緊急速報展「篠山層群からみつかった小さな植物化石」
1 主 旨
篠山層群は丹波竜や角竜類が産出したことで知られていますが、篠山市に分布する篠山層群上部層からは植物化石が産出します。この植物化石の研究が金沢大学の山田敏弘准教授によっておこなわれ、得られた13種の植物のうち1種が新種であることが明らかになりました。
この研究成果は論文としてまとめられ、日本古生物学会英文誌「Paleontological Research」に投稿・受理・出版されました。これらの研究に用いられた182点の標本は平成25年(2013年)に人と自然の博物館に寄贈されたものです。記載論文の出版を記念して、植物化石の実物を展示しパネル等で紹介します。
2 展示概要
(1)期 間:平成30年4月27日(金)~ 平成30年7月1日(日)終了しました。
(2)場 所:兵庫県立人と自然の博物館 3階 丹波の恐竜化石
(3)展示物:篠山層群産植物化石15点
3 論文の概要
(1)掲載誌:Paleontological Research(日本古生物学会英文誌)
(2)論文名:Late Early Cretaceous (Albian) Sasayama Flora
from the Sasayama Group in Hyogo Prefecture, Japan
和 訳:兵庫県篠山層群から産出した前期白亜紀後期(アルビアン期)の植物化石群
(3)執筆者:山田敏弘 准教授(金沢大学) *2018年4月から大阪市立大学理学研究科 教授
ジュリアン・ルグラン 助教(中央大学)
西田治文 教授(中央大学)
(4)報告された化石:篠山層群から13種の植物化石が報告された
シダ綱3種、シダ種子綱1種、ベネチテス綱1種(新種)、針葉樹綱7種、被子植物1種
新種 オトザミテス・トシオエンソイ Otozamites toshioensoi sp. nov.
新種小名のトシオエンソイは、篠山層群の植物化石を初めて検討した円増(1958)の著者である
故円増俊夫氏に献名されました。
4 担 当
兵庫県立人と自然の博物館 地球科学研究部 半田久美子
5 展示予定資料
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