クワヤマナガレトビケラ
Rhyacophila kuwayamai Schmid
トビケラ目 ナガレトビケラ科 ナガレトビケラ属

●体の特徴・生活の様子  

体長1〜2cm程度で、後頭部が白いことが特徴です。
渓流の石面を移動し、他の水生昆虫を食べます。
流れの緩やかな場所で見つかります。
サナギになってから成虫になります。
成虫:6月


[専門的に・・・]
ナガレトビケラ科のNigrocephala groupに属します。終齢幼虫は、体長は10〜19mmで、頭部・体型はともに 細長い特徴を持ちます。本種は、頭部の後方の1/4は淡色で、黒褐色の部分に明瞭な淡色点斑をもつことより、 同属他種と区別することが可能です。分布域は、北海道,本州,九州ですが、関東以西では稀な種類です。

よく似た種類
ムナグロナガレトビケラ
ニッポンナガレトビケラ

●環境とのかかわり
環境省が定めている水質指標では、「」に生息する種類となっています。
その他の写真

幼虫
頭部

幼虫
尾肢