上昇する六甲
地質的にも多彩な兵庫県には、日本の代表的活断層といえる、山崎断層があります。また、たくさんの断層が見られる六甲山が最近50万年に急上昇したことを紹介しています。
兵庫県南部地震
音声案内 ※YouTubeにリンク English navi 1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震は典型的な内陸直下型地震(ないりくちょっかがたじしん)で日本では戦後最大の被害をもたらしました。 このコーナーでは兵庫県南部地震の概要、地震による被害、地震被害の分布、液状化(えきじょうか)と被害についてビデオで紹介しています。 |
地表に現われた断層 音声案内 ※YouTubeにリンク English navi
地下の浅いところで大地震がおこると、地震をおこした震源断層が地表まで達して、地表面にずれを生じます。このような断層を地震断層といいます。兵庫県南部地震では淡路島の北淡町に野島(のじま)地震断層が現われました。
高さが1m以上も食い違う地層の様子がわかります。 |
野島断層の地震発生時の動きが再現できる模型です。 |
地層を通して過去を読む 音声案内 ※YouTubeにリンク English navi
地層には過去に生じたさまざまな現象を示す記録が数多く残されています。それは化石という古生物学的な記録であったり、断層といった地殻変動の記録であったりします。地層にきざまれたこれらの記録から、大地の運動、海陸の分布や気候などの環境の変化を読みとることができます。兵庫県南東部に分布する第四紀(だいよんき)の地層中にも,環境変化を物語る具体的な証拠が残されています。
高塚山粘土層 地層に残された記録を見ると、古い時代の環境がわかります。 |
大地の動きと断層
「動かざること山のごとし」といいますが、大地は長い年月をかけてゆっくりと動いているのです。また、時には大地震などで一挙に数メートルも動くことがあります。地下に加わった力により岩盤が破壊されると、破壊された面に沿って岩盤がずれ動いて断層ができ、そのとき地震が起こります。
過去数10万年以降、ずれ動いた記録のある断層は活断層と呼ばれ、プレート境界域にあたる日本列島全域に分布しています。 1995年1月17日の兵庫県南部地震発生後、このコーナーに展示物が追加され装いを新たにしました。
山崎断層(やまざきだんそう) 第四紀以降に動いた記録のある断層を活断層(かつだんそう)といいます。近畿地方周辺には北西-南東方向または北東-南西方向に延びた活断層が多数みられます。 |