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展示特別企画「ひょうごの草原~人が育んだ草原と生き物の歴史~」

企画展の解説動画を作成しました(2020/10/30更新)

企画展の告知動画を作成しました(2020/10/8更新)


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1 主旨

 温暖湿潤な日本(兵庫県)では、草原は人の手による火入れや草刈りなどの管理によって維持されてきました。現在の兵庫県では、広大な草原はごく一部でしか見られず、あまり身近に感じられないかもしれません。しかし、ほんの数十年前まで、草原はとても身近な存在でした。縄文時代から20世紀前半までの長い間、人と草原は共生をしてきました。しかし、高度経済成長期の生活様式の変化によって、草原が利用されなくなり、そこにすむ生き物は危機的な状況に追い込まれてきました。今回の展示特別企画では、兵庫県の草原を取り上げ、草原とそこにすむ生き物の隆盛と衰退の歴史、また草原の保全について紹介します。


2 実施概要

 (1) 期  間:令和2年10月10日(土)~令和3年1月7日(木)
         ※月曜日(祝日の場合はその翌日)、および年末年始(12/28~1/2)は休館
 (2) 場  所:兵庫県立人と自然の博物館 2階企画展示室
 (3) 展示内容:

 兵庫県内における半自然草原の歴史(縄文時代以降の草原の成り立ち、昭和初期までの草原の利用、高度経済成長期以降の草原の衰退、これからの草原の保全)について、それぞれの時代における人とのかかわりの中で紹介します。さらに、兵庫県内の草原で見られる多様な生物(主に脊椎動物、植物、昆虫など)についても解説します。

 <主な展示物> ※各展示物の展示点数は多少前後することがあります
  ・標  本:哺乳類3点、鳥類1点、植物約20点、昆虫約100点、土壌6点
  ・生態展示:3点程度
  ・模  型:2点
  ・学術論文:6点程度
  ・その他、草原に関連する生活用品、作品など


3 展示の見所

 兵庫県内で繁殖が確認されたイヌワシをはじめ、草原に生息する生き物の標本を100点以上展示します。草原とそこにすむ生き物の歴史についての最新の研究成果も必見です。

 <展示される標本等の一部>
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ウツボグサのハーバリウム標本 ナンバンギセルの模型


4 関連セミナー(事前申込制)

 (1) 一般セミナー「東お多福山草原 秋の植物観察会」 ※詳しくはこちら
  日 時:10月11日(日)9:20~16:00
  場 所:六甲山地 東お多福山
 (2) 一般セミナー「草甸(そうでん)の植物観察会(初秋)」 ※詳しくはこちら
  日 時:10月18日(日)10:00~16:00
  場 所:JR粟生駅から鴨池公園まで
 (3) 一般セミナー「里山や草原の植物と昆虫」 ※詳しくはこちら
  日 時:10月24日(土)12:00~15:00
  場 所:兵庫県立宝塚西谷の森公園
 (4) 一般セミナー「神鍋高原の植物を観察しよう」 ※詳しくはこちら
  日 時:10月31日(土)13:00~16:00
  場 所:神鍋高原
 (5) 一般セミナー「半自然草原の特徴と保全」 ※詳しくはこちら
  日 時:11月14日(土)13:00~15:00
  場 所:博物館内
 (6) 一般セミナー「草甸(そうでん)の植物観察会(晩秋)」 ※詳しくはこちら
  日 時:11月15日(日)13:30~16:30
  場 所:神姫バス「古坂3丁目」バス停から逆池周辺


5 担当

 兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境再生研究部 研究員 中濱 直之

パンフレット(※クリックすると、PDFファイルで閲覧できます)

(表面) (裏面)
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