すんでいるところ:沖縄島と奄美大島の一部 渓流やその源流周辺の森林
沖縄県と鹿児島県の指定天然記念物。
繁殖期以外は河川周辺では見られず、どこで活動しているかは不明です。奄美大島などでは河川から離れた場所で活動しているのを目撃しています。普段は木の洞(約3mの高さに出来た洞に入るのを目撃、同じ洞に複数個体いることもある)や岩の割れ目などで休息していると思われます。繁殖期は場所やその年の気候などによって違いますが、11月中旬頃から鳴き声が聞こえ始め、遅くて4月上旬まで聞こえます。繁殖場所は河川の上流から源流域で、伏流水が流れ込む岩の割れ目やオオサワガニが掘った穴などで行っています。
奄美大島の集団は沖縄島のもので体色などが異なり、ごく最近別種のアマミイシカワガエル O.splendia に分類されました。(文:河内紀浩,太田英利改変)