ナミフタオカゲロウ
Siphlonurus sanukensis Takahashi
カゲロウ目 フタオカゲロウ科 フタオカゲロウ属

●体の特徴・生活の様子

体は流線型で、大きな目が特徴的です。
腹部の第1〜2エラは、2枚が対になっていることが特徴です。
石などについた藻類食べます。
川の上流から中流域の、水のきれいな川に生息しています。


【専門的に・・・】
本種の幼虫において、雄成虫の杷持子に相当する突起の基部内側に突起があり、陰茎に相当する突起(dp)の 先端がとがるという特徴が得られました。
成虫において、翅には斑紋がないという特徴によって、本種を本属の他種から区別されています(石綿, 2001)。
また、陰茎背面の一対の突起は先端で狭まるという特徴が図示されており(高橋, 1929)、この特徴によって本種は本属の 他種から区別できることが判明しました。 本種は兵庫県内では酒匂川から記録があります(石綿, 1997)。

よく似ている種類
オオフタオカゲロウ
ヨシノフタオカゲロウ

●環境とのかかわり
 
その他の写真

幼虫
頭部正面

幼虫
えら