ナミトビイロカゲロウ
Paraleptophlebia japonica (Matsumura)
カゲロウ目 トビイロカゲロウ科 トビイロカゲロウ属

●体の特徴・生活の様子

四角形の頭が特徴的です。
体は平たく、細いエラが横に広がります。
落葉や重なった石の隙間から見つかります。
源流から中流域の淵や平瀬に広く生息します。
羽化時期:5月上旬〜不明


【専門的に・・・】
本種の幼虫は、第9腹節腹板側縁に刺が0〜2対あり、この特徴によってトゲトビイロカゲロウ Paraleptophlebia spinosa Ueno と区別できます(石綿, 2001)。ただし、本種よりほぼ一ヶ月遅れて羽化する未記載種が存在し、本種はそれから区別することはできません。
成虫では、左右に刺状に伸びた陰茎があり、この特徴によって、本属の他種と区別できます(御勢,1980a)。 トゲトビイロカゲロウに次いで羽化し、丹沢では成虫は4〜5月に採集することができます。

よく似ている種類
ウェストントビイロカゲロウ
ヒメトビイロカゲロウ

●環境とのかかわり
その他の写真

幼虫
頭部

幼虫
えら