企画展「植物とアート~蒲公英(たんぽぽ)と羊歯(しだ)~」
企画展(第2部:シダ編)の解説動画を作成しました(2022/7/26更新)
※リーフレットはこちらからご覧いただけます。 |
1 主旨
古今東西を問わず、植物の姿は人々の関心を惹いてきました。科学者はサイエンスの眼から研究対象とする一方で、アーティストは植物がつくりだす美しさを絵画、漆器、陶磁器、着物などに描いてきました。今回の展示では、なじみのある春の「タンポポ」、鮮やかな緑とかたちが魅力の「シダ」に注目して、さまざまな作品を実物の写真や標本とともに紹介します。また、現代のデザイナーなどによるグッズも展示します。
2 実施概要
(1) 期 間 第1部:蒲公英(たんぽぽ) 令和4年3月26日(土)~5月22日(日)
第2部:羊歯(しだ) 令和4年6月4日(土)~7月31日(日)
(2) 会 場 兵庫県立人と自然の博物館 3階オープンギャラリー
(3) 展示内容
タンポポ 火鉢 | タンポポ 着物 | タンポポ 掛軸 | ||
シダ行灯 | わらび巻のガラス器 | 羊歯文蕎麦猪口 |
蒲公英:掛軸6点、着物2点、植物画など絵画6点、祝膳一式、ガラス器3点
陶器4点、現代の作品(のれん、フェルト、石ころアート)など、約30点(予定)
羊 歯:植物画4点、陶器6点、漆器一式、拓本1点、着物2点、飾り兜
現代の作品(手ぬぐい、ピアス、行灯3点、壁紙)など、約30点
3 展示の見所
- タンポポでは地域種が反映して、カンサイ、トウカイ、シロバナなどが描かれています。
- 陶器などでの伝統的模様に加えて、現代のさまざまなグッズを展示します。
- シダでは、伝統的な模様としてのウラジロに加えて、近年のベニシダ、個々の感性による独特の作品も並べます。
- しめ飾り、かご、飾り兜など、日本の文化にあるシダも紹介します。
- 陶芸家 富本憲吉氏の「羊歯模様」の由来についても示します。
日時:4月3日(日)、6月12日(日)ともに11:00より30分程度
場所:兵庫県立人と自然の博物館 3階オープンギャラリー
5 担当
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境再生研究部 研究員 鈴木 武
6 協力
兵庫陶芸美術館[パネル提供]、しだのすみか、手ぬぐい INAHO、GREEN GRASS、shino、
Asuka Hishiki[資料提供]