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<研究開発> 1.調査研究 ■特別課題研究(個人研究) 1.火山灰層序に基づく後期新生代の古環境変動と人類進化に関する研究 2.近畿地方の活断層と地殻変動に関する研究 3.地震断層の保存と地学教育・防災教育への活用に関する研究 ■論文・著書 加藤茂弘(2023)エチオピアの大地に人類進化の謎を探る.兵庫県立人と自然の博物館(編),人と自然のワンダーランドへ,ようこそ,神戸新聞総合出版センター,94 -100. Shibata, T., Kato, S. and Nakada, S. (2022) SITE 074, Nojima Fault Japan, The fault caused the 1995 Kobe Earthquake. In International Union of Geological Sciences, eds. and published, The first 100 IUGS Geological Heritage Sites, 198 -199. 三村 明・山口 覚・加藤茂弘・村上英記・金 幸隆・福江一輝・倉光 伸・小堺 航(2023)比抵抗イメージングによる郷村断層帯周辺の地下構造および断層低比抵抗領域の時間変化の可能性.地質学雑誌,No. 129,75-87. ■その他著作 加藤茂弘(2022)六甲の岩石と人とのかかわり~生瀬トンネル掘削を困難にしていた岩石は‥~.「宮っ子」生瀬,No. 374,2022年7・8月号. 加藤茂弘(2022)活断層--地層のずれは大地震の履歴.ひとはく研究員だより,神戸新聞(7月6日朝刊). 加藤茂弘(2023)淡路島の地形と地質―砂嘴・砂州の形成と神話との関わりの背景.「鳴門の渦潮」調査研究プロジェクト実行委員会編集・発行,「鳴門の渦潮」と淡路島の文化遺産,別編,159 -171. 村上英記・山口 覚・加藤茂弘(2022)断層帯の構造から期待される電気伝導度構造.2022年Conductivity Anmoly(CA)研究会論文集,55 -62. 池田忠広・久保田克博・田中公教・生野賢司・三枝春生・半田久美子・加藤茂弘・佐藤裕司・太田英利(2023)篠山層群の調査研究および教育普及を支援する人材の育成.人と自然,33,75 -92. ■研究発表 加藤茂弘(2022)淡路島の地形と地質.令和4年度「鳴門の渦潮」調査研究プロジェクト研究交流会,兵庫県淡路県民局,洲本市. 加藤茂弘・兵頭政幸(2023)古琵琶湖層群堅田層の定方位コアを用いたチバニアン初期の古地磁気変動(22A030/22B028).令和4年度高知大学海洋コア総合研究センター共同利用・共同研究成果発表会,高知大学海洋コア総合研究センター,物部市. 加藤茂弘・生野賢司・大平和弘・塚本健司(2023)小鳴門海峡における完新世の相対的海水準変動(22A031).令和4年度高知大学海洋コア総合研究センター共同利用・共同研究成果発表会,高知大学海洋コア総合研究センター,物部市. ■助成を受けた研究 中期更新世初期の気候変動を探る―湖沼堆積物の高精度編年に基づく古環境総合解析.日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(A),研究代表者(2022年度247万円/総額4,628万円). 人類とアフリカ類人猿の出現過程の解明―チョーロラピテクスの進化形態学的研究.日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(A),研究分担者(2022年度91万円/総額4,394万円). 古琵琶湖層群堅田層の定方位コアを用いた中期更新世初期の気候変動の解明.令和4年度高知大学海洋コア総合研究センター共同利用・共同研究(課題番号22A030/22B028). 小鳴門海峡における完新世の相対的海水準変動.令和4年度高知大学海洋コア総合研究センター共同利用・共同研究(課題番号22A031). ■学会役員等 博物館紀要「人と自然」,査読者. 2.資料収集・整理 ■資料収集 2022.5-11,篠山層群産動物化石(石割調査),丹波篠山市・三田市. 2022.8,白亜紀の石英閃緑岩,流紋岩,凝灰岩,泥岩など,三田市・猪名川町 2022.9,斑レイ岩・結晶片岩・砂岩など,養父市・香美町・豊岡市 2022.9-12,神戸層群の凝灰岩,三木市・加東市. 2022.11-2023.3,篠山層群の凝灰岩・石灰岩,丹波篠山市・丹波市 2022.11,2023.3,三瓶火山の後期更新世および完新世の火山噴出物,島根県大田市・邑智郡美郷町ほか 2023.2-3,和泉層群の凝灰岩・凝灰質砂岩や露頭写真,兵庫県南あわじ市・徳島県鳴門市. 2023.3,第四紀の軽石層・火山灰層,兵庫県豊岡市. ■整理同定担当資料 岩石・鉱物標本(永瀬幸一岩石・鉱物コレクション,西村岩石・鉱物コレクション等) 第四紀堆積物(火山灰,ボーリングコア,堆積物,活断層・地層のはぎとり標本等) 化石(第四紀・第三紀の貝類化石) ■貸出担当資料 2022.4-2023.3,野島断層切り取り標本,淡路市教育委員会(北淡震災記念公園,野島断層保存館),淡路市 2022.4-2023.3,山崎断層帯安富断層はぎ取り標本,宍粟防災センター,宍粟市 2022.7-9,フズリナ石灰岩・ウミユリ石灰岩等の石灰岩資料10点など,赤穂市立海洋科学館,赤穂市 2022.12-2023.2,野島断層切り取り標本,人と防災未来センター,神戸市
<事業推進> 1.生涯学習事業 ■セミナー 館主催セミナー 加藤茂弘,2022.4,特注セミナー「近未来の南海トラフ巨大地震を科学する」,須磨学園中学校1年生,博物館.(141名) 加藤茂弘,2022.5,オープンセミナー「フズリナ石灰岩を見てみよう」,えんがわミュージアム(博物館).(140名) 加藤茂弘,2022.6,特注セミナー「篠山盆地の成り立ちと恐竜&枝豆」,兵庫テノワール旅(神戸新聞旅行社),博物館.(18名) 加藤茂弘,2022.7,教職員・指導者セミナー「火山灰を調べる」,博物館.(8名) 加藤茂弘,2022.9,特注セミナー「断層ドミノで学ぶ巨大地震」,舞鶴市立三笠小学校6年生,博物館.(29名) 加藤茂弘,2022.10,一般セミナー「六甲山地と三田盆地の地形・地質と人との関わり」,博物館.(45名) 加藤茂弘,2022.10,オープンセミナー「化石を含む石灰岩を見てみよう」,えんがわミュージアム(博物館).(62名) 加藤茂弘,2022.11,特注セミナー「六甲山地周辺の地形と地質(全2回)」,兵庫県立舞子高等学校環境防災科1年生,博物館.(40名) 加藤茂弘,2022.11,特注セミナー「暗やみで光る鉱物を見てみよう」,京都府立洛北高等学校1・2年生,博物館.(21名) 加藤茂弘,2022.11,オープンセミナー「フズリナ石灰岩を磨いて観てみよう(全2回)」,コレクショナリウム.(14名) 加藤茂弘,2022.12,特注セミナー「近未来の南海トラフ巨大地震を科学する」,愛媛県立松山南高等学校1年生,博物館.(42名) 加藤茂弘・石ころクラブ,2022.6,連携セミナー「石ころセミナー 迫り来る南海トラフ地震―その予測と対応」,ひとはく連携活動グループ石ころクラブ,博物館.(21名) 加藤茂弘・鈴木 武ほか,2022.10,人と自然の博物館30周年イベント「ひとはくクイズラリー」,博物館.(970名) 生野賢司・加藤茂弘・古谷 裕,2022.10,特注セミナー「淡路島巡検」,ひとはく連携活動グループ石ころクラブ,野島断層保存館ほか.(8名) 生野賢司・加藤茂弘,2023.2,特注セミナー「博物館収蔵庫見学」,武庫川女子大学,博物館.(8名) 生野賢司・池田忠広・加藤茂弘ほか,2022.10,人と自然の博物館30周年イベント「化石発掘体験(全3回)」,ジーンファーム横岩屑置き場.(90名) 先山 徹・加藤茂弘・生野賢司,2022.11,連携セミナー「石ころセミナー 秋の石ころハイキング 摂津峡の地層や岩石を観て歩こう」,ひとはく連携活動グループ石ころクラブ,摂津峡.(19名) 館外講演 加藤茂弘,2022.4,「見直される近未来の南海トラフ巨大地震」,阪神シニアカレッジ2年生,阪神シニアカレッジ.(170名) 加藤茂弘,2022.5,「アフリカの大地に人類進化の謎を探る」,阪神シニアカレッジ4年生,阪神シニアカレッジ.(155名) 加藤茂弘,2022.7,「淡路島を造り上げた活断層と大地震」,「いざなぎ学園」,淡路文化会館.(134名) 加藤茂弘,2022.7,「兵庫県南部の活断層と近未来の内陸大地震」,三木市高齢者大学,まなびの郷みずほ.(40名) 加藤茂弘,2022.8,「六甲の岩石・地形と人との関わり」,生瀬『宮っ子』,生瀬市民会館.(40名) 加藤茂弘,2022.10,「地震と断層について何でもたずねてみよう」パネラー,社団法人日本地震学会,ぼうさい国体2022,人と防災未来センター.(30名) 生野賢司・廣瀬孝太郎・加藤茂弘,2022.6,「洲本市地質巡検案内」,洲本市立中学校理科部会,洲本市成が島ほか.(10名) テレビ・ラジオ等出演 2022.4,「構造線」,ブラタモリ特集編,NHK. ■連携事業 共催事業 2022.7-8,赤穂市立海洋科学館第36回特別展「鉱物だいすき みんな集まれ」,分担者(展示資料の選別,展示・解説資料の作成など). 協力事業 2023.1,野島断層普及講演会2023,責任者((企画・内容検討,講演者対応など). ■担い手成長支援事業 連携活動グループ・地域研究員 石ころクラブ,主担当(指導・協働) 舟木冴子,副担当(指導・助言) ■学校教育支援 講師派遣 2022.6,加藤茂弘,「近未来の南海トラフ巨大地震を考える」,兵庫県立舞子高等学校環境防災科1年生.(44名) 2022.6,加藤茂弘,「動く断層ペーパークラフト作りで学ぶ断層の大きさと地震の規模の関係」,兵庫県立舞子高等学校環境防災科1年生.(44名) 2022.11,加藤茂弘,「小学校裏の斜面の地質について」,西脇市立双葉小学校6年生.(20名) 2022.12,加藤茂弘・安田英生,「岩石が教えてくれること:岩石のでき方・見分けかた―火成岩・堆積岩・変成岩(全3回)」,伊丹市立摂陽小学校6年生.(90名) 非常勤講師 2022.9,博物館資料保存論(全5回),甲南大学理工学部.(50名) ■研修生等の受入 トライやるウィーク 2022.11,三田市立藍中学校2名,同けやき台中学校2名,(計4名) ■展示 2022.2-4,ミニ企画展「ひとはく研究員展2022」,博物館,分担者(展示制作) 2023.2-4,ミニ企画展「ひとはく研究員展2023」,博物館,分担者(展示制作) 2022.10,コレクショナリウム前庭「ひょうごの岩石標本」展示,分担者(岩石標本の採集・配置とラベル作成) 2023.1-,ミニ企画展「元素が造る多様で美しい鉱物」,責任者(企画・展示製作) 2023.1-2,1階常設展示人類進化のコーナーおよび「ひょうごの岩石と鉱物」コーナーの展示パネルの更新および修繕,責任者 2.シンクタンク事業 ■受託研究 「野島断層の保存と活用に関する研究」,淡路市教育委員会,代表者.(20万円) 「鳴門海峡の渦潮世界遺産登録に向けた海峡の地形成立過程および景観に関する調査研究」,株式会社プレック研究所大阪事務所,分担者.(50万円) ■収蔵庫・ジーンファームの公開 地学系収蔵庫等の案内,2回,23名. ■行政等支援 委員会等(計6件) 2022.4-2023.3,鳴門海峡の渦潮世界遺産学術調査検討委員会,委員,淡路県民局. 2022.4-2023.3,鳴門海峡の渦潮世界遺産学術調査検討委員会コア会議,委員,淡路県民局. 2022.6-2023.3,野島断層活用委員会,委員長,淡路市教育員会. 2022.4-2023.3,布田川断層帯保存活用委員会,委員,熊本県益城町教育委員会. 2022.4-2023.3,布田川断層帯保存活用委員会(専門部会),委員,熊本県益城町教育委員会. 2022.4-2023.3,氷上回廊水分かれフィールドミュージアム運営委員会,委員,丹波市教育委員会. 相談・指導助言 来訪者10件,20名.電話・FAX 60件.メール200件. 2022.4-8,西宮市生瀬の生瀬トンネルの地質と岩石について,生瀬『宮っ子』. 2022.4-10,最初の世界地質遺産百選への野島断層の推薦について,地質科学国際研究計画(IGCP)プロジェクト(IGCP-731),およびユネスコ世界ジオパーク. 2022.6-2023.3,姫路市周辺の地形・地質に関する助言・指導,毛利元紀. 2022.12-2023.3,兵庫県産岩石標本等の同定と情報提供,NPO法人こども環境活動支援協会. 2022.7-2023.3,野島断層切り取り標本の由来(採集と保管まで)と特徴について.人と防災未来センター. 2023.3,神戸市周辺の活断層資料について.神戸青少年科学館. |