成虫は,ツダコタニガワトビケラ C.tsudai (Ross)とコンコーラコタニガワトビケラ
C. concolor (Ulmer) の2種が分布することになっているが,後者の種類はかって東アジアに広く分布するとされ, 台湾や日本からも記録されていますが,これは明らかに誤同定です(Tanida,
in press).沖縄あるいは八重山産の雄成虫は,本州産の C.tsudaiとは微細な差異が生殖器にあり,恐らく別種と思われます (Tanida, in
press).
タニガワトビケラ属に比べてより大きな渓流に分布しますが,日本主島の河川では個体数は少ないです.しかし,沖縄島の河 川上流部では,この幼虫が優占種となることさえあるぐらい普通種となっています.貧腐水性水域に分布します.(大阪府立大 谷田一三博士のHPより)
|
|