収蔵資料スペシャル企画「標本のミカタ~コレクションから新しい発見を生み出す~」2020年度
1 主旨
兵庫県立人と自然の博物館には、開館以来収集してきた190万点近くの昆虫や動植物、岩石・化石などの自然史系の標本や古写真などの資料が収蔵されています。これらの標本には、タイプ標本と呼ばれる新種として登録するための唯一無二の基準標本をはじめとする学術的な新発見の基盤となった標本、生物の過去の分布状況を証明するための標本、絶滅危惧種の分布状況の証拠となる標本など貴重なものが含まれています。また、よく似た種類を比較分類するためのセットとして、生物の形状の美しさ・面白さを伝える展示物として、収蔵標本が活用されています。しかし、博物館の収蔵標本のすべてを館内に展示することは物理的にも保存面でも難しいため、現状ではその多くが収蔵庫に保管されています。標本資料の収蔵は博物館機能の核心部分にも関わらず、この様相は気楽に見学してもらうことができませんでした。
そこで2018年度から、普段は見ることができない収蔵資料をテーマにもとづいて蔵出しする日を定め、収蔵資料から進化や自然、地球の成り立ち、まちの景観形成などについて読み解き方を解説するオープンセミナー「標本のミカタ」を始めました。今年度(2020年度)も毎月1回、さまざまなテーマの全8回を予定しています。普段は、展示室でガラス越しにしか見ることができない標本を、この企画では、実物を直接見られる状態で数多く陳列し、顕微鏡などの実験道具を使って、研究員が解説いたします。専門的な内容も含めつつ、見学される方に合わせて丁寧に解説いたします。関連のイベント・解説も同時に開催することで、標本が存在する意義を多様な観点からわかりやすく発信します。
2 実施概要
(1) 日時 : 令和2年5月~12月の毎月1回 13:00~16:00(5月のみ13:30~15:00)
※詳細は下記を参照
(2) 場所 : 兵庫県立人と自然の博物館 4階ひとはくサロンなど
(3) 申込 : 不要
(4) 参加費 : 無料(入館の際に観覧料のみ必要)
3 各回のテーマ
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兵庫県立人と自然の博物館には、開館以来収集してきた190万点近くの昆虫や動植物、岩石・化石などの自然史系の標本や古写真などの資料が収蔵されています。これらの標本には、タイプ標本と呼ばれる新種として登録するための唯一無二の基準標本をはじめとする学術的な新発見の基盤となった標本、生物の過去の分布状況を証明するための標本、絶滅危惧種の分布状況の証拠となる標本など貴重なものが含まれています。また、よく似た種類を比較分類するためのセットとして、生物の形状の美しさ・面白さを伝える展示物として、収蔵標本が活用されています。しかし、博物館の収蔵標本のすべてを館内に展示することは物理的にも保存面でも難しいため、現状ではその多くが収蔵庫に保管されています。標本資料の収蔵は博物館機能の核心部分にも関わらず、この様相は気楽に見学してもらうことができませんでした。
そこで2018年度から、普段は見ることができない収蔵資料をテーマにもとづいて蔵出しする日を定め、収蔵資料から進化や自然、地球の成り立ち、まちの景観形成などについて読み解き方を解説するオープンセミナー「標本のミカタ」を始めました。今年度(2020年度)も毎月1回、さまざまなテーマの全8回を予定しています。普段は、展示室でガラス越しにしか見ることができない標本を、この企画では、実物を直接見られる状態で数多く陳列し、顕微鏡などの実験道具を使って、研究員が解説いたします。専門的な内容も含めつつ、見学される方に合わせて丁寧に解説いたします。関連のイベント・解説も同時に開催することで、標本が存在する意義を多様な観点からわかりやすく発信します。
2 実施概要
(1) 日時 : 令和2年5月~12月の毎月1回 13:00~16:00(5月のみ13:30~15:00)
※詳細は下記を参照
(2) 場所 : 兵庫県立人と自然の博物館 4階ひとはくサロンなど
(3) 申込 : 不要
(4) 参加費 : 無料(入館の際に観覧料のみ必要)
3 各回のテーマ
第1回「鳥類標本の世界 小林コレクションの鳥たち」 |
第2回「川のなかの水生昆虫たち」 |
第3回「夏のアンモナイト祭り」 | 第4回「頌栄植物標本コレクション」 |
第5回「化石になった生き物たち」 | 第6回「ティティカカ湖の魚たち」 |
第7回「タネの世界」 | 第8回「記録から兵庫の災害を知る」 |
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