日本産4種以上が雄成虫で記載,記録されています.この仲間の生態は,よく判っていないが,山地渓流に生息する種類
ヤセコヤマトビケラ A. yassensis (Tsuda)と,平地流に多く生息するコヤマトビケラ A. japonicus
(Tsuda) の2群とが,少なくとも生態的には区別され,系統的にも異なるようです(谷田,未発表).前者は,貧腐水性水域に分布しますが,後種はβー中腐水性水域まで分布は広がっています.生活史については,ヤセコヤマトビケラが最近調べられ,年1世代であり,奈良県の山地渓流では夏に羽化することが判明しました(Sameshima
and Sato, 1994).(大阪府立大 谷田一三博士のHPより)
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