イシワタマダラカゲロウ
Ephemerella ishiwatai Gose
カゲロウ目 マダラカゲロウ科 マダラカゲロウ属


兵庫県立人と自然の博物館 円山川
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●体の特徴・生活の様子

がっしりした体型で、川底を歩いて移動します。
中流から下流域に生息しています。
流れの緩やかな場所や水生植物の上で多くみつかります。
羽化時期:初夏の年1回


【専門的に・・・】
幼虫は、後頭部に1対の突起あるいは小隆起があり(御勢, 1985)、後肢腿節背面に棍棒状の剛毛を持ちます (石綿, 2000)。 この他、各肢腿節は比較的細く、前肢付節および脛節内側の刺毛は多く、密に並ぶという特徴が新たに得られました。 これらの特徴によって本属の他種から区別できます。幼虫は水中の水生植物上で見られます。
 成虫は、陰茎先端付近の背面に陰茎基 部に向かう翼状突起はなく、もしあっても癌状であること、陰茎の背側面に4〜8対の刺があるという 特徴が明らかになり、これらの特徴によって本属の他種から区別できることがわかりました。
 なお、本種の幼虫に似た別種が神奈川県内に2種存在します。 これらはイシワタマダラカゲロウ同様、後頭部に一対の癌があり日本に広く分布しています。 また、斑紋に変化が多く後頭部の瘤も雌雄あるいは産地によって変異があるようです(石綿, 2000)。

よく似た種類
クシゲマダラカゲロウ
その他、未記載種

●環境とのかかわり
環境省が定めている水質指標では、「」に生息する種類となっています。
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幼虫