平たい体で、石の表面をすべるように動きます。
尾は2本で、鰓に赤い斑点があることが特徴です。
石の表面に生える藻類を食べています。
上流から中流域の流れの緩やかな場所に生息します。
羽化時期:4月上旬から11月下旬
【専門的に・・・】
本種の幼虫はタニヒラタカゲロウEpeorus napaeus Imanishi 、マツムラヒラタカゲロウEpeorus i-nigrus Matsumura
とよく似ており、両者の区別は難しい。 ただし、タニヒラタカゲロウは早春季における年一化性であることより、5月以降に得られる成長した幼虫は、
本種もしくはマツムラヒラタカゲロウであり、12月以降に得られる成長した幼虫は、タニヒラタカゲロウであると判断することができます。
マツムラヒラタカゲロウとは、幼虫の段階では区別することはできません。
成虫において、本種とタニヒラタカゲロウは、前翅基部の斑紋の違いによって区別が可能です。 (雄交尾器の形態による区別は、ともに酷似することから難しい。)また、マツムラヒラタカゲロウとの区別は、陰茎の形態の違いによって
可能です。(前翅基部の斑紋はともに酷似する。)
なお、本種の陰茎の刺は1〜3対あり、この刺は必ずしも左右同数でないことが明らかになりました。 雄成虫の神奈川県内での記録は、相模川,酒匂川で報告されています(石綿,
1997)。
よく似ている種類
タニヒラタカゲロウ
マツムラヒラタカゲロウ
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