シオカラトンボ
Orthetrum albistylum speciosum (Uhler)
トンボ目 不均翅亜目 トンボ科 シオカラトンボ属


photo by K.Inada
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●体の特徴・生活の様子  

ガッシリした体つきで、クモのような体型をしています.
体毛が多いです.
植物の生える池沼・湿地・溝川などに広く生息します.
やわらかい泥の中に潜って生活します.
肉食で、あごを伸ばして小さな水生生物を捕まえます.
成虫:4月〜11月


【専門的に・・・】
平地〜低山地の池沼や水溜まり・水田・溝川
オオシオカラトンボと似ており、同所的にも生息します. オオシオカラトンボの背棘は肉眼でも確認できますが,泥がついて見にくい場合はほとんどが本種です.
成虫は,腹部の白粉が塩に見立てて,この和名がつきました.日本で最もなじみの深いトンボの一つといえます. オオシオオカラトンボより小さく,青みも薄いです.

よく似ている種類
オオシオカラトンボ

●環境とのかかわり
汚れた水でも生息できます。流れの穏やかな川や溝、池沼、学校のプールなど、あらゆる水たまりが生息場所になります。生命力が強く、とても強いトンボです。
その他の写真
頭部
by K. Inada
腹面
by K. Inada
下唇
by K. Inada
腹部
by K. Inada

生息環境: 兵庫県姫路市網干区浜田(標高5m)
by K. Inada

生息環境: 兵庫県揖保郡揖保川町袋尻(標高20m)
by K. Inada
伊丹市立鴻池小学校より提供/伊丹市天神川にて撮影