モノサシトンボ
Copera annulata (Selys)
トンボ目 均翅亜目 モノサシトンボ科 モノサシトンボ属

●体の特徴・生活の様子   

体は細長く,長い触角をもちます。
主に,植物が沢山はえる池沼に生息します。
肉食で,あごを伸ばして小さな水生生物を捕まえます。
個体数が少なく,あまり見つかりません。
成虫: 5月から9月

【専門的に・・・】
幼虫は,平地〜低山地のヨシやマコモ,その他の挺水植物の多い,やや鬱閉的な池沼や湿原の緩やかな流れに生息します。 ヤゴは尾鰓を上げ独特のポーズをとるので,肉眼でもイトトンボ科との見分けはつきます。 体毛が多いせいかゴミがつきやすく真っ黒に見えます。
成虫は,スマートだが大形で,腹部各節の後半に青が入り,モノサシの目盛りのようにみえることからこの和名がつきました。 雄は成熟すると美しい水色になります。 産卵は,水面付近の水中植物の組織内に,卵を産み付けます。

よく似ている種類
グンバイトンボ

●環境とのかかわり
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その他の写真
頭部背面
頭部腹面
下唇
腹端側棘

尾鰓

生息環境: 兵庫県夢前町寺大坪(標高180m)