自然環境の保全・復元・創出やまちづくり、地域づくりなど、地域の抱える課題は多岐にわたっています。こうした課題を解決するためには、専門的かつ学際的な調査・研究が必要不可欠です。
　地質学、古生物学、生物分類学、生態学、造園学、都市計画、環境計画、環境教育学といった様々な分野の研究者を擁する当館では、地域課題の解決や環境優先社会の実現に向けた様々な活動を支援するために、自然や環境に関する高度な専門性と学際的な取り組みを必要とする課題について、行政や民間企業などからの調査・研究委託を受け入れています。
　当館への調査・研究のご相談は　研究・シンクタンク推進室　まで。
　※ご相談の内容によっては、対応に多少の時間を頂くことや、調査・研究をお受けできないことがございます。
　　あらかじめご了承ください。

　これまでの主な成果は以下のとおりです。

外来生物対策への提言

　外来生物問題に対する社会的な認識の高まりや対策への要望を受けて、人と自然の博物館において、兵庫県の移入種対策に向けた提案策定委員会を立ち上げ県庁関連課室や外部委員と協議してレポートを作成しました。これらの取り組みをベースとして、外来種リストの作成や外来種駆除の事業が進められています。

＞＞詳しくはこちらへ

生物多様性協働フォーラムの開催

　当館および三菱ＵＦＪリサーチ＆コンサルタント、様々な地方自治体等との協力のもと、関西圏での生物多様性と社会のかかわり方やあり方について、様々な角度から話題提供し、議論を重ねてきました。このフォーラムは2011年度より関西各地で開催しています。

＞＞生物多様性協働フォーラム事務局はこちら

キリンビール神戸工場のレフュジアビオトープ

観察会	増殖に成功したカワバタモロコ

緑町で行った化石発掘の様子

受託研究等の実績（過去10年間）

受託研究は、自治体や企業等からの委託された研究テーマに基づき、当館の教員が研究を実施し、成果を委託者に報告する制度です。過去10年間の受託実績を掲載しましたが、これ以前のものは、館報のページ や各々の研究員のページをご覧ください。