収蔵資料スペシャル企画「標本のミカタ~コレクションから新しい発見を生み出す~」2021年度・第7回「タネの世界~有用植物~」
企画展の解説動画を作成しました(2021/11/2掲載)
1 主旨(「タネの世界~有用植物~」)
「標本のミカタ」は、標本資料をふんだんに使い、その面白さを解説するスペシャル企画です。今年度第7弾として、「タネの世界~有用植物~」を開催します。
ひとはくの種子・果実標本は、ジーンバンク事業(絶滅にひんする貴重植物の系統保存を行う事業)の証拠標本や、さくよう標本(押し葉標本)の随伴標本として収集してきました。現在6,000点を超える標本が収蔵されています。今回は人間の生活に利用される種子・果実に焦点を当てて展示を行います。人間の生活に欠かせない食料に利用されるもの、食器や楽器、玩具、民芸品に利用されるものなど、様々な利用の面から見た種子果実の役割を考えていただきたいと思います。また、世界の三大穀物(イネ、コムギ、トウモロコシ)に加え、日本で五穀(イネ、コムギ、アワ、ヒエ、ダイズ)と呼ばれる農作物についても実物標本を展示します。種子・果実標本は小さくて見栄えのしないものが多く、展示には工夫が必要です。今回は理科実験で使うプラスチック・シャーレを用いて、展示標本の規格化を行いました。
当日は、展示した種子・果実についての解説を行います。
2 実施概要
(1) 日 時:令和3年10月10日(日) 13:00~16:00
(2) 場 所:兵庫県立人と自然の博物館 4階大セミナー室
(3) 展示物:種子・果実標本(約100点)
3 関連イベント
展示標本ツアー(参加無料・申込必要)
展示した種子・果実にまつわる解説を行います。
・1回目 13:30~14:00 定員10名 ※13:10から受付開始(定員になり次第受付終了)
・2回目 15:00~15:30 定員10名 ※14:40から受付開始(定員になり次第受付終了)
4 担当
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境再生研究部 主任研究員 藤井 俊夫
5 展示資料
果実・種子を使ったキーホルダー | ミカンの断面標本 |
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