収蔵資料スペシャル企画「標本のミカタ~コレクションから新しい発見を生み出す~」第7回「タンガニイカ湖シクリッドの世界」
1 主旨(「タンガニイカ湖シクリッドの世界」)
「標本のミカタ」は、標本資料をふんだんに使い、その面白さを解説するスペシャル企画です。今年度第7弾は、「タンガニイカ湖シクリッドの世界」です。タンガニイカ湖はアフリカの大地溝帯にある古代湖で、200種以上の固有な(この湖にしかいない)シクリッド科魚類が生息します。これらは形態や生態が多様なため進化の研究において重要で、進化生物学の教科書に必ずと言っていいほど載っているグループです。また、見た目の美しさや生態の面白さから、種によっては日本でも熱帯魚として流通しています。
今回の企画では、このような貴重な魚の標本を、100種以上一挙に公開します。これほどの種を一度に紹介するのは、恐らく日本では初めてです。やや難しい内容になりますが、ぜひご来館いただき、アフリカ奥地の湖に生息する不思議な魚に、思いを馳せていただければと思います。
2 実施概要
(1) 期 日 : 令和元年11月10日(日) 13:00~16:00
(2) 場 所 : 兵庫県立人と自然の博物館 4階大セミナー室
(3) 展示物 : タンガニイカ湖に生息するシクリッド科魚類の液浸標本 約100種200点
3 関連イベント(参加無料・申込不要)
(1) オープンセミナー
○ 展示解説「タンガニイカ湖シクリッドの世界」(高橋 鉄美 主任研究員)
時間 : 13:00~13:30
場所 : 4階大セミナー室
○ フロアスタッフとあそぼう「画はくの日~珍しい魚の絵を描こう~」(フロアスタッフ)
時間 : 13:30~14:00
場所 : 4階大セミナー室
4 担当
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境マネジメント研究部 主任研究員 高橋 鉄美
5 展示資料
高橋 鉄美 主任研究員が所有する7000点あまりのコレクションから、タンガニイカ湖に生息するシクリッド科魚類の液浸標本約100種200点を展示します。
鱗食者のプレコダス・ストラエレニ | 世界最大のシクリッド、クーへの若魚 |
6 ポスター(PDFファイル)
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