カトリヤンマ
Gynacantha japonica Bartenef
トンボ目 不均翅亜目 ヤンマ科 カトリヤンマ属

●体の特徴・生活の様子 

細長い体ですが,ガッシリしています。
目は球状で大きい。
肉食で,あごを伸ばして小さな水生生物を捕まえます。植物が沢山はえる池沼や湿地に生息します。
成虫:6月〜11月


【専門的に・・・】
幼虫は,有機質の多い鬱閉的な池沼や湿地,水田および緩やかな流れに生息します。 挺水植物につかまったり,水底の植物性沈積物の陰に潜んで生活しています。通常,河川では見られることはありません。 直感的にはギンヤンマに似ていますが,頭部の斑紋が肉眼でも違うとわかります。
成虫は,成熟すると胸が美しい緑色になり,複眼もエメラルド色になります。また,腹部の付け根は青く,くびれます。 空中を飛び回り,蚊を捕まえて回るところからこの和名がつきました。

よく似ている種類
ギンヤンマ
クロスジギンヤンマ

●環境とのかかわり
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その他の写真
若齢

頭部

頭部後縁
下唇外
下唇内

側片・動鈎

側棘
尾端(オス)
腹部(メス)

生息環境: 兵庫県姫路市山田町藤ノ木自然公園(標高150m)