タガメ
Lethocerus deyrolli (Vuillefroy)
半翅目 コオイムシ科 タガメ亜科

●体の特徴・生活の様子 

体長5〜7cmの大形の種類です。
体は平らで、大きい前足、短い尾 (呼吸管)をもつことが特徴です。
肉食で、とがった口で獲物の体液を吸います。
近年、かなり減少し、絶滅が危惧されています。


【専門的に・・・】
成虫の体長は50〜70mmで超大型の水性半翅類です。体型は偏平で、前脚は捕獲脚となっており、尾端には短い呼吸管があります。 おもに水田や用水、池沼などの浅い水域に生息します。春から初夏にかけて繁殖し、幼虫は4〜9月に見られます。 雌は水面上の植物の茎などに卵塊を産み、雄はふ化するまでこれを守る習性があります。
現在では、タガメは環境省RDBで絶滅危惧種U類に指定され、絶滅に近い状況にあります。 コオイムシ科の仲間は、兵庫県ではオオコオイムシ、コオイムシ、タガメの3種が確認されています。

よく似た仲間:
オオコオイムシ
コオイムシ

●環境とのかかわり
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