収蔵資料スペシャル企画「標本のミカタ~コレクションから新しい発見を生み出す~」2023年度
1 趣旨
兵庫県立人と自然の博物館には、開館以来30年をかけて収集した200万点近くの昆虫や動植物、岩石・化石などの自然史系の標本や古写真などの資料が収蔵されています。これらの標本には、タイプ標本と呼ばれる新種として登録するための唯一無二の基準標本をはじめとする学術的な新発見の基盤となった標本、生物の過去の分布状況を証明するための標本、絶滅危惧種の分布状況の証拠となる標本など貴重なものが含まれています。また、良く似た種類を比較分類するためのセットや、生物の形状の美しさ・面白さを伝える展示物として、様々な場面で収蔵標本が活用されています。しかし、博物館の収蔵標本のすべてを館内に展示することは物理的にも保存面でも難しいため、現状ではその多くが収蔵庫に保管されています。標本資料の収蔵は博物館機能の核心部分にも関わらず、この様相を気楽に見学してもらうことができませんでした。
そこで今年度も、普段は見ることができない収蔵資料をテーマにもとづいて蔵出しする日を定め、収蔵資料の読み解き方を解説するオープンセミナー「標本のミカタ」を、下記の日程でテーマを変えながら全4回開催します。普段は、展示室でガラス越しにしか見ることができない標本を、この企画では、実物を直接見られる状態で数多く陳列し、顕微鏡などの実験道具を使って、研究員が解説します。専門的な内容も含めつつ、見学される方に合わせて丁寧に解説します。関連のイベント・解説も同時に開催することで、標本が存在する意義を多様な観点からわかりやすく発信します。
2 開催概要
(1) 実施回数:全4回
(2) 期 日:下の表のとおり
(3) 場 所:兵庫県立人と自然の博物館 コレクショナリウム 展示ギャラリー
(4) 申し込み:不要
(5) 参 加 費:無料 ※本館の入館には観覧料が必要です
(6) 各回のテーマ
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兵庫県立人と自然の博物館には、開館以来30年をかけて収集した200万点近くの昆虫や動植物、岩石・化石などの自然史系の標本や古写真などの資料が収蔵されています。これらの標本には、タイプ標本と呼ばれる新種として登録するための唯一無二の基準標本をはじめとする学術的な新発見の基盤となった標本、生物の過去の分布状況を証明するための標本、絶滅危惧種の分布状況の証拠となる標本など貴重なものが含まれています。また、良く似た種類を比較分類するためのセットや、生物の形状の美しさ・面白さを伝える展示物として、様々な場面で収蔵標本が活用されています。しかし、博物館の収蔵標本のすべてを館内に展示することは物理的にも保存面でも難しいため、現状ではその多くが収蔵庫に保管されています。標本資料の収蔵は博物館機能の核心部分にも関わらず、この様相を気楽に見学してもらうことができませんでした。
そこで今年度も、普段は見ることができない収蔵資料をテーマにもとづいて蔵出しする日を定め、収蔵資料の読み解き方を解説するオープンセミナー「標本のミカタ」を、下記の日程でテーマを変えながら全4回開催します。普段は、展示室でガラス越しにしか見ることができない標本を、この企画では、実物を直接見られる状態で数多く陳列し、顕微鏡などの実験道具を使って、研究員が解説します。専門的な内容も含めつつ、見学される方に合わせて丁寧に解説します。関連のイベント・解説も同時に開催することで、標本が存在する意義を多様な観点からわかりやすく発信します。
2 開催概要
(1) 実施回数:全4回
(2) 期 日:下の表のとおり
(3) 場 所:兵庫県立人と自然の博物館 コレクショナリウム 展示ギャラリー
(4) 申し込み:不要
(5) 参 加 費:無料 ※本館の入館には観覧料が必要です
(6) 各回のテーマ
開催日 | テーマ | 担当研究員 | |
第1回 | 4月16日(日) | 「日本の植物学の父 牧野富太郎の植物標本」 | 李 忠建 |
第2回 | 6月17日(土)~18日(日) | 「異常巻アンモナイトの世界」 | 生野 賢司 |
第3回 | 7月22日(土) | 「ツユクサの世界」 | 李 忠建 |
第4回 | 12月3日(日) | 「稲原コレクションのクワガタムシ」 | 山田 量崇・山﨑 健史 |
第1回「日本の植物学の父 牧野富太郎の植物標本」 | 第2回「異常巻アンモナイトの世界」 |
第3回「ツユクサの世界」 | 第4回「稲原コレクションのクワガタムシ」 |
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