyoindex.html

さて、今日から世間はゴールンウィーク突入!!
今日はとっても良い天気だったので外に出かけれられた方も多いでしょう。ひとはくでは毎日楽しいオープンセミナーをご用意しています。

ぜひ、ゴールンウィーク中にひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

ひとはくに今日はかわいい子どもたちが訪れました。
近隣の狭間小学校2年生の児童たちの「ふしぎたんけん ふれあいたいけん」です。

ひとはくには研究員だけでなく私のような行政職の者やお客様対応のスタッフ、警備、設備関係のスタッフなど様々な職種の人たちが働いています。
そこで、「どんな仕事なのか」「気をつけていることは何か」「工夫していることは?」などグループでインタビューをしてくれました。

■分野も様々、研究員の先生方に・・・

高橋研究部長 佐藤・小舘研究員

 

■生涯学習課や総務課、情報管理課などの行政職員に・・・

生涯学習課 総務課

総務課

 

■フロントスタッフや受付、設備の方々にも・・・

  フロントスタッフ 受付

設備

みんな真剣に聞き取りをしていました(^^)
この次は、ひとはくに遊びに来てくださいね。

いよいよ明日から大型連休!!
ひとはくでは毎日楽しいオープンセミナーをご用意しています。

明日29日(木・祝)は、
11:00〜デジタル紙芝居「うりんぼのごちそう」(フロアスタッフ)
11:30〜展示室ツアー「ボルネオジャングル探検ツアー」(フロアスタッフ)
 

 ※くわしくはこちらのブログで http://hitohaku.jp/blog/2010/04/post_671/

13:00〜道具をつかうチンパンジー(三谷雅純主任研究員)

14:00〜ふかたん「春の虫をさがそう!」(沢田佳久研究員+スタッフ)

 ※くわしくはこちらのブログで http://hitohaku.jp/blog/2010/04/post_684/

14:30〜デジタル紙芝居「うりんぼのごちそう」(フロアスタッフ)
15:00〜フロアスタッフと遊ぼう「くるくる飛ぶたね」(フロアスタッフ)
など、盛りだくさんです。

ひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 高槻市の「あくあぴあ芥川」での春の昆虫観察会,写真家の安田守さんにも来ていただいて,天気にも恵まれ大盛況でした.オトシブミをメインに観察したいと思っていたのですが,やはり時期的にはちょっと早かったです.小型の種類が動き始めたかな?という程度.しかし,予想外の珍虫も採れ,大成果でした.
 一番良かったのはセモンジンガサハムシです.開いたばかりのサクラの葉は光がよく透き通ります.それを見上げて探すと「逆さミッキー」みたいな独特のシルエットの虫が見つかります.そのつもりで探すとたくさんました.本当は丸くて平たいのですが,体が透き通っていて違う形に見えるのです.背中には金ピカの紋があって突起つき.「背紋陣笠葉虫」ですから.
 手にとってルーペでのぞくと自然の造形に感激です.標本にすると金ピカは消えますので,この時期に野外で見るのが正しい鑑賞法でしょう.深田公園でも見かけたことがあります.探してみてください.

昆虫共生 沢田佳久
<「続き」>

 だいぶ前の別の場所のですが,プルプル3Dをば.

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 本文の説明とはちがって,かなりチョコマカ中.


 だいぶ前の別の場所のですが,プルプル3Dをば.

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 本文の説明とはちがって,かなりチョコマカ中.

みなさん、ひとはくの真横に広がる深田公園はご存じですか?

この時期、深田公園は芝生の緑があざやかに、周りの木々も花をつけ色づき、ピクニックをするにはもってこいの、とっても自然が豊かな公園です!

 

ひとはくでは、その深田公園を研究員とフロアスタッフと一緒に探検する、ふかたん(深田公園うきうき探検隊)というイベントを実施しています。

 

4月29日(木・祝)には、虫博士の沢田隊長&松田隊員と一緒に、

『春のむしをさがそう!』を、

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沢田隊長と松田隊員

 

5月8日(土)には、鳥博士の遠藤隊長&美濃隊員と一緒に行く、

『初夏の鳥を探そう』を実施します。

fukatan4-2.jpg

遠藤隊長と美濃隊員

 

14:00に博物館4階ひとはくサロンに集合です。

参加者には素敵なプレゼントも…!

 

一緒に深田公園を探検しましょう!きっと素敵な発見があるはず!

みなさまのご参加、こころよりお待ちしております。

 

                      

                       岡本 知佳(フロアスタッフ)

 

 いま ひとはくでは「ひとはく生物多様性大作戦!」をガンガンっ展開しています。楽しいイベントやセミナー、ツアーなどを次々とご紹介していきますが、今回、オリジナル壁紙が完成しました。

ライオンタンポポが主役のピンクヴァージョン

 

こんな感じです。 

 ライオンタンポポが背景で主役をしながら、タヨウ星人が下の方に整列したデザインです。

 

 このほかにもストライプのデザインなどを含め、全部で8種類のクールでキュートな壁紙が登場しました。パソコンのディスプレーのサイズに合わせて、それぞれ4サイズを用意しています。

 

 さぁ、あなたもパソコンにダウンロードして、生物多様性を思い切り楽しみましょう!!

 

ダウンロードはこのページからどうぞ

もう4月下旬だというのに,寒い日が続いていますね。

そんな中,山野から美しい花の便りが届きました。

trigata.jpg

これは,トリガタハンショウヅル(鳥形半鐘蔓)というキンポウゲ科の植物。

カザグルマやテッセンなどと同じ属ですが,花は釣鐘のように下向きに咲きます。

花びらに見えるのは「がく」。4枚の淡い黄色のがくは3cmほどもあり,山野で出会うととても嬉しくなる植物の一つです。かわいくて,爽やかでしょう?

torigata2.jpg写真は4月23日に加東市で撮影されたもの。撮影者によると「今が花盛り」だということです。

みなさんも,暖かい日には山野へでかけてみてはどうでしょう。素敵な花々にきっと出会えますよ。

 

(自然・環境評価研究部 布施静香)

撮影:ひとはく地域研究員 小豆むつ子

 

南北に長い国土を持つ日本には、面積の割に多くの種の生物が生息しています。とりわけ屋久島の南、トカラ海峡と台湾の間に並ぶいわゆる琉球列島には、本土では見ることのできないさまざまな熱帯・亜熱帯性の生物が見られ、しかもその多くが、世界中でもこのエリアにしか見られないいわゆる固有種へと進化しています。たとえばカエルやイモリなどの両生類では、面積的には日本全体の1% にも満たない琉球列島に、日本全体の1/3 あまりの種が生息しており、しかもそのうちの8割近くが固有種となっているのです。

このような「珍しい生き物の宝庫」である琉球列島のなかでもとりわけ豊かな自然を湛えているのが、その南西端近くに位置する西表島です。琉球列島の中でも沖縄島、奄美大島に次いで3番目に大きなこの島(面積約289 km2)は、その面積の90% 近くを常緑照葉樹林におおわれた丘陵地によって占められています。こうした照葉樹林はその間をゆるやかに流れる、マングローブにふちどられた河川とともに、きわめてエキゾチックな西表島の景観をかたちづくっています。

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                  (西表島の河口付近には東南アジアさながらのマングローブ林が発達

                                      写真提供:琉球大・熱生研・西表実験所/馬場繁幸氏)


西表島には、琉球列島に自然分布する唯一の食肉獣である固有種イリオモテヤマネコをはじめ、植物食で有視界飛行をする森林性のヤエヤマオオコウモリ、頭に冠羽があり琉球列島の猛禽中最大のカンムリワシ、日本最大のトカゲで他のトカゲやカエルなども食べてしまうキシノウエトカゲ、危険を感じると頭や手足をひっこめた甲羅にふたをしてしまうヤエヤマセマルハコガメ、卵を守りオタマジャクシに餌を供給するなどして世話を焼くアイフィンガーガエル、そして東南アジアから北上し定着した多くの蝶など、本土では見ることのできないさまざまな生き物の生活の場となっています。

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         (西表島の食物ピラミッドの最上位に君臨するイリオモテヤマネコ 

                                                   写真提供:琉球大・ヤマネコ生態研究グループ)

 

 

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(危険を感じると頭や手足を引っ込めたあと、ご丁寧にも甲羅にふたをしてしまうセマルハコガメ

                     写真提供:西表野生生物保護センター)

 

 

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           (干潮になると干潟に現われるミナミコメツキガニの群れ

                                                    写真提供: 琉球大・熱生研・西表実験所/渡辺信氏)

 

 

この7月には西表島を訪れ、照葉樹林内やマングローブ周辺から川の浅瀬、海岸の草地、河口の干潟に至るさまざまな生息環境で生き物を直接観察する「西表島の生き物の野外観察」を計画しています(詳しくはひとはく手帖をご参照ください)。わが国の生物多様性の高さ、生物相における地域差の顕著さを実感していただく、またとない機会となることでしょう。

 

ohta4-4.jpg                (西表島よりすぐ北に位置する鳩間島を臨む

                    手前には色鮮やかなサンゴに覆われたラグーン(礁池)が発達)

                                     

                                     太田英利(自然・環境評価研究部)

   

ひとはくでは、「国際生物多様性年」の今年,生物多様性体験ツアー「ファーブル生誕地南仏アベロンの生物多様性と世界最大の昆虫館ミクロポリス探訪」を実施します。ひとはくブログでは,このツアーの魅力を紹介しています。今日は,フランスの町並み歩きの楽しみを紹介します。

 

  今回のツアーでは,アベロン県での宿泊地になるミヨーの町並み散策もミクロポリス館の案内で計画されています。ミヨーは,ローマ帝国時代に帝国の陶器生産拠点として作られた町で,由緒ある史跡や建物が多く残るフランス南部の古都です。また,町は,タルン川とドゥルビー川の合流点にあるため,ヨーロッパの絵画に見られるような美しい橋の景観が残されていることでも有名です。さらに,2004年には,タルン渓谷に世界一高い橋が作られ,観光スポットになっています。この橋はミヨー高架橋と呼ばれ,橋を支える主塔の高さはエッフェル塔や東京タワーより高い343メートル、橋の全長は2,460メートルもあります。日本からのフランスのツアーはたくさんありますが,めったにミヨーまで足をのばすツアーはないと思います。

 ツアーの経由地,パリでも半日の自由時間を設けています。お土産を捜してのウィンドショッピングも楽しいに違いありませんが,そのときには,ぜひ,パリの町並みにも目を配ってください。歴史ある町として,古い建物や景観を残しながらも,近代的な生活を可能にする工夫をいろいろな場所で見ることができます。さらに,最近では,環境問題へのフランスらしい取り組み方も町の中で見つけることができるはずです。たとえば,「Velib' ヴェリブ」の看板がかかる駐輪場。これは,パリ市がはじめたレンタサイクルで,市内には300メートルおきに750箇所の駐輪場が置かれ、1600台の自転車が用意されています。自転車を利用したい人は、自転車を借り、目的地近くの駐輪所に戻せばよいシステムで,24時間常に利用可能になっています。パリの大気汚染を減少させ,さらには古い町並みを保全し共存していくために,市内の自動車の数を減すのが目的です。日本ではあまり認識されていないかもしれませんが,フランスは,実は,ヨーロッパでは一番先進的な環境政策を進めている国です。政府は,2020年末以降に建設する一般住宅を含むすべての建物に太陽光発電など再生可能エネルギーによる発電装置の設置を義務付け、それによって石油、石炭などの化石燃料の発電所での使用を事実上ゼロする目的を掲げています。環境への取り組みについて,まずはあるべき姿を国民に示し,その意識を変え、技術の進歩を促し,環境問題解決で世界の主導権を握ろうという姿勢は,ぜひ,日本の政府にも学んでほしいところですね。

 パリでは,フランス国立自然史博物館の見学も予定しています。世界三大自然史博物館のひとつで,世界に先駆けて生物多様性の展示をつくりました。パレードするようにならぶ動物たちの剥製展示など,生物多様性を絶滅種も含む7000種もの動植物標本を使って解説した展示コーナーは必見です。ひとはくのツアー「ファーブル生誕地南仏アベロンの生物多様性と世界最大の昆虫館ミクロポリス探訪」。この機会を逃すと,2度と体験することができないかもしれません。申し込み締め切りが迫ってきました。たくさんの方々の参加をお待ちしております。

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                          (自然評価研究部 昆虫共生系 橋本佳明)

 

みなさんが食べているチリメンジャコにシラスではないものが入っているのを見たことがありますか?それがチリメンモンスター(略してチリモン)です。このモンスターをさがして、あつめるのがひそかなブームになっているのです。  

7月17日からはじまる『ひょうごの生物多様性 瀬戸内海vs日本海』展示にさきがけて、チリモンさがしの元祖、きしわだ自然友の会・きしわだ自然資料館から先生をおよびしてセミナーを行います。
モンスターは、海にたくさんの生き物がいることの証(あかし)です。チリメンジャコで海の生物多様性を感じてみましょう。小学生やご家族での参加をおまちしています。                   

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日時:5月5日(水・祝) 14:30〜16:00
場所:ひとはく4階 実験セミナー室
講師:きしわだ自然友の会・きしわだ自然資料館

事前申し込みは不要です。観覧料のみでご参加いただけます。
所要時間は10分〜1時間で、入れかわりで行います。
参加者多数で参加できない場合もありますので、お早めにおこしください。
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                                     ちりめんモンスター

  

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                                          ちりめんの中にいたモンスター

 

展示特別企画『ひょうごの生物多様性 瀬戸内海vs日本海』についてはこちら
http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_index.html


 

 

やっと暖かさが安定してきましたね。

せっかくの休みを家でゴロゴロ過ごしていた私も、だんだん外に出かけたくなってきました。

なんといっても、もうすぐゴールデンウィーク!!!

みなさんはいつもどのように過ごされていますか?家族で旅行に行ったり、アウトレットで買いものをしたり、友達とテーマパークもいいですね。

 

「まだなんにも考えてないわ〜」という方、ひとはくのゴールデンウィークはイベント盛りだくさんですよ〜\(^^)

 

中でもフロアスタッフの一押しはこちら、

フロアスタッフとあそぼう

みんなでつくろう!こいのぼりフラッグ!!」

こいのぼりウィークと題し、1日から5日間連続で、みなさんに好きな色のこいのぼりフラッグをつくっていただきます。できたものは博物館4階のひとはくサロンの天井にどんどん吊るしていき、最終日のこどもの日には、サロンにたくさんのこいのぼりが・・・!

という計画です。

 

《着々と準備中》

 

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≪完成予定図?≫

 

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他にもデジタル紙芝居「たんぽぽレストラン」・展示室ツアー「ボルネオジャングル探検ツアー」、オープンセミナー「ペーパークラフトで学ぶ火山のしくみ」「多面体おもちゃ(テンセグリティ)をつくろう」「ホタル石を光らせよう」「君も発掘隊員!!丹波の恐竜化石をさがしだそう」などもございます。

 

(詳細はうきうきカレンダー5月号でどうぞ

http://hitohaku.jp/top/10ukiukicalen/ukiuki1005.pdf

 

是非、ご家族で、お友達同士で、ひとはくのゴールデンウィークを過ごされてみてはいかがでしょうか??

スタッフ一同、みなさまのお越しをこころよりお待ちしております!

 

                    

                     岡本 知佳(フロアスタッフ)

春といえばタンポポ!

今月のドリームスタジオは「タンポポのボトルフラワーをつくろう」でした。

 

例年になく春先に冷えたためか今年はタンポポが咲くのが遅いようです。

スタッフは410日(土)事前準備を行いました。午前中は打ち合わせと実習。

午後はちょうど開催されていた鈴木先生のオープンセミナー「深田公園のタンポポ」に参加してお勉強。セイヨウタンポポにも雑種があることを実地に学びました。

 

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タンポポは綿毛と開花したもの2種類を準備し、参加者に好きなほうを選んでもらいます。

 

 

 

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開花した花は1週間シリカゲルの中に埋めた後、そっとシリカゲルを取り除きます。

そのままの美しい花が現れます。この美しい花のままずっ〜と楽しめます。

 

 

綿毛はビンの中に入れ封をしてから、開いていく様子が感動モノです。

場合によっては翌日までかかることがあります。

 

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ビンの中でこのように開いていく過程を観察できます。

 

 

 

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また、会場には会員が綿毛を一本ずつ貼った作品も展示しました。

苦心の作です。

 

 

一人で頑張るんだもん。

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参加者には春を満喫していただきました。

                                   

                                 NPO法人 人と自然の会 田渕 鈴枝 

 

今年は、ヒメボタル観察会のインストラクター養成講座を行います。
お申し込みの方が少ないので、少し〆切を延長しました。
5月から7月まで、室内講義と野外観察を行い、観察会で引率いただくまで、セットです。
主に平日の夜に開講します。この機会に、ぜひ。
セミナーのページからお申し込みください。

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ヒメボタルは小さなホタルです。陸生のホタルで、森や草原にすんでいます。兵庫県の各地で見られます。

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主な会場となる国崎クリーンセンターのヒメボタルです。ヒメボタルが点滅しながら飛んだ跡は「点」になって写ります。


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毎年、姫ボタルまつりをされている丹波市山南町。2010年も同様に開催予定。


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ささやまの森公園。後ろの方はゲンジボタルです。

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幼虫がカタツムリのなかまを食べ、殻の中で光ってるところです。

これ以上は、セミナーにて。
ホタル3種の光っているようすの動画を収録したのDVDも差し上げますよ〜

セミナーのページからお申し込みください。お待ちしております。

(担当:八木 剛)

今日から、特別企画「丹波と恐竜を知ろう2010−第4次発掘報告」の展示が始まりました。

展示室内は、どうなっているんでしょうか。ちらっと、お見せします。

0424-hajimari.JPG竜脚類・獣脚類・鳥脚類の歯がずらりと並んでいます。(◎し◎ゞ)
開館してすぐ、3F丹波の恐竜化石展示室へ第1号のお客様です。v(*'-^*)b♪

親子でよく来館してくださるそうです。いつも、ありがとうございます!

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こちらは、大阪から来てくれたカップル。博物館デートなんて、いいいね〜。***ヾ(≧∇≦)ノ"**

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そして、テレビ局の取材も。それだけ、注目の展示ってことでしょうか。
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第4次発掘で産出した恐竜の卵の殻の化石や、カエルの化石がありますねぇ。
卵の殻の化石って、どんなの?恐竜の卵の殻ってデコボコしてる。
みなさんも、ひとはくへ来て近くでみてね!( →_→)

明日は、半田主任研究員による、オープンセミナー「恐竜ラボ&展示解説」がありますよ。
 13:30〜13:50(3F丹波の恐竜化石展示コーナー集合)

分かりやすく、楽しく展示解説してくれます。
なんと!(゚〇゚;)
こちらのセミナーは、申し込み不要&観覧料のみで、ご参加いただけます。


この他、展示期間中には、楽しいイベントがたくさん!

http://hitohaku.jp/top/kasekiimge/pdf/4thkyouryuuevent.pdf


是非、ひとはくへ来てね。ヾ(@⌒▽⌒@)


                                                                                     小林美樹(生涯学習課)

 

syunnki.jpgいよいよゴールデンウィークが近づいてきましたが、長田区方面にお住まいの方に耳寄りな情報があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日より約半月、神戸市長田区にある兵庫県立文化体育館本館1階ギャラリーで、ひとはく春季トピックス展示を行っています。ギャラリーに、所狭しと並んだパネルで、今年のひとはくのテーマ「生物多様性大作戦」にちなんで、様々なセミナーや耳寄りな情報を紹介しています。

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▲ 事務室横1階ロビーにひとはくのパネルが勢揃い

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▲ 2010年ひとはくと言えば、「生物多様性大作戦」、だいばくんとくぬぎちゃん

 ファーブルの生誕地南仏アベロンの自然と世界最大の昆虫館ミクロポリスを訪ねるツアー(6/46/9)をはじめ、野生生物の宝庫西表島で野生生物の観察をするツアー(7/27/6)、ヒメボタルの生態や特徴について学び、観察会の講師を目指す「ヒメボタル観察会インストラクター養成コース」(第1回5/15)、博物館の研究員や生物の研究者と、本物の熱帯雨林を満喫する「ボルネオジャングル体験スクール2010」など盛りだくさんです。

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▲ 写真右手、さまざまなセミナーの案内があります

 また、4年前より行っています、話題の「丹波竜」発掘調査の様子を説明した、丹波の恐竜化石第4次発掘(平成21年度)に関する解説もあります。最新の情報をご覧ください。

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 ▲ これが「丹波竜」発掘調査最新情報です

 なお、「丹波竜」については、県立文化体育館でもセミナーが開催されますので、興味のある方はご応募ください。ひとはくの研究員が講師を務めます。

 

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▲ 文体地球学講座、ひとはく研究員が講師です。是非ご参加ください。

 

神戸地域にお住まいの方は、この機会に是非県立文化体育館を訪ねてみてください。プールやジム等フィットネス施設も併設されています。リフレッシュした後は、本館1階のひとはく春季トピックス展示にお立ち寄りくださり、ひとはくの最新情をご覧ください。多くの資料をご用意しておりますので、ご自由にお持ち帰りください。

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▲ 資料はご自由にお持ち帰りください。

 

兵庫県立文化体育館 アクセス ↓

http://www.buntai.jp/access/index.html

(生涯学習課 西岡敬三)

 

 

先日、雨にぬれて入口付近で羽を休めているイソヒヨドリのオスを研究員の八木さんがパチリと撮影しました。構図がいいですねえ〜。薄暗くてはっきりと色が見えないかもしれませんが、全身の青とお腹のオレンジのコントラストが美しい鳥です。

 

 

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和名をそのまま解釈すると「磯にいるヒヨドリ」ですが、ヒヨドリではなく、ツグミの仲間です。わたしが初めてイソヒヨドリを見たのは、大学3回生の頃に訪れた西表島の岩礁。まさに「イソ」ヒヨドリの名にふさわしい場所でした。

 

次にイソヒヨドリを見たのは、それから2年後、調査で訪れていたタイのカオヤイ国立公園という山中でした。「へー、ずいぶん磯から遠いところにもいる鳥なんだ」と思ったのをよく覚えています。ところが宿舎に戻って、Birds of Thailandというタイの鳥図鑑を見て、自分が大きな勘違いをしていたことに気がつきました。

 

イソヒヨドリの学名はMonticola solitariusと言います。学名というのは、全世界で通用する生物の名前のことで、ラテン語で表記します。属名のMonticolaは「山の住人」、種小名のsolitariusは「単独性」といった意味になります。図鑑の生息環境についての解説を読むと「岩場」を好む鳥と書かれています。そう、「磯」は岩場の一つに過ぎないのです。標高数千メートルに達する岩場にも暮らしている鳥のようです。

 

英語ではBlue Rock Thrushと呼ばれています。直訳すると青い・岩・ツグミです。和名よりも正確にイソヒヨドリの特徴をとらえている呼び方かもしれません。実は日本でも最近は磯ばかりではなく、市街地などで見られることが増えている鳥です。実はひとはく周辺でも比較的普通に見られる鳥の一種です。ひとはくブログでも何度かイソヒヨドリが取り上げられています。

 

http://hitohaku.jp/blog/2007/04/post_17/

http://hitohaku.jp/blog/2008/04/post_119/

http://hitohaku.jp/blog/2008/07/post_138/

 

今ブログを読んでいるあなたの身近なところにもひっそりとイソヒヨドリが暮らしているかも!?しれません。

 

自然・環境マネジメント研究部 北村俊平

ひとはくでは来館団体向けに特注セミナーを開催しています。
先月、ブログでも「ひとはく手帖2010 ここが見どころ」でご案内させていただきました。
 http://hitohaku.jp/blog/2010/03/post_646/

とくに学校団体向けには、理科、総合的な学習の時間、環境学習などさまざまなテーマで特注セミナーを実施しているところです。
今日は2つの中学校が、それぞれ特注セミナーを受講されました。

山崎研究員

▲山崎義人研究員の「風と集落デザイン」。これ何の写真かわかりますか?

橋本佳明主任研究員

▲橋本佳明主任研究員の「熱帯雨林と地球温暖化」

生徒メモ01 生徒メモ02

▲どちらのセミナーも生徒たちは熱心にメモを取り、受講されていました。

ハナミズキ 雨

▲一昨日、暦の上では「穀雨」。今日も朝から雨でした・・・植物たちにとって恵みの雨だったでしょうか?正直、暖かくなったり寒くなったり、ヒトにとっては体調管理が難しい季節ですね(^^;

ひとはくでは38名の研究員がそれぞれ多種多彩な特注セミナーをご用意しております。詳しくは、このホームページから「ひとはく手帖2010」をご覧いただけます。また、セミナーのページに各研究員ごとに紹介ページがあります。もちろん、生涯学習課まで電話でお問い合わせいただいても結構です。

特注セミナーをお目当てに、ひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

日曜日(4/18)は,久々の良い天気。

春の陽気に誘われて,セミナー受講者のみなさんと西光寺山麓へ行ってきました。

田畑の畦に咲く花々をはじめ,シハイスミレやオオタチツボスミレといったスミレ類,ショウジョウバカマ,シュンラン,キブシなど,いろいろな花を見ることができました。

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そして,フデリンドウ。

草丈が5cm程の,とてもかわいいリンドウです。

よく見ると,山道の脇に点々と,しかし本当に多くの株が花を咲かせていました。

私もこんなにたくさんのフデリンドウが見られるとはびっくり。嬉しくなってしまいました。

フデリンドウはとても小さいので,足元を見ながら歩かないと気がつかないかもしれません。でも,1株見つかると,次々に見つけることができますよ。

 

(自然・環境評価研究部 布施静香)

ひとはくでは毎日オープンセミナーを開催しています。
今日の午後も盛りだくさんでした。とくに毎月第3日曜日はNPO法人人と自然の会の方々が催されるので1日中楽しめますよ(^^)


たんぽぽ

▲今日のドリームスタジオは「たんぽぽのボトルフラワーをつくろう」でした。家に帰って飾って楽しめます

花工房

▲花工房はいつも4階ひとはくサロンでやっています。ぜひ、御来館の記念に1枚つくってください

佐藤研究員

▲毎週日曜日は3階「丹波の恐竜化石」の展示と「ひとはく恐竜ラボ」でのクリーニング作業を研究員がご案内します。今日は佐藤裕司主任研究員でした

川で魚つり01

▲フロアスタッフと遊ぼう「川で魚つり」には大勢の子どもたちが参加してくれました

川で魚つり02

▲今日のスタッフは松田さんと美濃さん。上流・中流・下流で仕掛けがそれぞれ違います。みんな間違えないようにね(^^)

ひとはくでは毎日楽しめるオープンセミナーがあります。ぜひ、ご参加ください。
平日はフロアスタッフによる「展示室ツアー」(14時〜)と「デジタル紙芝居」(15時〜)、土曜・日曜・祝日は紹介しきれないほどたくさんあります(^^;

詳しい時間帯は、今週のひとはく
 http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html
または、4月のうきうきカレンダー
 http://hitohaku.jp/top/09ukiukicalen/ukiuki1004.pdf
をご覧ください。

もうすぐ5月。5月のうきうきカレンダーもご覧いただけます。
 http://hitohaku.jp/top/10ukiukicalen/ukiuki1005.pdf

ひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

ひとはくでは毎日オープンセミナーを開催しています。
今日の午前中はフロアスタッフによる展示室ツアー「ボルネオジャングル体験ツアー」にたくさんの方々が参加されました。

1階共生の森

▲1階「共生の森」で展示物を順番に紹介します。

スタッフ

▲今日の案内役はスタッフの美濃さんです。

ジャングルツアー

▲クイズに答えたり、さわったりしながら熱帯雨林のさまざまな生物について学んでいきます。

ひとはくでは今年の夏もボルネオジャングル体験スクールを開催します。
募集はもう始まっています。

詳しくはこちらから・・・
チラシは、
 http://hitohaku.jp/top/borneo/pdf/H22_BJS_leaf_new.pdf
申込書は、
 http://hitohaku.jp/top/borneo/pdf/H22_BJS_entry.pdf

この夏、ホンモノの体験をしてみませんか?

オランウータン

▲これは展示室のオランウータンですが、ジャングル体験スクールではホンモノのオランウータンに必ず出会えます(^^) 

ひとはくでは毎日楽しめるオープンセミナーがあります。ぜひ、ご参加ください。

詳しい時間帯は、今週のひとはく
 http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html
または、4月のうきうきカレンダー
 http://hitohaku.jp/top/09ukiukicalen/ukiuki1004.pdf
をご覧ください。

ひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

新たなミニ展示のお知らせです。
きのこの展示がさらに増殖してしまいました。

IMG_0001.jpg2010年4月17日(土)〜5月16日(日)まで、当館の4Fひとはくサロン奥のスペースにて、西宮きのこクラブOB会さんによります、『甲山のキノコとキノコ培養の実践』についての展示が行われています。小さなコーナーですが、見所たっぷりです。

R0011155.jpgこちらの会の皆さんも、博物館が開催する封入標本作製&プラスティネーション講座を受けて、キノコ標本を作製されている方々です。熟練の方々がメンバーですので、仕事が細かく、なかなか変わったキノコもあります。活動は、おもに西宮市の緑化植物園さんを拠点として、採集は六甲山の東端の甲山で行っておられます。この会で製作された標本は、西宮市緑化植物園の展示会でも飾られています。

御影高校さんの展示に触発されて、友情出演(?)というか、僕にそそのかされての出展です(ありがとうございます!)。展示が展示を呼んでしまいました。封入標本やプラスティネーション標本の制作については、実はこちらのグループのほうが御影高よりも早くから挑戦されています(ちなみに最初は姫路科学館さんです)。
理由はともあれ、博物館としては展示物が増えて、みなさんも喜んで下さり、嬉しい限りです。

高校生の皆さんと平均年令を比べるとトリプルスコアーぐらい差があるのですが、円熟味のある仕上がりとなっています。それと、ヒラタケの培養方法についても解説もあって、御影高校さんとはちょっと違った視点もあり、あわせて見て頂けるとよろしいのではないでしょうか。
展示にも多様性があります。
IMG_0005.jpg   kinoko3_nishinomiy.jpg

ここに飾られている『アカダマキヌガサタケ』の標本はかなり美しい仕上がりです。
胞子の写真や培養途中の標本を乾燥させたものもあります。

きのこに関心のあるかたは、御影高校さんの展示、兵庫きのこ研究会さんの写真展示、岩崎さんのキノコ水彩画展とあわせて、ぜひご覧いただければと思います。


★ひとはく、キノコ、モデルと入力して検索すると・・・
話は変わりますが、当館の将来構想のモデルは、『キノコ』の生き方なんです。
以下の図がそうです。
最初にタネをまいて育てて、色んなところできのこが生えたり、菌糸が張り巡らされて、各地で展示会をやったり、その展示会等が再びひとはくに来たり、と連鎖・連携して、兵庫県全体として盛り上がる、というシナリオです。身内の関係者だけで盛り上がることはNGなんです。
kinokomodel1.gif当時は、そんなことできるのかな?という疑問符でしたが、奇しくもキノコを題材として、上の図にあるようなフレームワークにちょびっと到達できた感じです。

右上のボックスがさらに意味深です。これも検証してみます。
1)どこに出るか分からない
 →(○正解) 御影高校や西宮キノコくらぶ、兵庫きのこ研究会、三木自然愛好研究会は全然想定できなかった。想定できたのは、ツテがあった姫路科学館さんだけ。姫路科学館の方もたくさん胞子を蒔いて下さりました。思わぬ所から標本の貸し出し依頼も。

2)菌糸は目に見えないが着実に寄主を蝕む
 →(○正解) 河川生態学の研究が・・・、液浸標本の整理が・・・(キノコに棚をとられる)

3)個体はない、すべて一体である
→(×不正解) 皆さん、独立独歩で非常に個性があり、ユニークすぎます。制御不能です。つねに巻き込まれても得るものがあることを、『一体』と捉えるならば正解かもしれません。

4)死はない、キノコは一時的な姿である
→(○正解) 学術論文でなくても、ノウハウを『共生のひろば』の記録集等で残しておいたり、標本をひとはくにストックしたり、情報をHPに書いておけば、新たにキノコ展示をしようという人が現れるかも。参加する主体と拠点が多い方が保存され、ノウハウが再利用されやすい。この記述はとても博物館らしいですね。

5)毒きのこもある
→(?意味不明) どういう意味か良く考えれば考えるほど分からなくなります。内輪でもめる?参加されても期待はずれ?、わかりません。4)で死はない、と言ってますので、痺れるぐらいで、時間が経てば復活?!とりあえずスルーです。

6)2012年〜 ひとはくから移転となってます・・・
三田のきのこは朽ち果てる、と書いてありますが・・・。この予言に従えば、あと1年で、ひとはくではきのこの仕事に僕はタッチすることがなくなり、誰かが代わりにキノコ展をしてくれます(そうなるように担当は努力しなくてはならない)。どこになるのか想像もつきませんが。御影高校の卒業生だといいですね。

というわけで、みなさん、当館の将来構想によると、三田でキノコ展がみれるのは、今年が最後かもしれないので、ぜひお越し頂ければと思います。臭いもかげます!
展示は5月16日までです!!

キノコ展の紹介は以下にもいろいろと掲載されています。
http://kinokode.exblog.jp/
http://blog.goo.ne.jp/flets-mediastudio/d/20100416
http://club.kobe-np.co.jp/mint/multimedia/odekake/chotto_odekake/0002873915.html
http://www.hyogo-kinoko.jp/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=985&forum=1

(みつはしひろむね)


ひとはくでは毎日オープンセミナーを開催しています。
とくに週末はメニューが豊富です!!
今日は田中哲夫主任研究員の「川の魚の暮らし」と上田萌子研究員の「立体カードで楽しむマングローブの自然」がありました。

田中研究員

▲研究員から川の魚の話をじっくりと聞けるチャンスですよ。これを聞いて明日は渓流釣りに??

上田研究員

▲ていねいに説明するから小さなお子様でも安心です。道具はすべて貸し出します(^^)

立体カード

▲出来上がりは、こんなイメージ。もちろん上田研究員オリジナルです!!

 (※詳しい内容は、研究員のブログを見てくださいね)

見逃したという方もご安心ください(^^)
「川の魚の暮らし」は、8月14日(土)13時から
「立体カードで楽しむマングローブの自然」は9月23日(木・祝)13時から
それぞれ、もう一度ありますよ。
ぜひ、ご参加ください。

今日はそのほか、フロアスタッフと遊ぼう「川で魚つり」もありました。

川で魚つり

▲残念ながら魚つりの様子は撮り逃したのですが、魚つりの後、田中研究員と同じ場所でスタッフからお勉強中でした。ちゃんと聞いてるかな(^^)

こちらは明日も15時からあります。展示室内で魚つりも楽しいですよ。
さらに明日はNPO法人人と自然の会による「花工房」、ドリームスタジオ「たんぽぽのボトルフラワーをつくろう」もあります。

詳しい時間帯は、今週のひとはく
 http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html
または、4月のうきうきカレンダー
 http://hitohaku.jp/top/09ukiukicalen/ukiuki1004.pdf
をご覧ください。

深田公園

▲今日のようないい天気の日には深田公園で遊ぶのもいいかも・・・

明日もひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

ひとはくでは、「国際生物多様性年」の今年,生物多様性体験ツアー「ファーブル生誕地南仏アベロンの生物多様性と世界最大の昆虫館ミクロポリス探訪」を実施します。ひとはくブログでは,このツアーの魅力を紹介しています。

今回は,世界最大の昆虫館ミクロポリスの紹介です。

 

  アベロン県のサンレオンにはファーブルの生誕を記念して,その生家の側に昆虫博物館ミクロポリスがあります。ファーブルが夢見た昆虫博物館を実現するために,アベロン県が2000年6月にオープンした世界最大の昆虫博物館で, 2,400平方メートルに及ぶ展示室に,15の展示コーナーが設けられています。標本ではなく生きた昆虫たちが見せる習性を研究し続けたファーブルにふさわしく,館内には50種以上の生き虫たちが,その生態を面白く観察できるように展示されています。たとえば,透明なドームの中に飼育されたアリの巣から,透明なパイプが館内の通路に伸び広がり,餌を巣にもちかえるアリたちの行進と一緒に館内散策をできるようになっています。室内だけでなく,建物の外にも昆虫や花々などを観察できるように回遊路が設けられ,その高台ではレヴェズーの山々の美しい風景を楽しむことができます。また,ミクロポリスにはサンレオンの村と城の景色が一望できる位置にレストラン「ロンビューズ」が設けられ,地元の食材をつかった家庭的なフランス料理も楽しめます。このミクロポリスには,毎年,8万から10万人の観光客が訪れていますが,日本では,フランスに良く旅行する人でも訪れたことがない「隠れスポット」になっています。

 ひとはくは,このミクロポリス館と交流活動があり,今回のツアーのためにミクロポリスは特別なプログロムを用意してくれています。たとえば,ミクロポリス館内の特別ガイドやレストラン「ロンビューズ」での館長との昼食会はもちろんのこと。サンレオン村やファーブルの祖父の農園訪問ツアー(ファーブルは4歳から7歳までの間,マラヴァルにある祖父の家に預けられ,その自然豊かな環境で育ったことが、その後の人生に影響を与えたと言われています),ミクロポリスが中心となって取り組んでいる湿地保護区や昆虫庭園での自然観察会,アベロン県での宿泊地になる古都ミヨーの町並み散策ガイドなど,盛りだくさんのイベントを用意して,みなさんがやってくるのを待ってくれています。ぜひ,ファーブル昆虫記の世界を体験しに行きましょう。たくさんの方々の参加をお待ちしております。

 

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ミクロポリス外観。昆虫の複眼をイメージして設計されています。

 

 

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ミクロポリスの入口。昆虫サイズの世界に誘うために,入り口はわざと狭い隙間になっています。

 

 

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ミクロポリス館内。生きたアリたちが展示されています。

 

France3-4.jpgのサムネール画像

ミクロポリス館内。通路の手すりをアリが行進しています。

 

France3-5.jpg   ミクロポリスのレストラン。地元の特産物をつかったフランス料理を楽しめます。

 

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ミクロポリスには野外展示もあります。これは,カマキリ夫人の展示で,交尾後オスを喰い殺すカマキリのメスの習性を面白みたっぷりに紹介しています。

 
             (自然評価研究部 昆虫共生系 橋本佳明)

 

 

 

 

 

昨日,篠山の白髪岳山麓へ行ってきました。あいにくのお天気でしたが,まだまだ美しく咲いている山桜やソメイヨシノの花を見ることができました。

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足元には,かわいらしい風車のような果実をつけた植物も見ることができました。

これは「セリバオウレン」。

キンポウゲ科の植物です。

この植物は早春に花を咲かせるので,今時分にはもう果実になっています。

よく見ると一つ一つの果実は袋のようになっていて,熟したものは縦に割れています。このような果実は「 袋果(たいか)」と呼ばれ,キンポウゲ科やモクレン科でよく見られます。そうそう,アケビの果実も袋果です。

セリバオウレンの花を見てみたい方は来年の3月上旬に探してみてください。白くて素敵な花ですよ。

(自然・環境評価研究部 研究員 布施静香)

写真撮影:高橋晃研究員

 

大丈夫か?春の虫

2010年4月13日
 この10日と11日は風はあるものの,たいへん暖かい日でした.10日の昼に深田公園で虫を探してみました.

 博物館の入り口のケヤキは一部の枝が芽吹き始め,そこには定番のアカアシノミゾウムシ(下左)が集まっていました.年によっては多いユアサハナゾウムシ(芽吹き直前の芽にたかる)は今年はぜんぜん見かけません.

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 昨年末に目を付けておいたヤサイゾウムシ(前記事[ヤサイて!]),食痕は目立って増えた感じはないのに幼虫の体は一回り成長していました.何より頭殻が大きくなっており,たぶんこれで終齢でしょう.これから一気に食いまくるのだろうと思います.気温が高かったためか刺激すると活発に動いていました.葉の上を這い回り,犬のチンチンのようなポーズさえします(上右).

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 イロハカエデの花が咲き始めていましたが,虫の飛来は今ひとつです.ヒラタハナムグリ(上左),ヒメクロトラカミキリ(上右)のほかオドリバエ科やハバチ類を少し見かけただけでした.ヒラタハナムグリはコバノミツバツツジの花でも見かけました.モチツツジ(前記事[ネトネト地獄])のほうは蕾が大きくなってきた段階です.
 アラカシの新芽がエエ感じだったので,カシワクチブトゾウムシなどが居ないか探してみましたが,発見できず.予想外の虫の少なさでした.

 今年の春は寒暖の振幅が激しく,植物はともかくタイミングを計り損ねた虫は大打撃を受けそうです.特に春の一時期を狙って出てくる種類にとっては,早く出て全員凍死とか,植物の成長とシンクロできず通常どおりの繁殖できないとか,ありそうです.逆に大発生になる種類もあるかもしれません.わいてる虫は見えますけど,滅んだ虫は見えませんからね,ちょと心配です.

昆虫共生 沢田佳久

ひとはくでは、「国際生物多様性年」の今年,生物多様性体験ツアー「ファーブル生誕地南仏アベロンの生物多様性と世界最大の昆虫館ミクロポリス探訪」を実施します。じつは,2008年,ひとはくで「ファーブル展」を開催したときに,アベロン県副知事やミクロポリス館長をシンポジウムに招聘するため,現地に赴き,今回のツアーの予行演習をしてきたので,そのときの写真を交えて,今回は,ツアーのみどころを紹介していきたいと思います。

 

 さて,このツアーの魅力のひとつは,なんといってもファーブル生誕地を訪ねることでしょう。ファーブルが生まれたアベロン県サンレオン村には,彼の生家が小さな博物館としてそのまま残されています。外観はもちろん,家の中もファーブルがつかっていたベッドや暖炉などが当時のままに復元されています。周囲の風景も当時と大きくは変わっていないとのことで,詩情豊かな昆虫記を生み出した原郷をタイムマシン感覚で体験することができます。また,アベロン県は赤ワインやフォアグラで名産地として知られる農業地帯です。小高い丘を背景にぶどう畑や牧場が延々と広がる風景を楽しみながら,当地のおいしい名産品をたのしむのも,このツアーの魅力です。農村風景だけでなく,アベロン県では農産品の質と安全性を守るために環境保存にも取り組んでおり,サンレオン近くにフランスでは数少ない湿地保護区が設けられています。湿地に咲く美しい花々やそこを訪れる昆虫たち。南仏の貴重な自然にもふれることもできるツアーです。

 

 フランス・パリを訪れたことがあっても,ファーブル生誕地アベロン県サンレオンまで足をのばす機会はなかなか無いのではないでしょうか。今回のツアーでは,パリからアベロンまで,鉄道TGVを使って移動します。TGVはフランスの新幹線。ただ,日本とちがって,在来線を走る特急列車です。パリから南仏に向かって変って行く風景を車窓から眺めて,フランスの自然や風土の多様性を楽しめるのもツアーの魅力です。みなさんといっしょに,南仏アベロンに出かけていきたいと考えています。是非,この機会に生物多様性体験ツアー「ファーブル生誕地南仏アベロンの生物多様性と世界最大の昆虫館ミクロポリス探訪」に,ご参加ください。

 

 

sono2-1.jpgファーブル生誕地サンレオン。小高い丘の向こうには牧草地が広がっています。

 

 

 

 

sono2-2.jpgファーブルの生家内には,ファーブル一家が使っていて食器や家具等とともに,ゆかりの人々の肖像写真が飾られています。

 

 

 

 

 

sono2-3.jpgファーブルのベッドも復元されています。ファーブルの生家は一部屋しかない,ビックリするほど小さな家でした。貧しい暮らしの中から,あの詩情豊かな自然観察の感性がどのように生まれたのか,不思議な気がします。

 

 

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ファーブルが使っていた木靴や長靴も展示されていました。小柄な人であったことがわかります。

 

 

 

 

sono2-5.jpgファーブルがハチの生態研究につかった観察箱が生家の庭に展示されていました。この方法は,今でも受け継がれていて,わたしも,同じ方法でハチの生態を研究しています。

 

 

 

sono2-6.jpgサンレオンの地元では,湿地の保全にも取り組んでいます。

 

 

 

 

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わずかに残された貴重な湿原には,小さな美しい花々が咲き誇っていました。

 

             (自然評価研究部 昆虫共生系 橋本佳明)

ひとはくでは「フロアスタッフと遊ぼう!」というオープンセミナーが毎週末にあります。
なかでも「画伯の日」は、館内の展示物をスケッチして、作品を館内に展示させていただくものです。

今日は4階ひとはくサロンで開催中の「六甲山のキノコ展2010〜リアルな森の妖精たち」の展示室内で行われました。スタッフは瀬良さんと美濃さんです。
スタッフから

▲まず、スタッフから「展示」についてのお話も聞いてから始めます

じっくりと01  じっくりと02 
▲じっくり観察しながら描くっていいことですよね


色もぬって

▲うまく描けたかな?


展示します

▲完成したら館内に展示させていただきます。


ポスター

▲「六甲山のキノコ展2010」は5月16日(日)までです。お見逃しなく!!


来月の「フロアスタッフと遊ぼう!画伯の日」は5月8日(土)・9日(日)です。
テーマは『恐竜』
4月24日(土)から始まる特別企画「丹波の恐竜を知ろう2010〜第4次発掘報告」にあわせて開催します。ぜひ、ご参加ください。両日とも15時からです。

また、次の週末17日(土)・18日(日)の「フロアスタッフと遊ぼう!」は、「川でさかなつり」です。「川」といっても博物館内ですよ(^^)お楽しみに!

 「フロアスタッフと遊ぼう!」は毎週末開催。詳しくは、こちらをご覧ください。

  4月のうきうきカレンダー http://hitohaku.jp/top/09ukiukicalen/ukiuki1004.pdf

  5月のうきうきカレンダー http://hitohaku.jp/top/10ukiukicalen/ukiuki1005.pdf

ひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

ひとはくは、深田公園の中にあります。

ひとはくの本館4階の「ひとはくサロン(情報コーナー)」から外を見ると・・・、
1 saron100408.jpgのサムネール画像  2 saronnno100408.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像  
▲ 4階の「ひとはくサロン(情報コーナー)」の一部  ▲窓から外をみると・・・

 

樹林に囲まれて芝地 ( 芝が生えている場所 )が広がっているのがわかります。

 

外の景色(4月上旬)は次のようです。

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▲左側(円形劇場と樹林)     ▲中央(芝地)           ▲右側(樹林と「自然の流れ」)

春になって、その芝地のみどりが少し濃くなったような気がします。

 


6 shibachi.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像  ▲深田公園の芝地は、パッチ状に色が違う


ここの芝地のみどりは、芝だけではなく、他の植物のみどりが加わっています。
(むしろ冬〜早春にかけて、芝の地上部は枯れた状態なので、他の植物のみどりの方が目立ちます。)

 

深田公園の芝地の中のいろいろな「みどり」をご紹介しましょう。

    8 shiro-kome100404.jpg 
▲みどりが濃いところ           ▲シロツメクサ(左)とコメツブツメクサ(右)のみどり


濃い緑色の部分があります。ここには、シロツメクサの葉やコメツブツメクサの葉がみられます。

 

9 shibafu2.jpg  10 shiba100404-1.jpgのサムネール画像  
 ▲みどりが少ないところ          ▲枯れた芝 と 緑色の芝

 まだ、あまり伸びていない芝の葉がみられます。遠くからみると、枯れた葉が目立ちます。

 

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▲全体的に うすい みどり色       ▲黄緑色をしたスズメノカタビラ

 

ほかに見られる主な植物には、次のようなものがあります。

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▲セイヨウタンポポ                  ▲オオイヌノフグリ
 

15 tanetuke100404.jpg  16 himeodoriko100403.jpg 
▲タネツケバナ                    ▲ヒメオドリコソウ
17 hakobe100403.jpg  18 orandamimina100404.jpg 
▲ハコベ                        ▲オランダミミナグサ


 

博物館に来られたら、深田公園で植物の観察をしてみませんか?

いや、深田公園に遊びに来られたら、博物館によってみませんか?

 

研究員のオープンセミナー(事前の申し込みは不要で、どなたでもご参加いただけます。)もあります。 

参加してみませんか?

 

<4月の植物関係のオープンセミナー>
========================================
4月10日(土) 「深田公園のタンポポ」 
                     13時〜14時30分 定員15名
         博物館「ひとはくサロン」集合
         担当:鈴木

 

4月24日(土) 「春の草花をさがしに行こう」 
         11時30分〜12時30分、定員20名
                  13時30分〜14時30分 定員20名
         博物館「ひとはくサロン」集合
         担当:高橋

4月25日(日) 「ちょっと観察!この植物」(春の植物) 
         13時〜14時30分 定員20名
         博物館「実習室」集合
         担当:小舘
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                                     (自然・環境再生研究部 小舘 誓治)

 新学期がはじまって最初の土日!みなさん予定はお決まりですか?まだ行くところを決めていないというあなた、あす土曜日ひとはくに来ると、お得なイベントがあります。

 JAF兵庫支部様のご協力を得まして、「JAFデー こども免許証づくり」を開催します。時間は1回目11:00〜12:00、2回目14:00〜15:00、3回目16:00〜17:00のなんとチャンスは1日3回もあります。この時間に博物館4階実習室にお越しのお子様には、その場で写真を撮影し、オリジナルのこども免許証(下を見てください)を発行します。費用は無料ですので、是非ご参加ください。(博物館入館には通常の観覧料が必要です。大人200円、大学生150円、高校生100円、幼児小中学生無料)

 

  この日はひとはくのイベントも盛りだくさん!深田公園のたんぽぽ観察や六甲山のキノコの絵を描いたり、人気者恐竜タンタンのデジタル紙芝居もあります。

 いつもよりお得なひとはくにどうぞお越しください。

(生涯学習課 西岡敬三)

 

▼ これがうわさの こども免許証です

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2010年は「国際生物多様性年」。COP10(生物多様性条約締約国会議)が10月に名古屋市で開催されます。この機会に、ぜひ「生物多様性」を学び、楽しみ,そして交流しましょう。ひとはくでは、「国際生物多様性年」の今年,生物多様性体験ツアー「ファーブル生誕地南仏アベロンの生物多様性と世界最大の昆虫館ミクロポリス探訪」を実施します。

 南仏アベロン県のサンレオン村は,詩情豊かな語り口で虫たちの生態を科学的に綴った「昆虫記」で有名なファーブルの生誕地です。じつは,兵庫県とアベロン県は姉妹県。そして,ファーブル生誕を記念してサンレオンに建てられた世界最大の昆虫館ミクロポリスとひとはくは交流活動を行っています。兵庫とゆかりのある南仏を探訪し,昆虫記を生み出した風土やフランスの人々の自然への関わり方を,みなさんといっしょに体験したいと考えています。生物多様性って、じつは身近なこと。たとえば,温暖で湿潤な地域に植生する竹は,アジアでは多くの楽器に利用される素材ですが,ヨーロッパでは金属製や竹以外の木製楽器がふつうです。その地域の音楽の様式が植生と深く結びついているように,生物多様性のちがいは文化や歴史の多様性にもさまざまな影響を与えています。このことを実感するには,日本とはちがう風土の地に出かけて体験するのが一番です。ツアーの出発は,2010年6月4日(ムシの日)。6月9日に帰国する5泊6日のツアーです。参加費用は30万円(予価)。往復交通費だけでなく,宿泊費や朝夜4回の食事代も含まれています。申し込み締め切りは5月18日まで。お問い合わせは,ひとはく生涯学習課にご連絡ください。

(ひとはく生物多様性体験ツアーについては、こちらから→

  http://hitohaku.jp/biodiv/tourism.html

 

みなさんのご参加をお待ちしております。

 

sono1.jpgのサムネール画像 南仏アベロン県サンレオンのファーブル生家前に立つ,ファーブル像。

虫眼鏡を持ち,襟を立ててまぶしくないように,昆虫を観察している姿の銅像です。

 

                (自然評価研究部 昆虫共生系 橋本佳明)

みなさん、お花見には行かれましたか?

ひとはくの周りを彩っていたきれいな桜たちも、そろそろ見納めでしょうか?

なごりおしいですね。 

さて、今回もイベントの報告です。4月3日(土)、4日(日)にフロアスタッフとあそぼう!「さくらを飾ってあそぼう」を実施しました。 

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まずは館内でお花見?…とは言っても、桜の花の部分だけを各自半分に切って、実体顕微鏡で観察します。

パパも少年時代の理科の授業を思い出して(?)、お子さんに花の部位名を説明されていました。

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これは盆栽の桜の葉ですが、花外蜜腺(かがいみつせん)からでた蜜を味見しました。みなさんの感想は…  

 あまぁ〜い!(o)w  

 

桜色に染めて、花弁をかたどって切り抜いた薄紙を5枚、ガクに見立てた星型☆の紙にのりでペタペタと貼って、本物そっくりな桜をつくり、おしゃれな台紙に飾ったら・・・。  

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フォトフレームの完成です!

FS0407_6.jpg       FS0407_7.jpg

  FS0407_8.jpgのサムネール画像      FS0407_9.jpg

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。ステキな写真を飾ってくださいね!

フロアスタッフとあそぼう!のイベントは土・日・祝の15時から実施しています。

是非お気軽にご参加ください。スタッフ一同おまちしております!

 

 寺尾由美子・岡本知佳

      (フロアスタッフ)

 

   P1020871.JPGのサムネール画像

 去る4月5日(月)西宮阪急(阪急西宮ガーデンズ内)で行われているイベント「コトコトステージ」で、「親子で学ぼう!〜丹波の恐竜化石と、かんたん!化石のレプリカづくり〜」と題してセミナーを行いました。

 

 

  

 

 

 

 

  セミナーは3部構成で、パート1「本物の化石に触れて絵を描いてみよう。」では、箱の中から本物の化石を探し出して、化石になる前の生き物の様子を想像して、画用紙に描いてもらいました。

 

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▲ 箱の中には本物の化石が...             ▲ ひとりひとり好きな化石を掘り出しました。

 

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▲ どんな生き物だったのかな? 想像して描いています。  ▲ う〜む。こんな生き物とは思わなかったな!

 

 続いてのパート2「丹波の恐竜化石発掘について」は、スライドを使って恐竜の事や化石の発掘調査について説明しました。ひとはくでの研究成果を紹介しました。

 

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▲ ”丹波竜”のことがよくわかりました。恐竜って謎?  ▲ わからないことは後でお母さんに聞いてみよう

 

 最後のパート3「”おゆまる”を使った化石のレプリカづくり」では、用意したアンモナイトの型に”おゆまる”を詰め込んで、思い思いの化石のレプリカを作ってもらいました。

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▲ 柔らかくなった”おゆまる”を押し込むだけ。簡単!  ▲ 世界に1つだけのアンモナイトができました。

 

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 休日明けの月曜日にもかかわらず、大勢の方々に参加いただき、あっという間の1時間でした。参加いただいた皆様にとって、「大いに楽しんで、少しだけ勉強になった」という時間であればよかったなと思っています。ご協力いただいた西宮阪急のスタッフの方々にはお礼申し上げます。セミナーのお手伝いと写真撮影は、フロントスタッフの美濃さんにお願いしました。

 

(生涯学習課 西岡敬三)

ひとはくでは毎日、様々なオープンセミナーが行われています。
今日は13:30から古谷裕主任研究員の「顕微鏡で見る化石」が行われました。

顕微鏡で見る化石

そして15:00からの「フロアスタッフと遊ぼう」は「さくらを飾ってあそぼう」でした。

さくら

 

深田公園

▲深田公園の芝生も緑が濃くなってきたような気がします・・・

明日の日曜日も朝から楽しめますよ(^^)

11:00〜デジタル紙芝居「ひとはくナイトミュージアム」
11:30〜展示室ツアー。「ボルネオジャングル体験ツアー」
13:30〜研究員による「恐竜ラボ&展示解説」(池田忠広研究員)
14:30〜デジタル紙芝居「ひとはくナイトミュージアム」
15:00〜フロアスタッフと遊ぼう「さくらを飾ってあそぼう」


4月から兵庫県内だけでなく、すべての小中学生は観覧料無料です。
同じくすべての65歳以上の方は観覧料半額です!!

ひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

今日のひとはくは春休み中の週末とあって、朝から子ども連れのお客様が大勢来られています。
ひとはくでは4月から、兵庫県内だけでなく、すべての小・中学生が無料になりました。

また、65歳以上の方すべてが半額となります。
たとえば大阪からおじいちゃん、おばあちゃんに連れられた小学生2名の場合、
これまでは200円×2+100円×2=600円でしたが、
これからは100円×2+0円=200円となります。つまり3分の1!!

浮いた分でミュージアムショップでお土産でも買っていただけると
ショップさんも大喜びですね(^^)

 

観覧カード01

▲入口に置いている「観覧カード」を1枚ずつとってカウンターにお越しください。
これまでのココロンカードは持参いただかなくても結構です。

ひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

グリグリ3D?

2010年4月 2日
「けんちくかの日」のジオラマの3D写真を撮りました.カメラを水平移動
して8ヵ所から撮りました.コレ↓はそれをアニメ化したものです.

am26-33.gif
 2ヵ所からのが「プルプル3D」だとすると,多視点のやつはちょとハイ
グレードです.歩きながら撮った風景モノが「テクテク3D」,スライダー
を使用して接写したものは「グリグリ3D」とか.

昆虫共生・沢田佳久

昨年の春にご紹介した雑種「ゴヨウアケビ」。その後,立派な果実をつけました。

そこで,昨年の秋,5個の果実から百数十個の種子をとって,植木鉢にまきました。

するとこの春,見事に発芽したのです!

goyouakebi.jpgたくさん発芽していますが,本葉の1枚目はすべて「三つ葉」で「葉の縁がぎざぎざ」でした。これは,「ミツバアケビ」の特徴です。面白いですね。

ゴヨウアケビの説明や花の写真は,下記のブログ記事を見てくださいね。


 

 

 

 

 

→花の記事はこちら。
「黒紫色の花〜ヨウアケビ〜」 http://hitohaku.jp/blog/2009/04/post_266/ (2009年4月の記事です)

 

(自然・環境評価研究部 研究員 布施静香)

 連続セミナー「芦屋で学ぶ森・川・海の自然」の第9回として、「森の樹木と土の観察」を実施しました。


この連続セミナーは、芦屋で活動されている団体「NPO法人さんぴぃす」、「芦屋川に魚を増やそう会」と「ひとはく(企画者:三橋研究員)」との共催で、2009年度(4月〜3月)12回実施されました(下記参照)。

連携セミナー「芦屋でまなぶ森・川・海の自然」ラインナップ
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第1回 4月25日(土) 春の六甲山ハイキング (橋本研究員)
第2回 5月9日 (日) 浜辺の鳥 食べもののとり方を観察しよう(遠藤研究員)
第3回 6月13日(土) 川の魚と水生昆虫 (田中研究員・三橋研究員)
第4回 7月18日(土) 森の昆虫は何を食べ、何に食べられるか (大谷研究員)
第5回 8月13日(木) 真夏の鳴く虫を聞く (大谷研究員)
第6回 9月13日(日) 芦屋の里山 (村上氏 芦屋森の会2001)
第7回 10月3日(土) 芦屋をとりまく森のキノコ (秋山研究員)
第8回 11月6日(金) モクズガニとウミボタルの観察 
                          (三橋研究員・大脇氏 NPO法人さんぴぃす)
第9回 12月5日(土) 森の樹木と土の観察 (小舘研究員)
第10回 1月9日(土) 芦屋の街 野鳥図鑑をつくろう (遠藤研究員)
第11回 2月13日(土) 手作りカメラで自然を写そう (赤澤研究員)
第12回 3月13日(土) 湿地の水生動物(三橋研究員)
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それぞれの回のようすは、ひとはくブログに掲載されています(ブログで紹介されていない回もあります)。
そのタイトルとアドレスは、下記のとおりです。
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●セミナー「芦屋でまなぶ森・川・海の自然」第2回を行いました
http://hitohaku.jp/blog/2009/05/2_2/
●『芦屋でまなぶ森・川・海の自然 〜第3回 川の魚と水生昆虫』
http://www.hitohaku.jp/blog/2009/06/3/
●芦屋セミナー第4回「森の昆虫は何を食べ、何に食べられるか」
http://hitohaku.jp/blog/2009/07/post_368/
●芦屋セミナー第5回「初夏の鳴く虫を聞く」
http://hitohaku.jp/blog/2009/08/post_437/
●芦屋セミナー第7回「芦屋をとりまく森のキノコ」 
http://www.hitohaku.jp/blog/2009/10/post_476/
●セミナー報告「芦屋でまなぶ森・川・海の自然 第10回」
http://hitohaku.jp/blog/2010/01/post_593/
======================================================

さて今回は、2009年12月5日に予定されていた第9回のものが雨で延期となり、2010年3月27日に開催されたセミナーのようすをご報告します。

当日の参加者の中に、「芦屋森の会2001」(連続セミナー第5回の講師をしていただいた)村上さんもいらっしゃいました。

セミナーは午前10時からはじまりました。
天気は、晴れでしたが風が冷たく、歩いていないと寒く感じるほどでした。

1.ashiya.jpg            2.ashiya.jpg 

▲3月は雨が多かったのですが、この日は晴れです    ▲さあ、出発です(登山口)

 

3.ashiya.jpg     4.ashiya.jpg

▲高い位置から芦屋ゲート方向をみる        ▲森林整備がされ、
 (アカマツが多い斜面、手前右下はマツ枯れ)    アカマツの苗が植えられたところ

5.ashiya.jpg   6.ashiya.jpg

 ▲土の観察中です                ▲色見本で、土の色の呼び方を決めます

 

7.ashiya.jpg  8.ashiya.jpg

   ▲色が異なる土の3種類           ▲アカマツの大木の下で、
(左側が表層で暗褐、褐、黄褐色)            こんなものが見られました

 

それぞれの生育場所の植物と土について、いろいろと観察しました。

また、ここで森林整備などの活動をされている村上さんから色々と現地のことを教えていただきました。
この場をお借りしてあらためてお礼申しあげます。

 

さて、こんなものも見られました。

9.ashiya.jpg

▲ これは、どのような状態かわかりますか?

 

実は、下記のような樹名板(プラスチック?)をクスノキの幹が

取り込んでしまった状態でした。

黒字で「ス」と「ノ」の一部が見えたのと、

「大切に育てましょう」とうっすら見えました(文字のあとが・・・)。

 

10.ashiya.jpg

▲近くのヒノキの幹につけらている樹名板
 

この樹名板には、「ヒノキ科 ヒノキ 大切に育てましょう。」と書いてあります。

おそらく先程のクスノキの樹名板には「クスノキ科 クスノキ 大切に育てましょう。」と

書いてあったのでしょう(このヒノキの樹名板をみて確信しました)。


  木の成長力はすごい!?
 大切に育てると、木がプラスチックを食べちゃう???

 

参加いただいたみなさん、(このブログを見ていただいたあなたも、)

おつかれさまでした。

11.ashiya.jpg
▲参加いただいたみなさん

 

明日から新年度です。

ひとはくでは、いろんなセミナーをご用意しております。

ぜひ、ご参加ください。


                        (自然・環境再生研究部 小舘 誓治)


 
連載1  http://hitohaku.jp/blog/2010/03/post_634/

連載2  http://hitohaku.jp/blog/2010/03/2_6/

連載3  http://hitohaku.jp/blog/2010/03/3_3/

連載4  http://hitohaku.jp/blog/2010/03/4_3/ 


 
 
 『吾輩はキリギリスである』も大好評のうちに最終回を迎えることとなりました。
 長らくご贔屓に与り、誠に感謝感激、雨あられ!!


 それでは、最終回、どうぞお楽しみください  鳴目 虫石(なくめ ちゅうせき)

 

 
 ほかには、陶器製の虫籠やヘルンさん愛用の舟形の虫籠、フィールドノートが展示され、途中からは、七夕に虫に願いを祈る笹飾り、民俗学者柳田國男先生がカマキリの方言を調べた「蟷螂考」の展示、沢田佳久研究員お手製のの3D写真展示ホッパーズなどどんどん広がりを見せた。

3D 写真展示 ホッパーズ

 追加された展示の中でもっとも吾輩が怖かったのはお菊虫である。まったく吾輩たち鳴く虫とは関係ないが、ヘルンさんの作品「日本の庭にて」に登場する縁で出現した。あの有名な怪談「播州皿屋敷」のお菊井戸に大量発生したジャコウアゲハのさなぎであり、シダの研究者でありながらネズミやカタツムリもやる鈴木武研究員が連れてきたものである。葛屁食草(かずら へくそう)という珍元斎そっくりな落語家が演じた「皿屋敷」は、一枚二枚・・・お菊さんが皿を最後まで数え、皿が足りないというのを聞くと死んでしまうという話で吾輩は怖くてたまらなかったが、最後はお菊さんが風邪をひいて、明日休むために余分に数えるというのには、あきれて言葉がでなかった。真剣に聞いた吾輩が馬鹿だったのである。それにしても、あの後ろ手に縛られたお菊さんそっくりな姿を見ると、吾輩はあまりかかわりたくない虫だと思うのである。
 
 そして、夏が過ぎ、吾輩たち鳴く虫族がワーワー大騒ぎする秋を迎えるという時、この企画展は終わり、吾輩は無事、野に放たれたのである。おかげで多様な人間の世界を見物させてもらったが、寒くなる前に大急ぎでメスのキリギリスを探しだし、吾輩の偉大なる遺伝子を残し、鳴く虫族の多様な世界を永遠のものとせねばならない。
 ところで、聞くところによると、いろんな吾輩たち鳴く虫族の写真パネルや虫売り屋台などの展示物は、滋賀県の多賀町立博物館、そして、奈良の橿原昆虫館に巡回し、好評を博したそうである。あの巨大キリギリスぎっちょん君はというと、吾輩たちのご神体となり、この博物館の前にあるフローラ88で今もデーンと展示され、吾輩たち鳴く虫族を見守ってくれているのである。
 
              

−完−
 


毎日実施している、フロントスタッフのイベント。今日のイベントは「けんちくかの日〜みんなのまちをつくろう!」でした。
みんな、思い思いに自分の家を作っています。 

0327iedukuri.JPGこのイベントを企画した、山崎研究員もカウンターに座って、参加したみなさんの様子を見ています。 0327yamasaki.JPG家が出来たら、街の好きな場所に家を建てます。


                              P1020790.JPGのサムネール画像   0327iewooku.JPGのサムネール画像

「子どもたちは、自分の家を自然豊かな場所に置くんですよ。」とフロントスタッフの瀬良さん。  緑が少ない都会に住みたいって、意外と思わないみたい。


0327kannbann.JPG明日も、この「けんちくかの日」のイベントを実施します。
                                                   15:00〜16:00(ひとはくサロン)


「このイベントをきっかけに自分の街をもっと知って、大人になったら自分たちで、よりよい街を作っていってほしい」とフロントスタッフの高瀬さん。
0327takase.JPGフロントスタッフと一緒に世界に1つしかない自分の家と街づくりをしてみませんか?


                                                                    小林美樹(生涯学習課)

建築スケッチ紀行

2010年3月26日

村野藤吾は文化勲章や日本芸術院賞を受賞するなど日本を代表する建築家の一人であり、兵庫県にも数多くの作品を残しています。

実際に現地に行き、見て回ることで造形や空間を体験します。繊細な光のコントラストや、人の動線設定の巧みさ、リズミカルに連続する造形美、風景としての見られ方や、風景の見せ方隠し方等、建築家・村野藤吾の意図を読み取りながら感じ取りながら、1枚1枚、1時間程度かけて、ゆっくりと描いていきます。一見、奇妙に見える造形でも、その中に潜む建築家の意図が次第に見えてきます。

 

        yamazaki3-1.jpg          yamazaki3-2.jpg

             集合場所に集合した様子                       隣の建物から建物の観察

 

yamazaki3-3.jpg

                                                         建物の中を歩き回る

昨年度は午前中に1枚、午後に1~2枚のスケッチを描きました。本セミナーでは、描いた絵の出来栄えではなく、何をどう読み取るかを重視し楽しみながら描いていきます。

                  yamazaki3-4.jpg    yamazaki3-5.jpg   

                     宝塚カトリック教会の内部。                       周辺から建物を見て回る。  

                       スケッチしている様子。

 本年度も引き続き、尼崎市役所、旧大庄村役場、西山記念会館といった村野藤吾作品を秋空のもとスケッチして巡る予定ですので、是非、1日の小さな建築の旅にご参加ください。

 

                                山崎義人(自然・環境マネジメント研究部)


 

こんにちは!ひとはく総務課で働き始めて2年目の総務課職員です。

展示のある1階〜3階ではなく4階(ひとはくサロンのある階です)に総務課はあるため、皆様にはあまりなじみのない場所かもしれません。

そこで!メルマガ編集長の命により、総務課職員はどのような仕事をしているのか

ある1日の流れをもってご紹介したいと思います。

(今回登場する総務課職員は給与・服務・福利厚生などを担当しています。)

 

○月△日(火)

出勤     基本は月曜日が休館日のため、火曜日が週の仕事はじめ!と感じます。

9:30頃  券売機を作動させます。ひとはくは10時開館です☆

午前     本日は職員の給与計算。

社会保険や雇用保険など、給与担当ならではの単語が出てきます。

電卓は必須アイテムです。

 

denntaku.JPGお昼休み   

午後     次に職員の旅費計算。

ひとはくの職員は、資料収集や研究用務などで県内外へ出張することもしばしば。

16:30  小鳥の声の放送がかかります。

総務課では、この放送を「ピヨピヨ」と呼び、「ピヨピヨの時間が来たよ」と言うことも。

ひとはくは17時まで開館していますが、入館できるのは16時半までのため、この放送を聞いて券売機の作動を停止します。

今日は何人くらいお客様がいらっしゃったかな??

 

kennbaiki.jpgその後仕事は続く・・・

 

とても簡単にですが、1日の流れを追ってみました。いかがでしたでしょうか。

仕事をしながら日々感じることは、職員さんとの会話がとてもおもしろいことです。

珍しい虫の話や化石、植物の話など…。知らなかった世界をのぞくことが出来ます。ひとはくに勤務することが出来て、楽しいなと思う瞬間です。

ひとはくに来ていただく方にも、さまざまな魅力を感じていただけるよう

ひとはく職員の一員としてこれからも仕事に励みたいと思います。

                     

                                            津田奈保子(総務課)

 

みなさ〜ん こんにちは!

桜が舞 新学期が始まりますネ。

新しいお友達はできるかな?

 

3月のフロアスタッフのイベントでは

「かわいいマスコットきのこ」をつくりました。

オリジナルのカラフルな「きのこ」ができましたネ。

ご参加頂き、ありがとうございました。 

 

FS3-1.JPG          ピンクのかわいいきのこ

 

4月のフロアスタッフとあそぼうは・・・

  34日  「さくらを飾ってあそぼう」

            思い出をさくらで飾りませんかぁ!

FS3-2.JPG

                      サクラのフォトフレーム

 

  1011日 「画はくの日」

  1718日 「川でさかなつり」

          とっても人気です。

               上流・中流・下流にわかれてよ〜いドン!

        どんな魚がつれるかな?

    

FS3-3.JPG                   魚を釣っている様子

 

2425日 「動物すごろく」

  29日  「くるくるとぶたね」

  を予定しています。

 

●ゴールデンウィーク初日

   429日は「ふかたん」・・・春のむしをさがしに深田公園を探検してみましょう!

   どんな虫をみつけられるかな?

 

フロントスタッフは、お客様の誘導・案内、そして、展示解説・デジタル紙芝居・FSとあそぼう、など、いろんなイベントを行っています。

詳しくは・・・うきうきカレンダーをご覧くださいネ。

お客様の御来館心よりお待ちしています。

 

       西口浩子(フロントスタッフ) 

人と自然の会クラフトクラブの3月例会は杉原紙の里を訪ねました。

313() 朝から雨模様の中、10時に博物館を3台の自動車に分乗して出発、中国自動車道滝野社ICから岩座神(いさりがみ)棚田に到着。鎌倉時代に作られたといわれる石垣の棚田の景色は、日本の棚田百選に認定されており、その美しさは西日本一とも言われています。秋には刈り取られた田んぼをステージに見立てて、棚田コンサートも開かれています。

       hitoto3-1.jpgのサムネール画像     hitoto3-2.jpgのサムネール画像

                                     水を張るころにもう一度訪ねたい

この岩座神地区にある、簡素でひなびた五霊神社の郷土記念物ホソバタブ3本は兵庫県内では、第1・2・3位と言われる大木です。ゆっくりと散策してきました。

 

現地で合流組とあわせて12名で、道の駅R427かみでレストラン車留満(しゃるまん)で昼食、ここでは多可町の特産「播州百日どり」が名物、みんなで地鶏の味を噛み締めました。

 

杉原紙研究所は道の駅と杉原川を挟んで隣接しています。

多可町で杉原紙を漉き始めたのは七世紀奈良時代後半と推定されています。大正時代には一時紙漉きが途絶えました。しかし、昭和45年に地域のお年寄りにより復活したのです。原料は楮(コウゾ)です。楮から杉原原紙になるまでには12の工程があります。1楮刈り、2楮蒸し、3皮はぎ、4黒皮とり、5川さらし、6釜だき、7楮みだし、8紙たたき、9紙漉き、10圧搾、11紙干し、12選別、以上12の工程を経て始めて杉原和紙になるそうです。

原料の楮は現在は他県産や輸入物も使用しているそうですが、出来上がりの色が地元産のものと比べると異なるので、将来的には地元産の材料で賄うよう準備を進めているそうです。

                   hitoto3-3.jpgのサムネール画像

                            黒皮取り 

                  

                   hitoto3-4.jpg    

                        さらされた材料

 

水を張った大きな漉舟に、紙たたきでほぐされた楮とサナ(トロロアオイから取る)が入れられており、6人一チームでそれぞれオリジナルの紙を作りました。それぞれ思い通りの色を着色することも出来ます。

 

 

                  hitoto3-5.jpg 

               指導員の説明を聞きながら・・・チャレンジ

 

これまで牛乳パックを使って紙すきをしたことはたびたびありますが、本格的な紙すきの体験は貴重なものでした。今後、クラフトクラブのメニューに変化があるでしょうか?ご期待下さい。

 

               北方唯男 (NPO法人 人と自然の会)       

植物ウォッチングは,春・夏・秋・冬いつでも楽しむことができますが,春は特におすすめの季節です.とにかくいろいろな植物がわれもわれもと動き出します.

 

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       アカメガシワ        コナラ

 

春の光を浴びて,木の芽から葉っぱが少しずつ広がってきます.少し近寄って見てみましょう.春の葉っぱは単純なみどり色ではありません.あるものはきらきらと銀色に輝き,あるものは真っ赤に染まっています.そこには普段あまり目にすることない豊かな彩りを見ることができるでしょう.そして,あるものは花びらを広げ始めます.写真を撮るのも良いですが,届くようでしたら鼻を近づけ,においをかいでみましょう.今まで感じたことのないすてきな香りを楽しむことができるかもしれません.そして,地面からはいろいろな植物がもこもこと出てきます.そんな姿は繊細でありながらもたくましさがあり,自分も頑張らねば!と気合いが入ります.

 

  kuroda3-3.jpg     kuroda3-4.jpg

    コバノミツバツツジ        ショウジョウバカマ

 

お花見も粋なものですが,ぽかぽか陽気の中の植物ウォッチングはそれ以上に心を和ませてくれます.さあ皆さん,春の野山へ出かけましょう♪

 

 

 

                               黒田有寿茂(自然・環境再生研究部)

 

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連載3  http://hitohaku.jp/blog/2010/03/3_3/

 

 

 
 さて、企画展示室から外に出ると、明治時代の虫売りの屋台がデンと置いてある。

  復元 虫売り屋台ここは鳴く虫を愛した明治の文豪小泉八雲(ヘルンさん)の展示コーナーで、その作品「草ひばり」や「虫の音楽家」の紹介パネルや謎の造形師Y・フジワラの大型屋台と謎の木工職人T・ケンヂの体験用屋台などがある。屋台からは、ヘルンさんのエッセー「虫売り」を元にした、謎の講談師河南堂珍元斎と呼ばれるあの怪人着物男の自作自演の講談の声が流れている。
 
 珍元斎は、普段、総務課でデスクワークをしているようだが、吾輩たちのように脱皮をして着物姿となり、来館者に時々、講談を披露している。鳴く虫の持ちネタは3つあり、 ぎっちょん君 卵時代卵の頃の刷り込みで鳴かないオスのキリギリス「ノコギリ名人ぎっちょん君誕生!」 ノコギリ名人 ぎっちょん君誕生 ノコギリ名人 ぎっちょん君誕生やイソップ物語で有名な「アリとキリギリス六変化」、    アリとキリギリス六変化    アリとキリギリス六変化   アリとキリギリス六変化そして、ヘルンさんが長屋の仲間のおっちょこちょいで仕事が長続きしない喜六に歴史や売り声を教える「虫売り」の話である。

虫売り そういえば、近所の小学生や高校生もこの男にだまされてか寸劇で出演している。特に珍元斎の相方の四十一斎という太った男はひどい。どんな役でもやる男で、虫売りやフンコロガシまでやっている。フンコロガシはとても似合うが、あの姿はとても吾輩たちキリギリスには見えない・・・あれでは緑色のゴキブリである・・・が、なかなか動きがコミカルでつい、吾輩も笑ってしまう。他にも、黒子の名人御免奈斎や司会の達人綾毬奈斎など少年少女からおじいさんまでの多様な構成の河南堂一座である。
 この夏、河南堂一座は、松江や明石天文科学館、有馬の旅館瑞宝園など依頼されて、鳴く虫公演で、大忙しのようである。にもかかわらず、あの四十一斎という男はなぜか痩せない。


 
 話は展示室にもどる。ときどき遊びにくる子どもたちは床几に座り、吾輩たちの美しい声のCDや虫売り講談CDに耳を傾け、ここで飼育されているキリギリスやエンマコオロギ、ヒメギス、ツユムシ、スズムシなどを興味深げに観察している。しかし、虫たち昼間なかなか鳴かない。だが、夜になると美しい声を奏でる。これが閉館した後なので、吾輩はとても残念である。

 

 

 ・・・・・・つづく(だろう?!)  鳴目 虫石

 

 

 

 

  omote2.jpg以前にもブログでこの写真の生き物について紹介したかと思います。
http://info.hitohaku.jp/blog/2008/09/post_158/

この生き物は、甲殻類エラオ亜綱チョウ目チョウ科チョウ属のチョウです。
学名は、Argulus japonicus Thiele,1900 。当館の液浸収蔵庫にも一部標本が保管されています。エイリアンのような格好で、養殖のコイに付着する外部寄生性の水生動物として知られています。

この写真等をブログで紹介したところ、しばらくして、広島大学の長澤先生より標本提供の依頼があり、提供させていただきました。しばらくした後に、長澤先生らにより、この標本をはじめ各地のチョウやチョウモドキ(朝来のアマゴに付着)に関する記録が以下の論文で取りまとめられています。チョウ類のことを調べたい方には、以下の文献が役立ちます。

長澤和也ら(2009)本州西部で採集されたチョウとチョウモドキ、J.Grand.Sch.Biosp.Sci.,Hiroshima Univ.48:43-47.
長澤和也(2009)日本産魚類に寄生するチョウ属エラオ類の目録(1900-2009年). Bull.Biogeogr.Soc.Japan 64.135-148

市民の方からの通報にはじまり、ブログへの掲載、そして学術論文として記録が残ることになって、なによりです。こうして、自然史の情報が積み上がってゆきます。
なかなか採れない生物、希少でマイナー生物は、こういった形で情報を流通させることで大切だということを再認識。甲殻類の専門家はこの博物館にはいませんが、生物多様性情報のハブ機関としての自然史系博物館の役割が良くわかる一連の顛末でした。
あらためて、広島大学の長澤先生にお礼申しあげます。

(みつはし ひろむね)

オトシブミの裏側

2010年3月24日
風は吹くわ 雨は降るわ さぶいやら ぬくいやら

でも,だんだん春になってきていて,オトシブミの展示をやっている
槻の「あくあぴあ芥川」でもそろそろ桜が咲きはじめる頃かもしれませ
ん.行くのなら花見も兼ねて,ですよ(勧誘).虫が動き始めたら,生
き虫も置きますので,その頃に行くのもいいですけど(勧誘).入場料
は無料ですし(勧誘).

で,オトシブミの話の続きをば.

オトシブミといえば,子供のために葉っぱを巻く虫という事で

『まじめでほのぼの』

のイメージですが,それは真実の半分でしかありません.母親オトシブ
ミは確かにそうなのですが,おやじオトシブミときた日には,ふだんは
ロクに働きもせずブラブラしてるかと思えば,いきなり凶暴で好戦的な
虫に豹変する恐ろしい動物なのです(ちょっと悪く言い過ぎてますが).

そもそも,オトシブミの仲間は大型の種類ではオスの体がグワッと変な
形になっています.前足がやたらと長いとか,口が長いとか,胸から首
にかけて長いとか,です.その代表は,日本産の種ではヒゲナガオトシ
ミです.この種類は雄の前胸が長く,さらに首が長く,さらに触角も長
くなっています.それらはたぶん背比べ(というか触角の先までのルー
ル)をするためです.

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キリンオトシブミの♂(奥左)と♀(奥右)
ヒゲナガオトシブミ♂(手前左)
ロクロクビオトシブミの一種の♂(手前右)

ヒゲナガのヒゲ比べはまだエレガントなほうで,カシルリオトシブミは
前足を使ってレスリング状態になりますし,ルイスアシナガオトシブミ
は前脚で殴り合いをするようです.

世界的には,マダガスカル産で世界一大きいオトシブミとされている,
キリンオトシブミ(Trachelophorus giraffa)というのがいて,
これも大型のオス個体では首が長くなっています.触角に防御装備があ
りますので口の先までを比べるのではないでしょうか?

また,フィリピンのロクロクビオトシブミ類(Trachelismus spp.
は,体は小さいのに雄の首は長大です.妖怪の「轆轤首(ろくろくび)」
みたいに首がうにょうにょ曲がるわけではありあません.付け根のと
ころ,つまり頭部と前胸の間で曲がるだけ.これでどうやって餌を摂る
のか心配になります.たぶん無理では? とにかく不健康な長さです.
珍しい虫なので今のところ戦い方は不明です.

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ロクロクビオトシブミの一種の♂

このような「オトシブミの裏側」はそのつもりでいると観察の機会は
少なくありません.もっとも身近なカシルリオトシブミでも,多くの
個体が活動しているところでみていると,一匹の♂が飛んできていき
なりバトルが始まります.ふつうは継続時間が短いので要注意.

昆虫共生・沢田佳久

ひとはくの本館4階の「ひとはくサロン」には、休憩コーナーがあります。

このコーナーの一方の壁面に飲み物の自動販売機がありますが、
その反対側の壁面(?)には「掲示ボード」があります。

1s-201010324 .jpg

▲ 4階の「ひとはくサロン」の休憩コーナー
(写真右下のところが掲示ボード)

 

その掲示ボードには、フロアスタッフが行っているオープンセミナー「ふかたん」や「画はくの日」

(これらは、参加無料のイベントです)の作品が掲示されています。

 

2s-201010324 .jpg   3s-201010324 .jpg 

▲子どもたちがつくった作品              ▲「ふかたん」のマーク

(ここには、「ふかたん」で観察したことなどを記録したマップが貼ってある)

 

さて、今回は、その掲示ボードでも現在紹介されている先日(3月20日に)
行った「ふかたん」の実施報告です。


「ふか・たん」は、「深田(ふかた)公園 うきうき探検隊(たんけんたい)」のことです。
ひとはくの建物は、深田公園の中にあります。

「ふかたん」は、この公園の中を(テーマにそって)、いろんなものをみんなで観察しながら探検をする

イベントのことです。

このイベントは、(隊長は研究員が担当するのですが、)フロアスタッフが
企画・司会進行・記録(写真撮影)・とりまとめ等を行います(スタッフのみなさん、御苦労さまです)。

 

今回のテーマは、「冬を耐えた植物を かんさつしよう!」です。

14時に集合し、少し説明を聞いて、いざ 外へ!

 

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▲ さあ、出発だ!                ▲ まずは、ツバキの花をかんさつ!

 

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▲ クヌギの枯れ葉をかんさつ中!       ▲ ツクシが生えているところの
                              土を掘っています

 

8s-200324.jpg  9s-2010320.jpg

▲ ドングリを探しています            ▲ 根がでているドングリをみつけたぞ! 

 

この他にもいろいろと かんさつ しました。

「ひとはくサロン」に、もどってきて、みんなで かんさつ したことなどをマップに書きます。

 

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▲ みんなで、 かんさつ したことを マップに まとめています

 

全体で約60分のイベントでした。

 

◆2010年4月からの「ふかたん」は、下記の日が予定されています。

  なお、テーマや日程等を変更する場合がありますので、参加を希望される方は、
  日が近づいた時点で(ホームページに掲載される、その月の「うきうきカレンダー」等で)
  確認をお願いします。

<平成22年度の「ふかたん」開催予定日>(テーマは、月によって、いろいろです)
********************************************************************************

   月/日:  4/29、5/8、6/5、7/10、8/21、9/18、10/23、11/23、12/23、2/19、3/19

********************************************************************************

みなさんも、ぜひ、参加してみてください。
                                                               (自然・環境再生研究部 小舘 誓治)

 

 

 

nagahashisumire2.jpg兵庫県竹野町でナガハシスミレが咲いていました。

ナガハシスミレの別名は天狗すみれ。

花の後ろ側にある細長い部分(「距(きょ)」と言います。蜜を出したり溜めたりする部分です)が,天狗の鼻のように長いことから名づけられました。

なるほど。天狗の鼻に見えますね。

このスミレは主に日本海側に分布しています。日本海側にお住まいのみなさん,是非探してみてくださいね。

撮影:ひとはく地域研究員 小豆むつ子

(自然・環境評価研究部 研究員 布施静香)

 

 

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連載1はこちら →  http://hitohaku.jp/blog/2010/03/post_634/

連載2はこちら →  http://hitohaku.jp/blog/2010/03/2_6/

 

 

 

 吾輩は、時々、そっと虫籠から抜け出し、館内を見てまわる。2階には、メインの企画展示があり、その中には世界のぎっちょん君という日本では考えられない巨大なナナフシなどの吾輩の仲間の標本が展示してあり、吾輩たちの美しい鳴き声や写真、昆虫写真家として有名な栗林慧氏の瞬間写真などもある。吾輩はバッタの飛ぶ瞬間の写真とカブト虫の脚をあげてのオシッコの写真がお気に入りである。
世界のぎっちょん君 

 


 そんなある日のこと、その栗林慧さんが長崎からはるばるやって来るというではないか。吾輩の心は躍った。写真撮影の思い出を語る講演会と吾輩たち虫族の写真撮影の手ほどきを子どもたちにする「昆虫写真であそぼう!」というぜいたくなイベント。この企画は、あの小柄な白髪の学者風の男、大谷剛研究員が栗林さん家の居候・・・いや客分だったのが縁で実現したのである。吾輩はいつも以上に顔をゴシゴシして男に磨きをかけ、その瞬間を待った。カシャ!「やった。栗林さんに撮ってもらった!」と吾輩は叫んだ。その写真は今、吾輩の虫籠に飾ってある。吾輩の宝になったのである。それにしても、ただでさえ格好いい吾輩を一層格好よく切りとる技術は感心せざるを得ない。吾輩だけでなく参加した子どもたちも直接指導に大はしゃぎで、最後はサイン大会となったのである。
撮影大会   記念撮影

 

 
 それから、博物館の定番といえる標本づくりのセミナーもやっている。大谷剛研究員は根っからの昆虫少年で、標本づくりになると目がキラキラしてまぶしい。たくさんの子どもたちが吾輩たち鳴く虫族をきれいな標本に仕上げていくのは複雑な気持ちであるが、その子どもたちの目もキラキラして美しい。また、この大谷研究員は鳴く虫の聞き分けセミナーもやっている。「きんひばり」はそのセミナーを修了した鳴く虫インストラクターだったのである。夏の夜、鳴く虫の声の聞き分けをしながら、虫を捕獲する「きんひばり」の面々の顔もまた、キラキラ光り輝いているのである。

昆虫標本づくり実演コーナー

 

     ・・・・・・・つづく

鳴目 虫石(なくめ ちゅうせき)

ひとはくでは7月17日(土)から12月26日(日)まで、
展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」を開催します。

瀬戸内海側と日本海側の2つの海をテーマにして、その違いとその結果としての生物多様性や風土の多様性を紹介するこの企画。

瀬戸内海と日本海で代表的な「漁」もご紹介します。

まずは瀬戸内海ということで、イカナゴ漁のVTR取材に行ってまいりました。

イカナゴは今が旬。スーパーなどでも、イカナゴのくぎ煮が売られているのを見かけます。おいしいイカナゴは、どんな風に獲られているのでしょうか?

DSCN9857.JPG

夜明け前、明かりを灯したイカナゴ漁船が、いっせいに出港します。

早朝の海はとっても冷えます。取材は、寒さと船酔いの闘いです・・・

魚群を追ってしばらくすると、だんだんと空が明るくなってきました。

 

DSCN9940.JPGのサムネール画像

イカナゴ漁では、2隻の船で網を曳き、別の船が網の最後部にある袋網を取り上げてイカナゴを港へ運びます。上の写真は、網を曳いている2隻です。船の後部から網のロープが出ています。ちなみに、私たち取材班が乗せていただいたのは、運搬船の方です。

 

DSCN0047.JPG        100318 606.jpgのサムネール画像のサムネール画像

袋網の取り上げは力のいる作業。3人の漁師さんはとにかく仕事が早いです。

DSCN0086.JPG 

袋の中には、大量のイカナゴが。

イカナゴは容器に入れられ、氷と混ぜられ、早々に港へ運ばれます。

 

DSCN0031.JPG

漁を終えた船の周りには、カモメの仲間が大量に集まります。

 

DSCN0263.JPG      DSCN0276.JPG

 獲れたてぴちぴちのイカナゴは、港で早速せりにかけられます。

 

DSCN0332.JPG      DSCN0325.JPG

 くぎ煮の工場も見学させていただきました。しょうゆのおいしそうな香りが漂っていました。これが私たちの食卓に届くわけですね。

詳しくは、7月17日からの展示特別企画にてご紹介します。

ぜひ足をお運びください。

※この度の取材でご協力いただきました淡路町漁業協同組合と(有)浜口商店の皆様に、厚くお礼申し上げます。

(自然環境・マネジメント研究部 上田萌子)

 

1回はこちらから http://hitohaku.jp/blog/2010/03/post_635/

2回はこちらから http://hitohaku.jp/blog/2010/03/post_642/

 

 

 四階のひとはくサロンのところに大型キリギリス模型をつくるアイデアもカワ・チンである。しかも県立美術館の藤原義勝氏にりっぱな「白塗り大型キリギリス」に仕上げて頂く手筈も彼が調えた。そして、それを子供たちに好きな色を塗らせ、楽しい「巨大キリギリスをつくろう」(図5)にしたのもカワ・チンだった。

図5. 巨大キリギリスの色塗りをした子ども達図5.巨大キリギリスの色塗りをした子ども達


 この成功を「ぎっちょん君ハウス」の外壁ぬりにも採用した。こうした素早い運用・援用のスタイルは、生物の進化における常套手段で、最近はDNAの遺伝子セット(ツールキット遺伝子群)として理解されている。というのは、まあ、置いておくとして、とにかく矢継ぎ早に出てくるアイデア・即実行についていくのが精一杯というのが正直なところ。

 

 「ぎっちょん君ハウス」は筆者のアイデアだが、カワ・チンの素早い発注に仕様書も運用計画もついていけず、「箱物をつくってみたけれど」の典型例みたいになってしまった。鳴く虫の声を、思い通りの高さ・位置で出して、鳴く虫の聞き分け訓練や、聴き分けクイズに使用したかったのだが、そうするにはもっと高額のコントロール装置が必要だった。

 まあ、そんなわけで、「ぎっちょん君ハウス」以外は、大成功。それもこれも珍種カワヒガシギッチョン・チンゲンサイの活躍のおかげだったのだ。
 以上、<生態>の記載おわり。

 

 

自然・環境マネジメント研究部 大谷 剛

 

 

 

 (図4の鳴く虫ブラザーズ:左からカネタタキ・エンマコオロギ・スズムシ・マツムシ)

みなさん「ひとはく手帖2010」をご紹介して第7回目となります。
もうお手元に手帖はありますでしょうか?

さて、今回は「団体向け特注セミナー」です。
博物館というのは展示を見るところと思っておられる方はいませんか?
ひとはくは自然史系博物館としては5本の指に入るほど人的スタッフつまり研究員が在籍しています。

特注セミナー

▲メニューがぎっしり!!

38名の研究員がそれぞれの専門分野で、ひとはくの展示や今の旬の話題などを盛り込んだわかりやすいセミナーを開催します。
個人向けには一般セミナーがありますので、団体向けにリクエストに応じて行うものです。

学校はもちろんのこと一般団体、研修会、サークル活動などでひとはくに来館する目的の一つにこの特注セミナーを考えてみてはいかがでしょうか?

特注セミナー01 特注セミナー

▲セミナー室での講義風景。大セミナー室(定員108名)、中セミナー室(72名)、実習室(63名)、アースシアター(50名)、ホロンピアホール(500名)など。

ひとはくの森

▲博物館のある深田公園内に整備された「ひとはくの森」での風景

2010年は「国際生物多様性年」。
10月には名古屋で「COP10」が開催されます。

「生物多様性って難しいなあ」「COPってなんやねん?」
そんな疑問にもお応えします。
ひとはくでは7月17日(土)から12月26日(日)まで
展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」を開催します。展示見学とともに多様な「特注セミナー」ぜひご検討ください(^^)


「ひとはく手帖2010」が今ない、という方はホームページで特注セミナー一覧をご覧ください。
「一般団体向け」「高校生向け」「小学校4年〜中学生向け」「小学校3年環境体験学習向
け」「30分以内のミニレクチュア」と対象別に一覧にしています。

 こちらから http://hitohaku.jp/education/10tokuchu/2010taisyoindex.html

まだまだ見どころいっぱい、ひとはくの情報満載の「ひとはく手帖2010」。「ひとはくセミナー倶楽部」にご入会(入会金・年会費無料)いただくだけで無料でご自宅に送付させていただきます(^^)

 申し込みはこちらから http://info.hitohaku.jp/cgi/ml/usr_menu_smnrclb.asp

もちろん館内にもあります。ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(ひとはく手帖編集チーム&生涯学習課長 平松紳一)

連載1はこちら →  http://hitohaku.jp/blog/2010/03/post_634/

 

 

 しばらく時がたち、吾輩が夢中でキュウリを食べていると、ひとはくサロンに強大な白いかたまりが運ばれてきた、それは、6mはあろうかという巨大な白いキリギリス。兵庫県立美術館の謎の造形師Y・フジワラの作品で、何やら黒い帽子をかぶった怪しげな着物姿の男と小柄な白髪の学者風の男が、例の「きんひばり」のメンバーと巨大キリギリスを囲み、何やら相談している。そこに黒いビニール袋をかぶった子どもたちがたくさん集まってきて、ペンキまみれになりながら、巨大キリギリスに色を付け始め、なんともまあカラフルな巨大キリギリスが誕生した。それにしても吾輩とは格好よさには足元にも及ばぬこっけいなキリギリスである。どうもこの巨大君が展示のシンボルモニュメントになったようである。
 
 他にも、フロアスタッフと称する美しきマドンナたちが演じる「ススキ高原のオーケストラ」というデジタル紙芝居もある。これには吾輩も少し登場するようであるが、吾輩は女性に囲まれると緊張してしまう性分なので、まだ見ていない。サロンには、ぎっちょん君ハウスという虫の声の聞き分け体験ができる黒テントやバッタロデオと称する馬のようなバッタ風乗り物や人間がキリギリス族になる「ぎっちょん君変身コーナー」などがあり、つい先日もラジオ関西で喋ることを生業にする林真一郎という男が現れ、熱心にキリギリス族に変身し、仮面ライダーのようにバッタロデオに乗って楽しんでいた。

ラジオ関西 林 真一郎 氏   

岡山からの女子大生6人組 驚いたことに、岡山からきた6人の女子大生たちもハチやキリギリス、テントウムシに変身し「チョー楽しい!」と騒いでいた。どうやら、人間たちにとって我ら虫族に変身することはとても楽しいようで、ほとほと人間というものの不思議さを感じぜずにはいられないのである。

 

 

 ・・・・・・・つづく    鳴目 虫石(なくめ ちゅうせき)

今日、打ち合わせで来られた方が博物館の近くの飲食店でたまたま近くにいた方に
「人と自然の博物館ってどんなところですか?」
と尋ねられたそうです。
するとその方は、
「私は一度しか行ったことがないですが孫はしょっちゅう行って楽しんでますよ」
と答えられたそうです。

きっとその子は、ひとはくのオープンセミナーに参加されたのでしょうね(^^)
「ひとはく手帖2010」の見どころ紹介シリーズ第6回は、オープンセミナーを紹介します。

ひとはくでは、
1)申し込み不要の「オープンセミナー」
2)申し込み制の「一般セミナー」
3)団体のリクエストに応じて行う「特注セミナー」
と大きく3つに分けています。「イベント」と言わずに、すべて「セミナー」と呼んでいます。

なかでもフロアスタッフによるオープンセミナーは子どもたちに人気です!!
◆幼児から楽しめるのは・・・デジタル紙芝居(毎日)
すべてオリジナル。スタッフが考え、スタッフが絵を描き、スタッフがお話しする・・・
種類も豊富なので、きっと次に行ったときには違うプログラムになっているはずです。

紙芝居

▲3階アースシアターはとっても落ち着ける雰囲気です。去年の秋の新作「丹波の恐竜たんたんのひとはくナイトミュージアム」はとっても人気でした。子どもたちにもわかりやすく恐竜についてのお勉強までできます。

◆子どもたちに人気なのは・・・展示室ツアー(毎日)

ボルネオ

▲1階「共生の森」での「ボルネオジャングル探検ツアー」。子どもたちはクイズに答えて楽しみながら、熱帯雨林のことオランウータンなどジャングルの生き物たちのことを学んでいきます。

◆展示室でも遊べちゃう・・・フロアスタッフとあそぼう(土曜・日曜・祝日)

川で魚つり

▲展示室で遊べる博物館なんて!!このときだけはOKですよ(^^)おおらかな人と自然の博物館ならではですね。

まだまだあります!

そして、2010年度はすべての土曜・日曜・祝日に、研究員や館員、
フロアスタッフのオープンセミナーを企画しました。

「ひとはく手帖2010」p.10からp.13までの4ページには、ぎっしりとオープンセミナーが掲載されています。
「ひとはく手帖2010」がお手元にない方、
ひとはくセミナー倶楽部にご入会(入会金・年会費無料)いただくと、
今ならナント無料でご自宅に送付させていただきます(^^)

 申し込みはこちらから http://info.hitohaku.jp/cgi/ml/usr_menu_smnrclb.asp

もちろんひとはくにお越しいただければ館内でお渡しします。
ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(ひとはく手帖編集チーム&生涯学習課長 平松紳一)

今日は どんな日?

2010年3月17日

今日の暦 これは国立天文台(http://www.nao.ac.jp/koyomi/)のホームページに掲載されている今日のこよみです。

 

    日の出の時刻 6:08    日の入りの時刻 18:08

 

 になってます。・・・・・・・ということは、日が出ている時間は12時間なんですねぇ。

 つまり、今日は昼の長さと夜の長さが同じなんです。あれ?春分の日はまだなのに。

 

 疑問に感じる方は、国立天文台のページや図鑑で調べてみてください。

 

 

     情報管理課:八尾

小さなイワナシの花

2010年3月17日

イワナシという植物をご存知ですか?

とても背の低い木です。

落ち葉に半分埋もれながら,1cmほどのかわいい花を咲かせていました。

場所は篠山。

イワナシは元来北方系の植物で,本州では普通日本海側に見られます。篠山は北方系の植物がどきどき見られる面白い地域。イワナシもその一つなんですね。

iwanashi.JPG

果実は甘くてナシのような味がするそうですよ。

撮影:ひとはく地域研究員 小豆むつ子

(自然・環境評価研究部 研究員 布施静香)

 

前回はこちらから http://hitohaku.jp/blog/2010/03/post_635/

 

 

 以上の絵心だけでも超有用人物なのだが、真骨頂は「謎の講談師」である。既成のネタを語れるというのではなく、イベントにあった「語り」を創れるのだ。本人は徹夜で創ったとか、今度のテーマは難しくて3日かかったとか言っているが、傍から見ていると、いとも簡単に創作しているように見える。それだけではない。いろいろなイベントには小さな子どもが参加していることもあり、この子どもを飽きさせないようにと、寸劇をつけているのだ。彼が兵庫県立美術館に勤務しているとき、寸劇つきの講談を考え出したらしく、カワ・チンが「やるよー!」と言えば、そのときの寸劇団員がわらわらっと集まってくる。忙しくて都合がつかなくて人数が足りない時は、そばにいる適当な者が即席で団員化する。筆者もかり出された記憶がある。獅子舞の尻役だったかなー・・・・。そんなわけで、「謎の講談師」にご登場願いたい人は、直接珍種カワ・チンに相談のほど。

 

 

 最後に、ひとはくの「初夏の鳴く虫と巡回展」に関わった展示について。私が企画展示室を目一杯使ったが、出口の部分にはかなりのスペースがあるので、たいてい企画展をしたときはそこにはみ出すことになっている。カワ・チンは2008年の「ファーブルまなぶ展」という巡回展のときに「小泉八雲」の展示を創ったのだが、それを出口スペースで手直し拡張して展示をしてくれたのである。ひとはくで眠っていた栗林慧さんの写真を活用し、特設コーナーをつくるアイデアを出したのもカワ・チンだし、竹細工のコーナーのそばに七夕のモウソウチクを置いて、願いの短冊コーナー「虫に願いを」をつくったのも彼のアイデアだった。

 

・・・・つづく

来年度2010年度のひとはくの1年を紹介する「ひとはく手帖2010」
もうお手元にありますか?

「ひとはく手帖2010」の見どころ紹介シリーズ
第5回は「申込締め切り日が最も早いセミナー」

セミナー紹介01

橋本佳延研究員が担当する「日本一の里山、北摂地域の早春を観察しよう」は、申し込み締め切りが何と3月21日(日)次の日曜日までです!!!
4月10日(土)に行われるこのセミナー、能勢電鉄妙見口駅から歩いて妙見山のふもとへ・・・
今も炭焼きに利用されているクヌギ林、満開のエドヒガンザクラの花を
きっと堪能されると思います。

能勢妙見口12月

▲私もかつてこの場所に行きました。12月だったので桜は見られませんでしたが、クヌギ林が炭作りに使われていて「パッチワーク」の様子は見ることができました。

炭焼き小屋

▲今も「菊炭」の生産が行われている炭焼き小屋です

 

このほか4月の第2週
 6日(火)「万博記念公園植物観察」申し込み締め切り3/27
 7日(水)「気ままに植物ウォッチング〜丹生山〜」申し込み締め切り3/23
こちらもお見逃しなく!!

 詳細・申し込みはこちらから http://hitohaku.jp/education/main.html

ひとはくで体験するセミナー!!
詳しくは「ひとはく手帖2010」で(^^)
まだまだ見どころいっぱい、ひとはくの情報満載です。
ご希望の方は「ひとはくセミナー倶楽部」にご入会(入会金・年会費無料)いただくと何と無料でご自宅に送付させていただきます(^^)

 申し込みはこちらから http://info.hitohaku.jp/cgi/ml/usr_menu_smnrclb.asp

もちろんひとはくにお越しいただければ館内でお渡しいたします。
ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(ひとはく手帖編集チーム&生涯学習課長 平松紳一)

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「ひとはく手帖2010」の見どころ紹介シリーズ
第4回は「山陰海岸ジオパーク」

ジオパーク

兵庫県は瀬戸内海(太平洋側)と日本海(側)に面する本州唯一(山口県と青森県を除いて)の県です<小学校で習いましたね^^>が、今年、ひとはくでは「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」を7月17日から開催します。
この情報はまたの機会に紹介するとして、昨年、鳥取県の鳥取市東部・岩美町から兵庫県の新温泉町・香美町・豊岡市、そして京都府の京丹後市にまたがる地域「山陰海岸ジオパーク」が世界ジオパークに加盟申請することとなりました。

ちょっと難しい話ですが、加盟申請ということは、これから世界ジオパークネットワークのメンバーになるということで、日本国内11あるジオパークのうち、世界ジオパークに認定されているのは洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島の3地域だけです。

ひとはくでは、この山陰海岸ジオパークに関連するセミナーとして、
4月29日(木・祝)「春の石めぐりハイキング〜山陰海岸ジオパーク〜
5月16日(日)「バスでめぐるジオスポットツアー」(※申込先が異なります)
など多数開催しています。

 詳細・申し込みはこちらから http://hitohaku.jp/education/main.html

ひとはくで体験する山陰海岸ジオパーク!!
詳しくは「ひとはく手帖2010」で(^^)
まだまだ見どころいっぱい、ひとはくの情報満載です。
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ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
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第3回は「ひょうご恐竜・ほ乳類化石プロジェクト」

恐竜化石

今年、第4回となる丹波の恐竜化石発掘調査も3月5日(金)に無事終了いたしました。先日の記者発表でも報告したとおりです。
発掘現場

▲年々深く掘られている発掘現場・・・篠山川が上を流れます

 

3本の歯

▲発表された歯。左から竜脚類、獣脚類、鳥脚類のものです。いずれも第4次発掘で発見されました

5月5日(水・祝)には三枝春生主任研究員の「丹波の恐竜化石第4次発掘報告会
7月18日(日)には池田忠広研究員の「丹波の恐竜化石、発掘体験ツアー
いずれも楽しみですね。

 申し込みはこちらから http://hitohaku.jp/education/main.html

そのほか、ひとはくではオープンセミナー(事前申し込み不要・先着順)として、
5月5日、8月29日、10月3日、11月7日に、それぞれ
11:00〜、13:00〜、15:00〜 の1日3回、
君も発掘隊員!!丹波の恐竜化石をさがしだそう」(一人500円)が
あります。恐竜の骨、歯、卵の殻の化石やカエルの化石が見つかるかもしれませんよ(^^)

 

卵の殻

▲こんな卵の殻が出てきたら腰を抜かすでしょうね(^^)

ひとはくで体験するプログラム!!
詳しくは「ひとはく手帖2010」で(^^)
まだまだ見どころいっぱい、ひとはくの情報満載です。
ご希望の方は「ひとはくセミナー倶楽部」にご入会(入会金・年会費無料)いただくと
何と無料でご自宅に送付させていただきます(^^)

 申し込みはこちらから http://info.hitohaku.jp/cgi/ml/usr_menu_smnrclb.asp

もちろんひとはくにお越しいただければ館内でお渡しいたします。
ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(ひとはく手帖編集チーム&生涯学習課長 平松紳一)

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第2回は「生物多様性大作戦!」

生物多様性大作戦

2010年10月に名古屋で生物多様性条約締結国会議COP10が開催されます。
そんなわけで今年は「国際生物多様性年」。
すでに兵庫県では昨年「生物多様性ひょうご戦略」が策定されています。
その中心的役割を果たしているのが、もちろんひとはくです<(`^´)>

10月には「ひとはくと、COP10に行こう!」という企画もあります。
10月15日から29日までの開催期間中、名古屋に「ひとはくブース」を出展し、研究員によるガイドツアーも計画しています。

そして今年は、
6月に南フランス・アベロンを訪問する「ファーブル生誕地南仏アベロンの自然とミクロポリス探訪
7月に西表島での野外観察会「西表島の生き物観察

そして今年で12回目となるマレーシアボルネオ島での体験「ボルネオジャングル体験スクール」は7月23日(金)出発です!!(申し込みは、まもなく要項を公開します。お問い合わせは079-559-2002生涯学習課まで)

 

ボルネオジャングル

▲ボルネオジャングルにあなたの想像を超えた世界が・・・

このほか「松山・小泉八雲記念館」「安芸の宮島」「岡山・新見市」「伊吹山」「奈良・春日山」「淡路・成ヶ島」「ハチ北高原」「養父市・ほたるの里」「能勢妙見山」「篠山・西光寺山」・・・
とにかく紹介しきれないほどのツアー型セミナーがあります。

 申し込みはこちらから http://hitohaku.jp/education/main.html

ひとはくと体験する生物多様性!!
詳しくは「ひとはく手帖2010」で(^^)
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もちろんひとはくにお越しいただければ館内でお渡しいたします。
ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(ひとはく手帖編集チーム&生涯学習課長 平松紳一)

みなさんご無沙汰しておりました(^^)
今年度も残すところ3週間ですが、来年度2010年度のひとはくを紹介する「ひとはく手帖2010」が出来上がり、すでにセミナー倶楽部の会員の皆様、全国の博物館、関係機関、そして県内すべての学校に発送したところです。
もうお手元に届きましたでしょうか?

さて、最近このひとはくブログでシリーズものがスタートしていますので、さっそく「ひとはく手帖2010」の見どころをシリーズでご紹介することにします。

第1回は「表紙」

P1090043-2.jpg

この表紙および来年度事業ページを担当したのは上田研究員です。
実はこのハマボウ、上田研究員が7月31日(土)に実施するセミナー「ぶらっと島めぐり−成ヶ島−」で訪れる兵庫県洲本市成ヶ島を代表する植物です。
ハマボウは温帯に生育する半マングローブ植物の一つで、塩分の混じった湿地に育つ植物ですが、兵庫県で群生地が見られるのはここだけなんです。
地域でも愛される花として親しまれており、海辺の緑地マネジメントを研究する上田研究員が実際に花の咲く時期にここでセミナーを開催します。楽しみですね。

 申し込みはこちらから http://hitohaku.jp/education/main.html

まだまだ見どころいっぱい、ひとはくの情報満載です。
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ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(ひとはく手帖編集チーム&生涯学習課長 平松紳一)

ヘコミ系の昆虫調査

2010年3月 9日
 西宮市自然保護協会の方々が収蔵庫でオサムシの標本調査をされました.市域に分布するオサムシを中心に,武庫川,猪名川流域のものも含めて徹底的な調査のようです.

 トラップなどによる野外調査も精力的に行っておられますが,今回の標本調査も慎重で丁寧なものでした.館としてはオサムシ科(広義の)の標本が置いてある場所をお教えすることくらいのお手伝いしかできません.それらの棚にある標本箱を順番にスキャンしていき,各個体のラベルを読んで関連の調査対象の標本であればデータを記録していくという,地道な作業です.まるまる3日×8時間×2〜4人でリストアップして居られました.

 [昆虫調査]というと,野外での採集調査を思い浮かべますが,公共の収蔵庫や個人コレクションでの標本調査も重要な意味を持ちます.採集では新規に記録される種があるわけですが,標本調査では過去の記録の再確認や,自らが行った採集調査の裏づけ的な意味合いが強いです.
 野外の調査は[やった!こんなのが採れた!初記録!]といった盛り上り系なのに対し,庫内では[やはりあの記録は間違いであったか…]とか[自分たちは採集できなかったが,やはり居ることは居るみたい.]逆に[これだけ探して採れてないということは,やはり生息していないのだろう.]といった,どっちにしてもため息の出る,ヘコミ系の成果が得られます.してその両方とも重要なのです.

 まぁ,和気あいあいで作業しておられましたが,ほんとうに頭がさがる思いです.


今日のプルプル3D

toma-am.gif

Tomapoderus ruficollis
セアオオトシブミ(沿海州産)

昆虫共生 沢田佳久

                                作:鳴目 虫石(なくめ ちゅうせき)

連載1

 

 吾輩はキリギリスである。名前はまだ無い。
 どこで生まれたかというと見当がつかぬ。何とも薄暗いじめじめした草むらのなかで、太陽の光がスポットライトのようにあたり、黄色く輝くおいしそうなタンポポの花をめがけて飛んだ瞬間、吾輩はここではじめて人間を見た。それは、あとで聞くと鳴く虫連携グループ「きんひばり」という種族であった。それは、鳴く虫をこよなく愛すという点では敬愛すべき種族であったが、鳴く虫を捕獲するという点においては、吾輩たちの最大の天敵である鳥や昆虫少年よりもずっと手ごわい人間たちであった。

 その人間の手のひらでじっとしていたが、しばらくすると虫籠にいれられ、人と自然の博物館という恐竜やら動物、虫、植物からヒトに至るまでさまざな多様な自然を研究、展示する博物館のひとはくサロンで飼われることになった。毎日、水の補給とナスビやキュウリ、鰹節といった吾輩の好物を運びにくるので、少々窮屈な暮らしではあるが、乳母や召使いを何人か雇っているようなもので、悪くない暮らしではある。

 吾輩がなぜこんな運命になったかというと、どうやら「初夏の鳴く虫と巡回展 ぎっちょん君参上!」という企画展示を開催する中で、吾輩も展示されることになったからである。吾輩だけでなく他のキリギリスたちもここの博物館の研究員、八木剛研究員の「キリギリスの赤ちゃんを育てよう」セミナーに参加した家族連れにつかまり、各家庭で育てられているようである。

セミナー「キリギリスの赤ちゃんを育てよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・つづく

高槻でオトシブミ展

2010年3月 6日
 大阪府高槻市の「あくあぴあ芥川」で今日3月5日から企画展
「安田守昆虫展 不思議なムシ オトシブミ」を行なっています.
くわしくはこちら(↓)をごらんください


 で,5日の設営はこんな感じ(↓).いろいろと盛り沢山です.

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 0794tr_a.gif 0797tr_a.gif 0796tr_a.gif

 ユニークなのはオトシブミをまねて葉を巻く体験コーナー.
難しいけど,揺籃の折り紙的な仕組みがよくわかります.

本日のおまけプルプル3D
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芥川と摂津峡の図

昆虫共生・沢田佳久

Kawahigashigicchon chingensai  Ohtani,sp.nov.
     図1.自画像。漢字では「河南堂珍元斎」と書く
図1.自画像。漢字では河南堂珍元斎と書く。

 成虫。オス(図1)、体長1.78m、体重80kg、中肉中背(いや、ちょっと太めか)、頭髪もじゃもじゃ系。眼鏡使用。アンテナ発達。活動性高く、昼夜ともによく鳴く。鳴くときは、和服を身にまとう。平常はソウムカにいることが多く、ネクタ・ジャケット姿で、スーツは着用せず。

<生態>
多芸多才。ソウムカの仕事を素早くこなし(ここを強調しないと本職の仕事をしていないように思われるらしい)、似顔絵・イラスト・キャラクターなどささっと描いてしまう。兵庫県立人と自然の博物館の「ひとはく手帖」の研究員の似顔絵はすべて描いている。

       
図2.ひとはく研究員の似顔絵。左から高橋・沢田・小舘・大谷。すべて写真から描く。


あまり似ていないものもあるが、大半の人は、その素早さについていけず、文句を言うタイミングを逸する。図2.の左3名はかなり似ているが、右端の筆者は少し似ているというところ。図1.の自画像は似ているほうである。もちろん、ひとはくの巡回展「初夏の鳴く虫と巡回展」のときのキャラクター「ぎっちょん君」もカワ・チンの作品である(図3.)。
ぎっちょん君
図3.ぎっちょん君。ひとはくの巡回展のキャラクターとして大いに活躍した。

 

何かイベントがあるとき、こうしたキャラクターがあると、全然感じが違い、何か盛り上がってくる。鳴く虫をダジャレ的にキャラクター化した「鳴く虫ブラザーズ」(図4.)もなかなか味がある作品なので、使いたい人は直接カワ・チンに連絡あれ。

         
図4.鳴く虫ブラザーズ。たくさんあるうちの、割合、想像がつきやすいものを4種選んでみた。種名を想像してください。キリギリス上科は入っていない。(正解は次回)

 

 自然・環境マネジメント研究部 大谷 剛

三田でも少しずつ春らしさが感じられるようになってきました. ooinunofuguri.JPG足元をみると,小さな瑠璃色の花が咲いていました.

これは,オオイヌノフグリ.

とてもかわいい植物です.

秋に発芽して,翌年の春に開花.夏には枯れてしまいます.

瑠璃色の花びらは4枚に見えますが,実は1枚.花が終わるとお椀のような花びらがポロリと落ちます.

原産地はヨーロッパで日本へは明治時代に入ってきたと言われていますが,今では日本各地に広く分布しています.

この植物は,街路樹の植え込みなどでも普通に見ることができるので,みなさんもこの「小さな春」を見つけてみてくださいね.

  (自然・環境評価研究部 研究員 布施静香)

 

 

今回まで、6回にわたってインドネシア、スマトラ島のパダンのようすやジャワ島のパンガンダランのようすを聞いていただきました。調査のおおよその内容は、3年前のものですが:

http://www.jstage.jst.go.jp/article/primate/23/0/23_51/_article/-char/ja/

に載っています。この連載でお伝えした日本語論文は、昨年、日本霊長類学会の論文誌『霊長類研究 Primate Research』に書かせていただきましたが、まだインターネットにはなっていないようです。

 また、昔、1997-98年のエル・ニーニョの年にパンガンダラン自然保護区で採集してあった植物は、人と自然の博物館の研究紀要『人と自然 Humans and Nature』に載せていただきました。インドネシアでも役に立つリストですので、インドネシア人の学生にも読んでもらうために、日本語ではなく英語で書いたのです:

http://www.hitohaku.jp/research_collections/no20pdf/No20_11.pdf


 インドネシアの調査はこれからも続けていきますが、この連載(れんさい)は、今回でいったん終わりにさせていただきます。また研究がまとまったり、言いたいことが出てきましたら、このブログで報告しようと思います。連載(れんさい)の最後になる今回は、自分の研究のことではなく、パンガンダランでお会いした漁師(りょうし)のことをお話します。自分が調査をした土地に住む人びとには愛着が生まれますし、日常の生活から森をはぐくんできた人びとでもあるからです。

 今では砂州(さす)でジャワ島本土とつながったパンガンダランですが、砂州ができたのは、百年ほど昔のことでした。それまでは小さな島だったのです。小さな漁村があるだけのところだったと思います。ところが、パンガンダランに砂州(さす)ができて、島にラフレシア・パトマ(Rafflesia patma)という珍しい植物(ラフレシアの一種)がはえていると確認されると、自然公園になり、観光地として発展していきました。砂州(さす)があると砂がたまるので、海水浴場ができるのです。


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(写真:メスのシルバールトン。姉妹だと思います。このサルが何を食べるのかを、おもに観察していました。)   

 

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(写真:林床(りんしょう)で座っている若いカニクイザル。オスだと思います。)

 
  シルバールトンやカニクイザル、それにサルではありませんが、ヒヨケザルと呼ばれる動物など、調査をしたい研究者がうわさを聞いて集まるようになりました。京都大学の渡邊邦夫(わたなべ・くにお)さんは、もう30年以上前から、インドネシアの研究者と協力してパンガンダランのデータを集めています。その数多くの調査の中から、わたしは、パンガンダランで押し合いへし合い混み合って暮(く)らすシルバールトン――ここのように多くのシルバールトンが、ひとところで暮(く)らす例は、ほかにありません――が何を食べるのかを観察しているのです。ルトンは木の若葉が大好きですから、パンガンダランには、どんな木がはえているのだろうということが気になって、それでインドネシアの研究者といっしょに植物リストをまとめてみました。それが、上でご紹介した英文のリストです。

 もともと漁師の村があったのですから、パンガンダランに自然公園ができてからも、漁師には、いろいろな例外が認められています。自然公園の中を自由に行き来できることもそのひとつです。自然公園というものは保護地域ですから、ふつうは自由に行き来することが禁じられているのです。森の中には、人びとの伝承を伝える<王家のお墓>もありました。

 昔からくふうしたらしく、さかなを捕(と)る技法にはいろいろなものがあります。大物をねらう磯の竿づり、沖のやぐらで灯(あか)りをともして太刀魚(タチウオ)をねらう夜釣り、いろいろな底魚をとる地引き網(じびき・あみ)やアミという小型のエビを、舟で網を引いてとる方法などがあります。人気のある車エビの仲間は網でとるのだと思います。高価なイセエビの仲間は、道具を使うというよりも、もぐって手でつかむのではないでしょうか。


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(写真:岸近くに泊めてあるボート。舟の左右に見えているのがアウトリガー。船外機を取り付けられるように、舟のおしりは平たくなっています。右手の遠くに見えるのが、太刀魚(タチウオ)つりのやぐらです。)

 パンガンダランには、小さな魚市場(うお・いちば)があります。パンガンダランではいつもせわになっている民宿ラウト・ビル(=海・青い)のすぐそばです。魚市場(うお・いちば)には、朝早くから、その日にとれたさかなが並びます。その前の晩(ばん)に漁師(りょうし)がとってきたさかなです。イセエビの仲間も魚市場(うお・いちば)で売られていますが、車エビは市場ではなく、パンガンダランにずらっと並んだ魚介レストランに、直接おろされます。漁師(りょうし)が魚介類(ぎょかい・るい)の仲買人(なかがい・にん)や魚介レストランもかねているのでしょう。そうして並んだ車エビやさかなを、観光客がめずらしがって買っていき、またその場で食べるのです。

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(写真:魚市場に並んださかな。) 


 アミは、インドネシアの「えびせん」、<クルプッ・ウダン>(=揚げせんべい・エビ)になります。ですから、獲物(えもの)がわたしたちの目に触れる事はなく、アミはすぐに、近くの加工場に運ばれてしまいます。

 いちばん高く売れるのが、磯で竿づりをしたクエでしょう。2メートルもあるものが運ばれていくのを見たことがあります。しかし、磯の竿づりは体力がないととてもできませんし、つれるかどうかが運しだいです。それに較べて網漁(あみりょう)では、あまり運は関係ないようです。見ていると、アミの網漁(あみりょう)には、毎日決まって出漁しているようでした。


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(写真:舟をタテに並べて、アミ用の網を引きます。)


 女性は、男性に混じって網も引きますが、それよりも、手間のかかる、後のさかなの処理(しょり)が大変そうです。小魚や小エビはすだれに並べて干します。干し上がったさかなで、かたちのよいものはおみやげにして売っています。かたちが悪くても、味に差はないのですから、きっと家(うち)で食べるのでしょう。

 


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(写真:漁師さんやその奥さんが、網をあげてくつろいでいます。)

                                                 

   mitani2-6.jpgのサムネール画像

 (写真:熱帯魚のようなかたちをしたさかなを干していました。アジの仲間でしょうか?)


 海岸一面に打ち上げられた貝ガラも、かたちのよいものは観光客に売れます。男が寝ている間に――夜中は海に出ているのですから、眠っておかないといけません――奥さんたちが貝拾いをしているところには、よく出会いました。


 

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(写真:おみやげにする貝をひろっているところです。)


 漁師は、何となく、無口(むくち)な印象があります。でも、それはわたしの思い込みにすぎませんでした。話をしてみると、何とも気持ちのよい人たちでした。パンガンダランにはこのように漁師がいます。漁師とは別に、近くの農民がパンガンダランに出てきて、人力自転車(じんりき・じてんしゃ)の<ベチャ>を漕(こ)いでいることがあります。安く人を乗せたり、荷物を運んだりしてくれます。あといるのは役人とホテルを経営している華僑(=中国系のインドネシア人)です。華僑は、もちろんインドネシア語もしゃべりますが、自分たちどおしでは中国語をしゃべっています。お金持ちが多い華僑は、パンガンダランではなく、大都会のジャカルタに住んでいることが多いのです。ですから、本当に土地の人ということになると、漁師と農民、それにお役人ということになります。

 パンガンダランは行政区でいえば西ジャワ州になりますが、中部ジャワ州とは目と鼻の先です。このあたりはスンダ民族が多く住む、スンダ語が通じる社会です。スンダ語は、いわゆるジャワ語とは異なります。社会もスンダ民族に固有のものなのでしょう。その中にあるパンガンダランですが、観光地であるだけに、スンダ社会とは少し違うようです。

 最後です。パンガンダランで見た「カニクイザルのカニ探し」のことを書いて、終わりにします。

 パンガンダランの砂浜には、何種類かのカニが住んでいます。よく見かけるのは小さな、米粒(こめつぶ)のようなシオマネキです。でもシオマネキは小さすぎて、食べてもおいしくなさそうです。やや大きな種類のカニは、砂浜に横穴(よこあな)を掘って住んでいます。この大きな方のカニを、カニクイザルが食べていました。

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(写真:若いカニクイザルが腕(うで)を地面(じめん)に突っこんで、 何かを探しています。)


 ある日、群れから離れて、若いオスザルが何かを探しているところに出くわしました。オスザルは熱心に砂浜を掘っているようすです。何をしているのかわかりませんでしたが、写真を撮(と)っておきました。オスザルは何かを食べているようです。オスザルの去った後、そのあたりに行ってみると、カニの穴(あな)が掘り返され、カニの甲羅(こうら)が食べ残されていました。


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(写真 サルが去ってから近くに寄ってみると、カニの甲羅(こうら)や 足が散っていました。)


 パンガンダランでは、人もカニクイザルも、同じようなエモノをとらえて、毎日のかてにしているようです。(おわり)


三谷 雅純(みたに まさずみ)
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所/ 兵庫県立人と自然の博物館


※このブログで掲載されている文章・写真の無断転用・転載はご遠慮ください。

今回は、樹木の冬越しについてみてみましょう。樹木は環境が悪くなる(気温が低くなったり、雨が少なく乾燥したり)と葉を落として休眠します。このときにつける芽を冬芽と呼びます。冬芽には葉だけが出てくる葉芽(はめ)、花が咲く花芽(はなめ)、両方が混じっている混芽(こんが:アオキなど)の3種類があります。また、芽が小さな鱗片(りんぺん)におおわれている鱗芽(りんが)、鱗片がなく裸になっている裸芽(らが)などがあり、この組み合わせで芽のグループ分けができます。裸芽を持つ樹木は熱帯など、暖かいところが起源のものが多く、サンショウ、アジサイ、クサギ、センダン、ムラサキシキブなどが代表的です。鱗芽を持つ樹木が圧倒的に多く、深田公園では9割以上がこのタイプです。

 

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(写真:いろいろな冬芽。

左上からトチノキ(鱗芽)、アジサイ(裸芽)、2列目上からキンモクセイの縦生副芽、ニセアカシアの葉痕からのぞいている鱗芽、3列目上からカンツバキの花芽、カンツバキの葉芽、4列目上からアオキの葉芽、花芽。)

 

少し変わった冬芽では、葉の中に隠れているタイプです。葉がソケット状に新芽のまわりについていて、葉が落ちると冬芽が現れるもので、ニセアカシアやスズカケノキがあります。また芽が縦に並んでつく縦生副芽(じゅうせいふくが)というものがあります。キンモクセイの腋芽(わきめ)は、たてに2−3個並んでついているものがあります。これが縦生複芽で、一つの芽が何らかの原因で大きくなれなかった時の保険をかけているようなものです。

 

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(写真:ロウバイの花の分解図。

    芽鱗から花弁へと、連続的に変化している。)

 

さて、この冬芽を保護している芽鱗(がりん:冬芽を包んでいる、鱗状のもの)は何からできているのでしょうか。少し大きい冬芽をつけるツバキの花芽やタラノキの葉芽を外側からていねいにはがしていくと、いつのまにか花弁や葉へと変化していきます。そうです、芽鱗は葉が変化してできたものなのです。

 

 

 

 

藤井俊夫(自然・環境再生研究部)

バッサバッサと大きな羽音を立てて飛んでいくサイチョウは、アジア・アフリカの熱帯林やサバンナに暮らす鳥です。わたしが調査を行ってきたタイの熱帯林には、大きな黄色いくちばしのオオサイチョウ(写真1、2)、立派な突起があるツノサイチョウ(写真3)、オレンジ色が美しいナナミゾサイチョウ(写真4)、ちょっと地味なキタカササギサイチョウ(写真5)など、13種のサイチョウが暮らしています。

 

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(写真1:カミキリムシの仲間を捕まえた若いオオサイチョウのオス。)

 

 

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(写真2:捕獲したオオサイチョウのくちばしを固定している筆者。)

 

 

 

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(写真3:子育て中の営巣木を訪れたツノサイチョウのオス。) 

 

 

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(写真4:調査用に捕獲されたナナミゾサイチョウのオス。) 

 

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(写真5:キタカササギサイチョウのオス。)

 

 

サイチョウは木の実や昆虫などの小動物を食べます。大きなくちばしを使って、木の実を一つずつ上手につまみ上げて、丸飲みします。1グラム程度の小さな果実なら、一度に200個以上を食べることもあります。主食は木の実ですが、時には小鳥の巣を襲い卵やヒナを食べたり、1メートルを超えるヘビを食べたりもします。

サイチョウは大木のうろを利用して子育てを行います。サイチョウのメスは産卵前に餌の受け渡しができるくらいの隙間を残して、うろの入口をふさぐ形で巣ごもり、ヒナを育てます(写真6)。これはサイチョウ以外の鳥類には見られないユニークな行動です。メスは自由に大空を舞う生活から、狭いうろの中で子育てに専念します。一方、つがいのオスはうろの中にいるメスと大食漢のヒナのために毎日せっせと餌を運びます。ずっとうろの中で過ごすメスと餌を運び続けるオス。サイチョウの子育てはなかなか大変です。

 

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(写真6:子育て中のキタカササギサイチョウの営巣木。入口の隙間から、うろ内にいるメスのくちばしの先端がのぞいている。)

 

メスが営巣を開始してから数ヶ月後、オオサイチョウやツノサイチョウなどの大型のサイチョウでは1羽、ビルマサイチョウやキタカササギサイチョウなどの小型のサイチョウでは2〜4羽のヒナが巣立ち、森へと飛び立っていきます。サイチョウたちが暮らしている熱帯林やサバンナを訪れるのは、なかなか簡単なことではありませんが、兵庫県では神戸花鳥園でオオサイチョウとツノサイチョウを見ることができます。

 

北村俊平(自然・環境マネジメント研究部)

 

 

 

 

 

 

 

みなさま、こんにちは。

 

ただいま4階ひとはくサロンにて開催中の企画展『六甲山のきのこ展2010』はもうご覧になられましたでしょうか? 4/18(日)まで)

 

赤、黄、白、茶…の色とりどりの珍しいキノコやホタルのように光るキノコの標本、

ほかにキノコの香り体験コーナーもあります。

キノコ好きには垂涎ものの、そうでない方も楽しんでいただける展示となっております。

「兵庫県にはこんな面白いキノコがあったのか」と驚くことうけあいです!

 

さて、3月のフロアスタッフとあそぼうでは、このキノコに関するイベントを行います。

(イベントはすべて参加費無料・時間15:00〜)

 

●森の妖精・キノコのかわいいマスコットを作るイベントは…

3/6(土)・7(日)森の妖精たちとあそぼう』場所:4階ひとはくサロン(定員:10名)

※小学生3年生以下は保護者同伴でお願いいたします。

 

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                     森の妖精たちとあそぼう

 

 

●企画展『六甲山のきのこ展2010』の展示をみてお絵かきするイベントは…

3/13(土)14(日)『画はくの日〜きのこ展〜』 場所:4階ひとはくサロン 

                (定員:特になし)

 

 

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              画はくの日〜キノコをかこう〜

ほか、20(土)21(日)22(月・祝)には『恐竜万華鏡』、

27(土)28(日)は『けんちくかの日』のイベントを行います。

 

ご紹介した以外にも、毎日行っている『デジタル紙芝居』、『展示室ツアー』などのイベントもあります。

イベントの詳しい内容は「うきうきカレンダー3月号」にのっていますのでチェックしてください。

http://hitohaku.jp/top/09ukiukicalen/ukiuki1003.pdf

 

みなさまに楽しんでいただけるイベントをたくさんご用意おりますので、ぜひ“ひとはく”へお越しください!

 

 

松田沙耶香(フロントスタッフ)

 

 

あれこれ準備

2010年2月26日

人と自然の会ではさまざまなイベントを行っていますが、今回はその裏側を少し紹介します。

 

221日(日)ドリームスタジオは「ブーメラン作りにチャレンジ!」

スタッフは本番を控えて試作の真っ最中。

ブーメランは羽根の調整が飛行を左右します。

参加者にブーメランの楽しさを体験してもらう工夫を重ねています。

 

s-hitotosizenn2-1.jpgのサムネール画像

 

そして新会員募集についての会議。

人と自然の会のパワーアップ?をするために会員募集を企画中です。

チラシや、カリキュラムなど検討しています。来年度5月開催予定です。

近日中に募集を開始しますので関心のある方はお問い合わせください。

 

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この日は続けてもう一つ会議です。

環境体験学習に取り組むための準備会です。

これまで人と自然の会が実施してきたプログラムを参考に検討しています。

会議ではいつも自由に意見交換しながら進めています。

余談と思える中から素晴らしい結論に至ることもあります。

メンバーの豊富な人生体験が生きてきます。

 

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一方、こちらは「押し花アート」の準備です。

37日(日)須磨水族園で「スマスイボランティアフェスティバル」があります。

花工房が出展する予定で、その準備をしています。

 

色とりどりの台紙に押し花を貼り、自分だけの作品を作ってもらいます。

本番に備え試作品を作ってみますが、実際は当日の参加者のアート感覚は想像以上で

いつも素晴らしい作品が出来上がります。

毎回、感動をもらうのは私たちスタッフです。

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当日はもう一つ「ダチョウの卵のペンダント」も予定しています。

 

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こちらの材料の主役はもちろん「ダチョウの卵の殻」です。

そして重要な役を担うのが「マニュキア」です。マジック等も使用しますが

マニュキアは量感が出せ、速乾性に優れているのでとっても便利です。

こちらも素敵なペンダントが出来上がるのを期待しています。

 

三田からは少し遠くなりますが、須磨水族園でスタッフ一同お待ちしています。

 

                                   佐竹千代子(人と自然の会)

 

 

 

 

他館で開催するオトシブミの企画展の準備をはじめました.

 … すこし変わった姿で,葉を巻く習性のあるムシ,オトシブミ …

確かにそうなのですが,説明や解説するときにいつも困る事があります.

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括れ型のヒメクロと象鼻虫型のアシナガ

一つは「くびれた首」の事です.オトシブミというと,複眼の後ろの方
で細くなった独特の形の首を思い浮かべますが,オトシブミ類のすべて
が「括れ型」というわけではないのです.日本産のものでもアシナガオ
トシブミなどはゾウムシ的な口吻が伸びた形をしています.さらにルリ
オトシブミの仲間は首が短く,口吻も短く平たく,下向きです.

ここらへんから,説明が「ベン図」の世界へ突入.オトシブミのややこ
しさは集合の問題なのです.

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こんな図を頭に描きつつ

つぎに「オトシブミ」と「非オトシブミ」のさかいめです.どこまでオ
トシブミと呼ぶか?という問題.具体的にはハマキチョッキリの仲間を
オトシブミに含めるかどうかです,ハマキチョッキリの仲間は立派な揺
籃(ゆりかご,ヨウラン)を作るし,なにより体がピカピカして美しい
ので,オトシブミを語る上で無視できない存在です.

系統発生上,オトシブミ類とチョッキリ類は古く分かれた系統と考えら
れており,類学的には研究者によって別の科としたり,同科の別亜科に
したりといった扱いの違いがある程度です.「ハマキチョッキリはオト
シブミではない!」と言ってしまえばそれまでなのですが,そうすると
「オトシブミとチョッキリはどう違うの?」,「形態による分類と葉を
巻く行動との対応は?」と,話がどんどん逸れていってしまいます.

オトシブミを扱うたいていの書物や展示において,本来提示したいテー
マは「それぞれの巧妙な適応」なので,「葉を巻くチョッキリ亜科をオ
トシブミとします!」と宣言することこそ,著者も編集者も,なにより
読者も,あるいは観覧者も展示担当者もハッピーな選択なのです.

ただ,チョッキリもオトシブミだと認めてしまうと,葉を巻かないチョ
ッキリが視野に入ってきます.チョッキリのなかには,花芽に穴をあけ
るだけ,とか,葉っぱを半分切るだけとか,実を切り落とすとか,いろ
んなのがいます.

次の難関は「葉を巻くとは?」です,これが定義できません.

実際の虫の動きを見ると,6本の脚で締め付けたり,逆に引き寄せたり,
口吻で押し込んだり,種によって異なる動きをしており,その結果,葉
が巻いたような状態になります.きわどいのは葉を切ると重力で垂れ下
がって,巻いた感じになるやつ(オイオイ).
で,虫の活動によって結果的に葉が巻いた状態になったら,それは虫が
巻いた事にしよう,というのが皆がハッピーな選択です.

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実を切り落とすモモチョッキリ

というわけで,オトシブミの本なり展示なりには,自動的にチョッキリ
も参加することになります.整然としたオトシブミの揺籃作りに対し,
チョッキリの産卵加工は多様です.
樽型の揺籃に代表されるオトシブミの揺籃作りは,それを主峰として,
幾つもの峰々を従え,さらに広大な裾野を持っています.そういう全体
像も見える,というのが理想なんですけどねぇ.


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おまけプルプル
ヒゲナガオトシブミの♀と♂

昆虫共生・沢田佳久

DSC_2344.JPG 平成22年2月19日(金)地球の反対側、南アメリカ大陸にあるチリ共和国から9人の方が研修で来館されました。この9人の方々は、チェピカ(CHEPICA)市で環境教育に関する政策の作成や実施に携わっている自治体の行政官等の方々で、当館では、自然史系の博物館や市民参加型の環境教育への取り組みについて研修されました。この研修は、2月8日から2月26日の日程で実施されている平成21年度JICAカウンターパート研修「チリ国における環境教育推進のための市域内協力連携ネットワークの構築および支援のための研修」の一環で、JICA職員の方々も一緒に見学しました。

 最初に高橋晃研究部長より、博物館の概要や取り組みについて説明があり、その後館内を見学されました。高橋部長の解説により、最初に3階の「兵庫の自然」「人と自然」「新しい文化」を見学されました。みなさん環境に関する関心が高く、数多くの質問が出ました。炭やコウノトリ、地震など、遠くの国ですが「チリの炭は松の木からつくる。」「チリでも鳥がこどもを運んでくる。」など不思議と共通の話題がたくさんあり盛り上がりました。また、阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)のVTRには、皆さん足を止めて見入っていました。

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▲コウノトリは何を食べていますか?   ▲”サトヤマ”について説明を聞いています。

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▲阪神淡路大震災の映像には足が止まります。 ▲活発な質問に説明にも熱が入ります。

 次に2階に降りて、企画展示室の「共生のひろば展」(http://hitohaku.jp/blog/2010/02/5_1/)を見学されました。今回の研修の大きなテーマが「市民との連携ネットワーク構築について」でもあり、大きな驚きと関心を持って展示を見学されていました。高橋部長の解説もついつい熱が入りました。

 2時間の予定時間があっという間に過ぎ、1階の展示は遠くから眺めるだけになってしまい皆さん残念そうでした。

 最後に研修の謝辞をいただきましたが、スペイン語だけに大変情熱的に感じたのは気のせいでしょうか。ひとはくの取り組みを参考に、皆さんの情熱で環境問題や環境教育に、遠い地球の反対側で取り組んでいただければとても素晴らしいと感じました。同時に、環境問題や環境教育は実にグローバルなテーマであることを実感しました。

 最初の写真はチェピカ(CHEPICA)市でつくっているエコバックを記念にいただきました。チリ共和国チェピカ市(http://www.municipalidadchepica.cl/

西岡 敬三(生涯学習課)

スギの花粉のかたち

2010年2月18日

先日から鼻がむずむず,目がしょぼしょぼ.
スギ花粉症の私にとって辛い季節の到来です.
さて,このスギ花粉.どんな形をしているのでしょう?

sugi.jpg実はこんなかたち.
まん丸にちょっとでっぱりがあります.ちょっと面白い形でしょう?


花粉は,雌しべに着くと発芽して花粉管を伸ばし,雄の遺伝子を雌に届けます.
ちなみにスギは風によって花粉が運ばれる風媒花.
花粉のサイズは30〜40マイクロメートルです.
これは,日本人の髪の直径の約半分.また,米粉パンをつくる微粉砕米粉と同じサイズです.
さすがに小さいですね.


撮影:ひとはく地域研究員 福岡忠彦氏
写真は花粉を赤い色素で染色したものです.
福岡氏はいろいろな花の花粉写真を撮っておられます.氏が撮影された花粉写真は,当館「共生のひろば展」で4月4日(日)まで展示しています.

(自然・環境評価研究部 研究員 布施静香)

さて、時は2月14日、パレンタインデーでございます。

バレンタインデーで告白する方もされる方も、まったく関係ない方もたくさん来館ありがとうございました。

さすが、バレンタインといえばひとはく!でございます。恐竜ラボで壮大な恐竜時代にタイムスリップしつつ愛を語り合うアベック・・・蝶の標本をながめつつ、二人手をつなぎ羽をひろげ、天空を蝶のように舞うカップル・・・ああ、ロマンチックミュージアム・・・

なんていうようなことはなく、わいわいとたくさんの家族連れの方々に参加いただき、子どもの日なのかと思うような、子どもたちいっぱいの「恐竜講談で粘土恐竜を作ろう!」と題したちんげんさいのスペシャルワークショップは大盛況!なんと78人ものお客様。

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本日の登場するのは、草食のティタノサウルス類のポップサウルス、肉食のティラノサウルス類のダンゴザウルス、の血のつながらない兄弟とお母さん恐竜、ボウソウザウルス3兄弟、サンダの国の双子の雷さま、牛とトラのアイの子ウシトラさんでございます。IMG_1436.JPG

 

 

 

 

 

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ポップとダンゴには、お馴染みの売斎くんと美術館から四十一斎。IMG_1452.JPG

 

 

 

 

 

 

 

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そして、お母さん竜は一七斎、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ボウソウ3兄弟は写楽斎・痩菜斎・食菜斎の中一トリオ。 P1010812.JPG

雷さまは小斎、野斎の小5の女の子、雷ヘアはT・ケンジの作品。

P1010827.JPGウシトラは、本日デビューのかぶりものをかぶると人間が変わる河南堂被名斎(かぶりなさい)こと山崎研究員。

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そして、めくりは河南堂キャサリン。

今回は小学生3人、中1トリオに18歳になった十七斎と、一座史上一番の超若手の布陣と相成りました。

というわけで、横手にカメラをかかえたクマを従えての講談「ポップダンゴブラザース」のはじまり、はじまり・・・

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 さあ、ここは銀河系の片隅にあります地球そっくりの双子の星、空にはまんまるお月さま、青い海、青い空、陸には緑ゆたかな山や森、川がひろがり・・・しかし、1つだけ地球と違うのは、巨大隕石の直撃がこの星ではおこらず、恐竜たちは絶滅せず、そのまま進化を遂げ、本来なら人間が手に入れたはずの言葉を手に入れ、わが世の春とノッシノッシとうようよいるチタマという星のおはなし。 IMG_1456.JPG 

 

ガブッ・・・・。あーやっと卵から出れたな。うわー、おてんとさま、まぶしいなあ。クラクラすんなあ。あーそれにしてもわいの鋭いキバ、後ろ足のツメ立派やなあ。」 

と、四十一斎の己を捨てた寸劇が始まると子どもたちは大喜び。

珍元斎のクイズも元気よく答えていただき、特製センスも大人気でございました。

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IMG_1455.JPGティラノザウルス類とティタノザウルス類の違いなどは難しかったようですが、丹波竜と同じ名前で1970年に登場した芸能人の職業は?というクイズも「歌手!」とこたえられ、大正解!

本当に「丹波竜さん」という岡山出身の演歌歌手がいて、「ひとり酒」という歌を歌ってはったようです。レコードもありますが、残念ながら、竜さんの消息は不明です・・・。誰か教えてください!

 

 というのは、おいといて、さて、2回目の今回は、新たにカエルの化石が丹波の恐竜化石の現場から発見されたこともあり、カエルさんも登場。雷さまにやられるダンゴザウルスを守る重要な役目を果たします。

 

ちょっと内容を紹介しますと、

 そこのタンバの国で生まれたポップザウルスとダンゴザウルスは違う種類の恐竜ですが、ケンカをしながらも、仲良く育ちます。 IMG_1459.JPGでも、だんだんダンゴザウルスはおかあさん竜のつくる草ダンゴではあきたらず、肉が食べたくなってきます。 

 

 

 

 

そこに、同じ肉食のボウソウ族のボウソウザウルス3兄弟があらわれて・・・・ IMG_1472.JPGダンゴザウルスは大あばれです。あはれ、ボウゾウ3兄弟はIMG_1488.JPG

ボコボコにされて逃げました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

  

助けてくれたお礼にとポップザウルスは、南のサンダの国にはサンダステーキというおいしい牛肉が食べられるとダンゴザウルスを誘います。心配したカエルくんはあとをつけます。 P1010808.JPG

 

 

 

おかあさん竜にないしょでサンダの国にきた二匹はトラと牛のアイの子「ウシトラ」に出会い、 P1010810.JPG思わず団子がしっぽにガブリ!ウシトラの守護神、双子の雷さまが現れ、ピカー、ガラガラガラガラー!ダンゴザウルスはしびれて動けなくなり、ダンゴ危うし!果たしてダンゴはサンダステーキを食べることができたのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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内容が知りたい方は、カメラをもったクマさんが取材してくれたので、2月19日(金)放送のサンテレビ「ニュースシグナル」(17時半〜18時)シグナル街道にて・・・。

 

さて、こんなお話を聞いたあと、こんなんもいたらいいなあと五感を駆使して粘土恐竜をみんなでつくりました。ボディ、目ん玉といっせいに作ります。 

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P1010830.JPG P1010856.JPGみんな違ってみんないい。生物多様性いや空想恐竜多様性ということで、いろんな作品が出来ました。

 

 

 

 

 

 

最後は、ジオラマに置いて、記念写真をとってハイポーズ!カラフルで素敵な恐竜王国ができました。

P1010869.JPG 恐竜化石の4次発掘はまだ続きます。珍元斎の空想世界の恐竜ポップとダンゴの旅もまだ続きます。今回結局、お母さんにおごってもらったサンダステーキは実は大豆ステーキで、牛肉はおあずけとなったダンゴは牛肉をいつか食べられるのか?発掘とあわせ乞うご期待。

みなさま、ひとはくで、生物多様性のみならず、人物多様性も体感しに、ぜひおこしくださーい!待っております!

 

                           謎の好男子 イヤ!講談師 河南堂珍元斎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は、バレンタインデーです。
みなさんは、どんな1日を過ごされましたか?チョコレートを贈った人、贈られた人、バレンタインとは全く関係なく過ごした人もいるでしょうね。
今日のひとはく、バレンタインデーの1日をを紹介しちゃいます。

河南堂一座のイベント「恐竜講談で粘土恐竜を作ろう!」のテレビ取材がありました。
(この様子は、2月19日(金)17時30分〜サンテレビの「ニュースシグナル」という番組のシグナル街道というコーナーで紹介される予定です!)

           1P1020601.JPGのサムネール画像      2P1020724.JPG  

        (本番前に入念な打ち合わせ)     (インタビューを受ける珍元斎)

詳しくは、珍元斎がブログで紹介してくれるでしょう。

 

イベント「恐竜講談で粘土恐竜を作ろう!」の横では、沢田研究員による「ゾウムシ学序論」のセミナーが。

ゾウムシを捕まえて持って来て、沢田先生に名前を教えてもらっている、お客さんもいました。
ゾウムシファンだとか!熱心にメモをされていました。
(実は、私、遠藤研究員にいただいたゾウムシを飼ってました。みなさん、昆虫を飼う時は、最期まで飼って逃がさないでね!)

3P1020710.JPG   4P1020715.JPG

 

休憩コーナーでは

5P1020739.JPG

(連携活動グループrun♪run♪plazaの方たちとランチする八木主任研究員)

とっても賑やかな、ひとはくサロンでした。

私にゾウムシをプレゼントしてくれた、遠藤研究員による 常設展示トーク「兵庫の自然誌 森にいきる」です。
「この白い鹿の子斑は、バンビだけでなく、大人の鹿にもあるんですよ。」
え〜そうなんや。

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このセミナー、8月と9月にも実施しているのですが、内容が全然違うんですよ!
だから、何度参加しても、「へぇ〜」って言っちゃいます。


フロントスタッフによるイベントも、毎日実施。
今日は

大きなスクリーンで見る、ひとはくオリジナル「デジタル紙芝居」
(スミスネズミと100年の森)

7P1020609.JPG

クイズもあり!楽しく展示室を案内する「展示室ツアー」
(ボルネオジャングル探検ツアー)

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FSとあそぼう「トラのかべかけ」
段ボールと折り紙を使って、世界にひとつしかないかべかけを作りました。

9P1010896.JPG   10P1010889.JPG 

 

せっかく取材に来てくれてので、今やっている「キノコ展」を取材してもらいました。
サンテレビ速形さん、いつもありがとうございます。

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実際にキノコを匂うコーナーもあっちゃったりします。
(この匂いをお伝えできないのが残〜念〜。)

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そう、ひとはくはセミナー・イベントだけでなく、展示も充実しています。
今は、企画展「共生のひろば」展。
2/11(木・祝)に開催した「第5回共生のひろば。発表者・共同発表者、聴講者をあわせて330名が集まり、16件の口頭発表に耳を傾けるとともに、42件のポスターと作品の前で楽しい情報交流が行われました。共生のひろば発表会は1日で終了しましたが、当日発表されたポスター・作品の一部を4/4まで当館2階の企画展示室で展示しています。


12P1020328.JPG 

共生のひろばについては→
http://hitohaku.jp/blog/2010/02/5_1/

ミニ企画展「日本一のダリアを守りたい〜ふるさと西谷を感じよう〜」
この西谷地区は、実はダリアの球根出荷数で日本一を誇るほど、園芸が盛んな地域。展示は、模造紙に手書きで書かれたポスターだけでなく、透明のプラスティックのなかにダリアの花を封じ込めてつくる『封入標本』やダリア染めなどが並んでます。

         13P1020607.JPG    14P1020608.JPG

 食べたくなるような、封入標本でしょ?       ダリアアイス???

展示については、こちらから→
http://hitohaku.jp/blog/2010/02/post_620/


今日はバレンタインデーでしたが、ひとはくは、ご来館くださった皆様に、楽しい時間をプレゼントできるように、スタッフ一同、毎日がんばってます!
あなたも、ひとはくへ来て、贈り物〜楽しい時間〜を受取ってみませんか。


                                                                                   小林美樹(生涯学習課) 

 

 少し前のことですが、平成22年1月24日(日)神戸国際展示場で開催されました、「第2回サイエンスフェアin兵庫」ポスター発表に参加してきました。

poster-sf2.jpg 「サイエンスフェアin兵庫」は、県立神戸高等学校を中止として県内のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校6校(神戸高、尼崎小田高、加古川東高、豊岡高、武庫川女子大学付属中・高、三田祥雲館高)からなるサイエンスフェア実行員会が主催のイベントで、兵庫県下の高校生の理数分野における交流促進や将来の理数分野を担う高校生の進路選択における具体的指針の形成に関する研究が目的で実施されています。今年で2回目となりますが、各SSH指定校や理数教育に取り組んでいる高等学校のポスターセッション発表51タイトルや、企業・大学・研究機関・高専による発表147タイトル、記念講演がありました。当日は約600人の参加があり、会場は研究に取り組んでいる高校生や企業・大学等スタッフの熱気が溢れていました。

 SSHとは、文部科学省が将来の国際的な科学技術系人材を育成することを目指し、理数教育に重点を置いた研究開発を行う学校で、平成21年度全

国で106校が指定されています。

 実は 兵庫県の6校指定は、東京都(9)、大阪府(7)に次ぐ3番目の多さで、県内6校のうち、今年度3校がひとはくを利用しており、近隣の他府県や遠くは秋田県の高校の利用があり、全国のSSH指定校と少なからずつながりがあります。また指定校以外でも、当館を利用している高校が多く参加していました。

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神戸国際展示場が会場でした

 

 この度、発表の依頼があり古谷裕主任研究員と参加してきました。「兵庫県より産出する化石について」のタイトルで、現在博物館で取り組んでいる「丹波の恐竜化石」発掘に関する説明やそこで見つかったティラノサウルス類の歯、原始的な角竜の化石、小学生が見つけたカエルの化石についての解説パネル、化石のクリーニング工具を展示しました。また、恐竜化石を産出する篠山層群の岩石を持ち込み、石割体験もしてもらいました。100名を超える高校生や先生方保護者の方々が足を止めて説明に見入ったり、石割体験に挑戦していました。展示内容について古谷主任研究員と熱心にディスカッションする高校生もおり、大いに博物館の取り組みを紹介することができました。

DSC_1884.JPG ◄ひとはくの展示ブースと古谷主任研究員

DSC_1906.JPG篠山層群についてディスカッションしています

DSC_1895.JPG石割体験に挑戦!これは、何か入ってますね

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▲会場はいつも高校生でいっぱいでした。御影高等学校のキノコの標本展示と発表もありました。

西岡敬三(生涯学習課)

 

interp.jpg御影高校と兵庫きのこ研究会による『六甲山のきのこ展2010』が無事オープンしました。なんとか、これまで採集したキノコ181種を並べることができました。オープンと同時に、たくさんのお客さんがご覧になられています。まずは一安心です。
高校生の諸君も、インタープリテーションにも熱が入ります。ちゃんと、お客さんとの間をおいて立ち位置をきめて、『話しかけてくれオ〜ラ』を出すわけです。デパート1階のお姉さんが独特のオーラで話しかけてくるアレと同じです。高校生たちは、もはや立派な営業マンですね、ちゃんとオーラがでてました。総合学習はビジネスにも役立つかも知れません。何かの分野で『オーラ』を出せるってことは、大切なことだと思います。これも、ひとえに皆さんのがんばりが自信に繋がったのだと思います。

jiorama.jpg懸案だったジオラマも無事完成しました。上の二人が仕上げてくれました(ガラスに脂がつくのでアゴ乗せないで!)
キノコを土台に刺して、落ち葉などを散らして、その上に『ケープ(整髪スプレー)』をかけます。これは、落ち葉がちょっと湿った感を演出しつつ固定するためです。ケープには、雨や風の日にも1日中がっちりキープと書いてあります。大胆なことが、さらりと書いてありますが・・・。成分をみると、人体の不思議展に出てくる人体標本で使う樹脂と類似の材料がたくさん入ってます。そうなんです、毎日のヘアーセットは『プラスティネーション』だったのです。そう思うと、髪の毛がつんつんしている人、がしっとハードセットしている人とも仲良くできそうです。
話は脱線しましたが、ジオラマづくりにも色んなノウハウがあるので、またブログで紹介してゆきたいと思います。身近な材料に、意外な機能があるんです。

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今年は、昨年とはちがって、臭いを体験できる展示もあります。洗びんのなかには、キノコの臭いを蒸溜抽出した液が入っています。こちらは、生ものですので、日持ちしません。定期的に液を足していますが、なかなかたくさん抽出できるものではありませんので、来館された際に『いい香り』が体験できることを保証できませんが、この点はご了承ください。
さらに、今年は兵庫きのこ研究会の皆さんによります美しい写真と水彩画が加わりました。こちらも必見です。実物標本、写真、水彩画、臭い、洒落たポスター、そして研究解析の結果と芸術と科学が融合しております。きのこ展の総支配人である河合先生から、『ルネッサンス』という素晴らしいお言葉を頂きました。
御影高校の皆さんのがんばりももちろんですが、今回そして前回もそうですが、この展示を進めるにあたっての最大の貢献者は、兵庫きのこ研究会の皆さんであることは言うまでもありません。これだけのキノコの鑑定をこなすためには、分類に関する高度な専門知識が不可欠です。しっかりとした基礎研究なしには到底できません。この場を借りて、あらため感謝したいと思います。
この展示をみて、もしきのこに関心をもたれる方が居られましたら、ぜひ『兵庫きのこ研究会』をのぞいてみてください。

zenntai.jpg ということで、来年度の4月18日まで展示しておりますので、ぜひひとはくへ何度も何度もお越し頂ければと思います。

(みつはしひろむね/臭い展示の持続可能性がとても心配)

tenji3.jpg宝塚市立西谷小学校の生徒らの学習成果を展示した『日本一のダリアを守りたい〜ふるさと西谷を感じよう〜』が、2月10日から開催されました。ひとはくの正面入り口から入ってすぐのオープンギャラリーにて展示しています。

tenji1.jpg西谷地区は、宝塚市の北側に位置しておりまして、三田からは結構近い場所にあります。この地区の畑ではダリアが栽培されており、いろいろな品種のダリアを見ることができます。この西谷地区は、ダリアの球根出荷数で日本一を誇るほど、園芸が盛んな地域なのです。
小学校では、こうした地域の自然に着目してダリアを中心とした学習が行われています。この展示は、この学習成果の発表でもあり、西谷地区のすばらしさを発信する機会でもあります。
展示は、模造紙に手書きで書かれたポスターだけでなく、透明のプラスティックのなかにダリアの花を封じ込めてつくる『封入標本』やダリア染めなどを並べております。

そして、小学生による展示だけでなく、この学習を全面的にサポートしてくださった地元の『ダリアを楽しむ会』の皆さんの展示もならべております。

tenji2.jpg  写真をご覧頂けるとわかるように、たくさんの封入標本がまるでお花畑のように並んでいます。それに加えて、生活のなかでのダリアの活躍を衣食住にわけて紹介されています。特に、ダリアの染色はとても簡単にきれいにできるようでして、その方法などを紹介しています。
ダリアに関心があるかたは、ぜひご来館ください。

展示の詳細情報は以下のとおりとなります。
◆期 間: 2010年2月10日(水) 〜 3月28日(日)
◆場 所: 兵庫県立人と自然の博物館 3階オープン・ギャラリー
◆観覧料: 無料 (博物館観覧料が必要です)
◆主催・共催: 宝塚市立西谷小学校 ・ダリアを楽しむ会・兵庫県立人と自然の博物館

最後に、この展示を担当および指導して頂きました西谷小学校の河口先生、ダリアを楽しむ会の岡田さん、1年間ご苦労様でした。日本一のダリア出荷だけでなく、ダリアの博物館展示でも日本一の内容だと思います。お二人のパワーと熱意に敬服です。
okada_kawaguchi.jpg

博物館にお越しいただき、そしてその帰りには、西谷地区への足を運んで頂ければと思います。
西谷地区は生物多様性にすぐれた場所でもあります。

(みつはしひろむね/大きな封入標本をみると研磨地獄が脳裏をよぎります)

 2/11(木・祝)に開催いたしました共生のひろば.発表者・共同発表者,聴講者をあわせて330名(!)が集まり,16件の口頭発表に耳を傾けるとともに,42件のポスターと作品の前で楽しい情報交流が行われました.
(詳しい内容はこちら)
聴衆口頭発表会場はほぼ満席!

 ミジンコやトビケラといった小さな生き物から、神社の林、臨海部での森づくりといった大きな環境とさまざまなサイズの対象についての研究や活動紹介があり、その内容の多様さに参加者は驚かされました。

 共生のひろばは小・中・高校生,大学生の若い世代の発表が年々増えており、異分野交流、地域間交流だけでなく世代間交流も活発になってきております。小学生の発表者の中にはあまりの緊張で、発表前の練習で涙を流す場面もあったと聞きました。大人達は、地域の自然・環境・文化をみつめる次世代のまなざしを頼もしく感じられ、温かく見守っておられました.
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元気よく発表する武庫小学校さかな委員会のみなさん

熱心にメモ取る少女.jpg 熱心にメモを取る少女

ポスター会場 作品を囲んで会話も弾みます!(ポスター会場)

 発表会の終了後に行われた茶話会には70名が集まり,お茶とお菓子を前にリラックスした雰囲気でお互いの発表内容についてや興味関心のある事柄についての会話を楽しんでおられました。

茶話会 お菓子と飲み物を囲んで楽しいおしゃべり

聴講者から発表者へメッセージカードの紹介や司会による参加者へのインタビューに耳を傾け,笑顔であふれました.集まったメッセージは発表者のもとに届けられます。多くの励ましの言葉が詰まったカードが、また新しい活動のエネルギーとなるといいですね.

メッセージ 励ましのメッセージが多数寄せられました!

 茶話会のはじめには,各種賞の授賞式が行われ,甲乙のつけがたい発表が多い中,下記の発表が表彰されました.

館長賞:「特に優れた発表」に対して授与される賞.
    OP-01    ミスジナガハグサ(イネ科イチゴツナギ属)の謎2
        −ミスジナガハグサとナガハグサの相違点−

        西野雅満(植物リサーチクラブ・ひとはく地域研究員)
    OP-15    コヤマトビケラの生活史−幼虫集合行動の目的を探る− 
        松岡純平・原口太志(兵庫県立福崎高等学校生物部)
    PP-18    NPO法人 日本ハンザキ研究所 が進める環境教育の実践
        田口勇輝・栃本武良(特定非営利活動法人 日本ハンザキ研究所)
    PP-24    丹波地方の溜池・湿地における湿生・水生植物の植生
        松岡成久(植物リサーチクラブ)

名誉館長賞:「ユニークな発表」に対して授与される賞
    OP-13    水生寄生蜂Apsilops sp.(ヒメバチ科:トガリヒメバチ亜科)の
                    生活史と寄主探索行動 
        長崎 摂(豊中市立第十四中学校)・平山智子(神戸女学院大学)
    OP-14    学校のプールにいたミジンコ(Daphnia pulex)の行動と生態
        〜耐久卵の殻の意味を中心に〜
        川底英剛・西拓樹・木嶋崇人・神野泰淳・美間克也・伊藤毅・高嶋志門・
        顧問 佐々木宏展(大阪府茨木市立三島中学校科学部)
    PP-21    エコトランクで楽しく遊ぶ!学ぶ!
        赤阪幸司・芦田博貴・遠藤健彦・大島達也・神谷亜依・高島基郎・田中洋次・
        南部恭宏・藤長裕平(兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科)
    PP-31    摘み菜ご飯、できたよ! おいしいな!
        西浦睦子・入口紀代里・鈴木久代・長町美幸・松浦百合・矢野直子
        (ひとはく連携活動グループ NPO法人さんぽくらぶ)
        平谷けいこ・社ひとみ(摘み菜を伝える会)

審査員特別賞:「データ量や活動量など努力量の多い内容や継続的な活動」に対し授与される賞
    OP-03    15年間で著しく減少した川西市加茂地区のヒメボタル
        畚野 剛・市原敏彦・井上道博・恵須川満延・澤山輝彦・中本二郎・平田信活(川西自然教室)
    OP-08    ムコのビオトープづくり活動を通して 〜いのちをかんがえる〜
        池野知行・小南亘輝・北川達也・紀之内拓巳・坪田祐典・松矢一輝・勝井悠生・原悠平・
        室山容一朗・大原創一朗辻元凌太・門田歓大・芝本光希・小南智輝・郡山佳太・松下修・
        藤奈央樹(武庫小学校 さかな委員会及び担当者)
    PP-23    六甲山におけるキノコの長期観測データを用いた出現種数の推定および気象要因との対応分析
       森田綾子・大西里佳・田中友香里・鷲見秋彦・中川湧太(兵庫県立御影高等学校)
    PP-28     「高校生と学ぶ」 〜植物画を描く上での自立をめざして〜
        田地川和子・貴島せい子・肥田陽子(ひとはく連携活動グループ GREEN GRASS)

注目大賞:会場から多くのメッセージを得た発表に対する賞
    OP-08    ムコのビオトープづくり活動を通して 〜いのちをかんがえる〜
        池野知行・小南亘輝・北川達也・紀之内拓巳・坪田祐典・松矢一輝・勝井悠生・原悠平・
        室山容一朗・大原創一朗辻元凌太・門田歓大・芝本光希・小南智輝・郡山佳太・松下修・
        藤奈央樹(武庫小学校 さかな委員会及び担当者)
    PP-24    丹波地方の溜池・湿地における湿生・水生植物の植生
        松岡成久(植物リサーチクラブ)
表彰

 共生のひろば発表会は1日で終了ですが,当日発表されたポスター・作品の一部は2/12から4/4まで当館2階の企画展示室で展示されます.
植物画お絵かき 植物画に挑戦!
ポスター作品 力作がいっぱい!
力作や楽しい作品が盛りだくさんですので、是非お誘い合わせの上,ご来館ください!


                              (連携・アウトリーチマネージャー 橋本佳延)










みなさん丹波の恐竜化石発掘地点の目印ともなっている煉瓦造りの建物ご存じですか?
かつて村営の発電所として使われていた立派な建物ですが、昭和38年以降使われていませんでした。
このたび、登録有形文化財となり、改装工事が行われ新しく生まれ変わりました。

 

発電所かつて → 発電所いま

▲第1次発掘のころ       → ▲今はスロープを使って2階から入れます

入口 発電所横

▲もちろんチータンがいるのは今日だけですよ(^^)

テープカット

▲今日2月11日(木・祝)10時からの竣工式では、辻丹波市長(中央)はじめ
関係者によるテープカットが行われました

2階から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲2階から発掘現場を見ることができます。今日も雨の中、発掘が続いています

1階

▲1階は実際に水力発電が行われ、解説ビデオとともに発電の様子を見ることができます 。この発電によって2階展示室照明と夜間のライトアップ照明がまかなわれます。

スタンプ

 

 

 

 

 

 

▲来場記念の大きなスタンプもあります

 

10時から16時まで開館しています(月曜・火曜は休館)
発掘現場見学時にあわせてご見学されてはいかがでしょうか?
もちろんひとはくにも、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

米紋のキンカメムシ

2010年2月 9日
 休日に沖縄に行ってきました.ところが,低温で断続的に雨が降り風も強いと
いう最悪の天気 (ToT).しかも帰る直前に回復するという意地の悪さ (;¬_¬) 

 しかしけっこう幸運にも恵まれました.金武町の畑地をうろついていると路傍
に見た事のない美しいキンカメムシを発見.ノソノソした動きでしたので採集す
るまえに余裕で撮影もできました.そのときには風も弱まっていました.
 模様はある種のタマムシやフィリピンのカタゾウムシ類を彷彿させるデザイン
です.美しい.周りを探しましたが一匹だけでした.

4307tr.jpg
 キンカメムシは一般に大型で美麗,しかも日本でというか沖縄で見られる種類
はナナホシキンカメやアカギカメムシなどに限られていますので,カメムシのフ
ァンでなくても,知らない種なら「これはっ!」と思うのです.

 で,帰ってから正体を調べてみると,やはり日本のカメムシの図鑑には載って
ないやつです.ウェブで探すと,ありました.掲示板にありました.たぶん;

Scutellera amethystina

という種です.東洋区産で台湾にもいて漢字では「米字長盾椿象」と書くようで
す,「米」字模様のキンカメです.そういうふうにも見えなくはありませんが.

 掲示板での記述によると,2006年末に沖縄本島の名護岳と首里で相次いで発見
され,撮影されています.それ以降の続報はないようです.そのときの標本は残
ってないようなので,ひょっとしたらコレが日本初の標本かもしれません.

 もちろん,たぶん侵入種だと思われます.ヤンバルテナガコガネではあるまい
し,こんなに目立つ種が昔から棲息していて,人間がいままで気付かかずにいた
とは考えにくいからです.(キンカメムシには大移動して越冬する種もいるので,
自然分布や迷椿象の可能性もないではない)
 2006年(またはそれ以前)から継続して発生しているのか? すでに定着して
いるのか? そういった事が気になりますが,それもこれも,こういう「分かり
やすい種」での話です.誰も気付かないうちに侵入てしている地味な種が何百何
千倍もいて,それぞれ違った状況で「事態が進行」,ある割合で定着,蔓延して
いることが想像できます.

今日のプルプル3D

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問題のキンカメとゲットウにいるヨツメオサゾウムシ

昆虫共生 沢田佳久

臨時休館もあけ、週末からエントランスに新しい展示物が加わりました。
エントランスに入ると、真ん中に大きなものがおいてあります。

storknest2のサムネール画像

近づいてみると・・・コウノトリの巣の模型です。大きい!!直径約2mの実物大です。
日本の野生コウノトリは、一度絶滅しましたが、2005年から豊岡で飼育個体を野性に帰す試みが行われています。コウノトリは翼を広げると2mもある大きな鳥。今では、こんな大きな鳥が、こんな大きな巣を野外でつくり、繁殖しています。

storknest1

この巣は、『NPO法人 人と自然の会』のイベント『第148回ドリームスタジオ コウノトリを知ろう』(2009年9月20日)で展示するためにつくったものです。 

『NPO法人 人と自然の会』は、ひとはく連携グループの一員で、年間を通してひとはくでいろんなイベントを行ってくださっています。このイベントも、写真展『コウノトリのいる風景』(2009年9月18日〜11月20日)にあわせて企画してくださいました。

ひとはくは、さまざまな人、グループと一緒に活動しています。今週木曜日、2月11日(木・祝)には、そんなみなさんの活動発表会「第5回 共生のひろば」が行われます。

※聴講申し込みは締め切りましたが、下のリンクからプログラムや要旨を見ることができます。
http://hitohaku.jp/top/09event/09kyousei.html

ちなみに巣の横にある三角の解説パネルは、手でまわして裏までじっくりと見ることができます。
豊岡まで行くのはしんどいという方、ぜひひとはくまでお越しください。

(自然環境マネジメント研究部 遠藤菜緒子)

企画展『六甲山のきのこ展2010〜リアルな森の妖精たち〜』のポスターが完成しました。
制作デザインは、御影高等学校2年生の吉田咲季子さんです。Photoshop Elementsとタブレットを駆使して見事にデザインされています。前回の御影公会堂でのポスターから、格段にレベルアップしています。メインキャラの娘の髪型もマッシュルームカットに!絵が上手いだけでなく、内容構成できているあたりが凄いです。こちらから注文した『ブラックサタン・魔女風』デザインも、ちゃんとロゴデザインが『黒執事風』で対応。背景画像にも定点観測地の景観がわかる写真を採用しているのもGOO。ナイフにも何気にサインが入っているあたりがプロ志向、素晴らしいです。

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(左が前作で、右が今回作です。今回作は、茶色系で統一されてます。)

さて、この企画展は、2月11日から始まります。ただいま準備中。
以下のとおり、先生と生徒が並べ中でして、まもなく完成する見込みです。
tennji3.jpgこのところ、この展示会の準備に追われています。これまでもご紹介してきたように、この展示会は御影高等学校での総合学習の一貫でして(そのレベルをすでに超えてますが・・・)、高校生はもちろんのこと、兵庫きのこ研究会の皆さんの協力というか、全部おまかせでやっているものです。
私の役割は、ちょこっとお手伝いと技術指導だけです。

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左の写真にあるように、やっと全部のキノコを並べることができました。今年の展示では、約180種になります(1〜2種扱いに困っているのがまだある)。昨年よりも、物量的に圧倒しております。

展示解説パネルも増えています。
六甲山のキノコの出現種数の予測であったり、雨量との関係性を解析したものもあれば、キノコの水彩画や写真など、いろんなコンテンツが満載です。
兵庫きのこ研究会の岩崎さんによる美しい水彩画も加わり、賑わっています。


本日のメインイベント(工作)は、採れすぎたキノコを使ってのジオラマづくりです。この企画は、高校生からの提案です。ジオラマづくりを指南します。
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こんな感じで、不飽和ポリエステル樹脂に、御影高校の校長室の前で採った土を乾かして(御影を代表する土です!)、練りあわせて基盤に流し込んでいきます。基盤となる木材は、MDFパネルを使い、端材で枠をつくります。
流し込みは2回に分けて行い、水たまりっぽい印象のところに、粗めの土をまぶせて行きます。

kugi.jpg  kugi2.jpg

あらかじめ、キノコを立てる位置をきめておき、板の裏側から釘をうって、そこにプラスティネーション化したキノコを差し込んで立てます。もちろん、マツの葉や落葉樹のはっぱも上から配置します。
割と簡単にできますので、興味のある方はどうぞ。戦車を置きたいと言って人もいました。

all1.jpgこんな感じ展示会の準備がラストスパートになっています。
きのこに関心のある方は、ぜひ2月11日以降に、ひとはくへお越しください。

(みつはしひろむね/箱庭づくりは癒されます)

1月12日から2月5日まで臨時休館していましたが、
館内ではメンテナンス、つまり館内外で補修や展示の準備、
来年度の「ひとはく手帖2010」の編集作業などが行われていました。

屋上の補修

▲ひとはくの上は橋。というより本館そのものがかつての「深田大橋」そんなわけで天井の上のドームの補修作業が行われました

天井の張り替え

▲天井の張り替えなども・・・

もちろん丹波市では、毎日休みなく発掘作業が続いていたのです・・・

発掘作業

▲第4次発掘作業は毎日行われています。かなり深く掘ってますよね


ラボの作業

▲ラボではクリーニング作業が休館中も毎日続いていました。お疲れ様です(^^)

さて、そんなある日のこと博物館に和服姿のお客様が・・・??

和服とマストドン

▲こんな光景は普段は見られませんね(^^)

これは博物館を舞台にした、ある広報誌の取材でした。

さて、昨日今日と大勢のお客様で賑わったひとはくも明日月曜日は休館日。
そして来週、11日(木・祝)には第5回となる「共生のひろば」が開催されます。

来週もひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

2月14日は、パレンタインデーでございます。

が、ひとはくでは、バレンタインデーで告白する方もされる方も、まったく関係ない方も大歓迎の「ちんげんさいのスペシャルワークショップ」を開催します。ひとはくでは今年2回目の講談会。P1010646.JPG

 

1月の1回目は今年の干支トラさんが主役。この紙芝居講談は、小学5年生の女の子2人のデビュー作となりました。P1010649.JPG

その名も河南堂小斎(ちいさい)と河南堂野斎(やさい)。 P1010709.JPGなんと、いったん死んでしまいますが、トラさんの秘薬タイガーバームで元気に復活というお母さんと娘の役を好演しました。緊張気味のお二人でしたが、次回はどんな演技を見せてくれるか楽しみです。

 

 

さて、2回目の今回は、現在、丹波恐竜化石第4次の発掘中にちなみ、恐竜さんが主役でございます。

IMG_0887.jpg「恐竜講談で粘土恐竜を作ろう!」と題して、 IMG_0905.jpg恐竜化石から珍元斎がまったくの想像で書き下ろしました講談「ポップダンゴブラザーズ」を聞いて、みんなで想像して、好き勝手に自分だけのおもしろ恐竜を創造しようという趣向で、

IMG_0961.jpg完成後は、設置されているジオラマに粘土恐竜をおいて、みんなで記念撮影します。

 

この恐竜のポップザウルスとダンゴザウルス。20091101EventChara001.jpg

実はひとはく恐竜フェスティバルのキャンペーン恐竜として生み出された恐竜で、はじめはなんとビールを持っていました。 担当の半田研究員の「ビールはねえ。子ども向けやしねえ・・・。」との言葉に珍元斎は「うーん・・・。」

 

 

 

 

 

 

そこで、一緒に考えまして、お祭りといえば、ポップコーンとダンゴというわけで、片手にビールがポップコーンとダンゴに変わり、晴れて、あの昨年のひとはく恐竜フェスティバルのポスターなどのキャラクターとなったのございます。20091101EventChara002.jpg    

 

 

 

もし、たこやきとかいか焼き、わた菓子、フーセンだったら今回の講談も「タコイカブラザーズ」とか「ワタアメフーセンブラザーズ」なっていた訳でございます。

 

 

 

 

ま、それはさておき、

少し内容を紹介しますと、なぜか兄弟として育てられた草食恐竜のポップと肉食恐竜のダンゴ。それぞれその名のとおりポップコーンと草ダンゴが大好きですが、ダンゴはどうしても肉が食べたい気持ちが抑えられず・・・。地球そっくりのの星「ちたま」を舞台にしたファンタジー作品です。

 

現在、紙芝居を制作中で、 P1020332.JPG1月23日には、制作中の珍元斎をクマが襲い、あやうし珍元斎っ!ではなく、サンテレビのクマさんこと速形さんの取材で登場。 P1020356.JPG今回の紙芝居やひとはく手帖用の上田萌子研究員の似顔絵を描く様子を撮影!クマさんは14日の本番も出現します。この模様はサンテレビの夕方のニュースシグナル(2月19日か26日)の中で紹介される予定です。

 

というわけで、2月14日バレンタインデーは、恋人同士はもちろん、片思いの人もまだ恋には早い少年少女たちも、恋を忘れてしまった熟男熟女のみなさんも、恋より鯉がいいあなたも、恐竜講談を見に恋・・・・。うん、いや見にきてください!待ってます。

 

ひとはく謎の講談師 河南堂珍元斎

R0010388.jpg雪の降る寒いなか、本日(2/6)、川のなかに入って手作りによる川の自然再生を行いました。
兵庫県三田土木事務所が開催する、武庫川上流ルネッサンス懇談会というチームで実施しているものでして、ちょっとした工夫で川の自然をちょびっと再生する試みです。
これを、小さな自然再生と呼んでいます。手軽に日曜大工感覚で、川に手を加える訳です。
人間の健康でいえば、マッサージとかツボ押しぐらいでしょうか。

今回の試みは、魚がのぼりやすいように工夫することです。各方面からユニークな方々、スペシャルゲストが集まり、作業は大賑わいでした。作業時間は、朝9時から2時までみっちり。

現場は、武庫川上流の藍本地区にある日出坂の堰です。ここでは、古い井堰があるため、川のなかに段差があり、遊泳能力が乏しい魚は堰を超えて上流に行くことができません。
それで、2つの工夫を行いました。

1つめは、堰自体に簡単な階段上のプールや水がたまる場所をつくることです。
R0010433.jpg   R0010422.jpg
上の写真のような感じで、急斜面だったところを階段式にして、水をためる訳です。堰の横側にフレームを取り付けて、板を固定します。左上の写真の右側にあるのが新たに設置した堰板です。
作業は全部手作業とはいきませんので、ハンマードリルが大活躍します。

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stone.jpgこんな感じで堰の下側にも石をぴっちり並べます。石には、鉄筋が差し込まれていて(既製品です)、川底にドリルで穴を開けて、そこに差し込みます。
さらに、隙間から水が漏れにくいようにするために、石の隙間には水中ボンド(エポキシ樹脂)を練って詰め込み、小石を噛ませます。ひとつづ丁寧にとめてゆきます。今の時期は、水が少ないので、劇的に魚がのぼりやすい感じに改善されてはいませんが、雨が降って水位がやや上昇すると、石や板が抵抗となって、水がせりあがり、落差が小さくなります。魚が遡上するのは雨のあとが多いので、現状よりは確実に落差は小さくなると思われます。

2つめの方法は、『魚道を造らず、魚道を創る』というオリジナルな技です。
何かというと、この堰の約20mぐらい下流側を石でせき止めて、小さなタマリをつくります。
ちょうど狭くなっている部分を活かして施工します。
R0010401.jpg  R0010406.jpg
石をネットにくるんで、小さなダム(武庫川新規ダムと呼んでいる人も・・・)をつくるわけです。
リレー方式で石を運びます。右上の写真のように、どんどんよどみが出来てみます。
今回の施工だけで約10センチぐらいの水位が上昇しましたので、少し雨がふれば、堰の落差はもっと小さくなると予想されます。このネットの部分に土砂が詰まり、植生が繁茂してくるのを期待しています。

R00104341.jpg
こんな感じで、約20〜30m区間をかけて川の段差を解消させてゆきました。
魚が上流へと遡上するのは、すこし雨が降って増水したときが多いので、今の見た目以上に段差が解消されるものと思いますが、果たして上手くゆくでしょうか。春先の雨と産卵期に期待です。

上手く行かなかったり、石が流されたりすることも予想されますが、それはそのときに直せばいい。
手づくりの川づくりだからこそ、直しや調整も自分たちで対応できるといった点がポイントでもあります。こうした小さな取り組み、『小さな自然再生』の技法を各地で開発&挑戦中ですので、次は別の事例も紹介してゆきたいと思います。
興味のある方は、今年度末にまもなく発刊されるリバーフロント整備センターが発刊する『FRONTムック』をご覧下さい。小さな自然再生をいろいろと紹介しております。

(みつはしひろむね/ちかごろ工作がつづきます)


今日は久々の開館日。心配された朝の雪はすぐにとけました。

ホロンピアホールでは三田市高齢者大学様の教養講座が行われ、
定員500人のホールは超満員!!みなさんの熱気があふれていました。

三田市高齢者大学様

▲こんなに超満員はなかなかありませんよね(^^;

そして館内では、大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎のみなさんが
丹波の恐竜化石発掘現場を見学された後、ひとはくに来られました。

先山研究員の説明

▲先山主任研究員(中央)から説明を受けるみなさん

化石を持ってみる

▲本物と同じ重さの尾椎のレプリカを持って、思わず「重い!」

フロアスタッフとあそぼう「画伯の日」も行われ、
3階の展示室周辺には「未来の画伯たち」が熱心にスケッチしていました。

画伯の日

▲みなさんの力作は館内で展示させていただきます(^^)

明日も
11:00〜デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」
11:30〜展示室ツアー。「ボルネオジャングル体験ツアー」
14:30〜デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」
15:00〜フロアスタッフと遊ぼう「画はくの日〜森にいきる(ひょうごのどうぶつ)〜」

そして明日はいろんなセミナーも開催される予定です。
また賑やかになりそうです。

これを読まれたみなさん!ひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

ひとはくの本館4階の「ひとはくサロン」には、情報コーナーがあります。

映像資料(3D立体地図、バーチャルミュージアム、ビデオ図書館、自然とまち情報)や

クイズに挑戦 などが、パソコン画面(情報端末)で見ることができます。
 

jyouhou.jpg saronn2.jpg 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲ 4階の「ひとはくサロン」の情報コーナー

 

さて、その情報コーナーの外(博物館の建物の西側)に面したところは、
ガラス張りになっていて、そこから外を眺めると、深田公園の広い芝生地やまわりの樹林が見えます。


fukatakouen2.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ▲外を眺めると・・・今朝(2月6日)は雪景色!


 

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▲午前9時ごろのようす

 

10jigoro.jpgのサムネール画像  

▲午前10時ごろのようす

 

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▲午後2時ごろのようす

 

 窓ぎわには、台のような展示物があります。そこには「深田公園 植物情報」と書かれた案内があります。

saronmaru.jpg  syokujyou.jpg▲窓ぎわにある「深田公園 植物情報」の展示物

 

この「深田公園 植物情報」の内容は、月に1回くらいの頻度で入れ替えられています。


案内には、外での「かんさつ場所」と「植物の観察ポイント」などが書かれています。

博物館に来られたときに、外を眺めるついでに見てください。                                                    (できれば、外に出て、植物を観察してもらえると、うれしいです。ただし、外には特に表示などはしていません。)

 

今朝、この「深田公園 植物情報」のため、「ひとはくサロン」で、窓をあけて写真を撮りました。
そうすると・・・(実は、あとで気がついたのですが、)

 

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▲「ひとはくサロン」からみた風景 (雪景色)

 

雪景色の中で、こっちを見て写真を撮っている人の姿が!! 写っていました!!(赤丸の中心部分)

下記の「ひとはくブログ」記事に掲載されている写真を見てください。


<見てほしい写真が掲載されている「ひとはくブログ」記事>
    タイトル 「●今朝のひとはく 〜雪景色!!今日から開館しています(^^)」 
    アドレス http://hitohaku.jp/blog/2010/02/post_612/


その記事の1枚目の写真(ひとはくの建物を写したもの)を注意深くみると・・・
中央付近に窓が1つだけ開いています(黒っぽい小さな四角)。その窓から撮った写真が上記の雪景色の写真です。

そうです。博物館の内外で、同時に(偶然に)写真を撮っていたのです。
久しぶりの雪景色、何人かの館員が写真を撮っていたのでした。

                                       (自然・環境再生研究部 小舘 誓治)

ひとはくは1月12日から臨時休館していましたが、今日から開館しています。

ところが、昨夜からの雪で周辺は真っ白!!


雪のひとはく

▲緑の芝生が一面真っ白に!!

雪の深田公園

 

凍った池

▲博物館北側の「万年氷!?」にも雪がかぶっていました

こんな日はひとはくの館内でゆっくり過ごしてみてはいかがですか?

今日6日(土)、明日7日(日)は、
11:00〜デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」
11:30〜展示室ツアー。「ボルネオジャングル体験ツアー」
14:30〜デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」
15:00〜フロアスタッフと遊ぼう「画はくの日〜森にいきる(ひょうごのどうぶつ)〜」

ひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)
 

ひとはくは、現在メンテナンス休館中です。

が!ぼっーとしている訳ではないんですよ。

明後日からの開館に向けて、準備を着々と進めています。(展示の準備をしたり、来年度のセミナー手帖を編集したり・・・。この姿をお見せできないのが残念ですが。)

さて、今日は館の外へ出て、発掘現場の様子を紹介しましょう。

寒いな。と思ったら、雪がちらついていました。

こんな日も、休まず発掘作業は続いています。

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上から見た発掘現場(丹波市山南町)

 

 

 

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作業しているところがとっても急なのが

分かるでしょうか。

 

 

 

今日は、三枝主任研究員から報道関係向けのレクチャーがありました。

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報道陣に囲まれる三枝主任研究員

 マスコミの注目も大!

 

 

骨片が800ぐらいで、保存状態のよい歯もいくつか見つかってるようです。

また、今日は一番寒いぐらいで、今年は天候にも恵まれ作業がしやすいとのこと。お天気の神様、このままよろしくね。

現在、化石を含む泥岩層を上から順に掘り下げて、4次発掘調査予定区域の1/10ぐらいが化石の密集する層に達しているところです。

今のところ、大きな部位は出ていませんが、これから何が起きるか分かりません。

まだまだ期待がもてそうです!

                    小林美樹(生涯学習課)

 

 

hiiragi.JPG 今日は節分.
豆をまいたり,恵方巻きを食べたりする以外にも,ヒイラギの枝にイワシの頭をさして家の角や門などに飾る風習があります.
ヒイラギの葉のトゲは鬼の目をつき刺し,イワシの臭いは鬼が嫌うとされるので,魔よけの役割があるとされているのです. 

 さて,このヒイラギ,老木になるとトゲが無くなってきて,楕円形の丸っこい葉になります.校庭や公園などに植えられている大きめの樹を見てみてください.一部の葉にトゲがないことがあります.
葉のトゲは,自らが動物などに食べられないための防御策.樹が小さい時は,とても鋭いトゲを持っていますが,大きくなると,動物に食べつくされる心配がなくなるからかトゲを持たない葉が増えてきます.

(自然・環境評価研究部 研究員 布施静香)

 

参考:クリスマスの柊と節分の柊は別物です.クリスマスの柊の記事はこちら

 

河南堂珍元斎でございます。

さて、「フラハチ君の冬越し」のその2の一席でございます。

つづいて、冬編。2010年1月24日。すっかり三田は底冷え。フラワータウンも冷蔵庫状態でございます。冬越しと観察のため、大谷研究員の観察箱に引っ越ししたフラハチ君たち。このきびしい寒さの中どうしているか・・・(以下 フラハチ=フ  珍元斎=珍 大谷研究員=大と表記)

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フ:「おっ、久しぶりやな。」

 

珍:女王バチさんは、寒さで産卵停止中。働きバチたちは互いによりそいあたためあっています。美しいですね。絆って感じですねえ。

 

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フ「アホかいな、わしらは、こないでもしとらな生きられへんのんや。女王バチさんが産卵はじめはるまで、なんとかみんなで生き延びていかなあかんさかいなあ。」

 

大:セイヨウミツバチは5千匹はいないと冬越しできないんです。寄り添っても温度の維持ができないんですね。まあ、この観察箱は20度の湯たんぽであったかくしてあるので大丈夫ですが。

 

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珍:えさはどうしてるんでしょう?

 

フ:「ちゃんとわしらが蓄えた蜜を食うとんねん。そやけど、これがなくなったらエライこっちゃなあ。あったかい日には蜜とりにいかんとなあ・・・。」

 

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 大:そのとおりです。温度が8度くらいならじっとしていますが、10度を超えると、ハチたちは飛べるので、なんとか蜜を探しにいきます。冬に活動するのはミツバチたちだけです。DSCF0006.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

珍:へえ、寒さにも強いんですね。でも花はあるんですか?

 

 大:2月には梅が咲きます。暖かい日を見つけては、梅の蜜を探しにでかけるはずです。

 

 

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フ:「ひとはくはメンテナンス休館中らしいな。わしらは年中無休やぞ。」

 

珍:館はメンテナンスですが、僕らは働いてますけど。でも虫なのに、2月から働くんですか。ほんまにハタラキバチですね。見習わないと・・・。

 

 

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大:あったかくなるとまた増え始めるはずです。今度は、フラハチの外の巣箱に分けた群を見にいきましょう!

 

珍:フラハチ君!無事冬越しすることを祈っています。仲良くあたためって冬を乗り越えるんですよ。あったかくなったら、またきますね。

 

 フ:「おう、まかしときな!また来いよ。」

 

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では、つづきは春のおたのしみ・・・。

 

河南堂珍元斎でございます。

さて、「フラハチ君の冬越し」の一席でございます。フラハチ君については前のブログ、捕獲大作戦!(その1http://hitohaku.jp/blog/2009/09/post446/ その2 http://hitohaku.jp/blog/2009/09/post_449/ )、飼育中(http://www.hitohaku.jp/blog/2009/09/post_464/)をお読みいただき、

今回はその続きで、秋から冬にけてのレポート!

まずは秋編から。捕獲から2カ月たった11月1日。秋も深まり、冬越しと観察のため、大谷研究員の観察箱に引っ越ししたフラハチ君たち。どういてるかなと巣をのぞいてみました。(以下 フラハチ=フ  珍元斎=珍 大谷研究員=大と表記)

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フ:「あっ、また、へんなおっさんが来たぞ・・・」

珍:女王バチさんは一生懸命1日1,500個の卵をうみ、働きバチたちはそれを喜ぶかのように、女王バチを中心に輪になって踊っています。いや、それとも、お世話をしているのでしょうか?

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フ「アホかいな、わしらは、女王バチさんのにおいをかがしてもろとんやがな。卵産みはったんを喜んで踊っとうわけでも、お世話しとうわけでもないがな。」

大:そうなんです。ロイヤルコートって呼ばれる行動で、働きバチにとって女王バチのにおいは精神安定剤のような効果があるんです。DSCF0442.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

珍:あっ、働きバチが帰ってきて巣の中へ・・・・

尻ふりダンスです。自分が蜜をとってきた場所を教えているのでしょうか?

 

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フ:「尻の先はちゃんと蜜をとった方向をさしとうけど、わしら、つい興奮が抑えられず、尻を向けてしまうんやがな。」

 

 大:ダンスは本能的な興奮しての行動で、自分が蜜をとりに行った飛行行動を再現しているように思います。ダンスよりもニオイで伝達されているというほうが現実的かと考えています。

 

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珍:よくよく見ると、背番号がついています。野球でもをするんでしょうか。だれがエースで4番なんでしょう?すごいハチたちですね。

 

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 フ「ちゃうがな、貼られたんがな。そのおっさんに。研究やいうて、わしらが生まれたてで、ハリが固まらんうちに、つかんでボンドでつけられるんや。だいぶん慣れたけど、やっぱ邪魔な気するけどなあ。」

 

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大:はい、刺されないように生まれたての子どもに、1時間で3ミリ×5ミリのゼッケンを50枚くらいつけます。それで、番号別に、ハチの行動を追跡調査して研究しています。

 

 

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珍:あっ、これは日本酒。フラハチたちは研究されているだけじゃかわいそうなので、たまには、ごほうびにお酒もらっているんですね。

 

大:いえ、ハチの群をあわせる時に使います。酔ってにおいがわからなくなるんです。観察のためのは数が多すぎたので、フラハチたちの群をわけるため、お酒で酔わせて群の一部を他の群に合流させました。

 

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珍:へえ。どこにいるか酔ってわからなくなるんですか。僕もたまにありますけど・・・。。さあ、うまく冬が越せるかどうか?乞うご期待。

つづく・・・。

2010年のはじまりは、2010年代10年のはじまりでもあります。2000年代の最後の年は変化がもてはやされ、新しさが期待された年でした。しかし、もし創造が本当にあるとすれば、2010年代の10年に期待します。そして、前向きの創造を成し遂げることができなければ、この地球も、日本という国も、日本に住むわたしたち1人1人も、よりよい未来に歩みを運ぶことが出来なくなってしまいます。


2010年は国際生物多様性年です。10月には、名古屋で、日本初の生物多様性条約加盟国会議(COP10)が開かれます。わたしたち自身がその要素のひとつであり、またそれなくしてわたしたちの生などあり得ない生物多様性、その持続的利用と保全について、今年はじっくり考え、行動したいものです。 

そういう年に向けて、篠山層群の化石は、恐竜だけでなく、多様な生き物たちのすがたを見せてくれます。1億何千年か前の奥丹波で活動する生き物たちのすがたを、現在うごめく生き物たちと比べながら観察するのも楽しいことです。

山陰海岸をジェオパークに、という運動も具体的な姿が見えてきたようです。兵庫県のうちでも、奥丹波や但馬の自然に焦点が当てられるのも、2010年代のあり方かもしれません。

kanchou1-1.JPG                        (写真1:「猫崎(豊岡市竹野町)と夕日」) 

SATOYAMAイニシアティブという動きもかたちが見えてきました。里山の維持管理に兵庫方式を提唱し、モデル実験をしてきた実績を、2010年代には日本の教科書に育て上げたいものです。

kanchou1-2.JPG  (写真2:「兵庫方式で管理され明るくなった里山の林内の様子。」)


 ひとはくは2010年にもたくさんのメニューを整えて皆さんと一緒に考え、行動する準備を整えます。ひとはくの活動に積極的に参画し、とりわけきびしい状況を示している自然環境について、自分の頭で考え、自分のからだを動かす日々をつくりあげてください。地球の環境をよくするのも悪くするのも、地球に生きるすべての人に負わされている責任です。

                                              

                                                                    岩槻邦男(兵庫県立人と自然の博物館 館長)

 

身近な化石の話

2010年1月28日

人と自然の博物館で最近の化石の話題と言えば、なんといっても恐竜の化石です。しかし私は、小学生を対象としたセミナーで、チャートという石に含まれる、放散虫化石の話をよくしています。化石にはめったにみつからない珍しいものというイメージをもたれることが多いのですが、放散虫化石は身近なところにいっぱいあるのです。

furutani1-1.JPGのサムネール画像         写真:加東市の道ばたの砂利(およそ半分がチャート) 

放散虫は海にいるプランクトンの一種で、二酸化ケイ素でつくられた殻をもっているので、化石として残りやすい生物なのです。殻の大きさは0.1mmから0.2mm程度のものが多く、とても小さな生物です。放散虫化石が特に多く含まれている石がチャートなのです。チャートは微細な石英で構成された、とても硬い石です。色は黒、赤、白、青、緑など様々なものがあります。チャートの表面を水で濡らして10倍以上のルーペで観察すれば、放散虫化石を見ることができます。

furutani1-2.jpgのサムネール画像

                 写真:チャート中の放散虫化石(黒っぽく丸いもの)写真の長辺が約6.7mm

多くのチャートは、遠洋域の深海底に降り積もった放散虫の死骸がもとになって作られたと考えられています。その堆積物が海洋プレートの上に乗って大陸の下に沈み込むときに、大陸の縁辺部にくっつくのです。このようなチャートを含む地層が、北摂、丹波、播磨地域に広く分布する丹波帯や超丹波帯です。これらの地層の分布域ではチャートを見ることはできますが、それ以外の地域でも、チャートはよく見られる石です。その理由はチャートがとても硬い石だからです。地層が浸食されて石ころになったチャートは、川によって遠くまで運ばれるのです。そのため近くに丹波帯や超丹波帯などの地層が見られない、例えば加古川市などの平野部でもチャートは学校の校庭の片隅や田んぼのあぜ道にごく普通に転がっている石なのです。その意味で放散虫化石は私たちにとても身近な化石ということができるのです。

                                              

                                             古谷裕(自然・環境評価研究部)

 

FS1-1.jpgのサムネール画像

新しい年のはじまりはお天気に恵まれ、すがすがしい気分でスタートができました。
みなさまはどんなお正月を過ごされたのでしょうか?
ひとはくのお正月は毎年恒例のNPO法人人と自然の会さんによる「日本の昔あそび」のイベントが大人気。はねつき、かるた、こま回し・・・日本のお正月って、いいですねぇ。


1月のフロアスタッフのイベントは干支のトラをテーマにしたトラづくしでした!トラの紙芝居や「凧作り」、「ペーパークラフト」、トラのはく製を描いた「画はくの日」にたくさんの方が参加してくださいました。本当にありがとうございます(^v^)


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展示室ツアー『トラと兵庫のどうぶつ』ではクイズを交えながらトラと兵庫のどうぶつたちをご紹介しました。
参加できなかった方のためにここでクイズです!
第1問!どちらがトラの足あとでしょう?
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正解は・・・

 

 

左!右はツキノワグマです。トラはネコのように歩くときは爪をひっこめるので爪のあとは残りません。


第2問!兵庫県にもトラのようにこんな↓シマがある動物がいます。この動物は何でしょう?
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正解は・・・

 

 

ぜひ博物館で探してください(^0^) 答えがわかった方はスタッフに教えてくださいね。記念シールをプレゼントします。(※2010年2月6日〜3月31日まで)


 今ひとはくはご存じのとおり冬期休館中です(1月12日〜2月6日まで)。また2月にみなさまにお会いできるのをスタッフ一同、心より楽しみにしています。
2月もイベントがもりだくさん!くわしくは『うきうきカレンダー2月号』をチェックしてくださいね!


特にオススメなのは『深田公園うきうき探検隊』(通称:ふかたん)!

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2月21日(日)に鳥はかせの遠藤研究員を隊長にバードウォッチングにでかけます。集合は午後2時に博物館4階ひとはくサロンです。ひとはくのまわりには意外といろんな鳥がいるんですよ!私は昨年秋に、タカがハトを狩る瞬間を目撃しました!そんな劇的な瞬間は見られないかもしれませんが、きっと何か発見できるはず!ぜひぜひあたたかい服装でご参加ください!
 名残惜しいですが今回はここまで。まだまだ寒い日が続きますのでどうぞお体気をつけてくださいね!今年も一年ひとはくでたくさんの方と楽しい時間を過ごせますように!!
 

高瀬優子(フロントスタッフ)

 

 

 

NPO法人 人と自然の会の『かわせみの会』が誕生して1年が過ぎました。私たちは有馬富士公園を定点観察コースとして、毎月1回第3木曜日に公園内で野鳥観察をしています。

昨年の1月に14名で産声を上げ誕生したかわせみの会も昨年のドリームスタジオ体験セミナーで新たに人と自然の会の会員となった新人の入会も含めて20名のサークルになりました。

この1年の活動を振り返ってみると、定点観察で野鳥の名前を覚えるだけの活動でした。これからは会員一人一人が野鳥の特徴と生態を学習し、野鳥の知識を深めていかなければと思います。

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                (アメリカヒドリ)

 

今年1年間観察した野鳥の中で、感動した野鳥と特徴のある野鳥を観察会順に挙げてみたいと思います。3月には海ガモであるスズガモが1羽観察できました。4月にはアトリ科のシメが観察できました。5月には林の中のオオルリの美しい鳴き声に皆感動しました。6月は夏鳥の季節ですが、公園内で外来生物のソウシチョウを初観察しました。六甲山を越え、ついに三田市までやって来たようです。あこがれのサンコウチョウは公園内では鳴き声しか聞くことができず、姿を求めて午後には三田市の山中へ行きました。するといるいる、サンコウチョウの集団です。なんでオスの尾羽はあんなに長いんだろうと言いながらみんな大興奮です。オオルリ・キビタキ・ヤブサメの鳴き声も聞けました。今回は野鳥の声をしっかりと聞くことの大切さを学びました。

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        (イカルチドリ)

9月の観察会では福島大池の水が抜かれ砂場が出来ていたのでコチドリに会えました。10月にやっとオオタカが近くで観察できました。また大池の砂場にはアオアシシギとイカルチドリがいました。11月にはミサゴとハイタカにほんのチョッピリ会えました。ミサゴは猛禽類ですが魚を主食にしています。12月にはアオゲラが観察会の1番目に観察できました。頭の赤色が見事でした。新年1月の観察会ではミヤマホオジロが目の前で餌をついばんでくれてゆっくり充分に観察できました。

 

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        (ミヤマホオジロ)

 

来年度のドリームスタジオの実施と共生のひろばへの参加を目指して頑張っていきたいと思います。

 

     能勢 公紀(NPO法人 人と自然の会 かわせみの会)  

 

 

 

 

甲虫の頭,胸,腹

2010年1月26日
昆虫についての基本的な知識は小学校で習います.

モンシロチョウの飼育などもやって,虫の成長には完全変態/不完全変態の違い
があるとか,触角が二本,はね四枚,足六本,頭+胸+腹,とかです.

ところが,実際にカブトムシなどを見て,どこまでが胸で腹かというと,けっこ
う難しいはずです.カブトムシなど甲虫の背中を見ると後半の大部分は翅鞘,つ
まり堅くなった前翅で覆われています.前翅は中胸から出ていますから,背中の
後半はず〜っと胸なのです.
あれ?と思って考えてみると腹は先っちょにちょっと見えているだけです.

博物館の行事でも「カブトムシの頭,胸,腹」は良いネタになります.足や翅の
のつき方というか生え方から解きほぐして行って,上から見ると胸ばっかりだと
の結論に至るわけで,その過程で,昆虫の体の原則と,特例(ハエは翅が二枚だ
とか,カメムシの翅がこんなだとか)を説明しつつ再確認していくことができま
す,

ただ,こういった説明のときに使う図になかなか苦労していて…


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足は何本? の図

とかを作るだけでも大変苦労します.
いまどきCGでやれば簡単だと思うのですが,なかなか良いモデルがありません.
で,今回,ゾウムシのを作ってみました.粗いものですが,一旦作ると,色もつ
け放題,部分ごとに消したり半透明にしたり,見る角度を変えたりと,大変便利
です.小さなGIFアニメにすると,こんなの↓ができます.

翅鞘と後翅の図

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体の三区分と脚の分節の図


う〜ん ブリティー.

今日のプルプル3D,

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ひとはく新聞(2008/6/30)に掲載した『ひょっこりほっこりゾウムシさん』を
プルプライズしました.説明は新聞を.

昆虫共生・沢田佳久
  さて、県立美術館で現在開催中の特別展「ジブリの絵職人男鹿和雄展」開催中にひとはくが県立美術館で展示を行う県美ひとはく連携展示「栗林慧の瞬間写真展〜里山のいきもの〜」と「里山のいきものたち」が15日終了しました。

IMG_2490.JPGそれは、ひとはくの所蔵する昆虫写真家栗林慧さんの瞬間写真30数点と IMG_2482.JPG里山に暮らすイノシシやタヌキの剥製や虫の標本、虫の3D写真、そして、里山のきのこや木の標本などなど・・・普段の美術館では絶対見られないモノたちでございました。

この期間(12月24日〜1月15日)大勢のお客様にご覧いただきました。なんと17日間の会期で10,622人。1日平均約625人に見ていただいたことになります。

IMG_2489.JPG六甲山を越えるのがしんどいとかタヌキに化かされるのがいやとか、虫は怖いとか・・・といういろんな方々にご覧いただき、ジブリの背景画の中に住まうる生き物たちに出会っていただけたことは、自然への興味、はたまたひとはくへの興味をも持っていただけたのでございます!撤収後、木の標本がバラバラになるとか3D写真パネルが瓦礫の土のう袋の下敷きになり使用不可になるとか、さまざなトラブルにも遭遇しましたが、なんのこれしき!と、懲りずに次の企画をねる珍元斎でありました。

みなさま、これからも、ひとはく、そして、県立美術館をごヒイキのホド、

御願いタテマツリます!chingensai1.jpg

 

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河南堂珍元斎

 

 

 本日1月21日(木)から26日(火)までの6日間、猪名川町立つつじが丘小学校体育館で、ひとはくキャラバ「ひとはくがやってくる in つつじが丘小学校」が開催されています。

 

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 開催前日の1月20日(水)、小学校の先生方、PTAや地域の方々、博物館スタッフと展示物の設営を行いました。

DSC_1851.JPG 只今打ち合わせ中。こどもたちはどんな配置が嬉しいかな?

DSC_1853.JPG ずらっと並んだ標本箱。蝶やカブトムシ、大好きな昆虫がいっぱい!

DSC_1857.JPG ガラスケースには古生代から新生代の化石がずらり。説明パネルもあり。

DSC_1865.JPG 準備完了! 明日から待ちに待ったキャラバン開催です

 開催日初日を迎えました。恐竜レプリカ模型、化石、昆虫標本など、どの展示物も大人気、休み時間に多くのこどもたちが熱心に見入っていました。

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こんなに近くでじっくり見ることができるのもキャラバンならでは。学校にキャラバンが来てよかったね。

 また、展示に合わせて特注セミナーも開催しました。

今日は、大谷主任研究員による「ハンミョウのはなし」(1,2年生)、「鱗粉(りんぷん)のはなし」(3,4年生)、西岡による「化石のレプリカづくりと丹波の恐竜化石」(5年生)がありました。

IMGP1524.JPG IMGP1523.JPGのサムネール画像のサムネール画像

 ハンミョウだけでなく、いろいろな昆虫の話がありました。大谷先生に質問しました。

  IMGP1516.JPG IMGP1521.JPG

アンモナイト、三葉虫から好きな化石の1つを選んでレプリカをつくりました。もちろん化石は本物!

 人と自然の博物館はメンテナンスのため現在臨時休館中(2010.1.12〜2.5)ですが、冬眠しているわけではありません。

つつじが丘小学校の地域の方々は、この機会に是非学校に足を運んでみてください。今後キャラバンの様子を報告しますので、ひとはくの活動にご注目ください。

西岡 敬三(生涯学習課)

独活(うど)の大木

2010年1月21日

 

昔ながらの ウド小屋

 さて、何の小屋でしょう? 以前は三田市内でもよく見かけたものですが、最近は少なくなり、貴重なものですが、「ウド小屋」と呼ばれるものです。
 実はこの小屋の中で「ウド」を栽培されているのです。「独活(ウド)の大木」という言葉の由来となったウドのことです。「ウド」という植物は、成長すると、高さが、1.5mから2m近くになりますが、茎がやわらかく弱いので、木材の材料としては、使えないため、このように言うようです。ウドは、草の一つですが、外見が、木のように立派に見えるので、このようなことわざが生まれたのではないかと考えられます。

 で、そのウドが大木になるまでのものが食用とされます。「三田ウド」も兵庫県内では特産品とされています。出荷は例年2月中旬から3月中旬頃ですので、まもなく店頭でもお目見えすると思います。

 ひとはくも2月6日(土)から開館しますが、三田にお越しの際には数少なくなった「ウド小屋」を探してみてください。

 

情報管理課:八尾 2010ヴァージョン


 ちなみに「独活の大木」の対になるのは「山椒は小粒でぴりりと辛い」かな?

そして、3回目でございます。1月11日(祝)でございます。今回のお題は「〜里山と植物〜」。 

 

高橋晃研究員による「背景画の中の植物」から。

IMG_1222.JPG背景画に出てくる木や草花をトトロなどの里山の風景から解説しました。これはケヤキ、スギ、コナラ、トウシュロ・・・

 

 

 

 

 

 

IMG_1223.JPGということは、結局、男鹿さんの背景画は、木や草花の種類がわかるくらい細やかなスケッチをもとに描かれているということがわかるのでございます。そして、その植物が背景画により臨場感を与えているようで、いかにリアリティIMG_1232.JPG

をジブリ作品は求めているかということです。すごい・・・。 IMG_1242.JPG 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 つづいて、私、珍元斎の「里山講談 クヌギ寅次郎の冒険」。

 

 

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 里山に生まれた「クヌギの木」がドングリから大木になるまでの一生を描いた書き下ろし講談でございます。一座の四十一斎、綾毬奈斎、阿北斎、楽演斎の寸劇付き・・・。

 

炭になりたくないフーテンの寅ことクヌギ寅次郎が里山に住む様々な生き物を通じて周りに役に立つ樹に成長IMG_1331.JPGする物語。

 

 

この話を聞くと、野山に転がるドングリやクヌギの木が愛しい存在になること間違いなし!四十一斎の寅さん。阿北斎の木枯らし紋次郎。昭和のレトロムードたっぷり。

 

   楽演斎のカブトIMG_1378.JPGムシ、綾毬奈斎のスズメバチのオスズもキュートでありました。

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そして大トリは三橋弘宗研究員の「背景画から読み解く里山の生態系」。

IMG_1402.JPGさりげない風景画の中に描かれた生態系から人の営みが生物のすみかを作っていることや田んぼと森がつながっていること、 IMG_1404.JPGなだらかな地形が特徴的な生物多様性の密度の濃い里山の風景を男鹿さんの背景画はきちんと描いていることなど、締めにふさわしいお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

全3回、9コマのお話を聞いてくださったお客様もおられ、「最初の背景画のランドスケープという全体のお話から、里山、鳴く虫、ホタル、カエル、植物ときて、最後に全体の生態系の話となっていて、とてもわかりやすく、いい構成だったよ。」とのお言葉に感謝感激。IMG_1235.JPG

延べ720人。1回あたり240人。ひとはくにとって生物多様性年の幸先良いスタートと相成りました。

今度の県美ひとはく連携事業は、珍元斎の水木プロとの縁がきっかけで開催されることになった7月からの特別展「水木しげる妖怪図鑑」の予定。ひとはく博士がいかに水木しげる先生の世界に迫るのか・・・乞うご期待!

 

河南堂珍元斎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、謎の講談師河南堂珍元斎でございます。

本日は、県美ひとはく連携事業の一席をば。12月13日から年をまたいで、3日間、ひとはくの研究員が県立美術館で現在開催中の特別展「ジブリの絵職人男鹿和雄展」の背景画について科学的にとっておきのお話をする「ひとはく背景画セミナー」を開催したのでございます。

なんと、延べ720人の方々に参加いただきました。ありがとうございます。1日目は前にお話しましたので、2、3日目のお話をば少し・・・。

まずは1月19日。この日は「〜身近な里山とはるかなる琉球〜」と題したパート2でございます。まず、登場したのは、大谷剛研究員。

DSCN0793.jpg「となりのトトロ」や「おもいでぽろぽろ」などの背景画の中で、鳴いているはずの「鳴く虫」のお話。タンボコオロギなどの初夏の鳴く虫から夏の代表的なキリギリス、そして秋のカンタンやエンマコオロギ・・・美しい虫の音にみなさま聞き惚れたのでございます。]

 

お次は八木剛研究員。 DSCN0799.jpg DSCN0795.jpgこれも、作品中に鳴いているいや光っているはずのホタルたちのお話。いろんなホタルがいることを紹介したあと、主な3種、ヘイケボタル、ゲンジボタル、ヒメボタルの実際のホタルの映像をばご覧いただき、ホタルの幽玄な世界へ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして最後は太田英利研究員。日本の亜熱帯。沖縄の風景と生き物のお話。

ここが日本?と思うような風景の中に住むカエルやトカゲなどのけったいな生き物たちのお話と写真に不思議発見。でございます。 DSCN0805.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もともと来館者は感性豊かなジブリ映画の大ファンがほとんど。もともとのジブリ文化度の高い方々。背景画にメイやサツキ、トトロがうろうろ現れていたところに、自然文化度が加わり・・・百人力!

話をきいているうちに、絵の中でコオロギたちが鳴いたり、ホタルが光っているように見え、キノボリトカゲがスルスルスルっといるように見えてくるからこりゃまた不思議。

 

やはり風景は見る人の文化度の高さによってかわるもの・・・なのでーございます。 

 

つづく・・・。

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 八朔(はっさく)が店頭に並びはじめました.
八朔は私の大好きな果物の一つ.しゃきしゃきした歯ごたえと爽やかな味がたまりません.

 思わず購入してしまったので,今日は八朔を使って植物のお話をしましょう.


 八朔をはじめとしたミカン類は,普通,果汁が詰まったオレンジ色のつぶつぶの部分を食べますよね.
このつぶつぶ,薄皮から生えている「毛」なんです.
「毛」と言われてもピンと来ないかもしれないので,粒をバラバラにしてみましょう.

 

 


hassaku_ke.jpg どれも薄皮(内果皮)と細い紐のようなものでくっついていていますね.
ミカンは内果皮の内壁から液体(果汁)を含んだたくさんの毛を生やすという,面白い特徴のある果物なのです.
温州みかんやグレープフルーツなど他の柑橘類でも同じ構造なので,食べながら見てみてくださいね.

(自然・環境評価研究部 研究員 布施静香)

 

DSC_0047.jpg前回のブログでも予告しておりましたとおり、今年も御影高校さんらによるキノコ展示会を行います。
昨年は、80種ほどでしたが、今年はさらにグレードアップして、180種のキノコを一同に並べます。まさに、生物多様性YEARを飾るにふさわしい展示会です。
このキノコの標本は、全部、御影高校の生徒さんが採集して、丹念にラベルを振って、乾燥および樹脂処理して、整理されたものです。もちろん、すべて六甲山の再度公園で採集されたものばかりです。身近な六甲山の非常に限られた箇所に、180種ものきのこがあるのです。なんでそんなに種数があるのかって?それは、ぜひ2/11に開催される【共生のひろば】での御影高校による発表をお聞きください。
ですが、兵庫きのこ研究会さんによれば、180種なんてちっちゃな数字ではないそうで、これまでの記録を積み上げるとゆうに
1000種類近くは生育しているとのことです。この数字はどうやって計算するの?種数はどうやって推定するの?これも、今回の展示会ではパネルで説明します。
今回は、キノコの標本展示だけでなく、キノコの種数や出現傾向について分析した結果やその解説パネルも展示します。
詳しい展示情報は以下のとおりとなります。

期間: 2010年2月11日(木) 〜 4月18日(日)
場所: 兵庫県立人と自然の博物館 4階ひとはくサロン
観覧料: 無料 (博物館観覧料が必要です)
主催: 兵庫県立御影高等学校
共催: 
兵庫キノコ研究会・兵庫県立人と自然の博物館

興味のあるかたは、ぜひ人と自然の博物館へ!
2月11日は、キノコの臭いを嗅ぐことができる展示コーナーが特別に登場します。

(みつはしひろむね)

 

明日は 部分日食!!

2010年1月14日

 2010年1月1日は部分月食で幕開けになりましたが、あれから半月。明日15日は部分日食が起こります。とはいうものの、日没の時間帯と重なっているため、この辺(三田市)では確認できないかも知れません。 2010.1.15 16:47 日没直前の空の様子(三田市弥生が丘)

 大阪のデータでは、欠け始めの時刻が16時47分頃ですから三田市もほぼ同時刻と考えてもいいでしょう。日没時刻が17時11分ですから、観測に適した条件がそろっていても20分間ほどの天体ショーですね。南西の方角が見通せる場所で観測してみてください。
 ちなみに、上の図で見ると、太陽のすぐ横に金星もあるのですが、まぶしくて見えないかも知れません。無理に見ようとすると目を痛めます。去年の夏に有名になった「日食観察メガネ」があると安心ですね。

 毎回紹介しているプラネタリウムみたいな画像は、「Stella Theater Lite Ver.3.00」を使って作成しています。このソフトはフリーウェア(有料版もあります)ですが、結構楽しめます。興味のある方は、次のところを参考にしてください。
       Toxsoft ホームページ  http://www.toxsoft.com/

 情報管理課:八尾 2010ヴァージョン

連続セミナー「芦屋でまなぶ森・川・海の自然」もいよいよ10回目です。今回は、1月9日土曜日に芦屋中央公園で「芦屋の街 野鳥図鑑をつくろう」を行いました。

朝7時からという時間帯が悪かったからか寒いせいか、受講者はお一人。ひとはく連携グループ「さんぴぃす」の大脇さんにスタッフとして参加いただき、担当の遠藤と3名でのひっそりとしたセミナーとなりました。

今回のセミナーでは、「芦屋中央公園でみられる野鳥(冬)」というタイトルの小学校3年生向け野鳥図鑑を想定し、手づくりの野鳥図鑑をつくることにしました。この公園にきた子どもたちが、この図鑑を使って、野鳥を探したり、鳥の名前を調べることができたらいいなと思い、企画しました。

さて、一般に売られている図鑑は本や書物で調べたことが書かれていますが、この図鑑は手づくりですから作者が感じたことや観察したことを書きます。そのため、じっくりと野鳥を観察できるし、自分の体験したことをあいまいな感覚ではなく人に伝えるために具体化することができると考えています。

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(写真左)藻を食むヒドリガモ、(右)図鑑をつくる参加者

参加者が多くなるといっぱいいっぱいになる私ですが、参加者がお一人とあってかなり余裕をもってセミナーができました。風がなくお日さまがでていて、思ったより寒くもありませんでした。ゆっくり時間をかけて公園内の鳥を見た後、川べりでのんびりとスケッチや観察をしました。参加者の方はユリカモメ、大脇さんはヒドリガモ、遠藤はホシハジロを観察しました。つくった図鑑は冊子にして、参加者にお渡しします。

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図鑑の例)遠藤作。左は鳥を探す時のヒントが書かれています。右は鳥を見分けるための特徴が書かれています。絵に自信がなくともつくれます。

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連続セミナー「芦屋でまなぶ森・川・海の自然」も残すところあと2回です。ぜひご参加ください。

2月13日(土)13:00-16:00 芦屋総合運動公園 「手作りカメラで自然を写そう」(赤澤研究員)

3月13日(土)13:00-16:00 芦屋市奥池周辺 「湿地の水生生物」(三橋研究員)

申し込み方法、詳細はこちら(クリックしてください)をご覧ください。〆切がありますのでお早めにお申し込みください。

(自然・環境マネジメント研究部 遠藤菜緒子)

オオクチキムシの顔

2010年1月13日
マツ枯れのあと,被害木が切り倒され,丸太のまま放置されている状況をよく見
かけます.こういった丸太の樹皮下を探していくと,いろんな虫が見つかります.
小型のキクイゾウムシやキクイサビゾウムシの仲間を狙って探索していると想定
外に大きなカデやオオゴキブリやウバタマコメツキが出現してビビることもあり
ます.


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写真の虫は,こういった採集時に出会う虫の定番ともいえる,オオクチキムシで
す.見つけた瞬間に同定できてしまう,どちらといえばザンネンな虫です.せめ
て「良く似た近似種がいて…」とかいった謎の部分があればねぇ.

でもこの虫の表面の質感はほかの虫にはないものです.艶のないところはビロー
ドコガネ類に似た感じですが,よりしっかりした作りになっています.翅鞘の点
刻列がきちっとしているあたりが端正です.独特の匂いもあります.そういう意
味で冬の採集の風物詩的な感じがある虫です.夏は夏でよく見かけるのですが.


詳しく見るてみると,小アゴのヒゲが思いのほか立派です.先端の節が広がって
いて平たくなっています.味を感じるのか?匂いを嗅ぐのか?とにかくグルメそ
うな顔つきです.

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今日のプルプル3D,シロアリ

昆虫共生・沢田佳久

 自動車のフロントガラスをよく見ると、ツブツブがついてました。

 

自動車のフロントガラスに  砂のような 

よーく見ると砂のような泥のような。ただの雨の汚れではなさそうです。

 ワイパーで拭いてみると・・・・

美しくないですね!! こんなに溜まってました。自動車を屋根のあるところに停めておけばそうでもないでしょうが、屋外に停めておくとこんなになっちゃいます。

 

 これは、どうも「黄砂」のようです。気象庁などのページで確認すると、案の定この日(1月12日)は近畿地方では「やや多い」と観測記録が出ていました。私が子どもの頃の記憶では、黄砂は春になってからだったように思いますが、年末からでも飛んできているようですね。早くなってきているのでしょうか?

  この砂は、中国大陸から3,000kmも4,000kmも風(偏西風)に乗って飛んできています。こんな日に洗濯物を干していたら、とんでもないことになりそうですね。気をつけたいものです。そういえば、今日もなんだか空が霞んでいるように思いますが、あなたのお住まいのところではいかがですか?

 

情報管理課:八尾

syuugou.jpgのサムネール画像キノコ約180種類を一挙に展示した「六甲山のキノコ展」が無事終わりました。
御影高校の皆さん、兵庫きのこ研究会の皆さん、お疲れさまでした。
そして、御影公会堂の皆さん、お世話になりました。

1月9日〜11日の3日間で、合計352名の方が来場されました。
たったの3日間でしたが、いろんな方が来られました。
キノコ愛好家が圧倒的に多かったようですが、他の学校の先生方、キノコ好き一家、近所のひと、山登りが好きな人、勉強熱心な子どもたち、キノコ持参で鑑定を依頼された方々など。なかには、全種類の写真を一つづ撮影して、ホームページでキノコ図鑑をつくる、といった方もおられました。Wikipediaに投稿するとか、言っていた人も。御影高校、ついに世界デビューか?

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昨年度、きのこの学習で活躍した3年生も応援に。彼女らは、昨年の共生のひろばで発表して受賞したメンバーです。きのこの説明はお手のもの。

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来館されたのは、割と年配のかたが多かったのですが、こどもたちもなにやら熱心に。
こんなに間近で観察できる機会はそうそうありませんよ。

DrWADA.jpg
かと思えば、「キノコに詳しすぎる小学生 和田君」が登場です。
キノコに精通している度合いは、もはやきのこ研究会の幹部クラス?、高校生も動揺しています。
展示しているキノコの眺め方が違います。「なかなか、揃ってる」って感じでご納得です。
よかった、ほっ。おさかな君ならず、未来のきのこ君でしょうか。

来館された多くの方は、こんなにたくさんのキノコを一度に眺めるのは初めてのこととの感想を頂いております。野外との違いは、単位時間あたりに、大量のきのこを見れることではないでしょうか。
年配のおじさん(元特攻隊員のかた)からは、「この年になって生まれて初めてこんなのを見ました(生きててよかった・・・というつぶやきが聞こえたとか)」という感想がありました。展示会をして、感謝されることは、そうそうないので嬉しい限りです。

きのこの標本も好評でしたが、やはり臭いの展示は大人気。
子ども達は、「くさっ〜〜」を連発です。間近でスッポンタケの臭いを嗅ぐからでしょ!
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そんなこんなで、無事展示会は終わりました。来られた方の多くが口にしたのは、こんなセリフ、「これで終わりですか」「ひとはくで展示するんでしょう」「この標本はどこに行くんですか」。

はい、そのお言葉をお待ちしておりました。

開催中はアナウンスを控えておりましたが、2月(予定)から来年度の4月まで人と自然の博物館にて、グレードアップしたミニ企画展として、六甲山のきのこ展を開催する予定です。詳細が決まりましたら、またアナウンスしたいと思います。実はまだひとはくの冷凍庫には、きのこの標本がたくさん凍っています(シカの死体の上に置いてある)。大勢の高校生が、キノコ狩りに専念すると、大量にきのこが採れてしまうのです。

 
これらを樹脂処理して、展示に活用したいと思います。
それと、最近になって(ちょっとヒントを得て)封入標本作製の技術が飛躍的に向上したので、新作のキノコ封入標本も飾りたいと思います。

(みつはしひろむね/きのこの専門家じゃないので鑑定はできないです)
syuugou.jpgキノコ約180種類を一挙に展示した「六甲山のキノコ展」が無事終わりました。
御影高校の皆さん、お疲れさまでした。
1月9日〜11日の3日間で、合計352名の方が来館されました。
たったの3日館でしたが、いろんな方が来られたようです。
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今日は朝から兵庫県の広報課の取材で、ひとはくセミナーの一つ「ユース昆虫研究室」のみなさんに協力していただきました。


ユース昆虫研究室01

▲2階の展示室内で、八木剛主任研究員を囲んで・・・

ユース昆虫研究室02

▲楽しそうですね(^^)でも、あくまでも取材用のポーズです!?

ユース昆虫研究室03

▲なんか八木さん、やらせっぽくない!??(^^)

ユース昆虫研究室04

▲取材の途中で見つけた切り株でさっそく虫を探すメンバーたち。こちらは演出なし!?

「ユース昆虫研究室」は年間に13回も開催するセミナーです。
現役受講者だけでなく、卒業生も講師の八木 剛主任研究員をサポートします。
さらにOBの会「テネラル」は、ひとはくで展示をしたり、ひとはくのイベントに協力してくれたり、とてもとても熱心なグループです。

そして、13:00の「ちんげんさいのこくせんや合戦〜トラ君大活躍!〜」に出演した古川愛子さんと米田由実さんが、神戸新聞社の取材に対応してくれました。

こくせんや01

▲近松門左衛門作の人形浄瑠璃で有名な「国性爺合戦(こくせんやかっせん)」を
ひとはく謎の講談師?河南堂珍元斎オリジナルバージョンで上演しました。

こくせんや02

▲トラが登場!!

こくせんや03

▲古川さんと米田さんは寸劇の中では死んでしまいました・・・(倒れている二人です)

こくせんや04

▲いやいや、すぐに生き返ってトラにまたがっていましたけどね(^^)

こくせんや05

▲今回初めて出演した二人。きっかけは近くの小学校なので、よく博物館に来ていたのでスカウトされたとか? 次回は主演がほしいと、なかなか積極的な二人でした

ひとはくは明日まで!!ぜひ、お越しください。
(明日を逃すと次は2月6日から通常通り開館いたします)

(生涯学習課長 平松紳一)

 

 

1月12日から2月5日まで、ひとはくは臨時休館いたします。
というわけで、明日が今月最後の開館日となります。

明日11日(月・祝)は、
11:00〜レトロ紙芝居「カーン 少年とトラの約束」

カーン

▲こんな感じです。今日も満席でした!!

11:30〜展示室ツアー。「トラと兵庫の生き物たち」


兵庫のいきもの

▲兵庫の生き物たちの展示の前でスタッフの楽しい話を聞いてください

14:30〜レトロ紙芝居「カーン 少年とトラの約束」
15:00〜フロアスタッフと遊ぼう「画はくの日〜トラ画はくの日〜」

画伯の日

▲好きな「●●トラ」を描いてくださいね

明日もひとはくに、ぜひお越しください。
(生涯学習課長 平松紳一)

今日から第4次発掘調査が本格的に始まりました。
”本格的に”というのは、ボランティアの方々も参加して、
毎日、掘削作業、調査作業が行われるということです。
つまり、毎日、新たな化石が発見されます!!

さて、ひとはくにご来館いただき、本物の化石の展示を見たあと、
丹波市山南町の発掘現場までの道案内をいたします。

まず、博物館からフラワータウン駅横を通って、幹線道路をまっすぐ走って、テクノパーク前を左折してください。
テクノパーク前

▲テクノパーク前

舞鶴若狭自動車道三田西インターまで約6.4kmです。

三田西インター前

▲舞鶴若狭自動車道三田西インター前

舞鶴若狭自動車道を丹南篠山口インターまで約18.3km。丹南篠山口インターを出て、すぐ右折してください。

丹南篠山口インター前

▲丹南篠山口インターを出たところ。今朝は霧が出ていました・・・

味間新交差点を右折して、国道176号線を福知山方面に向かってください。

味間新

▲大きな交差点です。

そのまま3.5km走って、大山下交差点を左折してください。

 

大山下

▲大山下交差点。ここで間違わないように左折してください。

川代渓谷沿いを約6km走ると、川代公園を過ぎたとこころで看板が見えてきます。

発掘現場前

ここまで、ひとはくから約45分。

駐車場前

踏切を渡ると駐車場があります。

丹波竜の里

▲駐車場から農道を歩いて5分。目印となる旧発電所跡の煉瓦造りの建物が見えてきます。

「丹波竜の里」では、おみやげも買うことができます。
(ただし土日祝10時〜14時30分まで)
”恐竜焼き”もありますよ(^^)
→詳しくは、  
http://hitohaku.jp/blog/2010/01/post_586/

どうぞひとはくにお越しいただき、そのついでに発掘現場も見学してください。車があれば、片道45分です。ただし、雪道にはくれぐれも気をつけてください。

(生涯学習課長 平松紳一)
 

昨年の12月8日(火)から、第4次発掘調査が始まっています。

そして今日からは発掘ボランティアの方も参加して作業が開始されました。

0109ti-tannto.JPG

”丹波竜”のマスコットキャラクターの「ちーたん」

もみんなを出迎えるために出勤です。

0109hatudennsho.JPGのサムネール画像     0109ayasii.JPGのサムネール画像 

発掘現場横にある発電所    怪しい人?が発電所を覗いています。

もうすぐ、この中から見学   いえいえ。平松生涯学習課長でした。

出来るみたい。

 

0109shuugou.JPG             

9時ごろ ボランティアさんが集合

今日は31名もの方が参加くださいました!

0109setumei.JPG  0109tannbasihouto.JPG

三枝研究員の説明    丹波市長も駆けつけ

            激励のあいさつ

 

そして、いよいよ作業開始です!

0109iyoiyo.JPG   0109iyoiyo2.JPG

 

0109houdou.JPG   

手作業初日ということもあって、多くの報道陣が

取材に来ていました。(私もこの中にいま〜す。)

0109ti-tann.JPG   0109sagyou.JPG  

ちーたんも見守る中、熱心に作業がおこなわれていました。

0109omise.JPG   P1010968.JPG  

               恐竜焼き

発掘現場近くの駐車場には、お土産屋さんがあります。

(開店時間:土日祝の10時〜14時30分)

地元でとれた野菜や’丹波竜’グッズなどが販売されています。

恐竜焼きは「お好み焼き」味と「あんこ」味があって。

お好み焼き味は、手でお好み焼きを食べてるみたいで

なかなか美味しいですよ☆

発掘現場へ行って、ちょっと小腹がすいた時に試してみて。

P1010892.JPG 

ボランティアさんは、このように腕章をしています。

黄色のハンマーとタガネのマークが多いほど、発掘

調査にたくさん参加いただいています。

恐竜化石の第一発見者の村上茂さんは、一次発掘から

参加してくださっているので、4つ。さらに左の赤い

マークは”第一発見者”をあらわしています。

 

このように、発掘調査はボランティアの方々に支えられながら、毎日休まず作業をしています。

是非、発掘現場へ行ってみて、発掘作業を間近に見てください。

そして、作業している人たちへあたたかいエールを送っていただけたらと思います。

 

                    小林美樹(生涯学習課)

 

 

本日(1/9)に、無事に御影高校による「六甲山のキノコ展」がオープンしました。   ぱちぱちぱち!

DSC_0014.jpg聞くところによると、開館前から待っている方がいたそうです。まるで、正月のデパートみたい?ですね。潜在的なきのこ好きの人が多いことに驚かされます。
中に入ると展示室が1階にあります。 ent.jpgのサムネール画像入り口にもウェルカムボードとカワラタケがたくさん付いた枝があります。

DSC_0022.jpg展示物は、こんな感じです。普通の博物館ではあり得ないのですが、3日間限定でたくさんのスタッフが張り付いているのでオープン展示が可能なんです。それと標本の加工がきちんとされているので、湿気対策も十分です。封入標本や含浸標本がずらりと並びます。
標本に加えて、キノコのモニタリング結果を解析した内容も紹介されています。

DSC_0034.jpg nigiwai2.jpg午後からも、賑わっています。ちょっと人影にかくれていますが、生徒が頑張ってお客さんに説明しています。3日間限定ですが、実際の採集者や制作者と話をしながら展示をみれるのも、この展示会の特徴です。


本邦初公開!キノコの臭いを嗅ぐことできる展示です。キノコの多様性は、形や種類、分解能力だけでなく、臭いも様々です。芳しいものから、???まで。あなたも、「ハエ」の気分になって、ぜひ臭いを嗅いでみてください。

DSC_0025.jpg今風の博物館学にのっとって、ちゃんと体験型展示、ハンズオン展示、生徒さんによるインタープリテーションなど盛りだくさんです。さらに、生物多様性に関する研究成果もあって、トレンディーな展示会です。博物館学に関心のあるかたにも見所たっぷりです。

展示会の詳しい情報は前のブログをご覧下さい。1月11日までの3日間限定です!

●アナウンス
御影高校さんは、この展示だけでなく、キノコの生物多様性に関する取り組みにも挑戦中です。
研究成果は、この3月に東京大学で開催される日本生態学会でも発表されます!!
http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/57/P2-HS02.html

関東にお住まいでキノコ展が見れなかった方は、ぜひ生態学会へどうぞ!
生徒さんがキノコの標本を一部持参するとのことです。

(みつはしひろむね)


 

1月12日から2月5日まで、ひとはくは臨時休館いたします。
というわけで、明日からの3連休は今月最後の週末です。

あさって10日(日)は、
11:00〜レトロ紙芝居「カーン少年とトラの約束」
11:30〜展示室ツアー。「トラと兵庫の生き物たち」

そして13:00から4階ひとはくサロンで、
「ちんげんさいのこくせんや合戦〜トラ君大活躍!〜」があります。

国性爺合戦(こくせんやかっせん)といえば近松門左衛門作の人形浄瑠璃で有名ですが、ひとはくではどのような展開になるのか!??
謎の講談師、河南堂珍元斎さんオリジナルです。どうぞお楽しみに!!
(チラシはこちらからどうぞ pdf

トラ

▲トラ君がどんな活躍をするのか??私も見てみようと思います(^^)

14:30〜レトロ紙芝居「カーン少年とトラの約束」
15:00〜フロアスタッフと遊ぼう「画はくの日〜トラ画はくの日〜」

そして、「丹波の恐竜化石」展示コーナーでは、
■日本初の角竜類の化石
■丹波の恐竜たちといっしょにいたカエルの化石
を好評につき、引き続き展示しています。お見逃しなく!!

展示室

▲この展示も2月からは見られなくなるので、ぜひ今のうちに!!

どうぞひとはくに”何度も”お越しください。

(生涯学習課長 平松紳一)

 

1月12日から2月5日まで、ひとはくは臨時休館いたします。
というわけで、明日からの3連休は今月最後の週末です。

館内

▲今日も学校団体での来館があり、たくさんの子どもたちが来館していました。

明日9日(土)は、
11:00〜レトロ紙芝居「カーン少年とトラの約束」
レトロ紙芝居

▲4階ひとはくサロンで行います。ミニ企画展「トラさんようこそ」とあわせてどうぞ!!

11:30〜展示室ツアー。「トラと兵庫の生き物たち」
14:30〜レトロ紙芝居「カーン少年とトラの約束」
15:00〜フロアスタッフと遊ぼう「画はくの日〜トラ画はくの日〜」

いよいよ明日9日からは丹波の恐竜化石、第4次発掘調査が本格的に始まります。上部層の掘削工事も終わり、恐竜の化石を含む泥岩層を調査します。

発掘現場

▲現在の様子。今年は何が出てくるか?楽しみですね(^^)

ひとはくでは、これまでに発掘された恐竜化石の本物を展示しています。
さらに、クリーニング作業を目の前で見ることのできる「ひとはく恐竜ラボ」もあります。

ラボ

▲ひとはく恐竜ラボでは、毎日、クリーニング作業が続いています。この丹念な作業の積み重ねが大切な研究につながるんですね。

どうぞひとはくにお越しください。
そして、ひとはくを見学してから、丹波市山南町の発掘現場まで
足を伸ばされてはいかがでしょうか?

(生涯学習課長 平松紳一)

● 展示情報です!

blog_mikage.jpg今週の週末、1/9(土)〜1/11(月)にかけて、兵庫県立御影高等学校による六甲山のキノコ展が御影公会堂にて開催されます。昨年から引き続き、SSP事業(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト/独)科学技術振興機構)の一貫として、当館と兵庫きのこ研究会とのコレボレーションによる六甲山のキノコ標本づくりと展示を進めています。
今回は、御影高校のすぐ隣にある、ちょっとレトロで格好いい建物の御影公会堂をお借りして、限定3日間の展示会が行われます。六甲山で採集したキノコ約180種類を展示する本格的展示です。
キノコに関心のあるかたは、ぜひご参加頂ければと思います。

期間: 2010年1月9日(土)〜1月11日(月)
開館時間: 10時から17時 (11日は15時迄)
場所: 御影公会堂 1階5号室 (入場無料)
     神戸市東灘区御影石町4丁目4−1
主催:兵庫県立御影高等学校   共催:兵庫県立人と自然の博物館
協力・後援:兵庫きのこ研究会

御影高校の生徒さんによるステキなポスターも作成して頂きました!
poster_kinoko.jpg  →画像をクリックすると大きくなります

なお、この事業はCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)のパートナーシップ事業の認定を受けて実施しております。

★御影高校の取り組みは新聞にも紹介されています
http://club.kobe-np.co.jp/mint/multimedia/odekake/chotto_odekake/0002597519.html

★御影高校へのリンクは以下をクリックしてください
http://www.hyogo-c.ed.jp/~mikage-hs/
http://www.hyogo-c.ed.jp/~mikage-hs/spp2/spptop.htm

★兵庫きのこ研究会へのリンクは以下をクリックしてください
http://www.hyogo-kinoko.jp/

(みつはしひろむね)

セツブンソウという花をご存じですか?
いちばん早く春を告げる、上品な花だそうです。

setsubunso.jpg

そのセツブンソウをテーマとした「節分草まつり」が、来る2月7日、丹波市青垣町の「江古花園」で開催されますのでお知らせします。

植物好きの方は、どうぞいらしてください。

チラシ(PDF348KB)はこちら(↓)から取得ください。

(八木 剛@自然・環境評価研究部)

県美ひとはく連携事業その弐の一席でございます。

時は、昨年、12月24日クリスマスイブでございます。

クリスマスにはまったく関係ございませんが、県立美術館にひとはくの展示が出現したのでございます。

IMG_2502.JPGそれは、県立美術館で現在開催中の特別展「ジブリの絵職人男鹿和雄展」にあわせ、背景画の里山の世界に住む生き物たちを紹介する展示で、「栗林慧の瞬間写真展〜里山のいきもの〜」と「里山のいきものたち」の2本立IMG_2489.JPGて。

 

ひとはくの所蔵する昆虫写真家栗林慧さんの瞬間写真30数点と里山に暮らすイノシシやタヌキの剥製や虫の標本、虫の3D写真、そして、里山のきのこや木の標本などを展示中でございます。

 

IMG_2495.JPG

開催期間は22年1月15日(金)まで。無料ゾーンで見学いただけますので、お見逃しなく。「ジブリの絵職人男鹿和雄展」とあわせまして、ご贔屓のほど、隅から隅までずずずいーっと御願いたてまつります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

河南堂珍元斎

ひとはく謎の講談師、河南堂珍元斎でございます。

あけましておめでとうございます。本年もよろしうご贔屓のほど・・・。

さて、県美ひとはく連携事業の一席でございます。

時は、昨年の12月13日(日)。

県立美術館にひとはくの研究員が出現したのでございます IMG_1147.JPG

それは、県立美術館で現在開催中の特別展「ジブリの絵職人男鹿和雄展」にあわせ、背景美術作品の中に登場するさまざまな自然、いきもの、人の暮らしなどを科学的にひとはくの博士が解説する「ひとはく背景画セミナー」で、この日は「〜里山とランドスケープ〜」と題した1回目でございます。

IMG_1138.JPG登場したのは、中瀬勲副館長。

「となりのトトロ」などの背景画の中に登場する風景を、ランドスケープアーキテクトの観点から分析し、実際の里山や庭園の風景写真との比較で、背景画をさまざまな視点で解説しました。

IMG_1149.JPGセミナーのあと、再び展示を見たお客様は「話を聞いてからの絵と聞く前とでは絵の見え方が違う!」と納得。

風景は見る人の教養によってかわるもの・・・なのでーございます。IMG_1163.JPG 

 

続いては、間の狂言として、珍元斎が出演。相方の四十一斎と御免奈斎と組んでの「講談:阿波狸合戦」。

 

 

IMG_1205.JPGこの話は、出品されている「平成狸合戦ぽんぽこ」の元ネタの1つといわれる徳島に伝わるお話で、今回のために書き下ろした珍元斎バージョンを披露。  IMG_1172.JPG

 背景画の元になった、狸たちが駆け回り、人間と共存していた、かつての日本の暮らしや里山の原風景を口演と寸劇で再現いたしました。  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  IMG_1212.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、最後は服部保研究員による「照葉樹林と里山」。

「もののけ姫」に登場する照葉樹林から日本の植生の移り変わりや里山の炭文化などを解説。 IMG_1213.JPG服部先生の撮った屋久島の写真ともののけ姫の背景画の照葉樹林があまりにそっくりでびっくり・・・ほんとの風景から書きおこした絵だということを実証したのでございます。 IMG_1214.JPG

 

この日は満員御礼で、3コマで延べ200人の方々に楽しんでいただきました。

 ひとはく背景画セミナー、ああ、見逃したという方のために、あと2回開催します。

いずれも14時から兵庫県立美術館レクチャールームにて下記の日程にて、乞うご期待。

 

 

 

 

 

1/9(土) ひとはく背景画セミナー2〜身近な里山とはるかなる琉球〜

     「里山の虫:鳴く虫」大谷剛研究員

「里山の虫:ほたる」八木剛研究員

「琉球の自然と風景」太田英利研究員

1/11(祝) ひとはく背景画セミナー3〜里山と植物〜

「背景画の中の植物」高橋晃研究員

     「里山講談 クヌギ寅次郎の冒険」河南堂珍元斎

「背景画から読み解く里山の生態系」三橋弘宗研究員

あけましておめでとうございます.
正月三が日は過ぎましたが,まだまだ松の内.
今日は縁起の良い名前の植物「センリョウ(千両)」を紹介します.

senryo.jpg千両はもともと日本に自生する植物.
センリョウ科に属していて,植物学の分野では原始的な被子植物として有名です.


被子植物とは,ごく簡単に言うと花が咲いて果実の中に種子ができる植物のこと.桜や楓など多くの植物がこれにあたります.
この被子植物はふつう,茎または幹に導管(どうかん)という器官があるのですが,センリョウにはありません.
代わりに仮導管といって,裸子植物(松やイチョウなど)が持つ器官を持っています.

被子植物でありながら裸子植物の特徴を持つセンリョウは,形態から原始的な植物だと考えられてきました.
近年行われたDNA解析でも,被子植物の中で初期に分岐したグループであることが支持されています.

(自然・環境評価研究部 研究員 布施静香)

いつもブログを愛読してくださってるみなさま。
明けましておめでとうございます。
今年も、ひとはくをよろしくお願いします☆☆ヽ(▽⌒*)よろしくぅ♪

今年も魅力あるひとはくHPへたくさんアクセスしてね。

さて、みなさんは、どんなお正月をお過ごしですか?
今、こたつの中でみかん食べてるとか?

お正月の運動不足解消にひとはくへ来てみない?
ひとはくは、今日から11日(月・祝)まで休まず開館。

1月3日(日)・4日(月)正月開館の2日間は、
ご来館されたお客様、
先着100名様にひとはくオリジナルクリアフォルダをプレゼント!

どんなフォルダなの?→

http://hitohaku.jp/blog/2009/12/post_577/

 

今年の干支はトラ。
館内では、トラにちなんだイベントがもり×2だくさんでした☆

レトロ紙芝居「カーン少年とトラの約束」

0103retoro.JPG

絶滅が危惧されているトラの話を分かりやすく紙芝居にしました。
カーン少年とトラが約束したことはなんだったんだろう?

0103FSretoro.JPG

 この紙芝居は、「トラさん ようこそ!」の展示期間中(〜11日)毎日実施
してるよ。

 

「トラさん ようこそ!」の展示ではトラの着ぐるみもあるよ。

可愛いらしいトラさん!

0103kigurumi.JPG 

 

展示室ツアー「トラと兵庫の動物」

0103toratohyougono.JPG 

3階の「森に生きる」のコーナーでは兵庫県で見られる動物を紹介しました。
いろんな動物が兵庫県にいるんだね〜。

「この中に干支になっている動物は何種類あるかな?」

0103torano.JPG

トラの足跡をあてるクイズ。
「これは、何の足跡かな?」

 

そして、人と自然の会による恒例のイベント「ひとはくのお正月」

材料が足りなくなるぐらいの盛況ぶり。

          (たこ作り)

0103takodukuri.JPG    0103tako.JPG

 好きな絵をかいてます       完成〜

 

    (こままわし)        (はねつき)
0103komamawasi.JPG   0103hanetuki.JPG

   

    (カルタとり)     (トラのデンデンダイコ)     

0103karutatori1.JPG      P1010837.JPG

 真剣勝負!

 

 

「FSとあそうぼう」ではトラの凧をつくりました。 

0103FStakoiro.JPG    0103FStako.JPG 

 

館外では作った凧をあげる姿も。

0103takoage.JPG

外はひんやりと寒いけど、そんなの関係なし。

館内は暑いくらいの熱気で、中には汗をかいるお客様も。(;´▽`A``

お正月休みに帰省中とのことで、県内だけではなく、長野県や滋賀県を始め県外のお客様に大勢お会いすることができました。
ご来館ありがとうございました。また、来てね〜。

 

5〜7日は「トラ☆トラクラフト」のイベントもあって、トラづくし。
0103FSyokoku.JPG

う〜ん。
今年もひとはくでは、なにやら楽しいことや新しい発見がいっぱいありそうな♪

                                            小林美樹(生涯学習課)

 

 

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