ミニ企画展「六甲山のキノコ展2022~野生のキノコの不思議な魅力~」
1 主旨
当館および兵庫県立御影高等学校が共同開催している本展示は、平成21年から今年で14回目の開催となります。六甲山には、多数の種類のキノコが生育していますが、身近な自然の構成物であるものの、あまり多くの人にその多様性は知られていません。これまで御影高校が環境科学部の活動や「総合的な探究の時間」等の一環として調査研究を進めた結果、四季を通じて採取した標本は500種近くになっています。収集された標本は、樹脂による特殊な加工によって原型を維持した状態で保管されています。今回の企画展では、こうした標本を用いて、六甲山のキノコの標本や生態分析の結果を公開しながら、郷土の豊かな自然や環境を地域の人たちに紹介し、生物の多様性を社会に伝えるとともに、本年度は特徴的なキノコを中心に、約100種類をじっくりと見やすく配置しています。また、今回は、どうぶつの名前にちなんだ特徴的な名前のきのこに着目して紹介しております。
本展示により、六甲山のキノコの高い多様性を知っていただくと同時に、野生のキノコの面白さを伝え、身近な自然の豊かさを実感していただくことを目的としています。
2 展示概要
(1) 期 間 : 令和4年2月11日(金・祝)~5月28日(土)
(2) 場 所 : 兵庫県立人と自然の博物館 2階企画展示室
(3) 主 催 : 兵庫県立御影高等学校、兵庫県立人と自然の博物館
(4) 協 力 : 兵庫きのこ研究会
■「六甲山のキノコ展2022」のポスター PDFファイル(0.5MB)
3 主な展示物
六甲山系・再度公園(修法ヶ原)において、これまでに採集したキノコを特殊処理した含浸標本および樹脂封入標本について、約100種類を展示し、毒性や薬効性について紹介します。六甲山で特徴的なキノコや特徴のある名前のきのこに着目して展示しているほか、野外で撮影されたキノコ生態写真もパネル展示します。
4 問い合わせ先
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境マネジメント研究部 主任研究員 三橋 弘宗
〒669-1546 兵庫県三田市弥生が丘6丁目
Tel:079-559-2001 Fax:079-559-2033
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