がっしりした体型で、川底を歩いて移動します。
主に上流域の、流れの緩やかな場所に生息します。
幼虫は、石の下や間で見つかります。
羽化時期:3月中旬〜4月下旬の年1回
【専門的に・・・】
幼虫は10月〜3月に、上流から中流にかけてみられ個体数も多い。 体色の変異も多く、別種に見える個体もあります。
同じような斑紋と体形をもつ種にクロマダラカゲロウ Cincticostella nigra (Ueno)があるが、
ここれは羽化時期が6月と遅いので、春には若齢〜中令であり、上流でしか見ることができません。
本種の区別には、体色および出現時期による区別が有用であると報告されています (石綿,1989, 2000)。
本属の種類はどれも年1世代であるが、混生する地域での成虫の出現時期は、本種が最も早く、関東地方では3月〜4月の始めに羽化します。
次いで、チェルノバマダラカゲロウ Cincticostella orientalis (Tshernova)が羽化し、
クロマダラカゲロウは最も遅く5月下旬から6月に羽化します。
これより、本種を同属他種から区別することが可能となります。
よく似ている種類
クロマダラカゲロウ
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