緊急速報展「篠山層群恐竜・鳥類卵化石発掘調査の成果報告」について
1 主 旨
兵庫県立人と自然の博物館では、丹波竜発掘現場近くにおいて、2019年1月から3月まで恐竜・鳥類卵化石発掘調査を実施しました。試掘時に現場保存した標本を採集し、またその周辺エリアの調査をボランティアと協働で実施しました。その結果、卵・卵殻に加え、小動物、恐竜類の歯などを含む、約1000点の標本が発見され、少なくとも4タイプの卵殻化石が確認されたことから、緊急速報展を実施します。
2 緊急速報展について
(1)期 間 平成31年4月27日(土)~令和元年6月2日(日)
(2)場 所 兵庫県立人と自然の博物館 3階 丹波の恐竜化石展示室
(3)展示物 下記の産出化石 a~d
3 オープンセミナーについて
(1)セミナー名 「卵化石発掘調査報告会」
(2)期 日 令和元年5月19日(日)
(3)場 所 兵庫県立人と自然の博物館 4階 大セミナー室
(4)担当者 兵庫県立人と自然の博物館恐竜化石総合ディレクター 田中 公教
4 調査概要
(1)工事期間 平成30年12月17日〜平成31年3月25日
(2)調査期間 平成31年1月8日(火)〜3月9日(土)
(3)場 所 丹波市山南町上滝 丹波竜発見現場の上流側
(4)調査範囲岩量 面積:約24平方メートル
(当初16平方メートルを予定)
体積:約19立方メートル
(5)調査体制 兵庫県立人と自然の博物館
研究員及び恐竜化石総合ディレクター、
研究協力者(筑波大学助教・田中康平氏)、
発掘ボランティア60名(延べ434名)
※右写真は調査風景
5 調査成果
(1)産出した化石 計975点
・卵、卵殻化石 629点
・小動物化石(カエル類・トカゲ類など) 263点
・骨片、恐竜類の歯など 83点
(2)卵・卵殻化石について
・下記のa~d4タイプが確認された。
a 小型獣脚類恐竜もしくは鳥類と考えられるタイプ
※試掘時に確認済み
b 小型獣脚類恐竜(ニッポノウーリサス)と考えられるタイプ
※丹波竜の産出層から報告済み
c 小型獣脚類恐竜(プリズマトウーリサス)と考えられるタイプ
※丹波竜の産出層から報告済み
c 現段階では帰属不明なタイプ
※右写真は小型獣脚類恐竜もしくは鳥類の卵殻化石。黒いバーは1cm。
6 担 当
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境評価研究部 池田 忠広
電話 079(559)2001(代表)
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兵庫県立人と自然の博物館では、丹波竜発掘現場近くにおいて、2019年1月から3月まで恐竜・鳥類卵化石発掘調査を実施しました。試掘時に現場保存した標本を採集し、またその周辺エリアの調査をボランティアと協働で実施しました。その結果、卵・卵殻に加え、小動物、恐竜類の歯などを含む、約1000点の標本が発見され、少なくとも4タイプの卵殻化石が確認されたことから、緊急速報展を実施します。
2 緊急速報展について
(1)期 間 平成31年4月27日(土)~令和元年6月2日(日)
(2)場 所 兵庫県立人と自然の博物館 3階 丹波の恐竜化石展示室
(3)展示物 下記の産出化石 a~d
3 オープンセミナーについて
(1)セミナー名 「卵化石発掘調査報告会」
(2)期 日 令和元年5月19日(日)
(3)場 所 兵庫県立人と自然の博物館 4階 大セミナー室
(4)担当者 兵庫県立人と自然の博物館恐竜化石総合ディレクター 田中 公教
4 調査概要
(1)工事期間 平成30年12月17日〜平成31年3月25日
(2)調査期間 平成31年1月8日(火)〜3月9日(土)
(3)場 所 丹波市山南町上滝 丹波竜発見現場の上流側
(4)調査範囲岩量 面積:約24平方メートル
(当初16平方メートルを予定)
体積:約19立方メートル
(5)調査体制 兵庫県立人と自然の博物館
研究員及び恐竜化石総合ディレクター、
研究協力者(筑波大学助教・田中康平氏)、
発掘ボランティア60名(延べ434名)
※右写真は調査風景
5 調査成果
(1)産出した化石 計975点
・卵、卵殻化石 629点
・小動物化石(カエル類・トカゲ類など) 263点
・骨片、恐竜類の歯など 83点
(2)卵・卵殻化石について
・下記のa~d4タイプが確認された。
a 小型獣脚類恐竜もしくは鳥類と考えられるタイプ
※試掘時に確認済み
b 小型獣脚類恐竜(ニッポノウーリサス)と考えられるタイプ
※丹波竜の産出層から報告済み
c 小型獣脚類恐竜(プリズマトウーリサス)と考えられるタイプ
※丹波竜の産出層から報告済み
c 現段階では帰属不明なタイプ
※右写真は小型獣脚類恐竜もしくは鳥類の卵殻化石。黒いバーは1cm。
6 担 当
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境評価研究部 池田 忠広
電話 079(559)2001(代表)
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