頭が四角形で特徴的です。
体は平たく、細いエラが横に広がります。
重なった落葉や石の隙間から見つかります。
源流から中流域の淵や平瀬に広く生息します。
羽化時期:3月〜4月の年1回
【専門的に・・・】
幼虫は、第9腹節腹板側縁に刺が5-8対あり、この特徴によってナミトビイロカゲロウ Paraleptophlebia japonica (Matsumura)
と区別できます (石綿, 2001)。
成虫は、陰茎各片は斜め後方に伸びるのが特徴です(御勢, 1980a)。
なお、本種の陰茎の特徴を左右によじれ曲がるとされているが(御勢、 1980a)、その特徴は乾燥気味の個体でしばしば観察され、
新鮮な個体ではよじれないことが判明しました。既知の本属カゲロウの中では最も早春に羽化します。
よく似ている種類
ウェストントビイロカゲロウ
ナミトビイロカゲロウ
|