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自然・環境マネジメント研究部
生態研究グループ
研究員
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 客員研究員
京極 大助【KYOGOKU, Daisuke】
経歴・所属等
昭和62年東京都生.京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了.理学博士.日本生態学会,個体群生態学会、ヨーロッパ進化生物学会,日本植物生理学会所属.
研究部以外の配属室と仕事
1.次世代タスクフォース
リーダー
2.新ビジョン実現タスクフォース
3.プロジェクト
共生のひろば責任者
<研究>
 配偶機会をめぐる競争(性選択)によって、生物は多様な繁殖形質を進化させます。こうした繁殖形質の中には、異性に危害を加えるものもあります(性的対立)。また、異所的に種分化した近縁種が二次的に接触すると、種間求愛や種間交尾などによって個体の適応度が低下することがあります(繁殖干渉)。繁殖干渉は、一方の種を絶滅させたり、繁殖干渉を避ける適応を進化させたりします。私は主に、(i)種内の性選択による繁殖形質の進化、(ii)繁殖形質と繁殖干渉のコストの関係、(iii)繁殖干渉の進化生態学的な帰結、に興味をもっています。これらの現象を理解するために、昆虫・植物・数理モデルを用いて研究を行っています。野外実験、飼育実験、ゲノミクス、統計モデリングなど様々なアプローチを用いて、国内外の共同研究者と現象の理解に取り組んでいます。
個人サイト:https://sites.google.com/site/dkyogoku/home
Google Scholar Citations:https://scholar.google.com/citations?user=y4buZfMAAAAJ
Researchmap:https://researchmap.jp/d.kyogoku
Publon (WoS):https://www.webofscience.com/wos/author/record/275899

<普及教育>
 特に2つの活動に力を入れています。ひとつは研究活動支援です。例えばR言語を用いたデータ解析の講座を開講しています。社会に開かれた博物館だからこそ、様々な年齢・所属の方が集う講座が実施できることに意義を感じています。もう一つは進化学の普及活動です。最近は特に高校生物での進化の扱いが重くなっています。学校の先生が進化についてより深く理解するお手伝いとして、進化理論を解説する講座を学校教員向けに実施しています。この講座では、エクセルを用いて簡単な進化モデルを作成しています。

<研究者情報>
研究者情報(リサーチマップ)

<研究開発>

1.調査研究

■特別課題研究(個人研究)

1.シロイヌナズナ属植物の花粉・めしべ相互作用

2.カンサイタンポポの繁殖生態

3.植食性昆虫の宿主利用に関する局所適応のメタ解析

4.制御環境と野外を統合したイネのトランスクリプトーム解析

5.種分化プロセスにおける系統の存続性

■論文・著書

Kyogoku, D. (2024) Evolution of realised niche breadth diversity driven by community dynamics. Ecology Letters, 27, e14369.

Nomura, Y., Arima, S., Kyogoku, D., Yamauchi, T. and Tominaga, T. (2024) Strong plastic responses in aerenchyma formation in F1 hybrids of Imperata cylindrica under different soil moisture conditions. Plant Biology. , 26, 446–456.

Kyogoku, D. and Wada, Y. (2023) Male applicants are more likely to be awarded fellowships than female applicants: A case study of a Japanese national funding agency. PLOS ONE, 18, e0291372.

Kawase, T., Kyogoku. D., Kawatsu, K., Katayama, N., Miki, T. and Kondoh, M. (2023) Time series analysis showing how different environmental conditions affect the interspecific interactions of Callosobruchus maculatus and Callosobruchus chinensis. Population Ecology, 66, 6–21.

■その他著作

京極大助(2024)2023 Australasian Evolution Society Conference に参加して.日本進化学会ニュース,25,23–25.

京極大助(2023)野鳥のひなを拾わないで.ひとはく研究員だより,神戸新聞三田版(7月22日朝刊).

京極大助・川津一隆(2023)自由集会「Ph.D.の育ちかた、育てかた。」を実施して.日本生態学会誌,7,1–7.

■研究発表

Kyogoku, D. (2023) Evolution of realized niche breadth diversity driven by community dynamics. 2023 Australasian Evolution Society Conference, University of Adelaide.

Kyogoku, D. (2023) Evolution of realized niche breadth diversity driven by community dynamics. 日本生態学会第71回大会,横浜国立大学・オンライン.

■学会役員等

個体群生態学会,理事

日本生態学会,大会企画委員

Evolutionary Ecology誌,Associate Editor

Society for the Study of Evolution, Lewontin Early Award審査委員

論文査読:Ecology and Evolution, Ecology Letters (2), Ethology, Evolutionary Biology, Journal of Evolutionary Biology (2), Perspectives on Speciation, Population Ecology, Scientific Reports (2), 種生物学研究

■助成を受けた研究

花の寿命をめぐる花粉とめしべの相互作用.日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B・一般),研究代表者(2023年度104万円/総額1,690万円)

貝殻を利用する矮小シクリッドの平行進化および側所的種分化の機構解明.日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B・一般),研究分担者(2023年度8万円/総額1,703万円)

2.資料収集・整理

■資料収集

2023.8,貝類,西宮市.

2023.8,魚類,西宮市.

■整理同定担当資料

哺乳類

<事業推進>

1.生涯学習事業

■セミナー

館主催セミナー

京極大助・李忠建,2023.6,オープンセミナー「研究員による研究ばなし~ひとはくが目指す研究の最前線~(第3回目)」,オンライン.(6名)

京極大助・頼末武史・大久保智司(東北大学特任教授)・青木裕一(東北大学講師),2023.7,一般セミナー「地球冷却微生物を探せ」,兵庫県立豊岡高等学校.(7名)

京極大助,2023.7,教職員・指導者セミナー「エクセルで学ぶ進化モデル①(進化のしくみ)」,博物館.(9名)

京極大助,2023.7,教職員・指導者セミナー「エクセルで学ぶ進化モデル②(進化のしくみ)」,博物館.(7名)

京極大助,2023.7,オープンセミナー「Natural History of Hyogo (in English)」,博物館.(11名)

京極大助,2023.8,一般セミナー「研究活動支援セミナー~研究テーマの選びかた~」,博物館.(2名)

京極大助・和田葉子,2023.8,一般セミナー「海岸に住む貝はのろのろ動く?どう動く?」,博物館.(8名)

京極大助,2023.8,オープンセミナー「Natural History of Hyogo (in English)」,博物館.(6名)

京極大助,2023.9,一般セミナー「Rで学ぶデータ解析」,博物館.(16名)

京極大助,2023.12,特注セミナー「研究発表のまとめ方」,兵庫県立尼崎北高等学校,博物館.

外部依頼講演

京極大助,2023.5,「ミネルヴァのフクロウはいつ飛び立つのか」,はじまりの生態学~研究者のルーツを探る~,オンライン.(78名)

京極大助,2023.12,「Evolutionary ecology of sexual reproduction」,Deakin University (Australia).(15名)

京極大助,2024.1,「タンポポの性的対立」,よさこい生態学セミナー,高知大学物部キャンパス.(24名)

兵庫県立大学・大学院教育

Nature and Life(分担)

■連携事業

協力事業

2023.7– 9,夏季企画展「知っトリますか?鳥と恐竜展」,玄武洞ミュージアム,豊岡市,(資料貸出).

2023.7– 8,夏季展示企画「めぐる・かわる・つながる―わたしたちの自然環境と生きものたち―」,吹田市立博物館,吹田市,(資料貸出).

■担い手成長支援事業

連携活動グループ・地域研究員

アピス同好会,副担当(指導)

溝田浩美,副担当(指導)

宮迫怜央,副担当(指導)

里見太輔,主担当(指導)

成果発表

溝田浩美,2023.10,「2023年度日本鳥学会内田奨励賞を受賞して」日本鳥学会 鳥学通信.(指導)

■学校教育支援

トライやるウィーク

2023.5,三田市立狭間中学校4名.

講師派遣

2023.7,「研究者のリアル」,兵庫県立三田西陵高等学校.(18名)

2023.12,「オスとメスをくらべてみよう」,兵庫県立西脇北高等学校.(9名)

2024.1,「探究基礎講座~論文の読み方・データの解析法~」,兵庫県立宝塚北高等学校.(42名)

2.シンクタンク事業

■行政等支援

委員会等(計1件)

2020.4–,科学技術専門家ネットワーク,専門調査委員,文部科学省.

相談・指導助言

来訪者4件,4名.電話・FAX 9件.メール4件.

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