ツノツツトビケラ
Nippoberaea gracilis (Nozaki et Kagaya)
トビケラ目 ツノツツトビケラ科 ツノツツトビケラ属

●体の特徴・生活の様子 

種の特徴
・頭部および前胸背板は褐色で斑紋はない

生息環境など
兵庫県では淡路島南部の各河川上流部では、ほとんどの地点に分布しています(未発表)。ここは降雪もなく照葉樹林に覆われている場所です。巣はクロツツトビケラに形は似るが、同地域には暖温帯であるためクロツツトビケラは分布していません。

属の特徴
日本産1種,E.gracilisが最近記載されて,日本産のトビケラの科が1つ増えました(Nozaki and Kagaya, 1994; Nozaki et al. 1994).幼虫は本州中部の河川の上流から中流の,川岸の緩流部に生息しています.筒巣は,細かい砂粒とシルクで作られた円筒形.貧腐水性水域でしか発見されていません.(大阪府立大 谷田一三博士のHPより)

●環境とのかかわり
環境省が定めている水質指標では、「」に生息する種類となっています。
その他の写真

幼虫
頭部正面

幼虫
頭部背面
幼虫
頭部側面
幼虫
頭部腹面