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自然・環境評価研究部
系統分類研究グループ
主任研究員
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 系統分類研究部門 准教授
山田 量崇【YAMADA, Kazutaka】
経歴・所属等
昭和53年岐阜県生.大阪府立大学大学院農学生命科学研究科博士後期課程修了.博士(農学).昆虫学会,日本動物分類学会,日本昆虫分類学会,International Heteropterists’ Society所属.
研究部以外の配属室と仕事
1. 企画・調整室
2.新ビジョン実現タスクフォース
3.プロジェクト
兵庫県および周辺地域の昆虫類のインベントリーと収蔵資料の充実.代表者
外来昆虫の分布拡大に関する調査.代表者
ひとはくのハチ類コレクション整備推進プロジェクト.分担者
<研究者情報>
リサーチマップ

<研究開発>

1.調査研究

■特別課題研究(個人研究)

1.カメムシ目(主にトコジラミ下目,ムクゲカメムシ下目)の系統分類学的研究

2.カメムシ亜目における外傷性授精の進化に関する研究

3.カメムシ亜目の古生物学的研究

4.外来昆虫の分布拡大に関する研究

■論文・著書

Yasunaga, T., Yamada, K. and Tsai, J. F. (2023) New genera and new species of remarkably large-sized or uniquely-shaped mirine plant bugs from Taiwan (Heteroptera: Miridae: Mirinae). Zootaxa, 5278, 264–288.

Ohno, T., Yasunaga, T. and Yamada, K. (2023) First records of male adult and final instar nymph for Loricula mikawa (Hemiptera: Heteroptera: Microphysidae). Heteropterus Revista de Entomología, 23, 39–43.

Yamada, K. (2024) Taxonomic corrections on Oriental Anthocoridae (Hemiptera: Heteroptera) described by Bertil Poppius. Zootaxa, 5424, 127–135.

■その他著作

山田量崇(2023)微小カメムシ 水際の生息場,新種の宝庫.ひとはく研究員だより,神戸新聞(8月9日朝刊).

山田量崇(2023)トコジラミ 吸血昆虫,都市部で猛威.ひとはく研究員だより,神戸新聞(11月20日朝刊).

山田量崇(2023)芝田太一コレクションが寄贈されました. ひとはく通信ハーモニー,No. 123,4.

■研究発表

山田量崇(2023)河川水際の間隙環境に棲むムクゲカメムシ科の種多様性・分布・生態.日本昆虫学会第83回大会,佐賀大学.

濱野 友・陶山佳久・松尾 歩・伴 光哲・渡部晃平・山崎健史・山田量崇・中濱直之(2023)MIG-seq法に基づいたカブトムシの集団遺伝構造及び遺伝的撹乱リスクの検証.日本昆虫学会第83回大会,佐賀大学.

橋本佳延・山田量崇・福本 優・藤井俊夫(2024)博物館のダイバーシティ&インクルージョンの充実化に向けて~兵庫県立人と自然の博物館の事例~.全国科学博物館協議会第31回研究発表大会,滋賀県立琵琶湖博物館.

濱野 友・陶山佳久・松尾 歩・伴 光哲・渡部晃平・山崎健史・山田量崇・中濱直之(2024)カブトムシにおける遺伝的撹乱の懸念:野生個体と販売個体での空間的遺伝構造の違い.日本生態学会第71回大会,横浜国立大学.

■学会役員等

日本昆虫学会,代議員

日本昆虫学会「日本の昆虫」編集委員会,委員長

日本昆虫分類学会,評議員

日本半翅類学会,編集委員

若者たちの科学雑誌(Science Journal for Youths, Nagasaki),編集委員

関西昆虫研究会,幹事

Journal of the International Heteropterists' Society, Subject Editor

論文査読7件(The Australian Entomologist, Animals, Zootaxa, Cretaceous Research, Rostriaほか)

■助成を受けた研究

半翅系昆虫の全形態学:ゲノム系統の検証と新奇形質の進化プロセス解明.日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B),研究分担者(2023年度39万円/総額1716万円)

日本産カメムシ類に残された最後の多様性:ムクゲカメムシ類の分類学的研究.公益財団法人藤原ナチュラルヒストリー振興財団(2022年度)第31回学術研究助成(動物学),研究代表者(63万円)

2.資料収集・整理

■資料収集

2023.5–10,昆虫類,兵庫県(神戸市・三田市・宝塚市・伊丹市・丹波篠山市・小野市・宍粟市・養父市・洲本市・南あわじ市)・宮城県(仙台市)・福島県(福島市)・大分県(別府市・佐伯市・日田市・玖珠町)・宮崎県(延岡市)・沖縄本島.

■受贈担当資料

2023.7,芝田太一コレクション(甲虫目),48,000点.

■整理同定担当資料

昆虫(甲虫類,チョウ類,カメムシ類)

<事業推進>

1.生涯学習事業

■セミナー

館主催セミナー

山田量崇・フロアスタッフ,2023.5,オープンセミナー「ひとはく探検隊 春の昆虫かんさつ」,博物館.(17名)

山田量崇,2023.5,特注セミナー「人と昆虫とのかかわり、そして博物館」,兵庫県立淡路景観園芸学校,博物館.(13名)

山崎健史・山田量崇・大平和弘,2023.5,特注セミナー「生物系収蔵庫見学」,兵庫県立淡路景観園芸学,博物館.(13名)

山田量崇,2023.6,一般セミナー「昆虫を食べる!―日本と世界の昆虫食文化を知る」,有馬高校連携,博物館.(46名)

山田量崇,2023.7,オープンセミナー「見て、触って、学ぼう!昆虫標本づくり」,グランフロント大阪北館ナレッジキャピタル.(36名)

山田量崇,2023.7–8,一般セミナー「昆虫標本を作ろう」,博物館.(全3回,19名)

山田量崇,2023.8,一般セミナー「生物を見分ける—分類学の基礎と同定の実践—.昆虫分類学」,博物館.(全6回中 第5回,9名)

山田量崇,2023.11,特注セミナー「むしとりペナントレース」,神戸市立西山小学校,深田公園.(108名)

山田量崇・山﨑健史,2023.12,オープンセミナー「標本のミカタ ギャラリートーク 稲原コレクションのクワガタムシ」,博物館.(全2回,63名)

山田量崇,2024.2,一般セミナー「あなたの知らないカメムシの話」,博物館.(38名)

外部依頼講演

山田量崇,2023.9,「トコジラミ上科における外傷性授精の進化」,水圏生態系・古環境談話会,博物館.(9名)

兵庫県立大学・大学院教育

2023.5,大学院環境人間学研究科講義「リサーチトレーニング特論」(分担)

2023.11,アカデミック・ツーリズム・プログラム「ひとはく徹底公開!表も裏も全部見せます」(分担)

2023.11–12,大学院環境人間学研究科集中講義「基礎昆虫学特論」(主任)

テレビ・ラジオ等出演

2023.11,韓国でのトコジラミ大発生について,Live News イット!,フジテレビ.

■キャラバン・主催アウトリーチ事業

2023.6,小学校キャラバン,尼崎市立塚口小学校,分担者.

2023.10,ひとはくKidsキャラバン,姫路市立花田保育所,姫路市,分担者.

■担い手成長支援事業

連携活動グループ・地域研究員

庄野美徳,主担当(協働)

松田 潔,主担当(協働)

畑 薫,主担当(協働)

横川忠司,副担当(協働)

里見太輔,副担当(協働)

■学校教育支援

トライやるウィーク

2023.6,丹波篠山市立丹南中学校2名.

学校団体対応

2024.2,兵庫県立高等学校教育研究会生物部会東播磨支部

講師派遣

2023.9,「遺伝子でさぐる生物の多様性」,兵庫県立西脇北高等学校.(8名)

2023.10,「見つけよう わたしの推し虫」,尼崎市立立花北小学校.(71名)

■研修生の受入等

卒論生等

2023.4–2025.3,三木巴月(兵庫県立大学大学院環境人間学研究科博士前期課程1年),兵庫県産キクイムシ類の分類学的研究(指導教員).

2023.4–2024.3,水谷信彰(兵庫県立大学大学院環境人間学研究科修士課程2年),博物館標本から推定する兵庫県内におけるゲンゴロウブナの分布(副査).

2022.4–2024.3,川原優人(兵庫県立大学大学院環境人間学研究科修士課程2年),日本最西端に位置する与那国島のヤモリ属(Gekko)個体群の分類学的研究(副査).

2023.4–2024.3,濱野 友(兵庫県立大学大学院環境人間学研究科修士課程2年),The risk of genetic disturbance in Japanese rhinoceros beetles (Trypoxylus dichotomus) by a phylogeographical approach(副査).

■展示

2023.12,収蔵資料展示「標本のミカタ 稲原コレクションのクワガタムシ」,博物館,責任者.(325名)

2024. 2–4,ミニ企画展「ひとはく研究員展2024」,博物館,分担者.

2024.3,コレクショナリウム「うすっぺら展示」,博物館,分担者.

2.シンクタンク事業

■受託研究

「「エスペック50 年の森」の生物多様性調査」,エスペック株式会社,分担者.(200万円)

■収蔵庫・ジーンファームの公開

生物系収蔵庫等の案内,4回,45名.

■行政等支援

委員会等(計1件)

2012.7–,希少野生動植物種保存推進員,環境省.

相談・指導助言

来訪者20件,28名.電話・FAX 29件.メール56件.

標本調査対応

2023.8,一般(在野研究者),1名

2023.11,東京大学総合研究博物館他,2名

2023.11,滋賀県立琵琶湖博物館,1名

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