ミニ企画展「植物学者 牧野富太郎 写真展 ~川﨑正悦氏アルバムより~」
1929(昭和4)年11月23日 姫路市大塩 67歳 ノジギク群落を観察にでかけている。左が川﨑正悦氏 |
1 趣旨
牧野富太郎(1862-1957)は高知県出身の植物学者で、この春のNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルです。神戸の資産家、池長孟(いけなが はじめ;1891-1955)氏に援助を受けるようになった1917(大正6)年以降は、神戸市兵庫区会下山に設立された池長植物研究所で活動を続け、多くの在野の研究家とも交流しました。
灘中学校の教諭であった川﨑正悦 (かわさき まさよし;1893-1978)氏は兵庫県でも牧野と縁が深かった一人です。当館では牧野から川﨑氏への書簡を寄贈いただいております。
このたび川﨑家に残るアルバムから約40枚の牧野の写真について利用の許可をいただきました。
本展示では、単に写真だけでなく、その時の採集会や会合などの情報も加えて、牧野と各地の人々の関わりを含めて展示を行います。
2 展示概要
(1) 日時
令和5年4月1日(土)~7月30日(日)
(2) 場所
兵庫県立人と自然の博物館 3階ひとはくギャラリー
(3) 展示物
① A1展示パネル 約10枚
② 動画「牧野富太郎と六甲山」(2005年兵庫県立人と自然の博物館制作)
3 協力
川﨑家、東アジア野生植物研究会
4 担当
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境再生研究部 研究員 鈴木 武
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