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収蔵資料スペシャル企画「標本のミカタ~コレクションから新しい発見を生み出す~」 2023年度・第4回「稲原コレクションのクワガタムシ」

1 趣旨

 クワガタムシといえば、子供から大人まで人気の高い"かっこいい"昆虫です。一番の魅力である"大あご"は、種によってさまざまな形をしており、見るものを飽きさせません。日本には多くの愛好家がいますが、なかには巨大なコレクションを築いている個人コレクターもいます。当館には、生涯をクワガタ収集に捧げ、世界最大規模のコレクションを構築した稲原延夫(いなはら のぶお)氏のコレクションが収蔵されています。大阪市出身の稲原氏(1925~1985)は、小学2年生から亡くなるまで世界中のクワガタムシを収集し続け、当時、クワガタムシ科の個人コレクションとしては世界一の種数を誇るものを築き上げました。今回の"標本のミカタ"では、稲原氏が収集した世界のクワガタムシ標本を展示し、"かっこいい"だけじゃないクワガタムシの知られざる魅力を紹介します。

2 実施概要

 (1) 日 時:令和5年12月3日(日)10時~17時
 (2) 会 場:兵庫県立人と自然の博物館 コレクショナリウム1階 展示ギャラリー
 (3) 展示物:稲原コレクションの世界のクワガタムシ 標本箱10箱程度(約400点)
 (4) 関連イベント:ギャラリートーク
           ①11:00~11:30 ②14:00~14:30 ※事前受付不要

3 担当

 兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境評価研究部 主任研究員 山田量崇・山﨑健史

4 展示標本(一部)

オオクワガタの仲間(Dorcus spp.)
の標本箱
ヘルムスオオズコツノクワガタ
(ニュージーランド産)


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