ハネビロエゾトンボ
Somatochlora clavata Oguma
トンボ目 不均翅亜目 エゾトンボ科 エゾトンボ属

●体の特徴・生活の様子  

ガッシリした体,長い触角・脚が特徴です.
細流で湧き水が流れ,植物が繁茂する流れが緩やかな場所に生息します.
肉食で,あごを伸ばして小さな水生生物を捕まえます.
個体数が少なく,あまり見られません.
成虫:7月〜9月下旬


【専門的に・・・】
丘陵地〜低山地の湿地,湿原の細粒,湧き水に関わる挺水植物が繁茂する清らかな緩流に生息します. 大きな川の本流で得られることはありませんが,低山地の細流や源流の溜まりなどで見られます. 見慣れないと一見,肢が細いのでヤマトンボ科と間違ってしまいます.
成虫は,薄暗い樹林に囲まれた細流の上や,またある程度開けた細流の上を,ホバリングしながらゆったりと縄張り飛翔するオスが観察できます.

よく似ている種類
コヤマトンボ
タカネトンボ

●環境とのかかわり
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その他の写真
頭部
下唇外面
下唇内面
側片歯列
背棘
腹部腹面
尾端

生息環境:兵庫県揖保川町馬場−相生市(標高50m)

生息環境:兵庫県加西市法華山一乗寺(標高100m)