ご利用案内

交通アクセス

利用案内(観覧料金)

団体でのご利用

ひとはくの展示

セミナー情報


ひとはく活用術

移動博物館車 ゆめはく

自然・環境科学研究所

恐竜化石

ひとはくKids

行政や企業の方へ「シンクタンク事業」

学校関係者の方へ「学校教育支援」


2010年7月アーカイブ

7月29日から始まった「まちまるごとミュージアム」のオープニングセレモニーと子ども生き物調査隊!に参加してきました。

初日の午後、オープニングセレモニーで、主催者のあいさつとテープカット等が行われ、その後、みんなで展示を見学しました。

1 tapekatto_7064.jpg  2 open 109.jpg

◆テープカットのようす             ◆みんなで会場の中へ    

 

この会場に搬入してきた日は、暑くてにらんだような目に見えた(その様子はこちらhttp://hitohaku.jp/blog/2010/07/post_780/)ツキノワグマグマは、今日は、やさしい目をしているように見えます。

3 kuma_7078.jpg  4 box118.jpg

◆ツキノワグマに見られている家族?      ◆はてなボックスの中身は何かな?

 

さて、いよいよ「子ども生き物調査隊!」の活動開始です。気象情報では、その日の午後は雷雨の予報でしたが、活動時間になると、ウソのように晴れて陽ざしがまぶしく感じるほどでした。

この調査隊の活動は、加東市の職員の方と「おおばこの会」(北播磨自然観察サポーターチーム)の皆さんがサポートをしてくださいました(スタッフの皆さんお疲れさまでした)。

 

5 minnnade158.jpg  6 musitori_7111.jpg

◆クマゼミをねらっている子どもたち      ◆クマゼミが採れた?

 

採取したものをもって、室内にもどってスケッチをします。
 

7 eokaku_7116.jpg  8 drow_7122.jpg 

◆何を描こうかなあ                 ◆よ〜く、見ながら クマゼミを描いています
   

9 kumazeminoe 258.jpg

  ◆この子も クマゼミを描いています        

 

10 kuri 236.jpg

  ◆クリのイガ(果実)と葉っぱの絵

  

セミの仲間や、トンボの仲間、チョウの仲間など、いろんな昆虫が描かれていました。また、アジサイやクスノキ、カツラなどの葉っぱ、クリのイガを描いている子どももいました。短時間でしたが、いろいろな生き物がいることが分かりました。

子どもたちには、これらのスケッチをもとに自分で考えたタヨウ星人を描いてもらいました。

これらの絵(作品)は、「まちまるごとミュージアム」で展示されています。
 

11 hanko 137.jpg 

◆『加東 伝の助』くんのスタンプと、ひとはくのポイントカード

 

   展示会場の入り口近くに受付の方がいて、ひとはくの「タヨウ星人ポイントカード」に『加東 伝の助』くんのオリジナルスタンプを押してくれます(このスタンプは、期間中に同じカードに1回だけ押してもらえます)。

 

 「まちまるごとミュージアム」は、加東市滝野図書館2階ギャラリーで 7月29日(木)〜8月8日(日)の間、開催しています(ただし、2日(月)は休館日です)。
 

みなさんで、見にきてくださいね。なお問い合わせは、加東市教育委員会(電話0795-48-3073)へ

 

                                (自然・環境再生研究部 小舘 誓治)

現在兵庫県から恐竜を含む多数の脊椎動物化石が産出しています。それではそのような動物化石はどのようにして発見されるのでしょう。当館には「これは脊椎動物化石ですか?」という問い合わせがしばしばあります。その際、質問にお答えする研究員は幾つかのポイントに注意して化石かどうか判断します。例えば、化石として脊椎動物の遺骸が保存される場合は、一部が壊れていることがごく当たり前で、その際、壊れた面には蜂の巣のような構造がみられます。そのような知識があれば、骨のような物体をみて本来壊れているはずの部分にそのような構造が見られない場合は、限りなく骨化石ではないと判断できます。その他にも色々な判断基準がありますが、一番大事なことは熱心に物を観察することです。

 

当館では、829日に発掘体験会を企画しています。参加者の皆さんには、恐竜化石発掘現場から採集した未調査の岩石を割っていただき、新たな化石の発見に協力していただきます。見つかった化石は貴重な資料ですので発見者の名前とともに博物館の標本として登録されます。ぜひ奮ってご参加ください。

 

 

(前回の発掘体験のようす) 

P1030280.JPG

                発掘体験に必要な道具を受け取ります

 

 P1030281.JPG                       研究員による説明

 

                    s2-P1030288.jpg        P1030011.JPG

          発掘体験中〜

 

 

P1030013.JPG

                   化石を発見できたかな?

 

 

                                                      池田忠広(兵庫県立人と自然の博物館 研究員 )

 

みなさーん!お元気ですか?

きっと暑さなんてふきとばして、元気一杯お過ごしのことでしょう(^-^)v

ところで、みなさんはこの夏もう海水浴には行きましたか?

いよいよひとはくでは、7月17日(土)から、展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海 VS 日本海」が始まりました!

博物館2階展示室に、瀬戸内海と日本海の生き物たちが大集合!

オサガメやナガスクジラの大きさにびっくり!!! 

         etizenkurage.jpg         ninitetorapoddo.jpg

ひとはくのサロンに登場したエチゼンクラゲ   ミニテトラポッドをつくっています〜

 

今年の夏休みはひとはくで ひと味ちがう“ 海 ”を見つけませんか?

 

 

フロアスタッフのイベントに参加して、ひとはくで「ひと夏のおもいで」をつくってね♪

タヨウ星人ポイントをあつめて、プレゼントもゲットしてくださいね!

  フロアスタッフのイベントはこちらから→http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

 

       
            (フロアスタッフ  てらお ゆみこ)


 

三田市高平ナナマツの森に行ってみました。

81日に「触れて感じる!里山の夏」を予定しているため、事前準備です。

(申し込みはすでに締め切りました。たくさんの応募ありがとうございます。)

 

 

hitotosizenn201007-1.jpg

      とっても暑い日でしたが、緑に囲まれた素晴らしい環境です。

 

 

 

hitotosizenn201007-2.jpg

                      遠くに見えるのは大船山

 

 

 

hitotosizenn201007-3.jpg

                             何かいるか?

 

 

 

hitotosizenn20107-4.jpg

                  アカショウマが咲いていました。

 

 

 

hitotosizenn201007-5.jpg

                ラミーカミキリが足を踏ん張っています。

 

 

 

hitotosizenn201007-6.jpg

                    トンボのヤゴの脱け殻を見つけました。

 

 

 

hitotosizenn201007-7.jpg

                    当日を予想しながらそれぞれがチェックしています。

 

 

 

里山でたくさんの生き物との出会いを楽しみに参加してくれる皆さんのためにしっかり準備しています。楽しみにしていてください。

 

         

            NPO法人 人と自然の会 佐藤健一    写真 能勢公紀

 

 

 

 

まもなく搭乗手続きです。23:45(現地)発です。

 

写真はありませんが、全員無事ですからご安心ください。

 

                                   八尾

 ん?おはよう?そう、今ボルネオ最後の朝を迎えています。

 昨日はジャングル最終日。朝一番で早朝トレッキングをした後、午前中はジャングル体験発表会を行いました。

bIMG_8657.JPG  bIMG_8661.JPG

  bIMG_8710.JPG  bIMG_8714.JPG  bIMG_8717.JPG ジャングルでもっとも心に残ったことを一人一人発表しました。なかには、マレー語で発表する日本人スクール生もあり、大変盛り上がりました。ラハダトゥサイエンススクールの8名も、マレー語や英語、日本語交じりで発表しました。

 bIMG_8782.JPG

 帰る頃になってやっと抜けるような晴天がひろがり、ちょっと残念な気持ちも・・・・しかし、それも自然が相手。しょせん人間も自然のほんの一部にすぎないとことを思いました。

 

bIMG_8814.JPG午後、車でジャングルを脱出、およそ3時間かかりました。ラハダトゥの空港から一路コタキナバル市内へ。市内の中華レストランで夕食の後、ホテルに帰って寝ました。

 

bIMG_8862.JPG   bIMG_8934.JPG 

 

bIMG_8956.JPG 今日29日は、バードサンクチュイアリで見学をした後、サバ大学へ行って修了式をします。そして夜中の航空便で、明日30日早朝には日本に帰ります。ボルネオより日本のほうが暑いというニュースも耳に入ってきています。とにかく、全員元気で帰りたいと思いますので、お土産話を楽しみに、もうしばらくお待ちください。

情報管理課:八尾

 

 

みなさん。マキィズというお店をご存じですか?
ご存じでない方は、こちら
 → http://www.maquis.co.jp/

ジュラシック・ショコラなどオリジナル商品をつくっている神戸のチョコレート&洋菓子屋さんです。 
今日は、そのマキィズから社長ほかスタッフに来館していただき、当館の古谷裕主任研究員と「親子でチャレンジ!チョコレートで化石のレプリカづくり」が開催されました。

今日は、その1回目。
食品用に開発されたドイツ製のシリコン樹脂で型を取るところまでを行いました。

0728b01

▲まず、古谷主任研究員から化石やアンモナイトについてのお話です

0728b02

▲社長からチョコレートが”神様の授かり物”で薬だったこと。毎日10gのチョコレートは健康にとても良い!などのお話しがありました

0728b03

▲みんな自分の化石を選んで、シリコン樹脂で型どりです

0728b04

▲シリコンは24時間かけて固まります

このセミナー、明後日30日に後半の部、チョコレートの流し込みなどがあります。
本格的なチョコレート専門店に協力していただいてのセミナーです。
どんなチョコレート製レプリカが完成するのか楽しみですね(^^)

この夏休み、ひとはくではさまざまな企画があります。
生物多様性大作戦!展開中のひとはくに、ぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

今日は朝から曇り空・・・
ちょっと深田公園を歩いてみました。
朝からセミたちの大合唱です!!

072802 072801

072804 072803

▲様々なセミたちがいますね

072806 072805

▲今日羽化したばかりのセミの抜け殻でしょうか?

P1110468.JPG

▲途中で力尽きたのかな?羽化できずに死んでしまったようです

072806

▲早くしないと鳥に食べられちゃうよ〜

072807

▲カブトムシの死骸もありました。夜にはカブトムシたちも集まっているのかな? 


ひとはくは今、生物多様性大作戦!展開中です。ポイントカードもあります(^^)

072809 072810

▲館内は朝から子どもたちで賑わっています。ありがとうございます

この夏休み、ぜひ、何度もひとはくにお越しください!
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 ジャングル生活もフィールドセンターからレインフォレストに移動し、2日目を過ごしました。

 なんといっても、今日のみんなの最大の期待のプログラムは「ジャグジープール」  でも、朝から空模様がとても怪しく不安でした。

 

 早朝6時に起床。6時出発で、まずはキャノピーウォークをしました。 

bIMG_8457.JPG その後朝食をすませて、viewpointまでの登山。 bIMG_8491.JPG

しかし、心配していた雨は、やはり降り始めました。カッパや傘をさしての登山。

bIMG_8531.JPG足取りは重かったのですが、頂上まで登りきった頃には雨もやみ、ガスも晴れて眺望が開けてきました。

 

bIMG_8556.JPG  そして、下山の途中待ちに待ったジャグジー。日差しがなく少し寒かったのですが、元気に水遊びをしました。

  bIMG_8580.JPG   bIMG_8597.JPG 

 午後は、高橋校長先生の講話を聞いた後、ジャングル体験の個人発表に向けプレゼンテーションのフリップ制作を行いました。そして、夜のプログラムは夕べと入れ替えて、ナイトドライブに行くグループとナイトハイクに行くグループに分かれ、ジャングル最後の夜を楽しみました。 

bIMG_8619.JPG  bIMG_8629.JPG

 

 ちなみに、ジャングルの中にあるホテルですから、部屋の中にこんなお客さんが来るのは当然なんです。 

 

bIMG_8649.JPG

 

ボルネオより愛を込めて 

夏休みに入ってひとはくには、子ども会や地域で子どもを集めて来館される団体が増えています。
そして、見学だけではなく特注セミナーのご要望もたくさんあります。

そんな今日も団体向け特注セミナーがいろいろとありました。


072701

▲恐竜発掘最前線で仕事をしている池田忠広研究員から直接、恐竜や丹波での発掘のお話しを聞いています

072702

▲私も子どもたちに「かんたん化石のレプリカづくり」をしました。使うのは「おゆまる」

072703

▲なんと言っても本物の化石から、自分の手で型を取ってつくる正真正銘のレプリカづくりです!!

072704  072704

▲せっこうを混ぜて型に流し込み、トントンとたたいて空気を抜きます。みんな上手でしたよ(^^)

072706

▲できた!!おもわず見せたくなりますよね。この夏休みの間に色を塗って完成させてくださいね

 

ひとはくには38名の研究員が在籍しています。博物館は展示を見るだけではありません。専門分野のプロからの授業を受けてみてはいかがですか?
■詳しくは →http://www.hitohaku.jp/education/10tokuchu/2010taisyoindex.html

研究員だけではありません。当生涯学習課も「かんたん化石のレプリカづくり」のほか「葉脈標本しおりづくり」や「博物館で学ぶ環境学習」などいくつかのメニューがあります。
■詳しくは、生涯学習課までお問い合わせください。

さあ、今年の夏休みは、ぜひ、ひとはくにお越しください。

072707 ナガスクジラも待ってるよ!

ひとはくは今、生物多様性大作戦!!ポイントカードも実施中です!!
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

昼の蛾

2010年7月27日

[夜の蝶]という言葉はありますが,[昼の蛾]て,聞きませんね.

最近撮った写真から[昼の蛾]をば数点.

 

7695-am.gif

モモブトスカシバ:遠目には毛虫の死骸(^^;

7610-am.gif

シロテンクロマイコガ:後脚で[セーフ!]て,一塁コーチャーか!?

7804-am.gif

キンモンガ:イカリモンガと並ぶ蝶っぽい蛾の双璧.

6682-am.gif

サラサリンガ:足の模様が偽装されてて,どっちが前やねん.

 

昆虫共生 沢田佳久

 

 ラハダトウサイエンススクールで熱烈的な歓迎をしていただき、あっという間に時間が過ぎました。

 

bIMG_7916.JPG   bIMG_7938.JPG

bIMG_7957.JPG8名のサイエンススクールの生徒とともにいよいよジャングルに入りました。前半はフィールドセンター研究用ロッジを拠点に2日間過ごしました。今回は雨が大変多く、いくつかのプログラムは変更しなければならなくなりました。

 

bIMG_7999.JPG  bIMG_8008.JPG

bIMG_8050.JPG  bIMG_8059.JPG

bIMG_8088.JPG  

bIMG_8199.JPG  bIMG_8334.JPG 午後には、ここフォレストヒルズに移動しました。今日は雨に降られず、予定通りのプログラムを体験しました。

 

昨日、日本を出発したボルネオジャングル体験スクールの一行から
さっそく携帯電話によるメール速報が送られてきました。

今日は、コタキナバルから小さな飛行機でラハダトゥに移動。天気は曇りだそうです。


bjs01

▲飛行機の機内の様子ですね

ラハダトゥから車に分乗し、ラハダトゥ・サイエンススクールを訪問。
bjs02

▲ワンボックスカーに分乗して、サイエンススクールを目指しました

学校では教員・生徒たちから大歓迎を受けたそうです。スタッフの八尾さんも女生徒たちのダンスチームにモテモテだったとか(^^)

サイエンススクールの生徒8名と教員1名を加えて、ジャングルに向かっています。
舗装道路から砂利道に入るところにある露店で休憩中にさらにメールが来ました。

bjs03

▲露店には、さまざまなフルーツが並んでいますね

bjs04

▲やっぱりドリアンには挑戦しないとね(^^)このにおい!!そしてこの味!!

bjs05

▲ドリアンの味について説明しているんでしょうか?

bjs06

みんな楽しそうですね!!
これからいよいよジャングルに入ります。
今年はボルネオゾウの群れに遭遇するでしょうか?
今晩は研究用ロッジ、いわゆるフィールドセンターです。
もちろん電波は通じません。次の連絡は、レインフォレスト・ロッジに移動してからになるでしょうね。

気をつけて行ってきてください。
日本で待つ保護者のみなさま。みんな元気な様子です。ご安心ください。

この次の報告が楽しみなボルネオジャングル体験スクールでした。
(生涯学習課長 平松紳一)

夏休みに入って初めての週末。
今日は子ども会の来館がいくつかありました。御来館いただき誠にありがとうございました。
その中で実施した体験的プログラムを2つご紹介します。

■1つは「葉脈標本しおりづくり」

072401

▲あらかじめ前処理したヒイラギモクセイの葉を歯ブラシを使って、
「(歯を)磨く」のではなく「(葉を)たたく」と・・・
072402

▲色をつけて、それぞれがオリジナルの葉脈標本をつくります

072403

▲最後はラミネート!小さなお子様でも簡単にできます(^^)


■もう1つは「簡単!化石のレプリカづくり」

072404

▲こちらは本物のアンモナイトの化石からシリコンで型を取ったものを使って、
「おゆまる」を湯の中で柔らかくして押し当てると・・・
072405

▲型にはめたら、すぐに冷やします。とっても簡単にできますよ!
072406

▲できあがると見せ合って!?とってもきれいですよ

ひとはく来館記念にいかがですか?材料費がかかるので有料ですが、どちらも100円とお得です。子ども会のお世話役のみなさん!ぜひ、生涯学習課までお問い合わせください。

ひとはくは今、生物多様性大作戦!展開中です。展示も充実しています。
スタッフ一同、ご来館を心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 7月23日朝8時30分に関西空港にスクール生が集合し、9時過ぎから出発式を行いました。

 

IMG_7604.JPG  IMG_7607.JPG

bIMG_7654.JPG 荷物も預け搭乗手続きも終わり、いよいよボルネオに向けてテイクオフ!

 海外旅行が初めてというスクール生もいますが、独りじゃないから安心。緊張もするけど楽しい旅になりそうです。関空を発っておおよそ5時間後にはマレーシア国ボルネオ島コタ・キナバル空港に無事に到着しました。

 

   

 

 日本を出る時は朝から暑かったですが、こちらは日本よりもやや気温は低い感じです。空港からは初めの宿ホテルシャングリラまで20分程度の移動。早速会議室で、交流会発表の最後の仕上げにかかりました。

  bIMG_7684.JPG  

  bIMG_7706.JPG  bIMG_7709.JPG

  bIMG_7717.JPG   bIMG_7732.JPG

  bIMG_7743.JPG 班毎にリハーサルを行い、研究員の先生方からアドバイスを頂き、最終的に仕上げました。明日の発表会での健闘を祈ります。

 

 発表の練習が終われば、楽しい夕食!

bIMG_7750.JPG  bIMG_7759.JPG

  bIMG_7763.JPG  bIMG_7764.JPG

bIMG_7765.JPG 鍋のバイキングが食欲をそそり、たくさんたくさんいただきました。そのうえデザートのケーキやアイスクリームもありました。たくさん食べているスクール生もいるようでしたから、明日からのジャングルでの体調がちょっぴり心配な初日の夜でした。

  食事の後、班長・副班長はミーティングです。明日の行動予定や準備物などを班員に伝えるため、真剣にメモをとりながら参加します。さすが、上級生。しっかり話が聞けています。頼もしい班長・副班長たちです。

 

bIMG_7776.JPG 

 ちなみに窓の外は、よこなぐりの雨模様・・・・しかし、明日からのジャングル体験。ワクワクしながらみな早い時間に就寝しました。 bIMG_7784.JPG

 通信速度が遅く、書き始めて2時間以上かかりました。現在現地時刻の午前2時30分を過ぎました。明日からのジャングルに備えて、そろそろ寝ることにします。この続きは、・・・・またインターネットが使える環境になればアップします。それまで、しばらくお待ちください。

 

情報管理課:八尾

昨年度に引き続き、今年度も加東市で7月29日から「まちまるごとミュージアム」が始まります。
先日、これに使用する展示物を ひとはく から、加東市の滝野図書館2階ギャラリーへ運び込みました。
作業をしていただいた加東市の職員のみなさん。ご苦労さまでした。

この日は、梅雨が明け、暑い一日でした。

 

ひとはく3階「森に生きる」に展示しているツキノワグマも出動です!

1tukinowaguma.jpg   2kuma1.jpg 

◆ツキノワグマ                       ◆3階入口から、出動!

 

3kuma2.jpg  4kumatora3.jpg        

◆トラックに乗せます                 ◆毛布や布団にくるまれ、暑そうです

                               (暑くて クマが、にらんでいる?)

 

無事に展示会場に着きました。

5tsukinowaguma.jpg  

◆展示会場に落ち着いたクマ


この角度だと、やっぱり、にらまれているようです。

 

 

さて、これも展示物の一部です。

 

6sawatte1.jpg  


◆展示物の一部分

なんだか、流し台のゴミ収納器フタのようです。

 

実は、これは「はてな ボックス」の一部で、ここからボックスの中に手を入れます。

 

7sawatte2.jpg  8sawatte3.jpg      

◆「はてな ボックス」                ◆「はてな ボックス」 に手を入れる

                                                                  (クマの手、いや クマの前あし ではありません。)

このボックスの中には、何かが入っています。
手さぐりで、それが何なのかを考える展示です。


何が入っているのか、手でさわって答えてみてください。
ただし、そおっ〜と、さわってくださいネ。

「○○○○だ!」と思ったら、横のトビラから のぞいてみましょう。

 

9nozoite1.jpg  10nozoite2.jpg
◆横にあるトビラ「のぞいてみよう」   ◆これを開くと中がのぞけます。

11kotae1.jpg  12kotae2.jpg

◆もう一方に「こたえ」のトビラがあります。◆これを開くと「こたえ」が書いてあります


何が入っているのか。会場にきてみて、確かめてください。

他にもいろいろと展示されています。
ちなみに、今年度のテーマは「生物多様性」です。

「まちまるごとミュージアム」のチラシはこちら 20100723190003.pdf

「まちまるごとミュージアム」は、加東市滝野図書館2階ギャラリーで
7月29日(木)〜8月8日(日)に開催されます(ただし、8月2日は休館日です)。
問い合わせは、加東市教育委員会(電話0795-48-3073)へ

                             (自然・環境再生研究部 小舘 誓治)

大阪・梅田にある阪急百貨店イングス館地下1階で、21日から始まっている夏休みイベント「ダイナソーワールド」をちょっとのぞいてきました。
0723b01

▲こどもランドの一角に恐竜グッズが並んでいます

0723b02

▲ひとはくコーナー

0723b03

ひとはくの共催事業の一つで、博物館から標本、パネルの展示、「たんばのきょうりゅう」情報としてDVD映像紹介などを行っています。

準備作業は一昨日紹介しましたが、

 → http://hitohaku.jp/blog/2010/07/post_777/

今日は恐竜グッズも並べられており、思わず買いたくなる商品も・・・

0723b04 0723b05

▲さすが百貨店ですね。さまざまなグッズが並んでいました

期間中の8月1日(日)には「恐竜&古生物セミナー」を開催します。
デジタル紙芝居や恐竜骨格パズル、化石のレプリカ作りなど楽しいイベントで、店内チラシにも詳しく掲載されています。
イングス館のホームページから申し込むこともできますよ(^^)

 ※イングス館ホームページに詳しく掲載されています
 → http://umeda-hankyu.jp/Ings/CotocotoRoom/2010/07/20100709_225130_19348.html

 

0723b06 0723b07

▲今日はアンモナイトの化石探しをやっていました。恐竜人気コンテストもやっています

「ダイナソーワールド」は8月3日(火)までの企画です。
大阪でのお買い物のついでに、ぜひ、お立ち寄りください。
そして、大阪のみなさん!!三田の博物館にもぜひ、お越しください。

ひとはくは今、生物多様性大作戦!展開中です。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)

今朝、関西国際空港にボルネオジャングル体験スクールに参加する第12期生28人がそろいました。

072301

夏休みに入って間もないこともあり、関西国際空港は大勢の人で混雑していましたが、例年通り「なにわ」で出発式を行い、保護者の方々に見送られながら、元気よく搭乗口に向かいました。

072302 072303

072304 072305

▲各班のメンバーたち

072306

▲出発式で挨拶する参加者の猿丸くん

昨年、新型インフルエンザの影響で急遽中止になったラハダトゥ・サイエンススクールとの交流も今年は予定されています。8名のマレーシアの生徒が合流し、きっと賑やかなスクールになることでしょう。

これから7月30日の早朝、日本に帰ってくるまで、これまでの人生で体験したこともない毎日を楽しく過ごし、とてつもなく大きなおみやげを持って帰ってくるでしょう。

今晩あたり、現地からの速報!ブログがアップされるはずです。お楽しみに!!

(生涯学習課長 平松紳一)

昨夜、阪急イングスで21日から始まる夏休みイベント「ダイナソーワールド」の設営に行ってきました。
いよいよ夏休み!!ひとはくはスタッフも館外展示も、あちこちに出かけます。

夜8時。お客様の姿がなくなった店内で模様替えが始まりました。

072101

はじめに什器が搬入され、それまでの玩具売り場の商品が撤収されて、
「ダイナソーワールド」用の商品に置き換えられていきます。

そんな中、ひとはくからの標本、パネルの設営準備をしました。
072102

▲「化石になった生物たち」では、古生代〜中生代〜新生代の順に化石標本が並びます

072103

▲化石発掘調査に使う道具も展示しています。化石標本は約50点。もちろんどれも本物です!!

072104

▲だいぶ「ダイナソーワールド」になってきましたね(^^)

072105

▲「たんばのきょうりゅう」情報については、パネルでの紹介、DVD映像による紹介などをしています。手前の什器には、このあと恐竜グッズが並ぶ予定です

1日(日)には「恐竜&古生物セミナー」を開催します。デジタル紙芝居や恐竜骨格パズル、化石のレプリカ作りなど楽しいイベントです。また紹介します。詳しくは店内チラシをご覧ください。

「ダイナソーワールド」は8月3日(火)までの企画です。
大阪でのお買い物のついでに、ぜひ、お立ち寄りください。
そして、大阪のみなさん!!三田の人と自然の博物館にもぜひ、お越しください。阪急イングスのお客様限定のお楽しみもありますよ。詳しくは店内で(^^)

ひとはくは今、生物多様性大作戦!展開中です。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

展示特別企画「ひょうごの生物多様性〜瀬戸内海vs日本海〜」の展示製作の一環として、「段ボール製のテトラポッドをつくろう!」のワークショップを開催しました。

どんなことをしたかと言うと・・・
実物大のテトラポッドを段ボールでつくる、というものです。
この企画は、株式会社不動テトラさん、矢野紙器株式会社さん、HP「仮想ブロック」の作者Mcguffinさんの全面的な協力で実現いたしました。

さて、
なぜ実物大でつくる必要があるのか、ということです。それは、サイズの違いを知ってもらうこと。
日本海と瀬戸内海では使っているテトラポッドのサイズが違うからです。瀬戸内海は波が穏やかなんで、サイズは小さめ。日本海は、海が荒れて波が強いのでサイズはでかい。
瀬戸内海と日本海のちがいを実感あるいは体感してもらうことが今回の展示の目的です。

4t_tetora.jpg こちらが実物大の4トンサイズ、テトラポッド(段ボール製)です。
瀬戸内海の港などで良く使われている大きさです。
高さは、約1.8mで背の高い人ぐらいのサイズです。

こちらは、県立御影高等学校のみなさんの協力を得て組み立てました。
以下が製作の様子です。みなさんチームワーク良く組み立て頂きました。
さすがは高校生、3次元的な思考能力高い生徒さんたちでした。
DSC_2708.jpg
  DSC_2718.jpg


では、日本海でよく使われているタイプ、32トンサイズは、どれぐらいなのでしょうか。
この実物大の展示を行うために、同じく段ボールで製作します。
buhin1.jpg DSCN9605.jpg
これが部品の数々です。部品だけで圧倒される量になります。
もちろん、企画展示室に収まりきらないので、4Fひとはくサロンに展示します。

ws1.jpg DSCN9587.jpg
 
午後2時すぎより、段ボールテトラポッドの製作ワークショップがはじまりました。
事前に、ミニテトラポッドで入念にシミュレーションしています。
小さいものでもみなさん、興味津々。

さっそく組み上げてゆきます。でかすぎますが、たくさんの参加者に助けて頂きました。
DSCN9618.jpg  

森次長にも全力参加で助けていただきました。土台部分を接続中です。
お父さんが子どもに的確に指示くださりました。

DSCN9634.jpg  DSCN9680.jpg
 
足の先端部分をはめこんで、接続してゆきます。
ここまでくると、全体がしっかりとしてきます。それと、次に必要な部品が予測できます。
そうすると・・・
DSCN9722.jpg
次の部品をもとめて、子どもたちが自動的に手配してくれるように。
とってもありがたいです。

DSCN9725.jpg
つぎつぎと部品をはめてゆきます。
ざくっと部品がはまると、なかなか気持ちいいものです。
すでに、子どもたちに作業を奪われています。

DSCN9743.jpg
なんとか完成です。みなさま、ありがとうございました。
本日(7月19日)から、ひとはくサロン(4F)にて展示しています。
このテトラポッドは、高さ約3.5mで、コンクリート製だと32トンあります。
日本海に遊びに行かれるかたは、ぜひ、テトラポッドの大きさの違いにも着目してください。
ただし、日本海側でも湾のように凹んだ所だと、サイズが小さくなります。
テトラポッドの大きさと海岸の様子を調べると、夏休みの宿題になるかも知れませんよ!

今回の巨大なテトラポッドは、おそらく国内では最大級の段ボール製品です。
段ボール王子こと、矢野紙器株式会社の島津さんがおっしゃるには、これ以上大きな段ボール作品は、作ったことも見たこともない、ということで、ギネス級かもしれません。
この作品は、意外にも約1時間ほどで組み上がりました。この理由は、今回の作品の展開図が極めてシンプルで合理的に作られているからです。
製作を終えて、あらためて完成度の高さを実感いたしました。
前のブログでも紹介しましたが、この作品の図面は、ホームページ「仮想ブロック」の作者であるMcguffinさんが、今回のために特別に作成して下さりました。
この場を借りて改めてお礼申し上げます。
この段ボールテトラポッドの携帯待ち受け画面もHPからダウンロードできます。
お勧めの素敵なデザインですよ!

この夏休みはぜひ人と自然の博物館にお越しください。
展示特別企画では、このほかにもたくさんのユニークな展示があります。
sakana.jpg

(みつはし ひろむね)

もうすぐボルネオ

2010年7月19日

 第12回ボルネオジャングル体験スクールの出発日(7月23日)が、いよいよ目前に迫ってきました。日曜日には第2回事前学習会を開催しました。

 受付開始の10時を回ると、続々と参加者が集まり始めました。 

続々と受付にやってきます 今回の学習会では、最初に結団式を行いました。そして冒頭にはスクール生代表として1班班長の財田君が、ボルネオに向けた力強いあいさつをしてくれました。

兵庫県立有馬高等学校2年 財田 裕 君

 

 そしてこのボルネオジャングル体験スクールに同行してくださる安間繁樹さんの講話「ボルネオ島の自然について」を聴かせていただきました。安間先生は、元JICA派遣専門員でボルネオ島に25年も住んでいらっしゃいました。日本一ボルネオを知っておられる研究者です。このボルネオジャングル体験スクールにも第2回からずっとお世話になっています。

 

安間先生の話を真剣に聴く参加者 スクールに参加する生徒はもちろんのこと、一緒に学習会に参加されている保護者や家族の方も大変熱心にメモをとりながら聴きました。植物のこと動物のこと、昆虫のこと現地の人びとの暮らしのこと・・・・ボルネオのことは何でも教えてくださいます。話を聴けば聴くほど段々とテンションがあがり、「早くボルネオに行きたいっ!」ってなりましたネェ。

 

 午後は、グループ活動「班別課題作成」・・・・現地のラハダトゥサイエンススクールの生徒たちと交流会がありますが、そこでプレゼンテーションおよびパフォーマンスする準備をしました。

 

各自持ち寄ったモノを出します  模造紙を広げ準備  高校生が小中学生をリードします

高校生のお姉さんが小学生をサポートします  高校生リーダーと当日の役割を決めていきます  小学生と高校生がなかよく作業

 去年はインフルエンザの影響で交流会が実現できませんでしたが、今年は交流できることを楽しみにしています。各班ごとに高校生のリーダーを中心に、小学生・中学生をやさしく指導しながらまとめてくれました。きっと素晴らしい交流会になると思います。

 引率させていただく私たちがいろいろ指示をしなくても、高校生がリードして作業分担を配慮したり発表当日の役割を決めたり、生徒同士で年齢差を配慮しながら組み立てていました。(余談ですが、こうした様子を見ていると、ふだん大人が子どもに「一から十まで、ひとつひとつ指示を与えること、与えすぎていること」はどうなのかな、と考えさせられる機会にもなりました。やはり異年齢集団での活動・行動は子どもの成長には欠かせないものだと感じました。)

 

 さぁ、あとは出発日の7月23日を待つばかり。健康管理には十分留意しましょう。

 

 

はやく荷物をまとめなきゃ!! 

 

お待たせいたしました。
明日から、展示特別企画「ひょうごの生物多様性 瀬戸内海vs日本海」が始まります。
公開直前の展示室を少〜しだけ紹介しちゃいます。
企画展示室のある、2階に降りると、海をイメージした、青い照明。
うぁ〜雰囲気でてるぅ。
P1110020.JPGナガスクジラの全身骨格標本。約10m!これが、子ども?! 

P1030382.JPGエチゼンクラゲってこんなに大きいの???(実物大) 

P1030380.JPG日本最大級のオサガメの剥製。(中央ガラスケースの中)

P1100989.JPG水族館では見れないんだって。これは、見ないと!

(オサガメを飼育することは大変難しいそうです)

 
実は、ここまでは展示室の外で、まだ中には入っていませんし、ほんの一部です。

展示室に入ると瀬戸内海と日本海の環境の違いをわかりやすく紹介しています。

瀬戸内海と日本海のサザエは形がちょっと違うんだって。

実際に触ってみるコーナーもありますよ。

ホントに多様な生物がいるんだな。

もっと、知りたい?見たい?
ん〜〜是非、展示を見に来てください。


展示については、こちら→
http://hitohaku.jp/exhibits/2010/umi_kikaku.html

 

そして、展示関連イベントも、もりだくさんです!


○チリメンモンスターを探そう!7/17(土)
 チリメンジャコからシラス以外の生物(チリメンモンスター)を探してみよう!
○ギャラリートーク7/18(日)
 研究員が展示を分かりやすく解説します!

 
 そして7/19(祝)には、「海の日」特別企画
○「段ボール製のテトラポッドをつくろう!」  
 段ボールを切り抜いて手のひらサイズのテトラポッドをつくります。
 そのあと、巨大なテトラポッドを参加者と一緒に組み立てます。
 ほんとに、すごいんです。
 こんなこと出来る機会はありません。とにかく、参加してみて!

 

この他、 7/18(日)には、研究員による恐竜ラボ&展示解説、
花工房・ドリームスタジオ(彩色まが玉を作ろう)もあります。

いつ来ても参加出来る、フロアスタッフによるイベント「うきうきワークショップ」7/17(土)・7/19(月)も実施しています。

イベントについては、こちらから→
http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

 

この3連休は、ぜひ、ひとはくへ!

                                                    小林美樹(生涯学習課)

明日から瑞宝園で始まる展示の準備に行ってきました。

博物館を出発して、車で走ること、約40分。有馬温泉 瑞宝園に到着。

 

 

P1030368.JPGまずは、パネルを展示するボードに壁紙を丁寧に貼っていきます。

 

P1030367.JPG

        瑞宝園のみなさんです。中央ジャージ姿は都志支配人です。

 

モルフォチョウ標本、生物多様性パネルを展示していきます。

 

                        P1030364.JPG     P1030371.JPG 

 

モルフォチョウのなんて、きれいなこと。

徳田副支配人(写真左:右)も手を止めて、まじまじと。

       

 

P1030376.JPG

展示完成!お掃除も忘れません。

 

 

温泉に入って、ゆっくりひとはくの展示を楽しもう♪

宿泊された方には、瑞宝園からひとはくの観覧券のプレゼントも。

そして、ひとはくで「タヨウ星人ポイントカード」にスタンプを押して、

オリジナルグッズをゲットしてください(^^)

 

展示期間:7月17日(土)〜8月31日(火)

 

展示場所瑞宝園( 神戸市北区有馬町1751)078−903−3800

 

     http://homepage3.nifty.com/zuihouen/

 

 

 

                    小林美樹(生涯学習課)

インパクトのある虫

2010年7月13日

 ヒラズゲンセイがその生息域を北へ広げているらしく,この十年ほどは近畿中部はその最前線です(こちらの頁参照).写真は当館に持ち込まれた今年某市で見つかった♂です(データは専門家に通報済).発見者から預かって展足して乾燥したのですが,翅が丸まってしまいました.それに色もちょっと悪くなってます.すみません.

gensei-m.jpg

 生きている時は真っ赤な姿に黒い強大なアゴを具え,存在感満点です(こちらのブログに生前の姿).時々見かける虫なら,そうでもないのでしょうが,初めて見たら[なんじゃこりゃ?]となります.相当なインパクトです.[クワガタに似ている]と思う人と[ぜんぜんちがう]と思う人とがいるようですが,これはクワガタ自体のイメージの違いなのでしょう.
 また,生態も変わっています.クマバチに寄生するようです.あと,有毒です.カンタリジン(通称[はんみょうの毒]と呼ばれるのはこれらしい)を持っています.これはアオカミキリモドキなどと同じ物質です.

 分布上は要注意で,顕著(他種との区別が容易)な種なので,絶滅危惧とは別の観点からレッドデータにリストされていたりします(兵庫県では[Cランク]). 見つけたら最寄の博物館,昆虫館などにお知らせください.

昆虫共生 沢田佳久

ユニバーサル・ミュージアムをめざして

 

なぜ、「全国(ぜんこく)の失語症(しつごしょう)の皆(みな)さんとご家族(ご・かぞく)が人と自然の博物館(ひととしぜんのはくぶつかん)にお見え(お・み・え)になりました」を、あのような文章にしたのか

 

 

 この文章は失語症ではない方を想定して書きました。失語症の方で、読みにくい場合は、介助者とともに読んでください。また、以下の文章では、題を簡単に「失語症の皆さんがお見えになりました」にすることにします。

 

さて、「失語症の皆さんがお見えになりました」は、もうお読みいただけましたか?

 

 読んでみると、奇妙に思えるところがあったでしょう。たとえば漢字で書いた後に、わざわざ ひらがな で同じことを書いてあります。こういう場合、ふつうは「ルビを振る」といって、ひらがな を小さくし、横書きなら漢字の上や、縦書きの時は右どなりに書くものです。

 

 また漢字も ひらがな もずいぶん大きな字をつかいました。ポイントでいうと、表題「全国(ぜんこく)の......」は16ポイント、本文は12ポイントをつかいました。ふつうはもっと小さく、10.5ポイントから12ポイントです。

 

 漢字と ひらがな は、黒と青で書いています。文章の中に赤や緑はつかっていません。重要なこと、強調したいことは、赤で書くものではないのでしょうか?

 

 

原稿は、失語症者にとって、より理解しやすい文章をめざして、失語症当事者の小規模作業所「トークゆうゆう」の皆さんと共に作成したものです。「トークゆうゆう」の皆さんに意見をうかがうと、

 

◎ルビは漢字全部に、大きく振ってある方がよい。

◎文章の長いものは理解しにくい。

◎文章を読むのはむずかしいが、音声にすると理解できる方がいる。

◎文章は短く、3、4行にしておく。

 

ということでした。ここで、失語症というものを説明しておきましょう。

 

図1 失語症は言語障害のひとつ

図1 失語症は言語障がいのひとつ  全国失語症友の会連合会(編)『易(やさ)しい失語症(しつごしょう)の本(ほん)第2版』(「言葉の海」臨時増刊94 2009年1月刊)より

 

 図1を見ると、失語症は言語障がいのひとつとされていることがわかります。失語症によく似た障がいには、構音障がいや失声症、認知症があることがわかります。

 

 失語症には、普通の失語症以外に、幼い子どもがかかる小児失語症があります。認知症にも、青年期や中年期の人がかかる若年性認知症があります。

 

 構音障がいは、舌や口がマヒをしてろれつが回らなくなる障がいです。失声症は、声帯の障がいやストレスで声が出なくなった状態です。

 

 

失語症になると、脳のどこにダメージを受けたかで、人によっていろいろな症状があらわれます。よく見られるのは<話せない>とか、<書けない>という表現することがむずかしい症状です。

 

 <話せない>人のなかには、「言葉が思い出せない」、「わかっているけど、うまく言えない」、「思っていることと違う音や言葉になる」、「まとまったことをじょうずに話せない」ことがむずかしい人がいます。

 

 <書けない>人のなかには、「名前や住所(=固有名詞)が書けない」、「ひらがな を書くのがむずかしい」、「漢字で書くのがむずかしい」、「長い文章が書けない」などで困っている人がいます。

 

 

理解することがむずかしい人もいます。<聞いて理解することがむずかしい>人や、<読んで理解することがむずかしい>人です。

 

 <聞いて理解することがむずかしい>人は、「早口で話されるとわからない」、「一度にたくさん話されるとわからない」、「話の内容を覚えていられない」といったむずかしさのある人です。

 

 <読んで理解することがむずかしい>人は、「ひらがな がうまく読めない」、「漢字がうまく読めない」、「新聞や雑誌がわからない」、「説明書などがわからない」といったむずかしさのある人です。

 

ちなみに、わたしは脳塞栓症(のう・そくせん・しょう)の後遺症があり、構音(こうおん)障がいが主な障がいですが、疲れてくると「言葉が思い出せない」、「わかっているけど、うまく言えない」といった失語症の症状も出ます。他の方も、図1の症状の内、どれかだけという方は少ないと思います。

 

 

「トークゆうゆう」の皆さんに意見をうかがうと、「◎ルビは漢字全部に、大きく振ってある方がよい。」というのは、「ひらがな がうまく読めない」とか、「漢字がうまく読めない」といったむずかしさがある人には、「漢字(ひらがな)」と両方、どちらからでも意味がわかるようにしておく必要があることがわかります。小さなルビを振らなかったのは、高齢者で、老眼のために小さな字がわかりにくい人がいるためです。

 

 「ひらがな がうまく読めない」という症状は、健常者にはわかりにくいことかもしれませんが、失語症者にはよくいらっしゃいます。「ひらがな がうまく読めない」人でも、漢字ならふつうに読めます。これは、ひらがな と漢字が、脳の中の異なった場所で認識されるためです。

 

 漢字と ひらがな の色を変え、黒と青を使ったのはルビを本文と分けて文章としてわかりやすくしたかったのと、失語症者に限らず、よくいらっしゃる二色型色覚の人に配慮したものです。二色型色覚の人は、赤と緑と系統が混乱することがよくあります。

 

 「◎文章の長いものは理解しにくい。」とか、「◎文章は短く、3、4行にしておく。」というのは、文章が長いとゴチャゴチャしてわかりにくくなったり、短期記憶という、短い時間だけ記憶しておく機能がダメージを受けている人がいるためです。

 

 「◎文章を読むのはむずかしいが、音声にすると理解できる方がいる。」という意見は、ひらがな や漢字が読みにくかったり、読んで記憶しておくのはむずかしいが、音を聞くことは普通にできるような方の場合です。

 

 反対に、音が聞くことがむずかしい中途失聴者は、失語症者によくいらっしゃいます。

 

 ちなみに、失語症者に多い脳血管障がいのある人で、脳出血などを起こした場合は視覚障がいのある方がいらっしゃいます。

 

 

以上をまとめると、失語症者には:

 

1.漢字と ひらがな をあわせて書く。ひらがな のルビを振る場合は、小さくなりすぎないように気をつける。

2.文章は短くする。2,3行までにまとめる。

 

といった注意が必要でしょう。また、

 

3.失語症者に限らないが、安易に赤や緑を多用しない。

 

ということも、ユニバーサル・ミュージアムで使うテキストやホームページの文章には、配慮が必要だと思います。

 

 

全国失語症友の会連合会(編)『易(やさ)しい失語症(しつごしょう)の本(ほん) 第2版』(「言葉の海」臨時増刊94 2009年1月刊)を参考にさせていただきました。

 

 

兵庫県立大学 自然・環境科学研究所

(ひょうごけんりつだいがく しぜん・かんきょうかがく けんきゅうじょ)

/ 兵庫県立人と自然の博物館

/ ひょうごけんりつひととしぜんの はくぶつかん)

三谷 雅純

(みたに まさずみ)

 

 

※このブログで 掲載(けいさい)している文章(ぶんしょう)を 転用(てんよう)・ 転載(てんさい)されます 場合(ばあい)は、三谷 雅純(みたに まさずみ)まで ご連絡(ご・れんらく)ください。(mitani(アット)hitohaku.jp)

 

 

 

2010.0713

団体でご来館されたお客様から、「ペンギンがいるんですか?」

「ペンギンはどこ?」とのお声が・・・

 

ひとはくにペンギンはいないと思うのですが・・・

いったいお客様はどこでペンギンをご覧になったのでしょう??

 

実はいました!? こんなところに(^^)

 

pennginn1.jpg 

 

これは団体用(大人)チケットです。

でもチケットの裏を見ると・・ 

pennginn2.jpg

 

ペンギンではなくて“ゴイサギ”でした(^^)

同じ鳥の仲間なので見間違うほどよく似ていますね。 

      

                 フロアスタッフ ありむらむつこ

 7月1日の記者発表でもお知らせしたとおり、本日10日よりトピックス展「神戸市須磨区から新種の貝化石10種を発見!」を開催いたします。

 

3階展示室「丹波の恐竜」コーナー」 場所は、ひとはく3階展示室「丹波の恐竜」コーナーです。第4次発掘調査報告についても展示してあります。

 期間は、7月10日(土)〜9月5日(日)までです。

 

 展示の様子  新種の貝類化石

 そして、明日11日(日)は、13:30〜13:50、発見者である松原主任研究員のギャラリートークも開かれます。受講料は無料(観覧料のみ必要:ただし小・中学生は無料ですよ)となっております。ぜひ、ひとはくにお越しください。

 生物多様性大作戦!のツアー型セミナーとして、7月2日から6日まで、亜熱帯の島、西表島で生き物観察会をしました。

 ひとはくからは、太田(動物、西表島の生物全般)、池田(地質)、上田(マングローブの植物と人びとの暮らし)、高橋(植物)の4名が講師で行きました。17名の参加者のみなさん生き物や自然が大好きの方々で、早朝から寄るまで活発に活動され、西表島特有の亜熱帯の大自然を満喫しました。

  7月3日は、兵庫県立人と自然の博物館 御一行様という札を掲げたバスに乗り込み、島の東部の前良(マイラ)川・後良(シイラ)川のマングローブ林観察に行きました。道沿いは牧場になっているところが多く、牛と一緒にいる鳥、アマサギの姿をよく見ました。道端の電柱にはカンムリワシの姿も見られました。

1 bus shuppatu.jpg 旅館前からバスにて出発

 

2 douchu kanmuriwashi.jpg 電線に止まり獲物を探すカンムリワシ

 

まず午前中に前良川でマングローブ林とサキシマスオウノキを木道上から見た後、午後には後良川へ移動し、オヒルギ、ヤエヤマヒルギなどが密生するマングローブ林のなかに入り、そこに住む小動物、ミナミトビハゼ、オキナワハクセンシオマネキ、キバウミニナ、シレナシジミなどを観察しました。  

3 mangrove keshiki.jpg  後良川のマングローブ

4 mangrove kansatsu.jpg マングローブに入り、生き物観察

5 mangrove tobihaze.jpg 飛び出した目がかわいいミナミトビハゼ

6 mangrove uminina.jpg  長細い巻き貝、キバウミニナにヒルギの葉を与えたところ、数十分後には食べつくしていた。

ヒルギ類の胎生種子も観察しました。胎生種子は、樹上で発芽して長く伸びた状態の種子で、それが干潟の泥中にささるとすぐに生長できるようになっています。

7 mangrove yaeyamahirugi shushi.jpg ヤエヤマヒルギの胎生種子。これが泥中に刺さって芽生えます。

途中、環境省の野生生物保護センターに寄ってイリオモテヤマネコを見ました。といっても剥製とビデオですけど。実物を見てみたいものですが、そう簡単には見られません。センターではヤマネコ以外にも西表島の希少生物について丁寧に解説してありますので、必見のポイントです。

8 douchu yamaneko.jpgのサムネール画像 イリオモテヤマネコ(剥製)。家猫と同じくらいの大きさです。

夕方、降りて歩ける干潟を探し、あちこち動きましたが、朝とおなじ前良川まで戻り、河口部の干潟に降りました。ミナミコメツキガニの大群が、我々の歩く前をどんどん逃げて行きます。おもしろくて、追いかけながら干潟の先端まで歩きました。他にもエビやゴカイの卵など、おもしろい動物がいっぱいでした。

9 higata kansatu.jpgのサムネール画像 干潟の生き物観察へ出発

 

10 higata minamikometukigani.jpgのサムネール画像 逃げていくミナミコメツキガニ。近づくと砂に潜ります。

 

干潟にはマングローブ植物も進出しています。地面からやや太い呼吸根を出しているハマザクロ(別名マヤプシキ)を見て感激しました。

11 higata mangrove.jpg 干潟の最先端まで進出しているヤエヤマヒルギ

12 mangrove mayapushiki.jpg マヤプシキ。不思議な名前ですね。地面から呼吸根が立っている。

初日の夜に宿の近辺をナイトウォークしたのですが、サキシマハブには遭遇しませんでした。何とか見せたいということで、太田・池田の両名が夜遅くまでヘビ探しに行きました。今年は梅雨時に雨が少なかったとのことで、カエルの鳴き声が聞こえない。ということはそれを狙うヘビも少ないということで、結局サキシマハブを捕らえることはできませんでしたが、代わりにサキシママダラ、オカガニ、サキシマヌマガエルが捕まりました。

さっそく宿では、遅くまで待っていた人たちによって大撮影会が行われました。

13 doubutu sakishimamadara kamituki.jpg太田研究員の指にかみつくサキシママダラ。逃がしてくれ〜

14 doubutu sakishimamadara.jpgサキシママダラ撮影会。腰は引けててもカメラは前に出てきます。

7月4日は浦内川をボートで遡上し、その後、亜熱帯の深い照葉樹林の中 をカンピレーの滝まで歩きました。

15 mori fune gunkaniwa.jpg 浦内川の船着場・軍艦岩から歩き始める。

16 mori kansatu.jpg 照葉樹林のなかは緑でいっぱい。顔からは汗がいっぱい。

17 mori habukazura_2.jpg 木に巻きついて上るハブカズラ

樹林帯の中は風がなくて蒸し暑く大変でしたが、展望台から見たマリュドゥの滝は神秘的で感動しました。残念ながら事故が多発したとのことで滝のそばまで入る道は封鎖されていました。

21 mori maryudu taki.jpg 亜熱帯林の中の神秘的なマリュドゥの滝

林内ではサキシマカナヘビやイシガキトカゲが見つかりましたが、亜熱帯の森林はあまりに多様すぎて、植物に関しては消化不良のまま終わりました。

18 mori koutoushiran.jpg コウトウシラン

19 doubutu kanahebi.jpg 美しい緑色をしたサキシマカナヘビ

20 doubutu tokage.jpgイシガキトカゲ。宝石のように美しい尻尾が印象的。

22 mori kanpire taki.jpg 広々と気持ちのよいカンピレーの滝。ここでお弁当を食べるとカラスがやってきます。

夢中になって観察していたら、あっという間に時間がたちます。ツアー3日目となりそろそろ疲れがたまってきたなかでの、一日中の山歩きだったので、足取りの重い人も出てきました。最後は午後4時の最終船出発の2分前に船着き場に到着という離れ業でした。危ないところでした。体力などを考慮して早めの行動を心がけなければいけなかったと、反省したのでした。

 

 7月5日最終日は、西部の祖納地区にある古民家「新盛家住宅」を訪れました。木造茅葺き建築として沖縄最古といわれ、築140年になるということです。家の周りにはフクギの大木がたくさん植えられ、平たいサンゴ石を積み上げた石垣に囲まれています。これらは防風の役割をもって、台風から家並みを守っています。沖縄らしさを味わうことのできる場所でした。 

23 minka kominka.jpg  茅葺屋根の新盛家住宅を見学する参加者

24 minka ishigaki.jpg  石垣が美しい路地。大きな木はフクギです。

 

その後、北部のユツン川、大見謝川の周辺で、川の生き物を観察したあと、最後の締めくくりとして、最南部の南風見田(ハエミダ)の浜へ海浜植物を見に行き、浜に流れ着く植物の種子をみんなで探して歩きました。

25 hama hyoryubutusagashi.jpg 海岸を歩いて打ち上げられた木の実などを探す。 

26 hama oohamabou.jpg 沖縄の海によく似合う、オオハマボウ

29 hama tunomegani.jpg 砂の中に隠れていたツノメガニ。正面から見ると怖い顔です。

サキシマスオウノキやアダン、ゴバンノアシの実、モダマの豆も見つかりました。ゴバンノアシの実の外側は硬いが、内部はスカスカの繊維状になっていて海水に浮かびます。こうして海水により種子が運ばれるのを海流散布といいます。海に囲まれた西表島では多くの海流散布植物を見ることができました。

28 hama goban_no_ashi.jpg ゴバンノアシとココヤシの実。ゴバンノアシの実の大きさにびっくり。ココヤシの実はどこから流れ着いたのでしょうか。

30 hama adan.jpg アダン。パイナップルのようで美味しそうに見えますが、繊維が強くて食べられないそうです。

夕方といっても浜は灼熱地獄さながら、夢中になって歩いていて気がつけば汗ダラダラでした。海での採集は大変です。

27 hama hamayuu.jpg ハマユウの咲く浜辺。夏本番という感じです。

翌日は帰る日でしたが、早朝のサガリバナ・クルーズがあるとのことで、朝5時過ぎに起きて、急きょ参加しました。仲間川を遡上すると、美しく咲き誇るサガリバナの群落がありました。花が水面にぽたりぽたりと落ちて流れてゆく様は幻想的です。サガリバナの甘い香りに包まれながら、盛んにカメラのシャッターを切ったのです。

31 mangrove sagari2.jpg ピンク色のサガリバナ。無数の糸状に伸びたものは雄しべです。

32 mangrove sagari1.jpg サガリバナの花は、花弁と雄しべだけが水面に落ちて流れていきます。

その後サキシマスオウノキの大木も見て帰りました。くねくねと這いまわっているような巨大な板根は驚きです。

33 mangrove sakishimasuounoki.jpg 日本最大のサキシマスオウノキ。巨大な板根にみんなびっくり。

生物多様性大作戦の目玉の一つとして企画した西表島の生き物観察会でしたが、予想通り亜熱帯の西表島には多様な生物がいっぱいでした。それらを実際に目で見て、手に触れ、生息環境とともに体感することのできたツアーでした。

(高橋 晃・自然環境評価研究部)

 今日、7月7日は七夕ですね。 ひとはくでも笹飾りに願い事をかけています。 

 1年に一度だけ出会える織姫(おりひめ)星と彦(ひこ)星。

 

 織姫星というのは、こと座にあるベガ、彦星というのは、わし座にあるアルタイルという星のことです。天の川をはさんで夜空に輝いています。

 

笹の葉 さぁらさら 今夜も晴れていたら夜の9時頃には東の空に織姫星と彦星が出会っているのが見えるはずですが・・・・・ あなたはどんな願い事をしますか?ひとはくの短冊にも願い事を書きに来てください。待っていますよ。

 

 ちなみに、このベガとアルタイルと、はくちょう座のデネブの3つで、夏の大三角を形作っています。また時間があれば、夜空をのぞいてください。(上の画像のVegaから天の川をはさんで右下に見える明るい星がアルタイル。Vegaから左下にある明るい星がデネブです)

 

20100707

 

 

今日は元ひとはくミュージアムティーチャーの毛利先生が不思議な生物の同定依頼におみえになりました。

鑑定をした北村先生によるとこの生き物は コウガイビル というそうです。
雨の日にアスファルトの上にいることもあるそうです。
長さは20cm〜30cmくらいで長いものは1mにもなるそうです。
見た目は、ナメクジやヒルににていますが全く違う種類の生き物だそうです。

 

P1030579.JPGこれで、もうこの宇宙生物のようなものに雨に日であっても驚かなくても済みますね。

                  

                フロアスタッフ  せら ゆうこ

 

7月3日(土)・4日(日)の15:00〜「フロアスタッフとあそぼう!」のイベントでは
「オオムラサキ・ペーパークラフト」を行います。

皆さんはオオムラサキというチョウチョを知っていますか?
syasin1.jpg

はねの表が美しい紫色をしていることからこう呼ばれています。
紫色のはねを持つのはオスだけで、メスはこげ茶色のはね、
そしてオスよりもひとまわり大きいのが特徴です。

今回、ペーパークラフトでつくるのは、オスのオオムラサキ。
はねもきちんと動きますよ。

イベント開始15分前(14:45〜)に整理券を配ります。(先着20名様)
場所は”3階展示室 台場クヌギ前”です。

ここです↓写真をご覧ください。
syasin2.jpg

 皆さまのご参加お待ちしております。


フロアスタッフとあそぼう 『オオムラサキ・ペーパークラフト』
実施日:7月3日(土)・4日(日)
時間 :15:00〜15:30(整理券は14:45〜、3階展示室 台場クヌギ前で配布します。)
場所 :3階展示室 台場クヌギ前

(フロントスタッフ まつだ)

もうすぐ七夕ですね。
七夕の笹飾りには五色の短冊に願いごとを書きます。
笹を手に入れるのは難しい。飾る場所が、ないなといういう方。

ひとはくで願いごとをかなえちゃいましょう。
P1030331.JPG今日からエントランスホールと4階ひとはくサロンに現れた笹。
(設備さんと警備さんが運んできてくれました。)

 


             P1030329.JPG        P1030333.JPG

               (エントランスホール)             (4階ひとはくサロン)

飾りは、フロアスタッフによるオリジナル。
早速、短冊がかかっています。

どれどれ、「プロ野球選手になりたい」なんて、お願いも。かなうといいね☆
さて、私は何をお願いしようかな。
あれもこれも・・・。1枚じゃ、足りないな。

 

明日もフロアスタッフによる「うきうきワークショップ」など、楽しいイベントも、もりだくさん!!!

週末は、ひとはくへ来てね!


イベントについては、こちらを見てね。
→http://hitohaku.jp/weekly/weeklyevent.html

 

                           小林美樹(生涯学習課)

7月ですね。みなさん、夏の予定は決まりましたか?

「昆虫サマースクール」は、ハチ北高原(兵庫県香美町)での2泊3日の体験を中心に、昆虫の標本づくり、成果の発表までを行う、充実のプログラムです。
小学4年生〜6年生、昆虫好き、自然好きのみなさん、いかがですか?
事前学習会から発表会まで、昨年のようすはこちらのブログをごらんください。

神戸三宮またはひとはくから、貸切バスで現地に向かいます。
研究員の私と、大学生高校生のお兄さんらがいっしょに行きます。

ss2010_1.jpg
広大な高原を散策。

ss2010_2.jpg
いろんな昆虫が。

ss2010_3.jpg
夜にはたくさんの虫がやってきます。

ss2010_4.jpg
つかまえた虫は、事後学習会で、ちゃんと標本に。
自由研究、ばっちりだね。

(自然環境評価研究部 八木 剛)

  今日から7月です。2010年も半分が過ぎたことになります。

 日本では旧暦の呼び方で「文月(ふみづき)」という呼び方もあるのはご存じかと思います。この文月は旧暦では「秋」の始まりになるとのことです。えっ?!今日からもう秋なの?(1・2・3月が春、4・5・6月が夏、7・8・9月が秋、10・11・12月が冬)。なんだか不思議な感覚です。ちなみに、富士山は今日が山開きだそうです。

 7月は英語で July といいます。これはユリウス暦を考えたユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザーともいわれる)の名にちなんでJulius(Iulius)と呼ぶようになったのが元のようです。


 そこで一つ思い出しました。長いですが・・・・・・


「秋七月(あきふみづき)に東国(あづまのくに)の不尽河(ふじのかは)の辺(ほとり)の人大生部多(おほふべのおほ)、虫祭ること村里(むらさと)の人に勧めて曰はく、「此は常世の神なり。此の神を祭る者(ひと)は、富(とみ)と寿(いのち)とを致す」といふ。巫覡等 (かむなきら)、遂に詐(あざむ)きて、神語(かむこと)に託(の)せて曰く、「常世の神を祭らば、貧しき人は富を致(いた)し、老いたる人は還(かへ)りて少(わか)ゆ」といふ。是に由(よ)りて、加勧(ますますすす)めて、民(おほみたから)の家の財宝(たからもの)を捨てしめ、酒を陳(つら)ね、菜(な)・六畜(むくさのけもの)を路の側に陳ねて、呼ばしめて曰はく、「新(にひ)しき富入来(とみきた)れり」といふ。都鄙(みやこひな)の人、常世の虫を取りて、清座(しきゐ)に置きて、歌ひ?(ま)ひて、福(さいはい)を求めて珍財(たから)を棄捨(す)つ。都(かつ)て益す所無くして、損(おと)り費(つひ)ゆること極(きはめ)て甚(はなはだ)し。是(ここ)に、葛野(かどの)の秦造河勝(はたのみやつこかはかつ)、民(たみ)の惑(まど)はさるを悪(にく)みて、大生部多を打つ。其の巫覡等、恐(おそ)りて勧(すす)め祭ることを休(や)む。時の人、便(すなは)ち歌を作りて曰はく、

 太秦(うずまさ)は 神とも神と 聞こえくる 常世の神を 打ち懲(きた)ますも

此の虫は、常に橘(たちばな)の樹(き)に生(な)る。或いは曼椒(ほそき)に生る。[曼椒、此をば褒曾紀と云ふ] 其の長さ四寸余(よきあまり)、その大きさ頭指許(おほよびばかり)。其の色緑にして有黒点(くろまだら)なり。其のかたち?全(かたちもは)ら養蚕(かひご)に似(の)れり。」
                       『日本書紀』岩波文庫、皇極紀三年七月条


 この中に出てくる『虫』は『常世の神』になっていますが、この虫は「シンジュサン」という蛾の幼虫だという研究があるようです。成虫を写真で見るとこんな蛾です。

(標本写真提供:ひとはく 沢田佳久研究員) 

SamiaCynthia(シンジュサン) このムシを「常世の神」と感じた古人のことを思い出しました。

幼虫(青赤立体写真)(写真提供:ひとはく 沢田佳久研究員)

 

 本当は『暦』の話を書きたかったのですが、いつもの癖で、ついつい脱線してしまいました。

20100701

Copyright © 1995-2015, Museum of Nature and Human Activities, Hyogo, All Right Reserved.