2/11(木・祝)に開催いたしました共生のひろば.発表者・共同発表者,聴講者をあわせて330名(!)が集まり,16件の口頭発表に耳を傾けるとともに,42件のポスターと作品の前で楽しい情報交流が行われました.
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聴衆口頭発表会場はほぼ満席!

 ミジンコやトビケラといった小さな生き物から、神社の林、臨海部での森づくりといった大きな環境とさまざまなサイズの対象についての研究や活動紹介があり、その内容の多様さに参加者は驚かされました。

 共生のひろばは小・中・高校生,大学生の若い世代の発表が年々増えており、異分野交流、地域間交流だけでなく世代間交流も活発になってきております。小学生の発表者の中にはあまりの緊張で、発表前の練習で涙を流す場面もあったと聞きました。大人達は、地域の自然・環境・文化をみつめる次世代のまなざしを頼もしく感じられ、温かく見守っておられました.
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元気よく発表する武庫小学校さかな委員会のみなさん

熱心にメモ取る少女.jpg 熱心にメモを取る少女

ポスター会場 作品を囲んで会話も弾みます!(ポスター会場)

 発表会の終了後に行われた茶話会には70名が集まり,お茶とお菓子を前にリラックスした雰囲気でお互いの発表内容についてや興味関心のある事柄についての会話を楽しんでおられました。

茶話会 お菓子と飲み物を囲んで楽しいおしゃべり

聴講者から発表者へメッセージカードの紹介や司会による参加者へのインタビューに耳を傾け,笑顔であふれました.集まったメッセージは発表者のもとに届けられます。多くの励ましの言葉が詰まったカードが、また新しい活動のエネルギーとなるといいですね.

メッセージ 励ましのメッセージが多数寄せられました!

 茶話会のはじめには,各種賞の授賞式が行われ,甲乙のつけがたい発表が多い中,下記の発表が表彰されました.

館長賞:「特に優れた発表」に対して授与される賞.
    OP-01    ミスジナガハグサ(イネ科イチゴツナギ属)の謎2
        −ミスジナガハグサとナガハグサの相違点−

        西野雅満(植物リサーチクラブ・ひとはく地域研究員)
    OP-15    コヤマトビケラの生活史−幼虫集合行動の目的を探る− 
        松岡純平・原口太志(兵庫県立福崎高等学校生物部)
    PP-18    NPO法人 日本ハンザキ研究所 が進める環境教育の実践
        田口勇輝・栃本武良(特定非営利活動法人 日本ハンザキ研究所)
    PP-24    丹波地方の溜池・湿地における湿生・水生植物の植生
        松岡成久(植物リサーチクラブ)

名誉館長賞:「ユニークな発表」に対して授与される賞
    OP-13    水生寄生蜂Apsilops sp.(ヒメバチ科:トガリヒメバチ亜科)の
                    生活史と寄主探索行動 
        長崎 摂(豊中市立第十四中学校)・平山智子(神戸女学院大学)
    OP-14    学校のプールにいたミジンコ(Daphnia pulex)の行動と生態
        〜耐久卵の殻の意味を中心に〜
        川底英剛・西拓樹・木嶋崇人・神野泰淳・美間克也・伊藤毅・高嶋志門・
        顧問 佐々木宏展(大阪府茨木市立三島中学校科学部)
    PP-21    エコトランクで楽しく遊ぶ!学ぶ!
        赤阪幸司・芦田博貴・遠藤健彦・大島達也・神谷亜依・高島基郎・田中洋次・
        南部恭宏・藤長裕平(兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科)
    PP-31    摘み菜ご飯、できたよ! おいしいな!
        西浦睦子・入口紀代里・鈴木久代・長町美幸・松浦百合・矢野直子
        (ひとはく連携活動グループ NPO法人さんぽくらぶ)
        平谷けいこ・社ひとみ(摘み菜を伝える会)

審査員特別賞:「データ量や活動量など努力量の多い内容や継続的な活動」に対し授与される賞
    OP-03    15年間で著しく減少した川西市加茂地区のヒメボタル
        畚野 剛・市原敏彦・井上道博・恵須川満延・澤山輝彦・中本二郎・平田信活(川西自然教室)
    OP-08    ムコのビオトープづくり活動を通して 〜いのちをかんがえる〜
        池野知行・小南亘輝・北川達也・紀之内拓巳・坪田祐典・松矢一輝・勝井悠生・原悠平・
        室山容一朗・大原創一朗辻元凌太・門田歓大・芝本光希・小南智輝・郡山佳太・松下修・
        藤奈央樹(武庫小学校 さかな委員会及び担当者)
    PP-23    六甲山におけるキノコの長期観測データを用いた出現種数の推定および気象要因との対応分析
       森田綾子・大西里佳・田中友香里・鷲見秋彦・中川湧太(兵庫県立御影高等学校)
    PP-28     「高校生と学ぶ」 〜植物画を描く上での自立をめざして〜
        田地川和子・貴島せい子・肥田陽子(ひとはく連携活動グループ GREEN GRASS)

注目大賞:会場から多くのメッセージを得た発表に対する賞
    OP-08    ムコのビオトープづくり活動を通して 〜いのちをかんがえる〜
        池野知行・小南亘輝・北川達也・紀之内拓巳・坪田祐典・松矢一輝・勝井悠生・原悠平・
        室山容一朗・大原創一朗辻元凌太・門田歓大・芝本光希・小南智輝・郡山佳太・松下修・
        藤奈央樹(武庫小学校 さかな委員会及び担当者)
    PP-24    丹波地方の溜池・湿地における湿生・水生植物の植生
        松岡成久(植物リサーチクラブ)
表彰

 共生のひろば発表会は1日で終了ですが,当日発表されたポスター・作品の一部は2/12から4/4まで当館2階の企画展示室で展示されます.
植物画お絵かき 植物画に挑戦!
ポスター作品 力作がいっぱい!
力作や楽しい作品が盛りだくさんですので、是非お誘い合わせの上,ご来館ください!


                              (連携・アウトリーチマネージャー 橋本佳延)










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