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 これ、なんの写真だかわかりますか?
 丹波市山南町上久下地区で発掘された恐竜化石の頭部骨格図の一部です。
 現在丹波市で進行中の「篠山層群復元画丹波プロジェクト」の中間報告として発表されたモノです。頭部骨格図の全体はこんな感じでした。

 この竜脚類ティタノサウルス形類の頭部骨格図のほかに、同じく頭部復元図(カラー)と、カエル類ムカシガエル亜目の「全身骨格図」及び「全身生体復元図(カラー)」が発表されました。

    

 この丹波市のプロジェクトに、ひとはくから三枝主任研究員、池田研究員がプロジェクト会議のメンバーとして加わり、制作に関わっています。2年間にわたるプロジェクトなので、最終的には骨格図や復元図30枚程度と、恐竜がいたころの生態環境復元図が制作される予定だそうです。

 今後の発表にご注目ください。

 

恐竜TFチーム やおすごいです!!
 
 

6月の丹波の恐竜化石発掘セミナーのご案内

 先日、関西地方が梅雨入りしました。ジメジメとして嫌な気分を吹き飛ばすような体験はいかがでしょうか。
 今月も2012年度/丹波の恐竜化石発掘セミナー(第2回)を開催いたします。

◆開催日:6月17日(日)

◆時 間:10:30〜11:30、14:00〜15:00の2回開催

◆参加費:おひとり様/¥500 おみやげ付
     ※ 別途ひとはく入館料が必要です。

◆参加条件:小学3年生以上

◆定 員:各回25名程度

◆少雨決行
 ※ 屋外でのセミナーですので悪天候の場合は中止することがあります。ひとはくまでご確認ください。

 

 受付は当日の各回開始時間の15分前からひとはく本館4Fひとはくサロン前カウンターで行います。受付は定員になり次第、締め切らせていただきますので何卒ご了承ください。

 皆さんのご参加をお待ちしております。

 

ひとはく連携グループ ラボーンズ一同

平成24年3月になりました。今年度もあと1か月・・・・・


 3月1日(木) ひとはく大会議室にて「丹波の恐竜化石第6次発掘調査結果報告」に関する記者発表が行われました。その様子は、こちらからどうぞ

 そこに載せていないカットから何点か紹介します。

     blog_IMG_8727.JPG    blog_IMG_8765.JPG
 まず、記者発表に臨むいつもの三枝・池田の両研究員なんですが、今日は「このド派手な背景」にご注目!!ください。20という数字が見えますが、今年の10月にひとはくが20周年をむかえるということで、急きょ、某担当から「記者会見用のバックの飾りを作れ!!」という鬼のような指示が今朝出され、慌てて作ったものです。
 なんとなくテレビで見ている記者会見のような雰囲気になってるでしょ!! なてないって(^O^)

blog_IMG_8784.JPG  そして、記者の質問に対し、発掘現場の見取り図を書いて説明する池田研究員。参考のために持ち込まれた恐竜の頭部のレプリカの支持役に生涯学習課西岡課長も登場です。 blog_IMG_8769.JPG   blog_IMG_8738.JPG

 そして、長さ15mmほどの子どもの歯(と思われる)の化石が今回の目玉です。歯の表面がザラザラしているので竜脚類と判断できるそうです。ひょっとして、今まで国内で見つかった竜脚類の恐竜の歯の化石の中で、一番小さいものかも知れません!! blog_IMG_8714.JPG

 上の写真の白丸の中の化石です。奥にあるのは以前に見つかった歯の化石です。

この模様は?

今日のgoogleのタイトルにありました

これはなんだ?

 1月11日は「ニコラウス ステノ」という科学者の誕生日だそうです。今から300年も400年も前の科学者の研究が、現在の丹波の恐竜化石の研究にもつながっているんだね。スゴイスゴイ!!

今日は、発掘調査の 年明け作業初日です。

s-P1080521.jpg 駐車場に車を置いて現場まで歩きます。とても景色がよく、季節によって見える風景は変わります。地元の方は普段、散歩道として利用されています。 

s-P1080543.jpg

 今日は、朝一番に大勢の方が発掘現場へ見学に来られていました。登録指定有形文化財の発電所跡の中へ入るところです。大正11年地元住民によって完成したレンガづくりの建物です。

地元のボランティアの方が案内をしています。

 

                  s-P1080522.jpg  s-P1080526.jpg  

今回の6次発掘のボランティアさんたちの作業場所は、発電所跡の向いです。

例年と違った雰囲気です。

 

               s-P1080537.jpg

ボランティアのみなさん、熱心に化石をさがしています。 

 

                          s-P1080535.jpg                           

現場は深く深く掘られています。三枝主任研究員と池田研究員の姿、分かりますか?

とても危険なので、フェンスより外から見学してくださいね。

 

駐車場に隣接する「元気村かみくげ」では、とん汁が無料でふるまわれていました。

                                           s-P1080551.jpg

うぁ〜。美味しそう!私も1杯くださいな。  

             s-P1080548.jpg        s-P1080549.jpg 

とん汁を食べながら、1杯。ん〜〜〜、より美味しそう。

ユズとネギいっぱいのとん汁はとても温かく美味しかったです。ごちそうさまでした。 

 

発掘作業は続きます。ひとはくブログの愛読している皆さんに、いい報告ができますように☆

                             

                           小林美樹(生涯学習課)

 夕べは、皆既月食で午前2時頃まで眠れず・・・・・寒くて風邪ひきそうだし。

 

 そして今朝は、丹波市山南町上滝の恐竜化石発掘現場へ。今朝も寒い!!

 いよいよ今日から、ボランティアの方々による発掘調査が始まります。8時過ぎから続々とボランティアの方々が参集されます。 ボランティアさん 集合!!

 

名簿で氏名の確認をしながら名札を渡します。池田研究員の恒例お昼のお弁当引換券の説明。 名札を渡します  私の名前は・・・・・      また、ハンマーを刻みます     美味しいお弁当が待ち遠しい

 

 今回の現場はかなり狭く深いエリアとなっています。

 なので、中に(下に)入るのは研究員のみで、ボランティアの方は危険が伴うので入りません。上から今回の現場付近の様子について説明を聞きます。底が見えないくらい深いのです。

  傾斜がきつい!!  危ないから、押さないで  一番奥に岩盤が見える  底が見えない

 

 作業の途中で丹波市辻重五郎市長が現場にお越しになり、「寒い中での作業ごくろうさま。」という言葉と寒中お見舞いをいただきました。その後、第一発見者の一人村上氏と今回の発掘調査に寄せる期待などを話されていました。

大きな発見に期待を寄せて

 

 今回は、範囲が狭いこともあり、ほぼ年内に予定に達する見込みです。大きな発見があればさらに延長ということもあり得ますが・・・・・。

 辰年(竜の年)にむけて、ぜひ恐にちなんだ大きな発見があることを祈ります。

 

 

【オマケのコーナー】 おきまりの「こうのとり」も掲載します。

    こうのとり 旧車両     コウノトリ 新車両

 いよいよ第6次丹波の恐竜化石発掘調査が始まりました。

 

 と言っても、今日のところは重機による削岩が始まったところです。午前8時前、トレーラーに乗せられショベルカーが搬入されました。

   重機が搬入されてきました   丹波竜の横を通り抜けて・・・・

   等身大の丹波竜の横を通り抜け、作業現場へ向かいます。

 今回の現場は第5次までの河床の現場から離れた、農道の脇(発電所の隣)の民有地になっています。 左下のコンクリート部分が今までの発掘現場   お地蔵さんに見守られて しかも、狭い範囲を竪穴式に調査することになるので、今までと随分様子が違います。お地蔵さんも危険を避けるために少し離れたところに移設され、今回の発掘調査を見守ることになります。

 少し表土を掘り下げ、池田研究員と作業員の方と岩盤の様子を確認しながら作業を進めます。掘った土砂はダンプに積んで運び出します。 

  こんな感じでいいでしょう    何度も往復します

 こうして発掘調査の準備を進め、実際にボランティア等が加わって発掘調査が始まるのは来月1211日頃の予定です。記者の取材に池田研究員も答えていましたが、恐竜の脚の化石が出ると嬉しいのですが・・・・・・。

             また発掘の季節が巡ってきました

 

 今回の現場は河床から数メートル高所になり、すぐ近くをJRも走っています。電車からも見つけやすくなりました。等身大の丹波竜の横にオレンジのフェンスで囲った部分が今回の現場です。電車に乗られる方は一度車窓からも発掘現場を見てください。

電車からもすぐわかる!! となりをこうのとりが・・・・      

情報管理課:八尾

第6回丹波恐竜化石発掘等連絡調整協議会が終了しました。


 今年で6回目になりますが、毎回多くの方の協力があって発掘調査がすすめられています。ありがとうございます。
 ちなみに、今日の連絡調整協議会の出席者名簿からその関係団体をみると・・・・・・丹波県民局恐竜まちづくり課・丹波土木事務所・兵庫県教育委員会社会教育課・加古川漁業協同組合・上久下自治協議会・上久下恐竜委員会・上滝自治会長・上滝土地改良区・(財)兵庫丹波の森協会・近畿農政局川代ダム管理所・丹波警察署・丹波市恐竜を活かしたまちづくり課(順不同・敬称略)など、かなりの数であることがわかります。 プレゼンテーションに注目  地元から  事故には注意を

 そしてマスコミ関係者も参加します。 配布資料を確認する記者

ひとはくでもビデオに記録します。 写真だけでなく動画で記録

  連絡調整協議会に先立ち、午前中には発掘現場のあります、上滝地区において住民に対しての説明会も行われました。  地元での住民説明会 地元の方々の協力がなくては調査はできません。 村上さんも参加この先、発掘調査に関わる多くのボランティアの方々にもお世話になります。

 さて、今回はどんな発見が待っているのでしょうか? 何が出るのか!!

 

 こちらもどうぞ

情報管理課:八尾

 

 10月22日(土)篠山市の四季の森生涯学習センターで【恐竜世界をよみがえらせる−恐竜化石シンポジウムinたんば−】が開かれました。


 後半のパネルディスカッションの途中
 パネラーや三枝主任研究員と談話しながら、画家・イラストレーターの小田隆氏が、即興で丹波竜がいた頃のイメージイラストを描かれました。
 それがこれ!!

ホワイトボードにサラサラと

感動の生イラストです

 

情報管理課:八尾

 

 

ただいま準備中!!

   まだです!!

 

 

 

    でも、ちょっとだけ!!

ちょっとだけ!!

 

 

 

        やっぱり、だめです(x。x)゚゚゚

 

情報管理課:八尾

10月限定!!

2011年10月 2日

 先日、テレビ・新聞で記者会見の様子が報じられましたが、今ひとはくでは「兵庫県立丹波並木道中央公園」で発見された恐竜等の化石を含む岩塊を一般公開しています。場所は、ひとはく3階展示室です。

    ひとはく3階 丹波の恐竜化石展示室    岩塊が展示してあります

 今回一般公開している化石は、平成229月〜平成237月に発見されたデイノニコサウルス類の化石や基盤的ネオケラトプス類の化石などです。 すごい化石なのです!! デイノニコサウルス類の上腕骨・橈骨・尺骨が関節した状態の化石や大腿骨・脛骨・腓骨が関節した状態の化石。基盤的ネオケラトプス類の胴椎が数個連結した状態の化石や肋骨、さらには前顎骨の一部など、保存状態が良好で貴重な化石が含まれています。

うわっ!立体的  後ろ足だろうと・・・・・  胴椎が数個連なっています!!  ここに前顎の骨が!! すごいですぞっ!!

 公開期間は1030()までと限定されていますので、是非この機会にひとはくにお越しください。研究員の丹波の恐竜化石の解説やセミナーなども行われています。

 

これ以上は、ひとはくで この秋は、ひとはくへ【ホンモノ】を見にお越しください。

情報管理課:八尾

 台風6号の影響もあり、19日から開始予定だった「県立丹波並木道中央公園」での化石の発掘調査は20日(水)からはじまりました。

県立丹波並木道中央公園入口

 今回の調査は原則非公開のため一般の方は見学することが出来ません。

 そこで、特別に今回どんな様子で調査しているのかをお伝えするためこのblogを書いています。

 

 上の国道からの入口を通り、丘の上へのアクセス道路を進みます。駐車場手前から調査現場を見ると、一段高い場所であることがわかります。

駐車場の上の段ですフェンスで囲まれた区域を調査します。さらに一段高い位置から全体を見下ろすとこんな感じです。

ぱーのらまっ 

 さて、ミニショベルカーで表土(?)を掘っていますが、この付近から前回デイノニコサウリア類の化石が発見されました。まずはこの辺から始めます。掘った岩塊は泥まみれなので、一旦、高圧水で第一次洗浄します。さらにミニプールの中で、ブラシや歯ブラシを使って細かい部分の泥も洗い流します。

  まずは、この辺から  泥を洗い飛ばす!!!!  ブラシでていねいに    硬いよねぇっー  何が出るのか!! 

 作業は流れ作業ですすめられ、洗浄の終わった岩から順々に割られていきます。

 今回の岩は硬いようで、なかなか割れなくて苦労されています。

 

宝の山なのか? ただの石ころなのか? この石の中から、素敵な発見があることを願います!!

 

 

情報管理課:八尾

 

 ある梅雨の一日

 4階 ひとはくサロンカウンターに長蛇の列が・・・・・ なんだなんだ?!

長ぁーーーーーーい列 そう、今日は大人気!!石割体験の日です。ひとはく連携活動グループラボーンズのメンバーによる「君も発掘隊員!恐竜化石発掘体験会」の整理券をGetするための行列でした。
これだったのか!!早速現場へ向かう・・・・・・・

 

ブルーシートの上でラボーンズのメンバーによる、化石の見つけ方の説明があります。
ケガをしないためにも、大発見をするためにも、しっかり聞いて、約束を守ることが大事です。
    約束を守らないとケガするよ!!    まだですよ〜

お父さんもお母さんもお子さんも探します!! 
   あるかな?   化石かな?   お父さんもお母さんも探します

これは化石じゃないよぉ。残念(x。x)゚゚゚ラボーンズのメンバーもいっしょにお手伝いをしてくれます。


 始まってから5分もしないうちに、「おっ、これは化石ですね!!いきなり出ました!!」って。

 えっ!すごいんじゃないの?
 お子さんも、なんだか戸惑っているようですが、資料標本として保存するために、お名前やお住まいを書いてもらっています。博物館がつぶれない限り、永久に化石と発見した人の名前が残ります。

ほぼ永久に名前は残ります

 

 それにしても、何の化石だったのかしら?
 またまたとんでもない恐竜の化石じゃなかっただろうか? 聞いておけばよかった・・・・・・(x。x)゚゚゚

 

 次回「君も発掘隊員!恐竜化石発掘体験会」は、7月24日(日)夏休みだ!!
 是非参加して、世紀の大発見にチャレンジしてネ!!


※ラボーンズの公式twitterアカウントはこちらから

http://twitter.com/hitohakulabones  たくさんのフォロー待ってまぁ〜す ヽ(´o`

 大きなちーたんがお出迎え。  ちーたん♪ ここは、丹波市山南町 「丹波竜化石工房」ちーたんの館です。

なんだかケーキ屋さんの看板のようにも見える(ΘΘ)ρ ここで、丹波竜第5次発掘調査報告会が行われ、ボランティアの方々への感謝状の贈呈式がありました。そして三枝主任研究員から発掘調査の報告がありました。 

今回の発掘では・・・・ そして報告会が終了した後、隣の住民センターに会場を移動して、平成23年度第1回のサイエンスカフェも開催され、三枝主任研究員、池田研究員を交え、丹波竜の住んでいた時代を想像しながら、和やかに恐竜談義がすすめられました。

秘密の話も聞けたよ、おもしろかったなぁ(^ω^)

 また最新情報のページでも紹介します。

 

情報管理課:八尾

 

 暦の上では【啓蟄(けいちつ)】を過ぎましたが、なんだか寒いですね。冬型の気圧配置がまだ若干残っているようです。風邪などひかれませんように・・・・

上久下発掘現場 そして、丹波竜化石発掘現場はご覧のとおり・・・・ 

 

 コンクリートでフタをしました。

 

  

 続きを発掘する時は、このコンクリートを砕いてからです。

  第5次発掘調査の報告は、来週中に行います。日時が決定すれば、またお知らせします

いよいよ3月

2011年3月 1日

 今日から3月だというのに、寒さが戻ってきたような・・・・。

 行きつ戻りつ、三寒四温ともいいますし。

 

発掘現場からLIVE写真 本日の丹波恐竜等発掘現場の様子です。

 11月から行っていた「第五次発掘調査」も終わり、埋め戻しの作業を行っています。第五次では、胴椎と思われる大きな化石やいくつもの歯の化石など発掘されているようです。

 3月の中頃には正式に記者発表を行います。今は、クリーニングや資料の整理中です。

 もうしばらくお待ちください。

                                         情報管理課:八尾 また寒くなった(+o+)

ひとはく3階のトピックスコーナーでは現在「新着資料 横山章 葉脈標本コレクション」をご紹介しています。

 みなさんは葉脈標本を作ったことがありますか。葉をアルカリ溶液で10分くらい煮て、色が変わったら葉肉を歯ブラシでていねいに落として葉脈だけを残します。インクで染色するととてもきれいです。ヒイラギのように厚い葉はうまくいきますが、薄い葉は破れやすく難しいです。

 実はこの方法は短時間でできる簡易バージョンです。横山コレクションは本格的な葉脈標本です。そのちがいは「葉肉をとらない」こと。だから顕微鏡で観察すると葉脈だけでなく葉の表面の毛や気孔も観察できます。葉肉をとらなくても観察できるようにするために、アルカリ処理をおだやかに常温で長時間(4872時間くらい)行います。この方法で常緑樹の厚い葉だけでなく落葉樹の薄い葉まで、いろいろな種類の植物の葉脈標本が作られています。

 このていねいに作られた葉脈標本は何に使われるのでしょうか。横山さんは神戸層群の植物化石の調査を行っており、葉の化石の種類を調べていました。この時に役に立つのが葉脈標本です。葉脈の特徴を現在の植物と比較することで、化石の葉の種類を検討するのです。化石として見つかる葉の中にはすでに日本から消滅したものもあるため、横山コレクションにはアメリカやヨーロッパの植物も含まれています。

 今回の展示では、葉脈標本と共に神戸層群産植物化石を展示しますので、葉脈を見くらべてみませんか。それから葉脈標本の画像データをホームページの収蔵資料検索に順次追加する予定です。

明日2/26から検索できます! 

検索キーワードに「葉脈標本」と入力してご覧ください。

 

  半田久美子(自然・環境評価研究部)

 

     (アカガシの葉脈標本)

akagasi1.JPG    拡大すると→    akagasi2.JPG

 

 

  (レッドオークの葉脈標本)

red1.JPG  拡大すると→   red2.JPG

 

 

 

雪が残っています 丹波市山南町上久下の発掘現場付近には雪が残っていました。

 昨年の11月から始まった第五次丹波恐竜化石発掘調査も大詰めを迎えてきた2月15日、発掘現場で記者発表が行われました。

かなり深いです かなり深いところまで掘り下げられています。斜度も結構あります。

  急な坂道で、転げて落ちそうな感じでもあります。ここでおおよそ3ヶ月間、発掘作業が進められてきました。

  出てきた石片は土嚢袋の詰められ、おおよそ1,500〜1,600袋分の岩石が積み上げられました。

この中に化石が!!    これは今後、石割調査を進めたり、各地での「石割体験事業」などにも使われたりします。この中から世紀の大発見があるかも?

  ひさびさに!!     大きな化石!!  さて、この第5次発掘調査も大詰めにきていますが、今回も終わり近くに大きな化石が発見されたようです。まだクリーニング等行われていないので正確なことは判っていませんが、今回の第5次発掘調査期間中ではもっとも大きな化石だと思われます。

 またこれらの結果は後日(3月頃の予定?)改めて発表されますので、しばらくおまちください。

                                情報管理課:八尾

「化石大集合2010」では、古い方から古生代、中生代、新生代と、大きく3つに区分されている地質時代ごとに、人と自然の博物館に所蔵されている化石の中でも特に状態の良いものを選んで展示し、各時代を分ける大量絶滅事件についても解説しています。展示標本の中には開館後に購入して、これまで展示機会の少なかったものなど、ひとはくの「お宝」とも言えるすばらしい標本も含まれています。
 ここでは解説のさわりとして、各時代の標本の中から一つずつ紹介します。
 古生代では「デボン紀の化石密集標本」です。

furutani2011011-1.jpg

                     (写真1:デボン紀の化石密集標本)  

これは多数の腕足類に三葉虫、ウミユリ、コケムシなど古生代デボン紀の海底に生息していた生物の殻が密集して含まれているもので、当時の海底で腕足類が繁栄していたようすをよく物語るものです。

 


 中生代では、ジュラ紀の「リムルス」(カブトガニ)です。 

furutani201101-2.jpgのサムネール画像

                       ( 写真2:「リムルス」(カブトガニ))

この標本は、始祖鳥など大変保存のよい化石の産出で有名な、ドイツのゾルンホーフェン産の化石で、カブトガニの体の後ろには、このカブトガニの這(は)った跡が残っています。つまり、化石となったカブトガニの死の直前のい行動が記録されているのです。

 

新生代では「コピドドン」(哺乳類)です。

furutani201101-3.jpgのサムネール画像

                                                  (写真3:「コピドドン」(哺乳類))

この標本は新生代古第三紀の化石産地として有名なドイツのメッセル産で、腹部の内臓の痕跡や、体毛なども保存された、大変保存状態のよい標本です。
 このオ^プンセミナーでは、特徴的な標本の解説の他に、各時代の生物全体の特徴、時代による生物界の変化、各時代を分けた大量絶滅事件などについてわかりやすく解説します。その中で、理解していただきやすくするために、腕足類などの、手にとってごらんいただくことのできる標本も用意しています。

 

                      古谷裕(恐竜タスクフォース)

恐竜搬送車

2011年1月25日

 

 

TOMICA-02.gif

 こんなのを売ってました.体長約7cm,前肢の指は2本.

 模型の車幅が23ミリ(実車は2490mm)なので約1/100くらいとして恐竜の体長は

7mの計算になりますね.ティラノの大きい個体はこの倍ほどあるようです,デカッ.

昆虫共生 沢田

化石発掘の現場において、ユンボや削岩機で掘り進める作業をダイナミックな作業と位置づけるならば、デリケートな作業は、やはりハンマーによる石割作業だろうか。

ガガガガガッ!!  慎重に   両方とも重要な作業であることには違いない。世紀の大発見はこれら全ての作業にかかっています。

ん!!   何?!

 先日発表された曲竜類の歯の化石も石割体験に参加した小学生が発見しました。大人だけでなく子どもも、貴重な化石を発見できる機会があります。現場の発掘ボランティアの方々は毎日毎日破片を調べています。

ハンマーのデザインを見てください!! 現場で作業にあたる恐竜化石発掘ボランティアの腕には名前を書いた腕章をされています。

 左の男性の写真の右下(写真をクリックすると大きくなりますよ)をご覧ください。上の茶色のところにバッテンマークのような記号がデザインされています。これは、ハンマーとたがねを意匠化してありますが、この男性はそれが5つ描かれています。

 と言うことは、今回で5回目のボランティア参加ですから、第1次から全部参加されている「超ベテラン発掘ボランティア」ということになります!!

 

 こうした何十人というボランティアの方々の協力の結果が、世紀の大発見を生むのでしょう。

 

そして、現場でそれらしきモノが出ればラボに持ち帰って、さらに精緻なクリーニング作業があります。このクリーニングがあってこそ、学術的にも価値のある化石となるのです。 ラボでのクリーニング作業 爪の10分の1ほどの大きさの恐竜の歯の化石。一度実物を見にお越しください。

 そしてラボで行っているクリーニングの様子も見学してください。その技術の素晴らしさに感動します。

なんという素晴らしい技術!!

 連日新聞紙上で丹波の恐竜化石関連のニュースで賑わっていますネ。もうご覧になられましたか?曲竜類の歯の化石も明日10日まで3階丹波の恐竜化石コーナーで展示をしていますが、とにかく見に来てください。ほんとに「小っちゃ」いです。

 

 昨日からボランティア作業による第5次発掘調査が再開されています。取材に行ってきましたが、先日の曲竜類(鎧竜)の歯の化石発見の新聞報道やTVニュースを見られたのか、一般の見学者が多く来られていました。

 

朝の点呼とお弁当券配り 午前9時 発掘現場の上のプレハブ広場に、ひとはくの三枝主任研究員、池田研究員と緊急雇用の職員、非常勤の職員、そしてボランティアの発掘調査作業員が集合して朝の打合せをします。

 

 この日も、朝の時間帯は大変冷え込みが厳しかったです。

 

凍ってるし(+o+) 足下の地面を見ると、夕べから残っていた水分が凍てついて氷になっていました。地上のコケにも着氷(霜?)していて、本当に寒い中での作業再開でしたが、ボランティアの方々の作業は黙々と進められています。

 ここの現場での発掘調査の進め方は大まかに説明すれば、岩盤を削岩機で砕きながら、大きな化石を見つける作業と、砕かれた岩屑をさらにハンマーで細かく砕いて一つ一つ確認する作業とがあります。(さらに、発掘体験会のようなケースもあります)。そこで見つかった化石を持ち帰ってさらにクリーニングする作業です。

足場は悪いです

 地層が斜めになっているので、その面に沿って斜度はだいたい35°くらい(?)の非常に足場の悪い滑りやすい場所で、削岩機で岩を少しずつ砕いていきます。

 

 砕いている途中で、明らかに化石と思われる部分が露出すると、その場で手堀が進められます。崩さないように、タガネや刷毛、ブロアーなどを駆使し、丁寧にまわりを削っていきます。場合によっては、薬品で化石を保護しながら作業を進めることもあります。

慎重に慎重に  集中!!  もうすぐ取り出せる!!

 砕いた岩盤上に現れた化石は、このようにして取り外していきます。これが胴椎の化石などのように大きなモノになると同じ方法では取り外せませんが、やることは同じです。化石を傷めないように回りの岩石とともに岩塊を削りだし、石膏で固めた布で保護してプラスタージャケットというものにして取り出します。

岩盤から取り外されたプラスタージャケット  説明する三枝主任研究員 これは、第4次発掘調査の終盤で発見された胴椎が含まれたプラスタージャケットです。凸凹してるのは、中の胴椎を傷めないように保護するためにいっしょに封入した木材のせいでこんな形状になっています。新聞記者やTVカメラマンに三枝主任研究員が説明をしていますが、大きさはだいたい、たて60cm、よこ50cm、あつさ40cmくらいで、大きく3つくらいに分かれていると思われます。

激励にみえた辻重五郎丹波市長 この日は、ボランティア作業の再開の日でもあったので、地元丹波市の辻重五郎市長が作業の激励に。

 

 写真は、第一発見者のうちの一人、村上茂氏と話をされている様子です。

  情報管理課:八尾みんな頑張ってます

昨日から丹波の恐竜化石発掘で採取された岩屑から発見された曲竜類の歯の化石を展示していますが、昨日も大勢のお客様にお越しいただきました。誠にありがとうございます。

曲竜類展示

▲3階「丹波の恐竜化石」展示コーナーに第4次発掘で発見されたほかの恐竜たちの歯の化石と一緒に展示しています

さて、発掘現場では昨日から第5次発掘が再開されています。

発掘現場

▲発掘現場のすぐ横を川が流れています。だいぶ深くなって危険な状態が続きます 

ボランティアの方々

▲昨日もボランティアの方々が14名来られて、作業をされていました

そして、発掘現場の駐車場にある地元の方々の運営される施設「丹波竜の里」では、週末に発掘体験ができます。
昨日もニュースを見て、さっそく満員でした(^^)

体験

▲次は誰が見つけるのかな?小さな子どもたちの目が輝いていました(^^)

これから何が出てくるのか楽しみです。ひとはくからの情報をお見逃しなく!!
そして、今日、明日いずれかに「曲竜類(よろい竜)の歯の化石」を見に来てください。

今日はフロアスタッフのイベント「うきうきワークショップ」で「恐竜おりがみづくり」があります。
10:30から16:00までの間、4階ひとはくサロンでいつでも参加できます。
明日も「うきうきワークショップ」があり、「葉脈標本しおりづくり」です。

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

丹波市山南町で発見され、第5次発掘調査が行われている竜脚類の恐竜(いわゆる「丹波竜」)と同じ場所から出てきた曲竜類の歯の化石。
ひとはくでは、11日(火)から2月4日(金)まで臨時休館となるため、明後日の10日(月・祝)まで展示中です。

今日も大勢の客様にお越しいただきました。
この化石を発見したのは篠山市立古市小学校3年生の田中翔己くんでしたが、同じ年の恐竜大好き少年が、今日、遠く茨城県から見に来てくれました(^^)
小学校3年生の中嶋俊介くん。なんと科博(国立科学博物館)の友の会会員で、年間パスポートを利用して何度も真鍋先生のお話しを聞きに行っているとか・・・

中嶋くんとお母さん

▲お父さんがこちらに単身赴任中で、ご家族でお越しいただきました

3日間だけの展示をちょうど見ることができて、とっても嬉しそうに話してくれました。
好きな恐竜は「マプサウルス」。白亜紀にいた肉食の大型恐竜ですね。なかなか恐竜について詳しそう(^^;

マプサウルス

▲私も2009年3月に科博で見てました(^^)学名の由来は「大地のトカゲ」獣脚類カルカロドントサウルス科の恐竜ですね

全国にたくさんいるんでしょうね。恐竜大好き少年・少女たちが(^^)
展示室を歩くとお爺ちゃんお婆ちゃんに連れられた可愛い子どもたちや、熱心に展示ケースをのぞき込んでいる子どもたちに出会うことができます。
ひとはくでは、今回のような大発見につながる発掘体験会を4月以降、ひとはく連携グループ「Labones(ラボーンズ)」が企画しています。ぜひ、見学とあわせてご参加ください。
■詳しくは来月発行予定の「ひとはく手帖2011」をご覧ください。このホームページ、ブログでもどんどん紹介していきます。

明後日までの3連休の間に「曲竜類(よろい竜)の歯の化石」を見に来てください。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

昨日からのテレビ、今日の朝刊など、大きなニュースとして取り上げていただきました(^^)
報道関係のみなさま。誠にありがとうございました。

曲竜類の歯

▲昨夜、展示ケースに池田忠広研究員の手によって収められました

さて、アンキロサウルスが代表格の曲竜類。この中にアンキロサウルス科とノドサウルス科があるんですね。
昨日の記者発表時に田中翔己くんが手にしていたのはアンキロサウルスの模型でした。

アンキロサウルスと田中くん

▲尾の先にある骨の塊がアンキロサウルスの大きな特徴ですね

いくつかの新聞ではパウパウサウルスのイラストが載ってました。何とも愛嬌のある名前ですね(^^)
この恐竜はアメリカ・テキサス州にある前期白亜紀の地層「パウパウ累層」から頭蓋骨の化石が出ています。
曲竜類の中でもノドサウルス科に属する恐竜です。アンキロサウルスのような尾の先に骨の塊がありません。
一口に「よろい竜」といってもいろいろあるんですね。

さて、今日から第5次発掘調査が再開されました。

胴椎のPJ

▲三枝春生主任研究員の前にあるのは、4次発掘調査の終盤に発見された胴椎と見られる骨の化石です。石膏で固められて、プラスタージャケットとして大切に保護されています

これから何が出てくるのか楽しみです。ひとはくからの情報をお見逃しなく!!
そして、あさって10日(月・祝)までの3連休の間に「曲竜類(よろい竜)の歯の化石」をぜひ、見に来てください。実は今日、私の大学時代の友人も見に来てくれました(^^)嬉しかったですね。

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、みなさまもお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

さて、新年早々、ひとはくでは大きな記者発表がありました。
すでにニュースをご覧になられた方もあるかもしれませんね。
明日の朝刊各紙には大きく出るかも(^^)

記者発表で

▲大てがらの田中翔己くんも大勢の記者に囲まれてしまいました

丹波の恐竜化石第5次発掘調査は明日から再開されます。
それに先だって、第4次発掘調査で持ち帰った発掘残土から、今回の恐竜の歯が出てきたのです。
詳しくは、ホームページをご覧ください。そして、明日からの展示をぜひご覧ください。

さて、いつもの週末情報です。

8日(土)
11:00〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
13:30〜 顕微鏡で見る化石(古谷裕主任研究員)
14:30〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「ぶんぶんごま 〜うさぎ」(フロアスタッフ)
■お馴染みのぶんぶんごま。干支にちなんでウサギの形で作ります(^^)

9日(日)
10:30〜16:00 うきうきワークショップ〜恐竜おりがみ
■この時間内にいつお越しいただいても作ることができます。ぜひお越しください。
11:00〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
14:30〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「うさぎおめんづくり」(フロアスタッフ)

10日(月・祝)
10:30〜16:00 うきうきワークショップ〜葉脈標本のしおりづくり
■この時間内にいつお越しいただいても作ることができます。ぜひお越しください。
11:00〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー「ひょうごの生物多様性 お楽しみツアー」(フロアスタッフ)
14:30〜 デジタル紙芝居「スミスネズミと100年の森」(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「うさぎおめんづくり」(フロアスタッフ)

そして、8日から3日間限定で「曲竜類(よろい竜)の歯の化石」を展示します。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

何、出た!!

2011年1月 7日

  このカメラの放列

!! !!!! !!!

 一体何が・・・・・小学生まで 新聞社、テレビ局が大集合  小学生が取材を受けているようだが・・・・・

 何が出た?

 

 8日・9日・10日  ひとはくで確かめて!! 

 今日は寒いです ここ、三田でも雪がチラチラ舞っています。建物の中にいても、窓から冷気がピシピシと伝わってきます。

 

 11月に始まった第5次発掘調査をこのblogでたびたび紹介してきました。この1か月半の中では、おそらく今日が一番寒いと思います。 

雪がプイプイと・・・・・ こんな寒い日でも作業は進められます。大変なことだと思います。多くの人々の苦労と努力に支えられて化石の発掘はあるんだなと思います。

 

 さて、化石大集合2010-過去に起こった生物大量絶滅事件-の特別企画展示も行われていますが、展示されている化石をまずは観ていただきたいと思いますが、この化石が発掘された現場も想像してみてはどうでしょう?
 さいわい丹波竜の化石発掘現場はLiveCameraなどの画像で生に近い形で見えますが、「ドイツのゾルンホーフェンって、どんなところから産出してるのだろう?」とか、「メッセルの化石採掘場って世界遺産になってるけど、どんなところだろう?」・・・・・・とか、大昔(はるか昔すぎて想像できませんが)に思いを寄せてみるのも、化石を見る醍醐味かも知れません。何億年も前に生きていた生物と対面するというロマン。ちょっと素敵じゃないですか?

 ぜひひとはくの化石大集合2010-過去に起こった生物大量絶滅事件-をご覧にお越しください。

今年もあとわずか

 本年5月に篠山層群における恐竜・哺乳類化石等に関する基本協定書」を締結たことはご存じですか?その時にもお知らせしたかも知れませんが、このたび、「たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会」を主催とし、ひとはくが共催となって「化石発掘を見学する、魅力体験ツアー」が開催されます。

 主な訪問先は、丹波竜の発掘現場、化石石割体験、新しく誕生した丹波化石工房「ちーたんの館」、篠山市宮田にある「太古の生きもの館」などです。

 ひとはくの研究員がツアーに同行し、恐竜化石やその時代について解説もします。

 

 「興味がある!」「参加したい!」という方は、ドンドン参加、お問い合わせください。

  申込・問合せ先 669-3309 丹波市柏原町柏原5600 兵庫丹波の森協会内
  たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会事務局「魅力体験ツアー」係
   TEL&FAX 0795-73-0933

 

発掘現場   

2010/12/14 10:452010年12月14日10時45分

 お天気はどうなんでしょう?寒いですが作業は進んでいます。

 

寒い日です

 12月11日(土)からボランティアの方々による手堀の作業が開始されました。時折小雨交じりの空模様でしたが、寒さに負けずに作業は進められました。

  9時前には、みなさん集合!! 

朝の9時前にはすでに発掘現場にボランティアの方々は集合されていました。今回の参加が初めての方や、すでに何回も参加されているベテランの方が勢揃いされました。 作業前のミーティング 9時を合図にひとはくの三枝主任研究員と池田研究員から、作業に当たってのあいさつや注意事項の説明の後、お弁当引換券も配られました。準備が整ったら、ハンマーや袋、ブルーシートなどを手分けして、いよいよ発掘の現場へ降下します。

足を滑らさないように 結構足下が滑りやすい場所ですので、みなさん慎重に降りて行かれました。(誰も転んだ人はなかったですよね?)

第4次発掘調査の終わりにコンクリートでフタをしていたところは、既に重機で取り除かれており、すぐに作業ができる状態に整えられています。しかしそれにしても、今回の第5次発掘調査は、かなり深くまで掘り下げられています。

かなり深いです   この中に何が!!    写真で判るかな?  かなりの深さです。この右側の壁面には青・赤・白のペンキでマーキングが施されています。  「どの位置からこの化石が見つかったのか?」という位置の特定をするために、真上から見た時に、例えば「A列の3のマス」というように座標で示すためのマークなんです。

マスの記号の書かれた袋 この写真にあるように、袋には赤マジックで「G-21」と書かれていますが、これは「この袋の中には、G-21のマスから採った石片が入っています」ということを意味しています。

 なぜそんな細かい事をするのかというと、細かい石片の中に化石が含まれている場合、実際に岩盤ドリルで掘っている場所で見つかるのではなく、すぐ横で石片を一つ一つ検分していて、そこで選り分けられるからです。その時に、この石片はどのマスから出てきたのかがすぐ判別できるようになっています。

イスに座って見極める   石のつぶまで!! 

ルーペで調べます   これは化石ですか?この選り分けの作業が実に根気のいる作業なんです。無数に掘り出される石片を調べるのですが、泥がついていれば水で洗い流して調べなければなりません。石粒の中には、小さな小さな骨片も含まれていますから、ルーペでじっくり見ながら選り分けることもあります。「!!」と思うものが含まれている時には、近くにいるベテランの方か研究員に確認してもらいます。今日も途中で雨が降りましたが、雪や寒さとの闘いもこの先待っています。そして何より、寒さが腰に来る。肩に来る。目に来る。本当に大変な作業です。

 こうした地道な作業とそれを支えてくださるボランティアの方々のおかげで、世界的な化石の発見につながっているのです。本当にありがたいことだと思います。本当に素晴らしいことだと思います。

 

 今日から始まった手堀りによる発掘作業ですが、偶然にも表面に恐竜の「歯」とおぼしき化石が露出していたので、早速に剥ぎ取りの作業が行われていました。薬品で化石を処理した後、まわりをタガネで丁寧に割りながら、化石を含む岩塊を取り出します。

薬品で化石を保護処理   まわりを丁寧に割ります こんな感じで寝そべりながらの作業もあります。作業は慎重に慎重に、そして丁寧に丁寧に行われていました。実はこの場所は水平な場所ではないんです。

 

意外にも急斜面なんですよ!!  写真では雰囲気は伝わりにくいかも知れませんが、なんと斜度約30°ほどの岩盤の上なんです。こんな場所での作業にもかかわらず、作業員の方々の努力は毎日続きます。

 

                               情報管理課:八尾 何かが出てきそう?!

 

12月4日に「ちーたんの館」がオープンした翌日、同じ敷地内の丹波市立やまなみホールで「恐竜・子ども夢フォーラム」が行われました。

これは、丹波市主催で丹波県民局とひとはくが共催で行いました。
パネルディスカッションは、国立科学博物館の真鍋真研究主幹、早稲田大学の平山廉教授といった国内を代表する研究者のほか、漫画家の所十三氏、恐竜造形作家の荒木一成氏、そしてひとはくの三枝春生主任研究員の5名で進められました。

壇上の5名

▲壇上では真鍋氏がコーディネーターを務められて進行し、後半は子どもたちのたくさんの質問に答えていく形で進められました

子どもたちも真剣に

▲子どもたちも真剣な眼差しで聞いていました

そして、引き続き「応援隊ゆるキャラ大集合!!」も行われ、「ちーたん」ほか兵庫県の「はばたん」、神河町の「カーミン」、県外からも京都府京田辺市の「キララちゃん」、京都府福山市の「ゴーヤ先生」、奈良県の「せんとくん」や本州四国連絡橋公団の「わたるくん」、遠くは九州・佐賀県から「唐ワンくん」も来てくれました。

ゆるキャラたち

▲「ちーたん」のほか各地から集まったゆるキャラたち

記念写真撮影大会

▲子どもたちもステージに上がっての記念撮影大会です

発掘体験

▲ホールの外では化石発掘体験会も行われており、次々と化石が見つかったとか(^^)

荒木氏

▲荒木氏の「恐竜フィギアの世界」も子どもたちでいっぱいに

缶バッチ 石ころアート

▲ほかにも「缶バッチつくり」「石ころアート」など子どもたちのお楽しみイベントが繰り広げられました

サイエンスカフェ

▲さらに午後に行われた「サイエンスカフェ」は、真鍋氏、平山氏、三枝主任研究員のほか、林原の渡部研究員、モンゴル科学アカデミーのツォクトバートル研究員も参加して蒼々たるメンバーでの会となりました

サイエンスカフェ2

▲みなさん話し上手でした。こんな豪華メンバーの話を直に聞けるチャンスはなかなかないですよね(^^)


いよいよ明日から第5次発掘調査が本格的に行われます。
今年の冬も丹波の恐竜化石から目が離せませんよ(^^)
そして、ひとはくでも「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」を開催中です。

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

「ちーたんの館」がオープンした12月4日(土)に、同じ敷地内の丹波市立やまなみホールで地才地創シンポジウム「恐竜化石とこれからの地域づくり」が行われました。
これは、神戸新聞社と兵庫県が主催で、県下各地で行われるものです。
今回はひとはくも共催として、基調トークは環境ジャーナリストの枝廣淳子氏と岩槻邦男館長とのお二人が登壇されました。

ホール内

▲やまなみホールは満員でした(^^)

基調トーク

▲枝廣氏と岩槻邦男館長との基調トークは「太古から未来へ 〜伝え、守る多様な生命〜」というタイトルでした

冒頭、挨拶をされた井戸敏三兵庫県知事は、その直前に「ちーたんの館」もご覧になられました。

ちーたんの館にて

▲本物の化石も展示されており、知事もじっくりとご覧になられました

ちーたんの館にて2

▲クリーニング作業を行っていたスタッフにもガラス越しに声をかけられていました


明日から始まる第5次発掘の現場見学のついでに行ってみてください。もちろん、ひとはくも(^^)
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」も開催中です。

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

先日12月4日(土)にオープンした「ちーたんの館」について、もう少しご紹介しましょう。


展示室01  展示室02  展示室03

▲展示室内には、子どもたちがさわって楽しんだり、勉強したりできるコーナーもあります

産状レプリカを覗くと

▲産状レプリカの前で何かを覗いていますね(^^)何が見えるんでしょうか?

産状レプリカ → 肉食恐竜現る

▲ボタンを押すと・・・      →  肉食恐竜たちが現れましたね(^^)


まだまだ見どころはありますが、それは行ってみてのお楽しみに(^^)

開館は月曜日(祝日の場合は、翌平日)を除く毎日10時から16時です。
ただし、入館料が必要です。(大人200円、小中学生100円)

明日から第5次発掘も本格的に始まります。
発掘現場と「ちーたんの館」とひとはくの3箇所を巡れば、あなたも恐竜博士!!
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」も開催中です。

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

先日12月4日(土)にオープンした「ちーたんの館」について、ご紹介しましょう。

2008年12月に山南住民セミナー1階にオープンした「丹波竜化石工房(ひとはく恐竜ラボ山南ルーム)」を同じ敷地内の丹波市山南支所に移動して、おもに展示スペースを拡大してリニューアルされたものです。
12月4日(土)10時からオープニングセレモニーが行われました。

丹波市長

▲挨拶をされる辻重五郎丹波市長。うしろに「丹波竜化石工房」の入口が見えます

岩槻館長

▲ひとはくの岩槻邦男館長も挨拶をされました。小さい頃の丹波での思い出話もされました

テープカット

▲みなさんでテープカットです

クリーニング室

▲もちろんクリーニング施設も新調されています

産出化石の展示

▲発掘して、クリーニングが終わって、レプリカが製作されてつながっていきます

三枝と足立さん

▲第一発見者の足立さんに話をする三枝春生主任研究員です

産状レプリカ

▲広い展示室内には、発掘時の産状も再現されています


開館は月曜日(祝日の場合は、翌平日)を除く毎日10時から16時です。
ただし、入館料が必要です。(大人200円、小中学生100円)

明日から第5次発掘も本格的に始まります。発掘現場から車で10分ほどの距離です。
十分、両方見ることができます。もちろん、その帰りか、行く前には博物館に寄ってください。
「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件」も開催中です。

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

 久しぶりのblog登場です 12月になり寒い日が続いて気が滅入りそうになっていましたが、頑張ってます。展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海vs日本海」も残すところあと少しとなってきました。まだご覧でない方は、是非ひとはくにお越しください。

 

 さて、いよいよ明日12月11日(土)、丹波市山南町上滝の恐竜発掘現場で、ボランティアによる本格的な手堀の発掘が始まります。

 

H22.12.10 の発掘現場の様子 重機による上層のコンクリート等の除去作業もほぼすんでいるようですね。前回お知らせした11月17日の様子と比較するとよく判るのではないでしょうか?<ここから

 例年よりも1か月作業開始が早められています。雨や雪による増水の影響等を少しでも少なくするためでもあります。

 今回の第5次発掘調査では何が見つかるのでしょうか?第4次の終盤で「胴椎(どうつい)」ではないかと思われるものも見つかっているので、期待していいのでしょうか?

 

 また、詳しい情報はひとはくホームページ等でお知らせします。

 

情報管理課:八尾 何が出るか お楽しみ!!

 昨年の8月に、恐竜化石が多数産出している丹波市に分布する篠山層群下部層(約11000万年前)から、カエル類の全身骨格化石が発見されたことを公表しました。このカエル類化石の保存状態は極めて良好で、指骨などの一部が欠損しているものの、ほぼ全身の骨格要素が揃っており、生きていた当時の様子が化石から見て取れます。このような化石は世界的のも例が少なく、カエル類の進化の過程を研究する上で極めて重要な標本です。そこで私は、この化石の産出報告とこれまでの研究成果を10月に米国で開催された米国古脊椎動物学会第70回例会で発表してきました。

 

 

ikedaNov1.JPG                              (街の風景)

 

米国古脊椎動物学会(Society of Vertebrate Paleontology)は、年に一度例会を開催します。その例会には、米国の研究者のみならず世界中の研究者が集うため、実質的には古脊椎動物学の国際大会となっています。昨年は英国のブリストルで開催されましたが、今年は米国のペンシルバニア州ピッツバーグで四日間に渡って開催されました。今回の大会には、約20ヵ国、総勢約900名の研究者が参加し、700を超える研究発表がおこなわれました。

 

 

ikedaNov2.JPG                             (会場の様子)

 

例年この大会では多数の研究者が発表するため、研究内容により選別され複数の会場にて発表が行われます。発表は口頭発表とポスター発表に大きく分かれており、口頭発表が四会場、ポスター発表が大きな会場一つで行われます。大会参加者は、事前にプログラムを調べ自身の興味のある演題を聞きもらさないように多数の会場を行き来します。

 

 

 

ikedaNov3.JPG                            (ポスター発表)

 

今回私は、上の写真のようにポスターで研究成果を発表しました。このポスター会場では、お酒やスナックが振舞われ、世界中の古生物学者が交流を深め、研究についての情報交換が行われます。お酒を飲みながらの発表は、日本国内の学会ではあまり馴染みがないですが、少しお酒が入ることで、国籍を超えてスムーズにお互いが打ち解けることが出来るようです。

 

発表の成果も上々で、カエル化石研究の第一人者で中国科学院古脊椎動物古人類研究所(IVPP)の館長である王原博士から、「非常に重要で興味深い化石だ。今後双方の研究成果を議論するために密に連絡を取り合っていこう」とコメントを頂きました。今年も12月中旬から第五次発掘が行われます。恐竜だけでなく、カエルのような小さな生物も多数産出すると思います。今後も随時、調査・研究活動を報告しますのでご期待ください!

 

池田 忠広(自然・環境評価研究部)

 11月10日から、丹波市山南町の恐竜発掘調査が始まったことは既にお伝えしております。ご覧頂きましたか?

  重機の吊り下げは こちら

  削岩作業の開始は こちら

 

 今日は朝から雨が降っています。兵庫県内、ところによっては多く降っているところもありますが、山南町は徐々に快方に向かいそうな様子です。現在の発掘現場の様子です。

重機が2台に雨が降っても作業は続きます。川の水量が大幅に増え、水没しない限りは作業が続けられます。事故のないようにお気をつけください。

 

                             情報管理課:八尾 寒いですが気をつけて!!

 昨日に引き続き晴天でしたが、朝は曇ったり晴れたり風が吹いたり・・・・少し肌寒い一日の始まりでした。

 発掘調査のための重機の搬入は昨日お伝えしましたが、いよいよ本日から発掘調査が始まりました。柿と青空

 

まもなく見納め  この特急北近畿車両も来年の3月にはダイヤ改正で見られなくなり、あらたに「こうのとり」号が走ることになります。

発電所跡記念館 発掘の現場の足下から発電所跡記念館を見上げると、立派な煉瓦造りの建築です。この眺めは発掘調査が始まると、石割のボランティアの方か関係者でないと見ることのできない景色ですね。

 

掘削のための下書き さて、この最後の写真をよくご覧ください。中央の赤っぽい岩盤に赤と青のスプレーで印や線が書かれています。これは、発掘現場を真上から見た時に、どこからどんな化石が出たのか整理しやすいようにするための番地のような記号です。A-1とかF-4でその部分を表しますが、資料整理のために工夫がされています。いわば、発掘のための設計図かな?!

 

 しばらくは、コンクリートの保護層を撤去する作業などがあり、ボランティアによる本格的な発掘調査は12月上旬から始まる予定です。今回の第五次発掘ではどの部位が発見されるのか?大いに期待されるところです。

 また詳細につきましては後日ひとはくのホームページ上でお知らせします。

 

今年は何が出る?!

 今日の朝、丹波市山南町に行ってきました。

  色づきはじめていました 篠山川にかかる木々も色づき始め、いい季節になってきました(しかし、今朝は寒かった(+o+)です)。いえいえ、紅葉見物に出かけたのではなく、発掘現場に行ってきました。 

bl004_IMG_4701.JPG   bl005_IMG_4705.JPG

 そうなんです。丹波市旧上久下村営上滝発電所記念館、といえば恐竜化石発掘現場です。先ほどの篠山川沿いのこの現場、背後にはJRも走っていて、鉄道ファンの方にもおすすめしたいいい場所ですよ。↓タンゴエクスプローラーも間近に見える!! 

タンゴエクスプローラー で、何をしに出かけたのかというと、まもなく第五次恐竜化石発掘調査が始まるのですが、その前に第四次の最後に封印したコンクリートを割るところから作業が始まります。そのコンクリート割ったり新たに岩盤を掘削するために重機を吊り下げました。

 

bl002_IMG_4659.JPG  bl003_IMG_4652.JPG

 朝日を浴びて真っ赤なクレーン車から掘削機が吊り下げられてコンクリートの上に降ろされました。(写真は逆光で赤色が判らない?!)

bl006_IMG_4733.JPG その後は、池田研究員と作業員で掘削の綿密な打合せが行われたようです。岩盤に赤いスプレーでマーキングされており、第五次で掘削する位置をメジャーで計測しながらチェックが行われました。

  bl007_IMG_4809.JPG    bl008_IMG_4794.JPG

 実際の掘削は明日10日から始まります。

また明日以降も現場からの様子をblogで紹介したいと思います。

 

 丹波の恐竜化石最新情報はこちらからどうぞ

 

                            情報管理課:八尾 今年は何が出る?!

2006年8月、丹波市山南町で足立洌氏、村上茂氏によって発見された丹波の恐竜化石。
その後、毎年冬に発掘調査が進められ、これまでに竜脚類ティタノサウルス形類の恐竜のつながった尾の部分(「尾椎」、「血道弓」)や「腸骨」、「坐骨」などの腰の部分、並んだ状態で見つかった十数本の「肋骨」、それに頭の一部「脳函」、第一頸椎の「環椎」、多数の「歯」などが見つかっています。
そして今年も、いよいよ第5次となる発掘調査が始まろうとしています。

今日は発掘調査を前に「第5回丹波恐竜化石発掘等連絡調整協議会」が丹波の森公苑で開催されました。
化石を含む泥岩層の上の部分(砂岩、礫岩などの地層)の掘削作業が来月10日(水)から始まります。

会議の様子

▲会議の様子

三枝主任研究員▲説明をする三枝主任研究員です

下の写真は、昨年度の第4次発掘調査で発見されたものの現場から引き上げられなかった「胴椎(いわゆる背骨)」です。

4次発掘終盤に見つかった胴椎

今回の発掘調査で引き上げてクリーニング作業を行う予定です。もし、丹波の竜脚類の「胴椎」であれば、その形状から、また新たなことがわかるかもしれません。

今年の発掘調査では、このほかにどのような大発見があるのでしょうか(^^)
これからもひとはくの情報は、このホームページ、ブログで紹介していきます。
ご期待ください!!

人と自然の博物館にも、ぜひ、お越しください。
丹波の恐竜化石や、クリーニング作業を見学できる「ひとはく恐竜ラボ」
さらには、今「化石大集合2010−過去に起こった大量絶滅事件」を展示公開中です。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

今日は午後から雨模様・・・

雨模様 親の帰りを待つツバメ?

▲ひとはくに巣を作っているツバメも、雨の中をえさ取りに出かけた親鳥の帰りを待っているのでしょうか?

それでも「君も発掘体験!!丹波の恐竜化石をさがしだそう」に大勢の方が参加されました。

化石発掘体験01 化石発掘体験02

▲こどもたちの目は真剣そのもの!!見つけるまでは帰れない!!って感じでしたね(^^)

化石発掘体験03▲見つけたら発見者の名前を記録します

 

化石発掘体験04

▲石を割ったあと、しっかりと観察することがポイントです。このお二人は次々と発見してくれました(^^)

この発掘体験、次は11月7日(日)です。この日は「ひとはくフェスティバル」です。観覧料は無料!!
館内外でワークショップや屋台や屋外ステージなど様々なイベントが盛りだくさんの日です。ぜひ、お越しください。
※チラシはこちらから → http://hitohaku.jp/top/10event/pdf/2010FS.pdf

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
これにちなんだ「いきものかわらばん」も800点を超える応募があり、10月9日(土)から館内で展示されます。(担当者は「場所がな〜い!!」と青ざめていますが・・・)
いきもの多様"製"絵画展「ゾウが描いたぞう・・・」は、とうとう火曜日、水曜日の2日間だけとなってしまいました。こちらもお見逃しなく!!

見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

今日から展示特別企画「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」が始まりました。

見学のお客様

▲ご家族連れのお客様。5歳の坊やは、この化石を見てどんな動物を想像したんでしょうね

さっそく新聞、メディアの取材もありました。これから来年4月までの予定です。ぜひ、ご覧ください。

今回の展示特別企画では、ひとはくの地学系収蔵庫にある化石を多数公開しています。その一つが、ドイツの古第三紀の地層:メッセル累層から出てきたほ乳類「コピドドン」です。昨晩、閉館後に行われた準備作業の様子をちょっとだけ報告します。

 

作業01  作業02  作業03

▲慎重に研究員が収蔵庫のロッカーから取り出して、台車に積みます

作業04 作業05

▲展示ケースを展示室内に運び込んで、ご覧のようにケース内に無事に収まりました

 

今回の展示特別企画では、ほかにもメッセル累層の化石を多数展示しています。ぜひ、ご覧ください。

また、ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
そして、いきもの多様"製"展「ゾウが描いたぞう・・・」は、とうとう10月6日まで、あと3日間です。
明日のひとはくはこちら
 → http://hitohaku.jp/blog/2010/10/2010_6/
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

明日の土曜日は予定が決まっているというあなた。ご安心ください(^^)週末情報「日曜日編」3日の日曜日はもっとすごいですよ。

3日(日)
11:00〜・13:00〜・15:00〜
     君も発掘隊員!恐竜化石をさがしだそう(半田久美子主任研究員)

 ※丹波の恐竜化石発掘中に採取された岩石をハンマーで割ると・・・

  あなたも化石の発見者に!ぜひ、ご参加ください。


11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
13:00〜  見てびっくり!身近な植物を顕微鏡で観察してみよう(布施静香研究員)
13:00〜・14:15〜
     四季の星空案内(秋編)(人と自然の会)

13:30〜 恐竜ラボ&展示解説(古谷裕主任研究員)
 ※新しい展示特別企画「化石大集合2010−」についても詳しく聞けるよ(^^)
    化石大集合01  化石大集合02

   ▲3階の丹波の恐竜化石コーナーに続々と化石が運び込まれています

化石大集合03  化石大集合04  化石大集合05

▲だいぶ展示も完成に近づいてきました(^^; 明日からの展示をお楽しみに!

   
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「折り紙でゾウをおるゾウ!」(フロアスタッフ)

たくさん参加して、どんどんタヨウ星人ポイントカードのポイントを集めてください!!

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
また、いきもの多様"製"絵画展「ゾウが描いたぞう・・・」も、とうとう10月6日まで、あとわずかです。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 お知らせしていましたとおり、明日10月2日より来年4月10日まで、特別企画展示「化石大集合2010 過去に起こった生物大量絶滅事件」を開催いたします。

 

   展示の準備中    展示の準備中その2

 blogで全部はお見せできませんので、準備している様子をチラッとお見せします !(^^)!

 

 中身は、ひとはくで見てください!!

 

みに来てね

10月になりました。夏の猛暑から、秋晴れの気持ちの良い季節になりました。

 今朝のエントランス前  

▲今朝もたくさんの学校団体にご来館いただいています(^^)

さて、この週末はどこかにお出かけの予定は立っていますか?
ひとはくでは、たくさんのオープンセミナーを企画して、みなさまのお越しをお待ちしております。
明日、土曜日からは展示特別企画「化石大集合2010−過去に起こった生物大量絶滅事件−」も始まります!

2日(土)
11:00〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
 新作「タヨウ星人 スナ・メリメリの冒険」です。
 どんな話かって?詳しくは → http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_893/
11:30〜 展示室ツアー(フロアスタッフ)
13:00〜 見てびっくり!身近な植物を顕微鏡で観察してみよう(布施研究員)
14:30〜 デジタル紙芝居(フロアスタッフ)
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「折り紙でゾウをおるゾウ!」(フロアスタッフ)

ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」開催中です。
そして、いきもの多様"製"展「ゾウが描いたぞう・・・」は、いよいよ10月6日までです。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

今日はひとはくで「丹波の恐竜化石発掘調査における無尾類の全身骨格化石の発見」についての記者発表がありました。

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▲説明をする池田忠広研究員。後ろに見える男性は、この化石のクリーニングを行った和田和美さんです。すばらしい技術ですね

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▲テレビ局のインタビューに応じる池田研究員。今日は、いやいや今日も?パリッとした格好ですね(^^)
 
すでにテレビ、インターネット上には流れています。
明日の朝刊に写真入りで掲載されるでしょう。一目でカエルとわかりますよ。

このあと私が生物多様性の展示、タヨウ星人ポイントカードの取材を受けた地元ケーブルテレビ(J:COM)のリポーターの女性も「カエルが大好き!」とかで、記者会見のカエルを見てとても感激しておられました。

みなさん!明後日7日(土)から展示しますよ。(9月5日までです)
ひとはくでは今、「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海VS日本海」も開催中です。
見どころいっぱいのひとはくに、ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

現在兵庫県から恐竜を含む多数の脊椎動物化石が産出しています。それではそのような動物化石はどのようにして発見されるのでしょう。当館には「これは脊椎動物化石ですか?」という問い合わせがしばしばあります。その際、質問にお答えする研究員は幾つかのポイントに注意して化石かどうか判断します。例えば、化石として脊椎動物の遺骸が保存される場合は、一部が壊れていることがごく当たり前で、その際、壊れた面には蜂の巣のような構造がみられます。そのような知識があれば、骨のような物体をみて本来壊れているはずの部分にそのような構造が見られない場合は、限りなく骨化石ではないと判断できます。その他にも色々な判断基準がありますが、一番大事なことは熱心に物を観察することです。

 

当館では、829日に発掘体験会を企画しています。参加者の皆さんには、恐竜化石発掘現場から採集した未調査の岩石を割っていただき、新たな化石の発見に協力していただきます。見つかった化石は貴重な資料ですので発見者の名前とともに博物館の標本として登録されます。ぜひ奮ってご参加ください。

 

 

(前回の発掘体験のようす) 

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                発掘体験に必要な道具を受け取ります

 

 P1030281.JPG                       研究員による説明

 

                    s2-P1030288.jpg        P1030011.JPG

          発掘体験中〜

 

 

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                   化石を発見できたかな?

 

 

                                                      池田忠広(兵庫県立人と自然の博物館 研究員 )

 

 6月5日(土) 午後から丹波市にある柏原公民館会議室で「丹波竜第4次発掘調査報告会」が開かれました。主催者の辻 重五郎丹波市長のあいさつに始まり、伊藤 聡丹波県民局長、田口 勝彦丹波市議会議長を来賓にお迎えし、発掘に携わっていただいたボランティアの方々の顕彰式を行いました。 

  県民局長・市議会議長を来賓にお迎えしました   多くのボランティアの方々です 

 中瀬副館長から代表者へ贈呈    三枝主任研究員による講演 発掘ボランティアの参加人数は、のべ494名(登録は58名)と非常に多くの方に支えられています。この日は代表で荒木さんに感謝状を贈呈いたしました。丹波から素晴らしい化石の発見が報じられていますが、実は、ボランティアの方々の技術がかなり高く、だからこそ微細なカエルの化石だとか卵の殻が多く発見されるようになったんです。

 そして顕彰式の後には、三枝春生主任研究員による報告が行われました。

 

 また、報告会の後引き続いて会場をかえて、今回は「たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会」が主催する第1回サイエンスカフェも開催されました。

 

サイエンスカフェ  ざっくばらんに恐竜談義?! 1回目ということもあってか、開会時にはちょっと緊張がありましたが、初歩的な疑問や質問なども多く出され、終わり近くには和やかな空気に包まれていました。ジュースやお茶菓子を囲み、ふだん着の研究員との交流が深められ、より恐竜や化石に親しみをもっていただけたのではないでしょうか。

 

情報管理課:八尾 192

2006年8月に発見された丹波の恐竜化石は、翌年1月からひとはくによる発掘が始まって保存状態の極めて良い化石が次々と発見されました。
2007年5月には、ひとはくと丹波市、丹波県民局の3者が協定を締結し、発掘をはじめ、ハード面だけでなく様々なソフト事業の展開も3者で協力して行ってきたところです。
その間、地元丹波市では「丹波竜」「ちーたん」として愛され、「丹波竜化石工房」、「丹波竜の里・元気村かみくげ」や「旧上久下村営上滝発電所記念館」など次々と開設されました。

一方、篠山市でも2007年以降、哺乳類化石、肉食恐竜の歯、角竜類の化石など、驚くような発見が次々と明らかになっています。

そこで今回、地域団体のコーディネートや生涯学習の推進を担う「(財)兵庫丹波の森協会」、
市民主導による利活用の推進を担う「たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会」
を加えた6者で「篠山層群における恐竜・哺乳類化石等に関する基本協定書」を締結しました。

20100520a 20100520b

▲大勢の報道陣の前で調印式が行われました

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▲サインの後、固い握手です!

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▲さらに協定書を手元に記念写真(^^)左から伊藤聡:丹波県民局長、岩槻邦男:兵庫県立人と自然の博物館長、河合雅雄:たんば恐竜・ほ乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会長(兵庫県立人と自然の博物館名誉館長)、辻重五郎:丹波市長・(財)兵庫県丹波の森協会理事長、金野幸雄:篠山市副市長

これからも丹波市・篠山市両市にまたがる「篠山層群」での恐竜など前期白亜紀の化石発見、両市およびひとはくでの様々な活動にご注目いただき、セミナー・体験会などのイベントに、ぜひご参加をお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

今日から、特別企画「丹波と恐竜を知ろう2010−第4次発掘報告」の展示が始まりました。

展示室内は、どうなっているんでしょうか。ちらっと、お見せします。

0424-hajimari.JPG竜脚類・獣脚類・鳥脚類の歯がずらりと並んでいます。(◎し◎ゞ)
開館してすぐ、3F丹波の恐竜化石展示室へ第1号のお客様です。v(*'-^*)b♪

親子でよく来館してくださるそうです。いつも、ありがとうございます!

0424-1gou.JPG

  

こちらは、大阪から来てくれたカップル。博物館デートなんて、いいいね〜。***ヾ(≧∇≦)ノ"**

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そして、テレビ局の取材も。それだけ、注目の展示ってことでしょうか。
0424shuzai.JPGのサムネール画像

第4次発掘で産出した恐竜の卵の殻の化石や、カエルの化石がありますねぇ。
卵の殻の化石って、どんなの?恐竜の卵の殻ってデコボコしてる。
みなさんも、ひとはくへ来て近くでみてね!( →_→)

明日は、半田主任研究員による、オープンセミナー「恐竜ラボ&展示解説」がありますよ。
 13:30〜13:50(3F丹波の恐竜化石展示コーナー集合)

分かりやすく、楽しく展示解説してくれます。
なんと!(゚〇゚;)
こちらのセミナーは、申し込み不要&観覧料のみで、ご参加いただけます。


この他、展示期間中には、楽しいイベントがたくさん!

http://hitohaku.jp/top/kasekiimge/pdf/4thkyouryuuevent.pdf


是非、ひとはくへ来てね。ヾ(@⌒▽⌒@)


                                                                                     小林美樹(生涯学習課)

 

来年度2010年度のひとはくの1年を紹介する「ひとはく手帖2010」
もうお手元にありますか?

「ひとはく手帖2010」の見どころ紹介シリーズ
第3回は「ひょうご恐竜・ほ乳類化石プロジェクト」

恐竜化石

今年、第4回となる丹波の恐竜化石発掘調査も3月5日(金)に無事終了いたしました。先日の記者発表でも報告したとおりです。
発掘現場

▲年々深く掘られている発掘現場・・・篠山川が上を流れます

 

3本の歯

▲発表された歯。左から竜脚類、獣脚類、鳥脚類のものです。いずれも第4次発掘で発見されました

5月5日(水・祝)には三枝春生主任研究員の「丹波の恐竜化石第4次発掘報告会
7月18日(日)には池田忠広研究員の「丹波の恐竜化石、発掘体験ツアー
いずれも楽しみですね。

 申し込みはこちらから http://hitohaku.jp/education/main.html

そのほか、ひとはくではオープンセミナー(事前申し込み不要・先着順)として、
5月5日、8月29日、10月3日、11月7日に、それぞれ
11:00〜、13:00〜、15:00〜 の1日3回、
君も発掘隊員!!丹波の恐竜化石をさがしだそう」(一人500円)が
あります。恐竜の骨、歯、卵の殻の化石やカエルの化石が見つかるかもしれませんよ(^^)

 

卵の殻

▲こんな卵の殻が出てきたら腰を抜かすでしょうね(^^)

ひとはくで体験するプログラム!!
詳しくは「ひとはく手帖2010」で(^^)
まだまだ見どころいっぱい、ひとはくの情報満載です。
ご希望の方は「ひとはくセミナー倶楽部」にご入会(入会金・年会費無料)いただくと
何と無料でご自宅に送付させていただきます(^^)

 申し込みはこちらから http://info.hitohaku.jp/cgi/ml/usr_menu_smnrclb.asp

もちろんひとはくにお越しいただければ館内でお渡しいたします。
ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(ひとはく手帖編集チーム&生涯学習課長 平松紳一)

みなさん丹波の恐竜化石発掘地点の目印ともなっている煉瓦造りの建物ご存じですか?
かつて村営の発電所として使われていた立派な建物ですが、昭和38年以降使われていませんでした。
このたび、登録有形文化財となり、改装工事が行われ新しく生まれ変わりました。

 

発電所かつて → 発電所いま

▲第1次発掘のころ       → ▲今はスロープを使って2階から入れます

入口 発電所横

▲もちろんチータンがいるのは今日だけですよ(^^)

テープカット

▲今日2月11日(木・祝)10時からの竣工式では、辻丹波市長(中央)はじめ
関係者によるテープカットが行われました

2階から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲2階から発掘現場を見ることができます。今日も雨の中、発掘が続いています

1階

▲1階は実際に水力発電が行われ、解説ビデオとともに発電の様子を見ることができます 。この発電によって2階展示室照明と夜間のライトアップ照明がまかなわれます。

スタンプ

 

 

 

 

 

 

▲来場記念の大きなスタンプもあります

 

10時から16時まで開館しています(月曜・火曜は休館)
発掘現場見学時にあわせてご見学されてはいかがでしょうか?
もちろんひとはくにも、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

ひとはくは、現在メンテナンス休館中です。

が!ぼっーとしている訳ではないんですよ。

明後日からの開館に向けて、準備を着々と進めています。(展示の準備をしたり、来年度のセミナー手帖を編集したり・・・。この姿をお見せできないのが残念ですが。)

さて、今日は館の外へ出て、発掘現場の様子を紹介しましょう。

寒いな。と思ったら、雪がちらついていました。

こんな日も、休まず発掘作業は続いています。

1P1010970.JPG 

 

 

上から見た発掘現場(丹波市山南町)

 

 

 

P1010981.JPG 

 

作業しているところがとっても急なのが

分かるでしょうか。

 

 

 

今日は、三枝主任研究員から報道関係向けのレクチャーがありました。

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報道陣に囲まれる三枝主任研究員

 マスコミの注目も大!

 

 

骨片が800ぐらいで、保存状態のよい歯もいくつか見つかってるようです。

また、今日は一番寒いぐらいで、今年は天候にも恵まれ作業がしやすいとのこと。お天気の神様、このままよろしくね。

現在、化石を含む泥岩層を上から順に掘り下げて、4次発掘調査予定区域の1/10ぐらいが化石の密集する層に達しているところです。

今のところ、大きな部位は出ていませんが、これから何が起きるか分かりません。

まだまだ期待がもてそうです!

                    小林美樹(生涯学習課)

 

 

今日から第4次発掘調査が本格的に始まりました。
”本格的に”というのは、ボランティアの方々も参加して、
毎日、掘削作業、調査作業が行われるということです。
つまり、毎日、新たな化石が発見されます!!

さて、ひとはくにご来館いただき、本物の化石の展示を見たあと、
丹波市山南町の発掘現場までの道案内をいたします。

まず、博物館からフラワータウン駅横を通って、幹線道路をまっすぐ走って、テクノパーク前を左折してください。
テクノパーク前

▲テクノパーク前

舞鶴若狭自動車道三田西インターまで約6.4kmです。

三田西インター前

▲舞鶴若狭自動車道三田西インター前

舞鶴若狭自動車道を丹南篠山口インターまで約18.3km。丹南篠山口インターを出て、すぐ右折してください。

丹南篠山口インター前

▲丹南篠山口インターを出たところ。今朝は霧が出ていました・・・

味間新交差点を右折して、国道176号線を福知山方面に向かってください。

味間新

▲大きな交差点です。

そのまま3.5km走って、大山下交差点を左折してください。

 

大山下

▲大山下交差点。ここで間違わないように左折してください。

川代渓谷沿いを約6km走ると、川代公園を過ぎたとこころで看板が見えてきます。

発掘現場前

ここまで、ひとはくから約45分。

駐車場前

踏切を渡ると駐車場があります。

丹波竜の里

▲駐車場から農道を歩いて5分。目印となる旧発電所跡の煉瓦造りの建物が見えてきます。

「丹波竜の里」では、おみやげも買うことができます。
(ただし土日祝10時〜14時30分まで)
”恐竜焼き”もありますよ(^^)
→詳しくは、  
http://hitohaku.jp/blog/2010/01/post_586/

どうぞひとはくにお越しいただき、そのついでに発掘現場も見学してください。車があれば、片道45分です。ただし、雪道にはくれぐれも気をつけてください。

(生涯学習課長 平松紳一)
 

昨年の12月8日(火)から、第4次発掘調査が始まっています。

そして今日からは発掘ボランティアの方も参加して作業が開始されました。

0109ti-tannto.JPG

”丹波竜”のマスコットキャラクターの「ちーたん」

もみんなを出迎えるために出勤です。

0109hatudennsho.JPGのサムネール画像     0109ayasii.JPGのサムネール画像 

発掘現場横にある発電所    怪しい人?が発電所を覗いています。

もうすぐ、この中から見学   いえいえ。平松生涯学習課長でした。

出来るみたい。

 

0109shuugou.JPG             

9時ごろ ボランティアさんが集合

今日は31名もの方が参加くださいました!

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三枝研究員の説明    丹波市長も駆けつけ

            激励のあいさつ

 

そして、いよいよ作業開始です!

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0109houdou.JPG   

手作業初日ということもあって、多くの報道陣が

取材に来ていました。(私もこの中にいま〜す。)

0109ti-tann.JPG   0109sagyou.JPG  

ちーたんも見守る中、熱心に作業がおこなわれていました。

0109omise.JPG   P1010968.JPG  

               恐竜焼き

発掘現場近くの駐車場には、お土産屋さんがあります。

(開店時間:土日祝の10時〜14時30分)

地元でとれた野菜や’丹波竜’グッズなどが販売されています。

恐竜焼きは「お好み焼き」味と「あんこ」味があって。

お好み焼き味は、手でお好み焼きを食べてるみたいで

なかなか美味しいですよ☆

発掘現場へ行って、ちょっと小腹がすいた時に試してみて。

P1010892.JPG 

ボランティアさんは、このように腕章をしています。

黄色のハンマーとタガネのマークが多いほど、発掘

調査にたくさん参加いただいています。

恐竜化石の第一発見者の村上茂さんは、一次発掘から

参加してくださっているので、4つ。さらに左の赤い

マークは”第一発見者”をあらわしています。

 

このように、発掘調査はボランティアの方々に支えられながら、毎日休まず作業をしています。

是非、発掘現場へ行ってみて、発掘作業を間近に見てください。

そして、作業している人たちへあたたかいエールを送っていただけたらと思います。

 

                    小林美樹(生涯学習課)

 

 

篠山市内の篠山層群(1億4千万年前〜1億2千万年前)から発見された
原始的な角竜類の化石を昨日から12月27日まで公開しています。

今日29日の日曜日も朝から大勢のお客様でにぎわいました。
なかでも、ひとはくのエントランスホールにあるミュージアムショップには、
博物館を見学されたお客様が終日絶えませんでした。


ショップにて

▲お父さんお母さんよりも、おじいちゃん、おばあちゃんにおねだりする子が多かったようです(^^)


ショップにて02

▲人気はやっぱりトリケラトプス?あと1個しかない!!このあとどうなったんでしょうね(^^)


今、ひとはくでは、「竜と獣の道展」開催中です。
今回見つかった角竜類の化石も、以前見つかったティラノサウルス類の歯も
そして、もちろん『丹波竜』も展示しています。

そして何より、兵庫県で発見された様々な化石を一堂に集めています。
化石ファン、恐竜ファンには見逃せない企画です。

ぜひ、この機会にひとはくにお越しください。

(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

篠山市内の篠山層群(1億4千万年前〜1億2千万年前)から発見された
原始的な角竜類の化石を本日から12月27日まで公開しています。

初日のようす

▲初日の今日は朝から大勢のお客様が来館されました。報道関係の取材もありました。

 

さて、この写真の恐竜わかりますか?

エントランスホールの恐竜

▲博物館のエントランスホールに2つの恐竜の頭部のレプリカ(もちろん実物大です)が並んでいます

恐竜ファンでなくともティラノサウルス(左)とトリケラトプス(右)はご存じの方も多いでしょう。
後期白亜紀の北米大陸でティラノサウルスがトリケラトプスを襲うシーンは再現CGなどでもお馴染みですね。
どちらも体長が10m、あるいはそれ以上ある大きな恐竜で、どちらも6550万年前に絶滅しました。

今回見つかった角竜類はトリケラトプスの祖先?基盤的ネオケラトプス類と考えられています。体長はわずか50〜60cmほど。
トリケラトプスには大きな角が3本(だから「トリ」がつくんですね)あり、雄どうし?の闘いやティラノサウルスから身を守るために使ったとされています。
しかし今回見つかった恐竜によく似ているとされるアーケオケラトプス・オオシマイには、角がありません。

同じ篠山層群で、『丹波竜』が発見された発掘現場からはティラノサウルス類の歯が見つかっています。
まだ、そんなに大きくないであろう(5mくらい?)と考えられていますが、立派な肉食恐竜です。
トリケラトプスがティラノサウルスと闘ったように、今回見つかった角竜類の恐竜も
肉食のティラノサウルス類の恐竜と闘ったのでしょうか・・・それとも逃げまどうだけだったかな??
何千万年もの間、お互いにどんどん大きくなって、ずっと闘ったのでしょうね。

さて、今ひとはくでは、「竜と獣の道展」開催中です。
今回見つかった角竜類の化石も、以前見つかったティラノサウルス類の歯も展示しています。恐竜たちの進化を想像しながら見るのも楽しいですよ(^^)

明日は13:30から研究員による「竜と獣の道展」&ひとはく恐竜ラボ解説、
14:00からは「君も発掘隊員!!丹波の恐竜化石をさがしだそう」もあります。

ぜひ、この機会にひとはくにお越しください。

(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

篠山市で発見された原始的な角竜類の化石については、昨夜からのテレビで大きく取り上げられ、今朝の新聞各紙の一面を飾りました(^^)
2007年1月に発表した丹波市の竜脚類の化石同様、やっぱり恐竜はすごいですね。

27日の朝刊

▲朝刊各紙1面には角竜類発見の記事が並んでいます

さて、その化石を明日28日(土)から館内で展示します。
日本で初めて発見された角竜類は、体長が50〜60cm。その頭は大人の握り拳程度?
小さな化石ですが、よくみると歯の特徴がしっかりわかります。

展示ケースの中

▲展示ケースの中には、篠山層群のなかでも篠山市内で見つかった化石がぎっしりと並べられています

ちょうど今、「竜と獣の道展」を開催中です。この機会をお見逃しなく!!

また、週末はオープンセミナーもたくさんあります。

 

***28日(土)***********************


10:30〜16:00 フロアスタッフと遊ぼう!スペシャル「恐竜ペーパークラフト」
11:00〜 デジタル紙芝居「丹波の恐竜たんたん ひとはくナイトミュージアム」
 こちらでも紹介しています→ http://hitohaku.jp/blog/2009/10/post_498/
11:30〜 展示室ツアー
14:30〜 デジタル紙芝居「丹波の恐竜たんたん ひとはくナイトミュージアム」
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「パタパタ・プテラノドン」

 

***29日(日)***********************

10:30〜16:00 フロアスタッフと遊ぼう!スペシャル「竜と獣の復元画をかこう」
11:00〜 デジタル紙芝居「丹波の恐竜たんたん ひとはくナイトミュージアム」
11:30〜 展示室ツアー
13:30〜 研究員による「竜と獣の道展」&ひとはく恐竜ラボ解説
14:00〜 「君も発掘隊員!!丹波の恐竜化石をさがしだそう」
 こちらでも紹介しています→ http://hitohaku.jp/blog/2009/11/post_532/
14:30〜 デジタル紙芝居「丹波の恐竜たんたん ひとはくナイトミュージアム」
15:00〜 フロアスタッフと遊ぼう「パタパタ・プテラノドン」

ラボ

▲ひとはく恐竜ラボでは、目の前で恐竜化石のクリーニング作業を見ることができます

発掘体験

▲前回の発掘体験ではたくさんの化石が見つかりました

日曜日はスタンプラリーに参加して先着100名のひとはくオリジナル”恐竜・産状レプリカのクリアーフォルダ”をゲットしてください。
このプレゼントは年内12月27日までの日曜・祝日だけです。

ぜひ、この機会にひとはくにお越しください。

(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)
 

今日26日、篠山市役所で「原始的な角竜類の化石の発見」についての記者会見が行われました。

記者会見のようす

▲報道関係の記者やカメラマンが篠山市役所の会議室に集まりました

「角竜類」の代表といえば、角とフリルが特徴的な「トリケラトプス」ですよね。
しかしトリケラトプスは白亜紀の終わり(8千万年前から恐竜たちが絶滅する6550万年前)に北米で繁栄したと考えられています。
「篠山層群」は白亜紀でも前期の1億4千万年前から1億2千万年前の地層です。
この時期は角竜類のなかでもネオケラトプス類(トリケラトプスもネオケラトプス類です)が進化を始める「これから」という時期です。
だから、今回発見された恐竜化石は、「日本で初めての角竜類」というだけでなく、
ネオケラトプス類がどのように進化をしていくのか、その基盤的なものとして注目されるのですね。

説明する三枝主任研究員

▲会見ではシャッター音の嵐の中、三枝主任研究員が説明をしました

河合名誉館長から

▲篠山市脊椎動物化石保護・活用委員会の委員長で、人と自然の博物館名誉館長である河合雅雄先生からは、今回の発見によって市民の関心が高まり、子どもたちの教育へも発展してほしいというコメントがありました

酒井市長からのコメント

▲この発見地を篠山市脊椎動物化石保護条例に基づく重点保護区域として、保護・活用に乗り出した篠山市の酒井隆明市長からは「まさに篠山層群は宝の山」というコメントがありました

「篠山層群」からは、すでに丹波市で竜脚類、獣脚類、鳥脚類などの恐竜化石が見つかっており、篠山市からも獣脚類に次いで、今回の角竜類とさまざまな恐竜の化石が発見されています。このほかにも哺乳類やトカゲなどの小動物の化石が見つかっており、前期白亜紀の脊椎動物化石の一大産地になってきました。
これも「篠山層群をしらべる会」(大森作之会長)やこの化石の発見者の足立先生たちの地道な活動があってのこそです。この先、どんな発見があるのか楽しみですね(^^)

(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)
 

 11月1日(日)天気はあまりよくはなかったですが、大変多くのみなさまに足を運んでいただき、大盛況のうちに今年のフェスティバルは終了しました。ありがとうございました。

 当日の”blog速報”でもフェスティバルの様子をお知らせしましたが、あまり多くはお伝えできていませんでした。そこで、再び当日の様子などをいくつかお伝えします。

 「君も発掘調査隊員!!丹波の恐竜化石を探しだそう」

    君も発掘調査隊員!!    height=

午前中は屋外で作業をし親子連れなど多くの人が化石を見つけようと、ハンマーで砕いていました。午後には雨を避けるためひさしの下で、引き続き化石を探しました。「もしかして、これは!?」と思うものは、すぐそばで研究員などが顕微鏡で確認し、何点か化石が発見されました。

 

恐竜疾走!コンテスト ホロンピアホールでは、ちびっ子がたくさん参加して「恐竜疾走!コンテスト」が開かれました。ユニークな恐竜がたくさん登場しましたよ。その他にもホールでは、「恐竜◯×クイズ」が開かれ、ちーたんやゆるキャラたちも参加して盛り上げてくれました。また、「県立有馬高等学校吹奏楽部」のみなさんは、イントロあてクイズなどを盛り込んだとても楽しく、そして聞き応えのあるステージを見せてくれました。

     恐竜◯×クイズ     有馬高等学校吹奏楽部

 ホールのホワイエでもコケ玉づくりや似顔絵コーナーなどもあり、フェスティバルを盛り上げてくれました。

   コケ玉やクラフトも     謎の講談師 似顔絵コーナー

 本館の中もところせましとコーナーが設けられ、多くの人が楽しんで帰られました。

 須磨海浜水族園 恐竜缶バッジつくり  松ぼっくりや小枝でクラフト                         .   ひとはくサロンも大賑わい    セミナー室の中でもイベント!!  エントランスにはプラネタリウム登場           まんぷく屋台

 まんぷく屋台は多くの店が出て、お昼時にはお客さんがごった返すほどの混雑ぶりでした。でも、天井はあるものの、雨や風でちょっと寒かったですね、ごめんなさい。

 来年もひとはくフェスティバルをお楽しみください。

ひとはくフェスティバル広報担当チーム

今日は文化の日。ひとはくは無料開館でした。

みなさんスタンプラリーに挑戦して、完成された方々に今日も先着100名まで日曜・祝日限定のクリアフォルダプレゼントがありました。

クリアフォルダ

▲このクリアフォルダ、非売品ですが、買うとなると350円くらいかな?こんなチャンスなかなかないですよ(^^;

館内では、朝からフロアスタッフと遊ぼう!スペシャル「とっても簡単!化石のレプリカづくり」があり、終日、子どもたちが楽しく、そして簡単にレプリカをつくってくれました。

おゆまる01 おゆまる02

▲おゆまるを湯の中でやわらかくして、型にはめ込むだけ!!とっても簡単です

レプリカ01 レプリカ02

▲色を選ぶのも楽しいし、できたレプリカを見るのも楽しいですよね。小さなお子様でも安心です。このレプリカづくり、次回は22日(日)です。ただし、こちらは有料です。(1個100円)

そして、特別企画「竜と獣の道展」(12月27日まで)にあわせて始まったデジタル紙芝居「丹波の恐竜たんたんのひとはくナイトミュージアム」は、午前、午後とも満席!!
これを見たら丹波の恐竜化石についてもたくさん勉強できますよ。

たんたん01 たんたん02

▲毎日14時30分から上映しています。土日祝は11時と14時30分の2回上映します。

さらに15時からの「恐竜骨パズル」にも子どもたちが集まって、
巨大な骨パズルに挑戦してくれました。

パズル01 パズル02

▲はじめは全員で、次に2チームに分かれて時間を競いました。この恐竜骨パズル、次回は21日(土)・22日(日)・23日(月・祝)3日間連続であります。


ひとはくでは特別企画「竜と獣の道展」を開催中です。
企画展「コウノトリのいる風景」も11月23日(月・祝)までです。
どうぞひとはくに”何度も”お越しください。

(生涯学習課長 平松紳一)
 

昨年の6月に、篠山市に分布する篠山層群下部層(14000万年〜12000万年前)から、哺乳類を含む多数の小型脊椎動物化石が発見されました。私は、それら小型脊椎動物化石の内、トカゲ類化石の研究を行っています。日々研究していく過程で、少しずつですが篠山層群のトカゲ類について明らかになっていくことがあります。そこで私は、先日英国で開催された米国古脊椎動物学会の第69回例会で、これまでの研究の進捗状況を発表してきました。

 

米国古脊椎動物学会(Society of Vertebrate Paleontology)は、年に一度例会を開催します。その例会には、米国の研究者のみならず世界中の研究者が集うため、実質的には古脊椎動物学の国際大会となっています。09年度は、これまでの例会では初の試みとなる北米大陸外での大会となり、英国のブリストル大学で923-26日の4日間開催されました。今回の大会には、約20ヵ国、総勢約1000名の研究者が参加し、900を超える研究発表がおこなわれました。

 

Octikeda-2.JPG  P9270672.JPG  

 写真(口頭発表の会場)

 

例年この大会では多数の研究者が発表するため、研究内容により選別され複数の会場にて発表が行われます。上の写真は一番大きな口頭発表の会場です。大会参加者は、事前にプログラムを調べ自身の興味のある演題を聞きもらさないように多数の会場を行き来します。

 

 

Octikeda-1.JPGのサムネール画像                       写真(ポスター発表)

 

今回私は、上の写真のようにポスターで研究成果を発表しました。このポスター会場では、お酒やスナックが振舞われ、世界中の古生物学者が交流を深め、研究についての情報交換が行われます。私は当初、「発表中にお酒はちょっと・・」と思っていましたが、少しお酒が入ることで、国籍を超えてスムーズにお互いが打ち解けることが出来るようです。

 

発表の成果も上々で、多くの研究者に、「日本の白亜紀前期の小型脊椎動物化石の発見は非常に重要で、今後の調査を楽しみにしている」とコメントを頂きました。また著名なトカゲ類化石の研究者とは、研究上疑問に思っていることや今後の課題について議論でき、非常に有益な研究発表となりました。今後も、随時、研究成果を発表していく予定です。

 

                               池田 忠広(自然・環境評価研究部)

昨日から始まった「竜と獣の道」展 。

「どんな展示やねん。」と思われてる方もいらっしゃるかと思います。

ご安心ください。

毎週日曜日研究員による展示解説をおこなっています。

本日の担当は池田研究員。

    P1010245.JPG   P1010252.JPG  

3階の「竜と獣の道」展の展示室には30名近くのお客様がお越しくださいました。順番に説明しています。「化石の見分け方は?」なんて話もありました。

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                    博物館のスタッフも一緒に聞いて必死にメモってます。

         後でどんな話があったか教えてね。

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次は、化石のクリーニング施設、「ひとはく恐竜ラボ」へ移動します。大移動中。

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ひとはく恐竜ラボです。ここではクリーニングの道具のお話やクリーニング作業について説明がありました。歯医者さんとの違いは?部位はどうやって見分けるの?

トカゲの化石もクリーニングしてるんだって。ちぃっちゃ〜。

この展示解説は「竜と獣の道」展 開催中の毎週日曜13時30分から実施しています。

担当によって、切り口や重点的に説明する箇所が違うので、何度聞いてもらっても新しい話がきけますよ。 

また、毎週日曜・祝日に限り、館内4か所のすべてのスタンプを集めた方、先着100名に素敵なグッズをプレゼント!

※土曜日は実施していません。

 

 そして館内イベントも展示に合わせて実施しています。

展示期間中の毎週土・日・祝(10:30〜16:00)に実施している、フロアスタッフとあそぼうスペシャル。

今日は「恐竜の世界をつくろう!」でした。

P1010224.JPG     P1010234.JPG 

恐竜に思い思いの色を塗っています。

P1010230.JPG      1025jiorama.JPG     

 出来た恐竜は、ジオラマ恐竜の世界に置きます。

 

(この立派なジオラマができるまでは、こちらをご覧ください。すべてスタッフの手作りです。

  →http://hitohaku.jp/blog/2009/10/5/ )

 

「家でもやってみよう」とか「こんなに集中して絵を描いたのは初めて」なんて嬉しい言葉をいただきました。 

 フロアスタッフとあそぼうスペシャルは、毎回いろんなプログラムを用意していますよ。

次は何かな?

 

                             小林美樹(生涯学習課)

お待たせいたしました!今日から、「竜と獣の道」展が始まりました。

朝一番のお客様です。

P1010117.JPG  

展示室内のようす。兵庫県産の化石がこれだけ一堂に集まるのは初めて!

「いろんな化石があるんですね〜。」

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 この展示では兵庫のいろんな時代のいろんな化石が見られます。

ハチの化石も。

P1010050.JPG

発掘現場???で記念写真も撮れちゃいます。

 

さて、ひとはくは展示だけだはありません。

今日もたくさんのオープンセミナーが実施されました。

いつものことながら、カメラをぶら下げて、ちょっとお邪魔してみます。

今日から始まりました、「FSとあそぼうスペシャル〜とっても簡単!化石のレプリカづくり」です。

 P1010069.JPG    P1010092.JPGのサムネール画像 

   材料となる’おゆまる’を選びます。             色をまぜようかな〜。  

      いろんな色がある〜                  どうしよう。

 

P1010098.JPG      P1010100.JPG   

この’おゆまる’はお湯につけると軟らかくなります    軟らかくなったところで、熱いのを我慢してしっ            

                                かり、手でもみ、型に押し当てます。

 

P1010106.JPG    P1010072.JPGのサムネール画像のサムネール画像 

 出来上がり〜〜。とってもきれいにできましたね。   こんな感じにできちゃいます(見本)

こちらのイベントは来月11月3日(火・祝)と22日(日)にも実施されますよ。

 

 また、「竜と獣の道」展に合わせて、「恐竜おめんづくり」のイベントや

P1010184.JPG    P1010216.JPG 

デジタル紙芝居「丹波の恐竜たんたん ナイトミュージアム」も上映中〜

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( デジタル紙芝居「丹波の恐竜たんたん ナイトミュージアムより)

詳しくは、うきうきカレンダーを見てね。

 

化石のレプリカづくりのお隣は、赤澤研究員の「ミニ逆さビデオカメラをつくろう」のオープンセミナー。

ハサミとテープだけでビデオカメラが作れちゃうの???

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ふかたん「化石を探そう」もありました。

隊長は古谷主任研究員と助手は寺尾由美子スタッフです。

        1024setsumei.JPG                ishiwohirottemasu.JPG 

        まずは、隊長から説明です。           さぁ、化石を探してみよう〜。

                hirottekitaishiwomitemasu.JPG 

               拾ってきた、ただの石ころ?だと思っていたのに!!

               顕微鏡で見ると、実はたくさん化石が入ってたなんて・・・。

              ルーペでのぞくと黒いつぶつぶ。正体は放散虫化石でした!!

 

ひとはくは、、毎日わくわくが楽しい発見・体験がいっぱいですよ♪

今日も楽しいひとはくでした☆

 

                                   小林美樹(生涯学習課)

さて、いよいよこの週末24日(土)から「竜と獣の道展」が始まります。
パネルの準備など、ほぼ完了しました。いよいよ明日の開館を待つのみです。

竜と獣の道展

▲この扉の向こう側にどんな展示があるのか・・・

今朝の新聞でも「県内産 脊椎動物の化石一堂に」と紹介されたとおり、今回の展示では兵庫県で発見された1億4千万年前から1万年前までの化石が一度に見られることも見応えがありますが、さらに期間中のオープンセミナーにも注目です。

「君も発掘隊員!!丹波の恐竜化石を探しだそう」
というオープンセミナーが、ひとはくで11月15日・29日・12月13日・27日の計4日間開催されます。(観覧料のほかに受講料が必要です)
これまでに丹波市で発掘された発掘現場の石をハンマーで割っていただきます。

 

化石発見

▲去年の第3次発掘のときに私もハンマーで石を割って見つけました!!

もしかすると「恐竜の化石」が出てくるかもしれません!!
先日、10月17日(土)に丹波焼陶器まつりで同様のイベントがありました。
そのときの様子は下記ブログでも紹介されています。
http://hitohaku.jp/blog/2009/10/post_488/
化石が見つからなくても、参加者全員には約5千万年前のサメの歯の化石がプレゼントされます。
ぜひ、チャレンジしてみてください!!

みなさん、ひとはくで秋から冬の「竜と獣の道展」にどうぞお越しください。

(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)
 

今日の写真はこれ!!(↓)

ちーたん

なんだかわかりますか?
丹波竜のマスコットキャラクター「ちーたん」です。
ひとはくの松原主任研究員ご自慢の力作です!!一般公開に先立ちブログ公開します(^^)

さて、今日は24日(土)から始まる「竜と獣の道展」の報道向けプレビューがありました。

松原

▲<兵庫県「竜」と「獣」の化石地図>を解説する松原主任研究員

博物館では企画展示前に、このように報道関係者に展示内容を詳しく紹介して記事にしていただいています。

 

三田周辺

▲恐竜だけじゃありません。地元三田周辺で発見されたザイサンアミノドン(1999)、サンダタンジュウ(2004)などの化石も一挙公開!!


ヴェロキラプトル

▲昨日のブログ http://hitohaku.jp/blog/2009/10/2_4/ 「かぎ爪」の持ち主です!人と自然の博物館ではもちろん初公開!!恐竜ファンなら一度は見てみたいヴェロキラプトルの全身骨格標本です。

まだまだ紹介したい展示があるのですが、今日はこれくらいに(^^)

開催まであとわずか!
24日(土)からの「丹波の恐竜化石特別企画『竜と獣の道展』」に
どうかご期待ください!!

期間中、さまざまな体験イベントもあります。

ぜひ、何度もひとはくにお越しください!!

(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

今日の写真はこれ!!(↓)

だれのもの?

なんだかわかりますか?
先日、ひとはくのエントランスホールで営業しているショップさんで買ったものです。
これが恐竜「▲#□$◎%▽&◆」のものだとわかる人は、かなりの恐竜マニアですね(^^)

この爪については、下記のブログ
http://hitohaku.jp/blog/2009/09/post_473/
と関係があるんですよ。でも、答えはまたの機会に!

さて、3階丹波の恐竜化石の展示コーナーも昨日の閉館後の作業に続き、
今晩も閉館後の作業によってかなり変わってきました。


搬入

▲次々と展示ケースが増設され、かなり密集した展示室内に・・・

展示室内01

▲たくさんの展示ケースに、これから標本がならべられていきます

  展示室内02

▲ところせましと並べられ、天井からも?

 

開催まであとわずか!
24日(土)からの「丹波の恐竜化石特別企画『竜と獣の道展』」に
ご期待ください!!
この企画は10月24日(土)から12月27日(日)までです。

秋から冬のひとはくに、ぜひ、お越しください!!

(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

さて、いよいよこの週末24日(土)から丹波の恐竜、特別企画「竜と獣の道展」が始まります。
パネルの準備など、館内ではあわただしく準備が進んでいますよ。

 

古谷

▲古谷主任研究員なにやら顔をしかめていますが???

初日24日(土)の「フロアスタッフと遊ぼう!スペシャル」では、
「とっても簡単!化石のレプリカづくり」を行います。
なんと開館時間中の10時30分から16時までの間なら、いつでも誰でもご参加いただけます(^^)

 

4階サロン展示

▲場所は4階ひとはくサロンです

私が担当して学校団体向けにやっている「やさしい化石のレプリカづくり」では、本物の化石から、ご本人が型どりしてレプリカをつくるところにこだわっているのですが、それだと時間がかかってしまいます。
そこで今回は、誰でも簡単に、その場で数分でかわいい化石のレプリカをつくっていただきます。(ただし、材料費がかかるので1個100円です)

 

おゆまる

▲今回使うのは「おゆまる」という商品です。とってもかわいいでしょ

 

型どり

▲型はもちろん本物の化石から作りました。ゼリーの空き容器が役に立ちました(^^)

 

シリコン樹脂

▲型はシリコン樹脂です

型(アンモナイト2種) 
▲たくさんの型作りも順調に進んでいます

実は、今日の閉館後、「竜と獣の道展」に向けた展示の移動・設営作業が始まります。
24日からの展示をお楽しみに!!

イベントもたくさんありますよ。また紹介します!!

みなさん、ひとはくで秋から冬の「竜と獣の道展」(12月27日まで)にどうぞお越しください。

(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)
 

丹波焼陶器まつりにミニキャラバンを出展しました。

 

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今回のキャラバンは、『化石発掘!石割体験!』

僕も、私も、化石を発見できるかもしれません。レッツチャレンジ!!

 

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手袋とゴーグルを着けたら、

 

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割ります!

割ります!!

 

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割ったらよく見て

 

DSC00314.JPGどんな化石が出てくるのか顕微鏡で確認

小さいので見逃さないように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC00348.JPG化石が入っていそうな石を選んだら、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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また割ります!

ひたすら割ります!

 

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1億数千年前に思いを馳せながら

 

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最初は見ているだけだったお父さんも、お母さんも、ついつい参加

 「一回だけ」のつもりが「見つかるまで」に

 

 

DSC00408.JPG「あった!」

残念、これは化石ではなく、炭です。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC00457.JPGめげずに割ります

 

 

 

 

 

 

 

そして、とうとう・・・・

 

 

『見つけた!!』

 

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この感動は、なにものにも代えがたい!

一生の大切な宝物を見つけた気分です!!

 

DSC00505.JPG見つけてもらった化石は発見者の名前とともに博物館で大切に保存させていただきます。

 

いつか、また会いに来てね。

 

 

 

 

 

『化石発掘!石割体験!』は来月、11月1日(日)のひとはくフェスティバルでも開催予定です。

この達成感は癖になるかも?化石を発見してみたい方はぜひご参加ください!

 

また、10月24日(土)からは、恐竜展示特別企画「竜と獣の道」も開催します。

太古の兵庫を歩いた生き物たちに会いに、ぜひ、ひとはくへお越しください!

 

自然・環境マネジメント研究部 武田重昭

 今日は10月11日、3連休の真ん中です。

今日も朝からいい天気、絶好の行楽日和です。耳を澄ませば遠くから祭りの太鼓なども聞こえてきます。エントと秋の空10.11

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 空を見上げると...すっかり秋ですね

 

 読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋と、それぞれの「秋」の楽しみ方がありますが、ひとはくでは『恐竜の秋』を楽しんでください。

 来る10月24日(土)からは、特別企画展「竜と獣の道展〜太古の兵庫を歩いた生き物たち〜」が開催されます。詳しくはこちらを ▼

http://hitohaku.jp/exhibits/program_exhibition/2009/ryu_index.html

 この日まで待てないという人!!、10月の毎日曜日には、オープンセミナー「実演、解説!恐竜ラボ」が開催されています。当館の研究員が、恐竜化石の展示や化石のクリーニング作業の様子を、直接解説します。オープンセミナーは、申し込み不要です。その場で誰でも参加できます。

 ☆☆☆ きょう開催されたこのセミナーの様子を紹介します。 ☆☆☆ 

 博物館3階「丹波の恐竜化石展示室」に集合、研究員の先生から解説を聞きます。この展示室には、発掘された肋骨や歯の化石、化石が埋まっていた様子を再現した「産状レプリカ」、化石発掘現場の情報などが展示されています。

 また、第3次発掘で見つかったティラノサウルス類の歯の化石も展示されています。

 「産状レプリカ」はこの夏千葉県の幕張で開催された恐竜博に出展していましたが、戻ってきました。 

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 産状レプリカの前で解説を聞いています。

 

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 本日の講師は、三枝春生先生です。

 

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「恐竜は次々に歯が生えてきます。」ティラノサウルス類の歯の化石の解説を聞いています。

 

 展示室の解説の後は、「ひとはく恐竜ラボ」に移動し、化石のクリーニングについて説明を聞きます。化石のクリーニングとは、化石を岩石の中から取り出し、表面の余分な岩石や石灰質を取り除く作業のことです。場所はエントランスホールの脇にあります。

 今こうしている瞬間にも、化石がクリーニングされ、本当の姿を現しつつあります。

 ティラノサウルス類の歯の化石もここで見つかりました。

DSC_1624.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラス越しに化石のクリーニング作業を見学できます。大変繊細で地道な作業です。

 

 化石のクリーニング作業は、丹波竜化石工房(丹波市山南町谷川1110 山南住民センター1F)でも行っています。 ▼

 http://www.tambaryu.com/studio.html

  ひとはくでは、恐竜化石以外にもたくさんのセミナー・イベントを実施しております。詳しくは「うきうきカレンダー10月」をご覧ください。 ▼

http://hitohaku.jp/top/09ukiukicalen/ukiuki0910.pdf 

(生涯学習課 西岡敬三)

 

9月27日(日)まで開催されて30万人以上の来場者があったという「恐竜2009 砂漠の奇跡」に出展していた「丹波竜」の産状レプリカが今日、帰ってきました。

渋滞でトラックが遅れて、閉館後もかなり時間がたってからの作業となりました。

トラックから

▲博物館収蔵庫棟に横付けされたトラックから降ろされる「丹波竜」産状レプリカ。ちょうど雨も小降りになってよかったです(^^)

展示室に

▲3階展示室まで運ばれて、慎重に降ろします

レプリカ

▲産状レプリカの4つ目のブロックが運び込まれました

元どおり

▲これで元どおり。明日からご来館の皆さん!迫力ある展示が戻ってきましたよ(^^)

 

はてな?

▲収蔵庫に残された怪しげな木箱!?中身が何かについては、またの機会にご紹介します!!恐竜ファンには見逃せないものかも??

ぜひ、”ひとはく”で戻ってきた丹波の恐竜展示をご覧ください。
そして、10月24日(土)からは、いよいよ「竜と獣の道」展が始まります。お楽しみに!!

(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)
 

千葉・幕張で開催中の「砂漠の奇跡 恐竜2009」については
7月12日のブログ
http://hitohaku.jp/blog/2009/07/post_359/
でも紹介しましたが、私自身7・8月は忙しくて見に行けず、
ようやく先週、見に行ってきました。


幕張

▲会場への道、人通りが少なかったのですが・・・

9月13日の日曜日、9時15分頃会場に着きました。
すでに先着500名のプレゼント(手取層群の石)も売り切れて、
会場内は人であふれていました・・・この様子だと1日1万人くらいいきそうな勢いでした。

骨盤

▲ディプロドクスの骨盤。日本初公開!腸骨と仙椎・仙肋骨のつながりがよくわかります 

IMG_0439.JPG 丹波竜01

▲「丹波竜」は「日本の恐竜研究最前線」のコーナーでひときわ大きいスペースを
いただいて産状レプリカや本物の化石(脳函・環椎・歯・尾椎・血道弓)とともに展示されています

マメンキサウルス

▲世界最大級の恐竜、マメンキサウルスは大きすぎて1枚に収まりません(^^;

ミイラ化石

▲恐竜ミイラ化石「ダコタ」。こんな化石が篠山層群でも出てきてほしいですよね 

体験する さわれる

▲子どもたち向けの化石発掘体験コーナーや本物の化石にさわれるコーナー

おみやげ

▲おみやげコーナーも人でいっぱいでした

この「恐竜2009」は9月27日(日)までです。
週末から始まる秋の大型連休で東京方面に出かけられる方は是非どうぞ!

そんなに遠くまで行けないという方は、"ひとはく"にどうぞお越しください。
新しい企画展「コウノトリのいる風景」が始まっています!
20日(日)には、人と自然の会のドリームスタジオ「コウノトリを知ろう!」もあります。(申し込み不要。先着順です)
もちろん毎日、楽しいイベント盛りだくさん。詳しい情報は、9月のうきうきカレンダー
http://hitohaku.jp/top/09ukiukicalen/ukiuki0909.pdf
をご覧ください。

この秋も"ひとはく"に何度もお越しください。

(恐竜タスクフォース・生涯学習課長 平松紳一)
 

丹波の恐竜化石の発掘では、国内初となる恐竜の全身骨格発掘に期待がかかっています。これは恐竜の中でも竜脚類・ティタノサウルス形類に属する大型植物食の恐竜、いわゆる「丹波竜」です。

実は発掘中に、この「丹波竜」を食べに来たと思われる肉食の恐竜の歯がたくさん見つかっています。肉食恐竜たちは歯を折りながら、かぶりついていたんですね。
そんな恐竜たちの中でも、今回、獣脚類・ティラノサウルス類の歯が見つかったのです。

   展示ケース

▲第3次発掘で見つかった「丹波竜」の歯と獣脚類の歯が同じ展示ケース内に。

ティラノサウルスの復元模型の前に、見つかった2本の歯を展示しています。

 

長さ2cmにも満たない前顎歯ですが、ティラノサウルス類の特徴である「D型」の歯です。予想される体長は5メートル?
すでに新聞やインターネットでは報道されていますが、ティラノサウルスといえば後期白亜紀に13mにも達したティラノサウルス・レックスを思い浮かべられる方は多いでしょう。
このティラノサウルス、いつ頃から大型化したのか詳しいことはわかっていません。というより1億年以上前の原始的なティラノサウルス類は、小型のものの化石しか見つかっていないのです。

最近、中国で1億年前よりもやや古い前期白亜紀の地層から大型化に向かう中間型のティラノサウルス類の化石が発見されました。
そして今回、その地層よりも古い「篠山層群下部層」(1億4千万年〜1億2千万年前)から発見されたのです。
このことはティラノサルス類の進化を考える上で、世界的に見ても重要な発見となるわけです。

 

歯1のサムネール画像 歯2のサムネール画像

▲1本は折れていますが上から見てD型がわかります。もう1本は前顎歯を舌側から見えるように展示しています

いよいよ、この歯を明日18日(土)から一般公開します。
8月31日(月)までの夏休み期間中、3階「丹波の恐竜化石」展示室にて見ることができます。

この機会に、じっくりとご覧ください。

(恐竜タスクフォース・生涯学習課長 平松紳一)

7月18日(土)から9月27日(日)の72日間、幕張メッセ国際展示場で開催される「恐竜2009 砂漠の奇跡!!」に丹波の恐竜化石が展示されます。

この恐竜展は、日本経済新聞社・テレビ東京などが主催するもので、なんと言っても目玉の一つは、中国・新疆(しんきょう)ウイグル自治区のジュンガル盆地で見つかった「マメンキサウルス」です。
この骨格標本の全長は35mで、過去最大と言われた「スーパーサウルス」の全長33mを超え、世界最大級の恐竜であるとのことです。

今日は閉館後、博物館3階に展示していた産状レプリカや「脳函」「環椎」「歯」「尾椎」「血道弓」などの貴重な標本がていねいに美術梱包されて幕張に向かいました。

尾椎を丁寧に

▲尾椎もていねいに梱包されて・・・

木枠の運び込み

▲まず、木枠が運び込まれました。この中に産状レプリカを入れて運びます

木枠に入った

▲木枠に産状レプリカが収まりました。このあと固定します

出て行く

▲博物館の荷解き場からトラックに運び込まれました

「恐竜2009」については、こちらで
http://www.kyoryu.jp/index.html

みなさんの中で東京方面に行かれる方は、ぜひ千葉の幕張まで足を伸ばして「恐竜2009」をご覧ください。

さて、さみしくなった館内「丹波の恐竜化石」展示コーナーには、
この夏休みに向けて新しい展示が!?

せっかくの夏休みですからひとはくに来られたお客様にも満足いただけるよう準備中です!何が展示されるかは、準備が整い次第、報告いたします。6月に世間を騒がせた「ティラノサウルス類の歯」も展示の予定です。
お楽しみに!!

(恐竜タスクフォース・生涯学習課長 平松紳一)

 

 連休中の5月2日 丹波市のポップアップホールにおいて、発掘ボランティアとクリーニングボランティアの方々に対する顕彰式が行われました。

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 化石の質の高さもさることながら、発掘にかかわってこられたボランティアの方々の努力や技術の高さが、丹波竜化石の質の高さを支えています。本当にありがとうございました。

 

 顕彰式のあと、三枝春生主任研究員による講演「丹波竜第3次発掘調査報告」が行われました。

 今回の第3次発掘では、期待されていた脚部の化石発掘には至らなかったものの、竜脚類の歯、獣脚類の歯や鳥脚類の歯が多数発見されました。

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  今までに発見された化石の数も膨大な量になりましたが、これらの化石のクリーニングがすべて完了しているわけではありません。既に発見された化石をすべてクリーニングするのに、まだまだ時間がかかります。

 

 さらに、発掘も第3次で出なかった脚部や念願の「完全な全身」を期待して第4次・5次・・・・と続いていくものと思われます。 ぜひ今後の発見・発掘にご期待ください。

 

 2日の報告会には丹波竜のマスコットキャラクター「ちーたん」も会場に駆けつけてくれました。

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(文責:県立人と自然の博物館 八尾)

 

 

 

 

 

明日からの展示に備え、準備も万端。

今日は、新聞記者の方々が取材に来てくれました。

今回は展示を見るだけではなく、体験できるコーナーが充実。恐竜化石を持ち上げるコーナー、恐竜化石発掘現場にいる気分を味わうことができ、さらに写真まで撮れてしまうコーナーなどがあります。

 

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    (発掘現場でマジック写真?!)

 

 

 

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    (広くなった展示室)

 

 

 

 

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    (恐竜化石を持ち上げてみよう〜どれぐらいの重さかな。)

 

 

 

 

 

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     (恐竜ほねパズル)

 

この展示に合わせて、ひとはく恐竜・化石大作戦!スタンプラリーを実施。毎土日祝には、スタンプラリーを完成した先着100名様に素敵なオリジナルグッズをプレゼントします!

期間中はセミナーやイベントがさらにもりだくさん!

この春も、丹波の恐竜化石から目が離せませんよ。

 

小林美樹(生涯学習課)

7日(水)から開催して4日目を迎えています。連日多くのお客様にお越しいただき、今日も徳川広和さんのワークショップは「満員御礼」の状態でした。
さて、見ていただいた方から「入口正面の産状レプリカの展示がすごい!」という声をよく聞きます。


▲産状レプリカが立った! ▼展示前

実は去年の7月、企画委員会の後、大丸ミュージアムKOBEの担当者に展示中の第1次発掘の産状レプリカ、第2次発掘のプラスタージャケットを見てもらいました。
展示方法について何回かのやりとりのなかで「垂直に立てて展示したい」と要望されたときは、「水平に置いているものをまさか立てるとは?美術館じゃないんだし。とうてい研究員の理解は得られないだろう」と正直思いました。
発掘現場と同じ30度の傾斜で現場を再現することを考えていたので、レプリカを製作した会社に強度を確認して展示方法を再検討しました。
結局「70度程度」に落ち着き、新規に製作する第2次発掘の産状レプリカについては、はじめから傾斜に耐えるよう製作を依頼することとなったのです。
博物館の常識とは異なる展示?これも一見の価値はあります。

1月12日(月・祝)まで展示しています。あと2日限りです。
明日は10時から20時までですが、最終日は18時までです。入場は無料です。
ぜひ、大丸神戸店にお越しください。

(生涯学習課長 平松紳一)

昨日から始まった大丸神戸店での「自然のたからもの〜丹波竜&コウノトリの会おう!」で、
初日、訪れた約1300名の来場者に人気だったのは「丹波竜化石の重さを体験!」コーナーです。
恐竜化石は「見る」だけじゃありません!

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本物の丹波竜の尾椎の化石を正確に型どりしていますので、もちろん本物と同じ形・同じ大きさです。
さらに通常は、繊維強化プラスチック(FRP)などの軽い材質でレプリカを製作するのですが、今回は鉄やステンレスの部材などを入れて、わざと重くして、実物の化石と同じ重量に仕上げています。
なんと4.9kgもあります。小さな子どもにはちょっと重いですが、スタッフがついていますので安心して体験できます。

1月12日(月・祝)まで展示しています。10時から20時までですが、最終日は18時までです。入場は無料です。
ぜひ、大丸神戸店にお越しいただき、「ホンモノ」を体感してください。

(生涯学習課長 平松紳一)

先月の20日に「ひとはく恐竜ラボ」がオープンしました。

この施設では、一次・二次発掘調査で採取した岩盤から化石を取り出す作業や、
4000点を越す恐竜化石のクリーニング(化石の表面を覆っている石の膜を取り除
く作業)がガラス越しに間近で観察することが出来ます。


また、腰の骨(腸骨)から尾の前方部までが連結した状態の化石も観ることがで
きます。これらの化石は恐竜ファンならずとも一見の価値がありますので、どうぞ
みなさん恐竜ラボにお越しください。


化石の状態は毎日のクリーニング作業で日々変化していきます。
そういった変化を感じるのも面白いと思いますよ。毎週日曜日の午後には研究員
の解説もありますので、是非一度「ひとはく恐竜ラボ」にお越しください。
公開時間は10:00から17:00まで、見学料は無料です。
また、本館のほうには、これまでの研究成果や本物の恐竜化石も展示してありま
すので、どうぞ併せてお立ち寄りください。みなさんも身近に太古の生物を感じて
みてはいかがでしょう!

                          池田 忠広(自然・環境評価研究部)

4月23日午後5時30分からNHKラジオ第一放送(666KHz)にひとはくの池田研究員
が出演しました!


(閉館後の恐竜ラボで)

収録場所は、20日にオープンしたばかりの「ひとはく恐竜ラボ」お昼に30分ほど、NH
Kラジオのリポーターと打ち合わせをして、いざ本番。
池田研究員は事前にあれこれ話すことをメモってましたが、本番にはメモも見ることな
く、ラボの魅力を語っていただきました。
ラジオで池田研究員の姿が見れなくて残念!
池田研究員の収録様子です。


(本番中〜)

「めったに見ることの出来ない、化石クリーニング作業を身近で見てください。」とのこと
でした。

第2次発掘で見つかった化石を周囲の岩盤ごと切り出し、セッコウで固めて
大小9つ塊にした後「プラスタージャケット」で覆って保護し、クレーンで吊り
上げ、トラックに載せ搬出しました。
そのプラスタージャケットの1つがひとはくのエントランスにやってきました!
エントランスに置いてあるのは、9つのうちの2番目に大きいものです。
4月20日(土)オープン予定の化石クリーニング施設「ひとはく恐竜ラボ」に
移され、慎重に岩石から取り出す作業が進められますので、さわることが
出来るのはそれまでになります。

「ひとはく恐竜ラボ」では、作業のようすを間近に見ることができるようになっ
ています。



(プラスタージャケットはセッコウをはがして、化石の取り出し作業をします。)




この機会にひとはくに来て、中に化石が入っている、このプラスタージャケット
をさわってみてください!


(エントランスホールに置いてあるプラスタージャケット)

滅多に体験出来ませんよ。
ただし、上に乗ったり、乱暴なことをするのはやめてくださいね。
※ 衣服が汚れるかもしれません。 ご注意ください!


(写真:発掘作業のようす)


(写真2:三枝研究員と池田研究員)

1月18日(金)、第2次発掘作業中にカルノサウルス類と見られる獣脚類の歯が
発見されました。この歯の長さは3.5cm以上、幅は1.5cmぐらい。
発見者は村上喜利さん。(77歳・丹波市山南町青田在住)

村上喜利さんは、発掘現場に見学に来られた方への案内ボランティアもされてお
り、見学者の方に恐竜の歯の説明もしていたそうです。そのため、自分が発掘作
業をしているときに「もしかしたら、歯が入っているかも?!この石は大事にしなく
てはいけない!」と感じたそうです。
「なんとか見つけたいという気持ちで作業していたが狙ってやれるもんじゃない。
これで励みができた」

「1次発掘も参加させてもらったが、みんなに迷惑をかけんうちに自分で定年を決
めよう。2次の発掘は参加するのを止めよう」と思っておられたそうです。しかし、1
次発掘の仲間から「やろう!まだやれる!」と誘われ、第2次発掘作業に参加。


(写真3:記者に囲まれた村上さん)

「発掘のメンバーは、とてもいい人たちばかりで楽しい」と大勢の記者に囲まれ笑
顔の村上喜利さんでした。

丹波市の山南住民センターに「丹波竜化石工房」が12月1日、オープンしました!
(丹波市整備)
化石のクリーニングの様子が発掘現場である山南町で見ることが出来ます。


(写真:クリーニングの準備を始めるスタッフ)


(写真:プラスタージャケットを開封!)

工房オープン当日、化石が入っているプラスタージャケットを約150分かけて開封
すると、中からきれいに骨が並んで見えました。この化石の産状の型を取り、レプ
リカを作り、クリーニング作業を進めていきます。
レプリカをつくるためにシリコンで型どりしたら、この綺麗に骨が並んでいるのが見
れなくなってしまいす。
今が見どきです!


(写真:ガラス越しに見学する人たち)

こちらの工房は午前と午後のそれぞれ2時間、ガラス越しに作業が見学できます。
見学出来るのは、水曜〜日曜日で午前のうちの2時間、午後から2時間
(年始年末の12/29〜1/3は、お休みだそうです。)

丹波市から恐竜化石が発見されたことを私が知ったのは、昨年8月なかばのこと
でした。篠山層群でもとりわけ化石に乏しい赤色泥岩から出たという事で、とても
驚きました。
発見を受けて9月に行われた試掘においても、大きな血道弓、保存のよい尾椎、
さらには獣脚類の歯まで、予想を超えて出てきてしまいました。


 今年の1月から3月に行われた一次発掘の時には、試掘時の成果から、かなり
のものが出てくる可能性は十分にあると思っていました。しかし1月の発表後、丹
波市での盛り上がりや、博物館で行われた展示の人気ぶりをみるにつけ、本当に
出てくるのだろうかと不安な気持ちも一方では持っていました。

しかし、2月15日に手彫りによる発掘が始まって最初の頃は小さな骨片ばかりで、
悪い方の予想が的中したのかと思っていたら、一次発掘開始前に三枝さんが冗
談で言っていた、「尾椎がずらっと並んで出たらどうする?」というのが現実になっ
てしまったのです。
6月になると頭骨の一部まで見つかってしまいました。

 このように丹波の恐竜化石については、これまで“期待”が裏切られ続けている
わけですが、次回の発掘ではまた期待を裏切ってくれるのでしょうか、今から楽し
みでなりません。

   古谷 裕(自然・環境評価研究部)

丹波の恐竜化石発見された村上氏、足立氏から恐竜化石を博物館に
寄贈していただきました。
8月19日(日)13:00〜ひとはく館長から感謝状贈呈を行いました。

司会の小林主任研究員

引き続き講演会。発見者の村上氏、足立氏からお話していただきました。

発見と発掘をプライベートなエピソードも交えお話する村上氏。
「税金を使って発掘作業をしているので、非常にプレッシャーを感じまし
た。」


化石を発見してから30時間、目の前に骨がちらついて寝られなかった
という、足立氏。ユーモアたっぷりにお話されて、会場は笑いが絶えま
せんでした。


会場は定員100名。事前申込の方のみの入場のため、当日に希望され
るお客様には、お話を聞いていただけなくて申し訳ありませんでした。
この日は、マスコミ各社の方も取材に来てくださいました。
また、どこに載っているか探して見てくださいね。

丹波の恐竜化石の第一発見者、村上茂さん。現在は、今年の4月から丹波市山南町にある
「丹波市立上久下地域づくりセンター」で木、土、日曜以外は活動推進員として地域振興の
ために働いておられます。


「丹波市立上久下地域づくりセンター」で働く村上さん

先日、ひとはく新聞編集委員2人が、取材のために、その村上さんに会いに行きました。

化石を発見されるまでの村上さんは、畑仕事や地域の仕事、また趣味のゴルフに勤しんで
おられたそうで、人生が化石発見によって変えられてしまったそうです。
上記センターで働く村上さんは、電話や来客対応に追われ、とてもお忙しそうで、こちらがお
話を伺う時間をとるのも申し訳ない感じでした。「私の人生は恐竜化石によって変えられまし
た。これからは恐竜化石と一緒に地域を変えていきたい。これからは、たくさんの人と交流し
て自然の素晴らしさを伝えたい。」と笑顔で話されていました。
みなさんも、村上さんに会いに行けば、楽しいお話を聞かせてもらえますよ〜。
村上さんも「気軽に来てください」とおっしゃっていました。


同センター前の村上さん

なお、この取材の様子は次回のひとはく新聞第2号(9月末発行予定)で詳しくお知らせいた
しますので、お楽しみに〜 o(*^▽^*)o~♪

2007年5月18日 午前10時から兵庫県立人と自然の博物館 応接室で、恐竜化石の発掘調査について、兵庫県立人と自然の博物館、兵庫県丹波県民局及び丹波市が、お互いに連携・協力して発掘調査を行い、その保存・利活用を推進することを目的として協定を締結しました。
兵庫県立人と自然の博物館長、兵庫県丹波県民局長と丹波市長がそれぞれサインをして、3者ガッチリ握手をしました。
20名近くの報道関係者が詰めかけ、調印と握手の瞬間は会場はシャッターの嵐でした。
調印が終わった後の懇談では、各報道関係者から次々と質問が飛び出し、3者の代表は熱い思いを語っておられました。

 ●丹波の恐竜関係の詳しい内容はこちらへ 

   →当館では、6月3日まで化石の特別展を開催中です
     ぜひお見逃しなく!

  

丹波市山南町の篠山川河床で発見された恐竜化石に関する展示を、発掘現場近くの「山南住民センター」にて、開催いたします。2007年1月から3月にかけての本格発掘では、さまざまな発見がありました。これらの成果と産出標本および篠山層群の岩石や恐竜以外の様々な化石を展示いたします。ぜひ、ご来場ください。お見逃しなく!

 期間:2007年4月14日〜30日まで
 場所:丹波市山南町谷川 山南住民センター
 主催:兵庫県立人と自然の博物館・丹波市
 共催:丹波県民局

展示内容の詳細は、こちらのPDFファイル(250kb)をご覧下さい

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