コガタシマトビケラ属
Cheumatopsyche spp.
トビケラ目 シマトビケラ科 コガタシマトビケラ属

●体の特徴・生活の様子 
幼虫は、瀬の石の隙間に巣をつくり、網を張って、流れてくるデトリタス(藻類、落ち葉のクズなど) を食べます。一年中見られ、個体数は多い。
河川の上流域から下流域まで広く分布しますが、特に中流・下流域に多く見られます。 本属の幼虫を種まで識別することは大変難しいので、あまりお勧めできない。 挑戦されるかたは、顕微鏡を用いて、図鑑を参考にして観察してください。

【専門的に・・・】
国内で分布する種類は、コガタシマトビケラCheumatopshyche brevilineata (Iwata)、 ナミコガタシマトビケラ Cheumatopshyche infascia Martynov,ガロアシマトビケラ Cheumatopshyche gallosi (Matsumura)、未記載のサトコガタシマトビケラ Cheumatopshyche sp. です。 幼虫での種の区別は困難ですが、幼虫の頭部前縁のくぼみを用いた、暫定的な検索にとどまる。 コガタシマトビケラ属は、概ね上流域から下流域まで広く分布することから、水質の指標としての利用はあまり適切ではありません。


よく似ている種類
エチゴシマトビケラ属
シマトビケラ属
アミメシマトビケラ属

●環境とのかかわり
よく分りません。
その他の写真

幼虫

幼虫
頭部