収蔵資料スペシャル企画「標本のミカタ~コレクションから新しい発見を生み出す~」第4回「地球のカケラから何がわかる?~岩石・鉱物の科学~」
1 主旨(「地球のカケラから何がわかる?~岩石・鉱物の科学~」)
人と自然の博物館には190万点を超える資料が収蔵されています。「標本のミカタ」は、こうした資料をふんだんに使い、その面白さや自然の読み解き方を解説するスペシャル企画です。
今年度第4回は「地球のカケラから何がわかる?~岩石・鉱物の科学~」と題し、開催中のコレクション展「石ころズラリ~美しい鉱物から珍しい岩石まで~」の展示資料などを例に、岩石や鉱物について解説いたします。
2 実施概要
(1) 期 日 : 令和元年8月12日(月・振替休日)13:00~16:00
(2) 場 所 : 兵庫県立人と自然の博物館 2階ひとはく多様性フロア ほか
(3) 展示物 : 岩石標本、鉱物標本 約300点
3 関連イベント(参加無料・申込不要)
(1) ギャラリートーク(参加無料・申込不要)
「石ころが教えてくれること」
講師:先山 徹(NPO法人 地球年代学ネットワーク 地球史研究所)
13:00~13:30 場所:2階ひとはく多様性フロア
地球のカケラである石ころには、様々な情報がつまっています。
鉱物や岩石がもつ色や形などの様々な性質から、どんなことがわかるのか、わかりやすく紹介します。
(2) オープンセミナー
「フズリナ石灰岩を磨いて観察しよう」
担当:加藤 茂弘・半田 久美子
13:30~、14:30~、15:30~の3回開催(各回30分程度) 場所:4階実験セミナー室
各回 定員10名(当日の12:00から4階実験セミナー室前にて受付開始、先着順)
対象:小学生~高校生(小学校低学年は保護者の付添が必要) 参加費:100円(資料代)
フズリナ化石の多数入った石灰岩チップ(金生山石灰岩)をきれいに磨き、
化石を実体顕微鏡で観察します。
磨いた石灰岩は、説明ラベル、サンプル袋とともにお持ち帰りできます。
4 担当
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境評価研究部 研究員 生野 賢司
5 展示資料(予定)
コレクション展の会場では、世界34ヶ国から採取された岩石・鉱物の標本約300点を展示しています。
また、「こんにゃく石」や「方解石」などを使って、石ころがもつ不思議な性質を実演します。
藍晶石、 ガーネット(鉄ばんざくろ石)、 クロム雲母片岩 |
手で曲げられる「こんにゃく石」、 磁石につく磁鉄鉱 |
複屈折(ものが二重に見える)が起こる方解石 |