細長い体で、尾 (エラ)を3本もちます。
長い触角を持ち、脚と尾にマダラ模様があります。
山間の渓流域で大きな細いヤゴが見つかれば本種です。
肉食で、あごを伸ばして小さな水生生物を捕まえます。
成虫: 5月上旬〜初秋
【専門的に・・・】
山間の渓流に多く見られます。
幼虫は、挺水植物が繁茂する渓流に生息します。挺水植物の根際や植物性堆積物の多いよどみでそれらにつかまって
生活しています。本種はハグロトンボを大きくしたような体つきで、同じ流域に生息するニシカトンボのヤゴは、
胴体が寸足らずのように短いので、区別しやすいです。
成虫は、日本均翅亜目の中では最大で、世界ランキングの中でも上位に入ります。雌雄とも赤褐色の翅に幅広い
濃帯色が入り美しい。産卵は、水中に潜って川中の木の根元や朽ち木の組織内に卵を産み付けます。
よく似ている種類
ニシカワトンボ
ハグロトンボ
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