コシボソヤンマ
Boyeria maclachlani (Selys)
トンボ目 不均翅亜目 ヤンマ科 コシボソヤンマ属

●体の特徴・生活の様子 

体は細長いが、ガッシリしています。
目が大きく、体色は黒に近い色をしています。
肉食で、あごを伸ばして獲物を捕まえます。
成虫:6月〜9月にみられます。

【専門的に・・・】
幼虫は、平地〜丘陵地の木陰の多い流れに生息します。 標高に関係なく、上流部の溜まりなどで比較的よく網に入ります。捕まえると脚を縮めて体を背面につよく反らせ、 擬死を装います。同じような環境ではミルンヤンマが酷似していますが、頭部の突起で肉眼でも違いはわかります。
成虫は、腰の一部がくびれて細くなります。産卵は、泥木や朽ち木に行います。

よく似ている種類
ミルンヤンマ

●環境とのかかわり
環境省が定めている水質指標では、「少し汚れた水」に生息する種類となっています。
その他の写真
擬死状態(死んだふり)

よく似た仲間と比べてみよう(頭部背面)
コシボソヤンマ:後頭側角に突起がある

ミルンヤンマ:後頭側角はわずかに角張るだけ
下唇
側片
腹部背面
腹部腹面