オビカゲロウ
Bleptus fasciatus Eaton
カゲロウ目 ヒラタカゲロウ科 オビカゲロウ属

●体の特徴・生活の様子

体は平たく、大きな頭を持ちます。
背中の中央にトゲがあります。
源流域の中でも、特に滝のしずく飛ぶような濡れた岩面で見つかります。
羽化時期:3月中旬〜5月下旬、8月上旬〜9月下旬の年2回


【専門的に・・・】
一属一種。
幼虫は体長15mmに達し,腹部背面に一列の刺をもちます。 幼虫は源流部の飛沫帯の礫上・岩盤上に多く、しばしばイワヒラタカゲロウ Epeorus cumulus Imanishi の幼虫と 同所的に生息します。
 成虫は前翅の中央付近および後翅の側・後縁に、黒色の帯状斑紋をもちます。 また、源流域の水辺植生上に静止している事が多いようです。

よく似ている種類
オナガヒラタカゲロウ

●環境とのかかわり
環境省が定めている水質指標では、「きれいな水」に生息する種類となっています。
その他の写真

幼虫
えら

成虫