がっしりした体型で、川底を歩いて移動します。
幼虫は、石の間や下で見つかります。
主に上流域の、流れの緩やかな場所に生息します。
羽化時期:5月下旬〜6月上旬の年1回
【専門的に・・・】
本種は、オオクママダラカゲロウ Cincticostella elongatula (McLachlan)と非常に酷似するため、種を決定するときには
注意が必要です。各肢腿節上の今棒状突起の有無による区別は、終齢および終齢に近い幼虫への使用に限られます。本種の区別には、
体色および出現時期による区別が有用であると報告されています (石綿,1989, 2000)。
本属の種類はどれも年1世代であるが、混生する地域での成虫の出現時期は、オオクママダラカゲロウが最も早く、
関東地方では3月〜4月の始めに羽化します。次いで、チェルノバマダラカゲロウ Cincticostella orientalis (Tshernova)が羽化し、
本種は最も遅く5月下旬から6月に羽化します。これより、本種を同属他種から区別することが可能となります。
よく似ている種類
オオクママダラカゲロウ
|
|