ヒロアタマナガレトビケラ
Rhyacophila brevicephala Iwata
トビケラ目 ナガレトビケラ科 ナガレトビケラ属

●体の特徴・生活の様子 

幼虫は、巣を持たず石の間を歩きます。分布域は上流域から中流域まで広く、主に 小河川の瀬に生息しています。頭部は、形は丸に近く、色は黄色で、褐色の斑紋を沢山持つことが特徴です。 兵庫県ではムナグロナガレトビケラの次に記録が多い種類です。
羽化時期:3月〜10月と長い

【専門的に・・・】
腹部の体色は様々で淡黄褐色から淡青緑色まであるので、見分ける目安とはなりません。 見分けるポイントは、 頭部の色と形、尾肢での確認が必要です。
 ・頭部の長さは,幅の1.5倍より短い
 ・尾肢には副爪がない。
 ・頭部の地色は黄色で多数の褐色紋が散在する。
 ・尾肢鉤爪は無歯である。


よく似ている種類
なし

●環境とのかかわり
環境省が定めている水質指標では、「きれいな水」に生息する種類となっています。
その他の写真

幼虫
(MNHAH)

幼虫
側面

幼虫
頭部

幼虫
尾肢