細長い体で、尾 (エラ)を3本もちます。
長い触角と、脚・尾のマダラ模様がこの種類の特徴になります。
平地〜丘陵地の、水生植物が繁茂する清流に生息します。
肉食で、あごを伸ばして小さな水生生物を捕まえます。
成虫:5〜7月
【専門的に・・・】
幼虫は、平地〜丘陵地の水生植物が繁茂する流れの緩やかな場所で見られます。
本流中流のツルヨシの根元や小川・用水路で見られる尾の長い細いヤゴは、ほとんどが本種です。
しばしば、アオハダトンボと混生しかつ酷似していますが、本種よりアオハダトンボの方がより清らかな水域を好む傾向が強く、
黒っぽく尾鰓の斑紋もはっきりしています。 また、オオカワトンボとも混生することがありますが、本種より尾鰓が短いため、
区別することができます。
成虫は、5月から10月に見られ、青緑の体に黒い羽根をもちます。特に雄は、体の体色が鮮やかで美しい。
本種のすむような河川の中流域は都市部や農村地帯にあることが多く、河川改修工事や家庭排水等の汚水の流入、 ヨシなどの挺水植物の減少により、産卵場所・幼虫の生息場所・羽化場所が減少しています。
よく似ている種類
アオハダトンボ
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