写真展「植物シモバシラが魅せる氷の世界-多様な形のふしぎ-」
1 主 旨
世にも不思議な植物シモバシラ。冬に茎から氷が伸びて様々な形の氷の芸術作品をつくります。氷をつくる現象が、地面にできる霜柱と同じことから、この名前で呼ばれます。霜柱状の氷は、夜間に外気温が氷点下になると、土壌水が茎を伝って吸い上げられ、木部の表面から様々な形に伸びます。昼間融けて夜間に成長することを繰り返します。シソ科の多年草で木陰に生育し、関東以西の本州・四国・九州の太平洋側に分布します。
本企画は、一般の来場者に写真展を通じてシモバシラがつくる美しい氷の世界を見てもらい、多様な形がなぜできるのか?その謎を解き明し、植物の秘めた魅力や不思議な現象から科学に興味をもってもらうことが狙いです。
2 企画概要(写真展示)
(1) 期 間 : 令和元年12月14日(土)~令和2年1月5日(日)
(2) 場 所 : 兵庫県立人と自然の博物館 4階ひとはくサロン
(3) 展示物 : 植物写真パネルA1またはA2 15点程度
3 担当
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境再生研究部 藤井 俊夫
4 展示予定資料(一部)
夏のシモバシラ(花) | シモバシラの茎から伸びた霜柱状の氷 |
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